JP2009529476A - 組み立てラインで工作物担持体を搬送する方法、工作物担持体および組み立てユニット - Google Patents

組み立てラインで工作物担持体を搬送する方法、工作物担持体および組み立てユニット Download PDF

Info

Publication number
JP2009529476A
JP2009529476A JP2008558740A JP2008558740A JP2009529476A JP 2009529476 A JP2009529476 A JP 2009529476A JP 2008558740 A JP2008558740 A JP 2008558740A JP 2008558740 A JP2008558740 A JP 2008558740A JP 2009529476 A JP2009529476 A JP 2009529476A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
workpiece carrier
primary part
conveyor belt
assembly
workpiece
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2008558740A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009529476A5 (ja
Inventor
フィッシャー、ザシャ
グローサー、ペーター
ハイネマン、ゲアハルト
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Siemens AG
Original Assignee
Siemens AG
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Siemens AG filed Critical Siemens AG
Publication of JP2009529476A publication Critical patent/JP2009529476A/ja
Publication of JP2009529476A5 publication Critical patent/JP2009529476A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K41/00Propulsion systems in which a rigid body is moved along a path due to dynamo-electric interaction between the body and a magnetic field travelling along the path
    • H02K41/02Linear motors; Sectional motors
    • H02K41/03Synchronous motors; Motors moving step by step; Reluctance motors
    • H02K41/031Synchronous motors; Motors moving step by step; Reluctance motors of the permanent magnet type
    • H02K41/033Synchronous motors; Motors moving step by step; Reluctance motors of the permanent magnet type with armature and magnets on one member, the other member being a flux distributor
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K7/00Arrangements for handling mechanical energy structurally associated with dynamo-electric machines, e.g. structural association with mechanical driving motors or auxiliary dynamo-electric machines
    • H02K7/14Structural association with mechanical loads, e.g. with hand-held machine tools or fans
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T29/00Metal working
    • Y10T29/53Means to assemble or disassemble
    • Y10T29/53539Means to assemble or disassemble including work conveyor

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Non-Mechanical Conveyors (AREA)
  • Control Of Conveyors (AREA)

Abstract

本発明によれば、組み立てラインでの工作物担持体の搬送は、一次部分がマグネットコイルと永久磁石の双方を有し且つ二次部分が固有の永久磁石を有していない新規のリニアモータを使用することによって行なう。工作物担持体(24)は、二次部分に対し等間隔で配置されている切欠き部(28)を備えた軟磁性板(26)を設けることによって、且つ一次部分を適当に配置することによって移動させることができる。組み立てラインにおいては、一次部分が既存の搬送ベルト(44)の機能を補完するようにしてよい。また、搬送ベルト(44)がこの種の一次部分(32)によって完全に代用されるようにしてもよい。

Description

本発明は、組み立てラインで工作物担持体を搬送する(移動させる)方法に関する。また、本発明は、新規な工作物担持体および新規な組み立てユニット(組み立てセル)にも関わる。
組み立てラインは、基本的には、複数個の組み立てユニット、たとえば組み立てセルから成っている。従来技術では、搬送ベルトが工作物担持体を組み立てセルから組み立てセルへと搬送する。工作物は工作物担持体で保持されている。工作物は各組み立てセルで加工される。1つの組み立てセルは通常少なくとも1つの加工ユニットを含んでいる。1つの組み立てセルでは、通常1つから4つの製造ステップ、典型的には2つの製造ステップが実施される。組み立てセルの内部でも搬送ベルトは工作物を備えた工作物担持体を加工ユニットから加工ユニットへと搬送する。
通常、搬送ベルトは連続作動するように構成されており、規則正しく移動する。もちろん、加工ユニットで製造ステップを実施するには、工作物担持体が搬送ベルトで動かないようにしなければならない。このため、通常は2つの段階が設けられている。すなわち、加工ユニットの受け側に、電気または空気圧で操作されるストッパーが装着される。これらのストッパーを用いて工作物担持体を搬送ベルトから持ち上げるか、或いは、工作物担持体と搬送ベルトとのそれまでの摩擦を解消させて搬送ベルトが工作物担持体の下を移動し、他方工作物担持体は停止されるように、工作物担持体を機械式にブロックさせる。
ストッパーにより、走入してくる工作物担持体が加工ユニットの前方で停止されるよう保証されている。その都度1つの工作物担持体のみが加工ユニット内へ到達する。他の工作物担持体は、現在の製造ステップが終了するまで、加工ユニットから間隔をもって待機する。その間、搬送ベルトは一定速度で作動する。このとき、工作物担持体は受け側から加工ユニットの加工位置へ移送される。この場合、搬送ベルトが再び使用されるか、或いは、グリッパーアーム等が工作物担持体を加工位置へもたらすような処置も取られる。工作物担持体を加工位置に保持するため、たとえば固定ピンのような特殊な機械要素が設けられているが、このような機械要素も電気または空気圧で駆動されねばならない。
加工位置では工作物の精密加工を行なうことができる。しかしながら、従来技術では、工作物担持体の位置の正確な制御は不可能である。従来は、工具にサーボ駆動される運動軸を具備させて、搬送ベルトの搬送方向に運動させることができるようにしていた。
電気または空気圧で操作されるストッパーを使用すること、および、工作物担持体を加工ユニットに固定するための要素を使用することは、比較的高コストを伴う。電気または空気圧で操作される部材は故障しがちである。その故障をソフトウェアを介してシミュレートし分析することも困難である。故障が発生すると、通常はそれを保守員が調べねばならず、面倒である。
システムは比較的順応性がなく、個々の組み立てセルの改装は困難である。これは、特に、組み立てラインの基本構成を利用して種々の生産物をそれほど大量に製造せず、よって頻繁な改装が必要である場合に不具合である。
本発明の課題は、順応性があり、わずかな保守コストで済み、それにもかかわらず可能な限り正確に且つ高速に進行させることのできる、組み立てラインで工作物担持体を搬送する方法を提供することである。
本発明によれば、請求項1に記載の方法と、請求項7に記載の工作物担持体と、請求項9に記載の組み立てユニットとが提供される。
本発明は、最近のリニアモータを組み立てラインで使用できるという認識に基づいている。最近のリニアモータは、マグネットコイルだけでなく永久磁石をも組み込んだ一次部分を有している。磁束はその都度二次部分へ誘導され、二次部分自体が永久磁石である必要はない。二次部分を準備するには、等間隔に配置された複数個の切欠き部を備えた軟磁性板で十分である。本発明によれば、工作物担持体がこの種の板を備えているが、一次部分との相互作用のみが全体構成により保証されている場合には、この種の板は任意の個所に取り付けられていてよい。
一次部分は適宜制御されればよい。一次部分の「制御」とは、マグネットコイルに対し直接に供給電流を供給することを意味するとともに、構成がいくぶん複雑である場合には、マグネットコイル用の適当な電流信号を生じさせるコンピュータコントロールユニットによって加工用の制御信号を供給することをも意味している。二次部分の内部に永久磁石が設けられているリニアモータの場合とは異なり、本発明によれば、最近のリニアモータを使用して工作物担持体を任意の組み立てラインで搬送することが可能になり、金属屑が発生するような場所でもこれは可能である。工作物担持体が永久磁石であれば、後者のケースは不可能である。特に、本発明による工作物担持体は、磁気が存在していてはならないような作業領域でも使用することができる。
本発明による工作物担持体には制限がない。工作物担持体は、軟磁性板を除けば任意に成形されていてよい。工作物担持体のそれぞれにはたとえば複数個の工作物受容部を装着させることができる。
有利な実施態様では、一次部分は二次部分としての工作物担持体と協働して前記ストッパーの機能を果たす。換言すれば、一次部分は、搬送ベルト上で加工ユニットの受け側から進入してくる工作物担持体を停止するように制御される。ストッパーが設けられていないので、故障の原因がない。リニアモータ自体は故障が少ない。リニアモータの保守は実質的に必要ないので、保守コストは減少している。プロセス上のエラーはソフトウェアを介してシミュレートし分析することができる。運動過程全体をプログラミングすることができるので、システム全体は総じて順応性がある。
したがって、有利な実施態様では、一次部分が、進入してくる工作物担持体を単にすぐにストッパーへもたらすのではなく、工作物担持体の速度を連続的に、たとえば直線的にゼロへ導くことが可能である。この場合、一次部分は工作物担持体を進入速度からゼロへ非常に穏やかに制動させる。
他の有利な実施態様では、一次部分は、従来工作物担持体を加工ユニットの受け側から加工位置へ移送させていた機械要素を代用する。一次部分は工作物担持体を単独で加工位置に固持することができるので、固定ピン等は設けられない。この場合、工作物担持体を受け側で停止させることは必ずしも必要でない。
したがって上記有利な実施態様の場合、従来技術で故障の原因になっていた他の構成部材を設けずに済む。
有利な実施態様では、二次部分(工作物担持体)の運動はリニアモータの一次部分によって制御されるだけでなく、調整も行なわれる。したがって、特に工作物担持体を少なくとも1つの目標位置へもたらすために(たとえば前記のように工作物担持体を加工位置へ移送する場合に)、工作物担持体の位置および/または速度に関する少なくとも1つの測定量を常時または反復して検出する。この測定量は(実際値信号として)一次部分のための制御信号を調整する際に使用する(この場合、適当なコンピュータユニットを設けることを前提としている)。
前記調整により、特定の位置への工作物担持体の高精度な位置決めが可能になる。この場合に得られる精度は、従来技術による機械式、空気圧式解決手段の場合よりも10倍高い。
本発明による二次部分(工作物担持体)とともに一次部分を使用することの利点は多数あり、他の有利な実施態様では搬送ベルトを完全に省略できる。その代りに、組み立てラインにおいて工作物担持体の搬送はもっぱら一次部分を使用して行われる。もちろんこの場合、組み立てライン全体に沿って、組み立てセル内部の複数個の異なる加工ユニットの間、および、個々の組み立てセルの間(或いはその移行部)でも、中断のない一続きの一次部分が設けられていなければならない。しかし、これに伴うコストにはそれだけの価値がある。というのは、もっぱらリニアモータの一次部分を使用するので、搬送ベルトに比べて故障しにくい搬送システムが設けられるからである。
本発明による工作物担持体に設けられる(軟磁性)板は、すでに述べたように、等間隔に配置された複数個の切欠き部を有している。これらの切欠き部は有利には同種のものであり、特に(エッジにある切欠き部を除けば)すべて同形である。
板は、基板から垂直に上方へ向いている、いわば工作物担持体の(独立した)壁として用いることができる。
有利には、工作物担持体には(たとえば切欠き部に対し平行になるように前記板に)規則的な間隔をもって配置されたマーキング部が設けられている。これらのマーキング部は位置測定センサによる検知に用いる。たとえば、レーザ光線またはLEDの光を反射させるために反射性ペイント塗装部を備えた小さな切欠き部であってよい。
本発明は、組み立てラインで使用するための組み立てユニット(たとえば組み立てセル)にも関する。この種の組み立てユニットは加工ユニットを有し、複数個のマグネットコイルおよび永久磁石を有する、リニアモータの少なくとも1つの一次部分が設けられていることを特徴としている。
一次部分は適宜位置決めされている必要がある。たとえば、組み立てユニットは連続した搬送ベルトを有している。「連続している」とは、搬送ベルトが入口側で工作物担持体を隣接の組み立てユニットから受け取り、出口側で他の隣接の組み立てユニットへ受け渡すことである。この場合、一次部分は、搬送ベルト上で進入してくる二次部分(工作物担持体)の速度を本発明にしたがって変化させることができるように搬送ベルトに位置決めされている必要がある。
また一次部分は、工作物担持体を加工ユニットの加工位置へもたらすことができるように位置決めされている必要もある。
次に、本発明の有利な実施形態を図面を参照して説明する。
図1は従来技術による組み立てセルの内部構造を示し、搬送ベルト10は工作物(ワーク)14を備えた複数の工作物担持体(ワークキャリア)12を加工ユニット16へ搬送し、ここから搬出させる。加工ユニット16は可動な(矢印を参照)工具18を有している。
組み立てセル内部の加工ユニット16の受け側には、機械式、液圧式または空気圧式のストッパー20が配置されている。このストッパー20は、到着する工作物担持体12に対し機械式に作用して、現時点で工作物14’を有する工作物担持体12’がある加工位置に工作物担持体12が進入するのを阻止している。ストッパー20は通常は工作物担持体12を固持し、搬送ベルト10はこの工作物担持体12の下を滑動する。
加工位置において、工作物14’を有する工作物担持体12’は固定ピン22により固持される。したがって、工具18は工作物14’に作用して本来の加工を行なうことができる。
ストッパー20および固定ピン22の使用は機械式に高コストであり、しばしば故障の原因になる。
本発明は、ストッパー20および固定ピン22の代わりにリニアモータ装置を使用する。
このためには、一次部分側に励磁部を配置したリニアモータの二次部分として機能する工作物担持体24が準備されることが前提である。リニアモータは、実質的に従来のステータの役割を担っている一次部分と、従来のロータの役割を担っている二次部分とから成る。従来のリニアモータと異なる点は、一次部分がマグネットコイルだけでなく、複数の永久磁石を有している点である。これに対し、二次部分24は永久磁石を有していない。その代わり、二次部分つまり工作物担持体24には、板26が設けられている。板26は、本実施形態では、工作物担持体24の基板27から垂直に立ち上がり、いわば「側壁」として用いられる。板26は軟磁性材、たとえば適当な鋼材から成っており、そして複数の切欠き部28を有している。これらの切欠き部28は互いに規則的な間隔をもっており、本実施形態では、これらの切欠き部28の間にある細条部30よりもわずかに幅広である。切欠き部28は本実施形態では丸みをおびた矩形の形状を有しているが、他の形状も考えられる。これに関しては、一次部分側に励磁部を配置したリニアモータに関する、本出願以前の刊行物を参照してもらいたい。
細条部30を介在させた切欠き部28は本来の磁気的相互作用を生じさせる。これは図3に認められる。ここでは、一次部分が長尺の筐体32として示されている。重要なことは、この長尺の筐体32が作用面34を持っており、マグネットコイルと永久磁石とによって一次部分32の内部に発生した磁束が前記作用面34から出て二次部分24と相互作用することである。この場合、工作物担持体24の切欠き部28間の間隔は、典型的には、一次部分32の内部におけるコイルと永久磁石との組み立て間隔(図3には図示せず)に対応している。
工作物担持体24は、板26を除けば、従来のように2つのいわゆる工作物受容部36を有している。これらの工作物受容部36は1つ(または2個)の工作物を固定するための保持溝38をそれぞれ有している。なお、板26には、前記切欠き部28に加えて他の切欠き部が前記切欠き部28の上方に設けられている。これら他の切欠き部を図では40を付されている。切欠き部40は、図3においてブロックで図示されて42を付されたいわゆるリニア測定システムのためのマーキング部として用いる。リニア測定システム42は、光信号発生器と、光信号が反射して戻ってきたかどうかを測定するセンサとを有している。工作物担持体が移動すると、切欠き部40も移動する。1つの光信号が交互に反射して戻ってくるが、再度反射して戻ってくることはない。コンピュータユニット(図示せず)が、何番目の切欠き部40がリニア測定システム42を通過したかを計数して「検知し」、その結果工作物担持体の位置を正確に検出することができる。光信号を使用する代わりに、リニアシステムを磁気作動(誘導作動)させてもよい。
工作物担持体は通常どおり搬送ベルト44上を移動する。図4は組み立てセルの説明図であるが、これは典型的な構造形式のものである。図をわかりやすくするため、一次部分32を備えたテーブル45は、ここでは開放して図示して全体を46で示した組み立てセルの一部として取り出した状態で図示してある。組み立てセル46は入口側47と出口側48とを有している。その横に、構造が同一である組み立てセル46を直接設置でき、その結果一方の組み立てセルの入口側47が他方の組み立てセルの出口側48に接続して配置されるように構成されている。したがって、対応する搬送ベルト44は工作物担持体を組み立てセル46から組み立てセル46へ搬送する。内部には加工ユニットが設けられている。この種の加工ユニットは図示を簡単にするために図4には図示していない。図1には加工ユニット16が図示されているが、これに対応して、工作物担持体24は搬送ベルト44により加工ユニットの受け側へ搬送される。そこには一次部分32がある。したがって、工作物担持体24が組み立てセル46の入口側47を介して(図示していない)加工ユニットの受け側に到達すると、図3に図示した状況が生じ、すなわち板26が一次部分32の作用面34と協働することができる状況が生じる。これに対応して一次部分32が制御され、搬送ベルト44の速度に対し工作物担持体24を制動させる。換言すれば、一次部分32は搬送ベルト44が支障なく作動している間に工作物担持体24を移動または搬送させる責務を有している。その後工作物担持体24はたとえば図3に図示した位置へ移動される。この位置は加工位置であってよい。この場合、正確な位置決めのために、リニア測定システム42を投入することができる。すなわち工作物担持体24のそのときの位置が測定され、場合によってはその速度も測定され、これに依存して対応する制御信号が一次部分32のために作成され、その結果工作物担持体24が正確に位置決めされる。
図4の組み立てセル46の場合、このようにして工作物担持体は加工位置に到達し、そこで工作物担持体24上にある工作物(図示せず)を加工することができる。図4からわかるように、組み立てセル46内にはテーブル状の2個のユニット45が設けられている。これに対応して2個の加工ユニット(図示せず)も設けられている。それぞれの加工ユニットには対応して1つの一次部分32が設けられている。一次部分32の間を工作物担持体24が搬送ベルト44により移動させる。搬送ベルト44は最終的に工作物担持体を(出口48を介して)組み立てセル46から搬出させる。
完全を期すため簡単に述べておくと、第2の搬送ベルト44’が設けられている。この第2の搬送ベルト44’は工作物担持体24を出発位置へ逆送するために用いられる(搬送ベルト44’により逆送する際、工作物担持体を他の加工ユニットに接近させることはしない)。それぞれ最後の組み立てセル46は、搬送ベルト44を搬送ベルト44’と結合させているU字状部材の搬送ベルトと結合されている。それ故、搬送ベルト44と搬送ベルト44’とは、厳密に言えば、連続的に前進する同一の搬送ベルトである。
図1と図4を比較すると明らかであるように、本発明ではストッパー20と固定要素21とが設けられておらず、その代わり一次部分32が使用される。一次部分32は、機械式または空気圧式の前記部材20,22よりも保守の必要性が格段に少なく、故障も著しく少ない。
一歩進んで、搬送ベルト44を完全に省略することもでき、工作物担持体24を一次部分32だけを用いて搬送させることができる。もちろん、この場合には、複数個の一次部分を互いに直接並設させて隙間なく連続して配置せねばならない。
一次部分32を使用すると、工作物担持体を正確に位置決めできるという利点もある。構成全体はコンピュータユニット50を使用して簡単に制御することができる(図4を参照)。
従来技術にしたがって組み立てラインで工作物を搬送するための方法を説明する図である。 本発明による工作物担持体の斜視図である。 一次部分と図2に図示した二次部分としての工作物担持体と搬送ベルトとを備えた組み立てセルの内部の斜視図である。 本発明による組み立てセルの構成を説明する概略図である。
符号の説明
24 工作物担持体(二次部分)
26 板
28 切欠き部
32 一次部分
42 リニア測定システム
44 搬送ベルト

Claims (11)

  1. 組み立てラインに、リニアモータの少なくとも1つの一次部分(32)を配置し、一次部分(32)は複数個のマグネットコイルおよび永久磁石を有し、
    各工作物担持体(24)が、等間隔に配置された複数個の切欠き部(28)を備えた軟磁性板(26)を有し、リニアモータの二次部分として機能し、
    一次部分(32)に輸送された工作物担持体(24)に運動を変化させる力が作用するように一次部分(32)を制御する
    ことを特徴とする組み立てラインで工作物担持体を搬送する方法。
  2. 組み立てラインに、工作物担持体(24)によって運ばれる少なくとも1つの工作物を加工するための複数個の加工ユニットが設けられ、複数個の工作物担持体(24)が搬送ベルト(44)により1つの加工ユニットからそれぞれ次の加工ユニットへ搬送され、少なくとも1つの加工ユニットの受け側に、リニアモータの一次部分(32)が配置され、常時移動している搬送ベルト(44)上で前記受け側から進入する工作物担持体(24)を一次部分(32)が停止させるように該一次部分(32)を制御することを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 工作物担持体(24)の速度を一次部分(32)により搬送速度から連続的にゼロへ導くことを特徴とする請求項2に記載の方法。
  4. 一次部分(32)が、工作物担持体(24)を停止させることなく加工ユニットへ移送することを特徴とする請求項1に記載の方法。
  5. 工作物担持体(24)を少なくとも1つの目標位置へもたらすために、工作物担持体(24)の位置および/または速度に関する少なくとも1つの測定量を常時または反復して検出し、一次部分(32)用の制御信号を調整する際に使用することを特徴とする請求項1ないし4の1つに記載の方法。
  6. 組み立てラインにおいて、リニアモータの一次部分のみを使用して工作物担持体(24)の搬送を行なうことを特徴とする請求項1または5に記載の方法。
  7. 等間隔に配置された複数個の切欠き部(28)を備えた軟磁性板(26)が設けられていることを特徴とする工作物担持体。
  8. 位置測定センサ(42)による検知のために、規則的な間隔をもって配置されるマーキング部(40)が設けられていることを特徴とする請求項7に記載の工作物担持体。
  9. 少なくとも1つの加工ユニットを備え、組み立てラインで使用するための組み立てユニット(46)において、複数個のマグネットコイルおよび永久磁石を有する、リニアモータの少なくとも1つの一次部分(32)が設けられていることを特徴とする組み立てユニット。
  10. 工作物担持体(24)を入口側(47)で受容し、出口側(48)から搬出させる連続作動式搬送ベルト(44)を備え、一次部分(32)が、搬送ベルト上で進入してくる請求項7または8に記載の工作物担持体の速度を変化させることができるように、搬送ベルト(44)に位置決めされていることを特徴とする請求項9に記載の組み立てユニット。
  11. 一次部分(32)が、工作物担持体(24)を加工ユニットの加工位置へもたらすことができるように位置決めされていることを特徴とする請求項9または10に記載の組み立てユニット。
JP2008558740A 2006-03-15 2007-01-26 組み立てラインで工作物担持体を搬送する方法、工作物担持体および組み立てユニット Pending JP2009529476A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE102006011974A DE102006011974A1 (de) 2006-03-15 2006-03-15 Verfahren zum Transportieren von Werkstückträgern in einer Montagelinie, Werkstückträger und Montageeinheit
PCT/EP2007/050761 WO2007104597A1 (de) 2006-03-15 2007-01-26 Verfahren zum transportieren von werkstückträgern in einer montagelinie, werkstückträger und montageeinheit

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009529476A true JP2009529476A (ja) 2009-08-20
JP2009529476A5 JP2009529476A5 (ja) 2009-10-01

Family

ID=37991814

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008558740A Pending JP2009529476A (ja) 2006-03-15 2007-01-26 組み立てラインで工作物担持体を搬送する方法、工作物担持体および組み立てユニット

Country Status (4)

Country Link
US (1) US8430233B2 (ja)
JP (1) JP2009529476A (ja)
DE (1) DE102006011974A1 (ja)
WO (1) WO2007104597A1 (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102007057468B4 (de) 2007-11-29 2012-10-04 Branson Ultraschall Niederlassung Der Emerson Technologies Gmbh & Co. Ohg Vibrationsschneidvorrichtung und ein Verfahren zum Vibrationsschneiden
JP6449530B2 (ja) * 2013-01-15 2019-01-09 株式会社三井ハイテック 回転子積層鉄心の製造方法
US20140209434A1 (en) * 2013-01-31 2014-07-31 Honda Motor Co., Ltd. Apparatus for use with fixture assembly and workpiece
CA2919036C (en) * 2013-07-29 2020-07-07 Ats Automation Tooling Systems Inc. Conveyor bearing system
EP3034441B1 (de) * 2014-12-17 2017-04-19 UHLMANN PAC-SYSTEME GmbH & Co. KG Transportvorrichtung zum Fördern von Produkten
JP6521772B2 (ja) * 2015-07-07 2019-05-29 キヤノン株式会社 搬送システム及びその制御方法、並びに台車及びその制御方法
CN106141789B (zh) * 2015-07-31 2018-08-31 宁夏巨能机器人系统有限公司 一种堆垛料道的定位装置及其定位方法
CN106181537B (zh) * 2016-08-31 2018-07-27 江苏迈尔汽车零部件有限公司 悬架上支架的钻孔进料输送装置
AT523640B1 (de) * 2020-04-27 2021-10-15 B & R Ind Automation Gmbh Stützstruktur für einen Planarmotor
DE102020211394A1 (de) 2020-09-10 2022-03-10 Volkswagen Aktiengesellschaft Vorrichtung und Verfahren zur Positionsbestimmung eines Werkstücks
CN112960350B (zh) * 2021-02-02 2024-06-11 广州市通海金属制品有限公司 一种金属罐加工生产线

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58182467A (ja) * 1982-04-16 1983-10-25 Res Dev Corp Of Japan リニアモ−タによる搬送位置決め装置
JPS60177690U (ja) * 1984-04-27 1985-11-26 神鋼電機株式会社 リニアモ−タを使用した搬送装置
JPS6181104A (ja) * 1984-09-27 1986-04-24 Toshiba Corp 搬送装置
JPS6198170A (ja) * 1984-10-17 1986-05-16 Hitachi Ltd 片側励磁式リニア誘導モ−タの停止位置決め方法

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3618194A1 (de) * 1986-05-30 1987-12-03 Bosch Gmbh Robert Lineareinheit
NL8902277A (nl) 1989-09-12 1991-04-02 Walker Hagou Bv Magnetisch spangereedschap.
JPH04156263A (ja) * 1990-10-16 1992-05-28 Nippon Thompson Co Ltd 小形リニアモータ駆動装置
JP2652501B2 (ja) * 1993-04-08 1997-09-10 花王株式会社 充填方法及び装置
JP3407980B2 (ja) * 1994-06-20 2003-05-19 日本トムソン株式会社 リニア電磁アクチュエータ及びこれを具備した駆動ユニット
GB2343997B (en) * 1998-11-23 2003-06-25 Linear Drives Ltd Coaxial linear motor for extended travel
DE10150319C1 (de) 2001-10-11 2003-05-28 Siemens Ag Transfervorrichtung für Werkstückträger
US20050061195A1 (en) * 2002-12-12 2005-03-24 Heinrich Lutz Conveying device
DE102004045992A1 (de) 2004-09-22 2006-04-06 Siemens Ag Elektrische Maschine

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58182467A (ja) * 1982-04-16 1983-10-25 Res Dev Corp Of Japan リニアモ−タによる搬送位置決め装置
JPS60177690U (ja) * 1984-04-27 1985-11-26 神鋼電機株式会社 リニアモ−タを使用した搬送装置
JPS6181104A (ja) * 1984-09-27 1986-04-24 Toshiba Corp 搬送装置
JPS6198170A (ja) * 1984-10-17 1986-05-16 Hitachi Ltd 片側励磁式リニア誘導モ−タの停止位置決め方法

Also Published As

Publication number Publication date
US8430233B2 (en) 2013-04-30
DE102006011974A1 (de) 2007-09-20
WO2007104597A1 (de) 2007-09-20
US20100314215A1 (en) 2010-12-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2009529476A (ja) 組み立てラインで工作物担持体を搬送する方法、工作物担持体および組み立てユニット
US11249031B2 (en) Inspection system and method for analysing defects
KR100970080B1 (ko) 캐리어 테이프의 위치 결정 장치
US8008815B2 (en) Planar stage moving apparatus for machine
US5163222A (en) Method and apparatus for loading metal leadframes with electronic components
JP2009529476A5 (ja)
US11969841B2 (en) Transport system, transport method, and article manufacturing method
JP2019103225A (ja) 搬送装置、加工システム、および物品の製造方法
TW201422505A (zh) 用於周向地運輸物件之運輸裝置
US20050061195A1 (en) Conveying device
CN204373606U (zh) 一种电梯厅门板宽度在线检测系统
US6283039B1 (en) Conveying system using linear motor
US11926485B2 (en) Processing system and article manufacturing method
JP7058977B2 (ja) 搬送装置、加工システム、および物品の製造方法
CN116697870A (zh) 测位装置、驱动装置、测位方法及存储介质
CN112777250A (zh) 线性输送装置
JP7447274B2 (ja) 搬送装置およびスライダの位置検出装置
US10951092B2 (en) Transport system, carriage, positioning apparatus, processing system, and positioning method
KR20160000962A (ko) 고정밀 이송 스테이지
JP2022044957A (ja) 搬送システム、加工システム、物品の製造方法、搬送システムの制御方法、プログラムおよび記憶媒体
NL2018266B1 (en) Planar positioning device
JP2011223048A (ja) 基板に実装するための、モジュール状に構成された装置
CN221479320U (zh) 天车自动校准定位的装置和系统
CN100402396C (zh) 用于装载或卸下卷好的卷筒的托架的定位设备
US20220306397A1 (en) Transport device and method for position monitoring

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090803

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090803

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20090803

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120605

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120822

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20130305