JP2009529262A - Wfsシステムのシミュレーション及び音響特性の補償のための装置及び方法 - Google Patents

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Abstract

WFSシステムにおけるエイリアシング補正は、バーチャルソースに特有のエイリアシングフィルター特性を確認することによって達成される。このエイリアシングフィルター特性は例えばエイリアシング周波数であり、ソースの位置情報に基づいて確認される。このエイリアシングフィルター特性は、前記ソースのオーディオ信号または前記ソースの成分信号に適したフィルタリングを行うための適応対エイリアシングフィルターを得るために、使用される。
【選択図】図1a

Description

本発明は、波動場合成(WFS)システム、特に、WFSシステムにおけるエイリアシング補正に関する。
エンターテインメント電子工学の分野において、新しい技術と革新的な製品に対する要求が高まりつつある。最高の機能性と性能を提供することが、新しいマルチメディアシステム成功の重要な必須条件である。デジタルテクノロジー、特にコンピュータテクノロジーを用いることによって達成できる。この例として、高品質の現実に近いオーディオビジュアル効果を提供する応用が挙げられる。従来のオーディオシステムには、自然またバーチャル環境の空間的音再生の質の点で問題があった。
オーディオ信号のマルチチャンネルラウドスピーカ再生方法が複数知られており、長年にわたって標準化されてきた。一般的な全ての技術には、ラウドスピーカの設置場所と視聴者の位置の両方にすでに転送フォーマットが決められているという欠点があった。ラウドスピーカが視聴者に対して異なる場所に配置されると、オーディオの質が非常に低下する。最高の音質が得られるのは、再生空間のわずかな範囲、いわゆるスウィートスポット内のみである。
音の再生におけるより大きな壁や覆いだけでなくより自然な空間的印象は、新しい技術の助けで達成できる。この技術の原理、いわゆる波動場合成(WFS)は、デルフト技術大学で研究され、1980年代の終わりに最初に発表された(A.J.バークアウト、D.ドゥ・ヴリエ及びP.ヴォーゲルによる「波動場合成による音響コントロール」JASA93、993)。
この方法はコンピュータの力と転送速度に非常に頼るものであるので、WFSは今日に至るまでほとんど実用化されてはいなかった。今日、マイクロプロセッサ技術とオーディオ符号化の分野の進歩がこの技術の具体的な応用を可能にした。専門分野における最初の製品が来年出来る見込みである。また、2〜3年のうちに、一般消費者のための最初のWFS応用の製品が市場に出回る予定である。
WFSの基礎的な考えは、波動理論のホイヘンスの原理の応用に基づいている。
波によって捕えられる各ポイントは球形または円形状に広がる基本波の出発点である。
音響に応用すると、入ってくる波頭のあらゆる任意の形は、横並びに配置された多数のラウドスピーカ(いわゆるラウドスピーカアレイ)によって折り返され得る。最も単純な場合、ラウドスピーカが一列に並んでいる状態で一つの音源を再生するという場合であるが、個々のラウドスピーカから放射される音場が正確に重なるように、各ラウドスピーカのオーディオ信号が時間遅延と振幅調整がなされて送られなければならない。複数の音源がある場合、それぞれの音源の各ラウドスピーカへの貢献度が別々に計算され、その結果として生じる信号が加えられる。再生される音源が反響壁を有する部屋の中にある場合、その反響もまた、付加的な音源としてラウドスピーカアレイを通して再生されなければならない。このように、必要な計算量は、音源の数、レコーディング室の音響特性及びラウドスピーカの数に大いによるものである。
特に、この技術の利点は、広い範囲の再生スペースにわたり、自然空間的音響効果が可能であるということである。公知の技術と比較して、音源の方向及び距離が非常に正確に再生される。ある程度まで、バーチャル音源が実際のラウドスピーカアレイと視聴者の間に配置されてもかまわない。
WFSは特性がわかっている環境においてはよく機能するが、その特性が変化したり、WFSが実際の環境特性と合致していない設定に基づいて行われると、不都合が起こる。
しかし、WFSシステムの技術は、視覚を対応する空間的聴覚で補う際に、有効に利用することもできる。バーチャルスタジオでの制作の際に、前もって、仮想場面が本物であるかのような視覚効果が前景に与えられている。その画像に合致する音響は、通常、後にいわゆる後制作として手動でオーディオ信号に乗せられるか、または、実際、金銭的にも時間的にもかかりすぎるものとして考えられ、無視されている。これにより、通常個々の感覚において矛盾が生じ、本物ではないと認識される作られた空間、つまり作られた場面となってしまう。
W.ドゥ・ブルジン及びM.ブーンによる「オーディオ・ビデオシステムにおける空間的オーディオと二次元的ビデオ投影との合成効果に関する主観的実験」(AES学会報5582、2002年5月10〜13日、ミュンヘン)には、オーディオ・ビデオシステムにおける空間的オーディオと二次元的ビデオ投影との合成効果に関する主観的実験が説明されている。特に、カメラから異なる位置に立ち、ほぼ互いの背後に立つ二人の話し手は、これら互いの背後に立っている二人の人物が見え、WFSの助けによって異なるバーチャル音源として再構築される場合には、視聴者によってよりよく認識されることが強調されている。このように、主観的テストによって、リスナーは、同時に話す二人の話し手を別々によりよく理解し区別することができることが明らかとなった。
オーディオの分野において、WFS技術によって、広い範囲のリスナーのための良い空間的音が達成できる。前述したように、WFSは、波頭は基本波の重畳によって整形され形作られ得るというホイヘンスの原理に基づいている。数学的に正確で論理的な説明によれば、無限に小さな距離にある無限の数の源が基本波生成のために使用されるべきである。しかし、実際には、有限に小さな距離にある有限の数のラウドスピーカが使用される。これらラウドスピーカのそれぞれは、WFS原理による、特定の遅延及び特定のレベルを有するバーチャルソースからのオーディオ信号で制御される。全てのラウドスピーカのレベル及び遅延は、通常、異なっている。
前述したように、WFSシステムはホイヘンスの原理に基づき動作し、与えられた波形、例えば、ショー会場またはショー会場のリスナーまで特定の距離をおいて配置されているバーチャルソースの波形を、多様な個々の波によって再構築するものである。従って、WFSアルゴリズムは、ラウドスピーカアレイからそれぞれのラウドスピーカの実際の位置に関する情報を収集し、各ラウドスピーカが最終的に放射すべき成分信号を演算する。そして、一つのラウドスピーカからのラウドスピーカ信号と他の作動しているラウドスピーカからのラウドスピーカ信号とを重畳し、これにより、リスナーが多数のラウドスピーカからではなく、バーチャルソースの位置にあるただ一つのラウドスピーカから音の放射を受けているという感じを持つ再構築が行われる。
WFSセッティングの数個のバーチャルソースのために、各ラウドスピーカへの各バーチャルソースの貢献、つまり、第1のラウドスピーカのための第1のバーチャルソースの成分信号、第1のラウドスピーカのための第2のバーチャルソースの成分信号等が計算され、最終的に実際のラウドスピーカ信号を得るために、それらの成分信号を合算する。例えば、三つのバーチャルソースの場合、リスナーの位置で、全ての作動しているラウドスピーカのラウドスピーカ信号が重畳され、これにより、リスナーは、多数のラウドスピーカのアレイから音の放射を受けているのではなく、彼または彼女が聞いている音は、特定の位置にある三つの音源、つまりバーチャルソースから聞こえているのだという感じを持つのである。
実際、バーチャルソースに関する遅延され及び/または逓減されたオーディオ信号を得るために、成分信号の計算は、ほとんどの場合、バーチャルソースに関するオーディオ信号によって行われ、オーディオ信号は、そのバーチャルソースの位置及びラウドスピーカの位置によって決まるある瞬間における遅延及び計数逓減率が与えられている。一つのバーチャルソースしかない場合にはこれは即座にラウドスピーカ信号を表し、複数のバーチャルソースの場合には、他のバーチャルソースのラウドスピーカの成分信号と合算された後、ラウドスピーカ信号が算出される。
典型的なWFSアルゴリズムは、ラウドスピーカアレイにいくつのラウドスピーカがあろうとも、それに関係なく作用する。WFSの基礎となる理論は、任意のそれぞれの音場は無限の数の無限的に互いに密接している個々のラウドスピーカによって正確に再構築され得るという事実にある。しかし、実際には無限の個数も無限に密接した配置も実現不可能である。代わりに、互いにある程度の距離をおいて配置された限られた数のラウドスピーカを使用する。これにより、実際のシステムにおいて、常に、バーチャルソースが実際に存在するならば、つまり、現実のソースであるならば起こるであろう実際の波形のための近似値が得られるのみである。
ラウドスピーカアレイ効果により、1オクターブにつき3dBのバス部分の加重が、例えばエイリアシング周波よりも低い部分で起こる。この増幅は、WFS再生におけるバス部分の音波重畳の結果である。このために、エイリアシング周波よりも低い部分のWFS再生のために、バス部分の静止フィルター補正つまり低下が行われる。このフィルターは、ラウドスピーカの距離に基づき計算され、エイリアシング周波の調整は、現在、サウンドモニターのオペレータの聴覚に頼り、マニュアルで行われている。
このマニュアル調整は主観的であり、それ故に相当な労力を必要とし、さらに知覚される音質はかなり多様化されてしまうことがわかっている。
E.コートリール、U.ホルバック、R.S.ペレグリニによる「波動場合成のための多重励振器分布型ラウドスピーカのマルチチャンネル逆フィルタリング」(AES学会報5611、5月10〜13日、ミュンヘン)、U.ホルバック、E.コートリール、D.ドゥ・ヴリエによる「分布型ラウドスピーカアレイを使用した空間的オーディオ再生」(AES学会報、6月1〜3日、セント・ペテルスブルグ)、及び特許文献DE10321986は、WFSにおける質の向上のための振幅または周波数の操作に関するものである。
本発明の目的は、知覚される音質の多様性を抑えるWFSシステムにおけるエイリアシング補正の概念を提供することである。
この目的は、請求項1に係る装置、請求項13に係る方法または請求項14に係るコンピュータプログラムによって達成される。
本発明は、WFSシステムにおけるエイリアシング補正は、バーチャルソースに特有のエイリアシングフィルター特性を、そのソースの位置情報を用いて確認することにより向上できる。
このエイリアシングフィルター特性は例えばエイリアシング周波数であるが、これはソース位置情報に基づいて確認できる。このエイリアシングフィルター特性は、ソースのオーディオ信号またはソースの成分信号に適応したフィルタリングを行うための適応対エイリアシングフィルターのために使用される。
本発明の一形態において、再生空間内の視聴ポイントが選択され、WFSモジュールは、一つのバーチャルソースに関して一つのラウドスピーカに対する逓減値及び遅延値を提供する。音の伝達の法則を利用して、ある特定の波に関して、視聴ポイントへのその波の到着の振幅値と時間値が計算される。それぞれのラウドスピーカからのそれぞれのインパルスは視聴ポイントに同時に到達せず、時間信号と時間値を伝達する。これらの時間信号はスペクトル表示に変換され、それからエイリアシング周波数が確認される。このエイリアシング周波数は、低周波に対してスペクトル表示の変動状態と上昇状態の間の範囲として特徴づけられる。このエイリアシング周波数は、エイリアシング周波数よりも低いレベルを補正する、例えば1オクターブにつき3dBの減衰をする、対エイリアシングフィルターのための入力としての役割を果たす。
本発明の一形態の利点は、各バーチャルソースがエイリアシング周波数に関連していることである。従って、移動するバーチャルソースを動的にフィルタリングすることも可能であり、移動のために生じる音のずれを抑えることができる。従来使用されてきた静止フィルターでは、これは不可能であり、バーチャルソースの移動に際し、音質が低下する結果となっていた。エイリアシングフィルターをコンピュータシステム内に組み込むことで、バーチャルソースの移動と同時にフィルタリングが行われる。更なる本発明の形態においては、計算時間を節約するために、バーチャルソースの考えられ得る全ての位置におけるエイリアシング周波数を連続的に計算する必要はなく、離れたポイントにおけるエイリアシング周波数を確認するだけでよい。これらの得られたエイリアシング周波数を例えば表に取り込むことにより、更なる計算を省略することができる。達成できる質は、エイリアシング周波数を得るポイントの密度によって決まる。
本発明の更なる利点は、エイリアシングフィルタリングが異なる視聴ポイントに関して行われるということである。一つのバーチャルソースに関するこれらの異なるエイリアシング周波数を平均化することで、視聴室全体における平均的なエイリアシング周波数が得られる。この平均エイリアシング周波数は、バーチャルソースの位置の変化とともに変化し、前述したように、バーチャルソースの位置に応じて補正される。
このように、本発明は、このバス部分の増幅特性は動的であり、異なる要因に左右されるものであることを考慮するものである。これらの要因とは、例えば、ラウドスピーカの密度やバーチャルサウンドソースの入射角である。
エイリアシング周波数は、バーチャルサウンドソースの位置によって変化するものであり、従って動的である。現在の計算方法ではこれらの動力は考慮されない。今までのWFSシステムの重大な欠点は、音源の移動が音質の変化として認知されていたことである。これは、静止フィルター、及びエイリアシング周波数とバス部分の増幅の動的変化によるものである。この音質変化は、バーチャルソースがラウドスピーカに対して平行に移動する場合、特に重要である。先行技術の別の欠点は、ラウドスピーカの設置の違い(ラウドスピーカの距離の違い)がエイリアシング周波数及びバス部分の増幅に影響を及ぼし、これは、今まで、設置の度にマニュアルで調整されてきたということである。
本発明の好ましい実施形態を添付図面を参照して説明する。
本発明を詳述する前に、WFSシステムの基本的なセットアップについて図7を参照しながら説明する。WFSシステムは、ショー会場702に設置されたラウドスピーカアレイ700を備える。特に、図7に示すラウドスピーカアレイは、360°アレイであり、4つのアレイ側部700a,700b,700c,700dを有している。例えば、ショー会場702が映画館であり、前後または左右方向については、スクリーンが、ショー会場702のサブアレイ700cが配置されているのと同じ側に位置していると仮定する。この場合、いわゆるショー会場702の最適位置Pに座っている視聴者は前方、つまりスクリーンの方を見ている。視聴者の背後にはサブアレイ700aが、視聴者の左側にはサブアレイ700dが、視聴者の右側にはサブアレイ700bが配置されている。各ラウドスピーカアレイは、多数の異なるラウドスピーカ708を有し、各ラウドスピーカ708は、図7に概略的に示されているように、WFSモジュール710からデータバス712を介して送られてくる専用のラウドスピーカ信号によって制御される。WFSモジュールは、例えばショー会場702に対するラウドスピーカの種類と長さに関する情報、つまりラウドスピーカ情報(LS情報)と必要ならば他の入力情報を使用して、それぞれのラウドスピーカ708のためのラウドスピーカ信号を算出するように構成されている。それぞれのラウドスピーカ信号は、公知のWFSアルゴリズムに従い、さらに位置情報に関するバーチャルソースのオーディオトラックから導き出される。WFSモジュールは、ショー会場の音響効果に関する情報等、更なる入力情報を得るものであってもよい。
本発明に関する以下の説明は、原則的に、ショー会場の各ポイントPに関して当てはまる。従って、最適位置は、ショー会場702のどの場所であってもよい。例えば、最適ライン上のいくつかの最適位置というものが存在し得る。しかし、ショー会場702にできる限り多くの位置のために最良の比率を得るためには、最適位置または最適ラインは、ラウドスピーカサブアレイ700a,700b,700c,700dによって規定されるWFSシステムの中央にあるとすることが好ましい。
図1aは、図7を参照して前述したようなWFSシステムにおけるエイリアシング補正のための本発明に係る装置のブロック回路図である。WFS環境の中心は、WFSモジュール100であり、バーチャルソースのオーディオ信号102の入力、バーチャルソースの位置データ104の入力、ラウドスピーカの位置データ106の入力、及び必要であるならば、室内の音響効果に関する情報等の他の入力108を受ける。WFSモジュール100は、一つの出力として、成分信号110、及び各ラウドスピーカに対応する遅延・逓減値を送る。これらのデータは、ソース特有エイリアシングフィルター特性(AFE)130を確認する手段120の入力データとなる。確認手段120は、これ以外にも、必要ならば、視聴ポイント125の位置に関する情報を得る。エイリアシングフィルター特性130及び成分信号110は、バーチャルソースのための適応対エイリアシングフィルター140への入力信号となる。成分信号110をフィルタリングした後、対応するラウドスピーカ信号160が、成分信号合成手段150でコンパイルされる。
図1bは本発明に係る装置を示しているが、成分信号110が適応対エイリアシングフィルター140によってフィルタリングされるものではなく、オーディオ信号102がバーチャルソースの適応対エイリアシングフィルター140でフィルタリングされるものである。フィルタリングされたオーディオ信号165はWFSモジュール100に入力され、フィルタリングされた成分信号が生成され、そして成分信号合成手段150で対応するラウドスピーカ信号160が生成される。
図2から明らかなように、WFSモジュール100は、各バーチャルソースからオーディオ信号と位置情報を得る。例えば図2の場合、第1ソースのオーディオ信号212、第1ソースの位置情報214、第2ソースのオーディオ信号222、第2ソースの位置情報224、及び最後のソースのオーディオ信号232、最後のソースの位置情報234を得る。ラウドスピーカの位置データ106及び室内の音響効果108などの他の入力データに基づき、WFSモジュール100は、各バーチャルソースに関する各ラウドスピーカのための成分信号を決定する。第1バーチャルソースの成分信号KS11〜KS1n 240、第2バーチャルソースの成分信号KS21〜KS2n 250、及び最後のバーチャルソースの成分信号KSm1〜KSmn 260が例示されている。
図3aは、エイリアシング周波数を決定するための本発明に係る装置のブロック回路図である。WFSモジュール100は、一つのバーチャルソースに関する波動場合成逓減値(WFS SV)及び波動場合成遅延値(WFS DV)310を生成する。視聴ポイント320の位置及びラウドスピーカの位置情報330から、伝達遅延値(PDV)及び伝達逓減値(PSV)が手段340で確認される。WFS SV、WFS DV310と共に、これらの値は総合逓減値(TSV)及び総合遅延値(TDV)を確認する手段350へ入力される。これらから、時間信号とそれに対応する時間値が手段360で確認され、それが手段370においてスペクトル表示に変換される。最終的に、手段380においてこのスペクトル表示が評価され、対応するエイリアシング周波数390が決定される。
図3bには、異なるラウドスピーカ708が示されているが、これら全てには、WFSモジュール100によって生成された個別のラウドスピーカ信号が与えられている。従って、各ラウドスピーカは、集中的な波動場を出力するポイント波として構成されてもよい。集中的波動場の法則に従い、音場のレベルは、ラウドスピーカへの距離rとともに、つまり1/r2の割合で下がる。このように、1/rが信号に影響する。音波の伝達速度を考慮すると、ラウドスピーカに関して、いつ(伝達遅延値)どのような逓減(伝達逓減値)で信号が視聴ポイントPに到達するかが決定され得る。
図3cは、10個のラウドスピーカが設置されたショー会場702の具体例を示している。ラウドスピーカ4〜7はバーチャルソースの信号を特定の逓減値と特定の遅延値392で放射するものである。ラウドスピーカから視聴ポイントPまでの伝達による遅延と減衰を考慮した後、その視聴ポイント394における各ラウドスピーカのための総合遅延値及び総合逓減値が得られる。これらの総合逓減値を総合遅延値に基づく時間座標としてプロットすると、図3cの左下に示すような時間信号となり、これはその視聴ポイントにおけるIR(インパルス応答)と称されるものである。ここで、最小の時間値を有する第1の信号はラウドスピーカ6から放射される信号に相当し、それは、表392によると、0.8の逓減値と10msの遅延値を有している。394の第2の信号は、ラウドスピーカ5からの信号であり、表392によると、これは0.7の逓減値と12msの遅延値を有している。ラウドスピーカ4からの信号とラウドスピーカ7からの信号も同様で、それらの逓減値及び遅延値も表392に示されている。この時間信号はスペクトル表示396に変換され、この表示は二つの領域によって特徴づけられる。高周波域ではスペクトル表示は変動状態を示し、それよりも低い周波域では上昇状態を示す。これらの領域の間の転移部分に、エイリアシング周波数が位置する。このエイリアシング周波数は、対応する補正フィルター398のための入力信号として働く。このフィルターは、例えば、バス部分を1オクターブにつき3dB下げるものである。
図4は、異なるバーチャルソースのエイリアシング周波数を確認するブロック回路図である。WFSモジュール100は、各バーチャルソース及び各ラウドスピーカに対する逓減値及び遅延値を算出する。ここでは、第1バーチャルソース402の逓減値と遅延値、及び最後のバーチャルソース404の逓減値と遅延値が示されている。これらの値を伝達遅延値及び伝達逓減値と合成することにより、各バーチャルソースに対する1組のデータが得られ、そして、このデータは、総合逓減値と総合遅延値を確認するための手段350への入力信号となる。手段360で、各バーチャルソースに対する時間信号と時間値が別々に得られ、そして、手段370でスペクトル表示に変換される。これらのスペクトル表示は手段380で評価され、その結果、各バーチャルソースに関するエイリアシング周波数410が得られる。
図5は、エイリアシング周波数が各視聴ポイントに関して確認され、次いで平均化により、平均エイリアシング周波数が決定されるためのブロック回路図である。この目的のために、一つのバーチャルソースに関する逓減値と遅延値310は、第1視聴ポイントのためのソース特有エイリアシングフィルター特性を確認する手段510への入力信号となり、また、第2視聴ポイントのためのソース特有エイリアシングフィルター特性を確認する手段520への入力信号となる。更なる各視聴ポイントのために、それぞれ対応するソース特定エイリアシングフィルター特性を確認する手段で、逓減値と遅延値が確認される。全ての視聴ポイントにわたり、各視聴ポイントに関するエイリアシングフィルター特性がこのようにして得られ、これらは手段530で平均化される。このようにして、視聴エリア702全体にわたり、各バーチャルソースのエイリアシングフィルター特性が得られる。この平均化されたエイリアシングフィルター特性は、例えば平均エイリアシングフィルタリング周波数であってもよい。
図6は、バーチャルソースに適応可能なフィルターのブロック回路図である。このバーチャルソースの適応フィルター140への入力信号は、エイリアシング周波数f1〜fn及び成分信号110である。成分信号110は、第1バーチャルソースに関してはKS11〜KS1n、第2バーチャルソースに関してはKS21〜KS2n、最後のバーチャルソースに関してはKSm1〜KSmnと示されている。適応フィルター140からの出力信号は修正成分信号610であり、この修正成分信号は、最終的にラウドスピーカ信号160を出力するために成分信号を合成する手段150への入力信号となる。
このアルゴリズムで決定されるエイリアシング周波数は、それ以下ではWFS再生において、例えば1オクターブにつき3dBのバス増幅が発生する、動力学的変動周波数である。エイリアシング装置は、この周波数以上で、周波数吸収や櫛状フィルター効果をもたらす。前述したように、この周波数解析により動的フィルターが算出され、ソースに左右されるバス増幅を補償する。ラウドスピーカのセットアップの仕方により、この増幅は常に1オクターブにつき3dBという理論的な数値であるとは限らない。この動的な補償フィルターは、ソースが移動する場合には継続的に更新される。この結果、それぞれのソース位置に応じた最適なバス補正がなされる。
この技術の実現において、ソース位置に依存する信号の逓減値と遅延値はこの目的のために継続的に決定される。エイリアシング周波数の知識から補正フィルターが計算され、(ソース位置に応じて)継続的に更新される。このソースのラウドスピーカ信号はこの補正フィルターによって算出される。このように、本発明によると、ソース位置に依存するエイリアシング周波数をラウドスピーカ信号の算出に組み入れて、それぞれ異なるラウドスピーカセットアップに最適な音が得られる。さらに、ラウドスピーカパラメータを算出に組み入れることにより、ラウドスピーカ周波数応答の補正が可能となる。従来のシミュレーション装置(例えばEASE)への差し込みとしての組み込みもまた可能である。同様に、伝達経路全体(ソース位置、WFSアルゴリズム、ラウドスピーカパラメータ、室内パラメータ、視聴位置)を組み込み、実際の音場を算出してもよい。
このように、WFSシステムにおいて音質を向上させるために、好ましい実施形態では、バーチャルサウンドソースの位置、ラウドスピーカパラメータ及び室内パラメータを基に複合的なインパルス応答が算出される。このインパルス応答で、WFS音場をシミュレーションすることができ、聴覚感知可能なものとすることができる。このシステムは、さらにWFSのための補償フィルター(3dBフィルター)の動的制御に関する情報を提供する。最適化されたフィルターはWFSシステムの音質を向上させる。
状況に応じて、本発明の概念はまたソフトウェアに実施してもよい。デジタル記憶媒体、特に電子的に読み出し制御される信号を有するディスクやCDに実施可能であり、このデジタル記憶媒体は、相応の方法が実施されるように、プログラム可能なコンピュータシステムと協働可能なものである。一般的に、本発明は、機械読み出し可能なキャリアに収納されたプログラムコードを有するコンピュータプログラム製品にあり、このコンピュータプログラム製品は、コンピュータ内で開始されるとその方法を行うものである。換言すれば、本発明は、コンピュータ内で開始された際に方法を行うためのプログラムコードを有するコンピュータプログラムとして実施されてもよい。
WFSシステムにおけるエイリアシングフィルタリングのための本発明に係る装置のブロック回路図であり、成分信号がフィルタリングされる場合を示す。 WFSシステムにおけるエイリアシングフィルタリングのための本発明に係る装置のブロック回路図であり、一つのバーチャルソースに関するオーディオ信号がフィルタリングされる場合を示す。 本発明に適用され得るようなWFS環境の基本回路図である。 エイリアシング周波数を確認するための本発明に係る手段のブロック回路図である。 ラウドスピーカから視聴ポイントまでの伝達遅延値及び伝達逓減値の説明図である。 10個のラウドスピーカの例を示し、各ラウドスピーカの逓減値と遅延値が合成されて視聴ポイントにおける時間信号となり、スペクトル表示され、エイリアシング周波数が確認されることを示す。 異なるバーチャルソースに対応するエイリアシング周波数を確認するためのブロック回路図である。 異なる視聴ポイントのエイリアシングフィルタリング特性を平均化するためのブロック回路図である。 いくつかのバーチャルソースに適応性のあるフィルターのブロック回路図である。 ショー会場に設置されたWFSモジュール及びラウドスピーカアレイを有するWFSシステムの基本ブロック回路図である。

Claims (14)

  1. 波動場合成モジュール(100)及びショー会場(702)へ音を供給するラウドスピーカ(708)アレイを備えた波動場合成システムにおけるエイリアシング補正のための装置であり、該波動場合成モジュール(100)は、バーチャルサウンドソースのオーディオ信号(102)と該バーチャルサウンドソースの位置情報(104)を取得し、ラウドスピーカの位置情報を考慮しながら、該バーチャルソースによる該ラウドスピーカのための成分信号(110)を算出するものであり、該装置は以下のものを含む、
    バーチャルソースに特有のエイリアシングフィルター特性(130)を、ソース位置情報(104)を使用して確認する確認手段(120)、
    前記ソースのオーディオ信号(102)または前記ソースの成分信号(110)に適応したフィルタリングのための適応対エイリアシングフィルター(140)であり、該適応対エイリアシングフィルター(140)は、エイリアシング補正を実行するために、前記ソース特有のエイリアシングフィルター特性(130)に応じて調整されている。
  2. 請求項1に記載の装置であり、前記確認手段(120)は、前記バーチャルサウンドソースと再生場所(702)の視聴ポイント(P)との間のチャンネルのインパルス応答を使用して、エイリアシングフィルター特性(130)を算出するように構成されている。
  3. 請求項1又は2に記載の装置であり、前記確認手段(120)は、前記アレイのラウドスピーカ(708)のために、それぞれのラウドスピーカに関する波動場合成逓減値と波動場合成遅延値(310)を得、再生場所(702)の一つの視聴ポイント(P)と該ラウドスピーカの波動場合成逓減値と波動場合成遅延値(310)に基づき、エイリアシングフィルター特性(130)を確認するよう構成されている。
  4. 請求項1、2又は3に記載の装置であり、前記確認手段(120)は、前記ラウドスピーカ(708)と前記視聴ポイント(P)との間の伝達遅延値と伝達逓減値(340)を確認し、総合遅延値を得るために各ラウドスピーカの波動場合成遅延値と伝達遅延値を合成し、総合逓減値を得るために各ラウドスピーカの波動場合成逓減値と伝達逓減値を合成し、それぞれのラウドスピーカ(708)の総合逓減値と総合遅延値を使用して、バーチャルソースと視聴ポイント(P)のインパルス応答を確認するよう構成されている。
  5. 請求項4に記載の装置であり、前記確認手段(120)は、時間値を有する時間信号をスペクトル表示に変換し、該スペクトル表示からエイリアシングフィルター周波数(390)をエイリアシングフィルター特性(130)として確認するよう構成されており、該時間信号の時間座標は前記総合遅延値によって定義され、該時間信号の振幅は前記総合逓減値によって定義される。
  6. 請求項2に記載の装置であり、前記確認手段(120)は、インパルス応答のスペクトル表示から、エイリアシングフィルター周波数をエイリアシングフィルター特性として確認するよう構成されている。
  7. 請求項5又は6に記載の装置であり、前記確認手段(120)は、低周波に対してはスペクトル表示の上昇によって限定される範囲の周波数を、高周波に対してはスペクトル表示の変動によって限定される範囲の周波数をエイリアシングフィルター周波数(390)として確認するよう構成されている。
  8. 請求項7に記載の装置であり、前記確認手段(120)は、エイリアシングフィルター特性(130)として、スペクトル表示の上昇部とスペクトル表示の変動部との間の転移値に相当する周波数値からのずれが±25%未満である周波数を選択するよう構成されている。
  9. 請求項5又は6に記載の装置であり、前記確認手段(120)は、一つのバーチャルサウンドソースに対して、再生場所(702)の異なる視聴ポイントそれぞれのエイリアシングフィルター特性(130)を確認し、該ソースに特有のエイリアシングフィルター特性を得るために、該異なるエイリアシングフィルター特性を平均化するよう構成されている。
  10. 請求項1、2、3、4、5、6、7又は8に記載の装置であり、前記確認手段(120)は、異なるバーチャル位置にあるバーチャルソースのそれぞれ異なるエイリアシングフィルター特性を算出するよう構成され、前記適応対エイリアシングフィルター(140)は、該それぞれ異なるエイリアシングフィルター特性を使用して、該バーチャルソースそれぞれのオーディオ信号(102)または該バーチャルソースそれぞれの成分信号(110)をフィルタリングするよう構成されている。
  11. 請求項10に記載の装置であり、前記適応対エイリアシングフィルター(140)は、エイリアシングフィルタリングされたオーディオ信号を得るために、前記それぞれ異なるエイリアシングフィルター特性を使用して、それぞれのバーチャルソースのオーディオ信号(102)を別々にフィルタリングするよう構成され、前記波動場合成モジュール(100)は、該フィルタリングされたオーディオ信号を使用して各バーチャルソースの成分信号(110)を算出し、一つのラウドスピーカのラウドスピーカ信号(160)を得るために、該ラウドスピーカに属する成分信号を合成するよう構成されている。
  12. 請求項10に記載の装置であり、前記適応対エイリアシングフィルター(140)は、第1のバーチャルソースに関するエイリアシングフィルタリングされた成分信号を得るために、及び第2のバーチャルソースに関するエイリアシングフィルタリングされた成分信号を得るために、該第1のバーチャルソース特有の対エイリアシングフィルター特性(130)を使用して、該第1のバーチャルソースのために算出された成分信号をフィルタリングするよう構成され、前記波動場合成モジュール(100)は、さらに、一つのラウドスピーカ信号(160)を得るために、該ラウドスピーカに属する成分信号(110)、つまり、第1のエイリアシングフィルタリングされた成分信号と第2のエイリアシングフィルタリングされた成分信号を合成するよう構成されている。
  13. 波動場合成モジュール(100)及びショー会場(702)へ音を供給するラウドスピーカ(708)アレイを備えた波動場合成システムにおけるエイリアシングフィルター補正を行う方法であり、該波動場合成モジュール(100)は、バーチャルサウンドソースのオーディオ信号(102)と該バーチャルサウンドソースの位置情報(104)を取得し、ラウドスピーカの位置情報(106)を考慮しながら、該バーチャルソースによる該ラウドスピーカのための成分信号(110)を算出するものであり、該方法は以下を含む、
    一つのソースに特有のエイリアシングフィルター特性(130)を、該ソースの位置情報(104)を使用して確認する、
    前記ソースのオーディオ信号(102)または前記ソースの成分信号(110)を適応フィルタリングする、この適応フィルタリングは、エイリアシング補正を行うために、前記ソースに特有のエイリアシングフィルター特性(130)に応じて実行される。
  14. 請求項13に記載の方法を実行するためのプログラムコードを有するコンピュータプログラムであり、該コンピュータプログラムがコンピュータで起動された際、前記方法が実行される。
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