JP2009528838A5 - - Google Patents

Claims (21)

1. アミノ酸配列ｉ）からｉｉｉ）、若しくはアミノ酸配列ｉｖ）からｖｉ）、若しくはアミノ酸配列ｉ）からｖｉ）を有する、未分化型ヒト胚性幹細胞を破壊することができる抗ポドカリキシン様タンパク質（ＰＯＤＸＬ）抗体：
   或いはその変異体であって、配列ｉ）からｖ）の１つ又は複数における１個若しくは２個のアミノ酸が別のアミノ酸で置換されている変異体。
   ｉ） ＳＡＳＳＳＶＮＹＭＹ （配列番号２）
   ｉｉ） ＤＴＳＮＬＡＳ （配列番号３）
   ｉｉｉ） ＱＱＷＳＳＹＰＹＴ （配列番号４）
   ｉｖ） ＮＹＷＭＮ （配列番号５）
   ｖ） ＥＩＲＬＫＳＮＮＹＡＴＨＹＡＥＳＶＫＧ （配列番号６）
   ｖｉ） ＥＲＡ （配列番号７）
2. 以下のＣＤＲ：
   ＣＤＲ１： ＳＡＳＳＳＶＮＹＭＹ （配列番号２）
   ＣＤＲ２： ＤＴＳＮＬＡＳ （配列番号３）
   ＣＤＲ３： ＱＱＷＳＳＹＰＹＴ （配列番号４）
   を組み入れている少なくとも１個の軽鎖可変領域を有する、請求項１に記載の抗ＰＯＤＸＬ抗体。
3. 図１１（配列番号８）に記載のアミノ酸配列を含む少なくとも１個の軽鎖可変領域を有する、請求項２に記載の抗体。
4. 以下のＣＤＲ：
   ＣＤＲ１： ＮＹＷＭＮ （配列番号５）
   ＣＤＲ２： ＥＩＲＬＫＳＮＮＹＡＴＨＹＡＥＳＶＫＧ （配列番号６）
   ＣＤＲ３： ＥＲＡ （配列番号７）
   を組み入れている少なくとも１個の重鎖可変領域を有する、請求項１に記載の抗体、
   或いはその変異体であって、ＣＤＲ１及びＣＤＲ２の１つ又は複数における１個若しくは２個若しくは３個のアミノ酸が別のアミノ酸で置換されている変異体。
5. 図１２（配列番号１０）に記載のアミノ酸配列を含む少なくとも１個の重鎖可変領域を有する、請求項４に記載の抗体。
6. 請求項２又は３に記載の少なくとも１個の軽鎖可変領域、及び請求項４又は５に記載の少なくとも１個の重鎖可変領域を有する、請求項１に記載の抗体。
7. ｍＡｂ８４である、請求項１から６のいずれか一項に記載の抗体。
8. 抗体ｍＡｂ８４。
9. 検出可能な標識をさらに含む、請求項１から８のいずれか一項に記載の抗体。
10. 細胞毒性部分をさらに含む、請求項１から９のいずれか一項に記載の抗体。
11. 請求項１から１０のいずれか一項に記載の抗体、又は抗体中に含まれるＶＨ又はＶＬ鎖を含む分子をコードするポリヌクレオチド。
12. 請求項１１に記載のポリヌクレオチドを含む宿主細胞。
13. 請求項１から１０のいずれか一項に記載の抗体、及び他のヒト胚性幹細胞マーカーを検出するさらなる作用物質を含むパーツのキット。
14. 他のヒト胚性幹細胞マーカーが、Ｏｃｔ４、ＳＳＥＡ−４、Ｔｒａ−１−６０、Ｔｒａ−１−８１、及びＧＣＴＭ−２のいずれかである、請求項１３に記載のパーツのキット。
15. 他のヒト胚性幹細胞マーカーが、ｍＡｂ５、ｍＡｂ８、ｍＡｂ１４、ｍＡｂ６３、ｍＡｂ８４、ｍＡｂ８５、ｍＡｂ９５、ｍＡｂ３７５、ｍＡｂ４３２、及びｍＡｂ５２９のいずれかをさらに含む、請求項１３に記載のパーツのキット。
16. 未分化型ヒト胚性幹細胞を含む試料中で未分化型ヒト胚性幹細胞を破壊する方法であって、該試料を請求項１から１０のいずれか一項に記載の抗体と接触させるステップを含む方法。
17. 前記試料がヒト胚由来の試料又はヒト胚組織である、請求項１６に記載の方法。
18. 前記試料がｉｎ ｖｉｔｒｏで培養した細胞の試料である、請求項１６又は請求項１７に記載の方法。
19. 前記試料が、該試料中で未分化型ヒト胚性幹細胞が特定の細胞系譜に分化するように促されている試料であり、かつ、前記試料が未分化型ヒト胚性幹細胞に由来する分化型細胞を含む、請求項１６又は請求項１７に記載の方法。
20. 未分化型ヒト胚性幹細胞を含むｉｎ ｖｉｔｒｏ試料中で未分化型ヒト胚性幹細胞を破壊するための、ｍＡｂ８４の使用。
21. 分化型細胞を含むが未分化型ヒト胚性幹細胞が枯渇している薬剤組成物を作製する方法であって、
    分化型細胞と未分化型ヒト胚性幹細胞とを含む試料を請求項１から１０のいずれか一項に記載の抗体と接触させて、実質的に未分化型ヒト胚性幹細胞を含まない組成物を得るステップと、
    さらに、前記組成物を薬剤組成物中に組み入れるステップと、を含む方法。