JP2009526668A - ブランクからなる製品（シガレットパッケージ）を製造および／または包装するための方法ならびに該方法を実施するための製造ユニット - Google Patents

Abstract

本発明は、製造設備および／または包装設備の製造ユニット、好ましくは包装機（パッカー）（２６）において、好ましくはコーティングされた紙、または板紙、箔などからなるブランク（１１）で構成される製品、特にシガレットパッケージ（１０）を製造および／または包装するための方法に関し、本方法では、前記製造ユニットの機械速度の現在値に従って、および／または前記製造ユニットで目下生産されている製品タイプに従って、前記ブランク（１１）に対して少なくとも部分領域に印加する、プラズマ発生器のプラズマジェットが制御される。

Description

本発明は、製造設備および／または包装設備の製造ユニット、例えば包装機（パッカー）において、好ましくはコーティングされた紙、または板紙、箔などからなるブランクで構成される製品、特にシガレットパッケージを製造および／または包装するための方法に関する。本発明はさらに、前記方法を実施するための製造ユニット、特に、ブランクから製造される前記種類の製品、特にシガレットパッケージを製造および／または包装するための製造設備および／または包装設備の包装機（パッカー）に関する。

特に高価格のシガレットパッケージの場合、シガレットパッケージの外装が次第に重要性を増している。タバコ産業は、シガレットパッケージを製造するために高コストで形成されたブランクを用いる方向に移りつつある。その際、通常、紙または板紙からなるブランクの側面の表面は、視覚上非常に魅力的な材料または魅力的に形成可能な材料からなる層、例えば金属層またはプラスチック層で完全に覆われる。しかし、このようにコーティングされたブランクは、加工の際に困難を生じる。とりわけ、各ブランク領域を互いに接着することが困難になるのは、接着すべき面の１つがコーティングされている場合である。これは、このコーティング面に接着剤が不十分にしか付着しないからである。特にシガレットパッケージのサイドタブの接着には、この問題が付きまとう。サイドタブの場合、一方のサイドタブの板紙層を、もう一方のサイドタブのコーティングされた表面と接着しなければならないからである。

本発明の課題は、製品、例えばシガレットパッケージを製造および／または包装するための方法と、加工が難しいブランク、特にコーティングされたブランクからなる製品を製造および／または包装することを容易にするための、前記方法に対応する製造ユニットとを提示することである。

この課題は、製造設備および／または包装設備の製造ユニット、例えば包装機（パッカー）において、好ましくはコーティングされた紙、または板紙、箔などからなるブランクで構成される製品、特にシガレットパッケージを製造および／または包装するための方法によって解決される。これは、製造ユニットの（中心）機械速度の現在値または実値に従って、および／または製造ユニットで当該時に生産されている製品タイプに従って、ブランクに対して少なくとも部分領域に印加する、プラズマ発生器のプラズマジェットを制御することによって行われる。

前記課題はまた、請求項１３に記載の、シガレットパッケージを製造するための方法と、請求項１４に記載の製造ユニット、特に包装機とによって解決される。

本発明によって、有利には、本発明に拠らない場合には困難を伴ってしか加工できないブランク、特に表面がコーティングされたブランクの良好な加工、特に接着が可能となる。これは、ブランクにプラズマジェットを印加することによって可能となる。本発明ではまた、この種の製造方法または製造ユニットに対する包装産業の主要な要求が満たされる。すなわち、プラズマジェットを中心機械速度に従って制御する場合、使用されている製造ユニットを異なった機械速度で運転することが可能となる。例えば、製造ユニットの始動時にも、そこで生産された製品、例えばパッケージが、基準を満たした製品あるいはパッケージとなる。機械速度に対するプラズマジェット制御の依存性は、当然ながら、直接的なものであっても、間接的なもであってもよい。例えば、製造ユニットの中央駆動モータの回転数を測定し、プラズマジェットの制御に直接考慮することもできる。あるいはまた、機械速度に依存する、製造ユニットの生産率をプラズマジェットの制御に考慮することも可能である。当業者には明らかなように、ここには、多様な可能性がある。

さらに、本発明によって、プラズマジェットを製品タイプに従って制御すれば、異なった製品タイプを生産するために製造ユニットを用いることも可能である。これに応じて、プラズマ発生器の制御パラメータは、生産される製品タイプに適合される。

本発明の特に好ましい１つの実施形態では、各ブランク領域、特に折り曲げタブなどが、当該ブランクの、または他のブランクの他の領域と接合される。これは、少なくとも、接合すべきブランク領域の１つに接着剤を塗布し、次にこれらの接合すべきブランク領域を互いに当接させることによって行われる。その際、粘着作用を改良するために事前に、すなわちブランク領域の当接前に、これらのブランク領域の少なくとも１つにプラズマジェットが印加される。特に、金属、プラスチック、金属蒸着箔などからなる少なくとも１つのコーティングされた表面を有する、または金属、プラスチック、箔などからなる層を有する、板紙、紙、箔などからなるブランクを用いる場合、コーティングされたブランク面へプラズマジェットを印加することによって、その後にこのブランク面を他のブランク領域の開いた板紙側面に接着剤で接着する際に、粘着作用が明らかに向上する。

本発明のその他の特徴については、付随する従属請求項、本発明の好ましい実施例についての下記説明、および、添付した図面によって明らかにする。

本発明は、ブランクからなる製品、特にシガレットパッケージの製造に関する。好適な例として、蓋付きボックスタイプのシガレットパッケージ１０が図１に示されている。このシガレットパッケージは、パッケージブランク１１から形成されており、このブランクから前壁１２、後壁１３、蓋１４、側壁１５、１６および底壁１７が折り曲げて形成されている。

図２から分かるように、ブランク１１は、板紙からなる内部層１８と、この板紙１８にコーティングされた外部層１９とで構成されている。シガレットパッケージ１０の内容物は、一群のシガレット２０であり、紙、箔または錫箔からなる内部ブランク２１の中に包み込まれている。さらに、蓋付きボックスというこのパッケージタイプには、図示されていない別個のブランクからなるカラー部が含まれている。

側壁１５は、２つの互いに平行に延びるサイドタブ２２、２３からなり、これらのサイドタブは、ブランク１１の部分領域を形成し、ブランク１１を適当に折り曲げることによって重ね合わされている。サイドタブ２２、２３は、側壁１５を形成するために接着層２４によって互いに接合されている。より詳細には、接着層２４によって、サイドタブ２２の外部（プラスチック）コーティング１９が、サイドタブ２３の内部（板紙）層１８に接合されている。

図３には、シガレットパッケージ１０の別の実施例が示されている。図２の実施形態と異なり、コーティング１９と内部層１８との間に金属製の中間層２５が配置されている。この実施形態の場合も、サイドタブ２２、２３は、接着層２４によって互いに接合されている。その際、サイドタブ２２の外部（プラスチック）コーティングは、接着剤２４によってサイドタブ２３の内部層１８に接着されている。

図４は、製造設備および／または包装設備の、周期的に動作する製造ユニット、すなわち包装機２６（パッカー）を示し、この製造ユニットは、上述の蓋付きボックス１０を製造するために用いられる。包装機２６内で、パッケージブランク１１は、分離装置、すなわち回転する回転ホイールによってマガジン２７から分離される。このために、回転ホイール２８の外周面に吸込口が配置されており、この吸込口に負圧を印加することができる。回転ホイール２８は、ブランクマガジン２７の下方に配置されており、回転中、それぞれマガジン２７の最下段のブランク１１をマガジンの吸引によって引き連れて、（部分的に）回転しながら該ブランクを水平方向に対してやや傾斜した搬送路２９にまで運搬する。搬送路は、回転ホイール２８の下方に配置されている。回転ホイールはブランク１１をそこにおろす。ブランク１１は、マガジン２７の内部に互いに積み重ねられている。その際、それぞれブランク１１の（プラスチック）コーティングされた面は上方を向いている。ブランク１１のコーティングされた面１９は、ブランクが搬送路２９上におろされた後には、下方を向いている。

搬送路２９は、下部案内３０および上部案内３１を有し、各ブランク１１は、これらの案内の間を前後２つの搬送ロールペア３２、３３によってさらに搬送され、折り曲げタレット３４の領域内に達する。

事前に、すなわち搬送路２９上での搬送移動の開始時に、互いに連続するブランク１１に、例えば分離装置２８の高さで、プラズマ発生器３５のプラズマジェット３６を印加する。この印加はブランク１１の移動中に行われるが、しかしまた、ブランク１１を固定した状態、すなわちプラズマジェット３６とブランク１１との間の相対移動がない状態で行うこともできる。目標を定めて、各ブランク１１の個々の選択された領域に印加することができるように、本発明の別の実施形態では、各ブランク１１への印加中にプラズマジェットを断続的に中断すること、および／または各ブランク１１の搬送移動方向に対して相対的に、好ましくは角度をなして、特に好ましくは搬送移動方向に対して垂直方向にプラズマジェットを移動させることが考えられる。

プラズマ発生器３５は、搬送路２９の下方に配置されている。プラズマジェット３６は、それぞれ全てのブランク１１に対して下方から全面に印加される。あるいは、選択されたブランク領域だけに印加することも可能である。

プラズマジェット３６によって、各ブランク１１の、下方を向いているコーティング１９が前処理され、これにより、後の工程において、コーティング１９に塗布すべき接着剤の粘着性を最適化することが可能となる。プラズマジェット３６によってコーティング１９から汚れが除去され、表面が、微視的に少し粗くされ、従ってまた拡大される。さらに、コーティングのプラスチックの分子鎖が部分的に切断され、これにより、接着剤の化学結合を改良することができる。

特に図６からよく分かるように、プラズマ発生器３５は、ノズル３８を具備する発生ヘッド３７を有し、この発生ヘッドからプラズマジェット３６が噴出する。供給ライン３９が、負圧を受けたプロセスガス、特に空気をガス源から発生ヘッド３７に供給する。ガス源は、いわゆるジェネレータ４９（図８）の一部であり、ジェネレータはプラズマ発生器３５の構成要素である。ジェネレータ４９は、発生ヘッド３７にとりわけ適切な高電圧を供給する。それ自体公知であるプラズマ発生器の構造および作動形態についてのその他の細部に関する説明は省略する。

プラズマジェット３６によって生じる塵埃、燃焼残滓および有害ガスをノズル３８の周辺から除去するために、抽気装置４０が備えられている。この抽気装置４０は、上方へ開いた、特に中空円筒形の抽出ヘッド４１を有し、この抽出ヘッドが、ノズル３８を特に同心円状に取り巻いている。抽出ヘッド４１とノズル４２との間に中間スペース４２が配置されている。負圧ライン４３は、抽出ヘッド４１につながっている。負圧ライン４３は、図示されていない負圧源に接続されており、従って、ブランク１１への印加中に生じるガスおよび有害物質を、抽出ヘッド４１を介してノズル３８の周囲から吸い出すことができる。

また図６からよく分かるように、搬送路２９の下部案内３０に切欠き４４が設けられており、プラズマジェット３６が、各ブランク１１への印加時にこの切欠きを通過する。

印加すべき各ブランク１１からノズル３８までの距離は、平行機構４５を介して調整可能である。平行機構４５は、平行連結部４７を介して発生ヘッド３７のハウジング部分４６に接続されており、平行連結部はサーボモータ４８によって駆動される。

本発明の特に重要な点は、プラズマ発生器３５の制御である。制御は、包装機２６の（中心）機械速度の実際値、特に包装機２６の駆動モータ５４の回転数に従って、および、当該時に生産されているシガレットパッケージタイプに従って行われる。プラズマ発生器３５の複数の制御パラメータは機械速度に依存し、従ってまた、プラズマジェット３６の近傍を移動するブランク１１の速度に依存する。例えば、プラズマジェット３６は、プラズマ発生器３５の適当なオン／オフ切り替えによって、あるいは、連続するブランク１１の各間のシャッターによって中断される。その際、包装機２６の機械速度が大きいほど、当然、中断頻度は大きくなければならない。機械速度に依存する、プラズマ発生器３５の別の制御パラメータは、例えば、発生ヘッド３６の内部に配置されている電極に印加される点火電圧の強さ、および必要であればその周波数である。さらに、発生ヘッド３６に供給されるプロセスガスの圧力、各プラズマジェットパルスのパルス長、およびプラズマ発生器のノズル３８の変位も、プラズマジェットの印加の種類および質に関連があり得る。

同様に、プラズマ発生器３５の制御パラメータの値は、ブランク１１の種類、特にブランクの外形およびコーティングのそれぞれの種類、ならびに一般的に、生産すべきシガレットパッケージのタイプに依存する。従って、所定の機械速度５４の場合に、さまざまなシガレットパッケージタイプに対して、制御パラメータの異なった値が生じ得る。

好ましくは、機械速度のさまざまな値および／またはさまざまなシガレットパッケージタイプについて、対応する機械速度値および／またはシガレットパッケージタイプに割り当てられたそれぞれ１セットの、プラズマ発生器３５の制御パラメータが、記憶装置に格納される。これらのパラメータセットは、プラズマ発生器３５を制御するための制御装置によって、現在時の機械速度に応じて、および／または当該時に生産されているシガレットパッケージタイプに応じて選択される。

これらのパラメータセットは、機械速度を、または機械速度に関連する変数を横軸にとり、プラズマ発生器の各制御パラメータを縦軸にとった座標系において曲線特性を示し得る。その際、生産可能な各シガレットパッケージタイプに、この種の機械速度依存性の曲線特性が割り当てられている。典型例として、図８に、異なったブランクを用いた、すなわち異なったコーティングとブランク形状とを用いた３つの異なったシガレットパッケージタイプ５０、５１、５２について、それぞれ、機械速度依存性の曲線特性５０（ａ）−５０（ｃ）、５１（ａ）−５１（ｃ）、５２（ａ）−５２（ｃ）が示されている。各曲線特性が示されている座標の各横軸は、包装機２６の駆動モータ５４の回転数を表し、この回転数は、符号５３が付された装備によって可視化されている。シガレットパッケージ５０に割り当てられている曲線図５０（ａ）では縦軸にノズル圧縮空気がプロットされ、曲線図５０（ｂ）では縦軸に点火電圧が、また曲線図５０（ｃ）では縦軸にノズルの変位がプロットされている。シガレットパッケージタイプ５１あるいは５２についても同様である。これらの曲線は、記憶装置、すなわち、プラズマ発生器３５の制御部に付設された記憶装置に格納されている。

包装機２６においてシガレットパッケージタイプ５０のブランク１１を加工する場合、プラズマ発生器３５の制御部は、それぞれの曲線特性５０を記憶装置から読み出す。さらに、制御部は、包装機２６の中央駆動モータ５４の現在時の速度を伝送する。これは、駆動モータ５４に配置されたロータリエンコーダ７４の値を読み出すことによって行われる。現在時の回転数に応じて、この回転数に関して格納されているノズル圧縮空気の値、ノズルの変位の値および点火電圧の値が、曲線特性から決定され、それに応じてプラズマ発生器３６の制御パラメータが調整される。

各ブランク１１に対するプラズマ発生器３５による印加の後、ブランク１１は、搬送ロールペア３２、３３によって下部案内３０と上部案内３１との間を折り曲げタレット３４の方向へ運搬され、折り曲げタレット３４のポケット５５の上方に達する。調整アーム５６によってブランク１１は位置決めされ、次に穿孔装置５７によって側部折り曲げ部７３に沿ってポケット５５の中へ押し込まれる。折り曲げタレット３４が中心シャフト５８を中心に周期的に回転する間、ブランク１１は、円弧に沿って配置されたさまざまな折り曲げステーションへ案内され、これらの折り曲げステーションにおいて、複合的な折り曲げ工程がそれ自体公知の方法で実施される。その際、特に、錫箔リール５９から出て来るブランク２１に包まれたシガレットブロックが供給される。さらに、そこでパッケージカラー部が折り曲げ工程に導入される。その際、カラー用ブランクは、カラーリール６０から出て来る。さらに、折り曲げタレット３４において、各ブランク１１のさまざまなブランク領域に接着剤２４が供給され、他のブランク領域と接着される。

シガレットパッケージ１０は、折り曲げタレット３４を離れた後、既に折り曲げ作業がほぼ終了した状態で、折り曲げダイバータへ供給される（図７を参照）。その中で、一方ではシガレットパッケージ１０のサイドタブ２２、２３が、もう一方ではサイドタブ６１、６２が、互いに当接されるが、その前に、折り曲げタレット３４内で既にサイドタブ２３、６２の内部層、すなわち板紙層１８に接着剤２４が供給されている。

サイドタブ２２、２３および６１、６２をそれぞれ互いに当接させるために、シガレットパッケージ１０は、サイドタブ２３、６２が角度を有して突出した水平姿勢で、（下部）案内路６３と上部案内６４との間をキャリア６５によって水平方向に搬送される。このために、キャリア６５は、Ｕ字形の軸を介してローラ６９、７０に接続されており、これらのローラは、水平に延びるローラトラック７１上を案内される。キャリア６５の移動は、キャリア６５に接続された歯付きベルト７２によって行われる。歯付きベルトは、示されていない方法で、モータによって駆動される。

図７の上図と図７の下図とを比較すると分かるように、サイドタブ２３、６２は、シガレットパッケージ１０の水平方向への搬送移動中に側部の折り曲げダイバータ６６、６７の近傍を通過するように案内される。折り曲げダイバータ６６、６７でサイドタブ２３、６２を適切に案内することによって、これらのサイドタブは、サイドタブ２２、６１の方向へ移動され、サイドタブ２２はサイドタブ２３に当接し、サイドタブ６１はサイドタブ６２に当接する。

サイドタブ２２、６１の、外方向を向いた側面のコーティング１９を事前にプラズマ処理することによって、サイドタブ２２、２３あるいは６１、６２間の粘着力が、従来技術よりも大きく向上する。

シガレットパッケージ、すなわち蓋付きボックスの斜視図である。 図１に示された蓋付きボックスの、図１の切断平面IIで示された底壁に対して平行である断面を示す。 図１に示されたシガレットパッケージの別の実施形態についての、図２と同様に底壁に対して平行に延びる断面を示す。 シガレットパッケージを製造するための包装機の模式的な側面図である。 図４の矢印Vに対応する包装機の細部を示す拡大図である。 図５の部分VIを示す拡大図である。 図４に示された包装機を視平面VIIから見た場合の細部を示す拡大図である。 それぞれ機械速度およびシガレットパッケージタイプに従ってプラズマ発生器を制御するためのパラメータセットの模式図である。

符号の説明

１０ シガレットパッケージ
１１ パッケージブランク
１２ 前壁
１３ 後壁
１４ 蓋
１５ 側壁
１６ 側壁
１７ 底壁
１８ 板紙
１９ プラスチックコーティング
２０ シガレット
２１ 内部ブランク
２２ サイドタブ
２３ サイドタブ
２４ 接着層
２５ 金属層
２６ 包装機
２７ マガジン
２８ 回転ホイール
２９ 搬送路
３０ 下部案内
３１ 上部案内
３２ 搬送ロールペア
３３ 搬送ロールペア
３４ 折り曲げタレット
３５ プラズマ発生器
３６ プラズマジェット
３７ 発生ヘッド
３８ ノズル
３９ 供給ライン
４０ 抽気装置
４１ 抽出ヘッド
４２ 中間スペース
４３ 負圧ライン
４４ 切欠き
４５ 平行機構
４６ ハウジング部分
４７ 平行連結部
４８ サーボモータ
４９ ジェネレータ
５０ シガレットパッケージタイプ
５０（ａ）曲線図 ノズル圧縮空気
５０（ｂ）曲線図 点火電圧
５０（ｃ）曲線図 ノズルの変位
５１ シガレットパッケージタイプ
５１（ａ）曲線図 ノズル圧縮空気
５１（ｂ）曲線図 点火電圧
５１（ｃ）曲線図 ノズルの変位
５２ シガレットパッケージタイプ
５２（ａ）曲線図 ノズル圧縮空気
５２（ｂ）曲線図 点火電圧
５２（ｃ）曲線図 ノズルの変位
５３ 回転数
５４ 駆動モータ
５５ ポケット
５６ 調整アーム
５７ 穿孔装置
５８ シャフト
５９ 錫箔リール
６０ カラーリール
６１ サイドタブ
６２ サイドタブ
６３ 案内路
６４ 上部案内
６５ キャリア
６６ 折り曲げダイバータ
６７ 折り曲げダイバータ
６８ Ｕ字形キャリア軸
６９ ローラ
７０ ローラ
７１ ローラトラック
７２ 歯付きベルト
７３ 側部折り曲げ部
７４ ロータリエンコーダ

Claims (18)

1. 製造設備および／または包装設備の製造ユニット、好ましくは包装機（パッカー）（２６）において、好ましくはコーティングされた紙、または板紙、箔などからなるブランク（１１）で構成される製品、特にシガレットパッケージ（１０）を製造および／または包装するための方法において、
   前記製造ユニット（２６）の機械速度の現在値に従って、および／または前記製造ユニット（２６）で当該時に生産されている製品タイプに従って、前記ブランク（１１）に対して少なくとも部分領域に印加する、プラズマ発生器（３５）のプラズマジェット（３６）を制御することを特徴とする方法。
2. 個々のブランク領域（２２、６１）、特に折り曲げタブなどを、当該のブランク（１１）の、または他のブランク（１１）の他の領域（２３、６２）と接合し、該接合を、少なくとも、接合すべきブランク領域の１つに接着剤（２４）を塗布し、次にこれらの接合すべきブランク領域（２２、２３、６１、６２）を互いに当接させることによって行い、その際、粘着作用を改良するために事前に前記ブランク領域（２３、６２）の少なくとも１つに前記プラズマジェット（３６）を印加することを特徴とする請求項１に記載の方法。
3. 金属またはプラスチックからなる少なくとも１つのコーティングされた表面を有する、板紙、紙、箔などからなるブランク（１１）を用いる場合に、前記コーティングされたブランク面に前記プラズマジェット（３６）を印加することを特徴とする請求項１または２に記載の方法。
4. 前記製造ユニット（２６）の現在時の機械速度に従って、および／または前記製造ユニットで当該時に生産されている製品タイプ（５０、５１、５２）に従って、前記プラズマ発生器（３５）の制御パラメータ、特に点火電圧、供給されるプロセスガスの圧力、各プラズマジェットパルスのパルス長および／またはプラズマ発生器のノズル（３８）の変位を調整することを特徴とする請求項１〜３のいずれか一つに記載の方法。
5. 前記機械速度のさまざまな値および／またはさまざまなシガレットパッケージタイプ（５０、５１、５２）について、該機械速度値および／または該シガレットパッケージタイプ（５０、５１、５２）に割り当てられたそれぞれ１セットの、プラズマ発生器（３５）の制御パラメータが、記憶装置に格納されており、その際、割り当てられたこれらのパラメータセットを、前記プラズマ発生器（３５）を制御するための制御装置によって、前記現在時の機械速度に応じて、および／または前記当該時に生産されているシガレットパッケージタイプ（５０、５１、５２）に応じて選択することを特徴とする請求項４に記載の方法。
6. 機械速度に関連する前記制御パラメータセットが、前記機械速度を横軸にとり、前記プラズマ発生器（３５）の各制御パラメータを縦軸にとった座標系において曲線特性（５０（ａ）−（ｃ）、５１（ａ）−（ｃ）、５２（ａ）−（ｃ））を示し、その際、生産可能な各シガレットパッケージタイプ（５０、５１、５２）に、この種の機械速度依存性の曲線特性（５０（ａ）−（ｃ）、５１（ａ）−（ｃ）、５２（ａ）−（ｃ））が割り当てられていることを特徴とする請求項４または５に記載の方法。
7. 機械速度および／または製品に関連する前記制御パラメータセットのための前記記憶装置が、前記製造ユニット（２６）の中央機械制御部に付設されており、該制御部が、前記記憶装置から対応する前記制御パラメータセットを読み出し、前記プラズマ発生器（３５）を制御することを特徴とする請求項４〜６のいずれか一つに記載の方法。
8. 前記中央機械制御部から分離されており、前記プラズマ発生器（３５）に直接配設されている制御装置に、機械速度および／または製品に関連する前記制御パラメータセットのための前記記憶装置が付設されており、前記制御装置が、前記記憶装置から対応する制御パラメータセットを読み出し、前記プラズマ発生器（３５）を制御することを特徴とする請求項４〜７のいずれか一つに記載の方法。
9. 前記対応する制御パラメータセットを選択するために、前記現在時の中心機械速度および／または前記当該時に生産されている製品タイプ（５０、５１、５２）の値を、特に前記中央機械制御部が前記制御装置に伝送することを特徴とする請求項８に記載の方法。
10. 前記現在時の機械速度の値をロータリエンコーダ（７４）によって検出し、その際、該ロータリエンコーダ（７４）が、好ましくは前記製造ユニット（２６）の中央駆動モータ（５４）の回転数を検出することを特徴とする請求項１〜９のいずれか一つに記載の方法。
11. 前記ブランク（１１）への前記プラズマジェット（３６）の印加中に、前記プラズマジェット（３６）と前記ブランク（１１）とを互いに相対的に移動させ、その際、好ましくは、位置固定したノズル（３８）から噴出するプラズマジェット（３６）に対して相対的に搬送路（２９）に沿って前記ブランク（１１）を搬送することを特徴とする請求項１〜１０のいずれか一つに記載の方法。
12. 搬送方向にそれぞれ直接連続するブランク（１１）への印加中に、特に前記プラズマジェット（３６）を覆うシャッターによって、または前記プラズマジェット（３６）のオン／オフ切り替えによって、前記プラズマジェット（３６）を中断することを特徴とする請求項１〜１１のいずれか一つに記載の方法。
13. 好ましくは内包装によって包まれたシガレットブロックを含むシガレットパッケージ（１０）を製造するための、特に請求項１〜１２のいずれか一つに記載の方法であって、前記シガレットパッケージ（１０）を、特にコーティングされた紙、または板紙、箔などからなるブランク（１１）を折り曲げて形成し、その際、個々のブランク領域（２２、６１）を当該ブランク（１１）の、または他のブランク（１１）の他の領域（２３、６２）と接合し、該接合を、接合すべきブランク領域（２３、６２）の少なくとも１つに接着剤（２４）を塗布し、次にこれらの接合すべきブランク領域（２２、２３、６１、６２）を互いに当接させることによって行う方法において、
    粘着作用を改良するために、事前に前記ブランク領域（２３、６２）の少なくとも１つに、プラズマ発生器（３５）のプラズマジェット（３６）を印加することを特徴とする方法。
14. 特にコーティングされた紙、または板紙、箔などからなるブランク（１１）で構成される製品、特にシガレットパッケージ（１０）を製造および／または包装する製造ユニット、特に包装機（パッカー）（２６）において、
    前記ブランク（１１）に対して少なくとも部分領域にプラズマジェット（３６）を印加するためのプラズマ発生器（３５）と、プラズマジェット（３６）を制御するための制御装置とを有し、その際、前記製造ユニット（２６）の機械速度の現在値に従って、および／または前記製造ユニットで当該時に生産されている製品タイプ（５０、５１、５２）に従って、前記制御装置によってプラズマジェット（３６）を制御可能であることを特徴とする製造ユニット。
15. 記憶装置を有し、該記憶装置内に、前記機械速度のさまざまな値および／またはさまざまなシガレットパッケージタイプ（５０、５１、５２）について、該機械速度値および／または該シガレットパッケージタイプ（５０、５１、５２）に割り当てられたそれぞれ１セットの、プラズマ発生器（３５）の制御パラメータが格納されており、その際、割り当てられたこれらのパラメータセットを、前記プラズマ発生器（３５）を制御するための制御装置によって、前記現在時の機械速度に応じて、および／または前記当該時に生産されているシガレットパッケージタイプ（５０、５１、５２）に応じて選択可能であることを特徴とする請求項１４に記載の製造ユニット。
16. ブランクマガジン（２７）と、該ブランクマガジン（２７）のブランク（１１）を分離するための機構（２８）と、分離された前記ブランク（１１）を折り曲げタレット（３４）の領域内へ特にほぼ水平方向に搬送するための搬送路（２９）とを有し、その際、前記ブランク（１１）の下面に前記プラズマジェット（３６）を印加できるように、前記プラズマ発生器（３５）が、搬送方向に前記折り曲げタレット（３４）の上流側において前記搬送路（２９）の下方に配置されていることを特徴とする請求項１４または１５に記載の製造ユニット。
17. 前記プラズマ発生器（３５）が、前記プラズマジェット（３６）を噴出するノズル（３８）と、該ノズル（３８）にプロセスガスを供給するためのライン（３９）と、前記プラズマジェット（３６）を印加すべきブランク（１１）に対して相対的に前記ノズル（３８）の位置を調整することを可能にする変位機構（４７）とを有することを特徴とする請求項１４〜１６のいずれか一つに記載の製造ユニット。
18. 前記プラズマ発生器（３５）が抽気装置（４０）を有し、該抽気装置を用いて前記ノズル（３８）の周囲から使用済みのプロセスガスを抽出できることを特徴とする請求項１４から１７のいずれか一つに記載の製造ユニット。

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