JP2009525029A - 搾乳システムおよび真空調整方法 - Google Patents

搾乳システムおよび真空調整方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2009525029A
JP2009525029A JP2008552269A JP2008552269A JP2009525029A JP 2009525029 A JP2009525029 A JP 2009525029A JP 2008552269 A JP2008552269 A JP 2008552269A JP 2008552269 A JP2008552269 A JP 2008552269A JP 2009525029 A JP2009525029 A JP 2009525029A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
milking
vacuum
negative pressure
milking system
pressure level
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008552269A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5123211B2 (ja
JP2009525029A5 (ja
Inventor
オラ サンドベルイ、
ヘルムート オーベルミューラー、
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
DeLaval Holding AB
Original Assignee
DeLaval Holding AB
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by DeLaval Holding AB filed Critical DeLaval Holding AB
Publication of JP2009525029A publication Critical patent/JP2009525029A/ja
Publication of JP2009525029A5 publication Critical patent/JP2009525029A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5123211B2 publication Critical patent/JP5123211B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01JMANUFACTURE OF DAIRY PRODUCTS
    • A01J5/00Milking machines or devices
    • A01J5/04Milking machines or devices with pneumatic manipulation of teats
    • A01J5/047Vacuum generating means, e.g. by connecting to the air-inlet of a tractor engine
    • A01J5/048Vacuum regulators
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05DSYSTEMS FOR CONTROLLING OR REGULATING NON-ELECTRIC VARIABLES
    • G05D16/00Control of fluid pressure
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05DSYSTEMS FOR CONTROLLING OR REGULATING NON-ELECTRIC VARIABLES
    • G05D16/00Control of fluid pressure
    • G05D16/20Control of fluid pressure characterised by the use of electric means
    • G05D16/2006Control of fluid pressure characterised by the use of electric means with direct action of electric energy on controlling means
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05DSYSTEMS FOR CONTROLLING OR REGULATING NON-ELECTRIC VARIABLES
    • G05D16/00Control of fluid pressure
    • G05D16/20Control of fluid pressure characterised by the use of electric means
    • G05D16/2006Control of fluid pressure characterised by the use of electric means with direct action of electric energy on controlling means
    • G05D16/2013Control of fluid pressure characterised by the use of electric means with direct action of electric energy on controlling means using throttling means as controlling means
    • G05D16/2026Control of fluid pressure characterised by the use of electric means with direct action of electric energy on controlling means using throttling means as controlling means with a plurality of throttling means
    • G05D16/2033Control of fluid pressure characterised by the use of electric means with direct action of electric energy on controlling means using throttling means as controlling means with a plurality of throttling means the plurality of throttling means being arranged in series

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Fluid Mechanics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Automation & Control Theory (AREA)
  • Animal Husbandry (AREA)
  • Environmental Sciences (AREA)
  • External Artificial Organs (AREA)
  • Control Of Fluid Pressure (AREA)

Abstract

搾乳システムは、真空ポンプ(11)と、搾乳装置(15)と、該搾乳装置と該真空ポンプとを連結する導管(14)と、あらかじめ設定された負圧レベルを搾乳装置において維持する第1真空調整器(25)とを有する。第2真空調整器(27、29、30a)は、第1真空調整器と真空ポンプとの間に設けられており、あらかじめ設定された真空レベルを所望レベルに調整する。当該第2真空調整器は、搾乳システム内の負圧レベルを測定するための圧力センサ(30a)と、空気を吸入して導管へ導くための調整可能な吸気手段(31)、例えば、電磁弁と、測定された負圧レベルに応じて第2真空調整器を制御する制御装置(29)とを有することが好ましい。

Description

発明の技術分野
本発明は、機械搾乳についての真空調整の分野に関する。本発明は、とりわけ、真空調整器を有する搾乳システムおよび真空調整方法に関する。
関連技術の説明および発明の背景
搾乳装置において真空を調節する方法の変更に多大な努力が払われている。しかしながら、これまでのところ、このような努力に相応する搾乳性能の向上は実現されていない。
搾乳装置内の真空を調節する際の1つの問題は、乳頭端部における負圧レベルとシステムの負圧レベル(すなわち、ポンプの負圧レベルまたはポンプの負圧レベルよりも低く調節された一定の負圧レベル)とが異なり、この差が搾乳の間に経時的に変化することによって、システムの負圧レベルの変化が乳頭および真空に及ぼす影響を予測することが困難になることである。
システムの負圧レベルと乳頭端部における負圧レベルとの差は主として、長い搾乳管内の負圧低下、ならびに当該搾乳管内の乳汁のスラグおよび搾乳装置への間欠的な空気の吸入によって生じる負圧変動と、乳汁スラグにより短い搾乳管にて発生する負圧の低下および変動と、ライナの開閉によって生じる乳頭端部における負圧の変動と、乳汁配管内におけるスラグの形成によるものである。
乳頭端部における負圧を調節するために、搾乳動物の近傍における乳汁と空気流とを分離することと、真空システムに悪影響を及ぼす空気の吸入量を減らすことと、短い搾乳管、長い搾乳管および乳汁配管の直径を大きくすることと、乳量が小さい間に乳頭端部の負圧を低下させることとを含むいくつかの構成が実施されている。
搾乳システム内の負圧を調整するためには2つの基本的な方法がある。すなわち、1)一定の速度で動作する真空ポンプと、搾乳装置に吸入された空気の量を調整することにより負圧を調整する装置とを使用する方法と、2)搾乳装置から除去された空気の量を調整することにより負圧を調整する制御装置を使用する方法、つまり、可変周波数駆動(VFD)コントローラを使用して真空ポンプ速度を調整する方法とがある。
第1の方法に基づく一般的な真空調整器には、搾乳装置の内側で発生する部分的な負圧と、重りやばねなどの抵抗力との力のつり合いに応じて負圧を調整する装置が含まれる。より精密な真空調整器では、検知部材で構成されたフィードバックシステムと機械的な増幅システムとを使用する。小形の制御弁は、より大きな空気注入弁の動作を調整する。
米国特許第6164242号には、真空ポンプと、搾乳対象の動物に装着するための少なくとも1つの搾乳クロー(claw)および乳頭カップを有する搾乳装置と、当該搾乳クローおよび乳頭カップと真空ポンプの吸入側とを連結し、搾乳装置からの流れを導く導管とを含む搾乳装置が開示されている。当該真空ポンプはダイナミック型のポンプである。また、調整器は、搾乳装置における負圧レベルを一定の所望値に維持する。さらに、当該調整器は、実際の負圧レベルが所望の値に到達したことを検知するセンサを有し、検知された負圧レベルに応じて、導管および真空ポンプを通る空気流の大きさを調整する。
米国特許第6494163B1号には、真空配管を介して搾乳槽と相互に連結された真空ポンプを有する真空制御システムが開示されている。搾乳装置の各乳頭カップは、乳頭カップと搾乳槽とを相互に連結する搾乳管を有する。rpm調速器と電子濾過装置とを有する真空調整器は、真空ポンプと連結されており、さらに、当該濾過装置によって、真空配管と連結された真空センサと連結されている。該濾過装置は、rpm調速器と、真空センサから受信した信号に基づいて調整器により作動される電子高速制御弁とに連結される。例えば、乳頭カップが搾乳対象の動物の乳頭から取り外されて、真空配管(ひいては、緩衝容器)内の負圧が低下した場合、rpm調速器は、真空ポンプのrpmつまり容量を増大させることにより、負圧レベルを一定の値に維持する。一方、真空配管における負圧レベルが所望レベルを超えた場合、電子高速制御弁は、空気を真空配管へ吸入し、真空配管内の負圧を一定の所望レベルに維持する。
しかしながら、上述した真空制御システムによれば、乳頭カップにおける負圧レベルを好適な一定の負圧レベルに維持することができないという問題点がある。また、この真空制御システムによれば、脈動する負圧レベルを個別に調節することができないおそれがあるという問題点がある。
さらに、上述した真空制御システムによれば、搾乳の間、および、乳頭カップや乳頭の洗浄のような搾乳に関する他の動作の間において、所望の負圧レベルの変更を継続して行うことができないという問題点がある。
本発明は、従来のシステムが有する上述した問題点のうちの少なくともいずれか1つを解決する搾乳システムおよび真空調整方法を提供することを目的とする。
また、本発明は、効率的で、正確で、精密で、融通性に富み、高速で、簡素で、信頼性が高く、低コストで、使いやすい上述したような搾乳システムおよび真空調整方法を提供することを目的とする。
本発明によれば、これらの目的を、添付の特許請求の範囲で請求される搾乳システムおよび真空調整方法によって達成することが可能である。
本発明の第1の態様は、真空ポンプと、搾乳装置と、該搾乳装置と該真空ポンプとを連結する導管と、あらかじめ設定された負圧レベルを搾乳装置において維持するための第1真空調整器と、該第1真空調整器と該真空ポンプとの間に設けられており、あらかじめ設定された負圧レベルを所望レベルに調整するための第2真空調整器とを有する搾乳システムを提供する。第2真空調整器は、搾乳システム内の負圧レベルを測定するための圧力センサと、空気を吸入して導管へ導くための弁構成と、測定された負圧レベルに応じて弁構成を制御する制御装置とを有することが好ましい。
本発明の第2の態様は、真空ポンプと、搾乳装置と、該搾乳装置と該真空ポンプとを連結する導管とを有する搾乳システムにおける真空調整方法であって、第1真空調整器を用いて搾乳装置における負圧レベルをあらかじめ設定された負圧レベルに維持するステップと、該第1真空調整器と該真空ポンプとの間に設けられた第2真空調整器を用いて、あらかじめ設定された負圧レベルを所望レベルに調整するステップとを含む真空調整方法を提供する。
本発明の真空調整技術によれば、搾乳対象である動物の乳頭端部における負圧レベルをあらかじめ設定された負圧レベルにより安定的に維持することができるとともに、あらかじめ設定された負圧レベルを、システム真空(真空ポンプによって設定される)とほぼ大気圧との間の任意の所望レベルに変化させることができる。本発明は、搾乳過程の各段階にてそれぞれ異なる負圧レベルを用いる様々な搾乳方式に適用することが可能である。
本発明の第3の態様は、真空ポンプと、搾乳装置と、該搾乳装置と該真空ポンプとを連結する導管とを有する搾乳システム用の真空調整器であって、当該搾乳システム内の負圧レベルを測定する圧力センサと、空気を吸入して導管へ導くためのソレノイドおよび弁体を有する電磁弁と、電流、好ましくはPWM電流をソレノイドへ供給することにより弁体に作用するソレノイドの力を調節して、空気の薄い層を電磁弁を通じて導管へ流入させ、測定された負圧レベルに応じて電磁弁を制御する制御装置とを有する真空調整器を提供する。
上述した真空調整器は、簡素であるものの、様々な搾乳システムにおける真空制御を改善することが可能な融通性に富むものである。
本発明の第4の態様は、上述した搾乳システムにおける真空調整方法であって、該搾乳システムにおける負圧レベルを測定するステップと、ソレノイドおよび弁体を有する電磁弁を用いて空気を吸入して導管へ導くステップと、電流、好ましくはPWM電流をソレノイドへ供給することにより弁体に作用するソレノイドの力を調節して、空気の薄い層を電磁弁を通じて導管へ流入させ、測定された負圧レベルに応じて電磁弁を制御するステップとを含む真空調整方法を提供する。
以下に、本発明の構成および効果を、本発明の各実施形態の詳細な説明および添付の図1〜4により説明するが、本発明の要旨は、これらの範囲に限定されるものではない。
実施形態の詳細な説明
図1に、本発明の一実施形態に従った搾乳システムの一部を示す。真空ポンプ11は、吸入側12と圧力側13とを有しており、真空ポンプ11の吸入側12は、真空導管14を介して搾乳装置15へ連結されている。当該搾乳装置15は、牝牛のような搾乳対象となる動物の乳頭へ装着される乳頭カップ19へ搾乳管17および脈動管18を介して連結された搾乳クロー(claw)16を有する。該搾乳装置15は、1つまたは2つ以上の乳頭カップへそれぞれ連結することが可能な複数の搾乳クローを有していてもよい。搾乳対象の動物が牝牛である場合、動物それぞれの搾乳を行うためには4つの乳頭カップが必要である。
乳汁は、搾乳管20を介して、搾乳クロー16から集乳槽21へ流れる。当該集乳槽21は、真空導管14と連結されている。集乳槽21は、分離された液体を間欠的に除去することにより、該液体が真空導管14へ流れることを回避するための分離器を具備するものでもよい。
さらに、搾乳クロー16は、脈動管22を介して、パルセータ(pulsator)23と連結されている。図1に示したように、当該パルセータ23は、脈動圧および搾乳圧のレベルそれぞれを個別に調節できるよう、真空導管24を介して真空ポンプ11と連結されていてもよい。また、パルセータ23は、真空導管14との連結により、搾乳管17にて用いられる真空調整器と同じ真空調整器を使用してもよい。
真空ポンプ11は、真空導管14および24を介して、搾乳装置15から空気流を吸入する。乳頭カップ19の脈動チャンバ(図示せず)内では、真空導管24およびパルセータ23を介して、脈動低圧力がさらに発生する。脈動周期の間、当該脈動低圧力は、例えば大気圧と脈動圧レベルとの間で変化する。集乳槽21、搾乳管20、および、乳頭カップ19の乳頭受け空間の内部(図示せず)では、真空導管14を介して低圧力が発生する。この搾乳圧により、乳汁が乳頭から集乳槽21へ吸入される。
搾乳圧を一定の負圧レベルに維持し、脈動周期ごとにおける脈動圧の最大値をあらかじめ設定されたレベルに調整するために、真空導管14、24には、第1真空調整器25、26がそれぞれ設けられている。
第1真空調整器25、26それぞれは、一般的な任意の調整器でよいが、費用に対する効率が良好であって信頼性の高い機械的真空調整器が好ましい。第1真空調整器25、26それぞれは、例えば、本明細書にてその内容を引用するPCT第02/19804号またはヨーロッパ特許第0017493号に詳しく開示されたような膜タイプの真空調整器により構成してもよい。
さらに、本発明によれば、真空導管14において、第1真空調整器25と真空ポンプ11との間に弁構成27が設けられており、真空導管24において、第1真空調整器26と真空ポンプ11との間に弁構成28が設けられている。弁構成27、28それぞれは、それぞれ異なる負圧制御接続部を介して制御装置29へ接続されている。さらに、搾乳装置15内に配置された圧力センサ30a、30bそれぞれは、それぞれ個別の信号接続部を介して制御装置29へ連結されており、搾乳装置15における負圧レベルをそれぞれ個別に繰返し測定して、当該繰り返し測定された負圧レベルを制御装置29へ出力する。圧力センサ30a、30bは、搾乳対象の動物が受ける搾乳圧および脈動圧のレベルを測定するため、該動物の近傍に配置することが好ましい。この説明例では、圧力センサ30aは、乳頭カップ19内、搾乳クロー16内または搾乳管20内に配置されており、一方、圧力センサ30bは、乳頭カップ19内、搾乳クロー16または脈動管22内に配置されているものとする。
第2真空調整器それぞれは、互いに連結されている弁構成27と制御装置29と圧力センサ30aと、互いに連結されている弁構成28と制御装置29と圧力センサ30bとのそれぞれにより形成され、真空導管14、24それぞれについてあらかじめ設定された負圧レベルを、所望レベルに個別に調整する。このため、制御装置29は、圧力センサ30a、30bが検知した繰返し測定された負圧レベルに応じて、弁構成27、28を制御することが好ましい。
それぞれ異なる弁構成27、28とそれぞれ異なる真空導管14、24とを搾乳圧用および脈動圧用にそれぞれ設けることで、搾乳圧を第1の所望レベルに調節することができ、脈動圧を第1の所望レベルと異なる第2の所望レベルに調節することが可能である。搾乳圧および脈動圧の最大値を同じにする必要がある場合、パルセータ23と連結されている導管に対して、真空導管24と第1真空調整器26と弁構成28とに代えて、真空調整器25と弁構成27との間に存在する真空導管14を連結してもよい。
本発明の真空調整器は、2つ以上の乳頭カップ19、例えば、4つの乳頭カップ19における搾乳圧の調節を行うことが可能である。
または、複数の乳頭カップ19それぞれは、各搾乳管20、各集乳槽21、各真空導管14、24、任意の各第1真空調整器25、26、および、各弁構成27、28を介して、負圧源へ個別に連結される。制御装置29は、各乳頭カップ19における負圧レベルがそれぞれ所望の負圧レベルとなるように各弁構成を制御する。このような構成によれば、異なる乳頭カップ19ごとに、その負圧レベルをそれぞれ異なる値に設定することが可能である。このような手法によれば、牝牛が4つのうちの1つの乳房に乳腺炎を患っている際に乳頭をより優しく扱うよう、該乳房からの搾乳に用いられる乳頭カップ19の負圧レベルをより低い負圧レベルに設定すべき場合に好適である。
つぎに、図2を参照して、弁構成27について詳細に説明する。真空導管14の左側の端部は、真空ポンプ11の吸入側12と連結されている。当該弁構成27は、ソレノイド32と弁体33とを含む電磁弁31を具備しており、該電磁弁31は、真空導管14と連結されており、あらかじめ設定された負圧の所望レベルに到達するよう、空気34を吸入して真空導管14へ導く。なお、図2における矢印は、当該空気34の流れを表す。弁構成27は、電磁弁31の上流側に設けられた空気流制限部35を有している。
制御装置29は、電流、好ましくはPWM電流36をソレノイド32へ供給することにより、弁体33に作用するソレノイド32の力を調節する。100%デューティサイクルにおいては、電磁弁31は完全に閉じられており、負圧レベルは、真空ポンプ11から得られるシステム負圧レベルと同じになるよう調節される。0%デューティサイクルにおいては、電磁弁31は完全に開かれており、負圧レベルは、空気流制限部35のサイズと弁容量との関係に応じて大気圧に近くなるよう調節される。システム負圧レベルと大気圧との間で安定した負圧レベルを得るために、電磁弁31によって吸入される空気の量と、空気流制限部35から排出される空気の量とを好適に均衡させておく。これにより、電磁弁31を、その動作時に、真空導管14に流入する空気の薄い層37上を弁体33が「浮遊」した状態を維持するよう制御できる。あらかじめ設定される所望の負圧レベルの低下に伴い、薄い空気層37の厚さは大きくなる。
PWM電流の周波数は、当該PWM電流を切り替えたときに弁体33に影響を及ぼさないよう、十分高くしておく。適切な周波数としては、1〜10kHzの範囲でもよい。
脈動圧用の真空導管24における弁構成28は、弁構成27と同一の構成および同一の機能を有する。
なお、弁構成27の動作に影響を及ぼすことなく、電磁弁31の位置と空気流制限部35の位置とを互いに入れ替えることが可能である。このような構成の下では、電磁弁31は、真空導管14を通じて真空ポンプ11の吸入側12へ流れる空気の制御を行い、空気流制限部35は、電磁弁31の下流側に配置され、周囲の空気を吸入して真空導管14へ導く。
上述の電磁弁31は、当技術分野において公知の、もしくは、当業者が想到可能な他の弁構成や他の調整可能な吸気手段により構成してもよい。
また、搾乳装置は、搾乳装置15によって搾乳された乳量を測定するための乳量計を具備していてもよい。該乳量計は、搾乳管20または集乳槽21内に配置することが好ましい。測定された乳量値は、制御装置29へ出力され、制御装置29は、当該乳量値に応じて、電磁弁31を制御する。この説明例では、米国特許第4499854号の参照により、その開示内容を本明細書にて引用する。
さらに、ハイライン搾乳プラントにおいて本発明の真空調整器を具備することにより、乳汁の還流や広範囲の揚力による真空低下にかかわらず、搾乳クロー16や乳頭カップ19における負圧レベルを安定的に維持することができる。本発明の真空調整器は、一般的な搾乳システムよりもシステム負圧を増大させることができ、また、搾乳クロー16および乳頭カップ19の近傍における負圧を測定することができるため、乳頭カップ19内の負圧レベルを、より高い乳量レベルであっても(所与の最大乳量までは)所望レベルに維持することが可能である。試験を行った結果、システム負圧を約55kPaまで増大させた場合、乳量が約5.5 l/分に到達するまで、乳頭端部における負圧レベルを約35kPaにほぼ一定して維持することができることが判明した。
また、制御装置29は、搾乳装置15にて予測できる負圧の変動、例えば、定期的に発生する負圧の変動に応じて、電磁弁31を制御するように構成してもよい。ここでいう予測できる負圧の変動とは、搾乳装置15において定期的に変動する脈動圧によって発生する変動を含んでいてもよい。実際、負圧変動のうちの大部分が脈動に関連する変動であり、このような変動を予測することは比較的容易である。
制御装置29は、あらかじめ設定された負圧レベルについて外部からの第2の調整(第1真空調整器25、26によって行われる内部における第1の負圧調整に加えて)を行えるよう、圧力センサ30a、30bの検知によって繰返し測定された負圧レベルに応じて、弁構成27、28を制御することが可能である。第1真空調整器25、26それぞれは、当該第1真空調整器の上流側と下流側との間の圧力勾配を小さくするため、搾乳中における動物の乳頭端部の負圧レベルを知ることは一般的には不可能である。つまり、本発明の真空調整器は、負圧の変化すなわち負圧の低下を第1真空調整器25、26が検知するのに先立って、負圧レベルを調整すなわち負圧レベルを増大させることにより、搾乳対象である動物のより近傍で、負圧レベルを一定とするように補助する。
本発明の真空調整器は、様々な異なる用途に対して適用することが可能である。
例えば、本発明の真空調整器は、搾乳システムを用いて行う搾乳過程における異なる段階ごとに、あらかじめ設定された負圧レベルを、それぞれ異なる所望レベルに調整することが可能である。このような搾乳システムは、例えば、本明細書にてその内容を引用する米国特許第4011838号やヨーロッパ特許第0403549号に開示されている。
さらに、本発明の真空調整器は、"Method, computer program product and arrangement for controlling the milking by a milking machine"という名称を有する2004年12月20日にスウェーデン特許庁へ出願されたスウェーデン特許出願第0403089−6号に開示されているように、様々な搾乳方式に対応するために、あらかじめ設定された負圧レベルを変化、つまり、増大または低下させることが可能であり、このような場合には、各搾乳方式ごとに、搾乳圧、高パルス真空、低パルス真空、パルスレート、パルス長のような1組の搾乳パラメータによって分別し、試験期間にて試験を行い、その後に評価を行い、1つの搾乳方式を選択して、それ以降の搾乳過程に適用する。当該出願の内容は、本明細書において引用する。
さらに、本発明の真空調整器を、搾乳システムを用いた牛の搾乳段階に適用することで、該搾乳段階において、あらかじめ設定された負圧レベルを単調に変化させる、つまり、増大または低下させることが可能である。あらかじめ設定された負圧レベルを単調に増大させる場合、負圧レベルは、所与の負圧レベルに到達するまで、または、搾乳システムによる牛の搾乳時に測定される乳量が所与の値に到達するまで増大する。
さらに、本発明の真空調整器は、"Method, computer program product and arrangement for controlling the milking by a milking machine"という名称を有する2004年12月20日にスウェーデン特許庁へ出願されたスウェーデン特許出願第0403088−8号に開示されているように、搾乳圧を用いて牛の搾乳を行っている間、あらかじめ設定された搾乳圧を所与の範囲の負圧レベルにわたって変化させるとともに当該負圧レベルを変化させた間に牛から搾乳した乳量を監視し、搾乳動物からの乳量が搾乳圧を変化させながら監視した乳量の最大値となるように所与の範囲の最低負圧レベルに搾乳圧を設定しておき、それ以降の搾乳動物の搾乳における搾乳圧を当該設定された負圧レベルに維持させるようにしてもよい。当該出願の内容は、本明細書において引用する。
つぎに、図3を参照して、制御装置29にて行われる制御方法の概要を説明する。弁体33は、その動作範囲において、ほぼ安定的に動作する。そのため、デューティサイクルのある所定値が、弁体33に対する所与の圧力勾配に対応する。圧力差によって弁体33に作用する力は、ソレノイド32からの磁力と釣り合うように定められる。
負圧レベルを制御する制御装置29は、以下の数式に示す出力(デューティサイクル)OIを有する積分制御器で構成してもよい。
O=OI=−kIΣErr dt
ここで、kIは積分利得であり、Errは、設定値(制御装置29により設定)と、実際値(圧力センサ30aにより測定)との間の偏差であり、dtはサンプル時間である。
このような制御方法によれば、良好な精度は得られるが、応答時間が遅くなってしまう。また、利得が高い場合、自励発振が生じてしまうおそれがある。そこで、出力OIに対して以下に示す比例因子を加算することにより、応答時間を改善することが可能である。
P=OI+KP Err
比例制御を行う場合には、負圧レベルと出力レベルとの関係を判別する必要がある。このような判別は、制御装置29の起動の際に、自動的に行うことが可能である。このような判別を簡易かつ高速に行う方法の1つとしては、2つの異なる負圧レベルV1、V2を選択して、当該負圧レベルV1、V2それぞれに対応する出力レベルO1、O2を積分制御によって判別する。この特性は非線形であるため、2つの異なる負圧レベルV1、V2は所望レベルとほぼ同じ値に設定することが好ましい。図4は、負圧レベルと出力レベルとの関係、つまり、2つの負圧レベルV1、V2と、それぞれ対応する各出力レベルO1、O2とを示している。
この場合、比例因子は、以下の式で表わされる。
P=OC+kP Err
ここで、上述した式におけるOCは、図4に示した負圧レベルと出力レベルとの関係への線形的な内挿および/または外挿に基づいて算出した出力である。
このような制御は、微分部を付加することによって、全PID(比例−積分−微分)制御器を構成することで、さらなる改良が可能である。
以上、本発明を様々な実施形態により説明したが、本発明は上述した構成や詳細に限定されるものではなく、添付の特許請求の範囲によって定義される本発明の要旨を逸脱しない範囲で各種の変形が可能である。
本発明の一実施形態に従った搾乳システムの一部を示す模式図である。 図1に示した搾乳システムが具備する電磁弁および真空導管の一部を示す模式図である。 図1に示した搾乳システムにおける制御方法の一例を示す図である。 図1に示した搾乳システムにおける負圧レベルと、該搾乳システムが具備する制御装置からの出力との関係を示す図である。
符号の説明
29 制御装置
30a 圧力センサ
31 電磁弁
34 空気流

Claims (26)

  1. 真空ポンプ(11)と、搾乳装置(15)と、該搾乳装置と該真空ポンプとを連結する導管(14)と、あらかじめ設定された負圧レベルを該搾乳装置において維持するための第1真空調整器(25)とを有する搾乳システムであって、
    前記第1真空調整器と前記真空ポンプとの間に設けられており、前記あらかじめ設定された負圧レベルを所望レベルに調整する第2真空調整器(27、29、30a)を有することを特徴とする搾乳システム。
  2. 請求項1に記載の搾乳システムにおいて、
    前記第2真空調整器は、
    前記搾乳システム内の負圧レベルを測定する圧力センサ(30a)と、
    空気を吸入して前記導管へ導くための調整可能な吸気手段(31)と、
    前記測定された負圧レベルに応じて前記第2真空調整器を制御する制御装置(29)とを有することを特徴とする搾乳システム。
  3. 請求項2に記載の搾乳システムにおいて、
    前記圧力センサは前記搾乳装置内に配置されていることを特徴とする搾乳システム。
  4. 請求項3に記載の搾乳システムにおいて、
    前記搾乳装置は、
    乳頭カップ(19)と、搾乳管(17、20)と、任意の搾乳クロー(16)とを有し、
    前記圧力センサは、
    前記乳頭カップ内、前記搾乳管内、または、前記任意の搾乳クロー内に配置されることを特徴とする搾乳システム。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の搾乳システムにおいて、
    前記第2真空調整器は、
    ソレノイド(32)と弁体(33)とを含む電磁弁(31)を有し、
    前記電磁弁は、
    前記導管と連結されており、前記あらかじめ設定された負圧レベルが前記所望レベルに到達するよう、該電磁弁を通じて吸引した空気を該導管へ導くことを特徴とする搾乳システム。
  6. 請求項5に記載の搾乳システムにおいて、
    前記制御装置は、電流、好ましくはPWM電流を前記ソレノイドに供給することにより、前記弁体に対する前記ソレノイドの力を制御することを特徴とする搾乳システム。
  7. 請求項5または6に記載の搾乳システムにおいて、
    前記第2真空調整器の前記弁体は、動作中、前記導管に流入する空気の薄い層(37)上に連続的に浮遊するように構成されていることを特徴とする搾乳システム。
  8. 請求項1乃至7のいずれか1項に記載の搾乳システムにおいて、
    前記搾乳装置は、
    前記搾乳装置によって搾乳された乳量を測定する乳量計を有し、
    前記第2真空調整器は、
    空気を吸入して前記導管に導くための調整可能な空気吸入手段と、
    前記測定された乳量に応じて前記調整可能な空気吸入手段を制御する制御装置とを有することを特徴とする搾乳システム。
  9. 請求項1乃至8のいずれか1項に記載の搾乳システムにおいて、
    前記第2真空調整器は、
    空気を吸入して前記導管に導くための調整可能な空気吸入手段と、
    前記搾乳装置における予測される負圧の変動に応じて前記調整可能な空気吸入手段を制御する制御装置とを有することを特徴とする搾乳システム。
  10. 請求項9に記載の搾乳システムにおいて、
    前記予測される負圧の変動は、前記搾乳装置内の脈動圧によって生じる変動を含んでいることを特徴とする搾乳システム。
  11. 請求項1乃至10のいずれか1項に記載の搾乳システムにおいて、
    前記第2真空調整器は、前記搾乳システムにより動物の搾乳を行う際の段階それぞれにおいて、前記あらかじめ設定された負圧レベルをそれぞれ異なる所望のレベルに調整することを特徴とする搾乳システム。
  12. 請求項1乃至11のいずれか1項に記載の搾乳システムにおいて、
    前記第2真空調整器は、前記搾乳システムにより動物の搾乳を行う際のある段階の間、前記あらかじめ設定された負圧レベルを単調に増大させることを特徴とする搾乳システム。
  13. 請求項1乃至12のいずれか1項に記載の搾乳システムにおいて、
    前記第2真空調整器は、所与の負圧レベルに到達するまで、または、前記搾乳システムによる動物の搾乳時において測定された乳量が所与の値に到達するまで、前記あらかじめ設定された負圧レベルを単調に増大させることを特徴とする搾乳システム。
  14. 請求項1乃至13のいずれか1項に記載の搾乳システムにおいて、
    前記第2真空調整器は、
    空気を吸入して前記導管に導くための調整可能な空気吸入手段と、
    前記調整可能な空気吸入手段を比例制御によって制御する制御装置とを有し、
    前記制御装置は、
    前記搾乳システムを起動する際に、少なくとも2つの異なる負圧レベルの選択を行い、これらの負圧レベルに対応する制御信号をフィードバック制御によって定めることを特徴とする搾乳システム。
  15. 請求項14に記載の搾乳システムにおいて、
    前記2つの異なる負圧レベルは、前記所望レベルと近い値に設定されていることを特徴とする搾乳システム。
  16. 請求項1乃至15のいずれか1項に記載の搾乳システムにおいて、
    前記第1真空調整器は、該第1真空調整器の上流側と下流側との間の圧力勾配を小さくする機械的真空調整器であることを特徴とする搾乳システム。
  17. 請求項1乃至16のいずれか1項に記載の搾乳システムにおいて、
    前記第2真空調整器は、
    前記搾乳システムにより搾乳する際の負圧レベルを第1の所望レベルに調整し、
    前記搾乳システムは、
    前記搾乳システムが脈動する際の負圧レベルを第2の所望レベルに調整する第3の真空調整器(28、29、30b)を有することを特徴とする搾乳システム。
  18. 請求項1乃至17のいずれか1項に記載の搾乳システムにおいて、
    (a)乳頭カップおよび搾乳管をそれぞれ有する3つの搾乳装置と、
    (b)前記搾乳装置それぞれを個々に前記真空ポンプへ連結する3つの導管と、
    (c)前記搾乳装置ごとの負圧レベルを所望の負圧レベルにそれぞれ調整する3つの第2真空調整器とをさらに有することを特徴とする搾乳システム。
  19. 請求項18に記載の搾乳システムにおいて、
    前記第2真空調整器は、前記搾乳装置内の負圧レベルをそれぞれ異なる負圧レベルに調整することを特徴とする搾乳システム。
  20. 真空ポンプ(11)と、搾乳装置(15)と、該搾乳装置と該真空ポンプとを連結する導管(14)とを有する搾乳システムにおける真空調整方法であって、
    第1真空調整器(25)を用いて、あらかじめ設定された負圧レベルを前記搾乳装置において維持するステップと、
    前記第1真空調整器と前記真空ポンプとの間に設けられた第2真空調整器(27、29、30a)を用いて、前記あらかじめ設定された負圧レベルを所望レベルに調整するステップとを含むことを特徴とする真空調整方法。
  21. 請求項20に記載の真空調整方法において、
    前記搾乳装置内、好ましくは乳頭カップ内、搾乳管内、または、該搾乳装置の搾乳クロー内の負圧レベルを測定するステップと、
    前記第2真空調整器を用いて、空気を吸入して前記導管へ導くステップと、
    前記測定された負圧レベルに応じて前記第2真空調整器を制御するステップとを含むことを特徴とする真空調整方法。
  22. 請求項21に記載の真空調整方法において、
    前記第2真空調整器は、ソレノイド(32)と弁体(33)とを含む電磁弁(31)を有し、
    電流、好ましくはPWM電流の前記ソレノイドへの供給によって前記弁体に対する該ソレノイドの力を調節することにより、該弁体を前記導管に流入する空気の薄い層(37)上で連続的に浮遊させ、それにより、前記空気が吸入されて前記導管に導かれることを特徴とする真空調整方法。
  23. 請求項20乃至22のいずれか1項に記載の真空調整方法において、
    前記第2真空調整器は、前記搾乳装置により搾乳が行われている際に測定された乳量に応じて制御されることを特徴とする真空調整方法。
  24. 請求項20乃至23のいずれか1項に記載の真空調整方法において、
    前記第2真空調整器は、前記搾乳装置における予測される負圧の変動に応じて制御されることを特徴とする真空調整方法。
  25. 真空ポンプ(11)と、搾乳装置(15)と、該搾乳装置と該真空ポンプとを連結する導管(14)とを有する搾乳システム用の真空調整器であって、
    前記搾乳システム内の負圧レベルを測定する圧力センサ(30a)と、
    ソレノイド(32)および弁体(33)を有し、空気を吸入して前記導管に導く電磁弁(31)と、
    電流、好ましくはPWM電流を前記ソレノイドへ供給することにより前記弁体に対する該ソレノイドの力を調節して、空気の薄い層(37)が前記電磁弁を通じて前記導管へ流入させ、前記測定された負圧レベルに応じて該電磁弁を制御する制御装置(29)とを有することを特徴とする真空調整器。
  26. 真空ポンプ(11)と、搾乳装置(15)と、該搾乳装置と該真空ポンプとを連結する導管(14)とを有する搾乳システムにおける真空調整方法であって、
    前記搾乳システム内の負圧レベルを測定するステップと、
    ソレノイド(32)および弁体(33)を有する電磁弁(31)によって空気を吸入して前記導管へ導くステップと、
    電流、好ましくはPWM電流を前記ソレノイドに供給することにより前記弁体に対する前記ソレノイドの力を調節して、空気の薄い層(37)が前記電磁弁を通じて前記導管へ流入させ、前記測定された負圧レベルに応じて前記電磁弁を制御するステップとを含むことを特徴とする真空調整方法。
JP2008552269A 2006-01-31 2007-01-25 搾乳システムおよび真空調整方法 Active JP5123211B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
SE0600199-4 2006-01-31
SE0600199A SE529701C2 (sv) 2006-01-31 2006-01-31 Mjölkningssystem och metod för vakuumreglering
PCT/SE2007/000069 WO2007089185A1 (en) 2006-01-31 2007-01-25 Milking system and method for vacuum regulation

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2009525029A true JP2009525029A (ja) 2009-07-09
JP2009525029A5 JP2009525029A5 (ja) 2010-03-11
JP5123211B2 JP5123211B2 (ja) 2013-01-23

Family

ID=38327676

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008552269A Active JP5123211B2 (ja) 2006-01-31 2007-01-25 搾乳システムおよび真空調整方法

Country Status (8)

Country Link
US (1) US8695532B2 (ja)
EP (1) EP1978800B1 (ja)
JP (1) JP5123211B2 (ja)
AU (1) AU2007210330B2 (ja)
NZ (1) NZ568513A (ja)
RU (1) RU2437278C2 (ja)
SE (1) SE529701C2 (ja)
WO (1) WO2007089185A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018512217A (ja) * 2015-04-01 2018-05-17 コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェKoninklijke Philips N.V. 搾乳器のためのポンプユニット
KR20200063482A (ko) * 2018-11-28 2020-06-05 이나경 가축용 착유기

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
SE533410C2 (sv) 2006-07-11 2010-09-14 Vaelinge Innovation Ab Golvpaneler med mekaniska låssystem med en flexibel och förskjutbar tunga samt tunga därför
NZ600965A (en) 2008-01-24 2013-01-25 Delaval Holding Ab Method and arrangement for controlling milking by gradually increasing the milking vacuum during initial phase of milking
NL2001637C2 (nl) * 2008-05-30 2009-12-01 Nedap Nv Druksensor voor een melktransportstelsel.
RU2524091C2 (ru) 2009-01-30 2014-07-27 Велинге Инновейшн Аб, Se Механические блокировки панелей пола и заготовка шпунтов
EP2528429B1 (en) 2010-01-29 2017-11-08 GEA Houle Inc. Rotary milking station, kit for assembling the same, and method of assembling associated thereto
DE102011075138A1 (de) 2011-05-03 2012-11-08 Leibniz-Institut für Agrartechnik Potsdam-Bornim e.V.(ATB) Verfahren und Kit zum automatischen Melken von Tieren
WO2016190830A1 (en) * 2015-05-28 2016-12-01 Algan Yazilim Ve Bi̇li̇şi̇m Maki̇ne Elektroni̇k Hayvancilik Ti̇caret Li̇mi̇ted Şi̇rketi̇ Pulsation monitoring claw
NL2015944B1 (nl) * 2015-12-11 2017-07-05 Lely Patent Nv Melkinrichting.
NL2020053B1 (nl) * 2017-12-11 2019-06-19 N V Nederlandsche Apparatenfabriek Nedap Melkmeter
RU2684214C1 (ru) * 2018-04-19 2019-04-04 Федеральное государственное бюджетное образовательное учреждение высшего образования "Донской государственный аграрный университет" (ФГБОУ ВО Донской ГАУ) Потокомер для доильных аппаратов
EP4351322A1 (en) * 2021-06-08 2024-04-17 DeLaval Holding AB Milking system

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5945519A (ja) * 1982-09-09 1984-03-14 Orion Mach Co Ltd 電子式真空圧調整装置
JPS6336261U (ja) * 1986-08-25 1988-03-08
JPH06503395A (ja) * 1990-12-07 1994-04-14 コーネル・リサーチ・ファウンデーション・インコーポレイテッド 2レベル真空系制御装置及び加減速度駆動装置による真空レベルの制御
JPH09512180A (ja) * 1995-02-13 1997-12-09 ゲーム,ラニー 搾乳システム
US6164242A (en) * 1995-06-26 2000-12-26 Alfa Laval Agri Ab Method of regulating the vacuum level in a milking apparatus, and a milking apparatus
JP2004049001A (ja) * 1999-01-06 2004-02-19 Maasland Nv 真空制御システム

Family Cites Families (27)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4011838A (en) * 1976-03-25 1977-03-15 Alfa-Laval Ab Electronic milker
DE2844562C2 (de) * 1978-10-12 1983-01-05 Bio-Melktechnik Swiss Hoefelmayr & Co, 9052 Niederteufen, Aargau Verfahren zum selbsttätigen Ausmelken beim maschinellen Milchentzug
GB2045974A (en) 1979-04-03 1980-11-05 Fullwood & Bland Ltd Vacuum regulators
DE3136841C3 (de) * 1981-09-16 1988-11-03 Hoefelmayr Bio Melktech Melkanlage.
SU1061771A1 (ru) 1982-05-19 1983-12-23 Белгородский сельскохозяйственный институт Доильный аппарат
DE3313645C1 (de) * 1983-04-15 1984-06-28 Westfalia Separator Ag, 4740 Oelde Den Betriebsunterdruck fuer Melkanlagen automatisch regelendes Ventil
DE3650506D1 (de) * 1985-11-01 1996-05-09 Nz Ministry Agriculture & Fisheries Melkmaschinen
SE460634B (sv) 1988-03-11 1989-11-06 Alfa Laval Agri Int Mjoelkningsmaskin och saett att mjoelka medelst densamma
SE504429C2 (sv) * 1995-05-17 1997-02-10 Tetra Laval Holdings & Finance Sätt att styra mjölkning med hjälp av spengummits abrupta rörelse jämte mjölkningsmaskin med avkännare härför
US5960736A (en) * 1997-04-17 1999-10-05 Cornell Research Foundation, Inc. Vacuum level control system using variable frequency drive
US5967172A (en) * 1997-09-08 1999-10-19 Siemens Canada Limited Electric vacuum regulator valve
SE517209C2 (sv) 2000-09-06 2002-05-07 Delaval Holding Ab Vacuumregulator för att upprätthålla ett väsentligen konstant vacuum i ett vacuumsystem
US6604053B2 (en) * 2001-02-13 2003-08-05 Global Tech Systems, Inc. Method for measuring flow rate of a continuous fluid flow
US6722208B2 (en) * 2001-02-13 2004-04-20 Global Tech Systems, Inc. Milk flow meter for a milking system having a substantially stable vacuum level and method for using same
ITMI20010545U1 (it) * 2001-10-12 2003-04-12 Interpuls Spa Dispositivo per aumentare il livello di vuoto durante il lavaggio in un impianto di mungitura
DE10156451A1 (de) 2001-11-16 2003-05-28 Westfalia Landtechnik Gmbh Verfahren und Vorrichtung eines Melkvakuums an einer Zitze eines zu melkenden Tieres
ATE352981T1 (de) * 2001-11-28 2007-02-15 Delaval Holding Ab Vakuumsystemübertragung
NL1020784C2 (nl) * 2002-06-06 2003-12-09 Lely Entpr Ag Inrichting voor het automatisch melken van een dier.
NL1020785C2 (nl) * 2002-06-06 2003-12-09 Lely Entpr Ag Inrichting voor het melken van dieren.
US6755152B1 (en) * 2003-05-22 2004-06-29 Senseability, Inc. Method and apparatus for clearing moisture in milking system pulsation monitor
US7450021B1 (en) * 2004-09-07 2008-11-11 Lanny Gehm Vacuum system capacity analyzer
SE528603C2 (sv) 2004-12-20 2006-12-27 Delaval Holding Ab Förfarande, datorprogramprodukt och anordning för styrning av mjölkningen utförd av en mjölkningsmaskin
SE528605C2 (sv) 2004-12-20 2006-12-27 Delaval Holding Ab Förfarande, datorprogramprodukt och anordning för styrning av mjölkningen utförd av en mjölkningsmaskin.
US7770459B2 (en) * 2007-07-20 2010-08-10 Rosemount Inc. Differential pressure diagnostic for process fluid pulsations
US7826991B2 (en) * 2007-07-25 2010-11-02 Rosemount Inc. Temperature-averaging field device compensation
US8045333B2 (en) * 2008-01-14 2011-10-25 Rosemount Inc. Intrinsically safe compliant circuit element spacing
WO2009146323A1 (en) * 2008-05-27 2009-12-03 Rosemount, Inc. Improved temperature compensation of a multivariable pressure transmitter

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5945519A (ja) * 1982-09-09 1984-03-14 Orion Mach Co Ltd 電子式真空圧調整装置
JPS6336261U (ja) * 1986-08-25 1988-03-08
JPH06503395A (ja) * 1990-12-07 1994-04-14 コーネル・リサーチ・ファウンデーション・インコーポレイテッド 2レベル真空系制御装置及び加減速度駆動装置による真空レベルの制御
JPH09512180A (ja) * 1995-02-13 1997-12-09 ゲーム,ラニー 搾乳システム
US6164242A (en) * 1995-06-26 2000-12-26 Alfa Laval Agri Ab Method of regulating the vacuum level in a milking apparatus, and a milking apparatus
JP2004049001A (ja) * 1999-01-06 2004-02-19 Maasland Nv 真空制御システム

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018512217A (ja) * 2015-04-01 2018-05-17 コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェKoninklijke Philips N.V. 搾乳器のためのポンプユニット
KR20200063482A (ko) * 2018-11-28 2020-06-05 이나경 가축용 착유기
KR102133295B1 (ko) * 2018-11-28 2020-07-13 이나경 가축용 착유기

Also Published As

Publication number Publication date
RU2008127914A (ru) 2010-03-10
SE529701C2 (sv) 2007-10-30
RU2437278C2 (ru) 2011-12-27
NZ568513A (en) 2011-04-29
US8695532B2 (en) 2014-04-15
SE0600199L (sv) 2007-08-01
JP5123211B2 (ja) 2013-01-23
WO2007089185A1 (en) 2007-08-09
EP1978800B1 (en) 2019-05-15
AU2007210330A1 (en) 2007-08-09
EP1978800A1 (en) 2008-10-15
EP1978800A4 (en) 2017-09-06
AU2007210330B2 (en) 2012-01-19
US20100236484A1 (en) 2010-09-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5123211B2 (ja) 搾乳システムおよび真空調整方法
JP2009525029A5 (ja)
JP5053299B2 (ja) フローサイトメータ用流体システム
US8505482B2 (en) Method and arrangement for controlling the milking by a milking machine
RU1831272C (ru) Способ машинного доени и устройство дл его осуществлени
CA2883541C (en) Method, computer program, and computer program product for controlling the milking by a milking device, and a milking arrangement
US6604053B2 (en) Method for measuring flow rate of a continuous fluid flow
US6799474B2 (en) Milk flow meter for a milking system having a substantially stable vacuum level and method for using same
SE504483C2 (sv) Förfarande för reglering av vakuumnivån i en mjölkningsanläggning och mjölkningsanläggning
US5896827A (en) Milking system having a substantially stable continuous vacuum level
US20090199769A1 (en) Adaptive Milking System
NZ585455A (en) Method for controlling milking by a milking machine by pulsing a teat cup vacuum periodically
US11452277B2 (en) Milking system
SE527216C2 (sv) Metod för att styra mjölkning av ett djur med hjälp av vakuumet i spenkoppskragen och anordning därför
SE528603C2 (sv) Förfarande, datorprogramprodukt och anordning för styrning av mjölkningen utförd av en mjölkningsmaskin
WO2023177344A1 (en) Milking system
Tomasik Stabilization of suction pressure in the conceptual milking unit
JPS6034117A (ja) 搾乳装置
RU2008127916A (ru) Система и способ доения коров

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100125

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100125

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110530

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110601

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20110901

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20110908

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111003

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120124

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120424

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121009

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121025

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151102

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 5123211

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250