JP2009520163A - ロッキング装置 - Google Patents

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Abstract

ハウジング(3)の中で軸方向に移動しうるように配置され、予定の軸方向位置でロックすることができるピストンユニット(4)及びピストンユニット(4)のロック位置で自動的に作動する、ピストンユニット(4)の保持のためのラッチ機構(5)を有するロッキング装置(1)、特にオートマチックトランスミッションを備えた自動車ドライブトレインのパーキングロック装置を記述する。ラッチ機構(5)はピストンユニット(4)のロック位置でピストンユニット(4)と作動的に結合される少なくとも1個のスプリングアーム(5A、5B)を備えており、ピストンユニット(4)の掛合区域(27)がロック位置でスプリングアーム(5A、5B)に当接する。本発明に基づきスプリングアーム(5A)には、スプリングアーム(5A)の縦平面に配置されたカットアウト(41)が形成されている。ピストンユニット(4)の掛合区域(27)を形成する部分がスプリングアーム(5A)のカットアウト(41)を半径方向に少なくともほぼ貫通するから、ピストンユニット(4)のロック状態でピストンユニット(4)の掛合区域(27)が少なくともスプリングアーム(5A)の縦平面に近い区域、とりわけスプリングアーム(5A)の縦平面に配置されている。

Description

本発明は請求項1の上位概念で詳しく定義した種類のロッキング装置、特にオートマチックトランスミッションを備えた自動車ドライブトレインのパーキングロック装置に関する。
ピストンの運動をロックするためのロッキング装置はドイツ国特許公開DE10347667A1及び欧州特許公開EP1408260A1により公知である。電磁石の接極子又は接極子棒が操作部材に作用し、一方、操作部材はラッチ部材と協動し、ラッチ部材がロッキング位置でピストンの運動を阻止し、又はラッチ部材がロック解除位置でピストンの運動を解放する。
操作部材は、半径方向にピストンロッドに向けられた部材固有の予圧ばね力を備えている。また操作部材は電磁石のヨークの上に射出成形し又は止め金で固定したプラスチック部材として、又は操作部材の予圧ばね力の強化のために設けられた引張ばねによりヨークに固定された打抜き部材として形成されている。
操作部材を射出成形又は止め金固定プラスチック部材として形成することは、一般にパーキングロック装置で必要な高い保持力を与えるために、大きな肉厚の操作部材と、ラッチ部材及び操作部材の間の作用区域に大きな重なり区域を必要とする欠点がある。ところが特に自動車トランスミッションでは利用可能な取付けスペースが極めて限られているので、これは望ましくない。
また操作部材を予圧ばねによりヨークに固定した打抜き部材として形成することは、ロッキングユニットの機能を保証するために、製造許容差に対して高い要求が出されるという欠点がある。また操作部材は、ラッチ部材と協動する操作部材の一方の端部がヨークに固定した他方の端部に対して半径方向に旋回可能であるような部材弾性を全長にわたって備えている。ところがこの部材弾性はピンの作用区域に操作部材の望ましくない変形をもたらし、操作部材とラッチ部材の連動の不作動化が不可能になる。
ドイツ国特許公開DE2505358A1は中空のピストンロッドが移動可能に配置された作業用突張りシリンダを開示する。ピストンロッドは通常の方法により圧油を供給することによって操作される。圧油は開口を経てシリンダに供給される。また半径方向にばねを利かせた複数個の弾性ラッチ部材がシリンダの中に設けられ、隔室の縦方向に伸びている。ピストンロッドは円環状に形成された環状肥厚部を有し、ラッチ部材はその上を滑動することができ、その際開放される。
肥厚部のピストンに面した側は、ラッチ部材のほぼかぎ形の端部と協動してシリンダとピストンロッドのロッキングを生じさせるが、他方ではロック解除も行わせるように形成されている。肥厚部の位置は、ピストンロッドが底面に当接すると、ラッチ部材が肥厚部の背後でその面に係合するように選定されている。またラッチをロック位置に保持するために、ロッキング部材としてほぼ管状に形成された部材が設けられ、この部材は隔室の中で液漏れなく案内されて移動させられ、第1の位置でラッチを取り囲み、こうしてラッチを肥厚部の面に当接させて固定する。
この場合ラッチ部材とピストンロッドがロック状態で相接し、ロックするときに働く保持力がラッチ部材に曲げモーメントを生じることが欠点である。この曲げモーメントに対してラッチ部材の適当な曲げこわさで対抗するしかなく、従ってラッチ部材を適当な寸法に設計しなければならない。ところがこれは高い製造コスト、高い部材重量及び大きな所要取付けスペースをもたらすという不利がある。
圧油により互いに相対移動可能な2つの部材、例えば圧油により操作される昇降又は調整装置のスライドピストンとシリンダのためのロッキング装置がドイツ国特許DE952575Bにより公知である。その場合圧油が作用する部材、例えばスライドピストンが他方の部材、例えばシリンダに対して所定の位置に到達すると、一方の部材がこれに配置された突起により両部材の一方と結合され、制御要素により作動されるロッキング部材によってロックされるようになっている。
この場合もロック状態でロッキング部材に曲げモーメントが伝達されることが欠点である。この曲げモーメントを受け止めるには、ロッキング装置の機能を保証するようにロッキング部材の寸法を適当に設計するしかない。
ピストンロッドを備えたピストンが、ピストンを収容するシリンダに対して、ピストンの周囲に配分して配置された複数個のばね弾性ロッキング部材によってロックされるロッキング装置が米国特許US5,540,138により公知である。ロッキング部材は一方ではハウジングに固設され又はシリンダ側に固定されており、他方ではピストンの外径に関して、ハウジング側に固定された支点の周りに旋回しうるようになっている。なおロッキング部材の自由端はピストンに面した側に突起を備えており、ロック位置でこの突起がピストンの環状段部と係合する。
ロッキング部材及びピストンの上記の構成はピストンのロック状態でやはりロッキング部材に曲げモーメントが働くことになり、ロッキング部材が所定の曲げこわさ(剛性)を持たなければ、事情によってはロッキング部材を支点と突起の間で、ロッキング装置の機能を著しく損なうほど変形する。ところがこのような曲げこわさは、大きな部材寸法を有し、従って大きな所要取付けスペースを特徴とするロッキング部材でしか得られない。
本発明の根底にあるのは、取付けスペースが小さく、安価に製造することができるロッキング装置を提供する課題である。
本発明に基づきこの課題は請求項1の特徴に基づくロッキング装置によって解決される。
特にオートマチックトランスミッションを備えた自動車ドライブトレインのパーキングロック装置の本発明に基づくロッキング装置は、ハウジングの中で軸方向に移動しうるように配置され、予定の軸方向位置でロックすることができるピストンユニット及びピストンユニットのロック位置で自動的に作動する、ピストンユニットの保持のためのラッチ機構を有する。ラッチ機構はピストンユニットのロック位置でピストンユニットと作動的に結合される少なくとも1個のスプリングアームを備えており、ピストンユニットの掛合区域がロック位置でスプリングアームに当接する。
本発明に基づきスプリングアームには縦平面に配置されたカットアウトが形成され、ピストンユニットの掛合区域を形成する部分がスプリングアームのカットアウトを半径方向に少なくともほぼ貫通するから、ピストンユニットのロック位置でピストンユニットの掛合区域は少なくともスプリングアームの縦平面に近い区域、とりわけスプリングアームの縦平面に配置されている。
これによって好都合なことにロッキング装置のロック状態でピストンユニットに作用する保持力が僅かな応力中心距離で又は直接にスプリングアームに伝達されるから、スプリングアームは掛かる荷重によって概ね僅かな曲げモーメントしか受けず、又は曲げモーメントがまったく働かないことになる。
その結果、好都合なことに、スプリングアームは先行技術で公知のロッキング装置と比較して荷重が低いため、小さな部材寸法と僅かな材料使用で形成することができ、従ってはるかに安価に製造することができ、縮小された所要取付けスペースが特徴である。
その他の利点は従属請求項で明らかである。
本発明に基づくロッキング装置の有利な改良においては、ピストンユニットの掛合区域のためのスプリングアームの接触面は、スプリングアームの縦平面のカットアウトを画定する側面として形成されている。カットアウトはとりわけ打抜きによって作られている。
本発明に基づくロッキング装置をさらに改良して、カットアウトは区域的に打ち抜き、続いて打抜き区域をスプリングアームの縦平面に対して折り曲げることによって作られ、その場合ピストンユニットはロック状態で、スプリングアームの縦平面から折り曲げた区域に当接し、製造時に縦平面から曲げた方向に折り曲げ区域に負荷する。上記の実施形態でピストンユニットに作用する保持力は、スプリングアームの縦平面に対する曲げ区域の曲げ半径に依存する応力中心距離でスプリングアームに伝達される。この応力中心距離は先行技術で周知のロッキング装置の場合よりはるかに小さい。
スプリングアームへの保持力伝達区域の切欠き効果を減少するために、ピストンユニットの掛合区域とスプリングアームの接触面の区域の打抜き半径が適当に選定されている。
本発明に基づくロッキング装置の有利な改良においては、曲げこわさを高めるために、スプリングアームが少なくとも部分的にU字形横断面に形成されている。この横断面形状は1回の曲げ打抜き工程で安価かつ簡単に製造される。こうしてスプリングアームのとりわけ縦梁区域に半径方向及び接線方向折り縁が形成され、この折り縁がスプリングアームに概ねU字形の横断面を与える。
また、引外し部材の作用区域のスプリングアームに、スプリングアームとピストンユニットの連動の解除のために好都合な曲げこわさを持たせるために、スプリングアームの前記の実施形態の代わりに又はこれと組み合わせて、スプリングアームに少なくとも区域的に概ねスプリングアームの縦方向に通る少なくとも1個の補剛ひだを形成することが可能である。
本発明に基づくロッキング装置の別の好ましい実施態様では、スプリングアームの曲げこわさを高める上記の2つの処置の代わりに又はこれと組み合わせて、スプリングアームが区域的にスプリングアームとピストンユニットの連動の解除を容易にする曲げこわさを備えるように、スプリングアームは少なくとも区域的に概ねスプリングアームの縦方向に通る少なくとも1個の補剛折り目を備えることができる。
本発明に基づくロッキング装置の有利な改良においては、スプリングアームの組立状態でピストンユニットの掛合区域と重なる接触面と、ピストンユニットの掛合区域との間に少なくとも線接触、とりわけ面接触がある。こうして接触面と掛合区域の重なり区域ではスプリングアームとピストンユニットの間の面圧縮力が点状支承と比較して、小さな重量が特徴の安価な材料、例えばアルミニウムベースの材料を使用できるくらいに減少する。
本発明に基づくロッキング装置の有利な改良においては、ピストンユニットの掛合区域とスプリングアームの接触面との重なり面が最大になるようにピストンユニットの外形に整合した輪郭でスプリングアームの接触面の区域を形成することによって、ラッチ機構の作動時に面圧縮力を減少する効果が強められる。
本発明に基づく目的の別の好ましい実施形態では、重なり区域のスプリングアームの接触面及びピストンユニットの掛合区域は、ピストンユニットの運動方向に対して垂直な平面と掛合区域及び接触面の重なり区域の接平面とが0°〜5°の角で交わるように形成されている。この角はロック及びロック解除のため又はラッチ機構の確実な作動又は不作動のために守らねばならないいわゆるセルフロッキング角に相当し、その大きさはスプリングアームとピストンユニットの重なり区域にある摩擦係数に応じて変化する。摩擦係数はピストンユニットとスプリングアームとの選んだ材料組合せで決まり、本発明に基づく装置の機能を保証するセルフロッキング角は鋼/鋼の材料組合せで約5°である。
この場合重なり区域の接平面とは、接触面が掛合区域に接したときに、掛合区域に面した接触面が成す平面を意味する。
この点に関連して、垂直な平面と重なり区域の接平面との交差角は常用荷重のもとで上記の範囲を逸脱するほど変化することがあるが、本発明に基づくロッキング装置の機能を不当に妨げないことを指摘する。垂直な平面と接平面との間の角の最大許容変化範囲はやはりスプリングアームとピストンユニットの間の摩擦係数に依存するから、当該の用途に応じて変化する。
ラッチ機構の不作動化のために加えられる力を小さくして、スプリングアームと引外し部材の間の区域でのロッキング装置の引っ掛りを防止するために、スプリングアームの引外し部材に面した端面に案内区域が形成されている。これによってスプリングアームは引外し部材の軸方向変位の際にスプリングアームの予圧ばね力に逆らって案内され、その際ロッキング装置の締結状態に相当する位置からロッキング装置の開放状態に相当する位置に旋回される。
本発明の目的をさらに改良して、ラッチ機構の作動力を一層小さくして、スプリングアームとピストンユニットの間の区域での装置の引っ掛り防止を改善するために、スプリングアームに面した引外し部材の端面に案内面が形成され、これによってスプリングアームは引外し部材の軸方向変位の際にスプリングアームのばね力に逆らって案内され、その際ロッキング装置の締結状態に相当する位置からロッキング装置の開放状態に相当する位置に旋回される。
ロッキング装置の別の好ましい実施形態ではスプリングアームの案内区域と引外し部材の案内面が互いに協動し、引外し部材の軸方向変位の際にスプリングアームがその案内区域によりスプリングアームの予圧ばね力に逆らって案内され、その際ロッキング装置の締結状態に相当する位置からロッキング装置の開放状態に相当する位置に旋回される。
本発明の目的の有利な改良は、図面を参照して概要を説明した実施例で明らかである。その場合種々の実施例の説明で図示の便宜上、構造と機能の同じ部材は同じ参照符号を使用する。
オートマチックトランスミッションを備えた自動車ドライブトレインの周知のパーキングロック装置のロッキング装置1の概略縦断面図を図1に示す。ロッキング装置1は周知のように流体が作用し、流体圧力に応じて、パーキングロック装置の締結方向に作用する詳しく図示しないばね装置に逆らってパーキングロック装置の開放方向に操作される、ハウジング3の中に軸方向移動可能に配置されたピストンユニット4を有する。
詳しく図示しないが、ピストンユニット4は組立状態でパーキングロック装置のパーキングロッドと結合され、一方、パーキングロッドはパーキング・ロックポールと連動し、パーキング・ロックポールはピストンユニット及びこれと結合されたパーキングロッドの軸方向運動に基づき、ドライブトレインの出力部に回転不能に結合されたパーキングラチェットに係合させられ、又はパーキングラチェットとの係合を解除される。
またロッキング装置1にはピストンユニット4の予定の位置で自動的に作動する、ピストンユニット4を予定の位置に保持するためのラッチ機構5が設けられている。さらにロッキング装置1は引外し部材7の操作のための電磁操作装置6を備えている。引外し部材7はラッチ機構5の不作動化のために設けられ、ピストンロッド8と結合され、ハウジング3の内部でピストンロッド8とともに縦移動可能である。
ピストンロッド8のピストンユニット4に面した端部はばねリング10を介してピストンユニット4と結合され、ばねリング10はばね部材11によって軸方向にピストンユニット4の内側ストップ12に押し付けられる。即ちピストンロッド8のピストンユニット4に面した端部は、ばね部材11も配置されているピストンユニット4の穴13の中に没入するから、ピストンロッド8とピストンユニット4の間で構造的に既定の範囲内でばね部材11のばね力に逆らって相対運動が可能である。
またピストンロッド8の反対側のピストンユニット4の端部は、詳しく図示しないパーキングロック装置及び同じく詳しく図示しない緊急ロック解除装置と連動し、ピストンユニット4は緊急ロック解除装置によりパーキングロック装置の締結状態に相当する軸方向位置からパーキングロック装置の開放状態に相当する軸方向位置に移動させられる。
さらにピストンユニット4の反対側のピストンロッド8の端部は、周知のように緊急ロック解除装置と連動する。これによって係員又は車両運転者は必要に応じてパーキングロック装置を掛けるために、ピストンロッド8及びこれと結合された引外し部材7を手動でピストンユニット4の方向へ移動することができる。
図1に示すパーキングロック装置1は、ピストンユニット4に流体圧力が働き、電磁操作装置が通電される通常運転モードで次の機能を有する。
引外し部材7の電磁操作装置6の側の端部が電磁操作装置6に当接し、少なくとも近似的に円錐形に形成されたピストンユニット4の区域17がラッチ機構5によって取り囲まれた図1に示す運転状態に基づき、ピストンユニット4はパーキングロック装置の開放状態に相当する軸方向位置にある。
図1に示すパーキングロック装置1の状態ではラッチ機構5が作動しているから、ピストンユニット4はスプリングアーム5A(ピストンユニット4の周囲に均等に配分されたとりわけ3個のスプリングアームのうち1個だけを図1に示す)によって保持され、環状室18に流体圧力が働かなくてもパーキング・ロックポールがひとりでに掛かることが確実に回避される。
とりわけレンジセレクタによって出される運転者要求の設定に基づきパーキングロック装置を掛けようとするときは、電磁操作装置6が通電され、引外し部材7がピストンロッド8とともにラッチ機構5のスプリングアーム5Aの間で、図1に示す位置からピストンユニット4の方向へ移動させられる。その際円錐形に又はテーパをつけて形成された案内面25を備えた引外し部材7のピストンユニット4側の端部は、引外し部材7の案内面25に対応する、少なくとも近似的に円筒形に形成されたスプリングアーム5Aの案内区域20と係合し、スプリングアーム5Aは引外し部材7によってスプリングアーム5Aの部材固有の半径方向内向きの予圧ばね力に逆らって次第に外側へ押し広げられ、やがてスプリングアーム5Aの接触面とピストンユニット4の直径縮小区域19に続く掛合区域27との間のラッチ機構5とピストンユニット4の摩擦結合が解消される。
ピストンユニット4に作用するばね装置のばね力と環状室18に実際に働く流体圧力からなり、パーキングロック装置の締結方向に作用する合力分がピストンユニット4に作用すると、ピストンユニット4は電磁操作装置6から遠のき側に移動させられ、やがてパーキングロック装置が掛かる。パーキングロック装置が掛かると、ピストンユニット4がスプリングアーム5Aの係合区域の外へ移動させられるから、ラッチ機構5が不作動になる。
続いて電磁操作装置6の通電が切断され、それによって引外し部材7がばね部材11のばね力に基づき、図1に示すように再びラッチ機構5の半径方向区域16に押し付けられる。スプリングアーム5Aは装置1の中心軸14の方向に作用する予圧ばね力を持たせてあるから、スプリングアーム5Aは継手区域28の周りに半径方向内側へパチンと折れる。
装置1の上記の状態で、ピストンユニット4に作用する合力分が引外し部材7の方向に作用するような流体圧力が再び環状室18に働くと、ピストンユニット4はパーキングロック装置の締結状態に相当する軸方向位置から電磁操作装置6の方向へ移動させられ、やがてラッチ機構5が後述のように作動させられる。
ピストンユニット4は、液圧又は空気圧によって発生され、ハウジング3とピストンユニット4によって画定された環状室18を支配する流体圧力に基づき、パーキングロック装置の締結状態に相当する軸方向位置から電磁操作装置6の方向へ軸方向に変位させられる。ピストンユニット4が軸方向に変位するときに、装置1の中心軸14の方向へ折れ込んだラッチ機構5のスプリングアーム5Aはピストンユニット4の側の端部から、ピストンユニット4の変位距離の増加とともに、ピストンユニット4の操作装置6の側の端部に円錐形に又はテーパをつけて形成されたピストンユニット4の区域17によって案内される。
ピストンユニット4の方向に作用するスプリングアーム5Aの予圧ばね力に基づき、スプリングアーム5Aはピストンユニット4のテーパ区域17を通り越した後にピストンユニット4の直径縮小区域19で、ピストンユニット4側のその接触面26がテーパ区域17の背後で掛合区域27に当接する。スプリングアーム5Aの接触面26もピストンユニット4の掛合区域27も向き合った段部が形成され、ラッチ機構5の作動時にスプリングアーム5Aとピストンユニット4の接触区域として設けられているから、ロッキング機構の締結方向に作用する合力分がピストンユニット4に作用しても、ピストンユニット4は段差区域にあるスプリングアーム5Aとピストンユニット4の摩擦結合に基づきラッチ機構5によって図1に示す位置に保持される。
ばね装置のばね力がピストンユニット4に働く環状室18の液圧又は空気圧の力より大きければ、パーキングロック装置の締結方向に作用する合力分はピストンユニット4に作用する。
また図1に示すロッキング装置1は、前述の運転モードのために必要な制御系が故障して、ピストンユニット4の操作のための環状室18の流体圧力も電磁操作装置6の通電も不可能なときは、ロッキング装置が最後に取った状態、即ち開放又は締結状態にとどまるようになっている。それでもパーキングロック装置を引き続き制御することができるように、緊急ロック解除装置及び緊急ロッキング装置が設けられ、運転者は現在係合されているパーキングロック装置を手動で解除し、又は現在外されているパーキングロック装置を手動で係合することが可能になる。
図2〜図5に図1の本発明に基づくロッキング装置の5つの異なる実施形態を示す。ロッキング装置1の前述の機能を確実に保証するために、ピストンユニット4もスプリングアーム5Aも後述のように区域的に異なる構造になっている。
図2〜図5に示すスプリングアーム5A及びピストンユニット4の種々の構成は概ね接触面26の区域及びピストンユニット4の掛合区域27が相違するから、本発明に基づくロッキング装置1の第2、第3、第4及び第5の実施形態では図2ないし図2bに示したスプリングアーム5A及びピストンユニット4の第1の実施形態との相違についてだけ詳しく触れる。
さらにスプリングアーム5A及びピストンユニット4の単独の縦断面図を参照して、スプリングアーム5Aの本発明に基づく構成を、ピストンユニット4及びこれと連動する3個のスプリングアーム5Aないし5Cの側面図を示す図2aの図示に関連して、また図2a及び図2bのスプリングアーム5Aの平面図を示す図2bの図示に関連して、詳しく説明する。
図2に示すスプリングアーム5Aは、概ねスプリングアーム5Aの縦平面を形成する縦梁区域33を有する。縦梁区域33からカットアウト41が打抜かれており、打抜き区域の少なくとも一部は舌片42の形で縦梁区域33又はスプリングアーム5の縦平面に対してピストンユニット4の方向へ少なくとも90°折り曲げられている。ピストンユニット4の掛合区域27は、舌片42が形成する接触面26と同一平面でスプリングアーム5Aに当接し、矢印Fで表す保持力に逆らって図2に示す位置に保持される。
この場合ピストンユニット4のテーパ区域17の最大直径区域は、ピストンユニット4のテーパ区域17がスプリングアーム5Aのカットアウト41を半径方向に少なくともほぼ貫通するような直径で形成されている。こうしてピストンユニット4の掛合区域27はピストンユニット4のロック状態で少なくともスプリングアーム5Aの縦平面に近い区域に配置され、スプリングアーム5Aの縦平面に対して僅かな距離値しか示さない応力中心距離xで保持力がスプリングアーム5Aに伝達されることとなる。このためスプリングアーム5Aには、作用する保持力によって僅かな曲げモーメントしか働かない。
同時にスプリングアーム5Aの舌片42の区域、即ち予定破断点をなす湾曲区域に保持力Fが、スプリングアーム5Aの製造時に設定された曲げ方向に負荷される。従って曲げ成形加工時の曲げ方向及び曲げ区域にある製造固有応力に逆らって保持力が負荷されないから、スプリングアーム5Aの舌片42の曲げ区域は簡単に長い寿命を有する。
図1及び図2に示すスプリングアーム5Aの実施形態では、スプリングアーム5Aとピストンユニット4の掛合区域27の間の線接触又は面接触は、曲げ半径R5Aから平坦な接触面26へ移行した後に初めて現れるから、応力中心距離xはピストンユニット4のテーパ区域に面した舌片42の曲げ区域の曲げ半径R5Aから生じる。
スプリングアーム5Aとピストンユニット4の間の面接触又は線接触を直接にスプリングアーム5Aの縦平面に転移させるには、縦平面の区域の曲げ半径をなくすスプリングアーム5Aの再加工が必要である。これは例えばフライス削り、研削又は類似の加工方法によって得られるが、このためスプリングアーム5Aの製造コストが増加する。
図2aの図示で明らかなように、ピストンユニット4は図2に示すスプリングアーム5Aのほかに、ピストンユニット4の周囲に均等に配分して配置された2個の別の同じ構造のスプリングアーム5B及び5Cによって保持される。さらに図2aの図示で明らかなように、スプリングアーム5Aないし5Cの舌片42はピストンユニット4に面した自由端の区域に円切片状の切欠きが設けられているから、スプリングアーム5A、5B及び5Cはピストンユニット4のロックのために必要に応じてピストンユニット4の直径縮小区域19の方向に偏ることができ、掛合区域27が概ねスプリングアーム5A〜5Cの縦平面に配置され、応力中心距離xが不当に大きな値をとる前に、この区域に接することはない。
図2bは図2及び図2aのスプリングアーム5Aの平面図を示す。舌片42の区域のカットアウト41の切欠き効果にとって有利な構造がこの図に詳しく示されている。その場合舌片42の区域のカットアウト41の打抜き輪郭には、小さな切欠き効果のために必要な打抜き半径R41A、R41Bがそれぞれ設けられている。
図3に図1の本発明に基づくロッキング装置1の第2の実施例を示す。
スプリングアーム5A又はスプリングアーム5B及び5Cの縦方向の曲げこわさを増加するために、スプリングアーム5A又は5B及び5Cのカットアウト41の脇に折り縁32が設けられている。その場合縦梁区域33へのなるべく緩やかな移行を設けるために、折り縁32を選択に応じて直角にし又は丸みをつけることができる。
さらにこの場合、接触面26はピストンユニット4の縦軸に対して概ね垂直に配置された掛合区域27に関して0°ないし5°の範囲のいわゆるセルフロッキング角αを有するようにした。ロッキング装置の解除に抵抗するロッキング力を、セルフロッキング角αにより当該の用途に応じて簡単に変えることができる。その場合スプリングアーム5Aの接触面26とピストンユニット4の掛合区域27の間には、セルフロッキング角0°で概ねロッキング力を高める面接触が存在するが、0°を超えるセルフロッキング角では面圧縮力を一層増加すると同時にロッキング力を減少する線接触が与えられる。
図4a及び図4bは図2〜図2bによる第2の実施例に概ね相当する図1のロッキング装置1の第3の実施例を示す。ロッキング装置1の引外し力に対抗するロッキング力を減少するためのセルフロッキング角αが舌片42の区域に設けられている。このことは、ロッキング力を減少するために、舌片42がピストンユニット4の掛合区域27の反対側に90°ないし95°の角を挟むことを意味する。セルフロッキング角αが増加するにつれて、応力中心距離xの値が上昇する。さらにスプリングアーム5は縦梁区域33に折り縁32を持たない。それによって一方ではコストが節約され、他方ではそれによってスプリングアーム5の弾性曲線に適宜に影響を与えることができる。
さらにロッキング力を減少するセルフロッキング角αを、接触面26の区域及びピストンユニット4の掛合区域27の適当な設計上の処置によって変えることが可能である。このような場合は図5に示すように掛合区域27が円錐形に形成され、ピストンユニット4の縦軸に垂直な平面との間に0°ないし5°の鋭角を挟む。同時に舌片42は掛合区域27の反対側の縦梁区域33との間に90°未満の角を挟むように、縦梁区域33に対して折り曲げられる。その場合縦梁区域33に対する舌片42の曲げ角と掛合区域27の円錐構造から生じるセルフロッキング角αがとりわけ全体として5°を超えないようにした。
図6a〜図9bは、ロッキング装置1の上記の機能を確実に保証することができるように、それぞれ区域的に異なる曲げこわさで形成されたスプリングアーム5Aの本発明に基づく様々な実施形態を示す。
図6a〜図9bに示すスプリングアーム5Aの様々な別の構成は、概ね曲げこわさの増加のために選ばれた処置が相違するから、図7aないし9bによるスプリングアーム5Aの実施形態の説明では図6a及び6bに示すスプリングアーム5Aの実施形態との相違だけを詳しく取り上げる。
またスプリングアーム5Aを単独で平面図で示す図6aを参照して、スプリングアーム5Aの本発明に基づく構成を、図6aのスプリングアーム5AのVIb−VIb線に沿った横断面図を示す図6bの図示に関連して、詳しく説明する。
スプリングアーム5Aは概ねT字形に形成され、スプリングアーム5Aの横梁区域30は組立状態で装置1のハウジング3に固結された操作装置6の溝31に係合され、装置1の通常の使用状態で操作装置6と離脱不能に結合されている。横梁区域30には図1に示した、概ね90°折り曲げた固定部分29が設けられ、その自由端は少なくとも区域的に操作装置6の溝31の中に配置され、プレスばめによりこの溝に固結される。
横梁区域30に継手区域28が続く。継手区域28はスプリングアーム5Aの横梁区域30と縦梁区域33の間に配置されている。継手区域28はスプリングアーム5Aの上記の機能に基づき縦梁区域33より小さな曲げこわさで形成されているから、スプリングアーム5Aは図1で詳しく説明したように引外し部材7によって継手区域28の周りに半径方向に旋回させられる。縦梁区域33は継手区域28からその端部に至るまで次第に幅が増加するようになっており、その縦辺の区域に折り縁32が設けられているから、縦梁区域33の横断面は少なくとも近似的にU字形に形成されている。
スプリングアーム5Aの継手区域28はこの場合、概ね等しい幅で折り縁なしで形成されており、従って縦梁区域33と比較して小さな曲げこわさを有し、このため継手区域28のスプリングアーム5Aは舌片42の旋回のために望ましい又は必要な部材弾性で形成されている。
間隔の増加とともに幅が次第に大きくなり、縦梁区域33がU字形に形成されていることにより、スプリングアーム5Aの縦梁区域33は、ラッチ機構5を不作動化するときのスプリングアーム5Aの変形度がスプリングアーム5Aとピストンユニット4との連動の解除を阻止する変形度より小さくなるような曲げこわさで形成されている。この点については、この事情を詳しく説明する図10ないし図13の下記の説明を参照のために指摘する。
さらにスプリングアーム5Aの舌片42はピストンユニット4に面した自由端21の区域が円切片形になっており、この形状は直径縮小区域19のピストンユニット4の円柱形輪郭に整合し、スプリングアーム5Aの舌片42の自由端21の区域が概ね全円弧にわたってピストンユニット4の直径縮小区域19の外周面に接するようになっている。こうしてピストンユニット4の掛合区域27とスプリングアーム5Aの接触面26の間の重なり区域の面は、舌片42の自由端21の直線状の実施形態と比較して、重なり区域の面圧縮力が小さく、ピストンユニット4の掛合区域27をこのような荷重に関して小さな部材強度で形成することができるように最適化されている。
この場合ピストンユニット4の掛合区域27はピストンユニット4の直径縮小区域の外周面との間に90°の角を挟む。また舌片42は、舌片42と掛合区域27の間の接平面がラッチ機構5の作動状態でなるべく大きな値をとるような弾性で形成されている。このことは、ラッチ機構5の作動時にスプリングアーム5Aとピストンユニット4の重なり区域に少なくとも線状、とりわけ平面状の接触が生じ、面圧縮力が僅少であるように、舌片42が変形することを意味する。
またこのことは、ピストンユニット4の運動方向に対して垂直であって、この場合やはり直径縮小区域19の外周面との間に90°の角を挟む平面15と、掛合区域27と舌片42の間の重なり区域の接平面16とが装置1の完全な機能のために必要なセルフロッキング角αで交差するように、舌片42と掛合区域27が重なり区域で協動することを意味する。図1に示すセルフロッキング角αはスプリングアーム5Aの接触面26と掛合区域27の間の摩擦係数に応じて変化する。セルフロッキング角αは当該の用途に応じて0°ないし5°である。スプリングアーム5Aもピストンユニット4も2つの部材の重なり区域が鋼材で作られている場合は、装置1の機能のために約5°のセルフロッキング角が好ましい。
図7aに示すスプリングアーム5Aの実施形態では、縦梁区域33が図6aに示すスプリングアーム5Aと異なり、一定の幅で形成されている。その他の点では図6a及び図7aのスプリングアームは同じ構造を有する。図7bは、スプリングアーム5Aの組立状態で半径方向に引外し部材7の方向へ向けられた折り縁32又は面取りを有する図7aのスプリングアーム5AのVIIb−VIIbに沿った横断面図を示す。縦梁区域33の曲げこわさを希望に応じて増加するために、折り縁32を逆方向に折り曲げることは、もちろん当業者の裁量に委ねられる。
図8aは図7a及び7bに図示したスプリングアーム5Aの別の実施形態を示す。図8aのスプリングアーム5Aは縦梁区域33に、スプリングアーム5Aの縦方向に通る2個の補剛ひだ34を備えている。補剛ひだ34は打抜き及び曲げ工程で縦梁区域33から作り出された案内区域20と並んで位置決めされ、概ね縦梁区域33の全長にわたって伸びている。補剛ひだ34の形状はVIIIIb−VIIIb線に沿った図8bの横断面に詳しく示されており、縦梁区域33に簡単かつ安価に作製することができる。
図6a〜図8bに示す実施例と概ね縦梁区域33だけが相違する装置1のスプリングアーム5Aの別の実施例を図9aに示す。図9aのスプリングアーム5Aの縦梁区域33は概ね2つの部分で形成され、第1の部分33Aは継手区域28と案内区域20及びカットアウト41を備えた第2の部分33Bとの間に配置されている。第1の部分33Aは継手区域28から第2の部分33Bに至るまで幅が次第に増加し、縦梁区域33の表面から片側を打抜き、下へ折り曲げた、外側と平行の2つの補剛区域35A及び35Bを備えており、補剛区域35A及び35Bは縦梁区域33の第2の部分33Bの中まで伸びている。縦梁区域33の第2の部分33Bは縦方向に一定の幅で形成され、図6a及び図7aのスプリングアーム5Aと同様に外側に折り縁32が形成されているから、縦梁区域33の第2の部分33Bは、図9aのスプリングアーム5AをIXb−IXb線に沿った横断面図で示す図9bで、図示のように少なくとも近似的にU字形になっている。
図10は図7aに示した無負荷状態のスプリングアーム5AのX−X線に沿った縦断面図を示す。スプリングアーム5Aの舌片42と縦梁区域33は無負荷状態で少なくとも近似的に90°の角を挟む。
さらにスプリングアーム5Aをピストンユニットとの係合から解除する引外し部材7によって図10のスプリングアーム5Aの負荷時即ち作動時に生じる弾性曲線22を図11に示す。図11の図示で明らかなように、図10のスプリングアーム5Aは負荷時に概ね全長にわたって少なくとも近似的に放物線状に変形する。舌片42が負荷時にピストンユニット4の掛合区域27に対して、セルフロッキング角αの維持のために必要な配置になるように、横梁区域30及び縦梁区域33も舌片42も変形する。その場合舌片42と縦梁区域33の間の角が負荷時に変化して、スプリングアーム5Aとピストンユニット4の連動を円滑に解除するのに必要なセルフロッキング角αを確実に生じさせるように、スプリングアーム5Aを形成することが可能である。
これと異なり、舌片42と縦梁区域33の間の角が負荷時に変化せず、スプリングアーム5Aの残余の部分の適当な変形によって重なり区域にセルフロッキング角αが生じるような剛性を、スプリングアーム5Aの舌片42と縦梁区域33の間の接合部区域に持たせることもできる。
スプリングアーム40の図10に相当する図示を図12に示す。スプリングアーム40は図10に示したスプリングアーム5Aと対照的に、縦梁区域33が上記の補剛対策やカットアウト41及び舌片42のない構造になっているから、スプリングアーム40は全長にわたって概ね一定の曲げこわさで形成され、保持力は大きな応力中心距離xでスプリングアーム40に伝達される。
図13は引外し部材7によるスプリングアーム40の操作時、即ち負荷時にラッチ機構5を不作動化するときに生じるスプリングアーム40の弾性曲線23を示す。
スプリングアーム40の弾性曲線23を詳しく考察すれば、スプリングアーム40は引外し部材7の作用区域、即ちスプリングアーム40の案内区域20に強い湾曲を有するから、ラッチ機構5の作動時にピストンユニット4の掛合区域27になるべく面接触する爪区域50が図13に示すようにその自由端21の周りに掛合区域27から大きく旋回され、装置1の完全な機能のために必要な、爪区域50と掛合区域27の間のセルフロッキング角αがもはや存在しないことが明らかである。
図13に示すスプリングアーム40の変形度は、スプリングアーム40の爪区域50とピストンユニット4の間の重なり区域のセルフロッキング角αが大きく変化し、スプリングアーム40の爪区域50とピストンユニット4の掛合区域33の間の重なり区域の摩擦力があまりに大きいため、スプリングアーム40はもはやピストンユニット4との係合から離脱させることができず、このためロッキング装置1の機能停止がほとんど回避できないので不都合である。この場合、スプリングアーム40の横梁区域30及び爪区域50は不都合なことにスプリングアーム40のいわゆる固定点であり、これらの固定点の間でスプリングアーム40は案内区域20に作用する引外し部材7によって図13に示すように変形されるが、ラッチ機構5を不作動化しない。
さらにスプリングアーム40の爪区域50は製造時に設定された曲げ方向と逆に荷重が掛かる。この荷重は不利であり、スプリングアームの寿命の望ましくない減少をもたらす。縦梁区域33と爪区域50の間の曲げ区域は予定破断点をなし、製造曲げ方向と逆に荷重が掛かったときのその強度は、本発明に基づくロッキング装置1に設定された製造曲げ方向に負荷した場合よりはるかに小さいからである。
本発明に基づくロッキング装置の縦断面概略図を示す。 図1のロッキング装置のピストンユニット及びスプリングアームの概略縦断面詳細図を示す。 ピストンユニット及びスプリングアームの図2に相当する図を示す。 図2に示したスプリングアームの単独の平面図を示す。 図1の本発明装置の第2の実施形態の図2に相当する図を示す。 図3aに示すピストンユニット及びスプリングアームの側面図を示す。 図1の本発明装置の別の実施形態の図3aに相当する図を示す。 図4aのピストンユニット及びスプリングアームの図3aに相当する図を示す。 掛合区域が少なくとも区域的にテーパをつけて形成されたピストンユニット及びこれと協動するスプリングアームの2つの異なる実施形態を示す。 図1に示したロッキング装置のスプリングアームの平面図を示す。 図6aのスプリングアームのVIb−VIb線に沿った横断面図を示す。 図1のロッキング装置のスプリングアームの、図6aに対する代替実施形態を示す。 図7aのスプリングアームのVIIb−VIIb線に沿った横断面図を示す。 図1のロッキング装置のスプリングアームの別の実施形態の平面図を示す。 図8aのスプリングアームのVIIIb−VIIIb線に沿った横断面図を示す。 図1のロッキング装置のスプリングアームの別の実施例の単独の平面図を示す。 図9aのスプリングアームのIXb−IXb線に沿った横断面図を示す。 図7aに示したスプリングアームのX−X線に沿った縦断面図を示す。 ロッキング装置の機能を保証する、図10に示すスプリングアームに対応する弾性曲線を示す。 概ね全長にわたって等しい曲げこわさで形成されたスプリングアームを示す。 装置の機能を不当に阻害する、図12に示すスプリングアームに対応する弾性曲線を示す。
符号の説明
1 装置
2 ハウジング
4 ピストンユニット
5 ラッチ機構
5A スプリングアーム
6 操作装置
7 引外し部材
8 ピストンロッド
10 バネリング
11 ばね部材
12 内側ストップ
13 穴
14 中心軸
15 垂直面
16 接平面
17 ピストンユニットのテーパ区域
18 環状室
19 ピストンユニットの直径縮小区域
20 スプリングアームの案内区域
21 舌片の自由端
22 弾性曲線
23 弾性曲線
25 引外し部材の案内面
26 接触面
27 掛合区域
28 継手区域
29 固定部分
30 スプリングアームの横梁区域
31 溝
32 折り縁
33 縦梁区域
33A 縦梁区域の第1の部分
33B 縦梁区域の第2の部分
34 補剛ひだ
35A、35B 補剛区域
40 スプリングアーム
41 カットアウト
42 舌片
50 爪区域
R5A 曲げ半径
R41A 打抜き半径
R41B 打抜き半径
α セルフロッキング角

Claims (12)

  1. ロッキング装置(1)、特にオートマチックトランスミッションを備えた自動車ドライブトレインのパーキングロック装置であって、ハウジング(3)の中で軸方向に移動しうるように配置され、予定の軸方向位置でロックすることができるピストンユニット(4)と、ピストンユニットのロック位置で自動的に作動する、ピストンユニット(4)の保持のためのラッチ機構(5)とを有し、ラッチ機構(5)がピストンユニット(4)のロック位置でピストンユニット(4)と作動的に結合される少なくとも1つのスプリングアーム(5A、5B)を備えており、ピストンユニット(4)の掛合区域(27)がロック位置でスプリングアーム(5A、5B)に当接するものにおいて、
    スプリングアーム(5A)にカットアウト(41)が形成され、ピストンユニット(4)の掛合区域(27)を形成する部分がスプリングアーム(5A)のカットアウト(41)を半径方向に少なくともほぼ貫通し、このためピストンユニット(4)のロック状態でピストンユニット(4)の掛合区域(27)が少なくともスプリングアーム(5A)の縦平面に近い区域、とりわけスプリングアーム(5A)の縦平面に配置されていることを特徴とするロッキング装置。
  2. ピストンユニット(4)の掛合区域(27)に対するスプリングアーム(5A)の接触面(26)が、スプリングアーム(5A)の縦平面のカットアウト(41)を画定する側面として形成されていることを特徴とする請求項1に記載のロッキング装置。
  3. カットアウト(41)が打抜きによって作られていることを特徴とする請求項1または2に記載のロッキング装置。
  4. 区域的に打ち抜いて、打抜き区域(42)をスプリングアーム(5A)の縦平面に対して折り曲げることによってカットアウト(41)が作製され、ピストンユニット(4)がロック状態で、スプリングアーム(5A)の縦平面から折り曲げられた区域(42)に当接し、折り曲げ区域(42)に曲げ方向に負荷することを特徴とする請求項3に記載のロッキング装置。
  5. 打抜き半径(R41A、R41B)が接触面の区域に、切欠き効果を最小化する値を有することを特徴とする請求項3または4に記載のロッキング装置。
  6. スプリングアーム(5A)が少なくとも部分的にU字形横断面に形成され、スプリングアーム(5A)がとりわけ縦梁区域(33)に半径方向及び接線方向に向けられた折り縁(32)を有し、この折り縁(32)がスプリングアーム(5A)の概ねU字形の横断面を生じさせることを特徴とする請求項1〜5のうちのいずれか一項に記載のロッキング装置。
  7. スプリングアーム(5A)が少なくとも区域的に、概ねスプリングアーム(5A)の縦方向に通る少なくとも1つの補剛ひだ(34)を備えていることを特徴とする請求項1〜6のうちのいずれか一項に記載のロッキング装置。
  8. スプリングアーム(5A)が少なくとも区域的に、概ねスプリングアーム(5A)の縦方向に通る少なくとも1つの補剛区域(35A、35B)を備えていることを特徴とする請求項1〜6のうちのいずれか一項に記載のロッキング装置。
  9. スプリングアーム(5A)の組立状態でピストンユニット(4)の掛合区域(27)と重なる接触面(26)と、ピストンユニット(4)の掛合区域(27)との間に、ラッチ機構(5)の作動状態で少なくとも線接触、とりわけ面接触があることを特徴とする請求項1〜8のうちのいずれか一項に記載のロッキング装置。
  10. ピストンユニット(4)の掛合区域(27)とスプリングアーム(5A)の接触面(26)の間の重なり区域の面積が最大になるようにピストンユニット(4)の外形に整合した輪郭が、スプリングアーム(5A)の接触面(26)の区域に設けられていることを特徴とする請求項9に記載のロッキング装置。
  11. ピストンユニット(4)の運動方向に垂直な平面(15)と、掛合区域(27)と接触面(26)の間の重なり区域の接平面(16)とが常用荷重のもとで0°ないし5°の角で交差するように、重なり区域の接触面(26)及び掛合区域(27)が形成されていることを特徴とする請求項9または10に記載のロッキング装置。
  12. スプリングアーム(5A)がばね鋼材料で製造されていることを特徴とする請求項1〜11のうちのいずれか一項に記載のロッキング装置。
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