JP2009516483A - ガード区間相関を持つマルチキャリア受信器における同期 - Google Patents

ガード区間相関を持つマルチキャリア受信器における同期 Download PDF

Info

Publication number
JP2009516483A
JP2009516483A JP2008541472A JP2008541472A JP2009516483A JP 2009516483 A JP2009516483 A JP 2009516483A JP 2008541472 A JP2008541472 A JP 2008541472A JP 2008541472 A JP2008541472 A JP 2008541472A JP 2009516483 A JP2009516483 A JP 2009516483A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lap
fap
correlation
hypothesis
received data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008541472A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4955693B2 (ja
Inventor
グラズコ、セルゲイ・エー.
ライ、クエイ−チアン
パテル、シムマン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Qualcomm Inc
Original Assignee
Qualcomm Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=37814287&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JP2009516483(A) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by Qualcomm Inc filed Critical Qualcomm Inc
Publication of JP2009516483A publication Critical patent/JP2009516483A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4955693B2 publication Critical patent/JP4955693B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L27/00Modulated-carrier systems
    • H04L27/26Systems using multi-frequency codes
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L27/00Modulated-carrier systems
    • H04L27/26Systems using multi-frequency codes
    • H04L27/2601Multicarrier modulation systems
    • H04L27/2647Arrangements specific to the receiver only
    • H04L27/2655Synchronisation arrangements
    • H04L27/2662Symbol synchronisation
    • H04L27/2665Fine synchronisation, e.g. by positioning the FFT window
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L27/00Modulated-carrier systems
    • H04L27/26Systems using multi-frequency codes
    • H04L27/2601Multicarrier modulation systems
    • H04L27/2647Arrangements specific to the receiver only
    • H04L27/2655Synchronisation arrangements
    • H04L27/2668Details of algorithms
    • H04L27/2673Details of algorithms characterised by synchronisation parameters
    • H04L27/2676Blind, i.e. without using known symbols
    • H04L27/2678Blind, i.e. without using known symbols using cyclostationarities, e.g. cyclic prefix or postfix
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L27/00Modulated-carrier systems
    • H04L27/26Systems using multi-frequency codes
    • H04L27/2601Multicarrier modulation systems
    • H04L27/2647Arrangements specific to the receiver only
    • H04L27/2655Synchronisation arrangements
    • H04L27/2668Details of algorithms
    • H04L27/2681Details of algorithms characterised by constraints
    • H04L27/2688Resistance to perturbation, e.g. noise, interference or fading
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L27/00Modulated-carrier systems
    • H04L27/26Systems using multi-frequency codes
    • H04L27/2601Multicarrier modulation systems
    • H04L27/2647Arrangements specific to the receiver only
    • H04L27/2655Synchronisation arrangements
    • H04L27/2689Link with other circuits, i.e. special connections between synchronisation arrangements and other circuits for achieving synchronisation
    • H04L27/2695Link with other circuits, i.e. special connections between synchronisation arrangements and other circuits for achieving synchronisation with channel estimation, e.g. determination of delay spread, derivative or peak tracking
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L7/00Arrangements for synchronising receiver with transmitter

Abstract

受信器において時間トラッキングを行うための技術が述べられる。最初の到着路(FAP)及び最後の到着路(LAP)は通信チャネルのチャネル・インパルス応答推定に基づいて検出される。検出FAP及びLAPは正しいか、もしくは交換される。検出FAP及びLAPにおける曖昧性を解決するために、正しく検出されたFAP及びLAPに対応する第一の仮定及び誤って検出されたFAP及びLAPに対応する第二の仮定が評価される。各仮定について、仮定FAP及びLAPは検出FAP及びLAPに基づいて決定され、相関窓は仮定FAP及びLAPに基づいて決定され、そして相関は相関窓を使用して行われる。正しい仮定は二つの仮定に関する相関結果に基づいて決定される。受信器タイミングは正しい仮定に関する仮定FAP及びLAPに基づいて更新される。
【選択図】 図4

Description

本出願は、「OFDM信号のガード区間相関による時間トラッキング・アルゴリズムの改良(IMPROVED TIME TRACKING ALGORITHM VIA GUARD INTERVAL CORRELATION FOR OFDM SIGNALS)」と題し、2005年11月15日出願され、この譲請人に譲渡され、引用によりここに組込まれた米国特許出願仮番号第60/737,087号に対する優先権を主張する。
本開示は一般に通信に関係し、特に通信システム中の受信器において時間トラッキングを行う技術に関係する。
直交周波数分割多重化(OFDM)はいくつかの無線環境に良好な特性を提供するマルチキャリア変調技術である。OFDMは全体のシステム帯域幅を多数(K)の直交周波数サブバンドに分割し、それはまたサブキャリア、トーン、ビン等とも呼ばれる。OFDMによって、各サブバンドはデータで変調されるそれぞれのサブキャリアと関連する。最高K個の変調シンボルは各OFDMシンボル期間にKサブバンド上で送られる。
OFDMシステムにおいて、送信器は一般的にK時間領域チップを取得するために各OFDMシンボル期間の変調シンボルをK点逆高速フーリエ変換(IFFT)または逆離散フーリエ変換(IDFT)によって時間領域に変換する。通信チャネルにおける遅延拡がりを減少させるために、送信器はOFDMシンボルを形成するためにいくつかのKチップを繰返す。繰返された部分は一般にガード区間または巡回プレフィックスと呼ばれる。ガード区間は遅延拡がりによって引き起こされるシンボル間の干渉(ISI)及びキャリア間の干渉(ICI)を減少させるために使用され、それは受信器における最も早い到着信号路と最も遅い到着信号路との間の時間差である。
受信器は相補的処理を行い、そして各受信OFDMシンボルにおけるガード区間を取り除く。受信器はそこでKサブバンドのK受信シンボルを取得するために各受信OFDMシンボルのK時間領域標本をK点高速フーリエ変換(FFT)または離散フーリエ変換(DFT)によって周波数領域に変換する。受信器はそれから伝送された変調シンボルを復元するために受信シンボルに関して検出を行う。受信器は一般的に各受信OFDMシンボルについて適切なFFT窓の配置を決定する時間トラッキング・ループを保持する。このFFT窓はどの標本が維持されるべきか、そしてどの標本が廃棄されるべきかを標示する。データ検出特性はFFT窓の配置によって大きく影響を受ける。
したがってFFT窓の配置を達成するために受信器において時間トラッキングを行う技術が当技術分野において必要性がある。
発明の概要
受信器において時間トラッキングを行うための技術がここに述べられる。通信チャネルのチャネル・インパルス応答推定は、例えば、受信パイロットに基づいて得られる。最初の到着路(first arriving path:FAP)及び最後の到着路(last arriving path:LAP)はチャネル・インパルス応答推定に基づいて検出される。FAP及びLAPは正しく検出され、そして検出されたFAP及びLAPはそれぞれ真のFAP及びLAPである。しかしながら、通信チャネルの遅延拡がりが過度であるならば、FAP及びLAPは正確に検出されず、そして検出されたFAP及びLAPは交換され、そして真のLAP及びFAPにそれぞれ対応する。
検出されたFAP及びLAPにおける曖昧性を解決するために、二つの仮定が評価される。第一の仮定は正しく検出されたFAP及びLAPに対応し、そして第二の仮定は誤って検出されたFAP及びLAPに対応する。各仮定について、仮定FAP及びLAPは検出されたFAP及びLAPに基づいて決定され、そして相関窓は仮定FAP及びLAPに基づいて決定される。各仮定に関する相関窓は仮定FAPのガード区間の全てまたは一部、及び/または仮定LAPのガード区間の全てまたは一部を被包する。各仮定について、相関は相関窓内の受信データの第一のセグメントと受信データの第二のセグメントの間で行われ、それはK標本離れている(KはOFDMシンボルの有用部分の期間である)。正しい仮定は二つの仮定に関する相関結果に基づいて決定される。受信器のタイミングは正しい仮定に関する仮定FAP及びLAPに基づいて更新される。 OFDM復調は更新された受信器タイミングに基づいて行われ、例えば、FFT窓は受信器タイミングに基づいて正確に配置される。
本発明の様々の形態及び実施例は下記で更に細部に述べられる。
本発明の特徴及び特性は同様な参照符号が全体にわたり対応して同一である図面と関連して取られる以下に始まる詳細な説明からさらに明らかになるであろう。
詳細な説明
用語「典型的な(exemplary)」は「例(example)、事例(instance)、または例示(illustration)として役立つ」ことを意味するものとしてここでは使用される。「典型的な」としてここに記述された実施例は他の実施例に対して好ましい、或いは有利であると必ずしも解釈されるものではない。
ここに述べる時間トラッキング技術はOFDMシステム、直交周波数分割多元アクセス(OFDMA)システム、単一キャリア周波数分割多元アクセス(SC-FDMA)システム、等々といった様々な通信システムに使用される。OFDMシステムはOFDMを利用する。SC-FDMAシステムはシステム帯域幅に亘って分配されたサブバンド上で伝送するインタリーブFDMA(IFDMA)、隣接のサブバンドの1ブロック上で伝送する局在FDMA(LFDMA)、または隣接のサブバンドの多数のブロック上で伝送する拡張FDMA(EFDMA)を利用する一般に、変調シンボルはOFDMによって周波数領域において送られ、そしてSC-FDMAによって時間領域において送られる。SC-FDMAシンボルはOFDMシンボルのガード区間と同じ方法で生成されるガード区間を含む。明確にするために、時間トラッキング技術は特にOFDMに基づくシステムについて下記に述べる。
図1はOFDMシステムにおける送信器110及び受信器150のブロック図を示す。送信器110において、送信(TX)データ・プロセッサ120はトラヒック・データを処理(例えば、フォーマット、符号化、インタリーブ、及びシンボル写像)し、そしてデータ・シンボルを生成する。ここに使用されるように、データ・シンボルはトラヒック・データの変調シンボルであり、パイロット・シンボルはパイロット(それは送信器と受信器の両方によって先験的に既知のデータである)の変調シンボルであり、そしてゼロ・シンボルはゼロの信号値である。
OFDM変調器130はデータ・シンボル及びパイロット・シンボルをそれぞれ受取り、且つデータ及びパイロット・サブバンド上に多重化し、下記に述べるようにOFDM変調を行い、そして各OFDMシンボル期間にOFDMシンボルを提供する。OFDMシンボル期間は一つのOFDMシンボルの継続期間であり、そしてまたシンボル期間として参照される。送信器ユニット(TMTR)132はOFDMシンボルを受取り、且つ処理(例えば、アナログ変換、増幅、フィルタ、及び高位周波数変換)し、そして変調信号を生成し、それはアンテナ134によって受信器150に伝送される。
受信器150において、アンテナ152は送信器110から変調信号を受信し、そして受信信号を受信器ユニット(RCVR)154に提供する。受信器ユニット154は受信信号を調整(例えば、フィルタ、増幅、低位周波数変換、及びディジタル化)し、そして受信標本を提供する。下記で述べるように、OFDM復調器(Demod)160は受信標本を処理し、そして各OFDMシンボル期間にKサブバンドのK受信シンボルを取得する。受信シンボルはデータ・サブバンドの受信データ・シンボル及びパイロット・サブバンドの受信パイロット・シンボルを含む。OFDM復調器160は各OFDMシンボル期間にFFT窓を適切に配置するために時間トラッキングを行う。OFDM復調器160はまたデータ・シンボル推定値(それは送信器110によって送られたデータ・シンボルの推定値である)を取得するためにチャネル推定によって受信データ・シンボルに関するデータ復調/検出を行う。受信(RX)データ・プロセッサ170はそこで復号データを取得するためにデータ・シンボル推定値を処理(例えば、シンボル逆写像、逆インタリーブ、及び復号)する。一般に、OFDM復調器160及びRXデータ・プロセッサ170による処理は送信器110におけるOFDM変調器130及びTXデータ・プロセッサ120による処理にそれぞれ相補的である。
コントローラ/プロセッサ140及び180は送信器110及び受信器150における様々な処理ユニットの動作を制御する。メモリ142及び182は送信器110及び受信器150のデータ及びプログラム・コードをそれぞれ記憶する。
図2は図1の送信器110のOFDM変調器130のブロック図を示す。OFDM変調器130の中で、シンボル対サブバンド写像ユニット210はデータ及びパイロット・シンボルを受信し、且つデータ及びパイロットのために使用されるサブバンドにそれぞれ写像し、未使用サブバンドへゼロ・シンボルを写像し、そしてKサブバンド全体にK伝送シンボルを提供する。各伝送シンボルは各OFDMシンボル期間におけるデータ・シンボル、パイロット・シンボル、またはゼロ・シンボルである。各OFDMシンボル期間に、ユニット212はK点IFFT/IDFTによってK伝送シンボルを時間領域に変換し、そしてK時間領域チップを含む変換シンボルを提供する。各チップは1チップ期間に伝送されるべき複素値である。並列対直列(P/S)変換器214は各変換シンボルのKチップを直列化する。ガード区間挿入ユニット216はK+Gチップを含むOFDMシンボルを形成するためにそこで各変換シンボルの一部(或いは、Gチップ)を繰り返す。各OFDMシンボルは有用な部分に関するKチップとガード区間のGチップを含む。ガード区間は通信チャネルにおける遅延拡がりによって引き起こされたISI及びICIを減少させるために使用される。ガード区間Gの長さは受信器が適度な移動速度においてISI及びICIを被ることなく耐用しうる最大の遅延拡がりを決定する。
図3は図1の受信器150のOFDM復調器160の実施例のブロック図を示す。OFDM復調器160内で、プリプロセッサ310は受信器ユニット154から受取った標本を処理し、そして入力標本を提供する。プリプロセッサ310は自動利得制御(AGC)、タイミング獲得、フィルタリング、標本速度変換、直流(DC)オフセット除去、周波数誤差推定及び除去、及び/または他の機能を実行する。ユニット312はFFT開始ポインタに基づいて各受信OFDMシンボルにおけるガード区間を取り除き、そしてそのOFDMシンボルに関するK入力標本を提供する。FFT開始ポインタは各受信OFDMシンボルについてFFT窓の配置を制御する。
各受信OFDMシンボルについて、ユニット314はK入力標本に対してK点FFT/DFTを行い、そしてKサブバンド全体にK周波数領域受信シンボルを提供する。チャネル推定器318は受信パイロット・シンボルに基づいてチャネ推定値を得る。チャネル推定値は時間領域チャネル・インパルス応答推定値及び/または周波数領域チャネル周波数応答推定値である。データ復調器316はチャネル推定によって受信データ・シンボルに関するデータ復調/検出を行い、そしてデータ・シンボル推定値を提供する。
下記で述べるように、時間トラッキング・ループ320は時間トラッキングを行い、各受信OFDMシンボルのタイミングを決定し、そしてFFT開始ポインタを提供する。簡単にするために図3には示していないが、OFDM復調器160はフレーム検出、フレーム同期、周波数トラッキング、及び他の機能に関する処理ユニットを含む。
チャネル推定器318、時間トラッキング・ループ320、及びOFDM復調器160中の他のユニットは標本速度(sample rate)で処理を行う。これらのユニットはまた計算量を減らすために標本を破棄し、そしてより低い速度で処理を行う。これらのユニットはまたより良い解像度を達成するために受信信号を過大標本化し、そしてより高い速度で処理を行う。明確にするために、下記の記述はその標本速度における処理を仮定し、そして様々な量、定数、及び閾値が標本速度処理のために与えられる。
受信器は様々な方法において、そして送信器によって送られた様々な形式の情報に基づいて時間トラッキングを行う。例えば、送信器はKサブバンド全体に亘って一様に分配されるNサブバンド上でパイロットを伝送する(但し、1<N<K)。受信器はパイロットを含むOFDMシンボルを受取り、ガード区間を取除き、そしてNパイロット・サブバンドに関してN受信パイロット・シンボルを取得するために受信OFDMシンボルの有用部分にK点FFT/DFTを行う。受信器はNチャネル利得を取得するためにそこで受信パイロット・シンボルに対する変調を解除し、そしてNチャネル・タップ(それはn=0,・・・,N−1についてhn として表される)を含むチャネル・インパルス応答推定値を取得するためにNチャネル利得に対してN点FFT/DFTを行う。受信器はまた当技術分野において既知の他の方法でチャネル・インパルス応答推定値を得る。下記で述べる実施例では、受信器はチャネル・インパルス応答推定値に基づいて時間トラッキングを行う。
図4は図3の時間トラッキング・ループ320の実施例のブロック図を示す。時間トラッキング・ループ320内で、ユニット410はチャネル推定器318からチャネル・インパルス応答推定のためにNチャネル・タップを受取り、そして各チャネル・タップの二乗量(square magnitude)を計算する。ユニット410は多数のシンボル期間に亘ってチャネル・タップの二乗量をフィルタする。ユニット410はNチャネル・タップについてN個の(フィルタされた、またはフィルタされない)二乗量の値を含むチャネル電力プロフィールを提供する。検出器412はチャネル電力プロフィールに基いて最初の到着路(FAP)及び最後の到着路(LAP)について検出し、そして下記で述べるように検出されたFAP及びLAPを提供する。ユニット414は検出されたFAP及びLAPにおける曖昧性を解決し、そして出力FAP及びLAPを提供する。重心(CM)検出器416は出力FAP及びLAPに基づいてチャネル電力プロフィールの重心を決定する。加算器(summer)418は検出された重心からタイミング目標を減算し、そしてタイミング誤差を提供する。タイミング目標はFFT窓の目標位置であり、そしてプログラム可能な値である。タイミング誤差は検出された重心とFFT窓のための目標位置との間の誤差を表す。
ループ・フィルタ420はタイミング誤差をフィルタし、そしてタイミング調整を行う。図4に示した実施例について、ループ・フィルタ420は一次のローパス・フィルタを実施する。乗算器422はタイミング誤差を利得で乗算する。加算器424は遅延ユニット426の出力を持つ乗算器422の出力を集計し、そしてタイミング調整を行う。遅延ユニット426は次のループ更新のために加算器418の出力を記憶する。他の設計及び/または他の伝達関数はまたループ・フィルタ420のために使用される。リミター(limiter)430はタイミング調整を所定の値の範囲以内に制限し、そしてどのくらいFFT窓を動かすべきかを示す前進/遅れ(Adv/Ret)出力を提供する。加算器434は遅延ユニット436からの現在のFFT開始ポインタとともに進行/遅れ出力を集計し、そして更新されたFFT開始ポインタを提供する。遅延ユニット436は次のループ更新のために更新されたFFT開始ポインタを記憶する。
検出器412は様々な方法でFAP及びLAPを検出する。明確にするために、チャネル電力プロフィールに基づいてFAP及びLAPを検出するための特別な手法が下記に述べられる。この手法に関して、滑り窓(sliding window)内の全てのチャネル・タップのエネルギーは異なるタップ位置kについて次のように最初に計算される:
Figure 2009516483
(k=0,・・・,N−1)
但し、Ek はタップ位置における滑り窓内のチャネル・タップのエネルギーであり、
Wは滑り窓の幅であり、そして
“mod N”はmodulo-N操作を表す。
滑り窓幅はチャネル・インパルス応答推定値の長さの半分以下、または等しいか、或いはW≦N/2になるように選択される。チャネル・インパルス応答推定長さは一般的にガード区間より少ないか、等しく、或いはN≦Gであり、これはガード区間がISI及びICIを避けるために一般的にチャネル遅延拡がりより大きくなるように選択されるからである。式(1)は本質的にチャネル電力プロフィールに亘って円形状に滑り窓を動かし、そして各タップ位置kについて、滑り窓内のWチャネル・タップのエネルギーを計算する。滑り窓はチャネル電力プロフィールの終端に達する際、チャネル電力プロフィールの前面に対して包み込む。
有限な差分はそこでタップ・エネルギーに基づいて各タップ位置について次のように計算される:
Figure 2009516483
(k=0,・・・,N−1)
但し、Qは有限な差分次数であり、そして
n はタップ位置に関する有限の差分値である。
長さ2Qの滑り窓は有限の差分を計算するために使用される。この滑り窓はチャネル電力プロフィールに亘って円形状に移動する。各タップ位置nに関して、有限の差分Dn は滑り窓の前半の結合エネルギーから滑り窓の後半の結合エネルギーを差し引いた差分として計算される。
FAP及びLAPを検出するために使用される計量基準はタップ・エネルギーと有限の差分値に基づいて次のように定義される:
FAP(k)=α1・Ek+(1−α1)・D(k−Q+1) mod N (k=0,・・・,N−1) 式(3)
LAP(k)=−α2・Ek+(1−α2)・D(k−Q) mod N (k=0,・・・,N−1) 式(4)
但し、α1 及びα2 はそれぞれFAP及びLAP検出のために使用される係数であり、
FAP(k)はタップ位置kにおいてFAP検出のために使用される計量基準であり、そして
LAP(k) はタップ位置kにおいてLAP検出のために使用される計量基準である。
係数α1 はFAP検出の感度を決定し、そしてそれが最大に近い累積エネルギーの領域に低下の前の最後の大きな値であるならばFAPが検出されるように選択される。同様に、係数α2 はLAP検出の感度を決定し、そしてそれが最大に近い累積エネルギーの領域に増加の前の最初の大きな値であるならばLAPが検出されるように選択される。係数α1 及びα2 はそれぞれFAP及びLAP検出に良好な性能を提供するように選択され、そしてコンピュータ・シミュレーション、実験測定、等々に基づいて決定される。
FAPの場所はSFAP(k)に基づいて次のように決定される:
Figure 2009516483
但し、FAPdは十分な強度の検出FAPの指数である。式(5)において、SFAP(k)の最大値は最初に識別され、そしてFAPdはSFAP(k)の最大値をもたらす指数に設定される。
LAPの場所はSLAP(k)に基づいて次のように決定される:
Figure 2009516483
LAPd=(kmin+W−1) mod N 式(7)
但し、LAPdは十分な強度の検出LAPの指数である。式(6)及び式(7)において、SLAP(k)に関する最小値は最初に識別され、SFAP(k) に関して最小値をもたらす指数はkminとして表され、そしてLAPdはkminの右側のW−1タップ位置に設定される。式(7)におけるmod N操作はLAPdを0からN−1の範囲内に制約する。次の記述において、FAP及びLAPはそれぞれ真のFAP及びLAPを表し、そしてFAPd及びLAPdは検出されたFAP及びLAPをそれぞれ表す。
図5A〜5Cは典型的なチャネル・インパルス応答推定のためのFAP及びLAP検出を示す。この例については、N=16であり、そして図5Aに示したように、チャネル・インパルス応答推定はタップ位置3及び8において二つの大きなチャネル・タップを含む。図5Bは図5Aに示したチャネル・インパルス応答推定値に関するエネルギーEkのグラフ512と有限の差分(W=8及びQ=2による)のグラフ514を示す。図5Cはα1 =α2 =0.5による、計量基準SFAP(k)のグラフ516及び計量基準SLAP(k)のグラフ518を示す。
図5Bにおいて示したように、FAPはエネルギーEk のグラフ512における立ち下りを検出することによって確認され、それは同様に有限の差分Dn におけるピークを検出することによって確認される。Dn の有限の差分操作は雑音を増加させる。従って、有限の差分Dn 及びエネルギーEk の荷重和(weighted sum)は計量基準SFAP(k)として使用される。同様に、LAPはエネルギーEk のグラフ512における立ち上りを検出することによって確認され、それは同様に有限の差分Dn のグラフ514における底値(trough)を検出することによって確認される。有限の差分Dn 及びエネルギーEk の荷重和は雑音増加の影響を軽減するための計量基準SLAP(k)として使用される。図5A〜5Cに示した例について、SFAP(k)の最大値は指数k=3において発生し、そしてFAPはFAPd=3にあることが検出される。SLAP(k)の最小値は指数k=1において発生し、そしてLAPはLAPd=1+8−1=8になることが検出される。
図5D〜5Fはタップ位置3及び13において二つの大きなチャネル・タップを含む別の典型的なチャネル・インパルス応答推定に関するFAP及びLAP検出を示す。図5EはエネルギーEkのグラフ522及び有限の差分Dn のグラフ524を示す。図5Fは計量基準SFAP(k)のグラフ526及び計量基準計量基準SLAP(k)のグラフ528を示す。図5D〜5Fに示された例について、SFAP(k)の最大値は指数k=13において発生し、そしてFAPはFAPd=13にあることが検出される。SLAP(k)の最小値は指数k=12において発生し、LAPはLAPd=(12+8−1) mod16=3にあることが検出される。
明確にするために、FAPを検出するための特別な手法は上記で述べてきた。この手法は或る条件の下で誤ったFAP及び/またはLAPを提供する。例えば、滑り窓長がチャネル遅延拡がりより小さいならば、中間のチャネル路をFAPそれともLAPの有り得る候補として選ぶことは可能である。更に、チャネル路の相対的位置及び/またはそれらの相対的電力に応じて、W=N/2によるこの検出手法はFAP及びLAPについて異なる候補を検出する。FAP及びLAPの誤った検出は、例えば、前の重心が所定の点Dmidの周りに正しく位置していたと仮定することによって避けられる。従って、現在のチャネル推定に関して、どちらの信号路がDmidより後で現れるか、そしてどちらの信号路がDmidの前に来るかについて最初の決定が行われるが、しかし早いチャネル推定に偽りがある。チャネル内容が早く、同様に遅く現れる可能性が等しくあると仮定すると、過去と未来との間の切断点はDmin+N/2に設定され、そしてこの切断点以降のいずれのチャネル・タップも早く到着したと仮定されるが、偽りである。チャネル内容はただDmid+max{Δh}/2までは前に存在したことに注目せよ(ここでΔhはチャネル遅延拡がりである)。Dmid+max{Δh}/2とDmid+N/2との間の領域は遅いチャネル内容の検索区域を示す。一般に、FAP及びLAP検出は様々な方法で行われ、そして様々なチャネル条件について行われる。
チャネル遅延拡がりΔh がガード区間より小さいか、等しいとき、またはΔh ≦G/2のとき、式(1)〜式(7)において上で述べたFAP及びLAP検出手法は比較的正確なFAP及びLAP検出を提供する。しかしながら、遅延拡がりがガード区間の半分より長いとき、その決定はLAPd=FAP及びFAPd=LAPになるように交換される。従って、検出されたFAPは真のFAPであったり、なかったり、そして検出されたLAPは真のLAPであったり、なかったりする。FAPd及びLAPd決定の精度は実際のチャネル・タップ、チャネル遅延拡がり、及び恐らくは他の要素に依存する。従って、FAP及びLAPの正確な検出を実現することが望ましい。
FAP及びLAPはまた他の方法でも検出される。FAP及びLAP検出に使用される手法に関係なく、検出されたFAP及びLAPは正しいか、もしくは交換されるかどうかに関しては曖昧性がある。
FAP及びLAP検出における曖昧性はFFT窓の開始(それはFFT開始ポインタによって示される)とその結果生じるチャネル遅延プロフィールとの間の関係を利用することによって解決される。特に、チャネル・インパルス応答推定におけるFAP及びLAPの場所は(1)FAP及びLAPの伝播遅延、及び(2)FFT窓の配置に依存する。この関係は下記の二つの例で例示される。
図6Aは多数の信号路を持つ通信チャネルによるOFDMシンボルの典型的な伝送を示す。一般に、各信号路はいくらかの複素利得及びいくらかの伝播遅延を持ち、両者はチャネル環境によって決定される。簡単にするために、FAP及びLAPの利得はこの例では等しいとみなされる。通信チャネルの遅延拡がりはΔh であり、それはFAP及びLAPの伝播遅延の間の差分である。
OFDMシンボルは有用な部分とガード区間を含む。受信器は各信号路を経由してOFDMシンボル・コピーを取得する。各OFDMシンボル・コピーは関連する信号路の複素利得によって一定基準化され、そして更にその信号路の伝搬遅延によって遅延される。簡単にするために、図6AはFAPを介して受取られた最初のOFDMシンボル及びLAPを介して受取られた最後のOFDMシンボルのみを示す。最後のOFDMシンボル・コピーの開始は最初のOFDMシンボル・コピーの開始からΔh 標本だけ遅延される。受信OFDMシンボルは受信器におけるOFDMシンボル・コピー全ての重ね合わせである。
図6AはまたOFDMシンボルのFFT窓の配置を示す。FFT窓の開始はFFT開始ポインタによって示される。FFT窓はK標本の幅を持っており、そしてどちらの標本が次の処理のために選択されるかを決定する。図6Aに示した例について、FFT窓の開始はFAPに関するOFDMシンボル・コピーの有用部分における最初の標本からΔ標本離れており、そしてLAPに関するOFDMシンボル・コピーの有用部分における最初の標本からΔ+Δh 標本離れている。
図6AはまたISI/ICIのない領域を示し、それは受信器における全てのOFDMシンボル・コピーのガード区間の重複領域である。FFT開始ポインタがISI/ICIのない領域内にあるならば、適切なK標本は処理のために選択され、そしてISI/ICIに遭遇しないので、それは望ましいことである。時間トラッキング・ループの目的はISI/ICIのない領域内にFFT開始ポインタを維持することである。
図6Bは図6Aに示した典型的な伝送のチャネル・インパルス応答推定を示す。通信チャネルのチャネル・インパルス応答は各信号路に関するチャネル・タップを含む。簡単にするために、図6BはFAP及びLAPに関するΔ及びΔ+Δh の指数のただ二つのチャネル・タップをそれぞれ示す。各チャネル・タップの大きさは関連する信号路の複素利得によって決定される。各チャネル・タップの場所または指数は関連する信号路及びFFT開始ポインタの伝播遅延によって決定される。
図6B本質的に通信チャネルのチャネル遅延プロフィールを示す。このチャネル遅延プロフィールについて、FFT開始ポインタは起点(origin)に写像される。各信号路のチャネル利得はFFT開始ポインタとその信号路のOFDMシンボル・コピーの有用部分における最初の標本との間の距離によって決定された指数に写像される。チャネル遅延プロフィールはチャネル・インパルス応答推定の開始を示す情報を含む。
図6CはG−Δh の遅延拡がりを有する多数の信号路を持つ通信チャネルによるOFDMシンボルの別の典型的な伝送を示す。図6Cに示した例について、FFT窓の開始はFAPのOFDMシンボル・コピーの有用部分における最初の標本からΔ+Δh 標本離れており、そしてLAPのOFDMシンボル・コピーの有用部分における最初の標本からΔ+G標本離れている。
図6Dは図6Cに示した典型的な伝送のチャネル・インパルス応答推定を示す。このチャネル・インパルス応答推定はLAP及びFAPに対応するΔ及びΔ+Δh の指数において二つのチャネル・タップを含む。この例において、LAPのOFDMシンボル・コピーの有用部分における最初の標本はFFTの開始からG以上である。これは指数Δの周囲を包み込み、且つ現れるLAPのチャネル・タップをもたらし、それはFAPのチャネル・タップの左側にある。
図6A〜6Dに示したように、チャネル遅延プロフィール(例えば、図6Bまたは6Dにおける)はチャネル・トポロジー(例えば、図6Aまたは6Cにおける)及びFFT開始ポインタに基づいて決定される。逆に、チャネル・トポロジーはチャネル遅延プロフィール及びFFT開始ポインタに基づいて決定される。
図6A〜6DはFFT開始ポインタがOFDMシンボルの有用部分にないことを仮定する。所与のチャネル・トポロジーはまた多数の可能なFFT開始ポインタ場所と関連する。例えば、図6Dにおけるチャネル・トポロジーはまたOFDMシンボル・コピーの有用部分の開始から離れて右側のΔ標本、即ち図6Dに示したFFT開始ポインタ場所の右側のG標本にあるFFT窓の開始によって取得される。FFT開始ポインタにおける不確実性はまた正しいFAP及びLAPを決定するために試験される。
時間トラッキング・ループ320はISI/ICIのない領域内にFFT開始ポインタを維持しようと試みる。時間トラッキング・ループ320は送信器及び受信器におけるクロック周波数間の差異によるタイミング変動、クロック周波数における変動、通信チャネルにおける変化、等々の存在においてこの目的を達成しようと試みる。FFT開始インタの正確な更新は良いデータ検出性能を達成するために不可欠である。
図7Aは受信器における典型的なチャネル・インパルス応答推定を示す。受信器は各タップ位置におけるチャネル・タップの知見を持っているが、時間トラッキングの前に、どこでチャネル・インパルス応答が実際に始まるかを知らない。時間トラッキング・ループ320内のFAP及びLAP検出器412はFAP及びLAPについて検出する。
図7B及び7Cは図7Aに示したチャネル・インパルス応答推定のためのFAP及びLAP検出に関する二つの可能な結果を示す。図7Bの結果のチャネル遅延プロフィールは検出されたFAPが指数Δにあり、そして検出されたLAPは指数Δ+Δh にあることを示す。図7Cの結果のチャネル遅延プロフィールは検出されたLAPが指数Δにあり、そして検出されたFAPは指数Δ+Δh にあることを示す。
図7Aで示したチャネル・インパルス応答推定に基づいて、FAP及びLAP検出器412は検出されたFAP及びLAPを提供し、それは図7B及び7Cに示したように遅延拡がりΔh が時間トラッキング・アルゴリズム、チャネル・タップの大きさ及び場所、及び恐らくは他の要素の限界を越えるかどうかに依存する。実際のチャネル遅延プロフィールが図7Bに示したものであり、且つFAPd及びLAPdが正しければ、図6Aに示したチャネル・トポロジーはチャネル・トポロジー間の関係、FFT開始ポインタ、及びチャネル遅延プロフィールに基づいて再構築される。しかしながら、実際のチャネル遅延プロフィールが図7Bに示したものであり、且つFAPd及びLAPd決定が誤っているならば、図6Cに示された誤ったチャネル・トポロジーが再構築される。
FFT開始ポインタは図6A及び6Cで示したチャネル・トポロジーについて異なる方法で更新される。従って、FAP及びLAPの誤った検出はチャネル・トポロジーの間違った解釈をもたらし、それはFFT開始ポインタが次善の、または不適切な方法で更新されることになり、それは同じく時間トラッキング及びデータ検出の両方の性能を劣化させる。
FAP及びLAPにおける曖昧性を解決するために、受信器はこれらの決定が正しいか、誤っているかどうかを決定するためにFAPd及びLAPd決定について二つの仮定を評価する。仮定0はFAPd及びLAPd決定が正しいという仮定を表し、そして仮定1はFAPd及びLAPd決定が正しくないという仮定を表す。各仮定について、図6A〜6Dで上に述べたように、受信器はOFDMシンボル構造を開発し、そしてFFT開始ポインタとチャネル遅延プロフィールとの間の関係を利用することによってその仮定に関するチャネル・トポロジーを再構築する。再構築されたチャネル・トポロジーから、受信器はガード区間及びガード・コピーがOFDMシンボル構造に基づいてどこに位置しているかを確かめることができる。受信器はそこで各仮定を評価し、そしてガード区間とガード・コピーとの間の相関を行う。正しい仮定はより大きな相関結果をもたらし、そして誤ったFAPd及びLAPd決定を訂正するために使用される。
図8A〜8DはOFDMシンボル・データを相関させることによってFAP及びLAP検出における曖昧性を解決するための実施例を示す。この例について、真のFAP及びLAP及び検出FAP及びLAPは図8Bに示したようなものであると仮定され、そして検出FAP及びLAPは誤っている。次の記述において、FAPh及びLAPhは特定の仮定に関する仮定FAP及びLAPをそれぞれ表す。
仮定0について、図8Bに示したように、仮定FAP及びLAPは検出FAP及びLAPに等しく、またはFAPh0=FAPd及びLAPh0=LAPdである。図8Aで示したチャネル・トポロジーは仮定FAP及びLAP及びFFT開始ポインタに基づいて再構築される。図8A〜8Dで示した実施例について、相関窓はFAPのOFDMシンボル・コピーのガード区間における最初の標本からLAPのOFDMシンボル・コピーのガード区間における最後の標本までを被包する。仮定0について、相関窓は標本指数T0,a において始まり、そして標本指数T0,b で終わる。
仮定1について、図8Dに示したように、仮定FAP及びLAPは検出FAP及びLAPにそれぞれ等しく、またはFAPh0=LAPd及びLAPh0=FAPdである。図8Cで示したチャネル・トポロジーは図8Dに示した仮定FAP及びLAP及びFFT開始ポインタに基づいて再構築される。仮定1について、相関窓は標本指数T1,a において始まり、そして標本指数T1,b で終わる。
各仮定iについて、相関窓の開始Ti,a は次のように決定される:
i,a=FFT開始+TFAP,i−G (i=0,1) 式(8)
但し、TFAP,i はFAPhiのタップ場所である。図8A及び6Bに示した仮定0についてはTFAP,0=Δ+Δhであり、そして図8C及び6Dに示した仮定1についてはTFAP,1=Δである。
各仮定iについて、相関窓の終端Ti,b は:
i,b=FFT開始+TLAP,i (i=0,1) 式(9)
として決定される。但し、TLAP,i はいずれかの包込み効果を引き起こした後のLAPhiのタップ場所である。図8A及び8Bで示した仮定0についてTLAP,0=Δ+Gであり、ここでGは包込み効果によってFAPh0の左側に現れるLAPh0を引き起こすために付加される。図8A及び6Bに示した仮定1についてはTLAP,1=Δ+Δhであり、ここでLAPh1はFAPh1の右側に現れ、且つ包込み効果はないのでGは付加されない。
各仮定iの相関窓のサイズはTi,b−Ti,aとして計算される。図8A及び6Cに示したように、仮定0及び1に関する相関窓は一般的に異なるサイズを有する。
相関は各仮定iについてガード区間とガード・コピーとの間で次のように行われる:
Figure 2009516483
但し、rnは受信OFDMシンボルの標本指数nにおける入力標本であり、
i は、仮定iに関する相関結果であり、そして
「*」は複素共役を表す。
図8A及び8Cは各OFDMシンボル・コピーのガード・コピーと同様にガード区間を示す。ガード区間は灰色のシェーディングによって示され、そしてガード・コピーは点線の箱によって示される。各OFDMシンボル・コピーに関して、ガード区間はガード・コピーの複製である。式(10)に示したように、ガード区間の各標本はガード・コピーにおける対応する標本の複素共役と乗算され、そして乗算結果は相関窓の長さに亘って累積される。式(10)における(Ti,b−Ti,a)による除算は仮定0及び1について使用される異なる相関窓サイズを説明し、そして正規化相関結果をもたらす。
図8Dに示したように、仮定のFAP及びLAPが真のFAP及びLAPであるならば、図8Cに示したように、相関窓はガード区間及び伝送OFDMシンボルのガード・コピーを被包する。真の仮定に関するチャネル・トポロジーはそこでガード区間とガード・コピーとの間により高い相関結果にもたらす。なぜならば、これらのセクションは送信器から同じ波形を運ぶからである。図8Bに示したように、仮定FAP及びLAPが真のFAP及びLAPでないならば、相関窓は実際のガード区間の一部、そしてまた伝送OFDMシンボルの有用部分の一部を被包する。誤った仮定に関するチャネル・トポロジーは従って「ガード区間」と「ガード・コピー」との間でより低い相関結果をもたらし、それはしばしば統計的に無関係な無作為データを含む。二つの仮定に関する相関結果はこのようにどちらの仮定が正しいかを決定し、そしてチャネル・インパルス応答推定のみを使用することに起因するいずれかの誤ったFAPd及びLAPd決定を訂正するために使用さわれる。
正しい仮定は次のように決定される:
0≧C1であれば、
FAPo=FAPd及びLAPo=LAPd、 式(11a)
さもなくC1>C0であれば、
FAPo=LAPd及びLAPo=FAPd、 式(11b)
但し、FAPo及びLAPoは図4のユニット414によって提供される出力FAP及びLAPである。式(11a)は仮定0が正しく、そして検出FAP及びLAPが出力FAP及びLAPとしてそれぞれ直接提供される場合である。式(11b)は仮定1が正しく、そして検出FAP及びLAPが交換され、且つ出力FAP及びLAPとして提供される場合である。
図9は相関窓の様々な実施例を示す。図8A〜8Dに示した実施例について、それは図9において窓1としてラベル付けされ、相関窓は仮定FAPのガード区間の最初の標本で始まり、そして仮定LAPのガード区間の最後の標本で終わる。窓2としてラベル付けされた実施例に関して、相関窓は仮定FAPのガード区間の中央の標本で始まり、そして仮定LAPのガード区間の最後の標本で終わる。窓3としてラベル付けされた実施例に関して、相関窓は仮定LAPの全体のガード区間を被包する。窓4としてラベル付けされた実施例に関して、相関窓は仮定LAPの全体のガード区間の一部(例えば、後半)を被包する。窓5としてラベル付けされた実施例に関して、相関窓は仮定FAPの全体のガード区間を被包する。窓6としてラベル付けされた実施例に関して、相関窓は仮定FAP及びLAPのISI/ICI領域を被包する。窓7としてラベル付けされた実施例に関して、相関窓は固定サイズ(例えば、G標本)を持ち、そして仮定FAP及びLAPのISI/ICI領域の中央に集中する。様々な他の相関窓もまた使用される。図9に示されない別の実施例において、相関窓サイズはW≧max{Δh} として選択される。この実施例では、前のFAP/LAP場所は相関窓サイズを制限するために使用される。
図10は検出FAP及びLAPにおける曖昧性を解決するための処理1000の実施例を示す。FAP及びLAPは初めに、例えば、通信チャネルのチャネル・インパルス応答推定に基づいて検出される(ブロック1012)。FAP及びLAPは、例えば、式(1)〜式(7)について上で述べたように、異なるタップ位置に関する滑り窓内のチャネル・タップのエネルギーを決定し、そのエネルギーに基づいて有限の差分値を決定し、エネルギー及び有限の差分値の第一の関数に基づいてFAPを検出し、そしてエネルギー及び有限の差分値の第二の関数に基づいてLAPを検出することによって検出される。
正しく検出されるFAP及びLAPに対応する第一の仮定に関する仮定FAP及びLAPは検出されたFAP及びLAPに基づいて決定される(ブロック1014)。誤って検出されるFAP及びLAPに対応する第二の仮定に関する仮定FAP及びLAPもまた検出されたFAP及びLAPに基づいて決定される(ブロック1016)。相関窓はその仮定に関する仮定FAP及びLAPに基づく各仮定について決定される(ブロック1018)。各仮定に関する相関窓は仮定FAPのガード区間の全てまたは一部及び/または仮定LAPのガード区間の全てまたは一部を被包する。
相関はそこで第一の仮定に関する相関窓に基づいて第一の仮定に関する受信データに対して実行される(ブロック1020)。相関はまた第二の仮定に関する相関窓に基づいて第二の仮定に関する受信データに対して実行される(ブロック1022)。各仮定について、相関はその仮定に関する相関窓内の受信データの第一のセグメントとK標本離れている受信データの第一のセグメントとの間で実行され、ここでKはOFDMシンボルの有用部分の期間である。正しい仮定はそこで第一及び第二の仮定に関する相関結果に基づいて決定される(ブロック1024)。
別の形態では、正しいFAP及びLAPは一つの仮定を評価することによって決定される。FAP及びLAPは上で述べたように初めに検出される。FAP及びLAPに関する一つの仮定は様々な方法で評価のために選択される。
一実施例では、現在のFFT開始ポインタへの小さなタイミング調整をもたらす仮定が評価のために選択される。この実施例では、仮定0に関する現在のFFT開始ポインタへのタイミング調整の量が決定され、そしてΔT0として表される。仮定1について現在のFFT開始ポインタへのタイミング調整の量もまた決定され、そしてΔT1として表される。より小さなタイミング調整によって仮定が評価のために選択され、そして仮定sと呼ばれる。相関は上で述べたように選択された仮定sについて実行される。仮定sに関する相関結果Cs は閾値Cth に対して比較される。Cs がCthより大きければ、仮定sは正しい仮定であると見なされ、そしてFFT開始ポインタは仮定sに関する仮定FAP及びLAPに基づいて更新される。他の場合、Cs がCthと等しいか、小さいならば、評価されなかった他の仮定(仮定uと呼ばれる)は正しい仮定であると見なされ、そしてFFT開始ポインタは仮定uに関する仮定FAP及びLAPに基づいて更新される。
別の実施例では、仮定は前の仮定決定に関するタイミング(例えば、タイミング調整)に基づいて評価のために選択される。この実施例では、タイミング調整は上で述べたように仮定0及び1について計算される。二つの仮定に関するタイミング調整は前の更新区間に関する正しい仮定のタイミング調整に対して比較される。例えば、P個の最も新しい正しい仮定に関するタイミング調整が記憶され、そして記憶されたP個の仮定のより多くのものに近い仮定0または1が評価のために選択される。別の例として、記憶されたP個の仮定の平均タイミングに近い仮定0または1が選択される。他の形式の経緯情報もまた記憶され、仮定選択のために使用される。いずれにせよ、選択された仮定は評価され、そして選択された仮定sまたは選択されない仮定uが正しい仮定であるかどうかを決定するために相関結果Cs が閾値Cth に対して比較される。
上で述べたように、一つの仮定が検出FAP及びLAP及び経緯情報に基づいて評価のために選択される。一つの仮定はまた経緯情報なしで選択される。例えば、仮定0は常に選択され、或いは一つの仮定は無作為に選択される。選択された仮定は評価され、そして閾値Cth に対して比較される。閾値Cth は良好な性能を実現するために選択される一定値である。閾値Cth はまた、例えば、最近の正しい仮定に関する相関結果に基づいて設定される設定可能なものである。選択された仮定に関する相関窓は図9について上で述べたいずれかの実施例に基づいて決定される。可変サイズ相関窓は検出性能を改善する。しかしながら、一定サイズ相関窓は実施の複雑さを低減させる。
図11は検出FAP及びLAPにおける曖昧性を解決するための処理1100の実施例を示す。FAP及びLAPは初めに、例えば、通信チャネルのチャネル・インパルス応答推定に基づいて検出される(ブロック1112)。FAP及びLAPに関する一つの仮定は評価のために選択される(ブロック1114)。仮定は現在のFFT開始ポインタ、前の仮定に関する経緯情報、等々に基づいて選択される。相関はそこで選択された仮定に関する受信データに対して実行される(ブロック1116)。選択された仮定が正しい仮定であるかどうかは相関結果及び閾値に基づいて決定される(ブロック1118)。
ここに述べた技術はチャネル遅延拡がりがガード区間の半分以下であるとき、同様にチャネル遅延拡がりがガード区間の半分以上(或いはΔh >G/2)であるとき、FAP及びLAP検出における曖昧性を解決するために使用される。一般に、その技術は通信チャネルのインパルス応答についていずれかの二つのチャネル・タップにおける曖昧性を解決するために使用され、ここでは曖昧性は第一のチャネル・タップが第二のチャネル・タップより早いか、遅いかどうかに関する不確実性に起因する。相関は第二のチャネル・タップより早い第一のチャネル・タップに対応する第一の仮定について実行される。相関はまた第二のチャネル・タップより遅い第一のチャネル・タップに対応する第二の仮定について実行される。二つの仮定に関する相関結果は第一のチャネル・タップが第二のチャネル・タップより早いか、遅いかどうかを決定するために使用される。
図4に戻って参照すると、重心検出器416はユニット414から出力FAP及びLAPを受取り、そしてチャネル・インパルス応答推定値の重心を決定する。実施例では、検出器416は専ら出力FAP及びLAPに基づいて重心を決定する。例えば、重心は次のようにFAPoとLAPoとの間の中点に等しく設定される:
DS=(LAPo−FAPo) mod N、 式(12a)
CM=(FAPo+DS/2) mod N、 式(12b)
但し、DSは検出されたチャネル遅延拡がりである。 式(12a)では、チャネル遅延拡がりは{(LAPo−FAPo) mod N}として計算され、ここではmod N操作はLAPoがチャネル遅延プロフィールにおいてFAPoの左側にある場合を説明する。式(12b)では、重心はFAPoからのチャネル遅延拡がりの半分であり、ここではmod N操作は可能な重心の包込みを説明する。別の実施例では、重心はチャネル・インパルス応答推定における二つ以上(例えば、全て)のチャネル・タップ、十分な強度を持つチャネル・タップ、等々に基づいて決定される。重心計算は当技術分野において既知の他の方法で実行される。
加算器418からのタイミング誤差は次のように計算される:
タイミング誤差=CM−タイミング目標 式(13)
タイミング誤差は正、ゼロ、または負である符号付きの値である。
一実施例では、ループ・フィルタ420からのタイミング調整は次のように計算される:
タイミング調整(t) =タイミング誤差×利得+タイミング調整(t−1) 式(14)
別の実施例では、タイミング調整は次のように計算される:
タイミング調整(t) =タイミング誤差×利得1+
タイミング調整(t−1) ×利得2 式(15)
式(14)における利得及び式(15)における利得1及び利得2は固定、もしくはプログラム可能な値である。
タイミング調整は次のように所定の値の範囲内に制限される:
Adv/Ret(t)=SAT{タイミング調整(t),最大調整} 式(16)
但し、最大調整(Max Adjust)はいずれかの所与の更新について最大タイミング調整に関する絶対値であり、そしてSAT{ }は飽和操作である。その結果生じるAdv/Ret(t)は符号付き飽和値である。
FFT開始ポインタは次のように更新される:
FFT開始ポインタ(t)=FFT開始ポインタ(t−1)+Adv/Ret(t) 式(17)
FFT開始ポインタは各OFDMシンボルについてK+G標本期間だけ進められ、そして各ループ更新区間においてAdv/Ret(t)によって更に更新される。
時間トラッキング・ループ320はチャネル遅延プロフィールにおける特定の場所に重心を維持しようと試み、それは目標タイミングと云われる。目標タイミングに関して良い場所は実際のチャネル・インパルス応答、チャネル推定窓(N)の長さ、ガード区間(G)の長さ、等々に依存する。プログラム可能な値が目標タイミングについて使用される。ループ・フィルタ利得、最大調整(Max Adjust)及び/または他のパラメータは固定もしくは設定可能な値である。
図12は受信器において時間トラッキングを行うための処理1200の実施例を示す。FAP及びLAPは初めに、例えば、通信チャネルのチャネル・インパルス応答推定に基づいて検出される(ブロック1212)。検出FAP及びLAPにおける曖昧性はそこでFAP及びLAPに関する少なくとも一つの仮定に関する受信データに対して相関を実行することによって解決される(ブロック1214)。つの仮定は図10に述べたように評価され、または一つの仮定は図11に述べたように評価される。受信器におけるタイミングはそこで正しい仮定に関する仮定FAP及びLAPに基づいて更新される(ブロック1216)。ブロック1216について、チャネル・インパルス応答推定値の重心は正しい仮定に関する仮定FAP及びLAPに基づいて(例えば、その間の中点として)決定される。タイミング誤差は重心及びタイミング目標に基づいて決定され、そしてタイミング調整を取得するためにフィルタされる。タイミング調整は所定の値の範囲以内に制限され、そして受信器タイミング、例えば、FFT開始ポインタを更新するために使用される。OFDM復調は更新された受信器タイミングに基づいて受信データに対して実行される(ブロック1218)。FFT開始ポインタは処理のために受信データにおける標本を選択するために使用される。
ここに述べた技術は様々な手段によって実施される。例えば、これらの技術はハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、またはその組合せにおいて実施される。ハードウェア実施について、チャネル推定における曖昧性を解決し、且つ/または受信器において時間トラッキングを行うために使用される処理ユニットは一つ以上の特定用途向け集積回路(ASIC)、ディジタル信号プロセッサ(DSP)、ディジタル信号処理デバイス(DSPD)、プログラマブル論理デバイス(PLD)、フィールド・プログラマブル・ゲートアレイ(FPGA)、プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、電子デバイス、ここに述べた機能を行うために設計された他の電子ユニット、またはそれらの組合せにおいて実施される。
ファームウェア及び/またはソフトウェア実施について、その技術はここに述べた機能を実行するモジュール(例 えば、手続き、機能等 ) によって実施される。ソフトウェア・コードはメモリ(例えば、図1のメモリ182)に記憶され、そしてプロセッサ(例えば、プロセッサ180)によって実行される。メモリはプロセッサの中、またはプロセッサの外部で実施される。
開示実施例の前記の記述は当業者が本発明を行い、もしくは使用することを可能にするために提供される。これらの実施例への様々な修正は当業者にとって直ちに明白であり、そしてここに定義された一般的原理は本発明の精神または範囲から逸脱することなく他の実施例に適用される。したがって、本発明はここに示した実施例に制限されることを意図するものではなく、ここに開示した原理及び新規な特徴と両立する最も広い範囲を与えられるべきである。
送信器及び受信器のブロック図を示す。 送信器のOFDM変調器のブロック図を示す。 受信器のOFDM復調器のブロック図を示す。 受信器における時間トラッキング・ループのブロック図を示す。 二つの典型的なチャネル・インパルス応答推定のためのFAP及びLAP検出を例示する。 二つの典型的なチャネル・インパルス応答推定のためのFAP及びLAP検出を例示する。 二つの典型的なチャネル・インパルス応答推定のためのFAP及びLAP検出を例示する。 二つの典型的なチャネル・インパルス応答推定のためのFAP及びLAP検出を例示する。 二つの典型的なチャネル・インパルス応答推定のためのFAP及びLAP検出を例示する。 二つの典型的なチャネル・インパルス応答推定のためのFAP及びLAP検出を例示する。 二つの典型的な動作シナリオに関するチャネル・トポロジー及びチャネル・インパルス応答を示す。 二つの典型的な動作シナリオに関するチャネル・トポロジー及びチャネル・インパルス応答を示す。 二つの典型的な動作シナリオに関するチャネル・トポロジー及びチャネル・インパルス応答を示す。 二つの典型的な動作シナリオに関するチャネル・トポロジー及びチャネル・インパルス応答を示す。 FAP及びLAP検出器による可能な決定を示す。 FAP及びLAP検出器による可能な決定を示す。 FAP及びLAP検出器による可能な決定を示す。 OFDMシンボル・データを相関させることによってFAP及びLAP検出における曖昧性を解決するための実施例を例示する。 OFDMシンボル・データを相関させることによってFAP及びLAP検出における曖昧性を解決するための実施例を例示する。 OFDMシンボル・データを相関させることによってFAP及びLAP検出における曖昧性を解決するための実施例を例示する。 OFDMシンボル・データを相関させることによってFAP及びLAP検出における曖昧性を解決するための実施例を例示する。 FAP及びLAP曖昧性を解決するために使用される相関窓を示す。 検出されたFAP及びLAPにおける曖昧性を解決するための処理を示す。 検出されたFAP及びLAPにおける曖昧性を解決するための別の処理を示す。 受信器において時間トラッキングを行うための処理を示す。

Claims (40)

  1. 通信チャネルにおいて最初の到着路(FAP)及び最後の到着路(LAP)を検出するために、正しく検出されたFAP及びLAPに対応する第一の仮定に関する受信データに相関を実行するために、誤って検出されたFAP及びLAPに対応する第二の仮定に関する受信データに相関を実行するために、そして第一及び第二の仮定に関する相関結果に基づいて第一及び第二の仮定の中の正しい仮定を決定するために構成された少なくとも一つのプロセッサ、及び
    少なくとも一つのプロセッサに接続されたメモリを具備する装置。
  2. 少なくとも一つのプロセッサは検出FAP及びLAPに基づいて第一の仮定に関する第一の相関窓及び第二の仮定に関する第二の相関窓を決定するために構成される、請求項1記載の装置。
  3. 少なくとも一つのプロセッサは第一の相関窓内の受信データの第一のセグメントと受信データの第二のセグメントとの間で相関を実行するために、そして第二相関窓内の受信データの第三のセグメントと受信データの第四のセグメントとの間で相関を実行するために構成される、請求項2記載の装置。
  4. 第一及び第二のセグメントはK標本だけ分離され、第三及び第四のセグメントはK標本だけ分離され、KはOFDMシンボルの有用部分の継続期間である、請求項3記載の装置。
  5. 少なくとも一つのプロセッサは検出FAP及びLAPに基づいて各仮定に関する仮定FAP及びLAPを決定するために構成される、請求項1記載の装置。
  6. 少なくとも一つのプロセッサは仮定に関して仮定FAP及びLAPのガード区間を被包するため各仮定に関する相関窓を決定するために構成される、請求項5記載の装置。
  7. 少なくとも一つのプロセッサは仮定FAPのガード区間の少なくとも一部及び仮定LAPのガード区間の少なくとも一部を被包するため各仮定に関する相関窓を決定するために構成される、請求項5記載の装置。
  8. 少なくとも一つのプロセッサは仮定FAPのガード区間の少なくとも一部を被包するため各仮定に関する相関窓を決定するために構成される、請求項5記載の装置。
  9. 少なくとも一つのプロセッサは仮定LAPのガード区間の少なくとも一部を被包するため各仮定に関する相関窓を決定するために構成される、請求項5記載の装置。
  10. 少なくとも一つのプロセッサは通信チャネルのチャネル・インパルス応答推定に基づいてFAP及びLAPを検出するために構成される、請求項1記載の装置。
  11. チャネル・インパルス応答推定は多数のチャネル・タップを含み、そして少なくとも一つのプロセッサは異なるタップ位置の滑り窓内のチャネル・タップのエネルギーを決定するために、異なるタップ位置のエネルギーに基づいて有限の差分を決定するために、エネルギー及び有限の差分の第一の関数に基づいてFAPを検出するために、そしてエネルギー及び有限の差分の第二の関数に基づいてLAPを検出するために構成される、請求項10記載の装置。
  12. 少なくとも一つのプロセッサは正しい仮定に関する仮定FAP及びLAPに基づいて通信チャネルの重心を決定するために、重心に基づいてポインタを更新するために、そして処理のために受信データにおける標本を選択するポインタを使用するために構成される、請求項5記載の装置。
  13. 少なくとも一つのプロセッサは正しい仮定に関する仮定FAP及びLAPの間の中点として重心を決定するために構成される、請求項12記載の装置。
  14. 少なくとも一つのプロセッサは重心及びタイミング目標に基づいてタイミング誤差を決定するために、タイミング調整を取得するためタイミング誤差をフィルタするために、そしてタイミング調整に基づいてポインタを更新するために構成される、請求項12記載の装置。
  15. 少なくとも一つのプロセッサはタイミング調整を所定の値の範囲内に制限するために構成される、請求項14記載の装置。
  16. 少なくとも一つのプロセッサは正しい仮定に基づいてタイミングを更新するために、そして更新されたタイミングに基づいて受信データに対して直交周波数分割多重化(OFDM)変調を行うために構成される、請求項1記載の装置。
  17. 最初の到着路(FAP)及び最後の到着路(LAP)を検出すること、
    正しく検出されたFAP及びLAPに対応する第一の仮定に関する受信データに相関を実行すること、
    誤って検出されたFAP及びLAPに対応する第二の仮定に関する受信データに相関を実行すること、及び
    第一及び第二の仮定に関する相関結果に基づいて第一及び第二の仮定の中の正しい仮定を決定することを含む方法。
  18. FAP及びLAPを検出することは通信チャネルのチャネル・インパルス応答推定に基づいてFAP及びLAPを検出すること含む、請求項17記載の方法。
  19. 受信データに相関を実施することは、
    検出FAP及びLAPに基づいて第一の仮定に関する第一の相関窓及び第二の仮定に関する第二の相関窓を決定すること、
    第一の相関窓内の受信データの第一のセグメントと受信データの第二のセグメントとの間で相関を実行すること、及び
    第二の相関窓内の受信データの第三のセグメントと受信データの第四のセグメントとの間で相関を実行することを含む、請求項17記載の方法。
  20. 受信データに相関を実行することは、
    検出FAP及びLAPに基づいて各仮定に関する仮定FAP及びLAPを決定すること、
    仮定FAPのガード区間の一部、仮定LAPのガード区間の一部、または双方を被包するために各仮定に関する相関窓を決定すること、及び
    仮定に関する相関窓に基づいて各仮定に関する相関を実行することを含む、請求項17記載の方法。
  21. 正しい仮定に基づいてタイミングを更新すること、及び
    更新されたタイミングに基づいて受信データに直交周波数分割多重化(OFDM)復調を行うことをさらに含む、請求項17記載の方法。
  22. 最初の到着路(FAP)及び最後の到着路(LAP)を検出する手段、
    正しく検出されたFAP及びLAPに対応する第一の仮定に関する受信データに相関を実行する手段、
    誤って検出されたFAP及びLAPに対応する第二の仮定に関する受信データに相関を実行する手段、及び
    第一及び第二の仮定に関する相関結果に基づいて第一及び第二の仮定の中の正しい仮定を決定する手段を具備する装置。
  23. 受信データに相関を実行する手段は、
    検出されたFAP及びLAPに基づいて第一の仮定に関する第一の相関窓及び第二の仮定に関する第二の相関窓を決定する手段、
    第一の相関窓内の受信データの第一のセグメントと受信データの第二のセグメントとの間で相関を実行する手段、及び
    第二の相関窓内の受信データの第三のセグメントと受信データの第四のセグメントとの間で相関を実行する手段を具備する、請求項22記載の装置。
  24. 受信データに相関を実行する手段は、
    検出されたFAP及びLAPに基づいて各仮定に関する仮定FAP及びLAPを決定する手段、
    仮定FAPのガード区間の一部、仮定LAPのガード区間の一部、または双方を被包するために各仮定に関する相関窓を決定する手段、及び
    仮定に関する相関窓に基づいて各仮定に関する相関を実行する手段を具備する、請求項22記載の装置。
  25. 正しい仮定に基づいてタイミングを更新する手段、及び
    更新されたタイミングに基づいて受信データに直交周波数分割多重化(OFDM)復調を行う手段をさらに具備する、請求項22記載の装置。
  26. 最初の到着路(FAP)及び最後の到着路(LAP)を検出する、
    正しく検出されたFAP及びLAPに対応する第一の仮定に関する受信データに相関を実行する、
    誤って検出されたFAP及びLAPに対応する第二の仮定に関する受信データに相関を実行する、及び
    第一及び第二の仮定に関する相関結果に基づいて第一及び第二の仮定の中の正しい仮定を決定するために動作可能な命令を記憶するためのプロセッサ可読媒体。
  27. 通信チャネルのチャネル・インパルス応答推定に基づいてFAP及びLAPを検出するために動作可能な命令をさらに記憶するための請求項26記載のプロセッサ可読媒体。
  28. 検出FAP及びLAPに基づいて第一の仮定に関する第一の相関窓及び第二の仮定に関する第二の相関窓を決定する、
    第一の相関窓内の受信データの第一のセグメントと受信データの第二のセグメントとの間で相関を実行する、及び
    第二の相関窓内の受信データの第三のセグメントと受信データの第四のセグメントとの間で相関を実行するために動作可能な命令をさらに記憶するための請求項26記載のプロセッサ可読媒体。
  29. 検出FAP及びLAPに基づいて各仮定に関する仮定FAP及びLAPを決定する、
    仮定FAPのガード区間の一部、仮定LAPのガード区間の一部、または双方を被包するために各仮定に関する相関窓を決定する、及び
    仮定に関する相関窓に基づいて各仮定に関する相関を実行するために動作可能な命令をさらに記憶するための請求項26記載のプロセッサ可読媒体。
  30. 正しい仮定に基づいてタイミングを更新する、及び
    更新されたタイミングに基づいて受信データに直交周波数分割多重化(OFDM)復調を指令するために動作可能な命令をさらに記憶するための請求項26記載のプロセッサ可読媒体。
  31. 通信チャネルのインパルス応答に関して第一及び第二のチャネル・タップを決定するために、第二のチャネル・タップより早い第一のチャネル・タップに対応する第一の仮定に関する受信データに対して相関を実行するために、第二のチャネル・タップより遅い第一のチャネル・タップに対応する第二の仮定に関する受信データに対して相関を実行するために、そして第一及び第二の仮定に関する相関結果に基づいて第一のチャネル・タップが第二のチャネル・タップより早いか、遅いかどうかを決定するために構成された少なくとも一つのプロセッサ、及び
    少なくとも一つのプロセッサに接続されたメモリを具備する装置。
  32. 各仮定について、少なくとも一つのプロセッサは第一のチャネル・タップのガード区間の一部、第二のチャネル・タップのガード区間の一部、または双方を被包するため仮定に関する相関窓を決定するために、そして相関窓に基づいて仮定に関する相関を行うために構成される、請求項31記載の装置。
  33. 少なくとも一つのプロセッサは正しい仮定に基づいてタイミングを更新し、そして更新されたタイミングに基づいて受信データに対する復調を行うために構成される、請求項31記載の装置。
  34. 最初の到着路(FAP)及び最後の到着路(LAP)を検出するために、評価のためにFAP及びLAPに関する仮定を選択するために、選択された仮定に関する受信データに相関を行うために、そして選択された仮定の相関結果に基づいて選択された仮定が正しい仮定であるかどうかを決定するために構成される少なくとも一つのプロセッサ、及び
    少なくとも一つのプロセッサに接続されたメモリを具備する装置。
  35. 少なくとも一つのプロセッサは以前に評価された仮定に関する経緯情報に基づいて仮定を選択するために構成される、請求項34記載の装置。
  36. 少なくとも一つのプロセッサは以前に評価された仮定のタイミングに最も近いタイミングに関連する仮定を選択するために構成される、請求項34記載の装置。
  37. 少なくとも一つのプロセッサは相関結果及び閾値に基づいて選択された仮定が正しい仮定であるかどうかを決定するために構成される、請求項34記載の装置。
  38. 最初の到着路(FAP)及び最後の到着路(LAP)を検出するための手段、
    評価のためにFAP及びLAPに関する仮定を選択するための手段、
    選択された仮定に関する受信データに相関を行うための手段、及び
    選択された仮定の相関結果に基づいて選択された仮定が正しい仮定であるかどうかを決定するための手段を具備する装置。
  39. 仮定を選択するための手段は以前に評価された仮定に関する経緯情報に基づいて仮定を選択するための手段を含む、請求項38記載の装置。
  40. 選択された仮定が正しい仮定であるかどうかを決定するための手段は相関結果及び閾値に基づく正しい仮定であるかどうか決定するための手段を含む、請求項38記載の装置。
JP2008541472A 2005-11-15 2006-11-15 ガード区間相関を持つマルチキャリア受信器における同期 Expired - Fee Related JP4955693B2 (ja)

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US73708705P 2005-11-15 2005-11-15
US60/737,087 2005-11-15
US11/386,865 US8009745B2 (en) 2005-11-15 2006-03-22 Time tracking for a receiver with guard interval correlation
US11/386,865 2006-03-22
PCT/US2006/060950 WO2007059520A1 (en) 2005-11-15 2006-11-15 Synchronisation in a multicarrier receiver with guard interval carrelation

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009516483A true JP2009516483A (ja) 2009-04-16
JP4955693B2 JP4955693B2 (ja) 2012-06-20

Family

ID=37814287

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008541472A Expired - Fee Related JP4955693B2 (ja) 2005-11-15 2006-11-15 ガード区間相関を持つマルチキャリア受信器における同期

Country Status (10)

Country Link
US (1) US8009745B2 (ja)
EP (1) EP1949636B1 (ja)
JP (1) JP4955693B2 (ja)
KR (1) KR100993745B1 (ja)
CN (1) CN101361338B (ja)
BR (1) BRPI0618574B1 (ja)
CA (1) CA2629787C (ja)
RU (1) RU2392764C2 (ja)
TW (1) TWI370651B (ja)
WO (1) WO2007059520A1 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010068066A (ja) * 2008-09-09 2010-03-25 Sony Corp 同期回路及び同期方法、無線通信装置及び無線通信方法、並びにコンピューター・プログラム
JP2012050007A (ja) * 2010-08-30 2012-03-08 Toshiba Corp Ofdm受信装置
US11394586B2 (en) 2018-03-09 2022-07-19 Nec Corporation Wireless apparatus and channel prediction method

Families Citing this family (28)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4167646B2 (ja) * 2004-11-30 2008-10-15 株式会社東芝 Ofdm復調装置
US7590184B2 (en) 2005-10-11 2009-09-15 Freescale Semiconductor, Inc. Blind preamble detection for an orthogonal frequency division multiplexed sample stream
US7623599B2 (en) * 2005-11-21 2009-11-24 Freescale Semiconductor, Inc. Blind bandwidth detection for a sample stream
US8144818B2 (en) * 2005-12-15 2012-03-27 Qualcomm Incorporated Apparatus and methods for determining timing in a communication system
US8130726B2 (en) * 2005-12-20 2012-03-06 Qualcomm Incorporated Coarse bin frequency synchronization in a communication system
US7675844B2 (en) * 2006-02-24 2010-03-09 Freescale Semiconductor, Inc. Synchronization for OFDM signals
GB0612850D0 (en) * 2006-06-28 2006-08-09 Ttp Communications Ltd Channel impulse response estimate management
US20080025197A1 (en) * 2006-07-28 2008-01-31 Mccoy James W Estimating frequency error of a sample stream
US7706465B2 (en) * 2006-12-05 2010-04-27 Motorola, Inc. Method and apparatus for communication by a secondary user of spectrum
US7881418B2 (en) * 2006-12-14 2011-02-01 Nec Corporation Device, method and program for detecting communication frame base point through blind processing
US8121183B2 (en) * 2007-07-13 2012-02-21 Lsi Corporation System for an adaptive floating tap decision feedback equalizer
JP5056342B2 (ja) * 2007-10-23 2012-10-24 カシオ計算機株式会社 Ofdm復調装置及びofdm復調方法
DE102007053402A1 (de) * 2007-11-09 2009-05-14 Rohde & Schwarz Gmbh & Co. Kg Synchronisierung von Empfangssymbolen bei OFDM
US8081717B2 (en) * 2008-02-11 2011-12-20 Nokia Siemens Networks Oy Delay estimation for a timing advance loop
CN101252764B (zh) * 2008-04-03 2011-01-19 威盛电子股份有限公司 无线终端速度估计的方法及装置
KR101038855B1 (ko) * 2008-12-04 2011-06-02 성균관대학교산학협력단 Ofdm 시스템에서의 주파수 동기 장치 및 방법
EP2200245B1 (en) * 2008-12-19 2012-08-15 Telefonaktiebolaget L M Ericsson (publ) A receiver and a method for mobile communications
US8416733B2 (en) * 2009-06-30 2013-04-09 Qualcomm Incorporated Time tracking loops for a communication system utilizing a cyclic prefix
US20110158342A1 (en) * 2009-06-30 2011-06-30 Qualcomm Incorporated Time tracking for a communication system utilizing a cyclic prefix
US8442106B2 (en) * 2009-12-14 2013-05-14 Lsi Corporation Floating-tap decision feedback equalizer for communication channels with severe reflection
US9042463B2 (en) * 2011-01-18 2015-05-26 Maxlinear, Inc. Method and system for adaptive guard interval (GI) combining
US10103792B2 (en) * 2016-01-14 2018-10-16 Intel Corporation Apparatus, system and method of communicating a multiple-input-multiple-output (MIMO) transmission
CN106656899A (zh) * 2016-12-29 2017-05-10 北京遥测技术研究所 一种船舶vdes系统的多载波vde体制调制解调实现方法
US10070447B1 (en) 2017-03-02 2018-09-04 Samsung Electronics Co., Ltd Method and apparatus for enhanced reference (RSTD) measurement for long term evolution (LTE) positioning
US10771176B2 (en) * 2019-01-15 2020-09-08 The Government Of The United States Of America, As Represented By The Secretary Of The Navy Method for combating impulsive interference/noise in multicarrier underwater acoustic communications
US11528176B2 (en) * 2019-09-13 2022-12-13 Samsung Electronics Co., Ltd Apparatus and method for symbol time recovery using feedback loop
US10999116B1 (en) 2019-10-17 2021-05-04 Sirius Xm Radio Inc. Dynamic trigger compensation in OFDM systems
US11677480B2 (en) * 2021-04-13 2023-06-13 Samsung Electronics Co., Ltd. Systems, methods, and apparatus for symbol timing recovery based on machine learning

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001251272A (ja) * 2000-03-06 2001-09-14 Sanyo Electric Co Ltd Ofdm信号受信装置
JP2004179816A (ja) * 2002-11-26 2004-06-24 Fujitsu Ltd Ofdm受信装置
JP2008533859A (ja) * 2005-03-10 2008-08-21 クゥアルコム・インコーポレイテッド Ofdm通信システム用のシンボル時間追跡

Family Cites Families (23)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AT379318B (de) 1983-11-08 1985-12-27 Avl Verbrennungskraft Messtech Verfahren zur herstellung bzw. regenerierung einer siliconpolymer-membran
RU2107992C1 (ru) 1992-09-23 1998-03-27 Сименс АГ Способ переключения мобильных абонентов в мобильной радиосети
US5577022A (en) 1994-11-22 1996-11-19 Qualcomm Incorporated Pilot signal searching technique for a cellular communications system
FR2743967B1 (fr) * 1996-01-18 1998-03-27 France Telecom Procede et dispositif de synchronisation temporelle d'un recepteur d'un signal multiporteuse
EP1482699A3 (en) 1998-06-08 2005-02-09 Telefonaktiebolaget LM Ericsson (publ) Burst structure for multicarrier transmission, and synchronisation of bursts, symbols and frequency
US6041073A (en) * 1998-09-18 2000-03-21 Golden Bridge Technology, Inc. Multi-clock matched filter for receiving signals with multipath
US6559894B2 (en) * 1999-10-21 2003-05-06 Digeo, Inc. Block-adaptive equalization using partial decision feedback in digital broadcast communications
GB2364865B (en) 2000-07-12 2004-01-21 Conexant Systems Inc Receiver circuit
US6912401B2 (en) 2001-05-15 2005-06-28 Qualcomm Incorporated Communication device for providing an efficient dormant mode for a group communication network
JP3798656B2 (ja) * 2001-06-22 2006-07-19 株式会社ケンウッド 直交周波数分割多重信号受信装置、受信装置、直交周波数分割多重信号受信方法及び受信方法
US6744747B2 (en) 2001-08-22 2004-06-01 Qualcomm, Incorporated Method & apparatus for W-CDMA handoff searching
JP3694479B2 (ja) * 2001-12-07 2005-09-14 松下電器産業株式会社 マルチキャリア送受信装置、マルチキャリア無線通信方法、およびマルチキャリア無線通信用プログラム
US7426392B2 (en) * 2002-05-23 2008-09-16 Intel Corporation Search receiver using adaptive detection theresholds
GB2419263B (en) 2002-07-05 2006-10-18 British Broadcasting Corp OFDM receivers
KR20040009938A (ko) 2002-07-26 2004-01-31 주식회사 오픈솔루션 초기심볼 동기 검출장치 및 그 방법
US7400666B2 (en) * 2002-08-12 2008-07-15 Alereon, Inc. Method for generating communication signal sequences having desirable correlation properties and system for using game
JP4309110B2 (ja) * 2002-09-27 2009-08-05 パナソニック株式会社 適応アンテナ無線通信装置
JP2006502682A (ja) 2002-10-08 2006-01-19 エム/エイ−コム インコーポレイテッド 独立の位相及び振幅変調器を用いる送信の送信機及び方法
GB2395094A (en) 2002-10-28 2004-05-12 Sony Uk Ltd Determining a symbol synch time in an OFDM receiver
KR100553542B1 (ko) 2003-05-16 2006-02-20 삼성전자주식회사 주파수의 선택적 시변 채널 환경에서 강건한시간동기복원이 가능한 시간동기복원장치 및 그의시간동기 복원방법
US8379736B2 (en) * 2003-05-30 2013-02-19 Intellectual Ventures Holding 73 Llc Ultra-wideband communication system and method
US7317760B2 (en) * 2003-11-19 2008-01-08 Texas Instruments Incorporated System and method for finger and path management in receivers
US7379745B2 (en) * 2004-05-13 2008-05-27 Ntt Docomo, Inc. Path searcher and path searching method

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001251272A (ja) * 2000-03-06 2001-09-14 Sanyo Electric Co Ltd Ofdm信号受信装置
JP2004179816A (ja) * 2002-11-26 2004-06-24 Fujitsu Ltd Ofdm受信装置
JP2008533859A (ja) * 2005-03-10 2008-08-21 クゥアルコム・インコーポレイテッド Ofdm通信システム用のシンボル時間追跡
JP2008533861A (ja) * 2005-03-10 2008-08-21 クゥアルコム・インコーポレイテッド Ofdm通信システム用のトレンドに影響されるシンボル時間追跡
JP2008533860A (ja) * 2005-03-10 2008-08-21 クゥアルコム・インコーポレイテッド Ofdmシンボル時間追跡情報を使用するfftコレクションウィンドウ位置決め

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010068066A (ja) * 2008-09-09 2010-03-25 Sony Corp 同期回路及び同期方法、無線通信装置及び無線通信方法、並びにコンピューター・プログラム
JP4666031B2 (ja) * 2008-09-09 2011-04-06 ソニー株式会社 同期回路並びに無線通信装置
US8306160B2 (en) 2008-09-09 2012-11-06 Sony Corporation Synchronization circuit and synchronization method, wireless communication device and wireless communication method, and computer program
JP2012050007A (ja) * 2010-08-30 2012-03-08 Toshiba Corp Ofdm受信装置
US11394586B2 (en) 2018-03-09 2022-07-19 Nec Corporation Wireless apparatus and channel prediction method

Also Published As

Publication number Publication date
BRPI0618574B1 (pt) 2019-09-03
US8009745B2 (en) 2011-08-30
KR20080070858A (ko) 2008-07-31
CA2629787C (en) 2012-01-03
RU2392764C2 (ru) 2010-06-20
WO2007059520A1 (en) 2007-05-24
TW200733664A (en) 2007-09-01
BRPI0618574A2 (pt) 2011-09-06
CN101361338A (zh) 2009-02-04
KR100993745B1 (ko) 2010-11-11
EP1949636A1 (en) 2008-07-30
JP4955693B2 (ja) 2012-06-20
TWI370651B (en) 2012-08-11
CN101361338B (zh) 2013-12-25
RU2008123825A (ru) 2009-12-27
CA2629787A1 (en) 2007-05-24
EP1949636B1 (en) 2018-07-25
US20070110174A1 (en) 2007-05-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4955693B2 (ja) ガード区間相関を持つマルチキャリア受信器における同期
KR101253447B1 (ko) 채널 페이딩에 로버스트한 타이밍 획득 방법 및 시스템
JP4834099B2 (ja) Ofdm伝送に関するタイミング捕捉及びモードとガード検出
KR100996764B1 (ko) 타이밍 동기화에 적응하는 주파수 트래킹
CN110224968B (zh) 一种ofdm通信系统中的帧定时同步方法和装置
JP4791531B2 (ja) プラチナブロードキャストチャネル推定器のためのfftウィンドウの位置と遅延拡散とを決定する方法
KR101238597B1 (ko) 통신 네트워크에서의 적응적 타이밍 동기화를 위한 방법 및 장치
KR101291859B1 (ko) 변화하는 채널 조건에 대한 개선된 타이밍 획득 방법 및 시스템
US20040170237A1 (en) Method and system for fast timing recovery for preamble based transmission systems
EP1774741A1 (en) Coarse timing estimation system and methodology for wireless symbols
KR101472536B1 (ko) 이동통신시스템에서 자동 주파수 제어 장치 및 방법

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110125

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20110425

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20110506

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20110520

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20110527

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110623

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120214

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120315

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4955693

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150323

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees