JP2009512804A - 圧縮機 - Google Patents
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Abstract
ヘッド又はバルブプレートの少なくとも一方のシール面に溝を設けたものであり、これにより押圧されたシール面の面圧が向上し、ガスケットのシール性が保たれると同時に、ヘッドの端面に突起が無いのでそれが破損することは無く、信頼性と生産性を高めることができる。
Description
本発明は、冷凍冷蔵装置等に用いられる圧縮機に関するものである。
従来、高効率を目的とした圧縮機は、運転時の損失を低減させることによりエネルギ効率を向上させるため、圧縮室の吐出側と吸入側との仕切り部分からの圧縮された冷媒の漏れを低減する方法があった。
特開2000−154779号公報は、従来の圧縮機の一例である。以下、図面を参照しながら上記従来の圧縮機を説明する。
図15は従来の圧縮機の断面図、図16は従来の圧縮機の圧縮要素部分拡大構成図、図17は図16のN方向から見たヘッド拡大図、図18は図17のヘッド断面P−Pの突起部拡大断面図、図19はバルブプレートとガスケットとヘッドの要部拡大断面図である。
図15から図19において、密閉容器1は底部にオイル2を貯溜すると共に固定子3と回転子4とからなる電動要素5およびこれによって駆動される圧縮機構6を収容している。そして圧縮機構6は、スプリング7により弾性支持され、密閉容器1の内部は冷媒8が満たされている。
次に圧縮機構6の主な構成について説明する。
ブロック9は略円筒形の圧縮室10を形成し、軸受け部11が固定されている。クランクシャフト15は主軸部16と偏心部17を有し、軸受け部11に軸支されるとともに回転子4が圧入固定されている。ピストン18は、圧縮室10に往復摺動自在に挿入されるとともに、偏心部17との間をコネクティングロッド19によって連結されている。
ブロック9の開口端部には圧縮室10を塞ぐようバルブプレート12が配設されている。バルブプレート12と圧縮室10の開口端との間には、吸入リード20およびガスケットブロック21が挟持されている。
バルブプレート12には、吐出弁装置12aが組み込まれており、吐出室22を形成しているヘッド13が、吐出弁装置12aを覆うように配設されている。バルブプレート12とヘッド13の間には、冷媒の漏れを防ぐガスケット23が挟持されている。
吸入マフラー14は、一端を密閉容器1内に開口し、他端を圧縮室10内に連通して、ヘッド13に固定されている。
ヘッド13の端面にはアルミニウムのダイキャストにより成形され、吐出室22の周囲を閉ループ状に囲うように突起部25が形成されている。ガスケット23は素地が紙であり、その紙をラバーコートしたパッキン材により形成されている。
ガスケットブロック21、吸入リード20、バルブプレート12、ガスケット23、ヘッド13は、ボルト24によってブロック9にねじ込み取り付けられている。
以上のように構成された従来の圧縮機について、以下その動作を説明する。
電動要素5に電気が供給されると回転子4が回転し、クランクシャフト15は回転駆動される。このとき、偏心部17の偏心回転運動がコネクティングロッド19を介してピストン18に伝わることにより、ピストン18は圧縮室10内を往復運動する。
ピストン18の往復運動に伴って密閉容器1内の冷媒8は、吸入マフラー14から圧縮室10内へ吸入されるとともに、低圧の冷媒8が冷却システム(図示しない)から吸入管(図示しない)を通って密閉容器1内に流入する。圧縮室10内へ吸入された冷媒8は圧縮され、バルブプレート12の吐出弁装置12aを経てヘッド13内に形成された吐出室22へ吐出される。吐出室22内に吐出された高圧ガスは、吐出管(図示しない)から冷却システム(図示しない)へと吐出される。
この時、吐出弁装置12aは吐出リード(図示しない)が開くことによって圧縮室10内と吐出室が吐出孔(図示しない)を介して連通し、吐出リードが閉じることによって圧縮室10内と吐出室内をシールするといった開閉動作を行っている。
ボルト24の締め付け力によってヘッド13の突起部25がガスケット23に押圧され、ガスケット23に食い込むことによりシール性を向上させ冷媒の漏れを小さくしている。その結果、吐出室22内から密閉容器1へと漏出する冷媒量を減らすことができ、圧縮機の体積効率を高めることができる。
しかしながら上記従来の構成は、ボルト24のねじ込み取り付け時にボルト24の締め付けトルクが大き過ぎるとヘッド13の突起部25に局部的に強い力が働くため突起部25が破損する可能性があった。又ヘッド13の突起部25は端面から突出しているため、取扱い時に他の物に当ると破損しやすかった。
本発明の圧縮機は圧縮室を形成するブロックと、圧縮室の開口端を封止するとともに吐出弁装置を形成したバルブプレートと、吐出弁装置を覆う吐出空間を形成するとともにバルブプレートに押圧されるヘッドと、バルブプレートおよびヘッドの間に挟持され吐出空間をシールするガスケットを備え、ヘッド又はバルブプレートの少なくとも一方のガスケットが接触する位置の一部に溝を形成することにより、ガスケットのシール幅を狭めた構成である。
このようにヘッド又はバルブプレートの少なくとも一方のシール面に溝を設けたことによりシール面に働くガスケットへのせん断力を小さくすることができる。その結果、押圧されたシール面の面圧が向上し、ガスケットのシール性が保たれると同時に、ヘッドの端面に突起が無いので破損することは無く、ヘッドの取扱いが容易になる。
以下、本発明による圧縮機の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1による圧縮機の断面図、図2は同圧縮機の圧縮要素部分拡大構成図、図3は図2のA方向から見たヘッド拡大図、図4は図3のヘッド断面C−Cの溝拡大断面図、図5は図2のA方向から見たガスケット拡大図、図6は図2のB方向から見たバルブプレート拡大図、図7は図2のA方向から見たガスケットにかかる面圧部の拡大図、図8は同実施の形態の圧縮機のバルブプレートとガスケットとヘッドのボルト締付後の要部拡大断面図である。
図1は、本発明の実施の形態1による圧縮機の断面図、図2は同圧縮機の圧縮要素部分拡大構成図、図3は図2のA方向から見たヘッド拡大図、図4は図3のヘッド断面C−Cの溝拡大断面図、図5は図2のA方向から見たガスケット拡大図、図6は図2のB方向から見たバルブプレート拡大図、図7は図2のA方向から見たガスケットにかかる面圧部の拡大図、図8は同実施の形態の圧縮機のバルブプレートとガスケットとヘッドのボルト締付後の要部拡大断面図である。
図1から図8において、密閉容器101は底部にオイル103を貯溜すると共に固定子105と回転子107とからなる電動要素109およびこれによって駆動される圧縮機構111を収容している。そして圧縮機構111は、スプリング112により弾性支持され、密閉容器101の内部は冷媒115が満たされている。
次に圧縮機構111の主な構成について説明する。
ブロック113は略円筒形の圧縮室117を形成し、軸受け部119が固定されている。クランクシャフト127は主軸部129と偏心部131を有し、軸受け部119に軸支されるとともに回転子107が圧入固定されている。ピストン133は、圧縮室117に往復摺動自在に挿入されるとともに、偏心部131との間をコネクティングロッド135によって連結されている。
ブロック113の開口端部には、圧縮室117の開口端を封止するようバルブプレート121が配設されている。バルブプレート121と圧縮室117の開口端との間には、吸入リード137と圧縮室117の開口端と吸入リード137のガスの漏れを防ぐガスケットブロック139が挟持されている。
バルブプレート121のブロック113の反対側には、吐出弁装置122が組み込まれている。
吐出空間である吐出室141を形成しているヘッド123が、吐出弁装置122を覆うようにバルブプレート121のブロック113の反対側に配設されている。
バルブプレート121とヘッド123の間には、冷媒の漏れを防ぐガスケット143が挟持されている。ガスケット143は素地が紙であり、その紙をラバーコートしたパッキン材により形成されている。
吸入マフラー125は一端を密閉容器101内に開口し、他端を圧縮室110内に連通して、ヘッド123に固定されている。
ヘッド123はアルミニウムのダイキャストにより成形され、ボルト145を貫通するボルト孔147が4隅に形成されている。ヘッド123の端面のヘッド123のガスケット143と接触する位置の一部には、ボルト孔147から所定の距離をおいて溝149が形成されている。溝149は図4に示すように、ヘッド123の端面において、だれが無いエッジ部151を形成している。
溝149は切削加工により形成するか、または溝149をアルミニウムのダイキャストにより成形し、ヘッド123の端面を切削することにより、だれが無いエッジ部151を形成することができる。
図4に示すとおり本発明の実施の形態において溝149は、ガスケット143の幅E内に位置しており、溝149の幅Dはヘッド123のシール幅Eに対して約1/3程度とし、シール幅Fはシール幅Eの1/3程度としている。
このようにガスケット143のシール幅とは、シールすべき箇所の幅のことであり、例えば図4の幅Eである。また、溝149の幅はガスケット143のシール幅より小さい。
ガスケットブロック139、吸入リード137、バルブプレート121、ガスケット143、ヘッド123は、ボルト145によってブロック113にねじ込み取り付けられている。
ガスケット143は、ヘッド123がボルト145により、ねじ込み取り付けられて押圧されている。そして、図7に示すようにヘッド123に設けた溝149に相当する部分には面圧がかからず、斜線部分153が面圧を受ける面圧部となり、この面圧部によりシールされている。
以上のように構成された本発明の実施の形態1の圧縮機について、以下その動作を説明する。
電動要素109に電気が供給されると回転子107が回転し、クランクシャフト127は回転駆動される。このとき、偏心部131の偏心回転運動がコネクティングロッド135を介してピストン133に伝わることで、ピストン133は圧縮室117内を往復運動する。
ピストン133の往復運動に伴って密閉容器101内の冷媒115は、吸入マフラー125から圧縮室117内へ吸入されるとともに、低圧の冷媒115が冷却システム(図示しない)から吸入管(図示しない)を通って密閉容器101内に流入する。圧縮室117内へ吸入された冷媒115は圧縮され、バルブプレート121の吐出弁装置122を経てヘッド123内に形成された吐出室141へ吐出される。吐出室141内に吐出された高圧ガスは、吐出管(図示しない)から冷却システム(図示しない)へと吐出される。
この時、吐出弁装置122は吐出リード(図示しない)が開くことによって圧縮室117内と吐出室141とが吐出孔(図示しない)を介して連通し、吐出リード(図示しない)が閉じることによって圧縮室117内と吐出室141内とをシールするといった開閉動作を行っている。
ここでボルト145をねじ込むことにより、ボルト145の締め付け力によってヘッド123がガスケット143に押圧される。ヘッド123の端面には溝149が形成されており、ガスケット143の幅を狭くすることなく実質的なシール幅が狭くなるためガスケット143にかかる面圧を上げることができる。
また、ガスケット143の幅が狭くなっていないためガスケット143の幅方向の強度が落ちない。このようにガスケット143の幅方向の強度が落ちないためガスケット143に、吐出室141内と密閉容器101との圧力差がかかっても、ガスケット143の破損を防ぐことができる。
また、ガスケット143にかかる面圧が上がることにより、ガスケット143のシール性を向上させることができる。
さらにヘッド123の端面には、背景技術で例示したような突起部を必要としないため、この突起部が破損するという心配がない。
また、ボルト145の締め付け力、すなわち面圧はボルト孔147に近い箇所では強く、離れると弱まる。本発明の実施の形態においては、溝149はボルト孔147から所定の距離離れた位置に形成されているため、ガスケット143にかかるボルト145の締め付け力が弱い場所において効果的に面圧を上げることができる。
本発明の実施の形態においてはヘッド123のシール幅Eに対して約1/3程度の幅Dの溝149が形成されており、実質的なシール幅はシール幅Eの2/3となり面圧は3/2となって高いシール性を維持できる。その結果、吐出室141内から密閉容器101へと漏出する冷媒量を減らすことができ、圧縮機の体積効率を高めることができる。
さらに本発明の実施の形態においては、溝149は図4で示すようにヘッド123の端面において、だれが無いエッジ部151を形成している。このエッジ部151は、ボルト145の締め付け力によってガスケット143に食い込むことにより、エッジ部151とガスケット143との密着性が向上し、より高いシール性を得ることができる。
さらに本発明の実施の形態においては、溝149はガスケット143の幅E内に位置しているため、同一断面箇所においてエッジ部151は2箇所でき、更に高いシール性を得ることができる。
又、ヘッド123の溝149はアルミニウムダイキャストにより成形することにより高い生産性が得られる。
以上のように本発明の実施の形態においては、ヘッド123の端面に突起が無いため破損の心配が無いので信頼性が高く、ヘッド123の取扱いが容易になる。またヘッド123の製作が容易になるので生産性が高く、ガスケット143のシール性が良好であり、冷媒の漏れが少なく高い効率を備えた圧縮機を提供することができる。
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2の圧縮機は、溝をバルブプレートに形成している。すなわち、本発明の実施の形態2の圧縮機と実施の形態1の圧縮機との異なる点は、溝を形成する場所がヘッドからバルブプレートにした点のみであり、本発明の実施の形態2では、この点を主に説明する。
本発明の実施の形態2の圧縮機は、溝をバルブプレートに形成している。すなわち、本発明の実施の形態2の圧縮機と実施の形態1の圧縮機との異なる点は、溝を形成する場所がヘッドからバルブプレートにした点のみであり、本発明の実施の形態2では、この点を主に説明する。
図9は本発明の実施の形態2の圧縮機のヘッド側から見たバルブプレート拡大図、図10は図9のバルブプレート断面J−Jの溝拡大断面図、図11は本発明の実施の形態2の圧縮機のヘッド側から見たガスケット拡大図、図12は同圧縮機のバルブプレート側から見たヘッド拡大図、図13は同圧縮機のバルブプレート側から見たガスケットにかかる面圧部の拡大図、図14は同圧縮機のバルブプレートとガスケットとヘッドのボルト締付後の要部拡大断面図である。
バルブプレート221は、焼結金属で成型され本発明の実施の形態1と同じく、吐出弁装置222が組み込まれている。バルブプレート221の端面にはボルト孔247から所定の距離をおいて溝249が形成されている。溝249は図10で示すように、バルブプレート221の端面において、だれが無いエッジ部251を形成している。
だれが無いエッジ部251は、バルブプレート221の端面を研削することで溝249と端面との間のだれが削除され、形成することができる。
図14に示すとおり、本発明の実施の形態においては溝249はガスケット243の幅L内に位置しており、溝249の幅Kはヘッド223のシール幅Mに対して約1/3程度とし、シール幅Mはシール幅Lの1/3程度としている。
ガスケット243は、ヘッド223がボルトにより、ねじ込み取り付けられ押圧されている。そして、図13に示すようにバルブプレート221に設けた溝249に相当する部分には面圧がかからず、斜線部分253が面圧を受ける面圧部となり、この面圧部によりシールされている。
ここでボルトをねじ込み、取り付けることにより、その締め付け力によってヘッド223がガスケット243に押圧される。バルブプレート221の端面には溝249が形成されており、ガスケット243の幅を狭くすることなく実質的なシール幅が狭くなるためガスケット243にかかる面圧を上げることができる。
また、ガスケット243の幅が狭くなっていないためガスケット243の幅方向の強度が落ちない。このようにガスケット243の幅方向の強度が落ちないため、ガスケット243に吐出室241内と密閉容器201との圧力差がかかっても、ガスケット243の破損を防ぐことができる。また、ガスケット243にかかる面圧が上がることにより、ガスケット243のシール性を向上させることができる。
従ってヘッド223の端面には背景技術で例示したような突起部を必要としないため、この突起部が破損するという心配がない。
また、ボルトの締め付け力、すなわち面圧はボルト孔247に近い箇所で強く、離れると弱まる。本発明の実施の形態においては、溝249はボルト孔247から所定の距離離れた位置に形成されているため、ガスケット243にかかるボルトの締め付け力が弱い場所において効果的に面圧を上げることができる。
本発明の実施の形態においてはヘッド223のシール幅Lに対して約1/3程度の幅Kの溝249が形成されており、実質的なシール幅はシール幅Lの2/3となり面圧は3/2となって高いシール性を維持できるため、吐出室241内から密閉容器201へと漏出する冷媒量を減らすことができ、圧縮機の体積効率を高めることができる。
さらに本発明の実施の形態においては、溝249は図10示すようにバルブプレート221の端面において、だれが無いエッジ部251を形成している。このエッジ部251は、ボルトの締め付け力によってガスケット243に食い込むことによりエッジ部251とガスケット243の密着性が向上し、より高いシール性を得ることができる。
さらに本発明の実施の形態においては、溝249はガスケット243の幅L内に位置しているため、同一断面箇所においてエッジ部251は2箇所でき、更に高いシール性を得ることができる。
又、バルブプレート221の溝249は焼結金属により成型するため高い生産性が得られる。
以上のように本発明の実施の形態においてはヘッド223の端面に突起が無いため破損の心配が無いので信頼性が高く、ヘッド223の取扱いが容易になるとともに製作が容易になるので生産性が高く、ガスケット243のシール性が良好で冷媒の漏れが少なく高い効率を備えた圧縮機を提供することができる。
以上のように、本発明にかかる圧縮機はガスケットのシール性を向上しリーク不良の低減により信頼性が高く、ヘッドの金型成形を安易にして安価な圧縮機が可能となるため、家庭用冷蔵庫を初めとして、除湿機やショーケース、自販機等、冷凍サイクルを用いたあらゆる用途にも適用できる。
113,213 ブロック
117,217 圧縮室
121,221 バルブプレート
122,222 吐出弁装置
123,223 ヘッド
141,241 吐出室
143,243 ガスケット
145 ボルト
149,249 溝
117,217 圧縮室
121,221 バルブプレート
122,222 吐出弁装置
123,223 ヘッド
141,241 吐出室
143,243 ガスケット
145 ボルト
149,249 溝
Claims (5)
- 圧縮室を形成するブロックと、前記圧縮室の開口端を封止するとともに吐出弁装置を形成したバルブプレートと、前記吐出弁装置を覆う吐出空間を形成するとともに前記バルブプレートに押圧されるヘッドと、前記バルブプレートおよび前記ヘッドの間に挟持され前記吐出空間をシールするガスケットとを備え、前記ヘッド又は前記バルブプレートの少なくとも一方の前記ガスケットが接触する位置の一部に溝を形成することにより前記ガスケットのシール幅を狭めた圧縮機。
- 前記溝の幅は前記ガスケットのシール幅より小さい請求項1に記載の圧縮機。
- 前記バルブプレート、前記ガスケット、前記ヘッドを、ボルトを貫通させて前記ブロックにねじ込み取り付けられるとともに、前記ボルトが貫通する部位から所定の距離離れた位置に前記溝を形成した請求項1に記載の圧縮機。
- 前記ヘッドはアルミニウムのダイキャストにより成型されるとともに、前記溝がダイキャストの金型により形成された請求項1に記載の圧縮機。
- 前記バルブプレートは焼結金属により成型されるとともに、前記溝が焼結金型により形成された請求項1に記載の圧縮機。
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