JP2009511087A - 薬剤送達用品、付属用品、およびシステム - Google Patents

薬剤送達用品、付属用品、およびシステム Download PDF

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Abstract

少なくとも1つの生理活性剤を、該生理活性剤が装備された留置医療器具から制御された状態で放出するための補助的な付属用品(25)が提供される。前記付属用品は、留置医療器具の一部上に位置する管状要素として構成可能であり、活性薬剤の制御された放出を促進するために担体を覆うバリアまたは促進被膜を備える。必要な程度まで、留置器具上に安定して配置するための固着手段がさらに企図される。最後に、様々な装着システムは、留置器具の一部上におけるスリーブ用品の展開に関連して記載される。

Description

本発明は医療器具に関し、より詳細には、医療器具に付属する、医療器具に連結して使用するための薬剤送達用品に関する。さらに詳細には、本発明は、症状の軽減、感染症および疾患の治療のために、人体の内腔、すなわち泌尿器・泌尿生殖器系、より詳細には、膀胱、尿道、前立腺、陰茎、精嚢、射精管、腺および精巣を含む下部泌尿生殖器系に生理活性剤を局所的に送達するための、尿道内器具および同類の器具のための薬剤送達用品に関する。
薬剤、すなわち生理活性剤の局所的な送達から恩恵を享受し得る、人体の解剖学的構造系、組織、およびそれらの生理機能の様々な疾患、症状など、および/またはそれらに関連する様々な疾患、症状などがある。泌尿生殖器系に関連する、より詳細にはヒト男性の泌尿生殖器系に/と関連するそれらの疾患および症状などに関して、または前記疾患および症状などの状況において、読者がまだ対処されていない臨床上の要求を理解および認識するために、簡単な一般的予備議論が役立つであろう。
米国における年間200万件に達する外来診療は、何らかの形で下部尿路症状(lower urinary tract symptoms(LUTS))によって悩まされている患者によるものであり、膀胱出口閉塞症(bladder outlet obstructions (BOO))はLUTSの主たる下位集団である。55歳〜75歳の男性において、50〜75%がある程度の膀胱出口閉塞症を患っていると推測されるが、膀胱出口閉塞が彼らの症状の原因ではない場合がある。
重症度に応じて、問題は、生活の質を低下させる些細な不快さから生命を脅かす疾患にまで及ぶ。一般的には、以下のカテゴリーの病状、すなわち(1)膀胱、またはより一般には、下部尿路機能障害、(2)尿路感染症、(3)生殖器および生殖腺の感染症および疾患、および(4)尿生殖路に関する生命を脅かす疾患が知られている。第1のカテゴリーに関して、数多く十分に立証された、本発明の開示の範囲外である生理的尿道内器具の検討により、多くの留置器具がよく知られている。いずれにせよ、この分野において、2006年6月20日に出願された「自動調整尿道内器具およびその使用方法(SELF-ADJUSTING ENDOURETHRAL DEVICE & METHODS OF USE) 」と題された米国特許出願第号明細書、特許文献1および特許文献2の教示は、例示的かつ非限定的なものであり、それぞれ、参照によって本発明の主題の議論についての理解の補足を促すために本願に余すところなく援用される。
前述した病状のカテゴリーは、薬剤の局所的な送達によって恩恵を享受することが知られている。例えば、尿路感染は、一般に、予防的抗生剤によって治療され、緩慢な排尿または滞留症状は、多くの場合、通常は以下の薬学ファミリー、すなわち、(1)アルファブロッカー、(2)アルファ阻害薬、および(3)酵素阻害薬、例えばフィナステライドから選択される、排尿困難を緩和するために用いられる薬剤を必要とする。上記薬剤は、それぞれ、それ自身の治療機構を有しており、それぞれ一般に症状を和らげるのにわずかに有効であるのに過ぎない。
患者が治療後に残る症状を受け入れることができない限りにおいて、または患者が下部尿路機能障害および/または疾患について懸念を有する場合、泌尿器科の受診が必要とされ得る。容易に認識されるべきであるように、治療は、発現する症状に従って、患者毎、および泌尿器科専門医毎に、非常に変化に富むであろう。良性の疾患であると診断された場合には、第1の一連の治療選択肢があり、悪性腫瘍と診断された場合には第2の一連の治療選択肢がある。
悪性腫瘍に関して、科学論文は、50歳を超える男性の半数以上が、前立腺内にいくらかの癌細胞を有すると推測している。ほとんどの癌のように、治療反応は、疾病の段階または状態、すなわちその疾病の進行の特質または特性に基づく。初期段階の前立腺癌は、前立腺被膜内に完全に閉じ込められている細胞として定義される。前立腺癌は、20〜30年間にわたって前立腺被膜内に留まり得るという点において、珍しい癌である。これが生じた場合、患者に自覚症状がなく、羅患していることを知らない場合がある。しかしながら、前記被膜は肥大し、良性の肥大に関連した症状に類似した排尿時症状を生じ得る。
患者が検査することを選択して、生検によって前立腺に癌が発見された場合、病状、すなわち一般にI期からIV期までのステージおよびその型の評価が行われる。I期(T1)は、直腸内触診(DRE)によって触知されない、または例えば経直腸超音波(TRUS)のような画像診断によって可視でない、臨床的に目に見えない腫瘍の存在として定義または特徴付けられる。II期(T2)は、DREにより触知可能であり、TRUSにおいては可視でない、前立腺内に限定された腫瘍として定義または特徴付けられる。III期(T3)は、被膜を介して延在するが、他の器官には広がっていない腫瘍として定義または特徴付けられる。IV期および最終期(T4)は、精嚢以外の隣接した組織に転移しているか、または同組織に浸潤している腫瘍として説明される。これらの記述が示すように、後期段階は、非常に深刻であり、患者は一般的に、外照射、すなわち全身化学療法を受ける。この治療と併せて前立腺を切除することもあれば、切除しないこともある。
癌がT1またはT2ステージにあることが発見された限りにおいて、前立腺は、前立腺全摘出術によって摘出されるか、または前立腺または前立腺の選択した局所組織を凍結させることを伴う凍結療法や、腫瘍の近くの前立腺の内部に放射性シードを外科的に埋め込むことにより、所定位置の悪性腫瘍を殺そうと試みる小線源療法のような最小限の侵襲性の治療法によって、所定位置において治療される。放射性シードは、選択した材料の短い半減期により、その放射活性が経時的に低下し、かつ前立腺内に固定され続けるように意図されている。しかしながら、肺ほど遠くまでシードが移動したことが記録されている。
前立腺外科手術、および侵襲性が最小限の治療法でさえ、それらが本質的に含むか、あるいはそれらに関連して生じる、回復後の生活の質に影響を与え得る危険性、すなわち、例えば失禁および/または性的不能が生じる可能性がある。括約筋機構に機能不全を生じることや、陰茎の勃起の開始および維持の中心となる神経網が損傷を受けることもある。
表1および表2に、泌尿器系および生殖器系に関係する身体状態を治療するために処方されている様々な製剤を列挙および記載する。これらは、前立腺疾患、膀胱および尿路感染症(UTI)、BPH、膀胱機能不全、膀胱癌、前立腺癌、疼痛、勃起不全(ED)、前立腺炎、腎結石などを含むが、これらに限定されるものではない。
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他の有用な生理活性剤としては、例えばベタジンのような消毒薬、および例えばリドカインのような局所麻酔薬が挙げられる。表3には、膀胱、尿道および膣の領域において用いられるいくつかの一般的な麻酔薬を列挙および記載する。膀胱、尿道または膣の粘膜の消毒は、留置器具の導入前またはその部位における維持管理のいずれかにおいて、腔を清浄にするために直接接触を必要とする。さらに、有用性を有する生理活性剤としては、抗菌剤、抗生物質、抗炎症性、消毒薬、親水性物質、疎水性物質などが挙げられるが、これらに限定されるものではない。
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例えば酸化銀のような抗菌剤は、一般に、多くの細菌がコロニーを形成不能であるか、または容易に形成できない表面を生成するために用いられる。これは、下部尿路において、尿路感染症(UTI)の発症の強い傾向を低減する。UTIの治療においては、抗生物質を用いることがよく知られている。
非ステロイド系およびステロイド系の抗炎症剤は、良性または移行状態の前立腺疾患において生じ得る炎症を低減することを目的としている。一般的に炎症は前立腺疾患の進行中に生じるが、炎症の前立腺疾患の進行に対する寄与については未だ科学的に未確認である。
消毒薬は、接触により細菌を殺すことを目的としている。濃度によっては、消毒薬は、洗浄剤として、下部尿路の要素、すなわち膀胱および/または尿道の生理学的維持管理に用いられ得る。
親水性表面は、一般に、水性流体に対してスポンジとして作用または機能することが知られている。そのような表面は、挿入前に適切な水和が行われる場合、留置器具の表面上における細菌の出現を遅らせるのに有用である。親水性表面は、さらに血液成分、例えばタンパク質や血小板が付着しにくい表面であることが知られている。
疎水性表面は水をはじく。そのような表面は、一般的に細菌および血液製剤の双方を引き付ける。疎水性表面は、液剤送達のためのバリアとして適切な表面であることもある。
薬物送達システムなどに関して、生理活性剤の制御放出および持続放出または徐放を提供するための様々なアプローチがよく知られており、例えば、特許文献3(出願人:カーディナル(Cardinal))を参照されたい。特許文献3の内容は、参照により余すところなく本願に援用される。薬剤溶出または送達用品および/またはシステムについて、特に2つの主な領域、すなわち制御された放出特性を提供する薬剤送達システムおよびこれらのシステムと共に用いられる治療用化合物または薬剤において、近年かなり多くの開発がなされてきた。
治療薬または予防薬は、一般に、送達システムによって身体内で患者に与えられる。これらのシステムは、ポンプ、バッグ、完全可溶性システムまたは担体中に溶解または懸濁された薬剤を含有する物質を含み得る。担体を用いるアプローチでは、薬物は、液体環境に配置されると、担体から移動するように意図されている。
ポンプおよびバッグは、相当な長期間にわたってさえ、比較的大量の薬剤を独自に提供することができ、一方、完全可溶性システムは、溶解によって経時的にそれ自体を実質的に消滅させることができる要素から薬剤を提供することができる。溶出または移動による送達システムは、比較的小さな領域を標的として、長時間にわたって非常に少量の薬剤を送達することができる。従来の送達システムに代わる送達システムがいつも所望されており、特に、送達システムが様々な大きさおよび形状の要素の上における固定に容易に適合することができる、あるいは薬剤送達要素を容易に製造することができる送達システムが所望されている。
局所的な溶質または液剤の送達に関して述べたように、器具、器具の要素、または専用送達用品は、事前に選択した有効量の薬物を送達するように、つまり、一般には、周囲環境に対して、または周囲環境内において少なくとも単一の活性薬剤を制御放出または徐放するように、液剤を事前に選択した速度で好適に放出する。そのような送達システムを用いるアプローチの一つは、化合物を担持するための基材を提供する制御されたポリマー被膜技術と、化合物の放出を調節する手段を提供する被覆層とを用いる。これらのシステムは、「担体/バリア」システムと呼ばれる。化合物の溶出または放出速度は、化合物および被覆層の特性に基づいて設計することができる。
別の送達システムはポリマー担体の機能持性に基づくものであり、すなわち、分子レベルで可逆的に「伸張可能な」ポリマー担体の能力は、化合物が担体の分子空隙内に一時的に「捕捉される」ようにし、体内に配置されたときに、化合物が一定期間にわたって放出されることを可能にする。
概念的に、「促進」要素は、例えば、担体または薬物貯蔵部から送達用品の作用環境内に薬物を溶出またはその他の方法で放出する送達用品の能力を変化させるように、その物理的構造またはその1つ以上の特性を、例えば水和によって、変化させ得る送達用品の要素、例えば層、基層、上層、積層、薄層などであると一般に理解される。多くの場合、さらなる要素、例えば階層、層、薄層などが、それらの「下方」または下にある薬物貯蔵部と組み合わせて設けられ、上に重なる要素、例えば貯蔵部バリアに対して、「膨張」または他の物理変化などによって貯蔵部層を「圧迫する」圧力ポンプとして機能する。推進力の供給源は好適には層から成り、層は、その組成によって、場合に応じてより高親油性/低親油性の薬物を収容するために変更され得る。更に、主にウレタンから構成され得るが、他の相分離ポリマー材料から構成されてもよい一連の相乗的に協働的な層または同種のものが、そのような用品を構成するか、またはそのような用品中に存在してもよい。そのような用品の階層はまた、例えば無機相や既存相といった他の相、例えば一般に10〜200μm直径のミクロスフィアもしくはマクロスフィア(例えば薬物貯蔵部に封入またはその他の方法で薬物貯蔵部に保持されるそのような要素)を含有するか、または含むことが知られている。
さらには、これに代えて、既知の用品は、相分離溶媒を含むことにより、より高多孔性/低多孔性とすることができる一連の階層または層を備え得る。前記溶媒は、好ましくは迅速に蒸発する溶媒であるが、必ずしもそうでなくてもよい。そのような層は一般に、浸漬、噴霧、または予め形成されたシートを積層して管状構造体を形成するなどの方法により、形成されるか、または現われる。また、前記層は、ポリ塩化ビニル、ポリエチルアクリレート、ポリビニルニトリル、および好ましくはポリウレタン、並びに水性ラテックスのような硬化性材料を含むが、これらに限定されない様々な溶媒キャスティングが可能なポリマー材料のうちのいずれから構成されてもよい。
米国特許出願公開第2002/0107540号明細書 米国特許第6,991,596号明細書 米国特許第4,601,893号
従って、前述の背景を考慮して、用品自体(すなわち補助的な付属用品)、留置器具に前記用品を迅速かつ確実に装備させる機構、そのような用品を装備した器具、または前述の機能性を一体的に有する器具自体を提供することについて、様々な未対処の臨床上の要求が残っている。
第1に、液剤、より一般的には薬物の体腔内への改善された導入に対する大きな要求が残っている。泌尿生殖器系の疾患、症状などの先の概要によって明示されるように、これは特に尿路において言えることであり、男性の尿路においては尚更そうである。
第2に、泌尿生殖器系内において症状、疾患、および/または感染症を治療するために用いられる生理活性剤が数多く存在するため、補助的な付属用品、すなわち留置器具とは別個の用品は特に有用であると思われる。
第3に、例えば、エチレンオキシド、ガンマ線放射または電子ビーム放射によるような、留置器具の殺菌の間に、多くの担体/送達機構は、送達効力に影響を与えるある程度の変形を受ける。このため、所与のプラットフォームまたは様々なプラットフォームに対して特定の液剤選択を許容するために、液剤を器具とは別に調製する用品構成の選択肢を有することは重要である。
第4に、液剤の全身毒性は患者に対して非常に厳しいものとなり得るので、1つ以上の液剤の局所的な導入は、一般に経口摂取または動脈−静脈投与またはループによる全身性送達よりも好ましい。多くの場合、毒性は、複合的疾患を有する患者に対する感染症もしくは疾患の治療もしくは一連の治療、または化学薬品への反応を妨げる。
第5に、最後として、液剤を局所的に送達するために、長期間にわたって、液剤の送達地点に隣接または近接して物理的に存在する表面を提供する、安定したプラットフォームが必要である。
本発明は、薬物送達用品の形態にある補助的な付属用品、およびそのような用品を留置器具に迅速かつ確実に装備させる機構を提供し、同様にそのような装備がなされた留置器具、および/または、後述する機能性を一体的に有する器具自体を企図する。前記用品は、概して、活性薬剤用ポリマー担体、および該活性薬剤用ポリマー担体によって担持される活性薬剤を含む。好適には、前記用品は管状要素として構成可能であり、または実際に管状要素として構成されてもよい。
担体に加えて、前記用品は、留置器具の局所環境内に少なくとも単一の生理活性剤の制御放出をもたらすことを促進するためのバリアまたは促進要素をさらに企図する。担体または担体/バリアの複合体/アセンブリが必要とする限りにおいて、留置器具上に安定して配置するための固着手段がさらに企図されて説明される。
好適には、企図された付属用品は、生理活性液剤、または治療送達を促進するための相乗的に活性である流体を保持するための有界の容積および/または空隙を備えるが、必ずしもこれを備えなくてもよい。更に、本発明の器具の付属用品によって、小線源療法などを促進するためのエネルギーの送達が可能になる。
付属用品を留置器具に装備させる機構に関連して、様々な非限定的なアプリケータ、ひいては「システム」が提供される。3つの器具装着機構またはアプローチを、管状要素、すなわちコイルアプリケータ、反転または後退可能なアプリケータ、および「摺動嵌合」アプリケータとして構成した用品について詳述する。
本発明の様々な態様の付加的な物品、利点および特徴は、その好ましい実施形態の記載から明白になるであろう。好ましい実施形態の記載は添付の図面に関連して理解されるべきである。
各図面において、類似する符号は同一部品を指す。また、図面は、必ずしも寸法比率が等しいものではなく、本発明の原理、要素およびそれらの間の相互関係を示す際に強調される場合がある。
図1〜図8、図12および図25には、本発明の薬物送達用品、すなわち補助的な付属用品が示されており、図13〜図15には、図9の用品の別の断面図が示される。図9〜図11、図25および図25の各々には、留置医療器具、より詳細には尿道内器具が示されており、前記留置医療器具は、本発明の補助的な付属用品をある程度装備している。残りの図面、すなわち図16〜図21は、企図される本発明の用品装着システム、より詳細には、選択した本発明の補助的な付属用品を留置医療器具に装備するための別のアプリケータを示す。本発明の用品およびシステムの詳細な検討の前に、いくつかの予備的または一般的な事項を整理する。
第1に、用語「薬物」は広範な意味を有するものであり、より詳細には、とりわけ生理的に活性な物質の概念を包含するものである。本明細書中において、「薬物」、「薬剤」などの概念に関して、特定性が見られることもあるが、そのような特定性は、例示的なものであり、本発明を限定するものではない。
第2に、本明細書では薬物送達用品、より詳細には、限定されない様々な留置医療器具に用いることが適した付属品の性質を有する用品に重点を置いているが、本発明の特徴およびそれらの相互関係は、そのように限定される必要はない。例えば、容易に認識されるべきであるように、1つ以上の特徴およびそれらの特徴の間の関係は、留置器具自体に一体的に形成されてもよく、さもなければ留置器具自体に備えられていてもよいと考えられる。
第3に、「担体」および「バリア」という用語は、概して、薬物および薬剤などの用語に関連して、機能的な名称として意図される。担体は、薬物、薬剤などを含む1つまたは複数の媒体を意図する。後に明らかにされるように、担体は均質であってもよいし、不均質であってもよく、例えば、モノリシック体または複合体、プラスチック、半プラスチック、または熱硬化性の特性を有するものであってもよい。バリアは、担体によって担持される薬物および薬剤などの担体からの放出を少なくともある程度妨げる構造を意図する。選択的に、担体の特性が必要とするときには、バリアまたはバリア/担体の組み合わせの特性に応じて、バリア自体のさらなる機能性、またはさらなる機能性を有する付属用品のためのさらなる要素の付加が企図、すなわち想起される。後に明らかにされるように、バリアは、均質であってもよいし、または不均質であってもよく、例えば、モノリシック体、または複合体であってもよく、好適には、本来はプラスチック/半プラスチックであり得るが、必ずしもそうでなくてもよい。
前述したように、図1〜図8、図12および図25は、概して本発明の器具の付属用品に関する。概念的に、本発明の用品は、例えば、図1〜図4、図12/図13、図25の用品のように、担体、溶出要素、および貯蔵部のうちいずれかのみによって特徴付けられ、あるいは図5、図12/図14および図12/図15の用品のようにバリアと組み合わされた担体、溶出要素、または貯蔵部によって特徴付けられる。先に言及したように、「バリア」は障害物または妨害物の心象を起こさせるが、本明細書の記載にわたって用いられるように、この語は、担体の「被覆物(cover) 」の概念を包含するように、より広く意図されていることが理解されるべきである(例えば、図5、図9、または図12/図15の用品を参照されたい)。後に説明するように、担体または用品自体のための固有の保持手段または付加手段が存在しない場合(例えば図25を参照されたい。また図25の貯蔵部構造と留置器具との間の締り嵌めに注目されたい)、そのような手段は、好適にはバリアの形態(例えば図9の用品を参照)にて設けられるか、またはその代わりに、専用の「保持」要素を介して設けられる。
特に図1〜図8、図12および図25を参照すると、それらの基本形である用品30は、担体32、より詳細には活性薬剤を担持するポリマー担体と、該担体によって担持された活性薬剤とを含む。本発明の用品は、好ましくは管状要素、例えば図1〜5および図12に示されるようなスリーブまたは円筒体等のような環状要素、図25に示されるようなカプセル、リング、カラーなどとして構成されるか、または管状要素として構成して前記用品を「巻き上げた」状態から「展開する」ことが可能であるが(図6〜図8の用品構成を参照のこと)、必ずしもこれらの構成でなくてもよい。そのような用品は、トーラス形状、つまりベーグル様またはリング状の構成を有するものと特徴付けられる。容易に認識されるべきであるように、用品の構成または形状は、様々な要因または検討すべき事項、とりわけ、活性薬剤の固有の性質、活性薬剤の担体に関する関係または「状態」、および前記用品が固着または支持されるべき留置器具の性質によって非常に影響を受ける。
ここで、図1〜図8および図12の用品を参照すると、担体32は、留置医療器具の少なくとも一部を受容するための管腔34を備え、より詳細には、担体32は、留置器具の少なくとも一部の外面を受容するための内面36を備える。担体32は、例えば図1Aに薄層として示される均質な断面のものであってもよく、または、例えば図1A’の、少なくとも2つの薄層、例えば基材38および被覆物または被膜40を備える複合体または他の構成として示される異成分からなる断面のものであってもよい。図24の用品のように、本発明の意図された1つまたは複数の担体は、選択的に、またはその他の方法で、活性薬剤を保持するための空隙、すなわち1つ以上の画定された容積を備え得ることに注目すべきである。そのような構成は、薬剤が液体である場合、または薬剤が、例えば薬物送達に対する溶液/溶質アプローチにおいて、液体への曝露および液体との組み合わせなどによる相乗効果から恩恵を享受する場合、特定の有用性を有する。そのような用品は、個別のもしくは複合した要素もしくは構造、または該用品のためのサブアセンブリのいずれの形態においても、液剤の貯蔵および放出能力を特徴とする。
担体、または担体の要素は、場合に応じて、ウレタン、より詳細には、脂肪族ポリカーボネート系熱可塑性ポリウレタン、親水性の脂肪族ポリエーテル系熱可塑性ポリウレタンを好適に含み、または好適にはそれらの組み合わせを含む。しかしながら、所与の治療が必要とする場合、担体組成物は、多少なりとも親油性の薬剤を収容するように容易に適合され得ることが理解されるべきである。必要に応じ、約10〜200μmの範囲内のミクロ/マクロスフィア42のような無機相または既存相(例えば図2または図6の用品を参照)が、例えば、担体の選択した層の間および/または中に封入されることによって(図2A’または図6を参照)、担体、すなわち担体構造の一部として提供されることが、さらに企図される。同様に、ビーズのマトリックス44は、「被覆」、すなわち担体のための表面を形成してもよい。被覆からなるこのような表面は、全体的に設けられても部分的に設けられてもよく、また、留置器具の一部を選択的に被覆するように意図されていてもよい。
図9に関して、前記用品は、被覆物、例えば保持体46、より詳細には担体から留置環境への薬物の調節された供給を促進するために、穿孔48などを有する被覆物を好適に備えてもよい。さらに、相分離溶液、好ましくは迅速な蒸発を特徴とする相分離溶液を含むことにより、または前記用品に適合した被覆物または外部薄層により、対象構造の多孔性が選択的に制御されてもよいことが注目される。担体、および場合によりバリアは、微小孔性であり、それらの外面上において、場合によりそれらの少なくとも一部を通る、開放細孔を好適に有するが、これは必ずしも必要な構成ではない。細孔の大きさ、薬剤の粘度、薬剤と細孔壁との間の物理的関係(例えば、それらの相対的な親水性または疎水性などに基づき、相互に引き合う、中立的に引き合う、または反発し合う)は、薬剤送達要素が導入される生体系内への薬剤の放出速度を決定または調整することを支援するであろう。
構造の製造に関して、その層は、浸漬、噴霧、または予め製造されたシートを管状構造に積層することによって付着され得る。これらの層は、ポリ塩化ビニル、ポリエチルアクリレート、ポリビニルニトリル、および好ましくはポリウレタン、並びに水性ラテックスとしての硬化性材料を含む、溶媒キャスティングが可能な任意のポリマー材料から成り得る。
ここで、特に図3および図4を参照すると、エネルギー送達のための付属用品またはモジュール式送達システム30が示されている。つまり、生理活性剤は、放射性元素によって放射されるエネルギーの形態にある。上記した用品におけるように、モジュール式送達システム、より詳細には該システムの担体32は、好ましくは、放射線治療シード50(図3)を支持する、またはその中に支持する環状要素として構成されるか、またはバンドもしくはカラー52(図4)、より詳細には、必須ではないが、小線源療法バンド(例えばヨウ素125などを担持するバンド)を備える。図4の用品がエネルギー送達に関してのみ有用性を有する必要がないことに注目すべきである。すなわち、前記バンドもしくはカラー、またはそれらの均等物を一般的な意味での担体としても機能させることが企図される。
図3に関連して、シード50は概して円柱形として示されているが、シード50は、有効な量、強度およびパターンの放射線の送達を促進するために、矩形または球状を含め、それらに限定されないほぼ任意の形状を有し得る。図4に関連して、「シード」またはその機能的均等物は、概して、担体32、より詳細には基材の上に離間して配置された複数の円筒状スリーブ52として表されている。この構成は、より大きな単一の質量濃度という利点を提供するが、完全な円筒状部分は、巻き上げ構成およびそれに随伴する伸長展開(しかし図7を参照)を提供しない。認識されるべきであるように、前記バンドは、薬剤、例えば液剤、エネルギーなどを直接標的部位に提供するために、前記用品に選択的に配置されてもよいし、または前記用品の全体にわたって配置されてもよい。逆に、適切な配置および/または離間によって、危険な領域、敏感な領域、またはその他の選択領域を回避してもよい。
有用性の例として、外括約筋を避けながら、前立腺に包囲された領域において、または膀胱に近接した前立腺の中葉の近くにおいて、尿道の中央部に液剤またはエネルギーを導入することは有益であり得る。外括約筋が感染している場合や非同期的に挙動する場合を除き、処置においては、外括約筋が随意調節機能を有するため、外括約筋を回避することが常に望ましい。
本発明で企図される担体は、本質的に、留置器具の一部上に固着可能であるか、留置器具の一部上へ固着できるように構成されるか、または保持体によって留置器具の一部上に固着可能である(例えば図9の用品、および「保持体」がバリア層または促進層としても機能している図5の用品を参照されたい)。例えば、例えば図1の用品は、該用品が留置器具の一部上に張力が発生するように受容されるように、特有の半径方向における弾性、または他の特性および/もしくは性質を有していてもよい。同様に好適なこととして、用品の内面、すなわち器具を受容する管腔を画定する内面は、接着手段(例えば、化学的または機械的な接着手段)を備えていてもよいし、または、協働して留置器具の一部と係合するように全体を構成してもよい。最後に、図9に関連して述べられるように、保持体は、担体の少なくともある部分を好適に被覆し、留置器具上の適所に保持する。
図24および図25を参照すると、図示される用品30はカプセル、より詳細には、流体が充填されたまたは液体を充填可能な球状体を特徴とする。用品の担体32は、貯蔵部54、より詳細には、空隙または固定容積を備える。流体はあらかじめ充填されていてもよいし、または適切な小ゲージ針および注射器を用いて充填されてもよい。球状体は、概して、環境が必要とするように、流体の受動的/能動的放出を行うように構成され、また同様に、例えば球状体の輪郭形状の自由端の受容および保持により、留置器具が該球状体を迅速かつ確実に装備し得るように構成される。図示したような構成並びにその均等物は、性質が機械的か化学的かにかかわらず、求められる用品のモジュール機能を与える。
図25に関して認識されるように、図24の用品は、膀胱表面との接触を最小限にしながら膀胱内へ流体を送達する。尿道内器具100はまた、該器具が図示するような用品の組み合わせ、すなわち球状体とスリーブとの組み合わせを装備した状態で、前記用品またはその変更例を別の方法で支持するように容易に構成することができる。
空隙および/または貯蔵部に関して、概して、球状体は、用品の担体/バリア特性によって制御または調節された薬剤放出速度にて、1つ以上の薬剤(例えば液剤)を連続放出または同時放出できるようにする1つ以上の内部空洞から構成され得る。容易に認識されるべきであるように、球状体は、器具のどこか他の場所に備えられた流体貯蔵要素または放出要素に接続されるのに適し、よって該要素と連通する通路を備えるように構成すること、またはその他の方法で同様に形成することができるが、それらの要素が前述したようなモジュール式用品の形態にあるか、または器具と一体的であるかは関係がない。例えば、この基端側球状体用の流体が前述した表面およびスリーブに通じていてもよい。流体は、圧力および濃度に基づいて任意の方向に受動的に移動され得る。
前述した本発明の用品は、担体または用品に関連する他の薄層の特性のいずれかによって与えられる弾力性または弾性を有するものとして示される。本発明の用品は、高い歪み限界および伸長限界を有するポリマー(すなわちシリコーンゴム)の能力を利用して、半径方向および/または軸線方向に、可逆的に拡張または伸張し、次いで、搬送されて配置された後に留置器具(例えばカテーテル、尿道内器具など)に取り付けられるべき手段として、それらの元の形状に復帰する。
図12〜図15の用品は、それらが制御された歪み特性、特徴または機能性を有することを特徴とする点において、前述の用品とは異なる。後述する用品は、器具に装着するための用品の変形が制御および/または制限されるように、要素または特徴の組み合わせを用いる。概念的に認識され得るように、担体は、基材として機能する場合、該担体を覆う任意の薄層に対して及ぼす悪影響は最小限である。つまり、基材を覆う薄層が基材の状態変化によって受ける影響は最小限のものである。
図12を参照すると、概して、歪みが制御されている弾性スリーブの構成が、均質要素30について示されている。スリーブは3つの主要な機能領域、すなわち歪みが制限された領域または部分56、薬剤送達用被膜または層58、および高歪み部分60を有する。図13〜図15には、この意図された用品の別の断面図が示されている。選択的な歪み部分60は、長手方向に延びる溝またはスロットとして画定されているが、実施においては、このような区域をそのように限定する必要はない。
図13に示されるように、2つの歪み部分56,60は周方向の断面において異なっており、均質スリーブを必要とする。搬送の準備として器具上にスリーブが拡張されると、前記断面の相違により、スリーブの歪みが主に高歪み領域(すなわち参照符号60)において生じることになる。壁部に生じる歪み量は壁部の周方向応力に比例し、同様に、周方向応力量は、スリーブ内の周方向の特定位置における壁部の断面積に比例する。特定領域の壁厚を選択的に薄くすることにより、半径方向に拡張される間、管状体における歪みの位置を制御する手段が提供される。
先に言及したように、一部の化合物送達被膜が低い歪み限界を有するポリマーであるため、スリーブにおける歪み量を制御することは重要である。この歪み限界は、意図した器具上への搬送および配置のためにスリーブを拡張するために必要な歪み量を下回ることがある。被膜が搬送の間に過度の歪みを受ける場合、被膜の化合物放出特性が変化したり、または化合物放出特性を失ってしまうことがある。特定領域に対してスリーブにおける歪みを管理することにより、前記用品の送達機構のための変化した状態、すなわちその全体的な完全性を維持または制限しながら、スリーブを拡張して器具上に装着することを可能にする。
図14には、図12の用品のための代替の非限定的な構成が示されている。ハイブリッドスリーブ30は、高歪み内側部材62によって形成される高歪み部分と、前記内側部材に取り付けられた薬剤担持部材58によって形成される有限歪み部分とを備える。この構造は、一般的な内側部材と共に用いられる様々な化合物送達機構を可能にする。
図15には、図12の用品のためのさらなる代替の非限定的な構成が示されている。スリーブアセンブリ30は、概して、薬剤担持部材58が内側要素66および外側要素68の環状空隙64内に収容されるものとして示される。この構成において、内側要素および外側要素は、用品に与えられた歪みに応答する一方で、薬剤担持部材はそれらの要素の間に配置されて実質的に不変なままである。図示されるように、各担体が異なる化合物送達能を提供する2つ以上の担体、例えばビーズ型のマトリックス(図9)が存在し得る。外側部材は、担体の放出機構に関与してもよいし、関与しなくてもよい。
図12の用品については、またはより一般的には管状要素(すなわち、巻かれた用品、例えば図6〜図8のいずれかの用品を参照)として構成可能とするには役立たない任意の前述の用品、すなわち管状要素として構成されている用品、より詳細には、スリーブ、様々な送達機構および付随するアプリケータが企図される。3つの器具装着機構またはアプローチ、すなわち、コイルアプリケータ(図16〜図19)、反転または後退可能アプリケータ(図21および図23)、および「摺動嵌合」アプリケータについて、続いて説明する。
本発明の送達システムは、概して、用品受容部分、すなわち装着前状態または状況において、つまり半径方向に拡張された状態で受容した用品を保持し維持するマンドレルを有するアプリケータを提供する。アプリケータ、すなわちマンドレルは概して、器具の少なくとも一部を受容するように構成されるか、あるいは適合される。例えば、アプリケータまたはマンドレル自体がスリーブ状である、つまり、器具受容管腔を有するものと特徴付けられる。そのような装着アセンブリによって、前記用品はアプリケータまたはマンドレルから、その下に位置する器具に移動され得る。
前記用品とアプリケータとの接合には、好適には、締まり嵌め、接着、摩擦、張力、またはそれらの組み合わせのうちの1つを用いる。認識されるべきであるように、接合の詳細は、概して主要なまたは制御している材料の性質と様々な考慮すべき事項との関数である。
図16〜図19を参照すると、スリーブ構造の薬物送達用品30は、アプリケータ70の一部分、より詳細には、例えばコイルのような巻回要素の上に支持され、アセンブリまたはシステム72を形成するものとして示されている。必須ではないが、好適には、アプリケータ、ひいてはアセンブリに対して、半径方向にまたは軸線方向において十分な構造的完全性を与えるように、既知の方法で、例えば薄膜を設ける、被膜を塗布するなどにより、巻回要素を補強してもよいし、選択的に強化してもよい。更に、巻回要素の構成またはパターンは、求められる除去特性に基づいて改変されてもよい。例えば、巻回要素は、各端部または巻線上に展開ハンドルを有するスプリットコイルとして構成されてもよい。
コイルの対向する端部のうち一方の端部、すなわち自由端74は、スリーブ状構造から延びて、ハンドルまたはグリップ76(図16または図19)にて終端する。本発明のアセンブリの装着機構の説明に関連して認識されるであろうように、コイルの自由端は、コイルの巻線から離れる方向に延びてもよいし(図16)、またはコイルのもう1つの端に向かって、例えば、用品30の管腔34を介して、コイルの巻線を越えて延びてもよい(図19)。
図17には、器具100に前記用品30を装着あるいは搬送するために、器具100に対するアセンブリ72の位置決めが示されている。より詳細には、支持された用品は、尿道内器具のステント本体を覆う位置にて示されている。器具の基端は、好ましくは、ハンドル76に対向するアプリケータ70の管腔78内に受容されるが、そのような挿入に限定する必要はなく、図示するように、アセンブリと器具との間の配置が実施の上で一番重要である。
アセンブリに求められる器具に対する配置を有するとともに、図18に全体が示されるように巻回要素の巻線をほどくために、図17に示したようにアプリケータ70のハンドル76に張力を付与してもよい。コイルが解けるにつれ、コイルは薬物送達用品30の下から除去され、これにより前記用品はアプリケータ70から器具100に連続的に移動する。図16のアセンブリに関して、用品の器具上への結合は、ハンドルに対して基端側から先端側の方向に進行するのに対し、構造間の反対の結合、つまり、先端側から基端側への結合は、図19のアセンブリによって与えられる。
図20〜図23を参照すると、図20では、アプリケータ70が様々な機能的状態(a)〜(g)にて示されており、前記アプリケータの用品受容端またはマンドレル80は薬物送達用品30を支持する。図23では、企図されたアセンブリが、前記用品の器具への装着について示した図20の状態(a)〜(g)に相関する様々な機能的状態(a)〜(j)にて示されている。
本発明のアプリケータ70は、反転可能、つまり後退可能であるか、または巻かれる剛性部分82,84を有するものと特徴付けられる。後述するように、本発明の反転可能部分82は、剛性部分84上に完全に後退させられた状態から、剛性部分を越えて完全に延ばされた状態にまで変形可能である。本発明の後退(roll back) 機能は、軸線方向において、スリーブ部分同士が互いに対して、または用品受容部のセグメント同士が互いに対して摺動することを可能にする。
特に図20のアプリケータを参照すると、アプリケータ70は、概して、第1部分82および第2部分84を有する環状要素またはスリーブとして構成されている(図20(g))。一般的に、前記部分は、異なる程度の剛性、詳細にはラジアル剛性を特徴的に有する。図20(a)に最もよく示されるように、相対的により低剛性の部分82は、スリーブの相対的により高剛性の部分84のセグメント上に選択的、可逆的、および漸進的に支持可能であり、図20(b)〜(f)の構成は、他の用品部分82,84に対してスリーブ部分80を移動させる用品の伸展の様々な状態を表す。
概念的に、薬物送達用品は図20(a)のアプリケータ構成上に受容され、留置器具の一部は、そのように構成された意図したアセンブリ72のアプリケータ70の管腔78内に受容される(図23(a)を参照)。ここで、相対的により低剛性の部分82の全体がより高剛性の部分84の上に後退させられ、それにより、用品30および用品受容部分80の双方が完全に支持される。図23(a)〜(g)に関して容易に認識されるべきこととして、アセンブリは、前記用品および前記用品の下にあるスリーブ部分が相対的により高剛性のスリーブ部から徐々に離されて展開されるように操作され(図23(b)〜(d))、必須ではないが、好ましくは、さらに徐々にアプリケータのより低剛性のスリーブ部から2倍後ろに離される(図23(e)〜(g))。その後、この時点で薬物用品を装備した留置器具はアプリケータの管腔から除去される(図23(i)〜(j))。
図20の構成に加えて、スリーブの用品受容端部またはマンドレル80のための別の配置は、図20(a)の別例の部分断面図、すなわち図21に示されている。用品を受容し移動させるスリーブ部は、間に摺動接合面を画定する先端部86および基端部88を有するものとして示されている。
図20のアプリケータを用いた薬物送達用品を留置器具に装備をすることに関して、前記アセンブリの用品の送達をさらに容易にするために、押圧リングまたはカラー90がさらに随意に企図される(図20(g)のアプリケータの別例である図22を参照されたい)。リングまたは同等の構造は、前記用品およびその用品の下にあるスリーブ受容部が静止している間に、それによってスリーブの基端側部分を幾分「引っ張り」、前記用品がアプリケータの自由端から器具上へと「押し出され」得る機構を提供する。
最後に「摺動嵌合」アプリケータに関連して、アプリケータの用品受容部、すなわち図20(g)に示したように全体が構成されたアプリケータの自由端またはマンドレル部分は、概して、スリーブのその部分と器具に移動されるべき用品との間に、摺動面または低摩擦協働係合部を提供するように構成される。前述したように、用品の送達を容易にするために押圧リングを用いてもよい。シースの用品受容部分は、アプリケータの自由端から器具へ前記用品が軸線方向に摺動しやすくするために、好ましくは、低摩擦材料または被膜を用いる。そのような構成は、それにもかかわらず、器具上における用品の非可逆的係合を必要とすることが認識されるべきである。
尿道内器具を有する本発明の薬物送達用品/システムの利用に関して、注目した薬剤、すなわちフィナステライド、ミトキサントロンおよびシプロフロキサシンのいくつかの特性または類似した特性を共有する様々な薬剤の尿道内皮浸透力を判定するために試験を行った。材料に関して、クリスタルバイオレット(分子量(MW)408)、塩基性ナイルブルー(MW300)、親油性ナイルレッド、親油性オイルレッドO、酸性エリトロシン(MW890)、また酸性メチレンブルー(MW 319)を含む、3〜400の範囲の分子量を有する酸性、塩基性、または親油性の染料を用いた。ミトキサントロンおよびシプロフロキサシンについても同様に試験した。染料および薬剤を、熱可塑性ポリウレタン(TPU)マトリックス中に混合した。前記マトリックスは、DMACおよびTHFの50/50混合物中に、30/70の重量比の脂肪族ポリカーボネート系TPUであるCarbothane(登録商標)72Dと、親水性脂肪族ポリエーテル系TPU(ノベオン インコーポレイテッド (Noveon, Inc.) )であるTecophil(登録商標)とを含む。前記ポリマーを5重量%に調製し、染料または薬剤はさらなる1重量%として混合物に添加した。
染料および薬剤を、まず、液滴としてシリコーンゴムシート上に塗り、70℃で夜通し乾燥させた。染料が組織に浸透する能力の第一近似を得るために、前記シートを子牛肝臓の外膜に対して24時間または48時間にわたって配置した。前記組織をシートの上面に配置し、シートに対する組織の圧力以外は何ら与えなかった。
ヒト前立腺組織を死後およびその24時間以内に得て、急速冷凍した。その後、前記組織を周囲温度で解凍し、12時間以内に使用した。前記組織は固定しなかった。
6つの染料、すなわちメチレンブルー、クリスタルバイオレット、ナイルブルーおよびナイルレッドの組み合わせ、オイルレッドO、エリトロシンを3mmのバンドまたはリングの形態にある2つのステント上に被覆した。一つのステントは、ミトキサントロンおよびシプロフロキサシンの両方で被覆した。その後、ステントを、1%のビロシド(virocide)を有する、リン酸塩で緩衝されたリンゲル液中にて、摘出された前立腺内に37℃で24時間および48時間にわたって配置した。前立腺を容器から取り出して、尿道に沿って軸線方向に、次いで染料の中央部を通って直角に横断して解剖した。
近似法の肝臓組織に関して、塩基性染料クリスタルバイオレットは、最も広範に組織に浸透したが、酸性染料も浸透した。多少予想外であったことに、親油性染料オイルレッドOおよびナイルレッドは、組織を少し染色したに過ぎなかった。このことは、極性染料の浸透は、わずかに正か負かにかかわらず抑制されず、膜構造が親油性染料に対して抑制的であり得ることを示唆している。
前立腺組織に関して、48時間後、クリスタルバイオレットが最も顕著に染色し、オイルレッドOおよびナイルレッドは染色が最も少なかった。ナイルブルー、メチレンブルーおよびエリトロシンはほぼ同等であった。24時間における染料の浸透は、48時間における浸透よりも若干少なかった。
薬物、すなわちミトキサントロン、シプロフロキサシンに関して、送達システムは、72D CarbothaneおよびTecophilic(ノベオン インコーポレイテッド)中、20重量%の前記薬剤のいずれかの混合物を含んだ。ポリマーは、THFおよびDMAC中で5重量%に調製した。前記混合物の各々を、前立腺ステント上に、1cmの複数のステントセグメントを被覆するように、離間した状態で塗布した。その後、前記ステントを摘出された前立腺に48時間にわたって配置した。細菌増殖を抑制するために、ステントを挿入した前立腺を、0.2%のビロシドを有するリンゲル液50ml中に浸した。前記前立腺を試験液から取り出し、ステントを除去して、軸線方向に二分した。人工器官組織標本を、尿道に直交して切断した断片となるようにさらに処理され、その後、蛍光灯下で観察した。
組織染は、特に腺膜の周囲で顕著であった。両薬剤は、前記切片の全体にわたって概ね検出され、腺、管または毛細管に開放された表面上においてより濃度が高かった。より高い濃度が、これらの領域への拡散の結果であるのか、あるいは開放領域を介した伝導によるものなのかは不明である。いずれにしても、薬剤は、多かれ少なかれ一様に存在した。薬剤が、被覆ステント部分の端からどれくらい遠く側方に拡散したか、および、薬剤同士の干渉の程度は不明である。器具の被覆部分同士の間隔は約1〜1.5cmであり、薬剤の外観および位置が各部分において多少異なっているように見えることから、各部分は主に1つの薬剤を含むものと考えられる。これは、様々な染料が、数mmの深さまで、顕微鏡検査を利用して少なくとも10mmの深さまで、浸透することが視覚的に示された染料染色の結果と一致する。
進行中の研究は、厚さ約15〜30μmの72D Carbothaneバリア被膜並びに95A Carbothaneバリア被膜と組み合わせた、より高い薬物充填量、例えば約10mgのシプロフロキサシンを有する被膜を検討している。さらに60D Tecophilicマトリックスが検討される。
溶出速度に関して、図26に時間の関数として薬剤放出を示す。1.6mgのシプロフロキサシンを含有するポリマー被膜の溶出速度が示されており、より詳細には、ポリマー被膜単独の場合、72D Carbothaneの単一バリア層を有するポリマー被膜の場合、72D Carbothaneの2層のバリア層を有するポリマー被膜の場合のそれぞれのデータポイントが示されている。前記データポイントは、24時間、48時間、および72時間における放出に関連している。対象の結果、およびそこから導かれたことは、前立腺組織に隣接した液剤の導入が選択した液剤の前立腺中への取り込みを生じるであろうことを実証する。これは有効性において重要である。
当業者にとっては明らかであろう本発明の他の変更例が存在する。しかしながら、本開示は、多くの点において単なる例示にすぎないことが理解されるであろう。本発明の様々な態様を、それらの様々な好ましい実施形態に関して説明してきたが、本発明は、添付した特許請求の範囲の全ての範囲内において保護を得る権利を与えられることが理解されるだろう。
本発明の薬物送達用品、より詳細には留置医療器具への装着のための補助的な付属用品を示す図。 本発明の薬物送達用品、より詳細には留置医療器具への装着のための補助的な付属用品を示す図。 本発明の薬物送達用品、より詳細には留置医療器具への装着のための補助的な付属用品を示す図。 本発明の薬物送達用品、より詳細には留置医療器具への装着のための補助的な付属用品を示す図。 本発明の薬物送達用品、より詳細には留置医療器具への装着のための補助的な付属用品を示す図。 本発明の別の薬物送達用品、より詳細には、留置器具上に「展開する」ための「巻き上げ」構成を有する、図2のものに類似した補助的な付属用品を示す図。 本発明の別の薬物送達用品、より詳細には、留置器具上に「展開する」ための「巻き上げ」構成を有する、図3のものに類似した補助的な付属用品を示す図。 本発明の別の薬物送達用品、より詳細には、留置器具上に「展開する」ための「巻き上げ」構成を有する、図5のものに類似した補助的な付属用品を示す図。 留置医療器具、より詳細には尿道内器具と協働的に係合した本発明の薬物送達用品を示す図。 留置医療器具、より詳細には尿道内器具と協働的に係合した本発明の薬物送達用品を示す図。 留置医療器具、より詳細には尿道内器具と協働的に係合した本発明の薬物送達用品を示す図。 本発明の薬物送達用品の別の実施形態、より詳細には器具に合致するスリーブを示す図。 図12の薬物送達用品、より一般的には本願において企図される用品の別例の断面図。 図12の薬物送達用品、より一般的には本願において企図される用品の別例の断面図。 図12の薬物送達用品、より一般的には本願において企図される用品の別例の断面図。 用品装着システム、より詳細にはアプリケータと組み合わせた図12の薬物送達用品を示す図。 図16の装着システムを用いた留置器具上における薬物送達用品の装着の予備的段階を示す図。 図16の装着システムに関連した移動機構を示す図であり、より詳細には、用品保持部またはマンドレルの「巻き戻し」を示す部分断面図。 図18の構成とは別の「巻き戻し」構成を示す断面図。 例えば図12の用品に対するアプリケータの代替の実施形態を示す図。 図20aのアプリケータの用品受容端部の操作性を示す図。 図20aのアプリケータの用品受容端部の操作性を示す図。 図20aのアプリケータの用品受容端部の操作性を示す図。 図20aのアプリケータの用品受容端部の操作性を示す図。 図20aのアプリケータの用品受容端部の操作性を示す図。 図20aのアプリケータの用品受容端部の操作性を示す図。 図20aのアプリケータの用品受容端部を示す別の断面図。 図20aのアプリケータの別の構成を示す図。 図20aのアプリケータを用いた、図9または図10の留置器具などへの図12の用品などの装着および予備展開を示す図。 図20aのアプリケータを用いた、図9または図10の留置器具などへの図12の用品などの装着および予備展開を示す図。 図20aのアプリケータを用いた、図9または図10の留置器具などへの図12の用品などの装着および予備展開を示す図。 図20aのアプリケータを用いた、図9または図10の留置器具などへの図12の用品などの装着および予備展開を示す図。 図20aのアプリケータを用いた、図9または図10の留置器具などへの図12の用品などの装着および予備展開を示す図。 図20aのアプリケータを用いた、図9または図10の留置器具などへの図12の用品などの装着および予備展開を示す図。 図20aのアプリケータを用いた、図9または図10の留置器具などへの図12の用品などの装着および予備展開を示す図。 図20aのアプリケータを用いた、図9または図10の留置器具などへの図12の用品などの装着および予備展開を示す図。 図20aのアプリケータを用いた、図9または図10の留置器具などへの図12の薬物送達用品などの装着および予備展開を示す図。 図20aのアプリケータを用いた、図9または図10の留置器具などへの図12の薬物送達用品などの装着および予備展開を示す図。 本発明の薬物送達用品の別の実施形態、より詳細には、留置器具の開口内に受容するための補助的な付属用品を示す図。 図24の用品および図5のものに類似した用品を装備した図9または図10の尿道用留置器具を示す図。 ポリマー被膜の溶出速度を示すグラフ。

Claims (42)

  1. 少なくとも単一の生理活性剤を、そのように装備されている留置医療器具から制御放出するための補助的な付属用品であって、前記付属用品は、活性薬剤用ポリマー担体と、該活性薬剤用ポリマー担体によって担持される活性薬剤とを含み、前記付属用品は、留置医療器具の一部上に配置される管状要素として構成可能である、補助的な付属用品。
  2. 前記活性薬剤用ポリマー担体は積層体を含む、請求項1に記載の補助的な付属用品。
  3. 前記活性薬剤用ポリマー担体はマトリックスを含む、請求項1に記載の補助的な付属用品。
  4. 前記活性薬剤用ポリマー担体は複合体を含む、請求項1に記載の補助的な付属用品。
  5. 前記活性薬剤用ポリマー担体は、脂肪族ポリカーボネート系熱可塑性ポリウレタンを含む、請求項1に記載の補助的な付属用品。
  6. 前記活性薬剤用ポリマー担体は、親水性脂肪族ポリエーテル系熱可塑性ポリウレタンを含む、請求項5に記載の補助的な付属用品。
  7. 前記活性薬剤用ポリマー担体は、親水性脂肪族ポリエーテル系熱可塑性ポリウレタンを含む、請求項1に記載の補助的な付属用品。
  8. 前記活性薬剤用ポリマー担体は、留置器具の一部上に本質的に固着可能である、請求項1に記載の補助的な付属用品。
  9. 前記活性薬剤用ポリマー担体は、留置器具の一部上に固着可能に構成される、請求項1に記載の補助的な付属用品。
  10. 前記活性薬剤用ポリマー担体は、保持体によって留置器具の一部上に固着可能である、請求項1に記載の補助的な付属用品。
  11. 前記保持体は環状要素を備える、請求項10に記載の補助的な付属用品。
  12. 前記保持体は、前記活性薬剤用担体からの前記活性薬剤の溶出を調節するように適合される、請求項10に記載の補助的な付属用品。
  13. 前記保持体は環状要素を備える、請求項12に記載の補助的な付属用品。
  14. 前記環状要素は弾性を有する、請求項12に記載の補助的な付属用品。
  15. 前記活性薬剤用ポリマー担体は基材を含む、請求項1に記載の補助的な付属用品。
  16. 前記基材からの前記活性薬剤の制御された徐放のために、前記基材を覆う活性薬剤バリアをさらに備える、請求項15に記載の補助的な付属用品。
  17. 前記基材は薄層を備える、請求項16に記載の補助的な付属用品。
  18. 前記基材は複合体を備える、請求項16に記載の補助的な付属用品。
  19. 前記基材はマトリックスを備える、請求項i6に記載の補助的な付属用品。
  20. 前記活性薬剤用ポリマー担体からの前記活性薬剤の制御された徐放を容易にするために、前記活性薬剤用ポリマー担体を覆う活性薬剤バリアをさらに備える、請求項1に記載の補助的な付属用品。
  21. 前記活性薬剤バリアは積層体を含む、請求項21に記載の補助的な付属用品。
  22. 前記活性薬剤バリアは被膜を含む、請求項21に記載の補助的な付属用品。
  23. 前記活性薬剤バリアは単一の被膜を含む、請求項22に記載の補助的な付属用品。
  24. 前記活性薬剤バリアは、少なくとも2つの被膜を含む、請求項22に記載の補助的な付属用品。
  25. 前記活性薬剤は液剤を含む、請求項1に記載の補助的な付属用品。
  26. 前記活性薬剤は抗生物質を含む、請求項1に記載の補助的な付属用品。
  27. 前記活性薬剤は抗炎症剤を含む、請求項1に記載の補助的な付属用品。
  28. 前記活性薬剤は消毒薬を含む、請求項1に記載の補助的な付属用品。
  29. 前記活性薬剤は鎮痛剤を含む、請求項1に記載の補助的な付属用品。
  30. 前記活性薬剤は抗腫瘍薬を含む、請求項1に記載の補助的な付属用品。
  31. 前記活性薬剤は1つ以上の製剤を含む、請求項1に記載の補助的な付属用品。
  32. 前記用品を留置器具に装備しやすくするために、前記用品がアプリケータと組み合わせられて、そのアプリケータの一部上に保持される、請求項1に記載の補助的な付属用品。
  33. 前記アプリケータは用品受容セグメントを備える、請求項32に記載の補助的な付属用品。
  34. 前記アプリケータの用品受容セグメントは巻回要素を備える、請求項33に記載の補助的な付属用品。
  35. 前記巻回要素は、前記アプリケータから前記留置器具への前記用品の移動を促進するために、選択的に解かれる、請求項34に記載の補助的な付属用品。
  36. 前記アプリケータの用品受容セグメントは反転可能な端部を備える、請求項33に記載の補助的な付属用品。
  37. 前記アプリケータの用品受容セグメントは用品の摺動に適した表面を有し、該表面によって用品が支持可能である、請求項33に記載の補助的な付属用品。
  38. 留置医療器具と組み合わされた請求項1に記載の補助的な付属用品。
  39. 前記留置医療器具はカテーテルからなる、請求項38に記載の補助的な付属用品。
  40. 前記留置医療器具はステントからなる、請求項38に記載の補助的な付属用品。
  41. 前記留置医療器具は尿道内器具からなる、請求項38に記載の補助的な付属用品。
  42. 少なくとも単一の生理活性剤を、そのような装備がなされた留置医療器具から制御放出するためのモジュール式薬物送達用品であって、前記送達用品は、活性薬剤用ポリマーカプセルと、該カプセル内に収容された活性薬剤とを含み、前記カプセルは、留置医療器具の開口内に受容および保持されるのに適した端部を有する、モジュール式薬物送達用品。
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