JP2009510977A - Dslシステム - Google Patents

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Abstract

DSL管理インタフェースと併せて使用される方法、技法、コンピュータプログラム製品、装置、機器等は、システムのより正確な測定、監視、及び制御のためのタイムスタンプ付与の実施を含め、DSLシステムのよりよい制御及び動作を可能にすることにより、DSLネットワークの管理能力を大幅に向上させ、且つ/又はDSL機器及びDSLサービスに関連するテストを大幅に向上させる。タイムスタンプ付与により、カスタマイズされたデータ収集技法がさらに可能になり、この場合、DSL回線を、頻度が回線の安定性に依存する間隔で測定又は監視することができる。さらに、データパラメータ読み取り及びパラメータ書き込み動作制御について、タイムスタンプ付与の使用と併せて提示される。DSLシステムの制御及び動作は、各トーンのSNRマージンが最大SNRマージン量を超える量を最小に抑えるか、なくすか、又は軽減するビットロードを実施することによっても強化され、このようなビットロードは適当なインタフェースを通して選択することができる。

Description

本発明は、包括的には、デジタル通信システムを管理する方法、システム、及び装置に関する。特に、本発明は、DSLシステム及び/又はモデム、DSLAM、もしくはDSLシステム内の他の構成要素等のDSL装置の管理に関する。
[関連出願の相互参照]
本願は、米国特許法第119条(e)項及び他の任意の米国法又は他の法の下で、2005年10月4日に出願された「DSLシステム(DSL SYSTEM)」という名称の米国仮特許出願第60/723,415号明細書(代理人整理番号0101−p29p)及び2006年8月21日に出願された「DSLシステム(DSL SYSTEM)」という名称の米国仮特許出願第60/839,093号明細書(代理人整理番号0101−p29p2)の優先権の利益を主張するものであり、これらの仮特許出願の全開示を全ての目的のために参照により本明細書に援用する。
本願は以下の、全開示を全ての目的のために参照により本明細書に援用する、2004年7月19日に出願された「マージン及びバンドの適応制御(ADAPTIVE MARGIN AND BAND CONTROL)」という名称の米国特許出願第10/893,826号明細書(代理人整理番号0101−p04)及び全開示を全ての目的のために参照により本明細書に援用する、2006年7月8日に出願された「マージン及びバンドの適応制御(ADAPTIVE MARGIN AND BAND CONTROL)」という名称の国際特許出願PCT/US2006/026796号明細書(代理人整理番号0101−p33 WO)に関連する。
デジタル加入者回線(DSL)技術は、既存の電話加入者回線(ループ及び/又は銅線設備と呼ばれる)を介してデジタル通信に潜在的に大きな帯域幅を提供する。電話加入者回線は、音声帯域アナログ通信のみを対象としたその当初の設計にかかわらず、この帯域幅を提供することができる。特に、非対称DSL(ADSL)は、加入者回線の各終端にあるモデム(通常は送信器及び受信器の両方として機能する送受信器)のトレーニング及び初期化中に判断されるチャネルの状況に適応することができるいくつかのビットを各トーン(又はサブキャリア)に割り当てる離散マルチトーン(DMT)回線コードを使用することにより、加入者回線の特徴に適応することができる。
DSLシステム等の通信システムでの動作を向上させるシステム、方法、及び技法は、当分野での大きな進展を表している。特に、このような通信システムで利用可能且つ制御可能なデータのレベル及び種類の向上は、当分野での大きな進展を表している。
DSL管理インタフェースと併せて使用される本発明の実施形態は、DSLネットワークの管理能力を大幅に向上させ、且つ/又はDSL機器及びDSLサービスに関連するテストを大幅に向上させる。このような実施形態は、改良された方法、技法、コンピュータプログラム製品、装置、機器等を利用して、システムのより正確な測定、監視、及び制御のためのタイムスタンプ付与の実施を含め、DSLシステムのよりよい制御及び動作を可能にする。タイムスタンプ付与の実施により、カスタマイズされたデータ収集技法がさらに可能になり、この場合、DSL回線を、頻度が回線の安定性に依存する間隔で測定又は監視することができる。データパラメータ読み取り及びパラメータ書き込み動作制御についてのさらなる実施形態が、タイムスタンプ付与の利用と併せて提示される。DSLシステムの制御及び動作は、各トーンSNRマージンが最大SNRマージン量を超える量を最小に抑えるか、なくすか、又は軽減するビットロードを実施することによっても強化され、このようなビットロードは適当なインタフェースを通して選択することができる。
本発明のさらなる詳細及び利点が、以下の詳細な説明及び関連する図において提供される。
本発明は、同様の参照番号が同様の構造要素を示す添付図面と併せて以下の詳細な説明により容易に理解されよう。
本発明の以下の詳細な説明は本発明の1つ以上の実施形態を参照するが、このような実施形態に制限されない。むしろ、詳細な説明は単なる例示を目的とする。本明細書において与えられる図面に対する詳細な説明は説明のために提供され、本発明はこういった限られた実施形態に制限されないことを当業者は容易に理解しよう。
以下により詳細に説明するように、DSL管理エンティティ、DSLオプティマイザ、動的スペクトル管理センタ(DSMセンタ)、スペクトル管理センタ(SMC)、「スマート」モデム、制御ソフトウェア/ハードウェア及び/又はコンピュータシステム等のコントローラを使用して、本発明の各種実施形態と併せて説明するように、動作データ及び/又は性能パラメータ値を収集して解析することができる。コントローラ及び/又は他の構成要素は、コンピュータにより実施される装置又は装置の組み合わせであってよい。いくつかの実施形態では、コントローラはモデムから離れた場所にある。他の場合では、コントローラは、モデムに直接接続された機器、DSLAM、又は通信システム装置としてモデムの一方又は両方と同じ場所にあり、それにより「スマート」モデムを作ってもよい。「結合する」及び「接続する」等の語句は、本明細書において、2つの要素及び/又は部品間の接続を説明するために使用され、一緒に直接の結合、又は間接的な結合、例えば、1つ以上の介在要素を介して、もしくは該当する場合には無線接続を介しての結合を意味することを意図する。
本発明の実施形態は、本明細書において述べるように、且つ/又は本開示により当業者に提案するように、通常のDSLシステム及び拡張DSLシステムで使用することができる。本発明を使用できる2つの周知のシステムを図1及び図2に示す。図1は、当業者に周知のITU−T G.997.1規格からの参照モデル図である。図2は、これもまた当業者に周知のDSLフォーラムTR−069テクニカルリポートからの配置図である。これらのシステムは当分野において周知であり、理解されているため、本発明の説明に関連しての説明を除き、図1及び図2のこれ以上の詳細な説明は提供しない。
図1は、本発明の実施形態を実施することができる、G.997.1規格(「G.プローム(G.ploam)と呼ばれることもある)による参照モデルシステムを示す。このモデルは、すべてボンディングあり及びなしのADSL1(G.992.1)、ADSL−Lite(G.992.2)、ADSL2(G.992.3)、ADSL2−Lite(G.992.4)、ADSL2+(G.992.5)、VDSL1(G.993.1)、及び他のG.993.x、新規VDSL規格並びにG.991.1及びG.991.2SHDSL規格等の、スプリッタを含むか否かにかかわらず各種規格を満たすすべてのADSLシステムに適用される。このモデルは当業者に周知である。
G.997.1規格は、G.997.1に規定されるEOC(clear embedded operation channel)に基づくDSL伝送システムの物理層管理並びにG.99x規格に規定されるインジケータビット及びEOCメッセージの使用を指定する。さらに、G.997.1は、構成管理、故障管理、及び性能管理のためのネットワーク管理要素内容を指定する。これらの機能を実行するにあたり、システムは、アクセスノード(AN)で入手でき、且つANから収集することができる種々の動作データを利用する。DSLフォーラム(DSL Forum)のTR−069リポートは、MIB及びアクセスの仕方も列挙している。
図1では、顧客の端末機器110がホームネットワーク112に結合され、ホームネットワーク112は次に、ネットワーク終端ユニット(NT)120に結合される。ADSLシステムの場合、NT120はATU−R122(例えば、ADSL規格の1つにより規定される、場合によっては送受信器と呼ばれることもあるモデム)又は他の任意の適したネットワーク終端モデム、送受信器、もしくは他の通信ユニットを含む。VDSLシステムの場合、名称はATU−RからVTU−Rに変わる。このようなモジュールの概説に、いくつかの場合ではxTU−Rという名称を用いる。各モデムは、例えば、製造業者及び型番で識別することができる。当業者により理解され、且つ本明細書において説明するように、各モデムは、接続された通信システムと対話し、通信システムでのモデムの性能の結果として動作データを生成することができる。
NT120は、管理エンティティ(ME)124も含む。ME124は、任意の適したハードウェア装置、例えば任意の適正な規格及び/又は他の基準により要求されるように実行可能なファームウェア又はハードウェアのマイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、又は回路状態機械であってよい。ME124は性能データを収集し、MIBに記憶し、MIBは、各MEにより保持される情報のデータベースであり、SNMP(簡易ネットワーク管理プロトコル)、ネットワーク装置から情報を集めて管理コンソール/プログラムに提供する管理プロトコル等のネットワーク管理プロトコル、又はTL1コマンドを介してアクセスすることができる。TL1は、通信ネットワーク要素間で応答及びコマンドをプログラムするために使用される、長い間使用されているコマンド言語である。
システム内の各ATU−Rは、CO又は他の中央ロケーション内のATU−Cに結合される。図1では、ATU−C142はCO146内のアクセスノード(AN)140に配置される。AN140は、当業者に理解されるように、DSLAM等のDSLシステム構成要素であってよい。VDSLシステムの場合、名称はATU−CからVTU−Oに変わる。このようなモジュールの概説に、いくつかの場合ではxTU−Cという名称を用いる。ME144は同様に、ATU−C142に関する性能データのMIBを保持する。AN140は、当業者に理解されるように、ブロードバンドネットワーク170又は他のネットワークに結合することができる。ATU−R122及びATU−C142はループ130により共に結合され、通常、ループ130は、ADSLの場合、他の通信サービスも搬送する電話ツイストペアである。
図1に示すインタフェースのいくつかは、性能データの測定及び収集に使用することができる。Qインタフェース155は、操作者のNMS150とAN140内のME144との間にインタフェースを提供する。G.997.1規格で指定されるすべてのパラメータはQインタフェース155に適用される。ME144においてサポートされる近端パラメータはATU−C142から得られるのに対して、ATU−R122からの遠端パラメータは、Uインタフェースを介して2つのインタフェースのいずれかにより得ることができる。組み込みチャネル132の1つを使用して送信され、PMD層に提供されるインジケータビット及びEOCメッセージを使用して、ME144内で要求されるATU−R122パラメータを生成することができる。チャネル132は、G.997.1の管理インタフェースの一部である。別法として、OAM(オペレーション、アドミニストレーション、及びマネージメント)チャネル及び適したプロトコルを使用して、ME144からの要求時にATU−R122からパラメータを検索することができる。同様に、ATU−C142からの遠端パラメータもUインタフェースを介して2つのインタフェースのうちのいずれかにより得ることができる。PMD層で提供されるインジケータビット及びEOCメッセージを使用して、NT120のME124において要求されるATU−C142を生成することができる。別法として、OAMチャネル及び適したプロトコルを使用して、ME124からの要求時にATU−C142からパラメータを検索することができる。
Uインタフェース(本質的にはループ130)には、2つの管理インタフェースがあり、一方はATU−C142にあり(U−Cインタフェース157)、もう一方はATU−R122にある(U−Rインタフェース158)。インタフェース157は、ATU−C近端パラメータをATU−R122に提供し、Uインタフェース130を介して検索する。同様に、インタフェース158は、ATU−R近端パラメータをATU−C142に提供して、Uインタフェース130を介して検索する。適用されるパラメータは、使用されている送受信器の規格(例えば、G.992.1又はG.992.2)に依存し得る。
G.997.1規格は、Uインタフェースを介するオプションのOAM通信チャネルを指定する。このチャネルが実施される場合、ATU−CとATU−Rのペアは、それを物理層OAMメッセージの搬送に使用することができる。したがって、このようなシステムの送受信器122、142は、それぞれのMIBに保持されている各種の動作データ及び性能データを共有する。
当業者に周知である1998年3月付けの「ADSLネットワーク要素管理(ADSL Network Element Management)」という題名のDSLフォーラムテクニカルリポートTR−005において、DSL NMSに関するより多くの情報を見つけることができる。上述したように、2004年5月付けの「CPE WAN管理プロトコル(CPE WAN Management Protocol)」という題名のDSLフォーラムテクニカルリポートTR−069も当業者に周知である。最後に、2004年5月付けの「LAN側DSL CPE構成仕様(LAN−Side DSL CPE Configuration Specification)」という題名のDSLフォーラムテクニカルリポートTR−064も当業者に周知である。これらの文献は、CPE側管理の異なる状況を取り扱っている。VDSLに関するより多くの情報がITU規格G.993.1(「VDSL1」と呼ばれることもある)及び新規のITU規格G.993.2(「VDSL2」と呼ばれることもある)並びに進行中のいくつかのDSLフォーラムワーキングテキストに見られ、これらはすべて当業者に既知である。追加情報が、「VDSLネットワーク要素管理(VDSL Network Element Management)」という題名のDSLフォーラムのテクニカルリポートTR−057(2003年2月)(以前はWT−068v5)、「FS−VDSL EMS−NMSインタフェース機能要件(FS−VDSL EMS to NMS Interface Functional Requirements)」という題名のテクニカルリポートTR−065(2004年3月)、及び「TR−069対応装置のデータモデルテンプレート(Data Model Template for TR−069 Enabled Devices)」という題名のテクニカルリポートTR−106、並びにVDSL2MIB要素用のITU規格G.997.1の改訂版又はATIS北米ドラフトダイナミックスペクトル管理リポート(North American Draft Dynamic Spectrum Management Report)NIPP−NAI−2006−028R4から入手可能である。さらなる情報が、「テスト&相互動作性:ADSL2/ADSL2+機能テストプラン(Testing & Interoperability:ADSL2/ADSL2plus Functionality Test Plan)」という題名のDSLフォーラムドラフトワーキングテキストWT−105、「テスト&相互動作性:VDSL2機能テストプラン(Testing & Interoperability:VDSL2 Functionality Test Plan)」という題名のWT−115、及び「DSLホームテクニカル:TR−069実装ガイドライン(DSL Home Technical:TR−069 Implementation Guidelines)」という題名のWT−121に見られる。
当業者に理解されるように、これらの文献において述べられる動作データ及び/又はパラメータの少なくともいくつかを、本発明の実施形態と併せて使用することができる。さらに、システムの説明の少なくともいくつかを本発明の実施形態に同様に適用することが可能である。DSL NMSから入手可能な各種の動作データ及び/又は情報をそこに見出すことができ、他は当業者に既知である。
図2は、LAN208によりCPEモデム又は他のDSL装置210に結合できる1つ以上のCPE側装置205を含む。モデム210は、ツイストペア又は他の適したDSL接続213によりDSLAM又は他のアップストリームDSL装置215に結合される。DSLAM215は、当業者に理解されるように、ブロードバンド遠隔アクセスサーバ(BRAS)を含む地域ネットワーク又は他のブロードバンドネットワーク等に結合することができる。自動構成サーバ(ACS)220は、インターネット等のネットワークの一部であってよく、且つ/又はそのようなネットワークに結合してもよい。ACS220は、地域ブロードバンドネットワークを通してDSLAM215に結合される。ACS220は、コントローラ225(例えば、DSL管理エンティティ、DSLオプティマイザ、DSMセンタ、制御ソフトウェア(外部結合されるのではなくACS内にあってもよい)等)への「ノースバウンド(northbound)」すなわちアップストリームインタフェース222及び1つ以上の「サウスバウンド(southbound)」すなわちダウンストリームインタフェースを有することができる。図2では、サウスバウンドインタフェース231、232は、ACS220をCPE DSL装置210及びCPE側装置205に結合する。本発明の実施形態による他のインタフェースも可能であり、以下にそれらをより詳細に考察する。
図3は、ベースとして図1の参照モデルを使用する拡張DSLシステムである。図1のシステムと異なり、図3の拡張システムは、DSLシステムに結合されたDSL管理ツール及びDSL管理エンティティを有する。図3に見られるように、DSL管理エンティティ190(例えば、ブロードバンドネットワーク170に結合されたサーバ197内に収容される)は、1つ以上のDSL装置122、142、システム内の1つ以上のME124、144、NMS150、及び/又はDSL管理ツール195等の各種システム構成要素との通信を可能にする。図3ではDSL管理ツール195は、NMS150、ME144、及びDSL管理エンティティ190に結合される。
図4は、ベースとしてTR−069リポートからの配置図を使用する拡張DSLシステムである。図4は、LAN408によりCPEモデム又は他のDSL装置410に結合できる1つ以上のCPE側装置405を含む。モデム410は、ツイストペア又は他の適したDSL接続413によりDSLAM又は他のアップストリームDSL装置415に結合される。DSLマネージャ440(例えば、コントローラ、DSL管理エンティティ、DSLオプティマイザ、DSMセンタ、制御ソフトウェア等)は、例えば、地域ブロードバンドネットワークを通してDSLAM415に結合される。DSLマネージャ440は、構成要素として、ACS及びサービス構成マネージャを含むことができ、1つ以上の「サウスバウンド」すなわちダウンストリームインタフェースを有することができる。しかし、図4では、サウスバウンドインタフェース431、434は、DSLマネージャ440をCPE DSL装置410及びDSLAM415に結合する。本発明の実施形態による他のインタフェースも可能であり、以下にそれらをより詳細に考察する。
図5Aは、システムのレイアウト及び動作を示す、DSLシステムの全体概略図を示す。本明細書では、ユーザが実際の銅線設備を介してDSLAM等とCPEモデムを介して通信するこのようなレイアウト及び他の任意のレイアウトを「フィールド(field)」システムと呼ぶことにする(擬似トポロジ構成が使用される「ラボ(lab)」システムの対語として)。いくつかの送受信器ペアが動作しており、且つ/又は利用可能な典型的なトポロジのDSL設備では、各加入者ループの部分が、マルチペアバインダ(又はバンドル)内の他のユーザのループと同じ場所に配置される。ペデスタル後、加入者宅内機器(CPE)にかなり近いところで、ループは引き込み線の形態をとり、バンドルを出る。したがって、加入者ループは2つの異なる環境を横断する。ループの一部はバインダ内に配置され得、ここで、ループは外部電磁干渉からシールドされることがあるが、漏話を受ける。ペデスタル後、引き込み線は、多くの場合、このペアが他の大半の引き込み線ペアから離れている場合には漏話の影響を受けないが、引き込み線はシールドされていないため、伝送は電磁干渉によりより大きく損なわれ得る。多くの引き込み線は、その中に2〜8本のツイストペアを有し、家庭又はボンディングへのマルチサービス(単一サービスの多重化及び多重分離)状況では、相当な漏話が引き込み部のこれらの回線間でさらに発生し得る。
一般的で例示的なDSL導入シナリオを図5Aに示す。合計で(L+M)ユーザ591、592のすべての加入者ループが、少なくとも1つの共通バインダを通過する。各ユーザは、専用回線を通して中央オフィス(CO)510、520に接続される。しかし、各加入者ループは異なる環境及び媒体を通過し得る。図5Aでは、L人の顧客又はユーザ591が、光ファイバ513及び銅ツイストペア517の組み合わせを使用してCO510に接続され、これは、一般に、FTTCab(Fiber to the Cabinet)又はFTTC(Fiber to the Curb)と呼ばれる。CO510内の送受信器511からの信号は、CO510内の光回線端末512及び光ネットワーク端末515並びに光ネットワークユニット(ONU)518により変換される。ONU518内のモデム516は、ONU518とユーザ591との間の信号の送受信器として働く。
残りのM人のユーザ592のループ527は銅ツイストペアのみであり、これはFTTEx(Fiber to the Exchange)と呼ばれるシナリオである。可能な場合、且つ経済的に実現可能な場合は常に、FTTCabのほうがFTTExよりも好ましい。その理由は、FTTCabが加入者ループの銅部分の長さを短縮させ、ひいては実現可能な速度を増大させるためである。FTTCabループの存在は、FTTExループに問題を生じさせ得る。さらに、FTTCabは、将来においてますます普及するトポロジになると予期される。このタイプのトポロジは、相当な漏話干渉を発生させる恐れがあり、各種ユーザの回線が、動作する特定の環境により異なるデータを搬送し、性能能力を有することを意味し得る。トポロジはファイバ供給「キャビネット」回線及び交換回線が同じバインダ内で混合し得るようなものであり得る。
図5Aから分かるように、CO520からユーザ592への回線は、CO510とユーザ591との間の回線が使用しないバインダ522を共有する。さらに、別のバインダ540はCO510及びCO520及び各ユーザ591、592へ/からのすべての回線にとって共通である。図5Bは図5Aのシステムに対する1つ以上の拡張を示し、拡張について以下により詳細に考察する。
図6Aに示す本発明の一実施形態によれば、制御ユニット600は、システムの使用を最適化するにあたりユーザ及び/又は1つもしくは複数のシステムオペレータもしくはプロバイダを支援するコントローラ610(例えば、DSL管理エンティティ、DSLオプティマイザ、DSMサーバ、DSMセンタ、又はダイナミックスペクトルマネージャ)等のDSLシステムに結合された独立エンティティの一部であってよい。(DSLオプティマイザは、ダイナミックスペクトルマネージャ、ダイナミックスペクトル管理センタ、DSMセンタ、システムメンテナンスセンタ、又はSMCと呼ばれることもあり、DSL管理ツールを含み、且つ/又はDSL管理ツールへのアクセスを有する。)いくつかの実施形態では、コントローラ610は、CO又は他の場所からいくつかのDSL回線を運営しているILEC又はCLECであってよい。図6Aの破線646から分かるように、コントローラ610はCO146内にあってもよく、又はCO146及びシステム内で運営しているあらゆる企業の外部にあってそれから独立していてもよい。さらに、コントローラ610は、複数のCO内のDSL及び/又は他の通信回線に結合されてもよく、且つ/又はそれらを制御してもよい。
制御ユニット600は、収集手段620及び解析手段640を含む。図6Aにおいて見られるように、収集手段620は、NMS150、AN140にあるME144、ME144により保持されるMIB148、及び/又はDSL管理ツール195(これはME144に結合されてもよく、又はME144と通信してもよい)に結合することができる。データは、ブロードバンドネットワーク170を通して(例えば、TCP/IPプロトコル又は所与のDSLシステム内の通常の内部データ通信外の他のプロトコルもしくは手段を介して)収集することもできる。これらの接続の1つ以上により、制御ユニットは、カスタマイズされたデータの集まり及び本発明の一部であるデータパラメータの集まりを含む動作データをシステムから収集することができる。データは一度に、又は時間の経過に伴って収集することができる。場合によっては、収集手段620は定期的に収集するが、データをオンデマンドで、又は他の任意の非定期的なベースで収集してもよく(例えば、DSLAM又は他の構成要素がデータを制御ユニットに送信するとき)、それにより、制御ユニット600が情報、規則、サブ規則等を所望であれば更新できるようにする。手段620により収集されるデータは、DSLシステム及び/又はその任意の構成要素の更なる動作に関する解析及び任意の判断のために解析手段640に提供される。
図6Aの例示的なシステムでは、解析手段640は、モデム及び/又はコントローラ610内のシステム動作信号発生手段650に結合される。この信号発生器650は、モデム及び/又は通信システムの他の構成要素(例えば、ADSL送受信器及び/又はシステム内の他の機器、構成要素等)への命令信号を生成して送信するように構成される。こういった命令は、許容可能なデータレート、送信パワーレベル、符号化、及び待ち時間要件に関する命令等を含み得る。命令は、制御パラメータ及び命令内で使用されるタイムスタンプ付きパラメータに関する時間関連情報も含み得る。命令は、本発明の実施形態を含め、コントローラ610が、通信システムでの各種パラメータ及びプロセスの必要性及び/又は所望度を判断した後に生成することができる。例えば、場合によっては、命令信号は、コントローラ610が通信システムの動作に対してより良く、且つ/又はより大きな制御を有することができるようにすることで、システムを使用している1人以上の顧客及び/又は操作者に対する性能の向上を支援することができる。
本発明の実施形態は、収集されたデータ、関連パラメータに関して下された判断、このようなパラメータに関する過去の判断等に関するデータのデータベース、ライブラリ、又は他のデータの集まりを利用することができる。この参照データの集まりは、例えば、図6Aのコントローラ610内(又は外)のライブラリ648として記憶することができ、解析手段640及び/又は収集手段620がこれを使用することができる。
本発明のいくつかの実施形態では、制御ユニット600は、PC、ワークステーション等の1つ以上のコンピュータ内で実施することができる。収集手段620及び解析手段640は、当業者に理解されるように、ソフトウェアモジュール、ハードウェアモジュール、又はこれら両方の組み合わせであってよい。多数のモデムと協働する場合、データベースを導入して、収集されたデータ量の管理に使用することができる。
本発明の別の実施形態を図6Bに示す。DSLオプティマイザ665は、一方又は両方が通信企業(「テルコ(telco)」)の構内695にあり得るDSLAM685又は他のDSLシステムコンポーネント上で、且つ/又はこれと併せて動作する。DSLオプティマイザ665はデータ収集・解析モジュール680を含み、データ収集・解析モジュール680は、DSLオプティマイザ665の動作データ及びDSLオプティマイザ665への動作データの収集、組み立て、条件付け、操作、及び供給を行うことができる(本発明のいかなる実施形態とも同様に、動作データは性能データを含むことができる)。モジュール680は、PC等の1つ以上のコンピュータで実施することができる。モジュール680からのデータは、解析のためにDSMサーバモジュール670に供給される。情報は、テルコ(telco)に関連しても関連しなくてもよいライブラリ又はデータベース675から入手することができる場合がある。プロファイルセレクタ690を使用して、データ、制御パラメータ、及び/又は値等のプロファイルを選択して実施することができる。プロファイル及び他の任意の命令は、DSMサーバ670の制御下で、又は当業者に理解される他の任意の適した様式で選択することができる。セレクタ690により選択されるプロファイルは、DSLAM685及び/又は他の任意の適当なDSLシステム構成要素機器で実施される。このような機器は、顧客構内機器699等のDSL機器に結合することができる。図6Bのシステムは、当業者に理解されるように、図6Aのシステムと同様にして動作することができるが、本発明の実施形態をなお実施しながら異なってもよい。
DSL管理インタフェースと併せて使用される本発明の実施形態は、大幅に、DSLネットワークの管理能力を向上させ、且つ/又はDSL機器及びサービスに関連するテストを改良することができる。そして、こういった恩恵は、より高い性能を有し、総コストがより低い機器及びサービスを提供するDSLプロバイダの機会を生み出す。
本発明の実施形態は、以下にさらに説明し定義するように、フィールドシステム及びラボシステムの両方の場合においてDSLシステム又は同様のデジタル通信システムの制御及び操作をより良く行えるようにする改良された方法、技法、コンピュータプログラム製品、装置、機器等を利用する。各種実施形態は、タイムスタンプ付与の実施(システムのより正確な測定、監視、制御等を可能にする)、カスタマイズデータ収集技法、データ及び/又は制御パラメータの拡張パラメータ定義、並びにフィールド及びラボの両設定の実施を含む。
本発明の実施形態は、DSL管理エンティティとDSLAMとの間、及びDSL管理エンティティとDSL CPEモデムとの間のインタフェースに関する。これらを図7Aに示す。図7Aのシステム710では、DSL管理エンティティ712はDSLAM(又は他のアップストリームDSL装置)714及び1つ以上のCPEモデム(又は他のダウンストリームDSL装置)716に結合される。DSLAM714及びモデム716は、DSLループ715を介して互いに結合される。DSL管理エンティティ712は、インタフェース722を使用してDSLAM714と通信する。DSL管理エンティティ712は、インタフェース724を使用してモデム716と通信する。本発明の実施形態は、これらのインタフェース722、724を使用することができる新しく改良された方法を定義する。さらに、本発明の実施形態は、「フィールド」又は「ラボ」通信システムと共に使用することができる。
以下を含む、当業者に周知の現行の各種DSL管理インタフェースがある。
−ITU−T規格G.997.1「デジタル加入者回線送受信器の物理層管理(Physical layer management for digital subscriber line transceivers)」
−DSLフォーラムTR−069「CPE WAN Management Protocol」
−ATISドラフトリポート「Dynamic Spectrum Management」NIPP−NAI−2005−031
G.997.1は、ITU−T勧告のG.992.x及びG.993.xシリーズにおいて定義されるインジケータビット及びEOCメッセージ並びにG.997.1において定義されるクリア組み込み動作チャネルの使用に基づくDSL伝送システムの物理層管理を指定する。これは、構成、故障、及び性能管理のためのネットワーク管理要素も指定する。
G.997.1は、アクセスノード(本開示のいくつかのポイントではDSLAM又は他のDSL装置と呼ばれる)と任意のネットワーク管理システムとの間のQインタフェースを定義し、本発明の実施形態ではこれをDSL管理エンティティの一部とみなすことができる。TR−069は、CPEと自動構成サーバ(ACS)との間の通信を目的としたCPE WAN管理プロトコルを記述し、本発明の実施形態ではこれをDSL管理エンティティの一部とみなすことができる。これらを図7Bに示す。この中で、
−CPEモデム746はインタフェース754を介して、
−DSLAM744はインタフェース752を介して
DSL管理エンティティ742を利用することができる。DSLAM744及びモデム746は、DSLループ745により互いに結合される。
本発明の実施形態は、以下等のG.997.1及びTR−069において定義されるインタフェースの制約の少なくともいくつかを解消する。
−データ又は制御パラメータに日付け又は時間識別能力がない
−各DSL回線のデータ収集をカスタマイズすることができない
−DSLリンク構成の制御パラメータが不十分である
−報告されるデータパラメータが不十分である。
TR−069は、付録Bにおいて「CPEパラメータ」リストを定義する。これらのパラメータにアクセスして、TR−069の付録Aにおいて定義されるリモートプロシージャ呼び出し(RPC)メソッドを使用して読み出し又は(そのサブセットの書き込み)を行うことができる。本発明の実施形態例は、主に、TR−069の表61の以下の「副題」の下にあるパラメータに焦点をあてる。
−InternetGatewayDevice.WANDevice.{i}.WAN−DSLInterfaceConfig、及び
−InternetGatewayDevice.WANDevice.{i}.WAN−DSLDiagnostics
上記副題の最初の副題の下にあるパラメータのいくつかは、「現在」値を保持するものとして定義される。例えば、以下である。
−アップストリーム減衰
−ダウンストリーム減衰
−アップストリームパワー
−ダウンストリームパワー
しかし、これらのパラメータの更新の完了には複数の動作(それぞれ相当な処理遅延を有する)が必要とされるため、「現在」の定義は捕らえにくい。場合によっては、DSL機器がこれらのパラメータを常に更新することが不可能なことがある。したがって、これらのパラメータが最後に更新されてから経過した厳密な時間の長さは本当には分からない。
上記副題のうちの2番目の副題の下で定義されるパラメータは、診断動作が完了した後でのみの使用を意図される。しかし、これらのパラメータの大半は、診断動作なしで計算することも可能である。モデムの通常初期化中に導き出すことができ、又はショータイム中に更新することさえ可能である。しかし、これらのパラメータが最後に計算/更新された厳密な時間を知らないという問題が残る。
最後に、これらのパラメータにアクセスして書き込みを行うという問題がある。既存の方式では、既知の遅延及び/又は指定された遅延を有して書き込み動作をスケジュールする方法がない。これは、例えば、複数の書き込みパラメータを指定の順番で書き込む必要がある場合に望ましいことがある。
G.997.1のセクション7には、管理情報ベース(MIB)要素が定義されており、Qインタフェースを通してこれらのうちのどれに対して読み出し及び書き込みを行えるかが説明されている。TR−069との状況と同様に、最後に更新された時間が分からない要素がある。特に、「回線テスト、診断、及び状態パラメータ(Line Test,Diagnostic and Status Parameters」グループ(G.997.1の表7−23及び7−24による)の下にある要素の大半は、計算時間が不明瞭なものである。このような計算は、以下の時間のうちの任意の時間中に行われ得る。
−診断実行
−モデムの通常初期化
−モデムの通常動作(ショータイム)
一方、MIB要素への書き込みは、制御パラメータがいつ実行され、且つ/又は実施され得るかをスケジュール又は識別する能力を何等含まない。書き込み動作の実行及びモデム又は他のDSL装置の即時再初期化の強制と、モデムがショータイムを終了させずに、又は通常動作を中断させずに優雅にモデムが適応するものと予期しての書き込み動作とを区別する方法がない。このような特徴を必要とする要素の例は、「回線構成プロファイル(Line Configuration profile)」及び「チャネル構成プロファイル(Channel configuration profile)」グループ(G.997.1の表7−9〜7−12による)の下に見られる。
タイムスタンプの欠如に関連する現行の勧告の制約の他に、DSLシステムは、図に見られるように複数の構成要素からなり得る。このような構成要素は、常に共通の基準クロックを共有するとは限らない。1つ以上のデータ又は制御パラメータがある構成要素から別の構成要素に渡される場合、データ収集の時間(又は、例えば、制御パラメータの適用又は他の任意の時間関連動作の時間)に関する情報が失われたり、又は異なるフォーマットもしくは異なる値に変換する必要があり得る。図5Bはこの状況を例示しており、パラメータがDSLオプティマイザ505(又はスペクトル管理センタ、DSLマネージャ、コントローラ、DSMセンタ等の他のコントローラ)、DSLAM管理エンティティ504、ATU−C503、ATU−R502、及びCPE管理エンティティ501等の複数のエンティティ間で交換される。図5BのDSLシステムの各構成要素は、独立したクロックを有するものもあり、クロックを共有することができないものもあり、又は、例えばインタフェースの制約により他の構成要素に信頼性のあるクロック情報を提供することができないものもあり得る。本発明の実施形態は、このようなシステムのこの制約に対処する。このような制約の結果、データ及び/又は制御パラメータにタイムスタンプを付与する機構とのインタフェースが必要である。さらに、タイムスタンプの使用により、例えば、インパルス雑音イベント間での(DSLオプティマイザにより指定されるタイムスタンプで収集されるデータに基づく)測定ウィンドウの計算等の各種イベント間持続時間を直接計算することが可能になる。このような例では、各インパルス雑音発生にタイムスタンプを関連付けることができ、これにより、当業者に理解されるように、インパルス雑音イベントの持続時間、連続したインパルス雑音イベントの時間期間、及び確率分布、平均、標準偏差、メジアン、最小/最大値等を含む上記持続時間の統計等のような数量を導き出すことができる。
本発明によれば、タイムスタンプには、最後に更新された時間(読み取り専用パラメータの場合)又は実施すべき時間(書き込みパラメータの場合)の時間指示と共にTR−069の「CPEパラメータ」又はG.997.1の「MIB要素」を関連付けることができる。この一例を図8Aに示す。パケット810は、動作パラメータの名称812及び値814が関連付けられたタイムスタンプ816を含む。読み取り専用(データ)パラメータの場合、タイムスタンプは以下のタイプの情報のうちの1つ以上を含むことができる。
−特定のフェーズ中及び/又は診断、通常初期化、又はショータイム等の特定の動作モードのときに更新が実行されたか?
−時間基準(例えば測定ウィンドウ計算の際に有用であり得る、例えば最新の再初期化の開始時間又は絶対時間)に対して更新がいつ実行されたか?
書き込み(制御)パラメータの場合、タイムスタンプは以下のタイプの情報のうちの1つ以上を含むことができる。
−更新により初期化が強制されるか?
−更新が即座に実行されるか、特定の遅延後に実行されるか、又は次の初期化時に実行されるか?
−既知の時間基準に対する更新の遅延はどのくらいか?
当業者に理解されるように、一般概念を任意の複数の手法で実施することができる。図8Bに示す一手法では、同一のタイムスタンプ826に関連するデータ及び/又は制御パラメータ822、824を単一のパケット820に共にグループ化して、DSL管理インタフェースを介して転送することができる。したがって、単一のタイムスタンプがすべてのパラメータに関連付けられる。
別法として、パラメータのタイミング情報を提供するために、タイムマーカを定義して使用することができる。例えば、図8Cでは、動作パラメータ832にパケット830内のタイムマーカ834が関連付けられる。いくつかのタイムマーカを図8Cの表に示すように定義することができる。次に、各動作パラメータに、予め定義されたタイムマーカの1つを関連付けることができる。当業者に理解されるように、タイムマーカの使用は、以下のステップを使用してTR−069RPCメソッドの拡張として実施することができる。
1.Time Marker(タイムマーカ)を記憶するために、CPEパラメータの新規セットを導入しなければならない。
2.Time−Markerを構造メンバの1つとして含むように、ParameterValueStruct構造定義(TR−069のA.3.2.1の表11による)を拡張して、新しい構造ParameterValueTimeStructを作らなければならない。
3.ParameterListアレイ内にParameterValueTimeStruct要素が可能なように、GetParameterValuesメソッド(TR−069のA.3.2.2による)を拡張しなければならない。GetParameterValuesが呼び出されてタイムクリティカルCPEパラメータの値を読み出すときは常に、Time MarkerもParameterListに含まれるべきである。
4.ParameterListアレイ内にParameterValueTimeStruct要素が可能なように、SetParameterValuesメソッド(TR−069のA.3.2.1による)を拡張しなければならない。SetParameterValuesが呼び出されて、タイムクリティカルなCPEパラメータに書き込まれるときは常に、対応するTime MarkerもParameterListに含まれるべきである。
したがって、そのうちの1つ以上を図10Aに示す本発明のいくつかの実施形態によれば、DSLラボ及び/又はフィールドシステムを動作させる方法1000(及び/又はこのような方法を実施するコンピュータプログラム製品)は、1つ以上の動作パラメータ(例えば、読み出し、データ、書き込み、制御、動作等の各パラメータ)と併せて使用されるタイムスタンプを付与することを含むことができる。一般に、1020において、1つ以上の動作パラメータが提供され、1050において、タイムスタンプがその/それらのパラメータに添付される。次に、1060において、DSLシステムの動作の際に(例えば、データパラメータ又は制御パラメータとして)動作パラメータを使用するか、又はDSLシステム(フィールドDSLシステム、以下により詳細に説明する図9に示すシステム等のラボDSLシステム等であってよい)の動作を支援するために使用することができる。上述したように、タイムスタンプの添付は、タイムスタンプに動作パラメータの名称及び値を関連付けることにより、又は本明細書において説明され、当業者に明らかな他の方法で実施してよい。本発明を使用できるDSL装置は、モデム、DSLAM、回線カード、遠隔端末、回線端末、構成要素管理システム、自動構成サーバ、要素管理システム等を含む(がこれらに制限されない)。本発明の実施形態は、本明細書において図示し考察するようなDSLシステム及び当業者に既知の他のシステムで実施することができる。このタイムスタンプの説明は、すべてのDSLシステム構成要素が共通の時間基準を有する事例に当てはまる。
データパラメータ(すなわち、読み取り専用のパラメータ)が関わる場合、タイムスタンプはフェーズID及び/又は時間基準であってよい。フェーズIDは、データパラメータが最後に更新されたときのDSL又は他のシステムの動作モード又は動作のフェーズに関連する他の任意の時間的記述を識別することができる。動作モードの例としては、診断、通常初期化、ショータイム等が含まれる。時間基準は、絶対時間により定義される時点、1つ以上のフェーズ遷移(例えば、初期化からショータイムへの)に相対する時点、1つ以上のフェーズ定義イベントに相対して定義される時点(例えば、ショータイムになってから30秒、最後に初期化が行われてから564秒等)等であってよい。
制御パラメータ(すなわち、書き込まれるパラメータ)が関わる場合、タイムスタンプは、例えば、更新により初期化が強制されるか否かに関する情報、更新がいつ実行され、且つ/又は実施されるかに関する情報、既知の時間基準と更新の実行及び/又は実施との間の任意の遅延に関する情報等であってよい。他の有用且つ実施可能なタイムスタンプが当業者に既知である。そして、当業者に理解されるように、各種数量のタイムスタンプの間隔の計算も可能であり、それにより、例えば、測定ウィンドウ及び/又はイベント数、変更数、又はこのような計算間隔中の関心のある他の数量を計算する。
いくつかの動作パラメータに同じタイムスタンプを割り当てる必要がある、又は割り当てるべきである場合、上述したように、動作パラメータのグループ化を利用することができる。例えば、いくつかの動作パラメータを共にグループ化し、それから単一のタイムスタンプをそのグループに添付することができる。他の場合では、タイムスタンプのグループを定義し、タイムマーカにより識別することができる。次に、定義されたタイムマーカの1つを動作パラメータに関連付けることにより、動作パラメータへのタイムスタンプの添付を達成することができる。
一例を図10Bに示す本発明の別の実施形態では、DSLシステム内の構成要素間の通信の調整又は同期を利用してタイムスタンプを得ることができる。方法1001によれば、1070において、第1のDSL構成要素が、要求又は他の開始通信を第2のDSL構成要素に送信する(この要求は、第1のDSL構成要素に従った現在時間を含むタイムスタンプを含み得る)。1080において、第2のDSL構成要素が、第2のDSL構成要素に従った現在時間を含むタイムスタンプを含む応答で応答する。通常、第2の構成要素からの応答は、開始通信後に受信される。第2のDSL構成要素が応答を第1のDSL構成要素に送信する時間期間が比較的短いため、第1のDSL構成要素は、応答に含まれるタイムスタンプを使用して、第2のDSL構成要素と同期することができる。1090において、このようなタイムスタンプが割り当てられる/作成される。このように、DSLシステム内の1つ以上の構成要素(図5Bの例示的なシステムに示される構成要素等)が、このような任意の同期イベントを使用することができる。当業者に理解されるように、他の任意のタイプの同期イベントを使用して、タイムスタンプのベースとして機能する時点を確立してもよい。別の実施形態では、第1のDSL構成要素が要求を第2のDSL構成要素に送信せずに、第2のDSL構成要素が、タイムスタンプを含むメッセージを第1のDSL構成要素に定期的に送信してもよい。さらに、これもまた当業者に理解されるように、開始通信と応答通信又は確認との間に、タイムスタンプの必要精度に対して無視できる遅延を実施してもよい(例えば、タイムスタンプに要求される精度が単に数時間である場合、数分の遅延は無視できる)。
この技法の別の実施形態は、1070において、第1のDSL構成要素(例えば、ATU−C、ATU−R、DSLAM管理エンティティ、CPE管理エンティティ等)が一連のコマンドを第2のDSL構成要素に送信し、この後、1080において、第1の構成要素が対応する応答を受信する方法を含む。一連のコマンドは以下であってよい。
1.1つ以上のパラメータの更新を要求する。例えば、ITU−T G.993.2勧告(VDSL2)のEOCチャネルを使用しての「テストパラメータ更新」コマンド。
2.パラメータ読み取り動作を実行する。例えば、ITU−T G.993.2勧告(VDSL2)のEOCチャネルを使用しての「PMDテストパラメータ読み取り」又は「管理カウンタ読み取り」。
3.1090において、更新要求が送信された時間をパラメータのタイムスタンプとして記録する。
本発明の別の実施形態では、DSLシステムの第1の構成要素(例えば、ATU−C、ATU−R、DSLAM管理エンティティ、CPE管理エンティティ等)が、DSLシステムの第2の構成要素への応答に、パラメータが測定された時間についての情報を含む場合、タイムスタンプを得ることができる。例えば、VDSL2(表11−26/G.993.2参照)の「PMDテストパラメータ読み取り」応答は、時間/日付フィールドを組み込むことができる。このようなフィールドは、単一のパラメータ(例えば、「1回の読み取り」)又は複数のパラメータ(例えば、「複数回の読み取り」、「次の複数回の読み取り」、「ブロック読み取り」等)に適用することができ、フィールドは、1つ以上のパラメータが測定された厳密な時間を表す。報告されるいくつかの数量は、最後の測定期間からの測定イベントの1つ以上の累積値であってもよい。両方にタイムスタンプが付与される場合、時間間隔あたりのイベント数を、タイムスタンプの差で割った値として計算することができる。さらに、イベントの持続時間及び連続したイベント間の時間期間、並びに分布、平均、分散、メジアン、最大値、及び最小値を含むこのような数量の統計を導き出すことができる。このような適応が本発明の一環であり、以下の特許請求の範囲内に含まれることを当業者は理解しよう。
当業者に理解されるように、本発明の実施形態を使用するコンピュータプログラム製品は、機械可読媒体及び機械可読媒体に含まれるプログラム命令を含むことができる。プログラム命令は、本明細書において説明する方法のうちの1つ以上によりDSLシステムを動作させる方法を指定する。
TR−069では、DSL物理層パラメータのデータ収集は、すべてのCPEに対して全く同じ方法で行われる。
−InternetGatewayDevice.WANDevice.{i}.WAN−DSLInterfaceConfig.パラメータは現在値(例えば、DownstreamNoiseMargin)を保持すべきである。
−InternetGatewayDevice.{i}.WAN−DSLDiagnostics.パラメータは、最後の診断セッション(例えば、SNRpsds)からの値を保持すべきである。
−InternetGatewayDevice.{i}.WAN−DSLInterfaceConfig.Stats.Total.パラメータは、合計統計(例えば、データ収集開始からのFECErrors)を保持する。
−InternetGatewayDevice.{i}.WAN−DSLInterfaceConfig.Stats.Showtime.パラメータは、最新のショータイムから累積された統計を保持する。
−InternetGatewayDevice.{i}.WAN−DSLInterfaceConfig.Stats.LastShowtime.パラメータは、2番目に最近のショータイムから累積された統計を保持する。
−InternetGatewayDevice.{i}.WAN−DSLInterfaceConfig.Stats.CurrentDay.パラメータは、現在日中に累積された統計を保持する。
−InternetGatewayDevice.{i}.WAN−DSLInterfaceConfig.Stats.QuarterHour.パラメータは、現在の15分間中に累積された統計を保持する。
データ収集開始、最新ショータイム等からの秒数を示すパラメータもある。
この手法は、各回線で独立してデータ収集を調整する能力を欠いている。例えば、問題のある回線又は他の回線の場合、安定した回線と比較してより頻繁にデータを収集できることが望ましいことがある。追加のデータを使用して問題を診断し、解決策を示唆することができる。一方、通常、すべての回線にかなり頻繁にデータ収集するように要求することは、関わるすべての回線で正当化できるわけではないはるかに高いメモリ及び通信帯域幅が必要になるため、非現実的である。
G.997.1には、以下のMIB要素がある。
−回線性能監視パラメータ(例えば、エラー秒数)
−チャネル性能監視パラメータ(例えば、FEC補正)
−ATMデータパス性能監視パラメータ(例えば、HEC違反)
これらの要素の場合、15分間及び24時間にわたるカウンタが定義される。エラー秒数、重大エラー秒数、及び不稼働秒数の場合、過去の、1間隔15分間で16間隔分のカウンタも記憶される(7.2.7.9参照)。
(1)回線テスト、診断、及び状態パラメータ(例えば、SNRマージンダウンストリーム)及び(2)チャネルテスト、診断、及び状態パラメータ(例えば、実際のインタリーブ遅延)のMIB要素もある。これらの要素は「現在」値のみを記憶する。
最後に、パラメータを監視するための閾値を記憶するMIB要素がある。閾値(15分間及び24時間にわたって定義される)を超える場合、「閾値リポート」が生成され、Qインタフェースを介して送信される。
TR−069のように、G.997.1でのMIB要素の定義では、各回線にカスタマイズされたデータ収集ができない。したがって、問題のある回線についてより多くの情報を収集できるように、特定のパラメータをより高速のレートで収集すること(又は所与の時間期間以内により多くのデータポイントを収集すること)は不可能である。
本発明の実施形態は、カスタマイズされ、且つ/又は適応性のデータ収集を可能にして、各CPE、DSLAM、又は他のDSL装置に個々にデータ収集手続きを定義する。異なる瞬間にそれぞれ対応する各パラメータの複数の値が記憶される。パラメータ値が記憶される時間は、各DSL装置に向けて個々にプログラムされる。このように収集されたパラメータ値に、タイムスタンプフィールドを関連付けることができる。
一例に、本発明の一実施形態の恩恵及び実施態様を示す。時折の監視しか必要ないCPE Aが安定した回線であると仮定する。この場合、以下の表に示すように、パラメータ(SNRマージン等)を頻繁にではなく、又は「通常」ベース(例えば、1時間毎)に収集して、単に、回線が安定した状態のままであることを確認する。
Figure 2009510977
しかし、CPE Bが問題のある回線の場合、より密な監視を行って不安定性の原因を特定することができる。この場合、以下の表に示すように、問題が発生する時間をより正確に特定するために、SNRマージン等のパラメータをより頻繁に(例えば、15分毎に)収集すべきである。
Figure 2009510977
DSLループの安定性は、1つ以上の性能パラメータを測定し、このようなパラメータを所定の閾値と比較することにより測定することができる。このような比較は、任意の現在データ及び/又は履歴データに対して、そしてダウンストリーム及び/又はアップストリーム伝送に対して行うことができる。このような性能パラメータは、データレート、SNRマージン、FECエラー、デコーダエラー、回線/雑音/SNR特性、レイテンシパス報告データ、インパルス雑音統計、最大達成可能データレート、再トレーニングカウント、コード違反、報告DSL欠陥他を含むことができる。
一般に、本発明によるカスタマイズされたデータ収集は、各パラメータ(又はパラメータグループ)に以下の変数のうちの1つ以上を関連付ける必要があり得る。
−データ収集開始時間
−データ収集期間
−データ収集終了時間、又はデータ収集ポイントの総数
第1及び第3の変数はいくつかの実施形態において省いてよい。
本発明によるカスタマイズされたデータ収集は、当業者に理解されるように、TR−069又はG.997.1と容易に統合することができる。TR−069の場合、以下のステップを使用してTR−069の動作を補強することができる。
−カスタマイズされたデータ収集を指定する新しいCPEパラメータ(又はMIB要素)を作らなければならない。
−カスタマイズデータ収集機能を有するCPEパラメータ(又はMIB要素)をベクタタイプに拡張しなければならない。データ収集がベクタを埋めると常に、データ収集を停止しなければならないか、又は新しい値で最も古い値を上書きしなければならない。
最後に、「閾値リポート」によりTR−069を使用してのデータ収集を拡張することができる。これを実現する単純な方法は、SetParameterAttributesメソッド(TR−069のA.3.2.4による)を変更することによる。現在、SetParameterAttributesStruct構造内のNotificationフィールドをセットすることにより、CPEは、特定の閾値を超えているパラメータをDSL管理エンティティに通知することができる。別法として、パラメータ値が閾値を下回ったときに通知を送ってもよい。トリガフィールドは以下の許容値を有することができる。
−トリガイベントが値の任意の変更であることを示す特別な値
−通知をトリガする閾値の範囲
本発明の1つ以上の実施形態によるDSLループでの適応データ収集方法を図11及び図12に示す。図11の方法1100は、1110において、カスタマイズ収集する1つ以上のデータパラメータを選択することで開始され、これは、DSLループが、TR−069又はG.997.1による通常のデータ収集動作等の第1のデータ収集手続きを使用している間に、DSLループの性能を評価することを含むことができる。次に、1120において、DSLループ性能の評価に基づくDSLループの第2のデータ収集手続きを決定することができる(例えば、ループの性能を評価するためのデータ収集の頻度を上げるか、又は下げるか、或いは収集を行うデータポイント数を上げるか、又は下げるか)。1120において、異なるデータ収集手続きが決定され、且つ/又は定義されると、1130において、属性をコントローラ(例えば、DSL管理エンティティ)からDSL装置(例えば、CPEモデム)に送ることができ、その後、1140において、各データパラメータの値/値のベクタをDSL装置からコントローラに送ることにより、第2のデータ収集手続きを使用するようにDSLループの動作を適合させることができる。したがって、このような方法の実行中に調整されるのはデータ収集頻度であり得る。
図12の方法1200で示すように、閾値リポートが使用される場合、1210において、データパラメータが選択され、1220において、1つ以上の属性が割り当てられる。ここでも、1230において、属性はコントローラからDSL装置に送られ、その後、1240において、閾値条件が満たされたときに、データパラメータ値がDSL装置から再びコントローラに送られる。
当業者に理解されるように、このような方法は、データ収集がループ単位で適当であることができるように、DSLバインダ又は他の任意の適したグループ内のすべてのループに適用することができる。このような方法は、コンピュータプログラム製品又はDSLオプティマイザ、DSMセンタ等の何等かの種類のコントローラにより行うことができる。さらに、これらの方法は、1つ以上の動作パラメータを適宜検討して評価できるように拡張することができる。このような各動作パラメータに対して、データ収集開始時間、収集期間、及び終了時間を指定することができる。場合によっては、上述したように、各動作パラメータにデータ収集期間を指定する必要があるだけの可能性がある。このような方法が使用されるループは、最大値、最小値、動作パラメータ値の十分な変化等の動作パラメータの閾値又は範囲が達成されるとき、又は失われるときは常に、又は動作パラメータ値が指定範囲外又は内にある場合、コントローラ等に通知するようにプログラムし、且つ/又は構成することもできる。上述したように、これらの方法のうちの1つ以上は、当業者に理解されるように、TR−069及び/又はG.997.1の拡張として実施することができる。
TR−069では、DSL物理層パラメータは以下の副題の下で定義される。
−InternetGatewayDevice.WANDevice.{i}.WAN−DSLInterfaceConfig.
−InternetGatewayDevice.WANDevice.{i}.WAN−DSLDiagnostics.
これらのパラメータのいずれも、DSL診断のトリガに使用されるInternetGatewayDevice.WANDevice.{i}.WAN−DSLDiagnostics.LoopDiagnosticsStateを除き、DSL管理エンティティにより書くことができない。
TR−069のこの制約は、CPEのDSL物理層を構成する唯一のパスが、G.997.1により提供される手段を通して、又は初期化中にDSLAMとCPEとの間で実行されるメッセージ交換を通してであることを暗に示す。しかし、この解決策は種々の状況で問題がある。
DSLAM制御の破断−特定の状況では、実装の問題によりDSL管理エンティティからのCPEパラメータの制御が不可能である。通信パスが破断し得るいくつかのポイントがある。パスが適切に動作するには、多数の要素が適切に機能する必要があり、Qインタフェースは必要な制御機構を含まなければならず、管理部分のDSLAM実装を完了しなければならず、DSLAMとCPEとの間のメッセージオーバヘッドパスは正しく実装されなければならず、管理部分のCPE実装を完了しなければならない。
G.997.1CPE構成パラメータセットの制限−現在、G.997.1においてプログラム可能として現在定義されていないCPEパラメータの多くをプログラム可能にすることが有利である。例えば、N、R、D、S、及びI等のインタリーブパスパラメータをプログラム可能なことが有用である。
パラメータ値がCPEに提供されるのが遅すぎる−いくつかのパラメータ(例えば、最大SNRマージン)は、各種初期化段階中DSLAMからCPEに通信される。しかし、CPEは、リンクを最適化するためにこういったパラメータ値をはるかに初期に知る必要があり得る。例えば、最大SNRマージンの場合、CPEは初期の段階で適正な伝送PSDレベルを判断しなければならない。
CPEのDSL構成制御に関連するいくつかのG.997.1の制約については上述した。さらに、G.997.1MIB要素は、DSL管理に有価値のいくつかの構成パラメータを欠いている。追加の有用な要素を以下に考察する。
CPEのDSL構成制御を向上させる本発明の実施形態を使用して、DSL管理エンティティ等のコントローラにより特定のCPEパラメータをプログラム可能にすることができる。いくつかの実施形態では、先に説明したように、且つ当業者に理解されるように、このようなプログラム可能CPEパラメータの新しい値にタイムスタンプを関連付けることが好ましいことがあり得る。
この場合、コントローラ(DSL管理エンティティ)により直接プログラムされる値とDSLAMにより指示される値との間に発生し得る競合について疑問が生じ得る。このような競合を解消する各種の方法がある。
−競合の場合にDSLAM値を優先させるか、それともDSL管理エンティティ値を優先させるかを示すようにCPEパラメータを定義することができる。
−DSL管理エンティティにより指示される1つ以上の値がリンク故障又は他の何等かの異常な状況に繋がる場合、CPEパラメータをリセットすることができ、且つ/又は優先権を有するDSLAM値でリンクを再初期化することができる。リンクが再確立された後、CPEは異常な状況をDSL管理エンティティに報告することができる。
本発明と併せてDSL構成のためにCPEモデムと使用可能な制御パラメータのリストを以下の表3に示し、この表は、パラメータ及びもしあればコメントを括弧で括って列挙する。
Figure 2009510977
Figure 2009510977
したがって、図13に示すように、本発明の実施形態を使用して、DSLシステムを動作させる方法1300は、1310において、TCP/IPベースのプロトコルを介してDSLシステム(又はラボ又はフィールドDSLシステムであってよいDSLシステム内の少なくとも1つ以上のDSL装置)を制御し、且つ/又は操作する制御パラメータを受け入れる少なくとも1つのCPEモデム装置を提供することで開始することができる。CPEモデムには、関連するタイムスタンプを提供することもできる。1320において、少なくとも1つの動作パラメータ(例えば、表3からのパラメータの1つ以上)を書き込み可能制御パラメータとしてDSL装置に提供することができ、1330において、値を書き込み可能制御パラメータに書き込めるようにして、書き込み済み制御パラメータ値を作る。1340において、書き込み済み制御パラメータ値を使用してDSL装置を操作することができる。DSL装置は、先に提供されるタイムスタンプに対応する時間に制御パラメータ値を実行することができる。本明細書において開示する他の技法と同様に、DSL装置は、CPEモデム、DSLAM、遠隔端末、回線端末、構成管理システム、要素管理システム、又はシステムで使用可能な他の任意のタイプのDSLモデムを含む(がこれらに制限されない)任意の適した装置であってよい。
上述したように、競合が発生し得る。本発明の実施形態は、書き込み済み制御パラメータ値の優先を認める、競合するパラメータ値の優先を認める、又はDSL装置が動作しているDSLループの再初期化等の任意の適した優先順位付け方式を使用することにより、書き込み済み制御パラメータ値と競合するパラメータ値との競合を解決することができる。ここでDSLループの再初期化は、書き込み可能制御パラメータをデフォルトパラメータ値に再設定することを含むことができる。DSLループの再初期化は、コントローラに任意のパラメータ競合を報告することを含むこともできる。いくつかの場合では、デフォルトパラメータ値は競合するパラメータ値であってよい。
本発明のこれらの実施形態は、G.997.1及び/又はTR−069の下の各種パラメータに適用することができる。したがって、これらの方法は、DSL管理エンティティとDSL装置との間のインタフェースの少なくとも一部として実施することもできる。本発明による方法のうちの1つ以上を実施する各種コンピュータプログラム製品を当業者により実現することができる。
TR−069及びG.997.1MIB要素において定義されるCPEパラメータは、DSL管理に有価値である多くの重要なデータパラメータを欠いている。本発明と併せてのDSL構成のためにCPEモデム又はアップストリーム装置(例えば、DSLAM)と併せて使用可能なデータパラメータのリストを以下の表4及び表5に示す(表3と同様に、パラメータに関するコメントがパラメータ識別と共に括弧付きで提供される)。
Figure 2009510977
Figure 2009510977
Figure 2009510977
Figure 2009510977
したがって、図14に示すように、本発明の実施形態を使用して、DSLシステムを動作させる方法1400は、1410において、DSLシステム(ここでも、ラボ又はフィールドDSLシステムであってよい)により測定されるデータパラメータを提供する要求をDSL管理エンティティから受け入れる少なくとも1つのCPEモデム又はアップストリームDSL装置(例えば、DSLAM)を提供することで開始される。1420において、少なくとも1つの動作パラメータ(例えば、DSL装置のタイプに応じて表4又は表5からのパラメータのうちの1つ以上)を、読み取り可能データパラメータとしてDSL装置に提供することができる。動作パラメータに関連するタイムスタンプも提供されて、読み取り可能データパラメータの測定時間を示す。1430において、DSL装置が値を読み取り可能データパラメータに割り当てて、割り当て済みデータパラメータ値を作成する。タイムスタンプも読み取り可能データパラメータに割り当てられる。その後、1440において、DSL装置は、割り当て済みデータパラメータ値及び割り当て済みタイムスタンプを含む応答をDSL管理エンティティに送信することができる。本明細書において開示される他の技法と同様に、当業者に理解されるように、DSL装置は、いくつかの場合では、CPEモデム、DSLAM、遠隔端末、回線端末、構成管理システム、要素管理システム、又はシステムで使用可能な他の任意のタイプのDSLモデムを含む(がこれらに制限されない)任意の適した装置であってよい。
より詳細に後述するように、本発明の1つ以上の実施形態を実施する制御ユニットは、コントローラ(例えば、DSL管理エンティティの一部又はDSL管理エンティティを含み得るDSLオプティマイザ、ダイナミックスペクトルマネージャ、又はスペクトル管理センタ)の一部であってよい。コントローラ及び/又は制御ユニットは、どこに配置してもよい。いくつかの実施形態では、コントローラ及び/又は制御ユニットはDSL COに存在するが、他の場合では、CO外にある第三者により操作されてもよい。本発明の実施形態と併せて使用可能なコントローラ及び/又は制御ユニットの構造、プログラミング、及び他の特定の特徴は、本開示を検討した後、当業者に明らかになろう。
本発明の実施形態の以下の例のいくつかは、例示的な通信システムとしてDSLシステムを使用する。これらのDSLシステム内では、特定の決まり事、規則、プロトコル等を使用して、例示的なDSLシステムの動作並びに顧客(「ユーザ」とも呼ぶ)及び/又はシステム上の機器から入手可能な情報及び/又はデータを記述することができる。しかし、当業者に理解されるように、本発明の実施形態は各種通信システムに適用することができ、本発明はいかなる特定のシステムにも制限されない。本発明は、サービス品質を制御パラメータに関連し得る任意のデータ伝送システムで使用することができる。
各種ネットワーク管理要素がDSL物理層リソースの管理に使用され、各要素はDSLモデム対内のパラメータ又は関数をまとめて、又は個々の端末において参照する。ネットワーク管理フレームワークは、エージェントをそれぞれ含む1つ以上の被管理ノードからなる。被管理ノードは、ルータ、ブリッジ、スイッチ、DSLモデム等とすることができる。多くの場合、マネージャと呼ばれる少なくとも1つのNMS(ネットワーク管理システム)が被管理ノードの監視及び制御を行い、これは、通常、一般のPC又は他のコンピュータに基づくものである。マネージャ及びエージェントは、ネットワーク管理プロトコルを使用して管理情報及びデータを交換する。管理情報の単位はオブジェクトである。関連するオブジェクトの集まりが管理情報ベース(MIB)として定義される。
本発明の実施形態は、上述した「フィールド」DSLシステムと併せて使用することができる。さらに、本発明の実施形態は「ラボ」システムと併せて使用することができる。図9は、1つのこのようなラボ構成910を示す。自動テスト機器912がループ/雑音ラボシミュレータ914に結合される。このようなラボシミュレータは当業者に周知であり、各種機能を使用して、DSLバインダ等の実際のDSLループ又はループ群を再現することができる。ラボシミュレータは、伝送環境の挙動をシミュレートするハードウェア及び/又はソフトウェア機器である。テスト機器912は、ラボシステム910のその他のモジュールを制御するハードウェア及び/又はソフトウェアであってよく、測定データをこれらの他の装置から収集することができる。図9に示すように、装置912はCPEモデム916及びDSLAM918にも結合される。これらの各装置916、918はループ/雑音ラボシミュレータに結合されて、所与のDSLループを再現する。最後に、パケットトラフィックテスタ920が装置912、916、918に結合されて、テスタ920がこれらの各種装置からデータを収集できるようにする。テスタ920は、パケットトラフィックを生成してテストするハードウェア及び/又はソフトウェアである。これは、アップストリーム(CPEからDSLAMへの)トラフィック及びダウンストリーム(DSLAMからCPEへの)トラフィックに対して行うことができる。
構成910は、当業者に理解されるように、モジュール間に適当な接続を含むことができる。例えば、DSLAM918とラボシミュレータ914との接続及びCPEモデム916とラボシミュレータ914との接続は、短ケーブル接続とすることができる。DSLAM918とパケットトラフィックテスタ920との接続及びCPEモデム916とパケットトラフィックテスタ920との接続は、標準インタフェース及び接続手段とすることができる。DSLAM918と自動テスト装置912との接続は、本発明の実施形態及び/又はG.997.1により定義されるインタフェース、動作パラメータ等を使用することができる。同様に、CPEモデム916と自動テスト装置912との接続は、本発明の実施形態及び/又はTR−069により定義されるインタフェース、動作パラメータ等を使用することができる。最後に、ラボシミュレータ914と自動テスト装置912との接続及びパケットトラフィックテスタ920と自動テスト装置912との接続は、標準インタフェース及び接続手段とすることができる。
本発明の実施形態は、DSLAM及びCPE機器の自動テストに使用することができる。このような技法は、本明細書において考察される本発明の各態様、TR−069、及び/又はG.997.1により定義されるインタフェースを利用することができる。以下に説明するように、本発明の使用は、ラボシステム設定でのこのようなテストに特に有利である。DSL機器を自動テストする一構成を図9に示す。
多くのDSL機器テストは、以下のステップにより定義することができる。
(a)ラボシミュレータを構成する。
(b)DSLAM及びCPEモデムを構成する。
(c)パケットトラフィックテスタを構成する(いくつかのテストでのみ必要)。
(d)DSLAM及びCPEモデムからデータを収集する。
ステップ(a)及び(d)は、同じテスト中に繰り返すことができる。これらの方法の他の変形が当業者には明らかであろう。
図9の構成を使用して、DSL機器をテストするプロセスを自動化することができる。自動テスト装置912を使用して、各テスト中に行われるステップを制御し、調整する。当業者に理解されるように、各種テストを実行して、「フィールド」システム設定で使用され得る機器及び技法を評価し、タイプの異なる機器の性能を確認することができる。
具体的には、各テストにおいて、自動テスト装置は以下を実行する。
−ループ及び雑音条件を指定するコマンドをラボシミュレータに送信する。
−本発明、G.997.1、及び/又はTR−069の制御パラメータを使用して、テスト定義に指定されているようにDSLAM及びCPEモデムを構成する。
−トラフィックの生成及びテストを開始するコマンドをパケットトラフィックテスタに送信する。
−本発明、G.997.1、及び/又はTR−069のデータパラメータを使用して、DSLAM及びCPEモデムから測定値を収集する。
テストの完了後、収集された測定値を期待値と比較して、合格結果又は不合格結果を生成する。他の場合では、当業者に理解されるように、収集された測定値を他の目的で使用することができる。
本発明の実施形態は、他の確認テスト方法と比較していくつかの利点を有する。上述した手法において、本発明、G.997.1、及び/又はTR−069のインタフェース及び/又は動作パラメータを以下に使用することにより大きな恩恵を実現することができる。
−DSLAM及びCPEの制御パラメータの構成、及び
−DSLAM及びCPEからのデータパラメータの収集
上の目的のために本発明を使用することは、様々な理由により特に有利であり、その理由のうちのいくつかを以下に概説する。
利点1−単一インタフェース−DSLAM及びCPEモデムの制御パラメータ及びデータパラメータにアクセスする代替の手法は、対応するDSLAM及びCPEモデムのプロプライエタリインタフェースを使用するというものである。これは、既知のインタフェースは複数のプロプライエタリインタフェースをサポートするという問題を回避するため、本発明、G.997.1、及び/又はTR−069の既知のインタフェースを使用することよりも魅力が低い。
利点2−タイムスタンプ機能−標準化されたインタフェースの中で、G.997.1及びTR−069のいずれも、(例えば、データの収集時間又は制御パラメータの適用時間を特定するために)上述したタイムスタンプ機能を有さない。本発明はこの障害を解消し、これにより確認テストを大幅に容易化する。
利点3−データ収集カスタマイズ機能−G.997.1及びTR−069と比較して、本発明はデータ収集カスタマイズ機能をさらに提供し、これは、各確認テストのニーズに合うようにデータ収集を適応させることができることを意味する。データパラメータをちょうどいい頻度で収集することができ、それにより、一方ではデータの収集のしすぎを、又は他方ではデータ収集の頻度不足を回避することができる。
利点4−データパラメータ及び制御パラメータの拡張セット−G.997.1及びTR−069と比較して、本発明は多くの追加の制御パラメータ及びデータパラメータを有する。これは、確認テストに向けてDSLAM及びCPEモデムを構成する自動テスト装置の能力を増強する。これは、DSLAM及びCPEモデムから得ることができる測定値セットも拡張するため、さらに多くの確認テストの自動化を可能にする。
本発明の他の実施形態は、明示的なコマンドを介して、又は環境についての情報(例えば、他のすべての制御パラメータを含む)を介して、DSL装置が得るいくつかの観察される挙動又は他の動作データに基づいて、利用可能なサブメソッドの群から選択されるビット・エネルギーテーブルロードサブメソッド(例えば、アルゴリズム又は他の同様のプロセス)を使用するモデム又は他のDSL装置(例えば、DSLAM)を含む。DSL装置は、初期化するビットロードサブメソッドを選択し、これは、DSL装置が動作するシステム(何等かの種類のDSLマネージャを含んでも含まなくてもよいDSLループ、DSLシステム、DSLネットワーク)において課される、且つ/又は望まれる最大SNRマージン制約に準拠しようとすることを含むことができる。いくつかの場合では、利用可能なビットロードサブメソッドの1つは、DSL又は他の通信規格により要求、示唆、推奨等されるビットロードサブメソッドであってよい。
当業者に周知のように、DSLシステムは、ビットエラーの確率(ビットエラーレート又はBERと呼ばれ、通常は10−7)を特定の閾値未満に維持することが要求される。離散マルチトーン(DMT)技術に基づくDSLシステム(例えば、ADSL1、ADSL2/2+、VDSL1、及びVDSL2)は、多数のトーン(サブキャリアとも呼ばれる)を介して情報を送信する。より詳細に後述するように、DSLシステム全体に1つの信号対雑音(SNR)マージンを計算し、単一のDSLトーンに別のSNRマージンを計算することができる。
DSLシステムのSNRマージンは、ビットエラー確率を、すべてのトーンで送信される情報ビットの閾値未満に依然として保持しながら、雑音をすべてのトーンにわたって増大させることができる最大係数である。SNRマージンは、実際には、各トーンSNRマージンのすべてのトーンにわたる最小(最悪の場合のSNRマージンとしても知られる)として概算することができる。いくつかの場合では、マージンの定義において、雑音を別の値、例えば、不完全なモデム実施の影響を含む最小二乗平均歪み又はエラー信号で置き換えることができる。
単一DSLシステムトーンのSNRマージンは、ビットエラー確率を、そのトーンで送信される情報ビットのBERを依然として保持しながら、単一トーンでの雑音を増大させることができる最大係数である。トーンのSNRマージンは、トーンの送信信号パワー、トーンで信号が受ける減衰、トーンの受信器雑音パワー、任意の符号化方式の使用により実現される符号化利得、及びトーンのコンステレーションサイズ(すなわちトーンのビット数に等しい)に依存する。他のすべてが同じままなら、送信信号パワーを増大させると、SNRマージンが上がる。他のすべてが同じままなら、ビット数を増大させると、SNRマージンが下がる。
トーンの送信信号パワーは、送信器で行われるスケーリング操作に依存する。送信信号パワーは、利得微調整スケーリング(例えば、いくつかの規格によればgi係数)、送信スペクトル整形(例えば、いくつかの規格によればtssi係数)、及び「粗い」利得スケーリング(例えば、いくつかの規格において初期化に使用される初期又は参照フラットPSDレベル)等の他のトーン依存スケーリング操作により影響を受ける。利得微調整スケーリングがなく(gi=1)、送信スペクトル整形がなく(tssi=1)、且つ他のトーン依存スケーリングがない送信信号パワーレベルは、通常、公称送信信号パワーレベルと呼ばれる。DSL送信器は、通常、公称送信信号パワーレベルに影響し得るデジタル伝送パス及びアナログ伝送パスで各種スケーリング操作を利用する。
トーンの送信信号パワー(例えば、各トーンのエネルギーを示すエネルギーテーブルを使用する)及びトーンのビット数は、DSLシステムにより構成可能であり、ビットロードサブメソッド、アルゴリズム等を使用して、モデム、DSLAM等のDSL装置により設定される。これらの数量は、DSLシステムの初期化中(トレーニングとしても知られる)に初めて構成される。これらの数量は、DSLシステムの通常動作時間中(ショータイム(SHOWTIME)としても知られる)に更新することができる。
トーンの送信信号パワー及びトーンのビット数は、通常、特定の制約を満たすように選択される。典型的な制約には、データレートが最小データレート以上であり、データレートが最大データレートを超えることができないという要件が含まれる。追加の制約は、トーンの送信信号パワーがPSDマスクを超えてはならず、すべてのトーンにわたる平均送信信号パワーがすべてのトーンにわたる最大平均送信信号パワーを超えてはならないという要件を含むことができる。
これらの制約の中で、DSLシステムは、これら2つのパラメータを構成する際に最適化又は改良される基準セットであるサービス優先度に基づいてトーンの送信信号パワー及びトーンのビット数を選択する。サービス優先度の一例は、
−データレートの最大化、及び
−最大SNRマージンに対する最悪の場合のSNRマージンの最小化、
である。第2のサービス優先度例は、
−データレートの最大化、及び
−最大SNRマージンに対する、使用される各トーンの各トーンSNRマージンの最小化
である。これら2つのサービス優先度は、各トーンSNRマージンに対処する方法が異なる。第2のサービス優先度は、結果として、そのトーンのSNRマージンが最大SNRマージンよりも小さくなるように、各トーンに送信信号パワー及びビット数を選択すべきである旨を指定し、又は実施の制約又は適用される規格により、トーンの最大SNRマージンへの厳密な準拠が容易ではない場合、モデムはこの最大SNRマージンからの過剰分の最小化を選択する。換言すれば、この目的が満たされる場合、SNRマージンの過剰に大きな値が回避され、過剰の定義は最大SNRマージンに構成される値に依存する。この第2のサービス優先度方式を実施するDMTベースのDSLシステムは、マージンキャップモードをサポートするシステムと呼ぶことができる。
したがって、本発明の実施形態によれば、DSL装置は複数のビットロードサブメソッドを有することができ、その中から、複数のサービス優先度を実施する際及び/又は他の状況において選択される。本発明は、DSL装置が、いくつかの実施形態では、何等かの種類のDSLマネージャを含み、装置が動作しているシステムによりDSL装置に提供される直接の命令/制御及び/又は示唆/推測に応じて、使用するビットロードサブメソッドを選択できるようにする方法、装置等を提供する。適用されるDSL又は他の通信規格により利用可能なビットロードサブメソッドのうちの1つ以上が必要とされ得るが、DSL装置が利用可能な1つ以上の他のビットロードサブメソッドは、装置製造業者によりDSL装置にプログラムされ、且つ/又はDSL装置に組み込まれたチップセットにプログラムされるビットロードサブメソッドであることができる。他のタイプのビットロードサブメソッド及びビットロードサブメソッドの他のソースが、当業者に既知であり、明らかになろう。DSL装置は、DSL装置が動作するDSLシステム内のインタフェースを読み取ることにより、ビットロードサブメソッドについて判断するために必要な情報を得ることができる。
最大SNRマージンに対して、使用される各トーンの各トーンSNRマージンを最小化するという目的への準拠は、非常に重要な恩恵をもたらす。いくつか又はすべてのトーンに過剰なSNRマージンを有するDSLシステムが、このような過剰なSNRマージンを回避するDSLシステムと比較して、信頼性の実質的に高い通信を提供しないことが、当業者に周知である。換言すれば、過剰なSNRマージンは、DSL障害源、例えば、インパルスノイズ、急激な雑音分散変化等からDSLシステムを保護するという実質的な増分利益を提供しない。したがって、DSLシステムでの過剰なSNRマージンの使用は、そのDSLシステムの消費電力を増大させ、より高い送信信号パワーに起因する他のDSLシステムに与える漏話を増大させるという負の影響しか持たない。
したがって、最大SNRマージンに対して、使用される各トーンの各トーンSNRマージンを最小化する要件を満たすように、トーンの送信信号パワー及び/又はトーン上のビット数を選択することができる、本発明の実施形態を使用するDSLシステムでは大きな恩恵を実現することができる。このような方法を利用するDSLシステム又はこのようなシステムを組み込んだDSLシステムは、消費電力の低減及び他のDSLシステムに与える漏話の軽減という大きな恩恵を得ることができる。
本発明の実施形態は、DSLAM、CPE、レジデンシャルゲートウェイ(RG)、モデム、DSL中央オフィスチップセット、DSL顧客構内機器チップセット、xTU−R、xTU−C、ATU−R、ATU−C、VTU−O、VTU−R、アクセスノード、ネットワーク端末、ネットワーク要素、遠隔端末等を含む(がこれらに制限されない)、DSLシステムの送受信器構成要素(例えば、図1〜図7Bに示すシステム内の送受信器のうちの1つ以上)等の1つ以上のDSL装置で実施することができる。本明細書では、これらの装置のうちの任意の1つ又は任意の同様の送受信器タイプの装置をDSL装置と呼び得る。
トーンのSNRマージンをすべてのトーンで最大SNRマージン未満に保持するという要件は、DSLシステムにいくつかの問題を提示する。第1セットの問題は、トーンの送信信号パワー及びそのトーンと併せて使用されるビット数の選択における制約に関する。通常、トーンが搬送するビット数は以下のように制限される。
−通常、ビット数は整数でなければならない。
−全体を参照により本明細書に援用する、2004年7月19日に出願された米国特許出願第10/893,826号明細書及び全開示を参照により本明細書に援用する、2006年7月8日に出願された国際特許出願PCT/US2006/026796号明細書において開示されるようないくつかの先行的な実施では周波数に依存し得る、各トーンにビット最大値(通常、bi_max=15)があり得る。
−ビット数が非ゼロである場合、許容最小値があり得る(ADSL1ではbi_min=2であり、他のDSL規格ではbi_min=1である)。
各トーンの送信信号パワーは、
−公称送信信号パワーレベル、
−利得微調整(gi)、及び/又は
−送信スペクトル整形(tssi)
により制御される。
これらの各数量は、許容最小値、許容最大値、及びステップサイズに基づく1つ以上の中間値を有する。さらに、gi及びtssiは値0を有することができる。例えば、ADSL1では、giは0.1888〜1.33の範囲を有し、12ビットで表され、特別値0を有することもできる。
DSLシステム初期化中、各トーンの送信信号パワー及びトーンのビット数が選択され、任意の適用され得る制約を満たさなければならない。初期化中に各トーンのSNRマージンを最大SNRマージン未満に維持するという追加の要件を満たす技法を以下に説明する。
初期化後、1つ以上のトーン上のDSL受信器の雑音パワーが変化し得る。これは、例えば、新しい雑音源、漏話、又は干渉源がオフになったこと、又はDSL受信器のアナログフロントエンド内の温度変化に起因する雑音の時変性により発生し得る。このような雑音変化後、1つ以上のトーン上のSNRマージンもそれに対応して変化し得る。その結果、特定のトーンで最大SNRマージン要件が保たれなくなることがあり、その場合、SNRマージンを準拠レベルに復元させければならない。このような準拠性を復元する技法も以下に説明する。
上で説明したように、最大SNRマージン限度(MAXSNRMと呼ばれることがある)を準拠するには、特に、ビット数が正のトーンの送信信号パワーが許容範囲内に留まることも必要である。一例として、ADSL1では、bi>0を有するトーン上の送信信号パワーは、利得微調整の範囲(−14.5dB〜2.5dB)により課される範囲であることができ、これは、公称PSDレベル−40dBm/Hzの場合、54.5dBm/Hz〜−37.5dBm/Hzに変換される。このような初期のシステム及び技法では、このような範囲は、送信信号パワーを低減する技法に基づいて過剰なSNRマージンをなくすために不適であることが証明され得る。
しかし、本発明の実施形態を使用すれば、DSL装置は、図15に示す実施形態のうちの1つ以上を使用することにより、どのビットロードサブメソッドを使用するかを選択することができる。1510において、DSL装置の初期化が開始され、1520において、例えば、DSL装置が動作しているDSLシステム全体内のインタフェースから、動作データが得られる。この動作データは、DSL装置がどのビットロードサブメソッドを使用するかを制御する明示的な制御信号、コマンド、命令等を含み得る。一方、得られた動作データは、そうではなく、どのビットロードサブメソッドを使用すべきかを示唆する示唆及び/又は想定をDSL装置に提供することができる。最後に、動作データは、選択を行うべくDSL装置により処理される情報を含むパラメータベクタ等であることができる。いくつかの実施形態では、動作データはDSLマネージャにより提供することができる。1530において、先に得られた動作データに基づいて、DSL装置がビットロードサブメソッドを選択する。1540において、他の任意の初期化ステップと共にビットロード及びエネルギーテーブルが判断され、1550において、DSL装置は、選択されたビットロードサブメソッドを使用して動作を開始する。本発明のいくつかの実施形態では、1560において、DSL装置がショータイム動作中にビットロードサブメソッドを更新/変更することが可能であるが、多くの場合、これを通して、DSL装置が動作しているDSL回線に障害が発生し得る。方法1500は、所望であれば、DSL装置を初期化する都度、使用することができる。
目標の1つとして最大SNRマージン準拠を有するビットロードサブメソッドを使用する場合、DSLシステムは、図16Aに示す1つ以上の方法に従うことにより、初期化中に各トーン最大SNRマージン要件に準拠しようとすることができる。
1.1610において、送信信号パワーの初期構成及びトーンあたりのビット数を判断する(当業者に周知の1つ以上の技法を用いて行うことができる)。このような判断の出力は、bi、gi、tssi、NOMPSD、PCB等のパラメータを含む。
2.1620において、使用されているあらゆるトーンiのSNRマージン(MARGIN[i])を推定する(テーブルを使用して行うことができる、使用トーンiのSNRマージンの推定は、以下のうちの少なくとも1つに基づく。すなわち、トーン上の送信信号パワー、トーン上の信号が受ける減衰、トーン上の受信信号パワー、トーン上の受信器雑音パワー、最小二乗平均歪み、又はそのトーンのエラー、任意の符号化方式の使用により実現される符号化利得、及び/又はトーン上のビット数)。
3.1630において、使用されているあらゆるトーンiのMARGIN[i]をMAXSNRMと比較することにより、MAXSNRMに違反しているトーンを見つける。MAXSNRMを超えるトーンがない場合、手続きは終了し、初期化されたDSLシステムはすべてのトーンでMAXSNRMに準拠する。1つ以上のトーンがMAXSNRMを超える場合、識別されたトーンは、例えば、セットKを構成することができる。
4.1640において、送信信号パワーレベル及び/又はビット数を変更する。一例として、トーンjがセットKから選択され、それから、以下の動作のうちの少なくとも1つが行われ得る。
a.利用可能なスケーリングを使用して、トーンjの送信信号パワーを低減する。(例えば、低減すべきスケーリング係数がまだ許容最小値にない場合、giを低減する。ADSL1でのgiの場合、この許容最小値は−14.5dBである)。送信信号パワーを低減すると、SNRマージンが低減する。送信器パワー又はパワースペクトル密度マスクの初期パワーバックオフを初期化中に要求して、所望値のSNRマージンを確立することもできる。
b.トーンjのビット数を少なくとも1だけ増大させて(まだ最大ではない場合)、SNRマージンを低減する。トーンj上のビット数の増大は、セットK内のトーン以外の1つ以上のトーン上のビット数の対応する低減と対にしなければならない。一実施形態では、ビット数が低減されるトーン(セットLのメンバとして示される)は、以下のように選択することができる。
i.トーン上のビット数を低減した後でもMARGIN[i]がまだMAXSNRMよりも下のままであると推定される場合、トーンをセットLに割り当てる。
ii.上記の(i)を満たすトーンを見つけることができない場合、ビット数を0に低減する1つ以上のトーンが選択される。次に、このようなトーンは非使用状態になり、MAXSNRM要件はもはや適用されない。
c.いくつかの場合では、MARGIN[i]が任意又はすべてのトーン上でMAXSNRM未満にならないことがある。この場合、MAXSNRM違反を軽減するように、各トーン上のビット数及びパワーレベルを調整することができる。
DSLシステムは、本発明の実施形態による1つ以上の方法、例えば図16Bに示される1つ以上の方法に従うことにより、雑音環境が変化したときに、ショータイム中にMAXSNRMに準拠することができる。
1.1660において、使用されているあらゆるトーンiのSNRマージン(MARGIN[i])を推定する(テーブルを使用して行うことができる、使用トーンiのSNRマージンの推定は、以下のうちの少なくとも1つに基づく。すなわち、トーン上の送信信号パワー、トーン上の信号が受ける減衰、トーン上の受信信号パワー、トーン上の受信器雑音パワー、任意の符号化方式の使用により実現される符号化利得、及びトーン上のビット数。この推定は、当業者に周知の多くの技法のいずれか1つによりショータイム中に動的に更新することができる。
2.1670において、使用されているあらゆるトーンiのMARGIN[i]をMAXSNRMと比較することにより、MAXSNRMに違反しているトーンを見つける。MAXSNRMを超えるトーンがない場合、手続きは上記の1に戻り、動作しているDSLシステムはすべてのトーンでMAXSNRMに準拠する。1つ以上のトーンがMAXSNRMを超える場合、識別されたトーンは、例えば、セットKを構成することができる。
3.1680において、DSLシステムを再構成する(例えば、送信信号パワー及び/又はビット/トーン)。一例として、トーンjはセットKから選択され、それから、以下の動作のうちの少なくとも1つが行われ得る。
a.利用可能なスケーリングを使用して、トーンjの送信信号パワーを低減する。(例えば、低減すべきスケーリング係数がまだ許容最小値にない場合、giを低減する。ADSL1でのgiの場合、この許容最小値は−14.5dBである)。送信信号パワーを低減すると、SNRマージンが低減する。SNRマージン要件を満たすことができない場合、モデムは、その後の任意の再初期化中により低い初期パワーレベル(利用できる場合)の使用を選択することもできる。公称動作モードは、マージンキャップモードの使用指示がトレーニングの第1フェーズ中に推測されるか、又は明示的に伝えられ、それから、ショータイムを含むすべての後続動作に適用することができるものである。継続使用は次の再トレーニングの開始時に推測されるか、又は伝えられる。
b.トーンjのビット数を少なくとも1だけ増大させて(まだ最大ではない場合)、SNRマージンを低減する。ビットスワップと呼ばれる既知の再構成モードでは、トーンj上のビット数の増大は、セットK内のトーン以外の1つ以上のトーン上のビット数の対応する低減と対にしなければならない。いくつかのタイプの再構成の場合(例えば、シームレスレート適応)トーンjのビット数の増大を他のトーンでの対応する低減と対にする必要はない。一実施形態では、ビット数が低減されるトーン(セットLのメンバとして示される)は、以下のように選択することができる。
i.トーン上のビット数を低減した後でもMARGIN[i]がまだMAXSNRMよりも下のままであると推定される場合、トーンをセットLに割り当てる。
ii.上記の(i)を満たすトーンを見つけることができない場合、ビット数を0に低減する1つ以上のトーンが選択される。次に、このようなトーンは非使用状態になり、MAXSNRM要件はもはや適用されない。
本発明の実施形態と併せて、通常、DSL装置が動作しているDSLシステムが、対象のDSLシステムが、使用されているあらゆるトーンのMAXSNRM要件に準拠できることをマネージャ(例えば、図6A又は図6Bに示すエンティティのうちの1つを含み得る管理システム、DSLネットワーク内の1つ以上の他の構成要素又は要素、人間の操作者等)に示せることが有利である。このような指示は、初期化中、ショータイム中、又は両方中にこの要件が満たされることをマネージャに通知することができる。このような指示を有するDSLネットワークのマネージャ又は他の要素は、次に、DSLシステムに供給された指示に適切なスペクトル管理技法を適用することができる。
当業者に理解されるように、指示はいくつかの形をとることができる。指示は、出願全体を参照により本明細書に援用する、2004年7月19日に出願された米国特許出願第10/893,826号明細書及び出願全体を参照により本明細書に援用する、2006年7月8日に出願された国際出願第PCT/US2006/026796号明細書において引用されるビット等のMAXSNを報告する単一ビットからなってよい。別法として、指示は、DSLシステムが従うサービス優先度を報告するビットフィールドからなってもよく、サービス優先度は最大SNRマージン要件を含む。本発明の他の実施形態では、このような指示は「バンドプリファレンス」又は「マージンキャップモード」準拠と示すことができる。最後に、DSLシステム識別を通して、MAXSNRM要件に準拠する間接的な指示を提供することができる。DSLシステムが、システムベンダー、チップセットベンダー、g.hsベンダー、ファームウェアバージョン、ソフトウェアバージョン、ハードウェアバージョン、シリアルナンバー等の「インベントリ」情報を正しく報告する場合、マネージャ又は他のDSLネットワーク構成要素は、ルックアップテーブルを使用して、DSLシステムを、要件に準拠していることが分かっているDSLシステムの集合リストと照合することができる。所与のDSLシステムで使用される機器に関するこの「インベントリ情報」及び他の同様の情報は、他の方法で見つけ、且つ/又は判断してもよく、「機器情報」として本発明の実施形態と併せて使用することができる。
本発明の実施形態と併せて、通常、DSLシステムが、使用されているあらゆるトーンのMAXSNRM要件に準拠する機能をイネーブルする対応の制御機構を提供し、且つ/又は利用できるようにすることが有利なこともある。マネージャは、このような制御機構を使用して、この要件を特定のDSLモデム、例えば、実施するビットロードサブメソッドを選択する際に本発明の1つ以上の実施形態を利用するモデム及び/又は他のDSL装置に対して選択的にイネーブルすることができる。マネージャはこの要件をイネーブルすることができ、これは、DSL装置が本発明の実施形態により動作データを得る場合に、過剰なSNRマージンの低減及び対応する消費電力及び誘発される漏話の低減が有価値であるDSLモデム及び/又は他の装置のみに対して実施することができる。例えば、この機能のイネーブルにより、いくつかのモデムで望ましくないデータレート低減が生じる場合、マネージャは、DSL装置に異なるビットロードサブメソッドを選択するように示唆又は明示的に指示することにより、機能のディセーブルを選択することができる。
マネージャの有無及び/又はマネージャと通信するメカニズムの有無に関係なく、DSL機器がMAXSNRMを実施するいくつかの方法がある。これは、本発明の一実施形態を実施するDSL装置が、装置のDSLシステム上のDSLマネージャとの直接通信以外のメカニズムを通して、DSL装置により得られる動作データから示唆、推測等を得ることができることを意味する。このような通信メカニズムは、ATIS DSMテクニカルリポート及びG.994.xITUハンドシェーク、G.HS規格、並びにG.997.1物理層の動作及び保守(Physical Layer Operations and Maintenance)、G.PLOAM規格、及び各種の国内及び国際的なADSL及びVDSL規格の対象であり、この情報は当業者に周知である。マネージャが存在する場合、マージンキャップモード及び/又はバンドプリファレンスが実施されているか否かを判断し、且つ/又は推測する1つ以上の技法を使用することができる。これらの技法のうちの3つでは、少なくとも、「DSLシステムがマージンキャップモードをサポートしているか?」という質問に対して、以下のように答えを推測することができる。
1−マネージャと1つ以上のDSLシステムとの間のインタフェースが、サポートについて質問し、以下のように3つの応答のうちの1つを受け取るか、又は応答を受け取らない。(1)はい、マージンキャップモードをサポートします。マージンキャップモードはオンになっています。(2)はい、マージンキャップモードをサポートします。マージンキャップモードはオフになっています。(3)いいえ、マージンキャップモードをサポートしません。又は(4)「応答なし」(マネージャはこれを「いいえ、マージンキャップモードをサポートしません」と解釈することができる)。
2−上に示唆されるように、特定のタイプの機器のデフォルトが分かっており、マージンキャップモードをサポートしている機器は、常に、デフォルトでマージンキャップモードをオンにする。マージンキャップモードをサポートしない機器は、デフォルトで、マージンキャップモードをオフにするものと想定される。
3−マネージャが、モデムへの他の各種プロファイルコマンドに対する応答を観察し(例えば、全体的に参照により本明細書に援用する、2004年4月2日に出願された米国特許出願第10/817,128号明細書に開示されるように)、DSLがマージンキャップモードを実施しているように見えるか否かを推測する(観察間隔中及び/又は観察間隔後)。このインタフェースなしの実施は、マージンキャップモードを実施するかしないかを選択するモデム(動的に、又は製品で静的に)を観察し、回線からマネージャに報告される他の挙動の指示が推測されるものと想定する。マネージャが観察し、したがって反応できるように、マージンキャップモードを変更する、又はそのイネーブルを選択するこのようなDSLモデムの実施は、MAXSNRMが大方無視され、任意に実施され、使用されるすべてのトーンにMAXSNRMを課すことを確認しなかった初期のシステムに対する大きな改良である。したがって、本発明の実施形態は、DSL回線とマネージャとの間に高速インタフェースを使用せずに、マージンキャップモードを実施できるようにする。
この問い合わせは、ダウンストリーム伝送とアップストリーム伝送とで別個に行うことができる。
DSLシステムがマージンキャップモードをサポートすることが分かっている場合、マネージャは、「オン」又は「オフ」のコマンド又は制御指示をDSL回線に提供することもできる(この場合、マネージャは、モデムが、MAXSNRMが最悪のトーン又はDSLにより使用されるトーンのみに適用されると想定することができる観察可能な状態に戻るものと想定することができる)。この指示インタフェースを「バンドプリファレンス」と呼んできたが、「マージンキャップモード」のような別名で知られていることもある。
一般に、本発明の実施形態は、単一のコンピュータ、複数のコンピュータ、及び/又はコンピュータの組み合わせであり得る(本明細書では、これらはすべて「コンピュータ」及び/又は「コンピュータシステム」を区別なく指し得る)1つ以上のコンピュータシステムに記憶された又はそれを通じて転送されたデータを含む各種プロセスを利用する。本発明の実施形態は、これらの動作を実行するハードウェア装置又は他の装置にも関連する。この装置は、必要とされる目的のために特別に構築してもよく、又はコンピュータに記憶されたコンピュータプログラム及び/又はデータ構造により選択的にアクティブ化されるか、又は再構成される汎用コンピュータ及び/又はコンピュータシステムであってもよい。本明細書に提示するプロセスは、いかなる特定のコンピュータ又は他の装置にも固有の関連性を持たない。特に、本明細書での教示に従って書かれたプログラムと共に各種汎用機を使用してもよく、又は必要な方法ステップを実行するより特化された装置を構築する方がより好都合な場合もある。これらの種々の機械の具体的な構造は、以下に提供する説明に基づいて当業者に明らかになろう。
上述した本発明の実施形態は、コンピュータシステムに記憶されたデータが関与する各種プロセスステップを利用する。これらのステップは、物理量の物理的操作を必要とするものである。必ずしもそうとは限らないが通常は、これらの量は、記憶、転送、組み合わせ、比較、それ以外の方法での操作が可能な電気信号又は磁気信号の形を取る。主に、一般的用法を理由に、これらの信号を、ビット、ビットストリーム、データ信号、制御信号、値、要素、変数、文字、データ構造等と呼ぶ方が好都合なこともある。しかし、これらの及び類似の用語はすべて、適切な物理量に関連付けられるべきものであり、単に、これら量に適用される好都合なラベルにすぎないことを忘れるべきではない。
さらに、実行される操作は、識別、調整、比較等の用語で呼ばれることが多い。本発明の一部を成す本明細書で説明するいずれの動作においても、これらの操作は機械動作である。本発明の実施形態の動作を実行する有用な機械には、汎用デジタルコンピュータ又は他の類似の装置が含まれる。すべての場合において、コンピュータを動作させる際の動作方法と計算自体の方法との区別を念頭に置くべきである。本発明の実施形態は、電気信号又は他の物理信号を処理して他の所望の物理信号を生成するに際してコンピュータを動作させる方法ステップに関する。
本発明の実施形態は、これらの動作を実行する装置にも関連する。この装置は、必要な目的のために特に構築してもよく、又はコンピュータに記憶されたコンピュータプログラムにより選択的にアクティブ化されるか、又は再構成される汎用コンピュータであってもよい。本明細書で提示するプロセスは、いかなる特定のコンピュータ又は他の装置にも固有の関連性を持たない。特に、本明細書での教示に従って書かれたプログラムと共に各種汎用機を使用してもよく、又は必要な方法ステップを実行するより特化された装置を構築する方がより好都合な場合もある。種々のこれらの機械に必要な構造は、上述の説明から明らかであろう。
さらに、本発明の実施形態は、各種コンピュータで実施される動作を実行するプログラム命令を含むコンピュータ可読媒体にも関連する。この媒体及びプログラム命令は、本発明のために特に設計し、構築してもよく、又はコンピュータソフトウェア分野の技術者に周知であり、利用可能な種類のものであってもよい。コンピュータ可読媒体の例としては、ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスク、及び磁気テープ等の磁気媒体、CD‐ROMディスク等の光媒体、フロプティカルディスク等の光磁気媒体、並びにプログラム命令を記憶し、実行するように特に構成される、読み取り専用記憶装置(ROM)及びランダムアクセスメモリ(RAM)等のハードウェア装置が挙げられるが、これらに制限されない。プログラム命令の例には、コンパイラにより生成されるような機械コード及びインタープリタを使用してコンピュータにより実行され得るより高水準のコードを含むファイルの両方が含まれる。
図17に、本発明の1つ以上の実施形態によりユーザ及び/又はコントローラが使用できる典型的なコンピュータシステムを示す。コンピュータシステム1700は、一次記憶装置1706(通常、ランダムアクセスメモリ又はRAM)、一次記憶装置1704(通常、読み取り専用メモリ又はROM)を含む記憶装置に結合された任意の数のプロセッサ1702(中央演算処理装置又はCPUとも呼ばれる)を含む。当分野では周知のように、一次記憶装置1704は、データ及び命令をCPUに一方向に転送するように働き、一次記憶装置1706は、通常、データ及び命令を双方向に転送するのに使用される。これらの一次記憶装置は両方とも、上述のコンピュータ可読媒体のうちの任意の適切なものを含み得る。大容量記憶装置1708もCPU1702に双方向的に結合されてさらなるデータ記憶容量を提供し、上述のコンピュータ可読媒体のいずれかを含み得る。大容量記憶装置1708は、プログラム、データ等の記憶に使用することができ、通常、一次記憶装置より低速なハードディスク等の二次記憶媒体である。大容量記憶装置1708内に保持される情報は、適切な場合には、標準的な様式で、仮想メモリとして、一次記憶1706の一部として組み込まれ得ることが理解されよう。CD−ROM等の特定の大容量記憶装置も、CPUに一方向的にデータを渡すことができる。
CPU1702は、ビデオモニタ、トラックボール、マウス、キーボード、マイクロホン、タッチ式ディスプレイ、変換カードリーダ、磁気テープリーダ、紙テープリーダ、タブレット、スタイラス、音声認識装置、手書き文字認識装置、又は、当然ながら、他のコンピュータ等の他の周知の入力装置等の1つ以上の入出力装置を含むインタフェース1710にも結合される。最後に、CPU1702は、任意選択的に、1712に概して示すネットワーク接続を使用してコンピュータ又は通信ネットワークに結合することができる。このようなネットワーク接続を使用すれば、上述の方法ステップを実行する過程において、CPUが、ネットワークから情報を受け取り、又はネットワークに情報を出力し得ることが意図される。上述の装置及び材料は、コンピュータハードウェア及びソフトウェア分野の技術者にはよく知られたものであろう。上述のハードウェア要素は、本発明の動作を実行する複数のソフトウェアモジュールを定義することができる。例えば、コントローラを実行する命令を大容量記憶装置に記憶し、一次メモリ1706と連動してCPU1702上で実行することができる。本発明の一実施形態では、コントローラはソフトウェアサブモジュールに分けられる。
本発明の多くの特徴及び利点が上述の説明から明らかであり、したがって、添付の特許請求の範囲は、そのような本発明の特徴及び利点をすべて包含することを意図する。さらに、当業者には多くの変更及び変形が容易に見出されるため、本発明は、図示し、説明した通りの構成及び動作のみに制限されない。したがって、上述の各実施形態は制限ではなく例として解釈されるべきであり、本発明は、本明細書で述べた詳細に制限されるべきではなく、現在又は将来において予見可能であるにせよないにせよ、添付の特許請求の範囲及びその均等物の全範囲により定義されるべきである。
ITU−T G.997.1規格からの参照モデル図である。 DSLフォーラムTR−069テクニカルリポートからの配置図である。 図1の参照モデルをベースとして使用する拡張DSLシステムである。 TR−069リポートからの配置図をベースとして使用する拡張DSLシステムである。 一般的で例示的なDSLの導入を示す概略図である。 本発明の一実施形態によるDSLオプティマイザを含むDSLシステムである。 本発明の1つ以上の実施形態を実施するコントローラ及びDSLシステムである。 本発明の1つ以上の実施形態を実施するDSLオプティマイザ及びDSLシステムである。 DSL管理エンティティとDSLAMとの間及びDSL管理エンティティとDSL CPEモデムとの間のインタフェースを示す。 DSL管理エンティティとDSLAMとの間及びDSL管理エンティティとDSL CPEモデルとの間のインタフェースを示す。 タイムスタンプを含むパケットを示す。 DSL管理インタフェースを介して転送されるように単一パケットに一緒にグループ化された、同一タイムスタンプに関連するデータ及び/又は制御パラメータを示す。 パケット内のタイムマーカに関連する動作パラメータを示す。 例示的なラボDSLシステムである。 本発明の1つ以上の実施形態による、1つ以上の動作パラメータと組み合わせて使用されるタイムスタンプを付すことを含むDSLラボ及び/又はフィールドシステム(及び/又はこのような方法を実施するコンピュータプログラム製品)の動作を示す。 本発明の1つ以上の実施形態による、1つ以上の動作パラメータと組み合わせて使用されるタイムスタンプを得ることを含むDSLラボ及び/又はフィールドシステム(及び/又はこのような方法を実施するコンピュータプログラム製品)の動作を示す。 本発明の1つ以上の実施形態によるDSLループ内の適応データ収集を示す。 本発明の1つ以上の実施形態によるDSLループ内の適応データ収集を示す。 本発明の1つ以上の実施形態によるDSLシステムの制御を示す。 本発明の1つ以上の実施形態によるDSLシステムからのデータ収集を示す。 本発明の1つ以上の実施形態によるビットロードサブメソッドの選択を含むDSLシステムの動作を示す。 本発明の1つ以上の実施形態による初期化中に各トーン最大SNRマージン要件に準拠しようとしているDSLシステムを示す。 本発明の1つ以上の実施形態によるSHOWTIME中のMAXSNRM要件に準拠しようとしているDSLシステムを示す。 本発明の実施形態の実施に適した典型的なコンピュータシステムのブロック図である。

Claims (63)

  1. DSLシステムを動作させる方法であって、
    動作パラメータを提供するステップ、
    前記動作パラメータにタイムスタンプを添付するステップ、および
    前記DSLシステムを動作させるにあたり前記動作パラメータを使用するステップ、
    を含む方法。
  2. 前記動作パラメータはデータパラメータである、請求項1に記載の方法。
  3. 前記タイムスタンプは、以下:
    フェーズID、又は
    時間基準
    のうちの少なくとも1つを含む、請求項2に記載の方法。
  4. 前記フェーズIDは、前記データパラメータが最後に更新されたときの前記DSLシステムの前記動作モードの識別を含み、前記動作モードは以下:
    診断、
    通常初期化、又は
    ショータイム(SHOWTIME)
    のうちの少なくとも1つを含む、請求項3に記載の方法。
  5. 前記時間基準は、以下:
    絶対時間、
    1つ以上のフェーズ遷移との相対、又は
    1つ以上のフェーズ定義イベントとの相対
    のうちの少なくとも1つにより定義される時点を含む、請求項3に記載の方法。
  6. 前記動作パラメータは、前記DSLシステムの動作の更新に使用される制御パラメータである、請求項1に記載の方法。
  7. 前記タイムスタンプは、以下:
    前記更新により初期化が強制されるか否かに関する情報、
    前記更新がいつ実行され、且つ/又は実施されるかに関する情報、又は
    既知の時間基準と前記更新の前記実行及び/又は実施との間の任意の遅延に関する情報
    のうちの少なくとも1つを含む、請求項6に記載の方法。
  8. 前記動作パラメータを添付するステップは、前記タイムスタンプに前記動作パラメータの名称及び前記動作パラメータの値を関連付けるステップを含む、請求項1に記載の方法。
  9. 複数の動作パラメータをグループ化するステップ、および
    前記複数の動作パラメータに前記タイムスタンプを添付するステップ、
    をさらに含む、請求項1に記載の方法。
  10. 複数のタイムマーカを定義するステップ
    をさらに含み、
    前記タイムスタンプを前記動作パラメータに添付するステップは、前記複数のタイムマーカのうちの1つを前記動作パラメータに関連付けるステップを含む、請求項1に記載の方法。
  11. 該方法は、TR−069からの少なくとも1つのRPCメソッドの拡張として実施され、
    複数のDSL装置パラメータを複数の時間記憶マーカに導入するステップ、
    ParameterValueStruct構造を作成するための構造メンバとしてTime−Marker(タイムマーカ)を含むようにParameterValueStruct定義を拡張するステップ、および
    以下のうちの少なくとも1つ:
    ParameterListアレイ内に1つ以上のParameterValueTimeStruct構造を可能にするようにGetParameterValuesメソッドを変更するステップであって、前記GetParameterValuesメソッドが呼び出されて任意のタイムクリティカルDSL装置パラメータ値を読み取るときは常に、前記複数のタイムマーカが前記ParameterListに含まれるステップ、又は
    ParameterListアレイ内に1つ以上のParameterValueTimeStruct構造を可能にするようにSetParameterValuesメソッドを変更するステップであって、前記SetParameterValuesメソッドが呼び出されて任意のタイムクリティカルDSL装置パラメータ値を書き込むときは常に、前記複数のタイムマーカが前記ParameterListに含まれるステップ、
    を実行するステップ、
    を含む、請求項1に記載の方法。
  12. DSL管理エンティティとDSL装置との間のインタフェースの少なくとも部分として実施され、前記DSL装置は、以下:
    CPEモデム、
    DSLAM、
    ATU−C、
    ATU−R、
    VTU−O、
    VTU−R、
    xTU−C、
    xTU−R、
    遠隔端末、
    回線端末、
    構成管理システム、
    要素管理システム、又は
    モデム
    のうちの少なくとも1つを含む、請求項1に記載の方法。
  13. 前記動作パラメータにタイムスタンプを添付するステップは、
    第1のDSLシステム構成要素が第2のDSLシステム構成要素との同期イベントを開始するステップ、
    前記第2のDSLシステム構成要素が前記第1のDSLシステム構成要素に対して前記同期イベントを確認するステップ、および
    前記同期イベントを前記タイムスタンプのベースとして使用するステップ、
    を含む、請求項1に記載の方法。
  14. 前記動作パラメータにタイムスタンプを添付するステップは、
    第1のDSLシステム構成要素が第2のDSLシステム構成要素からの1つ以上のパラメータの更新を要求するステップ、
    前記第1のDSLシステム構成要素がパラメータ読み取り動作を実行するステップ、および
    前記第1のDSLシステム構成要素が前記タイムスタンプを添付するステップであって、前記タイムスタンプは、値を有する任意の読み取りパラメータへの前記更新要求の時間に対応するステップ、
    を含む、請求項1に記載の方法。
  15. 前記動作パラメータにタイムスタンプを添付するステップは、第2のDSLシステム構成要素からの読み取りコマンドに応答して、第1のDSLシステム構成要素がタイムスタンプフィールドを添付するステップを含み、前記タイムスタンプフィールドは、提供される任意のパラメータが測定された時間を示す、請求項1に記載の方法。
  16. 請求項1〜15の少なくとも1つに記載の方法を実施するように構成されるDSLシステム。
  17. 第2のDSL装置に結合される第1のDSL装置を備えるDSLシステムであって、
    第1のDSLシステム構成要素が第2のDSLシステム構成要素との同期イベントを開始すること、
    前記第2のDSLシステム構成要素が前記第1のDSLシステム構成要素に対して前記同期イベントを確認すること、および
    前記同期イベントを前記タイムスタンプのベースとして使用すること、
    を含む方法を使用して動作パラメータにタイムスタンプを添付するように構成されるDSLシステム。
  18. 第2のDSL装置に結合される第1のDSL装置を備えるDSLシステムであって、
    第1のDSLシステム構成要素が第2のDSLシステム構成要素からの1つ以上のパラメータの更新を要求すること、
    前記第1のDSLシステム構成要素がパラメータ読み取り動作を実行すること、および
    前記第1のDSLシステム構成要素が、前記更新要求の前記時間に対応する値を有するタイムスタンプを任意の読み取りパラメータに添付すること、
    を含む方法を使用して動作パラメータにタイムスタンプを添付するように構成されるDSLシステム。
  19. 第2のDSL装置に結合される第1のDSL装置を備えるDSLシステムであって、
    第2のDSLシステム構成要素からの読み取りコマンドに応答して、第1のDSLシステム構成要素がタイムスタンプフィールドを添付することであって、前記タイムスタンプフィールドは、提供される任意のパラメータが測定された時間を示すことを含む方法を使用して動作パラメータにタイムスタンプを添付するように構成されるDSLシステム。
  20. 機械可読媒体と、
    該機械可読媒体に含まれ、請求項1〜15に記載の少なくとも1つの方法を含む、DSLシステムを動作させる方法を指定するプログラム命令と、
    を含むコンピュータプログラム製品。
  21. DSLループにおいて適応データを収集する方法であって、
    前記DSLループが第1のデータ収集手続きを使用する間、前記DSLループの性能を評価するステップ、
    前記DSLループ性能の前記評価に基づいて、前記DSLループの第2のデータ収集手続きを決定するステップ、および
    前記第2のデータ収集手続きを使用するように前記DSLループの動作を適合させるステップ、
    を含み、
    前記第1及び第2のデータ収集手続きは、タイムスタンプが添付されたデータパラメータを収集するステップを含む、方法。
  22. 前記DSLループの性能を評価するステップは、前記DSLループの安定性を測定するステップを含む、請求項21に記載の方法。
  23. 前記DSLループの安定性を測定するステップは、性能パラメータ値を測定し、且つ/又は収集するステップを含む、請求項22に記載の方法。
  24. 前記性能パラメータ値は表3又は表4のパラメータリストのうちの一方からのものである、請求項23に記載の方法。
  25. 前記DSLループの安定性を測定するステップは、複数の性能パラメータ値を測定し、且つ/又は収集するステップを含む、請求項22に記載の方法。
  26. 前記DSLループの安定性を測定するステップは、以下:
    タイムスタンプから推測される到着時間間隔、
    データレート、
    SNRマージン、
    各種レベルのエラー、
    回線特性、
    レイテンシパス特性、
    ダウンストリームの現在のデータレート、
    アップストリームの現在のデータレート、
    ダウンストリームの実現可能な最大データレート、
    アップストリームの実現可能な最大データレート、
    ダウンストリームの再トレーニングカウント、
    アップストリームの再トレーニングカウント、
    ダウンストリームのコード違反、
    アップストリームのコード違反、
    ダウンストリームのマージンカウント、又は
    アップストリームのマージンカウント
    のうちの少なくとも1つに対応する値を測定し、且つ/又は収集するステップを含む、請求項22に記載の方法。
  27. 前記第1のデータ収集手続きは、第1の収集頻度を使用してデータを収集するステップを含み、さらに、
    前記第2のデータ収集手続きは、第2の収集頻度を使用するステップを含む、請求項21に記載の方法。
  28. 前記DSLループは、複数の動作パラメータを使用して前記DSLループを操作して制御し、さらに、各データ収集手続きは、各動作パラメータについて、以下:
    データ収集開始時間、
    動作パラメータデータ点の最小数の要求、
    データ収集期間、又は
    データ収集終了時間
    のうちの少なくとも1つを含む、請求項21に記載の方法。
  29. データ収集手続きを指定するDSL装置パラメータを作成するステップ、および
    DSL装置パラメータを複数のパラメータ値のベクタ型パラメータに変換するステップ、
    を含み、
    データ収集ベクタが一杯のときは常に、以下:
    データ収集の停止、又は
    各新データ収集値による前記データ収集ベクタ内の最古データ収集値の上書き
    のうちの一方が行われる、請求項21に記載の方法。
  30. 閾値報告をさらに含み、DSLループ評価中に測定された動作パラメータ値がトリガレベルで測定されるときは常に、前記DSLループは通知を生成する、請求項21に記載の方法。
  31. 前記トリガレベルは、以下:
    前記動作パラメータの最大値、
    前記動作パラメータの最小値、
    前記動作パラメータ値の十分な変化、又は
    前記動作パラメータの値の範囲
    のうちの少なくとも1つである、請求項30に記載の方法。
  32. 該方法は、少なくとも1つのTR−069データ収集メソッドの拡張として実施され、
    SetParameterAttributesメソッドを変更するステップであって、動作パラメータが指定されたトリガレベルに達する等のイベントにより通知をトリガすることができるように、フィールドをSetParameterAttributesStruct構造に追加するステップを含むステップ
    を含む、請求項30に記載の方法。
  33. 請求項21〜32のうちの1つの少なくとも1つの方法を実行するように構成されるDSLシステム。
  34. 機械可読媒体と、
    該機械可読媒体に含まれ、請求項21〜32に記載の少なくとも1つの方法を含むDSLシステムを動作させる方法を指定するプログラム命令と、
    を含むコンピュータプログラム製品。
  35. DSLシステムを動作させる方法であって、
    TCP/IPベースのプロトコルを介して、前記DSLシステムを制御し、且つ/又は動作させる制御パラメータを受け入れるCPEモデムを提供するステップ、
    書き込み可能な制御パラメータとして少なくとも1つの動作パラメータを前記モデムに提供し、そして前記動作パラメータに関連するタイムスタンプを提供するステップ、
    前記提供されるタイムスタンプで示される時間までの時間に前記書き込み可能な制御パラメータに値を書き込んで、書き込み済み制御パラメータ値を作成するステップ、および
    前記書き込み済み制御パラメータ値を使用して前記モデムを動作させるステップ、
    を含む方法。
  36. 前記少なくとも1つの動作パラメータは表3のパラメータのうちの少なくとも1つである、請求項35に記載の方法。
  37. 前記書き込み済み制御パラメータ値と競合するパラメータ値との競合は、以下:
    前記書き込み済み制御パラメータ値の優先を認めるステップ、
    デフォルトパラメータ値の優先を認めるステップ、
    前記競合するパラメータ値の優先を認めるステップ、又は
    前記モデムが動作するDSLループを再初期化するステップであって、
    前記書き込み可能な制御パラメータを前記デフォルトパラメータ値にリセットするステップ、又は
    任意のパラメータ競合をコントローラに報告するステップ
    のうちの少なくとも1つを含む、再初期化するステップ、
    のうちの少なくとも1つを使用して解決される、請求項35に記載の方法。
  38. 前記書き込み可能な制御パラメータは、以下:
    G.997.1、
    TR−069、又は
    表3
    のうちの少なくとも1つの下のパラメータである、請求項35に記載の方法。
  39. 請求項35〜38の少なくとも1つに記載の方法を実施するように構成されるDSLシステム。
  40. 機械可読媒体と、
    該機械可読媒体に含まれ、請求項35〜38の少なくとも1つに記載の方法を含む、DSLシステムを動作させる方法を指定するプログラム命令と、を含むコンピュータプログラム製品。
  41. DSLシステムを動作させる方法であって、
    DSL装置を提供するステップであって、前記DSL装置は、該DSL装置で測定されるデータパラメータを提供する要求をDSL管理エンティティから受け入れるステップ、
    前記モデムの読み取り可能データパラメータとして少なくとも1つの動作パラメータを提供し、前記動作パラメータに関連するタイムスタンプを提供するステップ、
    前記読み取り可能データパラメータに値を割り当てて、割り当て済みデータパラメータ値を作成するステップ、
    タイムスタンプを前記読み取り可能データパラメータに割り当てるステップ、および
    前記DSL管理エンティティに前記割り当てられた値及び割り当てられたタイムスタンプを送信するステップ、
    を含む方法。
  42. 前記少なくとも1つの動作パラメータは、以下:
    表4、
    表5、
    G.997.1、又は
    TR−069
    のうちの少なくとも1つから選択される、請求項41に記載の方法。
  43. 請求項41及び42の少なくとも1つに記載の方法を実施するように構成されるDSLシステム。
  44. 機械可読媒体と、
    該機械可読媒体に含まれ、請求項41及び42に記載の少なくとも1つの方法を含む、DSLシステムを動作させる方法を指定するプログラム命令と、
    を含むコンピュータプログラム製品。
  45. DSLループに結合されたDSL装置を動作させる方法であって、
    インタフェースから動作データを得るステップ、
    前記DSL装置が、前記得られた動作データに基づいて複数のビットロードサブメソッドからビットロードサブメソッドを選択するステップ、および
    前記DSL装置が、前記選択されたビットロードサブメソッドを使用してビットロードを実行するステップ、
    を含む方法。
  46. 前記DSL装置は以下:
    CPEモデム、DSLAM、ATU−R、ATU−C、レジデンシャルゲートウェイ(RG)、モデム、DSL中央オフィスチップセット、DSL顧客構内機器チップセット、xTU−R、xTU−C、VTU−O、VTU−R、アクセスノード、ネットワーク端末、又は遠隔端末のうちの1つである、請求項45に記載の方法。
  47. 前記複数のビットロードサブメソッドは以下:
    マージンキャップモードを実施するビットロードサブメソッド、
    DSL規格を実施するビットロードサブメソッド、
    通信規格を実施するビットロードサブメソッド、
    最大SNRマージンに対して最悪の場合のSNRマージンを最小化するビットロードサブメソッド、
    サービス優先度を実施するビットロードサブメソッド
    のうちの少なくとも1つを含み、
    サービス優先度は、以下:
    最悪の場合のSNRマージンを最大SNRマージン未満に保つステップ、又は
    各トーンSNRマージンを最大SNRマージン未満に保つステップ
    のうちの少なくとも1つを含む、請求項45に記載の方法。
  48. 前記得られる動作データはDSLマネージャからの制御信号を含み、前記制御信号は以下:
    前記DSLマネージャからの制御ビット、
    前記DSLマネージャからのコマンド、又は
    前記DSLマネージャからの指示
    のうちの少なくとも1つである、請求項45に記載の方法。
  49. 前記動作データは、前記選択されたビットロードサブメソッドを示唆する前記DSLループの動作に関するデータを含む、請求項45に記載の方法。
  50. 前記得られる動作データは以下:
    表3からの1つ以上のパラメータ、又は
    DSL制御パラメータ
    のうちの少なくとも1つを含む、請求項45に記載の方法。
  51. DSLループに結合されたDSL装置でビットロードを実行する方法であって、
    前記DSLループが使用する各トーンiのMARGIN[i]を判断するステップ、
    MAXSNRMをMARGIN[i]と比較するステップ、および
    MARGIN[j]がトーンj上のMAXSNRMを超える場合、以下:
    トーンjの送信信号パワーレベルを低減するステップ、
    トーンjのビット数を増大させるステップ、
    トーンjの前記ビット数をゼロに低減するステップ
    のうちの少なくとも1つを実行するステップ、
    を含む方法。
  52. 以下:
    トーンjの送信信号パワーを低減するステップ、
    トーンjのビット数を増大させるステップ、
    トーンjの前記ビット数をゼロに低減するステップ
    のうちの1つ以上を実行するステップは、性能ターゲットに達するまで続けられ、
    前記性能ターゲットは以下:
    MARGIN[j]とMAXSNRMとの差を無くすステップ、
    MARGIN[j]がMAXSNRMを超える量を最小化するステップ、又は
    MARGIN[j]がMAXSNRMを超える量を所定のレベルまで軽減するステップ
    のうちの1つである、請求項51に記載の方法。
  53. 前記複数のビットロードサブメソッドのうちの少なくとも1つは、前記DSL装置が使用する各トーンのビット数及びエネルギーレベルを判断するビットロードサブメソッドを含む、請求項45に記載の方法。
  54. 前記インタフェースは前記DSL装置とDSLマネージャとを結合する、請求項45に記載の方法。
  55. 以下:
    前記DSL装置の初期化、又は
    前記DSL装置のショータイム動作
    のうちの少なくとも1つの間に実行される、請求項45に記載の方法。
  56. 前記DSL装置は以下:
    指示情報であって、
    マージンキャップモードサポート、
    マージンキャップモードサポートの欠如、又は
    利用可能なマージンキャップモードがイネーブルされているか、それともディセーブルされているか
    のうちの少なくとも1つに関する指示情報、又は
    制御情報
    のうちの少なくとも1つをDSLマネージャに提供する、請求項45に記載の方法。
  57. 前記得られる動作データは、前記DSLループで使用される機器に関する機器情報に基づき、前記機器は1つ以上のDSL装置を含む、請求項45に記載の方法。
  58. 前記動作データは、前記DSLループからDSLマネージャにより得られる情報に基づき、前記動作データは、以下:データレート、SNRマージン、バンドプリファレンス、各種レベルのエラー、回線特性、レイテンシパス特性、ダウンストリームの現在のデータレート、アップストリームの現在のデータレート、ダウンストリームの実現可能な最大データレート、アップストリームの実現可能な最大データレート、ダウンストリームの再トレーニングカウント、アップストリームの再トレーニングカウント、ダウンストリームのコード違反、アップストリームのコード違反、ダウンストリームのマージンカウント、又はアップストリームのマージンカウントのうちの少なくとも1つに関する情報を含む、請求項45に記載の方法。
  59. 請求項45〜58のうちの少なくとも1つの中から少なくとも1つの方法を実行するように構成される、処理ユニットを備えるDSL装置。
  60. 前記DSL装置はDSLモデム又はDSLAMである、請求項59に記載のDSL装置。
  61. 機械可読媒体と、
    該機械可読媒体に含まれ、請求項45〜58に記載の少なくとも1つの方法を含む、DSLシステムを動作させる方法を指定するプログラム命令と、
    を含むコンピュータプログラム製品。
  62. 選択されたビットロードを使用してビットロードを実行するように構成されるDSL装置であって、前記ビットロードは、
    DSLループが使用する各トーンiのMARGIN[i]を判断すること、
    MAXSNRMをMARGIN[i]と比較すること、および
    MARGIN[j]がトーンj上のMAXSNRMを超える場合、以下:
    トーンjの送信信号パワーを低減すること、
    トーンjのビット数を増大させること、
    トーンjの前記ビット数をゼロに低減すること
    のうちの1つ以上を実行すること、
    を含む、DSL装置。
  63. 以下:
    トーンjの送信信号パワーを低減すること、
    トーンjのビット数を増大させること、
    トーンjの前記ビット数をゼロに低減すること
    のうちの1つ以上の実行は、性能ターゲットに達するまで続けられ、
    前記性能ターゲットは以下:
    MARGIN[j]とMAXSNRMとの差を無くすこと、
    MARGIN[j]がMAXSNRMを超える量を最小化すること、又は
    MARGIN[j]がMAXSNRMを超える量を所定のレベルまで軽減すること
    のうちの1つである、請求項62に記載のDSL装置。
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