JP2009508576A - 多層医療用バルーン - Google Patents

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Abstract

本発明は多層医療用バルーンに関する。一態様において、医療装置は膨張可能なバルーンを備える。膨張可能バルーンは、第1弾性係数を有する材料を含む第1層と、第1層に隣接する第2層とを備える。第2層は、第1弾性係数とは少なくとも約2,000psi(約13.8MPa)は異なる第2弾性係数を有する材料を含む。切断要素はバルーンによって支持される。

Description

本発明は多層医療用バルーンに関する。
バルーンカテーテルは、様々な医学的処置のために、例えば、閉塞した体内管を広げるため、血管形成術におけるように、ステントまたはグラフトなどの医療装置を配置するため、または通路を選択的に閉鎖するために、用いることができる。バルーンカテーテルは、長く狭いカテーテル本体上に配置された膨縮可能なバルーンを備え得る。はじめは、体内に容易に挿入するため、バルーンカテーテルの半径方向の外形を縮小するように、バルーンはカテーテル本体のまわりに折り畳まれている。
例えば血管形成術において、使用中に、バルーンカテーテルを、ガイドカテーテルを介して、体内に配置されたガイドワイヤー上に通すことによって、折り畳まれたバルーンは、狭窄によって閉塞された管の適所に配置され得る。次に、例えば、バルーンの内部に流体を導入することによって、バルーンを膨張させる。バルーンを膨張させることにより、その管が血流速度の増大を可能にし得るように、狭窄部を半径方向に拡張し得る。使用後、バルーンを収縮させて、身体から抜去する。
場合によっては、例えば、バルーンを膨張させた後、またはバルーンを膨張させる際に、狭窄部の少なくとも一部を切開することが望ましい。狭窄部の切開によって、体内管をさらに広げて、血流速度を増大させることができる。
本発明の目的は、多層からなる医療用バルーンを提供することである。
本発明は多層医療用バルーンに関する。
一態様において、本発明は、膨張可能バルーンと、該バルーンによって支持された切断要素とを備える医療装置を特徴とする。膨張可能バルーンは、第1弾性係数を有する材料を含む第1層と、第1層に隣接する第2層とを備える。第2層は、第1弾性係数とは少なくとも約2,000psi(約13.8MPa)は異なる第2弾性係数を有する材料を含む。
実施形態は、以下の特徴のうちの1つ以上を有し得る。
一部の実施形態において、第2弾性係数は第1弾性係数とは少なくとも約5,000psi(約34.5MPa)(例えば、少なくとも約10,000psi(約68.9MPa)、少なくとも約50,000psi(約345MPa)、少なくとも約100,000psi(約689MPa))は異なる。
特定の実施形態において、第2弾性係数は、第1弾性係数とは、第1弾性係数の少なくとも約50パーセント(例えば、少なくとも約100パーセント、少なくとも約500パーセント)は異なる。
一部の実施形態において、第1層は、第2層の外側に配置される。
特定の実施形態において、第1層の内面は第2層の外面に付着される。
一部の実施形態において、第1層の内面は第2層の外面に接合される。
特定の実施形態において、第1層の内面は、第2層の外面に接着によって付着される。
一部の実施形態において、第1層は第2層の硬度より低い硬度を有する。
特定の実施形態において、第1弾性係数は第2弾性係数より小さい。
一部の実施形態において、切断要素は第1層の外面に固定される。
特定の実施形態において、医療装置は、第2層の内部に配置された少なくとも1つの第3層をさらに備える。第3層は、第2弾性係数とは少なくとも約2,000psi(約13.8MPa)は異なる第3弾性係数を有する。
一部の実施形態において、第3弾性係数は第2弾性係数より小さい。
特定の実施形態において、第3弾性係数は、第1弾性係数にほぼ等しい。
一部の実施形態において、第1層と第3層とは同一の材料から形成されている。
特定の実施形態において、第1層および第2層の各々は、約1ミクロン〜約50ミクロン(約1マイクロメートル〜約50マイクロメートル)の厚さを有する。
一部の実施形態において、第2層の厚さは、第1層の厚さより大きい。
特定の実施形態において、第1層の厚さと第2層の厚さはほぼ等しい。
一部の実施形態において、膨張可能バルーンは少なくとも5層(例えば、少なくとも約10層、少なくとも約15層、少なくとも約20層)を備える。
特定の実施形態において、少なくとも5層(例えば、少なくとも約10層、少なくとも約15層、少なくとも約20層)の各々は、隣接する層とは少なくとも約2,000psi(約13.8MPa)は異なる弾性係数を有する。
一部の実施形態において、膨張可能バルーンは、約10気圧〜約30気圧の破裂圧を有する。
特定の実施形態において、膨張可能バルーンは、約1パーセント〜約15パーセントのコンプライアンスを有する。
一部の実施形態において、膨張可能バルーンは共押出される。
実施形態は、以下の利点の1つ以上を備え得る。
概して、バルーンは多数の層を備える。これは、亀裂のような欠陥がバルーンの隣接する層の間で広がるのを防止するのに役立つ。従って、バルーンの物理的完全性を改善することができる。
特定の実施形態において、バルーンの隣接する層は異なる物理的性質(例えば異なる弾性係数)を有する。これは、バルーン内において、亀裂のような欠陥が隣接する層同士の間に広がるのを防止するのにさらに役立つ。
本発明の他の特徴および利点は、発明を実施するための最良の形態、図面、および特許請求の範囲から明白になるであろう。
図1に示されるように、バルーンカテーテル100は、カテーテル本体104と、カテーテル本体104に取り付けられた膨張可能バルーン102と、例えばウレタンのような接着によって、バルーン102の外面上に固定された切断要素105とを備える。バルーンカテーテル100のような医療装置は、例えば、米国特許第5,195,969号および同特許第5,270,086号に記載されており、これら双方の特許文献は参照によって本願に援用される。切断要素105は、三角形の断面を有する長尺状部材(例えば鋼鉄刃)である。前記三角形の断面において、底部はバルーン102に取り付けられ、三角形の断面の頂端には切断刃が形成されている。切断要素の例は、例えば、米国特許第5,209,799号および同第5,336,234号、並びに同特許出願公開第2004/0133223号に記載されている。前記特許文献は、参照によって本願に援用される。
図2を参照すると、バルーン102は共押出され得、第1層106(例えば、外層)および第2層108(例えば、隣接した内層)を備える。複数の層(この場合は2層)は、応力を分散させて、亀裂または穴のような欠陥をかわして、それらがバルーン壁を介して障害を生じる点に広がり難くなるようにするのを支援することができる。
第1層106および第2層108は、異なる物理的性質を有する。隣接する層の間で物理的性質が異なることにより、バルーン102内における欠陥の広がりを防止するのをさらに支援することができる。一部の実施形態において、第1層106(例えば第1層106が形成される材料)は、第2層108(例えば第2層108が形成される材料)の弾性係数とは少なくとも約2,000psi(約13.8MPa)(例えば、少なくとも約5,000psi(約34.5MPa)、少なくとも約10,000psi(約68.9MPa)、少なくとも約25,000psi(約172MPa)、少なくとも約50,000psi(約345MPa)、少なくとも約75,000psi(約517MPa)、少なくとも約100,000psi(約689MPa))は異なる弾性係数を有する。第2層108の弾性係数は、例えば、第1層106の弾性係数とは、第1層106の弾性係数の少なくとも約50パーセント(例えば100パーセント、150パーセント、200パーセント、250パーセント、300パーセント、350パーセント、400パーセント、450パーセント、500パーセント)は異なり得る。
理論によって縛られるわけではないが、隣接する層106と層108との間の界面はエネルギーを放散させることができ、これはバルーン102内の欠陥(例えば切断部材105の近くから生じる欠陥)が、隣接する層の間に伝播するのを防止するのを支援することができる。さらに、類似した弾性係数を有する隣接層に比べて、第1層106および第2層108のような異なる弾性係数を有する隣接層は、それらの層のうちの1つから隣接する層への亀裂の伝播を可能にするために、より大量のエネルギーを必要とするものと考えられる。このエネルギーの増大は、その中に亀裂が伝播しようとしている層が、そこから亀裂が進行してきた隣接する層より高い弾性係数を有する場合、特に顕著になり得る。層界面において材料剛性が不連続であることにより、亀裂が、隣接した層を横断するのではなく、境界界面に沿って進むことが可能となり得ると考えられる。これは、結局より多くのエネルギーを放散させて、亀裂の成長を停止させる、より長い亀裂伝播の経路を生成する。さらに、亀裂の成長および伝播を妨げることに加えて、これらの配置は、亀裂の先端(例えば最前方点)の周りにおいてエネルギーを放散させ得ると考えられる。
一部の実施形態において、第1層106の弾性係数は、第2層108の弾性係数より小さい。第1層106は、例えば、約20,000psi〜約305,000psi(約138MPa〜約2102MPa)の弾性係数を有することができる。一部の実施形態において、第1層106は、約20,000psi(約138MPa)(例えば、約50,000psi(約345MPa)、約100,000psi(約689MPa)、約125,000psi(約862MPa)、約150,000psi(約1034MPa)、約175,000psi(約1206MPa)、約200,000psi(約1378MPa)、約225,000psi(約1551MPa)、約250,000psi(約1724MPa)、約275,000psi(約1896MPa)、約300,000psi(約2068MPa))以上、かつ/または、約300,000psi(約2068MPa)(例えば、約275,000psi(約1896MPa)、約250,000psi(約1724MPa)、約225,000psi(約1551MPa)、約200,000psi(約1378MPa)、約175,000psi(約1206MPa)、約150,000psi(約1034MPa)、約125,000psi(約862MPa)、約100,000psi(約689MPa)、約50,000psi(約345MPa))以下の弾性係数を有する。
第2層108は、約200,000psi〜約600,000psi(約1378MPa〜約4137MPa)の弾性係数を有することができる。特定の実施形態において、第2層108は、約200,000psi(約1378MPa)(例えば、約250,000psi(約1724MPa)、約300,000psi(約2068MPa)、約350,000psi(約2068MPa)、約400,000psi(約2758MPa)、約450,000psi(約3103MPa)、約500,000psi(約3447MPa)、約550,000psi(約3792MPa))以上、かつ/または、約600,000psi(約4136MPa)(例えば、約550,000psi(約3792MPa)、約500,000psi(約3447MPa)、約450,000psi(約3103MPa)、約400,000psi(約2758MPa)、約350,000psi(約2068MPa)、約300,000psi(約2068MPa)、約250,000psi(約1724MPa))以下の弾性係数を有する。
一部の実施形態において、第1層106は相対的に軟質であり、第2層108は相対的に硬質である。これは、相対的に高い破裂強度と、相対的に低い膨張性を依然として提供しながらも、応力の分散をさらに支援し、バルーン102内における欠陥伝播を妨げることができる。相対的に軟質な第1層106は、例えば、切断要素105によって課された応力を吸収および分散するのを支援することができ、一方、相対的に硬質な第2層108は、バルーン102に高い破裂強度と低い膨張性とを提供するのを支援することができる。隣接して接合された層の硬度の差は、約40ショアD以下、好ましくは20ショアD以下であることが多くの場合において好ましい。そのような硬度の差は、層間の適合性を強化し、界面における層間剥離を低減することができる。硬度はASTM D2240に従って測定することができる。一部の実施形態において、第2層108は約60ショアDを超える(例えば、約65ショアD以上の)硬度を有する。特定の実施形態において、第1層106は、約60ショアD以下の硬度を有する。一部の実施形態において、第1層106は、約60ショアDより大きい硬度を有するが、依然として第2層108よりは柔軟である。
一部の実施形態において、第1層106および第2層108は、それぞれ、Pebax(登録商標)7033およびナイロン12(L2101F)から形成される。特定の実施形態において、第1層106および第2層108は、それぞれ、ナイロン12(L2101F)およびナイロン612(D22)から形成される。一部の実施形態において、第1層106および第2層108は、それぞれ、ナイロン612(D22)およびPETから形成される。
ポリマーおよびポリマーの組み合わせのいくつかの例を上記に記載しているが、層106および108を形成するために、異なる物理的性質(例えば、異なる弾性係数および/または異なる硬度)を有する任意の様々な材料を用いることができる。第1層106および/または第2層108を形成するために用いることができる材料の例としては、ポリウレタン、およびポリアミド−ポリエーテルブロックコポリマーまたはアミド−テトラメチレングリコールコポリマーのようなブロックコポリマーが挙げられる。例としては、PEBAX(登録商標)(ポリアミド/ポリエーテル/ポリエステルブロックコポリマー)ファミリーのポリマー、例えばPEBAX(登録商標)7OD、72D、2533、5533、6333、7033または7233(ペンシルベニア州フィラデルフィア所在のエルフ アトケム(Elf AtoChem)から入手可能)が挙げられる。他の例としては、脂肪族ナイロン、例えば、Vestamid L2101F、ナイロン11(エルフ アトケム(Elf Atochem))、ナイロン6(アリード シグナル(Allied Signal))、ナイロン6/10(ビーエーエスエフ(BASF))、ナイロン6/12(アシュリー ポリマー(Ashley Polymers))、ナイロン12のようなナイロンが挙げられる。ナイロンの付加的な例としては、Grivory(登録商標)(イーエムエス(EMS))およびナイロンMXD−6のような芳香族ナイロンが挙げられる。他のナイロンおよび/またはナイロンの組み合わせを用いることができる。さらに他の例としては、CELANEX(登録商標)(ニュージャージー州サミット所在のティコナ(Ticona)から入手可能)のようなポリブチレンテレフタレート(PBT)、例えばARNITEL(登録商標)EM740などのARNITEL(登録商標)(インディアナ州エリオンスピラ(Erionspilla)所在のディエスエム(DSM)から入手可能)のようなポリエステル/エーテルブロックコポリマー、Trogamid(PA6−3−T、デグサ)のような芳香族アミド、およびHYTREL(登録商標)(デラウェア州ウィルミントン所在のデュポン ド ヌムール(Dupont de Nemours))のような熱可塑性エラストマーが挙げられる。一部の実施形態において、PEBAX(登録商標)、HYTREL(登録商標)およびARNITEL(登録商標)は、約45D〜約82DのショアD硬度を有する。
材料は、純粋な状態で用いてもよいし、またはブレンドとして用いてもよい。例えば、ブレンドは、PBTと、RITEFLEX(登録商標)(ティコナから入手可能)、ARNITEL(登録商標)またはHYTREL(登録商標)のような1種以上のPBT熱可塑性エラストマーとを含んでもよいし、またはポリエチレンテレフタレート(PET)と、PBT熱可塑性エラストマーのような熱可塑性エラストマーとを含んでもよい。
前記材料は1種以上の液晶ポリマー(LCP)を含むことができる。LCPの例としては、ポリエステル、ポリアミド、それらのブレンド、および/またはそれらのコポリマー、例えば、VECTRA(登録商標)A(ティコナ)、VECTRA(登録商標)B(ティコナ)、VECTRA(登録商標)LKX(ティコナ)(例えばVECTRA(登録商標)LKX 1107および1111(ティコナ))およびVECTRAN(登録商標)(例えばVECTRAN V300P(ティコナ))などが挙げられる。他のLCPおよび/またはLCPの組み合わせを用いることができる。
一部の実施形態において、材料は、コンプライアンス(compliancy)を低下させる添加物を含有してもよい。添加物はバルーン材料を補強する色素であってもよい。添加物の例としては、TiOのような酸化チタン、炭酸カルシウム、マイカ、アラミド繊維、カーボンブラック、ガラス、またはガラス繊維のような無機添加物が挙げられる。
一部の実施形態において、相溶化材(compatibilizing material)を、バルーン102の層の1つ以上に組み入れることができる。相溶化材は、押出および冷却の前に、溶融ブレンドの均質性を高めることにより、隣接する層(例えば層106と層108)同士の間における滑りを低減し得る。例えば、相溶化材を予め押出された溶解ブレンドに加えて、隣接する層の間により混然とした相境界を提供することができる。相溶化材の例としては、コポリエステルエラストマー、エチレン無水マレイン酸コポリマーのようなエチレン不飽和エステルコポリマー、エチレン−メチルアクリレートコポリマーのようなエチレンとカルボン酸または酸誘導体のコポリマー、エチレン−メチルアクリレートコポリマーのような、官能性モノマーをグラフトされたポリオレフィンまたはエチレン不飽和エステルコポリマー、エチレン−メチルアクリレート無水マレイン酸ターポリマーのような、エチレンとカルボン酸または酸誘導体とのコポリマー、エチレン−メチルアクリレート−メタクリル酸ターポリマーのような、エチレン、不飽和エステル、およびカルボン酸または酸誘導体のターポリマー、マレイン酸がグラフトされたスチレン−エチレン−ブタジエン−スチレンブロックコポリマー、並びにアクリルゴムのようなアクリル酸エラストマーが挙げられる。例えば、グリシジルメチルアクリレート(例えば、アルキル(メタ)アクリレート−エチレン−グリシジル(メタ)アクリレートポリマー)から誘導された、エポキシ官能基を含む類似したポリマーを用いることができる。イオノマーコポリマーを用いることができる。PETGを用いることができる。相溶化材の例としては、Hytrel HTR−6108、Polybond 3009(ビーピー ケミカルズ(BP Chemicals))、SP 2205(シェブロン(Chevron))、DS 1328/60(シェブロン)、Lotader 2400、Escor ATX−320、Escor ATX−325、Vamac G1およびLotader AX8660が挙げられる。特定の実施形態において、相溶化材(例えばPETG)は押出の前に、1種以上のポリマー(例えばLCP含有物質)と混合され得る。他の相溶化材も用いることができる。相溶化材の組み合わせも同様に用いることができる。
特定の実施形態において、第1層106および/または第2層108は、少なくとも約1ミクロン(例えば少なくとも約1.5ミクロン、少なくとも約2ミクロン、少なくとも約2.5ミクロン、少なくとも約3ミクロン、少なくとも約3.5ミクロン、少なくとも約5ミクロン、少なくとも約10ミクロン、少なくとも約15ミクロン、少なくとも約20ミクロン、少なくとも約25ミクロン、少なくとも約30ミクロン、少なくとも約35ミクロン、少なくとも約40ミクロン、少なくとも約45ミクロン)の最小厚さを有し、かつ/または、最大でも約50ミクロン(例えば最大でも約45ミクロン、最大でも約40ミクロン、最大でも約35ミクロン、最大でも約30ミクロン、最大でも約25ミクロン、最大でも約20ミクロン、最大でも約15ミクロン、最大でも約10ミクロン、最大でも約5ミクロン、最大でも約3.5ミクロン、最大でも約3ミクロン、最大でも約2.5ミクロン、最大でも約2ミクロン、最大でも約1.5ミクロン)の最大厚さを有する。
第1層106および第2層108の厚さは異なっていてもよいし、または同一であってもよい。一部の実施形態において、第1層106は、チューブまたはバルーン壁の厚さの合計の約1パーセント〜約50%(例えば、約5%〜約50%、約5%〜約40%、約30%以下、約20%〜約30%)を構成し、第2層108がその残りを構成する。特定の実施形態において、第2層108は、チューブまたはバルーン壁の厚さの合計の約1パーセント〜約50%(例えば、約5%〜約50%、約5%〜約40%、約30%以下、約20%〜約30%)を構成し、第1層106がその残りを構成する。
一部の実施形態において、バルーン102(例えばバルーン102の層106および相108)が形成される1種以上の材料は、相対的に柔軟かつ可撓性である。これは、バルーン102に、(例えばバルーンが膨張して収縮した後の)良好な折り畳み再現性(re−fold characteristics)と、体内管腔を介した良好なトラッカビリティおよび通過性(crossability)とを提供するのに役立つ。特定の実施形態において、例えば、バルーン102(例えばバルーン102が形成される材料)は、所定圧力範囲(例えば、大気圧から定格破裂圧まで)にわたって、約1パーセント以上(例えば、約5パーセント以上、約10パーセント以上)のコンプライアンス(compliancy)を有し得る。バルーン102は、約10気圧〜約30気圧の定格破裂圧を有し得る。
バルーン102は、4つの切断要素105を有するように示されているが、様々な数の切断要素105を有することができる。バルーン102は、例えば、1つ以上(例えば2つ、3つ、4つ、5つ、6つ、7つ、8つ)の切断要素105を有し得る。切断要素105は、バルーン102の外周のまわりに均等かつ/または不均等に離間され得る。切断要素105は、バルーン102の一部に沿って、連続的かつ/または非連続的に延在し得る。例えば、切断要素の線は、端と端を接して配列された複数の切断要素から形成されてもよい。異なる間隔、構成、および/または寸法の組み合わせが可能である。切断要素105は、滑らかな切断刃、および/またはギザギザの、例えば、鋸歯状の切断刃を有し得る。一部の実施形態において、切断要素105は金属から形成されている。上述したように、例えば、切断要素105は鋼鉄刃であり得る。これに代わり、またはこれに加えて、切断要素105は、十分な硬度、剛性、および/または強度を有するポリマーから形成されてもよい。ポリマー切断要素は、LCPを含み得る。ポリマー切断要素は、(例えば成形によって)形成され、その後、接着剤を用いてバルーン102に取り付けられ得る。これに代わり、またはこれに加えて、任意の様々な他の好適な材料を用いて切断要素105を形成することができる。
バルーン102は、ディスク・コエクストルージョン(disc co−extrusion)によるように、押出工程によって形成されたチューブまたはパリソンから形成することができる。ディスク・コエクストルージョンの例は、米国特許出願公開第2002−0165523号に記載されている。
バルーン102を形成するために、形成された(例えば、共押出された)チューブはブロー成形され得る。一部の実施形態において、チューブは予め加熱されバルーン型内に配置され、チューブ管腔の開放性を維持するために、チューブに空気が導入される。所定の温度および時間でソーキングを行った後、チューブは、所定の時間、速度および温度で、所定の距離にわたって引き伸ばされる。次に、チューブを型の内側に半径方向に拡張させるのに十分なようにチューブの内部圧力を増大させて、バルーンを形成する。形成されたバルーンは、例えば折り畳み復元性(folding memory)を高めるために、熱処理され、かつ/または所定の輪郭に折り畳まれる。チューブからバルーンを形成する方法は、例えば、本発明の譲受人に譲渡された、2001年9月10日出願の「医療用バルーン」と題され、現在は放棄された米国特許出願第09/950,195号、米国特許第6,120,364号、同第5,714,110号、および同第4,963,313号に記載されている。上記の全ての特許文献は、本願により、参照によってそれらの全容を援用される。
バルーンが形成された後、バルーンに切断要素が取り付けられて(例えば、接着により取り付けられて)、バルーン102を形成することができる。次に、バルーン102は、例えば、米国特許第5,209,799号に記載された方法を用いて、折り畳まれ得る(図3)。場合により、バルーン102の相対的にコンプライアントな領域(例えば、フラップ109)は、切断要素105の刃先から体内管腔を保護するために、切断要素105の上に折り畳まれ得る。折り畳みは、フラップ109をチャックに係合(握持)させて、チャックを回転させることにより実施することができる。折り畳みは、米国特許第5,209,799号に記載されるように、バルーン102の熱処理中に実施することができる。
多くの実施形態について上述してきたが、他の実施形態も可能である。
例として、第1層106は第2層108より低い弾性係数を有すると記載されているが、一部の実施形態において、第1層106は第2層108より高い弾性係数を有する。
別の例として、第1層106は第2層108より軟質であると記載されているが、一部の実施形態において、第1層106は第2層108より硬質である。特定の実施形態において、第1層106および第2層108は、ほぼ等しい硬度を有する。
付加的な例として、上記実施形態の膨張可能バルーンは2層を有すると記載されているが、一部の実施形態において、バルーンは3層以上の層を備える。図5は、例えば、本願に記載した技術に類似した技術を用いて形成され得る3層バルーン202を示す。バルーン202は、第2層108の内側に配置される第3層210を備える。第3層210の特定の物理的性質は、隣接した第2層108とは異なる。一部の実施形態において、第3層210は、第2層108の弾性係数とは、少なくとも約2,000psi(約13.8MPa)(例えば、少なくとも約5,000psi(約34.5MPa)、少なくとも約10,000psi(約68.9MPa)、少なくとも約25,000psi(約172MPa)、少なくとも約50,000psi(約345MPa)、少なくとも約75,000psi(約517MPa)、少なくとも約100,000psi(約689MPa))は異なる弾性係数を有する。第2層108の弾性係数は、例えば、第3層210の弾性係数とは、第3層210の弾性係数の少なくとも約50パーセント(例えば100パーセント、150パーセント、200パーセント、250パーセント、300パーセント、350パーセント、400パーセント、450パーセント、500パーセント)は異なり得る。第3層210の弾性係数は、第2層108の弾性係数より大きくてもよいし、または小さくてもよい。特定の実施形態において、第3層210の弾性係数は、第1層106の弾性係数とほぼ等しい。一部の実施形態において、例えば、第3層210は、一部の実施形態における第1層106と同じ材料から形成されている。しかしながら、第3層210の弾性係数は第1層106の弾性係数とは異なり得る。
第3層210は、第1層106および第2層108に関して上記に記載した様々な材料のうちのいずれからでも形成することができる。一部の実施形態において、第1層106、第2層108および第3層210は、それぞれ、Pebax、ナイロン、およびPebaxから形成される。特定の実施形態において、第1層106、第2層108および第3層210は、それぞれ、ナイロン、PET、およびナイロンから形成される。一部の実施形態において、第1層106、第2層108および第3層210は、それぞれ、Pebax、ナイロン6、およびナイロン12から形成される。
本願に記載したバルーンカテーテルは、4層以上(例えば5層、6層、7層、8層、9層、10層、11層、12層、13層、14層、15層、16層)の層を有するバルーンを備えることができる。バルーン内の隣接する層の弾性係数は、上記に記載した実施形態でのように、互いに異なり得る。特定の実施形態において、隣接する層の各々の弾性係数は、少なくとも約2,000psi(約13.8MPa)(例えば少なくとも約5,000psi(約34.5MPa)、少なくとも約10,000psi(約68.9MPa)、少なくとも約25,000psi(約172MPa)、少なくとも約50,000psi(約345MPa)、少なくとも約75,000psi(約517MPa)、少なくとも約100,000psi(約689MPa))は異なり、かつ/または、隣接する層のうちの1つの弾性係数の少なくとも約50パーセント(例えば100パーセント、150パーセント、200パーセント、250パーセント、300パーセント、350パーセント、400パーセント、450パーセント、500パーセント)は異なる。一部の実施形態において、層の弾性係数は、最内層から最外層へと漸進的に増大する。特定の実施形態において、層の弾性係数は、最内層から最外層へと漸進的に低下する。一部の実施形態において、バルーンの層は、層の弾性係数がバルーン壁の厚さにわたって変化するような交互パターンに配列される。
弾性係数に類似して、層の硬度は、最内層から最外層へと漸進的に増大してもよいし、または低下してもよい。これに代わって、またはこれに加えて、層の硬度がバルーン壁の厚さにわたって変化するように、層を配することができる。層の厚さも同様に変化し得る。層の厚さは、例えば、バルーン壁の厚さにわたって漸進的に変化し得る。例えば、層は、最外層から最内層へと、またはその逆に、漸進的により厚くなり得る。特定の実施形態において、いくつかの層の厚さはバルーン壁の厚さにわたって変化するが、他の層の厚さは一定のままである。
さらなる例として、切断要素26はバルーンに接着によって取り付けられると上記に記載したが、他の方法で切断要素26をバルーンに(例えばバルーンの外層に)取り付けることも可能である。切断要素26は、例えば、熱により結合され得、かつ/または機械的に結合され得る。これに代わって、またはこれに加えて、切断要素26は、それらの底部に、バルーンの壁に埋め込まれる突起(例えばフック)を備えることができる。その突起は手動で埋め込むことができる。切断要素は、前記突起が型の空洞内に延在する状態で、バルーン成形型内に適切に配置され得る。チューブがバルーンを形成するために半径方向に拡張されると、前記突起はバルーンの壁に埋め込まれ得る。
別の例として、一部の実施形態において、膨張可能バルーンは、その層の1つ以上を介して延びる、縞状部を備える。例えば、図6を参照すると、バルーン302は、第1層106と、第2層108と、第1層106を通って延びる縞状部310(ここでは4つ)とを備えるように、共押出されている。切断要素105は縞状部310上のバルーン302に取り付けられている。特定の実施形態において、縞状部310は、第1層106が形成される材料より低いコンプライアンスを有する材料から形成される。これに代わって、またはこれに加えて、縞状部310は、第1層106が形成される材料より低い膨張性を有する1種以上の材料から形成されてもよい。コンプライアンスおよび膨張性は、バルーン302の半径方向および/または長手方向に当てはまり得る。一部の実施形態において、縞状部310は、第1層106よりも、より剛性が高く、より硬質である、かつ/またはより強固である。
切断要素105を縞状部310上に取り付けることにより、切断要素とバルーン302との間の付着を強化することができる。例えば、バルーン302が使用の間に(例えば10気圧以上まで)膨張および収縮するとき、縞状部310は、第1層106に比べて、長手方向におよび/または半径方向に変化し難い、例えば、伸びたりまたは広がったりし難い。切断要素105と縞状部310との間の界面は、使用の間、比較的一定のままであり得る。その結果、切断要素105とバルーン302との間の機械的応力を低減し、かつそれらの間の付着を強化することができる。
縞状部310はまた、バルーン302の折り畳みおよび再折り畳みを強化することができる。縞状部310、および縞状部に隣接する領域は、ヒンジのように作用し得る。例えば、(相対的にノンコンプライアントな)縞状部310は、ヒンジの静止部材として作用することができ、(相対的にコンプライアントな)隣接領域は、縞状部と該隣接領域との間の界面領域を中心として回動するヒンジの可動部材として作用することができる。バルーン302が収縮するとき、コンプライアント領域がフラップを形成するように、バルーンは界面の領域に沿って折れ曲がり得、縞状部310はしわに配置される。その結果、バルーン302は、相対的にロープロファイルかつ相対的に予測可能な折り畳み形態を有して形成されて用いることができ、それにより、対象に対するバルーンカテーテルの望ましい挿入および抜去を提供する。バルーン302および縞部310の実施形態は米国特許出願公開第2003−0163148号に記載されている。前記特許文献は参照によって本願に援用される。
縞状部310は第1層106を通って延在すると記載されているが、その代わりに、またはそれに加えて、縞状部310は、バルーン302の他の領域を通って(例えば第2層108を通って)延在し得る。
付加的な例として、一部の実施形態において、バルーンは、望ましい方向において(例えばバルーンの長手方向軸線に平行な方向において)、その折り畳み能力を高めるため、および/または破断を促進するための特徴を備える。そのような特徴を備えるバルーンの例は、2月17日出願の「医療装置(Medical Devices)」と題された米国特許出願第11/060,151号に記載されている。前記特許文献は参照により本願に援用される。
以下の実施例は、多層バルーンを形成する方法を示す。
実施例1
第1材料および第2材料を共押出して、2つの層、つまり第1層(すなわち外層)および第2層(すなわち内層)を備えるチューブを形成する。チューブは、0.058インチ(約1.5ミリメートル)の外径および0.032インチ(約0.8ミリメートル)の内径を有する。チューブの第1層は、Pebax7233ペレット(ペンシルベニア州フィラデルフィアのアルケマ インコーポレイテッド(Arkema Inc.)製)から押出され、チューブの第2層は、ナイロン12 Vestamid L2101Fペレット(ニュージャージー州パーシッパニーのデグサ コーポレイション(Degussa Corp.)製)から押出される。第1層および第2層は、第1押出機および第2押出機をそれぞれ用いて押出される。第1層は360°F(約182℃)の融解温度で押出され、一方、第2層は360〜390°F(約182〜199℃)で押出される。前記押出は、80°F(約27°C)の接触冷却温度および55fpm(約16.8メートル/分)のライン速度で実施される。
次に、押出されたチューブを、285°F(約141℃)の温度に予熱された5ミリメートル×10ミリメートルのバルーン型に入れる。次に、チューブをその両端で保持し、チューブが加熱下で潰れるのを防止するために、チューブに空気を約280psi(約1.93MPa)で注入する。チューブを約50秒間にわたって型内で加熱し、次に、両端を10mm/秒の速度で、各端において18ミリメートルの距離にわたって引っ張る。その後、各端は、1ミリメートルほどスプリングバック(例えば収縮)してもよい。チューブが引っ張られている間、チューブの内部気圧を約300psi(約2.06MPa)に増大させる。次に、チューブを、285°F(141°Cに関する)および約300psi(約2.06MPa)で約3秒間にわたって保持する。次に、気圧を380psi(約2.62MPa)に増大させ、バルーンを380psi(約2.62MPa)および285°F(約141°C)で10秒間にわたって維持する。バルーンのテーパー状円錐領域を強化するために、チューブを、その両端において10mm/秒の速度で12ミリメートルの距離にわたって再度引っ張り、その2回目の引っ張りの間、圧力を380psi(約2.62MPa)から400psi(約2.76MPa)に増大させる。次に、バルーンの形状記憶性を高めるために、バルーンを約400psi(約2.76MPa)で10秒間にわたって維持する。次に、圧力を90psi(約0.62MPa)まで降下させ、次いで、型を開放して形成されたバルーンを取り出す。形成されたバルーンは5ミリメートルの外径を有する。
実施例2
第1材料、第2材料、および第3材料を共押出して、3つの層、つまり第1層(すなわち外層)、第2層(すなわち中層)および第3層(すなわち内層)を備えるチューブを形成する。チューブは0.092インチ(約2.3ミリメートル)の外径および0.052インチ(約1.3ミリメートル)の内径を有する。チューブの第1層は、Pebax 7233ペレット(ペンシルベニア州フィラデルフィアのアルケマ インコーポレイテッド製)から押出される。チューブの第2の層は、ナイロン12 Vestamid L2101Fペレット(ニュージャージー州パーシッパニーのデグサ コーポレイション製)から押出される。第3層は、ナイロン12 Vestamid D22ペレット(ニュージャージー州パーシッパニーのデグサ コーポレイション製)から押出される。第1層、第2層、および第3層は、それぞれ、第1押出機、第2押出機、および第3押出機を用いて、共押出される。第1層は360°F(約182°C)の融解温度で押出され、一方、第2層および第3層は390°F(約199°C約)および400°F(約204°C)の融解温度でそれぞれ押出される。前記押出は、約80°F(約27°C)の接触冷却温度、および50fpm(16.8メートル/分)のライン速度で実施される。
次に、押出されたチューブを、294°F(約146℃)の温度に予熱された8ミリメートル×20ミリメートルのバルーン型に入れる。次に、チューブをその両端で保持し、チューブが加熱下で潰れるのを防止するために、チューブに空気を約340psi(約2.34MPa)で注入する。チューブを約60秒間にわたって型内で加熱し、次に、両端を10mm/秒の速度で、各端において12ミリメートルの距離にわたって引っ張る。その後、各端は、1ミリメートルほどスプリングバック(例えば収縮)してもよい。チューブが引っ張られている間、チューブの内部気圧を約350psi(約2.41MPa)に増大させる。次に、チューブを、294°F(約146°C)および約350psi(約2.41MPa)で約10秒間にわたって保持する。次に、気圧を350psi(約2.41MPa)で維持し、バルーンを350psi(約2.41MPa)および294°F(約146°C)で20秒間にわたって維持する。次に、圧力を350psi(約2.41MPa)から360psi(約2.48MPa)に増大させながら、バルーンのテーパー状円錐領域を強化するために、チューブを、その両端において10mm/秒の速度で5ミリメートルの距離にわたって再度引っ張る。次に、バルーンの形状記憶性を高めるために、バルーンを約360psi(約2.48MPa)で20秒間にわたって維持する。次いて、圧力を70psi(約0.48MPa)まで降下させ、型を開放して形成されたバルーンを取り出す。形成されたバルーンは8ミリメートルの外径を有する。
本出願において言及したすべての刊行物、出願、および特許は、個々の公開公報または特許が各参照によって援用されるものと特に個別に示されているものとして、それらを参照することによって本願に援用される。他の実施形態は特許請求の範囲内にある。
バルーンカテーテルの実施形態の斜視図。 線2−2における図1のバルーンカテーテルの断面図。 図1のバルーンカテーテルの断面図。 図1のバルーンカテーテルの他の断面図。 バルーンカテーテルの他の実施形態の断面図。 バルーンカテーテルの他の実施形態の断面図。

Claims (20)

  1. 膨張可能バルーンであって、
    第1の弾性係数を有する材料を含む第1層と、
    第1層に隣接し、第1弾性係数とは少なくとも約2,000psi(約13.8MPa)は異なる第2弾性係数を有する材料を含む第2層とを備える、膨張可能バルーンと、
    前記バルーンによって支持された切断要素とを備える、医療装置。
  2. 第2弾性係数は、第1弾性係数とは少なくとも約10,000psi(約68.9MPa)は異なる、請求項1に記載の医療装置。
  3. 第2弾性係数は、第1弾性係数とは少なくとも約50,000psi(約345MPa)は異なる、請求項2に記載の医療装置。
  4. 第2弾性係数は、第1弾性係数とは第1弾性係数の少なくとも約50パーセントは異なる、請求項1に記載の医療装置。
  5. 第1層は第2層の外側に配置される、請求項1に記載の医療装置。
  6. 第1層の内面は第2層の外面に付着される、請求項5に記載の医療装置。
  7. 第1層の内面は第2層の外面に接合される、請求項6に記載の医療装置。
  8. 第1層の内面は第2層の外面に対して接着によって付着される、請求項6に記載の医療装置。
  9. 第1層は、第2層よりも低い硬度を有する、請求項5に記載の医療装置。
  10. 第1弾性係数は、第2弾性係数より小さい、請求項5に記載の医療装置。
  11. 切断要素は第1層の外面に固定されている、請求項5に記載の医療装置。
  12. 第2層の内側に配置された少なくとも1つの第3層をさらに備え、第3層は、第2弾性係数とは少なくとも約2,000psi(約13.8MPa)は異なる第3弾性係数を有する、請求項5に記載の医療装置。
  13. 第3弾性係数は、第2弾性係数より小さい、請求項12に記載の医療装置。
  14. 第1層および第2層の各々は、約1ミクロン〜約50ミクロンの厚さを有する、請求項1に記載に記載の医療装置。
  15. 第2層の厚さは第1層の厚さより大きい、請求項14に記載の医療装置。
  16. 第1層の厚さと第2層の厚さとはほぼ等しい、請求項14に記載の医療装置。
  17. 膨張可能バルーンは、少なくとも5層を備える、請求項1に記載の医療装置。
  18. 少なくとも5層の各々は、隣接する層と少なくとも約2,000psi(約13.8MPa)は異なる弾性係数を有する、請求項17に記載の医療装置。
  19. 膨張可能バルーンは、約10気圧〜約30気圧の破裂圧を有する、請求項1に記載の医療装置。
  20. 膨張可能バルーンは、約1パーセント〜約15パーセントのコンプライアンスを有する、請求項1に記載の医療装置。
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