JP2009506917A - 民営旅客機用の改良された設備構造体 - Google Patents

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Abstract

複合構造の少なくとも一つのモノコック構造部品から製造される、航空機用設備構造体。

Description

本発明は、民営旅客機用の改良された設備構造体に関する。
民営旅客機のキャビン領域には通常、キッチン、クローク又はコートロッカ、トイレ 室等がある。
そのような設備構造体の設計と構築は、複雑であり且つ時間がかかることが多い。設備構造体は従来、適当なファスナによりクラッド又はパネルが取り付けられるアルミニウムの枠から成る空間枠構造を最初に画成することにより製造されてきた。
一般に、空間枠は、キャビンの床の底面か又は直接に座席レール等のどちらかにボルト締めされる。
この枠は、クラッド材料により被覆され閉鎖構造を作り出す。公共施設、棚及び他の機構は、枠上に構築でき又はそこから吊るすことができる。代表的な従来技術の設備構造体は一つずつ且つ通常は機内で組立てられる。
組立てられた設備構造体の構造は、アルミニウムなど軽量材料を優先的に使用すると同時に、より高い強度を必要とする領域についてはより重い金属合金を使用できる。
組立てられた設備構造体を作り出すことは、時間がかかる。さらに、そのような設備構造体はまた、比較的大きな重量からも成る。これは、空間枠の部分にそのような部品を接続する以外に、強度用に要求寸法より大きくなる必要がない強度部品を使用する必要性のためである。それはまた、他の機構又は部品への締め付けを可能にする部品又は機構を含む必要性のためでもある。さらに、部品を一緒に接続するファスナは重量を追加する。これが、設備構造体の純粋な機能的態様を提供するためにある設備構造体の全体重量が、民間航空又は非常時管理局の規制と美的外観も満たす強度の設備構造体を提供するために必要である重量を大幅には大きくなく越えている一因であるかもしれない。
航空機産業では、機内の構造体の材料重量を低減できる場合運行価格の大幅な節約が実施できる。重量の低減は、航空機産業においての研究と製造のための主要な駆動要因の一つである。
設備構造体がより重くなるのは、自身の重量と、より大きな固有強度並びに取り付け部の強化又はより複雑な設計を必要とするより高い動的負荷を受けるためである。一般にそのような設備構造体は、航空機の座席の安全を確実にするために9Gの負荷に耐えて構造的に原型を保つことが可能でなければならない。
従って、航空機の全体重量を直接低減する利点のみならず、設備構造体と、設備構造体が係合される航空機の部分の軸受との動的負荷要求を低減する利点である、設備構造タイプの構造体の重量を低減するにおいてのさらなる利点がある。
従って、上記の欠点を克服し又は前述の必要なものの少なくとも一部を満たすために少なくともなんらかの形にし、あるいは少なくとも公衆に有用な選択を提供する、航空機用の改良された設備構造体を提供することが本発明の目的である。
第一態様では、本発明は、複合構造の少なくとも一つのモノコック構造部品から製造された航空機用の設備構造体からなる。
前記モノコック構造部品は、少なくとも二つの平行でない壁断面を有する隔壁を画成することが好ましい。
前記モノコック構造部品は、少なくとも三つの平行でない壁断面を有する隔壁を画成することが好ましい。
前記壁断面は、ほぼ垂直に延びている直立壁断面であることが好ましい。
前記モノコック構造部品はまた、前記平行でない壁断面の間に延びている床も画成することが好ましい。
前記モノコック構造部品は、床と、前記床の少なくとも一つの周辺領域から直立している少なくとも一つの垂直に延びる壁断面を画成することが好ましい。
前記壁断面は、前記モノコック構造部品の二つの対向端部に設けられたいずれか一つ以上の開口部を除く前記設備構造体に、閉鎖周辺を画成することが好ましい。
前記壁断面と前記床は、天井に設けられたいずれか一つ以上の開口部と前記モノコック構成部品に形成された開口部を除いて、囲いを画成することが好ましい。
前記平行でない壁断面の間に延びている床が提供されることが好ましい。
前記壁断面と前記床は各々、前記天井に設けられたいずれかの開口部と前記モノコック構造に形成された開口部を除いて、囲いを画成することが好ましい。
前記モノコック構造部品は、その全長にわたって一定の断面形状のモノコック・プレカーサから画成されることが好ましい。
前記モノコック構成部品は、その全長にわたって一定の断面形状のモノコック・プレカーサから画成され、前記断面は、閉鎖領域を画成することが好ましい。
前記モノコック構成部品は、前記壁断面の少なくとも一つから断面を取り除くよう改良されてきた前記プレカーサにより画成されることが好ましい。
前記壁断面の少なくとも一つを貫いて、少なくとも一つの閉鎖可能な開口部が設けられることが好ましい。
前記閉鎖可能な開口部は、ハッチ又はドアにより閉鎖可能であることが好ましい。
前記ハッチ又はドアは、前記開口部を画成するため取り除かれる前記モノコック構造部品の断面により画成されることが好ましい。
前記床は取り付け部を含み、前記設備構造体は前記取り付け部により前記航空機の構造に取り付けできることが好ましい。
前記床は、前記壁断面の連続中間体であることが好ましい。
天井パネルが設けられることが好ましい。
前記天井パネルは、作業面を提示される外部又は前記設備構造体を画成するよう与えられることが好ましい。
前記壁断面は、開放可能な囲いを画成することが好ましい。
開放可能な囲いを画成する前記壁断面の一つから自由に突出している、さらなる壁断面が設けられることが好ましい。
取り外し可能なシュラウドが、上方に置かれ且つ前記壁断面により支持され、前記壁断面と前記航空機の内向き提示された一つ以上のキャビン・ライニング表面との間に延びることが好ましい。
前記取り外し可能なシュラウドは、前記壁断面の外部提示面に平行な外部提示面を有することが好ましい。
前記複合材料はサンドイッチ構造から成ることが好ましい。
前記サンドイッチ構造は、少なくとも一層のファイバ強化樹脂の中間体に把持されたコアから成り、前記中間体は前記コアの両側にあることが好ましい。
前記コアは、発泡シート材料から成ることが好ましい。
前記コアは、ハニカム・シート材料から成ることが好ましい。
前記設備構造体は、(a)トイレ、(b)厨房棚、(c)コート用ロッカ、(d)収納ロッカ、及び(e)乗員休憩室のいずれか一つから選択される設備を画成するよう構成されることが好ましい。
さらなる態様では、本発明は、複合構造と一定断面形状とのモノコック・プレカーサから製造されてきた航空機用設備構造体からなる。
さらなる態様では、本発明は、
a. 領域を画成し且つ閉鎖する、複合構造と一定断面形状とのモノコック・プレカーサ隔壁構造を取り込む段階と、
b. 前記隔壁構造を貫く開口部を作り出すため、前記隔壁構造の領域を取り除く段階、を含む、設備構造体の製造方法からなる。
取り除かれる前記隔壁構造の前記領域は、前記開口部用囲いを製造するため使用されることが好ましい。
取り除かれる前記隔壁構造の前記領域は、前記隔壁構造により全体を画成される周辺を備える前記隔壁構造を貫く開口部を画成することが好ましい。
さらなる態様では、本発明は、明細書に記載される設備構造体を含む航空機からなる。
さらなる態様では、本発明は、添付の図面のいずれか一つを参照して本明細書に記載される設備構造体からなる。
さらなる態様では、本発明は、前述され且つ添付の図面のいずれか一つを参照して本明細書に記載される設備構造体からなる。
さらなる態様では、本発明は、添付の図面のいずれか1つに示される設備構造体からなる。
さらなる態様では、本発明は、モノコック複合構造から製造されてきた、航空機用設備構造体からなる。
さらなる態様では、本発明は、設備構造体の少なくとも二つの面の周囲に延び且つ複合材料から作製される壁断面により画成される航空機用設備構造体からなる。
さらなる態様では、本発明は、航空機の内部キャビン領域用の航空機設備構造体であって、少なくとも一つの直行軸に垂直な前記プレカーサを貫くいずれかの所定面で一定断面から成る少なくとも一つの複合モノコック・プレカーサから形成される閉鎖空間隔壁を画成する設備構造体からなる。
前記プレカーサは、前記構造体により画成される囲いに開口部を導入するよう改良されることが好ましい。
航空機設備構造体は、厨房(湿式か乾式)、衣装棚、物置、戸棚、収納領域、水クロゼット及び乗員休憩室の少なくとも一つを画成するため使用されることが好ましい。
前記設備構造体は、民営旅客機に搭載して用いることが好ましい。
前記複合モノコック部品は、複合サンドイッチ構造から成ることが好ましい。
前記サンドイッチ構造は、(a)発泡材料と(b)ハニカム材料の一つから選択され、各々がファイバ強化樹脂材料から成る二層の中間体の間にはさまれる少なくとも一層のコア材料から構成されることが好ましい。
さらなる態様では、本発明は、複合サンドイッチ構造の少なくとも一つのモノコック構造から製造される、航空機用設備構造体からなる。
本発明は、本出願の明細書に個別に又は一括して引用され又は示される部分、要素及び機能と、二つ以上の前記部分、要素又は機能のいずれか又は全ての組み合わせと、からなことにも広範に言及でき、またこの発明に関連する周知の均等技術を有する具体的整数が本明細書に示される場合、当該の周知の均等物は、あたかも個別に述べられるように本明細書に組み込まれるように見なされる。
本発明の好ましい実施形態は、添付の図面を参照して説明される。
本明細書にモノコック構造又はモノコック・プレカーサが引用されるが、それは、その従来的意味を持つことと、単一構造部品から作製される構造を含むがそれに限定されないことを理解すべきである。モノコックは、一緒に結合されて一体化された設備構造体を画成する一つ以上のモノコック部品から画成される構造も含むことができる。
本明細書に複合構造が引用されるが、それは、各積層又は層が異なる材料からできている又はそのうちの一部は異なる材料にできる、あるいはそのうちの一部又は全ては異なる性質を保有でき又は異なる特性を提供できる材料の多重又は多層組立体を含むことができるというように理解されるべきである。
図1を参照すると、複合構造プレカーサ1が示されている。複合構造プレカーサ1は、複合構造のシート状材料102から構成されることが好ましい。複合構造のシート状材料102は、囲い3への周辺を画成する。複合構造プレカーサ1は、形状と寸法とほぼ一定の断面から成る形態とから成る壁構造2により長手方向LLに沿って画成される。言い換えると、長手方向LLを横断する方向に複合構造プレカーサ1を貫いてどこをスライスしても、同一断面形状が画成される。(複合構造プレカーサの第1と第2端部面4と5との間の距離になっている)長さは、一定であり、また複合構造プレカーサをその後の製造が設備構造体に変えるために適切な長さから成ることが好ましい。
本発明の一様式では、複合構造プレカーサは、隅部領域6で又は隅部領域6に沿って作り出されるかもしれない潜在的なさらなる制約を除いて、好ましくは一定の厚みから成り且つ好ましくは一定の断面から成る壁2により画成される。複合構造プレカーサは、各々が互いと一体に形成されて囲い3の周囲に周辺を画成する壁断面7,8,9、及10を画成している一つのモノコック構造である。あるいは、複合構造プレカーサは、一緒に結合されて複合構造体又は図1aに示されるような複合構造プレカーサを画成する幾つかのモノコック部品から作り上げられる。
複合構造プレカーサの壁2は、内部と外部表面12と13との間にそれぞれ把持されるコア11から構成されることが好ましい。内部と外部表面12,13は、水及び/又は空気に対する不透過性、曲げ、せん断及び圧縮等に抗する強度などの、適当な強度と他の特性を提供するファイバ強化樹脂層の材料であることが好ましい。
コア11は、ハニカム材料から成ることが好ましいが、あるいは発泡材料からであってもよい。単なる単一コア材料が提供されると同時に、表面12と13の内部に把持される多数のシートの積層材料からコアを構成できることが好ましい。ハニカム・コア11は、一定形態からできる、又は例えば隅部領域6で又は隅部領域6に沿ってより高い密度のハニカムを有することによるなどの様々な密度又は形態から選択できることが好ましい。実際、コア材料は、適当な形状に形成される材料の単一シートにより画成できると同時に、コアは、前成形され且つ一緒に結合されて例えば図1cに示されるような形状に画成する複数のシートから作製できる。
本発明の設備構造体は、例えば図1bに示されるような切欠き又は開口部を画成するため壁2の領域の取り除きを含む工程により単一モノコック構造として形成される又は幾つかのモノコック構造部品から作り上げられる図1aに示されるような複合構造プレカーサ1から形成される。図1bにおいて、複合構造プレカーサ1は、壁2を貫く切断により画成される開口部又は開口16を有している。開口部は、複合構造プレカーサ1の壁構造2を貫いて開口部、切り込み、凹所、又はアクセス通路が設けられるよう、領域に対応する予め画成された場所に作り出される。従って、設けられるいずれかの頂部開口部といずれかの他の壁開口部を除いて、壁は閉鎖空間に隔壁を画成する。
開口部16は、壁構造2を貫く孔として提供でき、又は複合構造プレカーサ1の末端部5と6からの又は両方からの切り込みとして提供できる。
コンピュータ支援設計と切断を含む適当な製造法を、壁構造2からの切り離しを作り出す目的に利用できる。壁構造2の露呈されたコア11を隠すため開口部16の露呈された縁17を仕上げする。仕上げは、構造体に取り付けられるキャップの形あるいは構造体の切欠き又は開口部の取り除きの結果として露呈される縁に係合できるいずれかのファイバ強化材料を含む樹脂材料の使用により実施できる。構造体はプレカーサから画成され、また例えば図1bに示されるように、切欠きの切り離しの結果としてもはやその長さLLに沿って一定の断面から成っていないが、LL方向に延びている特定部分に沿っては一定の断面から成るままにできる。実際、LL方向を横断する面に在る領域になっている領域AとBなどの特定領域で、構造体1は、所定の水平面において連続する周辺を依然として画成する。末端部5と6にある上部と下部露呈縁も、仕上げしてハニカム・コア材料を隠すことができる。
壁構造2から取り除かれる切欠きは、開口部に再挿入できる囲いを画成するために利用でき、そのような囲いにより閉鎖可能である開口部を可能にする。例えば、ドア又はハッチは、開口部16を画成するために切り出された壁構造2から製造でき、次に当該開口部に囲いを提供するため再利用される。
本発明の設備構造体は、長手方向LLがほぼ垂直に延びるような方位に利用されることが好ましい。
従って、壁7,8,9、及び10も、ほぼ垂直方向に延びることが好ましい。例えば図1bに示されるように画成される構造体は次に、航空機内部で使用するのに適した設備を画成するために設備にさらに追加される部品を保有できる。例えば図2を参照すると、囲い23により閉鎖可能な開口部22を含む壁19、20、及び21の周辺内部に画成される閉鎖領域3を有する収納用仕切りが示されている。囲い23は、壁20から切り離された部分から製造されてきた。公共施設のダクト26は、設備構造体の内部又は設備構造体を貫通して公共施設の設備に組み込みできる。そのような公共設備は例えば、電気、照明、水、ガス等を含む。さらなる隔壁29も、構造体の内部に含むことができ、また接着性取り付けの使用又は機械的締め付け手段の使用により構造体に係合できる。構造プレカーサはまた、接着性取り付けにより及び/又は機械的締め付けによりそれとともに係合される床30を保有できる。床30は、構造体の下部最末端部に設けられ且つ構造体に底面を提供することが好ましい。床は、壁19,20及び21により画成される壁構造の周辺と同一の広がりを持つことができ、又は当該壁により画成される周辺内部で一部にのみ及ぶことができる。最も好ましい形では、床30は、航空機の座席取り付けレールなど航空機の適当な構造体に直接固定される設備構造体を可能にする取り付け部を含む。中間枠又は底面は必要とされない。構造体といったん組立てられた床は、設備構造体の一体化部分を形成し、いずれの中間柱礎等を必要とせず座席取り付けレールに直接取り付けられる設備構造体を可能にしている。
ドア23などの囲いは開口部22のような開口部内部に適合するよう製造できて、必要な目的に適する囲いを提供する。
設備構造体の複合モノコック構造の利点の一つは、設備構造体の隣接する平坦壁断面間の移行部を画成する丸みのある隅部を含む且つ閉鎖空間に対する壁の一部又は全てが平坦でない設備構造体を提供する設備構造体に関する能力である。さらに、設備構造体は大きな組立てを必要とせずにかなりの程度に製造できる。設備構造体の構造部品は、モノコックの形で画成される又は互いに接着取り付けされたモノコック部品から画成され、一体化された構造部品を画成することが好ましい。その結果、閉鎖空間に対する隔壁面を画成すると同時に、モノコック構造は構造体の主要構造強度を提供する。
図3は、所望される機能性と公共施設を提供するため互いに並列させた複数の設備構造体の斜視図を図示する。設備構造体40は、例えば、その上に作業面41を設けられたカウンタ又はバー等にできる。設備構造体42は、ドア43と44により開放可能な囲いを画成し、またアクセス開口部又はハッチ45も含むことができる。図3に示される設備構造体46は、二つに折り畳むドア47を含み、またその頂部で要素又は構造49を画成しているシュラウドを支持する。シュラウド49は、設備構造体の頂部にあり、且つ航空機の内部キャビン空間の天井に向かって延びている設備構造体46の周辺構造の継続部を提供できる。設備構造体が航空機内部の別の位置に再配置される場合、別のシュラウドを設備構造体の頂部に取り付けでき、当該の別のシュラウドは、当該の新しい位置で航空機の内部シールに優れる形状を提供し、設備構造体の整然とした仕上げをその周囲に提供する。
図4を参照すると、例えば雑誌収納ラック60と衣装棚61を含むことができる設備構造体が示されている。切欠きが形成され且つ隔壁63などの内部隔壁が設けられる、複合構造62が再度画成される。
図5を参照すると、低い戸棚設備構造体70のさらなる実施形態が示されている。設備構造体70は、図2に示される形に類似するプレカーサから製造される。複合構造73が画成され、その中に例えば設備構造体70にちょうつがい77で連結され且つ掛け金/留め金76により閉鎖保持されるドア75の中に切欠きが形成される。他の切欠き74が、必要に応じ手を入れる及び/又はアクセスするために設けられる。作業面78も設けられる。
図6を参照すると、高い戸棚80が示されている。戸棚は、図5の形と類似の複合プレカーサの形から画成される。必要とされる隅部に強化材又は装飾81を適用できる。戸棚80は切欠きを有し、ドアにより閉鎖可能かどうか分らないドア開口82を画成する。隔壁83が設けられ、主な閉鎖空間84とは異なるより小さな棚を付けた空間を画成する。コート掛け85も設けることができる。壁86が囲いから突出して外部隔壁又は壁を形成するこの戸棚80は、本発明の代表的な形である。戸棚の囲いは、壁の並置による類似の方法で形成できる。
本発明は従って、複合構造の設備構造体を提供すると同時に、設備構造体を連続する断面の複合パネルだけから構築できる(即ち、設備構造体を自重に抗して強化するため金属構造部材を必要としない)。金属構造部材は、例えば複合パネルが切り離された場所、即ちドア開口部と、設備構造体が航空機自体に取り付けられる場所にのみ必要とされる。
図1aは、複合モノコック設備構造体に製造前の複合モノコック構造プレカーサを示している。 図1bは、ドア開口の取り除きと取り付け点の適合を受けた後の複合モノコック構造体を示していて、取り除かれた材料は開口用ドアに仕上げできる。 図1cは、設備構造体の断面図であり、設備構造体の壁構造は、7つのモノコック複合部品により画成される。 図2は、複合モノコック構造プレカーサから製造後の仕上げ状態で、且つ元の複合モノコック構造プレカーサから取り除かれるドアと戸棚用の取り除き部を示している、複合モノコック設備構造体の包括的な等角図を示している。 図3は、一緒に組立てられ且つバー、テーブル、戸棚及び収納領域を画成している多数の複合モノコック設備構造体の等角図である。 図4aは、戸棚設備構造体を等角図で示している。 図4bは、戸棚設備構造体を平面図で示している。 図4cは、戸棚設備構造体を端面図で示している。 図4dは、戸棚設備構造体を図4cの線AAに沿って断面図で示している。 図5aは、低い戸棚設備構造体を等角図で示している。 図5bは、低い戸棚設備構造体を平面図で示している。 図5cは、低い戸棚設備構造体を端面図で示している。 図5dは、低い戸棚設備構造体を側面図で示している。 図6aは、さらなる設備構造体の端面図を示している。 図6bは、図6aの線AAに沿った断面の平面図を示している。

Claims (46)

  1. 複合構造の少なくとも一つのモノコック構造部品から製造される、航空機用設備構造体。
  2. 前記モノコック構造部品は、少なくとも二つの平行でない壁断面を有する隔壁を画成する、請求項1に記載の設備構造体。
  3. 前記モノコック構造部品は、少なくとも三つの平行でない壁断面を有する隔壁を画成する、請求項1に記載の設備構造体。
  4. 前記壁断面は、ほぼ垂直に延びている直立壁断面である、請求項2又は3に記載の設備構造体。
  5. 前記モノコック構造部品はまた、前記平行でない壁断面の間に延びている床も画成する、請求項2−4のいずれか1項に記載の設備構造体。
  6. 前記モノコック構造部品は、床と、前記床の少なくとも一つの周辺領域から直立している少なくとも一つの垂直に延びる壁断面を画成する、請求項1に記載の設備構造体。
  7. 前記壁断面は、前記モノコック構造部品の二つの対向端部に設けられたいずれか一つ以上の開口部を除く前記設備構造体に、閉鎖周辺を画成する、請求項2−6のいずれか1項に記載の設備構造体。
  8. 前記壁断面と前記床は、天井に設けられたいずれか一つ以上の開口部と前記モノコック構造部品に形成された開口部を除いて、囲いを画成する、請求項5又は6に記載の設備構造体。
  9. 前記平行でない壁断面の間に延びている床が設けられる、請求項2−4のいずれか1項に記載の設備構造体。
  10. 前記壁断面と前記床は各々、前記天井に設けられたいずれかの開口部と前記モノコック構造に形成された開口部を除いて、囲いを画成する、請求項9に記載の設備構造体。
  11. 前記モノコック構造部品は、その全長にわたって一定の断面形状のモノコック・プレカーサから画成される、請求項1−10のいずれか1項に記載の設備構造体。
  12. 前記モノコック構造部品は、その全長にわたって一定の断面形状のモノコック・プレカーサから画成され、前記断面は、閉鎖領域を画成する、請求項1−10のいずれか1項に記載の設備構造体。
  13. 前記モノコック構造部品は、前記壁断面の少なくとも一つから断面を取り除くよう改良されてきた前記プレカーサにより画成される、請求項11又は12に記載の設備構造体。
  14. 前記壁断面の少なくとも一つを貫いて、少なくとも一つの閉鎖可能な開口部が設けられる、請求項2−12のいずれか1項に記載の設備構造体。
  15. 前記閉鎖可能な開口部は、ハッチ又はドアにより閉鎖可能である、請求項14に記載の設備構造体。
  16. 前記ハッチ又はドアは、前記開口部を画成するため取り除かれる前記モノコック構造部品の断面により画成される、請求項15に記載の設備構造体。
  17. 前記床は取り付け部を含み、前記設備構造体は前記取り付け部により前記航空機の構造に取り付けできる、請求項5、6、8又は9のいずれか1項に記載の設備構造体。
  18. 前記床は、前記壁断面の連続中間体である、請求項16に記載の設備構造体。
  19. 天井パネルが設けられる、請求項1−18のいずれか1項に記載の設備構造体。
  20. 前記天井パネルは、作業面を提示される外部又は前記設備構造体を画成するよう与えられる、請求項19に記載の設備構造体。
  21. 前記壁断面は、開放可能な囲いを画成する、請求項1−20のいずれか1項に記載の設備構造体。
  22. 開放可能な囲いを画成する前記壁断面の一つから自由に突出している、さらなる壁断面が設けられる、請求項21に記載の設備構造体。
  23. 取り外し可能なシュラウドが、上方に置かれ且つ前記壁断面により支持され、前記壁断面と前記航空機の内向き提示された一つ以上のキャビン・ライニング面との間に延びる、請求項1−24のいずれか1項に記載の設備構造体。
  24. 前記取り外し可能なシュラウドは、前記壁断面の外部提示面に平行な外部提示面を有する、請求項23に記載の設備構造体。
  25. 前記複合材料は、サンドイッチ構造から成る、請求項1−24のいずれか1項に記載の設備構造体。
  26. 前記サンドイッチ構造は、少なくとも一層のファイバ強化樹脂の中間体に把持されたコアから成り、前記中間体は前記コアの両側にある、請求項25に記載の設備構造体。
  27. 前記コアは、発泡シート材料から成る、請求項26に記載の設備構造体。
  28. 前記コアは、ハニカム・シート材料から成る、請求項26に記載の設備構造体。
  29. (a)トイレ、(b)厨房棚、(c)コートロッカ、(d)収納ロッカ、及び(e)乗員休憩室のいずれか一つから選択される設備を画成するよう構成される、請求項1−28のいずれか1項に記載の設備構造体。
  30. 複合構造と一定断面形状のモノコック・プレカーサから製造されてきた航空機用設備構造体。
  31. a. 領域を画成し且つ閉鎖する、複合構造と一定断面形状のモノコック・プレカーサ隔壁構造を取り込む段階と、
    b. 前記隔壁構造を貫く開口部を作り出すため、前記隔壁構造の領域を取り除く段階、を含む、設備構造体の製造方法。
  32. 取り除かれる前記隔壁構造の前記領域は、前記開口部用囲いを製造するため使用される、請求項31に記載の設備構造体の製造方法。
  33. 取り除かれる前記隔壁構造の前記領域は、前記隔壁構造により全体的に画成される周辺を備える前記隔壁構造を貫く開口部を画成する、請求項32に記載の設備構造体の製造方法。
  34. 請求項1−29のいずれか1項に記載の設備構造体を含む航空機。
  35. 添付の図面のいずれか一つを参照して本明細書に記載される設備構造体。
  36. 請求項1−29のいずれか1項に記載され且つ添付の図面のいずれか一つを参照して本明細書に記載される設備構造体。
  37. 添付の図面のいずれか1つに示される設備構造体。
  38. モノコック複合構造から製造されてきた、航空機用設備構造体。
  39. 前記設備構造体の少なくとも二つの面の周囲に延び且つ複合材料から作製される壁断面により画成される航空機用設備構造体。
  40. 航空機の内部キャビン領域用の航空機設備構造体であって、少なくとも一つの直行軸に垂直な前記プレカーサを貫くいずれかの所定面で一定断面から成る少なくとも一つの複合モノコック・プレカーサから形成される閉鎖空間隔壁を画成する設備構造体。
  41. 前記プレカーサは、前記構造体により画成される前記囲いに開口部を導入するよう改良される、請求項40に記載の航空機設備構造体。
  42. 厨房(湿式か乾式)、衣装棚、物置、戸棚、収納領域、水クロゼット及び乗員休憩室の少なくとも一つを画成するため使用される、請求項40又は41に記載の航空機設備構造体。
  43. 前記設備構造体は、民営旅客機に搭載して用いる、請求項1−29のいずれか1項に記載の設備構造体。
  44. 前記複合モノコック部品は、複合サンドイッチ構造から成る、請求項1−29のいずれか1項に記載の設備構造体。
  45. 前記サンドイッチ構造は、(a)発泡材料と(b)ハニカム材料の一つから選択され、各々がファイバ強化樹脂材料から成る二層の中間体の間にはさまれる少なくとも一層のコア材料から構成される、請求項44に記載の設備構造体。
  46. 複合サンドイッチ構造の少なくとも一つのモノコック構造から製造される、航空機用設備構造体。
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