JP2009500358A5

JP2009500358A5 -

Info

Publication number: JP2009500358A5
Application number: JP2008519796A
Authority: JP
Filing date: 2006-07-05
Publication date: 2009-07-09

Claims

図1および／または2に示されるユニットセル結晶構造を有するサリチル酸ストロンチウム1水和物であるストロンチウム塩。
図3および／または4に示されるユニットセル結晶構造を有する結晶ユニットセル当たり1¹/₂水分子を含む結晶形態にあるマロン酸ストロンチウムであるストロンチウム塩。
図7および／または8に示されるユニットセル結晶構造を有するストロンチウムジ-イブプロフェネート2水和物であるストロンチウム塩。
水性媒体中、50℃以下の温度で、最大で300分の間、炭酸ストロンチウムと有機酸（アニオン）、サリチル酸ストロンチウム1水和物の場合サリチレート、マロン酸ストロンチウムセスキ水和物の場合マロネート、そしてストロンチウムジ-イブプロフェネート2水和物の場合イブプロフェネートとを反応させることを含む方法により得ることができる、請求項1〜3のいずれか1つに記載のストロンチウム塩。
反応が、溶液状態の有機酸と、激しい撹拌下および／または混合下に、固体の形態で加えられる炭酸ストロンチウムとの間で行われる方法により得ることができる、請求項4に記載のストロンチウム塩。
pHの上昇を避けるために反応容器を連続的にモニターしならが反応が行われる、すなわち、反応容器中のpHがpH 9.5未満に維持される方法により得ることができる、請求項5に記載のストロンチウム塩。
水性媒体中、最大で50℃以下の温度で、塩化ストロンチウムとイブプロフェン酸である有機酸とを反応させることを含む方法で得ることができる、請求項3に記載のストロンチウムジ-イブプロフェネート2水和物であるストロンチウム塩。
ストロンチウムの正電荷とアニオンの負電荷との比が1:1にできるだけ近い方法により得ることができる、請求項1〜7のいずれか1つに記載のストロンチウム塩。
ストロンチウム塩の収率が70%以上である方法により得ることができる、請求項1〜8のいずれか1つに記載のストロンチウム塩。
ストロンチウム塩が、続く再結晶を伴わない1工程法で製造され、所期のストロンチウム塩が80%以上の純度で得られる方法により得ることができる、請求項1〜9のいずれか1つに記載のストロンチウム塩。
沈殿する炭酸塩の量が、2価の金属塩の量の1%未満である方法により得ることができる、請求項1〜10のいずれか1つに記載のストロンチウム塩。
反応混合物からのストロンチウム塩の沈殿が、反応混合物に対して5〜60容量%のアルコールの添加によりもたらされる方法により得ることができる、請求項1〜11のいずれか1つに記載のストロンチウム塩。
アルコールがエタノールである、請求項12に記載のストロンチウム塩。
アルコールがメタノールである、請求項12に記載のストロンチウム塩。
反応混合物からのストロンチウム塩の沈殿が、反応混合物に対して5〜60容量%のアセトンの添加によりもたらされる方法により得ることができる、請求項1〜11のいずれか1つに記載のストロンチウム塩。
医薬として使用される、請求項1〜15のいずれか1つに記載のストロンチウム塩。
ヒトの大人、若者もしくは子供の女性または男性を含む哺乳動物における、骨粗鬆症、変形性関節炎、骨石化症、オステオペニアおよびパジェット病、悪性腫瘍の高カルシウム血症、歯周病、副甲状腺機能亢進症、慢性関節リウマチにおける関節周囲びらん、骨形成異常症、骨化性筋炎、ベヒテレフ病、悪性高カルシウム血症、骨転移により生じる骨溶解病変、骨転移による骨痛、性ステロイドホルモン欠乏による骨粗鬆、ステロイドホルモン処置による骨異常、癌治療によって引き起こされる骨異常、骨軟化症、ベーチェット病、骨化過剰症、転移性骨疾患、不動化で誘発のオステオペニアもしく骨粗鬆症、またはグルココルチコイド誘発のオステオペニアもしくは骨粗鬆症、骨粗鬆症偽神経膠腫症候群、突発性若年性骨粗鬆症を含む、軟骨および／または骨の代謝の調節異常を招く軟骨および／または骨の疾患および／または症状の治療および／または予防のため、ならびに外傷性もしくは非外傷性骨折後の骨折治癒の改善のための、請求項1〜16のいずれか1つに記載のストロンチウム塩を含む医薬組成物。