JP2009500091A - Uhmwpeフィラメントベースの外科的修復製品 - Google Patents

Uhmwpeフィラメントベースの外科的修復製品 Download PDF

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Abstract

本発明は、複数の超高モル質量ポリエチレン(UHMWPE)フィラメントから実質的になる生体適合性高性能ポリエチレン(HPPE)ヤーンを含むストランドを含有する耐荷重部材を含む細長い外科的修復製品に関し、ここで(UHMWPE)フィラメントは、16マイクロメートル以下の有効直径を有する。本製品は、公知の製品より高い結節強さを示し、好ましい特性を失わずに比較的丈夫なストランドを含有することが可能である。本発明は、前記細長い製品の作製方法にも関する。
【選択図】なし

Description

発明の詳細な説明
本発明は、複数の超高モル質量ポリエチレン(UHMWPE)フィラメントから実質的になる生体適合性高性能ポリエチレン(HPPE)ヤーンを含むストランドを含有する耐荷重部材を含む細長い外科的修復製品に関する。本発明は、前記製品の作製方法にも関する。
かかる製品は、欧州特許出願公開第0561108A2号明細書から知られている。この公報の実施例6では、らせん状の編組構造の縫合糸は、各々が215デニールのスペクトラ(Spectra)(登録商標)1000ヤーン(フィラメント当たり約3.9dtexのフィラメントを60本有する)からなる15本のストランドから作製された。約0.9N/texの示された結節引張り強さ(部材の中央で結ばれた単純結節を有する部材の引張り強さであるとUSPによって定義される結節強さと同じであると考えられる)を備えて、かかる編組部材は、現在入手可能な最も強度の高い縫合糸の1つである。
欧州特許出願公開第12933218A1号明細書にもかかる製品が開示されている。この公報の実施例2では、外科用縫合糸または靭帯として使用するのに適した編組部材が記載されており、この部材は、撚り合わせた144dtexのHPPEヤーンから作製された芯と、100dtexのポリエステルヤーンまたは144dtexのHPPEヤーンからなるストランドから編組された鞘とを含有する。使用されるHPPEヤーンは、スペクトラ(登録商標)2000であることが示されており、このヤーンは、(公表されたデータシート情報によれば)3.4N/texの引張り強さを有し、それぞれが3.6dtexのフィラメント40本からなる。この製品の結節強さは約0.5N/texである。
細長い外科的修復製品は、例えば、生体軟部組織を修復するための外科用縫合糸として、あるいは骨のような身体部分を修復したり保持したりするためのケーブル、テープ、紐または包帯として使用するための物品であると想定され、この細長い製品は、その断面寸法(幅、厚さ)より大きな長さ寸法を有するものである。修復製品は、耐荷重構成要素として、HPPEヤーンを含むストランドから作製された少なくとも1つの細長い部材を含み、例えばアンカーまたは針、被覆材などをさらに含み得る。ストランドは、部材を形成する構造要素であり、1本以上のマルチフィラメントヤーンを含有し得る。マルチフィラメントヤーンは、複数の連続フィラメントの束であり、フィラメントは、ある程度の密着性を有するヤーンをもたらすために一定の捩りレベルが与えられていることがある。
縫合糸のような細長い外科的修復製品は、長年の間、亜麻、毛髪、綿、絹、動物の内臓、ならびにポリエステル、ポリアミド、およびポリエチレンもしくはポリプロピレンのようなポリオレフィンのような合成材料をはじめとする、ストランドを形成するための様々な材料から作製されてきた。使用される材料は、吸収性または非吸収性であってもよい。非吸収性製品は、移植後の身体の自然な動作によって溶解されたり分解されたりしない。縫合糸および他の修復製品に用いるための関連する材料特性としては、引張り強さ、柔軟性、弾性、湿潤性および他の表面特性が挙げられる。非吸収性の外科的修復製品を作製するための比較的新しい材料は、超高モル質量ポリエチレン(UHMWPE)から作製されたマルチフィラメントヤーンである。この材料の主な利点としては、その生体適合性、その優れた耐摩耗性、その柔軟性および特にその非常に高い引張り強さが挙げられる。高性能(または高強度)ポリエチレンヤーンは、本明細書において、2.5N/texを超える引張り強さを有するマルチフィラメントヤーンであると想定される。かかるヤーンは、UHMWPEポリマー以外に存在している他の構成要素(例えば、加工添加剤、溶媒残留物など)に関して、例えばFDAの関連要件を満たす場合に生体適合性であるといわれる。したがって、生体適合性HPPEヤーンは、本特許出願の文脈内では、ヤーンのUHMWPEフィラメントが800ppm未満の残りの量の紡糸溶媒を含有するHPPEヤーンであると想定されるのが好ましい。部材および修復製品にその強度特性を与えるのは、高性能ポリエチレンヤーンである。
外科用縫合糸のための耐荷重部材を説明するために直線引張り強さではなく結節強さを示すことによって、引張り強さが重要である一方、適用される結節が実質的に強度を変更する(すなわち、結節が結ばれた後の強度保持率が、多くの場合、直線強度の約40〜50%である)ことが強調される。縫合糸を適用する際には他の要因も関与し得るが、外科医は、結節をよく固定して滑りを防ぐために、端部をしっかりと引っ張ることによって結節を最大限に締めることを認識しているため、結節強さが決定的特性と考えられている。結節強さが高くなるほど、より薄い修復製品の使用がさらに可能になり、このことは最小侵襲手術手技に特に有利である。使用中に縫合糸が破断する場合、それはほとんど全ての場合、結節において破断する。人工の靭帯または腱、すなわち引張り部材として使用されるより厚い部材については、高い結節強さがさらに関連し得る。
このため、改良された強度、特に、現在入手可能な製品より高い結節強さを有する外科的修復製品が絶えず求められている。
したがって、本発明の目的は、他の好ましい特性を犠牲にせずに、かかる改良された結節強さを有する細長い外科的修復製品を提供することである。
本目的は、本発明にしたがって、UHMWPEフィラメントが16マイクロメートル以下の有効直径を有する細長い外科的修復製品によって達成される。
本発明に係る細長い外科的修復製品は、優れた柔軟性および取扱いのしやすさとともに、公知の製品より高い結節強さを示す。本発明に係る製品のさらなる利点は、ストランド(またはストランドのヤーン)が、特性を損なわずに広範囲に変更可能な寸法または繊度を有し得ることであり、このことは、比較的厚い部材がなお、比較的少数のストランドを含有でき、既存の機械で高いコスト効率で作製可能であることを意味している。さらなる利点は、部材が様々な異なる構造をとり得ることである。また、繊度の低いHPPEマルチフィラメントヤーンの製造は、繊度の高いものよりも効率および経済性が低い。
さらに他の利点は、薄いフィラメントは、厚いフィラメントと比較して、紡糸溶媒を除去するために清浄化した後の機械的特性の低下を全く示さないかまたは限られた量の低下を示すのみであることである。
米国特許第5456697号明細書が、フィラメント当たり0.2〜1.8デニールの範囲の好ましいフィラメント繊度に言及することによって、編組縫合糸を作製するのに比較的薄いフィラメントを使用するための好例を示しているが、結節強さおよび高性能ポリエチレンヤーンの使用に対する可能性のある影響については言及していない。
縫合糸の結節強さを改良するという課題は、米国特許第6712838B2号明細書でも扱われているが、この特許公報には、編組部材に塗料を塗布するための改良された方法を教示することによる完全に異なる解決策が提供されている。
本発明に係る製品は、超高モル質量ポリエチレンフィラメントから実質的になる高性能ポリエチレンヤーンを含むストランドを含有する部材を含む。
HPPEマルチフィラメントヤーンは、一般にゲル紡糸と呼ばれる方法によって、UHMWPEポリマーから作製可能である。UHMWPEのゲル紡糸は、当業者に周知であり、欧州特許出願公開第0205960A号明細書、欧州特許出願公開第0213208A1号明細書、米国特許第4413110号明細書、GB2042414A号明細書、欧州特許第0200547B1号明細書、欧州特許第0472114B1号明細書、国際公開第01/73173A1号パンフレット、および「Advanced Fiber Spinning Technology」、T.ナカジマ(T.Nakajima)編、ウッドヘッド・パブリッシング社(Woodhead Publ.Ltd)(1994年)、ISBN 1−855−73182−7、ならびにこれらに引用された参照文献を含む多くの刊行物に記載されている。ゲル紡糸は、少なくとも、紡糸溶媒中で、超高分子量ポリエチレンの溶液から少なくとも1本のフィラメントを紡糸する工程と、得られたフィラメントを冷却してゲルフィラメントを形成する工程と、ゲルフィラメントから紡糸溶媒を少なくとも部分的に除去する工程と、紡糸溶媒除去工程の前、その最中、またはその後に、少なくとも1つの延伸工程でフィラメントを延伸する工程とを含むことが想定される。好適な紡糸溶媒としては、例えば、パラフィン油およびパラフィンろうのようなパラフィン、鉱油、灯油、デカリン、テトラリン、トルエン、低級n−アルカン、例えばヘキサン、キシレン、パラキシレン、スクアラン、シクロ−オクタンが挙げられる。パラフィン油およびデカリンが最も一般的に用いられる。紡糸溶媒は、蒸発、抽出、または蒸発および抽出手段の組合せによって除去され得る。かかるHPPEヤーンは、スペクトラ(登録商標)またはダイニーマ(Dyneema)(登録商標)グレードとして市販されている。
複数の超高モル質量ポリエチレンフィラメントから実質的になるヤーンとは、少量、例えば5質量%以下の塗料またはサイズ剤のような他の構成要素が存在してもよいことを示している。
本願の文脈内では、UHMWPEは、5dl/gを超える固有粘度(IVは、方法PTC−179(ハーキュリース社(Hercules Inc.)、1982年4月29日改訂)にしたがって、デカリン中135℃で、溶解時間は16時間で、溶液1l当たり2gの量の酸化防止剤DBPCを用いて、様々な濃度における粘度をゼロ濃度に外挿することによって求められる)を有するポリエチレンであると想定される。約8〜40dl/g、より好ましくは10〜30、または12〜28、または15〜25dl/gのIVを有するUHMWPEが特に好適である。これらの範囲は、ポリマーの処理性およびフィラメントの特性における最適値である。固有粘度は、MnおよびMwのような実際のモル質量パラメータより容易に測定できるモル質量(分子量とも呼ばれる)の尺度である。IVとMwとの間には、いくつかの経験的関係があるが、かかる関係は、モル質量分布に大きく依存する。式Mw=5.37×10[IV]1.37(欧州特許出願公開第0504954A1号明細書を参照のこと)に基づいて、8dl/gのIVは、約930kg/モルのMwに相当するであろう。
好ましくは、UHMWPEは、炭素原子100個当たり1個未満の分枝または側鎖、好ましくは炭素原子300個当たり1個未満の側鎖を有する線状ポリエチレンであるが、1個の分枝は通常、少なくとも10個の炭素原子を含有している。線状ポリエチレンは、5モル%までの1種以上のコモノマー(プロピレン、ブテン、ペンテン、4−メチルペンテンまたはオクテンのようなアルケンなど)をさらに含み得る。
好ましい実施形態では、UHMWPEは、側鎖として少量の比較的小さい基、好ましくはC〜Cアルキル基を含む。所定の量のかかる基を有するUHMWPEでできたフィラメントは低減されたクリープ挙動を示すことが分かっている。しかし、側鎖が大きすぎたり、または側鎖の量が多すぎたりすると、フィラメントの加工、特にその延伸挙動に悪影響を及ぼす。このため、UHMWPEは好ましくは、メチルまたはエチル側基、より好ましくはメチル側基を含む。したがって、UHMWPEは、少なくとも0.2個、0.3個、0.4個または0.5個のメチルまたはエチル側基を含むことが好ましい。かかる側基の量は、炭素原子1000個当たり、好ましくは20個以下、より好ましくは10個以下である。
UHMWPEは、1つのポリマーグレード、また、例えば、IVもしくはモル質量分布、および/または側鎖の数の異なる2種以上の異なるグレードの混合物であり得る。
UHMWPEフィラメントは、通常の量、一般に5質量%未満の慣例的な添加剤(酸化防止剤、熱安定剤、着色剤、成核剤、流動促進剤、触媒残渣など)を(これらの構成要素が外科用製品に使用するのに好適である限り)さらに含有し得る。UHMWPEフィラメントは、好ましくは800ppm未満、より好ましくは500未満、250未満、またはさらに100ppm未満、最も好ましくは50ppm未満の残りの量の紡糸溶媒を含有する。フィラメントは、他のポリマー、好ましくは他のポリエチレン、ポリプロピレンのようなポリオレフィンポリマー、またはEPDM、EPRなどのようなゴム状コポリマーを含むそれらのコポリマーも含有し得る。かかる他のポリマーの量は、常にフィラメントにおけるUHMWPEの量未満であり、UHMWPEフィラメントの30%以下であることが好ましい。
HPPEヤーンは、耐荷重部材の強度特性に最も寄与する構成要素である。部材は、視覚コントラストを含むいくつかの他のさらなる特性を自身に与えるために、他の材料、例えば他の生体適合性ポリマーから作製されるストランドをさらに含み得る。好適な例としては、他のポリオレフィン、またはポリエチレンテレフタレートのような半芳香族ポリエステルのような非吸収性材料、あるいは例えばラクチドをベースとする脂肪族ポリエステルのような吸収性ポリマーが挙げられる。最適な強度性能のために、部材はHPPEヤーンから本質的になるのが好ましい。耐荷重部材は、他の構成要素、例えば、抗菌効果または抗炎症性効果のようなある機能的効果を与えるための化合物または塗料をさらに含み得る。
本発明に係る製品の耐荷重部材は、様々な構造をとり得る。好適な例としては、編まれた構造、様々な編組構造、またはそれらの組合せが挙げられる。好ましくは、部材は、強度および柔軟性を兼ね備えるとともに外科的修復製品を作製するために最も一般的に用いられる編組構造のものである。円形の部材ではなく楕円形の断面が好ましい場合、好適な編組部材としては、中実の筒状または丸打ち組紐、らせん状の組紐、または平打ち組紐が挙げられる。部材として、特により直径の大きなより丈夫な部材のために、いわゆるカーンマントル(または芯−鞘)構造、あるいは編組を重ねた(braid−on−braid)構造を適用することも可能である。カーンマントル組紐では、一般に、編組されたカバーまたは鞘によって囲まれた、撚り合わされたヤーンから形成された芯が存在するのに対し、編組を重ねた構造は、編組された芯および鞘を有する。
本発明に係る製品の部材のストランドおよびヤーンは通常、構造の種類および作製方法に応じて、部材の長さ方向を有する所定の角度で、すなわち、部材の縦軸を有するある角度(以後、ストランド角と呼ばれる)で延びている。編組構造においては、典型的には、ストランド角の二倍の角度(編組角とも呼ばれる)で、ストランドはまた互いに交差する。ストランド角は、特に、撚り合わせたまたは撚った部材の捩りのレベル、および編組部材の編組間隔(またはピックカウント)に関連する。好ましくは、本発明に係る製品の耐荷重部材のストランド角は、30度以下である。この結果、結節強さ効率を含むより優れた強度効率が得られる。より好ましくは、ストランド角は、28、26、24、22、または20度以下である。所定のレベルの密着性を部材に与えるために、ストランド角は、少なくとも5度であることが好ましい。より好ましくは、ストランド角は、少なくとも6、7、8、9または10度である。なぜなら、これが部材の取扱いのしやすさおよび結節動作を改良する傾向があるためである。
耐荷重部材を含む細長い外科的修復製品は、先行技術の公報よりもかなり幅広い例えば5〜3000dtexで幅広く変化し得る繊度(または線密度)を有し得るストランド、ひいてはヤーンを含有する。例えば、上に引用した米国特許第5456697号明細書の公報では、好ましくは、所定の最大数のフィラメントを有するヤーン、すなわち、約90デニール(または約100dtex)以下のヤーン繊度を有するヤーンが、編組縫合糸部材のストランドとして用いられるべきであることが明確に教示されている(この公報内の表IIを参照のこと)。より厚いかまたはより丈夫な部材を作製するためには、より多くのストランドがここで用いられるべきであり、かかる部材を製造するためにはより複雑な編組機が必要になる。米国特許第5662682号明細書には、らせん状の編組縫合糸における適切な最大のヤーン繊度は約300デニールであることが示されている。好ましくは、本発明に係る部材のストランドは、少なくとも15dtex、より好ましくは少なくとも25、100、250、300、350、または少なくとも400dtexの繊度を有する。繊度が高くなるほど、特により丈夫な部材のための、部材の製造が、複雑でなくなり、かつより経済的になる。より柔軟な部材を得るために、ストランドの繊度は、約2750、2500、2250、2000、1800dtex以下またはさらに1600dtex以下であることが好ましい。
部材のストランドは、1本のマルチフィラメントヤーンからなっていてもよいが、撚り合わせるかまたは他の方法で組み合わされた2本以上のヤーンからなっていてもよい。ストランドが1本だけのヤーンを有する場合と他の場合のいずれにおいても、ヤーンは、上記の繊度範囲を有することが好ましい。好ましい実施形態では、ヤーンは250〜2000dtexの範囲の繊度を有する。
本発明に係る製品の部材のサイズは、縫合糸のためのUSPの全範囲(例えば12/0〜2)、および上記の範囲であり得る。例えば整形外科用ケーブル、人工の腱または靭帯としての用途については、部材は、約5mmまでの円形(断面)を有し得る。他の場合を示すと、好適な部材は、50〜200000dtex、好ましくは約2000〜100000dtexの範囲の線密度または繊度を有し得る。
本発明に係る外科的修復製品は、16マイクロメートル以下の有効直径を有するUHMWPEフィラメントを含む。本願の文脈内では、有効直径は、フィラメントの平均最大断面寸法であると想定される。この有効直径は、(例えばエポキシ樹脂に包埋した後の)ヤーンの断面のSEM顕微鏡写真における少なくとも40本のフィラメントの断面の最大寸法を測定することによって計算可能である。ほぼ円形のフィラメントについては、この有効直径は直径に等しく、楕円形または扁平なフィラメントについては、有効直径は幅と同じである。張力をかけた結節が高い応力勾配を有する複雑な応力場を有するため、フィラメントはおよそ円形の断面を有することが好ましい。断面が非円形である場合、1つの断面寸法が他の断面寸法より大きいため、局所的に応力レベルが引張り強さを超えることがあり、結果として早期のフィラメントの破断をもたらし得る。円形フィラメントではこの応力勾配効果が最小限に抑えられる。円形の断面および16マイクロメートルの有効直径を有する超高分子量ポリエチレンのフィラメントは、約1.96dtexの繊度を有する。
欧州特許出願公開第0561108A2号明細書において作製される部材のフィラメント(スペクトラ(登録商標)1000)は、略円形であり、約3.9dtexの線密度を有し、これはそれらの平均直径が約25マイクロメートルであることを意味する。欧州特許出願公開第12933218A1号明細書において使用されるフィラメントは3.6dtexのものであり、これは円形断面の場合、約24マイクロメートルに等しい。
本発明に係る製品のUHMWPEフィラメントの有効直径は、15マイクロメートル以下であることが好ましく、より好ましくは14マイクロメートル以下、最も好ましくは13マイクロメートル以下である。かかる低い直径フィラメントの利点としては、結果として得られる部材のより高い強度およびより高い柔軟性、ならびにより高いデザイン自由度が挙げられ、すなわち、さらに多くのフィラメントを含むより繊度の高いヤーンをストランドとして用いて、有利な性能を有する部材を得ることができる。
実用上の理由から、フィラメントは、安定した紡糸法で生成可能であるべきであり、UHMWPEフィラメントは、好ましくは、少なくとも約4マイクロメートル(これは、円形断面のフィラメント当たり約0.1dtexに等しい)、より好ましくは少なくとも5マイクロメートルの有効直径を有する。
本発明に係る部材のHPPEヤーンは、少なくとも2.5N/texの靭性を有してもよく、その靭性は、少なくとも2.8、3.1、またはさらに少なくとも3.4N/texであることが好ましい。マルチフィラメントヤーンが、その構成要素である個別のフィラメントで測定した際の強度よりも低い靭性または引張り強さを示すことは、繊維およびヤーンの分野で周知である。一般に、ヤーンが含有するフィラメントが多くなるほど、その引張り強さ(断面積の単位当たりの破断強度、例えば、N/mまたはPa)は低くなる。したがって、断面積当たりの絶対的な力としてではなく、断面の増加に対する相関を適用するために、ヤーンの強度、またストランドおよび部材の強度を表す方がよいであろう。
本発明に係る製品の特に好ましい実施形態では、HPPEヤーンは、n本のフィラメントを含有するとともに少なくともf(n−0.065)GPaの引張り強さを有する8〜40dl/gのIVを有する線状UHMWPEから作製されたマルチフィラメントヤーンであり、因子fは少なくとも5.8であり、nは少なくとも5である。かかる非常に高強度のヤーンは、同時係属中の出願PCT/NL2004/000903号明細書に詳細に記載されるように、ゲル紡糸法で作製可能である。
本発明に係る細長い外科的修復製品は、公知の製品よりも、それに結節が結ばれた後に優れた強度を示し、好ましくは、製品(および/または部材)は、少なくとも0.95N/texの結節強さを有する。最も好ましくは、製品は、少なくとも1.00、1.05、または少なくとも1.1N/texの結節強さを有する。
本発明はさらに、本発明に係る細長い部材を含む外科的修復のためのキットに関する。本キットは、他の補助的な外科用器具および補足的な使用説明書をさらに含んでいてもよい。
本発明のさらなる意外な利点は、薄いフィラメントは、より厚いフィラメントと比較して、清浄化後に機械的特性の低下を全く示さないかまたは限られた量の低下を示すのみであることである。これは、通常の方法、例えば、高温での蒸発または抽出によって、残留紡糸溶媒がごく低レベルになるまで清浄化する場合に特に当てはまる。
したがって、本発明はまた、16マイクロメートル以下、好ましくは15マイクロメートル以下、より好ましくは14マイクロメートル以下、最も好ましくは13マイクロメートル以下の有効直径を有するとともに500ppm未満、好ましくは250ppm未満、より好ましくは100ppm未満、最も好ましくは50ppm未満の紡糸溶媒含量を有する複数の超高分子量ポリエチレン(UHMWPE)フィラメントを含む超高分子量ポリエチレン(UHMWPE)のヤーンに関し、本ヤーンは、少なくとも3.6N/tex、好ましくは少なくとも3.8N/tex、より好ましくは4.0N/texの靭性を有する。
本発明はさらに、本発明に係る細長い外科的修復製品の作製方法であって、公知の方法を使用して、HPPEヤーンを含む複数のストランドを組み合わせる工程を含む方法に関する。ストランドを組み合わせるための好適な方法としては、撚り合わせ、編成、および編組技術が挙げられる。典型的には、部材を作製するために必要とされるストランド(またはヤーン)の最少の数は3であるが、部材のストランドの数は特に限定されない。部材の特性を許容できないほど損なうことなく、比較的丈夫なヤーンおよびストランドを使用可能であることが本発明の利点である。このことは、丈夫な部材を作製するのに必要とされるストランドおよびヤーンの総数を公知の製品より少なくすることができ、例えば16打ちの編組機といった既存の設備を使用できることを意味する。
好ましくは、本発明は、HPPEヤーンを含む複数のストランドを編組することによる、本発明に係る細長い外科的修復製品の作製方法に関する。本発明に係る細長い外科的修復製品の作製方法の他の好ましい実施形態は、上記の実施形態および好ましい選択肢と同様である。
特に好ましい実施形態では、本発明は、耐荷重部材を含む細長い外科的修復製品の作製方法に関し、本方法は、5〜30度のストランド角を有する複数のストランドを編組する工程を含み、ストランドは、250〜2000dtexの繊度および少なくとも3.4N/texの引張り強さを有する生体適合性高性能ポリエチレンヤーンを含み、ヤーンは、固有粘度8〜40dl/gの線状超高モル質量ポリエチレンから作製された複数のフィラメントから実質的になり、フィラメントは、16マイクロメートル以下の有効直径を有する。
より好ましくは、本方法は、n本のフィラメントを含有するとともに少なくともf(n−0.065)GPaの引張り強さを有するHPPEヤーンを使用し、因子fは少なくとも5.8でありnは少なくとも5である。
本発明はさらに、本発明に係る細長い外科的修復製品またはキットが適用される、生体組織の修復方法に関する。
本発明を、以下の非限定的な実施例を参照してさらに説明する。
[実施例1]
8質量%のデカリン溶液を、1000個のC原子当たり約0.3個のメチル側基および20dl/gのIVを有するUHMWPEから作製した。この溶液を、直径が3.5mmでL/Dが18の初期円筒形チャネル、引き続き、直径が0.8mmでL/Dが10の円筒形チャネルへと円錐角60°で円錐状に絞り込まれた部分を有する585個の紡糸孔を含む紡糸プレートを用いて、空隙中約18の延伸比を適用しながら窒素雰囲気中へと紡糸した。水浴中で急冷した後、固化したフィラメントを、約4の延伸比で、110〜140℃の温度分布で延伸させた。これらのヤーンのうちの2本を組み合わせて、次に、6.5の延伸比で、約151℃においてオーブン中で延伸させた。このように得られるヤーンのいくつかの関連する特性を表1に示す。ヤーンのフィラメントはほぼ円形の断面を有する。
前記ヤーンの8本のストランドを編組して、2オーバー2構造でセンチメートル当たり約4.3ピックを有する部材にした。部材の引張り強さを、長さの約半分において単純結節を結んでから測定した。単純結節は、文献においてシングルノットまたは1つ結びとも呼ばれている。張力をかけた部材の顕微鏡写真でストランド角を手作業で測定した。以下の方法を用いた。
・IV:固有粘度を、方法PTC−179(ハーキュリース社(Hercules Inc)、1982年4月29日改訂)にしたがって、デカリン中135℃で、溶解時間は16時間で、酸化防止剤として、溶液1l当たり2gの量のDBPCを用いて、様々な濃度において測定した際の粘度をゼロ濃度に外挿することによって求める。
・側鎖:UHMWPE試料の側基の数を、FTIRによって、厚さ2mmの圧縮成形されたフィルムについて、NMR測定に基づく検量線を用いて1375cm−1で吸収を定量することによって測定する(例えば欧州特許第0269151号明細書に記載のように)。
・有効フィラメント直径:短い長さのヤーンをエポキシ樹脂に包埋させる。薄切りした試料において断面を、SEMで観察し、少なくとも40本のフィラメントの最大断面寸法を顕微鏡写真で観察し平均化する。
・引張り特性:引張り強さ(または強度)、引張り弾性率(または弾性率)および破断点伸び(またはeab)を、ASTM D885Mにしたがった手順で、500mmの繊維の公称ゲージ長、50%/分のクロスヘッド速度およびタイプファイバー・グリップ(Fibre Grip)D5618Cのインストロン(Instron)2714クランプを用いてマルチフィラメントヤーンについて規定しかつ測定する。測定された応力−歪み曲線に基づいて、弾性率を、0.3〜1%の歪みの勾配として求める。弾性率および強度を計算するために、測定された引張力を、10メートルの繊維を秤量することによって測定される繊度で割り、GPa単位の値を、密度を0.97g/cmとして計算する。(1つの単純結節を結んだ後)インストロン1497Kクランプとともにツウィック(Zwick)1435装置で編組部材の強度を測定した。
・ストランド角:編組部材を伸長張力下に保ちながら、光学顕微鏡で編組部材の写真を撮る。縦軸となすストランド角を顕微鏡写真にしたがって測定する(少なくとも5回の測定の平均)。
[実施例2]
ここで部材をセンチメートル当たり6ピックで編組した以外は実施例1を繰り返し、結果として、より高いストランド角およびわずかにより低い結節強さが得られた。
[実施例3]
編組構造のタイトネスをさらに高めると、すなわち、センチメートル当たり約8.5ピックを適用すると、結果として、35度のストランド角を有する部材が得られた。高いストランド角にもかかわらず、比較的好ましい結節強さが得られた。
[実施例4〜6]
より低い最終延伸比を適用した以外は実施例1と同様にヤーンを紡糸した。すなわち、2つの中間ヤーン製品を組み合わせる工程および延伸比5.7での最終延伸工程の後、いくらかより高い繊度のヤーン(およびわずかにより厚いフィラメント)、およびいくらかより低い引張り強さという結果が得られた。表1を参照のこと。このヤーンを用いて、センチメートル当たりそれぞれ2.1ピック、3.6ピック、および6ピックで、3つの8×1編組部材を作製した。全ての編組部材が、5〜30度以内のストランド角、および0.90N/texを超える結節強さを示した。
[比較実験A]
ファイバーワイヤ(FiberWire)(登録商標)#2としてアースレックス(Arthrex)によって販売されている商業用の整形外科用複合縫合糸は、5.44kgの結節強さを示す。この約2700dtexの縫合糸は、3本のスペクトラ(登録商標)2000 144dtex UHMWPEヤーンから形成された芯を、8本の165dtexスペクトラ(登録商標)ヤーンおよび8本の120dtexポリエステルヤーンを含有する16打ち編組したカバーによって囲んだものから構成されている。この製品の結節強さは約0.5N/texであることが分かった。
[比較実験BおよびC]
ダイニーマ(登録商標)SK60 1760dtexヤーンから、センチメートル当たり2.1ピックで、1オーバー1構造で8打ちの組紐を作製した。
ダイニーマ(登録商標)SK65 440dtexヤーンから、センチメートル当たり6ピックで、2オーバー2構造で8打ちの組紐を作製した。
これらのヤーンのフィラメントは、平均の幅が約23ミクロンの楕円形の断面を有する。
Figure 2009500091

Claims (10)

  1. 複数の超高モル質量ポリエチレン(UHMWPE)フィラメントから実質的になる生体適合性高性能ポリエチレン(HPPE)ヤーンを含むストランドを含有する耐荷重部材を含む細長い外科的修復製品であって、
    前記UHMWPEフィラメントが、16マイクロメートル以下の有効直径を有することを特徴とする製品。
  2. 前記部材が編組構造をとっている請求項1に記載の製品。
  3. 前記耐荷重部材のストランドが、30度以下のストランド角で延在する請求項1または2に記載の製品。
  4. 前記ストランド角が8〜26度である請求項1〜3のいずれか一項に記載の製品。
  5. 前記ストランドが、25〜2500dtexの繊度を有する請求項1〜4のいずれか一項に記載の製品。
  6. 前記ストランドが、250〜2000dtexの繊度を有する請求項1〜4のいずれか一項に記載の製品。
  7. 前記フィラメントが、14マイクロメートル以下の有効直径を有する請求項1〜6のいずれか一項に記載の製品。
  8. 前記製品が、少なくとも1.00N/texの結節強さを有する請求項1〜7のいずれか一項に記載の製品。
  9. 耐荷重部材を含む細長い外科的修復製品の作製方法であって、5〜30度のストランド角を有する複数のストランドを編組する工程を含み、前記ストランドが、250〜2000dtexの繊度および少なくとも3.4N/texの引張り強さを有する生体適合性高性能ポリエチレンヤーンを含み、前記ヤーンが、固有粘度8〜40dl/gの線状超高モル質量ポリエチレンから作製された複数のフィラメントから実質的になり、前記フィラメントが、16マイクロメートル以下の有効直径を有する方法。
  10. 16マイクロメートル以下の有効直径を有するとともに500ppm未満の紡糸溶媒含量を有する複数の超高分子量ポリエチレン(UHMWPE)フィラメントを含み、少なくとも3.6N/texの靭性を有する超高分子量ポリエチレン(UHMWPE)のヤーン。
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