JP2009303407A - 輸送装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】軌条に沿った架線及び架線からの電力を必要とせずに走行し、確実に人員又は搬送物を輸送可能な輸送装置を提供する。
【解決手段】複数の駅と、駅を順次結ぶ軌道2と、軌道2を走行する駆動モータ10を搭載した車両1とを、備えた輸送装置であって、車両1に軌道2側から電力を供給するための架線を省略し、駆動モータ10に電力を供給する蓄電装置11を車両1に搭載し、さらに、駅の手前側の到着側軌道部であって蓄電装置11の残量不足発生予定区域に、軌道側車両推進手段20を設ける。
【選択図】図1

Description

本発明は、軌条を走行する輸送装置に関する。
従来、軌道を走行する車両を有する輸送装置は、特許文献1記載のように、軌道に沿って設けられた架線から電力を得て駆動モータにて走行するものが知られている。また、車両に駆動モータ用の電力を蓄電するものが知られている。
特開平1−185101号公報
しかし、車両に蓄電しても、蓄電した電力量が枯渇した場合に駆動モータによる走行が不可能となるため電力補充用の架線は必要であった。このような電力供給用の架線を設置するには、多大な時間と労力及び費用が発生するという問題があった。また、メンテナンスや電気代等ランニングコストが高いという問題があった。
そこで、本発明は、軌条に沿った架線及び架線からの電力を必要とせずに走行し、確実に人員又は搬送物を輸送可能な輸送装置の提供を目的とする。
本発明の輸送装置は、複数の駅と、該駅を順次結ぶ軌道と、該軌道を走行する駆動モータを搭載した車両とを、備えた輸送装置に於て、上記車両に上記軌道側から電力を供給するための架線を省略し、上記駆動モータに電力を供給する蓄電装置を上記車両に搭載し、さらに、上記駅の手前側の到着側軌道部であって上記蓄電装置の残量不足発生予定区域に、軌道側車両推進手段を設けたものである。
また、上記駆動モータは、上記車両の速度を減速させるべき制動必要区域で、発電機となって作動し、回生電力を上記蓄電装置に蓄電させるものである。
また、上記残量不足発生予定区域で、車両速度が所定値以下の場合であって、かつ、上記蓄電装置の電力容量が所定値以下の場合に、上記車両を、上記駆動モータによる走行から上記軌道側車両推進手段による走行へ、自動で切換えるものである。
また、上記軌道側車両推進手段は、複数対のタイヤを備え、上記車両から垂設される補助駆動板に、回転させた複数対の上記タイヤを接触させて、上記車両を走行させるものである。
あるいは、上記軌道側車両推進手段は、上記軌道に設置の一次巻線と、上記車両に付設のリアクションプレートとを、備えた地上一次リニアモータ式としたものである。
本発明の輸送装置によれば、軌道に沿って架線を設けることなく車両を走行させることができる。架線から電力の供給を受けることなく車両を走行させることができる。蓄電装置の電力容量が不足しても確実に車両を駅に到着させることができる。
以下、実施の形態を示す図面に基づき本発明を詳説する。
図1は本発明の輸送装置の実施の一形態の要部正面図であって、人員を輸送するのに用いられる場合を示している。図2は簡略平面図である。
図1及び図2に於て、本発明の輸送装置は、人員(乗客)が昇降する複数の駅A,,A,A,A(A1 ,A2 ,A3 ,A4 )と、各駅(プラットホーム)A,…を順次結ぶ高架状の軌道2と、軌道2を乗客(人員)を搭乗させて走行する車両1と、を備えている。そして、車両1に軌道2側から電力を供給するためのトロリ線等の電力送電用の架線を省略している。
車両1は、車両1を力行させる駆動モータ10と、駆動モータ10を駆動させるための電力を蓄電可能な蓄電装置11と、を搭載している。
駆動モータ10は、ブレーキ等の車両制動時(減速時)に、発電機となって(回生作動により)回生電力を発電可能なものである。また、発電した回生電力を蓄電装置11に蓄電させるものである。駆動モータ10は左右一対の駆動用タイヤ13,13に接続されている。駆動用タイヤ13は、軌道2を構成する左右一対の軌条2A,2Aの左右内方側に、左右一対のT字状の駆動レール3,3の各上面を転動可能に設けられている。駆動タイヤ13を回転させることで、車両1に推進力を付与し力行させるものである。なお、本発明において「力行」とは、車両1に、機械的又は電気的な力が付与され定速走行又は加速走行している状態を言う。つまり、慣性力による惰性走行(自走)を含まない走行のことである。
また、車両1は、軌条2A,2Aを転動可能な複数の車輪14と、その複数の車輪14を保持する車輪保持部材15と、を備えている。軌条2Aの上面に転動する主車輪14A,14Aは、前後方向に分かれて2個ずつ各車輪保持部材15に枢着されている。また、軌条2Aの外側面に転動する案内車輪14B,14Bは前後方向に分かれて2個ずつ車輪保持部材15に枢着されている。また、車輪保持部材15には、軌条2Aに下面近傍に転動する下案内車輪14Cを枢着している。各車輪14によって、カーブ等の軌道2であっても車両1が確実に軌条2Aに沿って案内されつつ走行する。
次に、軌道2は、平面視環状(ループ状)に形成されている。各駅(A1 ,A2 ,A3 ,A4 )を車両1が巡回(周回)可能に配設している。駅Aと駅Aの間を水平状の軌道2で結んだ場合では、駅Aと駅Aの間の軌道2の長さは、500メートルから1000メートルの長さに設けている。つまり、1周が2km〜4kmに形成されている。
図3に、円環状の軌道2を展開した簡略側面図を示す。ここで、説明を容易にするために、4つの各駅A…を、第1駅A1 、第2駅A2 、第3駅A3 、第4駅A4 と呼ぶ。
第1駅A1 から第2駅A2 まで(第1・2駅間A12)の軌道2は側面視水平状に形成されている。第2駅A2 から第3駅A3 まで(第2・3駅間A23)の軌道2は側面視山型状に形成されている。第3駅A3 から第4駅A4 まで(第3・4駅間A34)の軌道2は側面視谷型状に形成されている。第4駅から第1駅までの(第4・1駅間A41)の軌道2は側面視水平状に形成されている。
第1・2駅区間A12は、第1駅A1 の進行側の発進側軌道部2aであって、車両1を力行させるべき(加速又は定速度運転で慣性力を付与させるべき)発進力行区域Kを有している。また、第2駅A2 の手前側の到着側軌道部2bであって、車両1の速度を停車のために減速させるべき制動必要区域Lを有している。また、発進力行区域Kで得られた力(推進力)によって駆動源を必要とせずに車両1を慣性力により自走(惰性走行)させる自走区域Jを有している。また、第1・2駅区間A12の制動必要区域Lは、車両1が強い逆風等によって到着が困難な場合(車両速度が所定値以下の場合)に、車両1を力行させる必要のある到着力行運転発生予定区域でもある。
ここで、車両速度の所定値とは、車両1が到着可能な場合の、制動必要区域L内での各速度測定箇所の各速度や各測定箇所間での減速度を所定速度値としている。
言い換えると、制動必要区域L内で、予定している車両速度よりも遅い速度(駅Aに到着する時刻が遅れる速度)や、その減速度で走行すると到着せずに停車してしまう虞れのある減速度の値である。つまり、予定通りに到着可能な際の、車両速度(減速度)を基準値として、到着が困難な場合の車両速度(減速度)値と言える。
第2・3駅間A23は、第2駅A2 の進行側で山型状軌道2の頂上部近傍まで、車両1を引揚装置にて引揚げる引揚区域Sを有している。また、頂上部からの自由落下滑走によって車両1を自走させる自走区域Jを有している。また、第3駅A3 の手前側の到着側軌道部2bであって、停車するために速度を減速させるべき制動必要区域Lを有している。
なお、引揚装置は軌道2側に設置され、チェーンと減速付モータあるいは、ロープと巻取装置と減速付モータと昇降台等、又は、リニアモータ等から構成される。
第3・4駅間A34は、第3駅A3 の発車側で、谷型状軌道2の底部近傍まで、車両1の急発進や過剰な速度となるのを防止するために速度を抑制させるべき制動必要区域Lを有している。また、下り傾斜によって得られた推進力(慣性力)を利用して車両1を自走させる自走区域Jを有している。第4駅A4 の手前側の到着側軌道部2bであって、車両1を停車させるために減速させるべき制動必要区域Lを有している。また、第4駅A4 の手前側の到着側軌道部2bの制動必要区域Lは、車両速度が所定値以下の場合に、車両1を力行させる必要のある到着力行運転発生予定区域でもある。
第4・1駅間A41は、第1・2駅区間A12と同様に、発進力行区域Kと、自走区域Jと、制動必要区域Lと、を有している。また、第4・1駅間A41の制動必要区域Lは、車両速度が所定値以下の場合に、車両1を力行させる到着力行運転発生予定区域でもある。
次に、車両1を、図4に示す電力容量と各区域との関係図を用いて説明する。発進力行区域Kで、車両1は、自らの蓄電装置11に蓄えられている電力を使用して(放電して)駆動モータ10を駆動させ、車両1を加速走行(定速走行でも良い)させる。自らに自走可能な慣性力を付与させる。自走区域Jでは、慣性力を利用し自走(惰性走行)する。制動必要区域Lでは、駆動モータ10を力行作動から回生作動にさせ(発電機とし)、回生電力を発生させて、蓄電装置11に蓄電させる。
また、車両1は、駅Aの手前側の到着側軌道部2bの制動必要区域L(到着力行運転発生予定区域)で、到着が困難となった場合に、到着すべき駅Aまで駆動モータ10を駆動させて走行するものである。
ここで、到着側軌道部2bの制動必要区域L(到着力行運転発生予定区域)で駆動モータ10を駆動させると、図4の破線で示すように、蓄電装置11の残量が不足する(電気力量が所定値以下となる)虞れが発生する。つまり、第1・2・4駅A1 ,A2 ,A4 の到着側軌道部2bであって、電力を充電する区域である制動必要区域Lが、電力を放電して蓄電装置11の残量が不足する虞れのある残量不足発生予定区域αとなる。なお、電力容量の所定値とは、車両1を駆動モータ10による走行で駅Aに到着させることが困難となる電力容量の値である。
ここで、残量不足発生予定区域αには、駅Aへの到着を可能にする推進力を車両1に付与可能な軌道側車両推進手段20を設けている。さらに、車両1を、駆動モータ10による走行又は軌道側車両推進手段20による走行に切換える運転切換手段25を、車両1側と軌道2側に設けている。
図5に示す簡略ブロック図に於て、車両1の蓄電装置11は、蓄電用制御部11aと、電気二重層キャパシタやリチウム電池等の蓄電器(バッテリー)11bと、変換インバータ11c等を備えている。蓄電器11bは変換インバータ11cを介して駆動モータ10に接続されている。
運転切換手段25は、車両1側に、蓄電装置11及び駆動モータ10等を制御可能な車両側制御部17を設けている。また、車両側制御部17からの蓄電装置11の電力容量の情報や信号及び演算結果等を送信可能な車両側送受信部19を設けている。なお、車両1側に、加速度センサ等の車両側センサ部を設け、センサ情報を送信可能に設けても良い。
さらに、軌道2側である残量不足発生予定区域αに、蓄電装置11の電力容量等の車両1側の情報等の車両側制御部17の信号や命令を受信可能な送受信部29を設けている。また、車両1の速度や位置等を取得可能な車速センサや近接センサ等のセンサ部28を設けている。また、センサ部28及び送受信部29で得た情報から車両1の速度(加速度や減速度等)や到着予想判断等の情報処理が可能な制御部27を設けている。また、外部(地上側)の電源を制御部27の命令等によって軌道側車両推進手段20に送電可能なインバータ26を設けている。なお、運転切換手段25のインバータ26、制御部27、送受信部29等は、各駅Aや地上の指令室等に設けても良い。
運転切換手段25は、図6のフローチャート図に示すように、残量不足発生予定区域Lで、センサ部28によって得た情報を、制御部27が演算し、車両速度を確認する。車両速度が所定の値以下の場合であって、かつ、蓄電装置11の電力容量が所定値以下の場合に、制御部27から車両側制御部17及びインバータ26に指令を送信し、駆動モータ10による走行(力行)から軌道側車両推進手段20による走行(力行)へ切り換えるものである。
図7に軌道側車両推進手段20の実施の一例を示す。(a)は作動時の正面図であり、(b)その平面図である。
複数対のタイヤ21,21を軌条2A,2Aに左右内方側で軌道2に沿って前後方向に配設したものである。左右のタイヤ21,21内の一方のタイヤ21を回転モータ31に接続し、他方のタイヤ21を回転自在に保持部材32に取着している。そして、エアシリンダー等の伸縮自在可能なアクチュエータ30の伸縮方向の一方端に、リンク部材33を介して一方のタイヤ21及び回転モータ31を揺動自在に取着している。また、アクチュエータ30の伸縮方向の他方端に、別のリンク部材33を介して他方のタイヤ21及び保持部材32を枢着している。非動作状態では、図1に示すように、タイヤ21の回転中心が傾倒して(左右のタイヤ21,21の2つの回転中心軸が正面から見てV字状となって)左右のタイヤ21,21の外周面が離間するように設けている。なお、車両1には、前後方向に長い補助駆動板16が垂設されている。補助駆動板16は、車両走行時に左右のタイヤ21,21の間を通過可能に設けられている。なお、タイヤ21,21を一対のみを設けるも好ましい場合がある。
軌道側車両推進手段20は、制御部27の指令によって、アクチュエータ30の両端が離間するように伸長すると、左右のタイヤ21,21は、回転軸心が平行状となって、補助駆動板16を挟圧(挟擦)するよう設けている。回転モータ31がインバータ26によって所定回転数回転すると、左右のタイヤ21,21が、補助駆動板16を軌道2に沿って送り出すように設けている。つまり、補助駆動板16に、回転させた複数のタイヤ21,21を摩擦接触させることで、タイヤ21の回転を推進力に変えて、車両1を力行させるものである。
上述した構成により、車両1は、発進力行区域Kで、蓄電装置11の電力を使用し駆動モータ10にて力行(加速運転又は定速運転)し、その後、自走区域Jで軌道2を自走する。車両1の速度を減速させるべき制動必要区域Lで、駆動モータ10を発電機とし、回生電力を蓄電装置11に蓄電(充電)させる。
ここで、駅Aの手前側の到着側軌道部2bで、車両速度が所定値よりも大きい場合は、駆動モータ10を発電機として作動させ回生電力を充電させながら、車両1は駅Aに確実に到着する。
車両速度が所定値以下の場合であって、かつ、電力容量が所定値よりも大きい場合は、充電(蓄電)した電力を活用して、駆動モータ10を駆動させ、車両1は駅Aに確実に到着する。
車両速度が所定の値以下の場合であって、かつ、蓄電装置11の電気容量が所定値以下の場合に、運転切換手段25によって、駆動モータ10の走行から、軌道側車両推進手段20の走行に、自動で切換わり、車両1は駅Aに確実に到着する。
なお、電力容量が所定値以下で駅Aに到着した場合は、到着した駅Aにて、充電するか、又は、蓄電器(バッテリー)11bを交換するのが好ましい。また、車両1が所定の駅A(例えば、始発となる第1駅A1 )に到着、又は、軌道2を所定数だけ周回した際に、充電しあるいは蓄電器11bを交換するのが望ましい。
なお、本発明は、設計変更可能であって、上述の人員輸送以外に、物流に用いるも自由であり、輸送する距離(1周)を5〜20kmとなるように軌道2を設けても良い。また、軌道2は、緩やかな上り軌道や下り軌道等を設けるも自由である。
また、駆動モータ10と車輪14を連結して、駆動タイヤ13の替わりに車輪14(主車輪14A)を駆動させても良い。この場合、車輪14の制動によって回生電力を発生させ、回生電力を蓄電装置11に充電させる。
また、軌道2の発進側軌道部2aに、軌道側車両推進手段20を配設し、車両1を力行させる際に、蓄電装置11の残量(電力容量)が所定値以下であって、かつ、車両速度が所定値以下の場合に、駆動モータ10による走行から軌道側車両推進手段20による走行に運転切換手段25によって自動で切り換えるようにしても良い。また、ここでの電力容量の所定値とは、車両1を十分な速度で走行させる慣性力を付与可能な速度(加速度)まで駆動モータ10を運転させることが困難な電力容量の値である。また、ここでの車両速度の所定値とは、予定通りに到着可能にするために、自走区域Jを十分な速度で走行させる慣性力を付与可能な速度(加速度や定速度)を基準値として、その基準値よりも劣る速度(加速度又は定速度)の値である。言い換えると、その速度後に自走させると停車してしまう虞れや到着が遅れる虞れのある速度の値である。
また、軌道側車両推進手段20は、軌道2に設置した一次巻線と、車両1に備えたリアクションプレートと呼ばれる金属板で、構成され、一次巻線の磁界と金属板に誘導される電流により、推進力が発生する地上一次リニアモータ式でも良い。
以上のように、本発明は、複数の駅A,…と、駅A…を順次結ぶ軌道2と、軌道2を走行する駆動モータ10を搭載した車両1とを、備えた輸送装置に於て、車両1に軌道2側から電力を供給するための架線を省略し、駆動モータ10に電力を供給する蓄電装置11を車両1に搭載し、さらに、駅A,…の手前側の到着側軌道部2bであって蓄電装置11の残量不足発生予定区域αに、軌道側車両推進手段20を設けたので、複雑な架線や変電所等を設置せず迅速かつ安価に施工・導入できる。運行(実施)に必要な電力を省力化できる。ランニングコストを低減できる。電力容量が不足しても円滑に継続走行(運転)できる。車両1及び搭乗した乗客(人員)又は搬送物を確実に駅Aに到着させることができる。
また、駆動モータ10は、車両1の速度を減速させるべき制動必要区域Lで、発電機となって作動し、回生電力を蓄電装置11に蓄電させるので、運行(実施)の電気代を低減しランニングコストを低減できる。複雑な架線や変電所等を設置する必要がなく、迅速かつ安価に施工・導入できる。
また、残量不足発生予定区域αで、車両速度が所定値以下の場合であって、かつ、蓄電装置11の電力容量が所定値以下の場合に、車両1を、駆動モータ10による走行から軌道側車両推進手段20による走行へ、自動で切換えるので、車両1を円滑に継続して走行させることができる。電気容量が不足しても搭乗した乗客(人員)又は輸送物を確実に駅Aに到着させることができる。
また、軌道側車両推進手段20は、複数対のタイヤ21,21を備え、車両1から垂設される補助駆動板16に、回転させた複数対のタイヤ21,21を接触させて、車両1を走行させるので円滑に走行できる。静かに車両1を走行させることができる。
また、軌道側車両推進手段20は、軌道2に設置の一次巻線と、車両1に付設のリアクションプレートとを、備えた地上一次リニアモータ式としたので、車両1の進入切換時のショックが少ない利点があり、かつ、非接触方式であるので摩擦部が無く、メンテナンスが容易である。
本発明の第1の実施の形態を示す要部正面図である。 簡略全体平面図である。 軌道を説明する簡略展開側面図である。 電力容量と軌道の各区域との関係グラフ図である。 ブロック図である。 フローチャート図である。 軌道側車両推進手段の実施の一例を示す図であり、(a)は作動状態の要部正面図であり、(b)は作動状態の要部平面図である。
符号の説明
1 車両
2 軌道
2b 到着側軌道部
10 駆動モータ
11 蓄電装置
16 補助駆動板
20 軌道側車両推進手段
21 タイヤ
A 駅
L 制動必要区域
α 残量不足発生予定区域

Claims (5)

  1. 複数の駅(A)…と、該駅(A)…を順次結ぶ軌道(2)と、該軌道(2)を走行する駆動モータ(10)を搭載した車両(1)とを、備えた輸送装置に於て、
    上記車両(1)に上記軌道(2)側から電力を供給するための架線を省略し、上記駆動モータ(10)に電力を供給する蓄電装置(11)を上記車両(1)に搭載し、さらに、上記駅(A)…の手前側の到着側軌道部(2b)であって上記蓄電装置(11)の残量不足発生予定区域(α)に、軌道側車両推進手段(20)を設けたことを特徴とする輸送装置。
  2. 上記駆動モータ(10)は、上記車両(1)の速度を減速させるべき制動必要区域(L)で、発電機となって作動し、回生電力を上記蓄電装置(11)に蓄電させる請求項1記載の輸送装置。
  3. 上記残量不足発生予定区域(α)で、車両速度が所定値以下の場合であって、かつ、上記蓄電装置(11)の電力容量が所定値以下の場合に、上記車両(1)を、上記駆動モータ(10)による走行から上記軌道側車両推進手段(20)による走行へ、自動で切換える請求項1又は2記載の輸送装置。
  4. 上記軌道側車両推進手段(20)は、複数対のタイヤ(21)(21)を備え、上記車両(1)から垂設される補助駆動板(16)に、回転させた複数対の上記タイヤ(21)(21)を接触させて、上記車両(1)を走行させる請求項1,2又は3記載の輸送装置。
  5. 上記軌道側車両推進手段(20)は、上記軌道(2)に設置の一次巻線と、上記車両(1)に付設のリアクションプレートとを、備えた地上一次リニアモータ式とした請求項1,2又は3記載の輸送装置。
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