JP2009302615A - 負荷変調回路、集積回路、及び、icカード - Google Patents

負荷変調回路、集積回路、及び、icカード Download PDF

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Abstract

【課題】 様々なインピーダンス特性を持ったリーダライタ装置に対しても、同一の集積回路を用いたICカードにおいて、コミュニケーションホールができない設定を可能とする。
【解決手段】 負荷変調方式によって外部の通信装置と非接触でデータ通信を行う集積回路の負荷変調回路10が、1対のアンテナ端子の一方と接地電位ノードとの間に、実数インピーダンスによる第1の負荷変調手段12と、虚数インピーダンスによる第2の負荷変調手段13を、並列に接続して構成される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、負荷変調方式によって外部の通信装置と非接触でデータ通信を行う非接触ICカード用の半導体集積回路に関し、より詳しくは、例えば、様々なアンテナインピーダンスを持ったリーダライタ装置に対しても、コミュニケーションホールができないように通信条件を設定可能な負荷変調回路に関する。
近年、電子マネー、電子乗車券、社員証、PCセキュリティ、国民IDカード、電子パスポート等、非接触ICカードシステムを利用したシステムが普及しつつある。
非接触ICカードは、外部のリーダライタ装置と、ICカード内に搭載された半導体集積回路装置との間で、非接触で情報交換を行うことが可能となっている。非接触での情報交換は、ICカード及びリーダライタ装置に夫々設けられたアンテナコイルを通じて行われる。リーダライタ装置のアンテナコイルから発生する所定の周波数の電磁界にICカードのアンテナコイルを進入させると、電磁誘導作用によってリーダライタ装置からICカードへ電力が供給されるとともに、リーダライタ装置との間でデータの送受信が可能となる。例えば、非接触ICカードの規格の一つであるISO/IEC14443では、電磁界の周波数は13.56MHzと規定されている。
非接触ICカードシステムでは、リーダライタ装置からICカードにデータを送信する場合、リーダライタ装置は発生させた電磁界にASK変調(Amplitude Shift Keying)を掛けることによってデータをICカードに送信する。また、ICカードがリーダライタ装置にデータを送信する場合、ICカードは受信した電磁界に負荷変調を掛けることによってデータをリーダライタ装置に送信する。負荷変調は一般に、ICカードに設けられた抵抗性または容量性の負荷のインピーダンスを、スイッチ回路のオンオフ動作で変化させることによって行われている。ICカードが負荷変調を掛けると、反射波の影響で電磁界に変化が現れる。リーダライタ装置は、電磁界の当該変化を電圧や位相の変化として検出することによってICカードが送信した信号を受け取ることができる。
このような通信に関する規格はISO/IEC14443やISO/IEC10373のような国際規格で規定されている。例えば、ISO/IEC14443では、ICカードがリーダライタ装置にデータを送信する場合、ICカードの負荷変調強度は30/H1.2mVpeak(Hは磁界強度)以上であることが規定されている。また、ISO/IEC10373では、負荷変調強度の測定方法等について規定されている。この規格では、負荷変調度の測定は、50Ωに整合され、規定の特性を持った試験用アンテナコイルから電磁界を発生させ、所定の距離に配置されたICカードからの応答信号のレベルを測定することにより行われる。
一方、リーダライタ装置の受信回路は、少なくとも前記規格の負荷変調強度の信号が受信可能に設計されている。従って、規格上、ICカードとリーダライタ装置の特性が共に規格内であれば互いに問題なく通信できることになる。
しかしながら、上述の関係は、前記試験用アンテナコイルとの間でのみ妥当するのであり、実際のリーダライタ装置のアンテナコイルは、必ずしも試験用アンテナコイルと同じ特性ではなく、アンテナインピーダンスも50Ωに整合されているとは限らない。また、使用状況や用途によって、リーダライタ装置のアンテナコイルの大きさも様々であるため、ICカードとのアンテナ間の結合度(結合係数k)も様々な状態が考えられる。
リーダライタ装置は、用途によって様々な種類が存在する。例えば、パーソナルコンピュータや小型端末等に接続して使用されるような小型のリーダライタ装置の場合、ICカードとは比較的近い距離(アンテナ間の結合度は高い)で通信が行われるため、アンテナコイルの口径も小さく出力電力も小さい。一方、電子乗車券等のように、タッチアンドゴーと呼ばれる方式で使用されるような大型のリーダライタ装置の場合、ICカードとは比較的遠い距離(アンテナ間の結合度は低い)でも通信を行う必要があるため、アンテナコイルの口径も大きく出力電力も大きい。また、近年実用化された電子パスポートシステムでは、非接触型ICチップとアンテナが内蔵されたID−3サイズの冊子と通信する必要があるため、使用されるリーダライタ装置は、通信距離よりも通信エリアが広くなるように設計されている。
これらのリーダライタ装置は、内蔵している受信回路も様々であり、受信方式も様々である。受信方式の中には、負荷変調によって変化した電磁界から電圧変化として受信する方式や、位相変化として受信する方式等が挙げられる。ICカードからの負荷変調信号を受信する場合、この受信方式によっては通信に大きな影響を与える場合がある。
例えば、ICカードからの負荷変調信号を受信する場合、負荷変調によって変化した電磁界から電圧変化として受信するタイプのリーダライタ装置では、ICカードの消費電流の変化等による負荷の変動が検出し易くなる。このようなリーダライタ装置では抵抗性の負荷変調回路を備えたICカードとの通信は良好となる。
ICカードが抵抗性の負荷変調を掛けた場合、ICカードでは消費電流が大きく変化し、この消費電流の変化によってICカードの共振周波数も僅かながら変化する。この場合、リーダライタ装置から見たICカードのインピーダンス変化は、実数インピーダンスの変化が支配的になるため、負荷変調によって変化した電磁界から電圧変化の検出が容易となるのである。
一方、ICカードからの負荷変調信号を受信する場合、負荷変調によって変化した電磁界から位相変化として受信するタイプのリーダライタ装置では、ICカードの共振周波数の変化等による負荷の変動が検出し易くなる。このようなリーダライタ装置では容量性の負荷変調回路を備えたICカードとの通信は良好となる。
ICカードが容量性の負荷変調を掛けた場合、ICカードでは共振周波数が大きく変化し、この共振周波数の変化によってICカードの電力給電特性も僅かながら変化する。この場合、リーダライタ装置から見たICカードのインピーダンス変化は、虚数インピーダンスの変化が支配的になるため、負荷変調によって変化した電磁界からICカードの位相変化の検出が容易となるのである。
しかしながら、上述の関係が逆の場合、即ち、負荷変調によって変化した電磁界から電圧変化として受信するタイプのリーダライタ装置と容量性の負荷変調回路を備えたICカードの組み合わせ、或いは、負荷変調によって変化した電磁界から位相変化として受信するタイプのリーダライタ装置と抵抗性の負荷変調回路を備えたICカードの組み合わせにおいては、通信不能となる場合が発生するという問題がある。
このような問題に関して、従来のICカードシステムにおいては、システムで使用するICカードの特性に合わせて、リーダライタ装置のアンテナ特性や受信特性を調整する等の対策が必要となっている。
更に、このような様々なリーダライタ装置とICカードが通信を行う場合、負荷変調方式が同じであっても、或る組み合わせでは正常に通信できるが別の組み合わせでは通信ができない場合や、ICカードを或る位置にかざしたときだけ動作しない場合がある。
これは、リーダライタ装置から見たICカードのインピーダンスの絶対値がアンテナ間結合度の変動によって大きく変化し、その中で、ICカードが負荷変調を掛けても負荷の変動によるインピーダンス変化が丁度相殺されてしまう状態が存在するためである。このような状態が存在することは、既に一般に知られており、特に、通信不能となる場所はコミュニケーションホールと呼ばれている。コミュニケーションホールは、或る特定の場所で発生するものではなく、また、リーダライタ装置及びICカードが共に規格内であっても発生し得る。
このようなコミュニケーションホールに対する対策技術として、ICカードの共振容量及びアンテナコイルのインダクタンスを調整し、ICカードの共振周波数が所定の範囲に収まるように調整する方法が、下記の特許文献1に開示されている。
特開2007−306240号公報
しかしながら、共振周波数を調整することによってICカードのインピーダンスを変え、コミュニケーションホールができないようにする方法は、或る前提条件が必要となる。特に、所定のインピーダンス特性を持ったリーダライタ装置との間でコミュニケーションホールができないように設定することは可能であっても、様々なインピーダンス特性を持ったリーダライタに夫々適用することは困難であるという問題があった。
ICカードは、リーダライタ装置から放射される所定の電磁界から電力を受電し、受電した電力を使用して通信動作や所定のコマンド処理動作を行うが、コマンド処理を行うと、コマンド処理に依存して所定の電力を消費する。ICカードが動作する電磁界は、動作磁界強度として、ISO/IEC14443に規定されている。例えば、当該規格におけるICカードの動作磁界強度の範囲は、1.5A/mから7.5A/mと規定されている。従って、当該規格に準拠したICカードでは、動作可能な磁界強度の下限(最低動作磁界)が、少なくとも当該規格の下限以下となるように、アンテナや共振回路が設計されている。
ICカードの電力給電特性は、アンテナ特性の中でも共振周波数に大きく支配される。例えば、電磁界の周波数が13.56MHzのICカードシステムでは、ICカードの共振周波数が13.56MHzよりも高くなるほど給電効率は悪くなり、13.56MHzに近づくほど給電効率は良くなることが一般に知られている。但し、ICカードの共振周波数は、ICカードに内蔵されている集積回路の消費電力等との関係により、13.56MHzに設定することが必ずしも最適な条件とは限らない。ICカードの共振周波数は、ICカードの負荷電力が増えると低くなる特性を持っているため、ICカードに内蔵する集積回路の消費電力分を考慮し、通常13.56MHzよりも高めに設定することが一般的である。従って、ICカードの共振周波数は、内蔵する集積回路の特性によって最適な値も異なるため、ICカード毎に最適な共振周波数が設定されている。
従来のICカードシステムでは、上述のISO/IEC14443に準拠したICカードを動作させるためのリーダライタ装置との組み合わせにおいて、コミュニケーションホールができないように、ICカードの共振周波数を所定の範囲内に収まるように調整する技術が開示されている(上記特許文献1参照)。
しかし、ICカードの共振周波数を所定の範囲内に収めても、リーダライタ装置のアンテナのインピーダンス特性によっては、コミュニケーションホールができてしまう可能性がある。この場合、コミュニケーションホールができない共振周波数を探し出し、その共振周波数をICカードに設定したとしても、その共振周波数がICカードの最適値であるとは限らない。従って、様々なインピーダンス特性を持ったリーダライタ装置に対しては、同一の集積回路を搭載したICカードでは対応しきれないという問題があった。
以下に示す負荷変調回路、集積回路、及び、ICカードは、非接触ICカードにおける上記問題点に鑑みて考案されたものであり、その目的は、様々なインピーダンス特性を持ったリーダライタ装置に対しても、同一の集積回路を用いたICカードにおいて、コミュニケーションホールができない設定を可能とする点にある。
上記目的を達成するための負荷変調回路は、負荷変調方式によって外部の通信装置と非接触でデータ通信を行う集積回路の負荷変調回路であって、1対のアンテナ端子の一方と接地電位ノードとの間に、実数インピーダンスによる第1の負荷変調手段と、虚数インピーダンスによる第2の負荷変調手段が、並列に接続されていることを第1の特徴とする。
上記第1の特徴の負荷変調回路によれば、負荷として、実数インピーダンスによる第1の負荷変調手段と、虚数インピーダンスによる第2の負荷変調手段が、1対のアンテナ端子の一方と接地電位ノードとの間に並列に接続されており、第1及び第2の負荷変調手段が夫々負荷変調動作することにより、夫々のインピーダンス変化を、実数インピーダンスと虚数インピーダンスの合成インピーダンスの変化にすることができる。この結果、第1の特徴の負荷変調回路によれば、ICカードからの負荷変調信号が、実数インピーダンスの変化であった場合には応答できるが、虚数インピーダンスの変化であった場合には応答できないリーダライタ装置にも、逆に、ICカードからの負荷変調信号が、虚数インピーダンスの変化であった場合には応答できるが、実数インピーダンスの変化であった場合には応答できないリーダライタ装置にも、コミュニケーションホールができることなく安定した通信が可能なICカードを構成することが可能となる。更に、第1及び第2の負荷変調手段は、1対のアンテナ端子の内、少なくとも何れか一方のアンテナ端子と接地電位ノードとの間にだけ接続すれば良く、集積回路の面積を小さく抑えることができる。
上記目的を達成するための負荷変調回路は、上記第1の特徴に加えて、更に、前記第1の負荷変調手段と前記第2の負荷変調手段が、何れか一方の単独動作と両方の同時動作が選択可能に構成されていることを第2の特徴とする。
上記第2の特徴の負荷変調回路によれば、負荷インピーダンスの種類として、実数インピーダンス、虚数インピーダンス、及び、これらの合成インピーダンス(複素インピーダンス)の中から任意に選択可能になるため、ICカードシステムで使用するリーダライタ装置の特性に応じて、最適な負荷インピーダンスを選択できる。この結果、コミュニケーションホールができることなく安定した通信が可能なICカードを構成することが可能となる。
上記目的を達成するための負荷変調回路は、上記第1または第2の特徴に加えて、更に、前記第1の負荷変調手段が、複数の重み付けされた抵抗素子を備え、前記第2の負荷変調手段が、複数の重み付けされた容量素子を備え、前記複数の抵抗素子を任意に組み合わせて、前記第1の負荷変調手段の実数インピーダンスを所定の分解能で複数通りに設定し、前記複数の容量素子を任意に組み合わせて、前記第2の負荷変調手段の虚数インピーダンスを所定の分解能で複数通りに設定するインピーダンス設定手段を備えることを第3の特徴とする。
上記目的を達成するための負荷変調回路は、上記第3の特徴に加えて、更に、前記インピーダンス設定手段が、実数インピーダンスと虚数インピーダンスの夫々の設定値を記憶する不揮発性記憶手段を備えることを第4の特徴とする。
上記第3または第4の特徴の負荷変調回路によれば、負荷の実数インピーダンスと虚数インピーダンスを夫々独立して所定の分解能で複数通りに設定できるため、ICカードシステムで使用するリーダライタ装置の特性に応じて、最適な負荷インピーダンスの組み合わせに調整できる。この結果、同一の集積回路を内蔵したICカードであっても、リーダライタ装置に合わせて、コミュニケーションホールができることなく安定した通信が可能なICカードを構成することが可能となる。
特に、上記第4の特徴の負荷変調回路によれば、集積回路の製造工程、特に検査工程で、実数インピーダンスと虚数インピーダンスの夫々の設定値を不揮発性記憶手段に記憶することにより、負荷変調特性を用途に合わせて設定することが可能となるため、様々なインピーダンスを持ったリーダライタ装置との組み合わせにおいてもコミュニケーションホールができることなく安定した通信が可能なICカードを同一の集積回路を用いて構成すること可能となる。
上記目的を達成するための負荷変調回路は、上記何れかの特徴に加えて、更に、前記第1の負荷変調手段と前記第2の負荷変調手段が同時に動作する場合において、虚数インピーダンスの絶対値が、実数インピーダンスの絶対値よりも小さいことを第5の特徴とする。
上記第5の特徴の負荷変調回路によれば、実数インピーダンスとして、ICカードを動作させるための電力が不足しないような設定値を採用でき、また、虚数インピーダンスとして、共振周波数に影響を与えないような小さな設定値を採用できるようになる。
上記目的を達成するための集積回路は、負荷変調方式によって外部の通信装置と非接触でデータ通信を行う集積回路であって、上記何れかの特徴の負荷変調回路を内蔵することを特徴とする。
上記目的を達成するためのICカードは、負荷変調方式によって外部の通信装置と非接触でデータ通信を行うICカードであって、上記特徴の集積回路を搭載することを特徴とする。
上記第1の特徴の集積回路或いはICカードによれば、負荷変調回路が、実数インピーダンスによる第1の負荷変調手段と虚数インピーダンスによる第2の負荷変調手段が並列に接続された構成となっているため、負荷変調によって変化した電磁界から電圧変化として受信するタイプのリーダライタ装置、或いは、負荷変調によって変化した電磁界から位相変化として受信するタイプのリーダライタ装置の何れのタイプであっても、共に安定した通信が可能となる。
更に、負荷変調回路が、前記第1の負荷変調手段が複数の重み付けされた抵抗素子を備え、前記第2の負荷変調手段が複数の重み付けされた容量素子を備え、前記複数の抵抗素子を任意に組み合わせて、前記第1の負荷変調手段の実数インピーダンスを所定の分解能で複数通りに設定し、前記複数の容量素子を任意に組み合わせて、前記第2の負荷変調手段の虚数インピーダンスを所定の分解能で複数通りに設定するインピーダンス設定手段を備えることにより、同一の集積回路を用いたICカードにおいて、負荷変調方式及び負荷変調強度が夫々独立して任意に設定可能となるため、様々なインピーダンス特性を持ったリーダライタ装置に対しても、コミュニケーションホールができることなく、安定した通信特性を提供することができる。
次に、本発明に係る負荷変調回路、集積回路、及び、ICカードの実施形態について、図面を参照して説明する。
〈第1実施形態〉
図1に、第1実施形態に係る負荷変調回路10の回路構成例を示す。負荷変調回路10は、非接触ICカードに搭載される半導体集積回路1を構成する。
図1に示すように、第1実施形態に係る半導体集積回路1は、アンテナ回路(不図示)を接続するための1対のアンテナ端子4、5の間に、アンテナの共振周波数を所定の値に設定するための共振容量素子6が接続されており、アンテナから受信した電磁界を直流電圧に整流するための整流回路7と、非接触通信におけるコマンド受信を行うための受信回路8と、受信したデータの演算処理を行い送信すべきデータを生成する制御回路9と、負荷変調回路10を備えて構成される。尚、受信回路8と制御回路9は、一般的な非接触ICカードで使用される既存の回路構成によって実現できるため、詳細な説明は割愛する。
負荷変調回路10は、送信信号の出力を制御する送信信号制御回路11を備え、1対のアンテナ端子4、5の一方のアンテナ端子5と接地電位ノードとの間に、実数インピーダンスを有する抵抗素子12(第1の負荷変調手段に相当)と虚数インピーダンスを有する容量素子13(第2の負荷変調手段に相当)とが並列に接続された並列回路と、データ送信時に負荷を送信信号制御回路11からの制御信号CS1の信号レベルに応じてオンオフするためのMOSFETからなるスイッチ回路14が直列に接続して構成される。
図2に、送信信号制御回路11の回路構成例を示す。送信信号制御回路11は2入力のAND論理回路15で構成され、送信信号TSと負荷変調動作時に活性化する負荷変調動作信号ENを入力とし、制御信号CS1を出力する。
次に、図1に示す構成の集積回路1を備えたICカードがリーダライタ装置(不図示)にデータを送信する場合の負荷変調動作について詳細に説明する。
負荷変調動作を行わない時、即ち、送信動作を行わない場合、ICカードは、所定の電力を消費しながら、コマンド受信動作や演算処理動作を行っている。この時、スイッチ回路14はオフ状態になっている。
負荷変調動作を行う時、即ち、送信動作を行う場合、ICカードは、制御回路9で生成された送信データを、送信信号制御回路11を介してスイッチ回路14に伝えられ、送信データに応じてスイッチ回路14をオンオフするスイッチング動作を行う。スイッチ回路14のオンオフが変化するスイッチング時におけるアンテナ端子5と接地電位ノード間のインピーダンスの変化量をΔZとし、抵抗素子12の抵抗値をR、容量素子13の容量値をCとし、スイッチ回路14のインピーダンスが無視できる程度に小さいとすると、インピーダンス変化量ΔZは、下記の数1で表される。尚、数1中のωは、リーダライタ装置から供給される電磁界の角周波数で、リーダライタ装置とICカード間のデータ送受信に使用される搬送周波数fの2π倍(ω=2πf)となっている。
[数1]
ΔZ=R/(1+jωCR)
更に、数1を、実数成分と虚数成分に分離するよう変形すると、下記の数2で表される。従って、負荷変調動作におけるICカードの負荷変動は、実数インピーダンスと虚数インピーダンスの合成インピーダンスの変動となる。
[数2]
ΔZ=R/{1+(ωCR)}−j{ωCR/(1+(ωCR))}
ここで、実数インピーダンスを持った抵抗性負荷変調と、虚数インピーダンスを持った容量性負荷変調の特徴について説明する。
抵抗性負荷変調は、ICカードの消費電流を変動させて変調を掛けるため、ICカードに十分な電力が供給されている場合、例えば、リーダライタ装置との距離が近い場合等においては問題無いが、ICカードが動作マージンの限界付近でぎりぎり動作しているような場合、例えば、リーダライタ装置との距離が遠い場合等においては、抵抗性負荷変調をかけると電力消費が更に大きくなるため、ICカードを動作させるための電力が不足し、動作しなくなるという問題がある。この場合、抵抗素子の抵抗値を大きくして、電力消費を抑える必要があるが、抵抗素子の抵抗値を大きくすると、所定の負荷変調強度が得られないという問題が同時に発生する。
一方、容量性負荷変調は、ICカードの共振周波数を変動させて変調を掛けるため、リーダライタ装置との距離が遠い場合においても電力供給上の問題はなく、正常に通信することができる。しかしながら、負荷変調強度はICカードの共振周波数に依存して変動するため、負荷変調強度のばらつきが大きくなるという問題や、リーダライタ装置の種類やアンテナとの結合度の変動等による影響を受け易いという問題がある。
従って、本実施形態では、これらの問題を克服すべく、所定の抵抗値を持った抵抗素子12と、所定の容量値を持った容量素子13を並列に接続することによって、実数インピーダンスと虚数インピーダンスの合成インピーダンスによる負荷変調を掛けることができる構成となっている。
また、当該構成の場合、抵抗素子12と容量素子13による合成インピーダンスの値については、容量素子13による虚数インピーダンスの絶対値が、抵抗素子12による実数インピーダンスの絶対値よりも小さいことが好ましい。例えば、抵抗素子12の抵抗値はICカードを動作させるための電力が不足しないように、つまり、負荷変調回路10での電流消費が抑制されるような大きな値に設定する必要があり、他方、容量素子13は共振周波数に影響を与えるため、共振容量素子6よりも大きな容量値に設定する必要があるためである。
〈第2実施形態〉
図3に、第2実施形態に係る負荷変調回路20の回路構成例を示す。負荷変調回路20は、非接触ICカードに搭載される半導体集積回路2を構成する。
図3に示すように、第2実施形態に係る半導体集積回路2は、アンテナ回路(不図示)を接続するための1対のアンテナ端子4、5の間に、アンテナの共振周波数を所定の値に設定するための共振容量素子6が接続されており、アンテナから受信した電磁界を直流電圧に整流するための整流回路7と、非接触通信におけるコマンド受信を行うための受信回路8と、受信したデータの演算処理を行い送信すべきデータを生成する制御回路9と、負荷変調回路20を備えて構成される。第1実施形態の半導体集積回路1とは、負荷変調回路20において異なる。
負荷変調回路20は、送信信号の出力を制御する送信信号制御回路21を備え、1対のアンテナ端子4、5の一方のアンテナ端子5と接地電位ノードとの間に、実数インピーダンスを有する抵抗素子22とデータ送信時に抵抗性負荷を送信信号制御回路21からの制御信号CS2の信号レベルに応じてオンオフするためのMOSFETからなるスイッチ回路24の直列回路(第1の負荷変調手段に相当)と、虚数インピーダンスを有する容量素子23とデータ送信時に容量性負荷を送信信号制御回路21からの制御信号CS3の信号レベルに応じてオンオフするためのMOSFETからなるスイッチ回路25の直列回路(第2の負荷変調手段に相当)が、並列に接続して構成される。
図4に、送信信号制御回路21の回路構成例を示す。送信信号制御回路21は、2つの2入力AND論理回路26、27と、2ビットのレジスタ回路28を備えて構成される。AND論理回路26は、送信信号TSと抵抗性負荷変調動作時に高レベルとなって活性化するレジスタ回路28の上位ビットを入力とし、制御信号CS2を出力する。AND論理回路27は、送信信号TSと容量性負荷変調動作時に高レベルとなって活性化するレジスタ回路28の下位ビットを入力とし、制御信号CS3を出力する。
図4に示す送信信号制御回路21の回路構成によって、第1及び第2の負荷変調手段の何れか一方の単独動作と両方の同時動作が、つまり、負荷変調方式の種類がレジスタ回路28の設定値によって選択可能となる。
例えば、レジスタ回路に“01b”を設定すると容量性変調となり、“10b”を設定すると抵抗性変調となる。また、“11b”を設定することにより、実数インピーダンスと虚数インピーダンスの合成インピーダンスによる負荷変調を掛けることができる。従って、第2実施形態では、リーダライタ装置の種類や用途等によって、負荷変調方式の種類を切り替え可能な構成となっている。
〈第3実施形態〉
図5に、第3実施形態に係る負荷変調回路30の回路構成例を示す。負荷変調回路30は、非接触ICカードに搭載される半導体集積回路3を構成する。
図5に示すように、第3実施形態に係る半導体集積回路3は、アンテナ回路(不図示)を接続するための1対のアンテナ端子4、5の間に、アンテナの共振周波数を所定の値に設定するための共振容量素子6が接続されており、アンテナから受信した電磁界を直流電圧に整流するための整流回路7と、非接触通信におけるコマンド受信を行うための受信回路8と、受信したデータの演算処理を行い送信すべきデータを生成する制御回路9と、負荷変調回路30を備えて構成される。第1実施形態の半導体集積回路1及び第2実施形態の半導体集積回路2とは、負荷変調回路30において異なる。
負荷変調回路30は、送信信号の出力を制御する送信信号制御回路31と、1対のアンテナ端子4、5の一方のアンテナ端子5と接地電位ノードとの間に並列に接続する、実数インピーダンスによる第1の負荷変調手段32と、虚数インピーダンスによる第2の負荷変調手段33を備えて構成される。
第1の負荷変調手段32は、送信信号制御回路31から出力されるmビット(mは2以上の任意の自然数)の制御信号CS4i(i=1〜m)によって、実数インピーダンスの設定値が所定の分解能で2通りに設定可能に構成されている。具体的には、図6に示すように、第1の負荷変調手段32は、m個の段階的に重み付けされた抵抗素子34i(i=1〜m)の直列回路の各抵抗素子に対して、制御信号CS4i(i=1〜m)の信号レベルに応じて個別にオンオフするためのMOSFETからなるm個のスイッチ回路35i(i=1〜m)の対応するもの同士が並列に接続して構成される。
本実施形態では、抵抗素子34i(i=1〜m)の抵抗値は、抵抗素子341の抵抗値をRとすると、R×2(i−1)となっている。
第2の負荷変調手段33は、送信信号制御回路31から出力されるnビット(nは2以上の任意の自然数)の制御信号CS5j(j=1〜n)によって、虚数インピーダンスの設定値が所定の分解能で2通りに設定可能に構成されている。具体的には、図7に示すように、第2の負荷変調手段33は、n個の段階的に重み付けされた容量素子36j(j=1〜n)の各容量素子と、制御信号CS5j(j=1〜n)の信号レベルに応じて個別にオンオフするためのMOSFETからなるn個のスイッチ回路37j(j=1〜n)の対応するもの同士の直列回路が相互に並列に接続して構成される。
本実施形態では、容量素子36j(j=1〜n)の容量値は、容量素子361の容量値をCとすると、C×2(j−1)となっている。
図8に、送信信号制御回路31の回路構成例を示す。送信信号制御回路31は、第1の負荷変調手段32に対してmビットの制御信号CS4i(i=1〜m)を出力する第1回路ブロック38と、第2の負荷変調手段33に対してnビットの制御信号CS5j(j=1〜n)を出力する第2回路ブロック39に区分される。
第1回路ブロック38は、m個の2入力AND論理回路40i(i=1〜m)と、mビットのレジスタ回路41を備えて構成される。AND論理回路40iの夫々(i=1〜m)は、送信信号TSと抵抗性負荷変調動作時に高レベルとなって活性化するレジスタ回路41のi番目のビットを入力とし、制御信号CS4iを出力する。レジスタ回路41のmビットの設定値に応じたmビットの制御信号CS4i(i=1〜m)が出力される。
第2回路ブロック39は、n個の2入力AND論理回路42j(j=1〜n)と、nビットのレジスタ回路43を備えて構成される。AND論理回路42jの夫々(j=1〜n)は、送信信号TSと容量性負荷変調動作時に高レベルとなって活性化するレジスタ回路43のj番目のビットを入力とし、制御信号CS5jを出力する。レジスタ回路43のnビットの設定値に応じたnビットの制御信号CS5j(j=1〜n)が出力される。
尚、本実施形態において、第1の負荷変調手段32の実数インピーダンスの設定通り数2を規定する数値mと、第2の負荷変調手段33の虚数インピーダンスの設定通り数2を規定する数値nは、同数(m=n)、異数(m≠n)の何れの場合であっても良い。
図8に示す回路構成によって、レジスタ回路41とレジスタ回路43に夫々mビットとnビットのデータを、送信動作を行う前に設定することにより、負荷変調方式の種類とインピーダンス値を一時的に保存することができる。送信動作が開始すると、制御回路6で生成された送信信号TSは、レジスタ回路41とレジスタ回路43に設定された各データ値に従い、例えば、“1”が設定されたビットに対応する制御信号CS4i、CS5jに伝播されることにより、所定の設定の負荷変調を行うことができる。従って、送信信号制御回路31は、第1の負荷変調手段32の実数インピーダンスを所定の分解能(R)で複数通りに設定し、第2の負荷変調手段33の虚数インピーダンスを所定の分解能(C)で複数通りに設定するインピーダンス設定手段として機能する。
例えば、レジスタ回路41が4ビットの場合(m=4)、設定値が“0000b”の場合に、抵抗性変調はオフとなる。また、設定値が“0001b”、“0010b”、“0011b”、・・・、“1111b”の場合、夫々に対応する抵抗値は、R、2R、3R、・・・、15Rとなり、レジスタ回路41の設定値に応じて、分解能Rで増減する。また、レジスタ回路43が4ビットの場合(n=4)、設定値が“0000b”の場合に、容量性変調はオフとなる。また、設定値が“0001b”、“0010b”、“0011b”、・・・、“1111b”の場合、夫々に対応する容量値は、C、2C、3C、・・・、15Cとなり、レジスタ回路43の設定値に応じて、分解能Cで増減する。
本第3実施形態の別実施形態として、図9に示すように、負荷変調回路30の実数インピーダンスと虚数インピーダンスの夫々の設定値を保存しておくためのフラッシュメモリ等の不揮発性記憶手段44を、送信信号制御回路31に併設するのも好ましい。この場合、各インピーダンスの設定値を、集積回路30の製造工程、特に検査工程で、負荷変調特性を用途に合わせて設定することが可能となる。
また、不揮発性記憶手段44に記憶させた設定値は、システム起動時に自動的に送信信号制御回路14にアップロードする構成としても良く、また、制御回路6を介してレジスタ回路41とレジスタ回路43に設定される構成としても良い。
本発明は、負荷変調方式によって外部の通信装置と非接触でデータ通信を行う非接触ICカードに利用可能であり、様々なアンテナインピーダンスを持ったリーダライタ装置に対しても、コミュニケーションホールができないように通信条件を設定するのに有効である。
本発明に係る負荷変調回路及び集積回路の第1実施形態における概略の回路構成を示す回路ブロック図 図1に示す送信信号制御回路の回路構成例を示す回路図 本発明に係る負荷変調回路及び集積回路の第2実施形態における概略の回路構成を示す回路ブロック図 図3に示す送信信号制御回路の回路構成例を示す回路ブロック図 本発明に係る負荷変調回路及び集積回路の第3実施形態における概略の回路構成を示す回路ブロック図 図5に示す第1の負荷変調手段の回路構成例を示す回路図 図5に示す第2の負荷変調手段の回路構成例を示す回路図 図5に示す送信信号制御回路の回路構成例を示す回路ブロック図 本発明に係る負荷変調回路及び集積回路の別実施形態における概略の回路構成を示す回路ブロック図
符号の説明
1〜3: 非接触ICカードに搭載される半導体集積回路
4、5: アンテナ端子
6: 共振容量素子
7: 整流回路
8: 受信回路
9: 制御回路
10: 負荷変調回路
11: 送信信号制御回路
12: 抵抗素子(第1の負荷変調手段)
13: 容量素子(第2の負荷変調手段)
14: スイッチ回路
15: 2入力のAND論理回路
20: 負荷変調回路
21: 送信信号制御回路
22: 抵抗素子(第1の負荷変調手段)
23: 容量素子(第2の負荷変調手段)
24、25: スイッチ回路
26、27: 2入力のAND論理回路
28: 2ビットのレジスタ回路
30: 負荷変調回路
31: 送信信号制御回路
32: 第1の負荷変調手段
33: 第2の負荷変調手段
34i: 抵抗素子
35i: スイッチ回路
36j: 容量素子
37j: スイッチ回路
38: 第1回路ブロック
39: 第2回路ブロック
40i: 2入力AND論理回路
41: mビットのレジスタ回路
42j: 2入力AND論理回路
43: nビットのレジスタ回路
44: 不揮発性記憶手段
CS1: 制御信号
CS2: 制御信号
CS3: 制御信号
CS4i: 制御信号
CS5j: 制御信号
EN: 負荷変調動作信号
TS: 送信信号

Claims (7)

  1. 負荷変調方式によって外部の通信装置と非接触でデータ通信を行う集積回路の負荷変調回路であって、
    1対のアンテナ端子の一方と接地電位ノードとの間に、実数インピーダンスによる第1の負荷変調手段と、虚数インピーダンスによる第2の負荷変調手段が、並列に接続されていることを特徴とする負荷変調回路。
  2. 前記第1の負荷変調手段と前記第2の負荷変調手段が、何れか一方の単独動作と両方の同時動作が選択可能に構成されていることを特徴とする請求項1に記載の負荷変調回路。
  3. 前記第1の負荷変調手段が、複数の重み付けされた抵抗素子を備え、
    前記第2の負荷変調手段が、複数の重み付けされた容量素子を備え、
    前記複数の抵抗素子を任意に組み合わせて、前記第1の負荷変調手段の実数インピーダンスを所定の分解能で複数通りに設定し、前記複数の容量素子を任意に組み合わせて、前記第2の負荷変調手段の虚数インピーダンスを所定の分解能で複数通りに設定するインピーダンス設定手段を備えることを特徴とする請求項1または2に記載の負荷変調回路。
  4. 前記インピーダンス設定手段が、実数インピーダンスと虚数インピーダンスの夫々の設定値を記憶する不揮発性記憶手段を備えることを特徴とする請求項3に記載の負荷変調回路。
  5. 前記第1の負荷変調手段と前記第2の負荷変調手段が同時に動作する場合において、
    虚数インピーダンスの絶対値が、実数インピーダンスの絶対値よりも小さいことを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の負荷変調回路。
  6. 負荷変調方式によって外部の通信装置と非接触でデータ通信を行う集積回路であって、請求項1〜5の何れか1項に記載の負荷変調回路を内蔵することを特徴とする集積回路。
  7. 負荷変調方式によって外部の通信装置と非接触でデータ通信を行うICカードであって、請求項6に記載の集積回路を搭載することを特徴とするICカード。
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