JP3607585B2 - 非接触応答装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電磁誘導を用いて非接触状態で電力供給とデータ通信を行う質問装置と応答装置とからなる非接触通信システムに係り、特に通信状態に応じて内部回路の特性を動的に変化させることにより、電力伝送の効率を向上させることができる非接触応答装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、ICカード、RFタグ、データキャリアなどの携帯可搬電子データ担体を非接触応答装置として使用し、0.1MHz〜数10MHz程度のキャリア周波数を用いた電磁誘導を利用して、非接触で非接触応答装置へ電力を供給するとともに、キャリア波に変調をかけることによりデータを重畳してデータ通信を行う、非接触通信システムが盛んに検討され、商用化が進みつつある。このような非接触通信システムには、1つの質問装置の電磁界によって複数の非接触応答装置が同時に給電を受け、各非接触応答装置の内部回路が動作可能なアクティブ状態をとることができ、質問装置は各非接触応答装置と通信が可能であるという特徴がある。
【0003】
しかし、このような非接触通信システムでは、その電磁界の出力特性が電波法等の法規により制限を受け、また例えば、情報処理装置等電波障害自主規制協議会、通称VCCIと呼ばれる協議会によって制定された「情報処理装置および電子事務機器等から発生する妨害波の自主規制運用規定」などの自主規制運用規定によっても、種々の制限を受けている。このような制限により、質問装置の送信出力を低く設定する結果、非接触応答装置が受信可能な電力も低く設定せざるを得なくなり、非接触応答装置のデータ処理機能を抑える必要が生じる。また、質問装置の送信出力を抑えなければならないため、非接触通信システムの特徴である、質問装置と複数の非接触応答装置との通信機能を損なう結果となっているのが実情である。
【0004】
このような問題の背景にある技術的問題の1つが、非接触応答装置の電力消費の特性である。電磁誘導によって質問装置から給電を受けつつ安定したデータ通信の変復調を行うために、通常、非接触応答装置内の電源回路は定電力設計がなされており、回路全体の動作による内部信号ノイズを抑えるように設計されている。非接触応答装置の内部の処理が軽い場合、電源回路は、余剰電力を抵抗成分で熱に変化させる。その結果、非接触応答装置は、内部処理の状態に関わらず、一定の電力を消費することになる。
【0005】
このような非接触応答装置の複数個が質問装置の送信電磁界の中に入ってアクティブ状態をとれば、質問装置との通信状態や内部の処理状態に関わらず、各々が電磁結合状態に応じて一定の電力給電を確保しようとする。非接触通信システムの電力消費の観点から見ると、ある時間においては、質問装置と応答を行う装置は一つであって、他の非接触応答装置は質問を待機する状態にしかすぎないため、エネルギー効率上、待機状態の非接触応答装置の多大な電力消費は問題であった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
以上のように、従来の非接触通信システムでは、質問装置の送信電磁界内に入った全ての非接触応答装置が、質問装置との通信状態や内部の処理状態に関わらず、一定の電力を消費してしまうという問題点があった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、質問装置からの受信電力量の効率的な制御を簡単な構成で実現し、非接触通信システムにおける電力消費の効率を向上させることができる非接触応答装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するために、本発明は、質問装置からのキャリア波を受信すると共に質問装置への応答波を送信するアンテナ回路と、このアンテナ回路で受信したキャリア波から自装置の駆動用電力を得る整流回路と、キャリア波から自装置に対する質問データを取得したとき、この質問データに対する応答データを生成して、アンテナ回路から応答波として送信させる内部ロジック回路とを備え、電磁誘導を用いて非接触状態で質問装置から電力供給を受けると共に質問装置との間でデータ通信を行う非接触応答装置において、アンテナ回路のインピーダンスを変化させる容量切替回路と、整流回路の出力電圧を検出する電圧検出回路とを有し、容量切替回路は、容量素子と電子スイッチとを直列に接続した容量スイッチを複数組備え、容量スイッチは、アンテナ回路と並列に接続され、内部ロジック回路は、自装置が質問装置からの質問データを待つ待機状態になったとき、質問装置からの受信電力量が質問データの認識に最低限必要な電力量PLとなるようアンテナ回路の受電効率を低下させ、自装置に対する質問データを受信したとき、受信電力量が応答波の生成・送信に最低限必要な電力量PH(PL<PH)となるよう受電効率を増大させるように容量切替回路を制御するとともに、電圧検出回路の出力状態に応じて容量切替回路中の各電子スイッチの開閉状態を制御するようにしたものである。
【0008】
このように、本発明では、非接触応答装置が質問装置から電力供給を受けつつ質問装置と通信する通常の伝送モードにおいて、内部ロジック回路が容量切替回路を制御することにより、非接触応答装置が待機状態になったとき、アンテナ回路のインピーダンスを変化させて受電効率を低下させ、質問装置からの受電電力量を電力量PLとし、非接触応答装置が質問装置からの質問データを受信してアクティブ状態になるとき、アンテナ回路のインピーダンスを変化させて受電効率を増大させ、質問装置からの受電電力量を電力量PHとするので、待機状態における非接触応答装置の電力消費量を簡単な構成で低減することができる。また、電圧検出回路の出力状態に応じて容量切替回路中の各電子スイッチの開閉状態を制御することにより、質問装置の出力特性や質問装置と非接触応答装置の相互の位置・角度によって受信電力が変動することがあっても、受信する電力を適切に減少させることが可能である。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明は、スイッチ制御が可能な容量切替回路を搭載した非接触応答装置を用いて、伝送状態においてインピーダンス制御を動的に行い、非接触応答装置の電力消費量を制御することを特徴とする。
〔基本例〕
以下、本発明の実施の形態の説明に入る前に、基本例となる非接触通信システムについて図1を用いて説明する。図1の非接触通信システムは、質問装置1と非接触応答装置2とから構成される。質問装置1は、非接触応答装置2への電力供給のためにデータ送信時以外のときにも無変調のキャリア波を送信している。質問装置1と非接触応答装置2は、データを送信するときキャリア波を変調してデータを重畳する。
【0010】
質問装置1は、無変調のキャリア波を発生するキャリア波発生回路10と、キャリア波発生回路10から出力された無変調のキャリア波または変調されたキャリア波を送信したり、非接触応答装置2から送信された応答波を受信したりするためのアンテナ回路11を有している。アンテナ回路11は、アンテナとして動作するコイルL11と2つの容量素子C11,C12を備えており、コイルL11は、一方の容量素子C11と並列接続されているとともに、他方の容量素子C12と直列接続されている。なお、図1では、データの送信時にキャリア波を変調する変調回路、非接触応答装置2から送信された応答波を受信して復調する復調回路、非接触応答装置2へのデータを生成したり、復調回路で復調されたデータを処理したりする制御回路等の回路については記載を省略している。
【0011】
非接触応答装置2は、質問装置1から送信されたキャリア波を受信したり、応答波を送信したりするためのアンテナ回路20と、アンテナ回路20のインピーダンスを変化させる容量切替回路21と、アンテナ回路20で受信されたキャリア波を整流して非接触応答装置2の各回路駆動用の電力を得る整流回路22と、整流回路22の出力電圧を定電圧化する定電圧回路23と、アンテナ回路20で受信された変調されたキャリア波を復調する復調回路24と、キャリア波から自装置に対する質問データを取得したとき、この質問データに対する応答データを生成してアンテナ回路20から応答波として送信させると共に、通信状態に応じて容量切替回路21を制御してアンテナ回路20のインピーダンスを変化させ、非接触応答装置2の受信電力量を制御する内部ロジック回路25と、内部ロジック回路25から出力された応答データでキャリア波を変調する変調回路26とを有している。
【0012】
アンテナ回路20は、アンテナとして動作するコイルL21と2つの容量素子C21,C22を備えており、コイルL21は、一方の容量素子C21と並列接続されているとともに、他方の容量素子C22と直列に接続されている。ここで、コイルL21のインダクタンスと2つの容量素子C21,C22の容量は、アンテナ回路20の受信電力量がこの非接触応答装置2の全ての動作に必要十分な電力レベルとなるように設定されている。
【0013】
容量切替回路21は、容量素子Cv1と、例えばトランジスタ等からなる電子スイッチS1とを直列に接続した容量スイッチCSからなり、アンテナ回路20と並列に接続されている。ここで、容量素子Cv1の容量は、電子スイッチS1が閉じて容量素子Cv1がアンテナ回路20に並列接続されたときに、アンテナ回路20の受信電力量が質問装置1の発信する質問を正常に受信するための最低限必要な電力量に適当なマージンを付加した電力レベルとなるように設定されている。また、電子スイッチS1と内部ロジック回路25の間には、電子スイッチS1の開閉を制御する信号線が接続されている。
【0014】
整流回路22は全波整流回路であり、入力側が容量切替回路21の容量スイッチCSの両端に接続され、出力側が定電圧回路23の入力側に接続されている。定電圧回路23は、出力側が駆動用電力を必要とする各回路と接続されている。内部ロジック回路25は、CPU25aと、ROM25bと、RAM25cと、不揮発メモリ25dと、カウンタ25eとを有している。
【0015】
質問装置1から非接触応答装置2へ供給される電力は、両者のインピーダンスの整合状態の関数となり、整合すると高効率で給電が行われるため非接触応答装置2の受信電力が増加し、整合がミスマッチすると反射される電力が増えるため非接触応答装置2の受信電力が減少する。通常、アンテナ回路20のインピーダンスの制御は、受信電力を高めるためのインピーダンス整合に用いるが、本発明においては、非接触応答装置2の余分な消費電力を削減するために、インピーダンス整合をミスマッチさせる制御にも用いることを特徴とする。
【0016】
次に、図1〜図3を参照して非接触応答装置2の動作を説明する。図2は、質問装置1からの質問と非接触応答装置2からの応答のタイミング、およびその際の非接触応答装置2の受信電力量を時系列的に表したタイミングチャートである。図2において、非接触応答装置2がコマンド処理を行うために必要十分な電力レベルをPHで示し、非接触応答装置2が質問装置1からの質問を正常に受信するために最低限必要な電力量に適当なマージンを付加した電力レベルをPLで示す。図3は、図1の内部ロジック回路25の動作を示すフローチャートである。
【0017】
ここで、内部ロジック回路25は、PHとPLの状態を実現するために、容量切替回路21を制御することによって容量を切り替えてアンテナ回路20のインピーダンスを変化させる。容量切替回路21の初期状態は、PHとPLのいずれの状態に対応してもよいが、非接触応答装置2の活性化において初期化処理を行うことを考慮するとPHの状態を初期状態とすることがより好ましい。この基本例では、容量切替回路21の初期状態がPHをとるものとして説明する。
【0018】
まず、非接触応答装置2が質問装置1の発生する電磁界の領域に挿入されると、アンテナ回路20でキャリア波が受信されて、整流回路22に給電される。整流回路22はキャリア波を整流して定電圧回路23に供給する。定電圧回路23の出力電圧が所定のしきい値を超えると、内部ロジック回路25のリセットが働いて内部ロジック回路25が起動し、初期化処理が行われる(ステップS11)。この初期化処理の間は、容量切替回路21が初期状態をとるので、非接触応答装置2の受信電力量はPHの状態となる。
【0019】
内部ロジック回路25は初期化処理が終了すると、質問装置1からの質問を待つ待機状態に遷移し、質問装置1から自身にあてた質問が受信されたか受信判定を行う(ステップS12)。質問が受信されていない場合は、容量切替回路21へ電子スイッチS1をオンする制御信号を出力し(ステップS13)、非接触応答装置2の受信電力量をPLの状態にする。次に、待機状態に遷移し、ステップS12の受信判定に戻る。
【0020】
質問が受信された場合は、容量切替回路21へ電子スイッチS1をオフする制御信号を出力し(ステップS14)、非接触応答装置2の受信電力量をPHの状態にする。次に、コマンド処理状態に遷移し、コマンド処理を実行する(ステップS15)。コマンド処理後、データ伝送状態に遷移し、データ伝送を実行する(ステップS16)。データ伝送が完了すると内部ロジック回路25は待機状態に遷移し、ステップS12の受信判定に戻る。なお、データ伝送完了直後は、質問が受信されていないので、非接触応答装置2の受信電力量がPLの状態となるように制御される。非接触応答装置2は起動後、質問装置1との間で質問と応答を繰り返すが、上記プロセスにより、待機状態になると受電効率を低下させ、質問を受けると受電効率を向上させることを繰り返す。
【0021】
ここで、質問装置1から送信されるポーリングと通常呼ばれる非接触応答装置検出用のコマンドは、例えば他の非接触応答装置が同じ電磁界領域に既に存在して質問装置1がすでに伝送通信を行っている場合などでは、あまり頻繁に発せられない。このため、電力レベルをPHの状態で維持すると、長い時間PHのままポーリングを待機することになって非接触通信システム全体における電力の効率が悪くなることになり、また、他の非接触応答装置の通信を阻害しかねない。したがって、内部ロジック回路25の初期化が終わった時点で、一旦、電力レベルをPHからPLに低減させることが好ましい。この基本例においては、前述したように、待機状態に遷移した直後に質問装置1から自身にあてた質問が受信されたか判定し、質問が受信されていない場合は受信電力量をPLにするように構成することで、これに対応している。
【0022】
前述した内部ロジック回路25の動作は、CPU25aとCPU25aを動作させるプログラムによって実現される。この場合、内部ロジック回路25のリセットが働くと、リセットされた内部ロジック回路25のCPU25aは、ROM25bに記憶されたプログラムに基づいて不揮発メモリ25dより所定のデータ読み出しを行って非接触応答装置2の制御を行う。また、CPU25aは、RAM25cとカウンタ25eをプログラム実行の作業領域として使用する。
【0023】
この非接触応答装置2は、受信電力量をPHとPLの間で切り替えるのに、内部ロジック回路25が動作状態に合わせて容量切替回路21の電子スイッチS1をオン・オフしてアンテナ回路20のインピーダンスを変化させるだけでよいので回路構成が簡単であり、小型化や低コスト化が可能である。この非接触応答装置2は、インピーダンスの変化量が固定されているので、質問装置1との相互の位置・角度などの条件が固定されている場合に適用することが好ましい。
【0024】
この基本例では、容量切替回路21の容量スイッチCSが1つの場合について説明したが、容量スイッチCSは複数でもよい。この場合、複数の容量スイッチCSを組み合わせることによりアンテナ回路20のインピーダンスを複数設定できるので、使用する容量スイッチCSの組み合わせを不揮発メモリ25dに記憶させておき、受信電力量をPLに切り替えるときにこの組み合わせとなるようにCPU25aが容量切替回路21を制御することで、出力特性の異なる質問装置1にも対応することが可能である。このようにすれば、非接触応答装置2の品種を増やさずに済むので、量産効果が期待できると共に、生産管理や在庫管理にかかるコストを削減することができる。
【0025】
〔実施の形態〕
次に、本発明の実施の形態について、図4を参照して説明する。図4は、本発明の実施の形態を示すブロック図であり、前述した図1と同一部分には同一符号を付してある。この実施の形態の非接触応答装置3が上述した基本例の非接触応答装置2と異なる点は、整流回路22の出力電圧を検出する電圧検出回路27をさらに備えたことと、容量切替回路21が複数の容量スイッチCS1〜CSnを有しており、内部ロジック回路25が電圧検出回路27の出力状態に応じて容量切替回路21の各電子スイッチS1〜Snを制御し、各電子スイッチS1〜Snの開閉の組み合わせにより各容量素子Cv1〜Cvnの接続状態を変更し、待機状態において必要最小限の受信電力となるようにアンテナ回路20のインピーダンスを変化させるようにしたことである。
【0026】
ここで、電圧検出回路27は公知の技術によるものでよく、例えば、所定の測定範囲の電圧を0〜5Vの直流電圧に変換して出力するもの、測定値を数値データとして出力するもの、設定電圧以上でONするものなど、内部ロジック回路25の構成、使用用途、コストなどに応じて適宜選択して用いればよい。容量切替回路21は、複数の容量スイッチCS1〜CSnが並列に接続されている。また、各電子スイッチS1〜Snは、個別に開閉できるように開閉を制御する信号線が1対1で内部ロジック回路25と接続されている。また、内部ロジック回路25の不揮発メモリ25dには、電圧検出回路27の出力と各電子スイッチS1〜Snの開閉の組み合わせを定めたデータが記憶されており、CPU25aが待機状態時に電圧検出回路27の出力に応じた組み合わせで各電子スイッチS1〜Snの開閉を同時に行うように構成されている。
【0027】
次に、図4と図5を参照して非接触応答装置3の動作を説明する。図5は、図4の内部ロジック回路25の動作を示すフローチャートである。なお、この実施の形態においても、容量切替回路21の初期状態がPHをとるものとして説明する。まず、非接触応答装置3が質問装置1の発生する電磁界の領域に挿入されると、アンテナ回路20でキャリア波が受信されて、整流回路22に給電される。整流回路22はキャリア波を整流して定電圧回路23に供給する。定電圧回路23の出力電圧が所定のしきい値を超えると、内部ロジック回路25のリセットが働いて内部ロジック回路25が起動し、初期化処理が行われる(ステップS21)。この初期化処理の間は、容量切替回路21が初期状態をとるので、非接触応答装置3の受信電力量は、PHの状態となる。
【0028】
内部ロジック回路25は、初期化処理が終了すると質問装置1からの質問を待つ待機状態に遷移し、質問装置1から自身にあてた質問が受信されたか受信判定を行う(ステップS22)。質問が受信されていない場合は、電圧検出回路27の出力状態を確認し(ステップS23)、電圧検出回路27の出力に対応した各電子スイッチS1〜Snの開閉データを不揮発メモリ25dから読み出し(ステップS24)、この開閉データに基づいて各電子スイッチS1〜Snの開閉を制御する制御信号を容量切替回路21へ出力して各電子スイッチS1〜Snの開閉状態を切り替え(ステップS25)、非接触応答装置3の受信電力量をPLの状態にする。次に、待機状態に遷移し、ステップS22の受信判定に戻る。
【0029】
質問が受信された場合は、各電子スイッチS1〜Snを全て開とする制御信号を容量切替回路21へ出力し(ステップS26)、非接触応答装置3の受信電力量をPHの状態にする。次に、コマンド処理状態に遷移し、コマンド処理を実行する(ステップS27)。コマンド処理後、データ伝送状態に遷移し、データ伝送を実行する(ステップS28)。データ伝送が完了すると内部ロジック回路25は待機状態に遷移し、ステップS22の受信判定に戻る。なお、データ伝送完了直後は、質問が受信されていないので、容量切替回路21は電圧検出回路27の出力状態に基づいて制御される。非接触応答装置3は起動後、質問装置1との間で質問と応答を繰り返すが、上記プロセスにより、待機状態では電圧検出回路27の出力状態に基づいて受電効率を低下させ、質問を受けると受電効率を向上させることを繰り返す。
【0030】
前述した内部ロジック回路25の動作は、基本例と同様にCPU25aとCPU25aを動作させるプログラムによって実現される。この実施の形態によれば、電圧検出回路27によって受信電力に関する情報を得ることができ、かつそれに応じて各電子スイッチS1〜Snの開閉の組み合わせによりアンテナ回路20のインピーダンスを多様に変化させることができるので、受信電力の制御をより柔軟に行うことができる。このため、質問装置1の出力特性、質問装置1と非接触応答装置3との距離や角度といった非接触応答装置3の入出力インピーダンス以外の要因による受信電力の変化にも対応することができる。よって、基本例において設けたような、質問装置1からの質問を正常に受信するために最低限必要な電力量に付加した適当なマージンを減らすことが可能となるので、待機状態における受信電力をさらに少なくすることができる。
【0031】
この実施の形態では、各電子スイッチS1〜Snの開閉を同時に行うようにしたが、各電子スイッチS1〜Snを1つずつ順番に切り替えて受信電力の評価を行いながら所定の受信電力に最も近い組み合わせを選択するようにしてもよい。この場合、各電子スイッチS1〜Snの開閉を同時に行う場合に比べてインピーダンスの変動が小さくなり、内部ロジック回路25の動作を不安定にさせることが少なくなるので、受信電力の制御をより正確に行うことができる。
【0032】
【実施例】
以下に本発明による非接触応答装置の実施例を説明する。非接触応答装置のアンテナ回路のインピーダンスは、コイルL21のインダクタンス、2つの容量素子C21,C22の容量、内部回路の抵抗成分などによって変わるため、容量切替回路で用いる容量素子の容量は、一概には言えない。このため、回路全体の特性値と、消費電力のPH、PLをまず決定し、それから逆にPHとPLを制御するために必要となる容量を求めることが必要である。しかし、概して言えば通常は10〜500pF位の間の値が適当になる。これは、10pF以下を切り替えるのでは、インピーダンスの変化度が不十分であり、また逆に500pFを超えると変化が大きすぎるためである。
【0033】
〔基本例の実施例〕
この実施例は、基本例で説明した非接触応答装置を非接触ICカードに適用したものであり、その構成と動作は先に説明した基本例と同じであるので説明を省略する。図1を参照すると、この非接触ICカードは、容量切替回路21を構成する容量素子Cv1が容量100pFのコンデンサで構成され、電子スイッチS1が電界効果トランジスタ(FET)で構成されている。この電子スイッチS1を開閉する信号は、FETのゲートに接続されており、初期状態でオフ(スイッチ開)となるように構成されている。この容量切替回路21は、電子スイッチS1がオフのときに受信電力レベルがPHとなり、オン(スイッチ閉)のときに電力レベルがPLとなる。
【0034】
この非接触ICカードを質問装置1であるリーダーライタの電磁界に挿入すると、容量切替回路21は初期状態のままでPHレベルの電力を受信することが可能であり、内部ロジック回路25がリセットされてアイドル状態となる。この段階で、CPU25aが質問の待機状態になったと判断して電子スイッチS1をオンする。これにより、アンテナ回路20のインピーダンスが変化し、数μsの時間で受信電力レベルが変化してPLになる。この状態で保持している際に、リーダーライタ(質問装置1)から質問を受信すると、CPU25aは電子スイッチS1をオフにする。これにより、アンテナ回路20のインピーダンスが変化し、数μsの時間で受信電力レベルが変化してPHになる。以後は、この2状態を通信状態に応じて繰り返す。この非接触ICカードは、質問装置1であるリーダーライタとの相互の位置や角度が固定された状態でデータ伝送を行う場合に用いて待機状態での受信電力量を削減することができる。
【0035】
〔実施の形態の実施例〕
この実施例は、実施の形態で説明した非接触応答装置を非接触ICカードに適用したものであり、その構成と動作は先に説明した実施の形態と同じであるので説明を省略する。図4を参照すると、この非接触ICカードは、電圧検出回路27が整流回路22の出力電圧を検出し、内部ロジック回路25にステータスを出力する。また、容量切替回路21は、30pF、50pF、100pFの容量を有する3つの容量スイッチを有しており、各容量スイッチは並列に接続されている。この場合、容量素子はコンデンサであり、電子スイッチはFETである。各電子スイッチを開閉する信号が内部ロジック回路25から1対1で各FETのゲートに接続されており、初期状態でオフ(スイッチ開)となるように構成されている。
【0036】
この容量切替回路21は、各電子スイッチが全てオフのときに受信電力レベルがPHとなるように構成されており、内部ロジック回路25が通信状態および電圧検出回路27の出力状態に基づいて各電子スイッチを制御するよう構成されている。この非接触ICカードは、内部ロジック回路25のCPU25aが電圧検出回路27の出力状態に応じて、3つの電子スイッチのオン・オフを組み合わせて得られる、{0pF、30pF、50pF、80pF、100pF、130pF、150pF、180pF}の容量値の中から適当なものを選択して切り替えることができるので、リーダーライタ(質問装置1)の出力特性やリーダーライタと非接触ICカードの相互の位置・角度によって受信電力が変動することがあっても、受信する電力を適切に減少させることが可能である。
【0037】
【発明の効果】
本発明によれば、アンテナ回路のインピーダンスを変化させる容量切替回路を設け、内部ロジック回路が、自装置が質問装置からの質問データを待つ待機状態になったとき、質問装置からの受信電力量が質問データの認識に最低限必要な電力量PLとなるようアンテナ回路の受電効率を低下させ、自装置に対する質問データを受信したとき、受信電力量が応答波の生成・送信に最低限必要な電力量PH(PL<PH)となるようアンテナ回路の受電効率を増大させるように容量切替回路を制御するという簡単な構成で、非接触応答装置の伝送モードにおける電力消費量を適切な量に設定することができ、かつ待機状態における電力消費量を低減することができるので、非接触通信システムにおける電力消費の効率を向上させることができる。また、待機状態における非接触応答装置の電力消費量を低減させる結果、非接触応答装置の発熱を抑制することができる。
【0038】
また、整流回路の出力電圧を検出する電圧検出回路を設け、容量切替回路を複数の容量スイッチで構成し、内部ロジック回路を電圧検出回路の出力状態に応じて容量切替回路中の各電子スイッチの開閉状態を制御するよう構成したので、質問装置の出力特性や質問装置と非接触応答装置の相互の位置・角度によって受信電力が変動することがあっても、受信する電力を適切に減少させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の説明に入る前の基本例となる非接触通信システムの構成を示すブロック図である。
【図2】質問装置からの質問と非接触応答装置からの応答のタイミング、およびその際の非接触応答装置の受信電力量を時系列的に表したタイミングチャートである。
【図3】図1の内部ロジック回路の動作を示すフローチャートである。
【図4】本発明の実施の形態となる非接触通信システムの構成を示すブロック図である。
【図5】図4の内部ロジック回路の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1…質問装置、2,3…非接触応答装置、10…キャリア波発生回路、11,20…アンテナ回路、21…容量切替回路、22…整流回路、23…定電圧回路、24…復調回路、25…内部ロジック回路、26…変調回路、27…電圧検出回路、25a…CPU、25b…ROM、25c…RAM、25d…不揮発メモリ、25e…カウンタ、C11,C12,C21,C22,Cv1〜Cvn…容量素子、CS,CS1〜CSn…容量スイッチ、L11,L21…コイル、S1〜Sn…電子スイッチ。
Claims (1)
- 質問装置からのキャリア波を受信すると共に前記質問装置への応答波を送信するアンテナ回路と、このアンテナ回路で受信した前記キャリア波から自装置の駆動用電力を得る整流回路と、前記キャリア波から自装置に対する質問データを取得したとき、この質問データに対する応答データを生成して、前記アンテナ回路から応答波として送信させる内部ロジック回路とを備え、電磁誘導を用いて非接触状態で前記質問装置から電力供給を受けると共に前記質問装置との間でデータ通信を行う非接触応答装置において、
前記アンテナ回路のインピーダンスを変化させる容量切替回路と、
前記整流回路の出力電圧を検出する電圧検出回路とを有し、
前記容量切替回路は、容量素子と電子スイッチとを直列に接続した容量スイッチを複数組備え、
前記容量スイッチは、前記アンテナ回路と並列に接続され、
前記内部ロジック回路は、自装置が前記質問装置からの質問データを待つ待機状態になったとき、前記質問装置からの受信電力量が前記質問データの認識に最低限必要な電力量PLとなるよう前記アンテナ回路の受電効率を低下させ、自装置に対する前記質問データを受信したとき、前記受信電力量が前記応答波の生成・送信に最低限必要な電力量PH(PL<PH)となるよう前記受電効率を増大させるように前記容量切替回路を制御するとともに、前記電圧検出回路の出力状態に応じて前記容量切替回路中の各電子スイッチの開閉状態を制御するように構成されていることを特徴とする非接触応答装置。
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