JP3649081B2 - 非常に接近した結合で動作する電磁トランスポンダ読み取り端末 - Google Patents

非常に接近した結合で動作する電磁トランスポンダ読み取り端末 Download PDF

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    • G06K7/0008General problems related to the reading of electronic memory record carriers, independent of its reading method, e.g. power transfer

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電磁トランスポンダを使用したシステムに関する。電磁トランスポンダは、読取り/書込み端末と呼ばれる(一般に固定式の)装置から、非接触の無線方式で、質問を受けることができる(一般に移動式の)トランシーバである。より詳細には本発明は、独立した電源を持たないトランスポンダの読取り端末に関する。このようなトランスポンダは、トランスポンダ自体に含まれる電子回路が必要とする電源を、読取り/書込み端末のアンテナから放射された高周波数電磁界から取り出す。本発明は、トランスポンダ・データの読取りだけをおこなう端末とともに動作するように適合された読取り専用トランスポンダ、または端末によって修正可能なデータを含む読取り/書込みトランスポンダに適用される。
【0002】
電磁トランスポンダは、トランスポンダ側および読取り/書込み端末側にあって、アンテナを形成する巻線を含む発振回路の使用に基づく。これらの回路は、トランスポンダが読取り/書込み端末の磁界の中に入ったときに、密な磁界によって結合される。トランスポンダ・システムの範囲、すなわち、トランスポンダが活動化される端末から最も遠い地点までの距離は、特に、トランスポンダのアンテナ・サイズ、磁界を発生させている発振回路のコイルの励振周波数、励振の強さ、およびトランスポンダの電力消費によって決まる。
【0003】
【従来の技術】
図1に、読取り/書込み装置1(STA)とトランスポンダ10(CAR)の間でデータを交換する従来型のデータ交換システムの一例を、機能的かつ極めて概略的に示す。
【0004】
一般に装置1は、実質的に、増幅器すなわちアンテナ結合器3(DRIV)の出力端子2pと基準電位(一般に大地電位)にある端子2mとの間にあって、コンデンサC1および抵抗R1と直列に接続されたインダクタンスL1から成る発振回路から構成される。増幅器3は、変調器4(MOD)が供給した高周波伝送信号Txを受け取る。この変調器は、例えば水晶発振器5からの基準周波を受け取り、さらに、必要に応じて送信データ信号を受け取る。端末1からトランスポンダ10へのデータ伝送が実施されない場合、信号Txは単に、トランスポンダが電磁界の中に入った場合にトランスポンダを活動化させる電源として使用される。送信データは、一般にディジタル方式の電子システム、例えばマイクロプロセッサ6(μP)から供給される。
【0005】
図1に示した例では、コンデンサC1とインダクタンスL1との節点が、トランスポンダ10から受信し、復調器7(DEM)に送るデータ信号Rxをサンプリングする端子を形成する。復調器の出力は、トランスポンダ10から受信したデータを、(必要ならば復号器(DEC)8を介して)読取り/書込み端末1のマイクロプロセッサ6に伝達する。復調器7は、一般に発振器5から、位相復調用のクロックすなわち基準信号を受け取る。復調は、インダクタンスL1の両端ではなく、コンデンサC1と抵抗R1の間でサンプリングした信号を基に実行してもよい。マイクロプロセッサ6は、(バスEXTを介して)さまざまな入出力回路(キーボード、スクリーン、プロバイダへの送信手段など)、および/または処理回路と通信する。読取り/書込み端末の回路は、動作に必要な電力を、例えば給電システムに接続された電源回路9(ALIM)から取り出す。
【0006】
トランスポンダ10側では、コンデンサC2と並列のインダクタンスL2が、端末1の直列発振回路L1とC1によって生成された電磁界を捕捉するための並列発振回路(受信共振回路と呼ばれる)を形成する。トランスポンダ10の共振回路(L2、C2)は、端末1の発振回路(L1、C1)の周波数と同調される。
【0007】
コンデンサC2の端子に対応する共振回路L2、C2の端子11、12は、例えば4つのダイオードD1、D2、D3、D4から形成された整流ブリッジ13の2つの交流入力端子に接続される。図1の表示では、ダイオードD1のアノードおよびダイオードD3のカソードが、端子11に接続されている。ダイオードD2のアノードおよびダイオードD4のカソードは、端子12に接続される。ダイオードD1、D2のカソードは、正の整流出力端子14を形成する。ダイオードD3およびD4のアノードは、整流電圧の基準端子15を形成する。コンデンサCaが、ブリッジ13の整流出力端子14、15に接続され、ブリッジによって供給された電力を蓄積し、整流された電圧を平滑化する。このダイオード・ブリッジの代わりに、単一の半波整流アセンブリを使用してもよい。
【0008】
トランスポンダ10が端末1の電磁界の中にあるとき、共振回路L2C2の両端に高周波電圧が発生する。この電圧は、ブリッジ13によって整流され、コンデンサCaによって平滑化されて、電圧調整器16(REG)を介してトランスポンダの電子回路に電源電圧を供給する。一般にこのような回路には、実質上、(図示されていないメモリに結合された)マイクロプロセッサ(μP)17、端末1から受信した信号の復調器18(DEM)、および端末1に情報を送信する変調器19(MOD)などが含まれる。トランスポンダは一般に、コンデンサC2の両端で整流前に再生された高周波信号からブロック20によって取り出されたクロック(CLK)によって同期がとられる。多くの場合、トランスポンダ10の全ての電子回路は同じチップに集積化される。
【0009】
トランスポンダ10から装置1にデータを送信するためには、変調器19が、共振回路L2、C2の変調(戻し変調(back modulation))段を制御する。この変調段は一般に、端子14と15の間で直列な電子スイッチ(例えばトランジスタT)と抵抗Rから成る。トランジスタTは、端末1の発振回路の励振信号の周波数(例えば13.56MHz)よりもはるかに低い(一般に少なくとも1/10)、いわゆる副搬送周波数(例えば847.5kHz)で制御される。スイッチTが閉じているとき、トランスポンダの発振回路には、回路16、17、18、19および20から成る負荷に加えて追加の制動(damping)が加えられ、そのため、トランスポンダは、高周波電磁界からより多くの電力を引き出す。端末1側では、増幅器3が、高周波励振信号の振幅を一定に維持している。したがってトランスポンダの電力変動は、アンテナL1を流れる電流の振幅および位相変動に変換される。この変化は、位相復調器または振幅復調器である端末1の復調器7によって検出される。例えば位相復調の場合、トランスポンダのスイッチTが閉じている副搬送波の半周期の間に、復調器が、基準信号に対する信号Rxの搬送波のわずかな移相(数度、または1度未満)を検出する。復調器7の出力(一般に副搬送周波数を中心周波数とする帯域フィルタの出力)は、スイッチTの制御信号の影像信号を供給する。この信号を(復号器8によって、または直接にマイクロプロセッサ6によって)復号して元の2進データを復元することができる。
【0010】
データ伝送は、一方から他方へ、次いで他方から一方へと交互に実施され(半二重)、トランスポンダからデータを受信している間は、端末はデータを送信しない。
【0011】
図2に、端末1からトランスポンダ10へのデータ伝送の従来の例を示す。この図面は、コード0101の伝送に対する、アンテナL1の励振信号の形状の一例を示す。現在使用されている変調は、発振器5から来る搬送波の周波数(例えば13.56MHz)(周期約74ns)よりもはるかに低い、速度106kbits/s(1ビットが約9.5μsで伝送される)の振幅変調である。この振幅変調は、オール・オア・ナッシングで実行するか、またはトランスポンダ10に電力を供給する必要から1よりも小さい変調比(2つの状態(0および1)のピーク振幅(a、b)の差をこれらの振幅の和で割った値として定義される)で実行する。図2の例では、13.56MHzの搬送波が106kbit/sの速度で、例えば10%の変調比tmを用いて振幅変調される。
【0012】
図3に、トランスポンダ10から端末1へのデータ伝送の従来の例を示す。この図面には、変調器19から供給されたトランジスタTの制御信号V、および端末1が受信した対応する信号Rxの形状の例が示されている。トランスポンダ側の戻し変調は一般に、例えば847.5kHz(周期約1.18μs)の搬送波(副搬送波と呼ばれる)を用いた抵抗型である。この戻し変調は例えば、副搬送波の周波数よりもはるかに低い、速度が106kbits/s程度のBPSK型(二相PSK(phase−shift keying))の符号化に基づく。図3に示した信号Rxは「平滑化」されている、すなわち、高周波搬送波(例えば13.56MHz)のリプルが示されていない。図3の例では、図示の3つのビットがそれぞれ、その前のビットとは異なると仮定する。したがってこれは、例えばコード010の伝送である。
【0013】
どの種類の変調または戻し変調(例えば振幅、位相、周波数)を使用するとしても、また、どの種類のデータ符号化(NRZ、NRZI、マンチェスター、ASK、BPSKなど)を使用するとしても、この変調または戻し変調は、2つの2値レベルの間をジャンプする、ディジタル方式で実行される。
【0014】
端末およびトランスポンダの発振回路は一般に、搬送周波数に同調される。すなわち、発振回路の共振周波数が13.56MHz周波数にセットされる。この同調の目的は、一般にさまざまなトランスポンダ構成部品を集積化したクレジット・カード・サイズのカードであるトランスポンダへの電力伝播を最大にすることにある。
【0015】
図3に示すように信号Vは、副搬送周波数(例えば847.5kHz)のパルス列から成り、移相は、あるビットから次のビットへ移る際に状態が変化するたびに実施される。読取装置側で回収された信号について見ると、この信号の形状は「ディジタル」信号のようには見えず、復号は困難である。事実、信号Rxの形状は、それぞれのビット伝送時間(9.4μs)の間に、始めは非線形的に大きくなり(コンデンサの電荷)、1ビットの持続時間の2/3が経過した頃に最大に達し、次いで、やはり非線形的に小さくなる。イネーブル時間、すなわち復調器が復号可能なレベルにまで信号Rxが到達するのにかかる時間は、同調している発振回路に関連する。所望のシステム範囲に関連した遠隔電力供給のために電力を伝送する必要から、高いQ(quality factor)が必要であり、したがって発振回路を同調させる必要がある。Qが高いと通過域は小さくなる。これによって、システムのデータ・フローが制限される。読取装置およびトランスポンダのQは一般に10程度である。
【0016】
トランスポンダは、さまざまな物(キー・リング、キーなど)から形成することができるが、現在は、全ての回路およびアンテナ、すなわちインダクタンスL2を集積したクレジット・カードの形態であることがほとんどである。読取装置すなわち端末との情報交換では、このカードを読取装置のアンテナL1に近づける。読取装置とカードの距離はさまざまであり、適用業務によっては、互いのアンテナの距離が2センチメートル未満となる、結合が非常に密な伝送も使用される。このような密結合伝送を使用することによって、例えば、トランスポンダによる支払いを可能とすること、したがって、端末に最も近いトランスポンダだけを端末が認識することを保証することが可能である。
【0017】
発振回路が互いに非常に接近したときに生じる問題は、発振回路が実質的に同調されている場合に、端末からトランスポンダに送られた電力によって、トランスポンダが熱を帯びることである(アンテナL2は一般に、カードの周囲の1つまたは複数の平面らせんから成る)。この熱効果によって、プラスチック製のカードは変形する。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、トランスポンダが読取り/書込み端末と非常に密な結合関係にあるときの従来の解決策の欠点を克服する新規な解決策を提供することにある。
【0019】
本発明の目的は、特に、読取り/書込み端末によるトランスポンダへの遠隔電力供給に関連した熱効果を低減させる、あるいは最小化することにある。
【0020】
本発明の他の目的は、トランスポンダが端末の非常に近くにあるときに、データ伝送速度の増大を可能にすることにある。
【0021】
本発明の他の目的は、トランスポンダの構造上の変更が不要である解決方法を提供することにある。
【0022】
【課題を解決するための手段】
本発明の特徴は、端末の発振回路および/またはトランスポンダの発振回路とが非常に密な結合関係にあるときに、これらを離調させることにある。
【0023】
電磁トランスポンダの周波数離調については、文書WO−A−98/29760に出ている。この文書には、トランスポンダのアンテナを周波数離調させる、すなわちインピーダンスをミスマッチさせ、トランスポンダおよびその電子回路での無線電磁界および電力の吸収をより少なくするようにすることが述べられている。したがって、このミスマッチの、すなわち離調したトランスポンダの近くに位置する別のトランスポンダは、十分な無線電磁界を受け取り、適正に動作することができる。伝送システムは、この別トランスポンダを、それがあたかも送信器の電磁界中の唯一のトランスポンダであるかのように検出、または参照することができる。この文書によれば、さらに、このミスマッチ手段を使用して、「トランスポンダが非選択状態にあるときに、この非選択状態のトランスポンダによる電力および/または電磁界の吸収を制限することができる」。
【0024】
この文書が提唱する解決策は、端末から比較的に遠くにあるトランスポンダを離調させ、端末と通信することになっている最も近いトランスポンダが受け取る電力を最大化にしようというものである。このような解決策は、前述の密結合の問題を解決しない。事実、選択されたトランスポンダは依然として同調を維持している。
【0025】
この文書とは逆に、本発明は、密結合での離調動作を提供する。したがって本発明の一特徴は、密結合情報伝送を目的とした、端末によって電力を遠隔供給される電磁トランスポンダの発振回路の離調動作を提供することにある。
【0026】
本発明は、トランスポンダ側で回収される遠隔供給電力が、トランスポンダと端末の距離の単調な関数とはならないことに着目する。
【0027】
事実、発振回路が遠隔電力供給搬送周波数と同調しているときに、トランスポンダを端末に接近させた場合、遠隔電力供給振幅は、システム範囲の境界(約10センチメートル)から増大し始める。この振幅は、最大値(臨界結合位置)をとった後、トランスポンダが非常に接近(約2センチメートル未満)したときに再び低減し始める。この理由から、具体的には、従来のシステムで、端末の電力をトランスポンダが位置する距離から従属させることはできない。
【0028】
この臨界結合位置は、端末の発振回路とトランスポンダの発振回路がともに遠隔電力供給搬送周波数と同調しているときに、トランスポンダが受信する遠隔電力供給振幅が最大となり、トランスポンダと端末の間の結合が最適化される距離に相当する。言い換えると臨界結合周波数は、最小の結合係数に対して遠隔電力供給電力が最大となる距離に相当する。結合係数は、相互インダクタンスと発振回路のインダクタンスの積の平方根の比である。
【0029】
発振回路が、遠隔電力供給搬送周波数と離調しているとき、端末からの距離が短くなるにつれ、トランスポンダが受け取る電力は増大する。ただし、その程度は小さい。この場合でも、所与の離調条件に対して受信電力が最大となる距離が存在する。このときが最適な結合であり、2つの発振回路が搬送周波数と同調しているときには、臨界結合位置が最適結合条件である。2つの発振回路間の最適な結合係数は、インダクタンスL1およびL2、コンデンサC1およびC2、および周波数(ここでは固定周波数であって、搬送周波数に相当する)だけによって決まるのではなく、端末の直列抵抗R1およびトランスポンダの発振回路の負荷も関係することに留意されたい。ここで言うトランスポンダの発振回路の負荷とはすなわち、回路(マイクロプロセッサなど)の等価抵抗ならびにコンデンサC2およびインダクタンスL2に並列に追加された戻し変調手段(例えば図1の抵抗R)である。この等価抵抗を以後、R2と呼ぶことにする。
【0030】
したがって一方の発振回路が離調していても、アンテナが互いに非常に接近していれば、この非接触無線伝送システムは動作する。
【0031】
より詳細に言うと、本発明は、トランスポンダが端末の電磁界に入る際、少なくとも1つのトランスポンダとともに動作するように適合した、電磁界を発生するための端末において、高周波A.C.励磁電圧を受信するように適合した発振回路と、トランスポンダが端末に接近する時に発振回路を特定の伝送周波数から離調させるための手段を有する端末を提供することである。
【0032】
本発明の実施の形態によると、発振回路を離調するための前記手段が、基準値について発振回路の電流位相を調整するための手段を有し、発振回路が同調モードで動作するのか又は離調モードで動作するのかに基づいて得られる2つの値からその基準値が選択できることを特徴とする。
【0033】
本発明の実施の形態によると、発振回路の電流位相と、電磁界に入るトランスポンダに遠隔電力供給するための搬送波に相当する高周波信号とを比較するための比較手段を含むことを特徴とする。
【0034】
本発明の実施の形態によると、発振回路の信号位相と基準値とを比較するための前記比較手段が、トランスポンダによって戻し変調される信号の受信にも使用される位相復調器から成ることを特徴とする。
【0035】
本発明の実施の形態によると、トランスポンダの電磁界に入ったトランスポンダと端末の距離を判定するための判定手段を含むことを特徴とする。
【0036】
本発明はまた、本発明による電磁界発生端末と、独立した電力供給手段を持たない少なくとも1つのトランスポンダの間の非接触無線データ伝送に関する。
【0037】
本発明の実施の形態によると、端末の発振回路が特定の周波数に同調されるか又は離調されるかに従って、トランスポンダから端末までのデータ伝送速度が異なることを特徴とする。
【0038】
本発明の実施の形態によると、端末の発振回路が特定の周波数に同調されるか又は離調されるかに従って、端末からトランスポンダまでのデータ伝送速度が異なることを特徴とする。
【0039】
【発明の実施の形態】
全図面を通じて、同じ部品には同じ参照符号が付されている。図面の尺度は一律ではない。明確にするため、本発明の理解に必要な部品のみを図面に示し、説明する。具体的には、トランスポンダ側にあるか、または読取装置側にあるかに関わらず、ディジタル電子回路の詳細は示さない。
【0040】
本発明の特徴は、端末と密結合状態にあるとき、すなわちそれぞれのアンテナが、例えば互いから2センチメートル未満に位置するときに、電磁トランスポンダの読取りまたは読取り/書込み端末の発振回路を離調させることにある。
【0041】
このような離調の結果、その動作が変成器の動作に近くなる、すなわちQが小さくなる。従来の同調動作では、トランスポンダへの遠隔電力供給に関連した電力転送を最適化するため、Qができるだけ高いことが望ましい。
【0042】
結合が非常に密であるときに端末を離調させることには、いくつかの利点がある。
【0043】
離調動作では、カードの遠隔電力供給に十分な電力を送信する間に、端末電力、すなわちアンテナ(図1のL1)の電流が低下する可能性がある。実際は、トランスポンダが端末に非常に近いため、遠隔電力供給範囲の問題は解消される。必要な電力は、実質的に、発振回路のインダクタンスの変成比(らせん数の比)によって決まる。アンテナ電流の低減によって、トランスポンダ側の熱効果が抑制される。
【0044】
図4に、トランスポンダ側での抵抗型戻し変調後の読取装置側の信号Rxの形状を示す。このとき端末の発振回路は、遠隔電力供給搬送周波数(例えば13.56MHz)から離調している。この図面を図3と比較する。見て分かるとおり、イネーブル時間はほぼなくなっている。信号Rxの形状は、トランスポンダ側のトランジスタTのゲートの制御信号のそれにかなり似ている。そのため、信号Rxのそれぞれの伝送ビットが、端末の位相復調器の検出しきい値に達するのを待つ必要がなく、伝送速度を増大させることができる。
【0045】
発振回路の離調が望ましいのは、結合が非常に密な場合だけであることに留意されたい。そのため本発明は、トランスポンダが読取装置の非常に近くにあるか否かに応じてシステムの2つの動作モードを容易に分離することができる。2つの発振回路の離調によって結合係数が低減することにも留意されたい。変成器型の動作では2つの発振回路が互い非常に近くにあるので、このことは妨げにならない。
【0046】
端末の発振回路の離調を提供する利点は、トランスポンダ、特に既存のトランスポンダにおける大きな変更が不要であるということにある。特に好ましいのは、一般的に非常に数の多い、全てのトランスポンダを変更することなく、システムを適用することである。さらに、もし密結合及び疎結合において動作モードが異なる必要がなければ、トランスポンダに対する干渉は必要ではなく、ソフトウェアに対してでさえ干渉は不要である。逆のケースで、もしトランスポンダが読み取り/書き込みタイプである場合、端末によって決定される2つの異なる動作モードを受け入れるように、そのトランスポンダを再プログラムすることで十分である。この2つの異なる作動モードはトランスポンダが位置するであろう電磁界内の端末によって決定され、その端末は例えば、密結合が検出される時情報をトランスポンダへ送信する。
【0047】
本発明によると、最適の結合が、端末とトランスポンダ間の最小限の距離に相当するように、コンデンサC1をその同調値に対して増加しなければならず、これは端末の発振回路の共振周波数を減少することにあてはまる。
【0048】
図5に、搬送周波数(例えば13.56MHz)に対して発振回路を離調させる手段を備えた、電磁トランスポンダの読取り/書込み端末1’の一実施形態を部分的に示す。この実施形態は、発振回路のキャパシタンス(図1のC1)の値を変化させることを含む。
【0049】
前と同様に、端末1’は、増幅器すなわちアンテナ結合器3の出力端子2pと基準電位(一般に大地)にある端子2mとの間にあって、容量部品24および抵抗R1と直列のインダクタンスすなわちアンテナL1から成る発振回路を含む。増幅器3は、変調器4(MOD)から来る高周波伝送信号Txを受け取る。変調器4(MOD)は、例えば水晶発振器(図示せず)から基準周波数(信号OSC)を受け取る。変調器4は、必要に応じて送信データ信号を受け取る。端末1’の他の構成部品は、特に指示しない限り、図1に関して説明したものと同様である。
【0050】
図5の実施形態によれば、アンテナL1の電流の位相を基準信号REFに対して調整する。この調整は、送信データがないときの信号Txに対応する高周波信号、すなわち搬送信号(例えば13.56MHz)の調整である。この調整は、端末1’の発振回路のキャパシタンスC1を変化させ、アンテナ電流を、基準信号と一定の位相関係に維持することによって実行される。信号REFは搬送周波数であって、信号REFは、例えば、変調器の発振器(図1の5)によって供給された信号OSCに対応する。
【0051】
図5に示すとおり、抵抗R1およびインダクタンスL1と直列に接続された容量部品24は、回路21(COMP)によって供給される信号CTRLによって制御可能である。回路21は、基準信号REFに対する移相を検出し、それに応じて部品24のキャパシタンスC1を修正する機能を有する。
【0052】
可変キャパシタンス24は、いくつかの方法で構成することができる。一般にこのキャパシタンスは、数百ピコファラドに達しなければならず、その両端の100ボルトを超える電圧に耐えなければならない。例えば、逆バイアス接合のキャパシタンスを、このバイアスに依存する可変キャパシタンスとして使用するダイオードを使用することができる。次いでこのダイオードのアノードを、基準端子2mの側に接続し、カソードをインダクタンスL1の側に接続する。あるいは、ダイオード装着MOSFETトランジスタを使用することもできる。ダイオードであるか、またはMOSFETトランジスタであるかに関わらず、信号CTRLが実行する制御には、ダイオードまたはトランジスタの両端の電圧を修正して、キャパシタンスを修正することが含まれる。
【0053】
発振回路での位相測定は、例えば、部品23で示す、この発振回路を流れる電流Iの測定に基づいて実行される。この電流測定部品は、部品24およびインダクタンスL1と直列に接続される。測定の結果MESは位相比較器21に送られ、位相比較器21は次いで、ブロック23によって測定された電流の位相を基準信号REFと比較し、これに応じて信号CTRLで容量部品24を制御する。
【0054】
位相調整ループは、847.5kHzでの位相変調を妨げることがないよう十分に低速でなければならないが、端末電磁界中で、一般に手の変位速度であるトランスポンダの変位速度と比較して十分に高速でなければならないことに留意されたい。例えば、トランスポンダの変位時間が数百ミリ秒であるときには、応答時間が1ミリ秒程度であることが適当である。
【0055】
離調動作では、例えば比較器21の位相基準を修正して、ループの制御命令を修正し、これによって他の値に調整し、次いで比較する信号を基底値の90゜以外の値だけ移相させる。これによって、端末の発振回路の共振周波数は低減する。比較器21の基準位相を修正する代わりに、例えば、端末のマイクロプロセッサによって制御されたスイッチ付き抵抗網によって、部品24のバイアス電圧をシフトさせ、部品24のバイアス抵抗を可変化してもよい。
【0056】
図5の実施形態では、位相比較器21が、トランスポンダの可能な戻し変調から来る信号Rxを復調するのにも好適に使用される。
【0057】
非常に接近した結合において発振回路を離調するために、端末をトランスポンダから引き離している距離に関する情報が使用される。この距離はトランスポンダ及び端末、またはどちらか一方によって決定することが出来る。
【0058】
図6は、臨界結合位置に対するトランスポンダ位置を判定するトランスポンダ30の一例を示す図である。前と同様に、このトランスポンダは、回路の2つの端子11’、12’の間にインダクタンスL2およびコンデンサC2’を含む並列発振回路から構成される。
【0059】
図6に示した実施形態では、コンデンサCaによって平滑化された直流電源電圧Vaを取り出すために実行される整流が、アノードが端子11’に、カソードがコンデンサCaの正の端子14に接続されたダイオードDによる単一の半波整流である。基準電圧15は、端子12’に直接に接続されたコンデンサCaの負の端子に対応する。電圧Vaは、例えば図1の回路16ないし20を含む電子ブロック31に対するものを意味する。コンデンサC3が、端子11と12の間に、スイッチ(例えばMOSトランジスタ)K1と直列に接続される。
【0060】
電子回路は、ローカル電源電圧Vaを受け取る入力DETを備える。入力DETは、電圧Vaを測定する回路(図示せず)およびこの測定を記憶する少なくとも1つの部品に結合される。特定の実施例ではこの回路がマイクロプロセッサ(図1の6)である。
【0061】
測定された電圧値の記憶は、アナログ方式またはいくつかのビットを使用したディジタル方式で実行される。ビット数は所望の分析精度によって決まる。
【0062】
距離判定は例えば次のように実施される。トランスポンダが端末の範囲内にあるときに以下の測定サイクルを周期的に実行する。好ましくはこれを、読取装置の電磁界に入ることによってトランスポンダが活動化された(電力供給された)と同時に実行する。まず、トランジスタK1をオンにし、発振回路を同調させる。端子DETの電圧を測定する。次いで、トランジスタK1をオフにする。回路を離調させ、その共振周波数を、コンデンサC2’とC3の値が同じであれば同調周波数の2倍よりも高くシフトさせる。端子DETの電圧を再び測定する。代替方法として、最初の測定を離調させた回路で実行する。得られた2つの値を比較し、この比較の結果を例えば単一のビットに記憶する。
【0063】
「同調」および「離調」の2つの測定を実行するのに要する時間(例えば数百ミリ秒程度)は、ほとんどの適用業務では手の変位速度に対応するトランスポンダの変位速度と比較して短い。
【0064】
さらに、測定を実行するために発振回路を離調させておく時間が、副搬送波の半周期とは実質的に異なるように選択され、そのため、端末がこの測定を戻し変調と解釈しないことが好ましい。事実、トランスポンダの発振回路の離調は、端末の発振回路L1、C1(図1)の移相と解釈され、これを距離判定中にデータ伝送と間違えてはならない。
【0065】
端末の前のトランスポンダの通過時間(数百ミリ秒)と比較しても依然として高速な短い時間間隔(例えば1ミリ秒程度)の後に、上記の測定サイクルを繰り返す。
【0066】
比較ビットの値の変化から、臨界結合位置と比較して、トランスポンダが端末のより近くにあるのか、または遠くにあるのかを知ることができる。同調位置よりも離調位置のほうがレベルが高いことをビットが指示している場合には、トランスポンダが端末の非常に近くにある(密結合)ことを意味する。逆の場合は、トランスポンダが臨界結合の近くにあるか、または臨界結合位置とシステム範囲の境界の間にある。
【0067】
臨界結合に対する距離の判定には、実行される距離判定または領域検出(密結合または疎結合)が差動測定に似ているという利点がある。事実、この検出は、システムおよびその環境によって決まる臨界結合に対して実行される。回路が同調しているときには、臨界結合でのみ、回収された電圧しきい値が最大となる。したがって、特定の基準または距離しきい値を設ける必要はない。言い換えると、同調と離調の2つの動作モード間のしきい値距離は自己適応性である。
【0068】
トランスポンダ30はさらに、端子14と15の間にそれぞれスイッチK3、K4と直列の2つの抵抗R3、R4から形成されることが好ましい、抵抗型戻し変調回路を含む。抵抗R3とR4は値が異なり、R3のほうが高く、R4が低い。
【0069】
臨界結合と端末の間に位置すると仮定すると、高い値を有する抵抗R3が戻し変調の実行に使用され、トランジスタK1はオフになる。システムの動作は、変成器の動作に近い離調動作となる。
【0070】
臨界結合位置から遠い位置にあり、端末からはさらに遠く離れている、すなわち疎結合であると仮定する。トランジスタK1はオンになり、値の小さい抵抗R4によって抵抗戻し変調が実行される。これは、従来の動作モードである。
【0071】
端末から離れて位置するときに値の小さな抵抗を使用することによって、システム範囲が最適化されることに留意されたい。抵抗R3とR4のそれぞれの値の比は、例えば4〜10であり(R3は0.4〜5キロオーム、R4は100〜500キロオーム)、6程度(例えば約1500オームと250オーム)であることが好ましい。
【0072】
代替形態として、距離判定のための回路の離調に用いられるコンデンサC3は、戻し変調手段として使用することもできる。この場合には、スイッチ付き抵抗R3、K3およびR4、K4が排除され、コンデンサC2’、C3の値が、離調の重要性が、容量型変調の場合に端末によって検出される移相と両立するように選択される。この容量型変調は、その振幅に作用するのではなしに、端末のインダクタンスL1の両端の電圧の位相に直接に影響する。これによって端末による位相検出が容易になる。この種の戻し変調は、符号化、すなわち戻し変調スイッチの搬送周波数の制御信号を修正しないことに留意されたい。
【0073】
端末側での距離判定には、例えばWO−A−97/34250に記載されているようなシステムを使用することができる。しかし、本発明の好ましい実施形態によれば、実行される判定では、トランスポンダの関与は必要ない、すなわち、端末が、トランスポンダから来るデータを受信する必要はない。
【0074】
図7に、電磁界に入ったトランスポンダの距離を判定する手段を備え、本発明に基づく端末を部分的に示す。図7は図5をベースにしたものであり、図7には、そのうちの容量部品24および電流測定部品2のみが示されている。
【0075】
図7の実施形態によれば、抵抗ブリッジ(抵抗R5、R6)が部品24の両端の電圧を測定する。抵抗ブリッジの中間点はダイオードD5のアノードに接続され、ダイオードD5のカソードは比較器(COMP)40の第1の入力に接続される。コンデンサC5が、ダイオードD5のカソードを接地2mに接続する。したがってコンデンサD5はその端子の両端に、ブリッジR5−R6の中間点の電圧のピーク振幅としての直流電圧を有する。比較器40の第2の入力は基準電圧Vrefを受け取る。先に指摘したように、トランスポンダが端末の電磁界に入ったとき、トランスポンダが形成する負荷が発振回路L1C1の電流を変化させる。デフォルトでは発振回路は同調しているので、トランスポンダが接近すればするほど、この容量部品の両端の電圧は低下する。コンデンサC1(部品24)の両端の電圧は、交流発生器(増幅器3)によって供給された電圧振幅(一定)とQの積に等しい。したがって距離が短くなるとQも低下する。したがって比較器40の出力は、(電圧しきい値Vrefに変換された)距離しきい値に対するトランスポンダの位置を指示する。比較器40の出力は、例えばマイクロプロセッサ6に送られ、システム動作を、密結合に対応したモードに切り換え、発振回路を離調させるかどうかを制御する。
【0076】
同調された位相を調整ループによって一定に維持することで、距離−インピーダンス特性が変曲点のない単調なものとなり、信頼性の高い距離判定が得られることに留意されたい。
【0077】
トランスポンダまたは端末が距離判定を実行した後、判定に関与しなかった要素は、関与した要素からのデータ伝送によって情報を受け取ることができることに留意されたい。このように、離調モードの選択(トランスポンダ、端末、トランスポンダ、および端末)は、距離判定モードとは独立している。
【0078】
当然ながら、本発明は、当業者なら容易に思いつくさまざまな変更、修正、改良を有する。特に、異なる抵抗部品および容量部品のサイズ設定は、適用業務、ならびに特に各種搬送波の周波数およびシステム範囲によって変わってくる。同様に、当業者であれば、これまでに述べた機能指示に基づいて、本発明に基づくトランスポンダまたは端末の各種回路を実施することができる。
【0079】
さらに、距離判定モードの選択は、適用業務、および優先的に修正することが望ましいシステムの要素に依存する。トランスポンダ側のどんな変更も避けるために、好ましくは離調して端末側で距離判定が行われる。
【0080】
さらに、本発明の実施は従来の変調と完全に両立することに留意されたい。具体的には、同調動作であるかまたは離調動作であるかに関わらず、トランスポンダから端末へのデータ伝送を常に位相変位変調方式に基づいて実施することができる。事実、離調によって、副搬送波の速度(例えば847.5kHz)で移相を検出する高周波の搬送周波数(例えば13.56MHz)は変更されない。
【0081】
任意選択の1つの修正は、トランスポンダおよび端末が離調されており、かつ密結合であるときに伝送速度を増大させるものである。
【0082】
本発明は、とりわけ、非接触型のチップ・カード(例えばアクセス制御のためのIDカード、電子財布カード、カード保有者に関する情報を記憶するためのカード、コンシューマ・フィデリティ・カード、加入テレビジョン・カードなど)、およびこれらのカードの読取りまたは読取り/書込みシステム(例えば、ポルチコ(portico)すなわちアクセス制御端末、自動支払機、コンピュータ端末、電話端末、テレビジョンまたはサテライト・デコーダなど)に適用可能である。
【0083】
このような変更、修正および改良は、本開示の一部を構成するものであり、本発明の趣旨および範囲に包含されるものである。したがって以上の説明は単に例示を目的としたものであって、本発明を限定しようとするものではない。本発明は、次の請求の範囲およびその等価物の定義によってのみ限定される。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来技術および解決すべき課題を示すための図である。
【図2】従来技術および解決すべき課題を示すための図である。
【図3】従来技術および解決すべき課題を示すための図である。
【図4】密結合における本発明の伝送方法の一実施形態を示すタイミング図である。
【図5】端末の発振回路を離調させる手段を備える、本発明に基づく読取り/書込み端末の一実施形態の一部分を示す図である。
【図6】端末とトランスポンダの距離を判定するための手段を備える本発明による電磁トランスポンダの実施形態を示す図である。
【図7】端末と電磁界にあるトランスポンダとの距離を判定するための手段を備える本発明による端末を部分的に示す図である。
【符号の説明】
1(SAT)、1’ 読み取り/書き込み端末
2p 出力端子
2m 端子
3(DRIV) 増幅器
4(MOD) 変調器
5 発振回路
6(μP) マイクロプロセッサ
7(DEM) 復調器
8(DEC) 復号器
9(ALIM) 電源供給回路
10(CAR)、30 トランスポンダ
11、12、11’、12’ 端末
13 整流ブリッジ
14 整流出力端子
15 基準端子
16(REG) 電圧調整器
17(μP) マイクロプロセッサ
18(DEM) 復調器
19(MOD) 変調器
20(CLK) クロック
21、40(COMP) 位相比較器
23 ブロック
24 容量部品
C1、C2、Ca、C2’、C3、C5 コンデンサ
L1、L2 インダクタンス
L1C1 直列発振回路
L2C2 共振回路
I 電流
D1、D2、D3、D4、D5 ダイオード
REF 基準信号
T、K1 トランジスタ
Rx、CTRL 信号
MES 測定結果
R1、R3、R4、R5、R6 抵抗
Va 直流電源電圧
Tx 高周波伝送信号
EXT バス
K3、K4 スイッチ
Vref 基準電圧

Claims (7)

  1. トランスポンダが端末の電磁界に入る際、少なくとも1つのトランスポンダとともに動作するように適合した、電磁界を発生するための端末(1’)において、
    高周波A.C.励磁電圧を受信するように適合した発振回路(L1,C1)と、
    トランスポンダ(10,30)が端末(1’)に接近する時に発振回路を特定の伝送周波数から離調させるための手段を有し、
    発振回路(L1,C1)を離調するための前記手段が、基準値について発振回路の電流位相を調整するための手段を有し、発振回路が同調モードで動作するのか又は離調モードで動作するのかに基づいて得られる2つの値からその基準値が選択できることを特徴とする端末。
  2. 発振回路(L1,C1)の電流位相と、電磁界に入るトランスポンダ(10,30)に遠隔電力供給するための搬送波に相当する高周波信号とを比較するための比較手段を含むことを特徴とする、請求項に記載の端末。
  3. 発振回路(L1,C1)の信号位相と基準値とを比較するための前記比較手段が、トランスポンダ(10,30)によって戻し変調される信号の受信にも使用される位相復調器から成ることを特徴とする、請求項に記載の端末。
  4. トランスポンダ(10,30)の電磁界に入ったトランスポンダと端末の距離を判定するための判定手段を含むことを特徴とする、請求項1に記載の端末。
  5. 電磁界を発生する端末(1’)と、独立した電力供給手段を持たない少なくとも1つのトランスポンダ(10,30)の間の非接触無線データ伝送システムであって、前記端末が請求項1からに記載される端末のいずれかであることを特徴とする伝送システム。
  6. 端末の発振回路(L1,C1)が特定の周波数に同調されるか又は離調されるかに従って、トランスポンダ(10,30)から端末(1’)までのデータ伝送速度が異なることを特徴とする、請求項に記載の送信システム。
  7. 端末の発振回路(L1,C1)が特定の周波数に同調されるか又は離調されるかに従って、端末(1’)からトランスポンダ(10,30)までのデータ伝送速度が異なることを特徴とする、請求項に記載の送信システム。
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