JP2009300474A - 有機el表示装置及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】フォトリソグラフィ工程を減らすことによって、作製工程の煩雑さやコストが上昇することを抑制しつつ、電気特性を向上させることが可能な有機EL表示装置及びその製造方法を提供する。
【解決手段】ガラス基板201と、ガラス基板201上に設けられたTFT回路203と、TFT回路203の上を平坦化する平坦化膜206と、平坦化膜206の上に形成された第1電極208とを有する。平坦化膜206に設けられたコンタクトホール部207を介してTFT回路203のドレイン配線204と第1電極208とが接続されている。コンタクトホール部207において、複数の導電性の凸構造が平坦化膜206の中に設けられており、この凸構造によって、TFT回路203のドレイン配線204と第1電極208とが接続されている。
【選択図】 図2

Description

本発明は、薄膜トランジスタを有する有機EL表示装置に関するものである。
近年、フラットパネル表示装置として、自発光型表示装置である有機エレクトロルミネッセンス(以下、有機ELと称する)表示装置が注目されている。有機EL表示装置は、駆動方式により、パッシブ(単純マトリックス)方式と、アクティブ(アクティブマトリックス)方式の2種類がある。この中でも、アクティブ方式の方が、大画面で高精細な表示が可能であることから、アクティブ方式の開発が盛んに行われている。
アクティブ方式の有機EL表示装置では、TFT(Thin Film Transister)回路を使用するのが一般的である。TFT回路を使用した有機EL表示装置では、光取り出し方向の違いによりトップエミッション型とボトムエミッション型とに分かれるが、画素開口率の大きさから、トップエミッション型が優れている。
図4を参照して、一般的なトップエミッション型の有機EL表示装置を説明する。図4は、一般的なトップエミッション型の有機EL表示装置の模式図である。なお、図4において、401はガラス基板、402はTFT回路用の平坦化膜、403はTFT回路、404はドレイン配線、405はTFT回路用のパッシベーション層、406は平坦化膜をそれぞれ示す。また、図4において、407はコンタクトホール、408は第1電極、409は素子分離膜、410は有機EL層、411は第2電極、412はカバーガラスをそれぞれ示す。
一般的なトップエミッション型の有機EL表示装置は、各画素を分離する目的で、各画素の周囲に配置される絶縁層(以下、素子分離膜と称する)と、基板上に形成されるTFT回路による凹凸を平坦化するための絶縁層(以下、平坦化膜と称する)を有している。ここで、上記の二種類の絶縁層は、具体的には、図4で示されるTFT回路用の平坦化膜402及び画素分離膜409である。また、素子分離膜409は有機EL層410に直接、接しており、平坦化膜406は、TFT回路403上以外にも有機EL素子の基板401をすべて覆っている構成である。そして、TFT回路403から第1電極408へ電力を供給するために、絶縁層である平坦化膜406にコンタクトホール407が形成される。
しかし、このような素子構成では、以下の問題がある。
すなわち、このコンタクトホール407に対して、平坦化膜406の深さ方向に平坦化膜406の厚さ分の凹凸が発生する問題である。これは、その後の有機EL材料を積層する際に、均一な膜厚で成膜することができないばかりか、第1電極408に第2電極411が接触し、電気的に短絡してしまう。この電気的な短絡により、その短絡部分に集中して電流が流れてしまい、有機EL層410に電流が流れなくなる結果、発光しなくなり表示特性を悪くするという問題が生じる。
そこで、第1電極408の形成後に、コンタクトホール407に絶縁体からなる保護層を形成することが提案されている(特許文献1参照)。
特開2001−312223号公報
上述した特許文献1に記載された技術では、コンタクトホール407における凹凸を低減することは可能である。しかし、平坦化層のフォトリソグラフィー工程に加えて、保護層のフォトリソグラフィー工程が必要であるため、作製工程が煩雑となると共に、コストが高くなるという問題がある。
本発明は上述した課題を解決するために提案されたものである。本発明の目的は、フォトリソグラフィー工程を減らすことによって、作製工程の煩雑さやコストが上昇することを抑制しつつ、電気特性を向上させることが可能な有機EL表示装置及びその製造方法を提供することである。
本発明の有機EL表示装置は、上述した課題を解決するため、以下の特徴点を有している。すなわち、本発明の有機EL表示装置は、基板と、前記基板上に設けられた薄膜トランジスタと、前記薄膜トランジスタの上を平坦化する平坦化絶縁層と、前記平坦化絶縁層の上に形成された導電層とを有している。また、前記平坦化絶縁層に設けられた開口部を介して前記薄膜トランジスタの主電極と前記導電層とが接続されている。そして、前記開口部において、複数の導電性の凸構造が前記平坦化絶縁層の中に設けられており、前記凸構造によって、前記薄膜トランジスタの主電極と前記導電層とが接続されている。
本発明の有機EL表示装置によれば、作製工程の煩雑さをなくすと共に、コストの上昇を抑制しつつ、電気特性を向上させることが可能となる。
以下、本発明の有機EL表示装置及びその製造方法の実施形態を説明する。
本発明の有機EL表示装置は、基板(ガラス基板)と、基板上に設けられた薄膜トランジスタ(TFT回路)と、薄膜トランジスタの上を平坦化する平坦化絶縁層(平坦化膜)と、平坦化絶縁層の上に形成された導電層(第1電極)とを有している。本発明において、有機EL表示装置とは、例えば、有機EL表示装置である。また、平坦化絶縁層に設けられた開口部(コンタクトホール)を介して薄膜トランジスタの主電極(ドレイン配線)と導電層とが接続されている。そして、開口部において、複数の導電性の凸構造(凹凸パターン)が平坦化絶縁層の中に設けられており、凸構造によって、薄膜トランジスタの主電極と導電層とが接続されている。
このような有機EL表示装置では、開口部において、凸構造または平坦化絶縁層に設けられた傾斜部の角度の最大値は、5°以上20°以下であることが好ましい。また、平坦化絶縁層は、窒化珪素または酸化珪素を主成分とする層とすることが可能である。また、薄膜トランジスタと、導電層とを含むユニットが基板面内に複数形成されており、各ユニットは表示装置の画素(画素領域)を構成することが可能である。各ユニットは、導電層(第1電極)と、導電層の上に形成された有機発光層(有機EL層)と、有機発光層の上に形成された導電層(第2電極)と、を有する有機発光素子を含んで構成することが可能である。
また、本発明の有機EL表示装置の製造方法は、以下の4つの工程を含んでいる。第1の工程は、薄膜トランジスタの主電極の上に複数の導電性の凸構造を形成する工程である。第2の工程は、基板の上に、薄膜トランジスタ及び凸構造を覆って平坦化絶縁層を形成する工程である。第3の工程は、基板上の面を一様にエッチングし、凸構造の上に設けられている平坦化絶縁層を取り除く工程である。第4の工程は、平坦化絶縁層が取り除かれた凸構造の上に導電層を形成する工程である。ここで、第2の工程において、真空紫外光気相成長法を採用することが可能である。
以下、本発明の有機EL表示装置について、図面を参照しながら説明を行う。図1は、本発明の実施形態に係る有機EL表示装置の作製方法を示す模式図、図2は本発明の実施形態に係る有機EL表示装置の模式的断面図である。なお、特に明示しない限り、本文中での方向は、図面での方向と一致する。
本発明の実施形態に係る有機EL表示装置は、図2に示すように、ガラス基板201上にTFT回路203が、さらにTFT回路用の平坦化膜202が積層されている。そして平坦化膜202上に、TFT回路用のパッシベーション層205を積層してドレイン回路部上を開口し、その開口部にドレイン配線204が形成されている。そして、平坦化膜206が積層され、ドレイン配線204と第1電極208とをコンタクトホール207で接続する。第1電極208の端部を覆いかつ第1電極208の周囲に素子分離膜(またはバンクとも称する)209を形成する。有機EL層210は、第1電極208上に接し、かつ素子分離膜209に跨って連続して形成されており、さらに、有機EL層210上に第2電極211が形成されている。そして、カバーガラス212を上面に形成する。第1電極208が存在する領域で、かつ発光する領域を画素領域とする。
本発明の第1の特徴は、コンタクトホール207上に導電性を有する材料(導電性材料)による微細な凸凹パターンを設けることである。また、第2の特徴は、この微細な凹凸パターンを形成した後に平坦化膜202を形成し、その際に、凸部上面の平坦化膜202の厚さを、凹部の平坦化膜202の厚さよりも薄くすることができる作製方法である。
まず、図3を参照して、第1の特徴である微細な凹凸パターンについて説明する。
図3(a)は、有機EL表示装置においてコンタクトホール部を拡大した断面模式図で、図3(b)は、有機EL表示装置を上面から見た状態で、コンタクトホール部を拡大した模式である。
第1の特徴である微細な凹凸パターンの形状は、四角柱や六角柱などの多面体、四角錐や円錐などの錐体、円柱などからなる。図3(b)に示すように、形状の幅31、形状のギャップ32、形状の高さ33に関して、第2の特徴である凸部上面の平坦化膜の厚さが凹部の平坦化膜の厚さより薄くなるように最適化する必要がある。ここで、作製方法等により最適な値が変わるが、形状の幅が短くなる程、形状の高さが小さくなる程、形状のギャップが狭くなる程、実現可能性が高まる。
また、微細凹凸パターンの深さとしては、10nm〜1umであることが好ましい。図3(a)に示す例では、微細凹凸パターンがコンタクトホール107のドレイン配線204から第1電極208(図2参照)まで形成されているが(平坦化膜の厚さ=符号33)、途中から凹凸パターンが形成されていてもよい(平坦化膜の厚さ>符号33)。
また、凸部上面の高さ(符号33)と平坦化膜の高さが一致していることが好ましいが、必ずしも一致しなくてもよい。ただし、一致していない場合は、図3(a)に示すように、平坦化膜が凹凸パターンに対しテーパー形状で接していることが好ましい。そして、このテーパーの角度(図3(a)中のθ)は、最大で5〜20°であることが好ましい。これ以上の角度であると、有機EL層を蒸着法により形成する際に、テーパー上部の膜厚が薄くなって画素全体の発光強度に分布が生じたり、図2中の第1電極208と第2電極211が短絡して発光しなくなったりする恐れがあるためである。したがって、少なくとも画素領域の直下にある凹凸パターンに対するテーパー形状の角度は、最大で5〜20°であることが好ましい。
また、図3(b)における方向においても、図3(a)中に対応(x方向)する形状の幅31、形状のギャップ32以外に、y方向の形状の幅34、形状のギャップ35が存在する。これらに関しても、第2の特徴である凸部上面の平坦化膜の厚さが凹部の平坦化膜の厚さより薄くなるように最適化する必要があり、各値は作製方法等により最適な値が変わる。また、y方向のギャップ35が「0」、すなわちy方向に凸部が1つのみ存在する形態であってもよい。
次に、図1を参照して、第2の特徴を説明する。上述したように、第2の特徴は、微細な凹凸パターンを形成した後に平坦化膜を形成し、凸部上面の平坦化膜の厚さを、凹部の平坦化膜の厚さより薄くする作製方法である。
図1(a)は、TFT回路の作製工程を示す断面模式図である。
図1(a)に示すように、ガラス基板101上にTFT回路103が、さらにTFT回路用の平坦化膜102が積層されている。そして、平坦化膜102上にTFT回路用のパッシベーション層105を積層してドレイン回路部上を開口し、その開口部にドレイン配線104が形成されている。これらの作製方法は公知の作製方法でよく、特に限定するものではない。
図2(b)は、コンタクトホールの作製工程を示す断面模式図である。
コンタクトホール107の作製方法としては、印刷法、フォトリソグラフィー法などを挙げることができる。印刷法としては、凸版印刷法、孔版印刷法、平板印刷法、凹版印刷法、電子写真印刷法、イオノグラフィ印刷法、インクジェット印刷法、感熱転写印刷法などを挙げることができる。
また、微細な凹凸パターンは、導電性を有する材料からなる。導電性を有する材料としては、アルミ、チタン、銀、亜鉛、クロム等の金属、ITO(インジウムスズ酸化物)、酸化亜鉛、IZO(インジウム亜鉛酸化物)等の金属酸化物を挙げることができる。さらに、導電性を有する材料としては、ポリアセチレン、ポリパラフェニレン、ポリアニリン、ポリチオフェン、ポリパラフェニレンビニレンなど導電性高分子を挙げることができる。
なお、コンタクトホール107の全体の幅は、500nm〜10umであることが好ましい。形状としては、四角形、台形、三角形などの多角形や円、楕円等を挙げることができる。
図1(c)は、平坦化膜の作製工程を示す断面模式図である。
ここでは、平坦化膜106の形成時に、先に形成した微細な凹凸パターンの凸部における平坦化膜106の膜厚が、凸部以外の部分と比べて薄くなることが必須となる。この作製方法として、真空紫外光気相成長法などの化学気相成長法、真空蒸着法、インクジェット方式等の塗布法、スピンコーティング法のコーティング法などを挙げることができる。なお、真空紫外光気相成長法とは、VUV−CVD:Vacuum−Ultraviolet Chemical Vapor Depositionのことである。平坦化膜106として使用できる材料としては、窒化ケイ素、酸化ケイ素等の無機酸化物、ポリイミドやアクリル、ポリオレフィン、ポリスチレン、ポリエステルなどの有機樹脂などを挙げることができる。これらは、上記作製方法により作製された平坦化膜106の材料であり、作製時は平坦化膜106として使用できる材料の原料を使用してもよい。具体的な一例を示すと、平坦化膜106の材料として酸化ケイ素を選択し、VUV−CVD法により作製する場合、テトラエトキシシラン(TEOS)と酸素を含むガスが用いられる。
図1(d)は、図1(c)で形成された平坦化膜をエッチングして、微細な凹凸パターンの凸部上面を露出する工程を示す断面模式図である。
エッチング方法としては、湿式と乾式を挙げることができる。エッチング領域は、平坦化膜106が存在する領域全面であることが生産プロセスの容易性から好ましいが、マスク等により微細な凹凸パターンの凸部以外を遮蔽し、凸部のみをエッチングしてもよい。
図1(e)は、第1電極や素子分離膜を形成する工程を示す断面模式図である。
第1電極108の材料としては、アルミ、チタン、銀、亜鉛、クロム等の金属、ITO(インジウムスズ酸化物)、酸化亜鉛、IZO(インジウム亜鉛酸化物)等の金属酸化物を挙げることができる。さらに、第1電極108の材料としては、ポリアセチレン、ポリパラフェニレン、ポリアニリン、ポリチオフェン、ポリパラフェニレンビニレンなど導電性高分子等を挙げることができる。これらは、蒸着法等により成膜された後にフォトリソグラフィー法を用いてパターニングする方法、印刷法などにより直接描画する方法等により作製される。素子分離膜109については、平坦化膜106と同じ材料群と作製方法から適宜選択される。
以上説明したように、本発明では、平坦化膜106に用いる材料が感光性材料である必要がないため、汎用な材料を用いることができる。これにより、材料コストの低減が可能となる。さらに、作製方法においてもフォトリソ工程が必要でなくなり、製造コストの低減が可能となる。
以下、本発明の有機EL表示装置を製造するためのより具体的な方法について、実施例として説明する。
[実施例1]
実施例1として、図2に示す構造を有する有機EL表示装置を作製した。
実施例1では、ガラス基板上にTFT回路を形成し、TFT回路のパッシベーション層として窒化ケイ素の薄膜をCVD法により形成する。さらに、レジストをパッシベーション層上に塗布し、フォトリソグラフィー法を用いてコンタクトホールのみ除去した保護層を形成する。ドライエッチング法によりコンタクトホールのパッシベーション層を除去してドレイン配線を露出する。
次に、アルミニウムをスパッタ法により蒸着し、フォトリソグラフィー法を用いてパターニングし、エッチングした後、保護層を除去することにより、微細な凸部のコンタクトホールが形成される。
その後、窒化ケイ素の薄膜をVUV−CVD法により蒸着した後、微細な凸部が表面に現れるまで、この蒸着膜を乾式エッチングすることにより、凹凸パターンに対しテーパー形状(テーパー角度が最大20°である)を有する平坦化膜が形成される。
次に、アルミニウムを厚さ200nmになるようにスパッタ法により蒸着し、フォトリソグラフィー法を用いてパターニングし、エッチングした後、保護層を除去することにより、反射層が形成される。さらに、アルミニウムを覆うようにして、ITOを厚さ100nmとなるようにスパッタ法により蒸着し、第1電極とする。その後、ポリイミドレジストを塗布し、フォトリソグラフィー法を用いてパターニングし、エッチングすることで素子分離膜を形成して、TFT基板を作製する。
次に、真空度10-5Pa下で、第1電極上にホール輸送層、発光層(緑色)、電子輸送層、電子注入層の順で積層形成する。そして、その上層に、IZOからなる厚さ200nmの第2電極層をスパッタ法により成膜する。その後、周囲にUV硬化型シール剤を配設すると共に、その内周に水分を吸収するための乾燥剤を塗布したカバーガラスを、TFT基板に貼り合せ、紫外線を6分照射して紫外線硬化させて、有機EL表示装置を作製する。
[実施例2]
実施例2は、パッシベーション層として窒化ケイ素の薄膜を形成するまでは、実施例1と同じ作製法にて作製した。続いて、スパッタ法を用いて、銅やシリコンを添加したアルミ合金膜を形成し、さらに常圧CVD法でPSG膜を形成する。次に、フォトリソグラフィー法及びドライエッチング法を用いて、PSG膜及びアルミ合金膜を、微細な凹凸パターンに形成する。しかる後、基板温度350℃〜400℃,TEOS流量20SCCM,オゾン流量20〜200SCCMの条件で、常圧化学気相成長装置を用いて酸化珪素の平坦化膜を形成する。この作製方法により、微細な凹凸パターン以外の部分を厚く、微細な凹凸パターン上は薄い酸化珪素からなる平坦化膜を形成することができる。その後、アルミ合金膜が露出するまで乾式エッチングを行うことにより、凹凸パターンに対しテーパー形状(テーパー角度が最大20°である)を有する平坦化膜が形成される。
その後は、実施例1と同じ工程を行い、有機EL表示装置を作製する。
本発明の有機EL表示装置は、アクティブマトリクス等で駆動する有機EL表示装置に適用することができる。
本発明の実施形態に係る有機EL表示装置の作製方法を示す模式図。 本発明の実施形態に係る有機EL表示装置の模式的断面図。 本発明の実施形態に係る有機EL表示装置のコンタクトホール部を拡大した模式図で、(a)は断面模式図、(b)は上から見た状態の模式図。 一般的なトップエミッション型の有機EL表示装置の模式図。
符号の説明
101 ガラス基板
102 TFT回路用の平坦化膜
103 TFT回路
104 ドレイン配線
105 TFT回路用のパッシベーション層
106 平坦化膜
107 コンタクトホール
108 第1電極
109 素子分離膜
201 ガラス基板
202 TFT回路用の平坦化膜
203 TFT回路
204 ドレイン配線
205 TFT回路用のパッシベーション層
206 平坦化膜
207 コンタクトホール
208 第1電極
209 素子分離膜
210 有機EL層
211 第2電極
212 カバーガラス
31 形状の幅
32 形状のギャップ
33 形状の高さ
34 x方向の形状の幅
35 y方向の形状のギャップ
401 ガラス基板
402 TFT回路用の平坦化膜
403 TFT回路
404 ドレイン配線
405 TFT回路用のパッシベーション層
406 平坦化膜
407 コンタクトホール
408 第1電極
409 素子分離膜
410 有機EL層
411 第2電極
412 カバーガラス

Claims (7)

  1. 基板と、前記基板上に設けられた薄膜トランジスタと、前記薄膜トランジスタの上を平坦化する平坦化絶縁層と、前記平坦化絶縁層の上に形成された導電層とを有し、
    前記平坦化絶縁層に設けられた開口部を介して前記薄膜トランジスタの主電極と前記導電層とが接続されている有機EL表示装置において、
    前記開口部において、複数の導電性の凸構造が前記平坦化絶縁層の中に設けられており、
    前記凸構造によって、前記薄膜トランジスタの主電極と前記導電層とが接続されていることを特徴とする有機EL表示装置。
  2. 前記開口部において、前記凸構造または前記平坦化絶縁層に設けられた傾斜部の角度の最大値は、5°以上20°以下であることを特徴とする請求項1に記載の有機EL表示装置。
  3. 前記平坦化絶縁層は、窒化珪素または酸化珪素を主成分とする層であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の有機EL表示装置。
  4. 前記薄膜トランジスタと、前記導電層とを含むユニットが前記基板面内に複数形成されており、各ユニットは表示装置の画素を構成していることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の有機EL表示装置。
  5. 前記ユニットは、前記導電層と、前記導電層の上に形成された有機発光層と、前記有機発光層の上に形成された導電層と、を有する有機発光素子を含むことを特徴とする請求項4に記載の有機EL表示装置。
  6. 基板と、前記基板上に設けられた薄膜トランジスタと、前記薄膜トランジスタの上を平坦化する平坦化絶縁層と、前記平坦化絶縁層の上に形成された導電層とを有し、
    前記平坦化絶縁層に設けられた開口部を介して前記薄膜トランジスタの主電極と前記導電層とが接続されている有機EL表示装置の製造方法において、
    前記薄膜トランジスタの前記主電極の上に複数の導電性の凸構造を形成する工程と、
    前記基板の上に、前記薄膜トランジスタ及び前記凸構造を覆って平坦化絶縁層を形成する工程と、
    前記基板上の面を一様にエッチングし、前記凸構造の上に設けられている前記平坦化絶縁層を取り除く工程と、
    前記平坦化絶縁層が取り除かれた前記凸構造の上に導電層を形成する工程と、を有することを特徴とする有機EL表示装置の製造方法。
  7. 前記平坦化絶縁層を形成する工程は、真空紫外光気相成長法であることを特徴とする請求項6に記載の有機EL表示装置の製造方法。
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