JP2009299994A - 空気調和装置の室内機 - Google Patents

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Abstract

【課題】冷房運転時の結露および暖房運転時に風向偏向される空気の風量の低下を防ぐことができる空気調和装置の室内機を提供する。
【解決手段】空調対象空間の空気を吸い込むための吸い込み口1と吹き出し口6との間で空気を冷却又は加熱する熱交換器2と、熱交換器2が冷却又は加熱した空気を、吹き出し口6から送出させるための送風ファン3と、吹き出し口6の長手方向に沿って設けられ、吹き出し口6から送出する気体を風向偏向させるための複数の左右羽根41、および、左右羽根41の向きを変化させ、また、長手方向に沿って複数の左右羽根41を移動させるための駆動を行う駆動モータ45を有する左右風向制御装置4とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、たとえば空気調和機の室内機(負荷側機器)に関するものである。特に室内等の対象空間に送出する空気(気体)の吹き出し方向を制御するために吹き出し口に設ける風向制御の機構に関するものである。
通常、空気調和機の室内機は、主に、吸い込み口、熱交換器、送風ファン並びに上下風向制御機構および左右風向制御機構を設けた吹き出し口を有しており、室内機にはこれらの構成要素を通過する空気(以下、空気という)の風路(通風路)を形成している。そして、空気調和機の運転時には、室内機において、送風ファンが駆動して空気を吸い込み口から取り込み、熱交換器を通過させて冷却(冷房時)あるいは加熱(暖房時)する。そして、冷却又は加熱された低温空気あるいは高温空気を吹き出し口から室内へ送出する。このとき、場合によっては、左右風向制御機構が吹き出し口幅方向に風向偏向し、さらに上下風向制御機構が鉛直方向に風向偏向してから室内へ送出する(たとえば特許文献1参照)。
特開2001−263782号公報(図2)
一般に、室内機の吹き出し口においては、冷房運転時に熱交換にかかる低温空気により冷やされた左右羽根あるいは上下風向羽根に、室内の高温多湿空気が触れることにより結露が発生することが品質上の課題となっている。
特に、左右風向制御機構では、風向偏向時に空気が流れる方向に対して角度を有することになるため、左右羽根において、空気が直接当たる面と当たらない面(負圧面)とができる。そして、左右羽根の空気が直接当たらない負圧面に、室内の高温多湿空気が触れることにより結露が発生する可能性がある。そこで、風向偏向時に、風向偏向方向と反対(以下、反風向偏向方向という)側の最端に位置する(以下、最端部という)の左右羽根と吹き出し口側壁との間に空気が流れるようにし、負圧面周りの空気流れが淀んで高温多湿空気を巻き込まないようにするため、最端部の左右羽根と吹き出し口側壁との距離が所定の間隔以上になるように左右風向制御機構を設置している。
一方、吹き出し口側壁と最端部の左右羽根との隙間を流れる空気は風向が変わらないため、結露が発生しない暖房運転においては、この分だけ風向偏向される空気の風量が減ることになる。
また、従来の左右風向制御機構では、風向偏向時に、反風向偏向方向側と比較して風向偏向方向側では、吹き出し口の側壁に向かって空気を送出することになるため、縮流してしまい、空気の吹き出しにともなう圧力損失が大きくなる。そのため、送風ファンが空気を送出する仕事量が増加することになり、送風ファンの特性より送出される風量が減ることになる。
以上のように、従来の左右風向制御機構においては、暖房運転での風向偏向時に、室内機の正面以外にいる在室者に十分な温風が供給できないという課題があった。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、冷房運転時の結露および暖房運転時に風向偏向される空気の風量の低下を防ぐことができる空気調和機の室内機を提供することを目的とする。
本発明にかかる空気調和装置の室内機は、空調対象空間の空気を吸い込むための吸い込み口と吹き出し口との間で空気を冷却又は加熱する熱交換手段と、熱交換手段が冷却又は加熱した空気を、吹き出し口から送出させるための送風手段と、吹き出し口の長手方向に沿って設けられ、吹き出し口から送出する気体を風向偏向させるための複数の羽根、および、羽根の向きを変化させ、また、長手方向に沿って複数の羽根を移動させるための駆動を行うための駆動手段を有する風向制御手段とを備える。
本発明によれば、風向偏向するための羽根を、吹き出し口の長手方向に沿って移動させる駆動を行う駆動手段を備えることにより、空気の流れる方向に対し、吹き出し口の長手方向における羽根の位置を変更することができ、運転形態等に合わせて最適な位置に羽根を移動させることができる。そのため、冷房運転の風向偏向時においては、最端部の左右羽根と吹き出し口の壁面との間の隙間において空気が淀まないように、所定の間隔を空けるようにすることで結露発生を防止することができる。また、暖房運転の風向偏向時においては、反風向偏向方向側の最端部の羽根と吹き出し口側壁との隙間を狭めて風向偏向できる空気の量を多くすることができる。さらに風向偏向方向側の最端部の左右羽根と吹き出し口側壁との隙間を広げることにより、縮流を抑えて圧力損失を減らすことでさらに風向偏向できる空気の量を多くすることができる。
図1は本発明にかかる空気調和機の室内機を示す側断面図である。本発明における空気調和機の室内機は、図1に示すように、主として吸い込み口1、熱交換手段となる熱交換器2、送風手段となる送風ファン3、そして、上下風向制御装置5および左右風向制御装置4が設けられた吹き出し口6により構成しているものとする。送風ファン3が回転することにより、吸い込み口1から吹き出し口6に至る方向に気体(ここでは空気とする)が流れる。そして、吸い込み口1から吹き出し口6に至る間に、熱交換器2が冷媒と空気とを熱交換することにより、冷房運転時においては空気を冷却し、暖房運転時においては空気を加熱する。ここで、室内機の形態については図1のような形状等に限定するものではなく、たとえば、空気調和対象空間となる室内の壁、天井等に埋め込んで備え付けを行うような形態のものであってもよい。
図1の室内機の構成を基本として、以下、本発明にかかる左右風向制御装置4に関する各実施の形態について説明する。ここで、以下の実施の形態において、吹き出し口6の開口面における垂直方向およびそれに近い方向(吹き出し口6開口面の短手方向。図1におけるA−A’方向)を上下方向として説明する(一般的には、たとえば室内機を設置する室内(空調対象空間)における天井方向が上方向(A方向)となり、床方向が下方向(A’方向)となる)。また、上下方向に対して水平方向およびそれに近い方向(吹き出し口6開口面の長手方向。図1におけるB−B’方向)を左右方向として説明する。そして、本発明にかかる風向制御装置は以下の実施の形態の左右風向制御装置4に関するものであるが、左右方向に風向偏向(以下、左右風向偏向という)を行うための装置に限定するものではない。たとえば室内機の設計によって上下方向の風向偏向を行う場合もあり得る。また、室内機の設置状態等によっても異なる場合がある。
実施の形態1.
図2は実施の形態1にかかる左右風向制御装置4の構成を示す図である。左右風向制御装置4は、送風ファン3が回転することにより流れる空気に対して、左右方向に風向偏向を行って吹き出し口6から送出するための装置(機構)である。図2では左右風向制御装置4の一部を示している。また、説明等を簡単にするために、図1とは上下方向等を逆にして(視点を異ならせて)示している(以下の実施の形態で用いる図においても同様である)。
本実施の形態の左右風向制御装置4は、空気の流れに対する向きに基づいて、左右方向にかかる空気の風向偏向を行う平板状の複数の左右羽根41、各左右羽根41の回転の中心軸となる左右羽根回転軸42、各左右羽根回転軸42を回転(回動)可能に固定する台座43、複数の左右羽根41を一律に回転させるために各左右羽根41を連結して力を伝達するための左右羽根リンク(節)棒44、左右羽根リンク棒44とピン等(図示せず)により連結し、左右羽根41を所定の角度に回転させて羽根の向きを変化させるための力を左右羽根リンク棒44に加えて伝達させる駆動手段となる駆動モータ45、台座43を直線移動(スライド)させるための力を伝達する台座リンク棒46、台座リンク棒46をリンク機構により連結させるための反転リンク棒47及び伸縮可能な自然長bの弾性体であるバネ48で構成している。ここで、台座リンク棒46において、反転リンク棒47とのジョイント(関節)となる部分には長穴46Aを設けている。そして、反転リンク棒47に設けたジョイント(関節)となる反転リンクピン47Aが長穴46A内を(スライド)移動することができる。また、本実施の形態では、ピンをジョイントとして棒状のリンクを連結することでリンク機構を構成しているが、例えばリンクは棒状ではなく、板状等のものであってもかまわない。さらに、本実施の形態では、左右羽根リンク棒44に台座リンク棒46、反転リンク47を連結させて台座43に力を伝達するようにしているが、リンクの数等を限定するものではない。また、台座リンク棒46と台座43とに分けて構成しているが一体形成するようにしてもよい。さらにバネ48についても、例えば金属、ゴム等の材料を用いてもよいし、空気バネのように圧縮空気を用いてもよい。また、伸縮可能であれば他の弾性体を用いるようにしてもよい。
また、左右羽根41の回転角度、台座43の位置を制御するために、駆動モータ45を駆動させて制御する制御手段100を有している。なお、ここでは特に図示していないが、レール等を設けて台座43をレール等に倣わせて直線移動させるようにしてもよい。なお、上記の左右風向制御装置4の詳細構成は一例であり、左右羽根41等が同様の動き、機能を行うものであれば、他の機構で構成してもかまわない。
図3は実施の形態1における左右風向偏向時の左右風向制御装置4の動作をあらわすための模式図である。ここで、図3において、送風ファン3側から上下風向制御装置5に向かう方向(空気が流れる方向)に対し、左右風向偏向により右側に向かう方向を右方向(B’方向)、左側に向かう方向を左方向(B方向)として説明する(以下の同様の図面においても同じであるものとする)。
左右風向制御装置4を動作させず、空気を左右風向偏向しない場合(上下風向制御装置5による上下方向の風向偏向はあり得る。以下、通常時という)には、図3(a)に示すように、送風ファン3が回転することにより生じる空気の流れを妨げずに吹き出し口6から送出させるようにする。そのため、左右羽根41を、空気の流れる方向に沿うように(吹き出し口6の開口面に対して平板となる面が垂直になるように)並ばせるものとする(ここではこのときの角度が0°であるものとする)。このとき、反転リンクピン47Aが長穴46Aの中心に位置するようにしておく。また、本実施の形態では、吹き出し口側壁61と吹き出し口側壁61に最も近い最端部の左右羽根41との間に所定の間隔の隙間を設ける位置に台座43を配置するものとする。このときのバネ48の長さは、台座43をあらかじめ設定した位置に戻っているため、自然長bである。
図4は吹き出し口側壁61と最端部の左右羽根41との関係を表す図である。図4に示すように、吹き出し口側壁61と反風向偏向方向側の最端部の左右羽根41との隙間が狭いと、最端部の左右羽根41において、送風ファン3からの空気が直接当たらない面側に淀みが生じる。その淀んだ空気により室内の高温多湿の空気が負圧面に触れるために結露が発生する。
そこで、図3(a)のように吹き出し口側壁61と最端部の左右羽根41との間に、所定の間隔以上の隙間を設けることで、送風ファン3からの空気が、反風向偏向方向側の最端部の左右羽根41の負圧面周りにも流れるようにして空気の淀みを抑制する。これにより、室内の高温多湿の空気を左右羽根41に触れさせない(巻き込まない)ようにして、結露が発生するのを防いでいる。本実施の形態においては、通常時と冷房運転の左右風向偏向時との間で運転形態を移行した際には、特に台座43を直線移動させなくても結露を防ぐことができる。ここで、左右羽根リンク棒44と連結して一律に回転に係る力を受ける、台座43上の複数の左右羽根41を左右羽根群として説明する。また、反転リンクピン47Aのピン頭は、抜け防止等のために長穴46Aの幅よりも大きいが、長穴46A内の反転リンクピン47Aの状態を示すために、図3では示していない(以下の図面でも同じものとする)。
一方、左右風向偏向時には、制御手段100が駆動モータ45を駆動させて左右羽根リンク棒44を左右方向に移動させる。このとき、リンク機構によって左右羽根リンク棒44と連結した左右羽根群は、左右羽根リンク棒44の移動に伴って力を受けることで、左右羽根回転軸42を中心に回転する。制御手段100は、左右羽根群があらかじめ決められた角度をなすように駆動モータ45を駆動させる。以下、基本的には、冷房運転時又は暖房運転時における左右風向偏向にかかる動作について説明する。
このとき、左右羽根リンク棒44の移動にかかる力が伝達した反転リンク棒47も、軸を中心に回転する。反転リンク棒47の回転に伴って反転リンクピン47Aも移動するが、長穴46Aの端部に接触せずに移動している間は台座リンク棒46には力が加わらないため、台座43は直線移動しない。したがって、左右羽根41の回転角度が小さければ(左右羽根リンク棒44の移動範囲が狭ければ)、台座43の直線移動を伴わず、左右羽根41だけを回転させて左右風向偏向を行うことができる。左右羽根41だけを回転させる角度は長穴46Aの長さが長いほど大きく設定することができる。上述したように、本実施の形態では冷房運転の左右風向偏向時に台座43を直線移動させなくてもいいので、冷房運転の左右風向偏向時に左右羽根41を回転させるための角度に基づく長さの長穴46をあらかじめ設けるようにする。ここでは、冷房運転の左右風向偏向時に必要な角度を約30°と設定し、その設定に合った長さの長穴46Aを台座リンク棒46に設けるものとする。
一方、反転リンクピン47Aが長穴46Aの端部に接触して台座リンク棒46に力が加わると、図3(b)、(c)に示すように、台座43は力が加わった方向に直線移動する。図3(b)は風向偏向方向が右方向である場合を表している。このため、各左右羽根41を左右羽根回転軸42を中心に図3において時計回りの方向に回転させるようにする。制御手段100は、駆動モータ45を時計回りに回転させて左右羽根リンク棒44に右方向への力を加える。左右羽根リンク棒44は変位してその力を各左右羽根41に伝達する。このとき、左右羽根リンク棒44に連動して、反転リンク棒47も回転軸を中心に時計周りに回転する。左右羽根リンク棒44とは別の他端において反転リンク棒47と連結した台座リンク棒46では、反転リンクピン47Aが長穴46Aの端部に接触すると、左右羽根リンク棒44とは逆方向となる左方向に力が加わって変位する。これに伴い、台座43も反風向偏向方向である左方向に直線移動する。その結果、左右羽根群(特に最も左側に位置する左右羽根41)と吹き出し口側壁61との間隔が狭くなる。たとえば暖房運転の左右風向偏向時には、台座43を直線移動させるため、左右羽根41を回転させるための角度を冷房運転の左右風向偏向時よりも大きくする。上述のように、冷房運転の左右風向偏向時に必要な角度を約30°と設定しているため、本実施の形態では、たとえば暖房運転の左右風向偏向時に必要な角度を約45°と設定する。
図5は左右風向制御装置4におけるリンク機構の動作を表す図である。次に図5に基づいて、左右風向偏向の方向を図3(b)のような右方向から図3(c)のような左方向にする動作について、特にバネ48の長さを含めて説明する。図5(a)に示すように、左右羽根群と左側の吹き出し口側壁61との間隔が狭くなると、バネ48の長さがa(a<b)に縮む。
次に、風向偏向方向を右方向から左方向にするため、各左右羽根41を左右羽根回転軸42を中心に図3において反時計回りの方向に回転させていく。制御手段100は、駆動モータ45を反時計回りに回転させ、左右羽根リンク棒44に左方向への力を加える。左右羽根リンク棒44は変位してその力を各左右羽根41に伝達する。このとき、左右羽根リンク棒44に連動して、反転リンク棒47も回転軸を中心に反時計周りに回転する。
反転リンク棒47の回転に伴って、反転リンクピン47Aが右方向に移動することにより、反転リンクピン47Aが加えていた左方向に向かう力がなくなるため、縮んだバネ48が自然長bに戻ろうとする力の方が大きくなる。これにより、台座43及び台座リンク棒46が反転リンクピン47Aと端部で接触しながら右方向に移動する。そして、左右羽根群と左側の吹き出し口側壁61との間隔が広がっていく。
図5(b)に示すようにバネ48が自然長bに戻ると、台座43及び台座リンク棒46には力が加わらなくなるが、反転リンクピン47Aは長穴46A内を右方向に移動を続ける。上述したように、反転リンクピン47Aが長穴46Aの端部に接触せずに移動している間は台座43は直線移動しない。そのためバネ48は自然長bのままであり、左右羽根群と左側の吹き出し口側壁61との間隔が変化しない状態が、図5(c)のように反転リンクピン47Aが長穴46Aの端部に接触するまで続くことになる。
反転リンクピン47Aが長穴46Aの端部に接触して台座リンク棒46に右方向に力が加わると台座リンク棒46は右方向に変位する。これに伴い、台座43も右方向に直線移動する。このとき、図5(d)に示すように、バネ48は引っ張り反力に抗して長さがc(b<c)に伸びる(引っ張り反力により伸びたバネ48が蓄積するエネルギが、伸びたバネ48が自然長bに戻る際のエネルギとなる)。その結果、最も右側の左右羽根41と右側の吹き出し口側壁61との間隔が狭くなるとともに、図3(c)に示すように、最も左側の左右羽根41と左側の吹き出し口側壁61との間隔が広くなる。
図6は、暖房運転の左右風向偏向時における左右方向の圧力損失の変化の傾向を示す図である。図6(a)は従来例及び本実施の形態の左右風向制御装置4における左右方向の位置に対する圧力損失のグラフを表しており、図6(b)は左右羽根群と吹き出し口側壁61との位置関係を表している。ここで、図6(a)においては、送風ファン3からの空気の速さ(流入風速)を5.0m/sとし、左右羽根41の回転角度を45°としている。本実施形態の左右風向制御装置4を用いることにより、暖房運転の左右風向偏向時において、上述したように、反風向偏向方向側では最端部の左右羽根41と吹き出し口側壁61との隙間が狭まって風向偏向できる風量が増加するとともに、風向偏向方向側では最端部の左右羽根41と吹き出し口側壁61との隙間が広がる。そのため、図6に示すように、風向偏向方向側においては、縮流による風量低下を招くことなく、空気の圧力損失を低下させることができる。左右風向制御装置4全体としてみたときの圧縮損失の平均値も従来例に比べて小さい。以上のことから、暖房運転の左右風向偏向時における空気の送出風量(特に風向偏向できる風量)を従来例における左右風向制御装置4と比較して増加させることが可能となる。
以上のように、実施の形態1によれば、左右風向制御装置4において、駆動モータ45を駆動して左右羽根群を設けた台座43を左右方向に直線移動できるようにしたので、たとえば空気調和機の運転形態に合わせて、左右羽根群について、空気の流れる方向に対し、左右方向における位置を変更することができる。特に、冷房運転時においては最端部の左右羽根41と吹き出し口側壁61との隙間を空気が淀まないように所定の間隔にすることで結露発生を防止することができる。また、暖房運転の左右風向偏向時においては、反風向偏向方向側の最端部の左右羽根41と吹き出し口側壁61との隙間を狭めることにより、反風向偏向方向側においては風向偏向できる空気の量を増やすことができる。そして、風向偏向方向側の最端部の左右羽根41と吹き出し口側壁61との隙間を広げることにより、風向偏向方向に対しては縮流を抑えることができ、圧力損失を減らすことができる。そのため、本実施の形態の左右風向制御装置4を空気調和機の室内機に適用することで、特に暖房運転の左右風向偏向時における空気の送出にかかるエネルギの損失を抑えることができ、省電力を図りつつ、たとえば、吹き出した空気を遠くまで届かせることができるので、在室者に十分な温風を供給することができる。また、例えば室内に風を行き渡らせるためのパワー出力を抑えることもできるため、送風ファン3の小型化等により、室内機の小型化、軽量化等を図ることができる。
特に本実施の形態においては、台座43を直線移動させるための台座リンク棒46を反転リンク棒47を介して左右羽根リンク棒44に連結し、リンク機構を構成することで、左右羽根群の回転と台座43の直線移動とを行わせるための駆動手段として駆動モータ45を設けるだけでよい。したがって、台座43を直線移動させるための駆動手段を別に設ける必要がないため、装置の部品数、駆動に必要なエネルギを減らすことができ、駆動にかかるコストを抑えることができる。また、駆動手段を別に設ける場所を確保する必要がないため、装置の省スペース化、軽量化等に寄与することができる。
また、台座リンク棒46に長穴46Aを設け、左右羽根群の回転(風向偏向)に常に連動して台座43が動くのではなく、左右羽根群(左右羽根41)の回転角度に応じて、台座43を直線移動させるかどうかを選択制御することができる。たとえば冷房運転の左右風向偏向時のように、結露露付き防止のために吹き出し口側壁61と最端部の左右羽根とを所定の間隔以上の隙間を空けておきたい等の場合には、長穴46Aの範囲内で反転リンクピン47Aを移動させるような角度で左右羽根群(左右羽根41)を回転させればよい。また、暖房運転の左右風向偏向時のように、吹き出し口側壁61と最端部の左右羽根との隙間を塞ぎたい等の場合には、左右羽根群(左右羽根41)の回転角度を大きくすることで、台座43を好ましい位置に直線移動させることができる。
実施の形態2.
図7は、実施の形態2にかかる左右風向制御装置4の台座リンク棒46及び反転リンク棒47の詳細構成をあらわす図である。図7において、本実施の形態の台座リンク棒46では、長穴46Aの一部にピン固定手段となる突部46Bを設け、ピン止め用穴の部分とピン移動用穴の部分とに分けるようにして、長穴46Aがいわゆるこけしの形状となるようにしている(こけし頭部分がピン止め用穴となり、胴体部分がピン移動用穴となる)。そのため、突部46Bは長穴46Aの一方の端部に近い位置に設けるとよい。ここで、図7では長穴46Aの片方の端部のみがピン止め用穴となるように突部46Bを設けているが、両端部がピン止め用穴となるように2箇所に設けるようにしてもよい。
また、突部46Bにおける強度を弱め、一定以上の力が加わることで、突部46Bを押し広げて長穴46Aを変形させることができるようにスリット46Cを形成している。ここでは反転リンクピン47Aが突部46Bに力を加えることで、ピン止め用穴とピン移動用穴との間を通過できるようにする。ここで本実施の形態では長穴63の両脇部分に長穴46Aに沿ってスリット46Cを形成しているが、この形に限定するものではない。
図7において、たとえば、左右風向偏向時に、制御手段100が駆動モータ45を駆動させ、反転リンク棒47の反転リンクピン47Aが、長穴46A内をピン移動用穴側からピン止め用穴側に移動するものとする。このとき、図7では反転リンクピン47Aに左側の方向に力が加わることになるため、台座43は左側に引き寄せられる。ここで、例えば台座43が所定の位置よりも左側に移動しないように、ストッパー(図示せず)を設けておく。このストッパーにより所定の位置で移動を停止した台座43と共に移動を停止した台座リンク棒46に対し、反転リンクピン47Aの向かおうとする力が突部46Bに加わって突部46Bを押し広げる。突部46Bが反転リンクピン47Aの幅以上に広がると、反転リンクピン47Aは突部46Bを通過してピン止め用穴にはまり込む(図7の黒塗りで示す位置)。
反転リンクピン47Aがピン止め用穴の部分に位置する状態で、駆動モータ45を駆動させると、反転リンクピン61は、ピン止め用穴から脱出することなく、左右羽根リンク棒44による左右羽根群の回転と連動して台座43を直線移動させることができる。
一方、左右羽根群の回転と連動して台座43を直線移動させないようにするには、もう一度、反転リンクピン47Aをピン止め用穴側からピン移動用穴側に移動させればよい。その方法として、たとえば、図7において、例えば台座43が所定の位置よりも左側に移動しないように、右側にもストッパー(図示せず)を設けておく。そして、制御手段100は駆動モータ45を駆動させることにより、台座43が所定の位置で移動を停止することで、反転リンクピン47Aに対して、ピン止め用穴側からピン移動用穴側の方向に加わる力により、反転リンクピン47Aは突部46Bを押し広げて通過し、ピン移動用穴に抜け出すことができる。
反転リンクピン47Aがピン止め用穴の部分に位置する状態で、駆動モータ45を駆動させると、長穴46Aの端部、突部46Bに接触せずに移動している間は台座リンク棒46には力が加わらないため、左右羽根群の回転と連動して台座43は直線移動せず、左右羽根41だけを回転させて左右風向偏向を行うことができる。
以上のようにして、駆動モータ45を駆動させて、長穴46Aのピン止め用穴とピン移動用穴との間を、反転リンクピン47Aに移動させることで、左右羽根群の回動と台座43の直線移動との連動又は非連動を実現することができる。また、ここでは、長穴46Aに突部46Bを設けてこけし形状にした例を示したが、同様の動作を行わせることができれば、他の形状、機械的構造でもよい。
図8は台座リンク棒46及び反転リンク棒47の別の詳細構成をあらわす図である。図8においては、台座リンク棒46の長穴46Aの端部に、ピン固定手段として磁石46Dを設置している。そして、磁石46Dの磁力で引き寄せられる金属等の材料により反転リンクピン47Aを構成する。そのため、反転リンクピン47Aが磁石46Dの磁力により長穴46Aの端部に位置する間は、左右羽根群の回転と連動して台座43を直線移動させることができる。また、反転リンクピン47Aが磁力よりも強い力で長穴46Aの端部から離れ、長穴46Aを移動している間は左右羽根群だけを回転させることができる。
以上のように、実施の形態2によれば、例えば駆動モータ45を駆動させて、反転リンクピン47Aをピン止め用穴、磁石46Cである位置でとどめさせることで、長穴46A内の自由な移動を制限できるようにしたので、左右羽根群の回転角度に関係なく、要求に応じて左右羽根リンク棒44による左右羽根群の回転と連動して台座43を直線移動させることができる。台座43を直線移動させるために左右羽根群の回転角度を制限しなくてもよく、例えば、室内機における暖房運転の左右風向変更時に、台座43の直線移動を伴わせることができる。
実施の形態3.
上述の実施の形態においては、台座リンク棒46に長穴46Aを設けるようにしているが、例えば、長穴46Aを設けずに反転リンクピン47Aの左右方向への自由な移動を制限することにより、左右羽根群の回転と連動して常に台座43を直線移動させることもできる。この場合には、特にバネ48を設ける必要はない。
実施の形態4.
図9は、実施の形態4にかかる左右風向制御装置4の動作の一例をあらわす図である。本実施の形態の左右風向制御装置4は、左右羽根群を有する複数の台座43を左右方向に並べて構成している点で上述の実施の形態と異なる。そして、各台座43に対して、それぞれ駆動手段を独立して備えているため、制御手段100により、複数の台座43における左右羽根群(各左右羽根41)の角度および各台座43の直線移動量をそれぞれ独立に制御することができる。なお、ここでは2つの台座43を左右方向に並べて構成している場合について説明するが台座43の数については特に限定するものではない。
本実施の形態における左右風向制御装置4の各左右羽根群および各台座43のそれぞれの動作については、上述した実施の形態1と同様の動作を行うため説明を省略する。前述したように、冷房運転時において、室内の高温多湿の空気が負圧面に触れることによる結露を防ぐため、図9(a)のように、吹き出し口側壁61と最端部の左右羽根41とが所定の間隔の隙間となるような位置に各台座43を配置する。
また、図9(b)に示すように、本実施の形態のような暖房運転の左右風向偏向時、複数の左右羽根群の左右羽根41を、同一の風向偏向方向に向けた場合には、制御手段100は、各駆動モータ45を駆動させて、各台座43を同一の反風向偏向方向に直線移動させるようにする。そして、反風向偏向方向側にある最端部の左右羽根41と吹き出し口側壁61がなす壁面(以下、吹き出し口側壁61とする)との隙間を塞ぐようにするとともに、風向偏向方向側にある最端部の左右羽根41と吹き出し口側壁61との隙間を広げるようにする。ここで、複数の台座43を同一の方向に直線移動させるが、各台座43をどれだけ移動させるかということについては特に限定するものではない。たとえば、反風向偏向方向側の吹き出し口側壁61と最端部の左右羽根41との隙間を塞ぐようにする一方で、風向偏向方向側の吹き出し口側壁61と最端部の左右羽根41との隙間について、縮流を防ぎつつ、隙間が開きすぎないようにして、風向偏向できる空気の量を多くする等の調整ができるように、制御手段100は各台座43の移動を制御する。本実施の形態では、図9に基づいて、風向偏向方向が右方向の場合について説明したが、左方向に風向偏向する場合についても同様である。
以上のように実施の形態4によれば、左右風向制御装置4において、それぞれ独立して左右方向に直線移動可能な複数の台座43を有するようにしたので、各台座43を任意の方向に移動させることができる。特に本実施の形態においては、制御手段100が、各駆動モータ45を同一方向に回転させ、複数の台座43を同じ方向に直線移動させるようにしたので、冷房運転時においては結露発生を防止することができ、暖房運転の左右風向偏向時においては、風向偏向できる空気の量を増やすことができる。そのため、本実施の形態の左右風向制御装置4を備える室内機においては、暖房運転の左右風向偏向時に、室内の在室者に十分な温風を供給することができる。
実施の形態5.
図10は、実施の形態5にかかる左右風向制御装置4の動作の一例をあらわす図である。本実施の形態の左右風向制御装置4の構成は、実施の形態4と同様であるため、説明を省略する。本実施の形態においても、2つの台座43を左右方向に並べて構成している場合について説明するが、台座43の数は限定しない。
本実施の形態は、複数の台座43に設けた左右羽根群のうち、少なくとも1つの左右羽根群を他の左右羽根群と異なる方向に風向偏向させるように左右風向制御装置4を制御するようにしたものである。そして、図10では最端部に位置する左右羽根群による風向偏向方向は、それぞれの左右羽根群に近い吹き出し口側壁61に向かう方向となっている。
前述したように、冷房運転時において、室内の高温多湿の空気が負圧面に触れることによる負圧面への結露を防ぐため、図10(a)のように、吹き出し口側壁61と最端部の左右羽根41とが所定の間隔の隙間となるような位置に各台座43を配置する。一方、図10(b)のように、暖房運転時は、各左右羽根群の最も近い2つの左右羽根41の間の隙間を塞ぐ(狭める)ように、制御手段100は、各台座43を、それぞれ反風向偏向方向となる吹き出し口6の中央部分へ直線移動させる。
上記のような動作により、特に暖房運転時において、各左右羽根群の最も近い2つの左右羽根41の間の隙間を狭め、風向偏向方向側の最端部の左右羽根41と吹き出し口側壁61との隙間を広げて圧力損失を低下させることができ、風向偏向可能な空気の量を多くする。
図11は左右風向制御装置4の動作の別の一例をあらわす図である。図11では最端部に位置する左右羽根群による風向偏向方向は、それぞれの左右羽根群に近い吹き出し口側壁61側とは反対の方向(吹き出し口6の中央側の方向)となっている。
冷房運転時においては、図10(a)と同様に、図11(a)においても、各台座43を所定の間隔の隙間を設けた位置にする。一方、図11(b)のように、暖房運転時は、風向偏向する空気の量を多くするため、最端部の左右羽根41とその左右羽根41に近い吹き出し口側壁61との間の隙間を塞ぐように、制御手段100は、各台座43を、それぞれ反風向偏向方向となる吹き出し口側壁61の方向へ直線移動させる。
上記のような動作により、特に暖房運転時において、反風向偏向方向側の最端部の左右羽根41と吹き出し口側壁61との隙間を狭め、各左右羽根群の最も近い2つの左右羽根41の間の隙間を広げて、圧力損失を低下させることができ、風向偏向可能な空気の量を多くする。
以上のように実施の形態5によれば、左右風向制御装置4において、それぞれ独立して左右方向に直線移動可能な複数の台座43を有するようにしたので、各台座43を任意の方向に移動させることができる。特に本実施の形態においては、制御手段100が、各駆動モータ45を駆動させ、少なくとも1つの左右羽根群を他の左右羽根群と異なる方向に風向偏向させるようにし、最端部に位置する左右羽根群の向きをそれぞれの左右羽根群に近い吹き出し口側壁61に向けたときには、反風向偏向方向となる吹き出し口6の中央方向にそれぞれの台座43を直線移動させるようにしたので、風向偏向する空気の量を増やすことができ、また、室内の広範囲に拡がりをもたせて温風供給することができる。また、逆に最端部に位置する左右羽根群の向きを吹き出し口6の中央に向けたときには、反風向偏向方向側となるそれぞれの左右羽根群に近い吹き出し口側壁61の方向にそれぞれの台座43を直線移動させるようにしたので、風向偏向する空気の量を増やすことができ、送出する空気を中央部分に集中させることができる。そのため、本実施の形態の左右風向制御装置4を備える室内機においては、上記のいずれの場合においても、暖房運転の左右風向偏向時に、室内の在室者に十分な温風を供給することができる。
実施の形態6.
上述の実施の形態においては、冷房運転時における台座43の位置を通常の位置として説明したが、これに限定するものではない。たとえば暖房運転の左右風向偏向時における位置を通常の位置とし、冷房運転時に台座43を直線移動させるようにしてもよい。
上述の実施の形態では、本発明にかかる左右風向制御装置を有する空気調和機の室内機について説明した。本発明にかかる左右風向制御装置は、基本的には空気調和機の室内機に最も適したものである。ただ、本発明にかかる左右風向制御装置が適用可能な機器を室内機に限定するものではない。たとえば、送風機、加湿器、除湿器等の、流体(特に気体)を送出させる機器にも適用することができる。
空気調和機の室内機を示す側断面図である。 実施の形態1にかかる左右風向制御装置4の構成を示す図である。 実施の形態1における左右風向制御装置4の動作をあらわす模式図である。 吹き出し口側壁61と最端部の左右羽根41との関係を表す図である。 左右風向制御装置4におけるリンク機構の動作を表す図である。 暖房運転における左右方向の圧力損失の変化の傾向を示す図である。 実施の形態2の台座リンク棒46及び反転リンク棒47の構成図である。 台座リンク棒46及び反転リンク棒47の別の詳細構成をあらわす図である。 実施の形態4にかかる左右風向制御装置4の動作の一例をあらわす図である。 実施の形態5にかかる左右風向制御装置4の動作の一例をあらわす図である。 左右風向制御装置4の動作の別の一例をあらわす図である。
符号の説明
1 吸い込み口、2 熱交換器、3 送風ファン、4 左右風向制御装置、5 上下風向制御装置、6 吹き出し口、41 左右羽根、42 左右羽根回転軸、43 台座、44 リンク棒、45 駆動モータ、46 台座リンク棒、46A 長穴、46B 突部、46C スリット、46D 磁石、47 反転リンク棒、47A 反転リンクピン、48 バネ。

Claims (11)

  1. 空調対象空間の空気を吸い込むための吸い込み口と吹き出し口との間で前記空気を冷却又は加熱する熱交換手段と、
    該熱交換手段が前記冷却又は加熱した空気を、前記吹き出し口から送出させるための送風手段と、
    前記吹き出し口の長手方向に沿って設けられ、前記吹き出し口から送出する気体を風向偏向させるための複数の羽根、および、該羽根の向きを変化させ、また、前記長手方向に沿って前記複数の羽根を移動させるための駆動を行うための駆動手段を有する風向制御手段と
    を備えることを特徴とする空気調和装置の室内機。
  2. 前記複数の羽根を回転可能に設置した台座を有し、
    前記駆動手段は、前記台座を移動させて前記複数の羽根を移動させることを特徴とする請求項1記載の空気調和装置の室内機。
  3. 前記駆動手段の駆動による力を伝達するために前記駆動手段と前記複数の羽根とを連結する羽根リンクに、前記台座に力を伝達するためのリンクを連結することを特徴とする請求項2記載の空気調和装置の室内機。
  4. 前記羽根リンクの移動方向に対して、前記台座が反対の移動方向となるように、前記リンクを連結することを特徴とする請求項3記載の空気調和装置の室内機。
  5. 前記リンクを連結するためのジョイント部分となるピンが移動可能な空間となる長穴を、前記台座に力を伝達するためのリンクに設け、前記台座の移動を前記羽根リンクの移動に連動させないときには、前記長穴が形成する空間を前記ピンが移動するようにすることを特徴とする請求項3または4記載の空気調和装置の室内機。
  6. 前記ピンを回転可能に固定しておくためのピン固定手段を前記長穴の一部に設け、前記ピンの前記長穴の移動または移動の制限を選択して行えるようにすることを特徴とする請求項5記載の空気調和装置の室内機。
  7. 前記吹き出し口の長手方向に対して設定した位置に前記台座を戻すための弾性体を設けることを特徴とする請求項5または6記載の空気調和装置の室内機。
  8. 複数の前記台座と、各台座の移動および前記各台座に設置した前記複数の羽根の向きを変化させるための複数の駆動手段とを有し、前記吹き出し口の長手方向に沿って前記複数の台座を並べて、前記複数の台座を同一方向に移動させることを特徴とする請求項2〜7のいずれか一項に記載の空気調和装置の室内機。
  9. 複数の前記台座と、各台座の移動および前記各台座に設置した前記複数の羽根の向きを変化させるための複数の駆動手段とを有し、前記吹き出し口の長手方向に沿って前記複数の台座を並べて、前記複数の台座のうち、少なくとも1つの台座を他の台座と異なる方向に移動させることを特徴とする請求項2〜7のいずれか一項に記載の空気調和装置の室内機。
  10. 暖房運転の風向偏向時には、前記複数の羽根のうち、前記羽根の向きに対して最も反対方向側にある羽根と前記吹き出し口の壁面との隙間をなくすような位置に前記台座を移動させることを特徴とする請求項2〜9のいずれか一項に記載の空気調和装置の室内機。
  11. 冷房運転の風向偏向時には、前記複数の羽根のうち、前記羽根の向きに対して最も反対方向側にある羽根と前記吹き出し口の壁面との隙間が所定の間隔以上となるような位置に前記台座を移動させることを特徴とする請求項2〜9のいずれか一項に記載の空気調和装置の室内機。
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