JP2009298523A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】画像形成装置設置後の必要な環境下に対してのみ除湿ユニットを取り付けることができ、生産時における装置組み立て時の作業工数並びに作業・製品コストの削減を実現し得て、しかも、容易且つ効率的な配置とすることができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】給紙カセットの上面に着脱可能に設置される除湿ユニット17を備え、除湿ユニット17は、ヒータ本体14と、ヒータ本体14に電源供給するための配線部15と、ヒータ本体14並びに配線部15を支持してヒータ本体14の発熱を平面的に伝熱するパネル部16と、を備えている。
【選択図】 図4
【解決手段】給紙カセットの上面に着脱可能に設置される除湿ユニット17を備え、除湿ユニット17は、ヒータ本体14と、ヒータ本体14に電源供給するための配線部15と、ヒータ本体14並びに配線部15を支持してヒータ本体14の発熱を平面的に伝熱するパネル部16と、を備えている。
【選択図】 図4
Description
本発明は、複写機・プリンタ・ファクシミリ或いはこれらを機能的に備えた複合機等の画像形成装置に関する。
従来から、複写機・プリンタ・ファクシミリ或いはこれらを機能的に備えた複合機等の画像形成装置には、その装置本体内に、給紙カセット内に収納した転写紙に対する湿気対策として、保温ヒータ(又は除湿ヒータ)を配置したものが周知である。
この際、保温ヒータを常時通電駆動させていたのでは給紙カセット内の転写紙が乾燥し過ぎてしまうことから、給紙カセット内の転写紙保湿量に悪影響を及ぼす状態であるか否かを判定し、給紙カセット内の転写紙保湿量に悪影響を及ぼすと判定した場合に保温ヒータを通電駆動する制御技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、給紙カセット内の転写紙の乾燥状態を制御可能とするため、給紙カセット内の転写紙に直接又は間接的に保温ヒータの放熱を与えるように開閉可能な開口部を設けた技術も知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開2002−068504号公報
特開2002−167065号公報
ところが、上記の如く構成された画像形成装置にあっては、何れの場合においても保温ヒータは生産時に設置されているため、使用環境下によっては保温ヒータの設置が不要な場合においても予め設置されてしまい、機械全体のコストが高騰するという問題が生じていた。
また、例えば、特許文献1に開示の技術では、オプションユニットである下2段の給紙カセットの間に保温ヒータが配置されているため、装置本体と一体の上2段、特に、最上段の給紙カセットに収納された転写紙に対する湿気対策を考慮すると、装置本体内に別途上段用の保温ヒータを設ける必要がある。
同様に、特許文献2に開示の技術では、上下4段の給紙カセットの最上段上面と最下段底面の2箇所に保温ヒータが設置されている。
そこで、本発明は、上記事情を考慮し、画像形成装置設置後の必要な環境下に対してのみ除湿ユニットを取り付けることができ、生産時における装置組み立て時の作業工数並びに作業・製品コストの削減を実現し得て、しかも、容易且つ効率的な配置とすることができる画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明の画像形成装置は、給紙カセットの上面に着脱可能に設置される除湿ユニットを備え、該除湿ユニットは、ヒータ本体と、ヒータ本体に電源供給するための配線部と、前記ヒータ本体並びに前記配線部を支持して前記ヒータ本体の発熱を平面的に伝熱するパネル部と、を備えていることを特徴とする。
この際、前記パネル部は、前記給紙カセットの上面開口を閉成するのが好ましい。
また、前記パネル部の後縁部に前記配線部の接続コネクタが設けられているのが好ましい。
さらに、画像形成処理ユニットを備えた装置本体と、該装置本体に一体に設けられて転写紙を収納する給紙カセットと、該給紙カセットの下方に着脱可能に設けられた給紙カセットユニットと、前記給紙カセットと前記給紙カセットユニットとの間に着脱可能に設けられた前記除湿ユニットとを備えているのが好ましい。
本発明の画像形成装置は、画像形成装置設置後の必要な環境下に対してのみ除湿ユニットを取り付けることができ、生産時における装置組み立て時の作業工数並びに作業・製品コストの削減を実現し得て、しかも、容易且つ効率的な配置とすることができる。
次に、本発明の一実施形態に係る画像形成装置について、図面を参照して説明する。
図1は本発明の一実施形態に係る画像形成装置の正面図、図2は本発明の一実施形態に係る画像形成装置に装着可能なオプションの給紙カセットユニットの斜視図、図3は本発明の一実施形態に係る画像形成装置に適用可能な除湿ユニットの斜視図、図4は本発明の一実施形態に係る画像形成装置における給紙カセットユニットに除湿ユニットを装着する作業手順の説明図、図5は本発明の一実施形態に係る画像形成装置における給紙カセットユニットに除湿ユニットを装着した状態の説明図、図6は本発明の一実施形態に係る画像形成装置における給紙カセットに給紙カセットユニットを装着した状態の説明図である。
図1に示すように、本発明の一実施形態に係る画像形成装置1は、装置本体2と、装置本体2の下方に装着されたオプションの給紙カセットユニット3と、装置本体3の上方に装着されたオプションの自動原稿送り装置(ADF)4と、を備えている。
装置本体2は、各種設定や複写機能或いはファクシミリ機能等を利用する際に操作される操作パネル部5と、転写紙の収納が可能な上下2段の給紙カセット6,7と、公知の画像形成処理ユニット(図示せず)を収納した処理部8と、画像形成処理後の転写紙を収納する排紙トレイ部9とを備えている。
(給紙カセットユニット3の構成)
給紙カセットユニット3は、装置本体2に設けられた給紙カセット6,7とは別に、オプションによって給紙カセット7の下方に着脱可能に設置可能となっており、本実施の形態においては、上下2段の給紙カセット10,11を備えている。
給紙カセットユニット3は、装置本体2に設けられた給紙カセット6,7とは別に、オプションによって給紙カセット7の下方に着脱可能に設置可能となっており、本実施の形態においては、上下2段の給紙カセット10,11を備えている。
これにより、画像形成装置1としては、上下4段の給紙カセット6,7,10,11により、4種類のサイズ(例えば、A4,A3,B5,B4)の転写紙を収納することができるようになっている。尚、処理部8の側壁面には、第5の給紙手段として、手差しトレイを設けることも可能である。
また、給紙カセットユニット3は、上下2段の給紙カセット10,11の引き出しが可能となっていると共に、図2に示すように、装置本体2側の下段の給紙カセット7との接続のための接続フレーム12を備えている。
この接続フレーム12は、本実施の形態では、給紙カセットユニット3側を支持する下段フレーム部12aと、装置本体2側を支持する上段フレーム部12bとを備え、給紙カセットユニット3の上段側の給紙カセット10に収納された転写紙(図示せず)を取り出し搬送するための給紙部13を避けて給紙カセット10の上面周囲を覆い且つ中央付近に開口12cを設けたものが用いられている。また、上下段の各フレーム部12a,12bは、その四角付近で連結されており、若干(例えば、数mm)の隙間が形成されている。尚、これらの給紙カセットユニット3の構成は、公知の技術である。
一方、給紙カセットユニット3には、例えば、図3に示すように、ヒータ本体14と、ヒータ本体14に電源供給するための配線部15と、ヒータ本体14並びに配線部15を支持すると共にヒータ本体14の発熱を平面的に伝熱するパネル部16と、を備えた除湿ユニット17が着脱可能に設置される。
ヒータ本体14は、銅線コイル(図示せず)等を巻設した棒状のものがパネル部16に固定されている。尚、ヒータ本体14は、上述した棒状に限定されるものではなく、例えば、シート状のものでも良く、また、その本数、長さ(広さ)、位置等、特に限定されるものではない。
配線部15は、パネル部16の一縁部(例えば、後縁部)に、装置本体2側のコネクタ(図示せず)と接続されて電源供給されるコネクタ15aが設けられている。
パネル部16は、ヒータ本体14の加熱能力等に応じた厚さや材料を考慮した金属製薄肉パネルからなり、その後縁部を除いた周縁部には、補強とガタ防止のための立上フランジ16aが形成されている。また、パネル部16の後縁部には、コネクタ15aの接続面よりも突出し且つ先端が先細りとされたガイド突起16bが形成されている。さらに、パネル部16の前縁部には、下段フレーム部12aの前面と当接するストッパ片16cが形成されている。
除湿ユニット17は、例えば、図4に示すように、上下段の各フレーム部12a,12bの間から挿入され、図5に示すように、開口12cを閉成することによって、図6に示すように、装置本体2と給紙カセットユニット3との接続部分に発生した隙間Pからの湿気侵入を抑制することができる。
この際、除湿ユニット17は、先細り状のガイド突起16bが、下段フレーム部12aに形成されたガイド溝12d(図4参照)に案内されつつ係合し、装置本体2(接続フレーム12)に対する除湿ユニット17(パネル部16)の幅方向の位置決めがなされる。
また、このガイド突起16bの案内によって、コネクタ2a,15aの接続が、接続フレーム12に対する除湿ユニット17の挿入操作のみで行われ、その挿入はストッパ片16cの下段フレーム12aの前面との当接によって規定される。
さらに、除湿ユニット17は、上下2段の給紙カセット6,7を備えた装置本体2と上下2段の給紙カセット10,11を備えた給紙カセットユニット3との間に介装されていることから、ひとつの除湿ユニット17で、計上下4段の給紙カセット6,7,10,11に収納された転写紙に対する除湿効果を発揮することができる。
尚、除湿ユニット17を設置した際には、配線部15のコネクタ15aを装置本体2の背面側に位置することにより、除湿ユニット17の設置(挿入)と同時に装置本体2側のコネクタ2a(図4参照)との接続を容易に行うことができる。
このように、本発明の画像形成装置1によれば、除湿ユニット17を後付可能なオプションユニットとすると共に、既存の接続フレーム12に設置可能とすることにより、新たな専用設置部材を不要とし得て、容易且つ効率的な設置作業並びに除湿効果を確保することができる。
1…画像形成装置
2…装置本体
3…給紙カセットユニット
6…給紙カセット
7…給紙カセット
10…給紙カセット
11…給紙カセット
14…ヒータ本体
15…配線部
15a…コネクタ
16…パネル部
17…除湿ユニット
2…装置本体
3…給紙カセットユニット
6…給紙カセット
7…給紙カセット
10…給紙カセット
11…給紙カセット
14…ヒータ本体
15…配線部
15a…コネクタ
16…パネル部
17…除湿ユニット
Claims (4)
- 給紙カセットの上面に着脱可能に設置される除湿ユニットを備え、
該除湿ユニットは、ヒータ本体と、ヒータ本体に電源供給するための配線部と、前記ヒータ本体並びに前記配線部を支持して前記ヒータ本体の発熱を平面的に伝熱するパネル部と、を備えていることを特徴とする画像形成装置。 - 前記パネル部は、前記給紙カセットの上面開口を閉成することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記パネル部の後縁部に前記配線部の接続コネクタが設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
- 画像形成処理ユニットを備えた装置本体と、該装置本体に一体に設けられて転写紙を収納する給紙カセットと、該給紙カセットの下方に着脱可能に設けられた給紙カセットユニットと、前記給紙カセットと前記給紙カセットユニットとの間に着脱可能に設けられた前記除湿ユニットとを備えていることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかに記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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ID=41545839
Family Applications (1)
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JP2008153403A Pending JP2009298523A (ja) | 2008-06-11 | 2008-06-11 | 画像形成装置 |
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JP2013147348A (ja) * | 2012-01-23 | 2013-08-01 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置用の給紙装置、及びこれを用いた画像形成装置 |
JP2020114768A (ja) * | 2019-01-17 | 2020-07-30 | キヤノン株式会社 | シート給送装置及び画像形成装置 |
JP2020170137A (ja) * | 2019-04-05 | 2020-10-15 | キヤノン株式会社 | 画像形成装置 |
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2008
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JP7246937B2 (ja) | 2019-01-17 | 2023-03-28 | キヤノン株式会社 | シート給送装置及び画像形成装置 |
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