JP2009297211A - 内視鏡湾曲部 - Google Patents
内視鏡湾曲部 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2009297211A JP2009297211A JP2008154201A JP2008154201A JP2009297211A JP 2009297211 A JP2009297211 A JP 2009297211A JP 2008154201 A JP2008154201 A JP 2008154201A JP 2008154201 A JP2008154201 A JP 2008154201A JP 2009297211 A JP2009297211 A JP 2009297211A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wire
- guide
- arcuate
- bending
- guide body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Endoscopes (AREA)
- Instruments For Viewing The Inside Of Hollow Bodies (AREA)
Abstract
【課題】湾曲部の分解を最小限に又は分解をなくし、またコイルの隙間に嵌まり込むことなく、ワイヤガイドにワイヤを容易に挿通できるようにする。
【解決手段】ワイヤ13がリング14のワイヤガイド15に通され、このワイヤ13が先端部10A等に着脱自在となる内視鏡で、弧状ガイド面を有する弧状弾性ガイド体17が、ワイヤガイド15の外周弧状面に溶着され、ワイヤ挿通路に沿うように湾曲部10Bの全体に渡って取り付けられる。この弧状弾性ガイド体17の弧状ガイド面にて、挿通時のワイヤ13が案内されることで、ワイヤ13の挿通が容易になる。上記弧状弾性ガイド体17の代わりに、筒状弾性ガイド体をワイヤガイド15内に配置してもよい。
【選択図】図1
【解決手段】ワイヤ13がリング14のワイヤガイド15に通され、このワイヤ13が先端部10A等に着脱自在となる内視鏡で、弧状ガイド面を有する弧状弾性ガイド体17が、ワイヤガイド15の外周弧状面に溶着され、ワイヤ挿通路に沿うように湾曲部10Bの全体に渡って取り付けられる。この弧状弾性ガイド体17の弧状ガイド面にて、挿通時のワイヤ13が案内されることで、ワイヤ13の挿通が容易になる。上記弧状弾性ガイド体17の代わりに、筒状弾性ガイド体をワイヤガイド15内に配置してもよい。
【選択図】図1
Description
本発明は内視鏡湾曲部、特に内視鏡の先端部及びアングル部を曲げ動作するためのワイヤを取り付け配置するための湾曲部の構造に関する。
内視鏡は、観察のための対物光学系等が配置された先端部、アングルリングの連結体を外装体に含む湾曲部(アングル部)、軟性部、湾曲操作ツマミ等を有する操作部等からなり、上記湾曲操作ツマミに連結されたワイヤ巻取り部から先端部(又は湾曲部の先端リング)まで、複数本のワイヤが配設されており、この複数本のワイヤを湾曲操作ツマミで引っ張り操作することにより、内視鏡の先端側(先端部及び湾曲部)を上下、左右に曲げられるようになっている。
図4(A)には、従来の内視鏡の先端側の構成が示されており、図示されるように、先端部1Aと軟性部1Cとの間に、多数のリング(節輪環)2を連結したリング連結体を外装体とする湾曲部1Bが設けられる。この湾曲部1Bのリング連結体は、隣接するリング(節輪環)2同士を上下、又は左右に交互に枢着して多節機構を構成するものであり、図4(B)に示されるように、このリング2の例えば中央部の内面には、切り絞りの孔からなるワイヤガイド3が形成される。そして、このワイヤガイド3の孔に、湾曲駆動用のワイヤ4が通され、このワイヤ4は先端部1A(又は先端リング2)に取付け、固定される。
特開平6−269400号公報
実開昭55−143801号公報
実開平1−59103号公報
ところで、細径化が図られる内視鏡においては、上記ワイヤ4の径も細く、その取付けも精細であることから、切断したり、取付け部で外れたりすることがある。従来では、ワイヤ4が先端側で固定されていることもあり、ワイヤ4だけを取り外して交換することが難しく、リング2の連結体を含む湾曲部1B全体も同時に交換する必要があり、修理が煩雑になり、またこの湾曲部全体は、高価であり、修理のコストも高くなるという不都合がある。そこで、従来では、上記特許文献1に示されるように、アングル操作ワイヤを容易に取外し可能に構成し、ワイヤ4だけの交換が可能となるようにすることが行われている。
しかしながら、ワイヤ4の交換では、切り絞り等で形成されたワイヤガイド3に通す作業があり、このワイヤ4の挿通作業が煩雑になるという問題があった。即ち、このワイヤ4は、細く、腰(直線保持能力)もないため、ワイヤガイド3の孔に容易に通すことができず、湾曲部1Bの構成部材であるゴムやネットを分解してワイヤ挿通作業を行わなければならなかった。
一方、上記特許文献2には、可撓管部(軟性部)近傍の湾曲管部の湾曲を抑制し、先端部近傍の湾曲管部の湾曲を開始させるために、先端部へ向かうに連れてバネ定数が小さくなるスプリングコイルを、ワイヤガイド間に配置し、このスプリングコイルの中にワイヤを通す構成が開示され、また上記特許文献3には、1本の操作ワイヤのみで湾曲管の湾曲操作ができるようにするために、リング(節輪)同士の間隙間に、疎巻き弾性コイルを配設し、この弾性コイルの中にワイヤを通す構成が開示されている。従って、これらスプリングコイルや弾性コイルがワイヤ挿通のガイドの役割をするとも考えられる。
しかしながら、これら特許文献2,3のスプリングコイルや疎巻き弾性コイルは、コイル自体に隙間が存在するため、この隙間に、挿通するワイヤの先端が嵌まり込み、ワイヤ挿通の良好なガイドができないという不都合がある。
本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、湾曲部の分解を最小限に又は分解をなくし、またコイルの隙間に嵌まり込むことなく、ワイヤガイドにワイヤを容易に挿通することができる内視鏡湾曲部を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1の発明に係る内視鏡湾曲部は、湾曲動作用のワイヤがアングルリングに設けられたワイヤガイドに通され、このワイヤが先端側部材に着脱自在となるように構成された内視鏡において、弧状ガイド面を有する弾性ガイド体を、湾曲部のワイヤ挿通路に沿って上記ワイヤガイドに配置し、この弾性ガイド体の弧状ガイド面にて上記ワイヤの挿通を案内させることを特徴とする。
請求項2に係る発明は、上記弾性ガイド体は、弧状体又は筒状体からなることを特徴とする。
請求項2に係る発明は、上記弾性ガイド体は、弧状体又は筒状体からなることを特徴とする。
本発明の構成によれば、例えば弾性ゴム部材の弧状体からなる弾性ガイド体は、ワイヤガイドの外周(又は内周)弧状面に溶着されることにより、湾曲部全体のワイヤ挿通路に沿って配置されることになり、挿通時のワイヤは、この弾性ガイド体の弧状ガイド面により案内される。また、筒状体であるゴムチューブからなる弾性ガイド体は、ワイヤガイドの孔内に通されることにより、湾曲部全体のワイヤ挿通路に沿って配置され、挿通時のワイヤは、この弾性ガイド体の円弧ガイド面により案内される。なお、上記弾性ガイド体は、連結されたアングルリング(湾曲部)が曲がり動作をするのに応じて伸縮するための弾性を有する。
本発明の内視鏡湾曲部によれば、湾曲部を構成するゴムやネットの分解を最小限に又は分解をなくして、ワイヤガイドにワイヤを容易に挿通することができ、またスプリングコイルや弾性コイルが配置される場合のコイルの隙間にワイヤ先端が嵌まり込むことはなく、ワイヤの挿通を容易にすることができるという効果がある。
図1及び図2には、第1実施例に係る内視鏡湾曲部の構成が示されており、内視鏡は、図1(A)に示されるように、一般に先端部(硬質部)10A、湾曲部(アングル部)10B、軟性部(可撓管部)10C及び操作部等を有してなる。実施例では、図2に示されるように、先端部10Aの側面に、係止凹部12が形成されており、この係止凹部12にワイヤ13の先端(塊部)13aが着脱自在に取り付けられるようになっている。図1(A)において、湾曲部10Bの外装体は、アングルリング(節輪環)14の連結体からなり(図のリングは実際よりもその数を少なくしている)、隣接するリング14同士を上下、又は左右に交互にカシメピンで枢着して多節機構を構成する。
また、上記リング14のそれぞれの例えば中央部の内面に、図1(B)にも示されるように、切り絞りの孔からなるワイヤガイド15が形成される。なお、このワイヤガイド15としては、切り絞りの他に、球状体に貫通孔を開けたもの等が用いられる。このように、リング14毎に設けられたワイヤガイド15にワイヤ13が通され、このワイヤ13は、軟性部10Cを介して操作部のアングル操作ツマミに連結する巻取り車まで配設される。
そして、第1実施例では、図1(B),(C)に示されるように、弾性ガイド体として、弾性ゴム部材(例えばシリコンゴム)の平板を弧状に形成した弧状弾性ガイド体17が用いられ、この弧状弾性ガイド体17は、ワイヤガイド15の外周弧状面(リング14の中心側)に溶着(又は接着剤で接着)することにより、ワイヤ挿通路に沿うように湾曲部10Bの全体に渡って取り付けられる。また、この弧状弾性ガイド体17は、連結されたアングルリング14(湾曲部)が湾曲動作をするのに応じて伸縮するための弾性を有しており、その側面がリング14の内面位置まで届くように配置することが好ましい。なお、この弧状弾性ガイド体17は、ワイヤガイド15の内部、即ち内周のリング14の中心側弧状面に、溶着配置してもよい。
このような構成の第1実施例によれば、ワイヤ13は弧状弾性ガイド体17の弧状ガイド面によって案内されることになり、湾曲部10Bのワイヤガイド15に対するワイヤ13の挿通を容易に行うことができる。また、この弧状弾性ガイド体17は、ワイヤ13を湾曲部10B内に配置される各種内容物(ライトガイド、信号及び電源線、処置具挿通チャンネル、送気/送水管等)から分離し、これらの内容物との干渉を避けることができ、ワイヤ13自体を保護すると共に、他の内容物を保護する役目も果たすことになる。
図3には、第2実施例の内視鏡湾曲部の構成が示されており、この第2実施例は、弾性ガイド体として円筒体を用いたものである。図3(A)に示されるように、第2実施例の構成も基本的には、第1実施例と同様であり、湾曲部10Bを構成するリング14の内面側に、切り絞りからなるワイヤガイド15が設けられる。
そして、この第2実施例では、図3(B),(C)に示されるように、弾性ゴム部材(例えばシリコンゴム)からなる円筒弾性ガイド体(円筒チューブ)19が用いられ、この円筒弾性ガイド体19をワイヤガイド15の孔内に通して配置することにより、ワイヤ挿通路に沿うように湾曲部10Bの全体に渡って取り付けられる。この円筒弾性ガイド体19は、ワイヤガイド15の全てに溶着(又は接着剤で接着)してもよいし、ワイヤガイド15の数個置きに溶着してもよく、アングルリング14の曲がり動作に対応して伸縮する弾性を良好に発揮できる状態に取り付けられる。
また、図3(C)に示されるように、上記円筒弾性ガイド体19の入口には、この入口から奥に向かってテーパ面(円錐形面)19Tが形成されており、このテーパ面19Tによってワイヤ19の挿入が容易となるようにしている。
このような第2実施例によっても、ワイヤ13は円筒弾性ガイド体19の内面である円弧ガイド面によって案内されることになり、ワイヤ13のワイヤガイド15への挿通が容易になる。また、この円筒弾性ガイド体19は、ワイヤ13と他の内容物との干渉を避け、ワイヤ13自体、そして他の内容物を保護する役目も果たすことになる。
なお、実施例は、2方向に曲げるタイプを説明したが、4方向に曲げるタイプにも同様に適用することができる。
1A,10A…先端部、 1B,10B…湾曲部、
2,14…リング(アングルリング)、
3,15…ワイヤガイド、 4,13…ワイヤ、
17…弧状弾性ガイド体、 19…円筒弾性ガイド体。
2,14…リング(アングルリング)、
3,15…ワイヤガイド、 4,13…ワイヤ、
17…弧状弾性ガイド体、 19…円筒弾性ガイド体。
Claims (2)
- 湾曲動作用のワイヤがアングルリングに設けられたワイヤガイドに通され、このワイヤが先端側部材に着脱自在となるように構成された内視鏡において、
弧状ガイド面を有する弾性ガイド体を、湾曲部のワイヤ挿通路に沿って上記ワイヤガイドに配置し、
この弾性ガイド体の弧状ガイド面にて上記ワイヤの挿通を案内させることを特徴とする内視鏡湾曲部。 - 上記弾性ガイド体は、弧状体又は筒状体からなることを特徴とする請求項1記載の内視鏡湾曲部。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008154201A JP2009297211A (ja) | 2008-06-12 | 2008-06-12 | 内視鏡湾曲部 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008154201A JP2009297211A (ja) | 2008-06-12 | 2008-06-12 | 内視鏡湾曲部 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009297211A true JP2009297211A (ja) | 2009-12-24 |
Family
ID=41544744
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008154201A Pending JP2009297211A (ja) | 2008-06-12 | 2008-06-12 | 内視鏡湾曲部 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2009297211A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107174187A (zh) * | 2017-04-12 | 2017-09-19 | 深圳开立生物医疗科技股份有限公司 | 一种可实现快速拆装的钢丝绳固定结构 |
US10025266B2 (en) | 2012-12-14 | 2018-07-17 | Canon Kabushiki Kaisha | Process cartridge including a coupling member and a sheet that contacts the coupling member |
-
2008
- 2008-06-12 JP JP2008154201A patent/JP2009297211A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10025266B2 (en) | 2012-12-14 | 2018-07-17 | Canon Kabushiki Kaisha | Process cartridge including a coupling member and a sheet that contacts the coupling member |
US10698361B2 (en) | 2012-12-14 | 2020-06-30 | Canon Kabushiki Kaisha | Process cartridge having a coupling member and a coupling member supporting portion |
US11073787B2 (en) | 2012-12-14 | 2021-07-27 | Canon Kabushiki Kaisha | Process cartridge with a coupling member having a movable force receiving portion |
US11392079B2 (en) | 2012-12-14 | 2022-07-19 | Canon Kabushiki Kaisha | Process cartridge and image forming apparatus |
CN107174187A (zh) * | 2017-04-12 | 2017-09-19 | 深圳开立生物医疗科技股份有限公司 | 一种可实现快速拆装的钢丝绳固定结构 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8979739B2 (en) | Bending tube and medical instrument | |
WO2012147443A1 (ja) | 内視鏡の可撓管部と、この可撓管部を有する内視鏡 | |
JP5711434B1 (ja) | 内視鏡 | |
JP2007252448A (ja) | 内視鏡の挿入部 | |
JPH0640173B2 (ja) | 内視鏡 | |
WO2016056417A1 (ja) | 内視鏡 | |
WO2014038254A1 (ja) | 内視鏡 | |
JP2017217293A (ja) | 湾曲管構造および内視鏡 | |
JP2008229241A (ja) | 内視鏡用ガイドチューブ及び内視鏡装置 | |
US9974428B2 (en) | Endoscope | |
JP2009297211A (ja) | 内視鏡湾曲部 | |
JP4566771B2 (ja) | 内視鏡の挿入部 | |
JP2002209833A (ja) | 内視鏡の挿入部 | |
JP2007000572A (ja) | 医療用ブラシ | |
JP5525988B2 (ja) | 内視鏡 | |
JP2013248346A (ja) | 内視鏡システム | |
JP2011120687A (ja) | 内視鏡挿入部 | |
JP4895726B2 (ja) | 可撓性内視鏡の挿入部 | |
JP4953952B2 (ja) | 内視鏡挿入部組み立て用調整治具および組み立て方法 | |
JP4447123B2 (ja) | 内視鏡の挿入部の連結部 | |
JP2016174670A (ja) | 内視鏡挿入部の湾曲部構造 | |
JP2009089724A (ja) | 分離型内視鏡 | |
JP2009065998A (ja) | 内視鏡における処置具挿通用チューブの防護構造 | |
JP2002306404A (ja) | 内視鏡の内蔵物保護構造 | |
JPH06169878A (ja) | 内視鏡の先端部 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20100913 |