JP2009296406A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】消費電力やコストの上昇を抑制しつつ、ユーザ認証時の操作性を向上すると共に、操作パネルのカスタマイズ時には、ユーザが誤ってユーザ認証が必要となるセキュリティの高い機能をユーザ認証することができない操作キーに割り付けしまうことを抑制する。
【解決手段】操作パネル10はユーザが操作可能な複数の操作キー14を備えており、各操作キーに割り付けられる機能をユーザがカスタマイズすることが可能である。複数の操作キー14は、ユーザに装着された人体側通信装置と人体を介して通信を行うための電極が設けられた認証可能領域R1,R2,R3にふくまれる操作キー(第1のキー群)と、それ以外の領域に含まれる操作キー(第2のキー群)とに区別されている。操作パネルのカスタマイズ時には、第2のキー群に対して、予め設定されたセキュリティの高い機能が割り付けられようとしたとき、それを禁止し、警告表示を行う構成である。
【選択図】図2

Description

本発明は、各操作キーに割り付けられる機能をカスタマイズすることが可能な操作パネルを備えた画像形成装置に関する。
複合機やMFP(Multi Function Peripheral)などと称される画像形成装置は、液晶ディスプレイなどの表示画面上にタッチパネル式の操作キーを配置した操作パネルを備えている。従来、この種の操作パネルに関し、ユーザ自身が使い勝手の良いユーザインターフェースとするために、各操作キーに割り付けられる機能をカスタマイズすることが提案されている。例えば、携帯電話から画像形成装置にユーザインターフェースの設定内容に関する情報を送信し、画像形成装置はこの情報を受信すると、操作パネルの表示内容を受信した設定内容に変更するものが提案されている(例えば、特許文献1)。また表示画面に表示される各種操作ボタンなどの画像サイズを変更すると共に、その変更に伴って画面レイアウトも変更するようにした技術も提案されている(例えば、特許文献2)。
ところで、近年は、不特定多数の者が画像形成装置を使用することによる情報の消失や流出を防ぐことなどを目的として、ユーザが使用する際にユーザ認証を行うようにした画像形成装置も市販されている。画像形成装置がユーザ認証を行う一般的な方法は、セキュリティの高い機能が使用される際などのユーザ認証が必要な場合に、予め登録されたパスワードをユーザに入力させる方法である。またこの他にも、例えばICカードやメモリカードなどの記録媒体を画像形成装置に設けられた読取装置に装着し、画像形成装置がその記録媒体から情報を読み出してユーザ認証を行うものがある。またさらに、よりセキュリティを高めた認証方法として、指紋認証や静脈パターン認証などのように生体情報を用いてユーザ認証を行う方法がある。
しかし、上記のようなユーザ認証方法はいずれも、ユーザが画像形成装置を使用する際、画像形成装置の機能に対する操作とは別にユーザ認証を行うための操作をする必要があり、操作性の悪いものとなっている。
特開2004−32086号公報 特開2004−70734号公報 特開2002−222169号公報
従来のユーザ認証時における操作性を改善するために、例えば特許文献3に開示されているように、操作パネルの各操作キー上に電極を設けた構成とすることが考えられる。この場合、ユーザはその人体に人体側通信装置を装着した状態で操作キーを操作すればその指先が電極に触れるため、画像形成装置は人体を介して人体側通信装置と通信を行ってそこに記憶されている情報を読み取ることができ、その情報に基づいてユーザ認証を行うことが可能である。つまり、この場合、画像形成装置の機能に対する操作と同時にユーザ認証を行うための操作を行うことができるようになるので、ユーザ認証時の操作性が向上する。
しかしながら、画像形成装置の操作パネルには複数の操作キーが設けられており、全ての操作キーに対して電極を配置して人体側通信装置と通信可能に構成することは、消費電力の著しい上昇を招き、また操作パネルの構成が複雑化するのでコストを著しく上昇させると共に、更には部品増加に伴って信頼性が低下するおそれがある。
そのため、操作パネルに含まれる複数の操作キーの全てに対して電極を設けるのではなく、そのうちの一部の操作キーにのみ電極を配置して人体側通信装置と通信可能な構成とすることが好ましいが、この場合は上述した操作パネルのカスタマイズにより、ユーザが誤って、ユーザ認証が必要となるセキュリティの高い機能であるにもかかわらず、当該機能を電極が配置されていない操作キーに割り付けてしまう可能性があり、問題となる。
本発明は、上記問題点を解決することを目的としてなされたものであり、消費電力やコストの上昇を抑制しつつ、ユーザ認証時の操作性を向上すると共に、操作パネルのカスタマイズ時には、ユーザが誤ってユーザ認証が必要となるセキュリティの高い機能をユーザ認証することができない操作キーに割り付けしまうことを抑制できる画像形成装置を提供するものである。
上記目的を達成するため、本発明が課題解決手段として採用した構成は、以下の通りである。
請求項1にかかる発明は、ユーザが操作可能な複数の操作キーを備え、各操作キーに割り付けられる機能をカスタマイズすることが可能な操作パネルを備えた画像形成装置であって、前記複数の操作キーは、ユーザに装着された人体側通信装置と人体を介して通信を行うための電極が設けられ、当該操作キーが操作されたことに伴って前記電極を介して前記人体側通信装置と通信を行うことでユーザ認証を可能にする第1のキー群と、前記電極が設けられていない第2のキー群と、を有しており、前記操作パネルのカスタマイズ時において、前記第2のキー群に対して、予め設定されたセキュリティの高い機能が割り付けられることを禁止することを特徴としている。
また請求項2にかかる発明は、請求項1記載の画像形成装置において、前記操作パネルのカスタマイズ時に、前記第2のキー群に対して、予め設定されたセキュリティの高い機能が割り付けられようとしたとき、前記操作パネルにおいて警告表示を行うことを特徴としている。
また請求項3にかかる発明は、請求項1又は2記載の画像形成装置において、前記操作パネルのカスタマイズ時に、前記第2のキー群に対して、予め設定されたセキュリティの高い機能が割り付けられようとしたとき、前記第1のキー群に対してセキュリティの低い機能が割り付けられている場合には当該セキュリティの低い機能を前記第2のキー群に割り付けることを促す表示を行うことを特徴としている。
また請求項4にかかる発明は、表示画面にタッチパネル式の操作キーを配置した表示手段を有し、前記表示手段の表示画面中に表示される複数の操作ボタンの位置又はサイズをユーザ毎にカスタマイズすることが可能な操作パネルを備えた画像形成装置であって、前記タッチパネル式の操作キーは、前記表示画面の少なくとも一部の領域に設けられると共に、ユーザに装着された人体側通信装置とユーザの人体を介して通信を行うための電極が配置され、前記操作キーが操作されたことに伴って前記電極を介して前記人体側通信装置と通信を行うことでユーザ認証を可能にする第1のキー群と、前記表示画面の他の領域に設けられ、前記電極が配置されていない第2のキー群と、を備えており、前記操作パネルのカスタマイズ時において、予め設定されたセキュリティの高い機能に対応する操作ボタンが前記第2のキー群に対応する領域に割り付けられることを禁止することを特徴としている。
また請求項5にかかる発明は、請求項1乃至4のいずれかに記載の画像形成装置において、画像データを記憶する記憶手段を更に備え、前記予め設定されたセキュリティの高い機能は、前記記憶手段に記憶された画像データに基づいて表示又はプリントするための機能であることを特徴としている。
また請求項6にかかる発明は、請求項1乃至4のいずれかに記載の画像形成装置において、前記予め設定されたセキュリティの高い機能は、当該画像形成装置の設定状態を管理又は変更するための管理者モードを表示する機能であることを特徴としている。
さらに請求項7にかかる発明は、請求項1乃至4のいずれかに記載の画像形成装置において、前記予め設定されたセキュリティの高い機能は、当該画像形成装置をメンテナンスするためのサービスモードを表示する機能であることを特徴としている。
本発明にかかる画像形成装置によれば、操作パネルに設けられる複数の操作キーが、人体側通信装置と人体を介して通信を行うための電極が設けられた第1のキー群と、電極が設けられていない第2のキー群とから構成されているので、全ての操作キーに対して電極を設ける場合と比較すれば消費電力やコストの上昇を抑制することができると共に、第1のキー群に対するキー操作を行えばユーザ認証が行われるので、ユーザ認証時の操作性が向上する。さらに、操作パネルのカスタマイズ時には、第2のキー群に対して、予め設定されたセキュリティの高い機能が割り付けられることを禁止するので、ユーザが誤ってユーザ認証が必要となるセキュリティの高い機能をユーザ認証することができない第2のキー群に割り付けしまうことを抑制することができる。
以下、本発明の好ましい実施形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。尚、以下に説明する実施の形態において互いに共通する部材については各図において同一符号を付しており、それらについて繰り返しとなる説明は省略する。
図1は、本実施形態における画像形成装置1の外観構成の一例を示す斜視図である。この画像形成装置1は、いわゆる複合機やMFPなどと称される装置であり、コピー機能、FAX機能、プリンタ機能、スキャナ機能など、複数の機能を備えている。この画像形成装置1は、LANなどのネットワークに接続可能であり、また電話回線などの通信網にも接続可能である。そして原稿から読み取った画像データをネットワーク経由で他のコンピュータに出力したり、或いはネットワーク経由で他のコンピュータから画像データを入力し、その画像データに基づいてプリント出力を行うことができるようになっている。また通信網を介してFAXデータの送受信も行うことができる構成となっている。
この画像形成装置1は、装置本体1aの上部にスキャナ部2と自動原稿搬送装置(いわゆるADF)3から成る画像読取部4を備えている。また装置本体1aの下部内部には給紙部5が設けられており、更にその上部には画像形成部6が設けられている。画像読取部4は、原稿を読み取って画像データを生成する画像読取手段である。この画像読取部4は、例えば自動原稿搬送装置3にセットされた複数枚の原稿を1枚ずつスキャナ部2に送り、スキャナ部2がその原稿を読み取って画像データを出力するように構成されている。尚、図例ではスキャナ部2の上に自動原稿搬送装置3を設けた形態を示しているが、自動原稿搬送装置3は特に必須のものではない。また給紙部5は画像形成媒体となる用紙を収容し、画像形成部6に対してその用紙を1枚ずつ供給する。画像形成部6は、入力する画像データに基づいて画像形成を行う画像形成手段であり、入力する画像データに基づいて給紙部5から供給される用紙に対して画像形成を行い、プリント出力を行うように構成されている。
画像形成装置1の装置本体1aの正面側(前面側)には、ユーザが操作可能な操作パネル10が設けられている。ユーザはこの操作パネル10を操作することにより、画像形成装置1の複数の機能のうちから使用する機能を選択し、その選択した機能に関する各種の設定操作を行うと共に、画像形成装置1に対してジョブの実行を指示することができるようになっている。
操作パネル10は、ユーザに対して各種情報を表示する表示部11を備えている。この表示部11は、液晶ディスプレイなどの表示デバイスを備え、その表示画面上にユーザが操作可能なタッチパネル式の操作キー12を配置した構成である。また操作パネル10は、表示部11の周囲にユーザが操作可能な押しボタン式の複数の操作キー13が配置されている。
図2は画像形成装置1の操作パネル10を拡大した図である。図例では、タッチパネル式の操作キー12を備えた表示部11は操作パネル10の左側に配置され、押しボタン式の複数の操作キー13は、操作パネル10の右側に配置されている。タッチパネル式の操作キー12は、表示部11の表示画面全体に設けられており、ユーザは表示画面の1点を押下すると、その部分に設けられた操作キーのみがオンし、ユーザが画面内のどの部分を操作したかを示す座標が検知されるようになっている。また押しボタン式の操作キー13には、画像形成装置1のコピー機能を使用する際に操作するCOPYキーや、FAX機能を使用する際に操作するFAXキー、スキャナ機能を使用する際に操作するSCANキー、コピー機能,FAX機能及びスキャナ機能以外の機能を使用する際又は画像形成装置の各種設定を行う際に操作するユーティリティキー、設定状態をリセットするためのリセットキー、ジョブの実行を指示する際又は設定状態を確定する際に操作するSTARTキー、ジョブの実行を停止する際などに操作するSTOPキーの他、テンキーなどが含まれている。操作キー12及び13はタッチパネル式と押しボタン式の相違はあるものの、これらはいずれもユーザが操作可能な操作キー14として操作パネル10に設けられている。
上述した操作キー14(12,13)のそれぞれには、操作段階に応じて画像形成装置1の各種機能が割り付けられている。例えばタッチパネル式の操作キー12の場合には、画像形成装置1の各種機能に対応するボタン画像が表示部11の表示画面中に表示されると共に、そのボタン画像に対応する機能がそのボタン画像の上に位置する操作キー12に割り付けられている。また押しボタン式の操作キー13に対しても画像形成装置1の各種機能が割り付けられている。各操作キー14(12,13)に割り付けられる画像形成装置1の機能は、予め画像形成装置1において初期登録されているが、ユーザは操作パネル10のカスタマイズ操作を行うことにより、その初期登録された割り付け状態を自身が操作しやすいように設定変更することができる構成となっている。例えば、タッチパネル式の操作キー12に割り付けられる画像形成装置1の機能は、表示部11に表示されるボタン画像などの位置や大きさを変更することにより、ユーザが自由にカスタマイズすることができるようになっている。また押しボタン式の操作キー13に割り付けられる画像形成装置1の機能についても同様であり、ユーザがその配置を自由にカスタマイズすることができるようになっている。
また本実施形態では、上述した操作キー14(12,13)のうち、領域R1,R2及びR3を認証可能領域としており、これらの領域に含まれる操作キー14は、その表面に、ユーザの人体に装着された人体側通信装置と人体を介して通信を行うための電極が配置された認証可能キー(第1のキー群)15となっている。図例の場合、押しボタン式の操作キー13に対しては、2つの認証可能領域R1,R2が設定されており、これらの領域R1,R2に含まれるCOPYキー、FAXキー、SCANキー及びユーティリティキーの4つの操作キー13が認証可能キー15となっている。またタッチパネル式の操作キー12に対しては、表示部11における表示画面の一部となる画面左側に認証可能領域R3が設定されており、この領域R3に含まれる操作キー12がその上面に透明電極の配置された認証可能キー(第1のキー群)15となっている。したがって、図3に示すようにユーザ9が人体側通信装置8を装着した状態で、操作パネル10の認証可能領域R1,R2又はR3に含まれる操作キー14(認証可能キー15)を操作すれば、その操作と同時に画像形成装置1はユーザ9の人体を介して人体側通信装置8と通信を行い、人体通信装置8に格納されているユーザ情報を取得してユーザ認証を行うことができるようになる。
これに対し、操作パネル10に設けた操作キー14(12,13)のうち、上記認証可能領域R1,R2及びR3に含まれない他の操作キーには、認証可能キー15のような電極は設けられず、キー操作と同時にユーザ認証を行うことはできない非認証キー(第2のキー群)となっている。
図4は、認証可能領域R1,R2に設けられた押しボタン式の操作キー13の断面構造を示す図である。操作パネル10の表面カバー27の内側には、配線パターンが形成された基板21が設けられており、この基板21上にキー操作に伴ってオン/オフが切り替わるスイッチ部材22が実装されている。スイッチ部材22の上部には弾性部材28が設けられ、この弾性部材28の上部にキートップ23が設けられている。弾性部材28はキートップ23を上向きに付勢しており、この付勢力に抗してキートップ23が押下されると、スイッチ部材22とキートップ23の双方に設けた図示しない接点が互いに接合し、スイッチ部材22がオンする構造である。スイッチ部22は、後に詳しく説明する操作パネル制御部41に接続されており、操作パネル制御部41は、スイッチ部22がオンすることによってその操作キーに割り付けられた機能に対する入力操作が行われたことを検知する。またキートップ23のさらに上部には、透明電極などの電極24が設けられており、ユーザがキートップ23を押下する際にはその指先が必ず電極24に触れる構造となっている。この電極24はフレキシブル基板などの導電部材26によってスイッチ部材22の近傍に設けられた接続部25と電気的に接続されている。接続部25は、後に詳しく説明する人体通信部42に接続されており、人体通信部42は、ユーザがキー操作したときに電極24とユーザの人体を介して人体側通信装置8とデータ通信を行うように構成されている。尚、図例ではキートップ23の上部に別途電極24を設けた構成を示しているが、例えばキートップ23自体を導電性部材で構成してキートップ23と電極24とを一体的な構成としたものなど、上記と同様の機能を有するものであればその構成は特に限定するものではない。
図5は、認証可能領域R3に設けられたタッチパネル式の操作キー12の構造を示す図である。表示部11の表示画面の全体に配置される操作キー12は、上下に配置された一対の透明電極膜31,32を備えている。これら透明電極膜31,32の間には図示しないスペーサなどが配置され、操作キー12に対して上方から押圧力Fが作用しない状態では各透明電極膜31,32に設けられた電極31a,32aは互いに離間した位置にあり、操作キー12がオフしている。この操作キー12に上方から押圧力Fが作用すると、各透明電極膜31,32に設けられた電極31a,32aが互いに接合し、その位置に対応する操作キー12がオン状態となる。電極31aは、後に詳しく説明する操作パネル制御部41に接続されており、操作パネル制御部41は、電極31aの電位がオン状態を示す電位に変化することによってその位置に割り付けられた機能に対する入力操作が行われたことを検知する。また図5に示すように認証可能領域R3では、透明電極膜32の上に透明の絶縁シート部材33が配置されており、その絶縁シート部材33のさらに上には表面に透明電極35を配置した電極シート部材34が配置されている。この電極シート部材34には、例えば認証可能領域R3をカバーするひとつの透明電極35が配置されており、ユーザが認証可能領域R3の操作キー12を押下する際にはその指先が必ず透明電極35に触れる構造となっている。そして電極シート部材34に設けた透明電極35は、後に詳しく説明する人体通信部42に接続されている。人体通信部42は、ユーザが認証可能領域R3に含まれるタッチパネル式の操作キー12をキー操作したときに透明電極35とユーザの人体を介して人体側通信装置8とデータ通信を行うように構成されている。
このように本実施形態では、操作パネル10に設けた全ての操作キー14(12,13)に対して人体側通信装置8と通信を行うための電極を配置するのではなく、押しボタン式の操作キー13の一部と、タッチパネル式の操作キー12の一部に対して電極24,35を設けて認証可能キー15としているので、消費電力とコストの上昇を抑制することができる。また部品の増加を抑えることができるので、操作パネル10の信頼性が低下することも防止できる。
次に図6は、画像形成装置1が人体側通信装置8と通信を行うための機能構成を示すブロック図である。まず、人体側通信装置8は、画像形成装置1とのデータ通信を制御する制御部61と、ユーザ情報62aを記憶する記憶部62と、画像形成装置1とデータの送受信を行う送信部63及び受信部64と、人体側通信装置8がユーザ9の人体に装着された状態でユーザ9の人体(例えば皮膚)に接触する電極65とを備えている。
また画像形成装置1は、上述した操作パネル10の他、操作パネル制御部41と、人体通信部42と、記憶部43と、メイン制御部44とを備えている。操作パネル制御部41は、操作パネル10の表示部11に表示する表示画面を制御したり、操作キー14(12,13)に対するキー操作が行われたときにそれに応答した処理を行う制御手段である。人体通信部42は、操作パネル制御部41に接続されると共に、上述した電極24,35に触れるユーザ9の人体を介して人体側通信装置8と通信可能に構成されている。この人体通信部42は、人体通信制御部51と、ユーザ認証部52と、予め登録されたユーザ情報53aを記憶する記憶部53と、人体側通信装置8とデータの送受信を行う送信部54及び受信部55とを備え、操作パネル制御部41からのコマンドに基づいて人体側通信装置8とデータ通信を行い、人体側通信装置8からユーザ情報62aを取得して、そのユーザ情報62aを記憶部53に格納されているユーザ情報53aと照合することによりユーザ認証を行うように構成されている。
記憶部43は、メモリやハードディスクなどで構成された記憶手段である。この記憶部43には、操作パネル10の表示部11に表示する表示画面用のデータとして、初期登録されている一般画面データ43aと、ユーザが表示画面のカスタマイズを行ったときに生成されるカスタマイズデータ43bが記憶される。またこの記憶部43には、画像形成装置1が備える複数の機能のうち、起動時にユーザ認証を行うことを必要とする認証対象機能が登録された認証対象機能データ43cが記憶されている。つまり、認証対象機能は、画像形成装置1に対して予め設定されたセキュリティの高い機能である。
例えば、画像形成装置1がネットワークを介して受信する画像データを、記憶部43又は記憶部43とは異なる別の記憶手段に一時的に記憶しておき、ユーザ9が操作パネル10を直接操作してその記憶手段に記憶した画像データに基づく画像を表示部11にプレビュー表示したり、或いはその記憶手段に記憶した画像データに基づく画像を画像形成装置1においてプリント出力したりする機能(プレビュー機能や親展プリント機能)は、画像データを送信したユーザと異なるユーザが使用すれば情報の流出などが問題となるため、本実施形態ではセキュリティの高い機能(認証対象機能)として設定される。同様に、画像形成装置1のスキャナ部2で読み取った画像データを、記憶部43又は記憶部43とは異なる別の記憶手段に一時的に記憶しておき、ユーザ9が操作パネル10を直接操作してその記憶手段に記憶した画像データに基づく画像を表示部11にプレビュー表示したり、或いはその記憶手段に記憶した画像データに基づく画像を画像形成装置1においてプリント出力したりする機能(メモリコピー機能やHDD機能)についても、情報の流出などを防ぐため、本実施形態ではセキュリティの高い機能(認証対象機能)として設定される。
また本実施形態では、画像形成装置1の設定状態を管理又は変更するために画像形成装置1の管理者のみが操作することを許された管理者モードに関する表示画面を操作パネル10の表示部11に表示する機能についてもセキュリティの高い機能(認証対象機能)として設定されると共に、画像形成装置1のメンテナンス時に各種機構を微調整するためなどのサービスモードに関する表示画面を操作パネル10の表示部11に表示する機能についてもセキュリティの高い機能(認証対象機能)として設定される。これらを認証対象機能とする理由は、権限のない者によって画像形成装置1の設定状態や調整状態が変更されることを防ぐためである。
さらに本実施形態では、押しボタン式の操作キー13であるCOPYキーに割り付けられたコピー機能や、FAXキーに割り付けられたFAX機能、SCANキーに割り付けられたスキャナ機能、ユーティリティキーに割り付けられた機能などもセキュリティの高い機能(認証対象機能)として設定されている。尚、上述した認証対象機能は一例であり、上記以外の機能を認証対象機能として設定しても良い。
メイン制御部44は、画像形成装置1においてコピー機能、FAX機能、プリンタ機能、スキャナ機能などの各機能に関するジョブを実行する際に、画像読取部4、給紙部5及び画像形成部5の各部を制御する制御機構である。このメイン制御部44は、操作パネル制御部41からの指示に基づいて動作する。
上記構成において操作パネル制御部41は、ユーザ9によって操作キー14(12,13)が操作される都度、認証可能領域R1,R2,R3に含まれる認証可能キー15が操作されたか否かを判断し、認証可能キー15であれば、認証対象機能データ43cを参照してユーザによって選択された機能が認証対象機能であるか否かをさらに判断して認証対象機能である場合、人体通信部42に対して認証コマンドを出力する。人体通信部42は、操作パネル制御部41から認証コマンドを受信すると、人体通信制御部51を機能させ、送信部54、電極24又は35、並びにユーザ9の人体を介して人体側通信装置8にユーザ情報送信要求を送信する。人体側通信装置8は、電極65及び受信部64を介してユーザ情報送信要求を受信すると、制御部61が記憶部62からユーザ情報62aを読み出し、送信部63及び電極65を介してそのユーザ情報62aを送信する。尚、画像形成装置1及び人体側通信装置8から人体に出力される信号は、人体に影響のない微弱な電気信号となっている。
人体通信部42は、電極24又は35を介して人体側通信装置8が送信したユーザ情報62aを受信すると、人体通信制御部51がそのユーザ情報62aをユーザ認証部52に与える。そしてユーザ認証部52が記憶部53に記憶されているユーザ情報53aと照合することによってユーザ認証を行い、ユーザ情報53に登録されている情報と一致した場合には認証成功となり、一致しない場合には認証失敗となる。そしてその認証結果を操作パネル制御部41に伝えるように構成されている。
操作パネル制御部41は、人体通信部42の認証結果に基づいて認証対象機能の実行を許可するか否かを判断し、表示部11の表示画面を更新する。例えば認証結果が成功であり、認証対象機能の実行を許可する場合には、ユーザ9が認証対象機能を使用するために各種設定操作を行う画面などを表示する。このとき、記憶部43にユーザ9が登録したカスタマイズデータ43bが保存されていれば、操作パネル制御部41は、そのカスタマイズデータ43bに基づいて画面構成した操作画面を表示部11に表示する。これにより、ユーザ9は自身がカスタマイズした操作しやすい画面で操作キー14を操作できるようになり、操作性が向上する。これに対し、記憶部43にカスタマイズデータ43bが保存されていなければ、操作パネル制御部41は、記憶部43の一般画面データ43aに基づいて画面構成した操作画面を表示部11に表示する。
図7乃至図9は、上述したようにユーザ9が画像形成装置1を使用する際のキー操作に基づいて画像形成装置1で行われる詳細な処理手順の一例を示すフローチャートである。ユーザ9が画像形成装置1を操作する前の状態では、画像形成装置1の操作パネル10において表示部11に初期画面表示が行われている(ステップS101)。図10は操作パネル10が初期画面G1を表示している状態を示す図である。初期画面G1においては、ユーザに対し操作キー14(12,13)の操作を促す案内表示が行われている。このような初期画面G1が表示されていると、通常、ユーザ9は画像形成装置1の使用する機能を選択するために、COPYキー、FAXキー、SCANキー及びユーティリティキーのいずれかをキー操作する。
操作パネル制御部41は、初期画面G1の表示状態において、操作キー14が操作されたか否かを監視しており(ステップS102)、いずれかの操作キー14が操作されれば、その操作された操作キー14が認証可能領域R1,R2,R3に含まれる操作キーであるか否かを判断する(ステップS103)。例えば、COPYキー、FAXキー、SCANキー及びユーティリティキーのいずれかが操作された場合には、ステップS103の判断はYESとなる。また操作されたキーが、認証可能領域R1,R2,R3に含まれる操作キーでなかった場合には、ステップS103からステップS111に進み、操作に基づく処理を行う。ステップS111の操作に基づく処理では、ユーザ9の操作内容に応じた種々の処理が行われるが、ステップS103でNOと判断された場合には、例えば表示部11の画面を更新し、COPYキー、FAXキー、SCANキー及びユーティリティキーのいずれかの操作を促す画面に切り替える。
ステップS103でYESと判断された場合、操作パネル制御部41は、ユーザ9によって操作された操作キー14が認証対象機能であるか否かを判断する(ステップS104)。ここでは、ユーザ9によって操作された操作キー14に、認証対象機能が割り付けられていればYESとなる。例えば、COPYキー、FAXキー、SCANキー及びユーティリティキーのいずれかが操作された場合、YESとなる。一方、操作されたキーが、認証対象機能でなかった場合には、ステップS104からステップS111に進み、操作に基づく処理を行う。この場合もステップS111では例えば表示部11の画面を更新し、COPYキー、FAXキー、SCANキー及びユーティリティキーのいずれかの操作を促す画面に切り替える。
ステップS104でYESと判断された場合、操作パネル制御部41は、操作キー14の押下状態が継続されているか否かを確認する(ステップS105)。すなわち、ユーザ9によって操作された操作キー14が認証可能領域R1,R2,R3にあり、且つ認証対象機能である場合には、画像形成装置1においてユーザ認証を行うのであるが、そのユーザ認証を行うためにはユーザ9の人体が認証可能キー15の表面に設けた電極24,35に触れていることが必要であり、本実施形態では操作キー14の押下状態が継続されている場合に、ユーザ9の人体が電極24,35に触れていることを把握する。そのため、ここで操作キー14が押下状態でなかった場合には、ユーザ認証を行うことはできないので、ステップS112に進んで認証失敗処理を行う。
一方、操作キー14の押下状態が継続している場合には、ステップS105でYESとなり、操作パネル制御部41は、人体通信部42に対してユーザ認証を行うことを指示するコマンドを出力し、人体通信部42はこのコマンドに基づいて人体側通信装置8にユーザ情報送信要求を送信する(ステップS106)。このユーザ情報送信要求は、人体通信制御部51によって生成され、送信部54及び電極24,35を介してユーザ9の人体に微弱な電気信号として出力される。
人体側通信装置8では、受信部64が電極65を介してユーザ9の人体を送信されるユーザ情報送信要求を受信すると、その要求を制御部61に与える。そして制御部61は記憶部62からユーザ情報62aを読み出して、送信部63及び電極65を介してユーザ9の人体に微弱な電気信号として出力する。したがって、ユーザ9の人体に正常に人体側通信装置8が装着されていれば、画像形成装置1の人体通信部42は、人体側通信装置8に対してユーザ情報送信要求を送信すると、それに応答して人体側通信装置8からユーザ情報62aを受信する。
そのため、人体通信制御部51は、ユーザ情報送信要求を送信した後、人体側通信装置8からユーザ情報62aを受信したか否かを監視しており(ステップS107)、ユーザ情報62aを受信すればステップS107からS108に進む。これに対し、ユーザ情報送信要求を送信してから所定時間を経過してもユーザ情報62aを受信しなかった場合、ユーザ認証を行うことはできないので、ステップS107からS112に進んで認証失敗処理を行う。
人体側通信装置8からユーザ情報62aを受信した場合、人体通信部42においてユーザ認証部52が機能する。ユーザ認証部52は、記憶部53に記憶されているユーザ情報53aを読み出し、受信したユーザ情報62aが画像形成装置1に登録されているユーザ情報53aに含まれているか否かを照合することにより、ユーザ認証処理を行う(ステップS108)。その結果、ユーザ情報62aが記憶部53のユーザ情報53aに適合すれば認証成功となり、適合しなければ認証失敗となる。そしてこのような認証結果は、ユーザ認証部52から操作パネル制御部41に出力される。
操作パネル制御部41は、認証結果を受信すると、認証成功か或いは認証失敗かを判別し(ステップS109)、認証成功であればステップS110の認証成功処理に進み、認証失敗であればステップS112の認証失敗処理に進む。これらの処理(ステップS110,S112)では、認証結果に応じて表示部11の画面表示を初期画面G1から更新する処理が行われる。
図8は、認証成功処理(ステップS110)の詳細な処理手順を示すフローチャートである。操作パネル制御部41は、認証結果が成功の場合、ユーザ9によって操作された操作キー14に割り付けられた機能に関する表示画面の表示を許可する(ステップS121)。また操作パネル制御部41は、メイン制御部44に対し、ユーザ9によって操作された操作キー14に割り付けられた機能に関するジョブの実行を許可する指令を送出する。これにより、画像形成装置1では、ユーザ9によって選択された機能が使用可能な状態となる。
そして操作パネル制御部41は、記憶部43に保存されているカスタマイズデータ43bを検索し、認証されたユーザ9によって登録されたカスタマイズデータ43bが存在するか否かを調べる(ステップS122)。その結果、ユーザ9によって登録されたカスタマイズデータ43bが存在する場合にはそのカスタマイズデータ43bを読み出す(ステップS123)。またユーザ9によって登録されたカスタマイズデータ43bが存在しない場合には記憶部43から一般画面データ43aを読み出す(ステップS124)。
そして操作パネル制御部41は、ステップS123又はS124で読み出したデータに基づいて表示部11に表示するための画面構成を行うと共に、その画面内に含まれるメッセージ表示欄に表示するための認証成功メッセージを生成する(ステップS125)。そして生成した画面データを操作パネル10の表示部11に出力することにより、表示部11の画面更新処理を行う(ステップS126)。この画面更新により、ユーザ9は画像形成装置1に対してログインした状態となる。
またこの画面更新では、操作パネル10の表示部11に対して、例えば図11に示すような画面G2,G3が表示される。尚、図11は、初期画面G1が表示されているときにユーザ9がCOPYキーを操作した場合に表示される画面の一例を示しており、図11(A)は一般画面データ43aに基づいて画面構成を行った場合の表示画面G2の一例であり、図11(B)はカスタマイズデータ43bに基づいて画面構成を行った場合の表示画面G3の一例である。これらの表示画面G2,G3では、メッセージ表示欄MSにユーザ9が認証されたことが表示されると共に、セキュリティの高い機能として設定されているメモリコピー機能に対応するボタン画像B1がタッチパネル式の操作キー12の認証可能領域R3に配置されている。
そして図7のステップS111に進み、操作パネル制御部41はユーザ9によって入力されるキー操作に基づいて各種処理を実行する。すなわち、この場合は操作パネル10の表示部11に、図11に示す表示画面G2又はG3が表示された状態であるので、ユーザ9は選択した機能(図例の場合はコピー機能)の設定操作や更なる機能の選択操作などを行うことができるようになっている。そのため、操作パネル制御部41は、ユーザ9のキー操作に基づいてそれらの操作を反映させる処理を実行する。このとき、ユーザ9がメモリコピー機能を使用しようとして操作キー12を操作すれば、その指先が必ず電極35に触れることとなるので、そのキー操作と同時に再度ユーザ認証を行うことができる。そのため、ユーザ9がログインした状態で別のユーザが操作パネル10を操作した場合でも、セキュリティの高いメモリコピー機能が別のユーザによって使用されることを防止することができる。
また図11の表示画面G2又はG3が表示された状態で、ユーザ9が例えば押しボタン式の操作キー13であるユーティリティキーを操作すると、そのキー操作に応答してユーザ認証が再び行われ、認証が成功した場合にはそのキー操作に対応して操作パネル10の表示画面は、図13に示す表示画面G5に遷移する。この表示画面G5では、メッセージ表示欄MSにユーザ9が認証されたことが再び表示されると共に、ユーティリティキーに割り付けられた機能であるサブメニュー表示機能により、セキュリティの高い機能として設定されている、プレビュー機能、親展プリント機能、HDD機能及び管理者モード機能のそれぞれに対応するボタン画像B3〜B6がタッチパネル式の操作キー12の認証可能領域R3に配置されている。
さらに図13の表示画面G5が表示された状態で、ユーザ9が例えば管理者モード機能に対応するボタン画像B6が表示された部分のタッチパネル式の操作キー12を操作すると、そのキー操作に応答してユーザ認証が再び行われ、認証が成功した場合にはそのキー操作に対応して操作パネル10の表示画面は、図14に示す表示画面G6に遷移する。この表示画面G6では、メッセージ表示欄MSにユーザ9が認証されたことが再び表示されると共に、画面内に管理者が設定操作可能なメニュー表示が行われる。またこの表示画面G6では、セキュリティの高い機能として設定されているサービスモード機能に対応するボタン画像B7がタッチパネル式の操作キー12の認証可能領域R3に配置されている。そしてユーザ9はボタン画像B7を操作すれば、画像形成装置1において再びユーザ認証が行われる。
このようにユーザ9が画像形成装置1にログインした状態では、ステップS111の処理においてキー操作に基づく各種の処理を実行される。特にユーザ9が操作パネル10の認証可能領域R1,R2,R3に含まれる認証対象機能が割り付けられた操作キー14を操作したときには、その都度、画像形成装置1においてユーザ認証が行われるようになっており、画像形成装置1の不正使用を良好に防止することができる。
またこの場合のステップS111の処理では、認証されたユーザ9が画像形成装置1に対してジョブの実行を指示し、画像形成装置1においてそのジョブの実行を終了すると、全ての処理が終了する。そしてユーザ9のログイン状態を解除し、再びステップS101に戻って操作パネル10の表示画面を初期画面G1に戻し、上述した処理の繰り返しとなる。
次に、図9は認証失敗処理(ステップS112)の詳細な処理手順を示すフローチャートである。操作パネル制御部41は、認証結果が失敗の場合、ユーザ9によって操作された操作キー14に割り付けられた機能に関する表示画面の表示を不許可とする(ステップS131)。これにより、画像形成装置1では、ユーザ9によって選択された機能は依然として使用不能の状態となる。
そして操作パネル制御部41は、操作パネル10の表示部11に表示するための認証失敗メッセージを生成し(ステップS132)、そのメッセージデータを操作パネル10の表示部11に出力することにより、表示部11の画面更新処理を行う(ステップS133)。この画面更新により、操作パネル10の表示部11には、例えば図12に示すような画面G4が表示される。図12の表示画面G4では、ユーザに対して、ユーザ認証に失敗した旨の表示と、人体側通信装置8の装着状態の確認を促す表示とが行われる。そのため、ユーザ9はユーザ認証に失敗したことを把握することができ、人体側通信装置8の装着状態を良好な状態に調整するなどの適切な措置を行える。そして画面更新処理(ステップS133)が終了すると、この認証失敗処理は終了し、それに伴って図7の全ての処理が終了する。その後、再びステップS101に戻って操作パネル10の表示画面を初期画面G1に戻し、上述した処理の繰り返しとなる。
次に操作パネル10のカスタマイズについて説明する。画像形成装置1の操作パネル10には、人体側通信装置8と通信可能な電極24,35が複数の操作キー14(12,13)の一部にしか設けられていないため、操作パネル10のカスタマイズ時にセキュリティの高い機能が電極24,35の設けられていない非認証キーに割り付けられてしまうと、画像形成装置1においてユーザ認証を行うことができなくなる。そのため、本実施形態では、操作パネル10のカスタマイズ時においてセキュリティの高い機能が非認証キーに割り付けられようとしたとき、その割り付けを禁止し、ユーザに対して警告を行うように構成される。
図15及び図16は、操作パネル10のカスタマイズ時に画像形成装置1で行われる処理手順の一例を示すフローチャートである。この処理は、ユーザ9が画像形成装置1にログインしている状態で操作パネル10のカスタマイズが指示されたときに実行される。すなわち、操作パネル制御部41は、ユーザ9によってカスタマイズ指示が行われたか否かを監視しており(ステップS201)、カスタマイズ指示が行われたことを検知すると、ステップS202以降の処理に進む。
そして操作パネル制御部41は、操作パネル10の認証可能領域がどの領域であるかをユーザ9に認識させるため、表示部11における認証可能領域R3をグレー表示する(ステップS202)。但し、ここではグレー表示以外の表示態様であっても良く、認証可能領域R3を識別することができれば良い。尚、押しボタン式の操作キー13に関しては、グレー表示を行うことができないため、例えば、認証可能領域R1,R2に含まれるCOPYキー、FAXキー、SCANキー及びユーティリティキーの近傍で、操作パネル10の表面カバー上に認証可能キーであることを示す印字を予め施しておけば良い。
そして操作パネル制御部41は、操作パネル10の表示部11に対してカスタマイズ画面を表示し(ステップS203)、ユーザ9による操作パネル10のカスタマイズ操作を受け付ける(ステップS204)。このカスタマイズ画面では、例えば表示部11に表示されるボタン画像の大きさや表示位置などをユーザ9が自由に変更できるようになっており、ユーザ9はカスタマイズ操作を行うことにより、タッチパネル式の操作キー12に割り付けられる各種機能の表示位置などをユーザ自身が操作しやすいように設定変更することができる。また、押しボタン式の操作キー13に割り付けられる機能についても、ユーザ9は自身が操作しやすいようにカスタマイズすることができる。したがって、操作パネル10の複数の操作キー14(12,13)に対する画像形成装置1の各種機能の割り付け設定が、操作パネル10のカスタマイズによって変更されることになる。
操作パネル制御部41は、ユーザ9によるカスタマイズ操作の入力を受け付けつつ、確定指示が行われたか否かを監視しており(ステップS205)、ユーザ9がカスタマイズした操作パネル10の割り付け設定を確定させる操作を行うまでカスタマイズ操作の受け付けを継続する(ステップS205でNO)。これに対し、ユーザ9がカスタマイズした操作パネル10の割り付け設定を確定させる操作を行った場合、ステップS205でYESとなってステップS206に進み、ユーザ9がカスタマイズした設定内容を検証するための処理を行う。
操作パネル制御部41は、カスタマイズ操作によって設定変更された画像形成装置1の各種機能の割り付け状態において、セキュリティの高い認証対象機能が認証可能領域R1,R2,R3の内側に配置されているか否かを判断する(ステップS206)。例えば、カスタマイズ操作により、表示部11に表示されるボタン画像の大きさや表示位置などが変更された場合には、セキュリティの高い認証対象機能に対応するボタン画像が認証可能領域R3内に配置されているか否かを判断する。またカスタマイズ操作によって押しボタン式の操作キー13に対して新たに画像形成装置1の機能が割り付けられた場合には、セキュリティの高い認証対象機能が認証可能領域R1,R2に含まれる認証可能キー15に割り付けられているか否かを判断する。
セキュリティの高い認証対象機能が全て認証可能領域R1,R2,R3の内側に配置されている場合には、ユーザ9が認証対象機能を使用しようとして操作パネル10に対するキー操作を行えば、そのキー操作に伴ってユーザ認証を同時に行うことができるので、良好なカスタマイズ設定となっている。そのため、この場合はステップS206でYESとなり、ユーザ9によってカスタマイズされた内容を反映させるべく、図16のステップS214に進む。例えば、図11(A)に示すようなコピー機能に関する表示画面G2を、図11(B)に示すような表示画面G3にカスタマイズしたとすると、認証対象機能であるメモリコピー機能は認証可能領域R3に配置されているので、ステップS206ではYESとなる。
これに対し、セキュリティの高い認証対象機能が少なくとも1つでも認証可能領域R1,R2,R3の範囲外に配置されている場合には、ユーザ9がその認証対象機能を使用しようとして操作パネル10に対するキー操作を行っても画像形成装置1においてユーザ認証を行うことができなくなる。そのため、この場合はステップS206でNOとなり、ユーザ9によってカスタマイズされた内容を修正させるべく、ステップS207に進む。例えば、図11(A)に示すようなコピー機能に関する表示画面G2を、図17(A)に示すような表示画面G7にカスタマイズしたとすると、認証対象機能であるメモリコピー機能は認証可能領域R3の外側に配置されているので、ステップS206でNOとなり、ステップS207に進む。
ステップS207に進むと、操作パネル制御部41は、カスタマイズ操作によって設定変更された割り付け状態の反映を一時的に禁止する。そして操作パネル制御部41は、表示部11に対して第1の警告画面表示を行う(ステップS208)。例えば、図17(A)に示す表示画面G7のようにコピー機能に関する画面構成がカスタマイズされたとき、操作パネル制御部41は第1の警告画面表示として図17(B)に示すような表示画面G8を表示する。この表示画面G8では、警告表示19として、例えばユーザ9がカスタマイズした画面に対して第1警告ウィンドウ19aがオーバーレイ表示される。第1警告ウィンドウ19aには、メモリコピー機能が認証対象機能である旨、及び、メモリコピー機能を認証可能領域に配置することを推奨する旨が表示される。またこの第1警告ウィンドウ19aにはユーザが択一的に操作可能な確定ボタンと修正ボタンが表示される。そのため、第1警告ウィンドウ19aが表示されると、ユーザ9はメモリコピー機能に対応するボタン画像B1が誤った位置に配置されていることを認識し、メモリコピー機能に対応するボタン画像B1の位置を修正する場合は第1警告ウィンドウ19a内の修正ボタンをキー操作する。尚、本実施形態では、セキュリティの高い機能が認証可能領域外に配置されている場合であっても、ユーザ自身が確定ボタンを操作することによってその状態を確定させることができるようになっている。
操作パネル制御部41は、上記のようにして表示部11に第1の警告画面表示を行うと、ユーザ9によって第1警告ウィンドウ19a内の修正ボタンが操作されたか否かを判断し(ステップS209)、修正ボタンが操作された場合には、第1警告ウィンドウ19aを画面内から消去し、ステップS204に戻って再度カスタマイズ操作の受け付けを行う。この場合、ユーザ9はメモリコピー機能に対応するボタン画像B1を認証可能領域R3に配置することができる。
これに対し、ユーザ9によって第1警告ウィンドウ19a内の確定ボタンが操作された場合には、操作パネル制御部41は、認証対象機能でないセキュリティの低い機能(認証非対象機能)が認証可能領域内に配置されているか否かを判断する(ステップS210)。認証非対象機能が認証可能領域内に配置されていれば、その認証非対象機能に対応するボタン画像を、認証可能領域外に配置された認証対象機能に対応するボタン画像と入れ替えることにより、セキュリティの高い認証対象機能に対応するボタン画像を認証可能領域に配置することが可能になる。
そのため、認証対象機能でないセキュリティの低い機能(認証非対象機能)が認証可能領域内に配置されていると判断した場合は、ステップS211に進み、表示部11に対して第2の警告画面表示を行う。例えば、図17(A)に示す表示画面G7のようにコピー機能に関する画面構成がカスタマイズされたとき、セキュリティの低い「基本設定」、「カラー」及び「メッセージ表示欄」が認証可能領域R3に配置されているため、操作パネル制御部41は第2の警告画面表示として図17(C)に示すような表示画面G9を表示する。この表示画面G9では、警告表示19として、例えばユーザ9がカスタマイズした画面に対して第2警告ウィンドウ19bがオーバーレイ表示される。第2警告ウィンドウ19bには、「基本設定」、「カラー」及び「メッセージ表示欄」が認証可能領域に配置されている旨、及び、これらを認証対象機能と入れ替えることを推奨する旨が表示される。またこの第2警告ウィンドウ19bにはユーザが択一的に操作可能な確定ボタンと修正ボタンが表示される。そのため、第2警告ウィンドウ19bが表示されると、ユーザ9は、ボタン画像の入れ替えを行うことにより、セキュリティの高いメモリコピー機能に対応するボタン画像B1を認証可能領域R3に配置することが可能なことを認識し、ボタン画像の入れ替え操作を行う場合は第2警告ウィンドウ19b内の修正ボタンをキー操作する。尚、本実施形態では、この場合においてもユーザ自身が確定ボタンを操作することによってその状態を確定させることができるようになっている。
操作パネル制御部41は、上記のようにして表示部11に第2の警告画面表示を行うと、ユーザ9によって第2警告ウィンドウ19b内の修正ボタンが操作されたか否かを判断し(ステップS212)、修正ボタンが操作された場合には、第2警告ウィンドウ19bを画面内から消去し、ステップS204に戻って再度カスタマイズ操作の受け付けを行う。この場合、ユーザ9はボタン画像の入れ替え操作を行うことにより、メモリコピー機能に対応するボタン画像B3を認証可能領域R3に配置することができる。
このように本実施形態では操作パネル10のカスタマイズ時において、ユーザ9がセキュリティの高い機能を認証可能領域でない他の操作キー14に割り付けようとすると、操作パネル10において警告表示19が行われるので、キー操作と同時にユーザ認証を行うことが必要なセキュリティの高い機能を、ユーザ9が誤ってユーザ認証することができない操作キーに割り付けしまうことを抑制することができる。そしてユーザ9がセキュリティの高い機能を認証可能領域に配置し直してから再度割り付け設定を確定させる操作を行えば、ステップS206ではYESとなり、図16のステップS214に進む。
一方、ステップS210においてセキュリティの低い機能(認証非対象機能)が認証可能領域内に配置されていなかった場合、或いは、ステップS212においてユーザ9が確定ボタンを操作した場合には、ユーザ9の確定指示に基づいて各種機能の割り付け状態を反映させるべく、割り付け禁止状態を解除する(ステップS213)。そして図16のステップS214に進む。
図16のステップS214では、操作パネル制御部41はユーザ9によって確定指示された操作パネル10のカスタマイズ状態に基づいてカスタマイズデータ43bを生成する。そしてそのカスタマイズデータ43bを記憶部43に格納保存して(ステップS215)、全ての処理を終了する。したがって、画像形成装置1において上述した一連の処理が実行されることにより、最終的に画像形成装置1の記憶部43には、ユーザ9がカスタマイズした操作パネル10のカスタマイズデータ43bが保存されることとなる。そしてこれ以後、ユーザ9が画像形成装置1を使用しようとしてログインすると、操作パネル制御部41は、ユーザ9によってカスタマイズされたカスタマイズデータ43bを記憶部43から読み出して操作パネル10に反映させるので、ユーザ9は自身にとって操作しやすい設定状態で各種機能に対する操作を行うことができるようになる。
但し、ステップS213で割り付け禁止状態が解除されてからカスタマイズデータ43bが保存された場合には、その後、ユーザ9が認証可能領域の配置されていない認証対象機能を使用しようとしてキー操作を行ったとしても、画像形成装置1においてはキー操作と同時にユーザ認証を行うことができないので当該認証対象機能は使用することができなくなる。
以上のように本実施形態の画像形成装置1は、電極24,35が設けられた操作キー14が操作されたことに伴ってユーザ認証が自動で行われるので、ユーザ認証時の操作性が向上する。そしてユーザ認証を行うためのユーザ9の人体に装着される人体側通信装置8との通信を可能にする電極24,35は、操作パネル10の複数の操作キー14のうちの一部の操作キーにのみ設けているので、消費電力及びコストの上昇を防ぐと共に、操作パネル10の部品増加を抑えて信頼性が低下することを抑制している。また、このような構成においては、ユーザ9が操作パネル10のカスタマイズを行う際、ユーザ9が誤ってユーザ認証が必要となるセキュリティの高い機能であるにもかかわらず、当該機能を電極24,35が配置されていない操作キー14に割り付けてしまう可能性があるが、本実施形態の画像形成装置1は、操作パネル10のカスタマイズ時において、ユーザ9がセキュリティの高い機能を電極24,35が配置されていない操作キー14に割り付けようとすると、そのような機能の割り付けが反映されることを一時的に禁止し、操作パネル10において警告表示19を行うように構成されているので、ユーザ9はカスタマイズした内容が誤っていることに気付き易く、上述の可能性を低減することができる。
(変形例)
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上述した内容のものに限定されるものではない。例えば、上述した実施形態では、画像形成装置1が、コピー機能、FAX機能、プリンタ機能、スキャナ機能などの複数の機能を備えた装置である場合を例示したが、本発明では必ずしも複数の機能を備えている必要はなく、上述した複数の機能のうちの少なくとも1つの機能を備えていれば良い。
また上述した実施形態では、タッチパネル式の操作キー12に割り付けられる機能と、押しボタン式の操作キー13に割り付けられる機能の双方をユーザがカスタマイズ設定することが可能な場合を例示したが、必ずしもそれら双方をカスタマイズ可能とする必要はなく、例えばタッチパネル式の操作キー12に割り付けられる機能のみがカスタマイズ可能な構成であっても構わない。
またその他にも、上述した各実施形態に対し、本発明の範囲内において種々の変形例が適用可能であることは言うまでもない。
本発明の実施の形態における画像形成装置の外観構成の一例を示す斜視図である。 画像形成装置の操作パネルを拡大した図である。 人体側通信装置を装着したユーザが画像形成装置を使用する一形態を示す図である。 操作パネルの認証可能領域に設けられた押しボタン式の操作キーの断面構造を示す図である。 操作パネルの認証可能領域に設けられたタッチパネル式の操作キーの構造を示す図である。 画像形成装置が人体側通信装置と通信を行うための機能構成を示すブロック図である。 ユーザが画像形成装置を使用する際のキー操作に基づいて画像形成装置で行われる詳細な処理手順の一例を示すフローチャートである。 図7のフローチャートにおける認証成功処理(ステップS110)の詳細な処理手順の一例を示すフローチャートである。 図7のフローチャートにおける認証失敗処理(ステップS112)の詳細な処理手順の一例を示すフローチャートである。 操作パネルが初期画面を表示している状態を示す図である。 操作パネルが初期画面を表示しているときにユーザがCOPYキーを操作した場合に表示される画面の一例を示す図であり、(A)は一般画面データに基づいて画面構成を行った場合の表示画面の一例であり、(B)はカスタマイズデータに基づいて画面構成を行った場合の表示画面の一例である。 ユーザ認証失敗時に操作パネルに表示される画面の一例を示す図である。 操作パネルのユーティリティキーが操作されたことに応答して操作パネルに表示される画面の一例を示す図である。 操作パネルにおいて管理者モードに関するキー操作が行われたことに応答して操作パネルに表示される画面の一例を示す図である。 操作パネルのカスタマイズ時に画像形成装置で行われる処理手順の一例を示すフローチャートである。 操作パネルのカスタマイズ時に画像形成装置で行われる処理手順の一例を示すフローチャートである。 操作パネルのカスタマイズ時における画面表示の遷移を示す図であり、(A)はカスタマイズが行われた時点の画面構成の一例であり、(B)は第1の警告表示を行った状態の画面構成の一例であり、(C)は第2の警告表示を行った状態の画面構成の一例である。
符号の説明
1 画像形成装置
8 人体側通信装置
10 操作パネル
11 表示部(表示手段)
12 操作キー(タッチパネル式の操作キー)
13 操作キー(押しボタン式の操作キー)
14 操作キー
15 認証可能キー(第1のキー群)
24 電極
35 電極
41 操作パネル制御部(制御手段)
42 人体通信部(通信手段)
43 記憶部(記憶手段)
52 ユーザ認証部(ユーザ認証手段)
R1,R2,R3 認証可能領域

Claims (7)

  1. ユーザが操作可能な複数の操作キーを備え、各操作キーに割り付けられる機能をカスタマイズすることが可能な操作パネルを備えた画像形成装置であって、
    前記複数の操作キーは、
    ユーザに装着された人体側通信装置と人体を介して通信を行うための電極が設けられ、当該操作キーが操作されたことに伴って前記電極を介して前記人体側通信装置と通信を行うことでユーザ認証を可能にする第1のキー群と、
    前記電極が設けられていない第2のキー群と、
    を有しており、
    前記操作パネルのカスタマイズ時において、前記第2のキー群に対して、予め設定されたセキュリティの高い機能が割り付けられることを禁止することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記操作パネルのカスタマイズ時において、前記第2のキー群に対して、予め設定されたセキュリティの高い機能が割り付けられようとしたとき、前記操作パネルにおいて警告表示を行うことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記操作パネルのカスタマイズ時において、前記第2のキー群に対して、予め設定されたセキュリティの高い機能が割り付けられようとしたとき、前記第1のキー群に対してセキュリティの低い機能が割り付けられている場合には当該セキュリティの低い機能を前記第2のキー群に割り付けることを促す表示を行うことを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成装置。
  4. 表示画面にタッチパネル式の操作キーを配置した表示手段を有し、前記表示手段の表示画面中に表示される複数の操作ボタンの位置又はサイズをユーザ毎にカスタマイズすることが可能な操作パネルを備えた画像形成装置であって、
    前記タッチパネル式の操作キーは、
    前記表示画面の少なくとも一部の領域に設けられると共に、ユーザに装着された人体側通信装置とユーザの人体を介して通信を行うための電極が配置され、前記操作キーが操作されたことに伴って前記電極を介して前記人体側通信装置と通信を行うことでユーザ認証を可能にする第1のキー群と、
    前記表示画面の他の領域に設けられ、前記電極が配置されていない第2のキー群と、
    を備えており、
    前記操作パネルのカスタマイズ時において、予め設定されたセキュリティの高い機能に対応する操作ボタンが前記第2のキー群に対応する領域に割り付けられることを禁止することを特徴とする画像形成装置。
  5. 画像データを記憶する記憶手段を更に備え、
    前記予め設定されたセキュリティの高い機能は、前記記憶手段に記憶された画像データに基づいて表示又はプリントするための機能であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 前記予め設定されたセキュリティの高い機能は、当該画像形成装置の設定状態を管理又は変更するための管理者モードを表示する機能であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 前記予め設定されたセキュリティの高い機能は、当該画像形成装置をメンテナンスするためのサービスモードを表示する機能であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の画像形成装置。
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