JP2009296223A - 情報受取側装置、プログラム、および情報管理システム - Google Patents

情報受取側装置、プログラム、および情報管理システム Download PDF

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Abstract

【課題】情報提供側装置から無線によって情報を受け、該情報の少なくとも一部を内部に記録する情報受取側装置において、情報提供側装置から提供された情報が不要になったときに、この情報を確実に削除することができるようにする。
【解決手段】情報管理システムにおいて情報受取側装置は、情報提供側装置までの距離dが距離閾値D1以上(S420:YES)であれば、データ一時格納部33に記録された情報のうちの情報提供側装置から受けた情報を削除する(S510)。従って、このような情報受取側装置によれば、情報提供側装置までの距離dによって、情報提供側装置10から提供された情報が不要になったか否かを判定するので、不要な情報であるか否かを精度よく判定することができる。よって、不要な情報を確実に削除することができる。
【選択図】図5

Description

本発明は、情報提供側装置から無線によって情報を受け、該情報の少なくとも一部を内部に記録する情報受取側装置、プログラム、および情報管理システムに関する。
情報提供側装置との通信が途絶えるとデータを削除する情報受取側装置が知られている(例えば、特許文献1参照)
特開2001−218262号公報
しかしながら、上記情報受取側装置では、情報提供側装置からの電波の飛距離が長い場合、提供される情報が不要になったにも拘わらず、情報が削除されにくい状況が起こり得る。このため特に、情報提供側装置から個人情報を提供する場合においては、情報提供側装置の所有者のプライバシーが守られなくなる虞がある。
そこで、このような問題点を鑑み、情報提供側装置から無線によって情報を受け、該情報の少なくとも一部を内部に記録する情報受取側装置において、情報提供側装置から提供された情報が不要になったときに、この情報を確実に削除することができるようにすることを本発明の目的とする。
かかる目的を達成するために成された請求項1に記載の情報受取側装置において、第1削除手段は、距離取得手段が取得した情報提供側装置までの距離が第1距離閾値以上である場合に、記録手段に記録された情報のうちの情報提供側装置から受けた情報を削除する。
このような情報受取側装置によれば、情報提供側装置までの距離によって、情報提供側装置から提供された情報が不要になったか否かを判定するので、この情報が不要な情報であるか否かを精度よく判定することができる。よって、不要な情報を確実に削除することができる。
ところで、請求項1に記載の情報受取側装置においては、請求項2に記載のように、距離取得手段により取得された距離が第1閾値未満であって、かつ第1距離閾値よりも小さな値に設定された第2距離閾値以上であれば、記録した情報の利用を禁止する利用禁止手段を備えていてもよい。
このような情報受取側装置によれば、情報提供側装置までの距離が第1距離閾値未満であり、第2距離閾値以上であれば、情報を削除しないまでもその情報を利用できないようにする。即ち、当該装置の利用者に対して情報の利用を禁止することによって、情報提供側装置と情報受取側装置との距離が離れすぎていること(データが削除されること)への警告を兼ねることができる。なお、利用停止にする際に警告を発する等の報知を実施するようにしてもよい。
さらに、請求項2に記載の情報受取側装置においては、請求項3に記載のように、利用禁止手段の作動中に、距離取得手段により取得された距離が第2距離閾値未満になれば、利用禁止手段の作動を解除する解除手段を備えている。
このような情報受取側装置によれば、情報の利用が禁止されている際に情報提供側装置を当該情報受取側装置に再接近させれば、情報の利用を再開させることができる。よって再度情報を記録手段に記録し直す必要がないので、情報を再び利用するまでの時間を短縮することができる。
ところで、請求項2に記載の情報受取側装置において、解除手段が利用禁止手段の作動を解除する際に用いる閾値としては、第2距離閾値を用いる必要はなく、請求項3に記載のように、第2距離閾値よりも小さな値に設定された第3距離閾値を用いるようにしてもよい。
即ち、本発明の情報受取側装置では、一度利用禁止手段が作動すると、情報提供側装置までの距離が第3距離閾値未満になるまでは情報の利用を再開することはない。また、利用再開後においては、情報提供側装置までの距離が第2距離閾値以上になるまで情報の利用が禁止されることはない。
従って、このような情報受取側装置によれば、頻繁に情報の利用禁止および利用の再開の処理が繰り返されることを防止することができる。
また、請求項2〜請求項4の何れかに記載の情報受取側装置においては、請求項5に記載のように、利用禁止手段の作動継続時間が予め設定された時間閾値以上になると記録手段に記録された情報を削除する第2削除手段を備えていてもよい。このような情報受取側装置によれば、利用されない状態が継続される情報を不要なものとして削除することができる。よって、利用されない情報がいつまでも情報受取側装置に記録された状態になることを防止することができる。
さらに、請求項1〜請求項5の何れかに記載の情報提供側装置おいては、情報提供側装置からの指令に応じて、少なくとも何れかの閾値を変更する閾値変更手段を備えていてもよい。
このような情報受取側装置によれば、情報を提供する情報提供側装置の指令によって、情報の利用を禁止したり削除したりする距離や時間を設定することができるので、情報提供側装置の利用者に対してより安心感を与えることができる。
また、上記目的は、請求項7に記載のように、請求項1〜請求項6の何れかに記載の各手段としての機能をコンピュータにて実現するためのプログラムによっても達成することができる。
このようなプログラムによれば、少なくとも上記請求項1と同様の効果が得られる。
次に、請求項8に記載の情報管理システムにおいては、情報受取側装置に、情報提供側装置からの指令に応じて、前記第1距離閾値を変更する閾値変更手段を備え、情報提供側装置に、使用者が操作を入力するための操作部を介した入力操作に応じて閾値を設定する閾値設定手段と、該設定された値に第1距離閾値を設定する旨の指令を送信する閾値送信手段と、を備えている。
このような情報管理システムによれば、請求項1および請求項6に記載の効果と同様の効果を得ることができる。即ち、第1距離閾値を情報提供側装置で確実に設定することができる。
なお、本発明においては、第1距離閾値のみを情報提供側装置で設定可能な構成としたが、他の閾値についても同様の構成で設定することができる。
以下に本発明にかかる実施の形態を図面と共に説明する。
図1は本発明が適用された情報管理システムの概略構成を示すブロック図である。情報管理システム1は、図1に示すように、個人情報等のデータを提供する情報提供側装置10と、情報提供側装置10からのデータを受けてこのデータに基づく処理を実施する情報受取側装置30とを備えている。
本実施形態における情報管理システム1では、情報提供側装置10と情報受取側装置30との距離を検出し、この距離が大きくなると、情報受取側装置30は情報提供側装置10から受けたデータの利用を禁止したり、削除したりする処理を実施する。これらの処理によって、情報提供側装置10により提供されるデータが、情報受取側装置30にいつまでも利用され続けることがないようにし、データの著作権や個人情報を保護するようにしている。
このような情報管理システム1の詳細について以下に説明する。情報管理システム1を構成する情報提供側装置10は、図1に示すように、処理部11と、通信部12と、データ記録部13と、プログラム記録部14と、を備えている。
通信部12は、周知の無線通信モジュールとして構成されており、情報受取側装置30と無線による双方向通信を実施する。なお、通信部12は、処理部11から通信部12に送られたデータを送信し、受信したデータを処理部11に送るよう構成されている。
データ記録部13は、ハードディスクやフラッシュメモリ等の記録領域として構成されており、このデータ記録部13には、音楽データや個人情報等のデータが暗号化された状態で記録される。また、図示しない操作部を介して入力された各種閾値の情報(後述するデータ属性)もデータ記録部13に記録される。
プログラム記録部14は、暗号化されたデータを解読するためのアプリケーション(解読アプリ)や、情報受取側装置30内に格納されたプログラムにアクセスするためのプログラム(アクセスプログラム)等を記録する。これらの解読アプリやアクセスプログラムは、情報受取側装置30に送信され、情報受取側装置30にて作動する。なお、情報受取側装置30にてアクセスプログラムが作動すると、送信したデータに対応するプログラム(情報受取側装置30に記録されたプログラム)を起動させる。
処理部11は、CPU、ROM、RAM等を備えた周知のマイクロコンピュータとして構成されており、自身のROMに格納されたプログラムに基づいて通信部12を介した通信処理や、後述する提供側装置等の各種処理を実施する。
一方、情報管理システム1を構成する情報受取側装置30は、制御部31と、通信部32と、データ一時格納部33(記録手段)とを備えている。
情報受取側装置30における通信部32は、情報提供側装置10における通信部12と同様に、周知の無線通信モジュールとして構成されており、情報提供側装置10と無線による通信を実施する。なお、通信部32は、制御部31から通信部32に送られたデータを送信し、受信したデータを制御部31に送るよう構成されている。
データ一時格納部33は、例えばフラッシュメモリ等のメモリとして構成され、通信部32を介して情報提供側装置10から受信したデータを一時的に記録するための記録領域として利用される。
制御部31は、CPU、ROM、RAM等を備えた周知のマイクロコンピュータとして構成されており、自身のROMに格納されたプログラムや、情報提供側装置10から受信したプログラムに基づいて通信部12を介した通信処理や、後述する受信側装置等の各種処理を実施する。
なお、本実施形態における情報提供側装置10と情報受取側装置30との組み合わせ例としては、例えば、携帯端末と車載装置(ナビゲーション、オーディオ)または家電機器、ICカードとゲーム機等が挙げられる。また、これらの装置間でやり取りされるデータとしては、音楽データ、画像データ、動画データ、位置情報データ、個人情報等が挙げられる。
ここで、データとしてやり取りされる個人情報の例を、図2を用いて説明する。図2に示すように、個人情報としては、個人データ、嗜好に関する情報、ナビゲーション情報、車両機器の設定情報が含まれている。
個人データとしては、その個人の年齢、性別、自宅の位置・住所、電話番号、スケジュール、電話帳、家族構成、学歴、勤務地、クレジットカード情報、クーポンサービス情報等が含まれている。また、嗜好に関する情報としては、好みの音楽・食べ物、利用履歴、感光履歴、趣味、購入履歴等が含まれている。
さらに、ナビゲーション情報としては、目的地履歴、目的地予定、走行履歴、ルート検索条件等が含まれている。また、車両機器の設定情報としては、ステアリング・シートポジション、エアコン等の機器の設定情報、ラジオ・テレビの設定情報等が含まれている。
このような情報管理システム1において、情報提供側装置10および情報受取側装置30では、図3および図5に示すような処理が実施される。図3は情報提供側装置10が実施する提供側処理、および情報受取側装置30が実施する受取側処理をそれぞれ示すフローチャートである。また、図5は受取側処理のうちのデータ判定処理を示すフローチャートである。
提供側処理は、図示しない操作部を介して情報受取側装置30に実行させるプログラム(アプリケーション)を使用者が選択すると開始する処理である。具体的には、情報提供側装置10が携帯端末であって、情報受取側装置30がタクシーに搭載されたナビゲーション装置である場合において、自宅の位置の情報を携帯端末からナビゲーション装置に提供させる場合には、使用者は、自宅まで案内させる機能を起動させるアプリケーションを選択する。
この場合には、携帯端末からは、自宅位置の情報や、ナビゲーション装置に自宅位置を入力して案内を開始させるアプリケーションがナビゲーション装置に送信され、その後ナビゲーション装置では自宅までの案内が自動的に実施されることになる。また、このとき、携帯端末に記録された音楽を再生させる機能を起動させるアプリケーションが選択されていれば、音楽データと音楽データを再生させる機能を起動するアプリケーションとがナビゲーション装置に送信され、その後ナビゲーション装置では音楽データの再生が自動的に実施されることになる。
具体的な提供側処理は、まず、図3に示すように、データ属性を設定する処理を実施する(S110:閾値設定手段)。ここで、データ属性の一例を図4に示す。
データ属性(属性情報)には、図4に示すように、このデータを保存可能とするか否かを設定した情報や、データを削除する際の情報提供側装置10と情報受取側装置30との距離の上限値(距離閾値D1:第1距離閾値)、データを削除しないが利用不能とする際の情報提供側装置10と情報受取側装置30との距離の上限値(距離閾値D2,D3:第2距離閾値,第3距離閾値)、利用不能状態が継続されたときにデータを削除するまでの時間(T)等が含まれる。なお、データを保存可能とするか否かの情報としては、保存不可、保存可(条件なし)、保存可(条件付)等の複数の選択肢から1つを選択するよう設定されており、保存可(条件付)には、さらに複数の選択肢が設けられている。
S110の処理では、このようなデータ属性を入力するための画像を情報提供側装置10の図示しない表示部に表示させ、操作部を介した入力を受け付けることによって入力結果をデータ属性として設定する。そして、設定が終了したか否か(設定終了が選択されたか否か)を判定する(S120)。
設定が終了していなければ(S120:NO)、S110の処理に戻る。また、設定が終了していれば(S120:YES)、情報受取側装置30との通信を試み、お互いにデータ通信の準備が整っているか否かを判定する(S130)。
データ通信の準備が整っていなければ(S130:NO)、S130の処理を繰り返す。また、データ通信の準備が整っていれば(S130:YES)、データの送信を実施する(S140:閾値送信手段)。
ここで、S140の処理にて送信されるデータは、暗号化された個人情報等のデータと、前述の解読アプリおよびアクセスプログラムと、が含まれる。
続いて、データの送信が終了したか否かを判定する(S150)。データの送信が終了していなければ(S150:NO)、S140の処理に戻る。また、データの送信が終了していれば(S150:YES)、S160の処理に移行する。
なお、本実施形態の構成では、情報受取側装置30にて利用する個人情報等のデータを情報受取側装置30にて記録し、データに関する通信を終了することによって、通信負荷を軽減するようにしている。続いて、S160の処理では、使用者により操作部が操作されることによって、データの利用を強制的に終了させる参照停止操作が実施されたか否かを判定する(S160)。
参照停止操作が実施されていなければ(S160:NO)、S160の処理を繰り返す。また、参照停止操作が実施されていれば(S160:YES)、参照停止指令を情報受取側装置30に対して送信し(S170)、提供側処理を終了する。
一方で、受取側処理は、図示しない自身の操作部が操作されることによって、情報提供側装置10と通信する旨が入力されると、以後繰り返し実施される処理であって、まず、情報提供側装置10との通信を試み、お互いにデータ通信の準備が整っているか否かを判定する(S210)。データ通信の準備が整っていなければ(S210:NO)、S210の処理を繰り返す。
また、データ通信の準備が整っていれば(S210:YES)、データの受信を実施する(S220:閾値変更手段)。この処理にて受信したデータとしては、暗号化された個人情報等のデータと、前述の解読アプリおよびアクセスプログラムと、が含まれており、この処理ではこれらのデータをデータ一時格納部33に記録させる。この処理によって、各種閾値(D1,D2,T)が設定される。
続いて、データの受信が終了したか否かを判定する(S230)。データの受信が終了していなければ(S230:NO)、S220の処理に戻る。また、データの受信が終了していれば(S230:YES)、アクセスプログラムと対応するプログラム(アクセスプログラムによって起動されるプログラム(解読アプリを含む))とを起動させ(S240)、データ参照判定処理を実施する(S250)。
このデータ参照判定処理は、図5に示すように、まず、情報提供側装置10と情報受取側装置30との距離dの演算結果を取得する(S410:距離取得手段)。なお、制御部31は、距離dを繰り返し演算する機能を備えており、この距離dは随時自身のRAMに上書き記録されている(距離検出手段)。
ここで、制御部31が距離dを演算する手法としては、情報提供側装置10から受信する電波の電波強度によって距離dを推定する手法を採用することができる。また、情報提供側装置10から距離検出用の信号を送信し、この信号を受けた情報受取側装置30が応答信号を送信し、この応答信号を情報提供側装置10が受信するまでの時間を計測することによって距離dを演算する手法等を採用してもよい。
続いて、演算された距離dが、データを削除するか否かを判定するための距離閾値D1以上であるか否かを判定する(S420)。距離dが距離閾値D1未満であれば(S420:NO)、前回実施されたデータ参照判定処理において既にデータ参照禁止状態にされているか否かを判定する(S425)。
なお、データ参照判定処理の初回起動時においてはデータ参照許可状態(データ参照禁止状態ではない状態)に設定されている。データ参照禁止状態にされていなければ(S425:NO)、データ参照禁止状態にされていないときにおいて距離dがデータを利用不能とするか否かを判定するための距離閾値D2未満であるか否かを判定する(S430)。
なお、距離閾値D2は、距離閾値D1よりも小さな値に設定されている。距離dが距離閾値D2未満であれば(S430:NO)、後述するS440の処理に移行し、距離dが距離閾値D2以上であれば(S430:YES)、後述するS470の処理に移行する。
一方、S425の処理において、データ参照禁止状態にされていれば(S425:YES)、データ参照禁止状態にされているときにおいて距離dがデータを利用不能とするか否かを判定するための距離閾値D3未満であるか否かを判定する(S435)。なお、距離閾値D3は、距離閾値D2よりもさらに小さな値に設定されている。
距離dが距離閾値D3未満であれば(S435:NO)、後述するS440の処理に移行し、距離dが距離閾値D3以上であれば(S435:YES)、後述するS470の処理に移行する。
S440の処理においては、データの参照を許可する(S440:解除手段)。即ち、データ一時格納部33に記録されたデータの利用を禁止していたとしても、再びデータの利用可能な状態に設定する。
続いて、データを参照禁止にする際に起動されるタイマtが起動済みであるか否かを判定する(S450)。タイマtが起動済みであれば(S450:YES)、このタイマtを停止させ(S460)、データ参照判定処理を終了する。
また、タイマtが起動していなければ(S450:NO)、直ちにデータ参照判定処理を終了する。
一方、S470の処理では、データ参照を禁止する(S470:利用禁止手段)。即ち、データ一時格納部33に記録されたデータを利用できなくする。
続いて、前述のタイマtが起動済みであるか否かを判定する(S480)。タイマtが起動済みであれば(S480:YES)、直ちに後述するS500の処理に移行する。また、タイマtが起動済みでなければ(S480:NO)、タイマtを起動(またはリセット後、再起動)させ(S490)、S500の処理に移行する。
S500の処理では、タイマt(タイマ時間)がデータ参照禁止状態の継続時間の許容時間T以上であるか否かを判定する(S500)。タイマtが許容時間T未満であれば(S500:NO)、直ちにデータ参照判定処理を終了する。
また、タイマtが許容時間T以上である場合(S500:YES)、およびS420にて距離dが距離閾値D1以上である場合(S420:YES)には、データ一時格納部33に記録されたデータの参照禁止を確定し(S510:第1削除手段、第2削除手段)、データ参照判定処理を終了する。
このようなデータ参照判定処理が終了すると、図3に戻り、情報提供側装置10から参照停止指令を受信しているか否かを判定する(S260)。参照停止指令を受けていなければ(S260:NO)、データ参照判定処理にてデータの参照禁止を確定したか否かを判定する(S270)。
データの参照禁止を確定していなければ(S270:NO)、すぐにはデータを削除する必要はないものとして、S250以下の処理を繰り返す。データの参照禁止を確定していれば(S270:YES)、データ属性が保存可能に該当するか否かを判定する(S280)。
データ属性が保存可能(図4参照)に該当すれば(S280:YES)、このデータを削除する必要はないものとして、直ちに受取側処理を終了する。また、データ属性が保存不可(図4参照)に該当する場合(S280:NO)、およびS260の処理にて参照停止指令を受けていた場合(S260:YES)には、データ一時格納部33に記録されたデータを削除し(S290:第1削除手段、第2削除手段)、受取側処理を終了する。
なお、条件付きで保存可能なデータについては、定期的に保存不可な状態になっているか否かを判定し、保存不可な状態になっていればそのときに該当データを削除するようにすればよい。
以上のように詳述した情報管理システム1においては、情報受取側装置30の制御部31は、受取側処理にて、情報提供側装置10までの距離dが距離閾値D1以上であれば、データ一時格納部33に記録された情報のうちの情報提供側装置10から受けた情報を削除する。
従って、このような情報受取側装置30によれば、情報提供側装置10までの距離dによって、情報提供側装置10から提供された情報が不要になったか否かを判定するので、不要な情報であるか否かを精度よく判定することができる。よって、不要な情報を確実に削除することができる。
また、制御部31は、情報提供側装置10までの距離dが距離閾値D1未満であって、かつ距離閾値D1よりも小さな値に設定された距離閾値D2以上であれば、データ一時格納部33に記録した情報の利用を禁止する。
このような情報受取側装置30によれば、情報提供側装置10までの距離dが距離閾値D1未満であり、距離閾値D2以上であれば、情報を削除しないまでもその情報を利用できないようにする。即ち、当該装置の利用者に対して情報の利用を禁止することによって、情報提供側装置10と情報受取側装置30との距離dが離れすぎていること(データが削除されること)に対する警告を兼ねることができる。なお、利用停止にする際に警告を発する等の報知を実施するようにしてもよい。
また、情報受取側装置30において、データ参照禁止状態でないときに距離閾値D2を利用し、データ参照禁止状態のときに距離閾値D3(D3<D2)を利用している。
即ち、情報受取側装置30は、データ参照判定処理において、情報提供側装置10までの距離が距離閾値D3未満になるまでは情報の利用を再開することはない。また、利用再開後においては、情報提供側装置10までの距離が距離閾値D2以上になるまで情報の利用が禁止されることはない。
従って、このような情報受取側装置30によれば、頻繁に情報の利用禁止および利用の再開の処理が繰り返されることを防止することができる。
また、このような情報受取側装置30によれば、情報の利用が禁止されている際に情報提供側装置10を当該情報受取側装置30に再接近させれば、情報の利用を再開させることができる。よって再度情報をデータ一時格納部33に記録し直す必要がないので、情報を再び利用するまでの時間を短縮することができる。
また、制御部31は、情報の利用を禁止した状態の継続時間を計時するタイマtの値が予め設定された時間閾値T以上になると、データ一時格納部33に記録された情報を削除する。
このような情報受取側装置30によれば、利用されない状態が継続される情報を不要なものとして削除することができる。よって、利用されない情報がいつまでも情報受取側装置30に記録された状態になることを防止することができる。
さらに、制御部31は、情報提供側装置10からの指令に応じて、少なくとも何れかの閾値を変更する。
このような情報受取側装置30によれば、情報を提供する情報提供側装置10の指令によって、情報の利用を禁止したり削除したりする距離D1,D2や時間Tを設定することができるので、情報提供側装置10の利用者に対してより安心感を与えることができる。
なお、本発明の実施の形態は、上記の実施形態に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態を採りうる。
例えば、上記実施形態の受取側処理(図3)においては、制御部31のROM内に記録されたプログラムが実行されたときの処理として説明したが、受取側処理のうちのS250〜S290の処理は、提供側装置10から受けたプログラムが実行されたときの処理であってもよい。
また、S280の処理にて保存可能と判定されたデータについては、距離dにかかわらず利用可能に設定されていてもよい。
さらに、上記データ参照判定処理では、データ参照禁止確定前(距離dが距離閾値D1未満のとき)において、データの参照を許可するか否かを2つの距離閾値D2,D3を用いて判断したが、1つの距離閾値を用いて判断することもできる。この場合には、上記データ参照判定処理においてS425およびS435の処理を省略し、S420の処理にて否定判定された場合にはS430の処理に移行するようにすればよい。
情報管理システムの概略構成を示すブロック図である。 データとしてやり取りされる個人情報の例を示す説明図である。 情報提供側装置10が実施する提供側処理、および情報受取側装置30が実施する受取側処理をそれぞれ示すフローチャートである。 データ属性の一例を示す説明図である。 受取側処理のうちのデータ判定処理を示すフローチャートである。
符号の説明
1…情報管理システム、10…情報提供側装置、11…処理部、12…通信部、13…データ記録部、14…プログラム記録部、30…情報受取側装置、31…制御部、32…通信部、33…データ一時格納部。

Claims (8)

  1. 情報提供側装置から無線によって情報を受け、該情報の少なくとも一部を記録手段に記録する情報受取側装置であって、
    前記情報提供側装置までの距離を検出する距離検出手段による検出結果を取得する距離取得手段と、
    前記距離取得手段により取得された距離が予め設定された第1距離閾値以上であれば、前記記録手段に記録された情報のうちの前記情報提供側装置から受けた情報を削除する第1削除手段と、
    を備えたことを特徴とする情報受取側装置。
  2. 前記距離取得手段により取得された距離が前記第1閾値未満であって、かつ前記第1距離閾値よりも小さな値に設定された第2距離閾値以上であれば、前記記録した情報の利用を禁止する利用禁止手段、
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の情報受取側装置。
  3. 前記利用禁止手段の作動中に、前記距離取得手段により取得された距離が前記第2距離閾値未満になれば、前記利用禁止手段の作動を解除する解除手段、
    を備えたことを特徴とする請求項2に記載の情報受取側装置。
  4. 前記利用禁止手段の作動中に、前記距離取得手段により取得された距離が、前記第2距離閾値よりも小さな値に設定された第3距離閾値未満になれば、前記利用禁止手段の作動を解除する解除手段、
    を備えたことを特徴とする請求項2に記載の情報受取側装置。
  5. 前記利用禁止手段の作動継続時間が予め設定された時間閾値以上になると前記記録手段に記録された情報を削除する第2削除手段、
    を備えたことを特徴とする請求項2〜請求項4の何れかに記載の情報受取側装置。
  6. 前記情報提供側装置からの指令に応じて、少なくとも前記何れかの閾値を変更する閾値変更手段、
    を備えたことを特徴とする請求項1〜請求項5の何れかに記載の情報受取側装置。
  7. 請求項1〜請求項6の何れかに記載の各手段としての機能をコンピュータにて実現するためのプログラム。
  8. 他の装置に情報を提供する情報提供側装置と、該情報提供側装置から無線によって情報を受け、該情報の少なくとも一部を記録手段に記録する情報受取側装置と、を備えた情報管理システムであって、
    前記情報受取側装置は、
    前記情報提供側装置までの距離を検出する距離検出手段による検出結果を取得する距離取得手段と、
    前記距離取得手段により取得された距離が予め設定された第1距離閾値以上であれば、前記記録手段に記録された情報のうちの前記情報提供側装置から受けた情報を削除する第1削除手段と、
    前記情報提供側装置からの指令に応じて、前記第1距離閾値を変更する閾値変更手段と、
    を備え、
    前記情報提供側装置は、
    使用者が操作を入力するための操作部を介した入力操作に応じて閾値を設定する閾値設定手段と、
    該設定された値に第1距離閾値を設定する旨の指令を送信する閾値送信手段と、
    を備えたことを特徴とする情報管理システム。
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