JP2009295789A - 電気二重層キャパシタ - Google Patents

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Abstract

【課題】扁平型においてセパレーターの厚みを増すことなく漏れ電流を抑制し、正負の電極を片側から引き出すことが可能な電気二重層キャパシタを提供する。
【解決手段】巻芯2の横断面の形状は扁平形状であり、上記横断面に垂直に引き出し電極3が貫通して挿入され、引き出し電極3は巻芯2の両端から突き出ており、上記横断面に垂直に埋め込み電極10が埋め込まれ、電極露出部10aは巻芯2の一端から突き出ており、正極14及び負極12の、上記横断面に垂直な方向の長さは、巻芯2の、上記横断面に垂直な方向の長さより長く、セパレーター11、負極12、セパレーター13及び正極14がこの順番に積層されて巻芯2に巻き回され、正極接続部14aは、電極露出部10aと巻芯2の一端において接続され、負極接続部12aは、電極露出部3bと巻芯2の他端において接続されているものである。
【選択図】図1

Description

本発明は、巻き回型でかつ扁平形状に整形した扁平型の電気二重層キャパシタに関するものである。
電気二重層キャパシタは、大別して巻き回型と積層型に分けられ、一部、巻き回型でかつ扁平形状に整形した扁平型がある。
巻き回型は、電気二重層の電極とセパレーターとを円筒状に巻き回するため、生産性に優れていが、電気二重層キャパシタでは、電極の面圧を一定以上に上げることで性能の安定化が計れる。このため、面圧が低く、かつ電極引き出し部分の面積を多くとることが出来ない巻き回型では、抵抗値が高くなるという欠点がある。
一方、積層型は平板電極を積層してキャパシタ素子を構成するため、面圧をかけ易く、かつ電極引き出し部分の面積を多く取ることが出来るので、低抵抗化に優れている。
これらの特徴から、巻き回型は高抵抗・大容量用途、積層型は低抵抗・大出力用途へと長所を活かした使い方をされているが、両者の構造を合わせた構造として扁平型がある。
電気二重層キャパシタに関して、特許文献1では、内部抵抗の低減が図られた電気二重層キャパシタの製造方法が開示されている。また、特許文献2では、製造時間が短く容量密度の高い電気二重層キャパシタが開示されている。さらに、特許文献3では、電気二重層キャパシタを複数積層させたキャパシタ積層体を備えるエネルギー貯蔵素子が開示されている。さらに、特許文献4では、再現性良く安定した内部抵抗の低減を得る構造を有したコンデンサが開示されている。さらに、特許文献5では、静電容量を大きくし、急速充電性が優れた電気二重層キャパシタが開示されている。さらに、特許文献6では、引出導体における抵抗損失が小さく、引出導体接合による強度低下のない電気二重層コンデンサが開示されている。
なお、積層型の電気二重層キャパシタと同様に電極板を備えるコンデンサの製造方法として、特許文献7では、信頼性、性能を改善し、かつ製作コストの低減も計った小容量プラスチックコンデンサーの製造方法が開示されている。
特開2006−54253号公報(2006年2月23日公開) 特開2000−188236号公報(2000年7月4日公開) 特開2000−114122号公報(2000年4月21日公開) 特開2000−243669号公報(2000年9月8日公開) 特開平3−203311号公報(平成3年9月5日公開) 特許第2757573号(平成10年3月13日登録) 特開昭58−145112号公報(昭和58年8月29日公開)
電気二重層キャパシタでは、電極の面圧を一定以上に上げることで性能の安定化が計れる。巻き回型は、面圧が低く、かつ電極の引き出し部分を多くとることが出来ず、抵抗値が高くなるという欠点がある。
また、積層型は、例えば特許文献1に示すように、キャパシタ素子をケースに収納し、上記キャパシタ素子に電解液を含浸し、膨潤によって電極に所定の面圧を加えることにより、低抵抗を達成しているが、製造が困難であるという欠点を有している。
さらに、扁平型については、扁平化した際のR(Radius:半径)部分において、機械的強度の弱いセパレーターに伸びや折れ等の機械的クラックが生じ、上記セパレーターを損傷させる虞がある。セパレーターが損傷すると、自己放電不良が発生し、漏れ電流が増大する結果、電力損失も増大する。このため、セパレーターを厚くしたり、セパレーターを2枚以上重ねたりして、R部分のセパレーターにおける漏れ電流を抑制することが必要であり、セパレーターの厚みが増すことで抵抗値が高くなるという欠点を有している。さらに、巻き回型でかつ扁平形状に整形した扁平型については、扁平化した際に電極の材料であるアルミニウムにしわが残るという欠点も有している。
そして、電極引き出し部分に関して、巻き回型では両側に電極を引き出すことで、電極引き出し部分の面積を広くすることが可能であるが、デッドスペースが増えるという欠点を有している。
本発明は、上記従来の問題点に鑑みなされたものであって、その目的は、扁平型の欠点である、扁平型においてセパレーターの厚みを増すことなく漏れ電流を抑制し、正負の電極を片側から引き出すことが可能な電気二重層キャパシタを提供する事にある。
本発明の電気二重層キャパシタは、上記課題を解決するために、第1電極及び第2電極並びに第1セパレーター及び第2セパレーターが扁平形状に、巻き回された電気二重層キャパシタにおいて、巻芯を備え、上記巻芯の横断面の形状は上記扁平形状であり、上記横断面に垂直に引き出しリードが貫通して挿入され、該引き出しリードは上記巻芯の両端から突き出ており、上記横断面に垂直に埋め込みリードが埋め込まれ、該埋め込みリードの一端は上記巻芯の一端から突き出ており、上記第1電極及び上記第2電極の、上記横断面に垂直な方向の長さは、上記巻芯の、上記横断面に垂直な方向の長さより長く、上記第1セパレーター、上記第2電極、上記第2セパレーター及び上記第1電極がこの順番に積層されて上記巻芯に巻き回され、上記第1電極の、上記巻芯に巻き回されていない部分は、上記埋め込みリードの上記巻芯から突き出た部分と上記巻芯の一端において接続され、上記第2電極の、上記巻芯に巻き回されていない部分は、上記引き出しリードの上記巻芯から突き出た部分と上記巻芯の他端において接続されていることを特徴とする。
上記発明によれば、巻き回型の電気二重層キャパシタと同様に、上記第1セパレーター、上記第1電極、上記第2セパレーター及び上記第2電極を積層して上記巻芯に巻き回すので、各電極及び各セパレーターの加工が不要であり、巻き回しても各セパレーターが損傷することは無い。よって、上記第1セパレーター及び上記第2セパレーターの厚みを増すことなく漏れ電流の抑制が可能である。
また、デッドスペースである上記巻芯の内部に、上記引き出しリード及び上記埋め込みリードを設けているので、デッドスペースが少なくすることが可能である。
さらに、上記第1電極と接続されている上記埋め込みリードの、上記巻芯の一端から突き出た部分と、上記第2電極と接続されている上記引き出しリードの、上記巻芯の一端から突き出た部分とは、上記巻芯の一端において集約されている。従って、電極の引き出し方向を片側に集約出来るので、デッドスペースが少なく省スペース化が図られた電気二重層キャパシタが実現出来る。
さらに、積層型の電気二重層キャパシタよりも製造が容易であり、巻き回型の電気二重層キャパシタと同様の生産効率により安価で生産が可能となる。
さらに、積層型の電気二重層キャパシタと同様に、扁平部分で面圧を加えることで特性の安定化を図ることが出来、低抵抗が実現できる。
従って、巻き回型の生産性と積層型の特徴である低抵抗・高出力とを併せ持つ電気二重層キャパシタを実現出来る。
上記電気二重層キャパシタでは、上記引き出しリード及び上記埋め込みリードの形状は、板状であってもよい。
これにより、上記第1電極の、上記巻芯に巻き回されていない部分と、上記埋め込みリードの上記巻芯から突き出た部分との接触面積が広くなるので、上記電気二重層キャパシタの低抵抗化が実現出来、より強固な接続が可能となる。
また、上記第2電極の、上記巻芯に巻き回されていない部分と、上記引き出しリードの上記巻芯から突き出た部分との接触面積が広くなるので、上記電気二重層キャパシタの低抵抗化が実現出来、より強固な接続が可能となる。
上記電気二重層キャパシタでは、上記接続は、超音波溶接またはカシメによる接続であってもよい。
これにより、上記第1電極の、上記巻芯に巻き回されていない部分と、上記埋め込みリードの上記巻芯から突き出た部分との接続、及び上記第2電極の、上記巻芯に巻き回されていない部分と、上記引き出しリードの上記巻芯から突き出た部分との接続がより強固となる。
上記電気二重層キャパシタでは、上記扁平形状は、2つの半円の2つの直径と、長方形の、上記直径と同じ長さの2つの短辺とをそれぞれ接合した形状であり、上記半円の半径が0.25ミリメートル以上であってもよい。
これにより、上記第1セパレーター及び上記第2セパレーターを上記巻芯に巻き回した場合に、伸びや折れ等の機械的クラックが生じることが無い。従って、自己放電不良が発生せず、漏れ電流が増大しないので、電力損失の増大が防止出来る。
本発明の電気二重層キャパシタは、以上のように、巻芯を備え、上記巻芯の横断面の形状は扁平形状であり、上記横断面に垂直に引き出しリードが貫通して挿入され、該引き出しリードは上記巻芯の両端から突き出ており、上記横断面に垂直に埋め込みリードが埋め込まれ、該埋め込みリードの一端は上記巻芯の一端から突き出ており、第1電極及び第2電極の、上記横断面に垂直な方向の長さは、上記巻芯の、上記横断面に垂直な方向の長さより長く、上記第1セパレーター、上記第2電極、上記第2セパレーター及び上記第1電極がこの順番に積層されて上記巻芯に巻き回され、上記第1電極の、上記巻芯に巻き回されていない部分は、上記埋め込みリードの上記巻芯から突き出た部分と上記巻芯の一端において接続され、上記第2電極の、上記巻芯に巻き回されていない部分は、上記引き出しリードの上記巻芯から突き出た部分と上記巻芯の他端において接続されているものである。
それゆえ、扁平型においてセパレーターの厚みを増すことなく漏れ電流を抑制し、正負の電極を片側から引き出すことが可能な電気二重層キャパシタを提供するという効果を奏する。
本発明の一実施形態について図1に基づいて説明すれば、以下の通りである。
図1(a)〜図1(e)は、本発明の実施の形態に係る電気二重層キャパシタ1の製造工程を示す図である。
図1(a)は、巻芯2に電極を設ける工程を示す斜視図である。図1(a)において、巻芯2は扁平型であり、断面略扁平楕円状の柱状形状を有している。この巻芯2の第1電極面4には長穴状の穴5が形成されている。この穴5は巻芯2を第1電極面4から第2電極面6まで貫通している。引き出し電極3のY方向の長さL1は、巻芯2のY方向の長さL2よりも長く、第1電極面4から穴5に挿入され、第2電極面6から突き出る板状の引き出し電極3の両端は、巻芯2の外部に露出する。電極露出部3aは、第1電極面4側の引き出し電極3の露出部であり、電極露出部3bは、第2電極面6側の引き出し電極3の露出部である。巻芯2の材料としては、PP(polypropylene:ポリプロピレン)等の耐電解液性の材料が用いられる。
電極露出部3aの根元は、絶縁カバー8で覆われる。絶縁カバー8のY方向の長さL4は、電極露出部3aのY方向の長さL3よりも短くされている。
巻芯2の第1電極面4には、長穴状の有底の穴9が穴5からZ軸方向に所定の距離だけ離れた位置に形成されている。この穴9の深さ、即ちY方向の長さはL5であり、第2電極面6には達していない。穴9に、板状の埋め込み電極10が埋め込まれる。埋め込み電極10のY方向の長さL6は、穴9のY方向の長さはL5よりも長いので、埋め込み電極10の一端は、電極露出部10aとして巻芯2の外部に露出する。電極露出部10aのY方向の長さは、電極露出部3aのY方向の長さL3と同じ長さである。
図1(b)は、巻芯2の平面図である。図1(b)に示すように、巻芯2の横断面は、幅W、厚みTの長方形の両端に、半径Rの半円を設けた形である。巻芯2の厚みTは、巻芯2の端部に構成される半円の半径Rの2倍であり、0.5mm以上とする。また、半径Rは0.25mm以上とする。
図1(c)は、巻芯2に電極及びセパレーターを巻く工程を示す図である。図1(c)に示すように、セパレーター11は、送り出し機構16によってセパレーターロール17から継続して供給される。同様に、負極12は、送り出し機構18によって電極ロール19から継続して供給され、セパレーター13は、送り出し機構20によってセパレーターロール21から継続して供給され、正極14は、送り出し機構22によって電極ロール23から継続して供給される。
なお、セパレーター11及びセパレーター13の材料として、例えば紙を用いるが、他の材料を用いても良い。また、負極12及び正極14の材料として、例えばアルミニウムを用いるが、他の材料を用いても良い。
次に、セパレーター11、負極12、セパレーター13及び正極14の順で積層したものを、巻芯2とローラー15とで挟む。これにより、図1(c)においてA方向から見ると、ローラー15、正極14、セパレーター13、負極12、セパレーター11及び巻芯2の順番となる。
そして、ローラー15を固定し、巻芯2をローラー15に押し付けながら回転させることにより、セパレーター11、負極12、セパレーター13及び正極14を巻芯2に巻き回す。
あるいは、巻芯2を固定し、ローラー15を巻芯2に押し付けながら回転させることにより、セパレーター11、負極12、セパレーター13及び正極14巻芯2に巻き回してもよい。この場合は、電極ロール19、23、セパレーターロール17、21及び送り出し機構16、18、20、22をローラー15と共に動かす。
図1(d)は、図1(c)をA方向から見た時の図である。セパレーター11、負極12、セパレーター13及び正極14については、積層されている状態を示すため、X方向の長さを有限としているが、実際には上述したようにそれぞれのロールから継続して供給される。
正極14のY方向の長さはL7であり、負極12のY方向の長さはL8である。長さL7に関して、以下に示す(1)式が成立する。また、長さL8は、巻芯2のY方向の長さL2よりも長い。さらに、セパレーター11及びセパレーター13のY方向の長さはL2である。
L2+L4≧L7>L2 (1)
正極接続部14aは、正極14の斜線で示す部分、即ち正極14の、巻芯2に巻き回されない部分である。同様に、負極接続部12aは、負極12の斜線で示す部分、即ち負極12の、巻芯2に巻き回されない部分である。
図1(e)は、本発明の実施の形態に係る電気二重層キャパシタ1の斜視図である。図1(c)及び図1(d)に示すように、セパレーター11、負極12、セパレーター13及び正極14を巻芯2に巻き回した後、正極溶接部24、即ち正極接続部14aの電極露出部10aを挟む部分を、超音波溶接またはカシメにより接続し、正極14と埋め込み電極10とを接続する。これにより、電極露出部10aが正極14の引き出し部分となる。
同様に、負極溶接部25、即ち負極接続部12aの電極露出部3bを挟む部分を、超音波溶接またはカシメにより接続し、負極12と引き出し電極3とを接続する。これにより、電極露出部3aが負極12の引き出し部分となる。
以上のように、本発明の実施形態に係る電気二重層キャパシタ1は、正極14及び負極12並びにセパレーター11及びセパレーター13が巻き回された電気二重層キャパシタにおいて、巻芯2を備え、巻芯2の横断面の形状は上記扁平形状であり、上記横断面に垂直に引き出し電極3が貫通して挿入され、引き出し電極3は巻芯2の両端から突き出ており、上記横断面に垂直に埋め込み電極10が埋め込まれ、電極露出部10aは巻芯2の一端から突き出ており、正極14及び負極12の、上記横断面に垂直な方向の長さは、巻芯2の、上記横断面に垂直な方向の長さより長く、セパレーター11、正極14、セパレーター13及び負極12が積層されて巻芯2に巻き回され、正極接続部14aは、電極露出部10aと巻芯2の一端において接続され、負極接続部12aは、電極露出部3bと巻芯2の他端において接続されている。
上記構成によれば、巻き回型の電気二重層キャパシタと同様に、セパレーター11、正極14、セパレーター13及び負極12を積層して巻芯2に巻き回すので、各電極及び各セパレーターの加工が不要であり、巻き回しても各セパレーターが損傷することは無い。よって、上記第1セパレーター及び上記第2セパレーターの厚みを増すことなく漏れ電流の抑制が可能である。
また、デッドスペースである巻芯2の内部に、引き出し電極3及び埋め込み電極10を設けているので、デッドスペースが少なくすることが可能である。
さらに、正極接続部14aと接続されている電極露出部10aと、負極接続部12と接続されている電極露出部3aとは、巻芯2の一端において集約されており、電極の引き出し方向を片側に集約出来るので、デッドスペースが少なく省スペース化が図られた電気二重層キャパシタが実現出来る。
さらに、積層型の電気二重層キャパシタよりも製造が容易であり、巻き回型の電気二重層キャパシタと同様の生産効率により安価で生産が可能となる。
また、積層型の電気二重層キャパシタと同様に、扁平部分で面圧を加えることで特性の安定化を図ることが出来、低抵抗が実現できる。
従って、巻き回型の生産性と積層型の特徴である低抵抗・高出力とを併せ持つ電気二重層キャパシタを実現出来る。
電気二重層キャパシタ1では、引き出し電極3及び埋め込み電極10の形状は、板状であってもよい。
これにより、正極溶接部24と電極露出部10aとの接触面積が広くなるので、電気二重層キャパシタ1の低抵抗化が実現出来、より強固な接続が可能となる。
また、負極溶接部25と電極露出部3bとの接触面積が広くなるので、電気二重層キャパシタ1の低抵抗化が実現出来、より強固な接続が可能となる。
電気二重層キャパシタ1では、上記接続は、超音波溶接またはカシメによる接続であってもよい。
これにより、正極溶接部24と電極露出部10aとの接続、及び負極溶接部25と電極露出部3bとの接続がより強固となる。
電気二重層キャパシタ1では、上記扁平形状は、2つの半円の2つの直径と、長方形の、上記直径と同じ長さの2つの短辺とをそれぞれ接合した形状であり、上記半円の半径Rが0.5ミリメートル以上であってもよい。
これにより、セパレーター11及びセパレーター13を巻芯2に巻き回した場合に、伸びや折れ等の機械的クラックが生じることが無い。従って、自己放電不良が発生せず、漏れ電流が増大しないので、電力損失の増大が防止出来る。
なお、本実施の形態において、引き出し電極3及び埋め込み電極10を巻芯2に設けた後にセパレーター11、負極12、セパレーター13及び正極14を巻き回したが、これを逆にしても良い。即ちまずセパレーター11、負極12、セパレーター13及び正極14を巻芯2に巻き回し、その後に引き出し電極3を挿入し、埋め込み電極10を埋め込んでも良い。
さらに、本実施の形態において、引き出し電極3及び埋め込み電極10を板状としているが、棒状であってもよい。
さらに、本実施の形態において、正極14と負極12とを逆にし、電極露出部10aが負極12の引き出し部分となり、電極露出部3aが正極14の引き出し部分となってもよい。
本発明の電気二重層キャパシタは、扁平型においてセパレーターの厚みを増すことなく漏れ電流を抑制し、正負の電極を片側から引き出すことが可能であるので、車を駆動する駆動用電源やセルに用いると好適である。
(a)〜(e)は、本発明の実施の形態に係る電気二重層キャパシタの製造工程を示す図であり、(a)は巻芯に電極を設ける工程を示す斜視図であり、(b)は、上記巻芯の平面図であり、(c)は上記巻芯に電極及びセパレーターを巻く工程を示す図であり、(d)は(c)をA方向から見た時の図であり、(e)は、本発明の実施の形態に係る電気二重層キャパシタの斜視図である。
符号の説明
1 電気二重層キャパシタ
2 巻芯
3 引き出し電極(引き出しリード)
3a、3b 電極露出部
4 第1電極面
5、9 穴
6 第2電極面
8 絶縁カバー
10 埋め込み電極(埋め込みリード)
10a 電極露出部
11 セパレーター(第1セパレーター)
12 負極(第2電極)
12a 負極接続部
13 セパレーター(第2セパレーター)
14 正極(第1電極)
14a 正極接続部
15 ローラー
16、18、20、22 送り出し機構
17、21 セパレーターロール
19、23 電極ロール
24 正極溶接部
25 負極溶接部
L1〜L8 長さ
R 半径
T 厚み
W 幅

Claims (4)

  1. 第1電極及び第2電極並びに第1セパレーター及び第2セパレーターが扁平形状に、巻き回された電気二重層キャパシタにおいて、
    巻芯を備え、
    上記巻芯の横断面の形状は上記扁平形状であり、
    上記横断面に垂直に引き出しリードが貫通して挿入され、該引き出しリードは上記巻芯の両端から突き出ており、
    上記横断面に垂直に埋め込みリードが埋め込まれ、該埋め込みリードの一端は上記巻芯の一端から突き出ており、
    上記第1電極及び上記第2電極の、上記横断面に垂直な方向の長さは、上記巻芯の、上記横断面に垂直な方向の長さより長く、
    上記第1セパレーター、上記第2電極、上記第2セパレーター及び上記第1電極がこの順番に積層されて上記巻芯に巻き回され、
    上記第1電極の、上記巻芯に巻き回されていない部分は、上記埋め込みリードの上記巻芯から突き出た部分と上記巻芯の一端において接続され、
    上記第2電極の、上記巻芯に巻き回されていない部分は、上記引き出しリードの上記巻芯から突き出た部分と上記巻芯の他端において接続されていることを特徴とする電気二重層キャパシタ。
  2. 上記引き出しリード及び上記埋め込みリードの形状は、板状であることを特徴とする請求項1に記載の電気二重層キャパシタ。
  3. 上記接続は、超音波溶接またはカシメによる接続であることを特徴とする請求項1に記載の電気二重層キャパシタ。
  4. 上記扁平形状は、2つの半円の2つの直径と、長方形の、上記直径と同じ長さの2つの短辺とをそれぞれ接合した形状であり、
    上記半円の半径が0.25ミリメートル以上であることを特徴とする請求項1に記載の電気二重層キャパシタ。
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