JP5803634B2 - 電極、蓄電装置、二次電池及び車両 - Google Patents

電極、蓄電装置、二次電池及び車両 Download PDF

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Description

本発明は、金属板に活物質が塗布されてなる活物質層と、金属板の縁部に形成されるとともに活物質が塗布されていない非塗布領域と、を有する電極、電極を有する蓄電装置、電極を有する二次電池、及び蓄電装置又は二次電池を搭載した車両に関する。
一般に、電極としての帯状の正電極シートと帯状の負電極シートとの間に帯状のセパレータを介在させて、これらを渦捲き状に捲回して構成される電極体を備えた二次電池が知られている。詳細には、正電極シート及び負電極シートは、金属箔に活物質が塗布されてなる活物質層と、金属箔の縁部に形成されるとともに活物質が塗られていない非塗布領域とから構成されている。そして、正電極シート、負電極シート及びセパレータを積層した状態で渦捲き状に捲回するとともに、正電極シート、負電極シート及びセパレータを径方向両側から圧縮することにより扁平状の電極体が形成され、その電極体を、内部に電解液が注入されたケースに収容することで二次電池が構成されている(例えば特許文献1参照)。
特開平10−261441号公報
ところで、このような二次電池において、電極としての正電極シート及び負電極シートの導電性を増すことが望まれている。なお、電極を有する電気二重層コンデンサ等の蓄電装置においても同様に電極の導電性を増すことが望まれている。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、導電性を増すことができる電極、蓄電装置、二次電池及び車両を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、金属板に活物質が塗布されてなる活物質層と、前記金属板の縁部に形成されるとともに前記活物質が塗布されていない非塗布領域とを有する電極であって、前記活物質層、及び前記非塗布領域は、前記金属板の両面に形成され、前記活物質層内に、前記活物質よりも導電性の高い導電部材を有し、前記導電部材は、前記活物質層の表面から突出しないように前記活物質層内に設けられており、前記導電部材は、複数の孔を有する部分と、孔を有していない部分とを有し、前記複数の孔を有する部分は、複数の線材が網目状を形成する部分、または、孔が形成された板状をなす部分であり、前記孔を有していない部分は、前記導電部材の互いに対向する縁部に沿って直線状に延びる板状部であって、前記板状部と前記金属板とが接合されており、前記金属板の一方の面側に設けられる前記導電部材及び前記金属板の他方の面側に設けられる前記導電部材において、各導電部材における互いに対向する縁部の両板状部の少なくとも一方は、前記金属板の端縁よりも突出する突出部を有し、前記金属板の一方の面側に設けられる前記導電部材の前記突出部と、前記金属板の他方の面側に設けられる前記導電部材の前記突出部とが接合されていることを要旨とする
請求項に記載の発明は、金属板に活物質が塗布されてなる活物質層と、前記金属板の縁部に形成されるとともに前記活物質が塗布されていない非塗布領域とを有する電極であって、前記活物質層、及び前記非塗布領域は、前記金属板の両面に形成され、前記活物質層内に、前記活物質よりも導電性の高い導電部材を有し、前記導電部材は、前記活物質層の表面から突出しないように前記活物質層内に設けられており、前記導電部材は、複数の孔を有する部分と、孔を有していない部分とを有し、前記複数の孔を有する部分は、複数の線材が網目状を形成する部分、または、孔が形成された板状をなす部分であり、前記孔を有していない部分は、前記導電部材の互いに対向する縁部に沿って直線状に延びる板状部であって、前記金属板の一方の面側に設けられる前記導電部材及び前記金属板の他方の面側に設けられる前記導電部材において、各導電部材における互いに対向する縁部の両板状部の少なくとも一方は、前記金属板の端縁よりも突出する突出部を有し、前記金属板の一方の面側に設けられる前記導電部材の前記突出部と、前記金属板の他方の面側に設けられる前記導電部材の前記突出部とが接合されていることを要旨とする。
請求項1,2に記載の発明によれば、活物質層内に、導電部材が設けられていない場合に比べると、活物質層を流れる電気が導電部材によって流れ易くなるため、電極の導電性を増すことができる。
請求項に記載の発明は、請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の発明において、前記導電部材は、前記非塗布領域側から前記金属板における前記非塗布領域の反対側の縁部に向けて延びていることを要旨とする。
この発明によれば、活物質層において、非塗布領域側から非塗布領域の反対側の縁部にかけて電気が流れ易くなる。
請求項に記載の発明は、請求項1請求項4のいずれか一項に記載の発明において、前記導電部材の板状部が前記非塗布領域に接続されていることを要旨とする。
この発明によれば、活物質層に対して導電部材を容易に設けることができる。
請求項に記載の発明は、請求項1〜請求項のいずれか一項に記載の発明において、前記導電部材は前記活物質層に埋設されていることを要旨とする。
この発明によれば、導電部材が活物質層の表面から突出してしまうことを防止することができる。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の発明において、前記導電部材は、磁性材料の表面が前記金属板の材質と同じ材質でコーティングされることで形成されていることを要旨とする。
この発明によれば、磁性材料により形成された導電部材を磁石により引き付けることができるため、磁石により導電部材を引き付けながら、導電部材を活物質層に埋設することで、導電部材が活物質層の表面から突出してしまうことを防止することができる。
請求項に記載の発明は、請求項1又は請求項に記載の発明において、前記導電部材は前記活物質層の表面に設けられていることを要旨とする。
この発明によれば、導電部材を活物質層に埋設する場合に比べて、導電部材を活物質層に対して容易に設けることができる。
請求項に記載の発明は、請求項1〜請求項のいずれか一項に記載の発明において、前記導電部材はエキスパンドメタルまたはパンチングメタルであることを要旨とする。
エキスパンドメタルは、一つの金属板を加工するだけで網目状の導電部材を形成することができるため、複数の線材を編み込むことで網目状の導電部材を形成する場合に比べると、容易に網目状の導電部材を形成することができる。また、複数の線材を編み込むことで網目状に形成された導電部材では、各線材同士の接触箇所が複数存在するため電気抵抗が大きい。しかし、エキスパンドメタルはそのような箇所は存在しないため、複数の線材を編み込むことで網目状に形成された導電部材に比べて導電性が良く、電極の導電性をさらに増すことができる。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の発明において、前記導電部材はエキスパンドメタルであり、前記エキスパンドメタルの一方向において対向する縁部に非切込み部が形成されていることを要旨とする。
この発明によれば、エキスパンドメタルの網目状を形成する複数の線材において、エキスパンドメタルの長手方向の対向する縁部に位置する先端同士を非切込み部により連結することができる。よって、エキスパンドメタルの一方向において対向する縁部に位置する各先端にバリが形成されてしまうことを回避することができる。
請求項1に記載の発明は、蓄電装置において、請求項1〜請求項のいずれか一項に記載の電極を有することを要旨とする。この発明によれば、請求項1〜請求項と同様な効果を得ることができる。
請求項1に記載の発明は、二次電池において、請求項1〜請求項のいずれか一項に記載の電極としての正電極シート及び負電極シートの間を絶縁して、これらを層状に形成してなる電極体を備えたことを要旨とする。この発明によれば、請求項1〜請求項と同様な効果を得ることができる。
請求項1に記載の発明は、車両において、請求項1に記載の蓄電装置又は請求項1に記載の二次電池が搭載されていることを要旨とする。この発明によれば、請求項1又は請求項1と同様な効果を得ることができる。
この発明によれば、導電性を増すことができる。
実施形態における二次電池の縦断面図。 電極体の一部を展開して示す斜視図。 エキスパンドメタルの斜視図。 正電極シートの上面図。 図4のA−A線断面図。 エキスパンドメタルを第1活物質層に埋設している状態を示す模式図。 別の実施形態における正電極シートの断面図。 別の実施形態における正電極シートの断面図。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図1〜図6にしたがって説明する。なお、二次電池としてのリチウムイオン二次電池(以下、単に「二次電池」と示す)は、車両としてのプラグインハイブリッド車等に搭載されるとともに、走行モータを駆動するために用いられる。
図1に示すように、二次電池10は、電極体11と、電極体11を収容するアルミニウム製のケース20とから構成されている。ケース20は、有底筒状(本実施形態では四角筒状)に形成された本体部材21と、本体部材21の開口を閉鎖する平板状(本実施形態では矩形平板状)をなす蓋部材22とから構成されている。ケース20の内部には電解液が注入されている。蓋部材22には、正極端子22a及び負極端子22bが外部に向けて突設されている。
図2に示すように、電極体11は、電極としての帯状の正電極シート12と帯状の負電極シート13との間に帯状のセパレータ14を介在させて正電極シート12と負電極シート13とを絶縁し、これらを捲回軸L周りに渦捲き状に捲回して構成されている。すなわち、本実施形態の電極体11は、正電極シート12、負電極シート13及びセパレータ14それぞれが連続したものを層状に捲回してなる捲回型の電極体11である。
正電極シート12には、金属板としての帯状の金属箔121の表面に活物質が塗布されてなる活物質層としての第1活物質層121aと、金属箔121の裏面に活物質が塗布されてなる活物質層としての第2活物質層122aとが形成されている。また、正電極シート12には、金属箔121の長手方向に延びる縁部としての一方の縁部121eに形成されるとともに活物質が塗布されていない非塗布領域12bが形成されている。
負電極シート13には、金属板としての帯状の金属箔131の表面に活物質が塗布されてなる活物質層としての第1活物質層131aと、金属箔131の裏面に活物質が塗布されてなる活物質層としての第2活物質層132aとが形成されている。また、負電極シート13には、金属箔131の長手方向に延びる縁部としての一方の縁部131eに形成されるとともに活物質が塗布されていない非塗布領域13bが形成されている。
なお、正電極シート12の母材となる金属箔121はアルミニウム箔であるとともに、負電極シート13の母材となる金属箔131は銅箔である。正電極シート12及び負電極シート13は、セパレータ14を介して幅方向にずらして積層されるとともに、正電極シート12及び負電極シート13の非塗布領域12b,13bを、セパレータ14の両端縁14a,14bからそれぞれ外側へ突出させた状態で捲回軸L周りに渦捲き状に捲回される。
図1に示すように、正電極シート12の第1活物質層121a及び第2活物質層122aには、導電部材としてのエキスパンドメタル30が埋設されている。また、負電極シート13の第1活物質層131a及び第2活物質層132aには、導電部材としてのエキスパンドメタル40が埋設されている。以下、正電極シート12側のエキスパンドメタル30について詳しく説明する。
図3に示すように、エキスパンドメタル30は、磁性材料であるインバー合金の表面を金属箔121と同じ材質であるアルミニウムによりコーティングして形成された薄板に細かい切れ目を交互に入れて引っ張り、網目状に広げたものである。すなわち、エキスパンドメタル30は、複数の孔30hを有している。また、エキスパンドメタル30は活物質よりも導電性が高くなっている。エキスパンドメタル30の長手方向(一方向)において対向する縁部には直線状に延びる板状の非切込み部30a,30bが形成されており、網目状を形成する複数の線材301において、エキスパンドメタル30の長手方向の対向する縁部に位置する先端同士が非切込み部30a,30bにより連結されている。一方の非切込み部30aにおけるエキスパンドメタル30の短手方向の幅H1は、他方の非切込み部30bにおけるエキスパンドメタル30の短手方向の幅H2よりも長くなっている。なお、図3においては、説明の都合上、エキスパンドメタル30の厚みを誇張して描いている。
図4に示すように、一方の非切込み部30aは、第1活物質層121a及び第2活物質層122aから非塗布領域12b側に突出するとともに、他方の非切込み部30bは、第1活物質層121a及び第2活物質層122aにおける非塗布領域12bとは反対側の縁から突出している。すなわち、エキスパンドメタル30は、非塗布領域12b側から金属箔121における非塗布領域12bの反対側の縁部12fに亘って延びている。また、エキスパンドメタル30の長手方向の長さは、金属箔121の長手方向の長さと同じになっている。すなわち、エキスパンドメタル30は、第1活物質層121a及び第2活物質層122a全体に亘って張り巡らされるように埋設されている。
複数の線材301において、エキスパンドメタル30の短手方向の対向する縁部に位置する各先端は、金属箔121に対して溶接されている。よって、複数の線材301において、エキスパンドメタル30の短手方向の対向する縁部に位置する各先端が、バリとして金属箔121の短手方向の対向する縁部から突出してしまうことが防止されている。
図2に示すように、一方の非切込み部30aにおける第1活物質層121a及び第2活物質層122aからの突出長さは、正電極シート12及び負電極シート13がセパレータ14を介して捲き回されたときに、一方の非切込み部30aの一部がセパレータ14の端縁14aから突出するように設定されている。また、他方の非切込み部30bにおいて、第1活物質層121a及び第2活物質層122aにおける非塗布領域12bとは反対側の縁からの突出長さは、正電極シート12及び負電極シート13がセパレータ14を介して捲き回されたときに、他方の非切込み部30bの端縁がセパレータ14の端縁14bから突出することがないように設定されている。
図5に示すように、第1活物質層121a側のエキスパンドメタル30は、金属箔121の表面に接した状態で第1活物質層121aに埋設されている。また、第2活物質層122a側のエキスパンドメタル30は、金属箔121の裏面に接した状態で第2活物質層122aに埋設されている。エキスパンドメタル30の各孔30h内には活物質が充填されている。
第1活物質層121aに埋設されたエキスパンドメタル30の一方の非切込み部30aは、正電極シート12における非塗布領域12bの表面に対してシーム溶接により接合されている。また、第2活物質層122aに埋設されたエキスパンドメタル30の一方の非切込み部30aは、正電極シート12における非塗布領域12bの裏面に対してシーム溶接により接合されている。さらに、第1活物質層121aに埋設されたエキスパンドメタル30の他方の非切込み部30bと、第2活物質層122aに埋設されたエキスパンドメタル30の他方の非切込み部30bとはシーム溶接により接合されている。
なお、負電極シート13側のエキスパンドメタル40に関する説明は、前述の説明中の正電極シート12側のエキスパンドメタル30に関する説明と同じであるため、その詳細な説明を省略する。このため、負電極シート13側のエキスパンドメタル40に関する説明は、前述の説明中における「エキスパンドメタル30」を「エキスパンドメタル40」に、「金属箔121」を「金属箔131」に、「第1活物質層121a」を「第1活物質層131a」に、「第2活物質層122a」を「第2活物質層132a」に夫々読み替える。さらに、「非切込み部30a,30b」を「非切込み部40a,40b」に、「非塗布領域12b」を「非塗布領域13b」に、「縁部12f」を「縁部13f」に、「孔30h」を「孔40h」に夫々読み替えることで説明される。なお、負電極シート13側のエキスパンドメタル40は、磁性材料であるインバー合金の表面を金属箔131と同じ材質である銅によりコーティングして形成された薄板に細かい切れ目を交互に入れて引っ張り、金網状に広げたものである。
図1に示すように、電極体11の捲回軸L方向一端において、正電極シート12の非塗布領域12b及びエキスパンドメタル30の非切込み部30aに跨るようにして集電端子19aの一端が接合されている。集電端子19aの他端は正極端子22aに接続されている。また、電極体11の捲回軸L方向他端において、負電極シート13の非塗布領域13b及びエキスパンドメタル40の非切込み部40aに跨るようにして集電端子19bの一端が接合されている。集電端子19bの他端は負極端子22bに接続されている。このようにして、集電端子19aを介して正電極シート12が正極端子22aに接続されるとともに、集電端子19bを介して負電極シート13が負極端子22bに接続された電極体11をケース20に収容することで二次電池10が構成されている。
次に、本実施形態の作用について説明する。
正電極シート12の第1活物質層121a及び第2活物質層122aにエキスパンドメタル30が埋設されているため、第1活物質層121a及び第2活物質層122aにエキスパンドメタル30が埋設されていない場合に比べると、第1活物質層121a及び第2活物質層122aを流れる電気がエキスパンドメタル30によって流れ易くなっている。その結果として、正電極シート12の導電性が増している。なお、負電極シート13の作用の説明についても正電極シート12の作用の説明と同様なため、その説明を省略する。
本実施形態の正電極シート12及び負電極シート13を用いて構成された二次電池10によれば、従来の二次電池に比べると正電極シート12及び負電極シート13の電気抵抗が低減されるため、二次電池10から発生される電力の出力密度が向上する。その結果、本実施形態の二次電池10を使用したプラグインハイブリッド車等の走行性能が向上する。
次に、本実施形態の正電極シート12の製造方法について説明する。
図6に示すように、まず、金属箔121の表面上にエキスパンドメタル30が送られるとともに、塗布装置Tによってエキスパンドメタル30の上側から活物質が塗布される。ここで、金属箔121の裏面側には磁石Mが配設されている。よって、この磁石Mによりエキスパンドメタル30が金属箔121の表面側に引き付けられ、活物質が塗布される際に、エキスパンドメタル30が第1活物質層121aの表面から突出してしまうことが防止されている。そして、活物質が塗布された金属箔121が乾燥炉K内を通過する際に活物質が乾燥されることで、金属箔121の表面にエキスパンドメタル30が埋設された第1活物質層121aが形成される。
なお、金属箔121の裏面にも第1活物質層121aと同様にして、エキスパンドメタル30が埋設された第2活物質層122aが形成される。このようにして、正電極シート12が形成される。なお、負電極シート13の製造方法の説明は、正電極シート12の製造方法の説明と同様であるため、その詳細な説明を省略する。
上記実施形態では以下の効果を得ることができる。
(1)正電極シート12及び負電極シート13の第1活物質層121a,131a及び第2活物質層122a,132a内に、活物質よりも導電性の高いエキスパンドメタル30,40を設けた。よって、第1活物質層121a,131a及び第2活物質層122a,132a内に、エキスパンドメタル30,40が設けられていない場合に比べると、第1活物質層121a,131a及び第2活物質層122a,132aを流れる電気がエキスパンドメタル30,40によって流れ易くなる。このため、正電極シート12及び負電極シート13の導電性を増すことができる。
(2)エキスパンドメタル30,40は、非塗布領域12b,13b側から金属箔121,131における非塗布領域12b,13bの反対側の縁部12f,13fに向けて延びている。よって、第1活物質層121a,131a及び第2活物質層122a,132aにおいて、非塗布領域12b,13b側から非塗布領域12b,13bの反対側の縁部12f,13fにかけて電気が流れ易くすることができる。
(3)エキスパンドメタル30,40の一方の非切込み部30a,40aを、非塗布領域12b,13bに対して接合した。よって、第1活物質層121a,131a及び第2活物質層122a,132aに対してエキスパンドメタル30,40を容易に設けることができる。
(4)エキスパンドメタル30,40を、第1活物質層121a,131a及び第2活物質層122a,132aに埋設した。よって、エキスパンドメタル30,40が第1活物質層121a,131aの表面、及び第2活物質層122a,132aの表面から突出してしまうことが無い。その結果、エキスパンドメタル30,40がセパレータ14を貫通して、正電極シート12と負電極シート13とが短絡してしまうことを防止することができる。
(5)エキスパンドメタル30,40を、磁性材料の表面が金属箔121,131の材質と同じ材質でコーティングされることで形成した。よって、磁性材料により形成されたエキスパンドメタル30,40を磁石Mにより引き付けることができるため、磁石Mによりエキスパンドメタル30,40を引き付けながら、エキスパンドメタル30,40を第1活物質層121a,131a及び第2活物質層122a,132aに埋設することができる。その結果として、エキスパンドメタル30,40が第1活物質層121a,131a及び第2活物質層122a,132aの表面から突出してしまうことを防止することができる。
(6)導電部材としてエキスパンドメタル30,40を用いた。エキスパンドメタル30,40は、一つの金属板を加工するだけで網目状の導電部材を形成することができるため、複数の線材を編み込むことで網目状の導電部材を形成する場合に比べると、容易に網目状の導電部材を形成することができる。また、複数の線材を編み込むことで網目状に形成された導電部材では、各線材同士の接触箇所が複数存在するため電気抵抗が大きい。しかし、エキスパンドメタル30,40はそのような箇所は存在しないため、複数の線材を編み込むことで網目状に形成された導電部材に比べて導電性が良く、正電極シート12及び負電極シート13の導電性をさらに増すことができる。
(7)エキスパンドメタル30,40の長手方向において対向する縁部に非切込み部30a,30b,40a,40bを形成した。よって、エキスパンドメタル30,40の長手方向において対向する縁部に位置する各先端にバリが形成されてしまうことを回避することができる。その結果として、エキスパンドメタル30,40の長手方向において対向する縁部に位置する各先端にバリが形成されている場合のように、このバリがセパレータ14を貫通して、正電極シート12と負電極シート13とが短絡してしまうことを防止することができる。
(8)第1活物質層121a,131a及び第2活物質層122a,132aにエキスパンドメタル30,40を設けた。よって、第1活物質層121a,131a又は第2活物質層122a,132aのみにエキスパンドメタル30,40を設ける場合に比べて、正電極シート12及び負電極シート13の導電性をさらに増すことができる。
(9)第1活物質層121a,131aに埋設されたエキスパンドメタル30,40の他方の非切込み部30b,40bと、第2活物質層122a,132aに埋設されたエキスパンドメタル30,40の他方の非切込み部30b,40bとを接合した。よって、第1活物質層121a,131aに埋設されたエキスパンドメタル30,40と第2活物質層122a,132aに埋設されたエキスパンドメタル30,40とが接続されるため、第1活物質層121a,131aと第2活物質層122a,132aとの間の導電性を向上させることができる。
(10)複数の線材301において、エキスパンドメタル30の短手方向の対向する縁部に位置する各先端は、金属箔121に対して溶接されている。よって、複数の線材301において、エキスパンドメタル30の短手方向の対向する縁部に位置する各先端が、バリとして金属箔121の短手方向の対向する縁部から突出してしまうことを防止することができる。その結果、複数の線材301において、エキスパンドメタル30の短手方向の対向する縁部に位置する各先端のバリがセパレータ14を貫通して、正電極シート12と負電極シート13とが短絡してしまうことを防止することができる。
(11)導電部材としてエキスパンドメタル30,40を用いた。よって、エキスパンドメタル30,40の各孔30h,40h内に活物質が充填されるため、導電部材として、孔が一つも形成されていない板状の金属板を第1活物質層121a,131a及び第2活物質層122a,132aに埋設する場合に比べると、活物質の量を多くすることができる。
(12)導電部材としてエキスパンドメタル30,40を用いた。例えば、金属製の薄板に複数の孔を打ち抜き加工してなるパンチングメタルでは、打ち抜き加工された部位が無駄になってしまう。しかし、金属製の薄板に細かい切れ目を交互に入れて引っ張り、網目状に広げてなるエキスパンドメタル30,40は、全ての金属を有効活用することができるため、コストを削減することができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
○ 実施形態では、第1活物質層121a,131a及び第2活物質層122a,132aにエキスパンドメタル30,40が埋設されていたが、これに限らず、第1活物質層121a,131a、又は第2活物質層122a,132aのみにエキスパンドメタル30,40が埋設されていてもよい。
○ 図7に示すように、エキスパンドメタル30,40が、第1活物質層121a,131aの表面、及び第2活物質層122a,132aの表面に設けられていてもよい。ここでは、第1活物質層121a,131aの表面及び第2活物質層122a,132aの表面と、エキスパンドメタル30,40の表面とは同一平面上に位置している。すなわち、エキスパンドメタル30,40は、第1活物質層121a,131aの表面及び第2活物質層122a,132aの表面から突出していない。これによれば、エキスパンドメタル30,40を第1活物質層121a,131a及び第2活物質層122a,132aに埋設する場合に比べて、エキスパンドメタル30,40を第1活物質層121a,131a及び第2活物質層122a,132aに対して容易に設けることができる。なお、図7に示す別例では、第1活物質層121a,131a及び第2活物質層122a,132aの表面にエキスパンドメタル30,40が設けられていたが、これに限らず、第1活物質層121a,131aの表面、又は第2活物質層122a,132aの表面のみにエキスパンドメタル30,40が設けられていてもよい。
○ 図8に示すように、第1活物質層121a側のエキスパンドメタル30が、金属箔121の表面から離間した状態で第1活物質層121aに埋設されるとともに、第2活物質層122a側のエキスパンドメタル30が、金属箔121の裏面から離間した状態で第2活物質層122aに埋設されていてもよい。なお、図8に示す別例では、金属箔121の表面又は裏面から離間した状態で第1活物質層121a及び第2活物質層122aにエキスパンドメタル30が埋設されていたが、これに限らない。例えば、第1活物質層121a及び第2活物質層122aに埋設されるエキスパンドメタル30のうちの一方のみが、金属箔121の表面又は裏面から離間していてもよい。なお、負電極シート13側も同様である。
○ 実施形態において、エキスパンドメタル30,40の非切込み部30a,30b,40a,40bを削除してもよい。
○ 実施形態では、導電部材としてエキスパンドメタル30,40を用いたが、これに限らず、例えば、金属製の薄板に、円形や楕円形をなす格子状となるように複数の孔を打ち抜き加工してなるパンチングメタルを用いてもよい。
○ 実施形態では、導電部材としてエキスパンドメタル30,40を用いたが、これに限らない。例えば、線状の導電部材が第1活物質層121a,131a及び第2活物質層122a,132aに埋設されていてもよい。また、線状の導電部材が第1活物質層121a,131aの表面、及び第2活物質層122a,132aの表面に設けられていてもよい。ここでは、第1活物質層121a,131aの表面及び第2活物質層122a,132aの表面と、線状の導電部材の表面とは同一平面上に位置している。さらに、線状の導電部材は、金属箔121,131に対して溶接されていてもよいし、金属箔121,131に対して溶接されていなくてもよい。また、線状の導電部材は、非塗布領域12b,13b側から非塗布領域12b,13bの反対側の縁部12f,13fに向けて延びていてもよいし、非塗布領域12b,13b側から非塗布領域12b,13bの反対側の縁部12f,13fに向けて延びていなくてもよい。要は、線状の導電部材を第1活物質層121a,131a及び第2活物質層122a,132a内に設けることで、第1活物質層121a,131a及び第2活物質層122a,132aの導電性が増せばよい。
○ 実施形態では、エキスパンドメタル30,40を、磁性材料の表面が金属箔121,131の材質と同じ材質でコーティングされることで形成した。そして、磁性材料により形成されたエキスパンドメタル30,40を磁石Mにより引き付けることで、エキスパンドメタル30,40を第1活物質層121a,131a及び第2活物質層122a,132aに埋設したが、これに限らない。例えば、エキスパンドメタル30,40を金属箔121,131と同じ材質の金属で形成し、金属箔121,131上にエキスパンドメタル30,40を載置した状態で金属箔121,131に活物質を塗布することで、エキスパンドメタル30,40を第1活物質層121a,131a及び第2活物質層122a,132aに埋設してもよい。
○ 実施形態において、エキスパンドメタル30,40の一方の非切込み部30a,40aが、非塗布領域12b,13bに対して接合されていなくてもよい。
○ 実施形態において、第1活物質層121a,131aに埋設されたエキスパンドメタル30,40の他方の非切込み部30b,40bと、第2活物質層122a,132aに埋設されたエキスパンドメタル30,40の他方の非切込み部30b,40bとが接合されていなくてもよい。
○ 実施形態において、複数の線材301におけるエキスパンドメタル30の短手方向の対向する縁部に位置する各先端が金属箔121に対して溶接されていなくてもよい。
○ 第1活物質層121a,131a及び第2活物質層122a,132aにおいて、導電部材が、非塗布領域12b,13b側から非塗布領域12b,13bの反対側の縁部12f,13fに向けて延びていなくてもよい。例えば、第1活物質層121a,131a及び第2活物質層122a,132aにおいて、非塗布領域12b,13bが延びる方向のみに導電部材が延びていてもよい。
○ 実施形態において、一方の非切込み部30aにおけるエキスパンドメタル30の短手方向の幅H1は、他方の非切込み部30bにおけるエキスパンドメタル30の短手方向の幅H2よりも長くなっていなくてもよい。すなわち、一方の非切込み部30aにおける第1活物質層121a及び第2活物質層122aからの突出長さが、正電極シート12及び負電極シート13がセパレータ14を介して捲き回されたときに、一方の非切込み部30aの一部がセパレータ14の端縁14aから突出するように設定されていればよい。また、他方の非切込み部30bにおいて、第1活物質層121a及び第2活物質層122aにおける非塗布領域12bとは反対側の縁からの突出長さが、正電極シート12及び負電極シート13がセパレータ14を介して捲き回されたときに、他方の非切込み部30bの端縁がセパレータ14の端縁14bから突出することがないように設定されていればよい。
○ 実施形態において、エキスパンドメタル30は、一方の非切込み部30aが第1活物質層121a及び第2活物質層122aから非塗布領域12bに突出していなくてもよく、一方の非切込み部30aが第1活物質層121a及び第2活物質層122aに埋没していてもよい。また、他方の非切込み部30bが第1活物質層121a及び第2活物質層122aにおける非塗布領域12bとは反対側の縁から突出していなくてもよく、他方の非切込み部30bが第1活物質層121a及び第2活物質層122aに埋没していてもよい。
○ 実施形態において、エキスパンドメタル30の長手方向の長さが、金属箔121の長手方向の長さよりも短くなっていてもよい。
○ 実施形態では、金属板として金属箔121,131を用いたが、これに限らず、電極として用いることが可能な薄さであれば、箔に限られない。例えば、箔よりも厚くした板であってもよいし、箔をさらに薄くしたシート状のものであってもよい。
○ 実施形態において、金属箔121,131の表面又は裏面のいずれか一方のみに活物質層が形成されていてもよい。すなわち、実施形態において、第1活物質層121a,131a又は第2活物質層122a,132aのどちらかを削除してもよい。
○ 実施形態では、帯状の正電極シート12と負電極シート13との間に帯状のセパレータ14を介在させて、これらを捲回軸L周りに渦捲き状に捲回して構成された捲回型の電極体11を用いたが、これに限らない。例えば、正電極シートと負電極シートとの間にセパレータを介在させて、これらを一定方向に複数積層して構成された積層型の電極体を用いてもよい。ここで、積層型の電極体とは、正電極シート、負電極シート及びセパレータそれぞれが不連続となったものを一定方向に積層してなる電極体のことである。
○ 実施形態において、二次電池10はプラグインハイブリッド車等に搭載されていたが、これに限らず、例えば、電気自動車に搭載されていてもよい。
○ 本発明を、二次電池10用の正電極シート12及び負電極シート13に具体化したが、これに限らず、例えば、電気二重層コンデンサ等の蓄電装置用の電極に具体化してもよい。
○ 本発明を、車両用の二次電池10用の正電極シート12及び負電極シート13に具体化したが、これに限らず、車両用以外の二次電池用の正電極シート及び負電極シートに具体化してもよい。
10…二次電池、11…電極体、12…電極としての正電極シート、12b,13b…非塗布領域、12f,13f…縁部、121,131…金属板としての金属箔、121a…活物質層としての第1活物質層、121e…縁部としての一方の縁部、122a…活物質層としての第2活物質層、13…電極としての負電極シート、131a…活物質層としての第1活物質層、131e…縁部としての一方の縁部、132a…活物質層としての第2活物質層、30,40…導電部材としてのエキスパンドメタル、30a,30b,40a,40b…非切込み部。

Claims (12)

  1. 金属板に活物質が塗布されてなる活物質層と、前記金属板の縁部に形成されるとともに前記活物質が塗布されていない非塗布領域とを有する電極であって、
    前記活物質層、及び前記非塗布領域は、前記金属板の両面に形成され、
    前記活物質層内に、前記活物質よりも導電性の高い導電部材を有し、
    前記導電部材は、前記活物質層の表面から突出しないように前記活物質層内に設けられており、
    前記導電部材は、複数の孔を有する部分と、孔を有していない部分とを有し、
    前記複数の孔を有する部分は、複数の線材が網目状を形成する部分、または、孔が形成された板状をなす部分であり、
    前記孔を有していない部分は、前記導電部材の互いに対向する縁部に沿って直線状に延びる板状部であって、
    前記板状部と前記金属板とが接合されており、
    前記金属板の一方の面側に設けられる前記導電部材及び前記金属板の他方の面側に設けられる前記導電部材において、各導電部材における互いに対向する縁部の両板状部の少なくとも一方は、前記金属板の端縁よりも突出する突出部を有し、
    前記金属板の一方の面側に設けられる前記導電部材の前記突出部と、前記金属板の他方の面側に設けられる前記導電部材の前記突出部とが接合されていることを特徴とする電極。
  2. 金属板に活物質が塗布されてなる活物質層と、前記金属板の縁部に形成されるとともに前記活物質が塗布されていない非塗布領域とを有する電極であって、
    前記活物質層、及び前記非塗布領域は、前記金属板の両面に形成され、
    前記活物質層内に、前記活物質よりも導電性の高い導電部材を有し、
    前記導電部材は、前記活物質層の表面から突出しないように前記活物質層内に設けられており、
    前記導電部材は、複数の孔を有する部分と、孔を有していない部分とを有し、
    前記複数の孔を有する部分は、複数の線材が網目状を形成する部分、または、孔が形成された板状をなす部分であり、
    前記孔を有していない部分は、前記導電部材の互いに対向する縁部に沿って直線状に延びる板状部であって、
    前記金属板の一方の面側に設けられる前記導電部材及び前記金属板の他方の面側に設けられる前記導電部材において、各導電部材における互いに対向する縁部の両板状部の少なくとも一方は、前記金属板の端縁よりも突出する突出部を有し、
    前記金属板の一方の面側に設けられる前記導電部材の前記突出部と、前記金属板の他方の面側に設けられる前記導電部材の前記突出部とが接合されていることを特徴とする電極。
  3. 前記導電部材は前記活物質層の表面に設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項に記載の電極。
  4. 前記導電部材は、前記非塗布領域側から前記金属板における前記非塗布領域の反対側の縁部に向けて延びていることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の電極。
  5. 前記導電部材の板状部が前記非塗布領域に接続されていることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の電極。
  6. 前記導電部材は前記活物質層に埋設されていることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載の電極。
  7. 前記導電部材は、磁性材料の表面が前記金属板の材質と同じ材質でコーティングされることで形成されていることを特徴とする請求項6に記載の電極。
  8. 前記導電部材はエキスパンドメタルまたはパンチングメタルであることを特徴とする請求項1〜請求項のいずれか一項に記載の電極。
  9. 前記導電部材はエキスパンドメタルであり、
    前記エキスパンドメタルの一方向において対向する縁部に非切込み部が形成されていることを特徴とする請求項に記載の電極。
  10. 請求項1〜請求項のいずれか一項に記載の電極を有する蓄電装置。
  11. 請求項1〜請求項のいずれか一項に記載の電極としての正電極シート及び負電極シートの間を絶縁して、これらを層状に形成してなる電極体を備えたことを特徴とする二次電池。
  12. 請求項1に記載の蓄電装置又は請求項1に記載の二次電池が搭載されていることを特徴とする車両。
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