JP2009295393A - 電解質及び電気化学デバイス - Google Patents

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Abstract

【課題】カチオン輸率の高い電解質及びこれを電解質層として備える電気化学デバイスを提供する。
【解決手段】下記一般式(1)で表される構造を有するリチウムポリマー塩を含む、電解質。

[式(1)中、A及びAはそれぞれ独立に、カルボニル基又はスルホニル基を示し、R及びRは二価の有機基を示す。また、nは2以上の正の整数を示す。なお、同一分子中の複数のA、A、R及びRは、それぞれ同じでも異なっていてもよい。]
【選択図】なし

Description

本発明は、電解質及びこれを電解質層として備える電気化学デバイスに関する。
液漏れが生じにくい電解質材料として、電解質にポリマーを用いる電気化学デバイスが注目されている。
例えば、リチウムポリマー電池の電解質に用いられるポリマーとしては、ポリエチレンオキシド(PEO、−[CHCHO]―)が挙げられる。なお、このようなポリマーは難燃性のものではないことから、難燃性を付与されたリチウムポリマー電池の開発が求められている。
難燃性の高い材料としては、例えば、フッ素系のものが考えられる。フッ素系の材料としては、例えば、特許文献1に、含フッ素イミド重合体を含むセパレータが記載されている。
特開平10−228893号公報
ところで、従来の電気化学デバイスに用いる電解質は、高いカチオン輸率を十分に満足するものではなかった。
そこで本発明は、カチオン輸率の高い電解質及びこれを電解質層として備える電気化学デバイスを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、下記一般式(1)で表される構造を有するリチウムポリマー塩を含む、電解質を提供する。
ここで、式(1)中、A及びAはそれぞれ独立に、カルボニル基又はスルホニル基を示し、R及びRは二価の有機基を示す。また、nは2以上の正の整数を示す。なお、同一分子中の複数のA、A、R及びRは、それぞれ同じでも異なっていてもよい。
本発明の電解質は、このような構成を有することにより、カチオン輸率の高いものとなる。本発明の電解質における高いカチオン輸率は、主として以下の2つの理由により達成される。
第1の理由としては、上述のポリマーリチウム塩において、Nに隣接する基、すなわちA及びAが、カルボニル基(−CO−)又はスルホニル基(−SO−)であることが挙げられる。これらの基は電子吸引性が高いため、このような構造にすることで、リチウムイオンの解離度を向上させることができる。
第2の理由としては、本発明の電解質に用いられるリチウム塩がポリマーリチウム塩であること、すなわちアニオン部分の分子量が大きいことが挙げられる。通常、リチウムポリマー電池のリチウム塩としては、モノマー塩が用いられる。しかしながら、このようなモノマー塩は、電解質中で解離したアニオンが高分子鎖との相互作用を受けることなく移動することが出来るため、アニオンの導電率(σ)が大きくなる。したがって、全イオン導電率(σ=σ+σ)のうちリチウムイオン導電率(σ)の占める割合を示すリチウムイオン輸率(t=σ/(σ+σ)=σ/σ)がかなり低く、0.1以下になることもある。一方、本発明の電解質に用いられるポリマーリチウム塩は、アニオンの部分の分子量が大きいため、アニオンの導電率(σ)を非常に低くすることができ、結果的に、カチオン輸率が向上する。
なお、Rは、アルキレン基、アリーレン基、アルケニレン基又はアルキレンエーテル基であることが好ましく、Rが、アルキレン基、アリーレン基、アルケニレン基又はアルキレンエーテル基であることが好ましい。R及びRがこのような構造を有することで、カチオン輸率が更に向上する。
及びRは、フルオロ基で置換されている二価の有機基であることが好ましい。すなわち、R及びRで表される二価の有機基は、部分フッ素化又は全フッ素化されていることが好ましい。R及びRがフッ素元素を含むことにより、難燃性を付与することができる。
上記リチウムポリマー塩は、非プロトン性溶媒と混合して電解質とすることもできる。すなわち、本発明の電解質は、非プロトン性溶媒を更に含むことができる。リチウムポリマー塩を非プロトン性溶媒に溶解することで、電解質に流動性を付与することができるため、各種電気化学デバイスへの使用が容易になる。
本発明の電解質は、上記リチウムポリマー塩とは別の高分子材料を更に含むことが好ましい。上記電解質はこのような材料を更に含むことで、機械的強度に優れたものとなる。
本発明の電解質は、下記一般式(2)で表される繰り返し単位を有するフルオロポリマーを更に含むことが好ましい。
本発明の電解質は、このような構造のフルオロポリマーを更に含むことで、難燃性、柔軟性及び加工性に優れたものとなる。
本発明はさらに、上述の電解質を電解質層として備える電気化学デバイスを提供する。このような電気化学デバイスは、上述の電解質を電解質層として備えるため、カチオン輸率の高いものとなる。なお、上記電気化学デバイスは、リチウムポリマー電池であってもよい。このようなリチウムポリマー電池はカチオン輸率の高いものとなる。
本発明によれば、カチオン輸率の高い電解質及びこれを電解質層として備える電気化学デバイスを提供することができる。また、本発明の電気化学デバイスは、リチウムポリマー電池として用いることができる。
以下、図面を参照しながら、電気化学デバイスであるリチウムポリマー電池について、その好適な実施形態を詳細に説明する。なお、図面中、同一又は相当部分には同一符号を付し、重複する説明は省略する。また、上下左右等の位置関係は、特に断らない限り、図面に示す位置関係に基づくものとする。更に、図面の寸法比率は図示の比率に限られるものではない。
図1は、本発明のリチウムポリマー電池の好適な一実施形態の基本構成を示す模式断面図である。図1に示すリチウムポリマー電池1は、主として、アノード2及びカソード3と、アノード2とカソード3との間に配置される電解質層4とから構成されている。ここで、アノード2及びカソード3は説明の便宜上、リチウムポリマー電池1の放電時の極性を基準に決定したものである。従って、充電時には、アノード2が「カソード」となり、カソード3が「アノード」となる。
また、リチウムポリマー電池1において、アノード2の電解質層4とは反対側の面上には膜状(板状、層状)の集電体(アノード集電体)5が設けられており、カソード3の電解質層4とは反対側の面上には膜状(板状、層状)の集電体(カソード集電体)6が設けられている。また、アノード2及びカソード3の形状は特に限定されず、例えば、図示するように薄膜状(層状)であってもよい。
電極、すなわちアノード2及びカソード3は、リチウムイオン2次電池の電極として公知のものの中から適宜選択して使用すればよく、電極活物質と電解質とを混合することによって得られる組成物を用いることも可能である。
アノード2には、炭素材料、リチウム金属、リチウム合金あるいは酸化物材料のような負極活物質を用いることが好ましい。炭素材料としては、例えば、メソカーボンマイクロビーズ(MCMB)、天然あるいは人造の黒鉛、樹脂焼成炭素材料、カーボンブラック、炭素繊維などから適宜選択すればよい。これらは粉末として用いられる。
アノード2の厚さは特に制限されないが、例えば、0.1〜300μmであり、1〜150μmであることがより好ましい。
カソード3には、リチウムイオンがインターカレート・デインターカレート可能な酸化物または炭素のような正極活物質を用いることが好ましい。リチウムイオンがインターカレート・デインターカレート可能な酸化物としては、リチウムを含む複合酸化物が好ましく、例えば、LiCoO、LiMn、LiNiO、LiVなどが挙げられる。この酸化物の粉末の平均粒子径は1〜40μm程度であることが好ましい。
カソード3の厚さは特に制限されないが、例えば、0.1〜300μmであり、1〜150μmであることがより好ましい。
電極には、必要に応じて導電助剤が添加される。導電助剤としては、好ましくは黒鉛、カーボンブラック、炭素繊維、ニッケル、アルミニウム、銅、銀等の金属が挙げられ、特に黒鉛、カーボンブラックが好ましい。
また、電極には、バインダとしてゲル電解質を加えることもできる。この場合の電極組成は、カソード(正極)では、重量比で、活物質:導電助剤:ゲル電解質=10〜50:0〜20:30〜90の範囲が好ましく、アノード(負極)では、重量比で、活物質:導電助剤:ゲル電解質=10〜50:0〜20:30〜90の範囲が好ましい。なお、バインダとしてゲル電解質以外の物質を用いた電極も好適に用いられる。この場合、バインダとしてはフッ素樹脂、フッ素ゴム等を用いることができ、バインダの量は電極全体の重量に対して3〜30重量%程度とする。なお、バインダとして、上記一般式(1)で表される構造を有するリチウムポリマー塩電解質を用いることもできる。
電解質層4は、下記一般式(1)で表される構造を有するリチウムポリマー塩を含むものであり、ポリマー電解質としての役割と、リチウム塩としての役割を担うものである。
ここで、式(1)中、A及びAはそれぞれ独立に、カルボニル基又はスルホニル基を示し、R及びRは二価の有機基を示す。なお、カルボニル基は[−CO−]で表される2価基であり、スルホニル基は[−SO−]で表される2価基である。また、nは2以上の正の整数を示す。なお、同一分子中の複数のA、A、R及びRは、それぞれ同じでも異なっていてもよい。
及びAのいずれかは、スルホニル基であることが好ましく、A及びAの双方がスルホニル基であることが更に好ましい。スルホニル基はカルボニル基に比較し電子吸引性が高いことから、スルホニル基が多いほど、リチウムイオンの解離度が高まる傾向にある。なお、Rは、アルキレン基、アリーレン基、アルケニレン基又はアルキレンエーテル基であることが好ましく、Rは、アルキレン基、アリーレン基、アルケニレン基又はアルキレンエーテル基であることが好ましい。R及びRがこのような構造を有することで、カチオン輸率を更に向上させることができる。
及びRが、フルオロ基で置換されている二価の有機基であることが好ましい。R及びRがフッ素元素を含むことにより、難燃性を付与することができ、安全性を向上させることができる。さらに、酸化還元に強いものとなる。また、リチウムポリマー塩をこのような構造にすることで、後述の式(2)で表されるフルオロポリマーとの相溶性を向上させることができる。
[−R−R−]で表される構造としては、例えば、下記式(i)〜(xxix)で表される構造などが挙げられる。
式(i)〜(xxix)中、m及びrは、1以上の正の整数を示す。カチオン輸率の観点からは、m及びrは15以下であることが好ましい。なお、式(iv)中、R〜Rは、H、F、C〜C−アルキル又は部分フッ素化若しくは全フッ素化されたC〜C−アルキルを表わす。
なお、一般式(1)で表される繰り返し単位を有するリチウムポリマー塩は、例えば、下記式(a)で表されるヘキサメチルジシラザンリチウムと、下記一般式(b)で表される化合物とを反応させることによって合成できる。下記一般式(b)で表される化合物は、1種単独で用いてもよく、2種以上を混合して用いてもよい。
ヘキサメチルジシラザンリチウム:
式(b)、A、R、R及びAは上記と同義であり、Xはハロゲン元素を表す。
本発明の電解質は、モノマーリチウム塩を更に含んでもよい。すなわち、リチウム塩として、上述のポリマーリチウム塩とモノマーリチウム塩を併用してもよい。モノマーリチウム塩としては、LiBF、LiPF、LiAsF、LiSOCF、LiClO、LiN(SOCF等のリチウム塩が挙げられる。
上記リチウムポリマー塩と、非プロトン性溶媒とを混合して電解質とすることもできる。すなわち、本発明の電解質は、非プロトン性溶媒を更に含むことができる。リチウムポリマー塩を非プロトン性溶媒に溶解することで、電解質に流動性を付与することができるため、各種電気化学デバイスへの使用が容易になる。
非プロトン性溶媒としては、リチウムポリマー塩との相溶性が良好なものであれば特に制限はされないが、リチウム電池等の電解質に用いる場合は、高い動作電圧でも分解の起こらない極性有機溶媒が好ましく用いられる。このような極性有機溶媒としては、例えば、エチレンカーボネート(略称EC)、プロピレンカーボネート(略称PC)等のカーボネート類、テトラヒドロフラン(略称THF)等の環式エーテル、スルホラン、ラクトン等が好適に用いられる。また、ブチレンカーボネート、ジメチルカーボネート、ジエチルカーボネート、エチルメチルカーボネート、2−メチルテトラヒドロフラン、1、3−ジオキソラン、4−メチルジオキソラン、γ−ブチロラクトン、3−メチルスルホラン、ジメトキシエタン、ジエトキシエタン、エトキシメトキシエタン、エチルジグライム、イミダゾリウム塩が挙げられる。なお、非プロトン性溶媒は、これに限定されるものではなく、応用するデバイスに応じて適宜選択すればよい。
電解質中でのリチウムポリマー塩の濃度は、好ましくは0.3〜5mol/Lである。通常は、この濃度が、約1mol/Lであるときに最も高いイオン伝導性を示す。なお、電解質中での、リチウムポリマー塩/非プロトン性溶媒は、重量比で3/2〜1/9であることが好ましい。リチウムポリマー塩と非プロトン性溶媒の重量比をこの範囲とすることで、電解質の機械的強度及びイオン伝導度を向上させることができる。
本発明の電解質は、上記リチウムポリマー塩とは別の高分子材料を更に含むことが好ましい。上記電解質はこのような材料を更に含むことで、機械的強度に優れたものとなる。
上述の高分子材料としては、リチウムポリマー塩を保持可能なものであれば、特に制限されないが、例えば、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)、フッ化ビニリデン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体、フッ化ビニリデン−塩化3フッ化エチレン(CTFE)共重合体〔P(VDF−CTFE)〕、フッ化ビニリデン−ヘキサフルオロプロピレンフッ素ゴム、フッ化ビニリデン−テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレンフッ素ゴム〔P(VDF−TFE−HFP)〕、フッ化ビニリデン−テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテルフッ素ゴム等のフッ素系高分子が挙げられる。中でも、ポリフッ化ビニリデン、フッ化ビニリデンとヘキサフルオロプロピレン(HFP)との共重合体、フッ化ビニリデンと塩化3フッ化エチレンとの共重合体〔P(VDF−CTFE)〕が好ましく、ポリフッ化ビニリデン系の樹脂、すなわちフッ化ビニリデン系ポリマー中のフッ化ビニリデンが50重量%以上、特に70重量%以上であるものが好ましい。
電解質層4は、下記一般式(2)で表される繰り返し単位から構成されたフルオロポリマーを上記リチウムポリマー塩とは別に含むことが好ましい。
電解質層4が、このような構造のフルオロポリマーを更に含むことで、難燃性、柔軟性及び加工性に優れたものとなる。また、難燃性に優れることで、安全性の高いものとなる。
なお、上記一般式(2)で表される繰り返し単位から構成されたフルオロポリマーとしては、例えば、下記式(2−1)で表される化合物が挙げられる。
CFO(CFCFO)CF (2−1)
ここで、式(2−1)中、qは1以上の整数を示す。カチオン輸率と導電率の観点からは、qは7以上かつ15以下であることが好ましい。
なお、この種の化合物は、実際に熱的および化学的に安定性であるが、LiPFやLiTFSI等の従来のリチウム塩に対しては溶解能が低いことから、従来は使用が難しかった。しかしながら、上記一般式(1)で表される構造を有するリチウムポリマー塩を用いれば、この溶解能が向上するため使用が容易となる。
電解質層4の厚さは特に制限されないが、例えば、0.1〜100μmであり、0.1〜15μmであることがより好ましい。
アノード集電体5及びカソード集電体6は、電池を使用するデバイスの形状やケース内への集電体の配置方法などに応じて、集電体として一般的に用いられる材料から選択すればよい。
アノード集電体5の構成材料としては、電子伝導性を有するものであれば特に制限されないが、例えば、ニッケル、銅等が用いられ、好ましくはニッケルが用いられる。さらに、カソード集電体6の構成材料としては、電子伝導性を有するものであれば特に制限されないが、例えば、ニッケル、アルミニウム、タンタル、鉄、チタニウム等が用いられ、好ましくはニッケル、アルミニウム、タンタルが用いられ、好ましくはアルミニウムが用いられる。なお、これらの集電体には、通常、金属箔、金属メッシュなどが使用される。金属箔よりも金属メッシュの方が電極との接触抵抗が小さくなるが、金属箔でも十分小さい接触抵抗が得られる。
本発明のリチウムポリマー電池は、例えば、以下の工程により製造することができる。アノード活物質及び/又はカソード活物質をバインダ溶液等に分散した塗布液を、それぞれアノード集電体5及びカソード集電体6上に塗布し、乾燥させることにより、アノード集電体5及びカソード集電体6上にアノード2及びカソード3を形成する。その後、必要に応じ、平板プレス、カレンダーロール等により形成されたアノード2及びカソード3に圧延処理を施す。
なお、アノード集電体5及びカソード集電体6上への塗布液の塗布手段は特に限定されず、集電体の材質や形状などに応じて適宜決定すればよい。一般に、メタルマスク印刷法、静電塗装法、ディップコート法、スプレーコート法、ロールコート法、ドクターブレード法、グラビアコート法、スクリーン印刷法等が使用される。
ここで、上述のバインダ溶液は必要に応じ用いればよい。また、上述の塗布液には必要に応じて導電助剤を含ませてもよい。さらに、塗布液へはアノード活物質及びカソード活物質の双方ともが分散されていることが好ましい。
そして、アノード集電体5及びカソード集電体6上にアノード2及びカソード3を形成した後、カソード集電体6、カソード3、電解質層4、アノード2、アノード集電体5の順に配置されるように積層し、圧着する。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。
以下、実施例及び比較例に基づいて本発明をより具体的に説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
[実施例1]
ヘキサメチルジシラザンリチウムの29wt%テトラヒドロフラン溶液5.77gを更にテトラヒドロフラン(THF)で希釈して、ヘキサメチルジシラザンリチウムの10wt%溶液を16.75g(0.01mol)調製した。
次に、パーフロロ−3,6,9−トリオキサウンデカンジオイルジフロライド4.425gをTHFで希釈し、パーフロロ−3,6,9−トリオキサウンデカンジオイルジフロライドの10wt%溶液を44.25g(0.01mol)調製した。
パーフロロ−3,6,9−トリオキサウンデカンジオイルジフロライド:
ヘキサメチルジシラザンリチウムの10wt%溶液16.75g(0.01mol)を氷冷しながら、パーフロロ−3,6,9−トリオキサウンデカンジオイルジフロライド10wt%溶液44.25gを滴下した後、室温まで昇温して12時間反応させた。
その後、析出した重合体を濾別した後、ジエチルエーテルで3回洗浄し、100℃で真空乾燥して、黄白色の重合体4.8gを得た。この重合体をメタノール50mlに溶解した後、濾別して不溶物を除去し、濾液を2リットルのエーテル中に滴下し、再沈殿させ、濾別・乾燥にて4.5gのリチウムポリマー塩を得た。得られるリチウムポリマー塩が有する繰り返し単位を下記式(1−1)に示す。
[実施例2]
ヘキサメチルジシラザンリチウムの29wt%テトラヒドロフラン溶液5.77gを更にテトラヒドロフラン(THF)で希釈して、ヘキサメチルジシラザンリチウムの10wt%溶液を16.75g(0.01mol)調製した。
次に、ビス[(フロロスルフォニル)テトラフルオロエチル]エーテル3.825gをTHFで希釈し、ビス[(フロロスルフォニル)テトラフルオロエチル]エーテルの10wt%溶液を38.25g(0.01mol)調製した。
ビス[(フロロスルフォニル)テトラフルオロエチル]エーテル:
ヘキサメチルジシラザンリチウムの10wt%溶液16.75g(0.01mol)を氷冷しながら、ビス[(フロロスルフォニル)テトラフルオロエチル]エーテル10wt%溶液38.25gを滴下した後、室温まで昇温して12時間反応させた。
その後、析出した重合体を濾別した後、ジエチルエーテルで3回洗浄し、100℃で真空乾燥して、黄白色の重合体4.2gを得た。この重合体をメタノール50mlに溶解した後、濾別して不溶物を除去し、濾液を2リットルのエーテル中に滴下し、再沈殿させ、濾別・乾燥にて3.9gのリチウムポリマー塩を得た。得られるリチウムポリマー塩が有する繰り返し単位を下記式(1−2)に示す。
[実施例3]
ヘキサメチルジシラザンリチウムの29wt%テトラヒドロフラン溶液5.77gを更にテトラヒドロフラン(THF)で希釈して、ヘキサメチルジシラザンリチウムの10wt%溶液を16.75g(0.01mol)調製した。
次に、ビス[(フロロスルフォニル)テトラフルオロエチル]エーテル1.913gをTHFで希釈し、ビス[(フロロスルフォニル)テトラフルオロエチル]エーテルの10wt%溶液を19.13g(0.005mol)調製した。
さらに、パーフロロ−3,6,9−トリオキサウンデカンジオイルジフロライド2.212gをTHFで希釈し、パーフロロ−3,6,9−トリオキサウンデカンジオイルジフロライドの10wt%溶液を22.12g(0.005mol)調製した。
ヘキサメチルジシラザンリチウムの10wt%溶液16.75g(0.01mol)を氷冷しながら、まず、パーフロロ−3,6,9−トリオキサウンデカンジオイルジフロライド10wt%溶液22.25gを滴下した。さらに、この溶液に、ビス[(フロロスルフォニル)テトラフルオロエチル]エーテル10wt%溶液19.13gを滴下した後、室温まで昇温して12時間反応させた。
その後、析出した重合体を濾別した後、ジエチルエーテルで3回洗浄し、100℃で真空乾燥して、黄白色の重合体4.5gを得た。この重合体をメタノール50mlに溶解した後、濾別して不溶物を除去し、濾液を2リットルのエーテル中に滴下し、再沈殿させ、濾別・乾燥にて4.1gのリチウムポリマー塩を得た。得られるリチウムポリマー塩は、上記式(1−1)及び(1−2)で表される繰り返し単位に加え、下記式(1−3)及び(1−4)で表される繰り返し単位を有する。
[実施例4]
ヘキサメチルジシラザンリチウムの29wt%テトラヒドロフラン溶液5.77gを更にテトラヒドロフラン(THF)で希釈して、ヘキサメチルジシラザンリチウムの10wt%溶液を16.75g(0.01mol)調製した。
次に、パーフロロ−3,6−ジオキサオクタンジオイルジフロライド3.271gをTHFで希釈し、パーフロロ−3,6−ジオキサオクタンジオイルジフロライドの10wt%溶液を32.71g(0.01mol)調製した。
パーフロロ−3,6−ジオキサオクタンジオイルジフロライド:
ヘキサメチルジシラザンリチウムの10wt%溶液16.75g(0.01mol)を氷冷しながら、パーフロロ−3,6−ジオキサオクタンジオイルジフロライド10wt%溶液32.71gを滴下した後、室温まで昇温して12時間反応させた。
その後、析出した重合体を濾別した後、ジエチルエーテルで3回洗浄し、100℃で真空乾燥して、黄白色の重合体3.6gを得た。この重合体をメタノール50mlに溶解した後、濾別して不溶物を除去し、濾液を2リットルのエーテル中に滴下し、再沈殿させ、濾別・乾燥にて3.3gのリチウムポリマー塩を得た。得られるリチウムポリマー塩が有する繰り返し単位を下記式(1−5)に示す。
[比較例1]
リチウムポリマー塩の代わりに、リチウム塩としてLiPFを準備した。
[比較例2]
リチウムポリマー塩の代わりに、リチウム塩としてLiN(SOCFを準備した。
(評価)
実施例1〜4で準備したリチウムポリマー塩及び比較例1、2で準備したリチウム塩を用い、各種評価を行った。
[溶解性]
エチレンカーボネート(略称EC)とジメチルカーボネート(略称DEC)との等容積比混合溶媒に、リチウムポリマー塩又はリチウム塩をそれぞれ溶解し、リチウムイオン濃度が1モル/Lである電解質原料を準備した。ここで、室温において容易に溶解したものには「良好」、溶解しなかったものには「不良」として溶解性を評価した。評価結果を表1に示す。
次に、〔CFO(CFCFO)CF〕で表されるフルオロポリマーに、リチウムポリマー塩又はリチウム塩をそれぞれ溶解し、リチウムイオン濃度が1モル/Lである電解質原料を準備した。なお、溶解には、ホモジナイザーを用いた。ここで、室温において容易に溶解したものには「良好」、溶解しなかったものには「不良」として溶解性を評価した。評価結果を表1に示す。
[導電率]
上述のように準備した電解質原料を、それぞれ厚さ0.145cm、面積0.7854cmのステンレス板にはさみ、印加する正弦波交流電圧を記号法(複素表示)で表現した、いわゆるコール・コール(Cole−Cole)プロットから導電率を求めた。この結果を表1に示す。
[カチオン輸率]
上述と同様の方法で、リチウムポリマー塩又はリチウム塩を、エチレンカーボネート(略称EC)とジメチルカーボネート(略称DEC)との等容積比混合溶媒に溶解した電解質原料と、リチウムポリマー塩又はリチウム塩を〔CFO(CFCFO)CF〕で表されるフルオロポリマーに溶解した電解質原料をそれぞれ準備した。但し、リチウムイオン濃度については、0.1mol・dm−3(以下、この濃度を「C1」とする。)、C1/2、C1/4、C1/8、C1/16(以下、これらの濃度を「C2」とする。)のものを、それぞれ準備した。
準備した濃度C1の電解質原料を、H型電解セル(液絡部にガラスフィルターのあるもの)の一方の室に仕込み、他方の室には濃度C2の電解質原料を仕込んだ後、両室それぞれに設けた1対のリチウム金属ワイヤーからなる電極間に生じる起電力を測定した。
ここで、上記起電力とリチウムイオン濃度の関係は、下記式(3)のネルンストの式で表される。
ここで、式(3)中、Eは起電力、tはカチオン輸率、Rは気体定数、Tは絶対温度(K)、Fはファラデー定数を示す。
すなわち、C1、Tを一定とし、C2をC1/2、C1/4、C1/8、C1/16と変え、Eを測定し、濃度比の自然対数(ln(C2/C1))に対するEをプロットすれば、その傾きからカチオン輸率(t)を求めることができる。
カチオン輸率の測定結果を表1に示す。なお、このようなカチオン輸率の測定方法(起電力法)は、一般的なものであり、例えば、第35回電池討論会の予稿集71ページ及び72ページなどにも記載されている。
[電気化学的安定性]
溶解性に記載したのと同様の方法で、各電解質を準備した。そして、作用電極としてガラス質カーボン電極(Glassy carbon electrode)を用い、対極にリチウム金属、参照電極にリチウム金属を用いて三電極方式の電気化学セルを構築した。このようにして作製したセルにつき、室温(約23℃)にて、掃引速度5mV/secの条件でリニアスウィープボルタンメトリー(Linear Sweep Voltammetry)測定を行った。各電解質の酸化電位と還元電位との差から求めた電位窓の広さ(電位幅)を電気化学的安定性とした。結果を表1に示す。
実施例1〜4で得られるリチウムポリマー塩を含む電解質及びこれを電解質層として備えるリチウムポリマー電池は、カチオン輸率の高いものとなる。なお、実施例1〜4で得られるリチウムポリマー塩は、室温下においても上記フルオロポリマーに容易に溶解可能であった。
本発明のリチウムポリマー電池の好適な一実施形態の基本構成を示す模式断面図である。
符号の説明
1…リチウムポリマー電池、2…アノード、3…カソード、4…電解質層、5…アノード集電体、6…カソード集電体。

Claims (9)

  1. 下記一般式(1)で表される構造を有するリチウムポリマー塩を含む、電解質。

    [式(1)中、A及びAはそれぞれ独立に、カルボニル基又はスルホニル基を示し、R及びRは二価の有機基を示す。また、nは2以上の正の整数を示す。なお、同一分子中の複数のA、A、R及びRは、それぞれ同じでも異なっていてもよい。]
  2. が、アルキレン基、アリーレン基、アルケニレン基又はアルキレンエーテル基である、請求項1に記載の電解質。
  3. が、アルキレン基、アリーレン基、アルケニレン基又はアルキレンエーテル基である、請求項1又は2に記載の電解質。
  4. 及びRが、フルオロ基で置換されている二価の有機基である、請求項1〜3に記載の電解質。
  5. 非プロトン性溶媒を更に含む、請求項1〜4のいずれか一項に記載の電解質。
  6. 前記リチウムポリマー塩とは別の高分子材料を更に含む、請求項1〜5のいずれか一項に記載の電解質。
  7. 下記一般式(2)で表される繰り返し単位を有するフルオロポリマーを更に含む、請求項1〜6のいずれか一項に記載の電解質。
  8. 請求項1〜7のいずれか一項に記載の電解質を電解質層として備える電気化学デバイス。
  9. 前記電気化学デバイスがリチウムポリマー電池である、請求項8に記載の電気化学デバイス。
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