JP2009292494A - 往復封筒 - Google Patents

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Junko Shimoshita
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Abstract

【課題】1つの封筒によって往信及び返信の双方を行うことができる往復封筒に関し、送信時と返信時の宛先や宛名等の郵便情報や切手貼付欄等の問題にも対応することはができ、きわめて実用的な往復封筒を提供することを課題とする。
【解決手段】合成樹脂製フィルムで構成された封筒本体と、該封筒本体内に封入される封入物に巻き付けるように、折曲部を介して2つ折り可能に形成され、2つ折りされた状態における一片と他片とに、それぞれ往信用の宛先宛名表示欄と返信用の宛先宛名表示欄とが表示されて構成された宛先宛名表示用シートとを具備し、前記宛先宛名表示用シートの往信用の宛先宛名表示欄及び返信用の宛先宛名表示欄を外部に現出させることのできる透明窓が、封筒本体に形成されていることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、往復封筒、さらに詳しくは、1つの封筒によって往信及び返信の双方を行うことができる往復封筒に関する。
周知のように、往復通信のための通信媒体として往復葉書が広く用いられているが、封筒の場合には往復通信用としては現在ごく一部のものしか用いられていない。
その一例として、たとえば返信用の封筒を封入物とともに往信用の封筒内に封入して用いられるものがある。この種の封筒は、たとえば商品等に関する説明書きを封入物として封筒内に封入するとともに、その商品等の購入の申込を行うための書簡を返信用封筒に封入し、たとえば商品購買のためのダイレクトメール用等として用いられる。
この種の封筒は、商品購買ダイレクトメール用以外の用途でも用いられることがあるが、いずれにしても往信用の封筒とは別に返信用の封筒を準備しなければならないため、往信用の封筒と返信用の封筒との印刷も別々に行わなければならず、全体としての製造コストが一般の封筒に比べて増大することとなっていた。
そこで、このような問題点を解決するために、1つの封筒によって往信及び返信の双方を行うことができる往復封筒が開発され、そのような往復封筒として、たとえば下記特許文献1及び2のような特許出願がなされている。
この特許文献1に係る発明は、当該特許文献1の請求項1に記載されているように、「封筒の中に入れたアンケートの回答用紙やダイレクトメールで返事などを求める通知文を送信しかつ返信する郵送方法において、前記送信用封筒の上端開封部を完全に切り取らずに開封して通知文を封筒の中から取り出し、該送信用封筒を返信用の封筒として再利用すること特徴とする送返信兼備の往復式郵送方法」と、請求項5に記載されているように、「送信用と返信用とを兼ね備えた往復式郵送用の封筒において、前記封筒裏側の上端に指先で開封可能な半円形状の開封部を形成しかつ封筒の裏側が上面になるようにフラップ部分の上面に糊付けしてなる往復式封筒本体を設け、該封筒本体の開口部を指先を左右に移動させて開封しかつフラップ部分を糊付けして返信することを特徴とする送返信兼備の往復式郵送用封筒。」を提供するものである。
また、特許文献2に係る発明は、当該特許文献2の請求項1に記載されているように、「1通の封筒で送信と返信ができるようにした」ものである。より具体的には、請求項2に記載されているように、「封筒の本体の表面又は裏面のどちらか一方又は両方に印刷する返信用郵便情報を送信時に目に見えない方法で送信し、また返信用郵便情報を目に見えるようにする方法で1通の送信封筒が返信封筒になる」ことを特徴とするものである。
これら特許文献1や特許文献2に記載された封筒は、従来のごく一般的な形態の封筒を、そのまま往復封筒として使用しているにすぎないものである。従って、実際に往復封筒として使用する場合に種々の問題に遭遇し、そのために、現実には実用化が困難となっていたものである。
たとえば特許文献2の請求項2には、「返信用郵便情報を送信時には目に見えない方法で送信し、返信時には目に見える方法で返信する」旨が記載されているが、これは宛先や宛名等の郵便情報を、送信時と返信時のそれぞれに必要で、郵便局において混乱が生じないよう、送信時には返信用の宛先や宛名等をいかにして覆い隠し、また返信時には、その宛先、宛名等をいかにして見えるようにするかという問題に着眼したものである。
しかし、特許文献2に係る発明では、このような問題を解決する具体的な手段が、必ずしも明らかにされていない。実際、上記特許文献1や特許文献2に記載された封筒では、封筒本体の表片側と裏片側とのそれぞれに送信時と返信時の宛先や宛名等の郵便情報が表示されているので、上記のように「返信用郵便情報を送信時には目に見えない方法で送信し、返信時には目に見える方法で返信する」ことは必ずしも容易ではない。
さらに、往復封筒といえども、あくまで郵便物であるので、切手の貼付や消印などの問題もある。この種の往復封筒は、たとえばダイレクトメールや、レンタルのデジタルビデオディスク(以下、DVDという)等を取り扱う事業者が送信者であるとともに、これらを受領した返信者は一般消費者であることが多い。そのため、
大量の郵便物をまとめて送信することで、送信者が切手の貼付することは免れるが、返信者が郵便で返信する場合には、切手の貼付が必要となる。この場合、上記特許文献1や特許文献2に記載された封筒では、送信時に切手貼付欄を覆い隠し、返信時に切手貼付欄を裸出させるようにするのは決して容易に行うことはできない。
特開2004−91048号公報 特開2004−224434号公報
本発明は、このような点に鑑みてなされたもので、上記のような送信時と返信時の宛先や宛名等の郵便情報や切手貼付欄等の問題にも対応することはができ、きわめて実用的な往復封筒を提供することを課題とするものである。
本発明は、上記課題を解決するために、1つの側面において、合成樹脂製フィルムで構成された封筒本体と、該封筒本体内に封入される封入物に巻き付けるように、折曲部を介して2つ折り可能に形成され、2つ折りされた状態における一片と他片とに、それぞれ往信用の宛先宛名表示欄と返信用の宛先宛名表示欄とが表示されて構成された宛先宛名表示用シートとを具備し、前記宛先宛名表示用シートの往信用の宛先宛名表示欄及び返信用の宛先宛名表示欄を外部に現出させることのできる透明窓が、封筒本体に形成されていることを特徴とする往復封筒を提供するものである。
また本発明は、他の側面において、合成樹脂製フィルムで構成された封筒本体の開口部から該封筒本体の一片と他片とが延長されて、往信時に封筒本体を封緘する往信用の封緘片と、返信時に封筒本体を封緘する返信用の封緘片とが形成され、前記往信用の封緘片が前記返信用の封緘片よりも長く形成されていることを特徴とする往復封筒を提供するものである。
合成樹脂製フィルムで構成された封筒本体の開口部から該封筒本体の一片と他片とが延長されて、往信時に封筒本体を封緘する往信用の封緘片と、返信時に封筒本体を封緘する返信用の封緘片とが形成され、前記往信用の封緘片が前記返信用の封緘片よりも長く形成されていることによって、往信時には封筒本体の一片側から延長された往信用の封緘片によって、返信者において貼付される切手貼付欄を覆い隠すことができ、返信時には、往信用の封緘片を切断などによって除去し、封筒本体の他片側から延長された返信用の封緘片を往信時とは反対側へ折り曲げて封筒本体を封緘することにより、切手貼付欄を容易に裸出させることができる。
また、合成樹脂製フィルムで構成された封筒本体と、該封筒本体内に封入される被封入物に巻き付けるように、折曲部を介して2つ折り可能に形成され、2つ折りされた状態における一片と他片とに、それぞれ往信用の宛先宛名表示欄と返信用の宛先宛名表示欄とが表示されて構成された宛先宛名表示用シートとを具備させ、前記宛先宛名表示用シートの往信用の宛先宛名表示欄及び返信用の宛先宛名表示欄を外部に現出させることのできる透明窓を封筒本体に形成することによって、たとえばDVD等の厚みのある封入物を用いる場合、その封入物に、上記宛先宛名表示用シートを2つ折り状態で巻き付け、その宛先宛名表示用シートの往信用の宛先宛名表示欄を透明窓から現出させることで往信用として用いることができ、また返信時には、宛先宛名表示用シートを反転させて返信用の宛先宛名表示欄を透明窓から現出させるように、封入物に宛先宛名表示用シートを2つ折り状態で巻き付けることによって、返信用として用いることができる。
このように、厚みのある封入物に2つ折り状態で巻き付けるという予測できない装着方法で用いられる宛先宛名表示用シートの、一片側及び他片側に表示された往信用及び返信用の宛先宛名表示欄を、それぞれ往信時及び返信時に反転させて巻き付ける状態で透明窓から現出させることによって、往信時には往信用の宛先宛名表示欄のみを表示した状態で通信し、返信時には返信用の宛先宛名表示欄のみを表示した状態で通信することができ、その結果、従来の往復封筒のように、封筒本体の表裏にそれぞれ宛先宛名表示欄を設ける必要がなく、また、そのように表裏にそれぞれ表示された宛先宛名表示欄を、往信時及び返信時にかにして覆い隠すかという難解な問題に遭遇することもないのである。
以下、本発明の実施形態について図面に従って説明する。
本実施形態の往復封筒の封筒本体1は、図1乃至図3に示すように、該封筒本体1を構成する表裏両片1a,1b の両側縁部2a,2bが 熱、超音波等によって溶断シールされているとともに、底部2cにおいて2つに折り曲げられて全体が正方形に近い縦長の長方形の袋状に形成されている。
本実施形態の封筒本体1は、全体が1枚の合成樹脂製フィルムで構成されている。この袋本体1を構成する合成樹脂製フィルムの表裏両面には、印刷が施されている。合成樹脂としては種々の素材のものを使用することができるが、ポリエチレンやポリプロピレンが主として使用され、特に透明性に優れ、印刷効果が優れていることから、ポリプロピレンを好適に使用することができる。
封筒本体1の一片1aは、図1乃至図3に示すように、袋本体1の上部の開口部4から延出され、その延出された部分が往信用の封緘片3aとして形成されている。また、封筒本体1の他片1bも、前記開口部4から延出され、その延出された部分が返信用の封緘片3bとして形成されている。ここで、前記封筒本体1の一片1a側から延出された往信用の封緘片3aは、他片1b側から延出された返信用の封緘片3bよりも長く形成されている。
往信用の封緘片3aの上部内面側には、図3に示すように、接着剤5を介して離型材6が設けられている。また返信用の封緘片3bの内面側にも、接着剤7を介して離型材8が設けられている。ここで、往信用の封緘片3aの上部内面側と、接着剤5との間には、図示はしないが、開封識別用のインクが塗布されている。
往信用の封緘片3aの根元部には、図2に示すように、該往信用の封緘片3aを切り取るための切取部9が形成されている。この切取部9は、浅いミシン目が刻設されることによって形成されているが、実際にははさみ等の切断用具を用いて切断され、ミシン目のみで切断できないように形成されている。これは、往信時において、封緘片3aがミシン目の位置で不可抗力によって切断されないようにするためである。
また、封筒本体1の一片1a側には、この往復封筒の使用方法の操作手順を表示する操作手順表示部10a、10b、10c、10dが表示されている。本実施形態においては、図2に示すように、4コマの操作手順表示部10a、10b、10c、10dが設けられている。
具体的には、1コマ目の操作手順表示部10aには、返信者が往復封筒を受領した後に、後述する開封起点表示部13から開封する操作が図示されており、2コマ目の操作手順表示部10bには、開封後に切取部9から往信用の封緘片3aを切り取る操作が図示されており、3コマ目の操作手順表示部10cには、後述する宛先宛名表示用シート18を反転させて、往信用の宛先宛名表示欄21aと返信用の宛先宛名表示欄21bの向きを変える操作が図示されており、4コマ目の操作手順表示部10cには、後述する切手貼付欄15が裸出するように、返信用封緘片3bによって封筒本体1を封緘し、投函する操作が図示されている。
さらに、封筒本体1の一片1a側及び他片1b側の底部には、返信後に往信者が封入物を取り出すべく開封するためのミシン目11が形成されている。また、封筒本体1の一片1a側には、往復利用注意喚起表示部12が設けられている。具体的には「往復で利用するため、捨てないでください」等の文言が表示されている。さらに、封筒本体1の一片1a側から延出された封緘片3aの先端部の一端側には、封緘片3aを封筒本体1から剥離して開封する際の起点となる開封起点表示部13が設けられている。
封筒本体1の他片1b側には、図1に示すように、返信時の折り曲げ位置となる折曲表示部14が設けられている。また、封筒本体1の他片1b側には、返信時に切手を貼付するための切手貼付欄15が設けられている。
さらに、封筒本体1の他片1b側には、透明窓16が形成されている。この透明窓16は、後述する宛先宛名表示用シートの往信用の宛先宛名表示欄及び返信用の宛先宛名表示欄を外部に現出させるためのものである。この透明窓16は、印刷のために着色された封筒本体1の他片1b側の比較的下部において、着色されていない合成樹脂製フィルム本来の透明な部分を残存させることによって形成されている。
さらに、封筒本体1の他片1b側のミシン目11より下部には、取扱注意喚起表示部17が設けられている。たとえば「ワレモノ注意」等の表示である。
さらに、封筒本体1の他片1b側における前記折曲表示部14のわずか上側には、印刷インクで着色された不透明部分と、着色されずに合成樹脂製フィルムの素材のままの透明部分との境界線となる境界線部28が設けられている。すなわち、この境界線部28よりも下側の部分であって、前記透明窓16を除く部分は印刷インクで着色されて不透明な状態とされ、前記境界線部28よりも上側の、主として返信用封緘片3bの部分は透明な状態とされている。これは、返信時に返信用封緘片3bで封筒本体1を封緘するとき、封筒本体1の一片1a側の必要な印刷表示等が覆い隠されないようにするためである。
一方、封筒本体1の一片1a側は、全面が印刷インクで着色されている。これは、後述するように、往信時において、返信用の切手貼付欄15が往信用の封緘片3aによって確実に覆い隠されるようにするためである。
本実施形態の封筒には、上記のような封筒本体1とは別に、宛先宛名表示用シート18が具備されている。この宛先宛名表示用シート18は、図4に示すように、折曲部19を介して2つ折り可能な一片20a及び他片20bによって構成されている。該宛先宛名表示用シート18の一片20aには、往信用の宛先宛名表示欄21aが設けられており、宛先宛名表示用シート18の他片20bには、返信用の宛先宛名表示欄21bが設けられている。
この他、宛先宛名表示用シート18の一片20a側には、メモ欄22、管理番号表示欄23、バーコード表示欄24が設けられている。また、宛先宛名表示用シート18の他片20b側には、返送面であることを表示する返送面表示部25が設けられている
そして、上記のような構成からなる往復封筒を使用する場合について説明すると、先ず図5に示すように、開口部4から封筒本体1内に封入物26を収納する。本実施形態では、封入物26として、ケースに収納されたDVDが用いられる。この場合の往信者は、たとえばDVDレンタルの事業者であり、返信者はDVDの貸与を受ける一般消費者である。
この場合、封入物26には、図5に示すように、宛先宛名表示用シート18を2つ折りにした状態で巻き付ける。このとき、宛先宛名表示用シート18の一片20a側を、封筒本体1の他片1b側に向けることによって、該宛先宛名表示用シート18の一片20a側に表示された往信用の宛先宛名表示欄21aが、図6のように透明窓16が現出されることとなる。
この状態で、往信用の封緘片3a上の離型材6を剥離し、図6及び図7に示すように、該往信用の封緘片3aを封筒本体1の他片1b側に折り曲げ、接着剤5を介して往信用の封緘片3aを封筒本体1の他片1bに接着する。このとき、返信用の封緘片3bは使用されるわけではないが、往信用の封緘片3aを折り曲げることに伴って、同方向に折り曲げされることとなる。
この場合において、往信用の封緘片3aが、返信用の封緘片3bよりも長く形成されているため、往信用の封緘片3aを封筒本体1の他片1b側に接着した状態で、往信用の封緘片3aが返信用の封緘片3bを覆い隠すこととなり、返信用の封緘片3bが外部に裸出することがない。
また、封筒本体1は全体が合成樹脂製フィルムで構成されているため、上記のように往信用の封緘片3aを折り曲げた状態において、同方向に折り曲げられた返信用の封緘片3bの復元力が往信用の封緘片3aに作用するようなこともなく、従って、往信時において往信用の封緘片3aが不用意に剥離するようなこともないのである。
これにより、封入物26が封入された状態となって往信者から返信者に送信されることとなる。この場合、宛先宛名表示用シート18の一片20a側に表示された往信用の宛先宛名表示欄21aが、上記のように透明窓16から現出された状態で往信されるので、往信用の宛先宛名の表示を施すことなく、封入物26が確実に返信者に送信されることとなる。
さらに、封筒本体1の他片1b側に設けられている切手貼付欄15が、往信用の封緘片3aによって覆い隠されるため、返信用のための切手貼付欄15が、往信時において、不用意に消印などされることもないのである。
このようにして封入物26が封入されて送信された往復封筒を受領した返信者は、
前記開封起点表示部13を起点として往信用の封緘片3aを封筒本体1の他片1b側から剥離し、封筒本体1の開口部4から封入物26を取り出して利用する。
この場合において、往信用の封緘片3aの上部内面側と、接着剤5との間には、上記のように開封識別用のインクが塗布されているため、往信用の封緘片3aを封筒本体1の他片1b側から剥離することによって、往信用の封緘片3aの内面側に設けられていた上記開封識別用のインクが、剥離後には封筒本体1の他片1b側に転移することとなる。従って、この開封識別用のインクと、封筒本体1の他片1b側の不透明部分を構成する印刷インクとの色を変えておくことによって、上記のように開封識別用のインクが往信用の封緘片3aから封筒本体1の他片1b側に転移し、封筒本体1の他片1b側に残存している状態を容易に確認することができ、開封された事実を、外観上容易に確認することができる。
一方、利用後に封入物26を返送する場合には、先ず図8に示すように、往信用の封緘片3aを封筒本体1の一片1aから切り取る。すなわち、往信用の封緘片3aは上述のように返信用の封緘片3bよりも長く形成されているため、往信用の封緘片3aが残存していると、返信時において、返信用の封緘片3bによって往信用の封緘片3aを覆い隠すことができないからである。
そして、返信者は、図8に示すように、利用後の封入物26であって、2つ折り状態の宛先宛名表示用シート18を巻き付けた封入物26を、開口部4から封筒本体1内に収容する。この場合において、返信者は、往信時とは逆向き、すなわち返信用の宛先宛名表示欄21bが設けられた宛先宛名表示用シート18の他片20b側を封筒本体1の他片1b側に対面させるようにして、すなわち、宛先宛名表示用シート18の向きを往信時から反転させた状態にして、宛先宛名表示用シート18を巻き付けた封入物26を封筒本体1内に収納する。
次に、離型材8を剥離し、図9及び図10に示すように、返信用の封緘片3bを封筒本体1の他片1b側に折り曲げ、接着剤7を介して返信用の封緘片3bを封筒本体1の一片1aに接着する。このとき、返信用の封緘片3bの根元部には、折曲表示部14が設けられているため、その折曲表示部14の位置に沿って、返信用の封緘片3bを封筒本体1の一片1a側へ容易に折り曲げることができる。
さらに、返信用の封緘片3bは、往信時の往信用封緘片3aとは逆向きに封筒本体1の一片1a側に折り返されるので、封筒本体1の他片1b側に設けられた切手貼付欄15が返信用の封緘片3bによって覆い隠されるようなことは全くなく、図9に示すように切手貼付欄15が完全に裸出された状態で返信されることとなる。
さらに、封入物26に巻き付けられた宛先宛名表示用シート18は、返信用の宛先宛名表示欄21aが表示された他片20b側が、透明窓16が存在する封筒本体1の他片1b側に対面するようにして封筒本体1内に収納されているので、図9に示すように、返信用の宛先宛名表示欄21aが透明窓16を介して現出した状態で返信されることとなる。
そして、このような返信者によってなすべき返信のための一連の操作は、上記のような4コマの操作手順表示部10a、10b、10c、10dで順次表示されているので、返信者は、返信時における往復封筒の使用方法を容易に理解することができ、正しい操作で確実に往信者に返信することができる。
このようにして封入物26が封入されて返信される往復封筒は、その封筒本体1の他片1b側の透明窓16の部分に返信用の宛先宛名表示欄21bに予め表示された往信者の住所、名称が透視されて現出された状態で返信されるので、往信者あてに確実に返信されることとなる。
また、上記のように往信用の封緘片3aの剥離後に、封筒本体1の他片1b側に転移した開封識別用のインクが、封筒本体1の他片1b側に残存したままの状態で往信者に返信されるので、往信者においては、所定の返信者に対して所定のDVDが間違いなく送信された事実や、その所定の返信者から間違いなく返信された事実を、その封筒本体1の他片1b側に残存している開封識別用のインクによって確認することができ、単に往復封筒の不正使用を防止できるのみならず、往復通信が確実になされた事実を往信者において容易に把握することができるのである。
そして、このように返信された往復封筒を受領した往信者は、図11及び図12に示すように、封筒本体1の下部に形成されたミシン目11を介して封筒本体1を分断する。同図のように、分断された分断片27を除去することで、開口した封筒本体1の底部側から封入物26を巻き付けている宛先宛名表示用シート18が裸出することとなり、その宛先宛名表示用シート18が巻き付けられたままの状態で、開口した封筒本体1の底部側から封入物26を取り出すことができる。
すなわち、返信後においては、往信者は返送された封入物26を回収すれば目的を達成することができるので、往信者が受領した往復封筒は、もはや再度使用されることがない。従って、往信者にとって、返信用の封緘片3bを封筒本体1から剥離するという煩雑な作業を行うよりも、上記のようにミシン目11を介して封筒本体1の底部を分断するという作業を選択することによって、返信後の開封作業を容易に行うことができるのである。
また、このようにして封筒本体1の底部を開封して封入物26を取り出すことで、その封入物26に巻き付けられた宛先宛名表示用シート18も同時に取り出すことができる。従って、往信者においては、封入物26の回収を容易に行うとともに、宛先宛名表示用シート18の回収も同時に行うことができる。
しかも、宛先宛名表示用シート18は、往信用の住所、名称が表示された返信用の宛先宛名表示欄21bが設けられた他片20bと、返信者の住所、氏名が表示された往信用の宛先宛名表示欄21aが設けられた一片20aとが、分断等されることなく、2つ折りされたままの状態で返送されてくるので、どの返信者から封入物26が返信されたかを、容易に確認することができる。
さらに、宛先宛名表示用シート18の一片20a側には、返信者の住所、氏名が表示された往信用の宛先宛名表示欄21aのみならず、メモ欄22、管理番号表示欄23、バーコード表示欄24が設けられているため、往信者は、メモ欄22に記載された返信者からの意見、気づいた点等を容易に把握することができ、また管理番号表示欄23やバーコード表示欄24によって、たとえば予め管理された返信者の氏名やDVDの種別などであって、返信されてきた返信者の氏名やDVDの種別などを容易に確認することができる。
以上のように、本実施形態においては、往信時には往信用封緘片3aを用いて封筒本体1を封緘し、返信時には返信用封緘片3bを用いて封筒本体1を封緘することができるので、往信時においては返信時に用いられる切手貼付欄15を完全にお覆い隠した状態で往信することができるとともに、返信時においては返信用封緘片3bを、往信時の往信用封緘片3aとは逆向きに折り曲げることによって、切手貼付欄15を完全に裸出させた状態で返信することができるので、切手貼付欄15に誤って或いは不用意に消印されるような事態を生じさせることなく、往復通信を行うことができる。
また、一片20a側に往信用の宛先宛名表示欄21aが設けられているとともに、他片20b側に返信用の宛先宛名表示欄21bが設けられた該宛先宛名表示用シート18を、2つ折り状態にして封入物26に巻き付けた状態で封筒本体1内に収納するので、往信時には往信用の宛先宛名表示欄21aが封筒本体1の窓部16から現出され、返信時には返信用の宛先宛名表示欄21bが封筒本体1の窓部16から現出されるように、往信時と返信時とで向きを変えて宛先宛名表示用シート18を封入物26に巻き付けて往復通信することができ、その結果、往信時の宛先宛名や返信時の宛先宛名を封筒本体1に直接印刷等によって表示することが不要となる。
尚、上記実施形態では、封筒本体1の開口部4が該封筒本体1の上部に形成されていたが、上部に限らず、側部に形成されていてもよい。
また、上記実施形態では、合成樹脂製フィルムとして、ポリプロピレンフィルムを用いたが、本発明にかかる合成樹脂製フィルムは、プロピレンフィルムに限定されるものではなく、たとえば、ポリエチレンフィルムを使用することも可能であり、さらにはそれ以外の合成樹脂製フィルムを使用することも可能である。
さらに、上記実施形態では、封入物26としてDVDを用いる場合について説明したが、封入物26の種類は上記実施形態のDVDに限定されるものではなく、他の封入物に本発明を適用することも可能である。
尚、封筒本体1の一片1a及び他片1bに表示される表示事項も上記実施形態に限定されるものではない。
一実施形態としての往復封筒の正面図。 同背面図。 図1のA−A線断面図。 宛先宛名表示用シートの正面図。 往信前に封入物を収納した状態を示す断面図。 往信用封緘片で封筒本体を封緘した状態を示す正面図。 図6のB−B線断面図。 返信前に往信用封緘片を切断した状態を示す断面図。 返信用封緘片で封筒本体を封緘した状態を示す正面図。 図9のC−C線断面図。 返信後に封筒本体の底部を分断した状態の正面図。 図11のD−D線断面図。
符号の説明
1 封筒本体
1a 一片
1b 他片
3a 往信用封緘片
3b 返信用封緘片
4 開口部
9 切取部
11 ミシン目
16 窓部
18 宛先宛名表示用シート
20a 一片
20b 他片
21a 往信用の宛先宛名表示欄
21b 返信用の宛先宛名表示欄
26 封入物

Claims (3)

  1. 合成樹脂製フィルムで構成された封筒本体(1)と、該封筒本体(1)内に封入される封入物に巻き付けるように、折曲部(19)を介して2つ折り可能に形成され、2つ折りされた状態における一片(20a)と他片(20b)とに、それぞれ往信用の宛先宛名表示欄(21a)と返信用の宛先宛名表示欄(21b)とが表示されて構成された宛先宛名表示用シート(18)とを具備し、前記宛先宛名表示用シート(18)の往信用の宛先宛名表示欄(21a)及び返信用の宛先宛名表示欄(21b)を外部に現出させることのできる透明窓(16)が、封筒本体(1)に形成されていることを特徴とする往復封筒。
  2. 合成樹脂製フィルムで構成された封筒本体(1)の開口部(4)から該封筒本体(1)の一片(1a)と他片(1b)とが延長されて、往信時に封筒本体(1)を封緘する往信用の封緘片(3a)と、返信時に封筒本体(1)を封緘する返信用の封緘片(3b)とが形成され、前記往信用の封緘片(3a)が前記返信用の封緘片(3b)よりも長く形成されていることを特徴とする往復封筒。
  3. 往信後、返信時において、往信用の封緘片(3a)を切り取るための切取部(9)が、前記往信用の封緘片(3a)の根元部であって、返信時に返信用の封緘片(3b)によって覆うことができる位置に形成されている請求項2記載の往復封筒。
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