JPH0672446A

JPH0672446A - 往復信兼用封筒

Info

Publication number: JPH0672446A
Application number: JP22552992A
Authority: JP
Inventors: Tsuneo Watanabe; 恒夫渡辺
Original assignee: H S KK
Current assignee: H S KK
Priority date: 1992-08-25
Filing date: 1992-08-25
Publication date: 1994-03-15

Abstract

(57)【要約】【目的】封書郵便の返信，発信において、２回以上使
用が可能でありかつ、受取人（郵送先）の住所，氏名及
び発信人の住所，氏名を封筒に印刷又は記入記載する手
間を省略する。封筒の内容物を表示する。また、往復信
兼用封筒に用いる往復信兼用封筒用ホルダーを提供す
る。【構成】耐久性のあるシートを郵便封筒状に構成した
往復信兼用封筒であって、該封筒の表面に第１の送受信
用宛名読取窓と第２の送受信用宛名読取窓とが所定の位
置に設けられ、裏面には再使用可能な封止手段が設けら
れている。また、往復信兼用封筒用ホルダーの第１主面
の第１の位置に発信用の受信人（郵送先）の送信先宛名
が記載され、第２の位置に発信人（発送人）の発信人宛
名が記載され、かつ、第２の主面の第１の位置に、返信
用の受信人（郵送先）の送信先宛名が記載され、第２の
位置に発信人（発送人）の発信人宛名が記載されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、往復信兼用封筒及びそ
れに用いられるホルダーに関するものである。特に、返
信を要する封書であって、返信人が郵送先（受取人）の
宛名等を記載する手間をを省略することが可能である往
復信兼用封筒及びそれに用いられるホルダーに関するも
のである。

【０００２】

【従来の技術】従来の封書郵便は、封筒に各々の宛先の
住所，氏名を書き封止するか、あるいは、封入の内容物
に印字して、その部分に対応する位置に読取り窓が設け
られている封筒に収納して封止し、発信人の住所，氏名
を封筒に印刷又は記入記載している。そして、封筒を一
回の使用のみで破棄してゴミとして捨て去っている。ま
た、返信用の封筒を同封するか、受信人の方で新たな封
筒に再度宛先人の住所，氏名等を封筒に印刷又は記入記
載し、かつ、発信人の住所，氏名を封筒に印刷又は記入
記載している。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の郵便封書では、発信郵送一回毎に一枚づつの封筒を
使用し、相手からの返信を求める場合には、返信を求め
る側の宛先名を印刷又は記入記載しなけばならないとい
う問題があった。

【０００４】また、封筒を一回の使用のみで破棄してゴ
ミとして捨て去ることは、地球環境問題点から見て資源
の無駄使いであるという問題があった。

【０００５】本発明は、前記問題点を解決するためにな
されたものであり、本発明の目的は、封書郵便の返信の
発信において、２回以上の使用が可能であり、かつ、元
発信人（郵送宛先人）及び返信人の住所，氏名及び発信
人の住所，氏名を封筒に印刷又は記入記載する手間を省
略することが可能な往復信兼用封筒を提供することにあ
る。

【０００６】本発明の他の目的は、封筒の内容物を表示
することが可能な往復信兼用封筒を提供することにあ
る。

【０００７】本発明の他の目的は、往復信兼用封筒に用
いる往復信兼用封筒用ホルダーを提供することにある。

【０００８】本発明の前記ならびにその他の目的及び新
規な特徴は、本明細書の記述及び添付図面によって明ら
かになるであろう。

【０００９】

【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の（１）の手段は、耐久性のあるシートを郵
便封筒状に構成した往復信兼用封筒であって、該封筒の
表面に第１の送受信用宛名読取窓と第２の送受信用宛名
読取窓とが所定の位置に設けられ、裏面には再使用可能
な封止手段が設けられていることを特徴とする。

【００１０】本発明の（２）の手段は、前記（１）の手
段の往復兼用封筒において、さらに、被封止物の種類を
表示する被封止物種類表示窓が設けられていることを特
徴とする。

【００１１】本発明の（３）の手段は、前記（１）の手
段の往復信兼用封筒に用いる往復信兼用封筒用ホルダー
であって、該往復信兼用封筒用ホルダーの第１主面の第
１の位置に発信用の受取人（郵送先）の送信先宛名が記
載され、第１主面の第２の位置に発信人（発信発送人）
の発信人宛名が記載され、かつ、第２の主面の第１の位
置に、返信用の受取人（元発信人）の送信先宛名が記載
され、第２の主面の第２の位置に発信人（返信人）の発
信人宛名が記載されていることを特徴とする。

【００１２】本発明の（４）の手段は、前記（２）の手
段の往復信兼用封筒に用いる往復信兼用封筒用ホルダー
であって、前記（３）の手段の往復信兼用封筒用ホルダ
ーに、さらに、被封止物種類表示が記載されていること
を特徴とする。

【００１３】

【作用】前述の手段の往復信兼用封筒及び往復信兼用封
筒用ホルダーによれば、発信人は、このホルダーに内容
物を収納し、これを前記往復信兼用封筒に第１主面の宛
先名が所定の窓に合致するように挿入して封止し、郵送
する。

【００１４】返信人（元受取人）は、ホルダーの内に返
信内容物を収納し、これを前記往復信兼用封筒に第２主
面の宛先が所定の窓に合致するように挿入して封止し、
郵送する。

【００１５】これにより、往復信兼用封筒及び往復信兼
用封筒用ホルダーは２回以上使用ができる。また、発信
用，返信用の受取人（返信人）の住所，氏名及び発信人
の住所，氏名を封筒に印刷又は記入記載する手間を省略
することができる。また、封筒の内容物を容易に表示す
ることができる。

【００１６】

【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて詳細に
説明する。なお、実施例を説明するための全図におい
て、同一機能を有するものは同一符号を付け、その繰り
返しの説明は省略する。

【００１７】図１は、本発明の一実施例の往復信兼用封
筒の構成を示す表平面図、図２は、図１の裏平面図、図
３は、図１の展開図である。

【００１８】本実施例の往復信兼用封筒は、図１乃至図
３に示すように、合成樹脂等の耐久性のあるシートを郵
便封筒状に構成した往復信兼用封筒１の表面に、第１の
送受信用宛名読取窓２と、第２の送受信用宛名読取窓３
と、被封止物の種類を表示する窓４とが所定の位置に設
けられ、封筒１の一辺端部に封止部片５が一体に設けら
れている。また、裏面には再使用可能に封止するための
封止用切込み穴６，７が前記封止部片５の先端部と係合
する位置に設けられている。これを展開すると、図３に
示すように、郵便法に従った形態の封筒の展開形状にな
っている。図３において、一点鎖線は折り曲げ線であ
り、この一点鎖線に沿って折り曲げられる。また、斜線
が施こされている部分は、接着剤、熱圧着等により接着
される領域である。

【００１９】前記第１の送受信用宛名読取窓２及び第２
の送受信用宛名読取窓３は、例えば、９０×４５ｍｍの
面積の窓になっている。また、前記被封止物の種類を表
示する窓４は、例えば、２０×４０ｍｍの面積の窓にな
っている。これらの窓の部分は透明なシートで覆っても
よい。

【００２０】前記封止用切込み穴６と切込み穴７の間隔
は、例えば１５ｍｍになっている。そして、図２に示す
ように、前記封止部片５の先端部を封止用切込み穴６を
通して切込み穴７に突出させ、着脱自在のシール８によ
り封止るようになっている。

【００２１】前記封止用切込み穴は、実施例では２個の
穴６，７を設けたが、使用ヒン度に応じて１個にしても
よい。

【００２２】この往復信兼用封筒１は、合成樹脂等の耐
久性のあるシートを、図３に示す形状に打ち抜き、所定
の部分を折り曲げ、接着して製造する。

【００２３】図４は、本発明の実施例の前記往復信兼用
封筒に用いる往復信兼用封筒用ホルダーの主面の構成を
示す展開図、図５は、図４の往復信兼用封筒用ホルダー
を使用状態に折り曲げた状態を示す図である。図４及び
図５において、一点鎖線は折り曲げ線である。

【００２４】図４及び図５に示すように、本実施例の往
復信兼用封筒用ホルダー１０は、合成樹脂等のシートか
らなり、その第１主面１１に、前記第１の送受信用宛名
読取窓２、第２の送受信用宛名読取窓３、及び被封止物
種類表示窓４に対応する位置に、それぞれ発信用の受取
人（返信人）の住所，氏名，電話番号，ファクシミリ番
号等の送信先宛名１１Ａ及び発信人（発送人）の住所，
氏名，電話番号，ファクシミリ番号等の発信人宛名１１
Ｂが記載され、また、被封止物種類表示窓に対応する位
置に対応する位置には被封止物種類表示１１Ｃが記載さ
れている。また、第２主面１２には、同様に返信用の受
取人（元発信人）の住所，氏名，電話番号，ファクシミ
リ番号等送信先宛名１２Ａ及び発信人（元返信人）の住
所，氏名，電話番号，ファクシミリ番号等の発信人宛名
１２Ｂが記載され、また、被封止物種類表示窓に対応す
る位置に対応する位置には被封止物種類表示１２Ｃが記
載されている。そして、第１主面１１と第２主面１２
は、使用時には一点鎖線で折り曲げられ、表裏の関係に
して使用される。

【００２５】前記発信用及び返信用の受取人（郵送先）
及び発信人（発送人）の住所，氏名，電話番号，ファク
シミリ番号等の送信先宛名１１Ａ，１２Ａ及び発信人宛
名１１Ｂ，１２Ｂ、並びに被封止物種類表示１１Ｃ，１
２Ｃの記載は、印刷あるいは筆記具で記載する。

【００２６】次に、前記往復信兼用封筒１と往復信兼用
封筒用ホルダー１０との使用方法について説明する。

【００２７】発信人は、往復信兼用封筒用ホルダー１０
に内容物を収納し、これを前記往復信兼用封筒１の前記
第１の送受信用宛名読取窓２、第２の送受信用宛名読取
窓３、及び被封止物種類表示窓４に対応する位置に、前
記往復信兼用封筒用ホルダー１０の第１主面１１に記載
されている発信用の受取人（郵送先）の住所，氏名，電
話番号，ファクシミリ番号等の送信先宛名１１Ａ及び発
信人（発送人）の住所，氏名，電話番号，ファクシミリ
番号等の発信人宛名１１Ｂが合致するように挿入して封
止し、郵送する。

【００２８】返信人は、往復信兼用封筒用ホルダー１０
の内に返信内容物を収納し、これを前記往復信兼用封筒
１前記第１の送受信用宛名読取窓２、第２の送受信用宛
名読取窓３、及び被封止物種類表示窓４に対応する位置
に、前記往復信兼用封筒用ホルダー１０の第２主面１２
に記載されている返信用の受取人（郵送先）の住所，氏
名，電話番号，ファクシミリ番号等の送信先宛名１２Ａ
及び発信人（発送人）の住所，氏名，電話番号，ファク
シミリ番号等の発信人宛名１２Ｂが合致するように挿入
して封止し、郵送する。

【００２９】また、本発明の往復信兼用封筒１を用いれ
ば、例えば、コンピュータにより、請求書の発行をする
場合において、第１の送受信用宛名読取窓２に対応する
位置に受取人の郵便番号，住所，社名等を、第２の送受
信用読取窓３に対応する位置に発信人の郵便番号，住
所，社名等を、被封止物種類表示窓４に対応する位置に
通信文の種類をそれぞれプリントアウトするようにソフ
トウエアを組んでおくと、請求書発行と同時に郵送に必
要な項目がプリントアウトされ、それを封筒１に挿入し
て封止し、切手を貼付するのみで発送できる。

【００３０】これにより、往復信兼用封筒１及び往復信
兼用封筒用ホルダー１０を２回以上使用ができ、かつ、
受信人（宛先人）の住所，氏名等及び発信人の住所，氏
名等を封筒に印刷又は記入記載する手間を省略すること
ができる。また、封筒の内容物を容易に表示することが
できる。

【００３１】以上、本発明を実施例を用いて具体的に説
明したが、本発明は、前記実施例に限定されるものでは
なく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更し得
ることはいうまでもない。

【００３２】例えば、本発明においては、前記往復信兼
用封筒用ホルダー１０を、図６及び図７に示すような形
状にしてもよいことは勿論である。

【００３３】

【発明の効果】以上、説明したように、本発明によれ
ば、往復信兼用封筒及び往復信兼用封筒用ホルダーを２
回以上使用ができ、かつ、受取人（宛先人）の住所，氏
名等及び発信人の住所，氏名等を封筒に印刷又は記入記
載する手間を省略することができる。また、封筒の内容
物を容易に表示することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例の往復信兼用封筒の構成を
示す表平面図、

【図２】図１の裏平面図、

【図３】図１の展開図、

【図４】本発明の一実施例の前記往復信兼用封筒に用
いる往復信兼用封筒用ホルダーの主面の構成を示す展開
図、

【図５】図４の往復信兼用封筒用ホルダーを使用状態
に折り曲げた状態を示す図、

【図６】図４の往復信兼用封筒用ホルダーの変形例の
構成を示す図、

【図７】図４の往復信兼用封筒用ホルダーの他の変形
例の構成を示す図。

【符号の説明】

１…往復信兼用封筒、２…第１の送受信用宛名読取窓、
３…第２の送受信用宛名読取窓、４…被封止物種類表示
窓、５…封止部片、６，７…封止用切込み穴、１０…往
復信兼用封筒用ホルダー、１１…第１主面、１２…第２
主面、１１Ａ，１２Ａ…送信先宛名、１１Ｂ，１２Ｂ…
発信人宛名。

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】耐久性のあるシートを郵便封筒状に構成
した往復信兼用封筒であって、該封筒の表面に第１の送
受信用宛名読取窓と第２の送受信用宛名読取窓とが所定
の位置に設けられ、裏面には再使用可能な封止手段が設
けられていることを特徴とする往復信兼用封筒。
【請求項２】請求項１に記載の往復兼用封筒におい
て、さらに、被封止物の種類を表示する被封止物種類表
示窓が設けられていることを特徴とする往復信兼用封
筒。
【請求項３】前記請求項１に記載の往復信兼用封筒に
用いる往復信兼用封筒用ホルダーであって、該往復信兼
用封筒用ホルダーの第１主面の第１の位置に発信用の受
取人（郵送先）の送信先宛名が記載され、第１主面の第
２の位置に発信人（発信発送人）の発信人宛名が記載さ
れ、かつ、第２の主面の第１の位置に、返信用の受取人
（元発信人）の送信先宛名が記載され、第２の主面の第
２の位置に発信人（返信人）の発信人宛名が記載されて
いることを特徴とする往復信兼用封筒用ホルダー。
【請求項４】請求項３に記載の往復信兼用封筒用ホル
ダーにおいて、さらに、被封止物種類表示が記載されて
いることを特徴とする往復信兼用封筒用ホルダー。