JP2009291306A - マスク製造装置、マスク製造方法 - Google Patents

マスク製造装置、マスク製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】高機能なマスクを少ない工程で製造する。
【解決手段】原料液300を空間中で静電爆発させ、製造されたナノファイバ301を堆積させてマスクを製造するマスク製造装置であって、原料液300を空間中に流出させる原料液流出手段210と、原料液300を帯電させる原料液帯電手段220と、人間の鼻孔と口とを覆うマスクの部分の形状に対応する立体形状部111を有し、ナノファイバ301を受け止めて堆積させる堆積手段110と、ナノファイバ301を堆積手段110に誘引する誘引手段120とを備える。
【選択図】図1

Description

本願発明は、マスク製造装置やマスク製造方法に関し、特に、人間の鼻孔と口との周りの形状に対応する立体的な形状を備えるマスク製造装置、製造方法に関する。
マスクは、防塵や防ウイルス、防花粉などの用途などに広く用いられている。従前のマスクは、人間の鼻孔と口とを平面の布で覆うものが多かった。ところがこのようなマスクは、鼻孔や口と面状態で接触しているため、実際に空気(息)の通過する面積が小さく息苦しさがある。また、このようなマスクをつけたまま会話をしようとすると、マスクと唇とがすれて不快であったり、口紅などがマスクに付着するという不具合もあった。
そこで昨今は、口と鼻孔の周りを囲む部分のみと線状に接触し、口と鼻孔とは直接接触することなく覆うような立体的形状のマスクが登場している(特許文献1、特許文献2、特許文献3参照)。
一方、空気中に含まれるウイルスなどの微小な不要物を遮断し空気のみを取り入れる機能をマスクに付与するには、マスクを構成する布や不織布などの目を細かくするか、布などを重ね合わせて対応している(特許文献4参照)。
特開平11−192317号公報 特開2006−345996号公報 特開2004−351190号公報 特開2005−218613号公報
ところが、立体的形状のマスクを製造する場合、布や不織布などを用いて平面的なシートを製造した後、立体的な金型で前記シートをプレス加工するか、二枚のシートを拡げることで立体的な形状となるように平面的に重ね合わせた二枚のシートの縁の一部を接合するか、平面的なシートにギャザーをいれるかの方法が採用されるが、これらのいずれもが加工工程が増加し、生産性に劣るものである。
一方マスクの性能を向上させるためにシートの目を細かくしたり、シートを重ねて厚くすると通気性に問題が生じ、このようなマスクを装着する人が息苦しくなるという問題が生じる。
本願発明は、これらの問題点に鑑みなされたものであり、通気性を確保しつつ目を細かくすることができ、さらに、立体的形状のマスクを容易に製造することのできるマスク製造装置、マスク製造方法の提供を目的とする。
上記課題を解決するために、本願発明にかかるマスク製造装置は、ナノファイバの原料となる原料液を空間中で静電爆発させ、製造されたナノファイバを堆積させてマスクを製造するマスク製造装置であって、原料液を空間中に流出させる原料液流出手段と、前記原料液を帯電させる原料液帯電手段と、人間の鼻孔と口とを覆うマスクの部分の形状に対応する立体形状部を有し、ナノファイバを受け止めて堆積させる堆積手段と、ナノファイバを前記堆積手段に誘引する誘引手段とを備えることを特徴とする。
これにより、ナノファイバを立体的な形状で堆積させることができ、鼻孔や口と直接接触することのない立体的な形状を備えたマスクを製造することができ、平面的なシートを立体的にするための工程を省略することが可能となる。
さらに、当該装置で製造されたマスクは目を細かくできると共に、単位面積当たりに存在する目が多い。従って、ウイルスなどの微小な不要物を除去できると共に、通気性を確保することも可能となる。
本願発明によれば、立体的な形状を備え、通気性を確保しつつ目の細かいマスクを容易に製造することが可能となる。
次に、本願発明の実施の形態を、図面を参照しつつ説明する。
図1は、マスク製造装置を概略的に示す図である。
同図に示すように、マスク製造装置100は、マスクの中でも鼻孔と口とを覆い、空気から粉塵等を除去する濾過部を製造する装置であり、二つのナノファイバ放出手段200と、堆積手段110と、二つの誘引手段120と、接合手段180と、剥離手段190とを備えている。
図2は、ナノファイバ放出手段を示す断面図である。
図3は、ナノファイバ放出手段から案内体を省いて示す斜視図である。
これらの図に示すように、ナノファイバ放出手段200は、ナノファイバ301の原料となる原料液300に電荷を付与して帯電させると共に当該原料液300を空間中に放出し、静電爆発により製造されるナノファイバ301を放出する装置であり、原料液流出手段210と、原料液帯電手段220と、気体流発生手段203と、案内手段206とを備えている。なお、マスク製造装置100は、ナノファイバ放出手段200を2個備えているが、いずれも同じ仕様であるため一方のみ説明する。
ここで図中において、ナノファイバを製造するための原料液については、“300”の符号を付し、製造されたナノファイバについては、“301”の符号を付す。ただし、ナノファイバを製造するに際しては、原料液300が静電爆発しながらナノファイバ301に変化していくため、原料液300とナノファイバ301との境界は曖昧であり、明確に区別できるものではない。
原料液流出手段210は、原料液300を空間中に流出させる装置である。本実施の形態では、原料液流出手段210は、遠心力により原料液300を放射状に流出する装置が採用されており、流出体211と、回転軸体212と、駆動源213とを備えている。
流出体211は、内方に原料液300が注入されながら自身の回転による遠心力により空間中に原料液300を流出させることのできる容器であり、一端が閉塞された円筒形状となされ、周壁には流出孔216を多数備えている。流出体211は、内方に貯留する原料液300に電荷を付与するため、導電体で形成されており、原料液帯電手段220の構成要素としても機能している。
具体的には、流出体211の直径は、10mm以上、300mm以下の範囲から採用されることが好適である。あまり大きすぎると後述の気体流により原料液300やナノファイバ301を集中させることが困難になるからであり、また、流出体211の回転軸が偏心するなど、重量バランスが少しでも偏ると大きな振動が発生してしまい、当該振動を抑制するために流出体211を強固に支持する構造が必要となるからである。一方、小さすぎると遠心力により原料液300を流出させるための回転を高めなければならず、駆動源の負荷や振動など問題が発生するためである。さらに流出体211の直径は、20mm以上、100mm以下の範囲から採用することが好ましい。
また、流出孔216の形状は円形が好ましく、その直径は、流出体211の肉厚にもよるが、おおよそ0.01mm以上、3mm以下の範囲から採用することが好適である。これは、流出孔216があまりに小さすぎると原料液300を流出体211の外方に流出させることが困難となるからであり、あまりに大きすぎると一つの流出孔216から流出する原料液300の単位時間当たりの量が多くなりすぎ(つまり、流出する原料液300が形成する線の太さが太くなりすぎ)て所望の径のナノファイバ301を製造することが困難となるからである。
なお、流出体211の形状は、円筒形状に限定するものではなく、断面が多角形状の多角筒形状のようなものや円錐形状のようなものでもよい。流出孔216が回転することにより、流出孔216から原料液300が遠心力で流出可能な形状であればよい。また、流出孔216の形状は、円形に限定することなく、多角形状や星形形状などであってもよい。
回転軸体212は、流出体211を回転させ、遠心力により原料液300を流出させるための駆動力を伝達するための軸体であり、流出体211の他端から流出体211の内方に挿通され、流出体211の閉塞部と一端部が接合される棒状体である。また、他端は駆動源213の回転軸と接合されている。回転軸体212は、流出体211と後述の駆動源213とが導通しないように絶縁体を介して接続されている。
また、回転軸体212は、流出体211が回転することによりぶれないようにベアリング208により回転可能に支持されている。
駆動源213は、遠心力により原料液300を流出孔216から流出させるために、回転軸体212を介して流出体211に回転駆動力を付与する装置であり、本実施の形態の場合、駆動源213として電動モータが採用されている。なお、流出体211の回転数は、流出孔216の口径や使用する原料液300の粘度や原料液内の高分子物質の種類などとの関係により、数rpm以上、10000rpm以下の範囲から採用することが好ましい。
なお、原料液流出手段210は、原料液300を空間中に放出する装置であれば良く、圧力を用いて原料液300を噴射するものや、単に落下によって原料液300を流出させるものでも良い。
原料液帯電手段220は、原料液300に電荷を付与して帯電させる装置である。本実施の形態の場合、原料液帯電手段220は、誘導電荷を発生させ当該電荷を原料液300に付与する構成が採用されており、誘導電極221と、誘導電源222と、接地手段223とを備えている。また、流出体211も原料液帯電手段220の一部の電極として機能している。
誘導電極221は、円筒型で、流出体211の周壁を同心円状に取り囲み、前記流出孔216を覆うように配置される導体からなる部材である。誘導電極221は、自身がアースに対し大きな電圧(絶対値として)に維持されることで、軸心近傍に配置され接地されている流出体211に電荷を誘導するための部材である。また、誘導電極221は、気体流発生手段203からの気体流を案内手段206に案内する風洞体209としても機能している。
誘導電極221の内径は、流出体211と所定の間隔を隔てて配置されるものであり、流出体211の外径よりも大きい必要がある。具体的には、誘導電極221と流出体211との間で1KV/cm以上の電界強度になるような内径が望ましい。
また、流出体211から流出される原料液300が誘導電極221に到達するまでに、原料液300の飛行方向を変更する必要もある。従って、誘導電極221の内径は、誘導電源222が印加できる電圧と、原料液300の流出速度とに基づき総合的に決定される。具体的には、誘導電極221の内径は、200mm以上、800mm以下の範囲から採用されることが好適である。なお、誘導電極221の形状は、円環状に限ったものではなく、多角形状を有する多角形環状の部材であってもよい。
誘導電源222は、誘導電極221に高電圧を印加することのできる電源である。なお、誘導電源222は、直流電源であり、誘導電極221に印加する電圧(接地電位を基準とする)や、その極性を設定することができる装置である。
誘導電源222が誘導電極221に印加する電圧は、10KV以上、200KV以下の範囲の値から設定されるのが好適である。特に、流出体211と誘導電極221との間の電界強度が重要であり、1KV/cm以上の電界強度になるように印加電圧や誘導電極221の配置を行うことが好ましい。
接地手段223は、流出体211と電気的に接続され、流出体211を接地電位に維持することができる部材である。接地手段223の一端は、流出体211が回転状態であっても電気的な接続状態を維持することができるようにブラシとして機能するものであり、他端は大地と接続されている。
本実施の形態のように原料液帯電手段220に誘導方式を採用すれば、流出体211を接地電位に維持したまま原料液300に電荷を付与することができる。流出体211が接地電位の状態であれば、流出体211に接続される回転軸体212や駆動源213などの部材は、流出体211との間で高電圧に対する対策をする必要が無くなり、原料液流出手段210として簡単な構造を採用しうることになり好ましい。
なお、原料液帯電手段220として、流出体211に直接電源を接続し、流出体211を高電圧に維持し、誘導電極221を接地することで原料液300に電荷を付与してもよい。また、流出体211と誘導電極221との間に接地電位とは無関係に電圧を印加するものでもかまわない。
また、流出体211を絶縁体で形成すると共に、流出体211に貯留される原料液300に直接接触する電極を流出体211内部に配置し、当該電極を用いて原料液300に電荷を付与するものでもよい。
なお、流出体211の流出孔216から流出したナノファイバ301の帯電極性は、本願実施例では、誘導電極221に印加される誘導電源222の極性により、異なったものになる。すなわち、誘導電源222が負の電圧である場合には、流出孔216から流出されるナノファイバ301は正の電荷を帯びるが、誘導電源222が正の電圧である場合には、前記ナノファイバ301は負の電荷を帯びている。
気体流発生手段203は、流出体211から流出される原料液300の飛行方向を案内手段206で案内される方向に変更するための気体流を発生させる装置である。気体流発生手段203は、駆動源213の背部に備えられ、駆動源213から流出体211の先端に向かう気体流を発生させる。気体流発生手段203は、流出体211から径方向に流出される原料液300が誘導電極221に到達するまでに前記原料液300を軸方向に変更することができる風力を発生させることができるものとなっている。図2において、気体流は矢印で示している。本実施の形態の場合、気体流発生手段203として、ナノファイバ放出手段200の端部の周囲にある雰囲気を強制的に送風する軸流ファンを備える送風機が採用されている。
気体流発生手段203は、発生した気体流を発散させることなく流出体211の近傍に案内する導管である風洞体209を備えている。風洞体209により案内された気体流が流出体211から流出された原料液300と交差し、原料液300の飛行方向を変更する。
さらにまた、気体流発生手段203は、気体流制御手段204と、加熱手段205とを備えている。
気体流制御手段204は、気体流発生手段203により発生する気体流が流出孔216に直接当たらないよう気体流を制御する機能を有する部材であり、本実施の形態の場合、風洞体209の内方に配置され、流出体211に向かって広がる漏斗状の部材が気体流制御手段204として機能している。気体流制御手段204により、気体流が直接流出孔216に当たらないため、流出孔216から流出される原料液300が早期に蒸発して流出孔216を塞ぐことを可及的に防止し、原料液300を安定させて流出させ続けることが可能となる。なお、気体流制御手段204は、流出孔216の風上に配置され気体流が流出孔216近傍に到達するのを防止する壁状の防風壁でもかまわない。
加熱手段205は、気体流発生手段203が発生させる気体流を構成する気体を加熱する加熱源である。本実施の形態の場合、加熱手段205は、風洞体209の内方に配置される円環状のヒータであり、加熱手段205を通過する気体を加熱することができるものとなっている。加熱手段205により気体流を加熱することにより、空間中に流出される原料液300は、蒸発が促進され効率よくナノファイバ301を製造することが可能となる。
なお、気体流発生手段203は、シロッコファンなど他の送風機により構成してもかまわない。また、気体流発生手段203は、高圧ガスを風洞体209に導入することで当該ガスよりなる気体流を発生させるものでも良い。また、気体流発生手段203は、気体流を押し出すものばかりではなく、気体を吸引することにより気体流を発生させるものでもかまわない。例えば真空吸引により風洞体209の内方に気体流が発生するものでもかまわない。
案内手段206は、製造されたナノファイバ301を堆積手段110の近傍に案内する風洞を形成する導管である。案内手段206の端部は、誘導電極221の端部に接続され、原料液流出手段210から流出し、静電爆発により製造されるナノファイバ301と気体流との全てを案内することのできる管状の部材である。
なお、本実施の形態の場合、マスク製造装置100は、同種の第一のナノファイバ放出手段200aと第二のナノファイバ放出手段200bとを備えるものとして説明した。本願発明はこれに限定されることはなく、製造するナノファイバ301によって異なる仕様のナノファイバ放出手段200を備えてもかまわない。例えば、いずれかのナノファイバ放出手段200の案内手段206の内方に、有機物や無機物の微粒子を噴霧できる装置を備え、製造されるナノファイバ301の表面に機能性材料を担持させてもかまわない。
図4は、堆積手段を模式的に示す斜視図である。
同図に示すように、堆積手段110は、ナノファイバ放出手段200から放出されるナノファイバ301を受け止めて堆積させる装置であり、主としてナノファイバ301を堆積させる立体形状部111を備えている。
堆積手段110は、無端軌道状の部材であり、製造対象であるマスクの濾過部の立体的形状に対応する形状で外向きに膨出する立体形状部111が二列に並んで複数個一体に設けられている。堆積手段110は、堆積したナノファイバ301と容易に分離可能な材質で構成された帯状の部材である。具体的には、堆積手段110として、アラミド繊維からなる長尺の布を例示することができる。さらに、堆積手段110の表面にテフロン(登録商標)コートを行うと、堆積したナノファイバ301を堆積手段110から剥ぎ取る際の剥離性が向上するため好ましい。また、堆積手段110は、ナノファイバ放出手段200から送られる気体流を通過させることができる通気孔(図示せず)を備えており、特に立体形状部111は他の部分よりも高い通気性が確保されている。堆積手段110は、複数個のローラ112により円環状となるように配置されており、駆動源に接続されるローラ112により、間欠的、または連続的に回転するものとなっている。この場合、駆動源に接続されるローラ112が堆積手段110を移動させる移動手段として機能する。
図5は、第一の誘引手段とその近傍を示す断面図である。
同図に示すように、第一の誘引手段120は、第一のナノファイバ放出手段200から放出されるナノファイバ301を堆積手段110の立体形状部111に誘引する装置である。本実施の形態の場合、第一の誘引手段120は、気体を吸引することでナノファイバ301を誘引する装置であり、吸引手段121と領域規制手段122とを備えている。
吸引手段121は、堆積手段110の裏面、つまり、ナノファイバ放出手段200とは反対側に配置されている。吸引手段121は、同図に破線の矢印で示すように、堆積手段110の立体形状部111を介してナノファイバ放出手段200から流れてくる気体流をナノファイバ301と共に強制的に吸引する装置である。例えば、吸引手段121として、シロッコファンや軸流ファンなどの送風機が採用されている。
領域規制手段122は、堆積手段110の立体形状部111のみから気体流が吸引できるように、吸引手段121の吸引領域を規制する管状の部材である。領域規制手段122の一端開口部の形状は、立体形状部111の周縁と同じ形状となされ、他端開口部は吸引手段121に接続されている。これにより、ナノファイバ放出手段200から放出されるナノファイバ301を堆積手段110の立体形状部111上に主として堆積させることが可能となる。
さらに、第一の誘引手段120は、圧力測定手段125と制御手段126とを備えている。
圧力測定手段125は、領域規制手段122の内方の気圧を測定することができる装置である。圧力測定手段125は、大気圧よりも負の気圧を測定できる装置であれば良く、ダイアフラムを用いた装置を例示することができる。
制御手段126は、圧力測定手段125からの信号を取得し、領域規制手段122内方の圧力が所定値以下になったか否かの信号を、マスク製造装置100全体を制御する主制御装置(図示せず)に送信する装置である。
領域規制手段122内方の圧力が所定値以下となった場合、堆積手段110の立体形状部111に必要十分なナノファイバ301が堆積したと判断することができ、マスク製造装置100を次の工程に移行させることが可能となる。また、領域規制手段122内方の圧力は堆積されたナノファイバ301の通気性を示す為、製造されるマスクの品質を安定させることが可能となる。
なお、案内手段206内方にも圧力測定手段125を設け、案内手段206側の気圧と領域規制手段122側の気圧との差圧に基づきマスク製造装置100を制御するものでも良い。この場合、より正確に通気性を確認することが可能となる。
図6は、第二の誘引手段とその近傍を示す断面図である。
同図に示すように、第二の誘引手段120は、第二のナノファイバ放出手段200から放出されるナノファイバ301を堆積手段110の立体形状部111に誘引する装置である。本実施の形態の場合、第二の誘引手段120は、電界により帯電しているナノファイバ301を誘引する装置であり、誘引電極123と誘引電源124とを備えている。
誘引電極123は、誘引電源124によりアースに対し所定の電位に維持される導体の部材であり、立体形状部111の凹部の形状に嵌合する形状となっている。誘引電極123に電位が印加されると空間中に電界が発生し、同図破線の矢印で示すように、ナノファイバ301が誘引電極123に向かって誘引される。放出されるナノファイバ301と誘引電極123との間には、堆積手段110が配置されているため、電界により誘引されるナノファイバ301は、堆積手段110の立体形状部111に堆積する。
誘引電源124は、誘引電極123をアースに対し所定の電位に維持することができる直流電源である。また、誘引電源124は、誘引電極123に印加する電位の正負(接地電位を含む)を変更することが可能である。誘引電源124の極性は、生成されるナノファイバ301の帯電極性と逆極性の電源であれば、誘引電極123に前記帯電したナノファイバが誘引されてくる。なお、誘引電源124を0Vにして、すなわち、接地した状態で、帯電したナノファイバを誘引電極123に誘引してもよい。
接合手段180は、第一のナノファイバ放出手段200で放出され堆積したナノファイバ301の層と、第二のナノファイバ放出手段200で放出され堆積したナノファイバ301の層とが分離しないように接合する装置である。具体的には熱圧着により二つの層を接合する場合や、水流により二つの層のナノファイバをからみつかせて接合する場合などを挙示することができる。
剥離手段190は、堆積手段110から堆積し不織布状となったナノファイバ301を剥離する装置である。具体的には、細いかぎ針などのような部材を堆積したナノファイバ301に挿入し、鉤の部分でナノファイバ301を引っ掛けながらかぎ針を堆積手段110から遠ざけることで堆積手段110からナノファイバ301を剥離する装置などを挙示することができる。
次に、上記構成のマスク製造装置100を用いたナノファイバ301の製造方法を図1から図5を参照しつつ説明する。
まず、第一のナノファイバ放出手段200aを稼動させ、ナノファイバ301を放出する。以下は、第一のナノファイバ放出手段200aに含まれる装置などについての説明である。具体的な稼動方法としては、気体流発生手段203により、案内手段206や風洞体209の内部に気体流を発生させる。
次に、流出体211に原料液300を供給する。原料液300は、別途タンク(図示せず)に蓄えられており、供給路217(図2参照)を通過して流出体211の他端部から流出体211内部に供給される。
ここで、ナノファイバ301を構成する高分子物質としては、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリスチレン、ポリエチレンオキサイド、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリ−m−フェニレンテレフタレート、ポリ−p−フェニレンイソフタレート、ポリフッ化ビニリデン、ポリフッ化ビニリデン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン−アクリレート共重合体、ポリアクリロニトリル、ポリアクリロニトリル−メタクリレート共重合体、ポリカーボネート、ポリアリレート、ポリエステルカーボネート、ポリアミド、アラミド、ポリイミド、ポリカプロラクトン、ポリ乳酸、ポリグリコール酸、コラーゲン、ポリヒドロキシ酪酸、ポリ酢酸ビニル、ポリペプチド等およびこれらの共重合体を例示できる。また、上記より選ばれる一種でもよく、また、複数種類が混在してもかまわない。なお、上記は例示であり、本願発明は上記高分子物質に限定されるものではない。
原料液300に使用される溶媒としては、メタノール、エタノール、1−プロパノール、2−プロパノール、ヘキサフルオロイソプロパノール、テトラエチレングリコール、トリエチレングリコール、ジベンジルアルコール、1,3−ジオキソラン、1,4−ジオキサン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、メチル−n−ヘキシルケトン、メチル−n−プロピルケトン、ジイソプロピルケトン、ジイソブチルケトン、アセトン、ヘキサフルオロアセトン、フェノール、ギ酸、ギ酸メチル、ギ酸エチル、ギ酸プロピル、安息香酸メチル、安息香酸エチル、安息香酸プロピル、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸プロピル、フタル酸ジメチル、フタル酸ジエチル、フタル酸ジプロピル、塩化メチル、塩化エチル、塩化メチレン、クロロホルム、o−クロロトルエン、p−クロロトルエン、クロロホルム、四塩化炭素、1,1−ジクロロエタン、1,2−ジクロロエタン、トリクロロエタン、ジクロロプロパン、ジブロモエタン、ジブロモプロパン、臭化メチル、臭化エチル、臭化プロピル、酢酸、ベンゼン、トルエン、ヘキサン、シクロヘキサン、シクロヘキサノン、シクロペンタン、o−キシレン、p−キシレン、m−キシレン、アセトニトリル、テトラヒドロフラン、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、ジメチルスルホオキシド、ピリジン、水等を例示することができる。また、上記より選ばれる一種でもよく、また、複数種類が混在してもかまわない。なお、上記は例示であり、本願発明は上記溶媒に限定されるものではない。
さらに、原料液300に骨材や可塑剤などの添加剤を添加してもよい。当該添加剤としては、酸化物、炭化物、窒化物、ホウ化物、珪化物、弗化物、硫化物等を挙げることができるが、耐熱性、加工性などの観点から酸化物を用いることが好ましい。当該酸化物としては、Al23、SiO2、TiO2、Li2O、Na2O、MgO、CaO、SrO、BaO、B23、P25、SnO2、ZrO2、K2O、Cs2O、ZnO、Sb23、As23、CeO2、V25、Cr23、MnO、Fe23、CoO、NiO、Y23、Lu23、Yb23、HfO2、Nb25等を例示することができる。また、上記より選ばれる一種でもよく、また、複数種類が混在してもかまわない。なお、上記は例示であり、本願発明は上記添加剤に限定されるものではない。
溶媒と高分子物質との混合比率は、溶媒と高分子物質により異なるが、溶媒量は、約60重量%から98重量%の間が望ましい。
次に、誘導電源222により誘導電極221に電圧を印加し、流出体211に貯留される原料液300に電荷を供給しつつ(第一の原料液帯電工程)、流出体211を駆動源213により回転させて、遠心力により流出孔216から帯電した原料液300を流出する(第一の原料液流出工程)。
流出体211の径方向放射状に流出された原料液300は、気体流により飛行方向が変更され、気体流に搬送され風洞体209により案内される。原料液300は、空間を飛行中に溶媒が蒸発し、電荷密度が上昇して静電爆発によりナノファイバ301に変換される(第一のナノファイバ製造工程)。そして、ナノファイバ301は気体流と共に案内手段206から放出される。また、前記気体流は、加熱手段205により加熱されており、原料液300の飛行を案内しつつ、原料液300に熱を与えて溶媒の蒸発を促進し、ナノファイバ301の製造を促進している。
この状態において、案内手段206の開口部に配置されている堆積手段110の立体形状部111の裏側では、図5に示すように、第一の誘引手段120aが、吸引手段121により気体流を吸引して立体形状部111にナノファイバ301を引きつけている(第一の誘引工程)。そして、気体流と共に誘引されるナノファイバ301は、堆積手段110の立体形状部111上に堆積していく(第一の堆積工程)。
そして、圧力測定手段125の測定値に基づき十分にナノファイバ301が堆積したとマスク製造装置100が判断すると、ナノファイバ放出手段200の稼動を停止すると共に、堆積手段110を所定の角度回転させる。
続いて、第二のナノファイバ放出手段200bと第二の誘引手段120bとを用いて、前記第一の堆積工程で堆積されたナノファイバ301の上に新たなナノファイバ301を堆積させる。
第二のナノファイバ放出手段200bを用い原料液300を流出させる第二の流出工程は、前記第一の流出工程と同様である、原料液300を帯電させる第二の原料液帯電工程も前記第一の原料液帯電工程と同様である。その他、第二のナノファイバ放出手段200bにかかわる工程は、第一のナノファイバ放出手段200aと同様であるため、説明を省略する。
第二のナノファイバ放出手段200bの案内手段206の開口部に配置されている堆積手段110の立体形状部111の裏側には、図6に示すように、第二の誘引手段120bの誘引電極123が配置されている。誘引電極123は、誘引電源124により帯電しているナノファイバ301の極性と逆の極性の電圧が印加されており(接地電位でも良い場合がある)電界によりナノファイバ301を誘引している(第二の誘引工程)。そして、第一の堆積工程で堆積されたナノファイバ301の上に堆積していく(第二の堆積工程)。
以上のようにして、マスクの濾過部を構成する立体形状をしたナノファイバ301の積層体が製造される。
ここで、第一のナノファイバ放出手段200aにより堆積させるナノファイバ301の種類と、第二のナノファイバ放出手段200bにより堆積させるナノファイバ301の種類は、同じ種類でも良く異なる種類でも良い。また、同一種のナノファイバ301を堆積させるが、堆積させるナノファイバ301の径を変更してもかまわない。ナノファイバ301の径は、原料液300を帯電させる際の流出体211と誘導電極221との間の電圧に比例する傾向にあり、当該電圧が高いほどナノファイバ301の径は細くなるようである。
また、堆積させるナノファイバ301の種類や径によって、二つのナノファイバ放出手段200の仕様を異なるものとしてもかまわない。
次に、第一の堆積工程で堆積させたナノファイバ301と前記第二の堆積工程で堆積させたナノファイバ301とを接合する(接合工程)。当該接合は、2層に堆積されたナノファイバ301の周縁のみ熱圧着により接合する。これにより堆積されたナノファイバ301の目(通気性)を損なうことなく、2層のナノファイバ301を接合することができる。また、圧着の際、マスクとして不要な部分(バリ)を切断により除去しても良い。
最後に、剥離手段190を用い堆積手段110から堆積したナノファイバ301を剥ぎ取り、回収する。
以上のような装置、及び、工程により、マスクの濾過部が製造される。このようにして製造されたマスクの濾過部は、無縫製でギャザーも無いため人間の鼻孔や口の周りにフィットすることができる。また、濾過部は、複雑に入り組んだナノファイバ301により微細な孔が形成されており、ウイルスなどの微小な物質も濾過により空気から除去することが可能となる。さらに、孔を形成するナノファイバ301も径が細いため、単位面積当たりの孔の密度が高くなる。つまり、マスクの濾過部全体における孔の面積の合計は大きくなるため、濾過部全体としての通気性を確保することも可能となる。
さらに、縫製やしわ寄せ加工などの工程を経ることなく、立体形状の濾過部を形成することができる。
なお、上記実施の形態では、堆積手段110と誘引手段120とが別体の場合を説明したが、誘引電極123が堆積手段110の立体形状部111として機能するものでも良い。例えば図7に示すように、マスクの濾過部の形状に対応する形状の誘引電極123を細めのブスバー131で2個接続し、これらの誘引電極123を絶縁体の無端ベルトに複数個取り付ける。そして、必要な誘引電極123にのみ電圧を印加する為の接続端子132を設ける。これによりナノファイバ放出手段200の案内手段206の開口部に配置される誘引電極123にのみ誘引電源124から電圧が印加され、誘引電極123の表面に直接ナノファイバ301が堆積される。
さらに、堆積手段110の立体形状部111や誘引電極123を、マスクの形状としてもかまわない。例えば図8に示すように、堆積手段110の立体形状部111の形状を、マスクの濾過部に対応する形状(同図中Fで示す部分)だけでなく、濾過部の両側部に設けられるマスクの耳掛け部に対応する形状(同図中Yで示す部分)も含めた形状としてもかまわない。この場合、立体形状部111の形状に対応した領域規制手段122や誘引電極123とすることで、ナノファイバ301を堆積させるだけで耳掛け部も含んだマスクを無縫製で、または、無接合で製造することが可能となる。
また、このような場合、濾過部だけをナノファイバ301で複数層に堆積させてもかまわない。
本願発明は、風邪用のマスクや防塵用のマスクなど人間の鼻孔と口とを覆い微粒子や微生物を空気から除去するマスクに適用可能である。
マスク製造装置を概略的に示す図である。 ナノファイバ放出手段を示す断面図である。 ナノファイバ放出手段から案内体を省いて示す斜視図である。 堆積手段を模式的に示す斜視図である。 第一の誘引手段とその近傍を示す断面図である。 第二の誘引手段とその近傍を示す断面図である。 堆積手段(誘引電極)の別例を示す斜視図である。 堆積手段の立体形状部の別例を示す斜視図である。
符号の説明
100 マスク製造装置
110 堆積手段
111 立体形状部
112 ローラ
120(120a、120b) 誘引手段
121 吸引手段
122 領域規制手段
123 誘引電極
124 誘引電源
125 圧力測定手段
126 制御手段
131 ブスバー
132 接続端子
180 接合手段
190 剥離手段
200(200a、200b) ナノファイバ放出手段
203 気体流発生手段
204 気体流制御手段
205 加熱手段
206 案内手段
208 ベアリング
209 風洞体
210 原料液流出手段
211 流出体
212 回転軸体
213 駆動源
216 流出孔
217 供給路
220 原料液帯電手段
221 誘導電極
222 誘導電源
223 接地手段
300 原料液
301 ナノファイバ

Claims (9)

  1. ナノファイバの原料となる原料液を空間中で静電爆発させ、製造されたナノファイバを堆積させてマスクを製造するマスク製造装置であって、
    原料液を空間中に流出させる原料液流出手段と、
    前記原料液を帯電させる原料液帯電手段と、
    人間の鼻孔と口とを覆うマスクの部分の形状に対応する立体形状部を有し、ナノファイバを受け止めて堆積させる堆積手段と、
    ナノファイバを前記堆積手段に誘引する誘引手段と
    を備えるマスク製造装置。
  2. 前記誘引手段は、
    印加される電圧により電界を発生させ、帯電したナノファイバを前記堆積手段に誘引する誘引電極と、
    前記誘引電極に電圧を印加する誘引電源と
    を備える請求項1に記載のマスク製造装置。
  3. 前記誘引電極は、人間の鼻孔と口とを覆うマスクの部分の形状に対応する立体形状となされる請求項2に記載のマスク製造装置。
  4. 前記誘引電極は、ナノファイバを受け止めて堆積させる前記堆積手段としても機能する請求項3に記載のマスク製造装置。
  5. 前記堆積手段は、通気性を確保するための通気孔を備え、
    前記誘引手段は、前記通気孔を通して吸引する気体流によりナノファイバを前記堆積手段に誘引する吸引手段を備える
    請求項1に記載のマスク製造装置。
  6. 前記吸引手段と前記堆積手段との間の圧力を測定する圧力測定手段と、
    前記圧力測定手段の測定結果に基づきマスク製造装置を制御する制御手段と
    を備える請求項5に記載のマスク製造装置。
  7. 前記堆積手段は、前記立体形状部の両側方に前記立体形状部と連続して配置され、マスクの人間の耳にかける部分の形状に対応する耳掛形状部を備える請求項1に記載のマスク製造装置。
  8. さらに、
    前記原料液流出手段と前記原料液帯電手段とを複数個備え、
    一方の前記原料液流出手段と前記原料液帯電手段との組みで製造され堆積された第一のナノファイバに、他方の前記原料液流出手段と前記原料液帯電手段との組みで製造される第二のナノファイバを重ねて堆積させるために前記第一の原料液流出手段の対応位置から前記第二の原料液流出手段の対応位置に前記堆積手段を移動させる移動手段と
    を備える請求項1に記載のマスク製造装置。
  9. ナノファイバの原料となる原料液を空間中で静電爆発させ、製造されたナノファイバを堆積させてマスクを製造するマスク製造方法であって、
    ナノファイバの原料となる第一の原料液を空間中に流出させる第一の原料液流出工程と、
    前記第一の原料液を帯電させる第一の原料液帯電工程と、
    人間の鼻孔と口とを覆うマスクの部分の形状に対応する立体形状部を有する堆積手段に、ナノファイバを堆積させる第一の堆積工程と、
    ナノファイバの原料となる第二の原料液を空間中に流出させる第二の原料液流出工程と、
    前記第二の原料液を帯電させる第二の原料液帯電工程と、
    前記第一の堆積工程で堆積させたナノファイバの上に重ねてナノファイバを堆積させる第二の堆積工程と、
    前記第一の堆積工程で堆積させたナノファイバと前記第二の堆積工程で堆積させたナノファイバとを接合する接合工程と
    を含むマスク製造方法。
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