JP2009291231A - X線透視撮影装置 - Google Patents

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JP2009291231A JP2008144503A JP2008144503A JP2009291231A JP 2009291231 A JP2009291231 A JP 2009291231A JP 2008144503 A JP2008144503 A JP 2008144503A JP 2008144503 A JP2008144503 A JP 2008144503A JP 2009291231 A JP2009291231 A JP 2009291231A
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Abstract

【課題】操作者の目視による確認に頼らず、操作者が被検者の受ける負担がどのような状態であるかを認識する。
【解決手段】X線源と,複数のX線検出素子により透過X線の信号を検出するX線検出器と,X線検出器により検出された透過X線信号をX線像として表示する画像表示部と,を備えたX線診断装置において,被検者を載置するテーブルの天板の水平位置からの傾斜角度を検出する天板角度検出エンコーダと,被検者の一部を押さえ込む圧迫筒の押圧力を検出する圧迫力検出回路と,X線源からX線が照射されていることを検出するX線検出回路と,逆傾、圧迫、透視のそれぞれの操作について、予めアラームパターンと音量パターンを記憶する記憶手段と,天板角度検出エンコーダから出力される逆傾信号と、圧迫力検出回路から出力される圧迫信号と、X線検出回路から出力される透視信号の各信号に基づいて、アラーム音を変化させる制御手段とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、X線透視撮影装置に係わり、特にX線透視による撮影の際に被検者に加えられている操作状況に伴い被検者に負担が生じていることを操作者に知らせることのできるX線透視撮影装置に関する。
従来、X線透視撮影装置においては、X線透視撮影装置を操作する操作者が、被検者に対して連続透視を行っている場合、タイマーを用いて特定の時間(例えば、10分)ブザーを鳴らし、特定の時間(例えば、10分)が経過すると自動的に遮断されるものとなっている。
しかし、これでは、X線透視撮影装置を操作する操作者が、被検者に対して連続透視を行っていることを認識するのに十分とはいえない。
また、X線透視撮影装置を操作し、操作者が、被検者にX線を照射して透視撮影を行う場合、被検者が受ける負担は、連続透視だけではない。X線透視撮影装置を操作して操作者が透視撮影を行う場合、被検者の腹部を押圧部材で押さえ込んで透視撮影を行う場合があり、この押圧部材で押さえ込む状態の圧迫状態において被検者が受ける負担は、著しく大きい。
さらに、操作者が、被検者にX線を照射して透視撮影を行う場合、飲み込んだ造影剤を滞留させたり、逆流するなどの操作のため、被検者が載置されているテーブルを頭部が水平位置より下げ、被検者を逆さに保つ逆傾という操作を行うことがある。この逆傾の場合、被検者は、多大の負担を強いられる。
被検者に対して行う連続透視については、従来のX線透視撮影装置においては、タイマーを用いて特定の時間だけ操作者に、被検者に対して連続透視を行っていることを知らせるものはある。
また、被検者の腹部を押圧部材で押さえ込んで透視撮影を行う圧迫状態については、従来のX線透視撮影装置においては、操作者に被検者が圧迫状態であることを知らせることは行われていない。
さらに、被検者の頭部を水平位置より下げる逆傾の状態については、従来のX線透視撮影装置においては、操作者に被検者が圧迫状態であることを知らせることは行われていない。
操作者にアラームを鳴らして被検者の状態を知らせることは、医用画像診断装置においては、従来行われている(例えば、特許文献1参照)。この特許文献1は、患者の心電状態に異常があるとき等のアラームが必要な際に、操作デバイス3をを通して操作者である医師または技師にアラームが伝わるようになっている。
特開2003−153903号公報
このように、特許文献1の医用画像診断装置においては、被検者に超音波を当ててエコー診断を行う際に、患者である被検者の心電状態を監視しており、この心電状態に異常があるときに、アラームを鳴らして操作者である医師または技師に被検者の心電状態に異常があることを知らせている。
これに対し、X線透視撮影装置においては、被検者に対して連続透視を行う場合、被爆量等の問題もあり、操作者は、常に、現在被検者が連続透視中であるか否かを把握している必要がある。しかし、X線透視撮影装置にあっては、X線透視撮影装置を操作する操作者に、被検者が連続透視中であることを認識させる方法が採られておらず、操作者は、被検者が受けている負担が大きいことを認識できるものとなっていないという問題点を有している。
また、X線透視撮影装置においては、被検者の腹部を押圧部材で押さえ込み、圧迫状態において透視撮影を行う場合、被検者は腹部を押さえ込まれているため被検者にとっては大きな負担を強いた状態となっている。しかし、X線透視撮影装置にあっては、X線透視撮影装置を操作する操作者に、被検者が圧迫状態に置かれていることを認識させる方法が採られておらず、操作者は、被検者が受けている負担が大きいことを認識できるものとなっていないという問題点を有している。
さらに、X線透視撮影装置においては、飲み込んだ造影剤を滞留させたり、逆流するなどの操作のため、被検者が載置されているテーブルを、被検者の頭部が水平位置より下がった状態に保つ逆傾において透視撮影を行う場合、被検者は頭部が足より下の位置にあるため被検者にとっては大きな負担を強いた状態となっている。しかし、X線透視撮影装置にあっては、X線透視撮影装置を操作する操作者に、被検者が逆傾に置かれていることを認識させる方法が採られておらず、操作者は、被検者が受けている負担が大きいことを認識できるものとなっていないという問題点を有している。
本発明の目的は、操作者の目視による確認に頼らず、操作者が被検者の受ける負担がどのような状態であるかを認識することのできるX線透視撮影装置を提供することにある。
本発明は、被検者にX線を照射するX線源と,
前記X線源と対向配置され、複数のX線検出素子により前記被検者の透過X線を電気信号に変換し、その電気信号を読み出すことにより前記透過X線の信号を検出するX線検出器と,
このX線検出器により検出された透過X線信号をX線像として表示する画像表示部と,
を備えたX線診断装置において,
被検者を載置するテーブルの天板の水平位置からの傾斜角度を検出する天板角度検出エンコーダと,
被検者の一部を押さえ込む圧迫筒の押圧力を検出する圧迫力検出回路と,
X線源からX線が照射されていることを検出するX線検出回路と,
逆傾、圧迫、透視のそれぞれの操作について、予めアラームパターンと音量パターンを記憶する記憶手段と,
前記天板角度検出エンコーダから出力される逆傾信号と、圧迫力検出回路から出力される圧迫信号と、X線検出回路から出力される透視信号の各信号に基づいて、アラーム音を変化させる制御手段とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、操作パネルに表示されている被検者の状態を目視確認することなく、被検者の負担を認識することができる。
以下、本発明の実施例を図面を用いて説明する。
図1は、本発明に係るX線透視撮影装置の全体を示す図である。
X線透視撮影装置は、X線透視撮影装置本体と画像処理手段を備えている。このX線透視撮影装置本体には、被検者10に透視撮影するためのX線を照射するX線源1が設けられている。このX線源1の下方には、X線源1から照射されるX線の照射範囲を絞るX線可動絞り部2を備えている。このX線源1には、X線を発生してX線源1に送るX線発生装置4が接続されている。
また、X線透視撮影装置本体には、被検者10の体の一部を押圧する圧迫筒3が設けられている。この圧迫筒3は、X線透視撮影装置本体の操作者が、被検者10の、例えば、腹部を押さえ込む押圧部材で、被検者10の腹部を圧迫状態において透視撮影を行う場合に用いるものである。
X線透視撮影装置本体には、テーブル6が設けられており、このテーブル6の上には、被検者10が載置されるようになっている。このテーブル6は、図示しない駆動機構によって、透視撮影の必要上から被検者10を水平平面におけるX−Y方向、支点を中心に上下方向に所定角度回転するように構成されている。
また、このテーブル6の下部には、X線源1から照射されたX線を検出するX線平面検出器7が設けられている。このX線平面検出器7は、X線源1から照射されたX線による透視画像を検出するものである。
そして、X線発生装置4には、X線を発生させてX線源1に照射するX線発生装置4を制御する制御装置5が接続されている。この制御装置5は、図示しない駆動機構を制御すると共に、X線平面検出器7によって検出される検出値(透視画像)を入力する機能を有している。
この制御装置5には、画像処理装置8が接続されている。この制御装置5は、画像処理装置8に制御装置5において取得したX線平面検出器7によって検出された透視画像を示す検出値を出力する。
制御装置5からX線平面検出器7によって検出された透視画像を示す検出値が出力され、画像処理装置8に入力されると、画像処理装置8においては、入力されたX線平面検出器7によって検出された透視画像検出信号に基づいて、画像信号に変換する。この画像データ信号に変換すると、画像処理装置8に接続されるモニタ9に画像表示する。
この画像処理装置8と、モニタ9とによって、画像処理手段を構成している。
X線透視撮影装置本体のテーブル6を支持する台座11には、テーブル6の天板の水平位置からの傾斜角度を検出する天板角度検出エンコーダ12が設けられており、テーブル6の傾斜角度の大きさに応じた信号が出力される。
また、X線透視撮影装置本体の圧迫筒3には、被検者10の、例えば、腹部を押さえ込む押圧力を検出する圧迫力検出回路13が設けられている。この圧迫力検出回路13からは、被検者10の腹部等を押圧したときの該押圧力の強さに応じた信号が出力される。
さらに、X線透視撮影装置本体のX線平面検出器7には、X線源1からX線が照射されていることを検出するX線検出回路14が設けられている。このX線検出回路14からは、X線源1から照射されたX線が検出されている限り信号を出力し続けるようになっている。
図1に図示の制御装置5は、図2における制御処理を行うCPU15と、パターン化されたアラーム信号(アラームパターンとアラーム音量)を記憶するROM16と、アラーム音を発するアラーム18と、このアラーム18を作動してアラーム作動信号を出力する制御回路17とによって構成されている。
図2に図示の天板角度検出エンコーダ12と、圧迫力検出回路13と、X線検出回路14の各処理回路からの出力信号に基づいてアラーム音を出力する制御回路17は、図2に示す如き構成を有している。
図2において、天板角度検出エンコーダ12と、圧迫力検出回路13と、X線検出回路14の処理回路は、それぞれがCPU15に接続されており、天板角度検出エンコーダ12から出力される検出信号、圧迫力検出回路から出力される検出信号、X線検出回路14から出力される検出信号がCPU15に入力される。
CPU15には、ROM16がバスラインを介して接続されており、このROM16には、パターン化されたアラーム信号が記憶されている。
すなわち、ROM16には、X線検出回路14から信号が出力され、天板角度検出エンコーダ12からも圧迫力検出回路13からも信号が出力されていない場合のパターン化されたアラーム信号として、図3(A)に図示のアラームパターン1が記憶されている。
また、ROM16には、天板角度検出エンコーダ12から信号が出力され、圧迫力検出回路13からもX線検出回路14からも信号が出力されていない場合のパターン化されたアラーム信号として、図3(B)に図示のアラームパターン2が記憶されている。
さらに、ROM16には、圧迫力検出回路13から信号が出力され、天板角度検出エンコーダ12からもX線検出回路14からも信号が出力されていない場合のパターン化されたアラーム信号として、図3(C)に図示のアラームパターン3が記憶されている。
またさらに、ROM16には、X線検出回路14から信号が出力され、天板角度検出エンコーダ12からも信号が出力され、圧迫力検出回路13から信号が出力されない場合のパターン化されたアラーム信号として、図3(D)に図示のアラームパターン4が記憶されている。
さらにまた、ROM16には、X線検出回路14から信号が出力され、圧迫力検出回路13からも信号が出力され、天板角度検出エンコーダ12から信号が出力されない場合のパターン化されたアラーム信号として、図3(E)に図示のアラームパターン5が記憶されている。
また、ROM16には、天板角度検出エンコーダ12から信号が出力され、圧迫力検出回路13からも信号が出力され、X線検出回路14から信号が出力されない場合のパターン化されたアラーム信号として、図3(F)に図示のアラームパターン6が記憶されている。
さらに、ROM16には、天板角度検出エンコーダ12から信号が出力され、圧迫力検出回路13からも信号が出力され、X線検出回路14からも信号が出力される場合のパターン化されたアラーム信号として、図3(G)に図示のアラームパターン7が記憶されている。
そして、各パターン化されたアラーム信号には、音量パターンとして4つの音量が用意してある。この音量パターンの数は、別に4つの音量に限られるものではなく、2つでも、3つでも、5つでもよい。ここでは、4つの音量で充分であるとの判断で例示してある。
この各パターン化されたアラーム信号に関する音量の相違は、音量パターンとして4つの音量(音量1〜音量4)の相違は、被検者が受ける負担の大小で決定されている。
すなわち、天板角度検出エンコーダ12の場合は、テーブル6の天板の水平位置からの傾斜角度の大きさで4つの段階に分けられている。テーブル6の傾斜角度は、最大角度が決められており、テーブル6の天板の水平位置(0°)から最大角度までを4分割して、ROM16に、最小角度のパターン化されたアラーム信号の音量信号として、図3(a)に図示の音量パターン1が、2番目の角度のパターン化されたアラーム信号の音量信号として、図3(b)に図示の音量パターン2が、3番目の角度のパターン化されたアラーム信号の音量信号として、図3(c)に図示の音量パターン3が、最大角度のパターン化されたアラーム信号の音量信号として、図3(d)に図示の音量パターン4が、それぞれ記憶されている。
また、圧迫力検出回路13の場合は、圧迫筒3によって被検者10の腹部を押さえ込む押圧力の大きさで4つの段階に分けられている。この圧迫筒3による被検者10に対する押圧力は、最大押圧力が決められており、圧迫筒3による被検者10に対する押圧力を0から最大押圧力までを4分割して、ROM16に、最小押圧力のパターン化されたアラーム信号の音量信号として、図3(a)に図示の音量パターン1が、2番目の押圧力のパターン化されたアラーム信号の音量信号として、図3(b)に図示の音量パターン2が、3番目の押圧力のパターン化されたアラーム信号の音量信号として、図3(c)に図示の音量パターン3が、最大押圧力のパターン化されたアラーム信号の音量信号として、図3(d)に図示の音量パターン4が、それぞれ記憶されている。
さらに、X線検出回路14の場合は、X線源1からX線が照射されていることすなわち、被検者10に連続透視を行う場合、連続透視の時間が検査内容によって最大時間が予め決められている。そこで、連続透視を行う開始時から最大連続透視時間までを4分割して、ROM16に、最小連続透視時間のパターン化されたアラーム信号の音量信号として、図3(a)に図示の音量パターン1が、2番目の連続透視時間のパターン化されたアラーム信号の音量信号として、図3(b)に図示の音量パターン2が、3番目の連続透視時間のパターン化されたアラーム信号の音量信号として、図3(c)に図示の音量パターン3が、最大連続透視時間のパターン化されたアラーム信号の音量信号として、図3(d)に図示の音量パターン4が、それぞれ記憶されている。
このROM16に記憶されているアラームパターン1〜7、音量パターン1〜4は、CPU15において、天板角度検出エンコーダ12、圧迫力検出回路13、X線検出回路14のそれぞれから出力される信号に基づいて決定され、この決定されたアラームパターンと、音量パターンとがCPU15から出力される。
このCPU15には、制御回路17が接続されており、この制御回路17に外部にアラーム音を発するアラーム音発生器18が接続されている。
この制御回路17は、CPU15からの出力信号(アラームパターンと、音量パターン)に基づいてアラーム音のリズムと音量を決定し、アラーム音発生器18を駆動制御するようになっている。
次に、X線透視撮影装置の透視撮影時の操作について説明する。
透視に際しては、被検者搭載のテーブル6を制御装置にて位置決めし、制御装置5にてX線可動絞り部2の絞り設定を行う。この設定後に、制御装置5にてX線源1からX線を曝射させる。このとき、制御装置5にはアラーム音を発生させるブザーが取り付けてあり、アラーム音を発生させる。X線平面検出器7は、被検者透過X線を含む透過X線を取り込み電気信号に変換し、これを制御装置5を介して画像処理装置8へ出力する。画像処理装置8は、操作器5により各種画像処理を行いモニタ9に画像を出力する。操作者は、画像表示モニタ9に表示された画像を見ながら、制御装置5を操作してテーブル7などを動作させ透視したい部位を調整する。
バリウムなどの造影剤を使用して透視を行う場合は、制御装置5にてテーブル6を被検者の頭が下側になるように傾け(逆傾)、圧迫筒3にて被検者の腹部を圧迫する、という操作を操作者がモニタ9を注視しながら行う。
次に、このように操作されるX線透視撮影装置の透視撮影時の動作について図4を用いて説明する。
図4には、X線透視撮影装置の透視撮影時の動作のフローチャートが示されている。
図4において、ステップ100において、X線透視撮影装置の透視撮影の操作が開始されると、天板角度監視処理101と、圧迫監視処理102と、X線監視処理103がスタートする。すなわち、天板角度監視処理101は、他の処理とは関係なく行われ、圧迫監視処理102は、他の処理とは関係なく行われ、X線監視処理103は、他の処理とは関係なく行われる。
天板角度監視処理101は、ステップ104において、テーブル6の天板の水平位置から逆傾角度となっているか否かを判定する。このステップ104においては、テーブル6の天板の水平位置から逆傾角度になるまで繰り返し判定を行う。このステップ104において、テーブル6の天板の水平位置から逆傾角度になったと判定すると、図3(B)に図示のアラームパターン2が選択され、ステップ105において、テーブル6の天板の水平位置からの傾斜角度の大きさを求め、該テーブル6の天板の水平位置からの傾斜角度の大きさに応じた音量パターンにしたがって、音量パターンが、音量パターン1〜4の中から選択される。
また、圧迫監視処理102は、ステップ106において、圧迫筒3によって被検者10の腹部を押さえ込む押圧力が加えられているか否かを判定する。このステップ106においては、圧迫筒3によって被検者10の腹部を押さえ込む押圧力が加えられるまで繰り返し判定を行う。このステップ106において、圧迫筒3によって被検者10の腹部を押さえ込む押圧力が加えられたと判定すると、図3(C)に図示のアラームパターン3が選択され、ステップ107において、圧迫筒3によって被検者10の腹部を押さえ込む圧迫時間計測を開始する。ステップ107において圧迫時間計測を開始すると、ステップ108において、圧迫時間計測にともなって、圧迫筒3によって被検者10の腹部を押さえ込む押圧力の大きさが該当する圧迫時間の経過に応じた音量パターンにしたがって、音量パターンが、音量パターン1〜4の中から選択される。
さらに、X線監視処理103は、ステップ109において、X線源1からX線が照射されているか否かを判定する。このステップ109においては、X線源1からX線が照射されるまで繰り返し判定を行う。このステップ109において、X線源1からX線が照射されたと判定すると、図3(A)に図示のアラームパターン1が選択され、ステップ110において、X線源1からX線が照射されている透視時間計測を開始する。ステップ110において透視時間計測を開始すると、ステップ111において、透視時間計測にともなって、X線源1からX線が照射されている時間の長さが該当する透視時間の経過に応じた音量パターンにしたがって、音量パターンが、音量パターン1〜4の中から選択される。
ステップ104において逆傾のアラームパターンと音量パターンが決まり、ステップ106において圧迫のアラームパターンが、ステップ108において音量パターンが決まり、ステップ109において連続透視のアラームパターンがテップ111において音量パターンが決まると、ステップ112において、どの条件のアラームの音量が最も大きいかを決める。
そして、ステップ113において、条件がいくつ重なっているかによりアラームのパターンを決める。
ステップ112とステップ113において決められたアラームの音量と、ラームのパターンに基づいて、ステップ114においてアラームを出力する。
ステップ114においてアラームを出力すると、ステップ115において、操作が終了したか否かを判定し、このステップ115において操作が終了していないと判定すると、始めに戻り処理を繰り返す。
また、このステップ115において操作が終了であると判定すると、ステップ116において、検査を終了する。
なお、これらの動作に加えて通常動作(例えば、テーブル6の移動)を行う場合にも、適用される。例えば、圧迫筒3によって被検者10の腹部を押さえ込む押圧力が加えられているときに、テーブル6を移動すると、圧迫部位から別な部位へ圧迫箇所が移動するので、被検者10により多大な負担を掛けることにもなる。この場合は、アラーム音を発する必要がある。
この場合は、パターン化されたアラーム信号(アラームパターンとアラーム音量)を記憶するROM16に、被検者10を載置するテーブル6の天板の移動を検知すると発する逆傾、圧迫、透視のそれぞれの操作におけるアラームパターンと音量パターンとは異なる移動アラーム音を予め記憶しておく。このテーブル6の天板の移動の検知は、テーブル6に、前後左右の水平移動、水平回転移動を検出するセンサを設けるか、あるいは前後左右の水平移動、水平回転移動を操作するスイッチの投入を検出することによって行うことができる。
X線透視撮影装置本体に設けられている圧迫筒3に設けられる圧迫力検出回路13によって被検者10の身体の一部が押圧されていることを検出された状態で、テーブル6の移動が検知されると、CPU15において、ROM16から、パターン化されたアラーム信号(アラームパターンとアラーム音量)を読み出して制御回路17に出力する。この制御回路17においては、出力されてきたパターン化されたアラーム信号(アラームパターンとアラーム音量)にしたがって、アラーム18を作動してアラーム音を発する。
次に、実施の形態について説明する。これらの実施の形態は、図3に図示の(A)〜(G)に相当するものである。
《実施形態1》
連続透視のみの操作の場合、アラームパターン1にてアラームを鳴らし、時間経過と共に音量を大きくする。
《実施形態2》
逆傾のみの操作の場合、アラームパターン2にてアラームを鳴らし、角度に応じて音量を大きくする。
《実施形態3》
圧迫のみの操作の場合、アラームパターン3にてアラームを鳴らし、時間経過と共に音量を大きくする。
《実施形態4》
連続透視および逆傾を同時に操作する場合、アラームパターン1と2を組み合わせたアラームパターン4にてアラームを鳴らし、音量は各条件の最も負担の大きい条件の音量とする。
《実施形態5》
連続透視および圧迫を同時に操作する場合、アラームパターン1と3を組み合わせたアラームパターン5にてアラームを鳴らし、音量は各条件の最も負担の大きい条件の音量とする。
《実施形態6》
逆傾および圧迫を同時に操作する場合、アラームパターン2と3を組み合わせたアラームパターン6にてアラームを鳴らし、音量は各条件の最も負担の大きい条件の音量とする。
《実施形態7》
連続透視、逆傾および圧迫を同時に操作する場合、アラームパターン1,2と3を組み合わせたアラームパターン7にてアラームを鳴らし、音量は各条件の最も負担の大きい条件の音量とする。
本実施の形態においては、
操作者にX線透視撮影装置の操作状況を知らせるのにアラーム音によって行うことで説明してきたが、アラーム音に代えてLEDによる点滅によって行うこともできる。この場合は、逆傾については赤色LED、圧迫については黄色LED、透視については緑色LEDと代えることで対応が可能である。この場合は、逆傾、圧迫、透視のそれぞれに対応してLEDを設けておくことで容易に実現することができる。
本発明に係るX線透視撮影装置のブロック図である。 図1に図示のX線透視撮影装置におけるアラームパターンおよび音量パターンの生成回路を示す図である。 アラームパターンおよび音量パターンを決定するためのフローチャートである。 アラームパターンおよび音量パターンの例を示す図である。
符号の説明
1………………………X線源
2………………………X線可動絞り部
3………………………圧迫筒
4………………………X線発生装置
5………………………制御装置
6……………………テーブル
7……………X線平面検出器
8……………………画像処理装置
9…………………画像表示モニタ
10…………………被検者
11…………………台座
12…………………天板角度検出エンコーダ
13…………………圧迫力検出回路
14…………………X線検出回路
15…………………CPU
16…………………ROM
17…………………制御回路
18…………………アラーム音発生器

Claims (3)

  1. 被検者にX線を照射するX線源と,
    前記X線源と対向配置され、複数のX線検出素子により前記被検者の透過X線を電気信号に変換し、その電気信号を読み出すことにより前記透過X線の信号を検出するX線検出器と,
    このX線検出器により検出された透過X線信号をX線像として表示する画像表示部と,
    を備えたX線診断装置において,
    被検者を載置するテーブルの天板の水平位置からの傾斜角度を検出する天板角度検出エンコーダと,
    被検者の一部を押さえ込む圧迫筒の押圧力を検出する圧迫力検出回路と,
    X線源からX線が照射されていることを検出するX線検出回路と,
    逆傾、圧迫、透視のそれぞれの操作について、予めアラームパターンと音量パターンを記憶する記憶手段と,
    前記天板角度検出エンコーダから出力される逆傾信号と、圧迫力検出回路から出力される圧迫信号と、X線検出回路から出力される透視信号の各信号に基づいて、アラーム音を変化させる制御手段とを備えることを特徴とするX線透視撮影装置。
  2. 前記制御手段によるアラーム音の変化は,
    前記記憶手段に記憶されている前記逆傾、圧迫、透視のそれぞれに対応するアラームパターンの少なくとも2つの信号によって行うものである請求項1に記載のX線透視撮影装置。
  3. 前記記憶手段は,
    前記被検者を載置するテーブルの天板の移動を検知すると発する逆傾、圧迫、透視のそれぞれの操作におけるアラームパターンと音量パターンとは異なる移動アラーム音を記憶し,
    前記圧迫力検出回路において圧迫筒の押圧力を検出した状態で前記被検者を載置するテーブルの天板の移動を検知すると前記記憶手段に記憶してある移動アラーム音を発することを特徴とする請求項1に記載のX線透視撮影装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106525882A (zh) * 2016-12-02 2017-03-22 丹东奥龙射线仪器集团有限公司 用于x射线检测钢管、筒体的焊缝缺陷准确定位装置

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