JP2009290106A - 処理液供給装置およびその処理液容器交換方法 - Google Patents

処理液供給装置およびその処理液容器交換方法 Download PDF

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Abstract

【課題】処理液供給装置の処理液容器の交換時における処理液の種別の取り違えを確実に防止する手段を提供する。
【解決手段】処理液供給装置が、種別の異なる処理液をそれぞれ収容する処理液容器と、処理液容器に連結部材により連結され、処理液の種別毎に設定された鍵と、処理液容器を種別毎に収納する収納部と、収納部に設置され、その収納部に設定された処理液の種別を示す鍵パターンが形成された受箱とを備え、処理液容器の処理液が空になったときに、当該収納部の空の処理液容器を、受箱の鍵パターンに噛合う鍵が連結された新たな処理液容器に交換する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、半導体装置のフォトリソグラフィ工程におけるレジスト等の処理液を供給する処理液供給装置およびその処理液容器交換方法に関する。
従来の処理液供給装置は、種別の異なる処理液をそれぞれ収容する処理液容器と、処理液容器を種別毎に収納する収納部とを備え、それぞれの処理液容器に種別毎に設定されたバーコードを設けると共に、データベースに各収納部の位置に対応させて、それぞれに設定された種別のバーコードデータを登録しておき、処理液容器の処理液が空になったことを検出したときに、当該収納部の位置を表示して作業員に処理液容器が空になったことを報知し、作業員が用意した新たな処理液容器のバーコードデータをバーコードリーダにより読取り、読取ったバーコードデータと、データベースに登録されている当該収納部のバーコードデータとが一致した場合に、新たな処理液容器の処理液が正統であると判定して、処理液容器の交換時における処理液の交換ミスを防止している(例えば、特許文献1参照。)。
また、種別の異なる処理液をそれぞれ収容する処理液容器と、処理液容器を種別毎に収納する収納部とを備えた処理液供給装置において、処理液容器の上端部に処理液の種別毎に設定した凹部を形成すると共に、処理液容器の開口部を塞ぎ、処理液供給ラインの端部が挿入されたキャップに処理液容器の凹部に嵌合する凸部と、キャップの塞がり状態が良好であることを検出する近接センサを設け、処理液容器の処理液が空になったことが報知され、作業員が用意した新たな処理液容器と交換するときに、処理液容器の開口部を塞いだキャップの塞がり状態を近接センサで検出して処理液容器の正当性を判定し、処理液容器の交換時における処理液の交換ミスを防止しているものもある(例えば、特許文献2参照。)。
特開2006−218391号公報(段落0041、0070、0083−0086、第5図、第6図) 特開2002−246306号公報(主に、段落0024−0026、0030−0033、第1図)
しかしながら、上述した特許文献1の技術においては、バーコードリーダにより読取ったバーコードデータと、データベースに登録されている当該収納部のバーコードデータとが一致した場合に、新たな処理液容器の処理液が正統であると判定しているため、処理液容器の交換時に、作業員が誤って空になった処理液容器のバーコードを読取らせた後に、新たに用意した処理液容器を設置してしまうと、バーコードデータが一致して、新たな処理液容器が当該収納部に収納される正統な処理液容器と判定され、新たな処理液容器に異なる種別の処理液が収容されていた場合には、誤った種別の処理液が供給されてしまうという問題がある。
また、特許文献2の技術においては、処理液容器の開口部を塞いだキャップの塞がり状態を近接センサで検出して処理液容器の正当性を判定しているため、処理液容器の凹部とキャップの凸部とが嵌合せずにキャップが傾いた状態で取付けられた場合には、近接センサが、キャップと処理液容器との接近を検出してしまい、作業員が用意した新たな処理液容器を正統と判定して、誤った種別の処理液が供給されてしまう場合があるという問題がある。
上記のように、処理液の種別の取り違えが生ずると、処理液供給装置から誤った種別の処理液が供給され、例えばフォトリソグラフィ工程において、半導体ウェハ上に誤った種別のレジストが供給されてしまうと、その後に処理された半導体ウェハが全て無駄になり、半導体装置の製造に多大な影響を与えることになる。
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、処理液容器の交換時における処理液の種別の取り違えを確実に防止する手段を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するために、処理液供給装置が、種別の異なる処理液をそれぞれ収容する処理液容器と、前記処理液容器に連結部材により連結され、前記処理液の種別毎に設定された鍵と、前記処理液容器を、前記種別毎に収納する収納部と、前記収納部に設置され、その収納部に設定された前記処理液の種別を示す鍵パターンが形成された受箱とを備え、前記処理液容器の処理液が空になったときに、当該収納部の空の処理液容器を、前記受箱の鍵パターンに噛合う鍵が連結された新たな処理液容器に交換することを特徴とする。
また、種別の異なる処理液をそれぞれ収容する処理液容器と、前記処理液容器に連結部材により連結され、前記処理液の種別毎に設定された鍵と、前記処理液容器を、前記種別毎に収納する収納部と、前記収納部に設置され、その収納部に設定された前記処理液の種別を示す鍵パターンが形成され、前記鍵と前記鍵パターンとが噛合ったことを検出する噛合検出センサが設けられた受箱とを備えた処理液供給装置の処理液容器交換方法であって、前記処理液容器の処理液が空になったことを報知するステップと、前記報知後に、前記空になった処理液容器を、当該収納部から取出すステップと、新たな処理液容器に連結された鍵を、当該収納部の前記受箱に挿入するステップと、前記鍵と前記受箱の鍵パターンとの噛合を、前記噛合検出センサで検出するステップと、前記鍵と前記鍵パターンとが噛合ったことを検出したときに、当該収納部に前記新たな処理液容器を設置するステップと、を備えることを特徴とする。
これにより、本発明は、受箱の鍵パターンと鍵とが一致しない限りは、当該収納部に新たな処理液容器を設置することができず、処理液容器の交換時における処理液の種別の取り違えを確実に防止することができるという効果が得られる。
以下に、図面を参照して本発明による処理液供給装置の実施例について説明する。
図1は実施例1の処理液供給装置の概略構成を示す説明図、図2は実施例1の処理液容器を示す説明図、図3は実施例1の鍵を示す説明図、図4は実施例1の受箱を示す説明図である。
図1において、1は処理液供給装置である。本実施例では、フォトリソグラフィ工程において、スピンコート法により、半導体ウェハ上に塗布する、材料や粘度等が異なる複数の種別のレジストをそれぞれ供給する処理液供給装置である。
2は収納部であり、図2に示す1つの種別の処理液名が印刷されたラベル3aが貼付され、当該処理液(本実施例では、レジスト)が収容された処理液容器3(本実施例では、ガロン瓶)を収納する箱体であって、処理液供給装置1で取扱う全ての種別の処理液の処理液容器3を、種別毎に個別に収納するように複数設けられている。
5は鍵であり、図2に示すように、処理液容器3に、紐やチェーン等の連結部材6で連結された、金属または樹脂材料で形成された矩形の平板部材であって、処理液の種別毎に設定された鍵溝形状を有している。
本実施例の鍵5は、平板の一方の端部に開口を有する鍵溝7を形成するための、図3に2点鎖線で示す非対称に配置された溝形成領域8が複数(本実施例では5箇所)設定されており、この溝形成領域8の一部を用いて、後述する鍵パターン(図5参照)に噛合う複数の鍵溝7(本実施例では、7a、7bの2箇所)からなる鍵溝形状が形成される。
また、鍵5の一方の端部で、非対称に配置された溝形成領域8の反対側の隅部には、噛合検出センサとしてのリミットスイッチ17(後述)を押圧する押圧部5a(図3等にハッチングを付して示す部位)が形成され、鍵5の他方の端部の一隅には、連結部材6を挿通させるための取付穴9が形成されている。
10は収納部2の内面に設置された受箱であり、鍵5を挿入する挿入部11が形成された箱状部材であって、図4に示すように、正面板10aおよび背面板10b(図7参照)の、挿入された鍵5の溝形成領域8に対応する位置にマトリックス状に配置(本実施例では2行5列)された複数のピン穴12が形成されており、そのピン穴12の一部に鍵溝7に遊嵌する鍵ピンとしてのピン13(図4等にピン穴12との区別のために網掛けで示す。)を圧入等により嵌合させて処理液の種別を個別に示す鍵パターンが形成される。
図1において、15は処理液供給装置1の制御部であり、処理液供給装置1内の各部を制御して、処理液の供給処理や、空になった処理液容器3の交換処理等を実行する機能等を備えている。
16は記憶部であり、制御部15が実行するプログラムやそれに用いる各種のデータおよび制御部15による処理結果等が格納される。
本実施例のリミットスイッチ17は、受箱10の底部に取付けられ、処理液供給装置1の制御部15に電気的に接続しており、その接点の開閉信号を制御部15へ送信する機能等を有している。
18はインタロック部であり、制御部15からの指令により、処理液供給装置1の処理液の供給処理を一時的に停止させる機能等を有している。
本実施例の鍵パターンは、図5に示すように、第1行と第2行のピン穴12にそれぞれ1つ、合計2つのピン13を嵌合させ、その列の位置を同じ列を避けて配置することによって複数のパターン(本実施例では20種類)を形成して、処理液の1つの種別に対して1つの鍵パターンが設定され、それぞれに鍵番号が設定されている。
また、鍵5の溝形成領域8には、鍵パターンのピン13の位置に対応させて、ピン13の数と同数の、互いに長さの異なる鍵溝7、つまり第1行に取付けたピン13に噛合わせる長さの長い鍵溝7aと、第2行に取付けたピン13に噛合わせる長さの短い鍵溝7bとの2つの鍵溝7が形成される。
なお、図4、図7に示したピン13は、図5に示す鍵番号「1」の鍵パターンを図示したものであり、図2、図7の鍵5に示した鍵溝7は、鍵番号「1」の鍵パターンに噛合う鍵溝形状を図示したものである。
本実施例の処理液は、図6に示す処理液管理テーブルを用いて管理され、種別毎に1つの鍵番号が設定されており、それぞれの処理液容器3には、処理液容器3に収容された処理液の種別に該当する鍵番号の鍵溝形状が形成された鍵5が連結部材6で連結され、処理液棚等に保管されている。
また、同一の種別の処理液に用いる収納部2には、その種別に設定された鍵パターン、つまり同一の種別の処理液が収容された処理液容器3に連結された鍵5の鍵溝形状に噛合う鍵パターンが形成された受箱10が設置されている。
上記の構成の作用について、図7に示す説明図および図8に示すフローチャートを用い、Sで示すステップに従って説明する。
S1、処理液供給装置1の制御部15は、収納部2の図示しない液面センサ等の処理液切れ検出センサからの検出信号により、収納部2に収納されている処理液容器3の処理液が空になったことを判定したときに、当該収納部2の表示ランプ等を点灯させ、および/もしくは警報ブザー等による警報を発して、処理液容器3が空になったことを報知すると共に、インタロック部18へ停止指令を送信して、処理液供給装置1の処理液の供給処理を一時的に停止させる。
S2、この報知により処理液容器3が空になったことを認識した作業員は、報知の対象となった収納部2の図示しない扉を開け、受箱10から鍵5を抜取って空になった処理液容器3を取出し、その処理液容器3のラベル3a等により処理液の種別を確認する。
このとき、リミットスイッチ17の接点が開放され、それを示す開信号が制御部15へ送信される。
S3、交換すべき処理液の種別を確認した作業員は、処理液棚等から当該種別の処理液を収容した処理液容器3を取出し、新たな処理液容器3を用意する。
S4、新たな処理液容器3を用意した作業員は、その処理液容器3に連結されている鍵5を、図7に示すように、当該収納部2に設置された受箱10の挿入部11に、鍵溝7の側から鍵溝7a、7bとを、受箱10に形成された鍵パターンを構成する2本のピン13に噛合わせながら、鍵溝7がピン13に係止されるまで挿入する。
このとき、受箱10の鍵パターンと鍵5の鍵溝形状とが一致して、これらが噛合った場合は、挿入された鍵5の押圧部5aによってリミットスイッチ17が押圧され、その接点が閉じたことを示す閉信号が制御部15へ送信される。
また、鍵5の鍵溝7a、7bのいずれか一方、または両方が鍵パターンのピン13に噛合わない場合は、鍵5の押圧部5aがリミットスイッチ17まで達しないので、リミットスイッチ17は開信号を制御部15へ送信し続ける。
S5、制御部15は、リミットスイッチ17からの閉信号の着信を待って待機しており、閉信号を受信したときに、新たな処理液容器3の処理液の種別を正統と判定してステップS7へ移行する。
リミットスイッチ17からの閉信号を受信しない場合、つまり開信号を受信し続けている場合は、表示ランプの点灯や警報による報知を継続する。
S6、一方、作業員は、報知の継続等により鍵5が当該受箱10の鍵パターンに合わないことを認識し、処理液容器3のラベル3a等を再確認して、上記ステップS2で認識した種別との相違を認識し、正統な種別の処理液が収容された他の処理液容器3を改めて用意し、上記ステップS4と同様にして、用意した他の処理液容器3の鍵5を、当該受箱10の挿入部11に挿入する。
その後の作業員の作業や制御部15の作動は、上記ステップS4〜S6と同様であるので、その説明を省略する。
S7、鍵5の鍵溝形状と受箱10の鍵パターンとが噛合ったことを検出し、新たな処理液容器3の処理液の種別を正統と判定した制御部15は、インタロック部18へ解除指令を送信し、インタロック部18による処理液の供給処理の一時停止を解除し、当該収納部2の表示ランプ等の消灯や警報の停止により、用意された処理液容器3が正当なものであることを報知する。
これにより、用意した処理液容器3が正当なものであることを認識した作業員は、図示しない処理液供給配管等を処理液容器3に取付け、当該収納部2に処理液容器3を設置した後に、収納部2の図示しない扉を閉鎖する。
上記の処理液容器交換方法により、本実施例の受箱10およびそれに噛合う鍵5が連結された処理液容器3による処理液の交換作業が行われる。
このように本実施例では、同一の種別の処理液に用いる収納部2の受箱10、および処理液容器3に連結された鍵5に、互いに噛合う鍵パターンおよび鍵溝形状を形成しておき、処理液容器3の処理液が空になったときに、これを処理液供給装置1が報知し、当該収納部2の空の処理液容器3を、受箱10の鍵パターンに噛合う鍵溝形状の鍵5が連結された新たな処理液容器3に交換するので、受箱10の鍵パターンと鍵5の鍵溝形状が一致しない限りは、当該収納部2に新たな処理液容器3を設置することができず、処理液容器の交換時における処理液の種別の取り違えを確実に防止することができると共に、処理液容器3の交換時に、作業員が、誤って空になった処理液容器3の鍵5を再び受箱10に挿入した場合には、処理液供給装置1の一時停止が解除され、処理液の供給処理が再開されるが、その直後に処理液容器3が空であることが報知されるので、作業員は空の処理液容器3を設置したことに気付くことができる。
また、本実施例では、鍵5を受箱10の挿入部11に挿入して、底部に設けられたリミットスイッチ17を鍵5の押圧部5aで押圧して、処理液供給装置1の一時停止を解除するので、例え鍵5が傾いた状態で挿入されてとしても、その傾きは挿入部11に案内されて矯正され、受箱10のピン13による鍵パターンと鍵5の鍵溝7による鍵溝形状とを確実に噛合わせることができ、誤った種別の処理液の処理液容器3が設置されることを防止することができる。
更に、本実施例では、鍵5の溝形成領域8を非対称に設定してあるので、作業員が鍵5の表裏を間違えて挿入した場合の誤判定、例えば図5に示す鍵番号「1」の鍵パターンと鍵番号「5」の鍵パターンとの誤判定を防止することができる。
更に、本実施例では、マトリックス状に配置したピン穴12の各行に、ピン13を1つずつ取付け、これらのピン13を列の重複を避けた状態で配置して鍵パターンを形成し、これに噛合わせる鍵溝形状を、互いに長さの異なるピン13と同数の鍵溝7で形成するので、1つの鍵パターンに噛合う鍵溝形状が一意に定まり、1つの鍵パターンに複数の鍵溝形状が噛合うことを防止することができ、誤った種別の処理液の処理液容器3が設置されることを確実に防止することができる。
以上説明したように、本実施例では、1つの種別の処理液を収容する処理液容器が空になったときに、空になった処理液容器を、当該収納部に設置された受箱に形成された鍵パターンに噛合う鍵が連結された新たな処理液容器に交換するようにしたことによって、受箱の鍵パターンと鍵とが一致しない限りは、当該収納部に新たな処理液容器を設置することができず、処理液容器の交換時における処理液の種別の取り違えを確実に防止することができる。
図9は実施例2の処理液供給装置の概略構成を示す説明図、図10は実施例2の鍵および処理液容器を示す説明図、図11は実施例2の受箱を示す説明図である。
なお、上記実施例1と同様の部分は、同一の符号を付してその説明を省略する。
図9において、21はバーコード読取部であり、バーコードを光学的に読取るバーコードリーダを備えており、バーコードリーダで読取ったバーコードデータを制御部15へ送信する機能を有している。
22は表示部であり、LCD等の表示画面を備えており、作業員に報知するための文言等を表示する機能を有している。
本実施例では、処理液の1つの種別に対して1つのバーコード23が設定されており、図10に示すように、処理液容器3のラベル3aに印刷または貼付等により付されたバーコード23と同じバーコード23が、当該種別の鍵溝形状が形成された鍵5、およびその種別の処理液容器3を収納する収納部2に設置された当該種別の鍵パターンが形成された受箱10の正面板10a(図11参照)に、それぞれ貼付等により付されている。
本実施例の処理液は、上記実施例1と同様に、図6に示す処理液管理テーブルを用いて管理され、作業員は、処理液容器3のラベル3aに付されたバーコード23と、鍵5に付されたバーコード23との一致を確認した後に、確認した鍵5を該当する処理液容器3に連結部材6で連結して処理液棚等に保管する。
本実施例の記憶部16には、各種別に設定されたバーコード23のバーコードデータに対応させて、その処理液の種別を登録したバーコード対照テーブルが予め格納され、処理液を交換した交換日時と、交換した処理液の種別とからなる処理液交換履歴情報を保存するための履歴情報保存エリアが予め確保されている。
上記の構成の作用について、図12に示すフローチャートを用い、SAで示すステップに従って説明する。
本実施例のステップSA1〜SA3の作業員の作業や制御部15の作動は、上記実施例1のステップS1〜S3と同様であるので、その説明を省略する。
SA4、新たな処理液容器3を用意した作業員は、当該収納部2の受箱10と、新たな処理液容器3と、その処理液容器3に連結された鍵5とに、それぞれ取付けられたバーコード23を、バーコード読取部21のバーコードリーダによって読取る。
このとき、バーコード読取部21は、読取った3つのバーコード23のバーコードデータを制御部15へ送信する。
SA5、バーコードデータを受信した制御部15は、3つのバーコードデータをそれぞれ比較し、少なくとも1つのバーコードデータが不一致の場合は、不一致の旨を表示部22に表示する。
3つのバーコードデータが全て一致した場合は、一致の旨を表示部22に表示し、ステップSA6に移行して、リミットスイッチ17からの閉信号の着信を待って待機する。
SA6、表示部22に表示された一致の旨の表示を確認した作業員は、実施例1のステップS4と同様にして、処理液容器3に連結されている鍵5を当該収納部2の受箱10に挿入する。
そして、受箱10の鍵パターンと鍵5の鍵溝形状とが噛合った場合は、リミットスイッチ17から閉信号が制御部15へ送信され、受箱10の鍵パターンと鍵5の鍵溝形状とが噛合わなかった場合は、リミットスイッチ17から開信号が制御部15へ送信し続けられる。
SA7、リミットスイッチ17からの閉信号の着信を待って待機していた制御部15は、閉信号を受信したときに、新たな処理液容器3の処理液の種別を正統と判定してステップSA9へ移行する。
リミットスイッチ17からの閉信号を受信しない場合は、実施例1のステップS5と同様に、報知を継続する。
SA8、一方、上記ステップSA5において、表示部22に表示された不一致の旨の表示を確認した、または報知の継続等により鍵5が当該受箱10の鍵パターンに合わないことを認識した作業員は、処理液容器3のラベル3a等を再確認して、上記ステップSA2で認識した種別との相違を認識し、正統な種別の処理液が収容され、正統なバーコード23が付された鍵5が連結された他の処理液容器3を改めて用意し、上記ステップSA4と同様にして、用意した他の処理液容器3とその鍵5および当該収納部2の受箱10とのバーコード23を読取る。
その後の作業員の作業や制御部15の作動は、ステップSA4〜SA8と同様であるので、その説明を省略する。
SA9、上記ステップSA5において、3つのバーコードデータが一致したことを確認し、鍵5の鍵溝形状が受箱10の鍵パターンと噛合ったことを検出して、新たな処理液容器3の処理液の種別を正統と判定した制御部15は、実施例1のステップS7と同様にして、用意された処理液容器3が正当なものであることを報知し、作業員は、当該収納部2に処理液容器3を設置した後に、収納部2の図示しない扉を閉鎖する。
SA10、当該収納部2の扉の閉鎖を認識した制御部15は、その時計機能により現在日時を取得してこれを交換日時として認識すると共に、バーコードデータを基に記憶部16のバーコード対照テーブルを検索して、該当する処理液の種別を読出し、認識した交換日時と、読出した処理液の種別とからなる処理液交換履歴情報を、記憶部16の履歴情報保存エリアに保存する。
上記の処理液容器交換方法により、本実施例のバーコード23を付した収納部2や処理液容器3およびそれに連結された鍵5による処理液の交換作業が行われる。
このように本実施例では、同一の種別の処理液に用いる収納部2と処理液容器3およびそれに連結された鍵5に、同一のバーコード23を付しておき、処理液容器3の処理液が空になったときに、これを処理液供給装置1が報知し、当該収納部2の空の処理液容器3を、バーコード23と、受箱10の鍵パターンに噛合う鍵溝形状の鍵5とで確認して、その鍵5が連結された新たな処理液容器3に交換するので、バーコード23と受箱10の鍵パターンと鍵5の鍵溝形状が一致しない限りは、当該収納部2に新たな処理液容器3を設置することができず、処理液容器3の交換時における処理液の種別の取り違えをより確実に防止することができると共に、処理液容器3の交換時に、作業員が、誤って空になった処理液容器3とその鍵5とのバーコード23を読取らせ、その鍵5を再び受箱10に挿入した場合には、処理液供給装置1の一時停止が解除され、処理液の供給処理が再開されるが、その直後に処理液容器3が空であることが報知されるので、作業員は空の処理液容器3を設置したことに気付くことができる。
なお、本実施例では、収納部2に付すバーコード23は、受箱10に取付けるとして説明したが、収納部2の内面等に直接貼付するようにしてもよい。
以上説明したように、本実施例では、上記実施例1と同様の効果に加えて、同一の種別の処理液に用いる収納部と処理液容器およびそれに連結された鍵に、同一のバーコードを付すようにしたことによって、処理液容器の交換時における処理液の種別の取り違えをより確実に防止することができる。
なお、上記各実施例においては、処理液容器はガロン瓶であるとして説明したが、処理液容器としてキャニスタを用いた場合も同様である。
また、上記各実施例においては、受箱に形成する鍵パターンはピン穴に、鍵ピンとしてのピンを嵌合させて形成するとして説明したが、ピン穴に挿通させた鍵ピンとしてのビスをナットで締結して鍵パターンを形成するようにしてもよい。
更に、上記各実施例においては、噛合検出センサはリミットスイッチであるとして説明したが、受箱の底部において、鍵と鍵パターンとが噛合ったときに押圧部の先端を検出する光学式のセンサ等であってもよい。
更に、上記各実施例においては、処理液容器が空になったことを検出する処理液切れ検出センサは液面センサであるとして説明したが、処理液と処理液容器とを合せた重量を検出する重量検出センサ等であってもよい。
実施例1の処理液供給装置の概略構成を示す説明図 実施例1の処理液容器を示す説明図 実施例1の鍵を示す説明図 実施例1の受箱を示す説明図 実施例1の鍵パターンの構成例を示す説明図 実施例1の処理液管理テーブルの構成例を示す説明図 実施例1の鍵の受箱への挿入状態を示す説明図 実施例1の処理液容器交換方法を示すフローチャート 実施例2の処理液供給装置の概略構成を示す説明図 実施例2の鍵および処理液容器を示す説明図 実施例2の受箱を示す説明図 実施例2の処理液容器交換方法を示すフローチャート
符号の説明
1 処理液供給装置
2 収納部
3 処理液容器
3a ラベル
5 鍵
5a 押圧部
6 連結部材
7、7a、7b 鍵溝
8 溝形成領域
9 取付穴
10 受箱
10a 正面板
10b 背面板
11 挿入部
12 ピン穴
13 ピン
15 制御部
16 記憶部
17 リミットスイッチ
18 インタロック部
21 バーコード読取部
22 表示部
23 バーコード

Claims (7)

  1. 種別の異なる処理液を、それぞれ収容する処理液容器と、
    前記処理液容器に連結部材により連結され、前記処理液の種別毎に設定された鍵と、
    前記処理液容器を、前記種別毎に収納する収納部と、
    前記収納部に設置され、その収納部に設定された前記処理液の種別を示す鍵パターンが形成された受箱とを備え、
    前記処理液容器の処理液が空になったときに、当該収納部の空の処理液容器を、前記受箱の鍵パターンに噛合う鍵が連結された新たな処理液容器に交換することを特徴とする処理液供給装置。
  2. 請求項1において、
    前記鍵を平板で形成すると共に、前記平板の一方の端部に開口を有する、互いに長さの異なる複数の鍵溝を形成し、
    前記受箱の鍵パターンを、前記鍵の鍵溝の数と同数の、前記鍵溝に遊嵌する鍵ピンで形成したことを特徴とする処理液供給装置。
  3. 請求項1または請求項2において、
    前記受箱の底部に、前記鍵と前記鍵パターンとが噛合ったことを検出する噛合検出センサを設けたことを特徴とする処理液供給装置。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれか一項において、
    前記処理液の種別毎にバーコードを設定し、
    同一の種別の処理液に用いる前記収納部と、前記処理液容器、およびそれに連結された前記鍵に、同一のバーコードを付したことを特徴とする処理液供給装置。
  5. 種別の異なる処理液を、それぞれ収容する処理液容器と、
    前記処理液容器に連結部材により連結され、前記処理液の種別毎に設定された鍵と、
    前記処理液容器を、前記種別毎に収納する収納部と、
    前記収納部に設置され、その収納部に設定された前記処理液の種別を示す鍵パターンが形成され、前記鍵と前記鍵パターンとが噛合ったことを検出する噛合検出センサが設けられた受箱とを備えた処理液供給装置の処理液容器交換方法であって、
    前記処理液容器の処理液が空になったことを報知するステップと、
    前記報知後に、前記空になった処理液容器を、当該収納部から取出すステップと、
    新たな処理液容器に連結された鍵を、当該収納部の前記受箱に挿入するステップと、
    前記鍵と前記受箱の鍵パターンとの噛合を、前記噛合検出センサで検出するステップと、
    前記鍵と前記鍵パターンとが噛合ったことを検出したときに、当該収納部に前記新たな処理液容器を設置するステップと、を備えることを特徴とする処理液供給装置の処理液容器交換方法。
  6. 請求項5において、
    前記鍵を平板で形成すると共に、前記平板の一方の端部に開口を有する、互いに長さの異なる複数の鍵溝を形成し、
    前記受箱の鍵パターンを、前記鍵の鍵溝の数と同数の、前記鍵溝に遊嵌する鍵ピンで形成したことを特徴とする処理液供給装置の処理液容器交換方法。
  7. 種別の異なる処理液を、それぞれ収容する処理液容器と、
    前記処理液容器に連結部材により連結され、前記処理液の種別毎に設定された鍵と、
    前記処理液容器を、前記種別毎に収納する収納部と、
    前記収納部に設置され、その収納部に設定された前記処理液の種別を示す鍵パターンが形成され、前記鍵と前記鍵パターンとが噛合ったことを検出する噛合検出センサが設けられた受箱とを備えた処理液供給装置の処理液容器交換方法であって、
    前記処理液の種別毎にバーコードを設定すると共に、同一の種別の処理液に用いる前記収納部と、前記処理液容器、およびそれに連結された前記鍵に、同一のバーコードを付しておき、
    前記処理液容器の処理液が空になったことを報知するステップと、
    前記報知後に、前記空になった処理液容器を、当該収納部から取出すステップと、
    当該収納部と、新たな処理液容器と、その処理液容器に連結された鍵とに、それぞれ付されたバーコードの一致を確認するステップと、
    前記新たな処理液容器に連結された鍵を、当該収納部の前記受箱に挿入するステップと、
    前記鍵と前記受箱の鍵パターンとの噛合を、前記噛合検出センサで検出するステップと、
    前記鍵と前記鍵パターンとが噛合ったことを検出したときに、当該収納部に前記新たな処理液容器を設置するステップと、を備えることを特徴とする処理液供給装置の処理液容器交換方法。
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