JP2009290036A - 固体電解コンデンサ - Google Patents

固体電解コンデンサ Download PDF

Info

Publication number
JP2009290036A
JP2009290036A JP2008141775A JP2008141775A JP2009290036A JP 2009290036 A JP2009290036 A JP 2009290036A JP 2008141775 A JP2008141775 A JP 2008141775A JP 2008141775 A JP2008141775 A JP 2008141775A JP 2009290036 A JP2009290036 A JP 2009290036A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrolytic capacitor
solid electrolytic
anode
terminal
cathode
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2008141775A
Other languages
English (en)
Inventor
Osamu Funeya
修 船屋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokin Corp
Original Assignee
NEC Tokin Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Tokin Corp filed Critical NEC Tokin Corp
Priority to JP2008141775A priority Critical patent/JP2009290036A/ja
Publication of JP2009290036A publication Critical patent/JP2009290036A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract


【課題】 樹脂ケースと箱型の外装ケースカバーを接着剤の使用をすることなく固定する固体電解コンデンサを提供することにある。
【解決手段】 固体電解コンデンサ素子積層体を樹脂ケース20に配置して外装ケースカバー21を被せることにより固体電解コンデンサ素子積層体を封入する際に陽極端子18及び陰極端子19により樹脂ケース20と外装ケースカバー21を固定する。
【選択図】 図1

Description

本発明はプリント基板上に実装される固体電解コンデンサに関するものである。
従来、この種のコンデンサはタンタル、アルミニウム、または、ニオブなどの弁作用金属からなる金属箔を母材として用いている。アルミニウム箔を用いた場合には金属芯部と金属芯部の両面をエッチングにより拡面化したエッチド部からなり電気化学的処理によりエッチド部表面には誘電体皮膜が形成される。
図3は従来の固体電解コンデンサを説明する断面図である。又、図4は固体電解コンデンサを示す図であり、図4(a)は側面図、図4(b)は正面図である。
図3に示すように、箔状又は板状の弁作用金属の陽極体15が拡面化され、その上に誘電体皮膜が形成され、その後、絶縁樹脂13を形成して陽極部と陰極部に分離し、さらに導電性高分子層を形成する。その後、グラファイト、銀ペーストを塗布して固体電解コンデンサに用いる固体電解コンデンサ素子を作製する。
次に、個々の固体電解コンデンサ素子の陽極体端部11には銅又は銅合金の金属帯板片14が溶接され、それらが積層され、固体電解コンデンサ素子積層体が形成される。このとき、陽極部は抵抗溶接及びレーザ溶接を用いて接続し、陰極部12は導電性ペースト17を用いて接続する。その固体電解コンデンサ素子積層体がリードフレームから形成された陽極端子18及び陰極端子19を底面部に有する箱形の樹脂ケース20の内部に配設され、陽極端子18の上面と、下端の陽極体端部11に溶接された金属帯板片14の下面とが導電性ペースト17で接続され、下端の陰極部12と、陰極端子19とが導電性ペースト17で接続されている。ここで、図4も参照すると陽極端子18と陰極端子19は平板状であり、基板実装面と同一平面状に形成されている。樹脂ケース20は陽極端子18と陰極端子19の隙間を埋めると共に両端子を機械的に連結し、さらに固体電解コンデンサ素子の周囲に壁側を有するようにインサートモールドにより形成されている。上記壁側に箱型の外装ケースカバー21を被らせ固体電解コンデンサ素子積層体を封入することで固体電解コンデンサ100を得ている。
樹脂ケース20の壁側に箱型の外装ケースカバー21を被らせる時に前記の外装ケースカバー21の裏側と前記樹脂ケース20の四隅を接触する面に接着剤22を介して接着する。この様な固体電解コンデンサの例として特許文献1に記載がある。
しかしながら、箱型の外装ケースカバー21の接着の際に接着剤22の塗布量のばらつきにより接着剤22の不足による接着強度の低下、あるいは、塗布量過多による接着剤22のはみ出しが生じて外観不良の原因となる恐れがあった。
特開2006−128247号公報
本発明の課題は前記の問題点を解決して、樹脂ケースと箱型の外装ケースカバーを接着剤を使用することなく固定する固体電解コンデンサを提供することにある。
本発明によれば、端部に陽極部、中央部に陰極部を有する板状、もしくは、箔状の固体電解コンデンサ素子、または前記固体電解コンデンサ素子を積層してなる固体電解コンデンサ素子積層体と、互いに板状であって底面部に配置され、前記陽極部に接続された陽極端子と前記陰極部に接続された陰極端子と、前記底面部において前記陽極端子と陰極端子の間隙を埋めると共に前記陽極端子と前記陰極端子の下面が露出し、前記底面部と略垂直となる側壁とを有する樹脂ケースと前記樹脂ケースの上部及び前記側壁の一部を覆う箱型の外装ケースカバーとを備える固体電解コンデンサにおいて、
前記樹脂ケースの陽極端子及び陰極端子の少なくとも一方を側壁に沿って折り曲げ、前記樹脂ケースと前記外装ケースカバーを固定することを特徴とする固体電解コンデンサを得ることが出来る。
本発明によれば、前記陽極端子及び前記陰極端子の少なくとも一方に先端曲げ部を設けて、前記外装ケースカバーの側面にを設けた凹部に前記先端曲げ部を嵌め込むことを特徴とする固体電解コンデンサを得ることが出来る。
又、本発明によれば、前記樹脂ケースの側壁に沿って折り曲げられた前記陽極端子及び前記陰極端子の少なくとも一方の上から前記外装ケースカバーを覆うことを特徴とする固体電解コンデンサを得ることが出来る。
本発明によれば、樹脂ケースと外装ケースカバーを接着剤の使用をすることなく固定することにより、接着剤の使用による強度ばらつき及び接着剤漏れによる外観不良が生じない固体電解コンデンサを提供することが出来る。
次に、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1による固体電解コンデンサを示す図であり、 図1(a)は側面図、図1(b)は正面図、図1(c)は図1(b)の点線円で囲んだ部分の拡大断面図である。
図1(a)のように、樹脂ケース20に外装ケースカバー21を被せた後、陽極端子18または、陰極端子19の先端を略直角に折り曲げる。その後、樹脂ケース20の側面に沿って前記陽極端子18または、陰極端子19を折り曲げる。その際に、折り曲げられた前記陽極端子18または陰極端子19の先端が外装ケースカバー21の側面に接触する箇所に凹部を設ける。
前記凹部の深さは、図1(c)に示すように、前記折り曲げ部を嵌め込むだけの必要な深さがあれば良い。例えば、陽極端子18は幅1.2mm、厚さ0.10mmで、樹脂ケース20に沿った長さは0.4mm、先端曲げ部の長さは0.15mm、凹部の開口部は縦0.11mm、横1.32mmで、深さは0.15mmとすることができる。また、前記凹部の形状については任意とするが矩形、楕円などが挙げられる。
尚、本実施の形態に用いる樹脂ケース20及び外装ケースカバー21については、公知の技術により、下面電極の陽極端子18及び陰極端子19にはリードフレーム用金属材を用い、絶縁材としてエポキシ樹脂を用い、インサートモールド成形によって作製するのが一般的であるが、絶縁材には、樹脂の他、無機フィラーを含む樹脂を用いてもよく、セラミックスを用いるのもよい。
(実施の形態2)
図2は本発明の実施の形態2による固体電解コンデンサを示す図であり、図2(a)は側面図、図2(b)は正面図、図2(c)は図2(b)の点線円で囲んだ部分の拡大断面図である。
陽極端子18及び陰極端子19を樹脂ケース20の側面に沿って折り曲げる。折り曲げた後、図2(a)に示すように、外装ケースカバーをその上から被せる。この際に外装ケースカバー21の内側で陽極端子18及び陰極端子19と接触する箇所についてはその側面を0.1mmだけ削り落として前記陽極及び陰極端子の厚み分が膨らまないようにしておく。これにより、外装ケースカバー21と樹脂ケース20が陽極端子18及び陰極端子19で固定されることとなる。
(実施の形態3)
さらに前記固定の安定化を目的に外装ケースカバー21を被せる前に前記陽極端子18及び陰極端子19の先端に凸部を形成して、同様に外装ケースカバー21の内側で前記凸部を嵌め込むために凹部を形成して外装ケースカバー21を被せることが挙げられる。尚、図2(c)の点線円で囲んだ部分に前記凹凸部が嵌め込まれた箇所を示す。陽極端子18または陰極端子の幅1.2mm、厚さ0.10mmで、樹脂ケース20に沿った長さは0.4mm、先端曲げ部の長さは0.15mm、凹部は開口部は縦0.11mm、横1.32mmで深さは0.15mmとすることができる。尚、前記凹凸部が嵌め込まれた箇所以外は形態2と同じとする。
前記凹凸部は前記凸部が前記凹部に嵌め込まれておれば良く、つまり引っ掛かっていることにより、前記外装ケースカバー21が被せた後、抜けなくなっていることを目的としている。又、本形態に用いる樹脂ケース20及び外装ケースカバー21、下面電極の陽極端子18及び陰極端子19の材質、前記凹凸部の寸法は形態1と同様とする。
本発明の実施の形態1〜2により、樹脂ケースと外装ケースカバーとの固定を接着剤によることなく、陽極端子及び陰極端子により固定できることから、接着剤の塗布ばらつきによる弊害の防止のみならず、接着剤の乾燥工程も省略出来ることから工程の簡略化にもつながる。
本発明の固体電解コンデンサは電子機器、電気機器用いられるコンデンサに適用される。又、本固体電解コンデンサは伝送線路素子、電子機器、特にデカップリング回路に適用される。
本発明の実施の形態1による固体電解コンデンサを示す図、図1(a)は側面図、図1(b)は正面図、図1(c)は図1(b)の点線円で囲んだ部分の拡大断面図。 本発明の実施の形態2による固体電解コンデンサを示す図、図2(a)は側面図、図2(b)は正面図、図2(c)は図2(b)の点線円で囲んだ部分の拡大断面図。 従来の固体電解コンデンサを説明する断面図。 従来の固体電解コンデンサを説明する図、図4(a)は側面図、図4(b)は正面図。
符号の説明
11 陽極体端部
12 陰極部
13 絶縁樹脂
14 金属帯板片
15 陽極体
17 導電性ペースト
18 陽極端子
19 陰極端子
20 樹脂ケース
21 外装ケースカバー
22 接着剤
23 凹凸部が嵌め込まれた箇所
100 固体電解コンデンサ

Claims (3)

  1. 端部に陽極部、中央部に陰極部を有する板状、もしくは、箔状の固体電解コンデンサ素子、または前記固体電解コンデンサ素子を積層してなる固体電解コンデンサ素子積層体と、互いに板状であって底面部に配置され、前記陽極部に接続された陽極端子と前記陰極部に接続された陰極端子と、前記底面部において前記陽極端子と陰極端子の間隙を埋めると共に前記陽極端子と前記陰極端子の下面が露出し、前記底面部と略垂直となる側壁とを有する樹脂ケースと前記樹脂ケースの上部及び前記側壁の一部を覆う箱型の外装ケースカバーとを備える固体電解コンデンサにおいて、
    前記樹脂ケースの陽極端子及び陰極端子の少なくとも一方を前記側壁に沿って折り曲げ、前記樹脂ケースと前記外装ケースカバーを固定することを特徴とする固体電解コンデンサ。
  2. 前記陽極端子及び前記陰極端子の少なくとも一方に先端曲げ部を設け、前記外装ケースカバーの側面に設けた凹部に前記先端曲げ部を嵌め込むことを特徴とする請求項1に記載の固体電解コンデンサ。
  3. 前記樹脂ケースの側壁に沿って折り曲げた前記陽極端子及び前記陰極端子の少なくとも一方の上から前記外装ケースカバーを覆うことを特徴とする請求項1に記載の固体電解コンデンサ。
JP2008141775A 2008-05-30 2008-05-30 固体電解コンデンサ Withdrawn JP2009290036A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008141775A JP2009290036A (ja) 2008-05-30 2008-05-30 固体電解コンデンサ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008141775A JP2009290036A (ja) 2008-05-30 2008-05-30 固体電解コンデンサ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009290036A true JP2009290036A (ja) 2009-12-10

Family

ID=41458949

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008141775A Withdrawn JP2009290036A (ja) 2008-05-30 2008-05-30 固体電解コンデンサ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009290036A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI278882B (en) Surface-mount capacitor and method of producing the same
KR100724227B1 (ko) 박형 표면실장형 고체 전해 커패시터
JP4757698B2 (ja) 固体電解コンデンサ
JP2011071559A (ja) 固体電解コンデンサ
JP2007287828A (ja) 固体電解コンデンサ及びその製造方法
JP2004349270A (ja) 固体電解コンデンサ及び固体電解コンデンサの取り付け方法
JP2010225921A (ja) 固体電解コンデンサ
JP2009246236A (ja) 固体電解コンデンサ及びその製造方法
JP2009129936A (ja) 表面実装薄型コンデンサ及びその製造方法
JP2008283094A (ja) 固体電解コンデンサ
JP2007103575A (ja) 固体電解コンデンサ
JP4879845B2 (ja) 表面実装型コンデンサ及びその製造方法
JP2009290036A (ja) 固体電解コンデンサ
JP2008091452A (ja) 固体電解コンデンサ
JP2005216953A (ja) 電解コンデンサ素子、電解コンデンサ及びこれらの製造方法
JP2008117901A (ja) 表面実装薄型コンデンサ
JP5035999B2 (ja) 固体電解コンデンサおよびその製造方法
JP5289123B2 (ja) 固体電解コンデンサ及びその製造方法
JP2010171261A (ja) 固体電解コンデンサ
JP2006024966A (ja) 固体電解コンデンサ
JP2005101480A (ja) リードフレームを具えた電子部品
JPS6116680Y2 (ja)
JP5167014B2 (ja) 固体電解コンデンサ
JP2006032415A (ja) 固体電解コンデンサにおけるプリント配線基板に対する実装構造及びネットワーク構造
JP2005072106A (ja) 表面実装薄型コンデンサ及びその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20101110

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20120209