JP2009289567A - 反射鏡付放電ランプ - Google Patents

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Abstract

【課題】より低電圧で始動可能であり、且つモリブデン箔の温度が低く長寿命な反射鏡付放電ランプを提供することを目的とする。
【解決手段】この発明に係る反射鏡付放電ランプは、石英バルブ1aと、F電極12及びR電極13と、Fリード線17及びRリード線18と、発光部11とは別の空間を形成し、水銀と希ガスとが封入される空間部とを含む発光管1と、空間部が形成された一方の封止部の外周面に設けられるトリガーワイヤとを備えた反射鏡付放電ランプにおいて、トリガーワイヤが設けられるF封止部とは反対側の他方のR封止部に、金属箔を覆うように所定の形状のワイヤ30を設けることを特徴とする。
【選択図】図4

Description

この発明は、プロジェクター等の投影機器に使用される反射鏡付放電ランプに関する。
例えばプロジェクタの光源装置として、ショートアーク型放電ランプと凹面反射鏡を組み合わせたものが使用される。プロジェクタは演色性のよい光源が要求されるので、ショートアーク型放電ランプとしては、最近では、メタルハライドランプに代って、極めて高い水銀蒸気圧を持った超高圧水銀ランプが使用されることが多い。これは水銀蒸気圧をより高くすることで、アークの広がりを抑えるとともに、より一層の演色性および光出力の向上を図ったものである。
特開2005−032521号公報 特開2004−335457号公報 特開2005−116450号公報 特表2005−522825号公報
現状、超高圧水銀ランプはホームユース用に用いられる際、万一の破裂、破損に備えて密閉タイプを用いる場合が多い。しかしながら、密閉タイプの場合は冷却ファンによる温度調節が非常に難しい。特に照度アップを目的として高出力タイプを用いる場合は更なるランプ側もしくはレフレクタ(反射鏡)側での対策が必要とされる。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、より低電圧で始動可能であり、且つモリブデン箔の温度が低く長寿命な反射鏡付放電ランプを提供することを目的とする。
この発明に係る反射鏡付放電ランプは、水銀と希ガスとが封入される発光部と前記発光部の両側に設けられる封止部とを有する石英バルブと、前記封止部に埋設される金属箔の一端に接続され、前記発光部内で対向する一対の電極と、前記金属箔の他端に接続され、前記封止部から外部に引き出される一対のリード線と、前記一方の封止部に設けられ、前記発光部とは別の空間を形成し、水銀と希ガスとが封入される空間部とを含む発光管と、前記空間部が形成された前記一方の封止部の外周面に設けられるトリガーワイヤとを備えた反射鏡付放電ランプにおいて、
前記トリガーワイヤが設けられる前記一方の封止部とは反対側の前記他方の封止部に、前記金属箔を覆うように所定の形状のワイヤを設けることを特徴とする。
前記トリガーワイヤは、前記一方の封止部に埋設される金属箔の略全体を覆うように設けられることを特徴とする。
前記トリガーワイヤは、前記空間部と、前記一方の封止部に埋設される金属箔の前記一端側の略半分とを覆うように設けられることを特徴とする。
前記ワイヤは、前記他方の封止部に埋設される金属箔の略全体を覆うように設けられることを特徴とする。
前記ワイヤは、前記他方の封止部に埋設される金属箔の前記一端側の略半分を覆うように設けられることを特徴とする。
この発明に係る反射鏡付放電ランプは、水銀と希ガスとが封入される発光部と前記発光部の両側に設けられる封止部とを有する石英バルブと、前記封止部に埋設される金属箔の一端に接続され、前記発光部内で対向する一対の電極と、前記金属箔の他端に接続され、前記封止部から外部に引き出される一対のリード線と、前記一方の封止部に設けられ、前記発光部とは別の空間を形成し、水銀と希ガスとが封入される空間部とを含む発光管と、前記空間部が形成された前記一方の封止部の外周面に設けられるトリガーワイヤとを備えた反射鏡付放電ランプにおいて、
前記トリガーワイヤは、前記一方の封止部に埋設される金属箔の略全体を覆うように設けられることを特徴とする反射鏡付放電ランプ。
この発明に係る反射鏡付放電ランプは、水銀と希ガスとが封入される発光部と前記発光部の両側に設けられる封止部とを有する石英バルブと、前記封止部に埋設される金属箔の一端に接続され、前記発光部内で対向する一対の電極と、前記金属箔の他端に接続され、前記封止部から外部に引き出される一対のリード線と、前記一方の封止部に設けられ、前記発光部とは別の空間を形成し、水銀と希ガスとが封入される空間部とを含む発光管と、前記空間部が形成された前記一方の封止部の外周面に設けられるトリガーワイヤとを備えた反射鏡付放電ランプにおいて、
前記トリガーワイヤは、前記空間部と、前記一方の封止部に埋設される金属箔の前記一端側の略半分とを覆うように設けられることを特徴とする反射鏡付放電ランプ。
この発明に係る反射鏡付放電ランプは、トリガーワイヤに加えてトリガーワイヤが設けられる一方の封止部とは反対側の他方の封止部に、金属箔を覆うように所定の形状のワイヤを設けることにより、金属箔の温度を下げることができ長寿命な反射鏡付放電ランプが得られる。
トリガーワイヤは、一方の封止部に埋設される金属箔の略全体を覆うように設けられることにより、さらに金属箔の温度を下げることができ長寿命な反射鏡付放電ランプが得られる。
トリガーワイヤは、空間部と、一方の封止部に埋設される金属箔の一端側の略半分とを覆うように設けられることにより、効果的に金属箔の温度を下げることができ長寿命な反射鏡付放電ランプが得られる。
ワイヤは、他方の封止部に埋設される金属箔の略全体を覆うように設けられることにより、さらに金属箔の温度を下げることができ長寿命な反射鏡付放電ランプが得られる。
ワイヤは、他方の封止部に埋設される金属箔の一端側の略半分を覆うように設けられることにより、効果的に金属箔の温度を下げることができ長寿命な反射鏡付放電ランプが得られる。
トリガーワイヤは、一方の封止部に埋設される金属箔の略全体を覆うように設けられることにより、金属箔の温度を下げることができ長寿命な反射鏡付放電ランプが得られる。
トリガーワイヤは、空間部と、一方の封止部に埋設される金属箔の一端側の略半分とを覆うように設けられることにより、効果的に金属箔の温度を下げることができ長寿命な反射鏡付放電ランプが得られる。
実施の形態1.
図1乃至図3は比較のために示す一般的な反射鏡付放電ランプ100を示す図で、図1は反射鏡付放電ランプ100の構成図、図2は一部を破断して断面で示す反射鏡付放電ランプ100の構成図、図3は低電圧での始動を可能とするメカニズムを説明する図である。
図1、図2により、一般的な反射鏡付放電ランプ100の構成を説明する。反射鏡付放電ランプ100は、発光管1と、この発光管1を保持するセラミックリング2と、セラミックリング2が固定される楕円反射鏡3と、セラミックリング2の後面に固定されるキャップ5とを備える。セラミックリング2は、発光管1のRモリブデン箔付近(R封止部29)を保持する。反射鏡は、楕円反射鏡3以外に放物型反射鏡も用いられる。
発光管1は、石英ガラスからなる石英バルブ1a内に、Fリード線17が溶接されたFモリブデン箔15を溶接したF電極12と、Rリード線18が溶接されたRモリブデン箔16を溶接したR電極13とを備え、F封止部28及びR封止部29で封止されている。石英バルブ1a内は、水銀14と希ガス(例えば、アルゴン)を封入した略球状の発光部11を中央部に有する。
F電極12、Fモリブデン箔15、Fリード線17を組み合わせたものをF電極システム26と呼ぶ。
R電極13、Rモリブデン箔16、Rリード線18を組み合わせたものをR電極システム27と呼ぶ。
Fモリブデン箔15は、F封止部28に埋設される。また、Rモリブデン箔16は、R封止部29に埋設される。
Fモリブデン箔15の一端にF電極12が接続され、Fモリブデン箔15の他端にFリード線17が接続される。Fリード線17は、F封止部28から外部に引き出される。
Rモリブデン箔16の一端にR電極13が接続され、Rモリブデン箔16の他端にRリード線18が接続される。Rリード線18は、R封止部29から外部に引き出される。
楕円反射鏡3は、回転楕円体形状の一部分の形をしている。楕円反射鏡3の材質は、石英ガラスである。
発光管1は、F電極12が楕円反射鏡3の開口部3a側に、R電極13がネック部3b側になるよう配置させる。
発光管1の中心軸を、楕円反射鏡3の開口部3aとネック部3bを結ぶ中心軸に一致させ、発光部11の中心を楕円反射鏡3の焦点よりネック部3b側にシフトさせて発光管1を楕円反射鏡3に組み込んだ構造とする。
セラミックリング2の材質は、ステアタイト系セラミックスである。ステアタイト系セラミックスは、高純度タルク(滑石)主原料を高温焼成し、製品化したものである。ステアタイトは、成形加工、寸法精度、高温での絶縁性や耐熱特性にも優れている。
セラミックリング2は、楕円反射鏡3に固定される側の端部に、楕円反射鏡3のネック部3bを覆うように嵌合する嵌合部22を備える。
また、セラミックリング2は、楕円反射鏡3に固定される側の端部に、楕円反射鏡3のネック部3bの軸方向端部が当接する当接部21を備える。当接部21は、発光管1の中心線方向に対して略直角である。
さらに、セラミックリング2は、楕円反射鏡3に固定される側の端部に、嵌合部22を切り欠いた切り欠き部23を備える(図1参照)。切り欠き部23は、通風口として機能する。反射鏡付放電ランプ100において、楕円反射鏡3にセラミックリング2を固定した状態では、切り欠き部23が開口している。発光管1が何らかの原因により破裂した場合、ガラスの破片がこの切り欠き部23から飛び散る恐れがあるので、図1に示すように、切り欠き部23にメッシュ7を設けている。
セラミックリング2は、セメント4aにより楕円反射鏡3に固定される。セメント4aの主成分は、シリカである。
発光管1は、Fモリブデン箔15のF封止部28付近に発光部11とは別の空間部25を備える。この空間部25は、中央にFモリブデン箔15が通り、水銀14と希ガスを含む数ミリサイズの空洞である。空間部25は、UV−Enhancer、バブル(buble)とも呼ばれる。
空間部25及びトリガーワイヤ9は、発光管1の発光部11における始動電圧を低下させるために設けられる。
空間部25及びトリガーワイヤ9により、発光管1の発光部11における始動電圧が低下する現象について触れる(図3を参照)。
トリガーワイヤ9は、Rリード線18に接続する。従って、トリガーワイヤ9とFモリブデン箔15とは異極である。トリガーワイヤ9とFモリブデン箔15との間で電場が形成され、初めの始動が空間部25で起こる。このとき、Fモリブデン箔15の鋭い端部により、比較的低い電圧で、空間部25に電子が生成され放電が起こる。Fモリブデン箔15とトリガーワイヤ9との間の容量放電がUV(紫外線)を生成し、UVが空間部25と発光部11との間の石英バルブ1aに沿って発光部11まで到達する。発光部11では、UV光子が光電子放出によって電子を生成し、発光部11の一次の放電が誘起される。この一次の放電の後では、数百ボルトがグロー放電に必要なだけである。1秒未満でアークが形成された後では、100ボルト以下である。完全な暗闇で数日間保管後であっても、5kvよりかなり低い電圧で安定的に発光管1は点灯する。
このように、空間部25によりランプ始動を補助するUV放射がなされ、石英ガラスの導光効果によりUVを発光部11へ導き、発光部11で自由電荷キャリアを生成する。自由電荷キャリアにより比較的低電圧(2.5〜5kv)での発光管1の始動が可能となる。
ここで、発光管1の製造方法について簡単に説明する。
(1)石英ガラス管を用いて、中央部に略球状の発光部11となる空間部を有する中空の石英バルブ1aを製作する;
(2)石英バルブ1aにR電極システム27を挿入する;
(3)石英バルブ1aのR電極システム27側端部を仮封止する;
(4)石英バルブ1a内の真空引きを行う;
(5)石英バルブ1a内に希ガス(アルゴン)を導入する;
(6)石英バルブ1aのF電極システム26側端部を仮封止する;
(7)Rモリブデン箔16付近の石英バルブ1aを加熱して溶融し、封止する;
(8)石英バルブ1aのF電極システム26側端部を仮封止を開放する;
(9)石英バルブ1a内にF電極システム26、水銀14を入れる;
(10)石英バルブ1aを装置につなぎ、真空引きを行う;
(11)希ガス(アルゴン)を導入する;
(12)石英バルブ1aのF電極システム26側端部を仮封止する;
(13)別の装置で、Fモリブデン箔15付近の石英バルブ1aを加熱して溶融し、封止する;
(14)Fモリブデン箔15の封止の途中で、石英バルブ1aの加熱を所定距離先に飛ばす;
(15)加熱されない石英バルブ1aの部分に空間部25が形成される;
(16)石英バルブ1aを別の装置から外して発光管1が完成する。
空間部25は、上記のような工程で形成されるので、内部には希ガス、水銀が存在する。
図4は実施の形態1を示す図で、発光管1の平面図である。実施の形態1は、発光管1の構成に特徴がある。その他の反射鏡付放電ランプ100の構成は、一般的な反射鏡付放電ランプ100と同様である。
反射鏡付放電ランプ100の各部の名称を次のように定義する。
F電極12 → 電極の一例
R電極13 → 電極の一例
Fモリブデン箔15 → 金属箔の一例
Rモリブデン箔16 → 金属箔の一例
Fリード線17 → リード線の一例
Rリード線18 → リード線の一例
F封止部28 → 封止部の一例
R封止部29 → 封止部の一例
図4に示すように、トリガーワイヤ9がF封止部28に埋設されるFモリブデン箔15の全体を覆うように設けられる。トリガーワイヤ9の材質は、一例では、Cr−Fe−Al合金である。トリガーワイヤ9の線径は、0.4mmである。
通常は、0.4mmのトリガーワイヤ9を9ターン(コイルの長さ略10mm)巻くが、本実施の形態では、トリガーワイヤ9がFモリブデン箔15の全体を覆うように設けられる。従って、トリガーワイヤ9の巻数は、Fモリブデン箔15の長さで変わる。
Fモリブデン箔15の長さは、15〜20mmである。例えば、Fモリブデン箔15の長さが20mmの場合、トリガーワイヤ9は通常の2倍の18ターン以上巻くことになる。トリガーワイヤ9は、Rリード線18(リード線の一例)と接続される。
図4では、トリガーワイヤ9がFモリブデン箔15の全体を覆うため、Fモリブデン箔15及び空間部25は見えていない。空間部25によりランプ始動を補助するUV放射がなされ、石英ガラスの導光効果によりUVを発光部11へ導き、発光部11で自由電荷キャリアを生成し、自由電荷キャリアにより比較的低電圧(2.5〜5kv)での発光管1の始動が可能となる点は一般的な反射鏡付放電ランプ100と同じである。
本実施の形態では、加えてトリガーワイヤ9がFモリブデン箔15の全体を覆うように設けられるので、Fモリブデン箔15の温度を下げることができる。
本実施の形態では、図4に示すように、Rモリブデン箔16(金属箔の一例)にもワイヤ30を巻く。図4の例は、トリガーワイヤ9と、形状・材質が同じものをワイヤ30に用いている。
ワイヤ30も、Rモリブデン箔16の全体を覆うように巻かれる。
ワイヤ30は、電気的には浮いていてどこにも接続されない。その目的とするところは、Rモリブデン箔16の温度を下げることにある。
以上のように、本実施の形態は、トリガーワイヤ9がFモリブデン箔15の全体を覆うように設けられ、且つRモリブデン箔16の全体を覆うようにワイヤ30を巻くことにより、Fモリブデン箔15及びRモリブデン箔16の温度を下げることができる。それにより長寿命な反射鏡付放電ランプ100を提供することができる。
実施の形態2.
図5は実施の形態2を示す図で、発光管1の平面図である。
実施の形態2も、発光管1の構成に特徴がある。その他の反射鏡付放電ランプ100の構成は、一般的な反射鏡付放電ランプ100と同様である。
図5に示すように、トリガーワイヤ9をF封止部28に埋設されるFモリブデン箔15のF電極12側の略半分を覆うように巻く。このとき、トリガーワイヤ9は空間部25の全部を覆うことが必須である。
また、ワイヤ30についても、R封止部29に埋設されるRモリブデン箔16のR電極13側の略半分を覆うように巻く。
発光管1の温度は、発光部11が約2000℃に達し一番高い。発光部11の石英バルブ1aの表面の温度は略950℃である。発光管1の端に向かって徐々に温度が下がり、Fモリブデン箔15及びRモリブデン箔16における電極側の端部の温度は約650℃、また、Fモリブデン箔15及びRモリブデン箔16における反電極側の端部の温度は、約300℃である。
従って、Fモリブデン箔15及びRモリブデン箔16の温度は、電極側が反電極側よりも高い。
よって、トリガーワイヤ9をF封止部28に埋設されるFモリブデン箔15のF電極12側の略半分を覆うように巻き、またワイヤ30についても、R封止部29に埋設されるRモリブデン箔16のR電極13側の略半分を覆うように巻くことにより、効果的にFモリブデン箔15及びRモリブデン箔16の温度を下げることができる。
以上のように、本実施の形態によれば、トリガーワイヤ9が空間部25を覆いつつ、トリガーワイヤ9をF封止部28に埋設されるFモリブデン箔15のF電極12側の略半分を覆うように巻き、またワイヤ30についても、R封止部29に埋設されるRモリブデン箔16のR電極13側の略半分を覆うように巻くことにより、Fモリブデン箔15及びRモリブデン箔16の温度の高い部分を効果的に冷却することができる。それにより長寿命な反射鏡付放電ランプ100を提供することができる。
実施の形態3.
図6は実施の形態3を示す図で、発光管1の平面図である。
実施の形態3も、発光管1の構成に特徴がある。その他の反射鏡付放電ランプ100の構成は、一般的な反射鏡付放電ランプ100と同様である。
図6に示すように、トリガーワイヤ9がF封止部28に埋設されるFモリブデン箔15の全体を覆うように設けられる。トリガーワイヤ9の材質、線径、ターン数、長さ等は、実施の形態1と同じである。
実施の形態1(図4)で示したワイヤ30は、本実施の形態では使用しない。
本実施の形態のように、トリガーワイヤ9だけを一般的な反射鏡付放電ランプ100の場合よりもターン数、長さを増やしてFモリブデン箔15の全体を覆うようにしても、Fモリブデン箔15を冷却することができるので、長寿命な反射鏡付放電ランプ100を提供することができる。
実施の形態4.
図7は実施の形態4を示す図で、発光管1の平面図である。
実施の形態4も、発光管1の構成に特徴がある。その他の反射鏡付放電ランプ100の構成は、一般的な反射鏡付放電ランプ100と同様である。
図7に示すように、トリガーワイヤ9をF封止部28に埋設されるFモリブデン箔15のF電極12側の略半分を覆うように巻く。このとき、トリガーワイヤ9は空間部25の全部を覆うことが必須である。
実施の形態2(図5)で示したワイヤ30は、本実施の形態では使用しない。
Fモリブデン箔15の温度は、電極側が反電極側よりも高い。よって、トリガーワイヤ9をF封止部28に埋設されるFモリブデン箔15のF電極12側の略半分を覆うように巻くことにより、効果的にFモリブデン箔15の温度を下げることができる。それにより、長寿命な反射鏡付放電ランプ100を提供することができる。
実施の形態5.
図8は実施の形態5を示す図で、発光管1の平面図である。
実施の形態5も、発光管1の構成に特徴がある。その他の反射鏡付放電ランプ100の構成は、一般的な反射鏡付放電ランプ100と同様である。
図8に示すように、トリガーワイヤ9をF封止部28に埋設されるFモリブデン箔15の全体を覆うように巻く。
また、本実施の形態では、図8に示すように、ワイヤ30をRモリブデン箔16のR電極13側の略半分を覆うように巻く。
トリガーワイヤ9をF封止部28に埋設されるFモリブデン箔15のF電極12側の全体を覆うように巻き、またワイヤ30をR封止部29に埋設されるRモリブデン箔16のR電極13側の略半分を覆うように巻くことにより、効果的にFモリブデン箔15及びRモリブデン箔16の温度を下げることができる。それにより、長寿命な反射鏡付放電ランプ100を提供することができる。
実施の形態6.
図9は実施の形態6を示す図で、発光管1の平面図である。
実施の形態6も、発光管1の構成に特徴がある。その他の反射鏡付放電ランプ100の構成は、一般的な反射鏡付放電ランプ100と同様である。
図9示すように、トリガーワイヤ9をF封止部28に埋設されるFモリブデン箔15のF電極12側の略半分を覆うように巻く。このとき、トリガーワイヤ9は空間部25の全部を覆うことが必須である。
また、本実施の形態では、図9に示すように、R封止部29に埋設されるRモリブデン箔16にもワイヤ30を巻く。ワイヤ30は、Rモリブデン箔16の全体を覆うように巻かれる。
トリガーワイヤ9をF封止部28に埋設されるFモリブデン箔15のF電極12側の略半分を覆うように巻き、またワイヤ30をR封止部29に埋設されるRモリブデン箔16の全体を覆うように巻くことにより、効果的にFモリブデン箔15及びRモリブデン箔16の温度を下げることができる。それにより、長寿命な反射鏡付放電ランプ100を提供することができる。
実施の形態7.
図示はしないが、トリガーワイヤ9を一般的な反射鏡付放電ランプ100と同じ構成にする。トリガーワイヤ9をF封止部28に埋設されるFモリブデン箔15の外周面に、例えば、0.4mmのトリガーワイヤ9を9ターン(コイルの長さ略10mm)巻く。トリガーワイヤ9は空間部25を覆う。
または、実施の形態1又は実施の形態2のトリガーワイヤ9をF封止部28に埋設されるFモリブデン箔15の外周面に巻く。
そして、任意の線径、ターン数、長さのワイヤ30を、R封止部29に埋設されるRモリブデン箔16の外周面に巻く。任意の線径、ターン数、長さのワイヤ30を、所定の形状のワイヤと呼ぶ。
上記のような構成でも、少なくともRモリブデン箔16の温度を下げることができる。それにより、長寿命な反射鏡付放電ランプ100を提供することができる。
比較のために示す一般的な反射鏡付放電ランプ100を示す図で、反射鏡付放電ランプ100の構成図。 比較のために示す一般的な反射鏡付放電ランプ100を示す図で、一部を破断して断面で示す反射鏡付放電ランプ100の構成図。 比較のために示す一般的な反射鏡付放電ランプ100を示す図で、低電圧での始動を可能とするメカニズムを説明する図。 実施の形態1を示す図で、発光管1の平面図。 実施の形態2を示す図で、発光管1の平面図。 実施の形態3を示す図で、発光管1の平面図。 実施の形態4を示す図で、発光管1の平面図。 実施の形態5を示す図で、発光管1の平面図。 実施の形態6を示す図で、発光管1の平面図。
符号の説明
1 発光管、1a 石英バルブ、2 セラミックリング、3 楕円反射鏡、3a 開口部、3b ネック部、4a セメント、4b セメント、4c セメント、5 キャップ、6 第1の端子、7 メッシュ、9 トリガーワイヤ、11 発光部、12 F電極、13 R電極、14 水銀、15 Fモリブデン箔、16 Rモリブデン箔、17 Fリード線、18 Rリード線、21 当接部、22 嵌合部、23 切り欠き部、25 空間部、26 F電極システム、27 R電極システム、28 F封止部、29 R封止部、30 ワイヤ、100 反射鏡付放電ランプ。

Claims (7)

  1. 水銀と希ガスとが封入される発光部と前記発光部の両側に設けられる封止部とを有する石英バルブと、前記封止部に埋設される金属箔の一端に接続され、前記発光部内で対向する一対の電極と、前記金属箔の他端に接続され、前記封止部から外部に引き出される一対のリード線と、前記一方の封止部に設けられ、前記発光部とは別の空間を形成し、水銀と希ガスとが封入される空間部とを含む発光管と、前記空間部が形成された前記一方の封止部の外周面に設けられるトリガーワイヤとを備えた反射鏡付放電ランプにおいて、
    前記トリガーワイヤが設けられる前記一方の封止部とは反対側の前記他方の封止部に、前記金属箔を覆うように所定の形状のワイヤを設けることを特徴とする反射鏡付放電ランプ。
  2. 前記トリガーワイヤは、前記一方の封止部に埋設される金属箔の略全体を覆うように設けられることを特徴とする請求項1記載の反射鏡付放電ランプ。
  3. 前記トリガーワイヤは、前記空間部と、前記一方の封止部に埋設される金属箔の前記一端側の略半分とを覆うように設けられることを特徴とする請求項1記載の反射鏡付放電ランプ。
  4. 前記ワイヤは、前記他方の封止部に埋設される金属箔の略全体を覆うように設けられることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の反射鏡付放電ランプ。
  5. 前記ワイヤは、前記他方の封止部に埋設される金属箔の前記一端側の略半分を覆うように設けられることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の反射鏡付放電ランプ。
  6. 水銀と希ガスとが封入される発光部と前記発光部の両側に設けられる封止部とを有する石英バルブと、前記封止部に埋設される金属箔の一端に接続され、前記発光部内で対向する一対の電極と、前記金属箔の他端に接続され、前記封止部から外部に引き出される一対のリード線と、前記一方の封止部に設けられ、前記発光部とは別の空間を形成し、水銀と希ガスとが封入される空間部とを含む発光管と、前記空間部が形成された前記一方の封止部の外周面に設けられるトリガーワイヤとを備えた反射鏡付放電ランプにおいて、
    前記トリガーワイヤは、前記一方の封止部に埋設される金属箔の略全体を覆うように設けられることを特徴とする反射鏡付放電ランプ。
  7. 水銀と希ガスとが封入される発光部と前記発光部の両側に設けられる封止部とを有する石英バルブと、前記封止部に埋設される金属箔の一端に接続され、前記発光部内で対向する一対の電極と、前記金属箔の他端に接続され、前記封止部から外部に引き出される一対のリード線と、前記一方の封止部に設けられ、前記発光部とは別の空間を形成し、水銀と希ガスとが封入される空間部とを含む発光管と、前記空間部が形成された前記一方の封止部の外周面に設けられるトリガーワイヤとを備えた反射鏡付放電ランプにおいて、
    前記トリガーワイヤは、前記空間部と、前記一方の封止部に埋設される金属箔の前記一端側の略半分とを覆うように設けられることを特徴とする反射鏡付放電ランプ。
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