JP2009289375A - 印刷装置、印刷方法及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】回転する印刷対象物へ複数の吐出ノズルから2以上のタイミングでインク滴を吐出させて可視情報を印刷しても、印刷した可視情報に歪みが発生しない印刷装置、印刷方法及び印刷プログラムを提供すること。
【解決手段】制御部は、二軸直交座標データで表された可視情報を極座標データに変換し、その極座標データを2値化して2値化極座標データを生成する。次に、制御部は、2値化極座標データに対して着弾位置補正を行って、各吐出ノズルのインク滴を吐出する順番に起因するインク滴の着弾位置のずれを補正したインク吐出データを生成する。
【選択図】図4

Description

本発明は、ディスク状記録媒体や半導体記憶媒体その他の印刷対象物を回転させ、回転する印刷対象物の印刷面にインク滴を吐出して可視情報を印刷する印刷装置、印刷方法、並びにその印刷方法の処理を実行するプログラムに関するものである。
近年、映像や音声などの情報をデジタル形式で記録する記録媒体として、CD(Compact Disk)やDVD(DIGITAL Versatile Disk)などのディスク状記録媒体が普及している。このようなディスク状記録媒体には、記録した内容に関する情報(可視情報)をプリンタによって印刷することができる印刷面(レーベル面)を備えたものがある。
従来、ディスク状記録媒体のレーベル面に可視情報を印刷するには、ディスク状記録媒体の記録面に映像や音声などの情報を記録する記録装置とは別の専用のプリンタを用いる必要があった。そのため、ディスク状記録媒体の記録面に映像や音声などの情報を記録し、レーベル面に記録した内容に関する可視情報を印刷することは、煩雑であった。
そこで、ディスク状記録媒体の記録面に映像や音声などの情報を記録が可能であり、且つ、レーベル面に記録した内容に関する可視情報を印刷することができる装置が提案されている。
このような装置としては、例えば、特許文献1に記載されているようなものがある。特許文献1には、交換可能な光ディスクに印刷を施すことができる光ディスク装置に関するものが記載されている。この特許文献1に記載された光ディスク装置は、光ディスクに映像や音声などの情報を記録したり、光ディスクに記録された情報の再生を行ったりできるように構成されている。そして、光ディスクに印刷を施す印字ヘッドと、印字ヘッドを光ディスクのラジアル方向に移動させる印字ヘッド駆動手段と、光ディスクを回転させる主軸モータと、印字ヘッドと印字ヘッド駆動手段と主軸モータを制御する制御手段とを有している。
特開平09−265760号公報
しかしながら、特許文献1に記載された光ディスク装置では、印字ヘッドから同時に複数のインクを噴射させると、印字ヘッドに対して一度に流す駆動電流が多くなるため、電源が大型化してしまう。
これに対し、印字ヘッドに一度に流す駆動電流を小さくするには、インクの噴射のタイミングをずらす、つまり、インクを噴射する複数のノズルの駆動を所定の時間毎に分割して行うことが考えられる。ところが、インクを噴射する複数のノズルの駆動を所定の時間毎に分割して行うと、インクを噴射する順番に起因してインクの着弾位置にずれが生じることになり、印刷された可視情報に歪みが発生するという問題がある。
本発明の目的は、上述の問題点を考慮し、回転する印刷対象物へ複数の吐出ノズルから2以上のタイミングでインク滴を吐出させて可視情報を印刷しても、印刷した可視情報に歪みが発生しない印刷装置、印刷方法及び印刷プログラムを提供することにある。
本発明の印刷装置は、印刷対象物を回転させる回転駆動部と、回転駆動部により回転された印刷対象物が描く円の半径方向に並ぶ複数の吐出ノズルを有する印刷ヘッドと、印刷ヘッドからインク滴を吐出させるためのインク吐出データを生成する制御部と、を備える。印刷ヘッドは、複数の吐出ノズルから2以上のタイミングでインク滴を吐出する。制御部は、二軸直交座標データで表された可視情報を極座標データに変換し、その極座標データを2値化して2値化極座標データを生成する。そして、各吐出ノズルのインク滴を吐出する順番に起因するインク滴の着弾位置のずれを補正する着弾位置補正を行って2値化極座標データからインク吐出データを生成する。
本発明の印刷方法は、まず、二軸直交座標データで表された可視情報を極座標データに変換する。次に、極座標データを2値化して2値化極座標データを生成する。その後、印刷ヘッドに設けられた複数の吐出ノズルのインク滴を吐出する順番に起因するインク滴の着弾位置のずれを補正する着弾位置補正を行って2値化極座標データからインク吐出データを生成する。そして、インク吐出データに基づいて印刷ヘッドから2以上のタイミングでインク滴を吐出させ、回転駆動部によって回転される印刷対象物に可視情報を印刷する。
本発明によれば、2値化した極座標データに対して、複数の吐出ノズルのインク滴を吐出する順番に起因するインク滴の着弾位置のずれを補正する着弾位置補正を行うことによりインク吐出データを生成する。このインク吐出データは、インク滴の着弾位置のずれ量を考慮したデータとなるため、複数の吐出ノズルからそれぞれ吐出されるインク滴を印刷対象物の所望の位置に着弾させることができる。
本発明の印刷装置、印刷方法及びプログラムによれば、インク滴の着弾位置のずれを考慮した印刷を行うことができ、印刷対象物に印刷した可視情報に歪みが発生することを防止することができる。
以下、本発明の背面投射型表示装置を実施するための最良の形態について、図面を参照して説明するが、本発明は以下の形態に限定されるものではない。
[装置の構成例]
まず、本発明の印刷装置の第1実施形態を示す光ディスク装置1(記録媒体駆動装置)の構成について、図1及び図2を参照して説明する。
図1は光ディスク装置1の主要な構成を上方から見た説明図、図2は光ディスク装置1の主要な構成を側方から見た説明図である。
光ディスク装置1は、印刷対象物の一具体例を示す記録媒体、例えば、CDやDVD等の光ディスク101の情報記録面に対して、新たに情報信号を記録(書込み)したり、予め記録されている情報信号を再生(読出し)したりできるように構成されている。さらに、光ディスク装置1は、印刷面の一具体例を示す光ディスク101のレーベル面101aに、文字、絵柄等の可視情報を印刷できるように構成されている。
この光ディスク装置1は、トレイ2と、スピンドルモータ3と、記録及び/又は再生部5と、印刷部6と、制御部7(図3を参照)等を備えている。
光ディスク装置1のトレイ2は、光ディスク101よりもやや大きな平面長方形の板状部材からなり、光ディスク101を搬送する。このトレイ2の一方の平面である上面には、光ディスク101を収納するための円形の凹部からなるディスク収納部10が設けられている。また、トレイ2には、スピンドルモータ3や記録及び/又は再生部5等との接触を避けるための切欠き部11が設けられている。この切欠き部11は、トレイ2の一方の短辺からディスク収納部10の中央部に至るまで大きく形成されている。
トレイ2は、トレイ移動機構(図示せず)によって平面方向である長手方向へ移動可能とされている。このトレイ移動機構により、トレイ2は、装置筐体(図示せず)から外に突出されるディスク搬入出位置と、装置本体内に挿入されるディスク装着位置とに選択的に搬送される。トレイ2がディスク搬入出位置に搬送されると、ユーザは、トレイ2のディスク収納部10に光ディスク101を載置したり、ディスク収納部10に載置されている光ディスク101を取り外したりすることができる。また、トレイ2がディスク装着位置に搬送されると、ディスク収納部10に載置された光ディスク101がスピンドルモータ3の後述するターンテーブル12に装着される。
スピンドルモータ3は、トレイ2により搬送された光ディスク101を回転駆動させる回転駆動部の一具体例を示す。このスピンドルモータ3は、モータベース(図示せず)に固定されており、ディスク装着位置に搬送されたトレイ2のディスク収納部10の略中央部に対向されている。スピンドルモータ3の回転軸の先端には、ターンテーブル12が設けられている。このターンテーブル12は、光ディスク101の中心孔101bに着脱可能に嵌合されるディスク嵌合部12aを有している。
トレイ2がディスク装着位置に搬送されると、モータベースが昇降機構(図示せず)によって上昇され、スピンドルモータ3及びターンテーブル12が上方に移動する。このとき、ターンテーブル12のディスク嵌合部12aが光ディスク101の中心孔101bに嵌合され、光ディスク101がディスク収納部10から所定距離だけ持ち上げられる。これにより、光ディスク101がターンテーブル12と一体的に回転可能な状態となり、スピンドルモータ3が回転すると、光ディスク101が回転される。
また、昇降機構によってスピンドルモータ3を下降させると、ターンテーブル12のディスク嵌合部12aが光ディスク101の中心孔101bから下方へ抜け出す。これにより、ターンテーブル12が光ディスク101から外れるため、光ディスク101がディスク収納部10上に載置される。この状態において、トレイ移動機構を動作させてトレイ2をスピンドルモータ3から離れる方向へ移動させると、トレイ2の先部が装置筐体から所定量だけ突出される。
スピンドルモータ3の上方には、チャッキング部14が設けられている。このチャッキング部14は、スピンドルモータ3の上昇動作によって持ち上げられた光ディスク101を上から押えるものである。つまり、光ディスク101は、チャッキング部14とターンテーブル12によって挟持される。そのため、光ディスク101は、スピンドルモータ3によって回転されてもターンテーブル12から抜け出ないようになっている。
記録及び/又は再生部5は、スピンドルモータ3により回転された光ディスク101の情報記録面に情報の書き込み及び/又は読み出しを行う。この記録及び/又は再生部5は、光ピックアップ16と、光ピックアップ16が搭載されるピックアップベース17と、ピックアップベース17を光ディスク101の半径方向へ案内する2本の第1のガイド軸18a,18b等を備えている。
光ピックアップ16は、光ディスク101の情報記録面にレーザ光を照射して情報信号を記録(書込み)したり、情報記録面から反射してきた戻りのレーザ光を受光して予め情報記録面に記録されている情報信号を再生(読出し)したりするものである。
この光ピックアップ16は、光源と、対物レンズと、二軸アクチュエータと、光検出器を有している。光源は、例えば、レーザダイオードからなり、レーザ光を発射する。対物レンズは、光源から発射されたレーザ光を集光して光ディスク101の情報記録面に照射する。二軸アクチュエータは、対物レンズを光ディスク101の情報記録面に臨ませる。光検出器は、例えば、フォトダイオードからなり、光ディスク101の情報記録面で反射された戻りのレーザ光を受光して情報記録面に記録された情報を読み取る。
光ピックアップ16は、ピックアップベース17に搭載されていて、ピックアップベース17と一体的に移動される。ピックアップベース17には、光ディスク101の半径方向(本実施の形態ではトレイ2の移動方向と平行な方向)に配置された第1のガイド軸18a,18bが摺動可能に挿通されている。そして、ピックアップベース17は、ピックアップモータを有するピックアップ移動機構(図示せず)により、第1のガイド軸18a,18bに沿って移動可能とされている。このピックアップベース17の移動時に、光ディスク101の情報記録面に対する光ピックアップ16による情報信号の記録及び/又は再生が行われる。
ピックアップベース17を移動させるピックアップ移動機構としては、例えば、送りネジ機構を適用することができる。しかしながら、ピックアップ移動機構としては、送りネジ機構を適用することに限定されるものではなく、例えば、ラック・ピニオン機構、ベルト送り機構、ワイヤ送り機構その他の機構を適用することもできるものである。
印刷部6は、回転された光ディスク101のレーベル面101aに文字や画像などの可視情報を印刷する。この印刷部6は、印刷ヘッド21と、2本の第2のガイド軸22a,22bと、インクカートリッジ群23と、ヘッドキャップ24と、吸引ポンプ25と、廃インク吸収部26と、ブレード27等を備えている。
印刷ヘッド21は、光ディスク101のレーベル面101aに対向される。この印刷ヘッド21のレーベル面101aに対向される面には、吐出ノズル群31が設けられている。この吐出ノズル群31は、光ディスク101の半径方向(回転する光ディスク101が描く円の半径方向)に並ぶ複数の吐出ノズルから構成された4つの吐出ノズル列32〜35を有している。これら複数の吐出ノズル列32〜35は、それぞれ所定の色のインク滴を吐出するように設定されている。
本実施の形態において、複数の吐出ノズル群31は、シアン(C)用の吐出ノズル列32と、マゼンタ(M)用の吐出ノズル列33と、イエロー(Y)用の吐出ノズル列34と、ブラック(K)用の吐出ノズル列35からなっている。吐出ノズル列32〜35の各吐出ノズルは、増粘インク、気泡および異物などを排出するために、印刷前や印刷後にインクをダミー吐出する。
この印刷ヘッド21には、互いに平行とされた2本の第2のガイド軸22a,22bが摺動可能に挿通されている。そして、印刷ヘッド21は、ヘッド駆動モータ36(図3を参照)を有するヘッド移動機構により、第2のガイド軸22a,22bに沿って移動可能とされている。各ガイド軸22a,22bの一端は、トレイ2が移動する方向と交差する方向に延在されたガイド軸支持部材37にそれぞれ固定されていて、他端は、トレイ2が移動する方向と反対側に延在されている。光ディスク101に対する印刷を行わないとき、印刷ヘッド21は、ヘッド移動機構により移動され、光ディスク101の半径方向外側の待機位置に退避する。
インクカートリッジ群23は、シアン(C)用のインクカートリッジ23aと、マゼンタ(M)用のインクカートリッジ23bと、イエロー(Y)用のインクカートリッジ23cと、ブラック(K)用のインクカートリッジ23dからなっている。これらインクカートリッジ23a〜23dは、吐出ノズル列32〜35の各吐出ノズルにそれぞれインクを供給する。
インクカートリッジ23a〜23dは、それぞれ中空の容器を有しており、その容器内に内蔵された多孔質体の毛細管力によってインクを蓄えている。これらインクカートリッジ23a〜23dの開口部は、それぞれ連結部38a〜38dに着脱可能に連結されており、それら連結部38a〜38dを介して吐出ノズル列32〜35の各吐出ノズルに連通されている。そのため、容器内のインクが無くなった際には、そのインクカートリッジを連結部から取り外して、新しいインクカートリッジと容易に交換することができる。
ヘッドキャップ24は、印刷ヘッド21の待機位置に設けられていて、待機位置に移動した印刷ヘッド21の吐出ノズル群31を設けた面に装着される。これにより、印刷ヘッド21が含有するインクの乾燥や、吐出ノズル列32〜35の各吐出ノズルに塵や埃等が付着することを防止している。また、ヘッドキャップ24は、多孔質層を備えていて、吐出ノズル列32〜35の各吐出ノズルからダミー吐出されたインクを一時的に保持する。その場合、ヘッドキャップ24の内部は、弁機構(図示せず)により大気圧と等しくなるように調節される。
吸引ポンプ25は、チューブ39Aを介してヘッドキャップ24と接続されている。この吸引ポンプ25は、印刷ヘッド21にヘッドキャップ24が装着されているときに、そのヘッドキャップ24の内部空間に負圧を与える。これにより、吐出ノズル列32〜35の各吐出ノズル内のインクや、各吐出ノズルからダミー吐出されてヘッドキャップ24に一時的に保持されたインクが吸引される。また、廃インク吸収部26は、チューブ39Bを介して吸引ポンプ25に接続されており、吸引ポンプ25により吸引されたインクを収容する。
ブレード27は、印刷ヘッド21の待機位置と印刷位置との間に配置されている。このブレード27は、印刷ヘッド21が待機位置と印刷位置との間を移動する際に、吐出ノズル列32〜35の各吐出ノズルの先端面に接触して、それら先端面に付着した塵や埃等のゴミやインクなどを払拭する。なお、ブレード27を上下に移動させる移動機構を設けることにより、吐出ノズル列32〜35の各吐出ノズルを払拭するか否かを選択可能に構成することもできる。
[制御回路の構成例]
次に、光ディスク装置1の制御回路の構成について、図3を参照して説明する。
図3は、光ディスク装置1の制御回路の構成例を示すブロック図である。
光ディスク装置1の制御回路は、制御部7と、記憶部40と、インターフェース部41と、再生信号処理回路42と、トレイ駆動回路43と、モータ駆動回路44と、信号処理部45と、インク吐出駆動回路46と、機構部駆動回路47等を備えている。
インターフェース部41は、パーソナルコンピュータ等の外部装置と光ディスク装置1とを電気的に接続する接続部である。このインターフェース部41は、外部装置から供給された信号を制御部7に出力したり、記録及び/又は再生部5が光ディスク101の情報記録面から読み出した再生データ信号を外部装置に出力したりする。外部装置からインターフェース部41に供給される信号としては、例えば、光ディスク101の情報記録面に記録する記録情報を表す記録データ信号や、光ディスク101のレーベル面101aに印刷する可視情報を表す印刷データ信号を挙げることができる。
記憶部40には、制御部7により実行される制御プログラム(図4を参照)や制御プログラムに必要な各種データが記憶されている。制御部7は、中央制御部51と、ドライブ制御部52と、プリント制御部53を有し、記録及び/又は再生部5や印刷部6等の駆動制御を行う。
中央制御部51は、ドライブ制御部52及びプリント制御部53により実行される制御プログラム等を記憶部から読み出し、ドライブ制御部52及びプリント制御部53に出力する。また、中央制御部51は、インターフェース部41から供給された記録データ信号をドライブ制御部52へ出力する。さらに、中央制御部51は、インターフェース部41から供給された印刷データ信号や、ドライブ制御部52から供給された位置データ信号をプリント制御部53に出力する。
ドライブ制御部52は、中央制御部51から供給されるプログラムに基づいて、スピンドルモータ3及びピックアップ駆動モータ(図示せず)の回転を制御する。つまり、ドライブ制御部52は、モータ駆動回路44に制御信号を出力し、モータ駆動回路44を介してスピンドルモータ3とピックアップ駆動モータとトレイ駆動モータの回転を制御する。
また、ドライブ制御部52は、中央制御部51から供給されるプログラムに基づいて、光ピックアップ16の駆動制御を行う。つまり、ドライブ制御部52は、光ピックアップ16に制御信号を出力し、光ピックアップ16から照射される光ビームが光ディスク101のトラックを追跡するようにトラックサーボ及びフォーカスサーボを制御する。
ドライブ制御部52には、信号処理部45によって後述する位置データ信号や再生データ信号が供給される。そして、ドライブ制御部52は、位置データ信号を中央制御部51に出力し、再生データ信号を再生信号処理回路42に出力する。
再生信号処理回路42は、ドライブ制御部52から供給される再生データ信号にエンコード処理や、変調等を行い、処理した再生データ信号をドライブ制御部52に出力する。トレイ駆動回路43は、ドライブ制御部52から供給される制御信号に基づいてトレイ駆動モータを駆動させる。これにより、トレイ2が装置筐体の内外に亘って搬送される。
モータ駆動回路44は、ドライブ制御部52から出力された制御信号に基づいてスピンドルモータ3を駆動させる。これにより、スピンドルモータ3のターンテーブル12に装着された光ディスク101が回転駆動される。また、モータ駆動回路44は、ドライブ制御部52から出力された制御信号に基づいてピックアップ駆動モータを駆動させる。これにより、光ピックアップ16がピックアップベース17と一体に、光ディスク101の半径方向へ移動される。
信号処理部45は、光ピックアップ16から供給されるRF(Radio Frequency)信号の復調及び誤り検出等を行い、再生データ信号を生成する。また、信号処理部45は、RF信号に基づいて同期信号等の特定パターンを有する信号や光ディスク101の位置データを表す信号である位置データ信号を検出する。この位置データ信号は、例えば、光ディスク101の回転角を示す回転角信号や、光ディスク101の回転位置を示す回転位置信号を挙げることができる。前述したように、信号処理部45は、再生データ信号及び位置データ信号をドライブ制御部52に出力する。
プリント制御部53は、中央制御部51から供給されるプログラムに基づいて、印刷ヘッド21及びヘッド駆動モータ36等を有する印刷部6を制御し、光ディスク101のレーベル面101aに対する印刷を実行させる。このプリント制御部53は、中央制御部51から供給された印刷データ信号によって可視情報を得る。そして、可視情報に基づいてインク吐出データを生成する。このインク吐出データの生成については、後に詳細に説明する。プリント制御部53は、生成したインク吐出データと、中央制御部51から供給される位置データ信号に基づいて印刷部6を制御する制御信号を生成し、インク吐出駆動回路46と、機構部駆動回路47に出力する。
インク吐出駆動回路46は、プリント制御部53から供給された制御信号に基づいて印刷ヘッド21を駆動させる。これにより、印刷ヘッド21に設けられた吐出ノズル列32〜35の各吐出ノズルからインク滴が吐出され、回転された光ディスク101のレーベル面101aに滴下される。また、機構部駆動回路47は、プリント制御部53から供給された制御信号に基づいてヘッドキャップ24と、吸引ポンプ25と、ブレード27と、ヘッド駆動モータ36とを駆動させる。このヘッド駆動モータ36が駆動することにより、印刷ヘッド21が光ディスク101の半径方向へ移動される。
[制御部の動作例]
次に、プリント制御部53が中央制御部51から供給されたプログラムにより実行する、インク吐出データの生成処理について図4を参照して説明する。
図4は、プリント制御部53が、可視情報に基づいてインク吐出データを生成する処理を示すフローチャートである。
ここで、可視情報について説明する。可視情報は、それぞれR(赤),G(緑),B(青)に色分けされた複数のドットを二軸直交(X−Y)座標上に分布させて表現した画像データとして扱われており、各ドットはそれぞれの色の明るさを表す階調値を有している。このような可視情報は、例えば、光ディスク101の情報記録面や、光ディスク装置1とは別の外部装置に記憶されており、制御部7の中央制御部51を介してプリント制御部53に入力される。
初めに、プリント制御部53は、R(赤),G(緑),B(青)の各色の階調値で表現された画像データを、C(シアン),M(マゼンタ),Y(イエロー),K(ブラック)の各色のドット(画素)分布により表現されるCMYKデータに変換する(ステップS1)。
CMYKデータは、シアンデータと、マゼンタデータと、イエローデータと、ブラックデータに分割される。シアンデータは、その色をC(シアン)に設定された複数のドットの分布により表現され、マゼンタデータは、その色をM(マゼンタ)に設定された複数のドットの分布により表現される。同様に、イエローデータは、その色をY(イエロー)に設定された複数のドットの分布により表現され、ブラックデータは、その色をK(ブラック)に設定された複数のドットの分布により表現される。
また、CMYKデータを表現する各ドットは、画像データに基づいたそれぞれの階調値を有している。本実施の形態において、各ドットの階調値は、0〜255(8bit)とされている。
本実施の形態では、分割されたシアンデータ、マゼンタデータ、イエローデータ、ブラックデータに対してそれぞれステップS2以降の処理が行われる。したがって、これ以降、CMYKデータに対して処理を行うという説明をした場合は、シアンデータ、イエローデータ、マゼンタデータ、ブラックデータに対してそれぞれ処理を行うことを意味する。
次に、プリント制御部53は、二軸直交座標で表されたCMYKデータを極(r−θ)座標で表された極座標データに変換する(ステップS2)。このとき、プリント制御部53は、ニアレストネイバー法、バイリニア法、ハイキュービック法等の一般的な方法でCMYKデータの解像度を変換し、光ディスク101のレーベル面101aの大きさに見合った極座標データにする。なお、変換する解像度は、ユーザが指定してもよく、プリント制御部53で自動的に行うようにしてもよい。
次に、プリント制御部53は、極座標データに対して内外周濃度補正演算を行う(ステップS3)。つまり、プリント制御部53は、極座標データにドット密度補正を行い、ドット補正極座標データを生成する。このドット密度補正とは、極座標データの各ドットの階調値に対して、補正重みを重み付けして各ドットが表現する明るさを調整する演算である。
次に、プリント制御部53は、ドット補正極座標データを誤差拡散法により2値化し、2値化極座標データを生成する(ステップS4)。ステップS4の処理で生成された2値化極座標データは、各ドットが対応する光ディスク101のレーベル面101aの位置にインク滴を滴下するか否かを表している。
本実施の形態では、ドット補正極座標データの各ドットの階調値は、0〜255(8bit)で表されており、これを誤差拡散法により2値化した2値化極座標データの各ドットの階調値は、0と255(1bit)で表される。2値化極座標データにおいて、ドットの階調値が255であると、対応するレーベル面101aの位置にインク滴が滴下され、ドットの階調値が0であると、対応するレーベル面101aの位置にはインク滴が滴下されない。
次に、プリント制御部53は、2値化極座標データに対して着弾位置補正を行ってインク吐出データを生成する(ステップS5)。
本実施の形態では、印刷ヘッド21の吐出ノズル列32(吐出ノズル列33〜35も同様)の駆動を所定の時間毎に分割して行う。つまり、吐出ノズル列32において、インク滴を吐出するタイミングをずらしている。そのため、吐出ノズル列32(吐出ノズル列33〜35も同様)におけるインク滴の吐出する順番に起因してインク滴の着弾位置にずれが生じる。本実施の形態では、この着弾位置のずれを考慮したインク滴の吐出を行うために着弾位置補正を行う。
また、ステップS5の処理において、プリント制御部53は、ヘッド位置/吐出順に応じてデータを並び替える。具体的には、インク吐出データを印刷ヘッド21に設けた吐出ノズル列32の吐出ノズル数に応じた大きさに並び替える。なお、吐出ノズル列33〜35にそれぞれ対応するインク吐出データにおいても、各吐出ノズル列33〜35の吐出ノズル数に応じた大きさに並び替える。
本実施の形態では、吐出ノズル列32(吐出ノズル列33〜35も同様)によって印刷可能な範囲がレーベル面101aの全範囲よりも小さい。したがって、レーベル面101aの全範囲を印刷するには、印刷ヘッド21を光ディスク101の半径方向に移動させる必要がある。そのため、本実施の形態では、インク吐出データを各吐出ノズル列32〜35を構成する吐出ノズルの数に応じた大きさに並び替える。
ステップS5の処理の後、プリント制御部53は、インク吐出データに基づいて制御信号を生成し、その制御信号をインク吐出駆動回路46に出力する。これにより、回転する光ディスク101に対して吐出ノズル列32〜35の各吐出ノズルからインク滴がそれぞれ吐出され、レーベル面101aに可視情報が印刷される。このとき、着弾位置のずれを考慮してインク滴が吐出されるため、印刷した可視情報に歪みが発生することを防止することができる。
[極座標変換の説明]
次に、二軸直交座標データ(CMYKデータ)から極座標データへの変換(図4に示すフローチャートのステップS1,S2において行う処理)について図5A〜図5Cを参照して説明する。
図5A〜図5Cは、二軸直交座標データから極座標データへの変換を説明する説明図である。
図5Aに示すように、可視情報が「ABCDEFGH」からなる文字列であり、プリント制御部53が、その可視情報をCMYKデータに変換したとする。その場合、CMYKデータは、図5Bに示すように、二軸直交(X−Y)座標で文字列「ABCDEFGH」を表す。プリント制御部53は、可視情報をCMYKデータに変換すると、そのCMYKデータを図示しないメモリに記憶する。
CMYKデータを極座標データに変換するには、CMYKデータの各ドットの光ディスク101の回転中心からの半径(r)と、回転角の原点を基準とした角度(θ)を計算する。CMYKデータのドットの座標を(X,Y)とすると、極座標データの座標(r,θ)は、次式
X=rcosθ
Y=rsinθ
により計算できる。これにより、二軸直交(X−Y)座標で表されたCMYKデータが極(r−θ)座標データに変換される。なお、この変換の計算には、最近傍法や線形補間法等の一般的な方法を用いることができる。
[内外周濃度補正演算の説明]
次に、内外周濃度補正演算(図4に示すフローチャートのステップS3において行う処理)について図6を参照して説明する。
図6は、内外周濃度補正(ドット密度補正)演算の補正重みを説明する説明図である。
上述したように、内外周濃度補正(ドット密度補正)演算とは、極座標データの各ドットの階調値に対して、補正重みを重み付けして各ドットが表現する明るさを調整する演算である。具体的には、極座標データの内周側に至るに伴ってドットに対する補正重みを小さくする。これにより、内周側のドットの階調値が減少したドット補正極座標データが生成される。
ドット密度補正の補正重みは、重み付けの対象となるドットを中心とした単位面積あたりのドット数と、極座標データの最外周に位置するドットを中心とした単位面積あたりのドット数との比により算出される。例えば、重み付けの対象となるドットdijを中心とした単位面積あたりのドット数をuとして、極座標データの最外周に位置する基準のドットdNjを中心とした単位面積あたりのドット数をvとすると、ドットdijに対する補正重みW(dij)は、次式
W(dij)=v/u
により算出される。
このようにして算出された各ドットに対する補正重みWは、図示しないメモリに格納され、ドット密度補正を行うときに読み出される。しかしながら、各ドットに対する補正重みWを算出し、その補正重みをメモリに記憶させると、メモリの記憶容量が大きくなる。そこで、本実施の形態では、補正重みを近似的に算出している。
この補正重みの近似的な算出について、図6を参照して説明する。本実施の形態では、ドット密度補正の補正重みを、重み付けの対象となるドットの半径値と、極座標データの最外周に位置するドットの半径値との比により近似的に算出している。この半径値とは、各ドットに対応するインク滴が光ディスク101のレーベル面101aに着弾したときの光ディスク101の中心からの距離を示す。
重み付けの対象となるドットdijの半径値をrとして、極座標データの最外周のドットdNjの半径値をrとすると、ドットdijに対する補正重みW(dij)は、次式
W(dij)=r/r
により算出される。
例えば、ドットdijの半径値rを30mm、ドットdNjの半径値rを60mmとすると、ドットdijに対する補正重みW(dij)は、0.5となる。
このようにして各ドットに対する補正重みWを算出すると、同じ半径値のドットに対する補正重みを同一にすることができ、メモリに記憶させる補正重みの数を少なくすることができる。その結果、メモリの容量を小さくすることができると共に、メモリが消費する電力を少なくすることができる。
[2値化の説明]
次に、ドット補正極座標データに対して行われる2値化(図4に示すフローチャートのステップS4において行う処理)について図7を参照して説明する。
図7は、ドット補正極座標データに対して行われる2値化を説明する説明図である。
図7Aは、極座標データの最外周に位置する半径値r=60mmのドットA1〜A4と、これらのドットA1〜A4より1つ内周側に位置する半径値rN−1=約60mm(60mmより小さい)のドットA5〜A8を示すものである。これらのドットA1〜A8の階調値を、それぞれ255とする。
図7Bは、極座標データのドットA1〜A8にそれぞれ補正重みWを重み付けして生成されたドット補正極座標データのドットB1〜B8を示すものである。補正重みWは、上述した計算式
W(dij)=r/r
により算出される。そのため、ドットA1〜A4に対する補正重みWは1.0となり、ドットA5〜A8に対する補正重みWN−1は約1.0となる。その結果、ドット補正データのドットB1〜B8の階調値は、それぞれ255となる。
図7Cは、ドット補正極座標データのドットB1〜B8に対してFloyd&Steinberg型の誤差拡散法(閾値=128)を行って2値化することにより生成された2値化極座標データのドットC1〜C8を示すものである。2値化極座標データのドットC1〜C8の階調値は、全て255となる。その結果、光ディスク101のレーベル面101aにおいて、ドットC1〜C8に対応した位置には、インク滴が滴下される。
図7Dは、極座標データの半径値r=30mmのドットD1〜D4と、これらのドットD1〜D4より1つ内周側に位置する半径値r=約30mmのドットD5〜D8を示すものである。これらのドットD1〜D8の階調値を、それぞれ255とする。
図7Eは、極座標データのドットD1〜D8にそれぞれ補正重みWを重み付けして生成されたドット補正極座標データのドットE1〜E8を示すものである。この場合、ドットD1〜D4に対する補正重みWは0.5となり、ドットD5〜D8に対する補正重みWi−1は約0.5となる。その結果、ドット補正極座標データのドットE1〜E8の階調値は、それぞれ127(小数点以下を切り捨てる)となる。
図7Fは、ドット補正極座標データのドットE1〜E8に対してFloyd&Steinberg型の誤差拡散法(閾値=128)を行って2値化することにより生成された2値化極座標データのドットF1〜F8を示すものである。2値化極座標データのドットF1,F3,F6,F8の階調値は0となり、ドットF2,F4,F5,F7の階調値は255となる。その結果、光ディスク101のレーベル面101aにおいて、ドットF2,F4,F5,F7に対応した位置にはインク滴が滴下され、ドットF1,F3,F6,F8に対応した位置にはインク滴が滴下されない。
このように、極座標データに対してドット密度補正を行った後、誤差拡散法により2値化すると、レーベル面101aの内周に至るにつれて吐出するインク滴の数を可視情報に対応させながら減らすことができる。その結果、レーベル面101aの内外周における印刷濃度を略均等にすることができる。なお、誤差拡散法としては、Floyd&Steinberg型の他にJarvis,Judice&Ninke型を挙げることができる。
[着弾位置補正の説明]
次に、2値化極座標データに対して行われる着弾位置補正(図4に示すフローチャートのステップS5において行う処理)について説明する。
図8Aは印刷ヘッド21を説明する説明図、図8Bは印刷ヘッド21から吐出するインク滴の吐出のタイミングを説明する説明図である。
図8Aに示すように、印刷ヘッド21に設けられたシアン(C)用の吐出ノズル列32は、光ディスク101の半径方向に並ぶ8個の吐出ノズル32a〜32hからなる。
光ディスク101のレーベル面101aに対向した状態において、吐出ノズル32aは光ディスク101の内周側に配置され、吐出ノズル32hは光ディスク101の外周側に配置される。
なお、印刷ヘッド21には、吐出ノズル列32の他に吐出ノズル列33〜35が設けられているが、ここでは図示を省略する。これら吐出ノズル列33〜35は、吐出ノズル列32と同様に8個の吐出ノズルからなり、インク滴の吐出のタイミングが吐出ノズル列32と同様に設定されているため、ここでは吐出ノズル列32を例に挙げて説明する。
図8Bに示すように、吐出ノズル32a〜32hは、インク滴の吐出のタイミングが4つに分割して駆動する。つまり、吐出ノズル32a〜32hは、1つのタイミングで2つのインク滴を吐出させる。
例えば、始めにインク滴を吐出するタイミングを吐出フェイズ0として、この吐出フェイズ0では2つの吐出ノズル32a,32eからインク滴を吐出させる。そして、吐出フェイズ0の次のタイミングを吐出フェイズ1として、この吐出フェイズ1では2つの吐出ノズル32b,32fからインク滴を吐出させる。同様に、吐出フェイズ2では2つの吐出ノズル32c,32gからインク滴を吐出させ、吐出フェイズ3では2つの吐出ノズル32d,32hからインク滴を吐出させる。
本例では、印刷ヘッド21が8kHz(125μs)で駆動され、その間に吐出フェイズ0から吐出フェイズ3までのインク滴の吐出が行われるように設計されているものとする。この場合、インク滴を吐出するタイミングの間隔(ディレイ時間)は、31.25μsとなる。
ここで、インク滴の着弾位置のずれについて図9及び図10を参照して説明する。
図9は2値化極座標データを説明する説明図、図10は2値化極座標データに基づいてインク滴を吐出させた場合に生じるインク滴の着弾位置のずれを説明する説明図である。
図9に示すように、2値化極座標データは、光ディスク101の半径方向に並ぶドット数が16個であり、光ディスク101の回転方向に並ぶドット数が32個である、合計512個のドットdij(以下、「ドットd」と言う。)によって可視情報を表すと仮定する。各ドットdの位置は、座標(i,j)によって規定されており、座標(i,j)のiは、0〜15のうちの何れかの値となり、jは0〜31の何れかの値となる。なお、図9において、各ドットdに付した番号は、座標(i,j)のjの値を表す。
このような2値化極座標データに基づいてレーベル面101aに可視情報を印刷する場合は、まず、印刷ヘッド21を第1の走査位置に配置し、iの値が0〜7のドットdに基づいてインク滴を吐出する。次に、印刷ヘッド21を第2の走査位置に配置し、iの値が8〜15のドットdに基づいてインク滴を吐出する。これにより、512個のドットdに基づいた可視情報が印刷される。
例えば、iの値が0〜7であり、jの値が0である8つのドット61a〜61hに基づいてインク滴71a〜71h(図10を参照)を吐出し、回転する光ディスク101のレーベル面101aに着弾させるとする。その場合、まず、フェイズ0(図8Bを参照)において、ドット61a,61eに基づくインク滴71a,71eが、印刷ヘッド21の吐出ノズル32a,32eから吐出される。
次に、フェイズ1でドット61b,61fに基づくインク滴71b,71fが、印刷ヘッド21の吐出ノズル32b,32fから吐出される。続いて、フェイズ2でドット61c,61gに基づくインク滴71c,71gが、印刷ヘッド21の吐出ノズル32c,32gから吐出される。そして、最後にフェイズ3でドット61d,61hに基づくインク滴71d,71hが、印刷ヘッド21の吐出ノズル32d,32hから吐出される。
その結果、図10に示すように、フェイズ1〜フェイズ3で吐出されたインク滴71b,71c,71d,71f,71g,71hは、本来着弾されるべき位置から光ディスク101の回転方向と反対の方向へずれた位置に着弾される。つまり、インク滴71a〜71hは、2値化極座標データにおいて光ディスク101の半径方向に並ぶドット61a〜61hに基づいて吐出されるが、着弾したレーベル面101a上では光ディスク101の半径方向に並ばないことになる。
次に、着弾位置のずれ量について説明する。インク滴を吐出する順番を表すフェイズ番号をn(n=0,1,2・・・)とし、インク滴を吐出するタイミングの間隔をΔt(sec)とすると、光ディスク101の周方向におけるインク滴の着弾位置のずれ量Δjは、次式により算出される。
Δj=n×Δt×f×T
ただし、f:光ディスクの回転数(rps)
T:回転方向のドット数
本例では、インク滴を吐出するタイミングの間隔Δtが31.25μsであり、回転方向のドット数が32個である。例えば、光ディスクの回転数が2000rpsであると、インク滴の着弾位置のずれ量Δjは、
Δj=n×31.25×10−6×2000×32
=2n
となる。
その結果、インク滴の着弾位置のずれ量は、次のようになる。
(1)フェイズ0(n=0)で吐出されるインク滴の着弾位置のずれ量は0となる。
(2)フェイズ1(n=1)で吐出されるインク滴の着弾位置のずれ量は2となる。
(3)フェイズ2(n=2)で吐出されるインク滴の着弾位置のずれ量は4となる。
(4)フェイズ3(n=3)で吐出されるインク滴の着弾位置のずれ量は6となる。
着弾位置のずれ量は、ドット数(インク滴数)であるため、例えば、フェイズ1で吐出されるインク滴は、光ディスク101の回転方向と反対の方向に2ドットずれる。
そこで、本実施の形態では、2値化極座標データに対して着弾位置補正を行って、インク滴の着弾位置のずれを考慮したインク吐出データを生成する。つまり、着弾位置補正とは、2値化極座標データの各ドットdの位置(座標位置)を、着弾位置のずれを考慮した位置に並び替えることである。言い換えれば、2値化極座標データの座標(i,j)のドットdを、インク吐出データの座標(i,k)に対応させることである。
光ディスク101の回転方向におけるインク滴の着弾位置のずれ量がΔjであるとき、上述したi及びkは、次の関係を満たす。
j+Δj<Tのとき、k=j+Δj
j+Δj≧Tのとき、k=j+Δj−T
ただし、j=0,1,2・・・T−1
k=0,1,2・・・T−1
図10は、インク吐出データを説明する説明図である。
図10に示すように、インク吐出データは、図9に示す2値化極座標データと同様に、光ディスク101の半径方向に並ぶドット数が16個であり、光ディスク101の回転方向に並ぶドット数が32個である、合計512個のドットdによって可視情報を表す。
インク吐出データの各ドットdの位置は、座標(i,k)によって規定されている。インク吐出データにおいて、座標(i,k)のiは、0〜15のうちの何れかの値となり、kは0〜31の何れかの値となる。なお、図10において、各ドットdに付した番号は、2値化極座標データにおけるドットdの座標(i,j)のjの値を表す。
例えば、2値化極座標データにおいて座標(1,0)のドット61b(図9を参照)は、フェイズ1(n=1)で吐出されるインク滴に対応する。したがって、j=0であり、インク滴の着弾位置のずれ量Δj=2となる。
この場合、j+Δj<Tとなるため、ドット61bのインク吐出データにおける座標(i,k)のkの値は、
k=j+Δj
により算出される。つまり、
k=0+2
=2
であるから、図11に示すように、インク吐出データにおけるドット61bの座標は、座標(1,2)となる。
つまり、本例では、着弾位置補正によって次のようなことが行われる。
(1)2値化極座標データのi=0,4,8,12のドットdは、並び替えない。
(2)2値化極座標データのi=1,5,9,13のドットdを、光ディスク101の回転方向に2ドットずらして並び替える。
(3)2値化極座標データのi=2,6,10,14のドットdを、光ディスク101の回転方向に4ドットずらして並び替える。
(4)2値化極座標データのi=3,7,11,15のドットdを、光ディスク101の回転方向に6ドットずらして並び替える。
このようにして生成されたインク吐出データに基づいて印刷ヘッド21からインク滴を吐出すると、インク滴の着弾位置のずれを考慮した吐出が行われる。
例えば、インク吐出データのドット61bに基づいて吐出されるインク滴は、座標(1,2)に対応するレーベル面101aの位置から光ディスク101の回転方向と反対の方向へ2ドットずれた位置に着弾する。これにより、ドット61bに基づいて吐出されるインク滴は、光ディスク101の半径方向において、ドット61aに基づいて吐出されて着弾したインク滴の隣に着弾する。
また、インク吐出データのドット61cに基づいて吐出されるインク滴は、座標(2,4)に対応するレーベル面101aの位置から光ディスク101の回転方向と反対の方向へ2ドットずれた位置に着弾する。これにより、ドット61cに基づいて吐出されるインク滴は、光ディスク101の半径方向において、ドット61bに基づいて吐出されて着弾したインク滴の隣に着弾する。
このように、光ディスク101の半径方向に並ぶドット61a〜61hに基づいて吐出されたインク滴は、光ディスク101の半径方向に並んで着弾される。その結果、光ディスク101のレーベル面101aに印刷される可視情報に歪みが発生することを防止することができる。
本例では、インク滴の着弾位置のずれ量Δjが2nとなる場合について説明したが、例えば、インク滴の着弾位置のずれ量Δjが1.5nとなることも考えられる。その場合、フェイズ1で吐出されるインク滴は,光ディスク101の回転方向と反対の方向に1.5ドットずれることになるため、例えば、四捨五入(切り上げ、切捨てでもよい)して近似すればよい。なぜなら、実際のずれ量は、数百ドットから数千ドットとなり、1ドット程度のずれ量を近似しても印刷された可視情報への影響は少ないからである。
なお、着弾位置のずれ量Δjを算出する場合に、Δt×f×Tが1以上の整数(1,2,3・・・)となるようにインク滴を吐出するタイミングの間隔Δt或いは光ディスクの回転数fの値を調整することも可能である。
[ヘッド位置/吐出順に応じたデータの並び替えの説明]
次に、ヘッド位置/吐出順に応じたデータの並び替え(図4に示すフローチャートのステップS5において行う処理)について図11を参照して説明する。
図11は、インク吐出データがヘッド位置/吐出順に応じて並び替えられた状態を説明する説明図である。
本実施の形態では、まず、印刷ヘッド21を第1の走査位置に配置して各突出ノズルからインク滴を吐出する。そして、第1の走査位置におけるインク滴の吐出が終了すると、印刷ヘッド21を第2の走査位置に配置して各突出ノズルからインク滴を吐出する。これにより、光ディスク101のレーベル面101aの全範囲に対する印刷が行われる。そのため、本例では、第1の走査位置に対応するインク吐出データの後に第2の走査位置に対応するインク吐出データをつなげて、図11に示すように、インク吐出データをヘッド位置/吐出順に応じて並び替える。
また、本実施の形態では、インク滴の吐出のタイミングを4つに分割する構成としたが、本発明に係るインク滴の吐出のタイミングの分割数としては、これに限定されるものではない。本発明に係るインク滴の吐出のタイミングの分割数としては、3つ或いは2つに設定することができることは勿論、5つ以上に設定することもできる。
[インク吐出データを生成する場合の変形例]
次に、インク吐出データを生成する場合の変形例について図12を参照して説明する。
図12は、2値化極座標データからインク吐出データを生成する場合の変形例を説明する説明図である。
本発明に係るインク吐出データの生成としては、図12に示すように、着弾位置補正を行う前に2値化極座標データを吐出順に並び替えてもよい。この場合、着弾位置補正は、第1の走査位置に対応する2値化極座標データと、第2の走査位置に対応する2値化極座標データに対して別々に行う。これにより、図11に示すような、ヘッド位置に応じて並び替えられたインク吐出データが生成される。
[実施の形態の効果]
上述した実施の形態の光ディスク装置1によれば、2値化極座標データに対して、複数の吐出ノズルのインク滴を吐出する順番に起因するインク滴の着弾位置のずれを補正する着弾位置補正を行うことによりインク吐出データを生成する。そのため、インク滴の着弾位置のずれを考慮した印刷を行うことができ、光ディスク101のレーベル面101aに印刷した可視情報に歪みが発生することを防止することができる。
上述した実施の形態の光ディスク装置1によれば、インク滴の着弾位置のずれ量Δjがドット数(インク滴数)として算出されるように、次式を用いて算出した。
Δj=n×Δt×f×T
n:吐出ノズルのインク滴を吐出する順番を表すフェイズ番号
Δt:インク滴を吐出するタイミングの間隔(s)
f:前記印刷対象物の回転数(rps)
T:回転方向の印刷ドット数
そのため、2値化極座標データの各ドットの位置を着弾位置のずれを考慮した位置に並び替えるだけで着弾位置の補正を極めて簡単に行うことができる。
上述した実施の形態の光ディスク装置1によれば、2値化極座標データの座標(i,j)のドットdを、インク吐出データの座標(i,k)に対応させることにより着弾位置補正を行う。そして、インク滴の着弾位置のずれ量がΔjの場合、j及びkは、次式の関係を満たすこととした。
j+Δj<Tのとき、k=j+Δj
j+Δj≧Tのとき、k=j+Δj−T
ただし、j=0,1,2・・・T−1
k=0,1,2・・・T−1
これにより、光ディスク101の回転方向にリング状に並ぶドットの全てを、着弾位置のずれを考慮した位置に並び替えることができる。
上述した実施の形態の光ディスク装置1によれば、二軸直交座標で表されたデータを極座標で表される極座標データに変換し、その後、着弾位置補正を行うため、極座標変換の計算を容易に行うことができる。ここで、極座標変換の計算を容易に行うことができる理由を説明する。
例えば、二軸直交座標で表されたデータを極座標データに変換するときにインク滴の着弾位置のずれを補正する着弾位置補正を行うことも可能である。この場合、着弾位置補正を行った極座標データのドットをドットdijとして、そのドットdijに対応する二軸直交座標データの座標を(X,Y)とすると、着弾位置補正を行った極座標デーのドットdijの座標(ri,θ)は、次式により算出される。
X=rcos(θ+Δθ
Y=rsin(θ+Δθ
ただし、Δθ:吐出のタイミングの違いによりドットdijに対応するインク滴の
着弾位置に生じる角度位置のずれ量
このように、二軸直交座標で表されたデータを極座標データに変換するときにインク滴の着弾位置のずれを補正すると、各ドットdijに対して三角関数を用いた演算を行う必要がある。三角関数を用いた演算は、プログラムによる計算負荷が大きくなるため、極座標変換の計算が複雑になるという問題が生じる。
これに対し、本実施の形態の光ディスク装置1では、上述したように、二軸直交座標で表されたデータを極座標で表される極座標データに変換し、その後、着弾位置補正を行う。そのため、最内周に位置するドットdijとこれと同じ角度位置の最外周に位置するドットdijの座標を、三角関数を用いて算出すれば、これらの間にあるドットdijの座標は、線形補間で算出することができる。つまり、本実施の形態の光ディスク装置1では、極座標変換で行う三角関数を用いた演算を少なくすることができ、極座標変換の計算を容易に行うことができる。
また、二軸直交座標で表されたデータを極座標データに変換するときにインク滴の着弾位置のずれを補正すると、この時点で複数のドットdijの並びにずれが生じる。複数のドットdijの並びにずれが生じた極座標データでは、Floyd&Steinberg型の誤差拡散法を行って2値化するときに、誤差を正確に振り分けることができない。そのため、誤ずれが生じる前の複数のドットdijの並びから、誤差を振り分けるドットを特定する作業が必要になり、極座標データの2値化が複雑になるという問題が生じる。
これに対し、本実施の形態の光ディスク装置1では、極座標データを2値化して2値化極座標データを生成し、その後、着弾位置補正を行う。したがって、Floyd&Steinberg型の誤差拡散法を行うときに、複数のドットdijの並びにずれが生じていないため、極座標データの2値化を容易に行うことができる。
また、上述した実施の形態の光ディスク装置1によれば、極座標データの各ドットの明るさの値に対してそれら各ドットを中心とした単位面積当たりのドットの数に応じて算出した補正重みを重み付けするドット密度補正を行う。そして、ドット密度補正により算出されたドット補正データを誤差拡散法により2値化する。その結果、光ディスク101のレーベル面101aの内周に至るにつれて余分となるインク滴の吐出を削減することができ、略均等な印刷濃度で可視情報を印刷することができる。
本発明は、前述しかつ図面に示した実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内で種々の変形実施が可能である。例えば、前記実施形態では、印刷装置として光ディスク装置を適用した例について説明したが、この光ディスク装置は、パーソナルコンピュータやDVDレコーダその他各種の電子機器に用いることができる。
本発明の印刷装置の第1実施形態を示す光ディスク装置の主要な構成を上方から見た説明図である。 本発明の印刷装置の第1実施形態を示す光ディスク装置の主要な構成を側方から見た説明図である。 本発明の印刷装置の第1実施形態を示す光ディスク装置の制御回路の構成例を示すブロック図である。 本発明の印刷装置の第1実施形態を示す光ディスク装置におけるインク吐出データを生成する処理を示すフローチャートである。 本発明の印刷装置の第1実施形態を示す光ディスク装置における二軸直交座標データから極座標データへの変換を説明する説明図である。 本発明の印刷装置の第1実施形態を示す光ディスク装置における内外周濃度補正演算の補正重みを説明する説明図である。 本発明の印刷装置の第1実施形態を示す光ディスク装置における2値化を説明する説明図である。 図8Aは本発明の印刷装置の第1実施形態を示す光ディスク装置に係る印刷ヘッドを説明する説明図、図8Bは印刷ヘッドから吐出するインク滴の吐出のタイミングを説明する説明図である。 本発明の印刷装置の第1実施形態を示す光ディスク装置に係る2値化極座標データを説明する説明図である。 本発明に係る2値化極座標データに基づいてインク滴を吐出させた場合に生じるインク滴の着弾位置のずれを説明する説明図である。 本発明の印刷装置の第1実施形態を示す光ディスク装置に係るインク吐出データを説明する説明図である。 本発明の印刷装置の第1実施形態を示す光ディスク装置に係るインク吐出データがヘッド位置/吐出順に応じて並び替えられた状態を説明する説明図である。 本発明の印刷装置の第1実施形態を示す光ディスク装置に係る2値化極座標データからインク吐出データを生成する場合の変形例を説明する説明図である。
符号の説明
1…光ディスク装置(印刷装置)、 2…トレイ、 3…スピンドルモータ(回転駆動部)、 6…印刷部、 7…制御部、 16…光ピックアップ、 21…印刷ヘッド、 23…インクカートリッジ群、 31…吐出ノズル群、 32,33,34,35…吐出ノズル列、 36…ヘッド駆動モータ、 41…インターフェース部、 51…中央制御部、 52…ドライブ制御部、 53…プリント制御部

Claims (6)

  1. 印刷対象物を回転させる回転駆動部と、
    前記回転駆動部により回転された前記印刷対象物が描く円の半径方向に並ぶ複数の吐出ノズルを有し、前記複数の吐出ノズルから2以上のタイミングでインク滴を吐出する印刷ヘッドと、
    二軸直交座標データで表された可視情報を極座標データに変換し、前記極座標データを2値化して2値化極座標データを生成した後、各吐出ノズルのインク滴を吐出する順番に起因するインク滴の着弾位置のずれを補正する着弾位置補正を行って前記2値化極座標データからインク吐出データを生成し、前記回転駆動部により回転された前記印刷対象物へ前記インク吐出データに基づいて前記印刷ヘッドからインク滴を吐出させる制御部と、
    を備える印刷装置。
  2. 前記印刷ヘッドにおける各吐出ノズルのインク滴を吐出する順番を表すフェイズ番号をn(n=0,1,2・・・)とし、前記インク滴を吐出するタイミングの間隔をΔt(s)とすると、
    前記2値化極座標データの座標(i,j)のドットdに対応するインク滴の着弾位置のずれ量Δjは、次式
    Δj=n×Δt×f×T
    ただし、f:前記印刷対象物の回転数(rps)
    T:回転方向の印刷ドット数
    により算出する、請求項1記載の印刷装置。
  3. 前記着弾位置補正は、前記2値化極座標データの座標(i,j)のドットdを、前記インク吐出データの座標(i,k)に対応させることであり、j及びkは、次式
    j+Δj<Tのとき、k=j+Δj
    j+Δj≧Tのとき、k=j+Δj−T
    ただし、j=0,1,2・・・T−1
    k=0,1,2・・・T−1
    の関係を満たす請求項2記載の印刷装置。
  4. 前記制御部は、前記極座標データの各ドットの明るさの値に対して単位面積当たりのドット数に応じて算出した補正重みを重み付けするドット密度補正を行った後に、前記2値化極座標データを生成する、請求項3記載の印刷装置。
  5. 二軸直交座標データで表された可視情報を極座標データに変換する工程と、
    前記極座標データを2値化して2値化極座標データを生成する工程と、
    印刷ヘッドに設けられた複数の吐出ノズルのインク滴を吐出する順番に起因するインク滴の着弾位置のずれを補正する着弾位置補正を行って前記2値化極座標データからインク吐出データを生成する工程と、
    前記インク吐出データに基づいて前記印刷ヘッドから2以上のタイミングでインク滴を吐出させ、回転駆動部によって回転される印刷対象物に前記可視情報を印刷する工程と、
    を有する印刷方法。
  6. 二軸直交座標データで表された可視情報を極座標データに変換する処理と、
    前記極座標データを2値化して2値化極座標データを生成する処理と、
    印刷ヘッドに設けられた複数の吐出ノズルのインク滴を吐出する順番に起因するインク滴の着弾位置のずれを補正する着弾位置補正を行って前記2値化極座標データからインク吐出データを生成する処理と、
    前記インク吐出データに基づいて前記印刷ヘッドから2以上のタイミングでインク滴を吐出させる処理と、
    を制御部に実行させるプログラム。
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