JP2009277274A - 印刷装置、印刷方法およびコンピュータプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】印刷時間の増大を抑制しつつ、記録媒体の非記録面への印刷を完成させることが可能な印刷装置を提供すること。
【解決手段】着脱可能に装着されて回転駆動されている記録媒体の非記録面に対して視情報を印刷する印刷部と、記録媒体の径方向への印刷部の移動と、非記録面に対してインク滴の吐出点を間引いて印刷する間引き印刷を複数回繰り返すことで同一半径位置に対する印刷が完成するように印刷部から吐出されるインク滴の吐出タイミングとを制御する制御部と、を備え、印刷部は、複数のインク滴吐出ノズルを備え、複数のインク滴吐出ノズルによるマルチパス印刷によって可視情報を印刷し、制御部は、マルチパス印刷における印刷回数に応じて間引き印刷におけるインク滴の吐出点の間引き数を決定するように印刷部を制御する、印刷装置が提供される。
【選択図】図1

Description

本発明は、印刷装置、印刷方法及びコンピュータプログラムに関し、より詳細には、着脱可能に装着されて回転駆動されている記録媒体の非記録面に対して印刷する印刷装置、印刷方法及びコンピュータプログラムに関する。
CDやDVD、ブルーレイディスク(商標)のような、ディスク状の記録媒体の非記録面に対して、インク滴を吐出するインク滴吐出ノズルからインク滴を滴下することによって情報を印刷する印刷装置がある。このような記録媒体の非記録面に対する印刷手法として、記録媒体を回転させながら、インク滴吐出ノズルを記録媒体の径方向に、記録媒体の周縁部から中央部に向けて移動させ、インク滴を記録媒体の非記録面に滴下して印刷する手法がある。
また、記録媒体の非記録面に対する印刷手法の一例としてマルチパス印刷がある。マルチパス印刷は、非記録面の同一半径位置に対して異なるインク滴吐出ノズルからのインクを吐出することによって可視情報の印刷を完成するものである。例えば、非記録面の同一半径位置に対して2つのインク滴吐出ノズルからのインクを吐出して可視情報の印刷を完成させる。非記録面の同一半径位置に対して異なるインク滴吐出ノズルからのインクを吐出して印刷することで、例えばあるインク滴吐出ノズルがインクの詰まり等の要因でインク滴が吐出されなくなった場合であっても、他のインク滴吐出ノズルからインクを吐出して印刷することで、インクが吐出されない半径位置を無くすことができ、印刷品質の向上に繋がる。
しかし、インク滴を吐出するインク滴吐出ノズルからの吐出周波数は、インク滴吐出ノズルが構成されている印刷ヘッドの温度上昇、インクリフィル、メニスカスの安定等の要因により限界がある。かかる要因を考慮すると、吐出周波数はバブルジェット(登録商標)型でおよそ10kHz程度とされている。
例えば、記録媒体の印刷可能領域の最外周に滴下されるインク滴の中心から記録媒体の中心までの距離を60mm、最外周にインク滴を600dpi(約42.3μm)で印刷するとする。この場合に、記録媒体の1分間当たりの回転数は以下のように算出することができる。
線速:42.3×10−6[m]×10×10[1/s]=0.423[m/s]
ディスク回転数:0.423[m/s]×60[s]/(120×10−3×π)[m]≒67.3[rpm]
インク滴吐出ノズルからのインク滴の吐出タイミングを制御するためには、構成を簡略化するために、記録媒体の記録面からデータを読み出したり、記録面にデータを記録したりする光ピックアップの信号を用いて制御することが望ましい。
しかし、一般的な光ディスク記録再生装置で用いられているスピンドルモータは、100rpmで安定して回転させることが困難である。これは、市販されている光ディスクの記録及び/または再生を行う際に基準となる回転数が、光ディスクの種類によってそれぞれ規定されていることに起因する。例えば、CDにおいては200rpm、DVDにおいて600rpm、ブルーレイディスク(商標)において1000rpm程度で回転させることが望ましい。
この問題を解決して、記録媒体の非記録面に対して印刷を行う技術として、例えば特許文献1が開示されている。特許文献1では、光ピックアップの信号を利用してインク滴吐出ノズルからの吐出タイミングを制御するとともに、一つの半径位置に対して、円周方向のドットを間引いた印刷(以下「間引き印刷」とも称する)を複数周に渡って実行している。
例えば、最外周部から中心までの距離が60mmである記録媒体を、吐出周波数10kHz、ドット間隔を600dpiで印刷しようとする場合に、記録媒体を1000rpmで回転させる必要があるときは、記録媒体は、
1000[rpm]/67.3[rpm]≒14.9
と、600dpiで印刷する場合に必要な回転数の約15倍の回転数で回転していることになる。
このような場合に、特許文献1に開示された方法を用いると、1周分の印刷では15ドットに一度(つまり14ドット間隔で)インク滴吐出ノズルからインク滴を吐出させる間引き印刷を行う。そして、同じ半径位置で間引き印刷を15回繰り返すことで、当該半径位置における印刷が完成する。以下、Nドット(Nは2以上の整数)に一度、インク滴吐出ノズルからインク滴を吐出させる間引き印刷のことを「Nドットの間引き印刷」とも称する。
特開2008−27535号公報
インクジェットヘッドを用いて記録媒体の非記録面に対して印刷を行う場合に、いわゆるミストが発生することによる装置内部の汚染が問題となっている。ミストの発生は、インクジェットヘッドからのインク滴の吐出状態に深く関わっている。一例を挙げると、インクジェットヘッドからのインク滴の吐出周波数が(上述の10kHzの1/4の)2.5kHz以下となるように制御すると、インクリフィルやメニスカスの静振が確実となり、吐出が安定化してミストが減少することが知られている。
例えば、インクジェットヘッドを吐出周波数が2.5kHzとなるように駆動し、上述の例のさらに4倍の60ドットに一度の間引き印刷(60ドットの間引き印刷)を行うことで、ミストが格段に減少した印刷を行うことができる。
しかし、駆動周波数を落として印刷するということは、その分印刷時間が増大することになる問題があった。上述の例では、インクジェットヘッドからのインク滴の吐出周波数を1/4に落としているので、記録媒体の非記録面への印刷までに要する時間が4倍に増加してしまう。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、インクジェットヘッドからのインク滴の吐出方法や吐出パターンに応じて、印刷時間の増大を抑制しつつ、記録媒体の非記録面への印刷を完成させることが可能な、新規かつ改良された印刷装置、印刷方法及びコンピュータプログラムを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、着脱可能に装着されて回転駆動されている記録媒体の非記録面に対して、インク滴を吐出して可視情報を印刷する印刷部と、回転駆動されている記録媒体の径方向への印刷部の移動を制御するとともに、印刷データを生成して、非記録面に対してインク滴の吐出点を間引いて印刷する間引き印刷を複数回繰り返すことで同一半径位置に対する印刷が完成するように印刷部から吐出されるインク滴の吐出タイミングを制御する制御部と、を備え、印刷部は、複数のインク滴吐出ノズルを備え、異なるインク吐出ノズルからのインクの吐出によって非記録面の同一半径位置に対する印刷を完成するマルチパス印刷によって可視情報を印刷し、制御部は、マルチパス印刷における印刷回数に応じて間引き印刷におけるインク滴の吐出点の間引き数を決定するように印刷部を制御する、印刷装置が提供される。
制御部は、印刷データを検査し、該検査結果に応じて間引き印刷におけるインク滴の吐出点の間引き数を決定するように印刷部を制御してもよい。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、着脱可能に装着されて回転駆動されている記録媒体の非記録面に対して、インク滴を吐出して可視情報を印刷する印刷部と、回転駆動されている記録媒体の径方向への印刷部の移動を制御するとともに、印刷データを生成して、非記録面に対してインク滴の吐出点を間引いて印刷する間引き印刷を複数回繰り返すことで同一半径位置に対する印刷が完成するように印刷部から吐出されるインク滴の吐出タイミングを制御する制御部と、を備え、制御部は、印刷データを検査し、該検査結果に応じて間引き印刷におけるインク滴の吐出点の間引き数を決定するように印刷部を制御する、印刷装置が提供される。
制御部は、間引き数の決定に際して印刷データを検査した結果得られるスコアを算出することによって間引き数を決定してもよい。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、着脱可能に装着されて回転駆動されている記録媒体の非記録面に対して、インクジェットヘッドからインク滴を吐出して可視情報を印刷する印刷ステップと、回転駆動されている記録媒体の径方向へのインクジェットヘッドの移動を制御するとともに、印刷データを生成して、非記録面に対してインク滴の吐出点を間引いて印刷する間引き印刷を複数回繰り返すことで同一半径位置に対する印刷が完成するように印刷ステップにおいて吐出されるインク滴の吐出タイミングを制御する制御ステップと、を含み、印刷ステップは、複数の異なるインク吐出ノズルからのインクの吐出によって非記録面の同一半径位置に対する印刷を完成するマルチパス印刷によって可視情報を印刷し、制御ステップは、マルチパス印刷における印刷回数に応じて間引き印刷におけるインク滴の吐出点の間引き数を決定するよう制御する、印刷方法が提供される。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、着脱可能に装着されて回転駆動されている記録媒体の非記録面に対して、インクジェットヘッドからインク滴を吐出して可視情報を印刷する印刷ステップと、回転駆動されている記録媒体の径方向へのインクジェットヘッドの移動を制御するとともに、印刷データを生成して、非記録面に対してインク滴の吐出点を間引いて印刷する間引き印刷を複数回繰り返すことで同一半径位置に対する印刷が完成するように印刷部から吐出されるインク滴の吐出タイミングを制御する制御ステップと、を含み、制御ステップは、印刷データを検査し、該検査結果に応じて間引き印刷におけるインク滴の吐出点の間引き数を決定するよう制御する、印刷方法が提供される。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、着脱可能に装着されて回転駆動されている記録媒体の非記録面に対して、インクジェットヘッドからインク滴を吐出して可視情報を印刷する印刷ステップと、回転駆動されている記録媒体の径方向へのインクジェットヘッドの移動を制御するとともに、印刷データを生成して、非記録面に対してインク滴の吐出点を間引いて印刷する間引き印刷を複数回繰り返すことで同一半径位置に対する印刷が完成するように印刷ステップにおいて吐出されるインク滴の吐出タイミングを制御する制御ステップと、をコンピュータに実行させ、印刷ステップは、複数の異なるインク吐出ノズルからのインクの吐出によって非記録面の同一半径位置に対する印刷を完成するマルチパス印刷によって可視情報を印刷し、制御ステップは、マルチパス印刷における印刷回数に応じて間引き印刷におけるインク滴の吐出点の間引き数を決定するよう制御する、コンピュータプログラムが提供される。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、着脱可能に装着されて回転駆動されている記録媒体の非記録面に対して、インクジェットヘッドからインク滴を吐出して可視情報を印刷する印刷ステップと、回転駆動されている記録媒体の径方向へのインクジェットヘッドの移動を制御するとともに、印刷データを生成して、非記録面に対してインク滴の吐出点を間引いて印刷する間引き印刷を複数回繰り返すことで同一半径位置に対する印刷が完成するように印刷部から吐出されるインク滴の吐出タイミングを制御する制御ステップと、をコンピュータに実行させ、制御ステップは、印刷データを検査し、該検査結果に応じて間引き印刷におけるインク滴の吐出点の間引き数を決定するよう制御する、コンピュータプログラムが提供される。
以上説明したように本発明によれば、インクジェットヘッドからのインク滴の吐出方法や吐出パターンに応じて、印刷時間の増大を抑制しつつ、記録媒体の非記録面への印刷を完成させることが可能な、印刷装置、印刷方法及びコンピュータプログラムを提供することができる。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
まず、本発明の一実施形態にかかる光ディスク装置100について説明する。図1は、本発明の一実施形態にかかる光ディスク装置100の構成について上面から示す説明図である。また、図2は本発明の一実施形態にかかる光ディスク装置100の構成について側面から示す説明図である。以下、図1及び図2を用いて本発明の一実施形態にかかる光ディスク装置100の構成について説明する。
光ディスク装置100は、本発明の記録媒体の一例である光ディスク200の記録面にデータ信号を記録し、及び/または光ディスク200の記録面からデータ信号を再生する記録/再生部と、光ディスク200の非記録面(レーベル面)に、文字や画像等の可視情報を印刷する印刷部と、を含んで構成される。
印刷部は、インクジェットヘッド110と、インクカートリッジ112と、ヘッドキャップ114と、吸引ポンプ116と、廃インク吸収体118と、第1ガイドシャフト120と、シャフト支持部122と、ブレード124と、を含んで構成される。
インクジェットヘッド110は、光ディスク200の非記録面と対向するノズル面150に、インクを吐出する複数のインク滴吐出ノズル152を含む。インク滴吐出ノズル152は、インクジェット方式により、所定のインク吐出周波数でインクを吐出するものである。インク滴吐出ノズル152は、シアン吐出ノズル152a、マゼンダ吐出ノズル152b、イエロー吐出ノズル152cを含んで構成され、光ディスク200の径方向に1列に配されている。なお、インクジェット方式とは、インクをインク滴吐出ノズル152から微細な液滴として吐出し、被印刷物に付着させる方式をいう。
インクジェットヘッド110は、印刷待機時には光ディスク200の外側に位置し、印刷時に光ディスク200の上方に配される。また、インクジェットヘッド110は、インク滴吐出ノズル152の増粘インク、気泡、異物などを排出するために、印刷の前後にインク滴吐出ノズル152からインクをダミー吐出する機能を有していてもよい。
インクカートリッジ112は、所定の色のインクが収容されているものであり、インクジェットヘッド110にインクを供給するものである。より詳細に説明すると、インクカートリッジ112は、筒状の樹脂からなる容器である。容器の内部には多孔質体(例えばスポンジやセラミックス等)が内蔵されており、多孔質体の毛細管力によってインクが蓄えられている。
インクカートリッジ112は、連結部113を通じてインクジェットヘッド110にインクを供給する。インクカートリッジ112は連結部113において着脱可能に構成されており、インクが無くなった場合には容易に交換が可能である。
ヘッドキャップ114は、光ディスク200の非記録面への印刷を待機している印刷待機時に、インクジェットヘッド110のノズル面150に装着されるものである。ヘッドキャップ114は、インクジェットヘッド110に含有されるインクの乾燥や、ノズル面150への塵や埃などの異物の付着を防止する役割を有する。そして、光ディスク200の非記録面への印刷が開始されると、ヘッドキャップ114はノズル面150から離脱する。ヘッドキャップ114は、インクジェットヘッド110からダミー吐出されたインクを吸着する多孔質体を備えていてもよい。なお、インクジェットヘッド110からのダミー吐出の際には、ヘッドキャップ114の内部空間が大気圧となるように調整する弁機構を備えていてもよい。
吸引ポンプ116は、ヘッドキャップ114とチューブ115を介して接続されている。かかる構成により、吸引ポンプ116はインクジェットヘッド110にヘッドキャップ114が装着されているときに、ヘッドキャップ114の内部の空間に負圧を加えて、インクジェットヘッド110の内部のインクを吸引することができる。また、吸引ポンプ116は、ダミー吐出されてインクヘッドキャップ114に吸着されたインクを吸引することもできる。
廃インク吸収体118は、吸引ポンプ116とチューブ117を介して接続されている。かかる構成により、吸引ポンプ116で吸引されたインクを廃棄することができる。
第1ガイドシャフト120は、インクジェットヘッド110を光ディスク200の径方向に移動させるものである。インクジェットヘッド110の移動は、第1ガイドシャフト120のボールねじ送り機構により行われてもよく、ラック・オピニオン機構、ベルト送り機構、ワイヤ送り機構などにより行われてもよい。また、シャフト支持部122は、第1ガイドシャフト120の一端を支持するものである。
ブレード124は、インクジェットヘッド110の印刷待機位置(印刷待機時の位置)と印刷位置との間に配される。インクジェットヘッド110が印刷待機位置から印刷位置に移動する際に、または印刷位置から印刷待機位置に移動する際に、インクジェットヘッド110にノズル面150を払拭して、ノズル面150に付着したインクや異物等を除去する。なお、ブレード124は上下に移動可能に構成してもよく、ブレード124を上下に移動させることでノズル面150を払拭するか否かを選択してもよい。
一方、記録/再生部は、トレイ130と、スピンドルモータ134と、チャッキング部138と、光ピックアップ140と、移動台144と、第2ガイドシャフト148と、を含んで構成される。
トレイ130は、光ディスク200を搭載するためのものである。トレイ130は、光ディスク200よりもやや大きめの平面長方形の板状の部材からなり、上面には光ディスク200を収納するための円形の凹部からなるディスク収納部131が設けられている。
スピンドルモータ134は、スピンドルモータ134を駆動させるモータ駆動回路(図示せず)から入力される制御信号に基づいて回転する。スピンドルモータ134は、モータ駆動回路と協同して光ディスク200に対する駆動を行うドライバとして機能する。
なお、トレイ130には、スピンドルモータ134等との接触を避けるための切欠部132を設けてもよい。切欠部132は、図1に示したように、トレイ130の一方の短辺からディスク収納部131の中央部に至るまで大きく形成してもよい。
チャッキング部138は、スピンドルモータ134の上部と接触する。ディスク収納部131に収納された光ディスク200は、スピンドルモータ134の回転により回転して、ディスク収納部131から浮上する。チャッキング部138は、このようにディスク収納部131から浮上した光ディスク200を上から押さえるものである。チャッキング部138で光ディスク200を上から押さえることで、光ディスク200のディスク収納部131からの離脱を防ぐことができる。
光ピックアップ140は、光検出器、対物レンズ、該対物レンズを光ディスク200の記録面に臨ませる二軸アクチュエータ等を含んで構成される光学系モジュールである。光ピックアップ140の光検出器は、光ビームを出射する光源となる半導体レーザと、光ディスク200の記録面から反射して戻ってくる光ビームを受光する受光素子等で構成される。光ピックアップ140は、半導体レーザから光ビームを出射して、その光ビームを対物レンズによって集光し、光ディスク200の記録面に照射するとともに、記録面で反射された光ビームを光検出器で受光することで、光ディスク200の記録面に対して情報信号を書き込み、及び/または光ディスク200の記録面から情報信号を読み出すことができる。
移動台144は、光ピックアップ140を搭載するものであり、光ディスク200の径方向に第2ガイドシャフト148によって移動することができる。第2ガイドシャフト148は、移動台144を光ディスク200の径方向に移動させるものである。移動台144の移動は、第2ガイドシャフト148のボールねじ送り機構により行われてもよく、ラック・オピニオン機構、ベルト送り機構、ワイヤ送り機構などにより行われてもよい。
なお、図1では、インクジェットヘッド110にはインク滴吐出ノズル152が光ディスク200の径方向に一列に備えられている構成を図示したが、本発明は係る例に限定されない。本発明においては、インクジェットヘッドには、インク滴吐出ノズルが径方向に複数列備えられていてもよい。
以上、図1及び図2を用いて本発明の一実施形態にかかる光ディスク装置100の構成について説明した。次に、光ディスク200の構成について説明する。
図3は、光ディスク200の図1のA−A線における断面を概略的に示す説明図である。以下、図3を用いて光ディスク200の構成について説明する。
図3に示したように、光ディスク200は、中心孔210、記録面220および非記録面230を含んで構成される。
中心孔210は、スピンドルモータ134及びチャッキング部138に光ディスク200を嵌めるために、光ディスク200の中心部に空けられた円形の孔である。望ましくは、中心孔210の直径は15〜16mm程度である。
記録面220は、各種の情報が記録されるデータ信号記録領域と、光ディスク200の回転角を検出する基準信号記録領域と、を含んで構成される。例えば、DVD−Rの場合には、データ信号記録領域をらせん状のランド・グループ構造により形成することができる。なお、光ディスク200の記録面220の構成については後に詳述する。
非記録面230は、インクジェット印刷におけるインクの受容層(可視情報印画層)として機能し、文字、記号、写真等のレーベル情報が印刷可能に形成されている。非記録面230の印刷可能範囲は、光ディスク200の半径20〜57mmの、幅が約37mmのドーナツ型の領域であってもよい。なお、非記録面230は光ディスク200の一面に紙を貼り付けることで形成してもよい。
なお、本実施形態では、本発明の記録媒体の一例として光ディスク200を用いたが、本発明は係る例に限定されない。例えば、記録媒体は磁気ディスク、光磁気ディスク、電気的に書き換え可能なフラッシュメモリ等であってもよい。
以上、光ディスク200の構成について図3を用いて説明した。次に、本発明の一実施形態にかかる光ディスク装置100における印刷部及び記録/再生部の制御の流れについて説明する。
図4は、本発明の一実施形態にかかる光ディスク装置100の機能構成について説明する説明図である。以下、図4を用いて本発明の一実施形態にかかる光ディスク装置100の機能構成について説明する。
図4に示したように、本発明の一実施形態にかかる光ディスク装置100は、インタフェース部160と、中央制御部162と、プリント制御部170と、インク吐出駆動回路174と、機構部駆動回路176と、ヘッド駆動モータ178と、ドライブ制御部180と、記録制御回路184と、トレイ駆動回路188と、モータ駆動回路192と、信号処理部300と、を含んで構成される。
インタフェース部160は、光ディスク装置100と、外部装置(図示せず)とが信号を交信する接続部である。外部装置としては、例えばパーソナルコンピュータやDVDレコーダ、ブルーレイディスク(商標)レコーダ等の装置である。インタフェース部160は、外部装置から光ディスク200の記録面220に記録するデータ信号や、非記録面230に印刷する可視情報が入力されると、中央制御部162に入力された信号や情報を出力する。また、インタフェース部160は、光ディスク装置100が光ディスク200の記録面220から読み出したデータ信号を外部装置に出力する。
中央制御部162は、光ディスク装置100の制御全般を行うものである。具体的には、インタフェース部160から入力された可視情報に対して極座標変換を行ってプリント制御部170に出力したり、インタフェース部160から入力されたデータ信号をドライブ制御部180に出力したりする。また、中央制御部162は、ドライブ制御部180から出力される基準信号をプリント制御部170に出力する。
プリント制御部170は、中央制御部162からの極座標変換された可視情報及び基準信号の入力に基づいて、可視情報の印刷を制御する信号を、インク吐出駆動回路174と機構部駆動回路176とにそれぞれ出力する。プリント制御部170は、中央制御部162から供給された画像データ信号によって得られる画像データに基づいてインク吐出データを生成する。インク吐出データの生成について後に詳述する。
インク吐出駆動回路174は、インクジェットヘッド110を駆動させて、光ディスク200の非記録面に対してインクジェットヘッド110からインクを吐出させるものである。例えば、インク吐出駆動回路174としては、インクジェットヘッド110に設けられる電極対であってもよく、該電極対の間に、プリント制御部170から入力される信号に基づいて電位差を発生させることでインクを吐出してもよい。つまり、該電極対の間に電位差が生じることで該電極対が変形し、インクを保持するインクタンクを圧迫することでインクを吐出してもよい。
なお、図4ではインクジェットヘッド110のノズル面150から吐出されるインクを、模式的に水滴状に示している。なお、本発明はかかる構成に限られるものではなく、熱を発生させてインクジェットヘッド110からインクを吐出するようにしてもよい。
機構部駆動回路176は、ヘッドキャップ114、吸引ポンプ116、ブレード124及びヘッド駆動モータ178を駆動するものである。ヘッド駆動モータ178は、第1ガイドシャフト120を回転させて、インクジェットヘッド110を光ディスク200の径方向に移動させるモータである。
ドライブ制御部180、光ディスク200の記録面220へのデータ信号の記録、記録面220からのデータ信号の再生を制御するものである。ドライブ制御部180は、光ディスク200にデータ信号を記録したり、光ディスク200からデータ信号を再生したりする際における、光ディスク200の回転速度の制御を行ってもよい。
記録制御回路184は、音楽信号や映像信号などのデータ信号のエンコード処理や変調処理等を行うものである。トレイ駆動回路188は、光ディスク200を搭載するトレイ130を駆動するものである。
モータ駆動回路192は、ドライブ制御部180の制御に基づいて、スピンドルモータ134と、光ピックアップ140を駆動する光ピックアップ駆動モータ(図示せず)とを駆動するものである。スピンドルモータ134は、モータ駆動回路192によって光ディスク200を回転させ、光ピックアップ駆動モータは、モータ駆動回路192によって光ピックアップ140の半径方向の位置を移動させる。
信号処理部300は、光ピックアップ140から入力されるRF(Radio Frequency)信号の復調、誤り検出、訂正等の処理を行って、データ信号を再生したり、トラッキング信号を生成したりするものである。
以上、本発明の一実施形態にかかる光ディスク装置100の機能構成について説明した。続いて、本発明の一実施形態にかかる光ディスク装置100を用いた印刷方法について説明する。
まず、本発明の一実施形態にかかる光ディスク装置100を用いた印刷方法の詳細について説明する前に、当該印刷方法の前提条件について説明する。なお、以下で説明する前提条件は本発明の一実施形態にかかる光ディスク装置100を用いた印刷方法を実行するための条件の一例であって、本発明においてはかかる条件に限定されない。
まず、半径60[mm]の光ディスク200の非記録面の最外周に、42.3[μm]のピッチで印刷する場合、光ディスク200の非記録面の最外周のドット数は、
2×60×10−3[m]×π/(42.3×10−6)≒8912[dots]
となる。ここで、1周のドット数が64の倍数であれば計算が容易になるので、光ディスク200の非記録面の最外周のドット数を8896ドットとする。
また、光ディスク200の非記録面の印刷範囲を、半径7.5[mm]〜60[mm]の範囲とすると、当該範囲におけるドット数は、
(60−7.5)×10−3/(42.3×10−6)≒1241[dots]
となる。ここで、インクジェットヘッド110のノズル数が240個であるとすると、当該範囲におけるドット数は240の倍数であれば計算が容易になる。従って、当該範囲におけるドット数を1200ドットとする。
従って、
1200/240=5
であるから、240[dots]×8896[dots]の帯状の領域に対する印刷を5回繰り返すことで、光ディスク200の非記録面の印刷領域に対する印刷が完成することになる。
また、光ディスク200の回転数は1000[rpm]とする。この場合において、上述したように、インクジェットヘッド110からのインク滴の吐出周波数が2.5kHz以下の場合に、60ドットに一度の間引き印刷を行うことで、ミストが格段に減少した印刷を行うことができる。
ここで、計算を容易にするために、2のべき乗のドット(2ドット、4ドット、8ドット、・・・)に一度の間引き印刷を行うこととする。従って、最大で64ドットの間引き印刷を行うこととする。64ドットの間引き印刷を行う場合に、最大の(全てのドットにインク滴を吐出する場合の)インクジェットヘッド110の駆動周波数は、
(1000[rpm]/60[sec])×(8896[dots]/64)
≒2.3[kHz]
となる。
その結果、当該条件においては、使用する間引き印刷のパターンを、以下の3種類とする。
(1)64ドットの間引き印刷(駆動周波数2.3kHz)
(2)32ドットの間引き印刷(駆動周波数4.6kHz)
(3)16ドットの間引き印刷(駆動周波数9.3kHz)
以上、本発明の一実施形態にかかる光ディスク装置100を用いた印刷方法を実施する際における前提条件の一例について説明した。続いて、当該前提条件を用いた本発明の一実施形態にかかる光ディスク装置100を用いた印刷方法の詳細について説明する。
図5は、本発明の一実施形態にかかる光ディスク装置100を用いた印刷方法について説明する流れ図である。以下、図5を用いて本発明の一実施形態にかかる光ディスク装置100を用いた印刷方法について説明する。
光ディスク装置100を用いて非記録面230へ印刷するには、まずプリント制御部170で印刷データを処理してインク吐出データを生成し、インク吐出駆動回路174へインク吐出データを転送する(ステップS102)。
ここで、プリント制御部170によるインク吐出データの生成は、例えば特開2008−27535号公報等に記載されている方法を用いることができるが、ここで図面を参照しながらプリント制御部170によるインク吐出データの生成方法の一例について説明する。
図6は、本発明の一実施形態にかかる光ディスク装置100の、プリント制御部170によるインク吐出データの生成方法の一例について説明する流れ図である。以下、図6を用いてプリント制御部170によるインク吐出データの生成方法の一例について説明する。
インク吐出データを生成するには、まずR(赤)、G(緑)、B(青)の各色の階調値で表現された画像データを、C(シアン)、M(マゼンダ)、Y(イエロー)、K(ブラック)の各色のドット(画素)分布により表現されるCMYKデータに変換する(ステップS122)。このCMYKデータを表現する各ドットは、変換前の画像データに基づいたそれぞれの階調値を有している。その階調値は、本実施形態では0〜255(8ビット)の値をとる。なお階調値の範囲は係る例に限定されないことは言うまでもない。
CMYKデータへの変換が完了すると、続いて二軸直交座標で表されたCMYKデータの各色のデータを、極座標(Rθ)データに変換する(ステップS124)。二軸直交座標から極座標への変換は、例えばニアレストネイバー法、バイリニア法、ハイキュービック法等の一般的な方法によって解像度を変換し、光ディスク200の非記録面230の大きさに見合った極座標データに変換することができる。
CMYKデータの各色のデータの極座標データへの変換が完了すると、続いて光ディスク200の非記録面230の内外周濃度補正演算を行う(ステップS126)。内外周濃度補正演算は、極座標データの各ドットの階調値に対して重み付けを行う演算である。具体的には、内外周濃度補正演算は極座標データの内周側に至るに伴ってドットの階調値を小さくする演算である。
内外周濃度補正による重みは、重み付けの対象となるドットを中心とした単位面積当たりのドット数と、極座標データの最外周に位置するドットを中心とした単位面積当たりのドット数との比によって算出してもよい。本実施形態においては、重み付けの対象となるドットの半径値と、極座標データの最外周に位置するドットの半径値との比により近似的に算出する。
重み付けの対象となるドットdの半径値をr、極座標データの最外周に位置するドットdの半径値をrとすると、ドットdに対する重みW(d)は、W(d)=r/rにより算出される。例えば、ドットdの半径値rがr=30mm、ドットdの半径値をrがr=60mmであった場合、重みW(d)は0.5となる。
このように、各ドットに対する重みWを近似的に算出することで、同じ半径値に位置するドットに対する重みを同じ重みにすることができる。そのため、メモリ(図示せず)に記憶させる重みの数を少なくでき、メモリの容量を小さくできるとともにメモリの消費電力を抑えることができる。
なお、内外周濃度補正演算は、上述の方法の他に、特開2008−27534号公報に開示された方法を用いてもよい。特開2008−27534号公報には、回転駆動される記録媒体の印刷面に対するインク滴の滴下位置(言い換えれば、滴下するか否かが決定される位置)を、印刷対象物の周方向に等間隔となるように設定して、印刷面内において略均等な印刷濃度で可視情報の印刷を行う方法が開示されている。
内外周濃度補正演算が完了すると、続いて補正後のCMYKデータの各色のデータを1ビットのデータに変換する2値化処理を行って、インク吐出データを生成する(ステップS128)。本実施形態においては、2値化処理は誤差拡散法によって行われる。誤差拡散法としては、Floyd-Steinberg型やJarvis, Judice
& Ninke型などがある。
ステップS128で生成されるインク吐出データは、光ディスク200の非記録面230において、各ドットが対応する位置にインク滴を滴下するか否かを表すデータである。本実施形態においては、2値化したインク吐出データの各ドットの階調値は0と1(1ビット)で表される。階調値が“1”であるドットには、光ディスク200の非記録面230上の対応するドットにインク滴が滴下され、階調値が“0”であるドットにはインク滴は滴下されない。
上記ステップS128においてインク吐出データの生成が完了すると、続いて、光ディスク200の非記録面230に対してマルチパス印刷を行うかどうか判定する(ステップS130)。ステップS130での判定の結果、非記録面230に対してマルチパス印刷を行わない(1パス印刷を行う)と判定した場合には、インクジェットヘッド110の各ヘッド位置に対して、1パスで印刷するための印刷データの並び替えを行う(ステップS132)。ステップS132で印刷データを並び替えると、続いて並び替えた後の印刷データを検査し、必要に応じて印刷データを再度並び替える(ステップS134)。印刷データの検査手法については後に詳述する。
印刷データを検査し、必要に応じて印刷データの再度の並び替えが完了すると、続いて各半径位置での印刷周(この場合は64周)及び吐出周波数(この場合は2.3kHz)を設定する(ステップS136)。
同様に、ステップS130での判定の結果、非記録面230に対して2パスによるマルチパス印刷(非記録面230の同一半径位置に対して、インクジェットヘッド110の2つのインク滴吐出ノズルからのインクを吐出して可視情報の印刷を完成させるマルチパス印刷のことを指す)を行うと判定した場合には、インクジェットヘッド110の各ヘッド位置に対して、2パスで印刷するための印刷データの並び替えを行う(ステップS142)。ステップS142で印刷データを並び替えると、続いて並び替えた後の印刷データを検査し、必要に応じて印刷データを再度並び替える(ステップS144)。
印刷データを検査し、必要に応じて印刷データの再度の並び替えが完了すると、続いて各半径位置での印刷周(この場合は32周)及び吐出周波数(この場合は4.6kHz)を設定する(ステップS146)。
同様に、ステップS130での判定の結果、非記録面230に対して4パスによるマルチパス印刷(非記録面230の同一半径位置に対して、インクジェットヘッド110の4つのインク滴吐出ノズルからのインクを吐出して可視情報の印刷を完成させるマルチパス印刷のことを指す)を行うと判定した場合には、インクジェットヘッド110の各ヘッド位置に対して、4パスで印刷するための印刷データの並び替えを行う(ステップS152)。ステップS152で印刷データを並び替えると、続いて並び替えた後の印刷データの検査を行わず、直接各半径位置での印刷周(この場合は16周)及び吐出周波数(この場合は9.2kHz)を設定する(ステップS156)。
以上、図6を用いて本発明の一実施形態にかかる光ディスク装置100の、プリント制御部170によるインク吐出データの生成方法の一例について説明した。
図5に戻って、本発明の一実施形態にかかる光ディスク装置100を用いた印刷方法についての説明を続ける。上記ステップS102で、プリント制御部170でのインク吐出データの生成及びインク吐出駆動回路174へのインク吐出データの転送が完了すると、続いて光ディスク200の回転や、光ピックアップ140(Optical Pickup;OP)の駆動を制御する(ステップS104)。そして、インクジェットヘッド110に対して印刷前のメンテナンスを実行する(ステップS106)。インクジェットヘッド110に対する印刷前のメンテナンスとは、例えばブレード124を用いたノズル面150の払拭による、インク滴吐出ノズル152の表面に残存したインクの除去等である。
インクジェットヘッド110に対する印刷前のメンテナンスが完了すると、インクジェットヘッド110を印刷開始位置へ移動させる(ステップS108)。そして、ステップS108のインクジェットヘッド110の印刷開始位置への移動が完了すると、光ディスク200の非記録面230に対して、上記ステップS130において並び替えが行われたインク吐出データに基づいて間引き印刷を開始する(ステップS110)。
インクジェットヘッド110が設置された位置における間引き印刷が1周分完了すると、続いて、必要周分印刷が完了したかどうかを判定する(ステップS112)。判定の結果、必要周分の印刷が完了していなければ、ステップS110に戻って間引き印刷を続行する。一方、判定の結果、必要周分の印刷が完了していれば、インクジェットヘッド110が非記録面230の印刷可能領域の最内周部であるかどうかを判定する(ステップS114)。ステップS114における判定の結果、インクジェットヘッド110が非記録面230の印刷可能領域の最内周部でなければ、インクジェットヘッド110を光ディスク200の中心方向へ所定量移動させて(ステップS116)、ステップS110に戻って間引き印刷を続行する。一方、インクジェットヘッド110が非記録面230の印刷可能領域の最内周部であれば、インク吐出データに基づいた、光ディスク200の非記録面230に対する印刷が完了したと判断する。
インク吐出データに基づいた、光ディスク200の非記録面230に対する印刷が完了すると、インクジェットヘッド110に対して印刷後のメンテナンスを実行する(ステップS118)。インクジェットヘッド110に対する印刷後のメンテナンスとは、例えばブレード124を用いたノズル面150の払拭による、インク滴吐出ノズル152の表面に残存したインクの除去等である。
インクジェットヘッド110に対する印刷後のメンテナンスが完了すると、光ディスク200の回転や光ピックアップ140の駆動を停止して(ステップS120)、光ディスク200の非記録面230への印刷を完了する。
ここまで、マルチパス印刷のパス数に応じて間引き印刷のパターンを決定して、光ディスク200の非記録面230に対する印刷をする印刷装置及び印刷方法について説明した。
次に、印刷データの内容を検査して、検査結果に基づいて間引き印刷のパターンと吐出周波数との組み合わせを決定して、光ディスク200の非記録面230に対する印刷をする印刷方法について説明する。
以下において、検査結果に基づいて間引き印刷のパターンと吐出周波数との組み合わせを決定して、光ディスク200の非記録面230に対する印刷をする印刷装置及び印刷方法の詳細について説明する。なお、当該印刷方法の詳細について説明する前に、当該印刷方法の前提条件について説明する。なお、以下で説明する前提条件は当該印刷方法を実行するための条件の一例であって、本発明においてはかかる条件に限定されない。
上述の説明では、光ディスク200の非記録面の最外周のドット数を8896ドットとして説明したが、ここでは説明の便宜上、光ディスク200の非記録面230の最外周のドット数を16ドットとして説明する。
また、上述の説明では、使用する間引き印刷のパターンを、
(1)64ドットの間引き印刷(駆動周波数2.3kHz)
(2)32ドットの間引き印刷(駆動周波数4.6kHz)
(3)16ドットの間引き印刷(駆動周波数9.3kHz)
の3通りとして説明したが、ここでは、説明の便宜上、使用する間引き印刷のパターンを、
(1)8ドットの間引き印刷(駆動周波数2.3kHz)
(2)4ドットの間引き印刷(駆動周波数4.6kHz)
(3)2ドットの間引き印刷(駆動周波数9.3kHz)
の3通りとして説明する。
以上、本発明の一実施形態にかかる光ディスク装置100を用いた印刷方法を実施する際における前提条件の一例について説明した。続いて、当該前提条件を用いた本発明の一実施形態にかかる光ディスク装置100を用いた印刷方法の詳細について説明する。
図7は、本発明の一実施形態にかかる光ディスク装置100を用いた印刷方法について説明する流れ図である。図7で図示した流れ図は、図6のステップS134やステップS144の印刷データの検査/並び替えの詳細について示したものである。以下、図7を用いて本発明の一実施形態にかかる光ディスク装置100を用いた印刷方法について説明する。
印刷データの検査/並び替えを行う際には、まず、インクジェットヘッドの半径方向に対する初期位置のデータの検査を開始する(ステップS162)。インクジェットヘッド半径方向に対する初期位置とは、通常は光ディスク200の非記録面230の最外周部分を印刷する際のインクジェットヘッド110の位置である。
続いて、印刷データを2ドットの間引き印刷を行うためのデータへの並び替えを行う(ステップS164)。本実施形態においては、印刷データの並び替えはプリント制御部170で行う。データの並び替えが完了すると、2ドットの間引き印刷で印刷が可能であるかどうかを、プリント制御部170で判定する(ステップS166)。
ここで、2ドットの間引き印刷で印刷が可能であるかどうかの判定手法について詳細に説明する。図8は、本発明の一実施形態にかかる光ディスク装置100を用いた印刷方法において、2ドットの間引き印刷で印刷が可能であるかどうかの判定手法について説明する説明図である。図8の(a)は、実際に非記録面230に印刷するための印刷データの一例を示したものであり、図8の(b)は、2ドットの間引き印刷で印刷するために、図8の(a)に示した印刷データを並び替えた後の印刷データを示したものである。
ここで、2ドットの間引き印刷で印刷する場合の判断方法について詳述する。2ドットの間引き印刷で印刷する場合に、各インク滴吐出ノズル及び各周回において、印刷データをインク滴の吐出順に順次検査する。そして、印刷データに1(吐出)が出現した場合に、以後に続くデータのパターンによって印刷が可能かどうかを判断する。
本実施形態においては、並び替えた後の印刷データについて、周回ごとに、1(吐出)が登場した後に、3つ以上続けて0(不吐出)が登場したとき、すなわち、印刷データが{1,0,0,0,・・・}と並んでいる場合には、2ドットの間引き印刷が可能であると判断する。これは、並び替えた後の印刷データに1(吐出)が登場した後に、3つ以上続けて0が登場したときは、8ドットの間引き印刷を行っている場合と同様に実質的に駆動周波数2.3kHzで印刷しているためである。
一方、並び替えた後の印刷データについて、周回ごとに、印刷データに1(吐出)が登場した後に、3つ以上続けて0(不吐出)が登場しなかったとき、すなわち、印刷データが{1,1,・・・}、{1,0,1,・・・}、{1,0,0,1,・・・}と並んでいる場合には、2ドットの間引き印刷は不可能であると判断する。3つ以上続けて0が登場していないときは、駆動周波数2.3kHzでの印刷にはならないためである。
当該判定手法を図8に示した印刷データの検査に適用すると、並び替えた後の印刷データに対して、周回ごとに検査した結果、1が出現した後に0が3つ以上出現していることが分かる。従って、この場合には2ドットの間引き印刷を行っても、実質的には8ドットの間引き印刷を行っている場合と同様に実質的に駆動周波数2.3kHzで印刷することになるので、2ドットの間引き印刷が可能であると判定する。
上記ステップS166における判定の結果、2ドットの間引き印刷で印刷が可能であると判定した場合には、印刷パターンを2ドットの間引き印刷に設定する(ステップS168)。一方、上記ステップS166における判定の結果、2ドットの間引き印刷で印刷が可能ではないと判定した場合には、続いて、印刷データを4ドットの間引き印刷を行うためのデータへ並び替える(ステップS170)。そして、4ドットの間引き印刷を行うためのデータへの並び替えが完了すると、4ドットの間引き印刷で印刷が可能であるかどうかを、プリント制御部170で判定する(ステップS172)。
ここで、4ドットの間引き印刷で印刷が可能であるかどうかの判定手法について詳細に説明する。4ドットの間引き印刷で印刷が可能であるかどうかの判定手法は、上述した2ドットの間引き印刷で印刷が可能であるかどうかの判定手法と同様に、並び替えた後の全ての印刷データについて、1(吐出)が登場した後のデータの出現パターンを検査することによって行う。
図9は、本発明の一実施形態にかかる光ディスク装置100を用いた印刷方法において、2ドットの間引き印刷で印刷が可能であるかどうかの判定手法について説明する説明図である。そして、図10は本発明の一実施形態にかかる光ディスク装置100を用いた印刷方法において、4ドットの間引き印刷で印刷が可能であるかどうかの判定手法について説明する説明図である。
図9の(a)は、実際に非記録面230に印刷するための印刷データの一例を示したものであり、図9の(b)は、2ドットの間引き印刷で印刷するために、図9の(a)に示した印刷データを並び替えた後の印刷データを示したものである。そして、図10の(a)は図9の(a)と同一の印刷データを示したものであり、図10の(b)は、4ドットの間引き印刷で印刷するために、図10の(a)に示した印刷データを並び替えた後の印刷データを示したものである。
まず、図9の(b)に示した印刷データについて、2ドットの間引き印刷が可能かどうか、周回ごとに検査を行う。すると、インク滴吐出ノズルのノズル番号1、2の印刷データについて、印刷データに1(吐出)が登場した後に、3つ以上続けて0(不吐出)が登場しないデータが存在する。従って、当該印刷データは2ドットの間引き印刷は不可能であると判定される。
続いて、図10の(b)に示した印刷データについて、4ドットの間引き印刷が可能かどうか、周回ごとに検査を行う。本実施形態においては、並び替えた後の全ての印刷データについて、1(吐出)が登場した後に、1つ以上続けて0(不吐出)が登場したとき、すなわち、印刷データが{1,0,・・・}と並んでいる場合には、4ドットの間引き印刷が可能であると判断する。これは、並び替えた後の印刷データに1(吐出)が登場した後に、1つ以上続けて0が登場したときは、8ドットの間引き印刷を行っている場合と同様に実質的に駆動周波数2.3kHzで印刷しているためである。
一方、並び替えた後の全ての印刷データについて、印刷データに1(吐出)が登場した後に、1つ以上続けて0(不吐出)が登場しなかったとき、すなわち、印刷データが{1,1,・・・}と並んでいる場合には、4ドットの間引き印刷は不可能であると判断する。1つ以上続けて0が登場していないときは、駆動周波数2.3kHzでの印刷にはならないためである。
当該判定手法を図10に示した印刷データの検査に適用すると、並び替えた後の全ての印刷データに対して、1が出現した後に0が1つ以上出現している。従って、この場合には4ドットの間引き印刷を行っても、実質的には8ドットの間引き印刷を行っている場合と同様に実質的に駆動周波数2.3kHzで印刷することになるので、4ドットの間引き印刷が可能であると判定する。
上記ステップS172における判定の結果、4ドットの間引き印刷で印刷が可能であると判定した場合には、印刷パターンを4ドットの間引き印刷に設定する(ステップS174)。一方、上記ステップS172における判定の結果、4ドットの間引き印刷で印刷が可能ではないと判定した場合には、続いて、プリント制御部170は印刷データを8ドットの間引き印刷を行うためのデータへ並び替える(ステップS176)。そして、8ドットの間引き印刷を行うためのデータへの並び替えが完了すると、プリント制御部170は印刷パターンを8ドットの間引き印刷に設定する(ステップS178)。
ここで、上記ステップS172における判定の結果、4ドットの間引き印刷で印刷が不可能である場合の印刷データの例について説明する。
図11は、本発明の一実施形態にかかる光ディスク装置100を用いた印刷方法において、2ドットの間引き印刷で印刷が可能であるかどうかの判定手法について説明する説明図である。図12は本発明の一実施形態にかかる光ディスク装置100を用いた印刷方法において、4ドットの間引き印刷で印刷が可能であるかどうかの判定手法について説明する説明図である。図13は本発明の一実施形態にかかる光ディスク装置100を用いた印刷方法において、8ドットの間引き印刷で印刷する場合の印刷データについて説明する説明図である。
図11の(a)は、実際に非記録面230に印刷するための印刷データの一例を示したものであり、図11の(b)は、2ドットの間引き印刷で印刷するために、図11の(a)に示した印刷データを並び替えた後の印刷データを示したものである。図12の(a)は図11の(a)と同一の印刷データを示したものであり、図12の(b)は、4ドットの間引き印刷で印刷するために、図12の(a)に示した印刷データを並び替えた後の印刷データを示したものである。そして、図13の(a)は図11の(a)と同一の印刷データを示したものであり、図13の(b)は、8ドットの間引き印刷で印刷するために、図13の(a)に示した印刷データを並び替えた後の印刷データを示したものである。
まず、図11の(a)に示した印刷データを用いて2ドットの間引き印刷が可能かどうかを判定すると、図11の(b)を見ても明らかなように、いずれの場所においても、1が出現した後に0が3つ以上出現している箇所は存在しない。従って、プリント制御部170は、図11の(a)に示した印刷データは2ドットの間引き印刷が不可能であるものと判定する。
続いて、図12の(a)に示した印刷データを用いて4ドットの間引き印刷が可能かどうかを判定すると、図12の(b)を見ても明らかなように、いずれの場所においても、1が出現した後に0が1つ以上出現している箇所は存在しない。従って、プリント制御部170は、図12の(a)に示した印刷データは4ドットの間引き印刷が不可能であるものと判定する。
従って、プリント制御部170は、当該印刷パターンを8ドットの間引き印刷で印刷するように設定する。印刷データの並び替えは印刷に際して必要となるために必須となるが、印刷データの検査は必要が無いので、8ドットの間引き印刷を実行する場合には印刷データの検査は行わない。
プリント制御部170において、印刷データを検査して、印刷パターンを2ドットの間引き印刷、4ドットの間引き印刷、8ドットの間引き印刷のいずれかに設定すると、印刷データが最終方向半径位置であるか否かをプリント制御部170で判定する(ステップS180)。印刷データが最終方向半径位置であるか否かとは、光ディスク200の非記録面230の印刷可能領域の最も内側の印刷データを検査したか否か、を指す。上記ステップS180における判定の結果、印刷データが最終方向半径位置でなければ、次の半径方向位置の検査を開始する(ステップS182)。一方、上記ステップS180における判定の結果、印刷データが最終方向半径位置であれば検査を終了する。
以上、印刷データの内容を検査して、検査結果に基づいて間引き印刷のパターンと吐出周波数との組み合わせを決定して、光ディスク200の非記録面230に対する印刷をする印刷方法について説明した。
なお、上述の印刷データの検査手法では、1つでも条件に該当しない印刷データが存在すると、2ドットの間引き印刷や4ドットの間引き印刷を実行することができなかったが、この条件を緩和してもよい。以下において、印刷データの検査手法において条件を緩和した場合の一例について説明する。
2ドットの間引き印刷を行おうとする場合において、上述の検査手法においては、並び替えた後の全ての印刷データについて、1(吐出)が登場した後に、3つ以上続けて0(不吐出)が登場したときに、2ドットの間引き印刷が可能であると判断したが、並び替えた後の印刷データについて1が出現した後に続くデータによってスコアを付けて、当該スコアによって2ドットの間引き印刷が可能か否かを判定しても良い。例えば、以下のようにスコアを設定してもよい。
{1,1} :1点
{1,0,1} :0.5点
{1,0,0,1}:0.3点
{1,0,0,0}:0点
ここで、{1,0,1}のスコアを0.5点としたのは、{1,1}のデータと比べて吐出周波数が1/2になるためであり、{1,0,0,1}のスコアを0.3点としたのは、{1,1}のデータと比べて吐出周波数が1/3になるためである。
上記のようにスコアを設定して、インクジェットヘッド110のインク滴吐出ノズルの幅の1列分のデータについてスコアを加算する。そして、全ての印刷データが1だった場合のTH1%以下のスコアであれば、2ドットの間引き印刷は可能であると判定する。
同様に、4ドットの間引き印刷を行おうとする場合において、以下のようにスコアを設定してもよい。
{1,1}:1点
{1,0}:0点
上記のようにスコアを設定して、インクジェットヘッド110のインク滴吐出ノズルの幅の1列分のデータについてスコアを加算する。そして、全ての印刷データが1だった場合のTH2%以下のスコアであれば、4ドットの間引き印刷は可能であると判定する。
なお、TH1の値とTH2の値は、同じ値であってもよく、異なる値であってもよい。また、TH1の値やTH2の値は、実験等によって適切な値を設定することができる。
ここで、上述のスコアによる検査手法を用いて、図9の(b)に示した印刷データを検査した場合について説明する。図9の(b)に示した印刷データについて、各ノズル列に対してスコアを計算すると、
ノズルNo.0:0.3点
ノズルNo.1:3.3点
ノズルNo.2:2.6点
ノズルNo.3:1.0点
となる。従って、全てのノズルのスコアを合計すると0.3+3.3+2.6+1.0=7.2点となる。
この場合において、印刷データが全て1であった場合のスコアは、
(ノズル幅)4×(1周のドット数)8×(周回数)2=64
であるから、スコアの割合は(7.2/64)×100=11.25[%]となる。
ここで、上記のTH1の値を例えば5や10に設定した場合では、2ドットの間引き印刷は不可能であると判定されるが、TH1の値を例えば15に設定すると、図9の(b)に示した印刷データは2ドットの間引き印刷は可能であると判定される。
以上、本発明の一実施形態にかかる印刷データの検査手法において条件を緩和した場合の一例について説明した。もちろん、上述したスコアは印刷データの検査手法の一例であり、本発明においては係る例に限定されないことは言うまでもない。
なお、上述した本実施形態にかかる光ディスク装置100を用いた印刷方法は、光ディスク装置100の内部(例えば、図示していないROM(Read Only Memory)等)に格納したコンピュータプログラムを、中央制御部162が順次読み出すことによって行ってもよい。例えば、かかるプログラムを実行することで、プリント制御部170やインク吐出駆動回路174を制御して、光ディスク200の非記録面230に対して印刷してもよい。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
本発明の一実施形態にかかる光ディスク装置100の構成について上面から示す説明図である。 本発明の一実施形態にかかる光ディスク装置100の構成について側面から示す説明図である。 光ディスク200の図1のA−A線における断面を概略的に示す説明図である。 本発明の一実施形態にかかる光ディスク装置100の機能構成について説明する説明図である。 本発明の一実施形態にかかる光ディスク装置100を用いた印刷方法について説明する流れ図である。 本発明の一実施形態にかかる光ディスク装置100を用いた印刷方法について説明する流れ図である。 本発明の一実施形態にかかる光ディスク装置100を用いた印刷方法について説明する流れ図である。 2ドットの間引き印刷で印刷が可能であるかどうかの判定手法について説明する説明図である。 2ドットの間引き印刷で印刷が可能であるかどうかの判定手法について説明する説明図である。 4ドットの間引き印刷で印刷が可能であるかどうかの判定手法について説明する説明図である。 2ドットの間引き印刷で印刷が可能であるかどうかの判定手法について説明する説明図である。 4ドットの間引き印刷で印刷が可能であるかどうかの判定手法について説明する説明図である。 ドットの間引き印刷で印刷する場合の印刷データについて説明する説明図である。
符号の説明
100 光ディスク装置
110 インクジェットヘッド
112 インクカートリッジ
113 連結部
114 ヘッドキャップ
115 チューブ
116 吸引ポンプ
117 チューブ
118 廃インク吸収体
120 第1ガイドシャフト
122 シャフト支持部
124 ブレード
130 トレイ
131 ディスク収納部
132 切欠部
134 スピンドルモータ
138 チャッキング部
140 光ピックアップ
144 移動台
148 第2ガイドシャフト
150 ノズル面
152 インク滴吐出ノズル
152a シアン吐出ノズル
152b マゼンダ吐出ノズル
152c イエロー吐出ノズル
160 インタフェース部
162 中央制御部
170 プリント制御部
174 インク吐出駆動回路
176 機構部駆動回路
178 ヘッド駆動モータ
180 ドライブ制御部
184 記録制御回路
188 トレイ駆動回路
192 モータ駆動回路
200 光ディスク
210 中心孔
220 記録面
230 非記録面
300 信号処理部

Claims (8)

  1. 着脱可能に装着されて回転駆動されている記録媒体の非記録面に対して、インク滴を吐出して可視情報を印刷する印刷部と、
    回転駆動されている前記記録媒体の径方向への前記印刷部の移動を制御するとともに、印刷データを生成して、前記非記録面に対してインク滴の吐出点を間引いて印刷する間引き印刷を複数回繰り返すことで同一半径位置に対する印刷が完成するように前記印刷部から吐出されるインク滴の吐出タイミングを制御する制御部と、
    を備え、
    前記印刷部は、複数のインク滴吐出ノズルを備え、異なる前記インク吐出ノズルからのインクの吐出によって前記非記録面の同一半径位置に対する印刷を完成するマルチパス印刷によって可視情報を印刷し、
    前記制御部は、前記マルチパス印刷における印刷回数に応じて間引き印刷におけるインク滴の吐出点の間引き数を決定するように前記印刷部を制御する、印刷装置。
  2. 前記制御部は、前記印刷データを検査し、検査結果に応じて間引き印刷におけるインク滴の吐出点の間引き数を決定するように前記印刷部を制御する、請求項1に記載の印刷装置。
  3. 着脱可能に装着されて回転駆動されている記録媒体の非記録面に対して、インク滴を吐出して可視情報を印刷する印刷部と、
    回転駆動されている前記記録媒体の径方向への前記印刷部の移動を制御するとともに、印刷データを生成して、前記非記録面に対してインク滴の吐出点を間引いて印刷する間引き印刷を複数回繰り返すことで同一半径位置に対する印刷が完成するように前記印刷部から吐出されるインク滴の吐出タイミングを制御する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記印刷データを検査し、検査結果に応じて間引き印刷におけるインク滴の吐出点の間引き数を決定するように前記印刷部を制御する、印刷装置。
  4. 前記制御部は、間引き数の決定に際して前記印刷データを検査した結果得られるスコアを算出することによって間引き数を決定する、請求項3に記載の印刷装置。
  5. 着脱可能に装着されて回転駆動されている記録媒体の非記録面に対して、インクジェットヘッドからインク滴を吐出して可視情報を印刷する印刷ステップと、
    回転駆動されている前記記録媒体の径方向への前記インクジェットヘッドの移動を制御するとともに、印刷データを生成して、前記非記録面に対してインク滴の吐出点を間引いて印刷する間引き印刷を複数回繰り返すことで同一半径位置に対する印刷が完成するように前記印刷ステップにおいて吐出されるインク滴の吐出タイミングを制御する制御ステップと、
    を含み、
    前記印刷ステップは、複数の異なるインク吐出ノズルからのインクの吐出によって前記非記録面の同一半径位置に対する印刷を完成するマルチパス印刷によって可視情報を印刷し、
    前記制御ステップは、前記マルチパス印刷における印刷回数に応じて間引き印刷におけるインク滴の吐出点の間引き数を決定するよう制御する、印刷方法。
  6. 着脱可能に装着されて回転駆動されている記録媒体の非記録面に対して、インクジェットヘッドからインク滴を吐出して可視情報を印刷する印刷ステップと、
    回転駆動されている前記記録媒体の径方向への前記インクジェットヘッドの移動を制御するとともに、印刷データを生成して、前記非記録面に対してインク滴の吐出点を間引いて印刷する間引き印刷を複数回繰り返すことで同一半径位置に対する印刷が完成するように前記印刷部から吐出されるインク滴の吐出タイミングを制御する制御ステップと、
    を含み、
    前記制御ステップは、前記印刷データを検査し、該検査結果に応じて間引き印刷におけるインク滴の吐出点の間引き数を決定するよう制御する、印刷方法。
  7. 着脱可能に装着されて回転駆動されている記録媒体の非記録面に対して、インクジェットヘッドからインク滴を吐出して可視情報を印刷する印刷ステップと、
    回転駆動されている前記記録媒体の径方向への前記インクジェットヘッドの移動を制御するとともに、印刷データを生成して、前記非記録面に対してインク滴の吐出点を間引いて印刷する間引き印刷を複数回繰り返すことで同一半径位置に対する印刷が完成するように前記印刷ステップにおいて吐出されるインク滴の吐出タイミングを制御する制御ステップと、
    をコンピュータに実行させ、
    前記印刷ステップは、複数の異なるインク吐出ノズルからのインクの吐出によって前記非記録面の同一半径位置に対する印刷を完成するマルチパス印刷によって可視情報を印刷し、
    前記制御ステップは、前記マルチパス印刷における印刷回数に応じて間引き印刷におけるインク滴の吐出点の間引き数を決定するよう制御する、コンピュータプログラム。
  8. 着脱可能に装着されて回転駆動されている記録媒体の非記録面に対して、インクジェットヘッドからインク滴を吐出して可視情報を印刷する印刷ステップと、
    回転駆動されている前記記録媒体の径方向への前記インクジェットヘッドの移動を制御するとともに、印刷データを生成して、前記非記録面に対してインク滴の吐出点を間引いて印刷する間引き印刷を複数回繰り返すことで同一半径位置に対する印刷が完成するように前記印刷部から吐出されるインク滴の吐出タイミングを制御する制御ステップと、
    をコンピュータに実行させ、
    前記制御ステップは、前記印刷データを検査し、該検査結果に応じて間引き印刷におけるインク滴の吐出点の間引き数を決定するよう制御する、コンピュータプログラム。
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