JP2009288960A - Rfidプリンタ - Google Patents

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Abstract

【課題】RFIDリーダ装置を別途用いる必要が無く、ユーザのコスト負担を低減し、且つユーザの利便性を高めることを可能とするRFIDプリンタを提供することを目的とする。
【解決手段】RFIDタグ13へ記録情報G1の書き込みを行うRFIDプリンタ100において、RFIDタグ13へ記録情報G1を書き込む内部アンテナ40と、判別対象RFIDタグ13’から記録情報G2を読み取る外部アンテナ41と、内部アンテナ40及び外部アンテナ41の選択を切り替えるアンテナ切換え手段34と、所定のトリガーに従ってアンテナ切換え手段34を制御することにより、内部アンテナ40の書き込み動作を停止し、外部アンテナ41の読み取り動作を開始する制御手段31と、を備えることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、RFIDプリンタに関するものである。
近年、IC回路及びアンテナを備えたRFID(RadioFrequency Identification)タグとリーダライタ装置との間でデータの交信を行うRFIDシステムが普及している。
RFIDタグには、用途に応じてインレイ型(ラベル型)、ガラス樹脂型、カード型等のさまざまな形状が存在する。インレイ(Inlay)とは、PET(ポリエチレンテレフタレート)などの基材フィルム上に、アンテナとアンテナに連結されたICチップとが固定されたRFIDの回路単位をいう。インレイに対してID情報などの記録情報の書き込みを行い、RFIDラベルを発行するRFIDプリンタは、例えば、特許文献1に記載されている。
特開2008−70940号公報
一般的に、RFIDシステムを商品等の管理に適用する場合、ライタ装置によって、RFIDタグへID情報などの記録情報の書き込みを行った後に、リーダ装置によって、該商品等に設けられたRFIDタグからその記録情報を読み取ることで、商品等の管理が行われる。すなわち、RFIDタグを用いて商品等の管理を行うには、ライタ装置とリーダ装置の両方の機能を備えたRFIDシステムを用いることが不可欠である。
しかしながら、従来のRFIDプリンタ内に設けられたリーダライタ装置は、記録情報をRFIDタグへ書き込む際のライタ装置としての機能と、その書き込みの際におけるRFIDタグとの通信のためのリーダ装置としての機能とを有するだけであった。つまり、そのようなRFIDプリンタの書き込み時のリーダ装置としての機能を、上述の商品等の管理におけるRFIDシステムのRFIDタグの記録情報を読み取る動作に適用することはなされていなかった。
また、RFIDタグから記録情報を読み取るために、RFIDプリンタとは別途に、小型ハンディータイプなどのリーダ装置を用いることが考えられるが、ユーザの利便性に乏しいといった問題があった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、RFIDプリンタのリーダ装置としての機能を商品等の管理におけるRFIDタグの記録情報の読み取り動作に適用することを可能とし、さらにRFIDプリンタとは別途にリーダ装置を用いる必要が無いため、ユーザの利便性を高めることを可能とするRFIDプリンタを提供することを目的とする。
上述の課題を解決するため、RFIDタグへ記録情報の書き込みを行う本発明のRFIDプリンタにおいて、RFIDタグへ記録情報G1を書き込む内部アンテナと、判別対象RFIDタグから記録情報G2を読み取る外部アンテナと、内部アンテナ及び外部アンテナの選択を切り替えるアンテナ切換え手段と、所定のトリガーに従ってアンテナ切換え手段を制御することにより、内部アンテナの書き込み動作を停止し、外部アンテナの読み取り動作を開始する制御手段と、を備えることを特徴とする。
本発明のRFIDプリンタによれば、内部アンテナによってRFIDタグへ記録情報G1を書き込み、外部アンテナによって判別対象RFIDタグから記録情報G2の読み取りを行うことが可能となる。これにより、RFIDプリンタのリーダ装置としての機能を商品等の管理におけるRFIDタグの記録情報の読み取り動作に適用することを可能とし、さらに、別途、記録情報G2を読み取るためのリーダ装置を用いる必要が無くなり、ユーザの利便性を高めることが可能となる。
本発明のRFIDプリンタにおいて、警告提示部を更に備え、制御手段は、RFIDタグに書き込まれた記録情報G1を記憶する記憶部と、記憶部に記憶された記録情報G1と判別対象RFIDタグに書き込まれた記録情報G2とを照合し、照合結果を出力する演算処理装置と、を有し、記録情報G2に対応する記録情報G1が記憶部に存在しない場合には、警告情報を警告提示部に提示することを特徴とする。
従来、入退室管理やデータ管理などを行うRFIDシステムにおいて、第三者の不正行為によるRFIDタグの偽造や改ざんが行われた場合であっても、犯罪が看過される可能性があり、セキュリティ上の問題があった。そこで、本発明によれば、記憶部に記憶された記録情報G1と判別対象RFIDタグに書き込まれた記録情報G2とを照合した結果、判別対象RFIDタグが不正なRFIDタグであると判断されると、警告提示部に警告情報が提示される。これにより、本発明に係るRFIDプリンタで製造されていない偽造RFIDタグや、本発明に係るRFIDプリンタで製造した後、改ざんされたRFIDタグなどを発見することが可能となり、商品等の管理における安全性を高めることが可能となる。
本発明のRFIDプリンタにおいて、外部アンテナはRFIDプリンタに着脱自在に設けられていることを特徴とする。
これにより、判別対象RFIDタグに記録された記録情報G2の読み取り動作を行っていない間や収納時には、外部アンテナをRFIDプリンタから取り外すことが可能となり、空いたスペースを有効活用することが可能となる。
本発明のRFIDプリンタにおいて、所定のトリガーは、外部アンテナをRFIDプリンタへ取り付けることであり、外部アンテナが取り付けられた場合には、制御手段からアンテナ切換え手段へ、内部アンテナの選択から外部アンテナの選択への切り替えを行わせる指令が出力されることを特徴とする。
これにより、外部アンテナのRFIDプリンタへの取り付けを行うことで、RFIDタグに記録情報G1を書き込む動作から、判別対象RFIDタグに記録された記録情報G2を読み取る動作への選択が可能となる。
本発明によれば、RFIDプリンタのリーダ装置としての機能を商品等の管理におけるRFIDタグの記録情報の読み取り動作に適用することを可能とし、さらにRFIDプリンタとは別途にリーダ装置を用いる必要が無いため、ユーザの利便性を高めることを可能とするRFIDプリンタを提供することができる。
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施形態を詳細に説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。また、各図面の寸法比率は、必ずしも実際の寸法比率とは一致していない。
(第1実施形態)
以下において、ラベル型のRFIDタグを用いて第1実施形態の説明をするが、本発明に適用されるRFIDタグの形状は、ラベル型に限定されず、ガラス樹脂型、カード型等であっても良い。また、RFIDタグは、名札、IDカード、定期券、回数券等に適用される非接触ICカード等や図書館の書籍管理等に適用される非接触ICラベル等に用いられるものである。
図1に、第1実施形態に係るRFIDプリンタの使用形態の一例を示す。
RFIDプリンタ100は、図1に示すように、筐体60、ユーザが操作する操作パネル1、RFIDプリンタ100の各部を統括して制御する主制御部(主制御手段)10、記録情報が書き込まれる前のRFIDタグ13が仮着された剥離シート12を保持する巻き軸11、RFIDタグ13の表面に印字を行う印字部14、印字時にRFIDタグ13及び剥離シート12の支持部として機能するプラテンローラ15、及び記録情報の書き込み又は読み取りのためのRFIDモジュール200を備えている。
操作パネル1は、RFIDプリンタ100の電源を操作するための電源スイッチ2、後述する内部アンテナ40及び外部アンテナ41の選択を切り替えるためのアンテナ切換えボタン3、不正なRFIDタグを感知した際に警告情報を提示するための警告提示部4、及びRFIDプリンタの操作ガイドを表示する液晶表示器などの表示部5を有する。
主制御部10は、図1に破線で示す配線W1、W2、W3、W4、及びW5によって、操作パネル1、巻き軸11、印字部14、プラテンローラ15、及びRFIDモジュール200に電気的に各々接続されている。
主制御部10は、いわゆるマイクロコンピュータである。図2に示すように、主制御部10は、RFIDプリンタ100を制御するために必要な中央演算処理装置であるCPU(Central Processing Unit)10a、ROM(Read Only Memory)10b、RAM(RandomAccess memory)10c、操作パネル制御回路10d、巻き軸制御回路10e、印字部制御回路10f、プラテンローラ制御回路10g、RFIDモジュール制御回路10h、記憶部制御回路10i、記録情報判別回路10j等を有する。
CPU10aは、RAM10cの一時的記憶機能を使用しつつ、ROM10bに予め記憶された制御プログラムに従って、信号処理を行うものである。
主制御部10内の操作パネル制御回路10dは、操作パネル制御信号SIG1を配線W1を介して操作パネル1へ送信し、警告提示部4及び表示部5等の制御を行うものである。
図1に示すように、印字及び記録情報を書き込む前のRFIDタグ13が粘着剤を介して複数個仮着された帯状の剥離シート12が巻き軸11に巻回されている。剥離シート12の表面には、剥離剤が塗布されており、粘着剤を介して複数のRFIDタグ13が長手方向に順次形成されている。例えばラベル型のRFIDタグとして、PETフィルムなどの基材フィルム上に、アンテナとIC回路とが取り付けられたインレイが用いられる。
剥離シート12の送り出し速度は、配線W2を介して主制御部10の巻き軸制御回路10eから送信される巻き軸制御信号SIG2によって制御される。巻き軸11より繰り出されRFIDタグ13が取り付けられた剥離シート12は、後述する印字部14及びRFIDモジュール200へと供給され、回転駆動可能なプラテンローラ15及び出口ローラ16を介して、筐体60の側面に設けられた取り出し口17からRFIDプリンタ100の外部へ排出される。
印字部14は、RFIDタグに所定のラベル印字(印刷)を行う印字手段としての印字ヘッド、例えばサーマルヘッドを備える。印字部14の印字動作は、配線W3を介して主制御部10の印字部制御回路10fから送信される印字部制御信号SIG3によって制御される。
プラテンローラ15は印字部14の下部に設けられている。プラテンローラ15は、RFIDタグ13が取り付けられた剥離シート12を介して、印字ヘッドに対し圧接されるようになっている。プラテンローラ15は、回転駆動可能であり、印字ヘッドによるRFIDタグ13への印字の際に、支持部としての機能を果たす。プラテンローラ15の圧接動作は、配線W4を介して主制御部10のプラテンローラ制御回路10gから送信されるプラテンローラ制御信号SIG4によって制御される。
RFIDモジュール200は、内部アンテナ40が設けられた内部基材20及び外部アンテナ41が設けられた外部基材22を有する。内部基材20と外部基材22とは、配線21を介して接続されている。内部基材20はRFIDプリンタ100の内部に設置されており、外部基材22はRFIDプリンタ100の筐体60の外壁面に設置されている。図1において、外部アンテナ41が設けられた外部基材22を、筐体60の側面に設けられた取り出し口17の上部に設けた例を示した。しかしながら、外部アンテナ41が設けられた外部基材22の取り付け位置は、筐体60の外壁面のうちRFIDタグ13の情報を読み取り易い位置であれば良く、例えば筐体60の側面、上面であっても良い。
なお、外部アンテナ41は、必ずしも外部基材22上に設けられている必要はなく、RFIDプリンタ100の筐体60に埋め込まれていても良い。すなわち、RFIDタグ13に書き込まれた記録情報を読み取るための通信を可能とするように、筐体60の表側面に外部アンテナ41が形成されていても良い。これにより、RFIDプリンタ100を小型化することが可能となる。
また、外部基材22が筐体60の側面に固着された構成を図1に示したが、外部基材22は筐体60から着脱自在に設けられていても良い。すなわち、外部アンテナ41はRFIDプリンタ100の筐体60の側面に着脱自在に設けられている。これにより、RFIDタグ13に記録された記録情報の読み取り動作を行っていない間や収納時などに、外部アンテナ41をRFIDプリンタ100から取り外すことが可能となり、空いたスペースを有効活用することが可能となる。
さらに、RFIDプリンタ100の筐体60への、外部アンテナ41が設けられた外部基材22の取り付けをトリガー(きっかけ)として、後述する制御部31からアンテナ切換え部34へ、内部アンテナ40の選択から外部アンテナ41の選択への切り替えを行わせる指令が出力される。これにより、RFIDタグ13に記録情報を書き込む動作から、判別対象RFIDタグ13’に記録された記録情報を読み取る動作への選択が可能となる。逆に、外部アンテナ41が設けられた外部基材22のRFIDプリンタ100の筐体60からの取り外しをトリガーとして、後述する制御部31からアンテナ切換え部34へ、外部アンテナ41の選択から内部アンテナ40の選択への切り替えを行わせる指令が出力される。これにより、判別対象RFIDタグ13’に記録された記録情報を読み取る動作から、RFIDタグ13に記録情報を書き込む動作への選択が可能となる。
また、一度RFIDタグ13に記録情報を書き込んだ後、更にRFIDタグ13に追加して記録情報を書き込む必要性が生じた場合には、外部アンテナ41を用いて追加書き込みを行うことも可能である。これにより、RFIDプリンタ100とは別途に、追加書き込み用のライタ装置を用意する必要が無いため、ユーザの利便性をさらに高めることが可能となる。
なお、必要に応じて、外部アンテナ41は、通信に使用される周波数の電磁波を透過可能な保護カバーで覆われていることが好ましい。
以下に、図3を用いてRFIDモジュール200の詳細について説明する。RFIDモジュール200は、内部基材20上に設けられた、制御部(制御手段)31、送信回路部32、送受信切替え部(送受信切替え手段)33、アンテナ切替え部(アンテナ切替え手段)34、受信回路部35、コネクタ36、内部アンテナ40と、外部基材22上に設けられた外部アンテナ41と、内部基材20及び外部基材22を接続する配線21とを有する。
内部基材20及び外部基材22として、例えば、略直方体形状のプリント配線板が挙げられる。内部アンテナ40及び外部アンテナ41として、例えば、線状アンテナ、誘電体アンテナ、プリントアンテナ等が挙げられる。線状アンテナとして、例えばダイポールアンテナが用いられる。誘電体アンテナは、ガラス、セラミック、樹脂等の誘電体からなる直方体形状を有する基体に、導電性材料からなる導体パターンが形成されたものである。誘電体アンテナは、小型に作製しやすいため、小型化が要求されるリーダに組み込みやすいという利点を有する。
また、プリントアンテナは、内部基材20及び外部基材22上に所望の形状の導電性材料を印刷またはエッチングして作製される。プリントアンテナも小型に作製しやすいため、小型化が要求されるリーダライタ装置に組み込みやすいという利点を有する。更に、プリントアンテナは、内部基材20及び外部基材22上にパターニングして形成されるため、コストの削減が期待できる。プリントアンテナとして、例えば、給電部、短絡部、及び本体部を有する逆Fアンテナが挙げられる。
アンテナ切替え部(アンテナ切替え手段)34は、内部アンテナ40に電気的に接続された第一端子T1と、外部アンテナ41に電気的に接続された第二端子T2と、送受信切替え部33に電気的に接続された第三端子T3とを有する。アンテナ切替え部34は、端子T1と端子T3を接続することで内部アンテナ40を選択し、端子T2と端子T3を接続することで外部アンテナ41を選択する。すなわち、アンテナ切替え部34は、内部アンテナ40及び外部アンテナ41の選択を切り替えることが可能であり、制御部31から送信されるアンテナ切替え信号(後述する図4に示すSIG)によって切替えが制御される。アンテナ切替え部34として、トランジスタ等の電気的スイッチなどを用いることができる。
送受信切替え部(送受信切替え手段)33は、アンテナ切替え部34に電気的に接続された第一端子Q1と、受信回路部35に電気的に接続された第二端子Q2と、送信回路部32に電気的に接続された第三端子Q3とを有する。外部アンテナ41で受信した信号を、送受信切替え部33によって、アンテナ切替え部34を介して通過させて、受信回路部35に供給することが可能である。また、送受信切替え部34によって、送信回路部32から出力される変調信号を通過させて、アンテナ切替え部34を介して内部アンテナ40又は外部アンテナ41に搬送波を供給することも可能である。送受信切替え部33として、例えば、サーキュレータが挙げられる。
受信回路部35及び送信回路部32は高周波回路部(RF部)に含まれる。受信回路部35は、送受信切替え部33に電気的に接続された第一端子S1と、制御部31に電気的に接続された第二端子S2とを有している。受信回路部35は、外部アンテナ41で受信した信号を包絡線検波、同期検波、遅延検波などにより復調し、制御部31へ復調信号として出力する処理を行う。
送信回路部32は、送受信切替え部33に電気的に接続された第一端子P1と、制御部31に電気的に接続された第二端子P2とを有する。送信回路部32は、制御部31で生成された搬送波をASK(lang=EN-US>Amplitude Shift Keying:振幅偏移変調)、FSK(Frequency Shift Keying:周波数偏移変調)、PSK(Phase Shift Keying:位相偏移変調)あるいはこれらの変調方式を組み合わせた変調方式などにより変調する回路であり、生成された変調信号を送受信切替え部33へ出力する処理を行う。
コネクタ36は、アンテナ切替え部34に配線W7を介して電気的に接続された第一端子C1と、外部アンテナ41に配線21を介して電気的に接続された第二端子C2と、制御部31に配線W8を介して電気的に接続された第三端子C3とを有する。なお、一般的には、雄側と雌側を合わせて「コネクタ36」と呼び、雄側を「プラグ」と呼ぶが、本発明の説明においては、便宜的に「プラグ」についても「コネクタ36」と呼ぶ。
制御部31は、受信回路部35に電気的に接続された第一端子U1と、送信回路部32に電気的に接続された第二端子U2と、RFIDモジュール200外にある主制御部10に配線W5を介して電気的に接続する第三端子U3と、コネクタ36に配線W8を介して電気的に接続された第四端子U4とを有している。
次に、図4を用いて制御部31内の回路構成について説明する。制御部31は、RFIDモジュール200の外部にある主制御部10のRFIDモジュール制御回路10hから配線W5を介して受信される各種信号に基づいて、RFIDモジュール200の演算処理を行う演算処理装置50、RFIDタグ13に記録した記録情報等を記録する記憶部51、演算処理装置50を駆動するクロック信号を生成する発振回路部52を含んでいる。
例えば、演算処理装置50は、アンテナ切替え信号SIGをアンテナ切替え部34へ送信して、内部アンテナ40及び外部アンテナ41の切替えの制御を行う。
発振回路部52は、送信回路部32における搬送波を生成することもできる。搬送波の周波数は例えば2.45GHzの高周波信号に設定される。
記憶部51は、内部アンテナ40によってRFIDタグ13へ書き込まれた記録情報や、外部アンテナ41によって判別対象RFIDタグから読み取った記録情報などを保存しておく記憶領域である。記憶部51として、例えば不揮発性メモリやRAMなどの半導体記憶素子が挙げられる。なお、主制御部10の記憶部制御回路10iから配線W5を介して送信される記憶部制御信号SIG6によって、記憶部51は制御される。
図4において、制御部31内に記憶部51が設けられている例を説明したが、記憶部51の位置はこれに限定されない。例えば、図1に示すように、RFIDプリンタ100の内部において、記憶部30がRFIDモジュール200の外部に設けられていても良く、破線で示す配線W6によって、記憶部30は主制御部10と電気的に接続されている。主制御部10の記憶部制御回路10iから配線W6を介して送信される記憶部制御信号SIG6によって、記憶部30は制御される。例えば、RFIDモジュール200の外部に設けられる記憶部30としてHDD(ハードディスクドライブ)が設けられた場合、大容量の記録情報の格納が可能となる。
以下に、本実施形態に係るRFIDプリンタ100の動作について、詳細に説明する。
まず、図1及び図2に示すように、主制御部10の巻き軸制御回路10eから配線W2を介して送信される巻き軸制御信号SIG2によって、巻き軸11に回転可能に巻回されRFIDタグ13が仮着されたロール状の剥離シート12を搬送方向Xに向かって搬送する。
次に、主制御部10のプラテンローラ制御回路10gから配線W4を介して送信されるプラテンローラ制御信号SIG4によって、プラテンローラ15の回転駆動が制御され、RFIDタグ13が仮着された剥離シート12が、搬送方向Xに沿って印字部14まで搬送される。そして、主制御部10の印字部制御回路10fから配線W3を介して印字部14へ送信される印字部制御信号SIG3に基づいて、印字工程が行われる。この際、プラテンローラ15を剥離シート12の支持部とし、印字部14の印字ヘッドによってRFIDタグ13の表面に文字、記号、バーコードなどの表示情報を印字する。なお、印字工程は必要に応じて省略しても構わない。
ついで、主制御部10のプラテンローラ制御回路10gから送信されるプラテンローラ制御信号SIG4によって、プラテンローラ15の回転駆動が制御され、RFIDタグ13が仮着された剥離シート12が、搬送方向Xに沿ってRFIDモジュール200の内部アンテナ40の下部まで搬送される。
なお、ユーザが操作パネル1のアンテナ切換えボタン3を押すことによって内部アンテナ40の選択が予め行われている。この場合、アンテナ切換えボタン3を押すことをトリガーとして、主制御部10は、制御部31からアンテナ切換え手段34へ、内部アンテナ40の選択を行わせる指令を出力させる制御を行う。もしくは、外部アンテナ41を筐体60から着脱可能な構成とした場合であれば、ユーザが予め外部アンテナ41を筐体60から取り外すことによって、内部アンテナ40の選択が予め行われていても良い。すなわち、アンテナ切換えボタン3が押された旨の指令が主制御部10から制御部31に入力されるか、又は外部アンテナ41の取り外しを、配線21、コネクタ36、配線W8を介して、制御部31が検出すると、制御部31内の演算処理装置50から、内部アンテナ40を選択するようにアンテナ切換え信号(図4に示すSIG)が、アンテナ切替え部34へ送信されている。
そして、主制御部10のRFIDモジュール制御回路10hから配線W5を介して送信されるRFIDモジュール制御信号SIG5に基づいて、演算処理装置50から書き込み信号(図4に示すSIG)が送信回路部32へ送信され、内部アンテナ40を介してRFIDタグ13へID情報などの記録情報G1が書き込まれる。なお、記録情報G1の改ざんを防止するため、RFIDタグ13へ書き込まれた記録情報G1は、書き換え不可となることが好ましい。
次に、演算処理装置50は、RFIDタグ13へ書き込まれた記録情報G1を、制御部31内の記憶部51に記憶させる処理を行う(図4に示すm1)。また、RFIDタグ13へ書き込む記録情報G1が膨大な場合には、RFIDプリンタ100において、RFIDモジュール200の外部にあるHDDなどの記憶部30に記憶させても良い。
そして、剥離シート12に仮着され記録情報G1が書き込まれたRFIDタグ13は、出口ローラ16の回転駆動により、筐体60に設けられた取り出し口17から取り出される。以上のようにして記録情報G1の書き込みが施されたRFIDタグ13は、剥離シート12から剥がして使用される。なお、記録情報G1の書き込み前に印字工程を行う例を示したが、記録情報G1の書き込み後に印字工程を行っても構わない。
以下に、本実施形態に係るRFIDプリンタ100で発行したRFIDタグ13に紛れて存在する、他のRFIDプリンタで発行された偽造RFIDタグや、改ざんが行われた可能性のあるRFIDタグを判別して警告提示を行う動作について説明する。
まず、ユーザが操作パネル1のアンテナ切換えボタン3を押すことによって外部アンテナ41の選択が行われる。この場合、アンテナ切換えボタン3を押すことをトリガーとして、主制御部10は、制御部31からアンテナ切換え手段34へ、内部アンテナ40の選択から外部アンテナ41の選択を行わせる指令を出力させる制御を行う。もしくは、ユーザが予め取り外しておいた外部アンテナ41を筐体60に取り付けることを、配線21、コネクタ36、配線W8を介して、制御部31が検出すると、制御部31内の演算処理装置50から、外部アンテナ41を選択するようにアンテナ切換え信号(図4に示すSIG)が、アンテナ切替え部34へ送信されて、外部アンテナ41の選択が行われる。
図1に示すように、ユーザが判別対象RFIDタグ13’を外部アンテナ41に近づけることにより、情報の読み取りを行う。まず、判別対象RFIDタグ13’が保有する記録情報G2を読み取るための信号(図4に示すSIG)が、制御部31の演算処理装置50から送信回路部32へ送信される。この信号SIGは、送信回路部32において搬送波によって変調された後、外部アンテナ41から読み取り命令信号として空間へ放出される。
対して、判別対象RFIDタグ13’から記録情報G2を含む応答信号が外部アンテナ41に送信される。外部アンテナ41、コネクタ36、アンテナ切換え部34、送受信切替え部33、受信回路部35を介して読み取った記録情報G2は、RFIDモジュール200内の記憶部51又はRFIDモジュール200外の記憶部30に記録される。
そして、主制御部10の記録情報判別回路10jから配線W5を介してRFIDモジュール200へ記録情報判別信号SIG7が送信される。制御部31の演算処理装置50は、記録情報判別信号SIG7に基づいて、RFIDモジュール200内の記憶部51に記憶されたRFIDタグ13の記録情報G1及び判別対象RFIDタグ13’の記録情報G2を取り出して照合を行うことにより(図4に示すm2)、記録情報G2に対応する記録情報G1が記憶部51に存在するか否かを判別する。
もしくは、主制御部10の記録情報判別回路10jから、配線W6を介して記録情報判別信号SIG7をRFIDモジュール200の外部に設けられた記憶部30へ送信する。これにより、記憶部30に記憶されたRFIDタグ13の記録情報G1及び判別対象RFIDタグ13’の記録情報G2を取り出して、記録情報判別回路10jにおいて照合を行うことにより、記録情報G2に対応する記録情報G1が記憶部30に存在するか否かを判別する。
判別対象RFIDタグ13’の記録情報G2に対応するRFIDタグ13の記録情報G1が記憶部51又は記憶部30に存在する場合には、制御部31の演算処理装置50又は主制御部10の記録情報判別回路10jは、判別対象RFIDタグ13’はRFIDプリンタ100が発行したRFIDタグ13であると認識する。この際、例えば制御部31の演算処理装置50から照合結果出力信号(図4に示すSIG)が配線W5を介して主制御部10へ送信され、主制御部10の操作パネル制御回路10dから操作パネル制御信号SIG1を警告提示部4へ送信することによって、警告提示部4がOFF状態となる。すなわち、照合結果が正常であるときには、警告情報は警告提示部4に提示されない。
一方、判別対象RFIDタグ13’の記録情報G2に対応するRFIDタグ13の記録情報G1が記憶部51又は記憶部30に存在しない場合には、制御部31の演算処理装置50又は主制御部10の記録情報判別回路10jは、判別対象RFIDタグ13’はRFIDプリンタ100が発行したRFIDタグ13ではないと認識する。この際、例えば制御部31の演算処理装置50から照合結果出力信号(図4に示すSIG)が配線W5を介して主制御部10へ送信され、主制御部10の操作パネル制御回路10dから操作パネル制御信号SIG1を警告提示部4へ送信することによって、警告提示部4はON状態となる。すなわち、照合結果が異常であるときには、警告情報(例えば赤点灯、ブザーなど)が警告提示部4に提示される。
以下に、本発明に係るRFIDプリンタ100及びRFIDタグ13の製造方法による効果を説明する。
本発明によれば、RFIDタグ13へ記録情報G1を書き込む際には、RFIDプリンタ100内の内部アンテナ40を用い、判別対象RFIDタグ13’の記録情報G2の読み取りを行う際には、外部アンテナ41を用いることが可能である。これにより、RFIDプリンタのリーダ装置としての機能を商品等の管理におけるRFIDタグの記録情報の読み取り動作に適用することを可能とし、さらにRFIDプリンタとは別途にリーダ装置を用いる必要が無いため、ユーザの利便性を高めることを可能とする
また、ユーザがアンテナ切換えボタン3を押すことにより、RFIDタグ13への記録情報G1の書き込み動作から、判別対象RFIDタグ13’の記録情報G2の読み取り動作へ、ユーザが必要なときに適宜選択することが可能となる。
さらに、RFIDモジュール200の内部に設けられた演算処理装置50又はRFIDモジュール200の外部に設けられた記録情報判別回路10jによって、RFIDタグ13に書き込まれた記録情報G1と判別対象RFIDタグ13’の記録情報G2とが照合され、照合結果が警告提示部4に出力される。これにより、入退室管理やデータ管理などを行うRFIDシステムにおいて、第三者によって不正に製造されたRFIDタグを発見することが可能となり、商品等の管理における安全性を高めることが可能となる。
また、外部アンテナ41はRFIDプリンタ100の筐体60から着脱自在であることにより、RFIDタグに記録された記録情報の読み取り動作を行っていない間に、外部アンテナをRFIDプリンタ100の筐体60から取り外すことが可能となる。そして、外部アンテナ41のRFIDプリンタ100の筐体60への取り付けをトリガーとして、内部アンテナ40の選択から外部アンテナ41の選択への切り替えを行うことを可能とする。これにより、RFIDタグ13に記録情報G1を書き込む動作から、判別対象RFIDタグ13’に記録された記録情報G2を読み取る動作への選択が、ユーザの任意で行うことが可能となる。
さらに、内部アンテナ40及び外部アンテナ41の書き込み又は読み取りの動作制御を行う制御部31、受信回路部35、送信回路部32等を共通としたため、機器構成の簡素化による省スペース化の実現、及びユーザのコスト負担の低減を図ることが可能となる。
RFIDプリンタ100を示す模式図である。 RFIDプリンタ100内の主制御部10の構成を示す模式図である。 RFIDモジュール200を示す模式図である。 RFIDモジュール200内の制御部31の構成を示す模式図である。
符号の説明
100…RFIDプリンタ、1…操作パネル、3…アンテナ切換えボタン、4…警告提示部、10…主制御部、10a…CPU、10b…ROM、10c…RAM、10d…操作パネル制御回路、10e…巻き軸制御回路、10f…印字部制御回路、10g…プラテンローラ制御回路、10h…RFIDモジュール制御回路、10i…記憶部制御回路、10j…記録情報判別回路、11…巻き軸、12…剥離シート、13…RFIDタグ、13’…判別対象RFIDタグ、14…印字部、15…プラテンローラ、16…排出ローラ、17…取り出し口、30…記憶部、31…制御部、32…送信回路部、33…送受信切替え部、34…アンテナ切換え部、36…コネクタ、40…内部アンテナ、41…外部アンテナ、51…記憶部、60…筐体、200…RFIDモジュール、X…搬送方向。

Claims (4)

  1. RFIDタグへ記録情報G1の書き込みを行うRFIDプリンタにおいて、
    前記RFIDタグへ前記記録情報G1を書き込む内部アンテナと、
    判別対象RFIDタグから記録情報G2を読み取る外部アンテナと、
    前記内部アンテナ及び前記外部アンテナの選択を切り替えるアンテナ切換え手段と、
    所定のトリガーに従って前記アンテナ切換え手段を制御することにより、前記内部アンテナの書き込み動作を停止し、前記外部アンテナの読み取り動作を開始する制御手段と、を備えることを特徴とするRFIDプリンタ。
  2. 警告提示部を更に備え、
    前記制御手段は、
    前記RFIDタグに書き込まれた前記記録情報G1を記憶する記憶部と、
    前記記憶部に記憶された前記記録情報G1と判別対象RFIDタグに書き込まれた記録情報G2とを照合し、前記照合結果を出力する演算処理装置と、を有し、
    前記記録情報G2に対応する前記記録情報G1が前記記憶部に存在しない場合には、警告情報を前記警告提示部に提示することを特徴とする、請求項1に記載のRFIDプリンタ。
  3. 前記外部アンテナは前記RFIDプリンタに着脱自在に設けられていることを特徴とする、請求項1に記載のRFIDプリンタ。
  4. 前記所定のトリガーは、前記外部アンテナを前記RFIDプリンタへ取り付けることであり、
    前記外部アンテナが取り付けられた場合には、前記制御手段から前記アンテナ切換え手段へ、前記内部アンテナの選択から前記外部アンテナの選択への切り替えを行わせる指令が出力されることを特徴とする、請求項3に記載のRFIDプリンタ。
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