JP2009288091A - 鋼帯の表面検査装置及び表面欠陥の検出方法 - Google Patents

鋼帯の表面検査装置及び表面欠陥の検出方法 Download PDF

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Abstract

【課題】鋼帯接合体に穿設されたマーキングホール内の残留物により生じた変色部を鋼帯の表面欠陥として誤検出することで、その表面欠陥情報が鋼帯に関連付けられた品質情報の一部として記録されることを防止する。
【解決手段】表面検査装置56では、プロセスコンピュータ46が、システムサーバ44から送信された表面欠陥情報に基づいて表面欠陥が検出された亜鉛めっき鋼帯16における表面欠陥の位置を判断すると共に、この表面欠陥がマスキング領域に含まれるか否かを判断し、この表面欠陥がマスキング領域以外の領域に含まれる場合には、表面欠陥情報を亜鉛めっき鋼帯16に関連付けられた品質情報記録として記録し、この表面欠陥がマスキング領域Mに含まれる場合には、表面欠陥情報を品質情報記録の記録対象とはしない。
【選択図】図2

Description

本発明は、鋼帯の表裏面から光学的に表面欠陥を検出し、その表面欠陥に対応する表面欠陥情報を鋼帯に関連付けられた品質情報の一部として記録する鋼帯の表面検査装置及び、それに用いられる表面欠陥の検出方法に関する。
従来の鋼帯の表面検査装置としては、例えば、特許文献1に記載されたもの(亜鉛メッキ系鋼板用の表面欠陥検出装置)が知られている。この表面検査装置は、可視光を鋼帯に照射する光源と、鋼板からの反射光を受光するCCDカメラを有する受光器と、受光器の出力信号をディジタル画像処理し、画像の濃淡の程度により表面欠陥の有無を判定する信号処理部とを備えている。このような鋼帯の表面検査装置(以下「表面検査装置」という。)は、例えば、溶融亜鉛めっき鋼帯の製造ラインに設置され、溶融亜鉛めっき鋼帯(以下「めっき鋼帯」という。)がテンションリールによりコイル状に巻き取られる直前に、めっき鋼帯における表裏面をそれぞれ撮像し、撮像情報に基づいてめっき鋼帯の表裏面から表面欠陥を検出する。
溶融亜鉛めっき鋼帯の製造ラインでは、表面検査装置によりめっき鋼帯に表面欠陥が検出された場合、その情報(表面欠陥情報)が製造ラインを管理するプロセスコンピュータへ送信され、その表面欠陥の溶融亜鉛めっき鋼帯における位置(例えば、鋼帯の先端からの距離、鋼帯の中心からの距離)、欠陥画像の特徴から判断される表面欠陥の種類がプロセスコンピュータによりめっき鋼帯毎に関連付けられる品質情報の一部として記録される。
また、溶融亜鉛めっき鋼帯の製造ラインでは、めっき鋼帯を効率的に製造するために、可能な限りラインを停止させることなく、連続的に操業することが求められる。このことから、溶融亜鉛めっき鋼帯では、先行する1個のリールから全ての鋼帯(先行鋼帯)を製造ラインへ巻き出す直前に、この先行鋼帯の後端部に、後続する他のコイルから巻き出した鋼帯(後続鋼帯)の先端部を溶接により接合することで、複数の鋼帯を鋼帯接合体とし、この鋼帯接合体を連続的にめっき鋼帯に加工する操業(連続操業)が行われる。
上記のような溶融亜鉛めっき鋼帯の製造ラインには、鋼帯の溶接装置の下流側にマーキングホールのパンチ装置が配置されると共に、鋼帯の搬送経路に沿った複数の箇所にそれぞれマーキングホールを検出するための光学センサが配置されているものがある。パンチ装置は、鋼帯接合体の接合部付近にマーキングホールを穿設し、複数個の光学センサは、それぞれラインの搬送経路に沿って搬送される鋼帯接合体からマーキングホールを検出し、その検出信号をプロセスコンピュータに出力する。これにより、プロセスコンピュータは、製造ラインにおける先行鋼帯と後続鋼帯との接合部をトラッキングし、そのトラッキング信号をラインの構成装置を個別に制御する各コントローラへ出力することで、接合部で操業条件を切り替えたり、鋼帯接合体から接合部を含む所定長さの部分をシャー等の切断装置により切り捨てる。
ところで、上記のようなめっき鋼帯には、溶融亜鉛によるめっき処理が完了した後に、耐食性等の表面特性を向上するために、各種の化成処理により亜鉛めっきの表層に化成皮膜が形成されるものがある。溶融亜鉛めっき鋼帯の製造ラインでは、表面に化成皮膜が形成されためっき鋼帯を製造する際には、例えば、めっき層が形成された鋼帯表面に化成処理液をスプレー等により付着させた後、ロール等により余剰な化成処理液を除去することで、めっき鋼帯の表面(表裏面)に厚さが均一化された化成皮膜を形成する。
特開平9−113465号公報
しかしながら、上記のような溶融亜鉛めっき鋼帯の製造ラインで、化成処理されためっき鋼帯を製造する場合、鋼帯接合体には接合部付近にマーキングホールが穿設されていることから、鋼帯接合体に化成処理液を付着させた後、ロール等により鋼帯接合体の表裏面からそれぞれ余剰な化成処理液を除去しても、マーキングホールの内部断面に溜まった化成処理液については殆ど除去できない。このため、化成処理の完了後に、マーキングホール内から化成処理液が徐々に滲み出し、又はロールにこすられて、この化成処理液がマーキングホールの周辺部を黒色等に変色させることがある。溶融亜鉛めっき鋼帯の製造ラインでは、マーキングホール内から徐々に滲み出した化成処理液により鋼帯接合体に変色部が生じた場合、通常、この変色部が欠陥検出装置によりめっき鋼帯における何らかの表面欠陥として検出(誤検出)され、その表面欠陥情報が製造ラインを管理するプロセスコンピュータへ送信される。これにより、プロセスコンピュータは、そのめっき鋼帯に関連付けられた品質情報記録に誤検出された表面欠陥情報として記録する。
上記のような品質情報記録に表面欠陥情報が一旦、記録されると、例えば、その変色部を含むめっき鋼帯は、他の鋼帯(良品)とは異なる品質管理が要求される。現実的には、マーキングホールの周辺部に生じた変色部は化成処理液により生じた軽微な変色に過ぎないので、そのめっき鋼帯の品質情報記録から変色部に対応する表面欠陥情報を削除すれば、通常の品質管理に戻すことが可能になる。しかし、表面欠陥が生じた原因をトレースし、その表面欠陥が変色部であると判断し、その判断に基づいて品質情報から特定の表面欠陥情報を削除する作業は煩雑であり、めっき鋼帯の円滑な出荷(物流)を妨げる要因になる。
本発明の目的は、上記事実を考慮し、鋼帯接合体に穿設されたマーキングホール内の残留物により生じた変色部を鋼帯の表面欠陥として検出することで、その表面欠陥情報が鋼帯に関連付けられた品質情報の一部として記録されることを防止できる鋼帯の表面検査装置及び表面欠陥の検出方法を提供することにある。
本発明の請求項1に係る鋼帯の表面検査装置は、先行する鋼帯の後端部に後続する鋼帯の先端部が接合されて構成される鋼帯接合体を搬送経路に沿って搬送する搬送手段と、鋼帯接合体における先行する鋼帯と後続する鋼帯との接合部に対応する部位にマーキングホールを穿設するマーキング手段と、前記搬送手段により搬送される鋼帯接合体の前記マーキングホールを検出して、該マーキングホールの位置に対応する同期信号を出力するマーキング検出手段と、前記搬送手段により搬送される鋼帯接合体の一方の面を第1の撮像位置で撮像し、第1の撮像情報を出力する第1の撮像手段と、前記搬送手段により搬送される鋼帯接合体の他方の面を第2の撮像位置で撮像し、第2の撮像情報を出力するする第2の撮像手段と、前記第1の撮像情報及び前記第2の撮像情報に基づいて表面欠陥を検出し、該表面欠陥の位置情報を含む表面欠陥情報を出力する欠陥判定手段と、前記同期信号に基づいて、前記搬送手段により搬送される鋼帯接合体に前記マーキングホールの位置を基準とするマスキング領域を設定するマスキング設定手段と、前記表面欠陥情報に基づいて表面欠陥が検出された鋼帯における表面欠陥の位置を判断すると共に、該表面欠陥が前記マスキング領域に含まれるか否かを判断し、該判断結果に基づき前記表面欠陥情報を鋼帯に関連付けられた品質情報の一部として記録する欠陥記録手段と、を有することを特徴とする。
上記請求項1に係る鋼帯の表面検査装置では、欠陥記録手段が、表面欠陥情報に基づいて表面欠陥が検出された鋼帯における表面欠陥の位置を判断すると共に、この表面欠陥がマスキング領域に含まれるか否かを判断し、この判断結果に基づき、表面欠陥情報を鋼帯に関連付けられた品質情報の一部として記録する。
これにより、欠陥判定手段が、第1の撮像情報及び第2の撮像情報に基づいて、鋼帯接合体の一方又は他方の面から何らかの表面欠陥を検出し、この表面欠陥の位置情報を含む表面欠陥情報を出力しても、その表面欠陥が鋼帯接合体におけるマーキングホールの位置を基準として設定されたマスキング領域内に位置する場合には、例えば、その表面欠陥情報が鋼帯に関連付けられた品質情報の一部として記録されることを防止できる。
従って、例えば、鋼帯接続体を構成する鋼帯が化成処理等の処理液を用いる表面処理を受けたものであり、搬送手段による搬送時にマーキングホール内に溜まっていた残留物である処理液が鋼帯の表裏面に滲み出し、その処理液の影響により鋼帯の一方又は他方の面に変色部が生じても、マーキングホールを基準として変色部が発生し得る範囲に応じてマスキング領域を設定しておけば、マーキングホール内の残留物に起因して生じた変色部が鋼帯の表面欠陥として検出(誤検出)された場合に、その表面欠陥情報が鋼帯に関連付けられた品質情報の一部として記録されることを防止できる。
また本発明の請求項2に係る鋼帯の表面検査装置は、請求項1記載の鋼帯の表面検査装置において、前記搬送経路に沿って、前記第1の撮像位置と前記第2の撮像位置をそれぞれ異なる位置に設定すると共に、前記マーキング検出手段による前記マーキングホールの検出位置を前記第1の撮像位置と前記第2の撮像位置との中間に設定したことを特徴とする。
また本発明の請求項3に係る鋼帯の表面検査装置は、請求項1又は2記載の鋼帯の表面検査装置において、前記鋼帯接続体を構成する鋼帯は、前記マーキング手段により前記マーキングホールが穿設された後に、化成処理液により化成処理を施されたものであることを特徴とする。
また本発明の請求項4に係る表面欠陥の検出方法は、請求項1〜3の何れか1項記載の鋼帯の表面検査装置を用いて表面欠陥を検出するにあたり、前記欠陥記録手段が、前記表面欠陥情報に基づいて鋼帯に表面欠陥が検出された場合に、鋼帯における表面欠陥の位置を判断すると共に、該表面欠陥が前記マスキング領域に含まれるか否かを判断し、該表面欠陥が前記マスキング領域以外の領域に含まれる場合には、前記表面欠陥情報を鋼帯に関連付けられた品質情報の記録対象として記録し、該表面欠陥が前記マスキング領域に含まれるときには、前記表面欠陥情報を鋼帯に関連付けられた品質情報の記録対象とはしないことを特徴とする。
上記請求項4に係る表面欠陥の検出方法では、欠陥記録手段が、表面欠陥情報に基づいて鋼帯に表面欠陥が検出された場合に、鋼帯における表面欠陥の位置を判断すると共に、この表面欠陥がマスキング領域に含まれるか否かを判断し、この表面欠陥がマスキング領域以外の領域に含まれる場合には、表面欠陥情報を鋼帯に関連付けられた品質情報の記録対象として記録し、この表面欠陥がマスキング領域に含まれるときには、表面欠陥情報を鋼帯に関連付けられた品質情報の記録対象とはしない。
これにより、欠陥判定手段が、第1の撮像情報及び第2の撮像情報に基づいて、鋼帯接合体の一方又は他方の面から何らかの表面欠陥を検出し、この表面欠陥の位置情報を含む表面欠陥情報を出力しても、その表面欠陥が鋼帯接合体におけるマーキングホールの位置を基準として設定されたマスキング領域内に位置するときには、その表面欠陥情報が鋼帯に関連付けられた品質情報の一部として記録されることを防止できる。
従って、例えば、鋼帯接続体を構成する鋼帯が化成処理等の処理液を用いる表面処理を受けたものであり、搬送手段による搬送時にマーキングホール内に溜まっていた残留物である処理液が鋼帯の表裏面に滲み出し、その処理液の影響により鋼帯の一方又は他方の面に変色部が生じても、マーキングホールを基準として変色部が発生し得る範囲域に応じてマスキング領域を設定しておけば、マーキングホール内の残留物に起因して生じた変色部が鋼帯の表面欠陥として検出(誤検出)された場合に、その表面欠陥情報が鋼帯に関連付けられた品質情報の一部として記録されることを防止できる。
以上説明したように、本発明に係る鋼帯の表面検査装置及び表面欠陥の検出方法によれば、鋼帯接合体に穿設されたマーキングホール内の残留物により生じた変色部を鋼帯の表面欠陥として誤検出することで、その表面欠陥情報が鋼帯に関連付けられた品質情報の一部として記録されることを防止できる。
以下、本発明の実施形態に係る溶融亜鉛めっき鋼帯の表面検査装置及び、表面欠陥の検出方法について図面を参照して説明する。
図1には、本発明の実施形態に係る亜鉛めっき鋼帯の表面検査装置の構成が示され、図2には、図1に示される表面検査装置が用いられた亜鉛めっき鋼帯の製造ラインの構成が示されている。この亜鉛めっき鋼帯の製造ライン(以下「製造ライン」という。)10には、鋼帯の搬送経路に沿って、亜鉛めっき鋼帯の加工素材となる鋼帯を巻き取った鋼帯コイルが装填されるペイオフリール、溶接装置、溶接装置に付設されたパンチ装置、入側ルーパ、熱処理装置、めっき処理装置及び化成処理装置(それぞれ図示省略)が順に配置されている。
製造ライン10では、ペイオフリールには2個の鋼帯コイルが装填可能とされており、1個のコイルから延出した鋼帯(先行鋼帯)の全てが製造ライン10の下流側へ送りされる前に、溶接装置により先行鋼帯の後端部に他の1個のコイルから延出した鋼帯(後続鋼帯)の先端部を溶接する。これにより、製造ライン10では、図3に示されるように、複数の鋼帯11、12を鋼帯接合体13とし、この鋼帯接合体13を連続的に亜鉛めっき鋼帯に加工する操業(連続操業)を行うことが可能になる。
製造ライン10では、溶接装置により鋼帯11、12が互いに溶接されて鋼帯接合体13に接合部14(図3参照)が形成されると、この接合部14に近接した部位にパンチ装置により、例えば一対のマーキングホール15が穿設される。一対のマーキングホール15は、具体的には、鋼帯接合体13の搬送方向(矢印F方向)に沿って接合部14に対して所定の距離Lだけ上流側であって、鋼帯接合体13の幅方向(矢印W方向)に沿った中心線Cから所定の距離Bだけ外側の部位にそれぞれ穿設される。以下、一対のマーキングホール15を穿設する場合について説明するが、本発明においてマーキングホールは、1個でも、3個以上を設けてもよい。
次いで、鋼帯接合体13は、熱処理装置、めっき処理装置及び化成処理装置をそれぞれ経て亜鉛めっき鋼帯16(図2参照)に加工される。ここで、化成処理装置は、めっき処理装置により溶融亜鉛めっきが形成された鋼帯接合体13の表面にクロム酸溶液、クロメートフリー溶液等の化成処理液をスプレー等により塗布した後、この鋼帯接合体13の表裏面に付着した化成処理液の付着量をロール等により均一化し、化成処理液を乾燥させることで、鋼帯接合体13の表裏面にそれぞれ化成皮膜を形成する。
更に、製造ライン10には、化成処理装置の下流側に、図2に示されるように亜鉛めっき鋼帯16の搬送経路に沿って、出側ルーパ17、走査搬送部18、目視検査台19、分割シャー20及びテンションリール22が順に配置されている。製造ライン10では、上記のような各装置間を鋼帯接合体13がフィードロール、ガイドロール等からなる搬送手段により搬送される。なお、以下の説明では、化成処理が完了した鋼帯接合体13を構成する鋼帯については、必要に応じて亜鉛めっき鋼帯16と言うものとする。
製造ライン10では、出側ルーパ17から亜鉛めっき鋼帯16が走査搬送部18へ送り出され、この亜鉛めっき鋼帯16が走査搬送部18で所定の速度で搬送される。走査搬送部18には、上流側から順に、第1バックアップロール25、第1折返しロール26、第2バックアップロール27、第2折返しロール28及び第3折返しロール29が配置されており、亜鉛めっき鋼帯16は、これらのロール25〜29にそれぞれ巻き掛けられた状態となって搬送される。
図2に示されるように、走査搬送部18には、亜鉛めっき鋼帯16の搬送経路に沿って2台の撮像装置34、36が配置されると共に、2台の撮像装置34、36の間に光学センサ37が配置されている。ここで、一方の撮像装置34は、第1バックアップロール25の外周側に配置され、撮像位置PRで、第1バックアップロール25に巻き掛けられた亜鉛めっき鋼帯16の一方の面(裏面部)16Rに対向する。撮像装置36は、第1バックアップロール27の外周側に配置され、撮像位置PSで第1バックアップロール27に巻き掛けられた亜鉛めっき鋼帯16の表面部16Sに対向する。また光学センサ37は、搬送経路に沿って撮像装置34、36との中央位置に配置されており、第1バックアップロール25と第1折返しロール26との間に張設された亜鉛めっき鋼帯16に対向するように支持されている。
光学センサ37は、鋼帯接合体13に穿設された一対のマーキングホール15にそれぞれ対応するフォトカップラ等の光学素子を備えており、光学素子によりマーキングホール15を検出する同時に、同期信号Tを後述するシステムサーバ44へ出力する。
2台の撮像装置34、36は、図1に示されるように、それぞれリニア光源38及び2台のリニアCCD(Charge Coupled Device)カメラ40、42を備えている。リニア光源38には、亜鉛めっき鋼帯16の幅方向Wに沿って線状に延在する発光部が設けられており、リニア光源38から出射された照明光は、所定の入射角を持って亜鉛めっき鋼帯16の表面部16S又は裏面部16Rに入射する。一方のラインCCDカメラ40は、亜鉛めっき鋼帯16により反射される反射光の正反射位置に支持されており、亜鉛めっき鋼帯16の他方の面(表面部)16S又は一方の面(裏面部)16Rを明視野で撮像する。他方のラインCCDカメラ42は、正反射位置から所定角度ずれた暗視野位置に支持されており、亜鉛めっき鋼帯16の表面部16S又は裏面部16Rを暗視野で撮像する。以下、「他方の面」を「表面部」、「一方の面」を「裏面部」という。
すなわち、亜鉛めっき鋼帯16に形成される多種の表面欠陥には、一方向(明視野又は暗視野)からだけの撮像では検出することが困難なものも存在することから、撮像装置34、36では、亜鉛めっき鋼帯16の同一位置を2台のラインCCDカメラ40、42によりそれぞれ異なる角度で撮像して、表面欠陥に対する検出能を高めている。
撮像装置34、36は、2台のラインCCDカメラ40、42からそれぞれ出力された撮像信号SB、SDを処理する画像処理部48を備えている。画像処理部48は、アナログの撮像信号SB、SDをそれぞれディジタル信号に変換すると共に、信号出力のゲイン調整の後、撮像信号SB及び撮像信号SDを重畳して、亜鉛めっき鋼帯16の表面部16S又は裏面部16Rのイメージに対応する画像信号SIを生成する。画像処理部48は、画像信号SIを表面欠陥判定用のシステムサーバ44へ送信する。
システムサーバ44は、画像信号SIに対して閾値処理を行って表面部16S又は裏面部16Rに存在する表面欠陥を顕在化させ表面欠陥を検出すると共に、その表面欠陥の形状、濃度分布、サイズ等の特徴が数値化された特徴量に基づいて、表面欠陥の種類を判別する。
システムサーバ44は、表面部16S又は裏面部16Rから何らかの表面欠陥を検出すると、表面欠陥の種類及び表面欠陥の位置に対応する位置情報を含む表面欠陥情報を上位のプロセスコンピュータ46に送信する。ここで、表面欠陥の鋼帯長手方向に沿った位置情報は、例えば、光学センサ37からの同期信号Tの入力から表面欠陥が発見されたタイミングまでの時間長をカウントすることより生成され、表面欠陥の鋼帯幅方向に沿った位置情報は、画像信号SIにより形成されるイメージ画像における表面欠陥の相対位置を数値化することにより生成される。
プロセスコンピュータ46は、システムサーバ44からの表面欠陥情報に基づいて、亜鉛めっき鋼帯16(コイル単位)毎に関連付けて設けられている品質情報記録に表面欠陥の存在、種類、亜鉛めっき鋼帯16における表面欠陥の位置を記録する。ここで、表面欠陥の位置は、例えば、亜鉛めっき鋼帯16の表面部16S及び裏面部16Rの何れであるか、亜鉛めっき鋼帯16の先端からの距離及び、亜鉛めっき鋼帯16の中心線C(図3参照)からの距離により表される。
但し、プロセスコンピュータ46は、上記のように亜鉛めっき鋼帯16の表面欠陥情報を亜鉛めっき鋼帯16の品質情報記録に記録する前に、システムサーバ44により検出された表面欠陥に対する誤検出訂正処理を実行する。この誤検出訂正処理を図4のフローチャートに基づいて説明する。先ず、プロセスコンピュータ46は、撮像情報SIに基づいて鋼帯接合体13から表面欠陥が検出されると(ステップ1にて「yes」の場合)、ステップ2にて、表面欠陥が鋼帯接合体13に予め設定されたマスキング領域M(図3参照)内に位置するか、鋼帯接合体13におけるマスキング領域M以外の領域に位置するかを判断する。表面欠陥が鋼帯接合体13のマスキング領域M以外の領域に位置する場合(ステップ2にて「no」の場合)には、プロセスコンピュータ46は、ステップ3のルーチンへ移行し、システムサーバ44から送信された表面欠陥情報を亜鉛めっき鋼帯16に関連付けられた品質情報記録として記録する。一方、表面欠陥が鋼帯接合体13にマスキング領域M内に位置する場合(ステップ2にて「yes」の場合)には、プロセスコンピュータ46は、ステップ4のルーチンへ移行し、システムサーバ44から送信された表面欠陥情報を品質情報の記録対象とはせず、この表面欠陥情報を表面欠陥情報記録には記録しない。この場合、プロセスコンピュータ46は、例えば、システムサーバ44から送信された表面欠陥情報を亜鉛めっき鋼帯16の履歴を参照するための履歴情報の一部として記録する。
次に、プロセスコンピュータ46により設定されるマスキング領域Mの設定方法及び、マスキング領域Mを設定する理由について説明する。
製造ライン10では、前述したように、溶融亜鉛めっき処理を受けた鋼帯接合体13に化成処理液を付着させ、鋼帯接合体13における化成処理液の付着量を均一化することにより、鋼帯接合体13の表面に化成処理を施す。この際、ローラ等により鋼帯接合体13の表面部16S及び裏面部16Rから余剰な化成処理液を除去することで、鋼帯接合体13における化成処理液の付着量が均一化するが、マーキングホール15内に溜まった化成処理液については、ローラ等により殆ど除去されないままになる。このため、マーキングホール15が化成処理装置から走査搬送部18まで搬送される間に、マーキングホール15内の化成処理液が徐々に滲み出し、又は、この化成処理液が化成処理装置の下流側のロールにこすられて鋼帯接続体13の表面に拡げられる。このため、鋼帯接合体13(亜鉛めっき鋼帯16)の表面部16S又は裏面部16Rには、図5(A)に示されるように、マーキングホール15付近に化成処理液により種々な形状を有する変色部54が形成されることがある。
ここで、図5(A)は、システムサーバ44が画像信号SIに対して閾値処理を行う前のマーキングホール15付近の画像(原画像)を示し、図5(B)はシステムサーバ44が画像信号SIに対して閾値処理を行った後のマーキングホール15付近の画像を示している。閾値処理を行うと、図5(B)に示されるように、亜鉛めっき鋼帯16におけるマーキングホール15だけではなく、その周辺部にも広く大きな変色部54として検出される。また、これらの画像が撮像された亜鉛めっき鋼帯16には、化成処理皮膜としてクロム酸溶液によりクロメート皮膜が形成されていた。
製造ライン10では、前述したように亜鉛めっき鋼帯16の搬送経路に沿って撮像装置34による撮像位置PRと撮像装置36による撮像位置PSとの中央位置に光学センサ37が配置されており、この光学センサ37がマーキングホール15を検出して同期信号Tを出力する。一方、システムサーバ44は、同期信号Tに基づいて鋼帯長手方向に沿った表面欠陥の位置を判断している。このことから、システムサーバ44は、データ処理上、単一の同期信号Tに基づいて、表面部16Sの表面欠陥の位置及び裏面部16Rの表面欠陥の位置の双方を正確に演算できない。そこで、システムサーバ44は、データ処理を簡略化するため、同期信号Tが出力されたタイミングでマーキングホール15が裏面部16Rに対する撮像位置PRに一致し、かつ表面部16Sに対する撮像位置PSにも一致していると見做し、表面部16S及び裏面部16Rからそれぞれ検出された表面欠陥の鋼帯長手方向に沿った位置を演算している。
このため、搬送経路に沿った撮像位置PRと撮像位置PSとの経路長をDとすると、システムサーバ44により認識される表面欠陥の鋼帯長手方向に沿った位置には、D/2と略一致する誤差が不可避的に生じる。一方、システムサーバ44により認識される表面欠陥の鋼帯幅方向に沿った位置には誤差が殆ど生じない。このことから、マスキング領域Mの鋼帯長手方向に沿った範囲は、マーキングホール15から上流側及び下流側へ向かってそれぞれ(D/2+d)の範囲に設定されている。ここで、dは、亜鉛めっき鋼帯16の長手方向に沿った伸縮等を考慮して適宜、設定されたマージンである。またマスキング領域Mの鋼帯幅方向に沿った範囲は、マーキングホール15の中心線Cから一端側及び他端側へ向かってそれぞれ(B+b)の範囲に設定されている。ここで、bは、中心線Cから距離Bの位置に穿設されるマーキングホール15の位置誤差を考慮して適宜、設定されたマージンである。
製造ライン10では、撮像装置34、36により表面検査された亜鉛めっき鋼帯16が目視検査台19上を通過した後、分割シャー20を経てテンションリール22に達する。テンションリール22は、亜鉛めっき鋼帯16に所定の張力を発生させつつコイル52として巻き取る。
またシステムサーバ44は、同期信号Tに基づいて接合部14の位置を常にトラッキングしており、鋼帯接合体13における接合部14を含む切捨部の先端が分割シャー20に達すると同時に、出側ルーパ17により鋼帯接合体13の一時格納を開始すると共に、出側ルーパ17の下流側における鋼帯接合体13の搬送を一時停止する。このタイミングで、分割シャー20は鋼帯接合体13を幅方向Wに沿って剪断し、先行する亜鉛めっき鋼帯16を後続する亜鉛めっき鋼帯16から分離する。
次いで、システムサーバ44は、出側ルーパ17の下流側における鋼帯接合体13の搬送を再開し、鋼帯接合体13における接合部14を含む切捨部の後端が分割シャー20に達すると同時に、出側ルーパ17の下流側における鋼帯接合体13の搬送を再停止する。このタイミングで、分割シャー20は鋼帯接合体13を幅方向Wに沿って剪断する。これにより、鋼帯接合体13から接合部14を含む切捨部が切除される。テンションリール22は、先行する亜鉛めっき鋼帯16の全てをコイル52として巻き取った後、後続する亜鉛めっき鋼帯16の巻き取りを開始する。
以上説明した本実施形態に係る製造ライン10では、走査搬送部18、2台の撮像装置34、36、システムサーバ44及びプロセスコンピュータ46により鋼帯接合体13に対する表面検査装置56が構成されている。この表面検査装置56では、プロセスコンピュータ46が、システムサーバ44から送信された表面欠陥情報に基づいて表面欠陥が検出された亜鉛めっき鋼帯16における表面欠陥の位置を判断すると共に、この表面欠陥がマスキング領域Mに含まれるか否かを判断し、この表面欠陥がマスキング領域M以外の領域に含まれる場合には、表面欠陥情報を亜鉛めっき鋼帯16(コイル52)に関連付けられた品質情報記録として記録し、この表面欠陥がマスキング領域Mに含まれる場合には、表面欠陥情報を品質情報記録の記録対象とはしない。
これにより、システムサーバ44が、画像信号SIに基づいて鋼帯接合体13の表面部16S又は裏面部16Rから何らかの表面欠陥を検出し、この表面欠陥の位置情報を含む表面欠陥情報を出力しても、その表面欠陥が鋼帯接合体13におけるマーキングホール15の位置を基準として設定されたマスキング領域M内に位置するときには、その表面欠陥情報が亜鉛めっき鋼帯16に関連付けられた品質情報の一部として記録されることを防止できる。
従って、例えば、鋼帯接合体13を構成する亜鉛めっき鋼帯16が化成処理を受けたものであり、製造ライン10における搬送時にマーキングホール15内に溜まっていた残留物である化成処理液が亜鉛めっき鋼帯16の表面に滲み出し、又は、この化成処理液が化成処理装置の下流側のロールにこすられて鋼帯接続体13の表面に拡げられ、その化成処理液により亜鉛めっき鋼帯16の表面部16S又は裏面部16Rに変色部54が生じても、マーキングホール15を基準として変色部54が発生し得る範囲に応じてマスキング領域Mを設定しておけば、マーキングホール15内の化成処理液に起因して生じた変色部54が亜鉛めっき鋼帯16の表面欠陥として検出(誤検出)された場合に、その表面欠陥情報が亜鉛めっき鋼帯16に関連付けられた品質情報の一部として記録されることを防止できる。
なお、本実施形態に係る表面検査装置56では、マスキング領域Mの先端及び後端が鋼帯接合体13の表面部16Sと裏面部16Rとでそれぞれ同一位置にあるが、マスキング領域Mの先端位置と後端位置を表面部16Sと裏面部16Rとでそれぞれ異なる位置としても良い。
具体的には、表面部16Sについては、データ上におけるマーキングホール15の位置に対して実際のマーキングホール15が上流側にずれた位置に存在し、また裏面部16Rについては、データ上におけるマーキングホール15の位置に対して実際のマーキングホール15が下流側にずれた位置に存在することを考慮し、例えば、裏面部16Rについては、マスキング領域Mをマーキングホール15から上流側へ向かってdの範囲に設定すると共に、マーキングホール15から下流側へ向かって(D/2+d)の範囲に設定し、表面部16Sについては、マスキング領域Mをマーキングホール15から上流側へ向かって(D/2+d)の範囲に設定すると共に、マーキングホール15から下流側へ向かってdの範囲に設定する。このようにマスキング領域Mを設定することで、実際に存在する表面欠陥を変色部54と誤って認識する可能性を極めて低いものにできる。
本発明の実施形態に係る亜鉛めっき鋼帯の表面検査装置の構成を模式的に示す斜視図である。 図1に示される表面検査装置が用いられた亜鉛めっき鋼帯の製造ラインの構成を示す側面図である。 図2に示される製造ラインにて亜鉛めっき鋼帯に加工される鋼帯接合体の構成を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係るプロセスコンピュータにより実行される表面欠陥に対する誤検出訂正処理を説明するためのフローチャートである。 (A)は本発明の実施形態に係るシステムサーバが画像信号に対して閾値処理を行う前のマーキングホール15付近の原画像を示し、(B)はシステムサーバが画像信号に対して閾値処理を行った後のマーキングホール付近の画像を示す模式図である。
符号の説明
10 製造ライン
11、12 鋼帯
13 鋼帯接合体
14 接合部
15 マーキングホール
16 鋼帯
16R 裏面部(一方の面)
16S 表面部(他方の面)
17 出側ルーパ
18 走査搬送部
19 目視検査台
20 分割シャー
22 テンションリール
25 第1バックアップロール
26 第1折返しロール
27 第2バックアップロール
28 第2折返しロール
29 第3折返しロール
34 撮像装置(第2の撮像手段)
36 撮像装置(第1の撮像手段)
37 光学センサ(マーキング検出手段)
38 リニア光源
40、42 ラインCCDカメラ
44 システムサーバ(欠陥判定手段)
46 プロセスコンピュータ(マスキング設定手段)
48 画像処理部
52 コイル
54 変色部
56 表面検査装置
B 距離
D 経路長
L 距離
M マスキング領域
T 同期信号

Claims (4)

  1. 先行する鋼帯の後端部に後続する鋼帯の先端部が接合されて構成される鋼帯接合体を搬送経路に沿って搬送する搬送手段と、
    鋼帯接合体における先行する鋼帯と後続する鋼帯との接合部に対応する部位にマーキングホールを穿設するマーキング手段と、
    前記搬送手段により搬送される鋼帯接合体の前記マーキングホールを検出して、該マーキングホールの位置に対応する同期信号を出力するマーキング検出手段と、
    前記搬送手段により搬送される鋼帯接合体の一方の面を第1の撮像位置で撮像し、第1の撮像情報を出力する第1の撮像手段と、
    前記搬送手段により搬送される鋼帯接合体の他方の面を第2の撮像位置で撮像し、第2の撮像情報を出力するする第2の撮像手段と、
    前記第1の撮像情報及び前記第2の撮像情報に基づいて表面欠陥を検出し、該表面欠陥の位置情報を含む表面欠陥情報を出力する欠陥判定手段と、
    前記同期信号に基づいて、前記搬送手段により搬送される鋼帯接合体に前記マーキングホールの位置を基準とするマスキング領域を設定するマスキング設定手段と、
    前記表面欠陥情報に基づいて表面欠陥が検出された鋼帯における表面欠陥の位置を判断すると共に、該表面欠陥が前記マスキング領域に含まれるか否かを判断し、該判断結果に基づき前記表面欠陥情報を鋼帯に関連付けられた品質情報の一部として記録する欠陥記録手段と、
    を有することを特徴とする鋼帯の表面検査装置。
  2. 前記搬送経路に沿って、前記第1の撮像位置と前記第2の撮像位置をそれぞれ異なる位置に設定すると共に、前記マーキング検出手段による前記マーキングホールの検出位置を前記第1の撮像位置と前記第2の撮像位置との中間に設定したことを特徴とする請求項1記載の鋼帯の表面検査装置。
  3. 前記鋼帯接続体を構成する鋼帯は、前記マーキング手段により前記マーキングホールが穿設された後に、化成処理液により化成処理を施されたものであることを特徴とする請求項1又は2記載の鋼帯の表面検査装置。
  4. 請求項1〜3の何れか1項記載の鋼帯の表面検査装置を用いて表面欠陥を検出するにあたり、
    前記欠陥記録手段が、前記表面欠陥情報に基づいて鋼帯に表面欠陥が検出された場合に、鋼帯における表面欠陥の位置を判断すると共に、該表面欠陥が前記マスキング領域に含まれるか否かを判断し、該表面欠陥が前記マスキング領域以外の領域に含まれる場合には、前記表面欠陥情報を鋼帯に関連付けられた品質情報の記録対象として記録し、該表面欠陥が前記マスキング領域に含まれるときには、前記表面欠陥情報を鋼帯に関連付けられた品質情報の記録対象とはしないことを特徴とする表面欠陥の検出方法。
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