JP2009287956A - 半導体試験装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】安価な手法で、電流変化率を高速かつ高分解能に測定でき、DC電圧レベルに重畳したリップル電圧を高分解能に測定できる半導体試験装置を実現する。
【解決手段】DUTとこのDUTへ電圧を印加する出力アンプとの間に流れる電流を電圧に変換して測定する半導体試験装置において、所望のシフト電圧を出力するレベルシフト回路と、変換された電圧にレベルシフト回路からのシフト電圧を加算して加算回路と、加算回路からの加算後の電圧を測定する測定回路とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、被試験デバイス(以下、DUT(Device Under Test)という)へ電圧を印加する出力アンプとDUTとの間に流れる電流を電圧に変換して測定する半導体試験装置またはDUTへ電流を印加すると共にこの電流が印加されたDUT端の電圧を電圧バッファを介して測定する半導体試験装置に関し、特に安価な手法で、電流変化率を高速かつ高分解能に測定でき、DC電圧レベルに重畳したリップル電圧を高分解能に測定できる半導体試験装置に関する。
一般に、DUTの試験項目にはDUTに電圧を印加し、その時の電流を測定する電圧印加電流測定の試験やDUTに電流を流入またはDUTから電流を流出させて、その時の電圧を測定する電流印加電圧測定の試験等がある。例えば、DUTとしては、IC(Integrated Circuit)、LSI(Large Scale Integration)等がある。
半導体試験装置はテストプログラムにより動作する。このテストプログラムは、通常、DUTの品種毎に異なり、電圧測定または電流測定のテストにおいては、電圧印加電流測定/電流印加電圧測定のモード、DUTへ印加する電圧値または電流値、測定するタイミング等が記述されている。
また、半導体試験において、試験時間は非常に重要視されるパラメータの1つとされている。すなわち、限られた時間では、DUTの試験時間が長くなれば試験可能なデバイス数は少なくなり、試験時間が短くなれば試験可能なデバイス数は多くなるため、DUTを製造する半導体メーカの利益に試験時間が影響するからである。
図5は従来の半導体試験装置の一例を示した構成図である。
図5において、半導体試験装置50は、電圧設定回路1、電流設定回路2、誤差検出回路3、出力アンプ4、電流検出部5、電圧バッファ6、測定切り替え回路7および測定回路8を有し、DUT100に電圧または電流を印加すると共に、DUT100に印加している電圧または電流の値を測定する。
DUT100は、負荷であり、入出力用の複数の端子を持ち、所望の端子(DUT端)に半導体試験装置50から所定の電圧VOUTまたは電流IOUTが印加される。
電圧設定回路1および電流設定回路2は、主にDAC(Digital to Analog Converter)で構成される。誤差検出回路3は、電圧設定回路1からの出力信号、電流設定回路2からの出力信号、電流検出部5からの出力電圧および電圧バッファ6を経由したDUT端電圧VOUTがそれぞれ入力される。出力アンプ4は、誤差検出回路3の出力信号が入力される。
電流検出部5は、出力アンプ4とDUT100の測定ピン(DUT端)の間に設けられ、ダイオードD1〜ダイオードD4、スイッチSW1〜スイッチSW6、抵抗R1〜抵抗R3および出力アンプAMP1を有し、出力アンプ4とDUT100の測定ピンの間に流れる電流を電圧信号に変換して出力する。また、電流検出部5は、変換した電圧信号を出力電圧として誤差検出回路3へ出力する。
電流検出部5を構成する部品の詳細な接続を説明する。出力アンプ4の出力端子はダイオードD1のアノード、ダイオードD4のカソード、スイッチSW1の一端、スイッチSW3の一端およびスイッチSW5の一端がそれぞれ接続され、ダイオードD1のカソードはダイオードD2のアノードに接続される。ダイオードD4のアノードはダイオードD3のカソードに接続され、スイッチSW1の他端はスイッチSW2の一端および抵抗R1の一端に接続される。
スイッチSW3の他端はスイッチSW4の一端および抵抗R2の一端に接続され、スイッチSW5の他端はスイッチSW6の一端および抵抗R3の一端に接続される。出力アンプAMP1の非反転端子はスイッチSW2の他端、スイッチSW4の他端およびスイッチSW6の他端がそれぞれ接続され、出力アンプAMP1の反転端子はダイオードD2のカソード、ダイオードD3のアノード、抵抗R1の他端、抵抗R2の他端および抵抗R3の他端がそれぞれ接続される。出力アンプAMP1の出力電圧は電流検出部5の検出結果(変換された電圧信号)として誤差検出回路3に出力される。
また、抵抗R1〜抵抗R3はそれぞれ抵抗値が異なる。例えば、抵抗R1の経路を高電流レンジとし、抵抗R3の経路を低電流レンジとすると、抵抗R1〜抵抗R3の抵抗値はr1<r2<r3の順となる(r1〜r3は抵抗R1〜抵抗R3のそれぞれの抵抗値とする)。
さらに、ダイオードD1〜ダイオードD4は、スイッチSW1−抵抗R1間、スイッチSW3−抵抗R2間またはスイッチSW5−抵抗R3間に過電流が流れないようにするための保護用である。
電圧バッファ6は、DUT端の電圧を誤差検出回路3へフィードバックさせる。測定切り替え回路7は、電圧バッファ6の出力信号(DUT端の電圧)と電流検出部5の出力信号(出力アンプ4とDUT100の測定ピン間に流れる電流を変換した電圧信号)がそれぞれ入力され、どちらか一方を選択して出力する。測定回路8は、主にADC(Analog to Digital Converter)で構成される。
このような装置の動作を説明する。
電圧印加電流測定モードで使用する場合は、テストプログラムに記述されているDUT100へ印加する電圧値に基づいて制御部(図示せず)が電圧設定回路1にデータを設定すると共に電流検出部5の測定レンジを選択する。なお、制御部(図示せず)はCPU(Central Processing Unit)やメモリ等で構成され、半導体試験装置を統括的に制御する。
この例では、高電流レンジが選択されたとすると、スイッチSW1およびスイッチSW2がそれぞれオンされ、その他のスイッチSW3〜SW6はオフされる。さらに、制御部(図示せず)は測定切り替え回路7に電流検出部5の出力アンプAMP1の出力信号を選択させる。
電圧設定回路1は半導体試験装置の制御部(図示せず)から設定されたデジタルデータをアナログ電圧信号に変換して出力する。電圧設定回路1から出力された信号は、誤差検出回路3、出力アンプ4、スイッチSW1および抵抗R1を経由してDUT100に印加される。
DUT端の電圧VOUTは電圧バッファ6により誤差検出回路3へフィードバックされる。このフィードバックされた電圧が電圧設定回路1の出力電圧と異なる場合には、誤差検出回路3はその誤差電圧を増幅して出力アンプ4へ出力する。そして、フィードバックされた電圧、すなわち、DUT端の電圧VOUTと電圧設定回路1の出力電圧が等しくなるように誤差検出回路3は動作する。例えば、DUT端の電圧VOUTが電圧設定回路1の出力電圧よりも大きい場合、誤差検出回路3からの信号によって、出力アンプ4が出力電圧を下げるように動作する。
電流検出部5はDUT100へ流れる電流を電圧信号に変換して出力する。具体的には、DUT100へ流れる電流は抵抗R1に流れる電流と等しいので、抵抗R1の両端に現れる電圧を出力アンプAMP1で増幅して出力する。DUT100へ流れる電流をIOUT、抵抗R1の両端電圧をΔV1とすると、ΔV1=r1×IOUTとなる。
この両端電圧ΔV1は測定切り替え回路7を介して測定回路8へ入力される。測定回路8は入力された抵抗R1の両端電圧ΔV1をデジタルデータに変換して制御部(図示せず)に出力する。
また、誤差検出回路3は電流検出部5の出力信号をモニタし、もし、規定以上の電流が検出された場合には、誤差検出回路3の出力信号のレベルを下げて出力アンプ4の出力する電流量を減少させる等の保護動作を行う。
次に、電流印加電圧測定モードで使用する場合を説明する。テストプログラムに記述されているDUT100へ流入させる電流値またはDUT100から流出させる電流値に基づいて制御部(図示せず)が電流設定回路2にデータを設定すると共に電流検出部5の測定レンジを選択する。この例では、低電流レンジが選択されたとすると、スイッチSW5およびスイッチSW6がそれぞれオンされ、その他のスイッチSW1〜SW4はオフされる。さらに、制御部(図示せず)は測定切り替え回路7に電圧バッファ6の出力を選択させる。
電流設定回路2の出力信号が誤差検出回路3を介して出力アンプ4に入力され、出力アンプ4はDUT100へ流入させる電流またはDUT100から流出させる電流を出力する。この電流はスイッチSW5および抵抗R3を経由してDUT100に印加される。
この時のDUT100へ印加される電流IOUTは、抵抗R3の両端電圧をΔV3、抵抗R3の抵抗値をr3とすると、IOUT=ΔV3/r3となる。電流検出部5の出力アンプAMP1は抵抗R3の両端電圧ΔV3を出力し、この電圧が誤差検出回路3へフィードバックされる。このフィードバックされた電圧が電流設定回路2の出力電圧と異なる場合には、誤差検出回路3はその誤差電圧を増幅して出力アンプ4へ出力する。
そして、このフィードバックされた電圧、すなわち、DUTへ印加されている電流IOUTを変換した電圧信号と電流設定回路2の出力信号が等しくなるように誤差検出回路3は動作する。この誤差検出回路3からの出力に応じて、出力アンプ4の出力電流が調整される。
また、誤差検出回路3は電圧バッファ6の出力信号をモニタし、もし、規定以上の電圧が検出された場合には、誤差検出回路3の出力信号のレベルを下げることにより、出力アンプ4の出力電流を下げる等の保護動作を行う。
DUT端の電圧VOUTは電圧バッファ6、測定切り替え回路7を介して測定回路8へ入力される。測定回路8は入力されたDUT端の電圧VOUTをデジタルデータに変換して制御部(図示せず)に出力する。
実開平5−068135号公報
測定回路8で使用しているADCは測定可能な入力電圧の範囲を持っており、入力電圧はこの範囲内に収まるように入力される。ADCの入力電圧範囲に対して振幅の小さい入力電圧を測定する場合には、分解能が悪くなる。そのため、電圧印加電流測定モード時には、測定する電流値に応じて測定レンジを切り替えることにより、測定回路8へ入力される電圧の振幅が大きくなるので、精度良く測定することができる。また、電流印加電圧測定モード時には、電圧バッファ6を介してDUT端の電圧を測定することができる。
近年のDUTの試験にIDDQ(静止電源電流)テストがある。このIDDQテストでは、DUTの状態を通常状態からスタンバイ状態にし、このスタンバイ状態の時の電源電流を測定する。そして、通常状態とスタンバイ状態を繰り返して順次測定を行う。
電圧印加電流測定モードで半導体試験装置からDUTの電源ピンに電源を供給している場合、この電源ピンに流れる電流はDUTの状態が通常状態の時は大きく、スタンバイ状態の時は小さくなる。このため、IDDQテスト中に何度も電流測定レンジを切り替える必要があった。
前述したように半導体試験においては、試験時間の短縮が重要とされ、IDDQテストの場合では電流測定の高速化が求められている。しかし、電流測定における測定レンジの変更には、リレー等の制御時間やセトリング時間、すなわち、測定レンジを切り替えてからDUTの出力が安定して測定できるまでの時間が必要であり、高速化の要求に相反しているという問題があった。
また、DUTの不良動作検出を目的とする試験において、DUTの消費電流等の大電流に重畳した電流変化率を測定する手法があるが、電流測定分解能を向上するにはコスト的に限界があるという問題があった。
さらに、電流印加電圧測定モード時には、測定対象となる電圧のDCレベルに重畳したリップル電圧を測定する際に、DCレベルに対してリップル電圧がかなり小さいので、電圧測定分解能が不足するために測定仕様を満足することができず、専用の計測器を用いなければならないという問題があった。
そこで本発明の目的は、安価な手法で、電流変化率を高速かつ高分解能に測定でき、DC電圧レベルに重畳したリップル電圧を高分解能に測定できる半導体試験装置を実現することにある。
請求項1記載の発明は、
DUTとこのDUTへ電圧を印加する出力アンプとの間に流れる電流を電圧に変換して測定する半導体試験装置において、
所望のシフト電圧を出力するレベルシフト回路と、前記変換された電圧に前記レベルシフト回路からのシフト電圧を加算して加算回路と、この加算回路からの加算後の電圧を測定する測定回路とを備えたことを特徴とするものである。
請求項2記載の発明は、
DUTへ電流を印加すると共にこの電流が印加されたDUT端の電圧を測定する半導体試験装置において、
所望のシフト電圧を出力するレベルシフト回路と、前記DUT端の電圧に前記レベルシフト回路からのシフト電圧を加算して加算回路と、この加算回路からの加算後の電圧を測定する測定回路とを備えたことを特徴とするものである。
請求項3記載の発明は、
DUTへ電圧を印加する出力アンプと前記DUTとの間に流れる電流を電圧に変換して測定する、および、前記DUTへ電流を印加すると共にこの電流が印加されたDUT端の電圧を測定する半導体試験装置において、
所望のシフト電圧を出力するレベルシフト回路と、前記変換された電圧または前記DUT端の電圧に前記レベルシフト回路からのシフト電圧を加算して出力する加算回路と、この加算回路からの加算後の電圧を測定する測定回路とを備えたことを特徴とするものである。
請求項4記載の発明は、請求項2または3記載の発明において、
前記DUTの複数のピンの中から1つのピンを選択し、選択したピンの電圧を前記加算回路に出力する信号選択部を備えたことを特徴とするものである。
請求項5記載の発明は、請求項1〜4のいずれかに記載の発明において、
前記加算回路と前記測定回路の間に設けられ、前記加算回路による加算前の電圧または加算後の電圧を選択し、前記測定回路へ出力する経路選択回路と、この経路選択回路に加算前の電圧を選択させ、前記測定回路からの測定結果に基づいて前記レベルシフト回路のシフト電圧を設定するシフト電圧演算部とを備えたことを特徴とするものである。
請求項6記載の発明は、請求項1〜4のいずれかに記載の発明において、
前記加算回路と前記測定回路の間に設けられ、前記加算回路からの加算後の電圧を増幅して前記測定回路に出力する増幅回路を備えたことを特徴とするものである。
請求項7記載の発明は、請求項6記載の発明において、
前記増幅回路と前記測定回路の間に設けられ、前記加算回路による加算前の電圧または加算後の電圧を選択し、前記測定回路へ出力する経路選択回路と、この経路選択回路に加算前の電圧を選択させ、前記測定回路からの測定結果に基づいて前記レベルシフト回路のシフト電圧を設定するシフト電圧演算部とを備えたことを特徴とするものである。
請求項8記載の発明は、請求項1または3記載の発明において、
抵抗値の異なる複数の抵抗と、これら抵抗を選択するスイッチと、このスイッチで選択された抵抗の両端電圧を前記加算回路へ出力する出力アンプとを有する電流検出部を設けたことを特徴とするものである。
請求項9記載の発明は、請求項5または7記載の発明において、
前記シフト電圧演算部は、
前記加算前の電圧の逆極性の電圧値を前記シフト電圧として設定することを特徴とするものである。
本発明によれば、以下のような効果がある。
請求項1、3および8によれば、電圧印加電流測定時に、DUTへ流れる電流を電圧に変換し、レベルシフト回路および加算回路で電圧のDC成分を補正することにより、DUTへ流れる電流を電圧に変換する際の測定レンジを変更せずにDUTに流れる電流のAC成分を測定できるので、安価な手法で、電流変化率を高速かつ高分解能に測定することが可能になる。
請求項2および3によれば、電流印加電圧測定時に、レベルシフト回路および加算回路でDUT端電圧のDC成分を補正することにより、DUT端電圧を測定回路の入力電圧範囲に収めることができるので、安価な手法で、DC電圧レベルに重畳したリップル電圧を高分解能に測定することが可能になる。
請求項4によれば、信号選択部を切り替えて測定することにより、DUTの電源ピンに供給されている電源のAC成分とDUTの信号ピンから出力される信号のAC成分とを測定でき、これらを用いてFFT演算することで、電源電圧変動除去比を測定することが可能になる。
請求項5、7および9によれば、レベルシフト回路から出力するシフト電圧が予め分からない場合、加算回路でシフト電圧が加算される前の電圧を経路選択回路で選択して測定回路で測定し、測定した電圧の逆極性の電圧値をシフト電圧演算部がレベルシフト回路へ設定することで、自動的にシフト電圧を設定することが可能になる。
請求項6によれば、加算回路からの加算後の電圧を増幅することで、電圧印加電流測定時には、DUTへ流れる電流を電圧に変換する際の測定レンジを変更せずにDUTに流れる電流のAC成分を測定できるので、安価な手法で、電流変化率を高速かつ高分解能に測定することが可能になり、電流印加電圧測定時には、DUT端電圧に重畳したノイズ等のAC成分を拡大することができるので、安価な手法で、DC電圧レベルに重畳したリップル電圧を高分解能に測定することが可能になる。
以下、図面を用いて本発明の実施の形態を説明する。
[第1の実施例]
図1は、本発明の第1の実施例を示した構成図である。ここで、図5と同一のものは同一符号を付し、説明を省略する。図1において、半導体試験装置60は、電圧設定回路1、電流設定回路2、誤差検出回路3、出力アンプ4、電流検出部5、電圧バッファ6、測定切り替え回路7、測定回路8、レベルシフト回路9、加算回路10および増幅回路11を有し、DUT100に電圧または電流を印加すると共に、DUT100に印加している電圧または電流の値を測定する。
半導体試験装置60は、図5に示す半導体試験装置50に対して測定切り替え回路7と測定回路8の間にレベルシフト回路9、加算回路10および増幅回路11が新たに設けられる。なお、電流検出部5のスイッチSW1〜スイッチSW6は、特許請求の範囲のスイッチに相当する。
レベルシフト回路9は、主にDACで構成され、所望のシフト電圧を出力する。半導体試験装置の制御部(図示せず)から設定されたデジタルデータをアナログ電圧信号に変換して出力する。加算回路10は、測定切り替え回路7の出力信号とレベルシフト回路9の出力信号がそれぞれ入力され、これらを加算して出力する。
増幅回路11は、加算回路10の出力信号が入力され、増幅して測定回路8へ出力する。測定回路8は、主にADCで構成され、増幅回路11から入力された信号をデジタルデータに変換して出力する。
このような装置の動作を説明する。
電圧印加電流測定モードで使用する場合は、テストプログラムに記述されているDUT100へ印加する電圧値に基づいて制御部(図示せず)が電圧設定回路1にデータを設定すると共に電流検出部5の測定レンジを選択する。この例では、高電流レンジが選択されたと仮定すると、スイッチSW1およびスイッチSW2がそれぞれオンされ、その他のスイッチはオフされる。さらに、制御部(図示せず)は測定切り替え回路7に電流検出部5の出力アンプAMP1の出力を選択させる。
電圧設定回路1から出力された信号は、誤差検出回路3、出力アンプ4、スイッチSW1および抵抗R1を経由してDUT100に印加される。DUT端の電圧VOUTは電圧バッファ6により誤差検出回路3へフィードバックされる。このフィードバックされた電圧が電圧設定回路1の出力電圧と異なる場合には、誤差検出回路3はその誤差電圧を増幅して出力アンプ4へ出力する。そして、フィードバックされた電圧、すなわち、DUT端の電圧VOUTと電圧設定回路1の出力電圧が等しくなるように誤差検出回路3は動作する。
電流検出部5はDUT100へ流れる電流を電圧信号に変換して出力する。具体的には、DUT100へ流れる電流は抵抗R1に流れる電流と等しいので、抵抗R1の両端に現れる電圧を出力アンプAMP1で増幅して出力する。DUT100へ流れる電流をIOUT、抵抗R1の両端電圧をΔV1とすると、ΔV1=r1×IOUTとなる。
この両端電圧ΔV1は測定切り替え回路7を介して加算回路10へ入力される。一方、レベルシフト回路9は制御部(図示せず)から設定されるデジタルデータをアナログ電圧信号(シフト電圧)に変換して出力する。シフト電圧としては両端電圧ΔV1のDC成分の逆極性の電圧を出力する。予め両端電圧ΔV1のDC成分の電圧値が分かっている場合は、その逆極性の電圧値をレベルシフト回路9へ設定すればよい。
加算回路10では、測定切り替え回路7から入力される両端電圧ΔV1にレベルシフト回路9からのシフト電圧を加算して出力する。これにより、加算回路10の出力は両端電圧ΔV1のDC成分が補正(キャンセル)されて0Vに近づく。
そして、加算回路10の出力信号、すなわち、DC成分が補正された両端電圧ΔV1が増幅回路11で測定回路8の測定レンジの範囲内で増幅される。このようにすることで、DUT100へ流れる電流のAC成分が拡大される。測定回路8はこの増幅された信号をデジタルデータに変換して制御部(図示せず)に出力する。
また、誤差検出回路3は電流検出部5の出力信号をモニタし、もし、規定以上の電流が検出された場合には、誤差検出回路3の出力信号のレベルを下げる等の保護動作を行う。
このように、電圧印加電流測定モード時に、DUT100へ流れる電流を電流検出部5の抵抗R1の両端電圧ΔV1に変換し、レベルシフト回路9および加算回路10で両端電圧ΔV1のDC成分を補正(キャンセル)し、さらに、補正後の信号を増幅回路11で増幅して測定することにより、電流検出部5の測定レンジを変更せずにDUT100に流れる電流のAC成分を測定できるので、安価な手法で、電流変化率を高速かつ高分解能に測定することが可能になる。
次に、電流印加電圧測定モードで使用する場合を説明する。テストプログラムに記述されているDUT100へ流入させる電流値またはDUT100から流出させる電流値に基づいて制御部(図示せず)が電流設定回路2にデータを設定すると共に電流検出部5の測定レンジを選択する。この例では、低電流レンジが選択されたと仮定すると、スイッチSW5およびスイッチSW6がそれぞれオンされ、その他のスイッチはオフされる。さらに、制御部(図示せず)は測定切り替え回路7に電圧バッファ6の出力を選択させる。
電流設定回路2の出力信号が誤差検出回路3を介して出力アンプ4に入力され、出力アンプ4はDUT100へ流入させる電流またはDUT100から流出させる電流を出力する。この電流はスイッチSW5および抵抗R3を経由してDUT100に印加される。
この時のDUT100へ印加される電流IOUTは、抵抗R3の両端電圧をΔV3、抵抗R3の抵抗値をr3とすると、IOUT=ΔV3/r3となる。電流検出部5の出力アンプAMP1は抵抗R3の両端電圧ΔV3を出力し、この電圧が誤差検出回路3へフィードバックされる。このフィードバックされた電圧が電圧設定回路1の出力電圧と異なる場合には、誤差検出回路3はその誤差電圧を増幅して出力アンプ4へ出力する。
そして、このフィードバックされた電圧、すなわち、DUTへ印加されている電流IOUTを変換した電圧信号と電流設定回路2の出力信号が等しくなるように誤差検出回路3は動作する。この誤差検出回路3からの出力に応じて、出力アンプ4の出力電流が調整される。
また、誤差検出回路3は電圧バッファ6の出力信号をモニタし、もし、規定以上の電圧が検出された場合には、誤差検出回路3の出力信号のレベルを下げることにより、出力アンプ4の出力電流を下げる等の保護動作を行う。
DUT端電圧VOUTは電圧バッファ6、測定切り替え回路7を介して加算回路10へ入力される。一方、レベルシフト回路9は制御部(図示せず)からの設定により、シフト電圧としてDUT端電圧VOUTのDC成分の逆極性の電圧を出力する。予めDUT端電圧VOUTのDC成分の電圧値が分かっている場合は、その逆極性の電圧値をレベルシフト回路9へ設定すればよい。
加算回路10では、測定切り替え回路7から入力されるDUT端電圧VOUTにレベルシフト回路9からのシフト電圧を加算して出力する。これにより、加算回路10の出力はDUT端電圧VOUTのDC成分が補正(キャンセル)されて0Vに近づく。
そして、加算回路10の出力信号、すなわち、DC成分が補正(キャンセル)されたDUT端電圧VOUTが増幅回路11で測定回路8の測定レンジの範囲内で増幅される。このようにすることで、DUT端電圧VOUTのAC成分が拡大される。測定回路8はこの増幅された信号をデジタルデータに変換して制御部(図示せず)に出力する。
このように、電流印加電圧測定モード時に、レベルシフト回路9および加算回路10でDUT端電圧VOUTのDC成分を補正(キャンセル)し、さらに、補正後の信号を増幅回路11で増幅して測定することにより、DUT端電圧VOUTに重畳したノイズ等のAC成分を拡大することができるので、安価な手法で、DC電圧レベルに重畳したリップル電圧を高分解能に測定することが可能になる。
[第2の実施例]
図2は、本発明の第2の実施例を示した構成図である。ここで、図1と同一のものは同一符号を付し、説明を省略する。図2において、経路選択回路12およびシフト電圧演算部13が新たに設けられる。半導体試験装置61は、電圧設定回路1、電流設定回路2、誤差検出回路3、出力アンプ4、電流検出部5、電圧バッファ6、測定切り替え回路7、測定回路8、レベルシフト回路9、加算回路10、増幅回路11、経路選択回路12およびシフト電圧演算部13を有し、DUT100に電圧または電流を印加すると共に、DUT100に印加している電圧または電流の値を測定する。
経路選択回路12は、測定切り替え回路7の出力信号と増幅回路11の出力信号が入力され、選択信号に応じてどちらか一方を選択して出力する。シフト電圧演算部13は、レベルシフト回路9のシフト電圧を求める時に経路選択回路12へ選択信号を出力して経路の選択を行う。また、測定回路8で測定した測定値が入力され、この測定値に基づいて演算したシフト電圧をレベルシフト回路9へ設定する。
このような装置の動作を説明する。
なお、図1に示す第1の実施例と動作が同じ部分は説明を省略する。第1の実施例では、レベルシフト回路9へ設定するシフト電圧が予め分かっている場合を示したが、第2の実施例はこのシフト電圧が予め分からない場合を示し、この時の動作を図3を用いて説明する。図3は、抵抗R1の両端電圧ΔV1を示した波形図である。
まず、電圧印加電流測定モードで使用する場合を説明する。レベルシフト回路9から出力するシフト電圧が予め分からない場合は、以下の手順でシフト電圧を決める。シフト電圧演算部13からの指示により、経路選択回路12が測定切り替え回路7からの入力信号を選択して測定回路8に出力する。この状態で測定回路8が経路選択回路12の出力信号を測定する。
これにより、測定切り替え回路7および経路選択回路12を介して抵抗R1の両端電圧ΔV1を測定することができ、この両端電圧ΔV1のDC成分の電圧値VDCが分かる。また、例えば、DUT100に流れる電流IOUTの電流値が繰り返し変化しているような場合には、図3に示すように両端電圧ΔV1の電圧値も上下に波打つような波形となる。
このような時には、両端電圧ΔV1のDC成分の測定は、必要に応じて平均化等の処理を行う。具体的には、測定回路8が両端電圧ΔV1を所定回数測定し、各測定値を順次シフト電圧演算部13へ出力する。シフト電圧演算部13は各測定値の平均値を演算し、その平均値を両端電圧ΔV1のDC成分の電圧値VDCとする。そして、シフト電圧演算部13は電圧値VDCの逆極性の電圧値をシフト電圧設定値とし、レベルシフト回路9へ設定する。
次に、電流印加電圧測定モードで使用する場合を説明する。電流印加電圧測定モードの場合も、電圧印加電流測定モードの時と同様の手順でシフト電圧を決める。シフト電圧演算部13からの指示により、経路選択回路12が測定切り替え回路7からの入力信号を選択して測定回路8に出力する。この状態で測定回路8が経路選択回路12の出力信号を測定する。
これにより、測定切り替え回路7および経路選択回路12を介してDUT端電圧VOUTを測定することができ、このDUT端電圧VOUTのDC成分の電圧値VDCが分かる。また、例えば、DUT端電圧VOUTにノイズが乗っているような場合には、図3に示すようにDUT端電圧VOUTの電圧値は上下に波打つような波形となる。
このような時には、DUT端電圧VOUTのDC成分の測定は、必要に応じて平均化等の処理を行う。具体的には、測定回路8がDUT端電圧VOUTを所定回数測定し、各測定値を順次シフト電圧演算部13へ出力する。シフト電圧演算部13は各測定値の平均値を演算し、その平均値をDUT端電圧VOUTのDC成分の電圧値VDCとする。そして、シフト電圧演算部13は電圧値VDCの逆極性の電圧値をシフト電圧設定値とし、レベルシフト回路9へ設定する。
このように、シフト電圧演算部13からの指示により、経路選択回路12が測定切り替え回路7からの入力信号を選択して測定回路8が経路選択回路12の出力信号を測定し、測定した電圧値の逆極性の電圧値をシフト電圧演算部13がレベルシフト回路9へ設定するすることにより、レベルシフト回路9から出力するシフト電圧が予め分からない場合でも、自動的にシフト電圧をレベルシフト回路9へ設定することが可能になる。
[第3の実施例]
図4は、本発明の第3の実施例を示した構成図である。ここで、図2と同一のものは同一符号を付し、説明を省略する。図4において、信号選択部14が新たに設けられる。半導体試験装置62は、電圧設定回路1、電流設定回路2、誤差検出回路3、出力アンプ4、電流検出部5、電圧バッファ6、測定切り替え回路7、測定回路8、レベルシフト回路9、加算回路10、増幅回路11、経路選択回路12、シフト電圧演算部13および信号選択部14を有し、DUT100に電圧または電流を印加すると共に、DUT100に印加している電圧または電流の値を測定する。
信号選択部14はスイッチSW11とスイッチSW12を有している。スイッチSW11はDUT100の信号ピンと電圧バッファ5の入力端子の間に設けられ、スイッチSW12はDUT100の電源(VDD)ピンと電圧バッファ5の入力端子の間に設けられる。なお、信号ピンと電源ピンはいずれも測定ピンに含まれる。
このような装置の動作を説明する。
例えば、電流印加電圧測定モードで使用する。まず、スイッチSW11をオフ、スイッチSW12をオンにして、DUT100の電源ピンに供給されている電源のAC成分VDD_acを図1に示す実施例と同様の方法で測定する。すなわち、レベルシフト回路9、加算回路10および増幅回路11によって、電源(VDD)のDC成分を除去した後に増幅し、測定回路8がAC成分VDD_acを測定する。
次に、スイッチSW11をオン、スイッチSW12をオフにして、DUT100の信号ピンから出力される信号のAC成分Vout_acを図1に示す実施例と同様の方法で測定する。すなわち、レベルシフト回路9、加算回路10および増幅回路11によって、DUT100の信号ピンから出力される信号のDC成分を除去した後に増幅し、測定回路8がAC成分Vout_acを測定する。
そして、制御部のFFT演算手段(図示せず)が、測定回路8からのVout_ac/VDD_acを所望の周波数でFFT演算することで、電源電圧変動除去比(PSRR:Power Supply Rejection Ratio)を測定することが可能になる。
なお、本発明はこれに限定されるものではなく、以下に示すようなものでもよい。
電圧印加電流測定と電流印加電圧測定を同一の回路でモードを切り替えて行っているが、どちらか一方のみが行える半導体試験装置にも本発明は適用される。この場合、測定切り替え回路7を削除し、電流検出部5の出力アンプAMP1の出力、または、電圧バッファ6の出力を加算回路10に入力するようにしてもよい。
また、加算回路10の加算後の出力が増幅しなくても十分振幅がある場合は、増幅回路11を削除してもよい。この場合は加算回路10の出力をそのまま測定回路8に接続するか、加算回路10の出力を経路選択回路12を介して測定回路8に接続する。
また、増幅回路11の増幅率は固定でもよいし、可変でもよい。可変の場合は、例えば、テストプログラム上で増幅率を指定する。
また、電流検出部5の測定レンジが3つとしているが、少なくとも2つ以上あればよい。
また、シフト電圧演算部13が半導体試験装置の制御部(図示せず)から独立した構成を示したが、シフト電圧演算部13は半導体試験装置の制御部(図示せず)と同一でもよい。
また、シフト電圧は、シフト電圧演算部13が加算回路10で加算前の電圧、すなわち、測定回路8で測定された測定値の逆極性の電圧値としているが、この測定値に基づいて演算したものであればよい。例えば、シフト電圧演算部13が測定回路8で測定された測定値より小さい値の逆極性の電圧値をシフト電圧としてもよい。具体的には、例えば、測定回路8で測定された両端電圧ΔV1またはDUT端電圧VOUTのDC成分の電圧値VDCが+5Vとすると、第2の実施例ではこの逆極性の−5Vをシフト電圧としているが、+5Vより小さい+4Vの逆極性の−4Vをシフト電圧としてもよい。この場合、加算回路10でDC成分の電圧値VDCが全て補正(キャンセル)されないが、電圧印加電流測定モード時の電流変化率の測定や電流印加電圧測定モード時のリップル電圧の測定に支障が出なければ問題ない。
また、シフト電圧演算部13が行うシフト電圧の演算は、ハードウェア(演算回路)で演算してもよいし、ソフトウェアで演算してもよい。
また、信号選択部14がスイッチSW11とスイッチSW12の2つのスイッチから構成されているが、3つ以上のスイッチから構成されていてもよい。
本発明の第1の実施例を示した構成図である。 本発明の第2の実施例を示した構成図である。 抵抗R1の両端電圧ΔV1を示した波形図である。 本発明の第3の実施例を示した構成図である。 従来の半導体試験装置の一例を示した構成図である。
符号の説明
1 電圧設定回路
2 電流設定回路
3 誤差検出回路
4 出力アンプ
5 電流検出部
6 電圧バッファ
7 測定切り替え回路
8 測定回路
9 レベルシフト回路
10 加算回路
11 増幅回路
12 経路選択回路
13 シフト電圧演算部
14 信号選択部
50,60,61,62 半導体試験装置
D1〜D4 ダイオード
R1〜R3 抵抗
SW1〜SW6 スイッチ
AMP1 出力アンプ

Claims (9)

  1. DUTとこのDUTへ電圧を印加する出力アンプとの間に流れる電流を電圧に変換して測定する半導体試験装置において、
    所望のシフト電圧を出力するレベルシフト回路と、
    前記変換された電圧に前記レベルシフト回路からのシフト電圧を加算して加算回路と、
    この加算回路からの加算後の電圧を測定する測定回路と
    を備えたことを特徴とする半導体試験装置。
  2. DUTへ電流を印加すると共にこの電流が印加されたDUT端の電圧を測定する半導体試験装置において、
    所望のシフト電圧を出力するレベルシフト回路と、
    前記DUT端の電圧に前記レベルシフト回路からのシフト電圧を加算して加算回路と、
    この加算回路からの加算後の電圧を測定する測定回路と
    を備えたことを特徴とする半導体試験装置。
  3. DUTへ電圧を印加する出力アンプと前記DUTとの間に流れる電流を電圧に変換して測定する、および、前記DUTへ電流を印加すると共にこの電流が印加されたDUT端の電圧を測定する半導体試験装置において、
    所望のシフト電圧を出力するレベルシフト回路と、
    前記変換された電圧または前記DUT端の電圧に前記レベルシフト回路からのシフト電圧を加算して出力する加算回路と、
    この加算回路からの加算後の電圧を測定する測定回路と
    を備えたことを特徴とする半導体試験装置。
  4. 前記DUTの複数のピンの中から1つのピンを選択し、選択したピンの電圧を前記加算回路に出力する信号選択部を備えたことを特徴とする
    請求項2または3記載の半導体試験装置。
  5. 前記加算回路と前記測定回路の間に設けられ、前記加算回路による加算前の電圧または加算後の電圧を選択し、前記測定回路へ出力する経路選択回路と、
    この経路選択回路に加算前の電圧を選択させ、前記測定回路からの測定結果に基づいて前記レベルシフト回路のシフト電圧を設定するシフト電圧演算部と
    を備えたことを特徴とする
    請求項1〜4のいずれかに記載の半導体試験装置。
  6. 前記加算回路と前記測定回路の間に設けられ、前記加算回路からの加算後の電圧を増幅して前記測定回路に出力する増幅回路を備えたことを特徴とする
    請求項1〜4のいずれかに記載の半導体試験装置。
  7. 前記増幅回路と前記測定回路の間に設けられ、前記加算回路による加算前の電圧または加算後の電圧を選択し、前記測定回路へ出力する経路選択回路と、
    この経路選択回路に加算前の電圧を選択させ、前記測定回路からの測定結果に基づいて前記レベルシフト回路のシフト電圧を設定するシフト電圧演算部と
    を備えたことを特徴とする
    請求項6記載の半導体試験装置。
  8. 抵抗値の異なる複数の抵抗と、
    これら抵抗を選択するスイッチと、
    このスイッチで選択された抵抗の両端電圧を前記加算回路へ出力する出力アンプと
    を有する電流検出部を設けたことを特徴とする
    請求項1または3記載の半導体試験装置。
  9. 前記シフト電圧演算部は、
    前記加算前の電圧の逆極性の電圧値を前記シフト電圧として設定することを特徴とする
    請求項5または7記載の半導体試験装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN103969495A (zh) * 2014-05-22 2014-08-06 中国人民解放军国防科学技术大学 一种线天线电流的仿真测量方法
JP2019203855A (ja) * 2018-05-25 2019-11-28 三菱電機株式会社 半導体装置の試験方法

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