JP2009287886A - オーブントースター - Google Patents

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Abstract

【課題】上・下ヒータの一方を単独で選択でき、しかもその際、温度の過上昇を抑制して、調理物が焦げ易い状況の発生を回避可能とする。
【解決手段】内部に調理室2が形成され前面側に開口部が設けられた本体1と、開口部に設けられた開閉扉5と、調理室内に配置された被加熱物保持台3と、被加熱物保持台の上下にそれぞれ配置され、電源に対して互いに並列に接続された上ヒータ4aおよび下ヒータ4bと、上ヒータおよび下ヒータへの通電を選択するためのヒータ切替スイッチと、設定温度に基づきヒータへの通電を制御する温度調節用サーモスタット11とを備える。ヒータ切替スイッチは、上ヒータおよび下ヒータにそれぞれ直列に接続されて、各々独立して切替え可能な上切替スイッチSAおよび下切替スイッチSBから構成され、温度調節用サーモスタットは、上切替スイッチおよび下切替スイッチに対して共通に直列接続されている。
【選択図】図2A

Description

本発明は、ヒータ加熱により食品の調理を行なうオーブントースターにおける、ヒータを切替えるための構成に関する。
オーブントースターは、ヒータ加熱により、食品を加熱したり焼いたりするオーブン調理と、パンを焼いてトーストを作るトースト調理とを一台で行なえるように構成され、そのために上下のヒータを備えている。上下のヒータは、通常、オーブン調理時とトースト調理時とで選択的に、切替えスイッチにより通電を選択することができる。(例えば、特許文献1を参照)
また、オーブン調理の際には、温度調節用のサーモスタットにより上下ヒータへの通電がオン・オフされて、設定温度に調節する制御が行われる(例えば、特許文献2を参照)。さらに、タイマーの設定時間を選択することにより、加熱時間を制御する操作も可能である。温度調節用のサーモスタットを動作させない状態では、不測の温度上昇を防止するために、温度過昇防止用サーモスタットによる安全確保の手段が設けられている。
実公平6−12410号公報 日立:特開平8−28884号公報
従来のオーブントースターでは、温度調節用のサーモスタットにより設定温度に調節するモードでは、上下ヒータが共に通電をオン・オフされる。従って、特に長時間の調理をした場合、頻繁にヒータがオン・オフされ、使用者が加熱して欲しい状況においてもヒータが消えてしまう場合もある。そのため、調理時間が長くなってしまうことも発生した。
また、庫内が広いトースターでは、調理物の量によって庫内の温度分布等が変わり表裏の焦げ色が異なることがある。そのような場合、調理物によって上・下ヒータの組合せを選択できれば、焦げ色を調整することが可能となる。しかし、従来のオーブントースターでは、上・下ヒータの一方を選択可能なモードでは温度調節用サーモスタットが動作しないため、軽く暖めるために上・下ヒータの一方を選択した場合には調理物が焦げ易い状況が発生した。
そこで本発明は、上・下ヒータの一方を単独で選択可能であって、しかもその際、温度の過上昇を抑制して、調理物が焦げ易い状況の発生を回避できるオーブントースターを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の第1の構成のオーブントースターは、内部に調理室が形成され前面側に開口部が設けられた本体と、前記本体の前記開口部に設けられた開閉扉と、被加熱物を載置可能なように前記調理室内に配置された被加熱物保持台と、前記被加熱物保持台の上下にそれぞれ配置され、電源に対して互いに並列に接続された上ヒータおよび下ヒータと、前記上ヒータおよび前記下ヒータへの通電を選択するためのヒータ切替スイッチと、設定温度に基づき前記ヒータへの通電を制御する温度調節用サーモスタットとを備え、前記ヒータ切替スイッチは、前記上ヒータおよび前記下ヒータにそれぞれ直列に接続されて、各々独立して切替え可能な上切替スイッチおよび下切替スイッチから構成され、前記温度調節用サーモスタットは、前記上切替スイッチおよび前記下切替スイッチに対して共通に直列接続されている。
本発明の第2の構成のオーブントースターは、内部に調理室が形成され前面側に開口部が設けられた本体と、前記本体の前記開口部に設けられた開閉扉と、被加熱物を載置可能なように前記調理室内に配置された被加熱物保持台と、前記被加熱物保持台の上下にそれぞれ配置され、電源に対して直列に接続された上ヒータおよび下ヒータと、前記下ヒータに対して前記上ヒータの反対側に直列に接続され、設定温度に基づき前記ヒータへの通電を制御する温度調節用サーモスタットと、前記温度調節用サーモスタットに対して前記下ヒータの反対側に直列に接続された第1タイマーと、前記上ヒータと前記下ヒータの接続点と、前記第1タイマーの電源側との間に接続され、設定可能時間が前記第1タイマーよりも短い第2タイマーとを備える。
本発明の第3の構成のオーブントースターは、内部に調理室が形成され前面側に開口部が設けられた本体と、前記本体の前記開口部に設けられた開閉扉と、被加熱物を載置可能なように前記調理室内に配置された被加熱物保持台と、前記被加熱物保持台の上下にそれぞれ配置され、電源に対して互いに並列に接続された上ヒータおよび下ヒータと、前記上ヒータおよび前記下ヒータに対して共通に直列接続され、設定温度に基づき前記ヒータへの通電を制御する温度調節用サーモスタットと、前記上ヒータの前記温度調節用サーモスタットとの接続側に、前記上ヒータに対して直列で、前記下ヒータに対して並列に接続された第1上切替スイッチと、前記上ヒータと前記第1上切替スイッチとの接続点と、前記温度調節用サーモスタットの電源側との間に接続された第2上切替スイッチと、前記第2上切替スイッチと並列に接続された半波整流用のダイオードとを備える。
本発明の第4の構成のオーブントースターは、内部に調理室が形成され前面側に開口部が設けられた本体と、前記本体の前記開口部に設けられた開閉扉と、被加熱物を載置可能なように前記調理室内に配置された被加熱物保持台と、前記被加熱物保持台の上下にそれぞれ配置され、電源に対して互いに並列に接続された上ヒータおよび下ヒータと、前記上ヒータおよび前記下ヒータへの通電を選択するためのヒータ切替スイッチと、設定温度に基づき前記ヒータへの通電を制御する温度調節用サーモスタットとを備え、前記本体の上部における、前記上ヒータから前記開口部側に隔たった位置に温度過昇防止用サーモスタットが配置され、前記上ヒータおよび前記下ヒータに同時に通電されるモードでは、温度調節用サーモスタットによる通電制御が行われ、前記上ヒータのみに通電するモードでは、温度調節用サーモスタットによる通電制御は解除され、前記温度過昇防止用サーモスタットによる通電制御が行われる。
上記構成のオーブントースターによれば、上・下ヒータの一方を単独で選択して、調理物によって焦げ色を調整することが容易にできる。しかもその際、温度調節用サーモスタット、タイマー、半波整流用のダイオードあるいは温度過昇防止用サーモスタットにより、温度の過上昇が抑制されて、調理物が焦げ易い状況の発生を回避できる。その結果、上・下ヒータの組合せにより調理物のバリエーションが増え、かつ最適な加熱機能を提供できる。
本発明のオーブントースターは、上記構成を基本として以下のような態様をとることができる。
すなわち、第1の構成のオーブントースターにおいて、前記温度調節用サーモスタットと並列に接続された第1短絡スイッチを備え、前記上ヒータまたは前記下ヒータの一方のみに通電する場合に、前記第1短絡スイッチをオンとすることにより前記温度調節用サーモスタットを非動作状態にすることが好ましい。
その場合、前記温度調節用サーモスタットと直列に接続された温度過昇防止用サーモスタットと、前記温度過昇防止用サーモスタットに対して並列に接続された第2短絡スイッチとを備え、前記温度過昇防止用サーモスタットの目標温度は、前記温度調節用サーモスタットの目標温度よりも高く、前記第1短絡スイッチと第2短絡スイッチとは、少なくとも一方がオフになるように構成されることが好ましい。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1A〜図1Cを参照して、オーブントースターの全体構成について説明する。図1Aはオーブントースターの外側ケースを外し、一部を分解して示した斜視図である。図1Bは、図1Aの要素が組み立てられた状態を示す側面図である。図1Cは、図1Bの断面図である。
図1Aに示すように、本体1には、内部に調理室2が形成され、被加熱物(例えば、パンあるいは受け皿)を載置する加熱調理網3(被加熱物保持台、図1C参照)が配置されている。加熱調理網3の上下に位置するように、加熱源となる電気ヒータ(即ち、上ヒータ4aおよび下ヒータ4b)が配置されている。調理室2の前面には開口部が設けられ、開口部を開閉する開閉扉5が開閉自在に取り付けられている。
上ヒータ4aおよび下ヒータ4bは、共に管状ヒータであり、調理室2内において上下に対向するようにして調理室2の両側の内壁6間に架設されている。加熱調理網3は、上下ヒータ4a,4bの中間部に配置されており、内壁6に保持された支持棒(図示省略)に載置されている。
また、調理室2の前面の開口部は、本体1の下端部から上面前部の一部までを上下に大きく開放した形状であり、開閉扉5は、開口部を覆う形状を有する。開閉扉5は、調理室2内を外部から透視できるように、耐熱性の高い透明ガラスからなる透明窓5aが、枠体5bに嵌め込まれた構成を有する。枠体5bの上部には、開閉操作を行うための把手部7が設けられている。
一方、図1Bに示すように、開閉扉2の枠体5bにはリンク部材8の一端が係合している。リンク部材8の他端は、内壁6に形成されたガイド溝9を通して移送部材10(図1C参照)に係合している。移送部材10は、リンク部材8を介して開閉扉2の開閉操作に連動し、加熱調理網3を開口部から前方に引き出し、また逆に本体1の調理室2内に引き込むように作用する。
図1Cに示すように、本体1の下部に温度調節用サーモスタット11が設置され、図1Bに示すように、本体1の上部に温度過昇防止用サーモスタット12が設置されている。また、本体1の正面側の下部の操作パネル部には、ヒータ切替えつまみ13、温度調節つまみ14、タイマーつまみ(図示省略)等の操作部材が設けられている。
次に、図2A〜図2Cを参照して、本実施の形態における上下ヒータ4a、4bに対する通電制御のための構成について説明する。図2Aは、本実施の形態におけるオーブントースターの通電制御回路図を示す。
上下ヒータ4a、4bは、各々上切替スイッチSAおよび下切替スイッチSBを介して、電源15に並列に接続されている。上切替スイッチSAおよび下切替スイッチSBに対して、電源15との間に共通に、温度調節用サーモスタット11とタイマー16が直列に接続されている。
図2Bは、操作パネル部に配置された操作用つまみの例を示す正面図である。図1Aと相違するが、操作用つまみとして、ヒータ切替えつまみ13、温度調節つまみ14、およびタイマーつまみ16が示される。ヒータ切替えつまみ13により、上切替スイッチSAおよび下切替スイッチSBのオン・オフが、各々独立して選択的に切替え可能である。温度調節つまみ14により、温度調節用サーモスタット14の制御目標温度が設定される。タイマーつまみ16により、タイマーの動作時間が設定される。
図2Cは、図2Aの通電制御回路における、上切替スイッチSAおよび下切替スイッチSBのオン・オフの選択の組み合わせを示す。同図に示されるように、本実施の形態の構成では、上切替スイッチSAおよび下切替スイッチSBについて、オン・オフの全ての組み合わせを選択することができる。すなわち、上切替スイッチSAおよび下切替スイッチSBの双方に通電する動作、および上切替スイッチSAおよび下切替スイッチSBのいずれか一方のみに通電する動作が可能である。いずれの場合も、温度調節用サーモスタット11により温度調節を行いながらの通電となる。
本実施の形態の構成によれば、使用者が加熱して欲しい状況において、上ヒータ4aまたは下ヒータ4bの一方のみの通電の場合でも、ヒータが消え難くなり、調理物に応じたヒータ切替ができる。従って、調理物によって上・下ヒータの一方を選択して、焦げ色を調整することが可能である。また、上・下ヒータの一方を選択した場合であっても、温度調節用サーモスタット11による温度調節が機能しているので、調理物が焦げ易い状況を回避できる。
(実施の形態2)
実施の形態2におけるオーブントースターについて、図3Aおよび図3Bを参照して説明する。オーブントースターの全体の構成は、図1A等に示した実施の形態1と同様である。図3Aは、本実施の形態におけるオーブントースターの通電制御回路図を示す。図2Aに示した実施の形態1における要素と同様の要素については、同一の参照符号を付して説明の繰り返しを省略する。
本実施の形態においては、温度調節用サーモスタット11と並列に、第1短絡スイッチSCが接続されている。
図3Bは、図3Aの通電制御回路における、上切替スイッチSA、下切替スイッチSB、および第1短絡スイッチSCのオン・オフの選択の組み合わせの例を示す。この構成によれば、第1短絡スイッチSCをオンとすることにより、上ヒータ4aまたは下ヒータ4bの一方のみに通電する場合に、温度調節用サーモスタット11を非動作状態にすることができる。それにより、温度調節用サーモスタット11によるヒータ制御から開放されて、使用者の思い通りに連続通電することが可能となる。
第1短絡スイッチSCをオフにすれば、実施の形態1と同様に、上切替スイッチSAおよび下切替スイッチSBの双方に通電する動作、および上切替スイッチSAおよび下切替スイッチSBのいずれか一方のみに通電する動作のいずれの場合も、温度調節用サーモスタット11により温度調節を行いながらの通電が可能である。
(実施の形態3)
実施の形態3におけるオーブントースターについて、図4Aおよび図4Bを参照して説明する。オーブントースターの全体の構成は、図1A等に示した実施の形態1と同様である。図4Aは、本実施の形態におけるオーブントースターの通電制御回路図を示す。図3Aに示した実施の形態2における要素と同様の要素については、同一の参照符号を付して説明の繰り返しを省略する。
本実施の形態においては、温度調節用サーモスタット11と直列に、温度過昇防止用サーモスタット12が接続されている。更に、温度過昇防止用サーモスタット12と並列に、第2短絡スイッチSDが接続されている。温度過昇防止用サーモスタット12の目標温度は、温度調節用サーモスタット11の目標温度よりも高く設定されている。
図4Bは、図4Aの通電制御回路における、上切替スイッチSA、下切替スイッチSB、第1短絡スイッチSC、および第2短絡スイッチSDのオン・オフの選択の組み合わせの例を示す。図4Bに示されるように、第1短絡スイッチSCと第2短絡スイッチSDとは、少なくとも一方がオフになるように制御される。従って、温度調節用サーモスタット11と温度過昇防止用サーモスタット12のいずれかは必ず動作する。
すなわち、図4Bの選択の例では、上ヒータ4aおよび下ヒータ4bに同時に通電する場合、および下ヒータ4bのみに通電する場合には、温度調節用サーモスタット11を動作させる。一方、上ヒータ4aのみに通電する場合には、温度調節用サーモスタット11を非動作とし、連続通電を可能として、温度過昇防止用サーモスタット12を動作させる。それにより、連続通電させた場合の安全性を確保する。温度過昇防止用サーモスタット12の目標温度が温度調節用サーモスタット11の目標温度よりも高く設定されているのは、そのような動作を可能とするためである。
このように、上ヒータ4aに単独通電するモードでは、焦げ目をつけられるように、連続運転可能とする。一方、下ヒータ4bに単独で通電するモードでは、温度調節により、温め機能が重視された動作となる。
(実施の形態4)
実施の形態4におけるオーブントースターについて、図5Aおよび図5Bを参照して説明する。オーブントースターの全体の構成は、図1A等に示した実施の形態1と同様である。図5Aは、本実施の形態におけるオーブントースターの通電制御回路図を示す。図5Bは、本実施の形態における操作パネル部に配置された操作用つまみの例を示す正面図である。
本実施の形態においては、上・下ヒータ4a、4bは、電源15に直列に接続されている。下ヒータ4bに対して上ヒータ4aの反対側に直列に、温度調節用サーモスタット11が接続され、設定温度に基づき上下ヒータ4a、4bへの通電を制御する。また、温度調節用サーモスタット11に対して下ヒータ4bの反対側に直列に、通常の温度調節用のタイマー16が接続されている。更に、上ヒータ4aと下ヒータ4bの接続点と、タイマー16の電源側との間に上グリル用タイマー17が接続されている。上グリル用タイマー17の設定可能時間は、タイマー16よりも短くなっている。
図5Bに示すように、タイマー16と上グリル用タイマー17は、それぞれ時間設定可能である。
この構成において、タイマー16のみを動作させることにより、上下ヒータ4a、4bが、温度調節用サーモスタット11により制御されるモードでの稼動状態が得られる。一方、上グリル用タイマー17を動作させた場合は、上ヒータ4aが連続通電状態になり、実施の形態2あるいは3と同様、温度調節用サーモスタット11によるヒータ制御から開放されて、使用者の思い通りに連続通電することが可能となる。但し、その場合、上グリル用タイマー17は、通常の温度調節用のタイマー16よりも設定可能時間が短いので、温度過昇を防止する効果が得られる。
(実施の形態5)
実施の形態5におけるオーブントースターについて、図6Aおよび図6Bを参照して説明する。オーブントースターの全体の構成は、図1A等に示した実施の形態1と同様である。図6Aは、本実施の形態におけるオーブントースターの通電制御回路図を示す。図2Aに示した実施の形態1における要素と同様の要素については、同一の参照符号を付して説明の繰り返しを省略する。
本実施の形態では、上ヒータ4aの温度調節用サーモスタット11との接続側に、上ヒータ4aに対して直列で下ヒータ4bに対して並列に、第1上切替スイッチSAaが接続されている。上ヒータ4aと第1上切替スイッチSAaとの接続点と、温度調節用サーモスタット11の電源15側との間には、第2上切替スイッチSAbが接続されている。また、第2上切替スイッチSAbと直列に、2つのダイオード18の極性を同じ向きにした並列回路が接続されている。さらにダイオード18と並列に、雑音吸収用のキャパシタ19が接続されている。ダイオード18と電源の間には、上ヒータ用サーモスタット20が接続されている。
図6Bは、図6Aの通電制御回路における、第1上切替スイッチSAaと、第2上切替スイッチSAbのオン・オフの選択の組み合わせを示す。第1上切替スイッチSAaと第2上切替スイッチSAbのいずれか一方がオンとなる選択モード、およびいずれもオフとなる選択モードが示されている。
第1上切替スイッチSAaがオフ、第2上切替スイッチSAbがオンの場合は、上・下ヒータ4a、4bに同時に通電しながら、温度調節用サーモスタット11による温度調節の下での通電が行われる。第1上切替スイッチSAaがオン、第2上切替スイッチSAbがオフの場合は、上ヒータ4aは半波整流された電圧により温度調節用サーモスタット11による制御なしの通電、下ヒータ4bは温度調節用サーモスタット11による制御を受けながらの全波による通電となる。第1上切替スイッチSAa、第2上切替スイッチSAbがともにオフの場合は、上ヒータ4aは通電なし、下ヒータ4bは温度調節用サーモスタット11による制御を受けながらの通電となる。
この構成により、上ヒータ4aを連続通電状態とするモードが可能となり、温度調節用サーモスタット11によるヒータ制御から開放されて、使用者の思い通りに連続通電することが可能となる。なお、その場合上ヒータ4aは、半波整流された電力による通電となるので、温度過昇を防止する効果が得られる。また、上ヒータ用サーモスタット20による温度調節も行われる。
なお、上ヒータ用サーモスタット20としては、実施の形態6で説明するように配置された温度過昇防止用サーモスタット12を用いることができる。
(実施の形態6)
実施の形態6におけるオーブントースターについて、図1Bを参照して説明する。オーブントースターの全体の構成は、図1A等に示した実施の形態1と同様である。
本実施の形態は、図1Bに示したように、温度過昇防止用サーモスタット12が、本体1の上部における、上ヒータ4aから開口部側に隔たった位置に配置されていることを特徴とする。そして、上・下ヒータ4a、4bに同時に通電するモードでは、温度調節用サーモスタット11による通電制御が行われ、上ヒータ4aのみに通電するモードでは、温度調節用サーモスタット11による通電制御は解除されて、温度過昇防止用サーモスタット12による通電制御が行われる。
それにより、上ヒータ4aのみに通電するモードでは、連続運転により使用者の思い通りの加熱が可能でありながら、温度過昇防止用サーモスタット12により、食パンが燃焼するようなことが回避され、安全性が確保される。
温度過昇防止用サーモスタット12が上述のような位置に配置されることにより、通常の温度調節での運転時には温度過昇防止用サーモスタット12が作動することはなく、上ヒータ4aのみに通電したときに、通常の温度調節よりも若干高い設定温度で作動する効果を得ることができる。
本発明によれば、上・下ヒータの一方を単独で選択可能であって、しかも調理物が焦げ易い状況の発生を回避可能であり、食品の調理を行なうためのオーブントースターとして有用である。
実施の形態1におけるオーブントースターの外側ケースを外し、一部を分解して示した斜視図 図1Aの要素が組み立てられた状態を示すオーブントースターの側面図 図1Bのオーブントースターの断面図 実施の形態1におけるオーブントースターの通電制御回路図 同オーブントースターの操作パネル部に配置された操作用つまみの例を示す正面図 図2Aの通電制御回路における各スイッチのオン・オフの選択の組み合わせを示す表 実施の形態2におけるオーブントースターの通電制御回路図 図3Aの通電制御回路における各スイッチのオン・オフの選択の組み合わせを示す表 実施の形態3におけるオーブントースターの通電制御回路図 図4Aの通電制御回路における各スイッチのオン・オフの選択の組み合わせを示す表 実施の形態4におけるオーブントースターの通電制御回路図 同オーブントースターの操作パネル部に配置された操作用つまみの例を示す正面図 実施の形態5におけるオーブントースターの通電制御回路図 図6Aの通電制御回路における各スイッチのオン・オフの選択の組み合わせを示す表
符号の説明
1 本体
2 調理室
3 加熱調理網
4a 上ヒータ
4b 下ヒータ
5 開閉扉
5a 透明窓
5b 枠体
6 内壁
7 把手部
8 リンク部材
9 ガイド溝
10 移送部材
11 温度調節用サーモスタット
12 温度過昇防止用サーモスタット
13 ヒータ切替えつまみ
14 温度調節つまみ
15 電源
16 タイマー
17 上グリル用タイマー
18 ダイオード
19 キャパシタ
20 上ヒータ用サーモスタット
SA 上切替スイッチ
SAa 第1上切替スイッチ
SAb 第2上切替スイッチ
SB 下切替スイッチ
SC 第1短絡スイッチ
SD 第2短絡スイッチ

Claims (6)

  1. 内部に調理室が形成され前面側に開口部が設けられた本体と、
    前記本体の前記開口部に設けられた開閉扉と、
    被加熱物を載置可能なように前記調理室内に配置された被加熱物保持台と、
    前記被加熱物保持台の上下にそれぞれ配置され、電源に対して互いに並列に接続された上ヒータおよび下ヒータと、
    前記上ヒータおよび前記下ヒータへの通電を選択するためのヒータ切替スイッチと、
    設定温度に基づき前記ヒータへの通電を制御する温度調節用サーモスタットとを備えたオーブントースターにおいて、
    前記ヒータ切替スイッチは、前記上ヒータおよび前記下ヒータにそれぞれ直列に接続されて、各々独立して切替え可能な上切替スイッチおよび下切替スイッチから構成され、
    前記温度調節用サーモスタットは、前記上切替スイッチおよび前記下切替スイッチに対して共通に直列接続されていることを特徴とするオーブントースター。
  2. 前記温度調節用サーモスタットと並列に接続された第1短絡スイッチを備え、
    前記上ヒータまたは前記下ヒータの一方のみに通電する場合に、前記第1短絡スイッチをオンとすることにより前記温度調節用サーモスタットを非動作状態にすることが可能な請求項1に記載のオーブントースター。
  3. 前記温度調節用サーモスタットと直列に接続された温度過昇防止用サーモスタットと、
    前記温度過昇防止用サーモスタットに対して並列に接続された第2短絡スイッチとを備え、
    前記温度過昇防止用サーモスタットの目標温度は、前記温度調節用サーモスタットの目標温度よりも高く、
    前記第1短絡スイッチと第2短絡スイッチとは、少なくとも一方がオフになるように構成された請求項2に記載のオーブントースター。
  4. 内部に調理室が形成され前面側に開口部が設けられた本体と、
    前記本体の前記開口部に設けられた開閉扉と、
    被加熱物を載置可能なように前記調理室内に配置された被加熱物保持台と、
    前記被加熱物保持台の上下にそれぞれ配置され、電源に対して直列に接続された上ヒータおよび下ヒータと、
    前記下ヒータに対して前記上ヒータの反対側に直列に接続され、設定温度に基づき前記ヒータへの通電を制御する温度調節用サーモスタットと、
    前記温度調節用サーモスタットに対して前記下ヒータの反対側に直列に接続された第1タイマーと、
    前記上ヒータと前記下ヒータの接続点と、前記第1タイマーの電源側との間に接続され、設定可能時間が前記第1タイマーよりも短い第2タイマーとを備えたオーブントースター。
  5. 内部に調理室が形成され前面側に開口部が設けられた本体と、
    前記本体の前記開口部に設けられた開閉扉と、
    被加熱物を載置可能なように前記調理室内に配置された被加熱物保持台と、
    前記被加熱物保持台の上下にそれぞれ配置され、電源に対して互いに並列に接続された上ヒータおよび下ヒータと、
    前記上ヒータおよび前記下ヒータに対して共通に直列接続され、設定温度に基づき前記ヒータへの通電を制御する温度調節用サーモスタットと、
    前記上ヒータの前記温度調節用サーモスタットとの接続側に、前記上ヒータに対して直列で、前記下ヒータに対して並列に接続された第1上切替スイッチと、
    前記上ヒータと前記第1上切替スイッチとの接続点と、前記温度調節用サーモスタットの電源側との間に接続された第2上切替スイッチと、
    前記第2上切替スイッチと並列に接続された半波整流用のダイオードとを備えたオーブントースター。
  6. 内部に調理室が形成され前面側に開口部が設けられた本体と、
    前記本体の前記開口部に設けられた開閉扉と、
    被加熱物を載置可能なように前記調理室内に配置された被加熱物保持台と、
    前記被加熱物保持台の上下にそれぞれ配置され、電源に対して互いに並列に接続された上ヒータおよび下ヒータと、
    前記上ヒータおよび前記下ヒータへの通電を選択するためのヒータ切替スイッチと、
    設定温度に基づき前記ヒータへの通電を制御する温度調節用サーモスタットとを備えたオーブントースターにおいて、
    前記本体の上部における、前記上ヒータから前記開口部側に隔たった位置に温度過昇防止用サーモスタットが配置され、
    前記上ヒータおよび前記下ヒータに同時に通電されるモードでは、温度調節用サーモスタットによる通電制御が行われ、
    前記上ヒータのみに通電するモードでは、温度調節用サーモスタットによる通電制御は解除され、前記温度過昇防止用サーモスタットによる通電制御が行われることを特徴とするオーブントースター。
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