JP2009287409A - ターボ過給機付きエンジンの排気温度検出装置及びその劣化診断装置 - Google Patents

ターボ過給機付きエンジンの排気温度検出装置及びその劣化診断装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2009287409A
JP2009287409A JP2008137931A JP2008137931A JP2009287409A JP 2009287409 A JP2009287409 A JP 2009287409A JP 2008137931 A JP2008137931 A JP 2008137931A JP 2008137931 A JP2008137931 A JP 2008137931A JP 2009287409 A JP2009287409 A JP 2009287409A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
exhaust
engine
turbocharger
temperature detection
passage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008137931A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5071242B2 (ja
Inventor
Hiroshi Kato
浩志 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP2008137931A priority Critical patent/JP5071242B2/ja
Publication of JP2009287409A publication Critical patent/JP2009287409A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5071242B2 publication Critical patent/JP5071242B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

Landscapes

  • Supercharger (AREA)

Abstract

【課題】インスクロール式のターボ過給機を備えるエンジンについて、低コストで、かつ精度良く排気温度を検出する。
【解決手段】複数気筒を有し、排気側にターボ過給機9を備えるエンジン1の排気温度検出装置であって、排気通路は排気圧力が干渉しない組み合わせとなる気筒群の排気通路が合流してそれぞれ独立した第1排気通路7a及び第2排気通路7bを形成し、ターボ過給機9は、少なくとも入口部分が第1流路9e及び第2流路9fに分割され、内部で第1流路9eと第2流路9fが合流するタービンハウジング9dと、第1流路9eと第2流路9fの合流部より下流側の流路9gとタービンロータ下流側の流路8を、タービンロータ9bを迂回して連通するバイパス通路20と、バイパス通路20を開閉するウエストゲートバルブ21と、を備え、バイパス通路20に臨むように排気温度検出手段10を設けたことを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、ターボ過給機を備えるエンジンの、排気温度を測定するための構成に関する。
自動車用エンジンの出力向上のための装置として、エンジンの排気により駆動するターボ過給機が知られている。そして、更なる出力向上のための手段として、ターボ過給機のタービンハウジング入口からタービンまでの通路が2つの分割されており、例えば4気筒エンジンであれば、点火順序が奇数番目の2つの気筒(例えば#1気筒と#4気筒)からの排気通路が合流してタービンハウジングの一方の通路に接続され、同様に点火順序が偶数番目の2つの気筒(例えば#2気筒と#3気筒)からの排気通路が合流してタービンハウジングの他方の通路に接続される、いわゆるツインスクロール式のターボ過給機が特許文献1に開示されている。
このツインスクロール式ターボ過給機によれば、#1気筒、#4気筒用の排気通路の容積と、#2気筒、#3気筒用の排気通路の容積は、エンジン本体からターボ過給機に至る排気通路を分割しない場合に比べて小さくなるので、各気筒から排出される排気ガスの膨張率が小さくなり、ターボ過給機のタービンに作用する排気圧力が高まるので、エンジンの出力が向上する。
特開2007−154703号公報
ところで、ターボ過給機では、排気温度の管理が重要となる。例えば、タービン部分は高温に晒されるので、ターボ過給機の正常な作動を確保するために、タービン部分の温度が所定の設定温度に達したら、ウエストゲートバルブを開くことによって排気ガスがタービンを迂回して流れるようにし、それ以上の温度上昇を防止する必要がある。また、排気浄化装置の浄化性能を確保するためにも、精度のよい排気温度の検出が必要である。
特許文献1では、排気温度に基づいて排気浄化装置の早期活性化のための制御を行っているが、排気温度を直接検知せずに冷却水温から間接的に求めている。このような間接的な推定では検出精度は低く、ターボ過給機の正常な作動を確保するための制御には適さない。
そこで、排気温度センサを用いて直接検知する方法が考えられるが、ツインスクロール式ターボ過給機は、タービンハウジング内の通路が分割され、この通路に接続される排気通路も独立しているので、ターボ過給機より上流側の排気温度を検出しようとすると、1つの排気温度センサでは一方の気筒群からの排気温度しか検出できない。また、それぞれの排気通路に排気温度センサを設けると、コストが増大してしまう。
一方、ターボ過給機下流側であれば、1つの排気温度センサで検出可能であるが、ウエストゲートバルブが開いてターボ過給機を迂回した排気ガスと、タービンを通過した排気ガスとが合流することによる流れの乱れ等があるため、精度の高い温度測定が困難である。
そこで、本発明では、ツインスクロール式のターボ過給機を備えるエンジンについて、低コストで、かつ精度良く排気温度を検出することを目的とする。
本発明の排気温度検出装置は、複数気筒を有し、排気側にターボ過給機を備えるエンジンの排気温度検出装置であって、エンジンの排気通路は、排気圧力が干渉しない組み合わせとなる気筒群の排気通路が合流してそれぞれ独立した第1排気通路及び第2排気通路を形成し、ターボ過給機は、少なくとも入口部分が第1排気通路及び第2排気通路に対応する第1流路及び第2流路に分割され、内部で前記第1流路と第2流路が合流するタービンハウジングと、第1流路と第2流路の合流部より下流側の流路とタービンロータ下流側の流路を、タービンロータを迂回して連通するバイパス通路と、バイパス通路を開閉するウエストゲートバルブと、を備え、バイパス通路に臨むように排気温度検出手段を設けたことを特徴とする。
本発明によれば、1つの排気温度センサで、いずれの気筒群からの排気ガスについても温度を検出することができる。また、バイパス通路中の排気温度を検出するので、タービンを通過した排気ガスとバイパス通路を通過した排気ガスとの合流により生じる乱れの影響を受けることなく、高精度で検出することができる。
以下本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本実施形態を直列4気筒エンジンに適用する場合のシステムの構成を示す図である。
1はエンジン本体(以下、単に「エンジン」という)、2は吸気マニホールド、3はコレクタタンク、4はスロットルチャンバ、5は吸気通路、6はインタークーラ、7は排気マニホールド、8は排気通路、9はツインスクロール式のターボ過給機、10は排気温度センサ(排気温度検出手段)、11はコントロールユニット(開弁手段、診断手段)である。
エンジン1に供給する吸気通路5には、上流側から順にターボ過給機9のコンプレッサ9a、コンプレッサ9aにより加圧され温度上昇した吸気を冷却するためのインタークーラ6、コレクタタンク3に流入する吸気量を調節するスロットルチャンバ4を設ける。
排気マニホールド7は、1番気筒に接続されるブランチと4番気筒に接続されるブランチとが合流する流路7a(第1排気通路)と、同様に2番気筒に接続されるブランチと3番気筒に接続されるブランチとが合流する流路7b(第2排気通路)と、がそれぞれ独立した構成となっている。
ターボ過給機9は、吸気通路5に介装するコンプレッサ9aと排気マニホールド7の下流端に接続するタービン9bとがシャフト9cを介して接続されており、タービン9bが排気エネルギにより回転するとコンプレッサ9aも回転し、これにより吸入空気を圧送する。また、タービンハウジング9dの入口部近傍は2つの流路9e、9f(第1流路、第2流路)に分割されており、これらの流路9e、9fは上記排気マニホールド7の2つの流路7a、7bのそれぞれと接続される。
コントロールユニット11は、図示しないアクセル開度センサ、クランク角センサ等といった各種センサの検出値に基づいて、燃料噴射制御、点火時期制御、スロットルチャンバ4の開度制御等、さらには後述するタービン保護制御を行う。
図2は、ターボ過給機9のタービン側の構成を説明するための模式図である。
タービンハウジング9dの排気マニホールド7の接続部近傍は、流路7a、7bのそれぞれと連通するように、流路が9e、9fの2系統に分割されている。
バイパス通路20は、タービン9bの上流側と下流側とを、タービン9bを迂回して連通する通路であり、上流側の開口部は、タービンハウジング9dの流路9e、9fが合流する部分より下流側に設ける。バイパス通路20のタービン下流側開口部には、この開口部を開閉するウエストゲートバルブ21を設ける。
ウエストゲートバルブ21は、一般的なターボ過給機に用いるものと同様の方式、例えば図示しない過給圧コントロールアクチュエータを用いたスイングバルブ方式等、を適用することができる。
ただし、後述するように、コントロールユニット11により図示しない過給圧アクチュエータを作動させ、過給圧にかかわらず強制的にウエストゲートバルブ21を開弁することが可能である。
バイパス通路20のタービン9b下流側開口部付近には、排気温度センサ10を設ける。
このような構成のツインスクロール式のターボ過給機9では、ウエストゲートバルブ21が開弁すると、流路9e及び流路9fからの排気ガスの一部がバイパス通路20を通過するようになる。このため、一つの排気温度センサ10で、両気筒群の排気温度を測定することが可能となる。
なお、図2はあくまでも模式的に示した図であり、バイパス通路20の流路形状等はこれに限られるわけではない。例えば図4に示すように、バイパス通路20が、タービンハウジング9dと排気通路8との接続面に開口する構成であってもよい。
ところで、ターボ過給機9は高温の排気ガスに晒されるため、正常な動作を確保するためには、的確な温度コントロールが必要である。そこで、以下に説明するようなターボ過給機保護のための制御を実行する。
図3は、コントロールユニット11が実行するターボ過給機保護制御のフローチャートである。
ステップS100では、排気温度を測定する必要がある領域(排気温度測定領域)であるか否かを判定する。ここで、排気温度測定領域とは、後述するターボ過給機保護のための制御を実行した方がよい可能性がある運転領域、つまり高負荷運転領域のように排気温度が高まる運転領域である。そこで、排気温度測定領域を設定した運転領域マップを予め作成しておき、アクセル開度及びエンジン回転速度等に基づいて現在の運転領域を算出し、これが排気温度測定領域であるか否かを判定する。
判定の結果、排気温度測定領域であればステップS101に進み、そうでなければステップS107に進む。
ステップS101では、ウエストゲートバルブ21が閉じているか否かを判定する。ウエストゲートバルブ21は、原則として過給圧が高まると開弁するものであるから、使用するウエストゲート21の仕様(設定開弁圧等)に応じて、開弁領域と閉弁領域とに分けたマップを予め作成しておき、このマップに基づいて開弁領域か閉弁領域かを判定する。
なお、実際の運転では、設定開弁圧以下の運転領域でも排気の圧力により、微小開度だけ開弁することもあるが、このような状態は、ここでいう開弁状態には含まない。
ステップS101で閉弁領域と判定した場合にはステップS102に進み、開弁領域と判定した場合はステップS104に進む。
ステップS102では、ウエストゲートバルブ21の目標開度を設定する。この開度は、ウエストゲートバルブ21を開くことによって生じるトルク変動の大きさと、排気温度センサ10で排気温度の検出が可能になる排気流量と、に基づいて設定する。
ウエストゲートバルブ21を開弁すると、タービン9bを通過する排気の流量が減少するため、エンジントルクが低下する。そこで、エンジン1の吸気量、回転速度等に基づいて現在の運転状態における排気流量を演算し、この排気流量の状態でウエストゲートバルブ21を開弁したときのタービン9b通過排気流量の低下量を、ウエストゲートバルブ21の開度ごとに演算する。そして、タービン9b通過排気流量低下によるエンジントルク低下量を演算する。
一方、排気温度センサ10で排気温度を検出するのに必要となる排気流量を実験等により予め求めておき、現在の運転状態ではどの程度ウエストゲートバルブ21を開弁すれば排気温度検出が可能になるかを求める。
そして、排気温度の検出が可能であり、かつ、できるだけエンジントルク低下量が小さくなるような開度を目標開度として設定する。
なお、上記演算を行う代わりに、ウエストゲート21の開度とトルク低下量との関係およびウエストゲートバルブ21の開度とバイパス通路20を通過する排気流量との関係をマップ化したものを運転状態ごとに作成しておき、これを検索するようにしてもよい。
ステップS103では、ウエストゲート21を強制的に上記算出した最大開度まで開く。
ステップS104では、排気温度センサ10により排気温度を検出する。
ステップS105では、検出した排気温度が予め設定した所定の閾値より低いか否かを判定する。所定の閾値は、使用するシャフト9cの軸受け構造やタービン9bの材質等により異なる。そこで、使用するターボ過給機9の仕様に応じて、ターボ過給機9の正常な作動を保障できる最高温度付近の温度を設定する。
排気温度が閾値より低い場合はそのまま処理を終了し、閾値以上の場合はステップS106に進む。
ステップS106では、ターボ過給機9保護のためのフェールセーフ制御を実行する。フェールセーフ制御としては、例えば、点火時期遅角化等のように、排気温度低下のための制御として一般的に知られているものを適用することができる。
一方、ステップS100で排気温度測定領域でないと判定した場合は、ステップS107で、現在アイドル運転状態であるか否かを判定する。アイドル運転状態の場合はステップS108に進み、そうでない場合は処理を終了する。
ステップS108では、現在のアイドル状態が、エンジン始動後最初のアイドル(1トリップ中で最初のアイドル)状態か否かを判定する。最初であればステップS109に進み、そうでなければ処理を終了する。なお、1トリップ中で最初のアイドル状態とは、原則的には、エンジン始動開始時のいわゆるファーストアイドル時である。
ステップS109では、ウエストゲートバルブ21を強制的に開弁する。ここでの開度は、排気温度センサ10が排気温度検出可能な排気流量となるような開度とする。
ステップS110では、劣化診断を行う。具体的には、アイドル状態の排気温度を実験等により求めておき、この実験値と排気温度センサ10の検出値との比較を行う。両者の差が許容範囲内であれば排気温度センサ10は正常、許容範囲外であれば劣化していると判定する。なお、アイドル運転中は、排気温度が他の運転状態に比べて安定しているので、好適な条件で劣化診断を行うことになる。
ステップS111では、劣化診断結果は正常であったか否かを判定し、正常の場合は処理を終了し、劣化している場合はステップS112に進み、例えばMILを点灯する等して処理を終了する。
本実施形態の構成では、ウエストゲートバルブ21が開弁しなければ、排気温度センサ10で排気温度を検出することはできない。つまり、排気温度センサ10の劣化診断は、ウエストゲートバルブ21が開弁状態でなければ実行できない。
そのため、仮に、運転状態に応じてウエストゲートバルブ21が開弁したときに劣化診断を行うようにすると、運転者がウエストゲートバルブ21の設定開弁圧まで過給圧が上昇するような運転を行わない場合には、劣化診断の機会がなくなるおそれがある。ところが本実施形態では、ステップS107〜S112を実行することにより、1トリップ中に1回は劣化診断の機会を設けることができる。
なお、1トリップ中の劣化診断機会を増やしたい場合には、定期的にステップS108からステップS109に進むようにすればよい。
また、ステップS108〜S109により、ファーストアイドル時にはウエストゲートバルブ21が開弁することになる。したがって、ファーストアイドル時にはタービン9bを迂回した相対的に高温の排気ガスが排気通路8に流入することとなり、図示しない排気浄化触媒の早期活性化を図ることができる。このように排気浄化触媒の早期活性化を図る場合には、ステップS109での開弁開度を全開にして、より効率的な活性化を図ってもよい。このとき、ステップS110において検出した排気温度に基づいて、排気浄化触媒の温度を推定すれば、排気浄化触媒の活性化のための点火時期等の制御を、より高精度で行うことができる。
さらに、アイドル運転中には、燃料タンク中のエバポガスを吸気通路5にパージする、いわゆるアイドルパージを行う場合がある。このアイドルパージは、一般的に、図示しない空燃比センサの検出値に基づいてパージ量をフィードバック制御するが、過給機付きエンジンでタービン下流側に空燃比センサを設けると、過給機を備えない、いわゆる自然吸気エンジンに比べて、空燃比センサの応答性が低くなるという問題があった。これは、タービンのもつヒートマスにより、タービン通過後の排気機温度が低下すること、またタービンを通過する分だけ流路が長くなることに起因する。
しかし、本実施形態では、アイドル運転時にタービン9bを迂回して排気が流れるので、自然吸気エンジンと同様の応答性を確保することができる。
以上により本実施形態では、次のような効果を得ることができる。
(1)ツインスクロール式のターボ過給機9を備えるエンジン1の排気温度検出装置であって、第1流路9eと第2流路9fの合流部より下流部分とタービン9bより下流部分とを連通するバイパス通路20と、これを開閉するウエストゲートバルブ21とを備え、バイパス通路20に臨むように排気温度センサ10を設けたので、1つの排気温度センサ10で、第1流路9e、第2流路9fのいずれを通過した排気についても温度を検出することができる。すなわち、いずれかの気筒群だけが正常状態よりも高い排気温度になった場合等でも、これを検知することができる。
また、ターボ過給機9内部の排気温度を検出できるので、ターボ過給機9を保護するための制御を、より高精度で行うことができる。
(2)ウエストゲートバルブ21は、バイパス通路20のタービン9b下流側端部に設けられ、予め設定した開弁圧より過給圧の方が高い高負荷運転時には開弁し、過給圧の方が低い低負荷運転時には閉弁するものであって、排気温度センサ10は、バイパス通路20のウエストゲートバルブ21近傍に臨むように配置されているので、ウエストゲートバルブ21から排気漏れの有無に関係なく、精度良く排気温度を検出することができる。
(3)アイドル運転時に、ウエストゲートバルブ21を強制的に開弁させて排気温度センサの劣化診断を行うので、排気の流れが安定した状態で診断することができ、より正確な診断を行うことができる。
(4)ウエストゲートバルブ21を強制的に開弁させて行う劣化診断を、エンジン始動から停止までの1トリップ中に少なくとも1回実行するので、1トリップ中にウエストゲートバルブ21が開弁するような運転状態になる機会がなくても、劣化診断の機会を確保することができる。
なお、上記実施形態の説明では、直列4気筒エンジンに適用する場合について説明したが、他の形式のエンジンであっても同様に適用することができる。
また、本発明は上記の実施の形態に限定されるわけではなく、特許請求の範囲に記載の技術的思想の範囲内で様々な変更を成し得ることは言うまでもない。
本実施形態を適用するエンジンシステムの構成図である。 タービンハウジング内部の模式図の一例である。 排気温度測定及び劣化診断のための制御のフローチャートである。 タービンハウジング内部の模式図の他の例である。
符号の説明
1 エンジン本体
2 吸気マニホールド
3 コレクタタンク
4 スロットルチャンバ
5 吸気通路
6 インタークーラ
7 排気マニホールド
8 排気通路
9 ターボ過給機
10 排気温度センサ
11 コントロールユニット
20 バイパス通路
21 ウエストゲートバルブ

Claims (5)

  1. 複数気筒を有し、排気側にターボ過給機を備えるエンジンの排気温度検出装置であって、
    前記エンジンの排気通路は、排気圧力が干渉しない組み合わせとなる気筒群の排気通路が合流してそれぞれ独立した第1排気通路及び第2排気通路を形成し、
    前記ターボ過給機は、
    少なくとも入口部分が前記第1排気通路及び第2排気通路に対応する第1流路及び第2流路に分割され、内部で前記第1流路と第2流路が合流するタービンハウジングと、
    前記第1流路と第2流路の合流部より下流側の流路とタービンロータ下流側の流路を、タービンロータを迂回して連通するバイパス通路と、
    前記バイパス通路を開閉するウエストゲートバルブと、
    を備え、
    前記バイパス通路に臨むように排気温度検出手段を設けたことを特徴とするターボ過給機付きエンジンの排気温度検出装置。
  2. 前記ウエストゲートバルブは、前記バイパス通路のタービンロータ下流側端部に設けられ、予め設定した開弁圧より過給圧の方が高い高負荷運転時には開弁し、過給圧の方が低い低負荷運転時には閉弁するものであって、
    前記排気温度検出手段は、前記バイパス通路の前記ウエストゲートバルブの上流側近傍に臨むように配置されていることを特徴とする請求項1に記載のターボ過給機付きエンジンの排気温度検出装置。
  3. 請求項1または2に記載のターボ過給機付きエンジンの排気温度検出装置の劣化診断装置であって、
    前記ウエストゲートバルブを過給圧にかかわらず強制的に開弁させ得る開弁手段と、
    前記排気温度検出手段の出力に基づいて劣化診断を行う診断手段と、
    を備え、
    前記エンジンが所定の運転状態にあるときに、前記ウエストゲートバルブを強制的に開弁させて前記排気温度検出手段の劣化診断を行うことを特徴とするターボ過給機付きエンジンの排気温度検出装置の劣化診断装置。
  4. 前記所定の運転状態は、アイドル運転であることを特徴とする請求項3に記載のターボ過給機付きエンジンの排気温度検出装置の劣化診断装置。
  5. 前記劣化診断手段は、前記劣化診断をエンジン始動から停止までの1トリップ中に少なくとも1回実行することを特徴とする請求項4に記載のターボ過給機付きエンジンの排気温度検出装置の劣化診断装置。
JP2008137931A 2008-05-27 2008-05-27 ターボ過給機付きエンジンの排気温度検出装置の劣化診断装置 Expired - Fee Related JP5071242B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008137931A JP5071242B2 (ja) 2008-05-27 2008-05-27 ターボ過給機付きエンジンの排気温度検出装置の劣化診断装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008137931A JP5071242B2 (ja) 2008-05-27 2008-05-27 ターボ過給機付きエンジンの排気温度検出装置の劣化診断装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009287409A true JP2009287409A (ja) 2009-12-10
JP5071242B2 JP5071242B2 (ja) 2012-11-14

Family

ID=41456876

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008137931A Expired - Fee Related JP5071242B2 (ja) 2008-05-27 2008-05-27 ターボ過給機付きエンジンの排気温度検出装置の劣化診断装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5071242B2 (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011114234A1 (en) 2010-03-16 2011-09-22 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Control system and control method of internal combustion engine
US20110283681A1 (en) * 2009-01-13 2011-11-24 Man Truck & Bus Ag Method for operating components for exhaust gas after-treatment and exhaust gas after-treatment apparatus
WO2012060006A1 (ja) * 2010-11-05 2012-05-10 トヨタ自動車株式会社 内燃機関の制御装置
JP2012180793A (ja) * 2011-03-02 2012-09-20 Toyota Motor Corp 内燃機関の制御装置
CN103370513A (zh) * 2010-12-13 2013-10-23 霍尼韦尔国际公司 用于涡轮增压器的旋转阀单元
US20130283786A1 (en) * 2012-04-02 2013-10-31 Bosch Mahle Turbosysteme GmbH & Co. KG Turbocharger for use in an internal combustion engine
EP2690266A1 (de) * 2012-07-26 2014-01-29 Bosch Mahle Turbo Systems GmbH & Co. KG Turbine für eine Brennkraftmaschine
KR101552061B1 (ko) 2014-08-28 2015-09-10 현대오트론 주식회사 전기식 웨이스트 게이트 제어 방법 및 제어 장치
DE102015201185A1 (de) * 2015-01-23 2016-07-28 Ford Global Technologies, Llc Externer Turbinen-Bypass für schnelles Aufheizen des Katalysators
SE2251096A1 (en) * 2022-09-22 2024-03-23 Scania Cv Ab Exhaust System, Internal Combustion Engine, and Vehicle

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58197461A (ja) * 1982-05-14 1983-11-17 Nissan Motor Co Ltd 排気還流装置のセンサ故障判別装置
JPS62218620A (ja) * 1986-03-19 1987-09-26 Mazda Motor Corp 排気タ−ボ過給装置
JPH01159454A (ja) * 1987-12-14 1989-06-22 Mitsubishi Electric Corp Egr温度センサの異常検出装置
JPH07269393A (ja) * 1994-03-29 1995-10-17 Toyota Motor Corp 内燃機関の排気装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58197461A (ja) * 1982-05-14 1983-11-17 Nissan Motor Co Ltd 排気還流装置のセンサ故障判別装置
JPS62218620A (ja) * 1986-03-19 1987-09-26 Mazda Motor Corp 排気タ−ボ過給装置
JPH01159454A (ja) * 1987-12-14 1989-06-22 Mitsubishi Electric Corp Egr温度センサの異常検出装置
JPH07269393A (ja) * 1994-03-29 1995-10-17 Toyota Motor Corp 内燃機関の排気装置

Cited By (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20110283681A1 (en) * 2009-01-13 2011-11-24 Man Truck & Bus Ag Method for operating components for exhaust gas after-treatment and exhaust gas after-treatment apparatus
US9574482B2 (en) * 2009-01-13 2017-02-21 Man Truck & Bus Ag Method for operating components for exhaust gas after-treatment and exhaust gas after-treatment apparatus
WO2011114234A1 (en) 2010-03-16 2011-09-22 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Control system and control method of internal combustion engine
US8938960B2 (en) 2010-11-05 2015-01-27 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Control apparatus for internal combustion engine
CN103189616A (zh) * 2010-11-05 2013-07-03 丰田自动车株式会社 内燃机的控制装置
WO2012060006A1 (ja) * 2010-11-05 2012-05-10 トヨタ自動車株式会社 内燃機関の制御装置
JP5505511B2 (ja) * 2010-11-05 2014-05-28 トヨタ自動車株式会社 内燃機関の制御装置
CN103370513A (zh) * 2010-12-13 2013-10-23 霍尼韦尔国际公司 用于涡轮增压器的旋转阀单元
JP2012180793A (ja) * 2011-03-02 2012-09-20 Toyota Motor Corp 内燃機関の制御装置
US20130283786A1 (en) * 2012-04-02 2013-10-31 Bosch Mahle Turbosysteme GmbH & Co. KG Turbocharger for use in an internal combustion engine
US9181858B2 (en) * 2012-04-02 2015-11-10 Robert Bosch Gmbh Turbocharged engine with a sensor device in the turbocharger housing
US9181874B2 (en) 2012-07-26 2015-11-10 Bosch Mahle Turbo Systems Gmbh & Co. Kg Turbine for an internal combustion engine
CN103573387A (zh) * 2012-07-26 2014-02-12 博世马勒涡轮系统有限两合公司 一种用于内燃机的涡轮机
EP2690266A1 (de) * 2012-07-26 2014-01-29 Bosch Mahle Turbo Systems GmbH & Co. KG Turbine für eine Brennkraftmaschine
DE102012213161B4 (de) * 2012-07-26 2019-07-25 BMTS Technology GmbH & Co. KG Turbine für eine Brennkraftmaschine
KR101552061B1 (ko) 2014-08-28 2015-09-10 현대오트론 주식회사 전기식 웨이스트 게이트 제어 방법 및 제어 장치
DE102015201185A1 (de) * 2015-01-23 2016-07-28 Ford Global Technologies, Llc Externer Turbinen-Bypass für schnelles Aufheizen des Katalysators
DE102015201185B4 (de) * 2015-01-23 2017-10-19 Ford Global Technologies, Llc Externer Turbinen-Bypass für schnelles Aufheizen des Katalysators
SE2251096A1 (en) * 2022-09-22 2024-03-23 Scania Cv Ab Exhaust System, Internal Combustion Engine, and Vehicle
WO2024063690A1 (en) * 2022-09-22 2024-03-28 Scania Cv Ab Exhaust system, internal combustion engine, and vehicle

Also Published As

Publication number Publication date
JP5071242B2 (ja) 2012-11-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5071242B2 (ja) ターボ過給機付きエンジンの排気温度検出装置の劣化診断装置
JP5246284B2 (ja) 内燃機関の制御装置
US9027539B2 (en) Control apparatus for internal combustion engine
JP2010180781A (ja) 過給機付き内燃機関の制御装置
JP5673896B2 (ja) 内燃機関の制御装置
JP5170339B2 (ja) 過給機付き内燃機関の制御装置
JP2005220888A (ja) 過給機付き内燃機関の過給圧推定装置
JP2011190778A (ja) 内燃機関の制御装置
JP2013096372A (ja) 過給機付き内燃機関の制御装置
JP2008240576A (ja) 過給システムの故障診断装置
JP2014114754A (ja) 内燃機関の制御装置
JP5282695B2 (ja) 過給機付き内燃機関の制御装置
JP6048579B2 (ja) 過給機付き内燃機関
JP4760671B2 (ja) 差圧センサの故障検知システム
JP2007009877A (ja) 過給圧制御システムの異常診断装置
JP2010151038A (ja) 内燃機関の制御装置
JP6701786B2 (ja) 故障診断方法及び故障診断装置
JP4518045B2 (ja) 過給機付き内燃機関の制御装置
EP3333391B1 (en) Warm-up system for exhaust gas apparatus
EP2369164B1 (en) Control apparatus of an internal combustion engine
JP2006057526A (ja) 内燃機関の故障診断装置
JP6225651B2 (ja) 過給機付き内燃機関の故障診断装置
JP5930288B2 (ja) 内燃機関
JP2012132423A (ja) 内燃機関の制御装置
JP4561446B2 (ja) 内燃機関の二次エア供給制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110425

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120130

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120221

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120418

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120724

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120806

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5071242

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150831

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees