JP2009286525A - エレベータ装置及びその制動機能検査方法 - Google Patents

エレベータ装置及びその制動機能検査方法 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、制動力を制御可能なブレーキシステムの検査を十分に行うことができるエレベータ装置及びその制動機能検査方法を得ることを目的とするものである。
【解決手段】運行制御装置21の運転モードには、通常のサービスを提供するための通常モードと、通常モードとは異なる検査モードとが含まれている。検査モードにおいては、運行制御装置21は、位置検出スイッチ19からの検出信号の入力をトリガとして、走行中のかご1を急停止させることを意図するブレーキ動作指令を発生する。これにより、かご1が急停止され、ブレーキ動作指令を受けてからかご1が停止するまでの巻上機4の減速度が平均減速度演算回路部24により計算され、表示部25に表示される。
【選択図】図1

Description

この発明は、かごを制動するブレーキの制動力を制御可能なエレベータ装置及びその制動機能検査方法に関するものである。
従来のエレベータのブレーキシステムでは、非常制動時にかごに過大な減速度が発生するのを防ぐように制動力が制御される。即ち、かごの負荷条件等によって制動時の減速度が過大となる場合は、ブレーキの制動力を緩めるように制御することで衝撃が緩和される。逆に、制動時の減速度が低い場合は、制動力を緩めずに維持するように制御することで制動距離が伸びるのが防止される(例えば、特許文献1参照)。
また、上記のような制動力の制御機能を持たない従来のエレベータでは、定格速度で走行する空のかごを強制的に非常停止させて制動距離を測定し、測定した制動距離からかごの減速度を算出することにより、ブレーキの制動能力が診断される(例えば、特許文献2参照)。
WO2007/057973A1 特開2002−68626号公報
上記の特許文献1に示されたような制動力を制御可能なエレベータでは、制動力を緩めるのも維持するのも重要な機能である。これに対して、上記の特許文献2に示されたような従来の制動能力の診断方法では、制動力を維持した場合の性能の検査しか行えず、制動力を制御可能なエレベータにおける制動機能の検査方法としては不十分であった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、制動力を制御可能なブレーキシステムの検査を十分に行うことができるエレベータ装置及びその制動機能検査方法を得ることを目的とする。
この発明に係るエレベータ装置は、駆動シーブを有する巻上機、駆動シーブに巻き掛けられている懸架手段、懸架手段により吊り下げられ、巻上機により昇降されるかご及び釣合おもり、制動力が制御可能になっており、かごの走行を制動するブレーキ、及びかごの運行及びブレーキの制動力を制御する制御装置を備え、制御装置によるかごの運転モードには、ブレーキに対する制動力制御の検査を行うための検査モードが含まれており、制御装置は、検査モードでは、かごを走行させた後に強制的に急停止させ、ブレーキの制動力を制御する。
この発明のエレベータ装置は、制御装置によるかごの運転モードに、かごを強制的に急停止させつつブレーキの制動力を制御する検査モードを設けたので、ブレーキを完全解放したときの制動能力の検査だけでなく、制動力制御の検査も行うことができ、制動力を制御可能なブレーキシステムの検査を十分に行うことができる。
以下、この発明を実施するための最良の形態について、図面を参照して説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1によるエレベータ装置を示す構成図である。図において、かご1及び釣合おもり2は、懸架手段3により昇降路内に吊り下げられている。懸架手段3は、複数本のロープ又はベルトを含んでいる。
昇降路内の下部には、かご1及び釣合おもり2を昇降させる巻上機4が設置されている。巻上機4は、懸架手段3が巻き掛けられた駆動シーブと、駆動トルクを発生し駆動シーブを回転させる巻上機モータと、制動トルクを発生し駆動シーブの回転を制動するブレーキ5と、駆動シーブの回転に応じた信号を発生する巻上機エンコーダ6とを有している。
ブレーキ5としては、例えば電磁ブレーキ装置が用いられている。電磁ブレーキ装置においては、制動ばねのばね力によりブレーキシューが制動面に押し付けられて駆動シーブの回転が制動され、かご1が制動される。また、電磁マグネットを励磁することによりブレーキシューが制動面から引き離され、制動力が解除される。さらに、ブレーキ5により印加される制動力は、電磁マグネットのブレーキコイルに流される電流値に応じて変化される。
かご1には、一対のかご吊り車7a,7bが設けられている。釣合おもり2には、釣合おもり吊り車8が設けられている。昇降路の上部には、かご返し車9及び釣合おもり返し車10が設けられている。懸架手段3の一端部は、昇降路の上部に設けられた第1の綱止め11aに接続されている。懸架手段3の他端部は、昇降路の上部に設けられた第2の綱止め11bに接続されている。
懸架手段3は、一端部側から順に、かご吊り車7a,7b、かご返し車9、駆動シーブ、釣合おもり返し車10及び釣合おもり吊り車8に巻き掛けられている。即ち、かご1及び釣合おもり2は、2:1ローピング方式により昇降路内に吊り下げられている。
昇降路の底部には、かご緩衝器12及び釣合おもり緩衝器13が設置されている。かご緩衝器12は、かご1の真下に配置され、かご1が昇降路の底部に衝突する際の衝撃を緩和する。釣合おもり緩衝器13は、釣合おもり2の真下に配置され、釣合おもり2が昇降路の底部に衝突する際の衝撃を緩和する。
昇降路の上部には、調速機14が設置されている。調速機14は、調速機シーブ15と、調速機シーブ15の回転に応じた信号を発生する調速機エンコーダ16とを有している。調速機シーブ15には、調速機ロープ17が巻き掛けられている。調速機ロープ17の両端部は、かご1に接続されている。調速機ロープ17の下端部は、昇降路の下部に配置された張り車18に巻き掛けられている。かご1が昇降されると、調速機ロープ17が循環され、かご1の走行速度に応じた回転速度で調速機シーブ15が回転される。
昇降路内の所定の位置には、かご1の位置を検出するための位置検出スイッチ19が設けられている。位置検出スイッチ19は、昇降路壁に固定されている。かご1には、位置検出スイッチ19を操作するスイッチ操作部材(カム)20が設けられている。
巻上機4の運転、即ちかご1の運行は、運行制御装置21により制御される。運行制御装置21は、昇降路内に設置された制御盤内に設けられている。また、運行制御装置21は、巻上機エンコーダ6からの信号に基づいてかご1の走行速度を制御する。さらに、運行制御装置21は、かご1を乗場に停止させておくためのブレーキ動作指令と、かご1の走行を許可するためのブレーキ解除指令とを制動力制御装置22に出力する。
ブレーキ5は、制動力制御装置22により制御される。制動力制御装置22は、ブレーキ5のブレーキコイルに流す電流を制御することにより、ブレーキ5が発生する制動力(制動トルク)を制御可能となっている。ブレーキ5が発生する制動力は、ブレーキコイルの電流値を大きくすることにより小さくなり、電流値が所定値を超えると0になる。また、ブレーキコイルの電流値を小さくすると、制動力は大きくなり、電流値が0になると制動力が最大となる。
制動力制御装置22は、運行制御装置21からのブレーキ動作指令と、巻上機エンコーダ6からの検出信号と、調速機エンコーダ16からの検出信号と、位置検出スイッチ19からの検出信号とを受け、ブレーキ5にブレーキ電流を出力する。また、制動力制御装置22は、制動力制御回路部23と、平均減速度演算回路部24と、表示部25とを有している。
制動力制御回路部23は、運行制御装置21からのブレーキ動作指令に従って動作する。具体的には、制動力制御回路部23は、ブレーキ動作指令がかご1を停止したまま動かさないことを意図するものであれば、ブレーキ電流を遮断し、ブレーキ5の制動状態を維持する。逆に、ブレーキ動作指令がかご1の走行を許可するものであれば、制動力制御回路部23は、ブレーキ電流を規定量だけ流し、ブレーキ5の解放状態を維持する。
さらに、ブレーキ動作指令が走行中のかご1を強制的に急停止させることを意図するものであれば、ブレーキ電流を制御して、ブレーキ5を適度に動作させる。即ち、制動力制御回路部23は、かご1の非常停止時に、かご1の減速度が過大にならないように、ブレーキ5の制動力を制御する。
平均減速度演算回路部24は、走行中のかご1を急停止させることを意図するブレーキ動作指令を受けてから巻上機4の回転が停止するまでの回転量を、巻上機エンコーダ6からの検出信号を用いて検出する。また、平均減速度演算回路部24は、演算処理により、減速時における巻上機4の減速度を算出する。
さらに、平均減速度演算回路部24は、走行中のかご1を急停止させることを意図するブレーキ動作指令を受けてからかご1が停止するまでのかご1の移動距離を、調速機エンコーダ16からの検出信号を用いて検出する。
表示部25には、制動力制御装置22に関する様々な情報が表示される。表示部25に表示される情報には、制動時の巻上機4の平均減速度と、制動に要した巻上機4の回転量とかご1の移動距離との差とが含まれている。
運行制御装置21及び制動力制御装置22は、それぞれ独立したマイクロコンピュータを有している。運行制御装置21及び制動力制御装置22の機能は、これらのマイクロコンピュータにより実現される。また、実施の形態1の制御装置は、運行制御装置21及び制動力制御装置22を含んでいる。
図2は図1の制動力制御装置22によるかご1の非常停止時のブレーキ電流制御方法を示すグラフである。制動力制御装置22は、制動力制御の開始後、かご1の減速度が目標減速度よりも低ければブレーキ電流を小さくしてブレーキ5の制動力を強め、かご1の減速度が目標減速度以上であればブレーキ電流を大きくしてブレーキ5の制動力を弱める。
かご1が停止した後は、かご1を静止保持するためにブレーキ電流を0とする。かご1の速度及び減速度は、巻上機エンコーダ6からの信号に基づいて検出しているが、これに限らず、レーザ変位計又は加速度計等の別の手段を用いて検出してもよい。
ここで、運行制御装置21の運転モードには、通常のサービスを提供するための通常モードと、通常モードとは異なる検査専用の動作モード、即ち検査モードとが含まれている。検査モードにおいては、運行制御装置21は、位置検出スイッチ19からの検出信号の入力をトリガとして、走行中のかご1を急停止させることを意図するブレーキ動作指令を発生する。
これにより、かご1が急停止され、ブレーキ動作指令を受けてからかご1が停止するまでの巻上機4の減速度と、巻上機4の回転量と、かご1の移動距離とが平均減速度演算回路部24により計算され、表示部25に表示される。
次に、制動力制御装置22及びブレーキ5の検査方法について説明する。まず、検査員は、かご1を最下階に停止させ、かご1内に乗客がいない無負荷状態であることを確認した上で、運行制御装置21の運転モードを検査モードに切り替える。これにより、運行制御装置21は、かご1を上方向へ走行させ、かご1が位置検出スイッチ19を通過した時点でブレーキ動作指令を発生する。
ブレーキ動作指令を受けた制動力制御装置22は、ブレーキ5の制動トルクを制御しながら巻上機4を急停止させ、制動時の巻上機4の平均減速度と、制動に要した巻上機4の回転量とかご1の移動距離との差とを表示部25に表示する。
検査員は、表示部25に表示された巻上機4の平均減速度を確認し、平均減速度が規定の範囲に入っていれば、制動力制御装置22及びブレーキ5の機能が正常であると判断する。また、平均減速度が規定の範囲に入っていなければ、制動力制御装置22又はブレーキ5の機能が正常でないと判断する。
また、検査員は、制動に要した巻上機4の回転量とかご1の移動距離との差を確認し、差が規定の範囲に入っていれば、巻上機4の駆動シーブと懸架手段3との摩擦状態が正常であると判断する。また、差が規定の範囲に入っていなければ、巻上機4の駆動シーブと懸架手段3との摩擦状態に問題があると判断する。
次に、検査員は、運行制御装置21の運転モードを一旦通常モードに戻し、かご1を最上階に移動させ、この後、運転モードを再び検査モードに切り替える。これにより、運行制御装置21は、かご1を下方向へ走行させ、かご1が位置検出スイッチ19を通過した時点でブレーキ動作指令を発生する。
ブレーキ動作指令を受けた制動力制御装置22は、ブレーキ5の制動トルクを制御しながら巻上機4を急停止させ、制動時の巻上機4の平均減速度と、制動に要した巻上機4の回転量とかご1の移動距離との差とを表示部25に表示する。
検査員は、制動時の巻上機4の平均減速度が規定の範囲に入るか否かで、制動力制御装置22及びブレーキ5の機能を確認し、制動に要した巻上機4の回転量とかご1の移動距離との差が規定の範囲に入るか否かで、巻上機4の駆動シーブと懸架手段3との摩擦状態を確認する。
このようなエレベータ装置では、運行制御装置21によるかご1の運転モードに、かご1を強制的に急停止させる検査モードを設け、検査モードのときに制動力制御装置22によりブレーキ5の制動力を制御するようにしたので、ブレーキ5を完全解放したときの制動能力の検査だけでなく、制動力制御の検査も行うことができ、制動力を制御可能なブレーキシステムの検査を十分に行うことができる。このような検査は、制動力制御装置22に検査用の特別な仕様を設けずに実施することができ、このためエレベータ装置が通常通りにサービスを提供しているのと同じ条件での検査が可能である。
また、制動力制御装置22により、検査モードでかご1を急停止させた際の巻上機4の平均減速度が求められるので、減速度制御が正常であるかどうかを容易に確認することができる。
さらに、制動力制御装置22により、検査モードでかご1を急停止させた際に制動に要した巻上機4の回転量とかご1の移動距離とが求められるので、巻上機4の駆動シーブと懸架手段3との摩擦状態も確認することができ、信頼性を向上させることができる。
さらにまた、上記の制動機能検査方法では、無負荷状態のかご1を走行させた後に急停止させる工程、かご1を急停止させた際の巻上機4の平均減速度を求める工程、及び平均減速度が規定の範囲に入るか否か判定する工程を含むので、ブレーキ5を完全解放したときの制動能力の検査だけでなく、制動力制御の検査も行うことができ、制動力を制御可能なブレーキシステムの検査を十分に行うことができる。
また、かご1を急停止させる工程は、かご1を上方向へ走行させ急停止させる工程と、かご1を下方向へ走行させ急停止させる工程とを含み、それぞれの工程について平均減速度を求めて判定するので、制動時の減速度が高くなり易い条件と低くなり易い条件とで、制動力制御の検査を行うことができ、信頼性をより向上させることができる。
実施の形態2.
次に、図3はこの発明の実施の形態2によるエレベータ装置を示す構成図である。この例では、実施の形態1の調速機エンコーダ16が省略されている。制動力制御装置22は、運行制御装置21からのブレーキ動作指令と、巻上機エンコーダ6からの検出信号と、位置検出スイッチ19からの検出信号とを受け、ブレーキ5にブレーキ電流を出力する。
運行制御装置21は、検査モードでは、位置検出スイッチ19からの検出信号の入力をトリガとして、走行中のかご1を強制的に急停止させることを意図するブレーキ動作指令を発生する。そして、巻上機エンコーダ6の検出信号からかご1が停止したことを検出し、十分に時間が経過した後に、位置検出スイッチ19の検出位置を通過する位置まで、定格速度よりも低速でかご1を逆方向へ運転する。
具体的には、検査モードでかご1を最下階から上方向へ走行させて急停止させた場合には、位置検出スイッチ19の検出位置を通過する位置までかご1を下方向へ低速で走行させる。また、検査モードでかご1を最上階から下方向へ走行させて急停止させた場合には、位置検出スイッチ19の検出位置を通過する位置までかご1を上方向へ低速で走行させる。
このようにかご1を低速で走行させた場合、かご1の移動距離と巻上機4の回転量とが等価であると考えることができる。このため、かご1を低速で走行させたときの巻上機4の回転量を巻上機エンコーダ6からの信号に基づいて算出することにより、制動に要したかご1の移動距離を間接的に求めたと考えることができる。
運行制御装置21には、表示部26が設けられている。表示部26には、検査時のかご1の停止位置から位置検出スイッチ19の検出位置までの巻上機4の回転量等の様々な情報が表示される。
検査員は、制動力制御装置22の表示部25に表示された制動に要した巻上機4の回転量と、運行制御装置21の表示部26に表示された巻上機4の回転量との差を確認し、差が規定の範囲に入るか否かで、巻上機4の駆動シーブと懸架手段3との摩擦状態を確認する。他の構成及び検査方法は、実施の形態1と同様である。
このようなエレベータ装置では、検査モードでかご1を急停止させた後、制動を開始した位置までかご1を定格速度よりも低速で走行させ、そのときの巻上機4の回転量を求めることにより、制動に要したかご1の移動距離を間接的に求めるので、調速機エンコーダ16を省略することができ、システム構成を簡単にすることができる。
なお、上記の例では、上方向へ走行させる検査と下方向へ走行させる検査とで、共通の位置検出スイッチ19からの信号をトリガとして利用したが、上方向と下方向とで異なる位置検出スイッチからの信号をトリガとしてもよい。
また、位置検出スイッチ19は、検査専用のものでなくてもよく、既設のスイッチを利用してもよい。
さらに、上記の例では、位置検出スイッチ19からの信号を検査モードにおけるトリガとして利用したが、トリガはこれに限定されるものではなく、例えば、走行開始からの経過時間、又は巻上機4の到達速度等であってもよい。
さらにまた、上記の例では、運行制御装置21と制動力制御装置22とを別々の装置で構成したが、一体にすることも可能である。
また、制動力制御装置22の機能を複数の装置に分割して実行させることも可能である。
さらに、実施の形態2における表示部25,26の表示情報を表示部25,26のいずれか一方にまとめて表示し、他方を省略してもよい。
さらにまた、表示部25,26は、運行制御装置21や制動力制御装置22とは別に設けてもよい。
また、上記の例では、駆動シーブの回転を制動してかご1を制動するブレーキ5を示したが、これに限定されるものではなく、例えば、懸架手段3を把持してかご1を制動するブレーキや、かご1に搭載されガイドレールに係合してかご1を制動するブレーキでもよい。
さらに、ブレーキの数は1つに限定されるものではなく、複数のブレーキを用いてもよい。
さらにまた、上記の例では、2:1ローピングのエレベータ装置を示したが、ローピング方式はこれに限定されるものではなく、例えば1:1ローピングであってもよい。
また、上記の例では、1台の巻上機4によりかご1が昇降されるが、複数台の巻上機を用いるエレベータ装置であってもよい。
さらに、上記の例では、巻上機4の平均減速度から制動力制御装置22及びブレーキ5の機能を確認したが、ブレーキを設ける場所等によっては、調速機エンコーダ16の検出信号等から求めたかご1の平均減速度から減速度制御の機能確認を行ってもよい。
この発明の実施の形態1によるエレベータ装置を示す構成図である。 図1の制動力制御装置によるかこの非常停止時のブレーキ電流制御方法を示すグラフである。 この発明の実施の形態2によるエレベータ装置を示す構成図である。
符号の説明
1 かご、2 釣合おもり、3 懸架手段、4 巻上機、5 ブレーキ、19 位置検出スイッチ、21 運行制御装置、22 制動力制御装置。

Claims (7)

  1. 駆動シーブを有する巻上機、
    上記駆動シーブに巻き掛けられている懸架手段、
    上記懸架手段により吊り下げられ、上記巻上機により昇降されるかご及び釣合おもり、
    制動力が制御可能になっており、上記かごの走行を制動するブレーキ、及び
    上記かごの運行及び上記ブレーキの制動力を制御する制御装置
    を備え、
    上記制御装置による上記かごの運転モードには、上記ブレーキに対する制動力制御の検査を行うための検査モードが含まれており、
    上記制御装置は、上記検査モードでは、上記かごを走行させた後に強制的に急停止させ、上記ブレーキの制動力を制御することを特徴とするエレベータ装置。
  2. 上記ブレーキは、上記駆動シーブの回転を制動することにより上記かごの走行を制動し、
    上記制御装置は、上記検査モードで上記かごを急停止させた際の上記巻上機の平均減速度を求めることを特徴とする請求項1記載のエレベータ装置。
  3. 上記制御装置は、上記検査モードで上記かごを急停止させた際に制動に要した上記巻上機の回転量と上記かごの移動距離とを求めることを特徴とする請求項2に記載のエレベータ装置。
  4. 上記制御装置は、上記検査モードで上記かごを急停止させた後、制動を開始した位置まで上記かごを定格速度よりも低速で走行させ、そのときの上記巻上機の回転量を求めることにより、制動に要した上記かごの移動距離を間接的に求めることを特徴とする請求項3記載のエレベータ装置。
  5. 駆動シーブを有する巻上機、
    上記駆動シーブに巻き掛けられている懸架手段、
    上記懸架手段により吊り下げられ、上記巻上機により昇降されるかご及び釣合おもり、
    制動力が制御可能になっており、上記かごの走行を制動するブレーキ、及び
    上記かごの運行及び上記ブレーキの制動力を制御する制御装置
    を備えているエレベータ装置の制動機能検査方法であって、
    無負荷状態の上記かごを走行させた後に急停止させる工程、
    上記かごを急停止させた際の巻上機の平均減速度を求める工程、及び
    上記平均減速度が規定の範囲に入るか否か判定する工程
    を含むことを特徴とするエレベータ装置の制動機能検査方法。
  6. 上記かごを急停止させる工程は、上記かごを上方向へ走行させ急停止させる工程と、上記かごを下方向へ走行させ急停止させる工程とを含むことを特徴とする請求項5記載のエレベータ装置の制動機能検査方法。
  7. 上記かごを急停止させた際に制動に要した上記巻上機の回転量と上記かごの移動距離との差を求め、その差が規定の範囲に入るか否か判定する工程をさらに含むことを特徴とする請求項5又は請求項6に記載のエレベータ装置の制動機能検査方法。
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