JP2009286503A - エレベータ保守点検用システム - Google Patents

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Abstract

【課題】エレベータの各階床での点検表示をより早く行えるようにすると共に、点検表示の解除忘れを防止する。
【解決手段】エレベータ保守点検用システムは、乗場扉の周囲に設置される三方枠内に点検札を格納した格納状態と、乗場にいる乗客が点検札の表示を視認可能な位置まで点検札を三方枠外に突出させた表示状態との間で、点検札を移動させるよう作動する点検札移動手段30を備える。点検札移動手段30は、保守員が携帯電話22で遠隔監視センタ40に保守点検作業の開始時および終了時に送信するメール通報を受けて、遠隔監視センタ40から送信される指令に応じて作動される。
【選択図】図4

Description

本発明は、エレベータ保守点検用システムに関し、より詳しくは、乗客が利用するエレベータ停止階の全階床の乗場において保守点検用点検札を自動的に設置および格納できるエレベータ保守点検用システムに関する。
従来、オフィスビル、デパート等の商業用ビルやマンション等の住居用ビルにおいて、エレベータが広く設置されている。一般に、エレベータについては、エレベータ管理会社の専門の保守員によって定期的に保守点検作業が行われており、これにより安全な運転状態が維持されている。また、エレベータ管理会社の保守員は、ビル管理人やエレベータの乗客からの要請を受けて、エレベータが設置されている現場へ出動して、故障修理等の非定期的な保守点検作業を行うことも多い。
このように保守員がエレベータの保守点検作業を行う場合、エレベータを通常運転モードから乗場押ボタン操作によるかご呼びを受け付けない保守点検モードへと切り替えて保守点検作業を行うため、点検対象となるエレベータが利用できない状態にあることを乗客に知らしめるよう各階床のエレベータ乗場に点検中の表示を行う必要がある。
そして、これまでは保守点検開始前に保守員が、「点検中」と文字表示された点検札を、各階床の乗場床に設置したり、あるいは、各階床の乗場扉の周囲にある三方枠に磁石で取り付けたりしていた。この場合、特に高層ビルでは全階床の乗場に点検札を設置するのに時間と労力がかかるために、保守点検作業の効率を悪くする要因になっていた。
ここで、特許文献1には、エレベータの点検作業表示システムにおいて、保守員が所持するモバイル機器を乗場位置表示器に設けられた接続端子に電気的に接続して、モバイル機器から接続端子を介してエレベータ制御装置へ点検作業の情報データを送信することにより、各階床の乗場位置表示器に含まれる例えばLEDを発光させて「点検中」の文字を点灯表示させることができ、これにより点検札等を各階床の乗場に配置する作業が省略できることで保守員の労力および時間が低減される、と記載されている。
特開2005−59994号公報
しかしながら、上記特許文献1のエレベータ点検作業表示システムでは、モバイル機器を持った保守員がエレベータ設置現場に到着してからでないと、エレベータの通常運転モードから保守点検モードへの切り替えや各階床乗場での点検中表示は行えないことになる。例えば、保守員が現場に到着する直前にエレベータの通常運転モードから保守点検モードへの切り替えや各階床乗場での点検中表示が既に行われていれば、保守員は現場到着後、直ちに保守点検作業を開始することができ、作業効率を高めるうえで好ましい。
また、特に1人で保守点検にあたっている場合、保守員が点検作業終了後にエレベータを通常運転モードへ復旧させるのを忘れて帰ってしまうこともあり得、その場合、エレベータ乗場には「点検中」の表示がされたままでエレベータを利用できない状態となる。
本発明は、エレベータの各階床での点検表示をより早く行えるようにすることで、保守員による保守点検作業をより効率の良いものにできる、エレベータ保守点検用システムを提供することにある。
本発明に係るエレベータ保守点検用システムは、乗客が利用するエレベータ停止階の全階床の乗場に設けられ、点検作業中である旨の表示を付してある点検札と、乗場扉の周囲に設置される三方枠内に点検札を格納した格納状態と、乗場にいる乗客が点検札の表示を視認可能な位置まで点検札を三方枠外に突出させた表示状態との間で、点検札を移動させるよう作動する点検札移動手段と、エレベータ保守員が携帯可能であって、エレベータの運転状態を管理する遠隔監視施設に対して保守点検作業の開始時および終了時に通報するための無線通信端末と、を備え、点検札移動手段は、無線通信端末からの通報を受けて遠隔監視施設から送信される指令に応じて作動されることを特徴とする。
本発明に係るエレベータ保守点検用システムにおいて、保守点検作業開始時に無線通信端末から送信される通報内容には作業終了予定時間が含まれており、作業終了予定時間を過ぎても無線通信端末から作業終了の通報がないときは遠隔監視施設から無線通信端末へ作業状態を確認する連絡が行われることが好ましい。
また、本発明に係るエレベータ保守点検用システムにおいて、エレベータの全体的制御を司るエレベータ制御盤では、無線通信端末からの通報を受けて遠隔監視施設から送信される指令に応じて通常運転モードと保守点検モードとの切り替えが可能であってもよい。
また、本発明に係るエレベータ保守点検用システムにおいて、定期的な保守点検作業時と非定期的な保守点検作業時とで、乗場にいる乗客が視認可能な点検札の表示状態を異ならせるように点検札移動手段による点検札の移動量を制御してもよい。
さらに、本発明に係るエレベータ保守点検用システムにおいて、無線通信端末は携帯電話であり、保守点検作業の開始時および終了時の遠隔監視施設への通報はメールで行われてもよい。
本発明に係るエレベータ保守点検用システムによれば、保守員が携帯する無線通信端末からの作業開始の通報を受けて遠隔監視施設から送信される指令によって点検札移動手段が作動して点検札が格納状態から表示状態へと移動する。これにより、保守員がエレベータ停止階の全階床の乗場に点検札を設置する手間が省ける。
また、保守員は無線通信端末によって現場到着前に作業開始の通報を行って各階床に点検表示をさせることができるので、現場到着後直ちに実質的な保守点検作業を開始することができ、保守点検作業の効率を高めることができる。
さらに、無線通信端末からの保守点検作業終了の通報を受けて遠隔監視施設から送信される指令によって点検札が表示状態から格納状態へと格納されるようにすることで、保守員および遠隔監視施設のダブルチェック体制になるため、保守点検作業終了の通報忘れにより点検札が表示状態のままとなる事態を抑制することができる。
以下に、本発明に係る実施の形態について添付図面を参照しながら詳細に説明する。この説明において、具体的な形状、材料、数値、方向等は、本発明の理解を容易にするための例示であって、用途、目的、仕様等にあわせて適宜変更することができる。
図1は、本発明の一実施形態であるエレベータ保守点検用システム10を適用したエレベータ1において、基準階である例えば1階の乗場2の様子を示す図である。乗場2の建物壁3には、左右と上方とが門型の三方枠12によって周囲が囲まれた乗場扉14が設置されている。乗場扉14は、図示しないかごが着床してから開動作されるかご扉に連動して、両開式きまたは片開き式で開動作するようになっている。
三方枠12側方の乗場壁3には、かご呼び押ボタン装置16が設置されている。かご呼び押ボタン装置16は、エレベータ1の全体的制御を司る図示しないエレベータ制御盤に電気的に接続されている。かご呼び押ボタン装置16は、上行き用および下行き用の2つのかご呼び押ボタン16a,16bを有している。これらのかご呼び押ボタン16a,16bが乗客によって押し操作されると、かご呼び信号がエレベータ制御盤に送信されてかご呼び登録がなされるようになっている。
なお、図1においてはかご呼び押ボタン装置16は2つのかご呼び押ボタン16a,16bを有しているものとして例示するが、エレベータ設置建物の最下階や最上階のかご呼び押ボタン装置は1つの上行き用押ボタンまたは下行き用押ボタンだけを含む。また、かご呼び押ボタンの形状は、三角形状に限定されず、四角形状、円形状等の他の形状であってもよい。
三方枠12の上辺部13内の空間には、点検札18が格納されている。点検札18は、乗客が利用可能なエレベータ停止階の全階床の乗場にこのように設けられている。後述するように、点検札は、図1に示すような三方枠12内の格納状態または格納位置と、三方枠12の上辺部13から下方へ突出することで乗場にいる乗客が点検札18に付されている点検作業中である旨の表示が視認可能になる表示状態または表示位置との間で、移動可能になっている。
エレベータ1について保守点検等の管理は、エレベータ管理会社に委託されている。エレベータ管理会社の保守員20は、定期的にエレベータ設置建物を訪問してエレベータ1の保守点検作業を行うとともに、乗客やビル管理人等の要請に応じて非定期にエレベータ設置現場へ出動して故障修理やエレベータ1の機能変更設定(例えばかご内ファン装置の作動開始)等の非定期的な保守点検作業を行ったりもする。また、エレベータ管理会社は、エレベータ1を含む管轄地域内の全てのエレベータを一括して管理および監視する遠隔監視センタ(遠隔監視施設)を設けている。遠隔監視センタは、通信回線(専用回線、公衆回線、インターネット等を含む、以下の通信経路についても同じ。)を介して所管する全てのエレベータのエレベータ制御盤と互いに通信することで、エレベータの運転状況や故障等の情報データを受信すると共に、エレベータについての機能設定変更(例えば通常運転モードと保守点検モードとの切り替え等)や点検札表示等の各種指令信号を送信できるようになっている。
保守員20は、エレベータ1の保守点検作業に出向く際、無線通信端末としての携帯電話22を必ず携帯している。携帯電話22は、保守点検作業の開始時や終了時に、遠隔監視センタに対して通報を行うための機器である。その通報については、後に詳述する。なお、本実施形態では、携帯可能な無線通信端末として携帯電話を用いているが、これに限定されるものではなく、無線により遠隔監視センタとの通信が可能な携帯端末であれば、例えばトランシーバ等の他の無線携帯端末を用いてもよい。
図2は、三方枠12内で格納状態にある点検札18と、点検札18を上下方向に移動させる点検札移動手段30とを示す拡大図であり、同図(a)は正面図、同図(b)は側面図である。点検札18は、表面に「定期点検中」の文字表記が付された長方形状の樹脂製の平板からなり、上端部に側方または左右方向に突出した抜け止め部19を有している。
点検札移動手段30は、三方枠12の上辺部13内の底面13に固定されたモータ32と、モータの回転軸に取り付けられている駆動ローラ34と、上辺部13内の底面13上にブラケット35を介して回転可能に支持されて駆動ローラ34との間に点検札18を挟持している従動ローラ36とからなる。点検札18の抜け止め部19は、駆動ローラ34と従動ローラ36との間を点検札18が下方へ通過してしまうのを防止する機能を有する。
モータ32は、エレベータ制御盤に電気的に接続されており、エレベータ制御盤による制御によって正逆転駆動されるようになっている。また、モータ32には、点検札18による表示状態を段階的に異ならせることができるように、回転数制御を正確に行えるステッピングモータが好適に用いられる。
駆動ローラ34および従動ローラ36は、少なくとも外周部が弾性材料、例えばウレタンゴムで形成されるのが好ましい。さらに、図2(b)に示すように、格納状態にある点検札18の下端部に対向して、上辺部13の底面13aにスリット13bが開口形成されている。これにより、モータ32が正転駆動されて駆動ローラ34が矢印A方向に回転することで、両ローラ34,36間に挟持された点検札18が下方へ移動し、図3に示すように、スリット13bから三方枠12外へ突出した状態になる。その結果、点検札18は、乗場にいる乗客が点検札18の文字表示を視認可能な表示状態となる。
また、モータ32の回転量を制御して点検札18の下方移動量を調節することで、点検札18による表示状態は、図3(a)に示すように「定期点検中」の文字表記のうち「点検中」の部分だけが視認可能になる部分表示状態と、図3(b)に示すように「定期点検中」の文字表記の全体が視認可能になる全体表示状態とに使い分けることができる。本実施形態では、定期的な保守点検時には「定期点検中」の全体表示状態とし、故障修理等の非定期の保守点検時には「点検中」の部分表示状態として使い分けるものとする。
なお、点検札18を格納状態と表示状態との間で移動させるための点検札移動手段は、モータ駆動方式の移動機構に限定されず、例えば電磁ソレノイド駆動方式の移動機能等の他のいかなる機構を用いてもよい。
図4は、本実施形態のエレベータ保守点検用システム10において用いられる通信経路を概略的に示す図である。保守員20が所持する携帯電話22から遠隔監視センタ40宛てに無線で送信されたメールは、携帯電話会社の基地局42を介して同会社の別施設44にあるメールサーバ46に一旦格納された後、遠隔監視センタ40へと送信される。
保守員20からのメールを受信した遠隔監視センタ40は、保守員20が保守点検を行おうとするエレベータ1のエレベータ制御盤4へメール内容に応じた指令を送信し、この指令を受けたエレベータ制御盤4はモータ32を駆動制御して点検札18を格納状態と全体表示状態または部分表示状態との間で移動させる。また、遠隔監視センタ40は、エレベータ制御盤4への指令送信によって、エレベータ1を通常運転モードから保守点検モードへ、あるいは、逆へと切り替える制御も可能である。
なお、上述した構成において、点検札18、携帯電話22、点検札移動手段30および遠隔監視センタ40が本実施形態におけるエレベータ保守点検用システム10を構成する。
続いて、上記構成からなるエレベータ保守点検用システム10の機能について図1〜5を参照して説明する。図5は、保守員20が持つ携帯電話22の表示部23に表示されるメール送信画面を示す図である。
エレベータ1の定期保守点検作業の際、保守員20は作業現場に到着する直前に保守点検作業開始メールを送信する。このときのメール送信画面が図5(a)に示される。メール送信先のアドレス50は、「skaishi@」で始まる保守点検作業開始時用アドレスである。また、保守員20は、携帯電話のテンキー等を用いて所定のメール内容を入力する。そのメール内容である「4501194*01*1215*01♯」において、最初の番号「4501194」は作業対象となるエレベータ1が設置されている建物番号、次の番号「01」は作業対象となるエレベータの号機番号(1基だけの場合は必ず01となる。)、その次の数字「1215」は作業終了予定時刻であり12時15分の意であり、最後の数字および記号「01♯」は自動点検札指令である。ここで、自動点検札指令は、「01♯」が点検札18の全体表示状態に対応し、「02♯」が点検札18の部分表示状態に対応し、「03♯」が点検札18の格納状態に対応する。
保守員20が上記のようにメール内容を入力して送信すると、そのメールを受信した遠隔監視センタ40は保守点検対象となるエレベータ1のエレベータ制御盤4へ自動点検札指令を送信する。この指令を受けたエレベータ制御盤4の制御によってモータ32が作動され、全階床の乗場において点検札18が格納状態から表示状態へと移動する。これにより、エレベータ乗場に「定期点検中」または「点検中」の表示がなされ、乗場に来た乗客は点検中のエレベータが使用できないことを知ることができる。
このように、本実施形態のエレベータ保守点検用システム10によれば、保守点検作業開始時に保守員が点検札を全階床に手作業で設置する労力および時間が省ける。
また、保守員20は携帯電話22によって現場到着前に作業開始のメール送信を行って各階床に点検札18による点検表示をさせることができるので、保守員20は現場到着後直ちに実質的な保守点検作業を開始することができ、その結果、保守点検作業の効率を高めることができる。
さらに、遠隔監視センタ40からの遠隔操作によって点検札18の自動表示と共にエレベータ1を通常運転モードから保守点検モードへ切り替えることで、実質的な保守点検作業をより一層迅速に開始することが可能となる。
さらにまた、本実施形態のエレベータ保守点検用システム10では、1つの点検札18で定期的な保守点検作業中であることを示す「定期点検中」の表示と、故障修理等の非定期の保守点検作業中であることを示す「点検中」の表示とを使い分けることができ、それぞれについて表示内容が異なる複数の点検札を用いる必要がなく、コスト低減を図れる。
保守点検作業が終了すると、保守員20は、携帯電話22を用いて保守点検作業終了メールを送信する。このときのメール送信画面が図5(b)に示される。メール送信先のアドレス52は、「ssyuryo@」で始まる保守点検作業終了時用アドレスである。また、保守員20は、携帯電話のテンキー等を用いて所定のメール内容を入力する。そのメール内容である「4501194*01*03♯」において、建物番号およびエレベータ号機番号は保守点検作業開始メールと同様であり、最後の自動点検札指令「03♯」が点検札格納指令である。
保守員20が上記のようにメール内容を入力して送信すると、そのメールを受信した遠隔監視センタ40は保守点検対象となるエレベータ1のエレベータ制御盤4へ自動点検札指令を送信する。この指令を受けたエレベータ制御盤4の制御によってモータ32が作動され、全階床の乗場において点検札18が表示状態から格納状態へと移動する。これにより、保守点検終了後に、保守員20が点検札を取り外すのを忘れて帰るといった事態を解消できる。
また、保守点検作業開始メールに含まれる作業終了予定時間を過ぎても保守点検作業終了メールが受信されないとき、遠隔監視センタ40の監視員は携帯電話22の電話番号に発信して保守員20に作業情況を確認する。このとき、もし保守員20が作業を終了していたのに保守点検作業終了メールを送信するのを忘れていたことが判明すれば、遠隔監視センタ40からエレベータ制御盤4へ点検札18の格納指令や、必要であれば保守点検モードから通常運転モードへの切替指令を送信する。
このように、保守点検作業終了後の点検札の格納については、作業当事者である保守員と、作業終了予定時間経過や作業終了メール受信で確認する遠隔監視センタ40のダブルチェック体制になるため、保守点検作業終了のメール送信忘れにより点検札18が表示状態のままとなる事態を抑制することができる。
なお、上記においては、携帯電話22から遠隔監視センタ40への通報をメールで行うものとして説明したが、保守員20が携帯電話22で遠隔監視センタ40に電話して音声によって通報を行うようにしてもよい。
本発明の一実施形態であるエレベータ保守点検システムを適用したエレベータの乗場と、携帯電話を持つ保守員とを示す図である。 三方枠内で格納状態にある点検札と、点検札を上下方向に移動させる点検札移動手段とを示す拡大図であり、(a)は正面図、(b)は側面図である。 点検札の表示状態を示す図であり、(a)は部分表示状態を、(b)は全体表示状態を示す図である。 エレベータ保守点検用システムにおいて用いられる通信経路を概略的に示す図である。 携帯電話の表示部に表示されるメール送信画面を示す図であり、(a)は保守点検作業開始メールの送信画面を示し、(b)は保守点検作業終了メールの送信画面を示す図である。
符号の説明
1 エレベータ、2 乗場、3 建物壁または乗場壁、4 エレベータ制御盤、10 エレベータ保守点検用システム、12 三方枠、13 上辺部、13a 底面、13b スリット、 14 乗場扉、16 かご呼び押ボタン装置、16a,16b かご呼び押ボタン、18 点検札、19 抜け止め部、20 保守員、22 携帯電話、22 表示部、30 点検札移動手段、32 モータ、34 駆動ローラ、35 ブラケット、36 従動ローラ、40 遠隔監視センタ、42 基地局、44 携帯電話会社の別施設、46 メールサーバ、50 保守点検作業開始時用アドレス、52 保守点検作業終了時用アドレス。

Claims (5)

  1. 乗客が利用するエレベータ停止階の全階床の乗場に設けられ、点検作業中である旨の表示を付してある点検札と、
    乗場扉の周囲に設置される三方枠内に点検札を格納した格納状態と、乗場にいる乗客が点検札の表示を視認可能な位置まで点検札を三方枠外に突出させた表示状態との間で、点検札を移動させるよう作動する点検札移動手段と、
    エレベータ保守員が携帯可能であって、エレベータの運転状態を管理する遠隔監視施設に対して保守点検作業の開始時および終了時に通報するための無線通信端末と、を備え、
    点検札移動手段は、無線通信端末からの通報を受けて遠隔監視施設から送信される指令に応じて作動されることを特徴とするエレベータ保守点検用システム。
  2. 請求項1に記載のエレベータ保守点検用システムにおいて、
    保守点検作業開始時に無線通信端末から送信される通報内容には作業終了予定時間が含まれており、作業終了予定時間を過ぎても無線通信端末から作業終了の通報がないときは遠隔監視施設から無線通信端末へ作業状態を確認する連絡が行われることを特徴とするエレベータ保守点検用システム。
  3. 請求項1または2に記載のエレベータ保守点検用システムにおいて、
    エレベータの全体的制御を司るエレベータ制御盤では、無線通信端末からの通報を受けて遠隔監視施設から送信される指令に応じて通常運転モードと保守点検モードとの切り替えが可能であることを特徴とするエレベータ保守点検用システム。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載のエレベータ保守点検用システムにおいて、
    定期的な保守点検作業時と非定期的な保守点検作業時とで、乗場にいる乗客が視認可能な点検札の表示状態を異ならせるように前記点検札移動手段による前記点検札の移動量を制御することを特徴とするエレベータ保守点検用システム。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載のエレベータ保守点検用システムにおいて、
    無線通信端末は携帯電話であり、保守点検作業の開始時および終了時の遠隔監視施設への通報はメールで行われることを特徴とするエレベータ保守点検用システム。
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