JP2009283804A - 磁心およびインダクタ部品、インダクタ部品の製造方法、及びこれを用いた電子機器 - Google Patents

磁心およびインダクタ部品、インダクタ部品の製造方法、及びこれを用いた電子機器 Download PDF

Info

Publication number
JP2009283804A
JP2009283804A JP2008136230A JP2008136230A JP2009283804A JP 2009283804 A JP2009283804 A JP 2009283804A JP 2008136230 A JP2008136230 A JP 2008136230A JP 2008136230 A JP2008136230 A JP 2008136230A JP 2009283804 A JP2009283804 A JP 2009283804A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic
leg
main magnetic
magnetic core
inductor component
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2008136230A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiyuki Nakata
俊之 中田
Koji Nakajima
浩二 中嶋
Tatsuichi Yamanouchi
辰一 山之内
Wataru Tabata
亘 田畑
Tomio Marui
富夫 丸井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2008136230A priority Critical patent/JP2009283804A/ja
Publication of JP2009283804A publication Critical patent/JP2009283804A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】従来の低背UU形インダクタの磁脚に巻装されたコイルのリード線を磁心より引き出しが、磁心に干渉し、コイルが大きくなり性能が劣化し、また小型薄型化が困難であった。
【解決手段】インダクタ部品において、磁心101a、101bは、主磁脚110a、110bの内側コーナー部113aを含むように共通磁脚111をつなぎ、このつなぎ部114a〜114dの外側にあって主磁脚110a、110bの外側コーナー部115a〜115d等にコイル103a、103bの引き出し部116a〜116dや引き出し孔106a〜106d等を設けることで、インダクタ部品の小型化、高性能化を実現する。
【選択図】図1

Description

本発明は、各種電子回路に供される磁心およびインダクタ部品や、これらを用いた電子機器に関するものである。
各種電子機器の小型化に伴い、トランス、チョークコイル、フィルターチョーク等のインダクタ部品にも、更なる薄型化、高性能化が求められている。U形磁心を用いて低漏洩磁束で薄型化に対応するトランスが従来から知られている。
従来例として特許文献1にはこの構成のトランスが記載されている。
図16(A)(B)は、それぞれ従来のトランスの上面図と正面図である。
図16(A)(B)において、断面扁平な主磁脚4とこの主磁脚4を連結し、中間部が主磁脚の厚みより大きな厚みとなる共通磁脚3a、3bによって構成される2個のU形磁心2a、2bを複数個の磁気ギャップを有するように組み合わせて形成されている。そしてこうして形成された閉磁路磁心の一方の主磁脚4に2分割されたコイル1aを巻装するとともに他方の主磁脚4に2分割された残りのコイル1bを巻装している。
特許第3245778号公報
しかし上記で提案された従来例には、トランスを薄型化するための磁心の形状は提案されているが、主磁脚に巻装されたコイルのリード線を磁心より引き出す具体的な方法が記載されていないため、トランスを含むインダクタ部品の小型化、低背化、更にはこれを用いた電子機器等の高性能化に限界があった。
本発明は、以上のような従来の問題を解決するもので、インダクタを構成するコイルのリード線の引き出し構造等を工夫することで、高さ寸法Hの低い薄型で実装面積の小さい、高性能・低コストのインダクタ部品およびこれを用いた電子機器を提供することを目的とするものである。
2本の主磁脚とこの主磁脚の厚みより厚い共通磁脚とからなる磁心と前記主磁脚に巻回したコイルとからなるインダクタ部品であって、前記磁心は、前記主磁脚の前記共通磁脚をつなぎ、このつなぎ部にあって主磁脚となる部分に前記コイルの引き出し部を有するベース部を設けたインダクタ部品とすることで、トランスを含むインダクタ部品の小型化、低背化、更にはこれを用いた電子機器等の高性能化を実現する。
更に2本の主磁脚とこの主磁脚の厚みより厚い共通磁脚とからなる磁心と前記主磁脚に巻回したコイルとからなるインダクタ部品の磁心を、前記主磁脚の内側コーナー部を含むように前記共通磁脚をつなぎ、このつなぎ部の外側にあって主磁脚の外側コーナーとなる部分に前記コイルの引き出し部を設けても良い。
このようにコイルの引き出し構造を工夫することにより、コイル内周部にある巻始めリード線を磁心の共通磁脚と干渉しない主磁脚の外側コーナーとなる部分に引き出し部を通して外側に引き出すことができるため、コイルの内寸法を共通磁脚の厚み寸法より大きくする必要が無い。その結果、コイルの巻線長を短くでき、DCRおよび電線使用量が小さくなり低コスト、高性能で、トランスの実装面積が小さい薄型インダクタ部品が実現できる。また共通磁脚の厚みがコイルの大きさに影響しないため、共通磁脚の厚み寸法を大きくでき共通磁脚の高さ寸法を小さくでき、またコイル内周部の巻始めリード線が磁心内を通して引き出されないため主磁脚の高さ寸法を小さくできるため低背薄型のインダクタ部品が実現できる。
また主磁脚の断面の長手方向が共通磁脚に略直交する方向としたU形磁心とすることにより、主磁脚と共通磁脚との境界部断面積を確保しつつ共通磁脚の幅を小さくでき低背薄型のインダクタ磁心およびインダクタ部品が実現できる。
また磁心の断面を長円形または長方形にすることにより、主磁脚と共通磁脚との連結部断面積を確保しつつ共通磁脚の厚みを小さくでき低背薄型のインダクタ磁心およびインダクタ部品が実現できる。
また磁心の主磁脚部の厚み方向に共通磁脚の厚みを増加させるようにつなぎ部の端部を延長することにより、成形金型の破損、磁心の欠け、割れを低減でき、生産性に優れたインダクタ用磁心を供給できる。
また閉磁路磁心としてUU形またはUI形の組み合わせによる構成とすることにより、コイルを2個に分割できるため、コイルの高さ寸法を小さくでき低背薄型のインダクタ部品を実現できる。
更に磁心として2つの主磁脚に磁気ギャップを設けた構造とすることにより、2つに磁気ギャップを分割しギャップ寸法を小さくでき、漏れ磁束を低減し損失の少ない高性能なインダクタ磁心およびインダクタ部品を実現できる。
上記構成のインダクタ磁心およびインダクタ部品を用いることで、低背薄型で実装面積の小さい、高性能・低コストなインダクタ部品を供給でき、またプラズマテレビや液晶テレビ等の民生品やこれらに使われる電源モジュール、あるいはAC−DCコンバータ、あるいはDC−DCコンバータ(例えばDC−DCコンバータは電気自動車等の用途に使われる)のみならず各種電子機器の小型化、高性能化が可能となる。
(実施の形態1)
以下、本発明の実施の形態1について、図1〜図4を用いて説明する。
図1は、実施の形態1のトランスの分解斜視図、図2(A)は、同トランスの平面図、図2(B)は同トランスの正面図、図2(C)は同トランスの下面図、図3(A)は同トランス用磁心の側面図、図3(B)は同トランス用磁心の平面図、図3(C)は同トランス用磁心の正面図、図4は同トランス用コイルの平面図である。
図1〜図4において、101a、101bは共に磁心、102a〜102dは巻き始めリード線、103a、103bは共にコイル、104a〜104dは巻き終わりリード線、105a、105bはボビン、106a〜106dは引き出し孔、107a〜107hは端子、108a、108bは共に端子板部、109はベース部、110a、110bは共に主磁脚、111は共通磁脚、112は突起部である。
図1〜図2(A)〜(C)のように導線を巻回したコイル103a、103bを、ベース部109に形成したボビン105a、105bに挿入し、コイル103a、103bの内周の、巻き始めリード線102a〜102dを、ベース部109に形成した引き出し孔106a〜106dを通してベース部109の下面より端子板部108a、108bに設けた突起部112(突起部112は、図2(B)に示す)に引っ掛けて配線する。
そして図2(A)〜(C)に示すように、巻き始めリード線102a〜102dを夫々、端子107h、107d、107e、107aに接続する。
同様に、図1におけるコイル103a、103bの外周にある巻き終わりリード線104a〜104dも、ベース部109の上面より引き出し端子107g、107c、107f、107bに夫々接続する。
更に磁心101a、101bを、図3に示すように断面扁平な主磁脚110a、110bとこの主磁脚110a、110bを連結し、中間部が主磁脚110a、110bの厚みL1より大きな厚みL2となる共通磁脚111によって構成する。そして前記磁心101a、101bの主磁脚110a、110bに前記ボビン105a、105bを嵌合する構造とすることで、インダクタ部品の低背化、薄型化が可能となる。
以上のように、2本の主磁脚110a、110bと、この主磁脚110a、110bの厚みより厚い共通磁脚111と、からなる磁心101a、101bを用意する工程と、コイル103a、103bを用意する工程と、前記主磁脚110a、110bと前記共通磁脚111とのつなぎ部にあって主磁脚110a、110bとなる部分に形成した前記コイル103a、103bの引き出し部(あるいはベース部109に形成した引き出し孔106a〜106dを介して、巻き始めリード線102a〜102dを端子107h、107d、107e、107aに接続する工程と、を有するインダクタ部品の製造方法によって、低背化、薄型化が容易なインダクタを安定して生産できる。
また上述したように、磁心101a、101bの主磁脚110a、110bの厚み方向に共通磁脚111の厚みを増加させるようにつなぎ部114a〜114d(つなぎ部114a〜114dの詳細は後述する図8で説明する)の端部を延長したものとすることで、磁心101a、101bの小型化が可能となり、インダクタ部品の小型化、低背化を実現する。
また2本の主磁脚110a、110bとこの主磁脚110a、110bの厚みより厚い共通磁脚111とからなる磁心101a、101bと前記主磁脚110a、110bに巻回したコイル103a、103bとからなるインダクタ部品であって、前記磁心101a、101bは、前記主磁脚110a、110bの前記共通磁脚111をつなぎ、このつなぎ部にあって主磁脚110a、110bとなる部分に、前記コイル103a、103bの引き出し部となる引き出し孔106a〜106dを有するベース部109を設けたインダクタ部品とすることで、インダクタ部品の小型化、低背化を実現する。
(実施の形態2)
以下、本発明の実施の形態2について図5〜図9を参照しながら具体的に説明する。実施の形態2は、実施の形態1に示した、巻き始めリード線102a〜102d、巻き終わりリード線104a〜104d等の取り出し構造や、磁心101a、101b等の形状を工夫することで、更なる小型化、低背化を実現したものである。
図5は実施の形態2で説明するトランスの分解斜視図、図6(A)は同トランスの平面図、図6(B)は同トランスの正面図、図6(C)は同トランスの下面図、図7は、図6(A)におけるX−X部分での断面図である。図8(A)は同トランス用磁心の側面図、図8(B)は同トランス用磁心の平面図、図8(C)は同トランス用磁心の正面図、図9は同トランス用コイルの平面図である。
図5〜図9において、113a〜113dは内側コーナー部、114a〜114dはつなぎ部、115a〜115dは外側コーナー部、116a〜116dは引き出し部、117は磁気ギャップである。
なお実施の形態1と実施の形態2では、一部の数字及び番号が共通となっている。
図5において、一部の部分(例えば、ボビン105bの裏側に形成した引き出し孔106dは影になって見えない)は図示していない。
まず磁心101a、101bについて説明する。磁心101a、101bの構成は図8に示すように長手方向厚み寸法がL1の断面扁平な長円形の2本の主磁脚110a、110bと、この主磁脚110a、110bの厚みより厚い寸法L2の共通磁脚111と、からなり、主磁脚110a、110bの内側コーナー部113a〜113dを含むように共通磁脚111をつなぎ、このつなぎ部114a〜114dの外側にある主磁脚110a、110bの外側コーナー部115a〜115dの部分に切り欠くようにしてなる引き出し部116a〜116dを設けている。
このように、磁心101a、101bの主磁脚110a、110bの断面の長手方向が共通磁脚111に略直行する方向とすることで、磁束の最適化が可能となり、インダクタの低背化、高性能化が可能となる。
そして図5に示すように、磁心101a、101bを、2本の主磁脚110a、110bと、この主磁脚110a、110bの厚みより厚い共通磁脚111と、から構成し、更に前記主磁脚110a、110bの内側コーナー部113a〜113dを含むように前記共通磁脚111をつなぎ、このつなぎ部の外側にあって主磁脚110a、110bの外側コーナー部115a〜115d(外側コーナーについては、図6や図8で説明する)となる部分にコイル103a、103bの引き出し部を設けることで、コイル103a、103bのリード線の引き出し(例えば、巻き始めリード線102a〜102d)が、磁心101a、101bや共通磁脚111に干渉することを防止する。この結果、トランス、チョークコイル、フィルターチョーク等のインダクタ部品の、更なる薄型化、高性能化を実現する。
そして図6(A)〜(C)に示すように、主磁脚110a、110bの外側コーナー部115a〜115dとなる部分に、コイル103a、103bの引き出し部を設け、巻き始めリード線102a〜102dを取り出す。そして、巻き始めリード線102a〜102dは、ベース部109に形成した引き出し孔106a〜106dを介して、ベース部109の表面を這わせ、突起部112を介して端子板部108a、108bに設けた端子107h、107d、107e、107aに夫々接続する。
同様にコイル103a、103bの巻き終わりリード線104a〜104dは、図6(C)に示すように、ベース部109の表面を這わせるように引き出し、突起部112を介して端子板部108a、108bに設けた端子107g、107c、107f、107bに夫々接続することで、インダクタ部品の小型化、低背化を実現する。
次にコイル103a、103bについて説明する。コイル103a、103bは図5に示すように銅線を主磁脚110a、110bの厚みL1にボビン105a、105bの材厚とクリアランスを加えたL4の内寸法で巻回し、コイル103aの内周に巻き始めリード線102a、102b、外周に巻き終わりリード104a、104bを設ける。同様にコイル103bの内周に巻き始めリード線102c、102d、外周に巻き終わりリード104c、104dを設ける。
そして図5や図6(A)〜(C)に示すように巻き始めリード線102a〜102dのあるコイル103a、103bの内周コーナーR(例えば、内側の角部分に設けた丸みの直径)は、巻き始めリード線102a〜102dを通す空間を確保するため小さく(あるいは小さな直径と)する。
図5に示すように、絶縁成形樹脂からなるベース部109に前記磁心101a、101bの主磁脚110a、110bに対応した形状のボビン105a、105bを形成している。そしてこのボビン105a、105bに前記コイル103a、103bを夫々挿入する。
そしてコイル103a、103bの、巻き始めリード線102a〜102dを前記磁心101a、101bの主磁脚110a、110bの外側コーナー部115a〜115dの部分に設けた引き出し部116a〜116dに対応するベース部109に形成した引き出し孔106a〜106dを通してベース部109の下面に引き出し、端子板部108a、108bの突起部112に引っ掛けて配線し端子107h、107d、107e、107aに夫々接続している。こうすることで、コイル103a、103bの巻線長を短くでき、DCR(DCRは直流での電気抵抗)および電線使用量(あるいは電線の線路長)が小さくなり低コスト、高性能で、トランスの実装面積が小さい薄型インダクタ部品が実現できる。
更にコイル103a、103bの外周にある巻き終わりリード線104a〜104dは夫々ベース部109の上面より端子部108a、108bに配線され端子107h、107c、107b、107fと接続している。このボビン105a、105bに磁心101a、101bの主磁脚110a、110bを上下より嵌合し複数個の磁気ギャップ117(磁気ギャップ117は図6(B)に図示している)を有するように組み合わせて接着剤等(図示していない)で固定し閉磁路を形成している。
この構造により、コイル103a、103bの内周部にある巻始めリード線102a〜102dを磁心101a、101bの共通磁脚111と干渉しない主磁脚110a、110bの外側コーナー部115a〜115d(例えば、図6(A)において一点鎖線で囲んだ部分、あるいは図8(B)の点線で囲んだ部分)の引き出し部116a〜116d(例えば、図6(C)や図8(B)において斜線で示した部分)に対応するベース部109に設けた引き出し孔106a〜106dを通して下面に引き出すことができるため、コイル103a、103bの内寸法L4を共通磁脚111の厚み寸法L2より大きくする必要がなく、コイル103a、103bの巻線長を短くでき、DCR(DCRは直流での電気抵抗)および電線使用量(あるいは電線の線路長)が小さくなり低コスト、高性能で、トランスの実装面積が小さい薄型インダクタ部品が実現できる。
また共通磁脚111の厚みL2がコイル103a、103bの大きさに影響しないため、共通磁脚111の厚み寸法を大きくでき共通磁脚111の高さ寸法L3を小さくできる。またコイル103a、103bの内周部の巻き始めリード線102a〜102dを主磁脚110a、110bとコイル103a、103bの間を通して引き出すためコイル103a、103bの幅が大きくならず磁心101a、101bの高さ寸法Hを小さくでき低背薄型のインダクタ部品が実現できる。
また磁心101a、101bとしてUU形の組み合わせによる構成によりコイル部分をコイル103aとコイル103bの2個に分割できるため、コイル部分の高さ寸法Hを小さくでき低背薄型のインダクタ部品を実現できる。
また主磁脚110a、110bの断面の長手方向が共通磁脚111に略直交する方向としたU形磁心101a、101bのため、主磁脚110a、110bと共通磁脚111との境界部断面積を確保しつつ共通磁脚111の幅を小さくでき、磁心101a、101bの小型化、低背化のみならず、インダクタ部品の低背薄型化が実現できる。
また磁心101a、101bを構成する2つの主磁脚110a、110bに磁気ギャップ117を設けることで、2つに磁気ギャップ117を分割しギャップ寸法を小さくでき、漏れ磁束を低減し損失の少ない高性能なインダクタ部品を実現できる。
また主磁脚110a、110bの断面を長円形にすることにより、主磁脚110a、110bと共通磁脚111との連結部断面積を確保しつつ共通磁脚111の厚みを小さくでき、磁心101a、101bの小型化、低背化のみならず、インダクタ部品の低背薄型化が実現できる。
磁心101a、101bとしてUU形の組み合わせによる構成によりコイル103aと103bの2個に分割できるため、コイル103a、103bの高さ寸法を小さくでき低背薄型のインダクタ部品を実現できる。
また磁心101a、101bの、2つの主磁脚110a、110bに磁気ギャップ117を設けた構造により、2つに磁気ギャップ117を分割しギャップ寸法を小さくでき、漏れ磁束を低減し損失の少ない高性能なインダクタ部品を実現できる。なお磁気ギャップ117の大きさは用途に応じて最適化する。
以上のように、コイル103a、103bを構成する銅線1本1本の太さまで考慮しながらインダクタ部品の高性能化を実現する。
(実施の形態3)
以下、本発明の実施の形態3について図10(A)〜(C)を参照しながら具体的に説明する。実施の形態2と実施の形態3との違いは、磁心119と共通磁脚120の形状が異なる点で、他の構成は同じである。同一構成部は、実施の形態1と同一の記号をつける。
図10(A)は実施の形態3で説明するトランス用磁心の側面図、図10(B)は同トランス用磁心の平面図、図10(C)は同トランス用磁心の正面図である。
図10(A)〜(C)において、118a〜118dは端部、119は磁心であり、その外側コーナー部等に引き出し部116a〜116dを設けている。120は共通磁脚である。
図10(A)〜図10(C)において、磁心119は長手方向厚み寸法がL1の断面扁平な長円形の2本の主磁脚110a、110bとこの主磁脚110a、110bの厚みより厚い寸法L2の共通磁脚120とからなり、主磁脚110a、110bの内側コーナー部113a〜113dの最も厚い部分(寸法L1)と共通磁脚120をつなぎ、共通磁脚120の厚みを増加させるように、このつなぎ部114a〜114dの端部118a〜118dを主磁脚110a、110bの厚み方向にL6の寸法まで延長した構造としている。
この構造により、磁心119の共通磁脚120を成形する際に用いるパンチ金型等の強度を上げることができ、成形金型の破損、磁心119の欠け割れを低減でき、生産性に優れたインダクタ用の磁心119を供給できる。
(実施の形態4)
以下、本発明の実施の形態4について図11(A)〜図11(C)、図12を参照しながら具体的に説明する。実施の形態2等と実施の形態4との違いは、磁心121の形状およびコイル125a、125bの形状が異なる点で、他の構成は同じである。同一構成部は、実施の形態1と同一の記号をつける。
図11(A)は実施の形態4で説明するトランス用磁心の側面図、図11(B)は同トランス用磁心の平面図、図11(C)は同トランス用磁心の正面図、図12は、実施の形態4で説明するトランスの磁心にコイルを組み込んだ概略平面図で、ベース部および端子板部等は省略している。
図11(A)〜(C)、図12において、121は磁心、122a、122bは主磁脚、123a〜123dは短辺部、124a〜124dは切り欠き部である。
図12において、125a、125bはコイル、126a〜126dは巻き始めリード線、127a〜127dは巻き終わりリード線である。なおコイル125a、125bや巻き始めリード線126a〜126d等を、図1等で説明したコイル103a、103bや巻き始めリード線102a、102b等とすることも可能である。
図11(A)〜(C)に示すように、実施の形態4における磁心121は長手方向厚み寸法がL1の断面扁平な長方形の2本の主磁脚122a、122bとこの主磁脚122a、122bの厚みL1より厚い寸法L2の共通磁脚120とからなり、主磁脚122a、122bの短辺部123a〜123dを含むように共通磁脚120をつなぎ、このつなぎ部114a〜114dの外側にある主磁脚122a、122bの外側コーナー部115a〜115dに切り欠き部124a〜124dで引き出し部116a〜116dを設けている。
なおコイル125a、125bは図12に示すように導線を主磁脚122a、122bの厚みL1にボビン105a、105bの材厚とクリアランス(あるいは隙間)を加えたL4の内寸法で整列巻回し、コイル125a、125bの内周に巻き始めリード線126a〜126d、外周に巻き終わりリード線127a〜127dを設けて、前記巻き始めリード線126a〜126dのあるコイル125a、125bの内周形状は、巻き始めリード線126a〜126dを通す空間を確保するため四角形としている。
この構造とすることで、コイル125a、125bの内周形状を四角形とし、導線の整列巻線性が向上しコイル125a、125bの生産性を向上させる作用効果を得る。また主磁脚122a、122bと共通磁脚120との連結部断面積を確保しつつ共通磁脚120の高さL3を小さくすることで、低背薄型化のインダクタ部品が実現できる。
(実施の形態5)
以下、本発明の実施の形態5について図13(A)〜図13(C)、図14を参照しながら具体的に説明する。実施の形態1等と実施の形態5との違いは、磁心129とその形状が異なる点で、他の構成は同じである。同一構成部は、実施の形態1等と同一の記号をつける。
図13(A)は実施の形態5で説明するトランス用磁心の側面図、図13(B)は同トランス用磁心の平面図、図13(C)は同トランス用磁心の正面図、図14は、実施の形態5で説明するトランスの磁心にコイルを組み込んだ概略平面図で、ベース部および端子板部等は省略している。
図13(A)〜(C)において、128a、128bは共に主磁脚、129は磁心である。図14において、130a〜130dはへこみ部である。なおへこみ部130a〜130dのへこみ形状は、巻き始めリード線126a〜126dを通すためのへこみ(あるいはスペース、あるいは凹凸形状)とすることが望ましい。これは巻き始めリード線126a〜126d等をそのへこみ(あるいはスペース等)を通すためである。
図13(A)〜図13(C)において磁心129は長手方向厚み寸法がL1の断面扁平な長円形の2本の主磁脚128a、128bとこの主磁脚128a、128bの厚みより厚い寸法L2の共通磁脚120とからなり、主磁脚128a、128bの内側コーナー部113a〜113d(図13において一点鎖線で囲んだ部分)を含むように共通磁脚120をつなぎ、このつなぎ部114a〜114dの外側にある主磁脚128a、128bの外側コーナー部115a〜115d(図13(B)において一点鎖線で囲んだ部分)にへこみ部130a〜130dで引き出し部116a〜116dを設けている。
そして図14に示すように、主磁脚128a、128bの断面が長円形または長方形であって、外側コーナー部115a〜115dに切り欠き部124a〜124dまたはR部(R部は図示していない。なおR部を形成する場合はRの曲率を最適化することで巻き始めリード線102a〜102dの引き出しを可能とする。Rは湾曲または曲線を意味する。)を設けることによって、巻き始めリード線102a〜102dの引き出しが容易となり、より太い導線または複数の、巻き始めリード線102a〜102dを引き出すことができ、より高性能な低背薄型化のインダクタ部品が実現できる。
なおへこみ部130a〜130dの形状は、図14に示したような外側コーナー部115a〜115dに略四角状の切り欠き状であってもよいが、外側コーナー部115a〜115dに、巻き始めリード線102a〜102dがその隙間を介して外側に引き出すことができるようなR部(あるいは湾曲形状)としても良い。
図14のように前記磁心129と、コイル125a、125b(共に図14において図示していない)とを組み合わせることにより、コイル125a、125bの巻き始めリード線102a〜102dを通す、略四角形の引き出し部116a〜116dを設け、より太い導線または複数の巻き始めリード線102a〜102dを引き出すことによって、より高性能な低背薄型化のインダクタ部品が実現できる。
図15は、その他のトランスの磁心形状例を示す斜視図の一例である。図15において、131はI形の磁心である。図15に示すように、U形の磁心101とI形の磁心131とを組み合わせることで、高性能な低背薄型化のインダクタ部品が実現できる。
図15に示すように、閉磁路磁心としてUU形もしくはUI形を組み合わせることで、様々な用途のインダクタの小型化、低背化に対応する。
実施の形態1で説明するトランスの分解斜視図 (A)実施の形態1で説明するトランスの平面図、(B)実施の形態1で説明するトランスの正面図、(C)実施の形態1で説明するトランスの下面図 (A)実施の形態1で説明するトランス用磁心の側面図、(B)実施の形態1で説明するトランス用磁心の平面図、(C)実施の形態1で説明するトランス用磁心の正面図 実施の形態1で説明する磁心の一例を示す平面図 実施の形態2で説明するトランスの分解斜視図 (A)実施の形態2で説明するトランスの平面図、(B)実施の形態2で説明するトランスの正面図、(C)実施の形態2で説明するトランスの下面図 実施の形態2で説明するトランスのX−X断面図 (A)実施の形態2で説明するトランス用磁心の側面図、(B)実施の形態2で説明するトランス用磁心の平面図、(C)実施の形態2で説明するトランス用磁心の正面図 実施の形態2で説明するトランス用コイルの平面図 (A)実施の形態3で説明するトランス用磁心の側面図、(B)実施の形態3で説明するトランス用磁心の平面図、(C)実施の形態3で説明するトランス用磁心の正面図 (A)実施の形態4で説明するトランス用磁心の側面図、(B)実施の形態4で説明するトランス用磁心の平面図、(C)実施の形態4で説明するトランス用磁心の正面図 実施の形態4で説明するトランスの磁心にコイルを組み込んだ概略平面図 (A)実施の形態5で説明するトランス用磁心の側面図、(B)実施の形態5で説明するトランス用磁心の平面図、(C)実施の形態5で説明するトランス用磁心の正面図 実施の形態5で説明するトランスの磁心にコイルを組み込んだ概略平面図 その他のトランスの磁心形状例を示す斜視図 (A)(B)は、それぞれ従来のトランスの上面図と正面図
符号の説明
101a、101b 磁心
102a〜102d 巻き始めリード線
103a、103b コイル
104a〜104d 巻き終わりリード線
105a、105b ボビン
106a〜106d 引き出し孔
107a〜107h 端子
108a、108b 端子板部
109 ベース部
110a、110b 主磁脚
111 共通磁脚
112 突起部
113a〜113d 内側コーナー部
114a〜114d つなぎ部
115a〜115d 外側コーナー部
116a〜116d 引き出し部
117 磁気ギャップ
118a〜118d 端部
119 磁心
120 共通磁脚
121 磁心
122a、122b 主磁脚
123a〜123d 短辺部
124a〜124d 切り欠き部
125a、125b コイル
126a〜126d 巻き始めリード線
127a〜127d 巻き終わりリード線
128a、128b 主磁脚
129 磁心
130a〜130d へこみ部
131 I型の磁心

Claims (16)

  1. 2本の主磁脚とこの主磁脚の厚みより厚い共通磁脚とからなる磁心と前記主磁脚に巻回したコイルとからなるインダクタ部品であって、前記磁心は、前記主磁脚の前記共通磁脚をつなぎ、このつなぎ部にあって主磁脚となる部分に前記コイルの引き出し部を有するベース部を設けたインダクタ部品。
  2. 2本の主磁脚とこの主磁脚の厚みより厚い共通磁脚とからなる磁心と前記主磁脚に巻回したコイルとからなるインダクタ部品であって、前記磁心は、前記主磁脚の内側コーナー部を含むように前記共通磁脚をつなぎ、このつなぎ部の外側にあって主磁脚の外側コーナーとなる部分に前記コイルの引き出し部を設けたインダクタ部品。
  3. 前記引き出し部でコイルのリード線を引き出した請求項1もしくは2のいずれか1つに記載のインダクタ部品。
  4. 閉磁路磁心としてUU形またはUI形の組み合わせによる構成とした請求項1もしくは2のいずれか1つに記載のインダクタ部品。
  5. 磁心の主磁脚断面の長手方向が共通磁脚に略直交する方向とした請求項1もしくは2のいずれか1つに記載のインダクタ部品。
  6. 主磁脚の断面が長円形または長方形であって、外側コーナー部に切欠きまたはR部を設けた請求項2記載のインダクタ部品。
  7. 磁心の主磁脚部の厚み方向に共通磁脚の厚みを増加させるようにつなぎ部の端部を延長した請求項1もしくは2のいずれか1つに記載のインダクタ部品。
  8. 磁心の主磁脚に磁気ギャップを設けた請求項1もしくは2のいずれか1つに記載のインダクタ部品。
  9. 2本の主磁脚とこの主磁脚の厚みより厚い共通磁脚とからなる磁心を用意する工程と、
    コイルを用意する工程と、
    前記主磁脚と前記共通磁脚とのつなぎ部にあって主磁脚となる部分に形成した前記コイルの引き出し部を用いて、リード線を端子に接続する工程と、
    を有するインダクタ部品の製造方法。
  10. 2本の主磁脚とこの主磁脚の厚みより厚い共通磁脚とからなる磁心であって、前記主磁脚の内側コーナー部を含むように前記共通磁脚をつなぎ、このつなぎ部の外側にあって主磁脚の外側コーナーとなる部分にコイルの引き出し部を設けた磁心。
  11. 閉磁路磁心としてUU形またはUI形の組み合わせによる構成とした請求項10に記載の磁心。
  12. 磁心の主磁脚断面の長手方向が共通磁脚に略直交する方向とした請求項10記載の磁心。
  13. 磁心の断面が長円形または長方形であって、外側コーナー部に切欠きまたはR部を設けた請求項10記載の磁心。
  14. 磁心の主磁脚部の厚み方向に共通磁脚の厚みを増加させるようにつなぎ部の端部を延長した請求項10記載の磁心。
  15. 磁心の主磁脚に磁気ギャップを設けた請求項10に記載の磁心。
  16. 請求項1〜8のいずれか1つに記載のインダクタ部品、もしくは請求項10〜15のいずれか1つに記載の磁心を用いた電子機器。
JP2008136230A 2008-05-26 2008-05-26 磁心およびインダクタ部品、インダクタ部品の製造方法、及びこれを用いた電子機器 Pending JP2009283804A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008136230A JP2009283804A (ja) 2008-05-26 2008-05-26 磁心およびインダクタ部品、インダクタ部品の製造方法、及びこれを用いた電子機器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008136230A JP2009283804A (ja) 2008-05-26 2008-05-26 磁心およびインダクタ部品、インダクタ部品の製造方法、及びこれを用いた電子機器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009283804A true JP2009283804A (ja) 2009-12-03

Family

ID=41453927

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008136230A Pending JP2009283804A (ja) 2008-05-26 2008-05-26 磁心およびインダクタ部品、インダクタ部品の製造方法、及びこれを用いた電子機器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009283804A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013172135A (ja) * 2012-02-23 2013-09-02 Fdk Corp トランス
JP2015115520A (ja) * 2013-12-13 2015-06-22 トヨタ自動車株式会社 リアクトル
CN105869855A (zh) * 2016-05-20 2016-08-17 浙江求缺科技有限公司 一种双柱磁芯结构的平面变压器

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08124773A (ja) * 1994-10-21 1996-05-17 Toko Inc インバータトランス
JP3245778B2 (ja) * 1990-11-27 2002-01-15 松下電器産業株式会社 コンバータトランス
JP2002134330A (ja) * 2000-10-30 2002-05-10 Matsushita Electric Ind Co Ltd コイル部品
WO2005086187A1 (ja) * 2004-03-09 2005-09-15 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. トランス
JP2006278867A (ja) * 2005-03-30 2006-10-12 Hanshin Electric Co Ltd 内燃機関用点火コイル

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3245778B2 (ja) * 1990-11-27 2002-01-15 松下電器産業株式会社 コンバータトランス
JPH08124773A (ja) * 1994-10-21 1996-05-17 Toko Inc インバータトランス
JP2002134330A (ja) * 2000-10-30 2002-05-10 Matsushita Electric Ind Co Ltd コイル部品
WO2005086187A1 (ja) * 2004-03-09 2005-09-15 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. トランス
JP2006278867A (ja) * 2005-03-30 2006-10-12 Hanshin Electric Co Ltd 内燃機関用点火コイル

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013172135A (ja) * 2012-02-23 2013-09-02 Fdk Corp トランス
JP2015115520A (ja) * 2013-12-13 2015-06-22 トヨタ自動車株式会社 リアクトル
CN105869855A (zh) * 2016-05-20 2016-08-17 浙江求缺科技有限公司 一种双柱磁芯结构的平面变压器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7427910B2 (en) Winding structure for efficient switch-mode power converters
US7679482B2 (en) Inductor
US9728319B2 (en) Coil part
EP2677526B1 (en) Integrated magnetics for switched mode power converter
JP2004111754A (ja) インダクタ
JP5215761B2 (ja) トランス
US8013710B2 (en) Magnetic element module
KR20120011875A (ko) 표면 실장 자성 부품 및 그 제작 방법
KR20120003008A (ko) 표면 실장 자성 부품 조립체
JPWO2005086187A1 (ja) トランス
EP2933803A1 (en) Magnetic element with multiple air gaps
JP2002043136A (ja) リアクトル
JP2010027747A (ja) 巻線部品
US7948350B2 (en) Coil component
JP2007128984A (ja) 磁性部品
US9183974B1 (en) Bobbin apparatus for reducing gap losses in magnetic components
JP2007281190A (ja) 巻線装置とその組立法
US20120056707A1 (en) Transformer for a power supply converter
JP2009283804A (ja) 磁心およびインダクタ部品、インダクタ部品の製造方法、及びこれを用いた電子機器
KR101762559B1 (ko) 자성 요소 및 이를 포함하는 변압기
JP2008235807A (ja) インダクタ部品
US20170047159A1 (en) Transformer and power source device
KR200495510Y1 (ko) 슬림형 트랜스포머
JP2007165623A (ja) チョークコイル
JP5192582B1 (ja) チョークコイル

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Effective date: 20110425

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20110512

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120426

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20120508

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20120918