JP2009282589A - 特定施設利用者の趣向調査方法 - Google Patents

特定施設利用者の趣向調査方法 Download PDF

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Abstract

【課題】簡易な方法でしかも効率的に特定施設を利用した利用者の趣向をインターネットによって調査できる方法を提供する。
【解決手段】インターネット回線に接続したサーバに用意された複数のアドレスのうちの1つの特定アドレスの情報を記した配布物を特定の施設内に配布するステップと、前記特定アドレスにアクセスしてきたインターネット回線に接続可能な携帯端末に対して、前記複数のアドレスのうちの1の回収アドレスを付した質問票を返送する質問票送付ステップと、前記回収アドレスに送られた前記質問票に対する回答情報を前記携帯端末に関連付けられた個体識別符号とともに記憶する記憶ステップと、前記個体識別符号毎に前記回答情報を蓄積してデータベースを作成するデータベース化ステップと、からなる。
【選択図】図2

Description

本発明は、特定施設利用者の趣向調査方法に関し、特に特定施設を利用した利用者の趣向をインターネットによって調査する方法に関する。
インターネットを利用したウェブ調査(インターネットリサーチ)が広く行われている。かかる調査では、前もって登録されたパネル登録者の中から調査対象者を抽出してメールなどで指定したウェブ・サイト上の調査フォームへと誘導する。調査フォームに回答を入力させた後にこれを回収してデータベースを作成する。従来の電話調査や郵送調査と比べて人件費がかからず、また回答をデータベース化するためのコンピュータ入力も不要であって、コスト・手間をかけることなくデータベースを作成できる。
ところで、携帯電話機などの携帯インターネット端末(以下、携帯端末と称する)を用いたウェブ調査も行われている。
例えば、特許文献1では、登録された調査(アンケート)希望者が携帯端末で調査フォーム提供要求を行うと、登録された対象者情報及び携帯端末の位置情報に応じて調査フォームが作成されて携帯端末に返送される調査実施システムを開示している。GPS等による携帯端末の位置情報が調査フォーム提供要求とともに調査者側の質問登録端末に送信されて、登録された対象者情報だけでなく、位置情報も併せて質問情報を索出して調査フォームを作成するのである。
同様に、携帯端末の位置情報に応じてウェブ調査を行うシステムが特許文献2乃至4などにも開示されている。例えば、特許文献4では、登録されたアンケート対象者からのアンケート回答を携帯端末の位置情報によって選別して、アンケートの精度を高め得ることが開示されている。
特開2002−297857号公報 特開2003−316937号公報 特開2005−258955号公報 特開2006−260263号公報
上記したように携帯端末を用いたウェブ調査では、携帯端末の位置情報を用いてその所持者の居場所を反映した調査を行うことが出来る。一方で、例えば、特定施設を利用した利用者の趣向を調査しようとした場合、携帯端末の位置情報を施設情報と関連づけられなければ、携帯端末の所持者の位置情報を得られても、どの施設を利用しているかまでは分からない。例えば、ビルの如き上下に複数の施設が入居している場合などにあっては、位置情報を個々の施設に関連づけることは困難だからである。また、携帯端末の位置情報は携帯端末にかかる通信サービス提供業者の保有する情報であり、契約者情報と関連して個人情報の一部を構成しているので、その取り扱いは慎重になされるべきである。
本発明は以上のような状況に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、簡易な方法でしかも効率的に特定施設を利用した利用者の趣向をインターネットによって調査できる方法の提供にある。
本発明の方法は、特定施設の利用者の趣向調査方法であって、インターネット回線に接続したサーバに用意された複数のアドレスのうちの1つの特定アドレスの情報を記した配布物を特定の施設内に配布するステップと、前記特定アドレスにアクセスしてきたインターネット回線に接続可能な携帯端末に対して、前記複数のアドレスのうちの1つの回収アドレスを付した質問票を返送する質問票送付ステップと、前記回収アドレスに送られた前記質問票に対する回答情報を前記携帯端末に関連付けられた個体識別符号とともに記憶する記憶ステップと、前記個体識別符号毎に前記回答情報を蓄積してデータベースを作成するデータベース化ステップと、からなることを特徴とする。
かかる方法によれば、調査対象者をあらかじめ集めておいた登録者に限定されることなく、特定施設を利用する不特定多数について趣向情報のデータベースを作成できる。しかも、その個人を特定することなく、携帯端末に関連付けられた個体識別符号により、得られた回答情報をデータベースに蓄積された他のデータと区別できる。つまり、簡易な方法でありながら効率的に特定施設を利用した利用者の趣向をインターネットによって調査できるのである。
上記方法において、前記回収アドレスを前記特定アドレスに対応して与えるステップを含み、前記記憶ステップは前記回収アドレスに関する情報を併せて記憶することを特徴としてもよい。かかる方法によれば、特定施設を回収アドレスから識別出来るのでサーバのプログラムを簡便化出来る。
また、上記方法において、前記個体識別符号毎に得られた他のデータベースを併合して更にデータベースを作成するステップを含むことを特徴としてもよい。個人を特定することなく、携帯端末に関連付けられた個体識別符号によってデータベースを作成しているから、個人情報の保護の問題に縛られることなく、他の趣向調査で得られたデータベースとの併合等が容易に出来るのである。つまり、効率的に調査を実施可能である。
また、上記方法において、前記配布物を一定時間後に回収するステップを含むことを特徴としてもよい。かかる方法によれば、特定施設を特定の時間に利用したかどうかの調査を出来て、きめ細かな調査が可能となる。
また、上記方法において、前記質問票送付ステップは前記個体識別符号に対応して前記質問票の内容を選択するステップを更に含むことを特徴としてもよい。個体識別符号が同一の携帯端末に対して、重複した質問内容を送信することを防止できるので、調査対象者の回答意欲を損ねることなく、効率的に調査を実施可能である。
また上記方法において、前記携帯端末は携帯電話機であることを特徴としてもよい。携帯端末は携帯して利用する利便性を特徴とする故に、個人にその所有が帰属する性格を有する。特に、携帯電話機は個人に所有されて所有者の変更も少ない傾向にあるため、個人と個体識別符号との関連が密なのである。つまり、簡易な方法ながら精度の高い調査を実施できる。
本発明の実施の形態について図1乃至図10を参照して詳細を説明する。
本発明の実施例としての趣向調査方法は、インターネット回線20などの通信用の既存のインフラを用いて行われ得る。
図1及び図2に示すように、インターネット端末としての携帯電話機40は、無線により基地局30を経由して電話回線25に接続可能である。さらに電話回線25からは、通信プロトコルを変換するゲートウェイ27を経由してインターネット回線20に接続可能である。
携帯電話機40には、電話番号とは別にインターネットを介した各種サービスを利用するための個体識別番号44が与えられている。個体識別番号44は、例えば、携帯電話機40の製造番号やSIM(Subscriber Identity Module)カードなどの番号が用いられている。このような個体識別番号44によれば、例えば、インターネットを介した各種サービスの利用にIDやパスワードを入力しなくとも、同一のウェブページへの複数回目の閲覧であることをサーバ側が認識できて、手続を簡略化できる。
なお、電話番号は、電話帳を配布してその電話サービス利用契約者の名前、住所等を公開していることから、個人情報に結びつきやすい。これに対して個体識別番号は、電話サービス提供事業者によらなければ、電話サービス利用契約者の名前、住所等とは結びつけることはできない。つまり、個体識別番号は、電話サービス利用契約者の個人情報とは関連なく、インターネットを介した各種サービスを利用できるように携帯電話機に付された番号なのである。これについては、同一の電話サービス利用契約者において、電話番号は携帯電話機を変更しても変わらないが、個体識別番号は携帯電話機を変更すれば変わり、また携帯電話機の所有者が変更されても個体識別番号は変わらないことからも理解される。
また携帯電話機40には、画像を撮像するためのカメラ41を与えられている。カメラ41によって撮像された二次元バーコードなどは、復号化回路42によって情報を復号化されて画面43に表示される。携帯電話機40には、他に図示しない操作部などを有する。
サーバ10は、後述する趣向調査を実施する調査事業者等の管理者によって管理されている。サーバ10は、記憶装置11、インターネット回線20と接続するための通信装置12を含み、更に、CPU(Central Processing Unit)101、ROM(Read Only Memory)102及びRAM(Random Access Memory)103等を備える。また、管理者に向けて情報を表示するための図示しないモニタ装置及びキーボードなどの入出力装置等が接続されている。
サーバ10の記憶装置11の通信ファイル領域13には複数のアドレス(アクセス用アドレス:A1,A2…Am…An、回答用アドレス:AA1,AA2…AAm…AAn)が用意されている。アドレスは、それぞれURL(Uniform Resource Locator)に対応して設けられ、インターネット回線20を通じてアクセスしてきたインターネット端末に向けてデータを送信し、ウェブページ等を表示させるためのファイルなどが格納されている。
更に、記憶装置11には、趣向調査の結果を格納するデータベース領域14、後述する質問票の質問項目15’を格納する質問項目領域15、及び、後述する施設情報とアドレスとの対応を格納する参照領域16が設けられている。
[実施例1−1]
図1乃至図7を参照して、特定の施設50を利用する利用者の趣向調査方法について詳細を説明する。
図1及び図2に示すように、配布物51は、美容院やレストラン、観光案内所といった特定のサービスを提供する施設50において、利用者の滞在する場所、例えば、美容院であれば待合室、レストランであればテーブルなどに配布される。配布物51には、サーバ10の通信ファイル領域13に用意された複数のアクセス用アドレス(A1,A2…Am…An)のうちの1つのアドレスAmに対応したURLが記載されている。好ましくは、URLは符号化して二次元バーコード等からなるコードCmとして配布物51に印刷される。一方、施設50を特定する店舗名等と配布物51に付されたアドレスAmとの対応が記憶装置11の参照領域16に記憶される。
ここで、配布物51は、記載されたコードCmを施設50の利用者のみが知り得るように管理される。配布物51に印刷すべきURLを符号化するのは、これをメモされてコードCmを施設50の外部に持ち出されて配布されてしまうことを防ぐ目的からでもある。そこで、配布物51は、施設50内に配置されるPOP広告や、施設50内で使用される備品にシールとして貼付して、施設50から流出しないようにすることが好ましい。また、施設50から持ち出し可能な、カード、はがき、パンフレットの如き配布物51の場合にあっては、利用者に必要部数だけを配布し、好ましくは利用者1人1回に1部だけを配布するよう、その配布を管理してもよい。
施設50の利用者が携帯電話機40のカメラ41によってコードCmを撮像すると、復号化回路42によりコードCmが復号されて、対応するURLが画面43に表示される。更に図示しない操作部により携帯電話機40を操作すると、該URLにインターネット回線20を介してアクセスできる。一方、サーバ10では、携帯電話機40からのアクセスを検知してURL情報を取得し、後述する所定の処理を開始する。
図3を併せて参照すると、サーバ10のCPU101は、URL情報からそのアクセス先がアクセス用アドレスA1〜Anであるかどうかを判定する(S1)。アクセス用アドレスA1〜Anへのアクセスである場合は質問票作成ルーチン18へ移行する(S3)。一方、アクセス用アドレスA1〜Anへのアクセスでない場合には、更に回答用アドレスAA1〜AAnへのアクセスかどうかを判定する(S2)。回答用アドレスAA1〜AAnへのアクセスの場合は回答取得ルーチン19へ移行する(S4)。また回答用アドレスAA1〜AAnへのアクセスでない場合には、処理を終了する(S5)。
まず、図1、図2及び図6に図4を併せて参照しながら、質問票作成ルーチン18について説明する。
CPU101は、サーバ10にアクセスしてきた携帯電話機40に対して、その個体識別番号44を送信してもよいかどうかを問い合わせる画面ファイルを送出する(S11)。これに応じて、携帯電話機40では、「yes」か「no」かの入力を促す表示が画面43に表示される。携帯電話機40で所定の操作が行われると、信号がサーバ10に送出される。サーバ10が個体識別番号44を取得できなかった場合には、終了メッセージを携帯電話機40に送信して処理を終了する(S121)。なお、個体識別番号44がサーバ10へのアクセスに伴って自動的に送付される場合、及び、個体識別番号44の送信を指示する命令に応じて無条件にこれが返信される場合にあっては、上記ステップは、適宜、省略され得る。また、上記したような、個体識別番号44の送信条件の異なる携帯電話機40の共存する場合にあっては、その送信条件をサーバ10側で認識した上で、適宜、上記したステップの実行又は省略が行われ得る。
一方、個体識別番号44を受信した場合には、図6に示すように、該個体識別番号44について、記憶装置11のデータベース領域14に格納された趣向調査結果のデータベース14’と照合する(S13)。ここでデータベース14’は個体識別番号毎にデータをデータフォルダD1…Dm…に整理してあって、過去のアクセス履歴や質問票への回答情報などが記憶されている。
データベース14’中に該個体識別番号44に関連付けられたデータフォルダDmがあるかどうか検索し(S14)、これがあった場合にはアクセス用アドレスAmと対応する施設50の店舗名等の施設を特定する施設情報を参照領域16から得てデータフォルダDmに追加する(S15)。さらに、現在の時刻を時間情報としてデータフォルダDmに追加させる(S16)。次に、データフォルダDmに記憶されている過去の質問に対する回答情報を参照し(S17)、適宜、これを反映して質問項目15’から質問項目を選択して質問票を作成し、アクセス用アドレスAmのフォルダに書き込む(S18)。
ここで、個体識別番号44は携帯電話機40を特定するための符号であるが、同一の個体識別番号44によるサーバ10へのアクセスは同一の回答者からであると推定できる。故に、重複して回答を求める必要のない質問項目は省略し、過去の回答情報との比較を求める質問項目などを記憶装置11の質問項目領域15から抽出し質問票を作成する。これにより、回答者の回答意欲を損ねることなく、しかも効率的に調査を実施できる。
一方、データベース14’中に該個体識別番号44に関連付けられたデータフォルダがなかった場合、新たに該個体識別番号44を付したデータフォルダDgを作成し(S19)、上記したと同様に、施設情報及び時間情報をこれに記憶する(S15’、S16’)。そして、あらかじめ作成されている初回アクセス用の質問項目、及び、施設情報に基づいた質問項目などを記憶装置11の質問項目領域15から抽出し質問票を作成し、アクセス用アドレスAmのフォルダに書き込む(S18’)。
以上のようにしてアクセス用アドレスAmのフォルダに書き込まれた質問票(S18又はS18’)は、回答を回収するための回答用アドレスAAmを与えられて、携帯電話機40へダウンロードされる(S20)。なお、あらかじめ回答から、該個体識別番号44及び施設50を特定する施設情報を抽出できるようにしてある。これにより質問票作成ルーチン18を終了し、メインルーチンへ戻ってすべてを終了する。
ところで、質問票を受信した携帯電話機40では回答が作成されて、回答用アドレスAAmへ回答が送信される。これを受信してサーバ10のCPU101は、回答取得ルーチン19へ移行する(図3のS4参照)。
図5に示すように、回答取得ルーチン19では、質問票送付時にあらかじめ付しておいた、若しくは、付して送付される個体識別番号44(又は、これに関連付けた符号)を抽出する(S21)。そして、個体識別番号44に関連付けられたデータフォルダDm(又はDg)には、質問票送付時にあらかじめ付しておいた施設50を特定する施設情報、回答を受け付けた時刻からなる時間情報、及び、質問票への回答内容である回答情報を追加する(S22、S23、S24)。
なお、施設情報は、あらかじめ質問票送付時に付しておかなくとも、回答用アドレスAAmを施設50毎に対応して用意しておいてもよい。施設50をアドレスAAmから特定出来るので、質問票作成のためのプログラムを簡便化出来るのである。
次に、アンケートの完了メッセージを携帯電話機40へ送信して(S25)、これにより回答取得ルーチン19を終了し、メインルーチンへ戻り、全てを終了する。なお、施設50の利用者に上記したアンケート回答に、より多く協力してもらえるよう、つまり、アドレスAmへより多くアクセスしてもらえるように、完了メッセージに施設50についての割引を受けられるクーポンなど、何らかの特典を付しても良い。またこのクーポンをその場だけで使えるようにして、上記した施設50から持ち出し可能な配布物51により、利用者以外がアドレスAmにアクセスする意欲を低下せしめるようにしてもよい。
ここで、図7に示すように、上記した実施例によって得られるデータベースでは、アンケートを実施した一定期間内に1つの施設50を利用した利用者からの回答情報R1〜R8を相互に結合できる。つまり、個体識別番号が同じ回答情報R1、R3及びR7や、R4及びR8は同じ回答者からの回答情報であると推定できる。1つの施設50を特定の時間(タイミング)で利用したときの回答情報R1〜R8だけでなく、時間を経て1人の利用者がどのように施設50を利用しているかなどの回答情報も得ることが出来る。
以上、上記実施例によれば、施設50の利用者の所持品である携帯電話機40の個体識別番号44を介して、個人を特定することなく施設50の利用者の趣向を調査できる。調査対象者をあらかじめ登録を受けた登録者に限定されることなく調査できるので、効率的な調査が可能である。つまり、簡易な方法でしかも効率的に特定施設を利用した利用者の趣向を調査できるのである。
なお、上記した実施例において、1台の携帯電話機40(又は1つのSIMカード)を共有又は譲渡等する人物がいると、得られる回答情報は単一の人物の情報ではなくなってしまう。しかしながら、安価な携帯電話機の普及によりこのような確率は非常に低くなっている。
なお、個体識別番号44は、インターネットを介した各種サービスを利用できるように付された番号に限定されず、例えば、電子マネー等を利用できるように端末を識別する番号などであっても良い。
また、携帯電話機40は、PDA(Personal Digital Assistant)や携帯用のパーソナルコンピュータなどの携帯端末であってもよく、直接、インターネット回線20に接続可能なものでなくともよい。例えば、施設50内でインターネット回線20を利用するためにカードリーダに挿入されるカードなどであってもよい。
[実施例1−2]
上記した実施例の変形例について、図8を参照して説明する。
施設50内において、時刻t1から時刻t2の間だけ、アドレスAm1に対応するURLを符号化したコードCm1を与えた配布物51を施設50の利用者に晒す。つまり、時刻t1に配布物51を施設50内に設置するとともに、時刻t2にこれを回収するのである。さらに、時刻t2から時刻t3の間だけ、コードCm1とは別の、アドレスAm2に対応するURLを符号化したコードCm2を与えた配布物51’を施設50の利用者に晒す。つまり、時刻t2に配布物51’を施設50内に設置するとともに、時刻t3にこれを回収するのである。
これにより、アドレスAm1へアクセスしてきた携帯電話機40の所有者は、時刻t1からt2の間に施設50を利用した利用者であると推定できる。同様に、アドレスAm2へアクセスしてきた携帯電話機40の所有者は、時刻t2からt3までに施設50を利用した利用者であると推定できる。これらを反映した質問票の作成を質問票作成ルーチン18において行い得る。
施設50の利用者がコードCm1又はコードCm2を携帯電話機40に取得しても、これに対応するURLに必ずしもすぐにアクセスするとは限らない。故に、実施例1−1では、時間情報が必ずしも施設50の利用時刻とは限らなかった。特に、施設50の提供サービスの内容によっては短時間のサービスであって質問票に回答する時間を得られなかったり、そもそも施設50内で携帯電話機40が使えない場合などがあり、時間をおいてコードCmに対応するURLにアクセスする場合が多かった。本実施例によれば、施設50の利用時刻を正確に得ることができ、きめ細かな調査が可能になる。
[実施例2]
上記した実施例の更なる変形例について、図9を参照して説明する。
施設50において、アドレスAmに対応するURLを符号化したコードCmを記載した配布物51を配布・設置して、上記した実施例1と同様の趣向調査を実施する。これと併せて、施設50とは異なる施設501において、アドレスApに対応するURLを符号化したコードCpを記した配布物514を配布・設置して、上記した実施例1と同様に趣向調査を実施する。アドレスAm及びアドレスApと施設50及び施設501との対応は、記憶装置11の参照領域16に記憶される。これによれば、アドレスAmへのアクセスは施設50を利用した利用者からであると判定できる。また、アドレスApへのアクセスは施設501を利用した利用者からであると判定できる。質問票作成ルーチン18では、それぞれの施設50又は501のサービス内容等を反映した質問票の作成を行い得る。
かかる実施例において、施設50において時間毎に得られた回答情報をR1〜R8とする。また、施設501において時間毎に得られた回答情報をR9〜R14とする。2つの異なる施設50及び施設501においてそれぞれ実施した趣向調査において、これら施設間の連関状況を得ることが出来る。例えば、施設50において得られた回答情報R5及びR7と、施設501において得られた回答情報R10は同一の回答者によるものであると、携帯電話機40の個体識別番号44から判定できる。同様に、回答情報R4及びR14も同一の回答者からのものであると判定できる。
以上のようにして得られたデータベースでは、特に、施設50と施設501とが全く異なった提供サービス内容である場合に二つの施設間でどの程度の共通利用者がおり、又は、どの程度の頻度で利用しているかなどについて、顧客連関を調査できる。
更に、例えば、施設50の提供サービス内容が若年層に限定されるようなものである場合に、仮に、施設501において同一の個体識別番号の回答者からの回答情報が得られたとする。施設501における単独の趣向調査では回答者の年齢層が不明であっても、施設50を利用していることから、当該回答者が若年層であるとも推定できるのである。このように、施設50と施設501との提供サービス内容の関係に関する推定だけでなく、回答者の行動パターンから多くの推定内容を得られる。
また、新たに趣向調査を施設501において実施しようとしたときに、施設501を利用する利用者の有する携帯電話機40の個体識別番号44を得られれば、施設50において得られた回答情報を施設501の趣向調査に利用することもできる。これにより、施設501における調査で質問票の回答項目を減じることが出来て、より効率的にデータを得られるのである。
上記した多くの施設間での顧客連関を詳細に得るためには、多くの趣向調査を実施することが好ましい。かかる場合、後述する実施例3の如く、異なった調査事業者間でデータベースを統合することも効果的である。
[実施例3]
上記した実施例の更なる変形例について、図10を参照して説明する。
図10(A)のように、施設50において、上記した実施例1と同様に、アドレスAmに対応するURLを符号化したコードCmを付した配布物51を配布・設置し、趣向調査を実施してデータベース14’を作成する。
また、図10(B)のように、他の調査事業者によって、施設502において、上記した実施例1と同様に、アドレスAuに対応するURLを符号化したコードCuを付した配布物515を配布・設置し、趣向調査を実施してデータベース141’を作成する。
ここで、データベース14’及び141’はいずれも個体識別番号44毎にデータベースを作成しているから、同じ個体識別番号44からの回答情報は同じ携帯電話機40の所有者からの回答であると推定できる。例えば、図10(C)に示すように、施設50で得られた回答情報R4を収容するデータフォルダD3と、施設502で得られた回答情報R7及びR12を収容するデータフォルダD3’とは、同一の個体識別番号44からの回答情報であるなら、データフォルダD3及びD3’の内容は、データフォルダd3に併合できる。つまり、データベース14’及び141’は、データベース142’として併合できる。
本実施例により得られるデータベース14’及び141’は、上記したように個人情報となる電話番号を用いていないため、例えば、異なる趣向調査事業者間においてもデータベースの併合が容易である。故に、効率的に多くのデータの収集が可能である。
以上、本実施例によれば、調査対象者をあらかじめ集めておいた登録者に限定されることなく、特定施設を利用する不特定多数について趣向情報のデータベースを作成できる。しかも、その個人を特定することなく、携帯端末に関連付けられた個体識別符号により、得られた回答情報をデータベースに蓄積された他のデータと区別できる。つまり、簡易な方法でありながら効率的に特定施設を利用した利用者の趣向をインターネットによって調査できるのである。
本発明による趣向調査方法で使用される通信システムのブロック図である。 本発明による趣向調査方法で使用されるサーバの図である。 本発明による趣向調査方法のフローチャートである。 本発明による趣向調査方法のフローチャートである。 本発明による趣向調査方法のフローチャートである。 本発明による趣向調査方法で使用されるデータベースの図である。 本発明による趣向調査方法を表わす図である。 本発明による趣向調査方法を表わす図である。 本発明による趣向調査方法を表わす図である。 本発明による趣向調査方法を表わす図である。
符号の説明
10 サーバ
11 記憶装置
12 通信装置
13 通信ファイル領域
14 データベース領域
14’、141’、142’ データベース
15 質問項目領域
16 参照領域
20 インターネット回線
40 携帯電話機
44 個体識別番号
50 施設
51 配布物
A1,A2…Am…An アクセス用アドレス
AA1,AA2…AAm…AAn 回答用アドレス
C1…Cm… コード

Claims (6)

  1. 特定施設の利用者の趣向調査方法であって、
    インターネット回線に接続したサーバに用意された複数のアドレスのうちの1つの特定アドレスの情報を記した配布物を特定の施設内に配布するステップと、
    前記特定アドレスにアクセスしてきたインターネット回線に接続可能な携帯端末に対して、前記複数のアドレスのうちの1つの回収アドレスを付した質問票を返送する質問票送付ステップと、
    前記回収アドレスに送られた前記質問票に対する回答情報を前記携帯端末に関連付けられた個体識別符号とともに記憶する記憶ステップと、
    前記個体識別符号毎に前記回答情報を蓄積してデータベースを作成するデータベース化ステップと、からなることを特徴とする特定施設利用者の趣向調査方法。
  2. 前記回収アドレスを前記特定アドレスに対応して与えるステップを含み、前記記憶ステップは前記回収アドレスに関する情報を併せて記憶することを特徴とする請求項1記載の特定施設利用者の趣向調査方法。
  3. 前記個体識別符号毎に得られた他のデータベースを併合して更にデータベースを作成するステップを含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の特定施設利用者の趣向調査方法。
  4. 前記配布物を一定時間後に回収するステップを含むことを特徴とする請求項1乃至3のうちの1に記載の特定施設利用者の趣向調査方法。
  5. 前記質問票送付ステップは前記個体識別符号に対応して前記質問票の内容を選択するステップを更に含むことを特徴とする請求項1乃至4のうちの1つに記載の特定施設利用者の趣向調査方法。
  6. 前記携帯端末は携帯電話機であることを特徴とする請求項1乃至5のうちの1つに記載の特定施設利用者の趣向調査方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011253348A (ja) * 2010-06-02 2011-12-15 Nec Corp Webベースシステム用ユーザビリティ評価支援装置、方法、及びプログラム

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