JP2009282072A - 撮像装置、一眼レフカメラおよび交換レンズの保護カバー - Google Patents

撮像装置、一眼レフカメラおよび交換レンズの保護カバー Download PDF

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Abstract

【課題】受信面の面積が大きく、受信方向を変更できるアンテナを備えた撮像装置、一眼レフカメラおよび交換レンズの保護カバーを提供する。
【解決手段】本発明の撮像装置1Aは、撮像素子123と、撮像素子123に被写体像を結像させる撮影光学系121と、撮影装置1Aの筐体に回動可能に設けられ、撮影光学系121のレンズ前面を開閉する保護部材10Aと、保護部材10Aに設けられたアンテナ131Aとを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、アンテナを備えた撮像装置、一眼レフカメラおよび交換レンズの保護カバーに関する。
カメラ本体に設けられた金具をアンテナと兼用するカメラが従来技術として知られている(たとえば、特許文献1参照)。
特開2006−154278号公報
特許文献1に記載のカメラでは、アンテナの面積が小さく、アンテナの受信方向を変更できないという問題点がある。
本発明の第1の態様によると、撮像装置は、撮像素子と、撮像素子に被写体像を結像させる撮影光学系と、撮影装置の筐体に回動可能に設けられ、撮影光学系のレンズ前面を開閉する保護部材と、保護部材に設けられたアンテナとを備える。
本発明の第2の態様によると、一眼レフカメラは、撮像素子と、カメラ本体に着脱可能に装着され、撮像素子に被写体像を結像させる交換レンズと、交換レンズに着脱する取付部、および取付部に設けられて交換レンズのレンズ前面を開閉する開閉カバーを含む保護部材と、開閉カバーに内蔵したアンテナと、アンテナで受信した電波信号を処理する処理回路とを備える。
本発明の第3の態様によると、交換レンズの保護カバーは、交換レンズに着脱可能に設けられ、交換レンズのレンズ前面を開閉する保護カバーであって、交換レンズの先端に着脱可能に取り付けられるアダプタと、アダプタの前面に開閉可能に設けられる開閉カバーと、開閉カバーに設けられ、電波信号を受信するアンテナと、アンテナで受信した電波を信号処理する処理回路と、処理回路で処理した信号をカメラ本体の制御回路に送信する送信機と、アンテナ、処理回路、および送信機に給電する電源回路と備える。
本発明によれば、アンテナの面積が大きく、受信方向を変更できるアンテナを撮像装置または一眼レフカメラに備えることができる。
−第1の実施の形態−
以下、図を参照して本発明の第1の実施の形態による撮像装置(カメラ)を説明する。
図1は撮像装置1Aを示す図である。撮像装置1Aは、保護部材10Aにアンテナ機能を付加させている。図1(a)は撮像装置1Aを斜め前方から眺めた図である。図1(a)に示すように、撮像装置1Aの正面には、保護部材10Aと、被写体を照明する照明装置108とが設けられている。保護部材10Aは、レンズ開口部全体を覆うことによりレンズ開口部を遮光し保護するので、撮像装置1を正面から眺めたときの保護部材10Aの面積は大きくなる。撮像装置1Aの上面にはレリーズボタン103Aが設けられている。
保護部材10Aは、保護部材10Aの上辺部を中心に上下方向回転可能にカメラ本体に設けられている。図1(b)に示すように、保護部材10Aを回転して開放すると、撮影光学系のレンズ121aが露出する。なお、レンズ121aは沈胴式でも固定式でもよい。
保護部材10Aには、GPS(Global Positioning System)用のアンテナ(以下、GPS用アンテナと呼ぶ)が内蔵されている。上述したように保護部材10Aの面積が大きいので、保護部材10Aに内蔵しているGPS用アンテナの面積を大きくすることができる。また、保護部材10Aは回転可能に設けられているので、GPS用アンテナの受信方向を変更することができる。つまり、保護部材10Aの開閉位置に応じてアンテナ面が可変となるようにGPS用アンテナが保護部材10Aの内部に設けられ、保護部材10Aを任意の角度位置で保持することができる。ユーザは、GPS用アンテナを使用して計測した位置の情報を撮影した画像のデータに付加することができる。
図2は、撮像装置1Aの構成を説明するブロック図である。図2において撮像装置1Aは、制御回路101と、メモリ102と、操作部103と、表示モニタ104と、スピーカ105と、外部インターフェイス(I/F)回路106と、測光装置107と、照明装置108と、メモリカードインターフェイス(I/F)109と、撮像部120と、GPS用アンテナ131Aと、GPS回路132Aとを備え、メモリカードインターフェイス109にはメモリカード150が実装される。
制御回路101は、制御プログラムに基づいて、撮像装置内各部から入力される信号を用いて所定の演算を行う。制御回路101は、撮像装置内各部に対する制御信号を送出することにより、撮像装置1Aの撮影動作および投影動作をそれぞれ制御する。なお、制御プログラムは制御回路101内の不図示のROMに格納される。
メモリ102は、制御回路101の作業用メモリとして使用される。操作部103はレリーズボタン103Aなどを含み、操作されたボタンに対応する操作信号を制御回路101へ送出する。メモリカード150は、メモリカードインターフェイス109に着脱可能な外部記録媒体であり、制御回路101の指示により、該メモリカードへの画像データの書き込み、および該メモリカードからの画像データの読み出しが可能である。
表示モニタ104は、制御回路101からの指示により画像やテキストなどの情報を表示する。スピーカ105は、制御回路101からの指示により音声を出力する。外部インターフェイス回路106は、制御回路101からの指示により不図示のケーブルを介して外部機器(パーソナルコンピュータ、プリンタなど)との間でコマンドおよびデータを送受信する。
測光装置107は、測光センサによる検出信号を算出し、輝度情報を制御回路101へ送出する。制御回路101は輝度情報に基づき、シャッター速度や絞り値等の露出設定値を算出する。照明装置108は、撮影時に制御回路101から発光指示された場合に所定光量で、たとえば閃光発光し、被写体を照明する。照明光は撮像装置前方へ射出される。
撮像部120は、撮影光学系121、撮像素子122および撮像制御回路123を有し、制御回路101からの指示に応じて被写体の撮像を行う。撮影光学系121は、撮像素子122の撮像面上に被写体像を結像させる。撮像素子122としては、CCD撮像素子やCMOS撮像素子などが用いられる。撮像制御回路123は、制御回路101からの指示により撮像素子122を駆動制御するとともに、撮像素子122から出力される画像信号に対して所定の信号処理を行う。信号処理後の画像のデータは、所定形式の画像ファイルとしてメモリカード150に記録される。
GPS用アンテナ131Aは、GPS用(測位用)の人工衛星から送信された電波を受信する。GPS回路132Aは、人工衛星から送信された電波の伝播時間および人工衛星の位置に基づいて、撮像装置1Aの位置を計測する。正確な時計に同期して人工衛星から電波が送信されるので、GPS回路132Aは、電波の受信時間から伝播時間を算出することができる。また、人工衛星から送信される電波には、人工衛星の軌道データが含まれており、GPS回路132Aは、その軌道データから人工衛星の位置を算出することができる。GPS用アンテナ131Aは保護部材10に内蔵され、GPS回路132Aは、撮像装置1Aの本体に内蔵されている。
以上説明した第1の実施の形態によれば、次の作用効果が得られる。
(1)GPS用アンテナ131Aを保護部材10Aに設けた。これにより、アンテナの面積が大きく、受信方向を変更できるGPS用アンテナ131Aを撮像装置1Aにコンパクトに設けることができる。また、保護部材10AをそのままGPS用アンテナ131Aとして使用できるので、別途GPSアンテナを取り付ける必要はない。
(2)撮影中、ユーザが保護部材10Aに触れることが少ない。したがって、GPS用アンテナ131Aが設けられている部分(保護部材10A)に手を触れて、GPS用アンテナ131Aの受信感度が低下したり、受信感度のピークがシフトしたりすることがない。
以上の第1の実施の形態を次のように変形することができる。
保護部材10Aは、保護部材10Aの上辺部を中心に上下方向回転可能に設けられている。しかし、図3(a)に示す撮像装置1Bのように、ボールジョイント11Bを用いて保護部材10Bを撮像装置1B本体と接続し、保護部材10Bに内蔵されたGPS用アンテナの受信面の方向を自在に変えられるようにしてもよい。また、図3(b)に示す撮像装置1Cのように、上下方向回転のほかに上下方向回転11Cの軸心に対して垂直方向の軸心を中心に保護部材10Cを回転可能12Cとし、保護部材10Cに内蔵されたGPS用アンテナの受信面の方向を自在に変えられるようにしてもよい。これにより、レンズバリア10B,10Cに内蔵されたGPS用アンテナの、人工衛星から送信される電波に対する受信感度を上げることができる。
−第2の実施の形態−
以下、図を参照して本発明の第2の実施の形態による一眼レフカメラ1Dを説明する。
図4は第2の実施の形態による一眼レフカメラ1Dを示す図である。一眼レフカメラ1Dには交換レンズ124が取り付けられている。交換レンズ124の先端には保護部材(保護カバー)10Dが装着される。保護部材10Dは、開閉カバー13Dと保護部材取付け部14Dから構成される。開閉カバー13DはGPS用アンテナを内蔵している。保護部材10Dは不図示のケーブルで一眼レフカメラ1Dと接続している。
図4(a)に示すように、開閉カバー13Dは、ヒンジ15Dを用いて保護部材取付け部14Dに取り付けられる。これにより、図4(b)に示すように、開閉カバー13Dは保護部材取付け部14Dに対して開閉可能になる。つまり、開閉カバー13Dの開閉位置に応じてアンテナ面が可変となるようにGPS用アンテナが開閉カバー13Dの内部に設けられ、開閉カバー13Dを任意の角度位置で保持することができる。
図4(c)に示すように、保護部材10Dは、交換レンズ124の光軸を中心に、回転可能に設けられている。これにより、ユーザは、一眼レフカメラ1Dを90°傾けて撮影を行う(縦位置撮影の)場合も、保護部材10Dを90°回転することにより、開閉カバー13Dを天上側に向けることができる。
図5(a)に示すように、保護部材10Dは交換レンズ124に対して脱着可能である。これにより、保護部材10Dを他の交換レンズに取り付けることができる。図5(b)に示すように保護部材取付け部14Dは固定部14aと回転部14bとを有する。固定部14aはネジ14cによって交換レンズ124に固定される。回転部14bは固定部14aに対して、交換レンズ124の光軸を中心に回転可能に設けられている。
一眼レフカメラ1Dの構成は、撮影光学系121(図2参照)を交換レンズ124に置き換える点、保護部材10A(図2参照)を開閉カバー13に置き換える点以外は、撮像装置1Aとあまり変わらないので、一眼レフカメラ1Dの構成の説明は省略する。
以上説明した第2の実施の形態によれば、次の作用効果が得られる。
(1)GPS用アンテナを交換レンズ124の先端に取り付ける保護部材10Dの開閉カバー13Dに設けた。これにより、アンテナの面積が大きく、受信方向を変更できるGPS用アンテナを一眼レフカメラ1Dにコンパクトに設けることができる。また、交換レンズ124の保護部材10DをそのままGPS用アンテナとして使用できるので、別途GPSアンテナを取り付ける必要はない。
(2)保護部材10Dは、撮影中にユーザが触れることが少ない部分に設けられている。したがって、GPS用アンテナが設けられている部分(保護部材10Dの開閉カバー13D)に手を触れて、GPS用アンテナの受信感度が低下したり、受信感度のピークがシフトしたりすることがない。
(3)保護部材10Dは、一眼レフカメラ1Dの本体から離れている位置に設けられているので、一眼レフカメラ1Dの本体から発生するノイズの影響を低減することができる。GPS用アンテナの特性はノイズの影響を受けるので、これにより、GPS用アンテナの特性を損なうことなく、人工衛星からの電波を受信できる。
−第3の実施の形態−
図6は第3の実施の形態による一眼レフカメラ1Eを示す図である。一眼レフカメラ1Eには、第2の実施の形態による一眼レフカメラ1Dと同様に、交換レンズ124が取り付けられている。また、第2の実施の形態と同様に、交換レンズ124の先端には保護部材(保護カバー)10Eが装着される。保護部材10Eは、開閉カバー13Eと保護部材取付け部(アダプタ)14Eから構成される。開閉カバー13Eは、保護部材取付け部14Eに脱着可能に取り付けられている。また開閉カバー13Eは、GPS用アンテナ131Eと、GPS回路132Eと、GPS回路132Eに電力を供給する電源133Eとを内蔵している。開閉カバー13Eの脱着面と反対側の面に挟み部材(クリップ)16Eが設けられており、図7に示すように、取り外した開閉カバー13Eを人の頭の上などの人工衛星から送信される電波を受信しやすい位置に取り付けることができる。なお、開閉カバー13Eを任意の角度位置で保持する保持部材であれば、挟み部材16Eに限定されない。
以上説明した第3の実施の形態によれば、次の作用効果が得られる。
(1)交換レンズ124の先端に取り付けられた保護部材10Eにおいて脱着可能に取り付けられた開閉カバー10EにGPS用アンテナ131Eの機能を持たせるようにした。したがって、保護部材10EをそのままGPS用アンテナとして使用でき、GPS用アンテナを別途取り付けないで、アンテナの受信面の面積が大きく、受信方向を変更できるGPS用アンテナを一眼レフカメラ1Eに備えることができる。
(2)開閉カバー13Eは、GPS用アンテナ131Eと、GPS回路132Eと、電源133Eとを内蔵しているので、GPS回路132Eは、一眼レフカメラ1Eの動作と独立に一眼レフカメラ1Eの位置の計測ができ、一眼レフカメラ1Eの利便性が向上する。たとえば、一眼レフカメラ1Eの電源をオン状態にする前に、GPS回路132Eを起動して、一眼レフカメラ1Eの起動と同時に測位を行うようにすることができる。また、一眼レフカメラ1Eから開閉カバー13Eを取り外し、人工衛星からの電波を受信しやすい位置に取り付けることができ、便利である。さらに、一眼レフカメラ1Eから離れた位置に開閉カバー13Eを取り付けることができるので、GPS用アンテナ131Eに対する一眼レフカメラ1Eが発生するノイズの影響を低減することができる。
以上の第3の実施の形態を次のように変形することができる。
(1)GPS回路132Eが計測した一眼レフカメラ1Eの位置の情報は、開閉カバー13Eが保護部材取付け部14Eに再び取り付けられたとき、接触通信手段で一眼レフカメラ撮像装置1Eに送信されるようにしてもよい。たとえば、開閉カバー14Eに、保護部材取付け部14Eに取り付けたとき、保護部材取付け部14Eと電気的に接続する端子を設けて、端子を通じて位置情報を有する電気信号を保護部材取付け部14Eに送信するようにしてもよい。この場合、保護部材取付け部14Eは、不図示のケーブルによって一眼レフカメラ1Eと接続している。
(2)GPS回路132Eが計測した一眼レフカメラ1Eの位置の情報は、非接触通信手段で開閉カバー13Eから一眼レフカメラ1Eに送信されるようにしてもよい。たとえば、非接触通信手段として、電波を使用して情報を送信する無線手段がある。開閉カバー13Eが一眼レフカメラ1Eから取り外されているときも、開閉カバー13Eから一眼レフカメラ1Eへ計測した位置情報を送信することができるので便利である。
また、一眼レフカメラは可視光を検出する撮像素子を備えているので、可視光を利用して、一眼レフカメラへ計測した位置情報を送信するようにしてもよい。たとえば、図8に示すように、開閉カバー13Fを保護部材取付け部14Fに嵌め込んで交換レンズ124のレンズ124aを覆ったとき、レンズ124aと対向する位置にLED光源17Fを開閉カバー13Fに設けるようにしてもよい。開閉カバー13Fを保護部材取付け部14Fに嵌め込んだとき、GPS回路が計測した位置情報を変調した可視光をLED光源から放射する。LED光源17Fに対向した位置にレンズ124aはあるので、撮像素子は可視光を受光することになる。一眼レフカメラ1Fは受光した可視光を復調して、GPS回路が計測した位置情報を取得する。
−変形例−
以上の実施の形態を次のように変形することができる。
(1)以上の実施の形態では、GPS用アンテナを保護部材に設けたが、保護部材に設けるアンテナは、無線電波を受信するアンテナ(RF(Radio Frequency)系のアンテナ)であればGPS用アンテナに限定されない。たとえば、図9に示す撮像装置1Gのように、TVアンテナ131Gを保護部材10Gに設けるようにしてもよい。この場合、TVアンテナ131Gは、制御回路101に接続されたTVチューナ132Gに接続され、ユーザは、撮像装置1Gでテレビ番組を視聴することができる。TVアンテナ132Gには、1セグメント地上デジタル放送受信用アンテナ、CS(Communication Satellite)放送受信用アンテナ、BS(Broadcasting Satellite)放送受信用アンテナも含まれる。保護部材10Gに設けるアンテナは、その他、無線LAN(Local Area Network)用アンテナ、ラジオ放送受信用アンテナでもよい。アンテナの面積を大きくすることができ、受信方向も変更することができるので、本発明はこれらのアンテナにも好適である。
(2)GPS用アンテナで受信した電波の受信強度を撮像装置や一眼レフカメラに設けられた表示器に表示するようにしてもよい。たとえば、撮像装置1Hの場合、図10に示すように、GPS用アンテナで受信した電波の受信強度をインジケータ21で表示モニタ104に表示するようにしてもよい。インジケータ21に表示するバーの数を変更することによって、GPS用アンテナにより受信された電波の受信強度を表示する。電波強度が強いとき、図10(a)に示すように、インジケータ21に表示するバーの数を3本にする。電波強度が中程度のとき、図10(b)に示すように、インジケータ21に表示するバーの数を2本にする。電波強度が弱いとき、図10(c)に示すように、インジケータ21に表示するバーの数を1本にする。ユーザは、インジケータ21を見ながら保護部材や開閉カバーの向きを変えることにより、GPS用アンテナの受信面の方向を最適にすることができる。
なお、受信強度をインジケータ21で表示したが、ユーザが受信強度を認識できれば、受信強度を表示する表示方法はインジケータ21による表示に限定されない。たとえば、受信強度を数値化して、表示モニタ104に表示してもよい。また、インジケータ21の表示を決定する受信強度は、受信強度の最も強い3つの人工衛星から送信された電波の電波強度の平均値でもよいし、受信強度の最も強い3つの人工衛星から送信された電波の電波強度の中の最低値でもよく、GPS測位の精度を高めるための指標となる受信強度であれば特に限定されない。
(3)撮像装置や一眼レフカメラの不図示の電源スイッチがオフ状態になっているとき、保護部材や開放カバーが開放されると、GPS回路に電力を供給してGPS回路をオン状態にし、GPS回路による測位を開始するようにしてもよい。前もってGPS回路を起動することにより、ユーザは、撮像装置や一眼レフカメラ全体がオン状態になってからすぐに撮影した画像の画像データに位置情報を付加することができる。GPS回路が動作を開始してから撮像装置や一眼レフカメラの位置を計測するまで30秒程度がかかり、その間、撮影した画像の画像データに位置情報を付加できないからである。この場合、保護部材や開閉カバーの開放を検出するセンサを保護部材や開閉カバーなどに設ける。
次に、撮像装置1Aを例にあげ、上述のGPS回路起動処理について図11のフローチャートを参照して説明する。図11の処理は、制御回路101において実行される。撮像装置1Aには、撮像装置1A全体をオン状態にする不図示の電源スイッチが設けられているものとして説明する。
ステップS1101では、電源スイッチがオン状態であるか否かを判定する。電源スイッチがオン状態である場合はステップS1101が肯定判定され、ステップS1108へ進む。電源スイッチがオフ状態である場合はステップS1101が否定判定され、ステップS1102へ進む。ステップS1102では、保護部材10Aが開放されたか否かを判定する。保護部材10Aが開放された場合はステップS1102が肯定判定され、ステップS1103へ進む。保護部材10Aが開放されていない場合はステップS1102が否定判定され、ステップS1109へ進む。ステップS1103では、GPS回路132Aをオン状態にする。GPS回路132Aは、オン状態になると測位を開始する。
ステップS1104では、レリーズボタン103Aが半押しされたか否かを判定する。ここで半押しとは、ユーザがレリーズスイッチ103Aを軽く抵抗を感じるところまで押して、そのまま指を止めるレリーズスイッチ103Aの押圧状態をいう。レリーズボタン130Aが半押しされた場合はステップS1104が肯定判定され、ステップS1105へ進む。レリーズボタン130Aが半押しされない場合はステップS1104が否定判定され、ステップS1102に戻る。ステップS1105では、撮像装置1AのGPS回路132A以外の部分についてもオン状態にする。
ステップS1106では、電源スイッチがオン状態であるか否かを判定する。電源スイッチがオン状態である場合はステップS1106が肯定判定され、ステップS1107へ進む。電源スイッチがオフ状態である場合はステップS1106が否定判定され、ステップS1109へ進む。ステップS1107では、保護部材10Aが開放されたか否かを判定する。保護部材10Aが開放された場合はステップS1107が肯定判定され、ステップS1106に戻る。保護部材10Aが閉じられた場合はステップS1107が否定判定され、ステップS1109へ進む。
ステップS1108では、撮像装置1Aの全体の電源をオン状態にする。このとき、GPS回路132Aも、GPS回路132A以外の部分もオン状態にする。そして、ステップS1106へ進む。ステップS1109では、撮像装置1Aの全体の電源をオフ状態にする。そして、ステップS1101に戻る。
上述のGPS回路起動処理の代わりに、撮像装置1Aの不図示の電源スイッチがオフ状態になっているとき、保護部材10Aが開放されると、GPS回路132Aによる測位を開始し、保護部材10Aが開放されてから所定時間後に、撮像装置1AのGPS回路132A以外の部分についてオン状態になるようにしてもよい。この場合も、ユーザは、撮像装置1A全体がオン状態になってからすぐに撮影した画像の画像データに位置情報を付加することができる。
また、保護部材10Aが開放されると、GPS回路132Aによる測位が開始されるとともに撮像装置1Aのその他の部分もオン状態になるようにしてもよい。不図示の電源スイッチを操作する必要がないので、便利である。
(4)保護部材にTVアンテナが設けられている場合、以下のようにしてもよい。たとえば、図8に示す保護部材10GにTVアンテナ131Gが設けられている場合、保護部材10Gを開放することによりユーザが表示モニタ104およびスピーカ105でTV番組を視聴できるようにしてもよい。簡単な操作で、TV番組の視聴を開始することができ、便利である。また、TV番組視聴中に、レリーズボタン103Aを半押しすると、撮像部120が逐次撮影している画像が表示モニタ104に表示されるようにしてもよい。簡単な操作で、TV番組視聴の状態から撮影を行える状態に撮像装置1Gを切り替えることができ、便利である。
(5)保護部材に無線LAN用アンテナが設けられている場合、以下のようにしてもよい。つまり、ユーザが保護部材または開閉カバーを開放すると、メモリカード150から読み出した画像データが無線LAN用アンテナを通じて送信されるようにしてもよい。簡単な操作で、メモリカード150に記録した画像データ、とくに、送信先が指定された画像の画像データを送信することができ、便利である。また、ユーザが保護部材または開閉カバーを閉じると、メモリカード150から読み出した画像データが無線LAN用アンテナを通じて送信されるようにしてもよい。撮影終了後は、保護部材や開閉カバーを閉じるので、撮影終了後に、撮影された画像データが無線LAN用アンテナを通じて自動的に外部機器(パーソナルコンピュータ、プリンタなど)へ送信されるので、便利である。
(6)保護部材にラジオ放送受信アンテナが設けられている場合、ユーザが保護部材または開閉カバーを開放すると、ラジオ放送がスピーカ105から出力されるようにしてもよい。簡単な操作で、ラジオ放送を聞くことができ、便利である。また、ラジオ放送がスピーカ105から出力されているとき、レリーズボタン103Aが半押しされると、ラジオ放送の出力が停止するようにしてもよい。簡単な操作で、ラジオ放送の出力を終了することができ、便利である。
(7)一眼レフカメラのレンズフードにGPS用アンテナの機能を持たせるようにしてもよい。レンズフードは、交換レンズにおける先端の外周を囲うように設けられている。したがって、交換レンズの光学系の光軸を中心に回転して撮像装置を傾けても、レンズフードの一部は常に天上方向に向いているので、人工衛星からの電波を効率的に受信することができる。また、レンズフードを交換レンズの光学系の光軸を中心に回動可能とした上で、光軸レンズフードの一部にGPS用アンテナを内蔵するようにしてもよい。レンズフードを回転することにより、GPS用アンテナを天上側の位置に移動することができる。
(8)第1の実施の形態の撮像装置1Aの保護部材10AにGPS用アンテナと、GPS回路と、電源とを内蔵するようにしてもよい。さらに、保護部材10Aを撮像装置1Aから脱着可能とするようにしてもよい。また、第2の実施の形態の一眼レフカメラ1Bの保護部材10Bにおける開閉カバー13BにGPS用アンテナと、GPS回路と、電源とを内蔵するようにしてもよい。
以上の実施の形態において、アンテナを内蔵する部材は、光学系のレンズを遮光する遮光部材であれば、レンズカバー、レンズバリア、レンズキャップなどに限定されない。遮光部材はレンズを覆うので、面積が大きいからである。
以上の実施形態と変形例の一つ、もしくは複数を組み合わせることも可能である。変形例同士をどのように組み合わせることも可能である。
以上の説明はあくまで一例であり、本発明は上記実施形態の構成に何ら限定されるものではない。
図1(a)は本発明の第1の実施形態の撮像素子の保護部材を閉じたときの斜視図であり、図1(b)は保護部材を開いたときの斜視図である。 本発明の第1の実施の形態における撮像装置の構成を説明するブロック図である。 図3(a)は保護部材をボールジョイントで本体に取り付けた撮像装置の正面図であり、図3(b)は直角をなす2つの軸心で保護部材を本体に回転可能に取り付けた撮像装置の斜視図である。 図4(a)は本発明の第2の実施形態における開閉カバーを閉じたときの一眼レフカメラの斜視図であり、図4(b)は開閉カバーを開いたときの一眼レフカメラの斜視図であり、図4(c)は開閉カバーを開いた保護部材を回転させたときの一眼レフカメラの斜視図である。 図5(a)は保護部材を外したときの一眼レフカメラの斜視図であり、図5(b)は保護部材取付け部を説明するための図である。 本発明の第3の実施の形態における一眼レフカメラの斜視図である。 本発明の第3の実施の形態における一眼レフカメラの使用例を説明するための図である。 保護部材の開閉カバーから一眼レフカメラの位置情報を可視光で送信することができる一眼レフカメラの正面図である。 保護部材にTVアンテナを備えた撮像装置の構成を説明するブロック図である。 図10(a)は人工衛星からの電波の受信強度が強いときのインジケータを示す撮像装置の背面図であり、図10(b)は人工衛星からの電波の受信強度が中程度のときのインジケータを示す撮像装置の背面図であり、図10(c)は人工衛星からの電波の受信強度が弱いときのインジケータを示す撮像装置の背面図である。 GPS回路起動処理を説明するフローチャートである。
符号の説明
1A〜1C,1G,1H 撮像装置
1D〜1F 一眼レフカメラ
10A〜10G 保護部材
11B ボールジョイント
13D〜13F 開閉カバー
14D〜14F 保護部材取付け部
15D ヒンジ
16E 挟み部材
17F LED光源
101 制御回路
104 表示モニタ
121a,124a レンズ
124 交換レンズ
131A,131E,131G GPS用アンテナ
132A,132E,132G GPS回路
133E GPS回路用電源

Claims (12)

  1. 撮像素子と、
    前記撮像素子に被写体像を結像させる撮影光学系と、
    撮影装置の筐体に回動可能に設けられ、前記撮影光学系のレンズ前面を開閉する保護部材と、
    前記保護部材に設けられたアンテナとを備えることを特徴とする撮像装置。
  2. 請求項1に記載の撮像装置において、
    前記保護部材の開閉位置に応じてアンテナ面が可変となるように前記アンテナが前記保護部材の内部に設けられ、
    前記保護部材を任意の角度位置で保持する保持機構を有することを特徴とする撮像装置。
  3. 請求項2に記載の撮像装置において、
    前記保護部材は、カメラ筐体に対して上下または左右に開閉するように前記筐体に回転機構により保持されていることを特徴とする撮像装置。
  4. 請求項2に記載の撮像装置において、
    前記アンテナは測位用人工衛星からの電波を受信するアンテナであり、
    前記電波を受信して位置情報を演算する演算回路と、
    前記撮影装置の電源がオフであっても、前記保護部材が前記レンズ前面を開放すると前記演算回路による前記演算を開始する制御回路とを有することを特徴とする撮像装置。
  5. 請求項2に記載の撮像装置において、
    前記アンテナは放送電波を受信するアンテナであり、
    前記放送電波を受信して再生して再生信号を生成する再生回路と、
    前記撮影装置の電源がオフであっても、前記保護部材が前記レンズ前面を開放すると前記再生回路を起動する制御回路と、
    前記再生信号を映像および音声として、または音声のみとして出力する出力装置とを有することを特徴とする撮像装置。
  6. 請求項2に記載の撮像装置において、
    前記アンテナは無線LANに供するアンテナであり、
    前記無線LANの送信機および受信機と、
    前記撮像素子で撮像された被写体像の画像データを記憶する記憶装置と、
    前記保護部材が前記レンズ前面を開放するタイミングもしくは閉鎖するタイミングで、前記記憶装置に記憶されている画像データを前記送信機および前記アンテナを介して送信する制御回路とを有することを特徴とする撮像装置。
  7. 撮像素子と、
    カメラ本体に着脱可能に装着され、前記撮像素子に被写体像を結像させる交換レンズと、
    前記交換レンズに着脱する取付部、および前記取付部に設けられて前記交換レンズのレンズ前面を開閉する開閉カバーを含む保護部材と、
    前記開閉カバーに内蔵したアンテナと、
    前記アンテナで受信した電波信号を処理する処理回路とを備えることを特徴とする一眼レフカメラ。
  8. 請求項7に記載の一眼レフカメラにおいて、
    前記開閉カバーの開閉位置に応じてアンテナ面が可変となるように前記アンテナが前記開閉カバーの内部に設けられ、
    前記開閉カバーを任意の角度位置で保持する保持機構を有することを特徴とする一眼レフカメラ。
  9. 請求項7または8に記載の一眼レフカメラにおいて、
    前記保護部材は、前記交換レンズの軸心を中心とした任意の角度位置に保持可能としたことを特徴とする一眼レフカメラ。
  10. 請求項7乃至9のいずれか1項に記載の一眼レフカメラにおいて、
    前記処理回路は前記保護部材に内蔵されるとともに、前記アンテナと前記処理回路に給電する電源回路も前記保護部材に内蔵したことを特徴とする一眼レフカメラ。
  11. 交換レンズに着脱可能に設けられ、前記交換レンズのレンズ前面を開閉する保護カバーであって、
    前記交換レンズの先端に着脱可能に取り付けられるアダプタと、
    前記アダプタの前面に開閉可能に設けられる開閉カバーと、
    前記開閉カバーに設けられ、電波信号を受信するアンテナと、
    前記アンテナで受信した電波を信号処理する処理回路と、
    前記処理回路で処理した信号をカメラ本体の制御回路に送信する送信機と、
    前記アンテナ、前記処理回路、および前記送信機に給電する電源回路と備えることを特徴とする交換レンズの保護カバー。
  12. 請求項11に記載の交換レンズの保護カバーにおいて、
    前記開閉カバーの開閉位置に応じてアンテナ面が可変となるように前記アンテナが前記開閉カバーの内部に設けられ、
    前記開閉カバーを任意の角度位置で保持する保持機構を有することを特徴とする交換レンズの保護カバー。
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