JP2009281985A - 電源監視装置 - Google Patents

電源監視装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2009281985A
JP2009281985A JP2008137048A JP2008137048A JP2009281985A JP 2009281985 A JP2009281985 A JP 2009281985A JP 2008137048 A JP2008137048 A JP 2008137048A JP 2008137048 A JP2008137048 A JP 2008137048A JP 2009281985 A JP2009281985 A JP 2009281985A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power supply
temperature
unit
supply monitoring
monitoring device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008137048A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5294704B2 (ja
Inventor
Toshiko Kimura
寿子 木村
Tetsunori Watanabe
哲徳 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Industrial Equipment Systems Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Industrial Equipment Systems Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Industrial Equipment Systems Co Ltd filed Critical Hitachi Industrial Equipment Systems Co Ltd
Priority to JP2008137048A priority Critical patent/JP5294704B2/ja
Publication of JP2009281985A publication Critical patent/JP2009281985A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5294704B2 publication Critical patent/JP5294704B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Testing Electric Properties And Detecting Electric Faults (AREA)

Abstract

【課題】寿命診断機能を装置内部に備えて、自己の有寿命品の寿命を確実に精度良くとらえ、また、平均温度からの予測寿命だけでなく、温度単体の監視も行って、その温度の異常上昇から装置の異常を検出する、異常診断機能も備える電源監視装置を提供する。
【解決手段】平滑コンデンサ114を内蔵したAC/DCコンバータ112を有した電源監視装置101において、平滑コンデンサ114の表面温度と装置周囲温度(盤内温度)を検出するセンサ130,131を備え、センサからの温度アナログ量を、アナログ/デジタル変換部115を介してマイクロコンピュータのような演算部121に取り込み、演算部121にて異常及び寿命について自己診断を行い、その結果が規定以上になった場合に、エラー表示または警報出力する。
【選択図】図1

Description

本発明は、電圧、電流等を計測することにより電源装置を監視する電源監視装置に関する。
集合住宅を含む住宅用あるいは工場用のトランスなどの電源装置を監視する電源監視装置(以下、この欄において「装置」と略す。)においては、その制御電源をAC電源から供給するためにAC/DCコンバータが用いられている。当該AC/DCコンバータに内蔵される平滑コンデンサは、中に封入されているアルミ電解液が稼働時間の経過とともに乾燥するなどに起因して平滑機能が次第に失われていくという実情があるため、有寿命品として扱われている。一般には、この平滑コンデンサの寿命が装置の寿命を定めている。そして、その予想寿命はアレニウスの法則により定義される演算式(1)を実行して算出可能である。
L2=L1*2(T1−ΔT−T2)/10 ・・・(1)
ここで、式中の記号は、次のように定義されている。
L2:実使用上の予想寿命[時間] (日稼動時間:24時間)
L1:最高使用温度(T1)におけるメーカ保証時間(例:10000時間)
T1:有寿命品の最高使用温度 (例:メーカ保証,105度)
ΔT:コンデンサ表面温度上昇値(実測値) (例:開発時の実測値,30度)
T2:有寿命品部位における周囲温度 (例:盤内温度,35度)
装置の寿命は平滑コンデンサの寿命に依存しており、平滑コンデンサの寿命は使用温度環境に大きく依存している。アレニウスの演算式(1)からも解るように、平滑コンデンサの寿命は過去にどのような変遷をした温度環境で使用されてきたかで定まっていると言っても過言ではない。装置の仕様としての寿命は、開発当初の各種実測値と平滑コンデンサのメーカ保証値とから、アレニウスの法則により定義される上記の演算式(1)を用いて算出される。その寿命年数を参考に装置の交換時期が定められているが、使用環境により装置の実寿命は大きく変動する。
従って、現状は、交換時期をユーザに委ねている場合が多く、計測・表示・通信・警報出力等の動作異常が生じた場合には、ユーザはメーカに問い合わせ、メーカは装置の寿命と判断すると装置の交換を要請し、ユーザはその要請に従って装置の交換を行う。しかし、そのような手順では、動作異常が生じてから実際の交換までの間、監視システムとして通常の監視機能が期待できないので、監視業務に支障をきたす。そのため、装置の異常・寿命予測する手段が従来から考えられてきた。
寿命到達時間を予測演算し、適正な交換時期に部品交換して交換頻度を減らす手段として、無停電電源装置等に組み込まれるファンや電解コンデンサ等の、有寿命品の温度を、センサを介して入手し温度積算値を求め、更にこの温度積算値を時計ICから求めた装置の累計動作時間で割って、その有寿命品の動作開始以来の平均温度を求め、その平均温度から残余の寿命等を演算し、LEDに表示すると共にアラームを発する、寿命時間予測装置がある(特許文献1参照)。余寿命診断を行い保守員に予防保全のための情報提供を行う手段として、デジタル保護リレー等に使用される電解コンデンサ等の有寿命品の環境温度データを、通信ネットワークを介して入手・保存し、過去の温度履歴に基づきアレニウスの法則により定義される演算式を実行することによって、寿命診断を行う寿命診断装置(特許文献2参照)がある。
スイッチング電源において、その寿命に大きな影響を及ぼす平滑コンデンサの性能劣化を引き起こす電解コンデンサの発熱現象に着目して、電解コンデンサの表面温度とその周囲温度との比較を行って、当該温度差から電解コンデンサの性能劣化を判断したものが提案されている(特許文献3参照)。また、電源装置の使用周囲温度を計測するセンサと、このセンサの計測値に基づいて電源装置の使用周囲温度に応じて重みを付けた累積稼働時間をカウント・記録する累積稼働時間カウンタを備えており、このカウント値により電源装置の劣化と寿命を判別したものが提案されている(特許文献4参照)。
特許文献1及び特許文献2に開示のものは、有寿命品を備える装置の寿命診断を、別装置にて実施するものであり、寿命診断装置そのものにも有寿命品を備える場合に実現性がない。また、特許文献1は特に、有寿命品の動作開始以来の平均温度から残余の寿命等を演算するものであるが、平均温度から寿命を演算する具体的な演算について開示がなく、また、外部に設けられた寿命予測装置で残余の寿命を演算している。平均温度だけでは、寒暖の差が激しい地域等で短期的に発生した、高温度による寿命の低下を検出しにくく、演算した予測寿命より早く実寿命が来る恐れがある。
電源監視装置においては定期的な検査を行っているが、検査の結果に応じて装置の交換のために電源供給を停止するのは、社会的に影響が大きいのでいつでもできるというものではない。そこで、工場用の装置の場合では、寿命が近いと判断された装置については、夏期休業や冬季休業のような比較的長い時間、電源を使用しない休暇時期を狙って、装置の交換作業が計画・実施されている。
特開平5−281001号公報 特開2005−77360号公報 実全平4−7379号公報 特開2004−320870号公報
そこで、電源監視装置の異常や寿命について、外部装置に依存せずに、自ら判断し、寿命予測を正確に行う点で解決すべき課題がある。
この発明の目的は、自らの部品温度及び周囲温度を測定する回路及び演算部を備え、自己診断による異常・寿命予測を精度良く行い、外部に通知して交換を促すことを可能にして、システム全体の稼働率・信頼性が向上した電源監視装置を提供することである。
上記目的を達成するため、本発明による電源監視装置は、平滑コンデンサを内蔵するAC/DCコンバータと、電源電圧、電源電流等の監視対象の入力を受けて電源監視のための演算を行うマイクロコンピュータ等の演算部を備えた電源監視装置であって、前記平滑コンデンサの表面温度と前記電源監視装置の周囲温度又はこれらの温度上昇に基づいた自身の異常の有無を、前記演算部において自己診断をすることを特徴としている。
また、この発明による電源監視装置は、平滑コンデンサを内蔵するAC/DCコンバータと、電源電圧、電源電流等の監視対象の入力を受けて電源監視のための演算を行うマイクロコンピュータ等の演算部を備えた電源監視装置であって、前記平滑コンデンサの表面温度と前記電源監視装置の周囲温度の温度積算値と累計動作時間に基づいた自身の寿命を、前記演算部において自己診断をすることを特徴としている。
この電源監視装置は、その時々の温度単体の監視を行って、その温度の異常上昇から装置の異常を検出する異常診断機能を備えている。また、この電源監視装置は、温度単体の監視だけでなく、自己装置の寿命について自己診断をする機能を内部に備えており、過去の動作期間における温度を積算した温度積算と当該累計動作時間とに基づいて、平均作動温度及び周囲温度からの平均温度上昇が求められるので、それらの温度情報に基づいて自己の有寿命品の寿命を確実に精度良く知ることができる。
本発明の電源監視装置によれば、寿命診断機能を電源装置内部に備えており、自己の有寿命品の寿命を確実に精度良く知り、また、平均温度からの予測寿命のみならず温度単体の監視も行って、温度の異常上昇から装置の異常を検出する異常診断部も備えることにより、信頼性の高い自己診断を行うことができる。そして、その自己診断結果を外部に通知して交換を促し、電源監視のシステム全体の稼働率・信頼性を上げることができる。
以下、図面に基づいて、本発明による電源監視装置の実施例について説明をする。
図1は本発明による電源監視装置を示した構成図であり、図1において101は電源監視装置(以下、実施例の説明において「装置」と略す)、102はAC電源、103,104は電源端子、105はアナログ入力、106は電圧入力、107は電流入力、108は温度入力、109はアナログ出力、110は送受信信号、111は警報出力[計測値の異常]、112はAC/DCコンバータ、113はDC/DCコンバータ、114はAC/DCコンバータ内蔵の平滑コンデンサ、115は温度検出用アナログ/デジタル変換部、116はアナログ入力部、117は電圧入力部、118は設定部、119は電流入力部、120は計測用アナログ/デジタル変換部、121はマイクロコンピュータから成る演算部、122は記憶部、123は表示部、124は通信部、125温度入力部、126はアナログ出力部、127はデジタル/アナログ変換部、128はリレー出力部、129は警報出力[装置の異常]、130は平滑コンデンサ114の表面温度を検出する検出センサ(熱電対)、131は装置101の周囲温度(盤内温度)を検出する検出センサ(Pt100)、を示したものである。
図1において、装置101は、AC電源102より電源端子103,104を介して制御電源を取り込み、AC/DCコンバータ112よりDC電源を生成、更にDC/DCコンバータ113により内部回路駆動用電源を生成する。
受配電系統における複数の電圧106を電圧入力部117から取り込み、変流器(CT)からの二次電流107を電流入力部119から取り込み、計測用アナログ/デジタル変換部120にて、各種デジタル信号に変換する。また、アナログ入力105をアナログ入力部116から取り込み、トランス表面のアナログ値の温度のような温度入力108を温度入力部125から取り込み、同様に計測用アナログ/デジタル変換部120にて、各種デジタル信号に変換する構成を備える場合もある。
その各種デジタル信号から、演算部121にて電圧・電流及び電力・電力量等の各種計測値を算出する。また、圧力・濃度・温度等の各種アナログ量を算出することも可能である。
装置101は、また、算出した各種計測値を表示するための表示部123と、送受信信号110に変換して上位装置と送受信する通信部124と、計測及び監視条件を設定するための設定部118と、各種計測値をデジタル/アナログ変換部127を介してアナログ出力109するためのアナログ出力部126を備える。また、各種計測値の異常としての監視結果について警報出力111を出力する、或いは装置の異常としての監視結果について警報出力129を出力するリレー出力部128を備える。
装置101について詳細について説明する。AC/DCコンバータ112内に設けられる平滑コンデンサ114の表面温度と、装置101の周囲温度(盤内温度)とは、それぞれ熱電対130や符号131が付されているPt100のような温度計測媒体によって測定され、その測定信号は温度検出用回路アナログ/デジタル変換部115によってデジタル信号に変換される。
平滑コンデンサ114の寿命、したがって装置の寿命は、使用環境の温度に大きく影響される。高温の環境で使用するほど平滑コンデンサ114及び装置の寿命は短くなる。装置の異常又は寿命を診断する項目として、温度が用いられる。したがって、変換部115によって得られたデジタル信号は演算部121に取り込まれ、演算部121は、平滑コンデンサ114の表面温度と、装置101の周囲温度(盤内温度)とを算出し、装置101の異常の有無及び自身の寿命について自己診断をする。
AC/DCコンバータ112、及び装置101には、使用環境性能として使用温度範囲が定められている。例えば、平滑コンデンサ114の使用温度は平滑コンデンサメーカ保証として最高105度(後述する演算式(1)のT1に相当)に、装置101の使用温度(盤内温度)は装置メーカ保証として24時間平均温度35度(後述する演算式(1)のT2に相当)に、そして、平滑コンデンサ114の表面温度上昇値は装置開発時の実測値30度(後述する演算式(1)のΔTに相当)にというように、使用する平滑コンデンサ114及び、それを組み込む装置101によって、個別に定められる。
それらの温度設定値を基準にして、平滑コンデンサ114の表面温度として許容できる閾値(規定表面温度)、装置周囲温度(盤内温度)として許容できる閾値(規定周囲温度)、AC/DCコンバータ内平滑コンデンサの表面温度から装置周囲温度(盤内温度)を差し引いた平滑コンデンサ表面温度上昇として許容できる閾値(規定上昇温度)を設定し、演算部121のプログラム、又は記憶部122に予め記憶させる。
装置自身の異常の有無を診断する自己診断は、装置101の稼動中に常時又は定期的に行われ、検出した平滑コンデンサ114の表面温度、装置101の周囲温度(盤内温度)、及び平滑コンデンサ114の表面温度上昇値と、予め記憶させていた各々の閾値を比較して実施される。自己診断の結果、装置101は、温度検出値や温度上昇値のいずれか又はそれらの組合せが対応する閾値(規定温度)を超えた際に、装置101の異常として外部に知らせる。
図2は、装置101について異常診断のための温度データを示した表である。図2において、(1)2008. 04. 01の温度データは、正常温度時のデータ例(4月1日)を示しており、装置101の周囲温度、上昇温度、平滑コンデンサ114の表面温度(周囲温度+上昇温度)共に、閾値を下回っており、正常と判断される。(2)2008.09.01の温度データは、異常温度時のデータ例(9月1日)を示したものであり、周囲温度、上昇温度、表面温度(周囲温度+上昇温度)共に閾値を上回っており、異常と判断される。
装置101が異常であると判断するタイミングの例としては、閾値を初めて超えて直ぐ、何回、何分又は何時間か継続して閾値を超えた時、等のタイミングが挙げられる。外部に知らせる手段としては、予め備わっている表示部123へのエラー表示、通信部124から上位装置へのエラー送信、アナログ出力部126からのエラー出力、リレー出力部128からの警報出力[装置の異常]129等が挙げられる。
検出した温度から更に、アレニウスの法則により定義される演算式を実行して、予想寿命を算出する。
L2=L1*2(T1−ΔT−T2)/10 ・・・(1)
ここで、式中の記号は、次のように定義される。
L2:実使用上の予想寿命[時間] (日稼動時間:24時間)
L1:最高使用温度(T1)におけるメーカ保証時間(例:10000時間)
T1:有寿命品の最高使用温度 (例:メーカ保証,105度)
ΔT:コンデンサ表面温度上昇値(実測値) (例:開発時の実測値,30度)
T2:有寿命品部位における周囲温度 (例:盤内温度,35度)
ここで、メーカ保証時間(L1)、及び最高使用温度(T1)は定数であり、メーカ保証値を引用する。周囲温度(T2)、及び温度上昇値(ΔT:表面温度−周囲温度)は変数である。L1は、高使用温度(T1)という過酷な動作環境で使用された場合における装置101のメーカ保証時間であるので、実際にはそれよりも緩い条件で動作すると考えられる装置101の予想寿命L2は、L1よりも長い期間であると考えられる。定数としての温度データを用いるのは当然としても、その時々の温度データを使用して演算式(1)より予測寿命(L2)を算出しても、温度の変動によって算出される寿命は変動するので、正しい寿命予測とならない。
従って、周囲温度(T2)及び温度上昇値(ΔT:表面温度−周囲温度)について、装置101の稼動開始からの取得データ値を累積し、その累積値を取得データ数で除算し、装置101の稼動開始からの平均温度値を算出し、これらを用いて予測寿命を算出する。即ち、周囲温度(T2)について、n番目の累積温度値をSum(T2)nとし、(n+1)番目の周囲温度(T2)をT2(n+1)とするとき、(n+1)番目の平均周囲温度(T2)m(n+1)は、{Sum(T2)n+T2(n+1)}/(n+1)であり、測定回数は多いがソフトウェアによって逐次更新処理を行うことによって、演算部121において記憶する記憶容量としては非常に少ない量で済ますことができる。この予想寿命と装置101の累積動作時間(装置の動作開始からの動作した時間を積算した時間)との差分(予想寿命−累積動作時間)が規定余寿命未満になった場合には、装置寿命に近づいたと判断され、残余期間を装置の余寿命として外部に知らせることができる。
図3は、本発明による装置の寿命診断のための寿命データを示したグラフであり、装置動作開始から3年経過までの予測寿命の例を示している。図3のグラフから解るように、縦軸は予想寿命L2(単位は年)であるが、例えば装置稼動開始からの1年間は、その季節の温度に大きく影響して予測寿命も大きく変動する。しかしながら、2年目において算出された予測寿命は1年目に比べて変動が少なくなり、3年目の予測寿命は更に安定してくる。このように、年数が経過すると予測寿命がゆるやかに収束していくことを期待できることが解る。
したがって、装置の寿命を判断するタイミングは、少なくとも装置動作開始から1年を経過した後とし、1ヶ月毎、数ヶ月毎、1年毎等が挙げられる。装置の周囲温度や温度上昇値が異常値になった場合、及び装置の余寿命が規定余寿命未満になった場合に外部に知らせるべきときには、報知手段としては、予め備わっている表示部123へのエラー表示、通信部124から上位装置へのメール等によるエラー送信、アナログ出力部126からのエラー出力、リレー出力部128からの警報出力[装置の異常]129等が挙げられる。
本発明による電源監視装置は、温度単体の監視も行って、その温度の異常上昇から装置の異常を検出する異常診断機能を備えているだけでなく、平均温度から自己の有寿命品の寿命を確実に精度良く捉えることができる寿命診断機能を装置内部に備えているので、装置の異常と寿命とについて信頼性の高い自己診断を行うことができる。
本発明による電源監視装置の一実施例を示した構成図である。 本発明による電源監視装置の異常診断のための温度データ表である。 本発明による電源監視装置における寿命診断のための寿命データを示したグラフである。
符号の説明
101・・・電源絶縁監視装置 102・・・AC電源
103,104・・・電源端子 105・・・アナログ入力
106・・・電圧入力 107・・・電流入力
108・・・温度入力 109・・・アナログ出力
110・・・送受信信号 111・・・警報出力[計測値の異常]
112・・・AC/DCコンバータ 113・・・DC/DCコンバータ
114・・・AC/DCコンバータ内蔵の平滑コンデンサ
115・・・温度検出用アナログ/デジタル変換部
116・・・アナログ入力部 117・・・電圧入力部
118・・・設定部 119・・・電流入力部
120・・・計測用アナログ/デジタル変換部
121・・・マイコン演算部 122・・・記憶部
123・・・表示部 124・・・通信部
125・・・温度入力部 126・・・アナログ出力部
127・・・デジタル/アナログ変換部 128・・・リレー出力部
129・・・警報出力[装置の異常]
130・・・平滑コンデンサ表面温度検出センサ(熱電対)
131・・・装置周囲温度(盤内温度)検出センサ(Pt100)

Claims (8)

  1. 平滑コンデンサを内蔵するAC/DCコンバータと、電源電圧、電源電流等の監視対象の入力を受けて電源監視のための演算を行うマイクロコンピュータ等の演算部を備えた電源監視装置において、
    前記平滑コンデンサの表面温度と前記電源監視装置の周囲温度又はこれらの温度上昇に基づいた自身の異常の有無を、前記演算部において自己診断をすることを特徴とする電源監視装置。
  2. 請求項1に記載の電源監視装置において、
    前記電源監視装置は、前記監視対象としての受配電系統における複数の電圧及び変流器からの二次電流を入力信号として取得する入力部と、前記入力信号をデジタル信号に変換するアナログ/デジタル変換部と、前記デジタル信号から電圧・電流及び電力・電力量等の各種計測値を演算する前記演算部と、演算して得られた前記各種計測値を表示する表示部と、前記各種計測値についての監視結果を出力するリレー出力部と、当該計測及び監視のための諸設定値を設定する設定部と、前記諸設定値及び前記計測値の記憶を行う記憶部と、を有しており、
    更に、前記平滑コンデンサの前記表面温度及び前記電源監視装置の前記周囲温度を検出する熱電対等の温度計測媒体を備えており、前記温度計測媒体が検出した温度信号は前記アナログ/デジタル変換部において前記デジタル信号に変換されること、
    を特徴とする電源監視装置。
  3. 請求項1又は2に記載の電源監視装置において、
    前記自己診断において前記いずれかの温度が規定温度以上になった場合には、前記表示部又は前記リレー出力部においてその旨の警報出力を行い、前記電源装置の異常を知らせること、
    を特徴とする電源監視装置。
  4. 平滑コンデンサを内蔵するAC/DCコンバータと、電源電圧、電源電流等の監視対象の入力を受けて電源監視のための演算を行うマイクロコンピュータ等の演算部を備えた電源監視装置において、
    前記平滑コンデンサの表面温度と前記電源監視装置の周囲温度の温度積算値と累計動作時間とに基づいた自身の寿命を、前記演算部において自己診断をすることを特徴とする電源監視装置。
  5. 請求項4に記載の電源監視装置において、
    前記電源監視装置は、前記監視対象としての受配電系統における複数の電圧及び変流器からの二次電流を入力信号として取得する入力部と、前記入力信号をデジタル信号に変換するアナログ/デジタル変換部と、前記デジタル信号から電圧・電流及び電力・電力量等の各種計測値を演算する前記演算部と、演算して得られた前記各種計測値を表示する表示部と、前記各種計測値についての監視結果を出力するリレー出力部と、当該計測及び監視のための諸設定値を設定する設定部と、前記諸設定値及び前記計測値の記憶を行う記憶部と、を有しており、
    更に、前記平滑コンデンサの前記表面温度及び前記電源監視装置の前記周囲温度を検出する熱電対等の温度計測媒体を備えており、前記温度計測媒体が検出した温度信号は前記アナログ/デジタル変換部において前記デジタル信号に変換されること、
    を特徴とする電源監視装置。
  6. 請求項5に記載の電源監視装置において、
    前記寿命は、前記演算部において、次の式(1)で示されるアレニウスの法則にしたがう演算式にて算出されること、
    を特徴とする電源監視装置。
    L2=L1*2(T1−ΔT−T2)/10 ・・・(1)
    ここで、式中の記号は、次のように定義される。
    L2:実使用上の予想寿命[時間]
    L1:最高使用温度(T1)におけるメーカ保証時間
    T1:有寿命品の最高使用温度
    ΔT:コンデンサ表面温度上昇値(実測値)
    T2:有寿命品部位における周囲温度
  7. 請求項4〜6のいずれか1項に記載の電源監視装置において、
    前記自己診断において前記寿命が規定寿命未満になった場合には、前記表示部又は前記リレー出力部においてその旨の警報出力を行い、前記電源装置の寿命時期を知らせること、
    を特徴とする電源監視装置。
  8. 請求項3又は7に記載の電源監視装置において、
    前記電源監視装置は通信手段を介して監視センター等の外部上位監視機関に接続可能であり、前記自己診断の結果は前記外部上位監視機関においてモニターされていること、
    を特徴とする電源監視装置。
JP2008137048A 2008-05-26 2008-05-26 電源監視装置 Expired - Fee Related JP5294704B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008137048A JP5294704B2 (ja) 2008-05-26 2008-05-26 電源監視装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008137048A JP5294704B2 (ja) 2008-05-26 2008-05-26 電源監視装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009281985A true JP2009281985A (ja) 2009-12-03
JP5294704B2 JP5294704B2 (ja) 2013-09-18

Family

ID=41452571

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008137048A Expired - Fee Related JP5294704B2 (ja) 2008-05-26 2008-05-26 電源監視装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5294704B2 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102735970A (zh) * 2012-06-15 2012-10-17 安徽中兴继远信息技术股份有限公司 交联聚乙烯电缆绝缘监测和寿命预测方法
JP2013078172A (ja) * 2011-09-29 2013-04-25 Hitachi Ltd ディジタル保護制御装置
JP2014212635A (ja) * 2013-04-18 2014-11-13 日本電信電話株式会社 電源装置の等価運転時間算定方法および電源装置の等価運転時間算定装置
CN105510732A (zh) * 2015-11-26 2016-04-20 国家电网公司 电力变压器监测系统及方法
US9397593B2 (en) 2012-06-05 2016-07-19 Mitsubishi Electric Corporation Motor control device
CN107907235A (zh) * 2017-07-14 2018-04-13 国网浙江省电力公司湖州供电公司 一种变电站电容器自动测温预警装置及方法
WO2020066134A1 (ja) 2018-09-28 2020-04-02 オムロン株式会社 電源装置および電源システム
WO2022131292A1 (ja) * 2020-12-16 2022-06-23 本田技研工業株式会社 情報処理装置、算出方法、プログラム、および記憶媒体

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03202787A (ja) * 1989-12-29 1991-09-04 Nemitsuku Ramuda Kk 電源装置の電解コンデンサ寿命検出装置
JPH047379U (ja) * 1990-05-08 1992-01-23
JPH06261470A (ja) * 1993-03-09 1994-09-16 Hitachi Ltd 電源監視制御装置
JPH08322141A (ja) * 1995-05-25 1996-12-03 Fuji Electric Co Ltd 電解コンデンサの寿命警報装置
JPH11356036A (ja) * 1998-06-04 1999-12-24 Toshiba Corp 直流電源装置
JP2000131362A (ja) * 1998-10-27 2000-05-12 Kawasaki Steel Corp 電解コンデンサの劣化診断方法及び装置
JP2001165979A (ja) * 1999-12-13 2001-06-22 Hitachi Ltd 電源監視装置
JP2005210802A (ja) * 2004-01-21 2005-08-04 Hitachi Ltd 電子機器用電源システム

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03202787A (ja) * 1989-12-29 1991-09-04 Nemitsuku Ramuda Kk 電源装置の電解コンデンサ寿命検出装置
JPH047379U (ja) * 1990-05-08 1992-01-23
JPH06261470A (ja) * 1993-03-09 1994-09-16 Hitachi Ltd 電源監視制御装置
JPH08322141A (ja) * 1995-05-25 1996-12-03 Fuji Electric Co Ltd 電解コンデンサの寿命警報装置
JPH11356036A (ja) * 1998-06-04 1999-12-24 Toshiba Corp 直流電源装置
JP2000131362A (ja) * 1998-10-27 2000-05-12 Kawasaki Steel Corp 電解コンデンサの劣化診断方法及び装置
JP2001165979A (ja) * 1999-12-13 2001-06-22 Hitachi Ltd 電源監視装置
JP2005210802A (ja) * 2004-01-21 2005-08-04 Hitachi Ltd 電子機器用電源システム

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013078172A (ja) * 2011-09-29 2013-04-25 Hitachi Ltd ディジタル保護制御装置
US9397593B2 (en) 2012-06-05 2016-07-19 Mitsubishi Electric Corporation Motor control device
CN102735970A (zh) * 2012-06-15 2012-10-17 安徽中兴继远信息技术股份有限公司 交联聚乙烯电缆绝缘监测和寿命预测方法
JP2014212635A (ja) * 2013-04-18 2014-11-13 日本電信電話株式会社 電源装置の等価運転時間算定方法および電源装置の等価運転時間算定装置
CN105510732A (zh) * 2015-11-26 2016-04-20 国家电网公司 电力变压器监测系统及方法
CN107907235A (zh) * 2017-07-14 2018-04-13 国网浙江省电力公司湖州供电公司 一种变电站电容器自动测温预警装置及方法
CN107907235B (zh) * 2017-07-14 2020-01-10 国网浙江省电力公司湖州供电公司 一种变电站电容器自动测温预警装置及方法
WO2020066134A1 (ja) 2018-09-28 2020-04-02 オムロン株式会社 電源装置および電源システム
US11916473B2 (en) 2018-09-28 2024-02-27 Omron Corporation Power supply device and power supply system
WO2022131292A1 (ja) * 2020-12-16 2022-06-23 本田技研工業株式会社 情報処理装置、算出方法、プログラム、および記憶媒体

Also Published As

Publication number Publication date
JP5294704B2 (ja) 2013-09-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5294704B2 (ja) 電源監視装置
US9774205B2 (en) System and method for monitoring a battery in an uninterruptible power supply
WO2013140781A1 (ja) 蓄電池監視方法、蓄電池監視システム、および、蓄電池システム
US8890703B2 (en) Passive water heater anode rod depletion sensor algorithm
US20170184675A1 (en) Prognostic and health monitoring systems for circuit breakers
TW201700984A (zh) 絕緣檢測器及電氣機器
JP2009251822A (ja) 複合診断・保守計画支援システム及びその支援方法
JP5127799B2 (ja) 電力デマンド監視装置および電力デマンド監視方法
JP6593769B2 (ja) 蓄電池残寿命推定方法、蓄電池点検日決定方法、蓄電池残寿命推定装置、及び蓄電池残寿命推定システム
WO2002021149A2 (en) Battery monitoring
JP2013025663A (ja) センサノード、機器監視システム、電池残量低下報知方法、異常報知方法
US20140184234A1 (en) Storage cell state notifying system, storage cell state notifying method, and storage cell state notifying program
JP2019033605A (ja) 電力制御システムの蓄電池劣化診断方法および電力制御システム
JP5888499B2 (ja) 温度伝送器
JPH0556629A (ja) 電力変換装置
JP2011145986A (ja) 電池式警報器
JP2009014428A (ja) 電源装置および電気機器
JP5628128B2 (ja) ディジタル保護制御装置
JP5910033B2 (ja) 電圧監視装置および電圧監視方法
JP2011114981A (ja) 保護継電装置およびその電源部の劣化診断方法
JP2018004523A (ja) コンデンサ状態判定装置
JP4452146B2 (ja) 蓄電池監視装置
JP2005210802A (ja) 電子機器用電源システム
JP2009131125A (ja) 電気車制御装置
JPH04208873A (ja) コンデンサの寿命検出装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100820

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20121130

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121204

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130129

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130219

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130419

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130514

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130611

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5294704

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees