JPH06261470A - 電源監視制御装置 - Google Patents

電源監視制御装置

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JPH06261470A
JPH06261470A JP5047722A JP4772293A JPH06261470A JP H06261470 A JPH06261470 A JP H06261470A JP 5047722 A JP5047722 A JP 5047722A JP 4772293 A JP4772293 A JP 4772293A JP H06261470 A JPH06261470 A JP H06261470A
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昭男 吉崎
Satoko Gotou
聡子 後藤
直大 ▲高▼鴨
Naohiro Takagamo
Yasuyuki Hiyama
泰之 日山
Matsuichiro Takahashi
松一郎 高橋
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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    • Y04INFORMATION OR COMMUNICATION TECHNOLOGIES HAVING AN IMPACT ON OTHER TECHNOLOGY AREAS
    • Y04SSYSTEMS INTEGRATING TECHNOLOGIES RELATED TO POWER NETWORK OPERATION, COMMUNICATION OR INFORMATION TECHNOLOGIES FOR IMPROVING THE ELECTRICAL POWER GENERATION, TRANSMISSION, DISTRIBUTION, MANAGEMENT OR USAGE, i.e. SMART GRIDS
    • Y04S10/00Systems supporting electrical power generation, transmission or distribution
    • Y04S10/30State monitoring, e.g. fault, temperature monitoring, insulator monitoring, corona discharge

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  • Testing And Monitoring For Control Systems (AREA)
  • Remote Monitoring And Control Of Power-Distribution Networks (AREA)
  • Selective Calling Equipment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】変圧器の定格容量に対する使用率を表示し、こ
れに応じて適正な容量の変圧器に交換し、配電系統の省
電力化、長寿命化を図る電源監視制御装置を提供する。 【構成】電源監視制御ユニット10は、配電系統の電
圧、電流の情報を入力する入力部と、これに接続されて
アナログ信号の実効値変換とディジタル変換を行うアナ
ログインタフェース回路24と、アナログインターフェ
ース回路に接続された中央演算処理装置28と、この中
央演算処理装置に接続されて表示すべき情報を選択する
操作部と、中央演算処理装置に接続されて操作部により
選択された情報を表示する表示部17と、中央演算処理
装置に接続されて電圧、電流の情報に基づく配電系統の
情報を遠隔の中央監視制御装置に伝送する伝送インタフ
ェース部16を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、変圧器,遮断器などの
配電機器をはじめ、変成器,積算電力計等のトランスデ
ューサ,計装機器や電磁開閉器など広範囲にわたる各種
配電機器の個々の監視制御情報をネットワークした配電
機器監視制御システムを容易に構成し得る配電機器監視
制御装置に係り、特に二次変電所(以下サブ変電所と称
す)の電源監視制御用に好適な電源監視制御装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】この種の制御装置を用いたシステムは一
般に、配電機器に対応した固有の監視制御を行なう複数
の端末制御装置と、それらを集中監視する中央監視制御
装置及び相互を接続する伝送線等から構成されるのが一
般的である。
【0003】このような一般的なものにおいて受配電シ
ステムへの適用に際しては、複数の端末制御装置を階層
的に制御する必要があり配電システムとして複雑な制御
が必要であった。
【0004】この種の装置として例えば特開平1−27
4630号に示された配電機器監視制御装置の例等があ
る。本例においては、制御指令を受けて対応した制御を
行なう多数の端末制御装置と、これらを統括的に監視
し、制御指令を出す制御指令装置及び信号伝送線からな
るシステムが示されている。
【0005】また、従来の配電機器監視制御装置では電
圧,電流の計測方式として平均値計測またはピーク値計
測が一般的であった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】以上のような従来の配
電機器監視制御装置では、以下のような問題点があっ
た。(1)電圧,電流の計測方式が平均値計測のものに
おいてはインバータ等の電子装置より生ずる波形歪によ
り計測精度が不正確となる場合がある。
【0007】(2)端末制御装置と中央監視制御装置間
の伝送プロトコルが専用のものであり、パーソナルコン
ピュータ等のユーザの既存の資産を活用することが困難
であり、専用の中央監視制御装置が必要であった。
【0008】(3)監視情報の選択,表示機能を有する
ものにあっては、所望の情報を読み出すためのキー操作
が複雑であった。
【0009】(4)伝送信号を電源線に重畳して伝送す
るため電圧の低下をきたさないよう断面積の大きい(例
えば1.2mm2)電線が必要でありまた伝送距離も5
00m程度に限定され、かつ布線工事が面倒であった。
また専用の伝送用電源が必要であった。
【0010】(5)接続試験や、動作点検時においてネ
ットワーク内の任意の部位に中央監視制御装置を接続す
ることができず据付後の立上げに長時間を要し、また、
保守が容易でない。
【0011】(6)零相電流と回路電流,電流の照合は
端末装置単独ではできなかった。
【0012】(7)端末制御装置の入替が必要な場合、
伝送線等の配線を外す必要があり、一時的にシステムの
伝送機能が失なわれた。
【0013】(8)変圧器の定格容量に体する使用率を
計測する機能がなく省電力化が不完全であった。
【0014】本発明の目的は、変圧器の定格容量に対す
る使用率を表示して、これに応じて適正な容量の変圧器
に交換することにより配電系統の省電力化および長寿命
化を図ることができる電源監視制御装置を提供すること
にある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、電源監視制御装置を、配電系統の電圧、電流
の情報を入力する入力部と、この入力部に接続されてア
ナログ信号の実効値変換とディジタル変換を行うアナロ
グインタフェース回路と、このアナログインターフェー
ス回路に接続された中央演算処理装置と、この中央演算
処理装置に接続されて表示すべき情報を選択する操作部
と、中央演算処理装置に接続されて操作部により選択さ
れた情報を表示する表示部と、中央演算処理装置に接続
されて電圧、電流の情報に基づく配電系統の情報を遠隔
の中央監視制御装置に伝送する伝送インタフェース部を
有することを特徴とする。
【0016】
【作用】入力部は配電系統の電圧、電流の情報を取り入
れる。アナログインタフェース回路はこの入力部に接続
されてアナログ信号の実効値変換とディジタル変換を行
う。中央演算処理装置はこの電源監視制御装置の統括的
な制御と電力の算出等の電圧電流の情報に基づく演算を
行う。操作部はこの中央演算処理装置により処理される
情報のうち表示すべき情報を選択する。表示部は操作部
により選択された情報を表示する。伝送インタフェース
部は中央演算処理装置から出力された電圧、電流の情報
に基づく配電系統の情報を遠隔の中央監視制御装置に伝
送する。
【0017】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1〜図69によ
り説明する。
【0018】本発明の一実施例に係る配電機器を含む電
源監視制御装置は、以下に述べるような構成を備えたも
のである。 (1)電圧,電流などの計測方式を実効値計測とし、計
測精度を向上すべく回路を用いた。 (2)中央監視制御装置との間の伝送プロトコルとして
JIS(X5002)で規格化された基本形伝送制御手
順(以下ベーシック手順と称す)を用いていること。 (3)監視情報の選択用に、情報項目に対応したキー入
力により当該情報が表示されること。また同一キーの繰
返し入力により、情報項目の細部がサイクリックに表示
されること。またモード切替により上記個々のキーが別
の定義として使用可能であること。 (4)伝送線としてEIA(アメリカ電子工業会)で規
格化されたRS−485伝送方式を採用することにより
公称断面積の小さい(0.2mm2以上)ツイストペア
ケーブルが使用できること。専用の伝送用電源を個別に
必要としないこと。 (5)ネットワーク内の任意の部位で中央監視制御装置
の接続が可能であること。 (6)零相電流と電圧、電流の照合が、同一端末制御装
置内で可能であること。 (7)端子部が着脱自在であること。 (8)使用率を計測可能であること。 本実施例において、電源監視制御装置は、計測情報を実
効値で計測するとともに、標準的な伝送プロトコルでも
ってパーソナルコンピュータ等で構成された中央監視制
御装置に、該当情報を伝送する。
【0019】伝送線として断面積の小さなツイストペア
ケーブルによりデータは伝送されるとともに、伝送距離
の拡大がなされる。
【0020】上記監視制御情報の選択には、情報項目に
対応したキー入力が用いられ、当該キーの繰り返し押下
により更に細部の情報がサイクリックに表示される。
【0021】モード切替により上記キーは別の機能キー
として作用する。電源監視制御装置内の複数の情報は複
合的に演算され、情報の組合せによる新たな情報生成を
行なう。
【0022】図1により本発明の一実施例のシステムを
説明する。図1の(a)は監視装置を用いない従来のシ
ステムで、受配電盤1´を構成する変圧器2,零相変流
器(以下ZCTと称す)4に接続されたメータ3,変成
器(以下PTと称す)5に接続された保護リレー6や変
流器(以下CTと称す)7に接続された積算電力計8
´,配線用遮断器9´等はデータの伝送機能がなく、個
々の監視制御情報を個々に表示しており、全体を統括し
て監視制御する装置は有していなかった。そのため、こ
の受配電盤の点検は定期的に据付け場所まで出かけてい
って行う必要があった。
【0023】図1の(b)は、本実施例によるシステム
である。本実施例では、8は使用した電力量をパルスに
より出力することができるパルス積算電力量計であり,
配線用遮断器9は内部状態を示す接点信号11を出力で
きるものであり、それぞれデータの伝送機能を有してそ
れらのデータを電源監視制御ユニット10に出力す
る。。変圧器2はその油温度,周囲温度等がセンサ(以
下測温抵抗体と称す)14により測定され、これらの温
度データは信号線を介して電源監視制御ユニット10に
出力される。ZCT4、PT5、CT7はそれぞれ変圧
器2の2次側の回路の漏電電流、電圧、電流を検出し、
それぞれ信号線を介して電源監視制御ユニット10に出
力する。
【0024】電源監視制御ユニット10はZCT4,P
T5,CT7のアナログ信号情報や、配線用遮断器9の
内部状態を示す接点信号11、さらに積算電力計8のパ
ルス信号などのディジタル信号、さらに測温抵抗体14
などのアナログ信号を統括的に監視制御して、受配電盤
1内の情報を表示するとともに遠隔の親局12へ伝送線
13を介してデータを伝送する。伝送線13には他の受
配電盤の電源監視制御ユニットを含めて複数台のユニッ
トが接続され、親局12ではこれらのユニットの状態監
視及び制御を行なう。
【0025】本実施例によるシステム(b)では、
(イ)監視制御の集中化による管理業務の省力化、
(ロ)配電盤ごとの電力デマンド、力率他の把握と制御
による省エネルギ、(ハ)設備の常時監視による異常の
早期発見による事故の規模及び範囲の最小化と予防安全
が計れる。
【0026】図2は電源監視制御ユニット10のブロッ
ク図である。各種アナログ入力,ディジタル入力,その
他統括的に制御を行なう中央演算処理装置(以下CPU
と称す)28に接続されてアナログ信号を選択,実効値
変換,増幅しディジタル変換するアナログインタフェー
ス回路24は、CT7からの信号線、ZCT4からの信
号線、PT5からの信号線が接続される。CT7の信号
は二次変流器(以下内部CTと称す)22によりアナロ
グインターフェース回路24に取りこみ可能なようにも
う一度変流され、PT5の出力は二次変成器(以下内部
PTと称す)23によりアナログインターフェース回路
24に取りこみ可能なようにもう一度変成される。ZC
T4からの信号は直接アナログインターフェース回路2
4に取りこまれる。
【0027】測温抵抗体14からの信号はセンサからの
信号を電圧に変化させる測温インタフェース25を介し
て、パルス積算電力量計8からの信号はパルス出力をカ
ウントするパルスインタフェース26を介してそれぞれ
CPU28に接続されたバス34に出力される。
【0028】15は電源監視制御ユニット10への給電
をする電源線、27は制御電源15より給電された電源
を電源監視制御ユニット10内部で使用する電圧に変換
する電源部である。
【0029】13は各電源監視制御ユニット10間及び
親局間と接続可能な伝送線、16はCPU28から伝送
線13への伝送信号を前記したRS−485の伝送方式
に変換、または伝送線13からRS−485の伝送方式
で送られてくる信号をCPUが判別できる信号に変換す
る伝送インタフェースである。17は各種アナログ値,
ディジタル値及びエラー項目,ディジタル入力の有無,
伝送線13への送受信信号の有無,ディジタル出力の有
無等を表示する表示部、29は表示部17を駆動するド
ライバ、18はアナログ,ディジタル入力値の表示選択
及び監視値の設定、PT比,CT比等の設定等を可能に
した操作部、30は操作部18の操作内容をCPU28
に伝えるキーバッファである。
【0030】31はデータやプログラムを格納する記憶
部でメモリ素子で構成する。このメモリ素子31は本実
施例ではEEPROMである。19はアナログ入力値が
監視値を超えた場合などにCPU28からの制御により
動作する警報接点、32はCPU28からの出力信号を
受け警報接点を駆動するドライバ、20は各電源監視制
御ユニット10毎に設定する機器アドレス設定部であ
る。21は伝送線13への伝送速度を可変とすることを
可能とした伝送速度設定部、33は機器アドレス設定部
20,伝送速度設定部21の設定内容をCPU28に伝
えるバッファ、34はCPU28と各部を結ぶ内部バス
である。
【0031】電源監視制御ユニット10内部に電源部2
7を設けたことにより、外部の別電源が不要となり、ま
た電源部27への給電をAC85V〜260VまたはD
C110Vと多様化を図ったことにより、サブ変電所等
に配線されている各種電源からの給電が可能となる。従
って昇降圧用電源が不要であり配線作業などの煩わしさ
も解消される。
【0032】また伝送インタフェースに前記したEIA
規格に沿ったRS−485方式を採用することにより、
0.2mm2の断面積の小さい伝送線においても76.
8kbpsで伝送することが可能である。このように高
速伝送ながら伝送線の径が小さくてすむことにより、各
電源監視制御ユニット10間及び対親局12間への配線
が容易でありかつ安価に行なえる。
【0033】次にシステムの接続例を図3に示す。
【0034】10,12は前記した電源監視制御ユニッ
ト及び親局であるが、電源監視制御ユニット10は長距
離伝送を行なうため通信仕様としてEIAに規定される
上記したRS−485方式を採用している。
【0035】一方、親局12には、一般的なパーソナル
コンピュータ等の場合、上記EIA規格のRS−232
C方式のインタフェースが標準装備されるためこの間に
電気的レベルを変換するための変換器35を設けたもの
である。
【0036】また、上記RS−485方式では伝送距離
が最大1.2kmであるため、さらに長距離伝送を行な
うためのリピータ(増幅器)36を設けたものである。
【0037】このように構成した各機器は伝送線13に
よりバス方式で接続される。
【0038】ここでリピータ36は図3に示すようにど
のような位置にでも接続できる特徴を持っている。(こ
の理由は図6で詳細説明する。)このようなリピータの
接続方式によれば、途中からの分岐ができるため四方八
方に効率よく機器を分散させることかできる効果があ
る。
【0039】次に図4は上記した変換器35の外観図を
示し、親局12に接続される様子を示したものである。
【0040】親局12は前記したようにRS−232C
インタフェース機能を有しており接続部であるコネクタ
37を有している。
【0041】38は変換器側に有するコネクタであり、
上記コネクタ37と接続するものである。39は終端ス
イッチで伝送線13の始端もしくは終端に接続される
時、後述するところの内部終端抵抗を接続するためのも
のである。40は伝送線13を接続するための端子台で
ある。
【0042】次に図5は親局12の構成を示すブロック
図である。
【0043】親局12は上記した通信インタフェースで
あるRS−232CI/F(インタフェース)45の他
に中央処理装置であるCPU46、各種操作を行なうキ
ーボード41、及び内部回路とインタフェースを行なう
キーボードI/F301、各種処理結果を表示させるた
めのCRTI/F48、及びCRT42、各種結果を紙
面に打出させるためのインタフェースであるプリンタI
/F49、及びプリンタ43、大量の各種プログラムや
データを記憶させるためのフロッピーデスクドライブ
(FD)I/F50、及びフロッピーディスク(FD)
装置44、プログラムやデータを一時的に格納するメモ
リ47、そして各部へ電源を供給する電源部51で構成
されている。
【0044】図4に示す親局12は、プリンタ43を分
離構成し、他の部分を1体化したものである。親局12
の他の例としてキーボード41,CRT42,FD装置
44及びプリンタ43を分離構成したものもあり、この
ような構成のものを用いてもよい。
【0045】次に図6はリピータ(増幅器)の構成をブ
ロック図で示したものである。
【0046】52及び53は前記した伝送線13内に設
けられた一対の信号線で54は外来ノイズを防止するた
めのシールドである。信号線52,53の信号はRS−
485の規格である差動形で動作し、極性を有する。5
5は終端抵抗で、伝送線13の始端または終端に本リピ
ータ36が接続された場合、終端スイッチ302を閉路
し上記信号線52,53間に接続する。
【0047】これは伝送線13が長いと信号の反射や、
クロストークが発生し、正常な伝送が行なえなくなるた
め、伝送特性を良くするためのものであり、いわゆるイ
ンピーダンスマッチングをとるためのものである。
【0048】56はドライバ/レシーバでRS−485
インタフェース用素子である。303はレシーバ(受信
部)、304はドライバ(送信部)である。57は極性
検出回路で、伝送線13の信号線52,53には極性が
あるが、逆に接続されても良いように伝送信号のスター
トビットの方向を検出し、正規の方向にして出力線59
に伝える働きをすると共に、出力線305によりドライ
バ304を動作可能状態(イネーブル)とする。
【0049】なお、伝送線13,終端抵抗55,終端ス
イッチ302,ドライバ/レシーバ56,極性検出回路
57,レシーバ303の出力線58,極性検出回路57
の出力線59,及び305は、2組ずつ設けてあり、図
中の左(L)側より受信した場合は右(R)側へ送信
し、右側より受信した場合は、左側へ送信するものであ
る。
【0050】62はオアゲートで極性検出回路57の出
力線305を入力とし、分周回路64に接続される。分
周回路64は、OSC(発振子)60の周波数を基にし
て、伝送信号の1語長分の時間を作り出すもので、上記
極性検出回路57がスタートビットを検出した時出力線
305、オアゲート62を介して動作を開始し、1語長
の時間になるとノアゲート65を介して極性検出回路5
7を初期化(リセット)する。63は電源投入時極性検
出回路を初期化するためのリセット回路である。61は
本リピータの内部素子に電源を供給する電源回路であ
る。
【0051】このように構成したリピータの動作を説明
すると、電源が投入されると極性検出回路は初期化さ
れ、出力線305によりドライバ304は高抵抗状態と
なりレシーバは受信状態となる。(待機状態) ここで例えば伝送線13の左(L)側より伝送が行なわ
れたとすると、左(L)例のレシーバ303極性検出回
路57を介してR側のドライバ304に伝えられる。こ
の時出力線305により右(R)側のドライバ304が
動作可能状態となり、右(R)側のレシーバ303は動
作禁止(ディスエーブル)状態となる。同時に分周回路
64が動作を開始し、1語長分の時間を経ると極性検出
回路57が初期化され出力線305により右(R)側の
ドライバ304が動作禁止状態、レシーバ303が受信
可能状態となる。
【0052】また右(R)側より受信があった場合でも
上記と同様な動作で左(L)側に伝えられる。
【0053】ところで伝送信号の1語長の時間は伝送速
度によって変化するが、分周回路に切替スイッチ等を設
ければ対応が可能である。
【0054】以上のように構成したリピータ36によ
り、伝送波形の整形と増幅が行なわれ、システムの長距
離化が実施できるが、リピータ36は機器のアドレスナ
ンバ(機器番号)を必要とせず、また、どちらの方向か
らでも受信し送信する仲介ができるのでシステムのどの
位置にでも配置することが可能であり多方向へ分岐させ
ることができる特徴がある。
【0055】これに対し前記したRS−485方式のバ
ス接続(直列的接続)において分岐布線をした場合、伝
送線の反射による問題があり端末制御装置間を直列的に
引き回して布線しなければならず、このため配線距離が
長くなり不経済であった。本実施例ではリピータ36に
より伝送線13の総長を従来より短くでき、経済的に布
線できる効果がある。
【0056】次に図7は本発明による電源監視制御ユニ
ットの実施例の外観構成を説明する。電源監視制御ユニ
ット10はケース213に収納されている。ケース21
3には盤内取付形のものと盤面埋込形のものと2種の例
があるが図7では盤内取付形を示している。正面にはユ
ーザインタフェース用の表示部17と操作部18が配置
されている。各種配電機器の監視制御情報入力端子,制
御電源端子,伝送線への入出力端子,警報接点等の出力
端子は、ねじ式の端子台により構成され、上下の端子部
66に配置されている。
【0057】図8は実施例の機能ごとのブロック図を示
すものである。CT7ほかの監視入力68には、電流,
電圧などのアナログ信号入力70、と接点信号などのデ
ジタル信号入力73、積算電力計の信号などのパルス信
号入力76がある。
【0058】アナログ信号入力70は歪波交流波形を含
むため実効値変換部71で実効値に対応したレベル信号
に変換され、A/D(アナログディジタル)変換部72
でディジタル信号に変換される。CPU28はこれを読
み取って演算処理する。ディジタル信号入力73はノイ
ズが印加された信号も含むため、絶縁回路部74で絶縁
され、波形整形部75でノイズ除去した信号に変換され
る。CPU28はこれを読み取って演算処理する。パル
ス信号76入力はディジタル信号入力73と同様に絶縁
回路部77、波形整形部78で内部信号に変換され、C
PU28により演算処理される。
【0059】16は親局等の上位装置との接続のための
伝送インタフェースで、これを介して上位からコマンド
を受信するとともに必要な内部データを送信する。送受
信の際に端末器を特定するために機器アドレス設定部2
0が設けられており、この設定値をCPU28が認識し
て当該端末へのコマンドを選択受信処理する。図9にア
ドレスの例を示す。ここで従局(仮親局)は複数の親局
を接続する時、親局同志の同時送信がないよう機器アド
レスとして定義したものである。また、テスト用アドレ
スは子局の自己診断などを行なわせるために設けたもの
である。
【0060】図8においてCPU28の制御プログラム
や演算データは記憶部31及びCPU28のチップに内
蔵されたROM281、RAM282に蓄積保持され
る。ユーザは操作部18の操作により表示部17に所望
の監視制御情報を表示させることができる。
【0061】15は電源線、27は電源部で各部に必要
な電圧に変換し供給する。CPU28の演算結果もしく
は上位からのコマンドによりドライバ32を駆動し、警
報接点19を作動させ制御出力69に出力を出す。また
同様に本実施例では終端抵抗制御出力部67を有し、終
端抵抗の接続/非接続を上位から制御することができ
る。
【0062】図10は親局12と電源監視制御ユニット
10(子局と表示)の基本的な通信手順を示したもので
ある。手順はJIS(X5002)の基本形伝送制御手
順に準じており、リンク制御方式としてはポーリング/
セレクティング方式で、親局が主局として動作する方式
である。
【0063】正常通信では図10の(1)に示すように
親局がコマンドメッセージを子局に送信する。コマンド
メッセージは子局アドレスとコマンド及びコマンドに付
随したデータからなるテキストで構成されている。これ
に対し子局はコマンド要求に対応した制御を行ない、対
応したレスポンスメッセージを親局に送信する。レスポ
ンスメッセージは、子局アドレスとレスポンス(実効完
了)、コマンド及びコマンド要求に対応した監視制御情
報データからなるテキストで構成されている。
【0064】コマンドが適正でない場合のコマンドエラ
ー時は図10の(2)に示すように親局の不正コマンド
に対してレスポンス(非実行)及びエラーコード含むメ
ッセージを送信する。
【0065】通信エラー等の障害発生時は図10の
(3)に示すように、本実施例では制御を単純にするた
め無応答として伝送線でのレスポンスのぶつかり合いを
避けている。このような異常時の伝送制御手順について
はシステムのレベルにより種々の手順がある。
【0066】図11に送受信メッセージの例を示す。同
図(a)は子局の受信メッセージの構成を、同図(b)
は子局の送信メッセージの構成を、同図(c)はメッセ
ージの内容をそれぞれ示す。
【0067】DLE,STX,ETXは伝送制御キャラ
クタである。アドレスは図9に示されるような子局のア
ドレスを示すものである。コマンドは監視制御情報の送
信要求や、警報接点19の制御を行なうものであり、例
として図12のコマンドがある。レスポンスは子局のコ
マンド実行状況を示すもので子局送信メッセージにのみ
含まれる。子局受信メッセージ中のデータは親局から複
数のデータを送信する場合などのもので通常は必要とし
ない。子局送信メッセージ中のデータは子局の監視制御
情報である。BCCはブロックチェックキャラクタで、
伝送誤りを検出する目的で付加している。
【0068】図12は、コマンドの通信方向とその内容
の一例を示すものである。
【0069】図13は、親局12が監視室にあり、複数
の電源監視制御ユニット10,10−2,10−3,1
0−4が接続された例である。この例では電源監視制御
ユニット10−3及び10−4は監視室より遠方にあ
り、リピータ36を介して接続されている。通常の状態
では終端抵抗として監視室内の親局12に取付けられた
変換器35の終端スイッチ39と伝送路の端にある電源
監視制御ユニット10−4の終端スイッチ39が閉路し
て伝送ループを形成している。
【0070】このようなシステムで、電源監視制御ユニ
ット10−4の近くに親局を接続しモニタなどを行ない
たいが、監視室の中の親局12は据置き形で持運びが不
便である時、持運びが便利な携帯形の親局12´を波線
のように接続して仮のシステムを構成することができ
る。また、親局12が携帯形で監視室から持運べる場
合、親局12´として使用できるが、この時、伝送線1
3の終端(始端)位置が電源監視制御ユニット10とな
りこの位置の終端スイッチ39をONさせる必要があ
る。
【0071】図14はこの終端抵抗の制御を行なう時の
終端抵抗制御処理フローの例である。まず親局は電源投
入され(イ)、初期処理を行い(ロ)待機状態となる
(ハ)。ここで上記した親局12の持運びの直前にキー
を操作(子局アドレス番号入力,終端抵抗制御命令入
力,ON情報など)すると、キー割込みにより次の処理
が行なわれる。
【0072】まず、終端抵抗制御命令を送信するための
一連のキー操作であったかの判断を行ない(二)、Ye
sであればホに移り、Noであれば他の該当する処理に
移る。(ホ)では上記一連キー操作に含まれる終端抵抗
をONさせるか、OFFさせるかの判断を行ない、ON
であれば(ヘ)の情報01Hをセットし、OFFであれ
ば情報00Hをセット(ト)するが、本例では子局10
の終端抵抗39をONさせるため(ヘ)に進み情報01
Hをセット、(チ)で一連の伝送キャラクタを合成し、
(リ)で送信可能かどうか判断し(ヌ)で送信を行な
う。
【0073】一方子局10,10−2,10−3,10
−4では受信が行なわれ(ル)、機器アドレスが一致し
たかどうかの判断が行なわれ(ヲ)一致すると(ワ)に
移るがこの場合、子局10が一致し次の処理(ワ)に移
る。一方他の子局は一致しないため処理は終了する。
【0074】(ワ)では受信した制御命令(コマンド)
を解析し、終端抵抗制御命令かの判断を行ない(カ)Y
esであれば(ヨ)に移り、Noであれば他の処理を行
なう。(ヨ)ではON情報がOFF情報かの判断を行な
い、本例の場合ON情報であるため(タ)に移り、図8
に示す終端抵抗制御出力部67に“ON”情報を出力す
る。
【0075】親局12はこの一連の操作を行なった後、
伝送線13から35の変換器ごと切離し、場所を移動し
親局12´として使用するものである。
【0076】図15は図13において親局12´を接続
した場合の親局12との間の制御を行なう時の送信制御
フローである。追加接続された親局12´は子局(仮親
局)として示してある。子局(仮親局)12´から親局
12へ送信不許可命令を送り、親局同志の伝送のぶつか
り合いを防ぐものである。
【0077】また反対に、仮親局12´を切り離す場
合、仮親局12´から親局12へ送信許可命令を送り、
親局を復帰させることができる。
【0078】まず、仮親局である子局12´は、親局
(主局)12のアドレス番号入力送信を不許可にするた
めのキー入力を行なうと、図15のようにキー割込みが
発生し、(ソ)で親局送信制御命令かの判断を行ないY
esであれば(ツ)に移り、Noであれば他の処理に移
る。(ツ)では送信許可命令か不許可命令かの判断を行
ない、本例では不許可のためNoとなり、(ナ)に移
る。(ナ)ではコマンドに付随するデータとして“80
H”を送信すべく情報をセットし、(ラ)でこれら一連
の送信キャラクタを合成し、(ム)で送信可能かの判断
を行ない(ウ)Yesであれば送信を行ない、伝送処理
が終了する。一方、(ツ)で送信許可の場合は(ネ)に
移り、コマンドに付随するデータとして“00H”を送
信すべく情報をセットして(ラ)に移る。
【0079】一方、親局12は、上記一連の伝送キャラ
クタを受信し(フ)、機器アドレスが一致したかの判断
を行ない(ノ)Yesであれば(オ)に移り制御命令を
解析し(オ)、Noであれば処理を終了する。
【0080】制御命令解析の結果、親局送信制御命令か
どうかの判断を行ない(ク)Yesであれば(ヤ)に移
り送信許可か不許可かの判断を行ない(ヤ)許可命令で
あれば(マ)に移るが本例では不許可命令であるためN
oとなり(ケ)で送信不許可フラグをセットし親局12
からの送信を以降禁止してしまう。
【0081】よって複数の親局をネットワーク中の任意
の位置に接続が可能であり、作業性,保守性の高いシス
テムが保供できる。
【0082】図16,図17,図18,図19は図8で
示す電源監視制御ユニット10の内部ブロック図をさら
に詳細に示す。
【0083】図16はアナログ信号の入力に関するブロ
ック図を示す。83はZCT4により取り出された電
流、およびCT7により取り出された電流をさらに内部
CT22で変流した電流をその電流値に比例した電圧を
出力させる電流/電圧変換回路、84は電流,地絡電
流,電圧,高調波電流を選択するアナログマルチプレク
サ、85及び89は上記選択したアナログ信号の交流波
形を直流実効値変換するRMS(Root Mean
Square)/DCコンバータ、86,90はRMS
/DCコンバータ85,89より出力された実効値信号
を増幅する増幅回路、87,91は増幅回路86,90
より出力された電圧による次段回路の破壊を防止する保
護回路、88は保護回路87,91より出力された実効
値信号をディジタル変換するA/Dコンバータ、94は
アナログマルチプレクサ84より出力される電流信号の
基本波のみカットし高調波成分電流を抽出する高調波電
流抽出回路、95は各相間の電圧波形が零電圧をクロス
する毎にディジタル波形を変化させる電圧ゼロクロス検
出回路、97は電流波形が零電位をクロスする毎にディ
ジタル波形を変化させる電流ゼロクロス検出回路、96
と98は電圧ゼロクロス回路95,電流ゼロクロス回路
97より出力された信号により次段回路の破壊を防止す
る保護回路である。
【0084】99,100は測温インタフェース25を
示し、99は測温抵抗体14の抵抗値を電圧に変換する
抵抗値/電圧変換回路、100は抵抗値/電圧変換回路
99より出力された電圧による次段回路の破壊を防止す
る保護回路である。
【0085】また、92はCPU28からのデコーダ出
力及びライト信号WRとのANDをとり、A/Dコンバ
ータ88のA/D変換開始の信号を出力する負論理入力
AND、93はCPU28からのデコーダ信号及びリー
ド信号RDのANDをとり、A/Dコンバータ88から
ディジタルデータを出力させCPU28からの読み取り
を可能とする負論理入力ANDである。
【0086】RMS/DCコンバータ85,89を設け
実効値としてCPU28に取り込み表示部17に表示す
ることは、交流波形の絶対値の平均値を取り込んで表示
する方法より電気の仕事量を表現する意味では忠実な測
定方法であり、また下記計算式で示すように平均値とし
て取り込んだ値を入力波形が正弦波と仮定して実効値表
示する方法より正確である。
【0087】正弦波の平均値Iavは
【0088】
【数1】
【0089】上式の場合、交流入力であると1周期当り
の平均値は零になるので半周期当りの平均値の倍数を取
ると、
【0090】
【数2】
【0091】正弦波の実効値Irは、ある固定抵抗Rに
交流電流iを1周期間通電した時の発熱量と、ある固定
抵抗Rに直流電流Iを上記1周期間通電した時の発熱量
とが等しくなるような直流電流Iを交流電流iの実効値
Irと決められていることから、
【0092】
【数3】
【0093】
【数4】
【0094】
【数5】
【0095】数2,数5よりIavによるIrを求め
る。
【0096】数2より
【0097】
【数6】
【0098】数6を数5に代入すると、
【0099】
【数7】
【0100】よって数7により平均値から実効値を算出
することができる。
【0101】図17はディジタル入出力のブロック図を
示している。101は直流用スイッチ、102は直流用
スイッチ101の外部駆動電源である信号用直流電源、
103は直流用スイッチ101を駆動する外部の信号用
直流電源102と内部電源とを切替えることができる信
号用電源切替え回路、106は交流用スイッチ、107
は交流用スイッチ106の外部駆動電源である信号用交
流電源、104,108は直流用スイッチ101及び交
流用スイッチ106からの信号と、次段CPU28周辺
回路との電気的絶縁を行なうフォトカプラ等の絶縁回
路、105,109は直流用スイッチ101及び交流用
スイッチ106からの信号有無を表示するディジタル入
力表示用発光素子、401,402は直流用スイッチ1
01及び交流用スイッチ106からの入力信号に含まれ
ているチャタリング除去、シュミット,トリガ回路によ
る波形整形回路である。
【0102】110はパルス入力式有効電力量計からの
有効電力パルス入力、111はパルス入力式無効電力量
計からの無効電力パルス入力を示す。
【0103】また、112から119はパルスインタフ
ェース26を示す。
【0104】112,117は有効電力量パルス入力1
10、無効電力量パルス入力111からの信号と、次段
CPU28周辺回路との電気的絶縁を行なうフォトカプ
ラ等の絶縁回路、113,118は有効電力量パルス入
力110、無効電力量パルス入力111からの信号有無
を表示する有効電力量/無効電力量パルス入力発光素
子、114,119は有効電力量パルス入力110、無
効電力量パルス入力111からの入力信号に含まれてい
るチャタリング除去、シュミット,トリガ回路による波
形整形回路、115は有効電力量パルス入力110、無
効電力量パルス入力111のパルス入力数を2進数にて
カウントするカウンタ、116はカウンタ115より出
力された2進数カウント値をCPU28からのデコーダ
出力によりCPU28に接続されたデータバス34上に
載せることができるバッファである。
【0105】122はCPU28からの警報接点19に
対する出力命令を受けて警報接点19を駆動する駆動回
路、123はCPU28からの警報接点19に対する出
力命令の有無を表示する発光素子、121は駆動回路1
22の信号と、次段警報接点19との電気的絶縁を行な
うフォトカプラ等の絶縁回路、120は警報接点19を
構成するリレーである。
【0106】図18はCPU28周辺ブロック図を示
す。39,55,56,124から126までは伝送イ
ンタフェース16の内部のブロック図である。
【0107】124は送受信制御信号及び送信データの
駆動回路、125は送受信制御信号,送信データ及び受
信データをそれぞれCPU28側と伝送線13側とに絶
縁する絶縁回路、56はRS−485等のドライバ/レ
シーバ、126は伝送線路より入力される可能性のある
異常電圧によるドライバ/レシーバ56の破壊を防止す
る保護回路、55はバス接続における終端ユニットに発
生する伝送信号の反射を防ぐために終端ユニット又は始
端ユニットに必要となる伝送線路上のインピーダンスを
合わせた終端抵抗、39はその終端抵抗55の必要/不
必要により切換えることを目的とした終端スイッチであ
る。
【0108】127はCPU28の基本動作クロックで
ある振動子、129は記憶部31,表示部ドライバ2
9,A/Dコンバータ88の制御をする負論理入力AN
D92,93、及び積算電力量の2進数カウント値をC
PU28のデータバス上に載せることのできるバッファ
116へと接続されている、CPU28からの制御によ
ってデコードできるデコーダであるる。
【0109】130,131は記憶部31の内部ブロッ
クを示し、130はCPU28からのリード/ライトが
可能な不揮発性メモリEEPROM、131はCPU2
8からリードのみ可能な不揮発性メモリEPROMであ
る。
【0110】図18を図2に対応させると、表示部ドラ
イバ29は本実施例ではラッチ機能付バッファ132で
あり、表示部17は数字表示発光素子133、発光素子
134であり、操作部18はキースイッチ137、機器
アドレス設定部20はロータリスイッチ138である。
【0111】以上のように構成した電源監視ユニット1
0は終端スイッチ39を設けたことにより、どの電源監
視制御ユニット10が終端になるのかを意識する必要が
なく、配線作業を終えた後で切換えが可能となる。この
ことにより、増設時に終端ユニットが変更となる際、今
まで終端であったユニットを終端まで持っていき配線す
るということがなくなり、どのユニットが終端になって
も対応できる。
【0112】また、EEPROMを設けたことにより、
電源監視ユニット10の制御電源15が断されても顧客
が設定した内容,測定値等が不揮発で残るため、制御電
源15が復帰した後の再設定が不要であり、測定結果の
読み出しが可能となる。
【0113】図19は電源部27の内部ブロック図を示
す。
【0114】139はAC85Vから264V、及びD
C110Vとワイドレンジ入力制御電源15に耐えられ
る仕様のAC/DCコンバータ,140,141,14
2は各々単一入力に対する+12V,±15V,伝送用
5V(A15V)を出力するDC/DCコンバータ、1
43はAC/DCコンバータの出力電圧の電圧検知を行
ない、電圧によりリセット信号を出力することのできる
電圧検知回路である。
【0115】次に図20に制御の全体フローを示す。メ
インでは、通信,表示,設定,測定モジュールを時分割
で制御している。上記の各モジュールが動作禁止状態時
にはチェックモジュールを動作させる。
【0116】また、割込処理として、上記したゼロクロ
ス回路からの割込み(IRQ),3種類のタイマの定周
期割込み(ICI)、(CMI)、(OCI),伝送回
路からの割込み(SIO)などの割込処理を行なってい
る。
【0117】図21に通信モジュールフローを示す。通
信モジュールでは、メッセージチェックを行ない
(エ)、通信エラー検出時には応答を返さず(テ)、終
了する。また、メッセージ正常時には、コマンドチェッ
クを行ない(ア)、コマンドエラー検出時には、コマン
ド異常を示す応答を送信し(メ)、終了する。また、コ
マンド正常時には、そのコマンドに対応するコマンド処
理を行ない(キ)、応答データがある場合はそのデータ
と、コマンド正常を示す応答を送信し(ユ)、終了す
る。
【0118】図22に表示モジュールフローを示す。表
示モジュールでは、表示用押しボタンスイッチ押下によ
る表示項目変更指示の有無をチェック(ミ)し、変更指
示が無い場合は、データ変換処理へ移行する(ヒ)。ま
た、変更指示がある場合は、押下された押しボタンスイ
ッチに対応する表示項目を解析し(シ)、その項目をL
ED表示器に表示して示す(エ)。
【0119】次に、指示された表示項目の記憶されてい
るデータを数字表示器への表示用データに変換し
(ヒ)、数字表示を行なう(モ)。
【0120】図23に設定モジュールフローを示す。設
定モジュールでは、設定用押しボタンスイッチ押下によ
る設定項目変更指示の有無をチェックし(あ)、変更指
示が無い場合は終了する。また、変更指示がある場合
は、押下された押しボタンスイッチに対応する設定項目
を解析し(い)、その項目をLED表示器に表示して示
す(う)。次に、押しボタンスイッチ押下により、設定
データを入力し(え)、その値を数字表示器に表示する
(お)。さらに、押しボタンスイッチ押下により、確認
後(か)、その値を記憶し(き)、終了する。
【0121】図24に測定モジュールフローを示す。測
定モジュールでは、各アナログデータを入力し(く)、
各計測項目を計算し(け)、終了する。
【0122】図25にチェックモジュールフローを示
す。チェックモジュールでは、ROMサムチェックと、
スタックポインタチェックを行なう(こ),(さ)。
【0123】図26にタイマ割込処理フローを示す。
【0124】タイマ割込処理では、各タイマの動作状態
チェック(す)、経過値の更新を行ない(せ)、タイム
アウト時には各タイマに対応する処理を行なう(た)。
【0125】図27にSIO割込処理フローを示す。S
IO割込処理の中には、送信割込処理、受信割込処理が
含まれる。
【0126】送信割込処理では、ベーシック手順,透過
モードに従い、バイナリコードの伝送を可能とするDL
Eコードの二重送信,エラーチェックのためのブロック
チェックコード(BCC)計算等を行なう(て)〜
(ひ)。
【0127】受信割込処理では、ベーシック手順,透過
モードに従い、メッセージ受信チェック,上記したDL
E二重受信時1文字削除,正常メッセージ受信時通信モ
ジュール起動等を行なう(ふ)〜(め)。
【0128】また、受信エラーとして、バリティエラ
ー,オーバーランエラー,フレーミングエラー等の通信
エラーをチェックする。
【0129】子局側通信状態マトリクスの例を図28
に、親局側通信状態マトリクスの例を図29にそれぞれ
示す。
【0130】次に図16に示したアナログ信号に関する
具体的な測定方法について図30〜図46により説明す
る。
【0131】図30は電流測定回路を示す。
【0132】被測定電路のR,T相に設置されたCT7
より一次電流を取り出し、内部CT一次電線144とし
て内部CT22に貫通させることにより変流され二次C
T電流が得られる。この場合、中間相であるS相電線に
CT7が設置されていないので、S相電流測定は間接的
に測定を行なう方法をとっている。
【0133】R,T相それぞれ設置されたCT7からの
出力である内部一次電線144を1つの内部CT22に
貫通させる。このことにより、R,T相電流のベクトル
和によりS相を間接測定することができる。(但し、地
絡電流Iz=0と仮定した場合のみ)S相間接測定の原
理を計算式により示す。
【0134】
【数8】
【0135】
【数9】
【0136】
【数10】
【0137】
【数11】
【0138】
【数12】
【0139】ここでIR,IS,ITとの関係は理想的
であると仮定し、IZ=0と置く。
【0140】
【数13】
【0141】
【数14】
【0142】各々内部CT22により変流された二次C
T電流は、電流/電圧変換回路(実施例では負荷抵抗)
83により電流を電圧として出力させることができる。
(オームの法則:V=IRによる)各相毎に電圧変換さ
れた電流はアナログマルチプレクサ84によりCPU2
8からの制御命令でいずれかの相の1つが選択され、R
MS/DCコンバータ85に入力され実効値変換された
後、増幅回路86により増幅、保護回路87によりピー
ク電圧を規制された後、A/Dコンバータ88によりデ
ィジタル値へと変換されCPU28で読み取り可能とな
る。
【0143】CPU28から見た電流計測フローを図3
1に示す。
【0144】まず電流測定回路により電流値がディジタ
ル変換され、xとして読み取られる(31−a)。この
xに対して、回路定数計算または実測より求められる電
流変換計数a,電流変換オフセット電流bにより測定電
流値yを計算して求めることが可能であり(31−
b)、yはメモリ31に格納(31−c)され表示する
ことも可能である。
【0145】また、CT7の変流比P1が変わる場合、
顧客により変流比を設定できるようにし、次式により電
流値を求めることができる。
【0146】
【数15】
【0147】図32は電圧測定回路を示す。
【0148】被測定電路のR,S,T相に接続されたP
T5により一次電圧を取り出し、内部PT23と接続に
より変圧され二次PT電圧が得られる。各相間毎の電圧
である二次電圧はアナログマルチプレクサ84によりC
PU28からの制御命令で1つに選択され、RMS/D
Cコンバータ89に入力され実効値変換された後、増幅
回路90により増幅、保護回路91によりピーク電圧を
規制された後、A/Dコンバータ88よりディジタル値
へと変換されCPU28で読み取り可能となる。 CP
U28から見た電圧計測フローを図33に示す。
【0149】まず電圧測定回路により電圧値がディジタ
ル変換され、vとして読み取られる(33−a)。この
vに対して、回路定数計算または実測より求められる電
圧変換係数e、電圧変換オフセット電圧fにより測定電
圧値yを計算して求めることが可能であり(33−
b)、yはメモリ31に格納(33−c)され表示する
ことも可能である。
【0150】また、PT5の変成比P2が変わる場合、
顧客により変成比を設定できるようにし、次式により電
圧値を求めることができる。
【0151】
【数16】
【0152】図34は地絡電流測定回路を示す。数8か
らも判るように各相電流のベクトル和が地絡電流Izで
あることから、被測定電路のR,S,T相にZCT4を
設置することにより地絡電流を取り出せる。この地絡電
流は電流/電圧変換回路(実施例では負荷抵抗)146
により電流を電圧として出力させることができる(オー
ムの法則:V=IRによる)。電圧変換された地絡電流
は、アナログマルチプレクサ84によりCPU28から
の制御命令で1つに選択され、RMS/DCコンバータ
85に入力され実効値変換された後、増幅回路86によ
り増幅、保護回路87によりピーク電圧を規制された
後、A/Dコンバータ88によりディジタル値へと変換
されCPU28で読み取り可能となる。
【0153】CPU28から見た地絡電流計測フローを
図35に示す。まず地絡電流測定回路により地絡電流値
がディジタル変換され、izとして読み取られる。この
izに対して、回路定数計算または実測より求められる
地絡電流変換係数c、地絡電流オフセット電流dにより
測定地絡電流値yを計算して求めることが可能であり、
yはメモリ31に格納され表示することも可能である。
【0154】また、ZCT4の変流比P3が変わる場
合、顧客により変流比を設定できるようにし、次式によ
り地絡電流値を求めることができる。
【0155】
【数17】
【0156】図36に電圧ゼロクロス回路95,電流ゼ
ロクロス回路97の内部構成を示す。149,151は
入力抵抗、152,157はプルアップ抵抗、150は
負電圧印加時の電流供給用ダイオード、153,154
はゼロクロス基準電圧設定抵抗、155はコンパレー
タ、156はフィードバック抵抗、158はノイズ除去
用コンデンサ、159は保護ダイオードを示す。A部は
コンパレータ155の−(マイナス)端子であり、B部
はコンパレータ155の+(プラス)端子である。
【0157】ダイオード150順方向電圧をVDと置
き、IN端子に変流電圧波形が入力された場合を考え
る。入力電圧をVin・sinθで表わし、VD<Vi
n・sinθの関係が保てる範囲での回路図中A部の電
圧VAHは
【0158】
【数18】
【0159】で表わされ、VD≧Vin・sinθの関
係が保てる範囲での回路図中B部の電圧VALは
【0160】
【数19】
【0161】と表わすことができる。
【0162】コンパレータ155のA部の電圧がB部の
電圧より低い電圧の時は、コンパレータ155の出力は
Hレベル、逆にA部の電圧がB部の電圧より高い電圧の
時は、コンパレータ155の出力はLレベルとなる。
【0163】この+端子の基準電圧はフィートバック抵
抗156が設けてあるため、コンパレータ155の出力
レベルにより次の二値となる。
【0164】(1)コンパレータ155出力Lのときの
基準電圧VBL
【0165】
【数20】
【0166】(2)コンパレータ155出力Hのときの
基準電圧VBH
【0167】
【数21】
【0168】またゼロクロス回路をR,T相及びZCT
4に設けることにより、数8により地絡相を判断するこ
とが可能である。(R,T相の位相関係を120度と仮
定すれば、R相またはT相のゼロクロス回路とZCT4
のゼロクロス回路により地絡相を判断できる。)次に図
37は周波数計測のため周期計測フローを示す。図36
に示す電圧ゼロクロス回路95からの割込が発生する
と、図37の周期計測フローにより周期を取り出し(3
7−c)、その値を図38の周波数計測フローにより周
波数の値に変換し(38−b)、記憶する(38−
c)。
【0169】また、図47の137eの表示選択キーの
押下により周波数の表示が選択されると、134eのL
ED表示器が点灯することにより周波数が表示されてい
ることを示し、133a〜fの数字表示器にその値が表
示される。
【0170】さらに、図1に示すようなシステム構成で
接続されている12の親局からコマンドにより、10の
子局に記憶されている周波数の値を読み出すことが可能
である。
【0171】次に図39,図40は力率や、有効電力,
無効電力等を求めるための時間差計測フローと位相差計
測フローを示す。
【0172】時間差計測フローは、図36に示す電流ゼ
ロクロス回路からの割込が発生した時、上記した図37
の周期計測フローの時間差を取り出すもので、その値を
図40の位相差計測フローにより位相差に変換し、この
値と、上記図31,図33により記憶されている電流,
電圧の値から図43の有効電力,無効電力計測フローに
より有効電力,無効電力を計算し、記憶する。
【0173】さらに、定格電力容量をあらかじめ設定す
ることにより、図44の使用率計測フローに従い使用率
を計算し、記憶する。
【0174】また、図47の137hの表示選択キーの
押下により使用率の表示が選択されると、134kのL
ED表示器が点灯することにより使用率が表示されてい
ることを示し、133a〜fの数字表示器にその値が表
示される。
【0175】さらに、図1に示すようなシステム構成で
接続されている12の親局からコマンドにより、10の
子局に記憶されている使用率の値を読み出すことが可能
である。これにより、変圧器2の定格容量に対する使用
率が得られるため、使用率が低い場合は変圧器2を容量
の小さい変圧器に交換するか、あるいは他の変圧器(図
示せず)と統合することにより変圧器の数を減らすこと
により不要な損失を減らすことができ、配電系統の省電
力化を図ることができる。また、使用率が大きい場合に
は変圧器2を容量の大きいものに交換することにより負
荷の適正化が図られて変圧器2の長寿命化を図ることが
できる。
【0176】変圧器2を容量の小さい変圧器に交換した
場合は、負荷が増大したときの温度管理が重要である。
このような場合の変圧器2の温度計測フローを図66に
示す。CPU28は図中の(66−a)で測温抵抗体1
4に接続された測温インタフェース25の出力をA/D
変換した値を入力し、(66−b)に示す変換式により
温度を求め、(66−c)でその値を記憶する。
【0177】また、図47の137dの表示選択キーの
押下により電力量料金の表示が選択されると、134d
のLED表示器が点灯することにより電力量金が表示さ
れていることを示し、133a〜fの数字表示器にその
値が表示される。
【0178】さらに、図3に示すようなシステム構成で
接続されている12の親局からコマンドにより、10の
子局に記憶されている電力量料金を読み出すことが可能
である。
【0179】電力の計測、使用率の計測、電力量の計
測、電力料金の計算について以下に説明する。
【0180】図43に、皮相電力、有効電力、無効電力
計測フローを示す。図中の(43−a)で記憶してある
各相電流、各相間電圧、正弦、余弦の値を読みだし、
(43−b)に示す変換式により皮相電力、有効電力、
無効電力を求め、(43−c)でその値を記憶する。
【0181】図44に使用率計測フローを示す。図中の
(44−a)で記憶してある皮相電力、定格電力容量の
値を読みだし、(44−b)に示す変換式により使用率
を求め、(44−c)でその値を記憶する。
【0182】図45に電力量計測フローを示す。電力量
の計測は、図2に示すパルスインタフェース26により
入力された値を図45の電力量計測フローにより変換
し、記憶するものである。図中の(45−a)で電力量
測定回路からパルスカウント値を入力し、また記憶して
ある電力量変換係数の値を読みだし、(45−b)に示
す変換式により電力量を求め、(45−c)でその値を
記憶する。
【0183】図46に電力量料金計算フローを示す。電
力料金の計算は、電力量料金の単価を設定することによ
り、図46の電力量料金計算フローに従い電力量料金を
計算し、記憶するものである。図中の(46−a)で記
憶してある電力量、料金算出パラメータの値を読みだ
し、(46−b)に示す計算式により電力量料金を求
め、(46−c)でその値を記憶する。
【0184】力率の計測、皮相電力の累積、負荷率の計
測について以下に説明する。
【0185】図67に力率計測フローを示す。図中の
(67−a)で記憶してある位相差、余弦の値を読みだ
し、(67−b)に示す変換式により力率を求め、(6
7−c)で位相の遅れ、進みを判断し、位相進みの場合
は(67−d)に示すように正負を逆転し、(67−
e)でその値を記憶する。
【0186】図68に皮相電力累積フローを示す。図中
の(68−a)で記憶してある皮相電力の現在値、累積
値、累積回数、最大値の値を読みだし、(68−b)に
示す式により累積値、累積回数を更新し、(68−c)
で現在値、最大値を比較し、現在値が最大値より大きい
場合は(68−d)に示すように最大値を更新し、(6
8−e)でその値を記憶する。
【0187】図69に負荷率計測フローを示す。図中の
(69−a)で記憶してある皮相電力の累積値、累積回
数、最大値の値を読みだし、(69−b)に示す変換式
により負荷率を求め、(69−c)でその値を記憶し、
(69−d)で皮相電力の累積値、累積回数、最大値を
0クリアする。
【0188】図41は高調波電流測定回路を示す。図3
0の電流測定回路にて、アナログマルチプレクサ84の
Aポートまで取込まれて、各相毎に電圧変換された電流
値は、CPU28からの制御命令でAポートの内1つを
選択され、164から199までの回路で構成された高
調波電流抽出回路94により高調波成分のみ抽出された
後、再度アナログマルチプレクサ84のBポートに入力
され、上記CPU28からの制御命令によりアナログマ
ルチプレクサ84のBポートより出力され、RMS/D
Cコンバータ89に入力され実効値変換された後、増幅
回路90により増幅、保護回路91によりりピーク電圧
を規制された後、A/Dコンバータ88によりディジタ
ル値へと変換されCPU28で読み取り可能となる。
【0189】高調波電流抽出回路94の内部を説明す
る。まず電圧に変換された電流値は、3段で構成された
バンド,エリミネート,フィルタを実現するツインT型
フィルタを通る。まず1段目は入力基本周波数50/6
0Hzの内50Hz帯域を除去するフィルタで、図中1
64から175で構成される。2段目は入力基本周波数
50/60Hzの中間帯域である55Hz帯域を除去す
るフィルタで図中176から187で構成される。3段
目は入力基本周波数50/60Hzの内60Hz帯域を
除去するフィルタで図中188〜199で構成される。
【0190】1段目を代表して説明する。抵抗164,
165,170,171は同一抵抗値R[Ω]、コンデ
ンサ166から170も同一容量C[F]である。この
ディップ周波数f(減衰の一番大きい周波数)は
【0191】
【数22】
【0192】で表わされ、ディップ周波数fが入力され
た場合、A点では入力に対して45度位相が遅れ、B点
では入力に対して45度位相が進むこととなる。よって
A−B間の位相点は90度となり、抵抗165,コンデ
ンサ167に流れる電流は打ち消され、C点に現われな
い。172,173はバッファアンプであり、173は
帰還をかけている。74,75は帰還率を決定する抵抗
であり、R74≫R75の関係では帰還率が少なく除去
帯域が広い。R74≪R75の関係では帰還率が多く鋭
い帯域特性を示す。
【0193】図42は高調波透過フィルタ特性を示す。
50Hz,55Hz,60Hzに除去帯域があり、基本
波の二次高調波帯域では減衰量はほとんどない。
【0194】このように基本波のみ除去することで残帯
域成分を高調波電流として取り込むことができる。
【0195】図65に高調波電流計測フローを示す。図
中の(65−a)で高調波電流測定回路から高調波電流
をA/D変換した値を入力し、(65−b)に示す変換
式により高調波電流を求め、(65−c)でその値を記
憶する。
【0196】図47は、計測値の表示例を示す。133
a〜fは計測値表示部、134a〜e,i〜mは計測値
表示部に表示されるデータの種類(電流,電圧など)で
表示選択キー137a〜137jに対応する表示部、1
34f〜hは電流,電圧,高調波電流のRST相のデー
タ表示に対応する表示部、また、134g,hは電力,
電力量の有効,無効データ表示に兼用した表示部であ
る。134h〜pは計測値表示部に表示される表示選択
キーに対応したデータの現在,最大,最小値を示す表示
部、137a〜hは表示選択キー、137iは監視値の
検出状態を見る上下限キー、137jは計測値、監視値
の表示切換をする監視キー、137hは計測値表示部に
表示される内容の現在,最大,最小値の切換をする表示
切換キーを示す。
【0197】この様なキー配列及び表示構造にしたこと
により、目的とする各監視要素をワンタッチで見ること
ができる。
【0198】図48はR,S,T相の表示切換操作を示
す。137a,または137b,または137fの表示
選択キーをくり返し押下することにより、表示内容の切
換(R→S→T)を行なう。また、表示切換キー137
kをくり返し押下することにより表示内容の切換(現在
→最大→最小)を行なうことができる。
【0199】このことにより、各相の選択及び現在,最
大,最小の選択が可能である。
【0200】図49はキー入力と表示内容を示す。表示
選択キー137a〜137hをくり返し押下すると電流
の場合RST各相の電流を表示、電圧の場合RS,S
T,TR相の電圧を表示、電力,電力量の場合それぞれ
の有効値,無効値を表示、力率,周波数の場合は力率次
いで周波数を表示、高調波電流の場合RST各相の電流
を表示、温度地絡の場合は温度次いで地絡を表示、同様
に負荷率,使用率も順に表示する。また、電力量を除い
た他の表示選択キーについては表示切換キー137kを
くり返し押下するとそれぞれの監視要素についての現在
の値,最大値,最小値を表示するものである。
【0201】図50は監視値の表示例を示すもので温度
上限監視値の表示例を示す。監視値キー137jを押下
することにより134mのLED表示部が点灯し、監視
値表示モードになる。次に表示したい内容に対応する表
示選択キー137gを押下することにより134h,1
34jが点灯する。この時134hは温度表示であるこ
とを示し、監視値の設定内容が133a〜fに表示され
る。
【0202】このことにより、各監視要素の監視値が直
視できる。
【0203】図51は状態表示を示す。201は電源表
示灯(POW.LED)を示し表示灯が点灯している時
電源が供給されていることを示す。202はCPU状態
表示灯(RUN.LED)で表示灯点灯時CPUが正常
動作していることを示す。113,118はパルス入力
表示灯、105a,105b,109a〜cはデジタル
入力表示灯、123a〜cは警報接点出力表示灯、20
0a,200bは伝送インタフェース信号表示灯を示
す。
【0204】このことから、外部からのディジタル入
力、伝送線路上の送受信データ及びディジタル出力を直
視することができる。
【0205】図52は操作部の構成を示す。操作部は、
137a〜137lの12個のキーSW、2個のロータ
リーSW、138a,138bの2個のスライドSW2
1,39から構成している。21は伝送速度切換SW、
39は伝送ライン終端抵抗SW、137lは監視値の設
定登録機能に切換を行なうモードキー、138a,13
8bは機器アドレス設定SWを示し、138aは上位
桁、138bは伝送ライン終端抵抗SW39、及び機器
アドレス設定SW39は、通常操作されないようカバー
601で覆ってある。
【0206】図53は監視入力キーを示す。設定値の入
力は、表示選択キー137a〜137jと登録キー13
7kで入力することができる。その際、表示選択キー1
37a〜137jはテンキーとして兼用使用している。
従って、設定値の入力が直接行なえ操作が簡単である。
【0207】図54は端子配置を示す。203はディジ
タル入力端子、204はパルス入力端子、205は警報
接点出力端子、206は伝送インタフェース端子、20
7は電源入力端子、208はPT測温体入力端子、20
9はZCT入力端子、210はCT入力端子、211は
PT入力端子を示す。
【0208】図55は図30の電流測定回路の構成の応
用例である。被測定電路のR,T相の他にS相にもCT
7を設置し、全相の一次電流を取り出し内部CT一次電
線144としてそれぞれの相に対応した内部CT22に
貫通させることにより二次CT電流を得ている。以下C
PU28までの取り込み動作は、図30と同様である。
【0209】この場合、各相に実際に流れている電流値
をダイレクトに変換して測定できるので精度もよく、ま
たゼロクロス回路を各相毎に設けることによりZCT4
を設置しなくても地絡電流を計測、かつ地絡相の判断を
行なうことができる。(各相の電流位相差を120度と
仮定すれば、ゼロクロス回路なしで地絡電流の計測,地
絡相の判断を行なうことができる。…数8参照)図56
はアナログ入力半自動補正説明図である。アナログ波形
を入力し各種変換後ディジタル値としてCPU28によ
り読み取る際問題となるのが零調整,スパン調整であ
る。抵抗値,コンデンサ容量等の素子誤差、A/D変換
基準電圧のばらつき等により設計段階で狙った零点,ス
パンに誤差が生じ、精度を出そうとする場合、各ユニッ
ト毎に可変抵抗等により零調整,スパン調整を行なう必
要がある。
【0210】しかし、本実施例ではメーカ側または顧客
側である一定基準アナログ入力二値を与えて操作部18
により設定することにより、CPU28により補正を行
なうものである。
【0211】図56では電流を例に、考えられる5つの
特性直線を記載した。本実施例では、アナログ入力に対
するA/D変換出力は直線性を持っていることを原則と
する。
【0212】直線aはアナログ入力0[A]にてA/D
変換出力データ“0”であり、零調整は不要であること
がわかる。まず基準となるアナログ入力値1[A]を入
力したところA/D変換出力データはYa1となった。
このYa1をメモリ31に記憶させる。次にもう一つの
基準アナログ値4[A]を入力したところA/D変換出
力データはYa2となった。このYa2をメモリ31に記
憶させる。このことにより直線aはA/D変換出力デー
タの変数をDaとすると、
【0213】
【数23】
【0214】と表すことができる。
【0215】直線bはアナログ入力0[A]にてA/D
変換出力データが“0”以上であり正のオフセットを持
っていることがわかる。直線aと同様に基準アナログ入
力値を入力していき直線bのA/D変換出力データの変
数をDbとすると
【0216】
【数24】
【0217】と表される。同様に直線c,d,eの各A
/D変換出力データの変数をDc,Dd,Deとすると
各直線は次式で表される。
【0218】
【数25】
【0219】
【数26】
【0220】
【数27】
【0221】上記5つの直線について式をつくったが形
は同じであり、どのような傾き、オフセットにあって
も、直線ならば一つの代表式で表せる。
【0222】
【数28】
【0223】以上、アナログ入力値に対するA/D変換
出力データとの関係が2点間の各値がわかることにより
iの一次方程式で表されることがわかる。
【0224】この特性直線式をA/D変換出力データに
対するアナログ入力値の関係式に直すことにより、CP
U28が取り込んだA/D変換ディジタル値の大きさに
より、その時のアナログ入力値の大きさを計算すること
ができる。
【0225】数24をA/D変換出力データに対するア
ナログ入力値に変換すると
【0226】
【数29】
【0227】と表せられる。
【0228】図57にアナログ入力自動補正フローチャ
ートを示す。まずアナログ設定モード切換スイッチによ
り切換え、設定したいアナログ入力項目を選択する。次
に基準となるアナログ値を入力(CPU28にはあらか
じめ基準アナログ値を記憶させておくか、または操作者
により操作部18を使って自由に可変設定できるものと
する。)し、A/D変換により得られたディジタル値を
表示、操作者が確認した後登録ボタンを押下することに
よりメモリ31に記憶する。同様に、もう一つの基準電
圧を入力しメモリ31にA/D変換ディジタル値を記憶
する。
【0229】これにより直線式が得られ、各ユニット毎
に合った補正を行なえる。
【0230】次に図58は、図1に示した従来システム
の受電盤外観図の一例を示すもので1は受配電盤、3は
電圧や電流を示すメータ、6は保護リレーである。
【0231】図59は本発明による電源監視制御ユニッ
トの応用例を示し、(a)は分電盤などの内部に取付た
盤内取付形の応用例を示し、(b)はキュービクルなど
の表面に取付た盤面埋込形の応用例を示す。
【0232】図59においては縦長タイプの例である
が、一般的に盤やキュービクルのボックス(筐体)は縦
長タイプが多く取付に便利であるが、図60に示すよう
に横長タイプであってもよい。
【0233】図60は盤内取付タイプでDINレールに
取付可能な取付溝310、固定レバー311を有したも
のである。
【0234】図61は、盤面埋込形の外観図を示すが前
記した例と操作部,表示部の配置を変えた縦長のタイプ
の例を斜視図で示す。
【0235】図62は、操作と表示を判断し易くするた
め測定系統別に色分けした例を示すもので、例えば、前
記したように電圧,電流,高調波電流は、R,S,T相
に関連するし、電力,電力量は、有効電力(量),無効
電力(量)に関連する。これらの操作キーや、表示器を
個々に設ければ最良であるが、小形化や、低価格化の妨
げとなるため兼用する場合が多く、この場合、判断しず
らく使い勝手が悪くなる。本例はこれを解消するため、
電流を表示させるためのキー137aとキー名称と単位
の表示部215aを216のR,S,T表示部と同色に
配色したものである。同様に、電圧,高調波電流のとこ
ろ即ち137b,及び215b,137f,及び215
fも同色で配色し、一方、電力表示キー137c及び名
称部215cは、有効,無効表示部217と同色に配色
しものである。同様に電力量表示キー137d,及び名
称部215dも同色に配色したものである。
【0236】図63は前記した図61の盤面埋込形の背
面図を示す。端子台218は背面に配置し布線作業性を
良くしてある。また、図64は上記端子台218を取り
外した図を示し、219は本体装置側に固定された受け
側の端子台である。端子台218は固定ネジ320によ
り着脱できるものである。
【0237】このように着脱が容易であるため故障時な
ど交換が必要な時、端子台から接続線を取り外さなくて
も行なえるため保守性が極めて良い効果がある。
【0238】以上の実施例によれば、 (1)電圧,電流などの計測値が実効値で得られるた
め、精度が向上する。
【0239】(2)監視情報とそれぞれ対応したキー操
作により表示できるため操作が簡単である。
【0240】(3)基本形伝送制御手順であるため汎用
性に富んだシステムが構成できる。
【0241】(4)複数の監視制御情報を複合的に演算
できるため様々な情報を得ることができる。
【0242】(5)着脱端子により配線を外すことなく
保守が行なえ作業効率が良い。
【0243】などの効果がある。
【0244】
【発明の効果】本発明によれば、変圧器の定格容量に対
する使用率を知ることができ、これに応じて適正な容量
の変圧器に交換することにより配電系統の省電力化およ
び長寿命化を図ることができる電源監視制御装置が得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】配電システムを示す接続図で同図(a)は従来
のシステム例、同図(b)は本発明の一実施例における
システム例を示す図である。
【図2】本発明の一実施例における電源監視制御装置の
電源監視ユニットのブロック図である。
【図3】本発明の一実施例における電源監視制御装置の
システムの接続例を示すブロック図である。
【図4】本発明の一実施例における電源監視制御装置の
変換器の外観を示す斜視図である。
【図5】本発明の一実施例における電源監視制御装置の
親局の構成を示すブロック図である。
【図6】本発明の一実施例における電源監視制御装置の
リピータのブロック図である。
【図7】本発明の一実施例における電源監視制御装置の
電源監視制御ユニットの外観の正面図である。
【図8】本発明の一実施例における電源監視制御装置の
機能ブロック図である。
【図9】本発明の一実施例における電源監視制御装置の
機器アドレス例を示すアドレスマップである。
【図10】本発明の一実施例における電源監視制御装置
の通信手順を示し、同図(1)は正常時の手順、同図
(2)はコマンドエラー時の手順、同図(3)は通信エ
ラー時の手順をそれぞれ示す図である。
【図11】本発明の一実施例における電源監視制御装置
の送受信メッセージを示し、同図(a)は受信メッセー
ジの構成、同図(b)は送信メッセージの構成、同図
(c)はメッセージの内容をそれぞれ示す図である。
【図12】本発明の一実施例における電源監視制御装置
のコマンドの内容を示す図例である。
【図13】本発明の一実施例における電源監視制御装置
の複数の電源監視制御ユニットの接続図である。
【図14】本発明の一実施例における電源監視制御装置
の終端抵抗制御のフローチャートである。
【図15】本発明の一実施例における電源監視制御装置
の送信制御フローチャートである。
【図16】本発明の一実施例における電源監視制御装置
の電源監視制御ユニットの内部ブロック図である。
【図17】本発明の一実施例における電源監視制御装置
の電源監視制御ユニットの内部ブロック図である。
【図18】本発明の一実施例における電源監視制御装置
の電源監視制御ユニットの内部ブロック図である。
【図19】本発明の一実施例における電源監視制御装置
の電源監視制御ユニットの内部ブロック図である。
【図20】本発明の一実施例における電源監視制御装置
の電源監視制御ユニットの制御全体のフローチャートで
ある。
【図21】本発明の一実施例における電源監視制御装置
の通信モジュールのフローチャートである。
【図22】本発明の一実施例における電源監視制御装置
の表示モジュールのフローチャートである。
【図23】本発明の一実施例における電源監視制御装置
の設定モジュールのフローチャートである。
【図24】本発明の一実施例における電源監視制御装置
の測定モジュールのフローチャートである。
【図25】本発明の一実施例における電源監視制御装置
のチェックモジュールのフローチャートである。
【図26】本発明の一実施例における電源監視制御装置
のタイマ割込処理のフローチャートである。
【図27】本発明の一実施例における電源監視制御装置
の伝送回路からの割込のフローチャートである。
【図28】本発明の一実施例における電源監視制御装置
の通信状態のマトリックスの図である。
【図29】本発明の一実施例における電源監視制御装置
の通信状態のマトリックスの図である。
【図30】本発明の一実施例における電源監視制御装置
の電流測定回路の回路図である。
【図31】本発明の一実施例における電源監視制御装置
の電流計測のフローチャートである。
【図32】本発明の一実施例における電源監視制御装置
の電圧測定回路の回路図である。
【図33】本発明の一実施例における電源監視制御装置
の電圧計測フローチャートである。
【図34】本発明の一実施例における電源監視制御装置
の地絡電流測定回路の回路図である。
【図35】本発明の一実施例における電源監視制御装置
の地絡電流計測フローチャートである。
【図36】本発明の一実施例における電源監視制御装置
の電圧ゼロクロス回路,電流ゼロクロス回路の構成と動
作を示し、同図(a)は回路図、同図(b)は波形図で
ある。
【図37】本発明の一実施例における電源監視制御装置
の周期計測フローチャートである。
【図38】本発明の一実施例における電源監視制御装置
の周波数計測フローチャートである。
【図39】本発明の一実施例における電源監視制御装置
の時間差計測フローチャートである。
【図40】本発明の一実施例における電源監視制御装置
の位相差計測フローチャートである。
【図41】本発明の一実施例における電源監視制御装置
の高調波電流測定回路の回路図である。
【図42】本発明の一実施例における電源監視制御装置
の高調波透過フィルタ特性を示す特性図である。
【図43】本発明の一実施例における電源監視制御装置
の有効電力,無効電力計測フローチャートである。
【図44】本発明の一実施例における電源監視制御装置
の使用率計測フローチャートである。
【図45】本発明の一実施例における電源監視制御装置
の電力量計測フローチャートである。
【図46】本発明の一実施例における電源監視制御装置
の電力量料金計算フローチャートである。
【図47】本発明の一実施例における電源監視制御装置
の計測値の表示例を示す正面図である。
【図48】本発明の一実施例における電源監視制御装置
のR,S,T相の表示部切替操作例を示す図である。
【図49】本発明の一実施例における電源監視制御装置
のキー入力と表示内容を示す図である。
【図50】本発明の一実施例における電源監視制御装置
の監視値の表示例を示す正面図である。
【図51】本発明の一実施例における電源監視制御装置
の状態表示を示す正面図である。
【図52】本発明の一実施例における電源監視制御装置
の操作部の構成を示す正面図である。
【図53】本発明の一実施例における電源監視制御装置
の監視入力キーを示す正面図である。
【図54】本発明の一実施例における電源監視制御装置
の端子配置を示す正面図である。
【図55】本発明の一実施例における電源監視制御装置
の電流測定回路の回路図である。
【図56】本発明の一実施例における電源監視制御装置
のアナログ入力の半自動補正を説明する特性図である。
【図57】本発明の一実施例における電源監視制御装置
のアナログ入力自動補正フローチャートである。
【図58】本発明の一実施例における電源監視制御装置
の従来システムの受配電盤外観を示す斜視図である。
【図59】本発明の一実施例における電源監視制御装置
の電源監視制御ユニットの応用例を示す斜視図で同図
(a)は盤内取付型、同図(b)は盤面取付型をそれぞ
れ示す斜視図である。
【図60】本発明の一実施例における電源監視制御装置
の盤内取付けタイプの外観を示す斜視図である。
【図61】本発明の一実施例における電源監視制御装置
の盤面埋込形の外観を示す斜視図である。
【図62】本発明の一実施例における電源監視制御装置
の操作部,表示部の色分け例を示す正面図である。
【図63】本発明の一実施例における電源監視制御装置
の盤面埋込形の背面を示す斜視図である。
【図64】本発明の一実施例における電源監視制御装置
の端子台を取外した状態を示す斜視図である。
【図65】本発明の一実施例における電源監視制御装置
の高調波計測フローチャートである。
【図66】本発明の一実施例における電源監視制御装置
の温度計測フローチャートである。
【図67】本発明の一実施例における電源監視制御装置
の力率計測フローチャートである。
【図68】本発明の一実施例における電源監視制御装置
の皮相電力累積フローチャートである。
【図69】本発明の一実施例における電源監視制御装置
の負荷率計測フローチャートである。
【符号の説明】
1:受配電盤、2:変圧器、4:零相変流器、5:変成
器、7:変流器、8:パルス積算電力量計、9:配線用
遮断器、10:電源監視制御ユニット、11:接点信
号、12:親局、13:伝送線、14:センサ、15:
電源線、16:伝送インタフェース、17:表示部、1
8:操作部、19:警報接点、20:機器アドレス設定
部、21:伝送速度設定部、22:二次変流器、23:
二次変成器、24:アナログインタフェース回路、2
5:測温インタフェース、26:パルスインタフェー
ス、27:電源部、28:中央演算処理装置、29:ド
ライバ、30:キーバッファ、31:記憶部、32:警
報接点駆動ドライバ、33:バッファ、34:内部バ
ス。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ▲高▼鴨 直大 新潟県北蒲原郡中条町大字富岡46番地1号 株式会社日立製作所中条工場内 (72)発明者 日山 泰之 新潟県北蒲原郡中条町大字富岡46番地1号 株式会社日立製作所中条工場内 (72)発明者 高橋 松一郎 東京都千代田区神田駿河台四丁目3番地 日立テクノエンジニアリング株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】配電系統の電圧、電流の情報を入力する入
    力部と、この入力部に接続されてアナログ信号の実効値
    変換とディジタル変換を行うアナログインタフェース回
    路と、このアナログインターフェース回路に接続された
    中央演算処理装置と、この中央演算処理装置に接続され
    て表示すべき情報を選択する操作部と、上記中央演算処
    理装置に接続されて上記操作部により選択された情報を
    表示する表示部と、上記中央演算処理装置に接続されて
    上記情報を遠隔の中央監視制御装置に伝送する伝送イン
    タフェース部を有することを特徴とする電源監視制御装
    置。
  2. 【請求項2】上記中央演算処理装置は上記配電系統に接
    続された変圧器のあらかじめ設定された定格電力容量に
    対する実際に使用された電力との比を計測し、上記表示
    部は上記操作部の選択によりこの比を表示することを特
    徴とする請求項1記載の電源監視制御装置。
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