JP2009281720A - 燃焼ダイナミックスを低減する方法及びシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】燃焼ダイナミックスを低減する方法及びシステムを提供すること。
【解決手段】本発明の1つの例示的な実施形態によれば、燃焼チャンバは、第1のプレミキサ及び第2のプレミキサを含む。各プレミキサは、1以上の燃料噴射装置と、1以上の空気入口ダクトと、1つ又は複数の空気入口ダクトからの空気と1つ又は複数の燃料噴射装置からの燃料とを少なくとも部分的に混合するための1以上のベーンパックとを含むことができる。各ベーンパックは、燃料の少なくとも一部及び空気の少なくとも一部が通過する複数の燃料噴射オリフィスを含むことができる。第1のプレミキサの1つ又は複数のベーンパックは、第1の軸方向位置に位置付けることができ、第2のプリミキサの1つ又は複数のベーンパックは、第1の軸方向位置に対して軸方向に交互配置された第2の軸方向位置に位置付けることができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ガスタービンエンジンに関し、より具体的には燃焼ダイナミックスを低減するための方法及びシステムに関する。
ガスタービンは、その信頼できる性能及び適正な安定特性により拡散火炎燃焼チャンバを利用してきた。しかし、燃焼中に高温を生じる結果として、このタイプの燃焼チャンバは、NOxと呼ばれる窒素酸化汚染物質を許容可能でない高いレベルで生成する可能性がある。汚染物質エミッションに関する規制が益々厳しくなっていることに起因して、産業用発電メーカーは低エミッション技術に取り組み、現在では新しい多くの発電プラントが低エミッションガスタービンエンジンを利用している。これらのガスタービンは、希薄予混合(LPM)燃焼を用いることにより低NOxエミッションを達成する。これらのシステムにおいて、燃料(通常は天然ガス)は比較的高い割合の空気と混合された後に燃焼される。燃焼チャンバ内に存在する過剰空気の熱質量により、燃焼中に発生する熱が吸収され、従って、サーマルNOxが形成されないレベルまで温度上昇が制限される。
希薄予混合燃焼は、NOxエミッションの有意な低減を示したが、LPM燃焼は、その動作範囲内での燃料流量の希薄特性に起因する燃焼の不安定さという欠点を有する可能性がある。この現象はまた、燃焼ダイナミックスとしても知られる。
希薄予混合燃焼では、燃焼を維持するだけの十分な燃料が無い寸前で燃焼炎が燃焼し、フリッカリング火炎に類似した現象が生じて圧力変動を引き起こす。これらの圧力変動は、燃焼チャンバの音響モードを励起して、結果として大きな振幅の圧力振動を生じる。発生する振動は燃料ノズルの上流側に移動し、燃料噴射装置の前後で周期的に振動する圧力低下をもたらす。これは、燃焼チャンバへの振動する燃料供給を生じる可能性がある。振動する燃料空気混合気が燃焼チャンバ内で燃焼すると、火炎区域が変動し、放熱振動を生じる。これらの放熱振動と音響波との相対位相整合に応じて、潜在的な自己励起フィードバックループが生成され、経時的に振幅が成長する振動を生じる可能性がある。これらの振動は通常、燃焼チャンバの固有音響モードに関連する離散的周波数及びその高次調波で発生する。
こうした燃焼により発生する不安定性は、システム性能及び燃焼チャンバの作動寿命に悪影響を与える。振動及び結果として生じる構造振動は、燃焼チャンバの壁部にてフレッチング及び摩耗を引き起こし、高サイクル疲労寿命を短くし、性能全体への悪影響を及ぼす可能性がある。
米国特許第5943866号明細書 米国特許第6164055号明細書 米国特許第6438961号明細書 米国特許第7340900号明細書 米国特許出願公開第2005/0268616号明細書 米国特許出願公開第2007/0089426号明細書 米国特許出願公開第2007/0130954号明細書 欧州特許出願第1806534号明細書
従って、燃焼ダイナミックスの低減を可能にする方法及びシステムに対する必要性がある。更に、燃料組成に対する過敏性を同時に低減する必要性もある。
本発明の実施形態は、上述の必要性の一部又は全てに対処することができる。本発明の実施形態は、一般に、燃焼ダイナミックスを低減する方法及びシステムを対象とする。
本発明の1つの例示的な実施形態によれば、ガスタービンエンジンの燃焼チャンバが提供される。燃焼チャンバは、少なくとも第1のプレミキサ及び第2のプレミキサを含む。各プレミキサは、1以上の燃料噴射装置と、1以上の空気入口ダクトと、1以上の空気入口ダクトからの空気と1以上の燃料噴射装置からの燃料とを少なくとも部分的に混合するための1以上のベーンパックとを含むことができる。この例示的な実施形態によれば、各ベーンパックは、燃料の少なくとも一部及び空気の少なくとも一部が通過する複数の燃料噴射オリフィスを含むことができる。また、この例示的な実施形態によれば、第1のプレミキサの1つ又は複数のベーンパックは、第1の軸方向位置に位置付けることができ、第2のプリミキサの1つ又は複数のベーンパックは、第1の軸方向位置に対して軸方向に交互配置された第2の軸方向位置に位置付けられる。
本発明の別の例示的な実施形態によれば、燃焼チャンバにて燃料を燃焼させる方法が提供される。この例示的な方法は、1以上の燃料噴射装置と、1以上の空気入口ダクトと、第1の軸方向位置に1以上のベーンパックとを含む第1のプレミキサで燃料と空気とを混合する段階と、1以上の燃料噴射装置と、1以上の空気入口ダクトと、第1の軸方向位置に対して軸方向に交互配置された第2の軸方向位置に1以上のベーンパックとを含む第1のプレミキサで燃料と空気とを混合する段階とを含む。この例示的な方法は、第1のプレミキサ及び第2のプレミキサから混合燃料及び空気を燃焼チャンバに吐出する段階と、第1のプレミキサ及び第2のプレミキサから混合燃料及び空気の少なくとも一部を燃焼チャンバで燃焼する段階とを更に含む。
更に別の例示的な実施形態によれば、ガスタービンエンジンが提供される。ガスタービンエンジンは、圧縮機と、燃焼チャンバと、燃焼チャンバに関連する少なくとも第1のプレミキサ及び第2のプレミキサとを含む。この例示的なシステムによれば、各プレミキサは、1以上の燃料噴射装置と、1以上の空気入口ダクトと、1つ又は複数の空気入口ダクトからの空気及び1つ又は複数の燃料噴射装置からの燃料を少なくとも部分的に混合するための1以上のベーンパックとを含むことができる。また、この例示的なシステムによれば、ベーンの各々は、燃料の少なくとも一部及び空気の少なくとも一部が通過することができる複数の燃料オリフィスを含む。この例示的なシステムでは、第1のプリミキサの1つ又は複数のベーンパックは、第1の軸方向位置で第1のプリミキサ内に位置付けることができ、第2のプリミキサの1つ又は複数のベーンパックは、第1の軸方向位置に対して軸方向に交互配置された第2の軸方向位置で第2のプリミキサ内に位置付けることができる。
本発明の他の実施形態及び態様は、添付図面を参照しながら以下の説明から明らかになるであろう。
以上、本発明の実施形態について一般論として説明してきたが、ここで必ずしも縮尺通りに描かれていない添付図面について説明する。
本発明の一実施形態に係る例示的なガスタービンエンジンの一部の概略図。 本発明の一実施形態に係る例示的なガスタービンエンジンの一部の断面図。 本発明の一実施形態に係る例示的なガスタービンエンジンの一部の断面図。 本発明の一実施形態に係る燃料を燃焼するための例示的なプロセスを示すフローチャート。
ここで、全てではなく一部が図示された添付図面を参照しながら、本発明の例示的な実施形態を以下でより完全に説明する。実際、本発明は、多くの異なる形態で具現化することができ、むしろこれらの実施形態は、本開示が適用可能な法適要件を満足するように適用される。全体を通じて同じ参照符号は同じ要素を示す。
図1は、本発明の一実施形態による例示的なガスタービンエンジン100の一部の概略図である。ガスタービンエンジン100は、低NOx燃焼チャンバ104を含むことができる。エンジン100はまた、圧縮機を含むことができ、低NOx燃焼チャンバ104及びタービン106と直列に流れ連通している。タービン106は、シャフト108を通じて圧縮機102に結合することができる。シャフト108は、タービン106により外部負荷(図示せず)を作動させるように拡張することができる。一実施形態では、ガスタービンエンジン100の通常運転の間、圧縮機102は、流入空気流を加圧し、該空気流を複数のプレミキサ110a及び110bの少なくとも1つを通じて低NOx燃焼チャンバ104内に導くことができる。
本発明の一実施形態では、エンジン100は、第1のプレミキサ110a及び第2のプレミキサ110bを含むことができるが、他の実施形態では、あらゆる数のプレミキサを含むことができる。プレミキサ110a及び110bの各々は、管状形状であり、圧縮機102から加圧空気を受けるために上流側端部にそれぞれ入口ダクト112a及び112bと、反対側の下流側端部にそれぞれ旋回燃料空気混合気116a及び116bを燃焼チャンバ104内に吐出する出口ダクト114a及び114bとを含むことができる。各プレミキサ110a及び110bは、1以上の燃料噴射装置118a及び118bをそれぞれ含み、シンガス又は天然ガスのような燃料をプレミキサに噴射するようにすることができる。プレミキサ110a及び110bの各々はまた、例えば、第1のベーンパック122a及び第2のベーンパック122bなど1以上のベーンパックを含むことができ、これらベーンパックは、プレミキサ110a及び110bの軸線の周りで円周方向に配列された複数の離間ベーンを含む。ベーンの各々には、複数の燃料オリフィス120a及び120bを形成させることができる。第1のベーンパック122a及び第2のベーンパック122bは、燃料空気混合気に旋回をもたらし、旋回流116a及び116bを生成し、次に、これが燃焼チャンバ104に送給されて燃焼炎を発生する。燃料オリフィス120a及び120bは、プレミキサ110a及び110b内の燃料噴射装置118a及び118bからの燃料の円周方向分配を改善し、燃料と空気の均一な混合を促進する。図1には2つのプレミキサだけが図示され且つ本明細書で説明されているが、他の例示的な実施形態では、あらゆる数のプレミキサを含むことができることは理解される。
一般に、燃料噴射装置118a及び118bは、燃料リザーバ、導管、弁、及びポンプを使用して、燃料を燃料オリフィス120a及び120bにそれぞれ通してプレミキサ110a及び110bに送ることができる。本発明の一実施形態では、使用される燃料は、プレミキサ110a及び110bに送られる気体燃料とすることができる。
低NOxエンジンなどの種々のガスタービンエンジン100では、燃焼チャンバ104内の燃焼炎は、火炎のダイナミックスに応じて様々な振動周波数で燃焼することができる。放熱振動のこれらの周波数のいずれかが、燃焼チャンバ104の基本周波数又はその高調波のいずれかに一致する場合、燃焼チャンバ104内に高振幅の圧力振動が生じる可能性がある。これらの圧力振動は、燃焼チャンバ104から上流側のプレミキサ110a及び110bの各々に伝播する可能性がある。結果として、このような圧力振動の伝播は、燃料オリフィスの近くで振動を引き起こす可能性がある。振動は、燃料オリフィス120a及び120bからの燃料吐出の質量流量の変動を生じ、燃料空気混合気の変動外乱をもたらす場合がある。次に、この外乱は、燃料濃度波として下流側の火炎燃焼領域に移動することができる。これらの燃料濃度波から生じる放熱振動が、燃料チャンバ104内に存在する高振幅圧力振動と同相になる場合、自己励起フィードバックループが生成され、燃焼ダイナミックスを生じる可能性がある。燃焼ダイナミックスが生じると、システムは、Rayleighの基準に従い、ここでは、熱付加及び圧力振動が明らかに時間に関連する場合に、空間内のあるポイントで音場に正味エネルギーが付加される。従って、圧力振動の振幅は、時間と共に大きくなり、システムが不安定になる可能性がある。しかし、圧力振動が熱振動とは位相が180°(πラジアン)だけ異なって相殺的干渉が起こる場合には、Rayleighの基準を超えて圧力振動が減衰されることで、燃焼ダイナミックスが抑制される。
本発明の一実施形態では、燃焼チャンバ104において放熱振動と圧力振動との間に相殺的干渉を引き起こすことにより音場を減衰させるよう、Rayleighの基準を適用することができる。
図2は、本発明の一実施形態に係る3つのプレミキサを含むガスタービンエンジン100の一部の断面図であるが、他の実施形態では、あらゆる数のプレミキサを含むことができる。第1のプレミキサ、第2のプレミキサ、及び第3のプレミキサは、以下ではそれぞれ、プレミキサA 202a、プレミキサB 202b、及びプレミキサC 202cと呼ばれる。プレミキサ202a、202b、及び202cの各々は、1以上のベーンパックを含むことができる。例示的な実施形態では、第1のベーンパック、第2のベーンパック、及び第3のベーンパックが、プレミキサ202a、202b、及び202cにそれぞれ含まれる。第1のベーンパック、第2のベーンパック、及び第3のベーンパックは、それぞれ、ベーンパックA 206a、ベーンパックB 206b、ベーンパックC 206cと呼ぶことができる。ベーンパック206a、206b、及び206cの各々は、1以上のベーンを収容することができ、ここで各ベーンは、燃料を空気流に導入するために、1以上の燃料オリフィス204a、204b、及び204cを含むことができる。本発明の一実施形態では、プレミキサ202a、202b、及び202cはまた、各プレミキサ202a、202b、及び202cの中央本体210a、210b、及び210cの遠位端又はその近傍にそれぞれ配置された、拡散先端208a、208b、及び208cを含むことができる。
本発明の1つの例示的な実施形態では、プレミキサA 202a、プレミキサB 202b、及びプレミキサC 202cを参照すると、ガスタービンエンジン100は、交互配置されたベーンパック位置で2以上のプレミキサを含むことができる。プレミキサA 202aのベーンパックA 206aは、火炎前面212から上流側の距離Lにある第1の軸方向位置に配置することができる。同様に、プレミキサB 202bのベーンパックB 206bは、火炎前面212から第2の軸方向距離Lに配置することができる。LはLと等しいか、又は等しくなくてもよい。しかし、図2に示す例示的な実施形態では、L1はL2と等しくなく、ベーンパックB 206bの第2の軸方向位置に対して軸方向に交互配置にされたベーンパックA 206aの第1の軸方向をもたらす。このベーンパック206a及び206bの交互配置は、燃焼チャンバ104内の燃焼ダイナミックスを減衰するよう少なくとも部分的に機能することができる。
本発明の他の実施形態では、他のベーンパックを同様に互いに1以上の相対距離で軸方向に交互配置することができる点は理解される。燃焼チャンバ104の放熱振動と音響周波数との間の結合の結果として、燃焼チャンバ104内で発生する可能性のある高振幅圧力振動214aは、火炎前面212から上流側に移動し、時間遅延後にプレミキサA 202aの燃料オリフィス204aに達する。この第1の時間遅延は以下で表すことができる。
Figure 2009281720
上式で、cは音速、vはプレミキサ202a及び202bの各々における空気流の平均速度である。プレミキサA 202aの燃料オリフィス204aで発生する第1の燃料濃度波(以下で燃料濃度波216aと呼ぶ)は下流側に移動して、別の時間遅延後に火炎前面212に到達する。この他の時間遅延は以下で表すことができる。
Figure 2009281720
従って、合計の時間遅延は以下で表すことができる。
Figure 2009281720
同様に、上流側でプレミキサB 202bに移動する圧力振動214bは、第2の燃料濃度(以下、燃料濃度波216bと呼ぶ)を生成し、これは以下で表される合計時間遅延後に火炎前面212に到達する。
Figure 2009281720
時間遅延は、燃料濃度波216a及び216bにより生じる放熱振動の位相変化として反映される。位相変化は、パラメータL及びLによりそれぞれ少なくとも部分的に規定され、これは、ベーンパック206a及び206bを軸方向に交互配置することから生じる。従って、L及びL間の軸方向間隔は、プレミキサA 202aで発生した燃料濃度波216aとプレミキサB 202bで発生した燃料濃度波216bとが、これらの間に約180°(πラジアン)の位相差を有することができるように選択することができる。これにより、プレミキサ202a及び202bにより一定の燃料濃度が維持されるように種々の燃料源が互いに相殺すると考えることができる。
しかし、幾つかの実施形態では、ベーンパック206a及び206bの間の軸方向間隔は任意に設定することはできないことは、経験的に分かっている。この選択は、2つの考慮事項:すなわちプレミキサ202a及び202bのフラッシュバックとエミッション性能とに応じて、許容可能な値の範囲内に制限される可能性がある。L及びL間の軸方向間隔は、プレミキサ202a及び202b内のそれぞれの燃料濃度波216a及び216bの滞留時間が自動点火温度を生じる程、従ってフラッシュバックにつながる程に長くなることができないように選択することができる。更に、燃料空気混合気の適正な混合は、旋回ダイナミックスにより規定され、該旋回ダイナミックスはベーンパック206a及び206bと火炎前面212との間の距離に依存する。燃料と空気との間の混合が不十分であることにより、燃焼チャンバ104内の望ましくないエミッション性能をもたらす可能性がある。従って、例示的な実施形態は、動作条件と使用燃料の性質に応じて相殺的干渉により燃料濃度波216a及び216bを少なくとも部分的に減衰させることができる。
本発明の別の例示的な実施形態では、図2のプレミキサA 202a及びプレミキサB 202bに関して、例示的なガスタービンエンジン100は、拡散先端位置を交互配置することによって、燃料柔軟性を更に改善しながら燃焼ダイナミックスを減衰する2以上のプレミキサを含むことができる。この例示的な実施形態では、プレミキサA 202aの拡散先端208aは、火炎前面212から軸方向距離Dに配置することができ、プレミキサC 202cの拡散先端208cは、火炎前面212からの軸方向距離Dに配置することができ、DはDと等しくないようにされる。従って、拡散先端208a及び208cの位置は、互いに対して軸方向に交互配置にされる。拡散先端は、音響反射を可能にするように、平坦なディスク又は他の表面として形成することができる。例示的な実施形態では、拡散先端はまた、低動作負荷条件の間に火炎を維持するために燃料オリフィス(図示せず)を有することができる。加えて、図2に示す実施例では、プレミキサA 202aのベーンパックA 206a及びプレミキサC 202cのベーンパックC 206cは、火炎前面212から軸方向距離Lに位置付けられた同じ平面内に軸方向に整列することができる。しかし上述のように、他の例示的な実施形態では、ベーンパック位置はまた、ベーンパックA 206a及びベーンパックB 206bの相対的軸方向位置により示されるのと同様に、互いに対して軸方向に交互配置することができる。
拡散先端を軸方向に交互配置することにより、拡散先端208a及び208cからの圧力振動214a及び214cの反射に関連する時間遅延が反射された圧力振動の位相差を生じさせ、その結果、燃焼チャンバ104内の圧力振動214a及び214cとの干渉に曝される。更に、この例示的な実施形態によれば、プレミキサ202a及び202cでそれぞれ発生する燃料濃度波216a及び216cは、互いに部分的に減衰すると同時に、位相差を有する放熱振動を生じることができ、該放熱振動は、燃焼チャンバ104内の圧力振動214a及び214cとの干渉に曝される。しかし、拡散先端208a及び208cを交互配置にすることにより、流れの旋回ダイナミックスに影響を及ぼす可能性があり、幾つかの実施形態では、拡散先端間の相対間隔が燃料空気混合気の許容可能な混合をもたらすように選択される。
更に別の実施形態では、図2のプレミキサB 202b及びプレミキサC 202cに関して、ガスタービンエンジン100は、ベーンパック位置及び拡散先端位置の両方を交互配置にすることにより、燃焼チャンバ104内の燃焼ダイナミックスを減衰する2以上のプレミキサを含むことができる。プレミキサB 202bのベーンパックB 206bは、火炎前面212から距離Lの第1の軸方向位置に配置することができ、プレミキサC 202cのベーンパックC 206cは、火炎前面212から距離Lの第2の軸方向位置に配置することができ、LはLと等しくないようにされる。この例示的な実施形態のベーンパック204b及び204cは、互いに対して軸方向に交互配置にされる。前述の実施形態と同様に、プレミキサB 202bの拡散先端208bは火炎前面212から軸方向距離Dに配置することができ、プレミキサC 202cの拡散先端208cは、火炎前面212から軸方向距離Dに配置することができ、DはDと等しくないようにされる。従って、拡散先端208b及び208cはまた、互いに対して軸方向に交互配置にされる。交互配置にされたベーンパック及び拡散先端を有するこの実施形態では、燃焼チャンバ104内の圧力振動214b及び214cと燃料濃度波216b及び216cとの間の相対位相を制御するパラメータは、ベーンパックと拡散先端との間の相対的交互配置距離である。
別の例示的な実施形態では、図2のプレミキサA 202a及びプレミキサB 202bに関して、ガスタービンエンジン100は、交互配置にされたベーンパック位置と交互配置にされた燃料オリフィス位置とを両方とも有する2以上のプレミキサを含むことができる。この例示的な実施形態では、プレミキサA 202aのベーンパックA 206aは、火炎前面212から距離Lに位置付けることができ、プレミキサB 202bのベーンパックB 206bは、火炎前面212から距離Lに位置付けることができ、上述のようにLはLと等しくないようにされる。従って、ベーンパック206a及び206bの位置は、互いに対して軸方向に交互配置にされる。加えて、この例示的な実施形態では、プレミキサA 202aの燃料オリフィス204a及びプレミキサB 202bの燃料オリフィス204bは、互いに対して軸方向に交互配置することができる。燃料オリフィス204a及び204bを軸方向に交互配置することは、燃料オリフィスが形成されるベーンパック206a及び206bを軸方向に交互配置することに起因することができる。しかし、他の実施形態では、あるベーンパックの相対燃料オリフィス位置を別のベーンパックの相対的燃料オリフィス位置と比べて交互配置にした結果として、燃料オリフィスを交互配置にすることができる。
従って、ベーンパック、拡散先端、及び/又は燃料オリフィスの相対位置を表すことができるパラメータL、L、D、及びDは、これに応じて燃焼チャンバ104内の燃焼ダイナミックスを減衰するよう選択することができる。パラメータの数が増大すると、動作の柔軟性をもたらし、燃焼ダイナミックスの発生の制御を可能にし、広範な燃料タイプでの用途の融通性を高め、エンジンエミッション性能を向上させる。
図3は、軸方向に交互配置されたベーンパック及び/又は拡散先端並びに軸方向に整列した燃料オリフィスを備えた3つのプレミキサを含む、例示的なガスタービンエンジン100の一部の概略図である。この例示的な実施形態では、エンジン100は、第1のプレミキサ、第2のプレミキサ、及び第3のプレミキサを含み、これらは以下ではプレミキサD 302a、プレミキサE 302b、プレミキサF 302cと呼ばれるが、他の実施形態では、あらゆる数のプレミキサを含めることができる。プレミキサ302a、302b、及び302cは、燃料オリフィス304a、304b、及び304cと、第1のベーンパック306a、第2のベーンパック306b、及び第3のベーンパック306c(これらは以下ではベーンパックD 306a、ベーンパックE 306b、及びベーンパックF 306cと呼ばれる)と、中央本体310a、310b及び310cそれぞれにおける拡散先端308a、308b、及び308cとを含むことができる。燃料噴射装置(図示せず)は、燃料オリフィス304a、304b、及び304cと連通し、燃料が最初に空気流内に導入された後、燃料噴射装置から下流側にあるベーンパック306a、306b、及び306cにより旋回が加えられるように配置される。燃料噴射装置及びベーンパック306a、306b、及び306cのこの位置決めは、燃料を噴霧化及び旋回するベーンパック306a、306b、及び306cによって提供される剪断効果により燃料と空気との混合を改善可能にする。
図3に示す例示的な実施形態では、プレミキサE 302b及びプレミキサF 302cに関して、プレミキサ302b及び302cの燃料オリフィス304b及び304cは、火炎前面312から実質的に等距離に位置して軸方向に整列され、ベーンパック306b及び306cの出口部位すなわち後縁は、互いに対して軸方向に交互配置されている。例示的な実施形態で示されるように、燃料オリフィス304bは、火炎前面312から軸方向距離Lに配置することができ、ベーンパックE 306bの出口部位は、火炎前面312から距離Dの第1の軸方向位置に配置することができる。この実施例では、プレミキサF 302cの燃料オリフィス304cはまた、火炎前面312から軸方向距離Lに配置することができ、ベーンパックF 306cの出口部位は、火炎前面312から距離Dの第2の軸方向位置に配置することができ、DはDと等しくないようにされる。本明細書で使用される用語「出口部位」とは、ベーンパックブレードの後縁又はベーンパックの最も下流側に位置する部分を意味することができる。従って、この例示的な実施形態では、ベーンパックE 306bの出口部位の軸方向位置は、ベーンパックF 306cの出口部位の軸方向位置に対して軸方向に交互配置されており、燃料オリフィス304b及び304cは軸方向に整列している。これは、一実施形態では、それぞれの燃料オリフィスが同じ軸方向位置で整列できるが、ベーンパックの出口部位は異なる軸方向位置に配置することができるように、異なって調整配置されたベーンパックによって達成することができる。例えば、図3に示すように、ベーンパック306a、306b、及び306cは各々、燃料オリフィスは整列するが、ベーンパックの出口部位を交互位置で配置できるように異なって調整配置される。
同様に、プレミキサE 302b及びプレミキサF 302cに関して、燃焼チャンバ104内に形成された高振幅圧力振動314bは火炎前面312から上流側に移動し、時間遅延後にプレミキサE 302bの燃料オリフィス304bに達する。時間遅延は以下のように表すことができる。
Figure 2009281720
圧力振動314bはまた、時間遅延後にベーンパックE 306bに達する。この場合の時間遅延は以下のように表すことができる。
Figure 2009281720
上式で、cは音速、vはプレミキサ302b及び302cの各々の平均流速である。圧力振動314b及び314cは、プレミキサ302b及び302cの各々の燃料オリフィス304b及び304c並びにベーンパック306b及び306cと相互作用して、第1の燃料濃度波及び第2の燃料濃度波(以下、それぞれ燃料濃度波316b及び316cと呼ぶ)を生じ、次いで下流側に移動して、更なる時間遅延後に火炎前面312に達する。燃料オリフィス304bから火炎前面312に到達するのに関連する時間遅延は、以下のように表すことができる。
Figure 2009281720
更に、ベーンパックE 306bから火炎前面312に到達するのに関連する時間遅延は、以下のように表すことができる。
Figure 2009281720
従って、この例示的な実施形態におけるプレミキサE 302bの燃料濃度波316bに関連する合計の時間遅延は、以下のように表すことができる。
Figure 2009281720
同様に、この例示的な実施形態におけるプレミキサF 302cの燃料濃度波316cに関連する時間遅延は、以下のように表すことができる。
Figure 2009281720
この時間遅延は、燃料濃度波316b及び316cから生じる放熱振動の位相変化を反映しており、パラメータL、D、及びDそれぞれにより少なくとも部分的に影響を受ける可能性がある。従って、距離L、D、及びDを好適に選択することにより、プレミキサ302b及び302c内に形成された燃料濃度波316b及び316cは、1つの実施例では約180°(πラジアン)の位相差を有することができる。位相差は、燃料オリフィス304b及び304c並びにベーンパック306b及び306c内で発生する燃料濃度波316b及び316cを互いに少なくとも部分的に相殺して燃焼ダイナミックスを抑制することができる。
図3に同様に示された別の例示的な実施形態では、プレミキサD 302a及びプレミキサE 302bに関して、例示的なエンジンは、本発明の実施形態による軸方向に交互配置された拡散先端を備えるプレミキサを含むことができる。この実施例では、プレミキサD 302aの拡散先端308aは、プレミキサE 302bの拡散先端308bに対して軸方向に交互に配置することができる。拡散先端308aは、火炎前面312から軸方向距離Lに位置付けることができ、拡散先端308bは、火炎前面312から軸方向距離Lに位置付けることができ、LはLと等しくないようにされる。上述のように、燃料オリフィス304a及び304bは、軸方向に整列され、火炎前面312から軸方向距離Lに位置付けられる。この実施例では、ベーンパック306a及び306bは、互いに対して軸方向に交互配置され、ベーンパックD 306aは火炎前面312から距離Dの第1の軸方向位置に位置付けられ、ベーンパックE 306bは火炎前面312から距離Dの第2の軸方向位置に位置付けられる。しかし、他の実施形態では、図2に関連して説明されるように燃料オリフィスの1つ又はそれ以上を交互に配置することができ、ベーンパックの1つ又はそれ以上は整列することができ、或いは拡散先端308b及び308cのような拡散先端の1つ又はそれ以上は整列することができることは理解される。
反射に関連する時間遅延は、反射された圧力振動の位相差を生じさせ、燃焼チャンバ104内の圧力振動314a及び314bと相互作用する可能性がある。加えて、第1の燃料濃度波316a及び第2の燃料濃度波316bは、プレミキサ302a及び302b内で発生することができ、これはまた、燃焼チャンバ104内の圧力振動314a及び314bと相互作用する可能性がある。従って、プレミキサ302a及び302bにより示されているような、軸方向に交互配置されたベーンパックと軸方向に配列された拡散先端の両方を含む実施形態は、上記で説明したのと同様の数学的解析を用いて、燃焼チャンバ104内の燃焼ダイナミックスを少なくとも部分的に減衰させることができるパラメータL、L、L、D、及びDの種々の選択肢を提供する。軸方向に交互配置されたベーンパック及び軸方向に整列された拡散先端を含む実施形態のような3つのパラメータ(L、D、D)から、軸方向に交互配置されたベーンパック及び拡散先端を含む実施形態のような5つのパラメータ(L、L、L、D、D)にまで、利用できる調整可能パラメータの選択肢が増えると、エンジンの燃料柔軟性が高まると同時に、エンジンエミッション性能も向上させることが可能になる。
本発明の他の実施形態では、本明細書で説明する軸方向に交互配置された構成要素の種々の組み合わせを利用して、エンジンの燃焼ダイナミックスを減衰させることができることは理解される。更に、他の例示的な実施形態では、拡散先端は、燃料空気混合気が極めて希薄である場合、又はシンガスのような高水素燃料が使用される場合など、低運転負荷条件中に火炎を維持するために1以上の燃料オリフィス(図示せず)を有することができる。拡散先端に形成される燃料オリフィスを任意選択的に含めることによって、燃焼チャンバの燃焼ダイナミックスの減衰を更に促進させることができる。
図4は、本発明の実施形態を動作させることができる例示的な方法を示している。本発明の一実施形態による燃焼チャンバで燃料を燃焼させる例示的な方法を示すフローチャート400が提供される。
例示的な方法はブロック402から始まる。プリミキサは、1以上の燃料ノズル、1以上の空気入口ダクト、及び1以上のベーンパックを含む。ベーンパックは、第1の軸方向位置で第1のプレミキサ内に位置付けられる。燃料は、ベーンパックの1つ又はそれ以上内に形成された燃料オリフィスを通じて空気流に圧送することができる。次いで、燃料は、第1のベーンパックにより旋回されて、燃料と空気との均一な混合を可能にすることができる。
ブロック402の後にブロック404が続き、ここでは燃料及び空気がブロック402を参照して説明されたのと実質的に同じ様式で第2のプレミキサで混合することができる。第2のプレミキサはまた、1以上の燃料ノズル、1以上の空気入口ダクト、及び1以上のベーンパックを含むことができる。ベーンパックは、第2の軸方向位置に位置付けられ、第1のプレミキサ内のベーンパックの第1の軸方向位置と第2のプレミキサ内のベーンパックの第2の軸方向位置とが互いに対して軸方向に交互配置される。
プレミキサの各々における各ベーンパックは複数のベーンを含むことができる。ベーンの各々は、出口部位又は後縁を有するように形成することができる。例示的な実施形態では、各ベーンパックの出口部位は、各軸方向位置で整列されたものとすることができる。例示的な実施形態では、各ベーンパック内の燃料オリフィスは、軸方向に整列することができるが、他の例示的な実施形態では、各ベーンパック内の燃料オリフィスは、図2から3を参照しながらより詳細に説明されたように、互いに対して軸方向に交互配置することができる。
各プレミキサは更に拡散先端を含むことができる。例示的な実施形態では、各ベーンパック内の拡散先端は、互いに対して軸方向に整列することができるが、他の実施形態では、各ベーンパック内の拡散先端は、図2から3を参照しながらより詳細に説明されたように、互いに対して軸方向に交互配置することができる。
ブロック404の後にブロック406が続き、ここでは燃料空気混合気が第1のプレミキサ及び第2のプレミキサの両方から燃焼チャンバ内に吐出することができる。
ブロック406の後にブロック408が続き、ここでは燃料チャンバ内の燃料空気混合気が燃焼される。少なくとも第1及び第2のプレミキサ内のベーンパックの軸方向交互配置により、例えば図2及び3を参照しながら上記で説明された燃焼ダイナミックスが減衰される。例えば燃焼中、混合燃料及び空気の少なくとも一部により放熱振動が引き起こされ、第1のプレミキサ及び第2のプレミキサの上流側に伝播する。次に、第1のプレミキサの第1の燃料濃度波及び第2のプレミキサの第2の燃料濃度波が生成され、火炎燃焼領域まで下流側に移動する。交互配置されたベーンパック、拡散先端、燃料オリフィス、又はこれらの何らかの組み合わせにより、第2の燃料濃度波は、第1の燃料濃度波とは位相がずれる可能性があり、よって燃焼ダイナミックスが減衰される。
種々の燃焼システムにおいて、燃焼ダイナミックスは、例えば低NOxエミッションに使用される希薄燃料空気混合気の結果として生じる可能性がある。これらの不安定性は、燃焼火炎の火炎ダイナミックスに部分的に依存する場合があり、これは使用される燃料の性質によって規定される。従って、燃焼ダイナミックスを低減するための方法及びシステムは、シンガス、天然ガス、又は同様のものなどの様々なタイプの燃料の使用に対処するよう構成することができる。燃焼ダイナミックスを低減するためのベーンパックの軸方向交互配置及び任意選択の拡散先端の交互配置により、使用される燃料の性質を調整することができる。例えば、図3を参照しながら上記で説明されたように、ベーンパック交互配置、燃料オリフィス交互配置、及び/又は拡散先端交互配置などの様々なパラメータを選び、燃焼ダイナミックスを抑制しながら、同時にエンジンの燃料柔軟性の向上及び作動性の強化を提供することができる。
本明細書で記載された例示的な実施形態に関して、上記の説明及び関連図面で提示された教示の利点を有する多くの修正形態及び他の実施形態が想起されるであろう。すなわち、本発明は、多くの形態で具現化することができ、上述の例示的な実施形態に限定されるものではないことは明らかであろう。従って、本発明は、開示された特定の実施形態に限定されず、修正形態及び他の実施形態が添付の請求項の範囲内に含まれることが意図される点を理解されたい。本明細書では特定の用語が利用されているが、これらは一般的且つ説明の意味で使用されているに過ぎず、限定を意図するものではない。
100 ガスタービンエンジン
102 圧縮機
104 燃焼チャンバ
106 タービン
108 外部シャフト
110a 第1のプレミキサ
110b 第2のプレミキサ
112a 第1のプレミキサの空気入口ダクト
112b 第2のプレミキサの空気入口ダクト
114a 第1のプレミキサの空気出口
114b 第2のプレミキサの空気出口
116a 第1のプレミキサにおける旋回燃料空気混合気
116b 第2のプレミキサにおける旋回燃料空気混合気
118a 第1のプレミキサにおける燃焼噴射装置
118b 第2のプレミキサにおける燃焼噴射装置
120a 第1のプレミキサにおける燃料空気混合気
120b 第2のプレミキサにおける燃料空気混合気
122a 第1のベーンパック
122b 第2のベーンパック
124a 第1のプレミキサの燃料噴射オリフィス
124b 第2のプレミキサの燃料噴射オリフィス
202a 第1のプレミキサ
202b 第2のプレミキサ
202c 第3のプレミキサ
204a 燃料オリフィス
204b 燃料オリフィス
204c 燃料オリフィス
206a 第1のベーンパック
206b 第2のベーンパック
206c 第3のベーンパック
208a 拡散先端
208b 拡散先端
208c 拡散先端
210a 中央本体
210b 中央本体
210c 中央本体
212 火炎前面
214a 圧力振動
214b 圧力振動
214c 圧力振動
216a 燃料濃度波
216b 燃料濃度波
216c 燃料濃度波
302a 第1のプレミキサ
302b 第2のプレミキサ
302c 第3のプレミキサ
304c 第3のプレミキサの燃料噴射オリフィス
306a 第1のベーンパック
306b 第2のベーンパック
306c 第3のベーンパック
308a 拡散先端
308b 拡散先端
308c 拡散先端
310a 中央本体
310b 中央本体
310c 中央本体
312 火炎前面
314a 圧力振動
314b 圧力振動
314c 圧力振動
316a 燃料濃度波
316b 燃料濃度波
316c 燃料濃度波
400 燃焼チャンバ104で燃料空気混合気を燃焼する方法
402 方法400のstep1
404 方法400のstep2
406 方法400のstep3
408 方法400のstep4

Claims (10)

  1. 第1のプリミキサ(202a)と第2のプリミキサ(202b)とを備えた、ガスタービンエンジン(100)用燃焼チャンバ(104)であって、
    前記プリミキサが各々、1以上の燃料噴射装置(118)と、1以上の空気入口ダクト(112)と、前記1以上の空気入口ダクト(112)からの空気と前記1以上の燃料噴射装置(118)からの燃料とを少なくとも部分的に混合するための1以上のベーンパック(206a及び206b)とを含み、
    前記ベーンパック(206a及び206b)の各々が、前記燃料の少なくとも一部及び前記空気の少なくとも一部が通過する複数の燃料噴射オリフィス(204a及び204b)を含み、
    前記第1のプリミキサ(202a)の1以上のベーンパック(206a)が第1の軸方向位置に位置付けられ、前記第2のプリミキサ(202b)の1以上のベーンパック(206b)が前記第1の軸方向位置に対して軸方向に交互配置された第2の軸方向位置に位置付けられる、
    ことを特徴とする燃焼チャンバ(104)。
  2. 前記1以上のベーンパック(206a及び206b)が複数のベーンを含み、前記各ベーンが出口部位を含み、前記第1のプリミキサ(202a)の1以上のベーンパック(206a)の出口部位が前記第1の軸方向位置に位置付けられ、前記第2のプリミキサ(202b)の1以上のベーンパック(206b)の出口部位が前記第2の軸方向位置に位置付けられる、
    請求項1に記載の燃焼チャンバ(104)。
  3. 前記第1のプリミキサ(202a)の1以上のベーンパック(206a)の複数の燃料噴射オリフィス(204a)が、前記第2のプリミキサ(202b)の1以上のベーンパック(206b)の複数の燃料噴射オリフィス(204b)と軸方向に整列される、
    請求項1に記載の燃焼チャンバ(104)。
  4. 前記第1のプリミキサ(202a)の1以上のベーンパック(206a)の複数の燃料噴射オリフィス(204a)が、前記第2のプリミキサ(202b)の1以上のベーンパック(206b)の複数の燃料噴射オリフィス(204b)に対して軸方向に交互配置されている、
    請求項1に記載の燃焼チャンバ(104)。
  5. 前記第1のプリミキサ(202a)及び第2のプリミキサ(202b)が各々、前記1以上のベーンパック(206a及び206b)の下流側に位置付けられた拡散先端(208a及び208b)を更に含み、前記第1のプリミキサ(202a)の拡散先端(208a)が前記第2のプリミキサ(202b)の拡散先端(208b)と軸方向に整列されている、
    請求項1に記載の燃焼チャンバ(104)。
  6. 前記第1のプリミキサ(202a)及び第2のプリミキサ(202b)が各々、前記1以上のベーンパック(206a及び206b)の下流側に位置付けられた拡散先端(208a)を更に含み、前記第1のプリミキサ(202a)の拡散先端(208a)が前記第2のプリミキサ(202b)の拡散先端(208b)に対して軸方向に交互配置されている、
    請求項1に記載の燃焼チャンバ(104)。
  7. 前記第1の軸方向位置と前記第2の軸方向位置との間の相対間隔が、前記燃焼チャンバ(104)内で生成される燃焼ダイナミックスを低減するよう選択される、
    請求項1に記載の燃焼チャンバ(104)。
  8. 燃焼チャンバ(104)内で燃料を燃焼させる方法(400)であって、
    1以上の燃料噴射装置(118a)と、1以上の空気入口ダクト(112a)と、第1の軸方向位置に1以上のベーンパック(206a)とを含む第1のプレミキサ(202a)で燃料と空気とを混合する段階(402)と、
    1以上の燃料噴射装置(118b)と、1以上の空気入口ダクト(112b)と、前記第1の軸方向位置に対して軸方向に交互配置された第2の軸方向位置に1以上のベーンパック(206b)とを含む第2のプレミキサ(202b)で燃料(104)と空気とを混合する段階(404)と、
    前記第1のプレミキサ(202a)及び前記第2のプレミキサ(202b)から前記混合燃料及び空気を前記燃焼チャンバ(104)に吐出する段階(406)と、
    前記第1のプレミキサ(202a)及び前記第2のプレミキサ(202b)から前記混合燃料及び空気の少なくとも一部を前記燃焼チャンバ(104)で燃焼する段階(408)と、
    を含む方法。
  9. 1以上のベーンパック(206a及び206b)が複数のベーンを含み、前記各ベーンが出口部位を含み、前記第1のプレミキサ(202a)の1以上のベーンパック(206a及び206b)の出口部位が、前記第1の軸方向位置に位置付けられ、前記第2のプレミキサ(202b)の1以上のベーンパック(206a及び206b)の出口部位が、前記第2の軸方向位置に位置付けられる、
    請求項8に記載の燃焼チャンバ(104)。
  10. 圧縮機(102)と、
    燃焼チャンバ(104)と、
    前記燃焼チャンバ(104)に関連する少なくとも第1のプレミキサ(202a)及び第2のプレミキサ(202b)と、
    を備えたガスタービンエンジン(100)であって、
    前記各プレミキサ(202a及び202b)が、1以上の燃料噴射装置(118)と、1以上の空気入口ダクト(112)と、前記1以上の空気入口ダクト(112)からの空気及び前記1以上の燃料噴射装置(118)からの燃料を少なくとも部分的に混合するための1以上のベーンパック(206a及び206b)とを含み、
    前記複数のベーンの各々が、前記燃料の少なくとも一部及び前記空気の少なくとも一部が通過する複数の燃料噴射オリフィス(204a及び204b)を含み、
    前記第1のプリミキサ(202a)の1以上のベーンパック(206a)が第1の軸方向位置で前記第1のプリミキサ(202a)内に位置付けられ、前記第2のプリミキサ(202b)の1以上のベーンパック(206b)が、前記第1の軸方向位置に対して軸方向に交互配置された第2の軸方向位置で前記第2のプリミキサ(202b)内に位置付けられる、
    ことを特徴とするガスタービンエンジン(100)。
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