JP2009279736A - Ncタレット旋盤 - Google Patents

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Abstract

【課題】
タレット内部にガイド部材を設ける必要がなく、又、タレットを旋回させて次の加工工程に使用する回転工具を割出位置に位置させた際に、インチング時間を要しないため、次の加工工程に移行するための非切削時間の短縮を行うことができるNCタレット旋盤を提供する。
【解決手段】
NCタレット旋盤は連結シャフト53の凹溝53aと、回転工具32の入力軸34の凸条34aの係合が外れるときの連結シャフト53の回転位置を検出するエンコーダ60を備える。NCタレット旋盤はエンコーダ60が検出した連結シャフト53の回転位置を、係合が外された連結シャフト53と関連づけて記憶するRAMを備える。NCタレット旋盤は、凹溝53aと凸条34aとが係合する際、回転工具32と関連づけされてRAMに記憶した回転位置に基づいてモータ58を制御するNC装置のCPUを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、NCタレット旋盤に関する。
NCタレット旋盤では、タレットの外周側に複数の回転工具を配置して、穴あけ、中ぐり等や、ミル加工を順次行う場合、それらの工程で使用する回転工具を、タレット内の回転工具主軸と順次係合させることが行われている。具体的には、タレットを旋回させて、加工位置(ワークに対向する位置、以下、割出位置という)に位置させた回転工具を、その回転工具に設けられた入力側の被係合部に対して、回転工具主軸の先端に設けられた係合部を係合させるようにしている。
特許文献1では、この割出位置に位置させた回転工具の被係合部は直径方向の凹溝に形成されている。又、回転工具主軸の先端に設けられた係合部は直径方向の凸条に形成されている。そして、タレット内部に設けられたガイド部材により、係合前の回転工具のスピンドルの被係合部の位置を一定の角度位置に保持して、該被係合部と係合部との係合を、スムーズに行わせるようにしている。この技術を従来技術1という。
特許文献2では、回転工具の被係合部に対して、係脱する係合部を有した回転工具主軸(回転駆動軸)を軸方向である係合方向及び反係合方向に往復移動させる移動機構が設けられている。そして、タレットを旋回支持する刃物台本体には、タレット旋回中に前記回転工具の回転軸が回転するのを防止するガイド溝又はガイド突起を有した部材(ガイド部材)が設けられている。このようにガイド溝又はガイド突起を有した部材が刃物台本体に設けられていることにより、被係合部と係合部との係合を良好に行わせるようにしている。この技術を従来技術2という。 又、移動機構が設けられたタイプのNCタレット旋盤において、前記ガイド部材を設ける代わりに、前記移動機構を係合方向に移動させたとき、前記係合部が前記被係合部と係合しない場合、回転工具主軸にインチングを行わせ、前記係合部の円周方向の位置を変更して、被係合部と係合させるようにすることも行われている。この技術を従来技術3という。
特開平10−175103号公報 特開平11−170103号公報
ところが、従来技術1及び従来技術2では、タレット内部にガイド部材を設ける必要があり、部品点数や組付け工数が増えてコスト高となる問題がある。又、従来技術3では、回転工具主軸にインチングを行わせる場合、インチング時間が必要となるため、次の加工工程に移行するための非切削時間の短縮化を図ることができない問題がある。
本発明の目的は、タレット内部にガイド部材を設ける必要がなく、又、タレットを旋回させて次の加工工程に使用する回転工具を割出位置に位置させた際に、インチング時間を要しないため、次の加工工程に移行するための非切削時間の短縮を行うことができるNCタレット旋盤を提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、複数の回転工具を放射状に有するタレットと、前記タレット内に配置されるとともに、工具主軸モータに連結されて回転駆動する回転工具主軸と、前記回転工具主軸をその軸心方向に往復移動させて、該回転工具の先端に設けられた係合部を、前記回転工具の入力部に設けられた被係合部に係合させる係合位置と該被係合部と離間する離間位置に位置させる移動手段とを備え、割出位置に位置する回転工具の前記被係合部が前記係合部と係合した時に前記回転工具主軸からの回転駆動力を受けるNCタレット旋盤において、前記移動手段により前記回転工具主軸が離間位置へ移動する際に前記回転工具主軸の係合部と前記回転工具の被係合部の係合が外れるときの前記回転工具主軸の回転位置を検出する位置検出手段と、前記位置検出手段が検出した前記回転工具主軸の回転位置を、係合が外された回転工具と関連づけて記憶する記憶手段と、前記移動手段により前記回転工具主軸が係合位置へ移動して、前記回転工具主軸の係合部と前記回転工具の被係合部とが係合する際に、当該回転工具と関連づけされて前記記憶手段に記憶した回転位置に基づいて前記工具主軸モータを制御する制御手段を備えたことを特徴とするNCタレット旋盤を要旨とするものである。
請求項2の発明は、請求項1において、前記制御手段は、工具交換の際、前記タレットが旋回開始してから前記割出位置に割り出されるまでの旋回時間中に、当該割出位置へ移動する回転工具と関連づけされて前記記憶手段に記憶した回転位置に基づいて前記工具主軸モータを制御することを特徴とする。
請求項3は、請求項1又とは請求項2において、前記制御手段は、前記移動手段を制御して前記回転工具主軸を係合位置へ移動させた際に、前記被係合部と係合が失敗したときには、前記移動手段を制御して前記回転工具を前記離間位置へ移動させるとともに、前記工具主軸モータをインチングさせ、その後前記移動手段を制御して前記回転工具を再度前記係合位置へ移動させることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、タレット内部にガイド部材を設ける必要がなく、又、タレットを旋回させて次の加工工程に使用する回転工具を割出位置に位置させた際に、インチング時間を要しないため、次の加工工程に移行するための非切削時間の短縮を行うことができる。
請求項2の発明によれば、工具交換の際、タレットが旋回開始してから割出位置に割り出されるまでの旋回時間中に、回転工具と関連づけされて記憶手段に記憶した回転位置に基づいて工具主軸モータを制御して、回転工具主軸を回転させるため、前記旋回時間中に、回転工具主軸を回転させない場合に比較して、非切削時間の短縮を行うことができる。
請求項3の発明によれば、移動手段により前記回転工具主軸が係合位置へ移動する際に、係合部と被係合部との係合が成功したときは、請求項1の効果を容易に実現できる。又、係合部と被係合部との係合が成功しなかった場合、例えば、NCタレット旋盤を工場出荷後に初めて回転工具を用いて使用する場合、又は新しい回転工具に換えた際に係合部と被係合部との係合が失敗したときは、工具主軸モータをインチングすることにより、前記係合部と被係合部を係合させることができる。
以下、本発明を具体化した一実施形態のNCタレット旋盤を図1〜6を参照して説明する。
図2に示すように、NCタレット旋盤は、ベッド10上に主軸を支持する主軸台(ともに図示しない)と、タレット30を搭載した刃物台20とが設置されたものである。刃物台20は、ベッド10上にZ軸方向に沿って進退自在に設置されるとともにX軸方向に沿って移動自在に設置されている。
タレット30は、外周面が多角形をなすようにドラム状に形成され、刃物台20に対して旋回自在に設置されている。前記タレット30の外周面側に設けられた複数の平面部分はそれぞれ工具ホルダ保持面31となっている。各工具ホルダ保持面31はドリル、ミル等の回転工具32が工具ホルダ33を介して取付けられる。この各工具ホルダ保持面31は、識別のためのIDコードが付与されている。なお、図2においては、説明の便宜上、1つの工具ホルダ保持面31にのみ1つの回転工具32が工具ホルダ33を介して取付けされている。
工具ホルダ33は、タレット30内に突出する入力部としての入力軸34を有しており、入力軸34が回転することにより、工具ホルダ33内に設けられた歯車列からなる伝達機構(図示しない)を介して工具ホルダ33に保持された回転工具32が回転される。入力軸34の先端面には、直径方向に延びる凸条34aが形成されている。
前記タレット30は、図示しない軸を介して刃物台20に旋回自在に配置されるとともに、歯車列を介してタレット旋回モータ35により旋回駆動される(図3参照)。前記タレット旋回モータ35はサーボモータからなり、パルスコーダ等のタレット旋回モータエンコーダ36を有している。
なお、タレット30と刃物台20との間には、タレット30を各割出状態で刃物台20にクランプする噛み合い式の公知のカップリング(図示しない)を有する。前記カップリングは、油圧のシリンダ装置(図示しない)によりクランプ及びアンクランプの動作が行われる。
すなわち、該シリンダ装置に接続される油路に設けられたクランプソレノイドバルブ42、アンクランプソレノイドバルブ43が励磁・消磁制御されることにより、前記シリンダ装置が作動されて前記カップリングのクランプ又はアンクランプの動作が行われる。 図2に示すようにタレット30内には、回転工具主軸ユニット50が設けられている。前記回転工具主軸ユニット50は、前記刃物台20に固定された本体ケース51と、本体ケース51内に設けられた単動形のシリンダ52と、シリンダ52内をその軸方向に沿って摺動自在に配置された連結シャフト53と、連結シャフト53の先端側に嵌合されたカサ歯車54を備えている。連結シャフト53は回転工具主軸に相当する。又、シリンダ52は移動手段に相当する。
連結シャフト53は、その基端部の周面がシリンダ52内に対して摺接するようにピストン機能を有し、該基端部の周面を除いた残りの外周面は、スプライン軸状に形成されている。そして、前記カサ歯車54は、前記スプライン軸状に形成された部位に対してその軸心方向に相対移動自在に嵌合され、前記カサ歯車54が回転した際には、連結シャフト53は一体的に回転する。又、前記カサ歯車54は、連結シャフト53が軸心方向に往復移動した際に、本体ケース51に設けられた図示しないストッパにて係止されて、連結シャフト53の軸方向の移動はされないようにされている。
連結シャフト53の先端面には、図1、図2に示すように直径方向に係合部としての凹溝53aが形成されている。前記凹溝53aは前記工具ホルダ33の入力軸34に設けられた被係合部としての凸条34aに対して、連結シャフト53の軸心方向に沿って係脱自在に係合可能である。
シリンダ52にはシリンダ室52aが設けられ、シリンダ室52a内にエアが管路55に設けられた連結ソレノイドバルブ56を介して図示しない空気圧源から付与される。本実施形態では、連結ソレノイドバルブ56は2位置3ポートの方向制御弁から構成されている。シリンダ室52aに空気圧を付与する際には、連結ソレノイドバルブ56がオン、すなわち励磁されて開弁される。この開弁により、シリンダ室52aに空気圧が付与され、連結シャフト53が前記入力軸34から離間した離間位置P1から入力軸34の凸条34aが凹溝53aに係合する係合位置P2へ移動する。
又、シリンダ室52a内の空気圧の付与を解除する際には、連結ソレノイドバルブ56がオフ、すなわち消磁されることにより、連結ソレノイドバルブ56はリターンスプリング56aにより切り替えられ、連結シャフト53が連結シャフト53に巻装された復帰スプリング57(図2参照)により前記離間位置P1に復帰する。
なお、図1に示す離間位置P1及び係合位置P2は、連結シャフト53の先端面の位置を示している。
カサ歯車54は、前記刃物台20内に設けられた工具主軸モータ58に対して、歯車列59からなる伝動機構を介して連結され、工具主軸モータ58により回転駆動される。工具主軸モータ58は、サーボモータからなり、パルスコーダ等の工具主軸モータエンコーダ60を有している。
次に、前記NCタレット旋盤の電気的構成を図3を参照して説明する。
NC装置64は、NCタレット旋盤の全体を制御する制御装置であって、CPU65及びRAM66を備えている。RAM66の記憶領域のうち、一部の領域が前記タレット30の各前記工具ホルダ保持面31毎(すなわち、IDコード毎)の記憶レジスタ領域として設定されている。RAM66は記憶手段に相当する。
そして、NC装置64は、図示しない記憶装置に記憶した加工プログラムに従って回転工具32や図示しない主軸の制御を行う、前記CPU65は数値制御装置及びプログラマブルコントローラとして構成されている。又、NC装置64は、回転工具交換の際にはタレット30の旋回及びクランプ・アンクランプ動作制御、及び連結シャフト53の入力軸34に対する連結及び連結解除制御を行う。CPU65は、制御手段に相当する。
NC装置64は、アンプ63を介して工具主軸モータ58及び工具主軸モータエンコーダ60が接続され、工具主軸モータ58を回転制御するとともに、工具主軸モータエンコーダ60が検出した工具主軸モータ58の工具主軸モータ角度位置を受信する。なお、工具主軸モータ58は歯車列59及びカサ歯車54を介して連結シャフト53を回転駆動するため、前記工具主軸モータエンコーダ60により検出された工具主軸モータ58の工具主軸モータ角度位置は、連結シャフト53の回転位置として検出することになる。
従って、前記工具主軸モータエンコーダ60は位置検出手段に相当する。
又、NC装置64は連結ソレノイドバルブ56が接続され、連結ソレノイドバルブ56をオンオフ制御する。
NC装置64には、前記連結シャフト53が、係合位置P2に位置したこと、すなわち、連結シャフト53の凹溝53aが入力軸34の凸条34aに係合して、互いに連結したことを検出する連結オンセンサ68(図1参照)が接続されている。又、NC装置64には、前記連結シャフト53が、離間位置P1に位置したこと、すなわち、連結シャフト53の凹溝53aが入力軸34の凸条34aから脱して、互いに連結が解除されたことを検出する連結オフセンサ69(図1参照)が接続されている。
NC装置64は、アンプ70を介してタレット旋回モータ35及びタレット旋回モータエンコーダ36が接続され、タレット旋回モータ35を回転を制御するとともに、タレット旋回モータエンコーダ36が検出したタレット旋回モータ35の旋回位置を受信する。
又、NC装置64は前記クランプソレノイドバルブ42及びアンクランプソレノイドバルブ43が接続され、クランプソレノイドバルブ42及びアンクランプソレノイドバルブ43を励磁消磁制御する。NC装置64には、クランプセンサ72が接続されている。クランプセンサ72は、タレット30が各割出状態で刃物台20にクランプされた際にオン信号を、クランプされていない際には、オフ信号をNC装置64に出力する。
(実施形態の作用)
さて、上記のように構成されたNCタレット旋盤の作用を図4〜図6を参照して説明する。なお、説明の便宜上、NC装置64のCPU65は、加工プログラムにより1つの加工工程を終了して、工具回転停止指令、工具交換指令、及び工具回転指令に基づく処理を順次実行するものとして説明する。
図4は、工具回転停止指令時のCPU65が実行するフローチャートである。
CPU65は、工具回転停止指令を工具主軸モータ58に出力すると、CPU65は、S10において、工具主軸モータ58が停止したことを、工具主軸モータエンコーダ60の検出に基づいて確認した後、S12において、連結ソレノイドバルブ56をオフする。すなわち、連結ソレノイドバルブ56は消磁されてリターンスプリング56aにより切り替えられ、連結シャフト53が連結シャフト53に巻装された復帰スプリング57(図2(b)参照)により、入力軸34の凸条34aから離脱して、係合位置P2から離間位置P1に復帰する。
続く、S14ではCPU65は工具主軸モータエンコーダ60が検出した工具主軸モータ角度位置を、当該加工工程を終了した(すなわち、凸条34aと凹溝53aとの係合が外された)回転工具32の工具ホルダ保持面31のために用意されたRAM66の記憶レジスタ領域に記憶し、S16に移行する。このように工具主軸モータ角度位置は、該加工工程を終了した回転工具32と関連づけられて、当該回転工具32が取付けされている工具ホルダ保持面31のために用意されたRAM66の記憶レジスタ領域に格納される。
なお、タレット30に取着されている他の回転工具32についても、対応するRAM66の記憶レジスタ領域に同様に工具主軸モータ角度位置が記憶されている。
S16では、CPU65は、連結オンセンサ68の検出により、係合位置P2から連結シャフト53に位置せず、かつ、連結オフセンサ69の検出により、連結シャフト53が離間位置P1に位置したかを判定し、両検出条件を満足していることを確認すると、このフローチャートを終了する。
次に工具交換指令時のフローチャートを説明する。図5は、前記工具回転停止指令時の処理を終了した後に行われる工具交換指令時のCPU65が実行するフローチャートである。ここでの工具交換指令による処理は、前記加工工程が終了した後、前記加工プログラムにより次の加工工程で使用される回転工具(以下、指令工具という)が指定されるとともに、タレット30を旋回して、当該指令工具(すなわち、当該回転工具の工具ホルダ保持面31)を割出位置に位置させる処理である。
S20では、CPU65は、工具交換指令により指令されている指令工具用の工具主軸モータ角度位置を当該指令工具のIDコードに基づいてRAM66の記憶レジスタ領域から読み出してRAM66の作業記憶領域にセットし、S22に移行する。 S22では、CPU65は、アンクランプソレノイドバルブ43を励磁して開弁させるとともにクランプソレノイドバルブ42を消磁して閉弁することによりカップリング(図示しない)を介してタレット30をアンクランプ状態にする。
S24では、CPU65は、タレット旋回モータ35を当該指令工具の割出位置まで、旋回させる。ここで、CPU65は、連結シャフト53(回転工具主軸)のオリエント割出も行う。すなわち、CPU65は、タレット旋回モータ35を駆動中に、S20でセットした指令工具用の工具主軸モータ角度位置まで工具主軸モータ58を駆動する。
この後、S26で、CPU65は、クランプソレノイドバルブ42を励磁して開弁させるとともにアンクランプソレノイドバルブ43を消磁して閉弁することにより前記カップリング(図示しない)を介してタレット30をクランプ状態にした後、このフローチャートを終了する。
次に工具回転指令時のフローチャートを説明する。図6は、前記工具交換時の処理を終了した後に行われる工具回転指令時のCPU65が実行するフローチャートである。
S30では、CPU65は連結ソレノイドバルブ56をオンし、すなわち励磁して開弁する。この開弁により、シリンダ室52aに空気圧が付与され、連結シャフト53が入力軸34から離間した離間位置P1から入力軸34の凸条34aが凹溝53aに係合する係合位置P2へ移動する。
次のS32では、CPU65は、連結オンセンサ68の検出により、係合位置P2に連結シャフト53に位置し、かつ、連結オフセンサ69の検出により、連結シャフト53が離間位置P1に位置していないことを判定し、係合位置P2に連結シャフト53が位置していた場合には、S42に移行する。S42ではCPU65は、工具回転指令に基づいて工具主軸モータ58を回転制御する。
本実施形態では、タレット旋回モータ35を駆動中に、前記S20でセットした指令工具用の工具主軸モータ角度位置まで工具主軸モータ58が回転して位置していることから、連結シャフト53の回転位置も、当該指令工具の入力軸34の凹溝53aと係合可能な回転位置に位置することになる。この結果、S32において、離間位置P1から係合位置P2に移動した際には、連結シャフト53の凹溝53aが入力軸34の凸条34aに良好に係合して連結されることが期待できる。
S32で、連結オンセンサ68の検出により、係合位置P2に連結シャフト53に位置していないことが検出された場合は、CPU65は連結が完了していない(「NO」)と判定する。
S32で「NO」の場合とは、工場出荷時にはRAM66がリセットされていて出荷後に初めて回転工具を用いて使用する場合、又は、新しい回転工具に換えた際にその新しい回転工具に関する工具主軸モータ角度位置がRAM66にセットされていない場合である。このような場合に、連結シャフト53の凹溝53aが入力軸34の凸条34aに係合されないことがある。
この場合は、S34でCPU65は、連結ソレノイドバルブ56をオフする。すなわち、連結ソレノイドバルブ56は消磁されてリターンスプリング56aにより切り替えられ、連結シャフト53が連結シャフト53に巻装された復帰スプリング57(図2(b)参照)により離間位置P1に復帰する。
次に、S36において、CPU65は、オリエント状態か否かを判定する。ここで、オリエント状態とは工具主軸モータ58が位置制御されている状態で、ある位置で停止していることをいう。従って、前述のS24にて連結シャフト53(回転工具主軸)のオリエント割出しを行っているので、最初にこのS36に移行した場合には、CPU65は「YES」と判定し、S40に移行する。S40では、CPU65は、オリエントオフし、すなわち、指令工具用の工具主軸モータ角度位置で位置制御していた状態を解除して、S38に移行する。
S38では、CPU65は工具主軸モータ58を所定の回転数で所定時間回転させた後、S30に戻る。工具主軸モータ58がこの所定の回転数で所定時間回転することにより、微小角度(例えば、数度程度)で連結シャフト53が回転(インチング)する。従って、一旦、S30に戻った後、S32で「NO」と判定された場合は、S34,S36からS38に移行して、S38でさらにインチングが繰り返されることになる。そして、CPU65はこのインチングを繰り返した後、S32で「YES」と判定すると、S42に移行する。
さて、このNCタレット旋盤は、シリンダ52により連結シャフト53(回転工具主軸)が離間位置P1へ移動する際に連結シャフト53の凹溝53a(係合部)と、回転工具32の入力軸34(入力部)の凸条34a(被係合部)の係合が外れるときの連結シャフト53の回転位置を検出する工具主軸モータエンコーダ60(位置検出手段)を備える。又、NCタレット旋盤は、工具主軸モータエンコーダ60が検出した連結シャフト53の回転位置を、係合が外された連結シャフト53と関連づけて記憶するRAM66(記憶手段)を備える。さらに、NCタレット旋盤は、連結シャフト53の凹溝53aと、回転工具32の入力軸34の凸条34aとが係合する際に、回転工具32と関連づけされてRAM66に記憶した回転位置に基づいて工具主軸モータ58を制御するNC装置64のCPU65(制御手段)を備えている。
この結果、本実施形態では、1つの加工工程が終了して、次の加工工程が始まる間に、工具回転停止、工具交換、及び工具回転の各種指令が出されるが、工具回転指令の処理を行う場合に、既に次の加工工程で使用する回転工具(指令工具)は、以前に記憶された回転位置に位置する。このため、本実施形態によれば、タレット30内部にガイド部材を設ける必要がなく、又、タレット30を旋回させて次の加工工程に使用する回転工具32を割出位置に位置させた際に、インチング時間を要しないため、次の加工工程に移行するための非切削時間の短縮を行うことができる。
又、本実施形態のNCタレット旋盤では、工具交換の際、NC装置64のCPU65は、図5のS24で実行されているようにタレット30が旋回開始してから割出位置に割り出されるまでの旋回時間中に、当該割出位置へ移動する回転工具32と関連づけされてRAM66に記憶した回転位置に基づいて工具主軸モータ58を制御する。
この結果、本実施形態では、工具交換の際のタレット30の旋回時間中に、連結シャフト53のオリエント割出を行うことから、工具交換の際のタレット30の旋回時間中に、連結シャフト53をオリエント割出を行わずに、旋回した後にオリエント割出を行う場合に比較して、非切削時間の短縮を行うことができる。又、タレット30の旋回以前に連結シャフト53のオリエント割出を行って、後にタレット30を旋回させる場合と比較しても、本実施形態では、非切削時間の短縮を行うことができる。
又、本実施形態のNCタレット旋盤では、CPU65(制御手段)は、シリンダ52を制御して連結シャフト53を係合位置P2へ移動させた際に、凹溝53aが入力軸34の凸条34a(被係合部)と係合が失敗したときには、シリンダ52を制御して前記回転工具を前記離間位置へ移動させる。合わせて、CPU65は工具主軸モータ58をインチングさせ、その後、シリンダ52を制御して前記回転工具を前記係合位置P2へ再度移動させる。
この結果、本実施形態では、シリンダ52を制御して連結シャフト53(回転工具主軸)を係合位置へ移動させた際に、凹溝53aが入力軸34の凸条34a(被係合部)と係合が成功したときは、上述した効果を容易に実現できる。一方、NCタレット旋盤を工場出荷後に初めて回転工具を用いて使用する場合に、又は、新しい回転工具に換えた場合に、凹溝53aが入力軸34の凸条34aとの係合が失敗したときは、工具主軸モータ58をインチングすることにより、連結シャフト53の凹溝53aを入力軸34の凸条34a(被係合部)と係合させることができる。このように自動でインチングされるため、タレット30に新しい回転工具を交換した場合、その新しい回転工具のために、作業者による特別な操作を必要としない効果がある。
なお、本発明の実施形態は前記実施形態に限定するものではない。例えば下記のようにしてもよい。
○ 前記実施形態では、連結シャフト53の凹溝53aを係合部とし、入力軸34の凸条34aを被係合部としたが、この凹凸の関係を逆にしてもよい。すなわち、連結シャフト53の先端面に係合部として直径方向に凸条を形成し、入力軸34の先端面に被係合部としての凹溝を直径方向に形成してもよい。
○ 前記係合部と被係合部は、連結シャフト53、入力軸34の先端面のそれぞれの直径方向に凹溝53aと凸条34aを形成したが、係合部と被係合部はこれらの形状に限定されるものではない。例えば、係合部と被係合部として連結シャフト53、入力軸34の先端面の中心を通る十字方向にそれぞれ凹溝、凸条を形成してもよく、さらに、先端面の中心を通るようにして放射状に凹溝、凸条を形成してもよい。
或いは、連結シャフト53、入力軸34の先端面のうち一方の先端面には、その直径方向に並ぶように、複数の突起を設け、他方の先端面には、該突起と係脱可能な複数の穴を設けてもよい。この場合、連結シャフト53側に設けられた突起又は穴が係合部を構成し、凸条34a側に設けられた穴又は突起が被係合部を構成する。
○ 前記実施形態では、工具主軸モータ58の工具主軸モータエンコーダ60を位置検出手段としたが、連結シャフト53の回転位置を直接検出するように連結シャフト53に位置検出手段としてのロータリーエンコーダを設け、該ロータリーエンコーダにて係合部と被係合部との係合が外されたときの回転位置を検出するようにしてもよい。
○ 前記実施形態では、連結シャフト53を軸心方向に往復移動させるシリンダ52(移動手段)を備えたタレット30に具体化したが、シリンダ52、管路55、連結ソレノイドバルブ56等を省略して、他の移動手段に換えてもよい。例えば、移動手段を、連結シャフト53を往復直線移動する電磁ソレノイドにより構成したり、或いは電動モータと、該電動モータの往復回転運動を往復直線運動に変換する変換機構とから構成してもよい。
○ 前記実施形態では、工具主軸モータ58を所定の回転数で所定時間回転させることによりインチングを実行しているが、インチングはこの方法に限定されるものではなく、例えば、CPU65は、工具主軸モータ58を低速で回転させながら、シリンダ52を制御して連結シャフト53を係合位置P2へ移動させてもよい。このとき、被係合部と係合部との係合が失敗した場合は、CPU65は、一旦、シリンダ52を制御して連結シャフト53を離間位置P1へ移動させた後、再び、工具主軸モータ58を低速で回転させながら、シリンダ52を制御して連結シャフト53を係合位置P2へ移動するようにする。そして、被係合部と係合部との係合が成功したときには、CPU65は、工具主軸モータ58の回転を高速に切り替えて、切削加工を行うようにする。このようなインチングの方法によっても、前記実施形態と同様の効果を奏する。
一実施形態のNCタレット旋盤のタレットの概略図。 (a)はタレットの概略斜視図、(b)は要部の透視図。 制御装置の電気ブロック図。 工具回転停止指令時のCPU65が実行するフローチャート。 工具交換指令時のCPU65が実行するフローチャート。 工具回転指令時のCPU65が実行するフローチャート。
符号の説明
30…タレット、32…回転工具、
34…入力軸(入力部)、34a…凸条(被係合部)、
52…シリンダ(移動手段)、
53…連結シャフト(回転工具主軸)、53a…凹溝(係合部)、
58…工具主軸モータ、
60…工具主軸モータエンコーダ(位置検出手段)、
64…NC装置、65…CPU(制御手段)、
66…RAM(記憶手段)。

Claims (3)

  1. 複数の回転工具を放射状に有するタレットと、前記タレット内に配置されるとともに、工具主軸モータに連結されて回転駆動する回転工具主軸と、前記回転工具主軸をその軸心方向に往復移動させて、該回転工具の先端に設けられた係合部を、前記回転工具の入力部に設けられた被係合部に係合させる係合位置と該被係合部と離間する離間位置に位置させる移動手段とを備え、割出位置に位置する回転工具の前記被係合部が前記係合部と係合した時に前記回転工具主軸からの回転駆動力を受けるNCタレット旋盤において、
    前記移動手段により前記回転工具主軸が離間位置へ移動する際に前記回転工具主軸の係合部と前記回転工具の被係合部の係合が外れるときの前記回転工具主軸の回転位置を検出する位置検出手段と、
    前記位置検出手段が検出した前記回転工具主軸の回転位置を、係合が外された回転工具と関連づけて記憶する記憶手段と、 前記移動手段により前記回転工具主軸が係合位置へ移動して、前記回転工具主軸の係合部と前記回転工具の被係合部とが係合する際に、当該回転工具と関連づけされて前記記憶手段に記憶した回転位置に基づいて前記工具主軸モータを制御する制御手段を備えたことを特徴とするNCタレット旋盤。
  2. 前記制御手段は、工具交換の際、前記タレットが旋回開始してから前記割出位置に割り出されるまでの旋回時間中に、当該割出位置へ移動する回転工具と関連づけされて前記記憶手段に記憶した回転位置に基づいて前記工具主軸モータを制御することを特徴とする請求項1に記載のNCタレット旋盤。
  3. 前記制御手段は、前記移動手段を制御して前記回転工具主軸を係合位置へ移動させた際に、前記被係合部と係合が失敗したときには、前記移動手段を制御して前記回転工具を前記離間位置へ移動させるとともに、前記工具主軸モータをインチングさせ、その後前記移動手段を制御して前記回転工具を再度前記係合位置へ移動させることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のNCタレット旋盤。
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